JPWO2017038192A1 - 装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】一部の周波数帯域において測定用の信号が送信され、端末装置側で測定することが可能になる仕組みを提供する。
【解決手段】スモールセルを運用する装置であって、前記スモールセルにおいてアップリンク通信又はダウンリンク通信のためにオン状態にされ得る複数の単位周波数帯域におけるひとつ以上のオフ状態の前記単位周波数帯域のうち、オフ状態の前記単位周波数帯域におけるメジャメントを可能にするためのディスカバリ信号の送信に使用するオフ状態の前記単位周波数帯域を選択する処理部、を備える装置。
【選択図】図1

Description

本開示は、装置及び方法に関する。
近年の無線通信環境は、データトラフィックの急激な増加という問題に直面している。そこで、3GPPでは、マクロセル内にスモールセルを多数設置してネットワーク密度を高めることにより、トラフィックを分散させることを検討している。このようにスモールセルを活用する技術を、スモールセルエンハンスメントという。なお、スモールセルは、マクロセルと重複して配置される、マクロセルよりも小さい様々な種類のセル(例えば、フェムトセル、ナノセル、ピコセル及びマイクロセルなど)を含み得る概念である。ただし、スモールセルの増加に伴い、セル間干渉が増加すると共にネットワーク全体の消費電力が膨大になり得るため、下記特許文献1では、スモールセルを適応的にスリープ状態にする技術が開発されている。
また、無線リソースの拡充策の一つとして、ミリ波帯と呼ばれる6GHz以上の周波数帯域の活用が検討されている。ただし、ミリ波帯は、直進性が強く、電波伝搬減衰が大きいことから、マクロセルよりも小さいスモールセルでの活用が期待されている。ミリ波帯の広大な周波数帯域のすべてが使用されない状況下では、スモールセルにおいて、周波数帯域の一部をオン/オフすることができる。そして、オフ状態の周波数帯域に関しては、品質を端末装置側で測定可能にするための測定用の信号が、基地局から送信される。
特開2015−61262号公報
しかし、ミリ波帯の広大な周波数帯域の全てを用いて測定用の信号を送信することは、基地局側にとって電力的な負担が大きい。また、広大な周波数帯域の全てにおいて測定用の信号を測定することは、端末装置側にとっても電力的な負担が大きい。そのため、一部の周波数帯域において測定用の信号が送信され、端末装置側で測定することが可能になる仕組みが提供されることが望ましい。
本開示によれば、スモールセルを運用する装置であって、前記スモールセルにおいてアップリンク通信又はダウンリンク通信のためにオン状態にされ得る複数の単位周波数帯域におけるひとつ以上のオフ状態の前記単位周波数帯域のうち、オフ状態の前記単位周波数帯域におけるメジャメントを可能にするためのディスカバリ信号の送信に使用するオフ状態の前記単位周波数帯域を選択する処理部、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、スモールセルに接続する装置であって、前記スモールセルにおいてアップリンク通信又はダウンリンク通信のためにオン状態にされ得る複数の単位周波数帯域におけるひとつ以上のオフ状態の前記単位周波数帯域から選択された前記単位周波数帯域を使用して送信されたディスカバリ信号についてのメジャメントを行う処理部、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、スモールセルにおいてアップリンク通信又はダウンリンク通信のためにオン状態にされ得る複数の単位周波数帯域におけるひとつ以上のオフ状態の前記単位周波数帯域のうち、オフ状態の前記単位周波数帯域におけるメジャメントを可能にするためのディスカバリ信号の送信に使用するオフ状態の前記単位周波数帯域をプロセッサにより選択すること、を含む方法が提供される。
また、本開示によれば、スモールセルにおいてアップリンク通信又はダウンリンク通信のためにオン状態にされ得る複数の単位周波数帯域におけるひとつ以上のオフ状態の前記単位周波数帯域から選択された前記単位周波数帯域を使用して送信されたディスカバリ信号についてのメジャメントをプロセッサにより行うこと、を含む方法が提供される。
以上説明したように本開示によれば、一部の周波数帯域において測定用の信号が送信され、端末装置側で測定することが可能になる仕組みが提供される。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の一実施形態に係るシステムの概要について説明するための説明図である。 コンポーネントキャリアについて説明するための説明図である。 コンポーネントキャリアのオン/オフについて説明するための説明図である。 DRSについて説明するための説明図である。 DRSの測定に関する処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 同実施形態に係るスモールセル基地局の構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態に係る端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る技術的特徴を説明するための説明図である。 同実施形態に係る技術的特徴を説明するための説明図である。 同実施形態に係る技術的特徴を説明するための説明図である。 同実施形態に係るシステムにおいて実行されるDRSリクエスト手続の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 第2の実施形態に係る技術的特徴を説明するための説明図である。 同実施形態に係るシステム1おいて実行されるCC状態変更リクエスト手続の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 eNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。 eNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。 スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.はじめに
1.1.スモールセル
1.2.キャリアアグリゲーション
1.3.コンポーネントキャリアのオン/オフ
2.構成例
2.1.スモールセル基地局の構成例
2.2.端末装置の構成
3.第1の実施形態
3.1.技術的課題
3.2.技術的特徴
3.3.処理の流れ
4.第2の実施形態
4.1.技術的課題
4.2.技術的特徴
4.3.処理の流れ
5.応用例
6.まとめ
<<1.はじめに>>
<1.1.スモールセル>
図1は、本開示の一実施形態に係るシステム1の概要について説明するための説明図である。図1に示すように、システム1は、無線通信装置10、端末装置20及び通信制御装置30を含む。
図1の例では、通信制御装置30は、マクロセル基地局である。マクロセル基地局30は、マクロセル31の内部に位置する1つ以上の端末装置20へ無線通信サービスを提供する。マクロセル基地局30は、コアネットワーク15に接続される。コアネットワーク15は、ゲートウェイ装置(図示せず)を介してパケットデータネットワーク(PDN)16に接続される。マクロセル31は、例えば、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、GSM(登録商標)、UMTS、W−CDMA、CDMA200、WiMAX、WiMAX2又はIEEE802.16などの任意の無線通信方式に従って運用されてよい。なお、図1の例に限定されず、コアネットワーク15又はPDN16内の制御ノード(マクロセル基地局の上位ノード)が、マクロセル及びスモールセルにおける無線通信を協調的に制御する機能を有していてもよい。なお、マクロセル基地局は、Macro eNodeBとも称され得る。
無線通信装置10は、スモールセル11を運用するスモールセル基地局である。スモールセル基地局10は、典型的には、自装置に接続する端末装置20へ無線リソースを割当てる権限を有する。但し、無線リソースの割当ては、協調的な制御のために、少なくとも部分的に通信制御装置30へ委任されてもよい。無線通信装置20は、図1に示したような固定的に設置されるスモールセル基地局であってもよいし、スモールセル11を動的に運用するダイナミックAP(アクセスポイント)であってもよい。なお、スモールセル基地局は、pico eNB又はFemto eNBとも称され得る。
端末装置20は、マクロセル基地局30又はスモールセル基地局10に接続して、無線通信サービスを享受する。例えば、スモールセル基地局10に接続する端末装置20は、マクロセル基地局30から制御信号を受信し、スモールセル基地局10からデータ信号を受信する。端末装置20は、ユーザとも呼ばれる。当該ユーザは、ユーザ機器(User Equipment:UE)とも呼ばれ得る。ここでのUEは、LTE又はLTE−Aにおいて定義されているUEであってもよく、より一般的に通信機器を意味してもよい。
<1.2.キャリアアグリゲーション>
以下では、LTEリリース10において規定されたキャリアアグリゲーションに関する技術について説明する。
(1)コンポーネントキャリア
キャリアアグリゲーションとは、基地局と端末装置との間の通信チャネルを、例えばLTEにおいてサポートされる単位周波数帯域を複数統合することにより形成し、通信のスループットを向上させる技術である。キャリアアグリゲーションにより形成される1つの通信チャネルに含まれる個々の単位周波数帯域を、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)という。ここでのCCは、LTE又はLTE−Aにおいて定義されているCCであってもよく、より一般的に単位周波数帯域を意味していてもよい。
LTEリリース10においては、最大5つのCCを統合することが可能となっている。また、1つのCCは、20MHz幅である。なお、統合される各々のCCは、周波数軸上に連続して配置されていてもよいし、離れて配置されていてもよい。また、どのCCを統合して用いるかは、端末装置ごとに設定することができる。
統合される複数のCCは、1つのPCC(Primary Component Carrier)と、それ以外のSCC(Secondary Component Carrier)とに分類される。端末装置ごとに、PCCは異なる。PCCは、最も重要なCCであるため、通信品質が一番安定しているCCが選ばれることが望ましい。
図2は、コンポーネントキャリアについて説明するための説明図である。図2に示した例では、5つのCCの一部を、2つのUEが統合して使用している様子を示している。詳しくは、UE1がCC1、CC2及びCC3を統合して使用し、UE2がCC2及びCC4を統合して使用している。また、UE1のPCCは、CC2である。UE2のPCCは、CC4である。
ここで、PCCの選択は実装依存である。SCCの変更は、SCC削除して別のSCCを追加することにより行われる。即ち、SCCの変更を直接行うことは困難である。
(2)PCCの形成及び変更
端末装置が、RRC Idle状態からRRC Connected状態に遷移する場合に、最初に接続を確立するCCがPCCである。PCCの変更は、ハンドオーバと同様の手続きにより行われる。
PCCの形成は、Connection establishmentと呼ばれる手続により行われる。本手続は、端末装置側からのリクエストをトリガとして開始される手続である。
PCCの変更は、Connection Reconfigurationと呼ばれる手続により行われる。本手続は、ハンドオーバのメッセージを送受信することを含む。本手続は、基地局側から開始される手続きである。
(3)SCCの追加
SCCの追加は、Connection Reconfigurationと呼ばれる手続により行われる。本手続は、基地局側から開始される手続きである。SCCは、PCCに追加され、PCCに従属することとなる。SCCを追加することは、SCCをアクティベートするとも称される。
(4)SCCの削除
SCCの削除は、Connection Reconfigurationと呼ばれる手続により行われる。本手続は、基地局側から開始される手続きである。本手続においては、メッセージの中で指定された特定のSCCが削除される。なお、SCCの削除は、Connection Re−establishmentと呼ばれる手続によっても行われる。本手続は、端末装置側から開始される手続である。本手続によれば、全てのSCCが削除される。SCCを削除することは、SCCをディアクティベートするとも称される。
(5)PCCの特別な役割
PCCは、SCCとは異なる特別な役割を有する。例えば、Connection establishmentにおけるNAS signalingの送受信は、PCCでのみ行われる。また、PUCCH(Physical Uplink Control Channel)の伝送は、PCCでのみ行われる。なお、アップリンクの制御信号には、例えば、ダウンリンクで送信されたデータに対する受信成功又は失敗を示すACK又はNACK、及びスケジューリングリクエスト等がある。また、Radio Link Failureの検出からConnection Re−establishmentの手続きも、PCCでのみ行われる。
<1.3.コンポーネントキャリアのオン/オフ>
以下では、キャリアアグリゲーションに関してLTEリリース12において規定された技術について説明する。
LTEリリース12においては、マクロセル基地局とスモールセル基地局とでは、別々の周波数を用いるシナリオが示されている。例えば、マクロセル基地局には2GHz程度の周波数が割り当てられ、スモールセル基地局には5GHz等の高い周波数が割り当てられ得る。
また、LTEリリース12においては、基地局が、周波数帯域の少なくとも一部を間欠的にオン/オフすること(即ち、オン状態にする/オフ状態にすること)が規定された。これは、第1に、数が多いスモールセル基地局による消費電力を低減するためである。また、第2に、使用する必要のない周波数帯域をオフすることで、干渉を低減するためである。
図3は、コンポーネントキャリアのオン/オフについて説明するための説明図である。図3は、ある基地局が提供するCCの一例を示しており、CC1及びCC2がオン状態であり、CC3がオフ状態である。端末装置は、オン状態のCCをアクティベートすることで、基地局との間で当該CCを用いたアップリンク通信又はダウンリンク通信を行うことができる。即ち、オン状態のCCは、アクティベート可能なCCの候補である。基地局は、オフ状態のCC3に関して、品質を端末装置側で測定可能にするための測定用の信号を送信する。この測定用の信号は、DRS(Discovery Reference signal)とも呼ばれ得る。ここでのDRSは、LTE又はLTE−Aにおいて定義されているDRSであってもよく、より一般的に測定用の信号(例えば、ディスカバリ信号)を意味していてもよい。端末装置は、DRSによりオフ状態のCC3のダウンリンクチャネルの品質を測定し、測定結果をセル基地局へレポートする。基地局は、この測定結果に基づいて、オフ状態のCC3をオンするか否かを判定する。
図4は、DRSについて説明するための説明図である。図4は、DRSの送信タイミングを模式的に示している。図4に示すように、DRSは、間欠的に、且つ周期的に送信され得る。周期は、例えば50ms(ミリ秒)であり得る。また、この周期は可変であり、基地局から端末装置へ周期の設定情報が通知される。これに対し、リファレンス信号であるCRS(Cell Specific Reference Signal)は、全てのサブフレームに挿入され、その周期は例えば1msであった。
図5は、DRSの測定に関する処理の流れの一例を示すシーケンス図である。図5に示すように、まず、基地局は、DRSを送信する(ステップS12)。その際、基地局は、オフ状態のCCにおいて、事前に端末装置との間で共通的に設定した送信周期及びCCで周期的にDRSを送信するものとする。端末装置は、事前の設定に従いDRSの測定を行い(ステップS14)、その測定結果を基地局へ送信する(ステップS16)。本明細書においては、DRSの測定を、メジャメントとも称し、測定結果をメジャメントレポートとも称する。なお、メジャメントレポートは、オン状態のCCのアップリンクを用いて送信される。基地局は、メジャメントレポートに基づいて、CCのオンオフを判断する(ステップS18)。例えば、基地局は、オンすべきと判断したオフ状態のCCをオンし、オフすべきと判断したオン状態のCCをオフする。
典型的な実装では、マクロセル基地局はコンポーネントキャリアのオンオフを行わず、スモールセル基地局が行う。そのため、以下の説明では、コンポーネントキャリアのオンオフを行うスモールセル基地局を対象として説明する。もちろん、このことは、本技術の適用範囲を狭めるものではなく、本技術はマクロセル基地局等にも適用可能である。
<<2.構成例>>
<2.1.スモールセル基地局の構成例>
続いて、図6を参照して、本開示の一実施形態に係るスモールセル基地局10の構成を説明する。図6は、本開示の一実施形態に係るスモールセル基地局10の構成の一例を示すブロック図である。図6を参照すると、スモールセル基地局10は、アンテナ部110、無線通信部120、ネットワーク通信部130、記憶部140及び処理部150を備える。
(1)アンテナ部110
アンテナ部110は、無線通信部120により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部110は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部120へ出力する。
(2)無線通信部120
無線通信部120は、信号を送受信する。例えば、無線通信部120は、端末装置へのダウンリンク信号を送信し、端末装置からのアップリンク信号を受信する。
(3)ネットワーク通信部130
ネットワーク通信部130は、情報を送受信する。例えば、ネットワーク通信部130は、他のノードへの情報を送信し、他のノードからの情報を受信する。例えば、上記他のノードは、他の基地局及びコアネットワークノードを含む。
(4)記憶部140
記憶部140は、スモールセル基地局10の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(5)処理部150
処理部150は、スモールセル基地局10の様々な機能を提供する。処理部150は、送信処理部151及び通知部153を含む。なお、処理部150は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部150は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
送信処理部151及び通知部153の動作は、後に詳細に説明する。
<2.2.端末装置の構成>
続いて、図7を参照して、本開示の実施形態に係る端末装置20の構成の一例を説明する。図7は、本開示の一実施形態に係る端末装置20の構成の一例を示すブロック図である。図7を参照すると、端末装置20は、アンテナ部210、無線通信部220、記憶部230及び処理部240を備える。
(1)アンテナ部210
アンテナ部210は、無線通信部220により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部210は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部220へ出力する。
(2)無線通信部220
無線通信部220は、信号を送受信する。例えば、無線通信部220は、基地局からのダウンリンク信号を受信し、基地局へのアップリンク信号を送信する。
(3)記憶部230
記憶部230は、端末装置20の動作のためのプログラム及び様々なデータを一時的に又は恒久的に記憶する。
(4)処理部240
処理部240は、端末装置20の様々な機能を提供する。処理部240は、測定処理部241及び要求部243を含む。なお、処理部240は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部240は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
測定処理部241及び要求部243の動作は、後に詳細に説明する。
<<3.第1の実施形態>>
<3.1.技術的課題>
(1)第1の課題
ミリ波帯は広大な周波数帯域を有する。ミリ波帯の広大な周波数帯域に含まれるCCの全てを用いてDRSを送信することは、スモールセル基地局10にとって電力的な負担が大きい。さらに、ミリ波帯の広大な周波数帯域に含まれるCCの全てを用いてDRSを送受信することは、消費電力の増加以外にも、セル間干渉の増加をも引き起こし得る。
そこで、本実施形態では、スモールセル基地局10が複数のオフ状態のCCのうち一部のCCにおいてDRSを送信することが可能な仕組みを提供する。
ここで、ミリ波帯においては、LTEリリース10では20MHzとされていたCCの帯域幅を、例えば40MHZ、80MHz又は160MHzといったより広い帯域幅にも変更可能になると想定される。このような帯域幅の拡大がなされる場合、CCの一部においてDRSを送信し、測定することが可能な仕組みは、電力的な負担の低減のために効果的であると言える。
(2)第2の課題
CCの帯域幅には複数種類があるものとする。一例として、20MHzの帯域幅のCC、40MHzの帯域幅のCC、80MHzの帯域幅のCCを想定する。そして、端末装置ごとに、80MHzの帯域幅を、ひとつの80MHzの帯域幅のCCとして使用するか、2つの40MHzの帯域幅のCCとして使用するか、4つの20MHzの帯域幅のCCとして使用するか、選択可能であるものとする。例えば、ある端末装置が、20MHzの帯域幅を扱う能力のみ有している場合、20MHzの帯域幅のCCがオン状態になることが望ましい。そのため、当該端末装置は、20MHzの帯域幅のCCについてメジャメントを行えばよく、例えば80MHzの帯域幅のCCについてのメジャメントは不要である。端末装置ごとに、このようなメジャメントを行うべき帯域幅のCCが異なり得るところ、全端末装置向けに共通して同一の帯域幅のCCでDRSが送信されることは、非効率的であった。
そこで、本実施形態では、基地局がDRSを送信するCCを、端末装置がリクエストすることが可能な仕組みを提供する。
(3)第3の課題
広大な周波数帯域に含まれるCCの全てにおいてDRSを測定することは、基地局だけでなく端末装置側にとっても電力的な負担が大きい。特に、第1の実施形態において説明したように基地局がCCの一部においてDRSを送信する場合、端末装置側でCCの全てにおいてDRSを測定することは消費電力の観点から無駄が生じる。
この点に関し、現状では、CCごとにどの周期でDRSが送信されているかが、事前にRRC signalingで端末装置側に通知されていた。しかし、DRSが送信されるか否かがCCごとに頻繁に切り替えられ得るような状況下では、端末装置への通知が十分であるとは言えない。
そこで、本実施形態では、DRSに関する情報を動的に端末装置に通知することが可能な仕組みを提供する。
<3.2.技術的特徴>
(1)DRSの提供
スモールセル基地局10(例えば、送信処理部151)は、スモールセルにおいてアップリンク送信又はダウンリンク送信のためにオン状態にされ得る複数のCCのうち、ひとつ以上のオフ状態のCCにおけるメジャメントを可能にするための、DRSの送信に使用するオフ状態のCCを選択する。これにより、スモールセル基地局10は、広大なミリ波帯の一部の帯域で選択的にDRSを送信することが可能となるので、消費電力を低減させることができ、さらにセル間干渉も低減させることができる。スモールセル基地局10は、選択したCCを使用してDRSを送信する。
例えば、スモールセル基地局10(例えば、送信処理部151)は、DRSの送信に使用するCCを段階的に増加させてもよい。逆に、スモールセル基地局10は、DRSの送信に使用するCCを段階的に減少させてもよい。これにより、例えばセル内のユーザ数の増加傾向又は減少傾向に応じて、過不足ない数のCCでDRSを提供することが可能となる。他にも、スモールセル基地局10は、オン状態にすることが可能なCCの全てを一挙にDRSの送信に使用してもよい。
ここで、CCの構成の一例を示した図8を参照して、DRSを提供するCCの選択について具体的に説明する。図8に示したCCは、オン状態にすることが可能なCCであると共に、DRSの送信に使用され得るCCであるとする。CC1〜CC4は、20MHz帯域幅のCCである。CC5及びCC6は、40MHz帯域幅のCCである。CC7は、80MHz帯域幅のCCである。例えば、いずれのCCもオフ状態である場合、スモールセル基地局10は、CC1でDRSを提供する。次いで、スモールセル基地局10は、CC1をオンした場合、CC2でDRSを提供する。次に、スモールセル基地局10は、CC2をオンした場合、CC3でDRSを提供する。次いで、スモールセル基地局10は、CC3をオンした場合、CC4でDRSを提供する。もちろん、スモールセル基地局10は、CC5〜CC7でDRSを提供してもよいし、複数のCCでDRSを提供してもよい。また、スモールセル基地局10は、DRSを提供するCCに変更があった場合には、その旨を端末装置20へ通知する。この点については、後に詳細に説明する。
また、スモールセル基地局10(例えば、送信処理部151)は、スモールセルに接続する端末装置20におけるDRSのメジャメント結果に基づいて、DRSの送信に使用するCCを選択してもよい。これにより、例えば電波環境の変動に応じたCCで、DRSを提供することが可能となる。
端末装置20(例えば、測定処理部241)は、スモールセルにおいてアップリンク送信又はダウンリンク送信のためにオン状態にされ得る複数のCCにおけるひとつ以上のオフ状態のCCから選択されたCCを使用して送信されたDRSについてのメジャメントを行う。これにより、端末装置20は、広大なミリ波帯の一部の帯域でメジャメントを行うことが可能となるので、消費電力を低減させることができる。また、端末装置20は、メジャメントレポートをスモールセル基地局10へ通知する。スモールセル基地局10は、このメジャメントレポートに基づいて、DRSの送信に使用するオフ状態のCCを選択することができる。
ここで、本実施形態におけるCCは、6GHz以上の周波数帯域であるミリ波帯のCCであるものとする。
(2)DRSに関する設定情報の通知
(2.1)第1の設定情報
スモールセル基地局10(例えば、通知部153)は、オン状態にすることが可能なCCを示す情報を、スモールセルに接続する端末装置20へ通知する。これにより、端末装置20は、少なくともDRSを送信され得るCCを知得可能となるので、そもそもDRSが送信され得ない周波数帯域でのメジャメントを回避することができる。オン状態にすることが可能なCCを示す情報を、以下ではCC構成情報とも称する。
オン状態にすることが可能なCCは、DRSの送信に使用されるCCに対応付けられてもよい。例えば、この対応付けは、DRSの送信に使用されるCCと、当該CCで提供されたDRSのメジャメントレポートに基づいてON状態にされ得るCCとの組み合わせであってもよい。また、本対応付けは、双方向の関係であってもよい。例えば、CC構成情報に図8に示したCC1〜CC7を示す情報が含まれる場合、CC1のメジャメントレポートに基づいてCC2がオン状態にされてもよいし、CC2のメジャメントレポートに基づいてCC1がオン状態にされてもよい。もちろん、CC1のメジャメントレポートに基づいて、CC2〜CC7の少なくともいずれかがオン状態にされてもよい。後述するように、端末装置20は、DRSの提供を開始するCCをリクエストし得る。上記対応付けを含むCC構成情報がスモールセル基地局10から通知された場合、端末装置20は、メジャメントレポートの内容によってはON状態にされ得るCCの中から、所望するCCでのDRSの提供を開始するようリクエストすることができる。
オン状態にすることが可能なCCには、対応付けられたDRSの送信に使用されるCCと、相違する帯域が含まれていてもよい。即ち、メジャメントの対象となるCCと、オン状態にされるCCとは、必ずしも一致していなくてもよい。例えば図8に示した例では、CC1のメジャメント結果に基づいて、CC6がオン状態にされてもよい。
CC構成情報の通知は、例えばSI(System Information)、RRC signaling又はPDCCH(Physical Downlink Control Channel)等の手段が用いられてもよい。また、CC構成情報の通知は、周期的に行われてもよいし、変更が有る都度等の任意のタイミングで行われてもよい。なお、CC構成情報は、静的又は準静的な情報であってもよい。
(2.2)第2の設定情報
スモールセル基地局10(例えば、通知部153)は、各々のCCにおけるDRSの配置に関する情報を、スモールセルに接続する端末装置20へ通知する。ここで、DRSの配置とは、送信周期、及び各々のCCにおける周波数等を指す。本情報が通知されることで、端末装置20は、メジャメントを適切に行うことができる。本情報を、以下ではDRS配置情報とも称する。
DRS配置情報の通知は、例えばSI、RRC signaling又はPDCCH等の手段が用いられてもよい。また、DRS配置情報の通知は、周期的に行われてもよいし、変更が有る都度等の任意のタイミングで行われてもよい。なお、DRS配置情報は、静的又は準静的な情報であってもよい。
(2.3)第3の設定情報
スモールセル基地局10(例えば、通知部153)は、DRSの送信に使用するCCを示す情報を、スモールセルに接続する端末装置20へ通知する。本情報が通知されることで、端末装置20は、広大な周波数帯域に含まれるCCのうち、実際にDRSの送信に使用されているCCを対象として、メジャメントを行うことが可能となる。本情報を、以下ではDRS状態情報とも称する。
ここで、図9及び図10に、DRS状態情報の一例を示した。図9では、図8に示したCC1〜CC7の各々に対応するビット位置の値によって、各々のCCがDRSの送信に使用されるかが示されている。1ビット目がCC1に対応し、2ビット目がCC2に対応し、3ビット目がCC3に対応し、4ビット目がCC4に対応し、5ビット目がCC5に対応し、6ビット目がCC6に対応し、7ビット目がCC7に対応する。ビット値が0であればDRSの送信に使用されないことを示し、ビット値が1であればDRSの送信に使用されることを示している。図10では、図8に示したCC1〜CC4の各々に対応するビット位置の値によって、各々のCCがDRSの送信に使用されるかが示されている。このような形式での情報表現は、20MHz幅のCCでDRSを送信する場合に有効である。この場合、80MHz用のDRSは、20MHzのDRSを4つ束ねて使用することにより、代用され得る。
また、スモールセル基地局10は、DRSの送信での使用を開始又は停止するCCを示す情報を、スモールセルに接続する端末装置20へ通知してもよい。即ち、スモールセル基地局10は、DRSの送信に使用するCCに変更があった場合に、その差分を示す情報を通知してもよい。
また、スモールセル基地局10は、DRSの送信に使用するCCに変更がある場合に、DRS状態情報を通知してもよい。即ち、スモールセル基地局10は、DRSの送信に使用するCCに変更があったタイミングで、DRS状態情報を通知してもよい。これにより、端末装置20は、DRSの送信に使用するCCに変更があった場合でも、適切なCCを対象としたメジャメントを行い、消費電力を低減することができる。もちろん、DRS配置情報の通知は、周期的に行われてもよい。その周期は、例えば40ms程度であってもよい。
DRS状態情報の通知は、例えばSI、RRC signaling又はPDCCH等の手段が用いられてもよい。ただし、DRS状態情報の通知には、例えばPDCCH又はSIといった、瞬時に通知可能な手段が用いられることが望ましい。これにより、DRSが送信されるCCが頻繁に切り替わる状況であっても、端末装置20は、瞬時にメジャメント対象のCCを切り替えることができる。
(3)DRSの送信に使用するCCの変更のリクエスト
端末装置20(例えば、要求部243)は、DRSの送信に使用するCCの変更をリクエストしてもよい。例えば、端末装置20は、DRSの送信に使用することを要求するオフ状態のCCを示す情報をスモールセル基地局10へ通知してもよい。即ち、端末装置20は、DRSの提供開始をリクエストしてもよい。そして、スモールセル基地局10(例えば、DRS送信処理部151)は、スモールセルに接続する端末装置20からの要求に基づいて、DRSの送信に使用するCCを選択してもよい。これにより、端末装置20がメジャメントすることを所望するCCで、DRSの提供が早急に開始されることが可能となる。同様に、端末装置20は、DRSの提供停止をリクエストすることも可能であり、その場合は不要なDRSの提供が早急に停止されることが可能となる。以下では、このようなリクエストをDRSリクエストとも称する。
端末装置20は、CC構成情報に基づいて、DRSリクエストに係るCCを指定し得る。例えば、端末装置20は、メジャメントを行ったCCと、CC構成情報において対応付けられたひとつ以上のCCの中から、DRSの提供開始又は停止をリクエストするCCを指定する。例えば、CC構成情報に図8に示したCC1〜CC7を示す情報が含まれる場合、端末装置20は、CC1でメジャメントした場合にCC2〜CC7の少なくともいずれかでDRSを送信するようリクエストし得る。
このDRSリクエストは、例えばメジャメントレポートと共に通知されてもよい。その場合、スモールセル基地局10は、メジャメントレポートとDRSリクエストとの両方に基づいて、DRSの提供を開始するか否かを選択することができる。なお、共に通知とは、同時並行の通知を意味していてもよいし、直列的な通知を意味していてもよいし、同一又は異なる信号内に含まれての通知を意味していてもよい。
(4)CCのオン/オフ
スモールセル基地局10(例えば、送信処理部151)は、オン状態にする若しくはオフ状態にするCCを選択する。例えば、スモールセル基地局10は、スモールセルに接続する端末装置20からのメジャメント結果に基づいて選択してもよい。これにより、例えば電波環境の変動に応じて適切にCCオン又はオフすることが可能となる。
<3.3.処理の流れ>
図11は、本実施形態に係るシステム1において実行されるDRSリクエスト手続の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。図11に示すように、本シーケンスには、スモールセル基地局10及び端末装置20が関与する。
まず、スモールセル基地局10は、端末装置20へ、設定情報を送信する(ステップS102)。この設定情報には、CC構成情報、DRS配置情報及びDRS状態情報が含まれる。CC構成情報には、DRSの送信に使用されるCCを示す情報、及び当該CCに対応付けられた、オン状態にすることが可能なCCを示す情報が含まれる。
次いで、スモールセル基地局10は、設定情報に従いDRSを送信する(ステップS104)。具体的には、スモールセル基地局10は、CC構成情報で示したCCのうちDRS状態情報で示したDRSの送信に使用するCCにおいて、DRS配置情報で示した配置で、DRSを送信する。
次に、端末装置20は、受信した設定情報に基づいてDRSのメジャメントを行い(ステップS106)、メジャメントレポートと共にDRSリクエストをスモールセル基地局10へ送信する(ステップS108)。なお、メジャメントレポートとDRSリクエストとは、別のメッセージとして送信されてもよい。次に、スモールセル基地局10は、受信したメジャメントレポート及びDRSリクエストに基づいて、DRSの送信に使用するCCを選択し(ステップS110)、選択結果に従いDRS状態情報を端末装置20へ送信する(ステップS112)。そして、スモールセル基地局10は、DRS状態情報により使用することを通知したCC(即ち、ステップS110において選択したCC)で、DRSを送信する(ステップS114)。
次いで、端末装置20は、受信したDRS状態情報に基づいてメジャメントを行い(ステップS116)、メジャメントレポートをスモールセル基地局10へ送信する(ステップS118)。そして、スモールセル基地局10は、メジャメントレポートに基づいて、CCのオンオフを判断する(ステップS120)。
以上により、処理は終了する。
<<4.第2の実施形態>>
<4.1.技術的課題>
第1の実施形態では、基地局側の判断に基づいて、CCがオン状態にされていた。そのため、80MHz幅までCCが段階的にオン状態にされる場合があり、例えば80MHz幅のCCをすぐに使用したいという要求を持つ端末装置にとっては、その要求が満たされるまで長いタイムラグが発生することとなっていた。このようなタイムラグは、スループットの低下、又は低遅延を要求するサービスのQoS(Quality of Service)の劣化を引き起こし得る。
そこで、本実施形態では、基地局がオン状態にするCCを、端末装置がリクエストすることが可能な仕組みを提供する。
<4.2.技術的特徴>
(1)CCの状態変更のリクエスト
端末装置20(例えば、要求部243)は、CCの状態変更をリクエストしてもよい。例えば、端末装置20は、オン状態にすることを要求するCCを示す情報をスモールセル基地局10へ通知してもよい。即ち、端末装置20は、CCをオンすることをリクエストしてもよい。そして、スモールセル基地局10(例えば、DRS送信処理部151)は、スモールセルに接続する端末装置20からの要求に基づいて、オン状態にするCCを選択してもよい。これにより、端末装置20がオン状態にされることを所望するCC(典型的には、オンされた後アクティベートすることを所望するCC)が、実際にオン状態にされるまでのタイムラグを短縮することが可能となる。同様に、端末装置20は、オフ状態にされることをリクエストすることも可能であり、その場合は所望するCCが実際にオフ状態にされるまでのタイムラグを短縮することが可能となる。以下では、このようなリクエストをCC状態変更リクエストとも称する。
端末装置20は、CC構成情報に基づいて、CC状態変更リクエストに係るCCを指定し得る。例えば、端末装置20は、メジャメントを行ったCCと、CC構成情報において対応付けられたひとつ以上のCCの中から、CCをオン状態にすることをリクエストするCCを指定する。例えば、CC構成情報に図8に示したCC1〜CC7を示す情報が含まれる場合、端末装置20は、CC1でメジャメントした場合にCC1〜CC7の少なくともいずれかをON状態にするようリクエストし得る。
このCC状態変更リクエストは、例えばメジャメントレポートと共に通知されてもよい。その場合、スモールセル基地局10は、メジャメントレポートとCC状態変更リクエストとの両方に基づいて、CCのオンオフを判断することができる。なお、共に通知とは、同時並行の通知を意味していてもよいし、直列的な通知を意味していてもよいし、同一又は異なる信号内に含まれての通知を意味していてもよい。
(2)DRSの送信周期の制御
スモールセル基地局10(例えば、送信処理部151)は、DRSの送信周期を制御する。例えば、スモールセル基地局10は、CCごとにDRSの送信周期を相違させてもよい。状態変更の要求の発生と、その要求が満たされるまでのタイムラグに関し、許容されるタイムラグの長さがCCによって異なる場合に、送信周期を相違させることは有効である。特に、スモールセル基地局10は、帯域幅が小さいCCほど、DRSの送信周期を短くしてもよい。これにより、帯域幅小さいCCほど、タイムラグを短くすることが可能となる。帯域幅が小さいCCほど、スモールセル基地局10においても端末装置20においても消費電力の低減の観点から使用の要求度合が高く、タイムラグが短い方が望ましいと考えられるためである。
そのような、帯域幅が小さいCCほどDRSの送信周期を短くする例を図12に示した。図12に示した例では、帯域幅20MHz用のDRS、帯域幅40MHz用のDRS、及び帯域幅80MHz用のDRSが、それぞれが対応する帯域幅のひとつのCCで送信される。また、CC1では最も短い送信周期が設定され、CC7では最も長い送信周期が設定され、CC5ではCC1とCC7との間の長さの送信周期が設定されている。
<4.3.処理の流れ>
図13は、本実施形態に係るシステム1において実行されるCC状態変更リクエスト手続の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。図13に示すように、本シーケンスには、スモールセル基地局10及び端末装置20が関与する。
まず、スモールセル基地局10は、端末装置20へ、設定情報を送信し(ステップS202)、設定情報に従いDRSを送信する(ステップS204)。
次いで、端末装置20は、受信した設定情報に基づいてDRSのメジャメントを行い(ステップS206)、メジャメントレポートと共にCC状態変更リクエストをスモールセル基地局10へ送信する(ステップS208)。なお、メジャメントレポートとCC状態変更リクエストとは、別のメッセージとして送信されてもよい。次に、スモールセル基地局10は、受信したメジャメントレポート及びCC状態変更リクエストに基づいて、CCのオンオフを判断する(ステップS210)。
以上により、処理は終了する。
<<5.応用例>>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、スモールセル基地局10は、マクロeNB又はスモールeNBなどのいずれかの種類のeNB(evolved Node B)として実現されてもよい。スモールeNBは、ピコeNB、マイクロeNB又はホーム(フェムト)eNBなどの、マクロセルよりも小さいセルをカバーするeNBであってよい。その代わりに、スモールセル基地局10は、NodeB又はBTS(Base Transceiver Station)などの他の種類の基地局として実現されてもよい。スモールセル基地局10は、無線通信を制御する本体(基地局装置ともいう)と、本体とは別の場所に配置される1つ以上のRRH(Remote Radio Head)とを含んでもよい。また、後述する様々な種類の端末が一時的に又は半永続的に基地局機能を実行することにより、スモールセル基地局10として動作してもよい。さらに、スモールセル基地局10の少なくとも一部の構成要素は、基地局装置又は基地局装置のためのモジュールにおいて実現されてもよい。
また、例えば、端末装置20は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ドングル型のモバイルルータ若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、端末装置20は、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、端末装置20の少なくとも一部の構成要素は、これら端末に搭載されるモジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)において実現されてもよい。
<4.1.基地局に関する応用例>
(第1の応用例)
図14は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
アンテナ810の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、基地局装置820による無線信号の送受信のために使用される。eNB800は、図14に示したように複数のアンテナ810を有し、複数のアンテナ810は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図14にはeNB800が複数のアンテナ810を有する例を示したが、eNB800は単一のアンテナ810を有してもよい。
基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインタフェース823及び無線通信インタフェース825を備える。
コントローラ821は、例えばCPU又はDSPであってよく、基地局装置820の上位レイヤの様々な機能を動作させる。例えば、コントローラ821は、無線通信インタフェース825により処理された信号内のデータからデータパケットを生成し、生成したパケットをネットワークインタフェース823を介して転送する。コントローラ821は、複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドリングすることによりバンドルドパケットを生成し、生成したバンドルドパケットを転送してもよい。また、コントローラ821は、無線リソース管理(Radio Resource Control)、無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、移動性管理(Mobility Management)、流入制御(Admission Control)又はスケジューリング(Scheduling)などの制御を実行する論理的な機能を有してもよい。また、当該制御は、周辺のeNB又はコアネットワークノードと連携して実行されてもよい。メモリ822は、RAM及びROMを含み、コントローラ821により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、送信電力データ及びスケジューリングデータなど)を記憶する。
ネットワークインタフェース823は、基地局装置820をコアネットワーク824に接続するための通信インタフェースである。コントローラ821は、ネットワークインタフェース823を介して、コアネットワークノード又は他のeNBと通信してもよい。その場合に、eNB800と、コアネットワークノード又は他のeNBとは、論理的なインタフェース(例えば、S1インタフェース又はX2インタフェース)により互いに接続されてもよい。ネットワークインタフェース823は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線バックホールのための無線通信インタフェースであってもよい。ネットワークインタフェース823が無線通信インタフェースである場合、ネットワークインタフェース823は、無線通信インタフェース825により使用される周波数帯域よりもより高い周波数帯域を無線通信に使用してもよい。
無線通信インタフェース825は、LTE(Long Term Evolution)又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、アンテナ810を介して、eNB800のセル内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース825は、典型的には、ベースバンド(BB)プロセッサ826及びRF回路827などを含み得る。BBプロセッサ826は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、各レイヤ(例えば、L1、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol))の様々な信号処理を実行する。BBプロセッサ826は、コントローラ821の代わりに、上述した論理的な機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を含むモジュールであってもよく、BBプロセッサ826の機能は、上記プログラムのアップデートにより変更可能であってもよい。また、上記モジュールは、基地局装置820のスロットに挿入されるカード若しくはブレードであってもよく、又は上記カード若しくは上記ブレードに搭載されるチップであってもよい。一方、RF回路827は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ810を介して無線信号を送受信する。
無線通信インタフェース825は、図14に示したように複数のBBプロセッサ826を含み、複数のBBプロセッサ826は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。また、無線通信インタフェース825は、図14に示したように複数のRF回路827を含み、複数のRF回路827は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図14には無線通信インタフェース825が複数のBBプロセッサ826及び複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インタフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。
図14に示したeNB800において、図6を参照して説明したスモールセル基地局10に含まれる1つ以上の構成要素(送信処理部151及び/又は通知部153)は、無線通信インタフェース825において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ821において実装されてもよい。一例として、eNB800は、無線通信インタフェース825の一部(例えば、BBプロセッサ826)若しくは全部、及び/又はコントローラ821を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがeNB800にインストールされ、無線通信インタフェース825(例えば、BBプロセッサ826)及び/又はコントローラ821が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてeNB800、基地局装置820又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図14に示したeNB800において、図6を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース825(例えば、RF回路827)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ810において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ821及び/又はネットワークインタフェース823において実装されてもよい。また、記憶部140は、メモリ822において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図15は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。
アンテナ840の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、RRH860による無線信号の送受信のために使用される。eNB830は、図15に示したように複数のアンテナ840を有し、複数のアンテナ840は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図15にはeNB830が複数のアンテナ840を有する例を示したが、eNB830は単一のアンテナ840を有してもよい。
基地局装置850は、コントローラ851、メモリ852、ネットワークインタフェース853、無線通信インタフェース855及び接続インタフェース857を備える。コントローラ851、メモリ852及びネットワークインタフェース853は、図14を参照して説明したコントローラ821、メモリ822及びネットワークインタフェース823と同様のものである。
無線通信インタフェース855は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、RRH860及びアンテナ840を介して、RRH860に対応するセクタ内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース855は、典型的には、BBプロセッサ856などを含み得る。BBプロセッサ856は、接続インタフェース857を介してRRH860のRF回路864と接続されることを除き、図14を参照して説明したBBプロセッサ826と同様のものである。無線通信インタフェース855は、図15に示したように複数のBBプロセッサ856を含み、複数のBBプロセッサ856は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図15には無線通信インタフェース855が複数のBBプロセッサ856を含む例を示したが、無線通信インタフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。
接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)をRRH860と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)とRRH860とを接続する上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
また、RRH860は、接続インタフェース861及び無線通信インタフェース863を備える。
接続インタフェース861は、RRH860(無線通信インタフェース863)を基地局装置850と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース861は、上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
無線通信インタフェース863は、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、典型的には、RF回路864などを含み得る。RF回路864は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、図15に示したように複数のRF回路864を含み、複数のRF回路864は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図15には無線通信インタフェース863が複数のRF回路864を含む例を示したが、無線通信インタフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。
図15に示したeNB830において、図6を参照して説明したスモールセル基地局10に含まれる1つ以上の構成要素(送信処理部151及び/又は通知部153)は、無線通信インタフェース855及び/又は無線通信インタフェース863において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ851において実装されてもよい。一例として、eNB830は、無線通信インタフェース855の一部(例えば、BBプロセッサ856)若しくは全部、及び/又はコントローラ851を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがeNB830にインストールされ、無線通信インタフェース855(例えば、BBプロセッサ856)及び/又はコントローラ851が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてeNB830、基地局装置850又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図15に示したeNB830において、例えば、図6を参照して説明した無線通信部120は、無線通信インタフェース863(例えば、RF回路864)において実装されてもよい。また、アンテナ部110は、アンテナ840において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部130は、コントローラ851及び/又はネットワークインタフェース853において実装されてもよい。また、記憶部140は、メモリ852において実装されてもよい。
<4.2.端末装置に関する応用例>
(第1の応用例)
図16は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912、1つ以上のアンテナスイッチ915、1つ以上のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM及びROMを含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インタフェース912は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース912は、典型的には、BBプロセッサ913及びRF回路914などを含み得る。BBプロセッサ913は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路914は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ916を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース912は、BBプロセッサ913及びRF回路914を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース912は、図16に示したように複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含んでもよい。なお、図16には無線通信インタフェース912が複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含む例を示したが、無線通信インタフェース912は単一のBBプロセッサ913又は単一のRF回路914を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース912は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN(Local Area Network)方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ913及びRF回路914を含んでもよい。
アンテナスイッチ915の各々は、無線通信インタフェース912に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ916の接続先を切り替える。
アンテナ916の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース912による無線信号の送受信のために使用される。スマートフォン900は、図16に示したように複数のアンテナ916を有してもよい。なお、図16にはスマートフォン900が複数のアンテナ916を有する例を示したが、スマートフォン900は単一のアンテナ916を有してもよい。
さらに、スマートフォン900は、無線通信方式ごとにアンテナ916を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ915は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図16に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
図16に示したスマートフォン900において、図7を参照して説明した端末装置20に含まれる1つ以上の構成要素(測定処理部241及び/又は要求部243)は、無線通信インタフェース912において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。一例として、スマートフォン900は、無線通信インタフェース912の一部(例えば、BBプロセッサ913)若しくは全部、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがスマートフォン900にインストールされ、無線通信インタフェース912(例えば、BBプロセッサ913)、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてスマートフォン900又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図16に示したスマートフォン900において、例えば、図7を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース912(例えば、RF回路914)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ916において実装されてもよい。また、記憶部230は、メモリ902において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図17は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、1つ以上のアンテナスイッチ936、1つ以上のアンテナ937及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インタフェース933は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、典型的には、BBプロセッサ934及びRF回路935などを含み得る。BBプロセッサ934は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路935は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ937を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース933は、BBプロセッサ934及びRF回路935を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、図17に示したように複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含んでもよい。なお、図17には無線通信インタフェース933が複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含む例を示したが、無線通信インタフェース933は単一のBBプロセッサ934又は単一のRF回路935を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース933は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ934及びRF回路935を含んでもよい。
アンテナスイッチ936の各々は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ937の接続先を切り替える。
アンテナ937の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送受信のために使用される。カーナビゲーション装置920は、図17に示したように複数のアンテナ937を有してもよい。なお、図17にはカーナビゲーション装置920が複数のアンテナ937を有する例を示したが、カーナビゲーション装置920は単一のアンテナ937を有してもよい。
さらに、カーナビゲーション装置920は、無線通信方式ごとにアンテナ937を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ936は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図17に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図17に示したカーナビゲーション装置920において、図7を参照して説明した端末装置20に含まれる1つ以上の構成要素(測定処理部241及び/又は要求部243)は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。一例として、カーナビゲーション装置920は、無線通信インタフェース933の一部(例えば、BBプロセッサ934)若しくは全部及び/又はプロセッサ921を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて上記1つ以上の構成要素が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに上記1つ以上の構成要素の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムがカーナビゲーション装置920にインストールされ、無線通信インタフェース933(例えば、BBプロセッサ934)及び/又はプロセッサ921が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、上記1つ以上の構成要素を備える装置としてカーナビゲーション装置920又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを上記1つ以上の構成要素として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図17に示したカーナビゲーション装置920において、例えば、図7を参照して説明した無線通信部220は、無線通信インタフェース933(例えば、RF回路935)において実装されてもよい。また、アンテナ部210は、アンテナ937において実装されてもよい。また、記憶部230は、メモリ922において実装されてもよい。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。即ち、測定処理部241及び要求部243を備える装置として車載システム(又は車両)940が提供されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
<<6.まとめ>>
以上、図1〜図17を参照して、本開示の一実施形態について詳細に説明した。上記説明したように、本実施形態に係るスモールセル基地局10は、スモールセルにおいてアップリンク通信又はダウンリンク通信のためにオン状態にされ得る複数の単位周波数帯域におけるひとつ以上のオフ状態の単位周波数帯域のうち、オフ状態の単位周波数帯域におけるメジャメントを可能にするためのディスカバリ信号の送信に使用するオフ状態の単位周波数帯域を選択する。これにより、スモールセル基地局10は、広大なミリ波帯の一部の帯域で選択的にディスカバリ信号を送信することが可能となるので、消費電力を低減させることができ、さらにセル間干渉も低減させることができる。よって、システム1は、ミリ波帯を使用した単位周波数帯域を効果的に使用することが可能となり、セルラーネットワークでの端末装置20のトラフィックの収容効率を向上させることができる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書においてフローチャート及びシーケンス図を用いて説明した処理は、必ずしも図示された順序で実行されなくてもよい。いくつかの処理ステップは、並列的に実行されてもよい。また、追加的な処理ステップが採用されてもよく、一部の処理ステップが省略されてもよい。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
スモールセルを運用する装置であって、
前記スモールセルにおいてアップリンク通信又はダウンリンク通信のためにオン状態にされ得る複数の単位周波数帯域におけるひとつ以上のオフ状態の前記単位周波数帯域のうち、オフ状態の前記単位周波数帯域におけるメジャメントを可能にするためのディスカバリ信号の送信に使用するオフ状態の前記単位周波数帯域を選択する処理部、
を備える装置。
(2)
前記処理部は、前記ディスカバリ信号の送信に使用する前記単位周波数帯域を示す情報を前記スモールセルに接続する端末へ通知する、前記(1)に記載の装置。
(3)
前記処理部は、前記ディスカバリ信号の送信に使用する前記単位周波数帯域に変更がある場合に、前記ディスカバリ信号の送信に使用する前記単位周波数帯域を示す情報を前記スモールセルに接続する端末へ通知する、前記(2)に記載の装置。
(4)
前記処理部は、オン状態にすることが可能な前記単位周波数帯域を示す情報を前記スモールセルに接続する端末へ通知する、前記(1)〜(3)のいずれか一項に記載の装置。
(5)
前記オン状態にすることが可能な前記単位周波数帯域は、前記ディスカバリ信号の送信に使用される前記単位周波数帯域に対応付けられる、前記(4)に記載の装置。
(6)
前記オン状態にすることが可能な前記単位周波数帯域には、対応付けられた前記ディスカバリ信号の送信に使用される前記単位周波数帯域と、相違する帯域が含まれる、前記(5)に記載の装置。
(7)
前記通知には、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)又はシステムインフォメーションが用いられる、前記(2)〜(6)のいずれか一項に記載の装置。
(8)
前記処理部は、前記通知を周期的に行う、前記(2)〜(7)のいずれか一項に記載の装置。
(9)
前記処理部は、前記ディスカバリ信号の送信に使用する前記単位周波数帯域を段階的に増加させる又は減少させる、前記(1)〜(8)のいずれか一項に記載の装置。
(10)
前記処理部は、前記スモールセルに接続する端末における前記ディスカバリ信号のメジャメント結果に基づいて、前記ディスカバリ信号の送信に使用する前記単位周波数帯域を選択する、又はオン状態にする若しくはオフ状態にする前記単位周波数帯域を選択する、前記(1)〜(9)のいずれか一項に記載の装置。
(11)
前記処理部は、前記スモールセルに接続する端末からの要求に基づいて、前記ディスカバリ信号の送信に使用する前記単位周波数帯域を選択する、又はオン状態にする若しくはオフ状態にする前記単位周波数帯域を選択する、前記(1)〜(10)のいずれか一項に記載の装置。
(12)
前記処理部は、前記単位周波数帯域ごとに前記ディスカバリ信号の送信周期を相違させる、前記(1)〜(11)のいずれか一項に記載の装置。
(13)
前記処理部は、帯域幅が小さい前記単位周波数帯域ほど、前記ディスカバリ信号の送信周期を短くする、前記(12)に記載の装置。
(14)
前記単位周波数帯域は、6GHz以上の周波数帯域のコンポーネントキャリアである、前記(1)〜(13)のいずれか一項に記載の装置。
(15)
スモールセルに接続する装置であって、
前記スモールセルにおいてアップリンク通信又はダウンリンク通信のためにオン状態にされ得る複数の単位周波数帯域におけるひとつ以上のオフ状態の前記単位周波数帯域から選択された前記単位周波数帯域を使用して送信されたディスカバリ信号についてのメジャメントを行う処理部、
を備える装置。
(16)
前記処理部は、前記ディスカバリ信号の送信に使用することを要求するオフ状態の前記単位周波数帯域を示す情報を基地局へ通知する、前記(15)に記載の装置。
(17)
前記処理部は、オン状態にすることを要求する前記単位周波数帯域を示す情報を基地局へ通知する、前記(15)又は(16)に記載の装置。
(18)
前記処理部は、前記要求に係る前記単位周波数帯域を示す情報をメジャメントレポートと共に基地局へ通知する、前記(16)又は(17)に記載の装置。
(19)
スモールセルにおいてアップリンク通信又はダウンリンク通信のためにオン状態にされ得る複数の単位周波数帯域におけるひとつ以上のオフ状態の前記単位周波数帯域のうち、オフ状態の前記単位周波数帯域におけるメジャメントを可能にするためのディスカバリ信号の送信に使用するオフ状態の前記単位周波数帯域をプロセッサにより選択すること、
を含む方法。
(20)
スモールセルにおいてアップリンク通信又はダウンリンク通信のためにオン状態にされ得る複数の単位周波数帯域におけるひとつ以上のオフ状態の前記単位周波数帯域から選択された前記単位周波数帯域を使用して送信されたディスカバリ信号についてのメジャメントをプロセッサにより行うこと、
を含む方法。
1 システム
10 スモールセル基地局
11 スモールセル
15 コアネットワーク
16 パケットデータネットワーク
20 端末装置
30 マクロセル基地局
31 マクロセル
110 アンテナ部
120 無線通信部
130 ネットワーク通信部
140 記憶部
150 処理部
151 送信処理部
153 通知部
210 アンテナ部
220 無線通信部
230 記憶部
240 処理部
241 測定処理部
243 要求部

Claims (20)

  1. スモールセルを運用する装置であって、
    前記スモールセルにおいてアップリンク通信又はダウンリンク通信のためにオン状態にされ得る複数の単位周波数帯域におけるひとつ以上のオフ状態の前記単位周波数帯域のうち、オフ状態の前記単位周波数帯域におけるメジャメントを可能にするためのディスカバリ信号の送信に使用するオフ状態の前記単位周波数帯域を選択する処理部、
    を備える装置。
  2. 前記処理部は、前記ディスカバリ信号の送信に使用する前記単位周波数帯域を示す情報を前記スモールセルに接続する端末へ通知する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記処理部は、前記ディスカバリ信号の送信に使用する前記単位周波数帯域に変更がある場合に、前記ディスカバリ信号の送信に使用する前記単位周波数帯域を示す情報を前記スモールセルに接続する端末へ通知する、請求項2に記載の装置。
  4. 前記処理部は、オン状態にすることが可能な前記単位周波数帯域を示す情報を前記スモールセルに接続する端末へ通知する、請求項1に記載の装置。
  5. 前記オン状態にすることが可能な前記単位周波数帯域は、前記ディスカバリ信号の送信に使用される前記単位周波数帯域に対応付けられる、請求項4に記載の装置。
  6. 前記オン状態にすることが可能な前記単位周波数帯域には、対応付けられた前記ディスカバリ信号の送信に使用される前記単位周波数帯域と、相違する帯域が含まれる、請求項5に記載の装置。
  7. 前記通知には、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)又はシステムインフォメーションが用いられる、請求項2に記載の装置。
  8. 前記処理部は、前記通知を周期的に行う、請求項2に記載の装置。
  9. 前記処理部は、前記ディスカバリ信号の送信に使用する前記単位周波数帯域を段階的に増加させる又は減少させる、請求項1に記載の装置。
  10. 前記処理部は、前記スモールセルに接続する端末における前記ディスカバリ信号のメジャメント結果に基づいて、前記ディスカバリ信号の送信に使用する前記単位周波数帯域を選択する、又はオン状態にする若しくはオフ状態にする前記単位周波数帯域を選択する、請求項1に記載の装置。
  11. 前記処理部は、前記スモールセルに接続する端末からの要求に基づいて、前記ディスカバリ信号の送信に使用する前記単位周波数帯域を選択する、又はオン状態にする若しくはオフ状態にする前記単位周波数帯域を選択する、請求項1に記載の装置。
  12. 前記処理部は、前記単位周波数帯域ごとに前記ディスカバリ信号の送信周期を相違させる、請求項1に記載の装置。
  13. 前記処理部は、帯域幅が小さい前記単位周波数帯域ほど、前記ディスカバリ信号の送信周期を短くする、請求項12に記載の装置。
  14. 前記単位周波数帯域は、6GHz以上の周波数帯域のコンポーネントキャリアである、請求項1に記載の装置。
  15. スモールセルに接続する装置であって、
    前記スモールセルにおいてアップリンク通信又はダウンリンク通信のためにオン状態にされ得る複数の単位周波数帯域におけるひとつ以上のオフ状態の前記単位周波数帯域から選択された前記単位周波数帯域を使用して送信されたディスカバリ信号についてのメジャメントを行う処理部、
    を備える装置。
  16. 前記処理部は、前記ディスカバリ信号の送信に使用することを要求するオフ状態の前記単位周波数帯域を示す情報を基地局へ通知する、請求項15に記載の装置。
  17. 前記処理部は、オン状態にすることを要求する前記単位周波数帯域を示す情報を基地局へ通知する、請求項15に記載の装置。
  18. 前記処理部は、前記要求に係る前記単位周波数帯域を示す情報をメジャメントレポートと共に基地局へ通知する、請求項16に記載の装置。
  19. スモールセルにおいてアップリンク通信又はダウンリンク通信のためにオン状態にされ得る複数の単位周波数帯域におけるひとつ以上のオフ状態の前記単位周波数帯域のうち、オフ状態の前記単位周波数帯域におけるメジャメントを可能にするためのディスカバリ信号の送信に使用するオフ状態の前記単位周波数帯域をプロセッサにより選択すること、
    を含む方法。
  20. スモールセルにおいてアップリンク通信又はダウンリンク通信のためにオン状態にされ得る複数の単位周波数帯域におけるひとつ以上のオフ状態の前記単位周波数帯域から選択された前記単位周波数帯域を使用して送信されたディスカバリ信号についてのメジャメントをプロセッサにより行うこと、
    を含む方法。
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