JPWO2017033490A1 - ユーザ装置、基地局、通信方法及び指示方法 - Google Patents

ユーザ装置、基地局、通信方法及び指示方法 Download PDF

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Abstract

上りリンクのキャリアアグリゲーションをサポートする無線通信システムにおけるユーザ装置であって、第一のコンポーネントキャリアと、前記第一のコンポーネントキャリアよりTTI長が短い第二のコンポーネントキャリアとを用いて基地局に上りリンクの信号を送信する送信部と、前記第一のコンポーネントキャリアのサブフレーム、又は、前記第二のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として、前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを所定の計算式を用いて算出する算出部と、を有するユーザ装置を提供する。

Description

本発明は、ユーザ装置、基地局、通信方法及び指示方法に関する。
LTE(Long Term Evolution)システムでは、所定の帯域幅(最大20MHz)を基本単位として、複数のキャリアを同時に用いて通信を行うキャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)が採用されている。キャリアアグリゲーションにおいて基本単位となるキャリアはコンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)と呼ばれる。
CAが行われる際には、ユーザ装置に対して、接続性を担保する信頼性の高いセルであるPCell(Primary Cell:プライマリセル)及び付随的なセルであるSCell(Secondary Cell:セカンダリセル)が設定される。ユーザ装置は、第1に、PCellに接続し、必要に応じて、SCellを追加することができる。PCellは、RLM(Radio Link Monitoring)及びSPS(Semi-Persistent Scheduling)等をサポートする単独のセルと同様のセルである。
SCellは、PCellに追加されてユーザ装置に対して設定されるセルである。SCellの追加及び削除は、RRC(Radio Resource Control)シグナリングによって行われる。SCellは、ユーザ装置に対して設定された直後は、非アクティブ状態(deactivate状態)であるため、アクティブ化することで初めて通信可能(スケジューリング可能)となるセルである。LTEのRel−10のCAでは、同一基地局配下の複数のCCを用いている。
一方、Rel−12では、異なる基地局配下のCCを用いて同時通信を行い、高スループットを実現するDual connectivity(二重接続)が規定されている。つまり、Dual connectivityでは、ユーザ装置は、2つの物理的に異なる基地局の無線リソースを同時に使用して通信を行う。
Dual connectivityはCAの一種であり、Inter eNB CA(基地局間キャリアアグリゲーション)とも呼ばれ、Master−eNB(MeNB)と、Secondary−eNB(SeNB)が導入される。なお、同一の基地局を用いて行われるCAは、Inter eNB CAと区別するためにIntra eNB CAとも呼ばれる。
DCにおいて、MeNB配下のセル(1つ又は複数)で構成されるセルグループをMCG(Master Cell Group、マスターセルグループ)、SeNB配下のセル(1つ又は複数)で構成されるセルグループをSCG(Secondary Cell Group、セカンダリセルグループ)と呼ぶ。SCGのうちの少なくとも1つのSCellには上りリンクのCCが設定され、そのうちの1つにPUCCHが設定される。このSCellをPSCell(Primary SCell)と呼ぶ。
次に、LTEでは、適切な電力で上りリンクの信号を受信可能にするために、基地局はユーザ装置の送信電力を制御(TPC:Transmission Power Control)している。より具体的には、ユーザ装置は、自身が上りリンク信号を送信可能な最大送信電力(PCMAX)、下り信号の伝搬ロス(PL:Path Loss)の推定値、信号送信帯域幅、基地局からの電力制御コマンド(TPCコマンド)等に基づいて送信電力を決定している(非特許文献1参照)。
ここで、LTEでは、干渉軽減等を目的としてユーザ装置単位の最大送信電力(PCMAX)に上限が設けられている。最大送信電力の上限は「PCMAX_H」と呼ばれる。また、同様に干渉軽減を目的として、各サブフレームにおいて送信帯域幅(上りリンクに割当てられるRB数)が非常に大きい場合に最大送信電力を低減させることが規定(最大電力低減:MPR:Maximum Power Reduction)されている。更に、地域的な条件に対応するため、ネットワークの指示がある場合に、特定のバンドにおいて更に最大送信電力を低減させること(追加最大電力低減:A−MPR:Additional Maximum Power Reduction)等も規定されており、これらの規定を踏まえた最大送信電力の下限は「PCMAX_L」と呼ばれる(非特許文献2参照)。
3GPP TS36.213 V12.6.0(2015−06) 3GPP TS36.101 V13.0.0(2015−07)
LTEでは、システム容量の更なる大容量化、データ伝送速度の更なる高速化、無線区間における更なる低遅延化などを実現するために、第5世代(5G)の無線技術の検討が進んでいる。5Gでは、低遅延化を実現するために、スケジューリングの最小単位であるTTI長を、LTEのTTI長(1ms)よりも短くすることが検討されている。これにより、異なるTTI長のセル(CC)を組み合わせたCAが行われる可能性がある。
また、5Gの導入初期では、5Gの無線通信システムが単独で運用されるのではなく、LTEの無線通信システムと5Gの無線通信システムとが連携して運用されることが想定される。そのため、TTI長が異なるLTEのCCと5GのCCとの間でCAが行われる可能性もある。
しかしながら、TTI長が異なるセル(CC)の間でCAが行われる場合に「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」を算出する方法は従来のLTEでは規定されていない。また、非特許文献2で規定されている「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」の算出手順は、各CCにおけるサブフレーム長が同一である(すなわちTTI長が同一である)場合を想定した算出手順であることから、TTI長が異なるセル(CC)の間でCAが行われる場合にそのまま適用することができない。
開示の技術は上記に鑑みてなされたものであって、TTI長が異なるCCを用いたCAが行われる場合に、最大送信電力の下限及び上限を適切に算出して通信を行うことが可能な技術を提供することを目的とする。
開示の技術のユーザ装置は、上りリンクのキャリアアグリゲーションをサポートする無線通信システムにおけるユーザ装置であって、第一のコンポーネントキャリアと、前記第一のコンポーネントキャリアよりTTI長が短い第二のコンポーネントキャリアとを用いて基地局に上りリンクの信号を送信する送信部と、前記第一のコンポーネントキャリアのサブフレーム、又は、前記第二のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として、前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを所定の計算式を用いて算出する算出部と、を有する。
また、開示の技術の基地局は、上りリンクのキャリアアグリゲーションをサポートする無線通信システムにおける基地局であって、ユーザ装置からの上りリンクの信号を受信する受信部と、第一のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として、所定の計算式を用いて前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを算出するのか、又は、前記第一のコンポーネントキャリアよりTTI長が短い第二のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として、所定の計算式を用いて前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを算出するのかを前記ユーザ装置に指示する指示部と、を有する。
開示の技術によれば、TTI長が異なるCCを用いたCAが行われる場合に、最大送信電力の下限及び上限を適切に算出して通信を行うことが可能な技術が提供される。
UL CA及び同期型DCにおけるPCMAX_Lの算出手順を説明するための図である。 非同期型DCにおけるPCMAX_L及びPCMAX_Hの算出手順を説明するための図である。 実施の形態における無線通信システムの構成の一例を示す図である。 TTI長が異なるCCを束ねる場合におけるPCMAX_L及びPCMAX_Hの算出手順を示す図である。 TTI長が異なるCCを束ねる場合におけるPCMAX_L及びPCMAX_Hの算出手順を示す図である。 TTI長が異なり、かつTTI長が可変であるCCを束ねる場合におけるPCMAX_L及びPCMAX_Hの算出手順を示す図である。 TTI長が異なり、かつTTI長が可変であるCCを束ねる場合におけるPCMAX_L及びPCMAX_Hの算出手順を示す図である。 実施の形態における無線通信システムが行う処理手順を示すシーケンス図である。 算出手順の切替え処理を説明するための図である。 TTI長が異なるCCを束ねる場合におけるPCMAX_L及びPCMAX_Hの算出手順(変形例その1)を示す図である。 TTI長が異なるCCを束ねる場合におけるPCMAX_L及びPCMAX_Hの算出手順(変形例その2)を示す図である。 TTI長が異なるCCを束ねる場合におけるPCMAX_L及びPCMAX_Hの算出手順(変形例その3)を示す図である。 実施の形態におけるユーザ装置の機能構成例を示す図である。 実施の形態における基地局の機能構成例を示す図である。 実施の形態に係るユーザ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 実施の形態に係る基地局のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。例えば、本実施の形態に係る無線通信システムはLTEに準拠した方式のシステムを想定しているが、本発明はLTEに限定されるわけではなく、他の方式にも適用可能である。なお、本明細書及び特許請求の範囲において、「LTE」は、3GPPのリリース8、又は9に対応する通信方式のみならず、3GPPのリリース10、11、12、13、又はリリース14以降に対応する第5世代の通信方式も含む広い意味で使用する。
以下の説明において、TTI長とサブフレーム長は同一である前提で説明するが、本実施の形態は、TTI長とサブフレーム長が同一ではない無線通信システムにも適用できる。本実施の形態をTTI長とサブフレーム長が同一ではない無線通信システムに適用する場合、以下の説明のうちTTI長の記載をサブフレーム長に読み替えることで適用可能である。
<従来のPCMAX_L及びPCMAX_Hの算出手順>
非特許文献2によれば、式(1)に示すように、ユーザ装置単位の最大送信電力(PCMAX)はPCMAX_L及びPCMAX_Hの範囲に収まる値であることが規定されている。また、ユーザ装置のPCMAX_L及びPCMAX_Hは、それぞれ式(2)及び式(3)により算出されることが規定されている。なお、式(2)及び式(3)におけるサービングセル(Serving Cell)とは、通信中の上りCCを意図している。
Figure 2017033490
Figure 2017033490
Figure 2017033490
式(2)に示すように、「PCMAX_L」は、CCごとの電力を算出(式(2)のうち「サービングセル(c)ごとに算出」に該当する式を用いて算出)し、算出したCCごとの電力を合算(Σ)した値及びPpowerclassのうち小さい値を選択することで算出される。式(2)によれば、「PCMAX_L」の上限はPpowerclassであることが導かれる。また、式(3)に示すように、「PCMAX_H」は、CCごとにネットワークより指定されるP−Maxの値を合算した値及びPpowerclassのうち小さい値を選択することで算出される。式(3)によれば、「PCMAX_H」の上限はPpowerclassであることが導かれる。
なお、以下の説明において「PCMAX_L(x、y)」とは、所定のCCのサブフレームxと、当該所定のCCとは異なる他のCCのサブフレームyとをペアにすることで算出されたPCMAX_Lを意味する。言い換えると、PCMAX_L(x、y)は、サブフレームxにおける各種パラメータ(PEMAX,c、mpr等)から算出される電力と、サブフレームyにおける各種パラメータ(PEMAX,c、mpr等)から算出される電力とを合算した値と、Ppowerclassの値とのうち小さい値を意味する。同様に「PCMAX_H(x、y)」とは、所定のCCのサブフレームxと、当該所定のCCとは異なる他のCCのサブフレームyとをペアにすることで算出されたPCMAX_Hを意味する。言い換えると、PCMAX_H(x、y)は、サブフレームxにおけるPEMAXと、サブフレームyにおけるPEMAXとを合算した値と、Ppowerclassの値とのうち小さい値を意味する。
図1は、UL CA及び同期型DCにおけるPCMAX_Lの算出手順を説明するための図である。図1(a1)は、CC#1及びCC#2を用いた上りCAにおいてサブフレームが同期している状態を示している。CC#1及びCC#2でサブフレームが同期している状態では、各サブフレームにおける「PCMAX_L」は、PCMAX_L(i、i)、PCMAX_L(i+1、i+1)と表現することができる。
一方、各CCのTA(Timing Advance)が異なる場合、CC#1のサブフレームとCC#2のサブフレームとが若干ずれることがある。この場合、図1(a2)に示すように、サブフレームiとサブフレームi+1とが重複する部分において、サブフレームiにおけるPCMAX_L(i、i)とサブフレームi+1におけるPCMAX_L(i+1、i+1)のうち小さい値をPCMAX_Lとすることが非特許文献2で規定されている。
図1(b1)及び図1(b2)は、同期型DC(Sync DC)における「PCMAX_L」の算出手順を示している。同期型DCとは、MCGとSCGとを構成するCCのサブフレームの境界がほぼ揃うように運用されるDCである。図1(b1)は、CC#1及びCC#2でサブフレームが同期している状態を示している。図1(b1)の場合、各サブフレームにおける「PCMAX_L」は、PCMAX_L(p、q)、PCMAX_L(p+1、q+1)と表現することができる。
同期型DCにおいても、各CCのTA(Timing Advance)が異なる場合、図1(b2)に示すようにCC#1のサブフレームとCC#2のサブフレームが若干ずれることがある。この場合も、サブフレーム同士が重複する部分において、PCMAX_L(p、q)とPCMAX_L(p+1、q+1)のうち小さい値をPCMAX_Lとすることが非特許文献2で規定されている。
図2は、非同期型DCにおけるPCMAX_L及びPCMAX_Hの算出手順を説明するための図である。非同期型DC(Async DC)とは、MCGとSCGとを構成するCCのサブフレームの境界が大きくずれて運用されるDCである。非同期型DCでは、MCG側のCCにおけるサブフレームがSCG側のCCにおけるサブフレームよりも先行している場合と、SCG側のCCにおけるサブフレームがMCG側のCCにおけるサブフレームよりも先行している場合とで、それぞれ異なる「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」の算出手順が非特許文献2で規定されている。なお、MCG側のCCにおけるサブフレームがSCG側のCCにおけるサブフレームよりも先行している場合とは、MCG側のCCにおけるサブフレームの開始点と、SCG側のCCにおけるサブフレーム(MCG側のサブフレームより後のタイミングのSCG側のサブフレーム)の開始点との間が0.5ms秒以下である場合をいう。
図2(a)は、MCG側のCCにおけるサブフレームがSCG側のCCにおけるサブフレームよりも先行している場合の算出手順を示している。MCG側のCCにおけるサブフレームがSCG側のCCにおけるサブフレームよりも先行している場合、MCG側のサブフレームをReference Subframe(以下、「基準サブフレーム」と呼ぶ)として、当該基準サブフレームと、当該基準サブフレーム区間と重複するSCG側の2つのサブフレームの各々とをペアにすることで求められる2つの「PCMAX_L」のうち、小さい値を「PCMAX_L」とすることが非特許文献2で規定されている。同様に、当該基準サブフレームと当該基準サブフレーム区間と重複するSCG側の2つのサブフレームの各々とをペアにすることで求められる2つの「PCMAX_H」のうち、大きい値を「PCMAX_H」とすることが非特許文献2で規定されている。具体的には、図2(a)に示すように、PCMAX_L(p、q)及びPCMAX_L(p、q−1)のうち小さい値がサブフレームpの区間における「PCMAX_L」になり、PCMAX_H(p、q)及びPCMAX_H(p、q−1)のうち大きい値がサブフレームpの区間における「PCMAX_H」になる。他のサブフレーム区間(・・、p−1、p+1、P+2、・・)においても、同様の手順により「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」が算出される。
図2(b)は、SCG側のCCにおけるサブフレームがSCG側のCCにおけるサブフレームよりも先行している場合の算出手順を示している。図2(b)の場合、SCG側のサブフレームを基準サブフレームとして、図2(a)と同様の手順により「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」が算出される。
<システム構成>
図3は、実施の形態における無線通信システムの構成の一例を示す図である。本実施の形態における無線通信システムは、ユーザ装置UEと、セルaを構成する基地局eNBaと、セルbを構成する基地局eNBbとを有する。なお、以下の説明において、基地局eNBa及び基地局eNBbを区別しない場合、単に「基地局eNB」と記載する。
図3にはユーザ装置UEが1つ図示されているが、複数のユーザ装置UEが含まれていてもよい。また、図3には基地局eNBa及び基地局eNBbが図示されているが、基地局eNBは1つであってもよいし、3つ以上の基地局eNBが含まれていてもよい。また、図3では、基地局eNBaはセルaを構成し、基地局eNBbはセルbを構成しているが、基地局eNBa及び基地局eNBbはそれぞれ複数のセルを構成してもよい。また、基地局eNBa及び基地局eNBbは、それぞれMeNB及びSeNBであってもよいし、逆に、それぞれSeNB及びMeNBであってもよい。本実施の形態におけるCAは、Intra eNB CAであってもよいし、Inter eNB CAであってもよいし、Intra eNB CA及びInter eNB CAが混在していてもよい。
本実施の形態において、セルa及びセルbは、下りCCと上りCCとの組からなることを想定しているが、上りCCのみを有していてもよい。また、セルaの上りCCにおけるTTI長と、セルbの上りCCにおけるTTI長は異なることを想定している。例えば、セルaは4G(LTE)セル(TTI=1ms)であり、セルbは5Gセル(例えばTTI=0.2msなど)であってもよい。また、セルa及びセルbは共に5Gセルであってもよい。
また、本実施の形態において、ユーザ装置UEは、セルaのCC及びセルbのCC間で上りのCAを行うことを想定しているが、3つ以上のCCを束ねて上りのCAを行うようにしてもよい。また、本実施の形態において、上りCCにおける通信方式は、LTEと同様にSC−FDMA(Single-Carrier Frequency-Division Multiple Access)であってもよいし、OFDM(orthogonal frequency-division multiplexing)又は他の通信方式であってもよい。
<「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」の算出について>
本実施の形態におけるユーザ装置UEは、TTI長の長いCCにおける各サブフレームを基準サブフレームとして定義し、上述の式(2)及び式(3)を用いて「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」を算出するようにしてもよい。以下の説明において、TTI長の長いCCにおける各サブフレームを基準サブフレームとして定義し、上述の式(2)及び式(3)を用いて「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」を算出することを、便宜上「算出手順1」と呼ぶ。
具体的には、ユーザ装置UEは、TTI長の長いCCにおける基準サブフレームの開始及び終了の間に含まれるTTI長の短いCCにおける複数のサブフレーム、及び、当該基準サブフレームの開始点及び終了点のうちいずれか一方を跨ぐTTI長の短いCCにおける複数のサブフレームの各々と、基準サブフレームとの組み合わせのうち、「PCMAX_L」が小さい組み合わせにおける「PCMAX_L」を選択することで、当該基準サブフレームの区間における「PCMAX_L」を算出する。同様に、「PCMAX_H」が大きい組み合わせにおける「PCMAX_H」を選択することで当該基準サブフレームの区間における「PCMAX_H」を算出するようにする。
図4A及び図4Bは、TTI長が異なるCCを束ねる場合におけるPCMAX_L及びPCMAX_Hの算出手順を示す図である。図4Aを用いて具体的に説明する。ユーザ装置UEは、サブフレームp(基準サブフレーム)の区間における「PCMAX_L」として、PCMAX_L(p、q−1)、PCMAX_L(p、q)、PCMAX_L(p、q+1)及びPCMAX_L(p、q+n)のうち、最も値が小さいPCMAX_Lを選択する。同様に、ユーザ装置UEは、サブフレームpの区間における「PCMAX_H」として、PCMAX_H(p、q−1)、PCMAX_H(p、q)、PCMAX_H(p、q+1)及びPCMAX_H(p、q+n)のうち、最も値が大きいPCMAX_Hを選択する。ユーザ装置UEは、本処理手順をCC#1のサブフレーム毎に行うことで、上りリンクの通信を行っている間継続して「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」を算出することができる。
算出手順1を用いて「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」が算出されることで、TTI長が長いCCの各サブフレーム区間内では最大送信電力(PCMAX)は一定となり、同一サブフレーム内で電力落差が発生することによるTTI長が長いCC側の基地局eNBでの復調精度劣化を回避することができる。すなわち、算出手順1を用いることで、TTI長が長いCC側の通信品質の劣化を回避することができる。
次に、本実施の形態におけるユーザ装置UEは、TTI長の短いCCにおける各サブフレームを基準サブフレームとして定義し、上述の式(2)及び式(3)を用いて「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」を算出するようにしてもよい。以下の説明において、TTI長の短いCCにおける各サブフレームを基準サブフレームとして定義し、上述の式(2)及び式(3)を用いて「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」を算出することを、便宜上「算出手順2」と呼ぶ。
具体的には、ユーザ装置UEは、TTI長の短いCCにおける基準サブフレームが、TTI長の長いCCにおけるサブフレームの境界を跨ぐ場合、当該境界の前後のTTI長の長いCCにおける2つのサブフレームの各々と基準サブフレームとの組み合わせのうち、「PCMAX_L」が小さい組み合わせにおける「PCMAX_L」を選択することで、当該基準サブフレームの区間における「PCMAX_L」を算出する。同様に、「PCMAX_H」が大きい組み合わせにおける「PCMAX_H」を選択することで当該基準サブフレームの区間における「PCMAX_H」を算出する。
更に、ユーザ装置UEは、TTI長の短いCCにおける基準サブフレームが、TTI長の長いCCにおけるサブフレームの境界を跨がない場合、基準サブフレームと、基準サブフレームの開始点及び終了点を含むTTI長の長いCCにおけるサブフレームとの組み合わせを用いて「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」を算出する。
図4Bを用いて具体的に説明する。図4Bの例では、サブフレームq−1は、サブフレームp−1及びサブフレームpの境界を跨いでいる。この場合、ユーザ装置UEは、サブフレームq−1(基準サブフレーム)の区間における「PCMAX_L」として、PCMAX_L(p−1、q−1)及びPCMAX_L(p、q−1)のうち値が小さいPCMAX_Lを選択する。同様に、ユーザ装置UEは、PCMAX_H(p−1、q−1)及びPCMAX_H(p、q−1)のうち値が大きいPCMAX_Hを選択する。ユーザ装置UEは、サブフレームp及びサブフレームp+1の境界を跨いでいるサブフレームq+n(基準サブフレーム)についても同様の手順で「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」を算出する。
また、図4Bの例では、サブフレームqは、CC#1のサブフレームの境界を跨いでいない(すなわち、サブフレームqは、サブフレームpの区間内に含まれている)。この場合、ユーザ装置UEは、PCMAX_L(p、q)及びPCMAX_H(p、q)を、それぞれサブフレームq(基準サブフレーム)の区間における「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」とする。ユーザ装置UEは、CC#1のサブフレームを跨いでいないサブフレームq+1についても同様の手順で「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」を算出する。ユーザ装置UEは、本処理手順をCC#2のサブフレーム毎に行うことで、上りリンクの通信を行っている間継続して「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」を算出することができる。
算出手順2を用いて「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」が算出されることで、TTI長が短いCCの各サブフレーム区間内では最大送信電力(PCMAX)は一定となり、同一サブフレーム内で電力落差が発生することによるTTI長が短いCC側の基地局eNBでの復調精度劣化を回避することができる。また、算出手順1が用いられた場合、TTI長が長いCCのサブフレーム区間内では「PCMAX_L」が一定値になるメリットがある一方で、当該サブフレーム区間内と重複するTTI長が短いCC側の複数のサブフレームの中には、必要以上に最大送信電力が低く設定されてしまうサブフレームが出現してしまい、例えばTTI長が短いCCに係るエリアのカバレッジ縮退等が発生してしまうリスクがある。算出手順2が用いられた場合はこのような問題は発生せず、エリアのカバレッジ縮退等を回避することができる。すなわち、TTI長が短いCC側の通信品質の劣化を回避することができる。
なお、ユーザ装置UEは、算出手順1又は算出手順2を用いてPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出した場合であっても、従来と同様、ユーザ装置単位の最大送信電力(PCMAX)はPCMAX_L及びPCMAX_Hの範囲に収まる値に設定する。
図5A及び図5Bは、TTI長が異なり、かつTTI長が可変であるCCを束ねる場合におけるPCMAX_L及びPCMAX_Hの算出手順を示す図である。図5A及び図5Bは、CC#2のTTI長(サブフレーム長)が可変である場合を示しており、サブフレームqのTTI長が、それぞれ図4A及び図4Bと異なっている様子を示している。
TTI長が可変であるCCを束ねる場合であっても、ユーザ装置UEは、算出手順1及び算出手順2のうちいずれか一方を用いて「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」を算出するようにしてもよい。図5A及び図5Bの各サブフレームにおける「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」の算出手順は、それぞれ図4A及び図4Bと同一であるため説明は省略する。
<算出手順1及び算出手順2の選択及び切替えについて>
(算出手順1及び算出手順2の選択)
本実施の形態では、ユーザ装置UEは、常に算出手順1を用いて(すなわち、TTI長が長いCCを基準サブフレームにして)「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」を算出するようにしてもよいし、常に算出手順2を用いて(すなわち、TTI長が短いCCを基準サブフレームにして)「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」を算出するようにしてもよい。
また、ユーザ装置UEは、算出手順1を用いて「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」を算出するのか、又は、算出手順2を用いて「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」を算出するのかを基地局eNBからの指示に従って選択するようにしてもよい。
例えば、図6(a)に示すように、ユーザ装置UEは、基地局eNBからの指示信号(S11)に算出手順1を示す情報が含まれている場合、算出手順1を用いて「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」を算出し、当該指示信号に算出手順2を示す情報が含まれている場合、算出手順2を用いて「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」を算出するようにしてもよい。当該指示信号は、物理レイヤ(PHY)、MACレイヤの信号又はRRC信号であってもよい。また、当該指示信号は、LTE(4G)の基地局eNBから送信されてもよいし、5Gの基地局eNBから送信されてもよい。また、ユーザ装置UEは、LTE(4G)の基地局eNB及び5Gの基地局eNBの両方から当該指示信号を受信した場合、LTE(4G)の基地局eNBからの指示信号を優先する(LTEの基地局eNBからの指示信号に従う)ようにしてもよいし、5Gの基地局eNBからの指示信号を優先する(5Gの基地局eNBからの指示信号に従う)ようにしてもよい。
なお、基地局eNBは、ユーザ装置UEから報告される各CC(CAを構成する各セルの下りCC)の通信品質(RSRQ(Reference Signal Received Quality)、RSRP(Reference Signal Received Power)、CQI(Channel Quality Indicator)等)に基づいて、算出手順1を用いるのか、又は算出手順2を用いるのかをユーザ装置UEに指示するようにしてもよい。
また、ユーザ装置UEは、算出手順1を用いて「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」を算出するのか、又は、算出手順2を用いて「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」を算出するのかをユーザ装置UE自身で選択するようにしてもよい。
例えば、ユーザ装置UEは、各セルの下りリンク(上りCCと同一セルの下りCC)の通信品質(RSRQ、RSRP、CQI等)を測定して比較することで、算出手順1を用いるのか、又は算出手順2を用いるのかを選択するようにしてもよい。
また、ユーザ装置UEは、算出手順1を用いたのか、又は算出手順2を用いたのかを基地局eNBに通知するようにしてもよい。例えば、図6(b)に示すように、ユーザ装置UEは、算出手順1を用いて算出したのか、又は、算出手順2を用いて算出したのかを示す情報を含む通知信号(S21)を基地局eNBに送信するようにしてもよい。当該通知信号は、物理レイヤ(PHY)、MACレイヤの信号又はRRC信号であってもよい。
(算出手順1及び算出手順2の切替え)
本実施の形態において、ユーザ装置UEは、算出手順1を用いて「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」を算出するのか、又は、算出手順2を用いて「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」を算出するのかを、所定のタイミングで切替えるようにしてもよい。算出手順の切り替えが行われる様子を図7に示す。図7の例では、ステップS51及びステップS52のタイミングで算出手順の切り替えが行われている。
ユーザ装置UEは、基地局eNBからの指示により算出手順を切替えてもよいし、ユーザ装置UE自身の判断で算出手順を切替えるようにしてもよい。基地局eNBからの指示により切替える場合、基地局eNBは指示信号(図6(a)のS11)をユーザ装置UEに送信し、ユーザ装置UEは、当該指示信号を受信したタイミングで算出手順を切替えるようにしてもよい。また、ユーザ装置UEが算出手順を切替えるタイミングは、TTI長が短い(又は長い)CCのサブフレームの境界であってもよいし、ユーザ装置UEが算出手順の切替えを判断したタイミング(又は基地局eNBから算出手順の切り替えを指示されたタイミング)から所定時間が経過した後でもよい。また、これらのタイミングに限られず、どのようなタイミングで算出手順を切替えるようにしてもよい。
以下、基地局eNB又はユーザ装置UEが算出手順を切替える際の判断基準の例について説明する。
[基準例(その1)]
ユーザ装置UE又は基地局eNBは、TTI長が長いCCの通信品質を優先させるのか、又はTTI長が短いCCの通信品質を優先させるのかに応じて、算出手順を切替える(切替えるように指示する)ようにしてもよい。例えば、ユーザ装置UE又は基地局eNBは、上りCCの各々で送信予定のデータ量を比較し、送信予定のデータ量が多いCCの通信品質が優先されるように算出手順を切替える(切替えるように指示する)ようにしてもよい。また、優先度の高いベアラ(例えば、QCI(QoS Class Identifier)が小さい値のベアラ)に設定されているCCの通信品質が優先されるように算出手順を切替える(切替えるように指示する)ようにしてもよい。
[基準例(その2)]
ユーザ装置UE又は基地局eNBは、各CCの通信品質(RSRQ、RSRP、CQI等)に基づき、TTI長が長いCCの通信品質が良好になったタイミングで算出手順1に切替える(切替えるように指示する)ようにしてもよいし、TTI長が短いCCの通信品質が良好になったタイミングで算出手順2に切替える(切替えるように指示する)ようにしてもよい。逆に、TTI長が長いCCの通信品質が良好になったタイミングで算出手順2に切替える(切替えるように指示する)ようにしてもよいし、TTI長が短いCCの通信品質が良好になったタイミングで算出手順1に切替える(切替えるように指示する)ようにしてもよい。
[基準例(その3)]
ユーザ装置UE又は基地局eNBは、TTI長が長いCCがMCGに属したタイミングで算出手順1に切替える(切替えるように指示する)ようにしてもよいし、TTI長が短いCCがMCGに属したタイミングで算出手順2に切替える(切替えるように指示する)ようにしてもよい。逆に、TTI長が長いCCがMCGに属したタイミングで算出手順2に切替える(切替えるように指示する)ようにしてもよいし、TTI長が短いCCがMCGに属したタイミングで算出手順1に切替える(切替えるように指示する)ようにしてもよい。なお、2つのCG(Cell Group)のうち、PCellが含まれるCGがMCGであり、PCellが含まれないCGがSCGである。つまり、TTI長が長い(又は短い)CCがMCGに属するとは、ハンドオーバー等によりPCellがCGを跨いで切り替わるような場合を意図している。
[基準例(その4)]
ユーザ装置UE又は基地局eNBは、CC毎の動作状態に基づいて、算出手順1を用いるのか又は算出手順2を用いるのかを切替える(切替えるように指示する)ようにしてもよい。
例えば、ユーザ装置UE又は基地局eNBは、算出手順1を用いている場合(つまり、TTIが長いCC側に基準サブフレームが設定されている場合)において、TTI長が長いCCがDeactivateされた場合、当該CCのTAタイマが停止した場合、当該CCの上り送信(SRS/PUCCH/PUSCH等)が行われなくなった場合、当該CCがDRX状態に遷移した場合、又は、当該CCがMeasurement Gapの状態に遷移した場合、算出手順2に切替える(切替えるように指示する)ようにしてもよい。
同様に、ユーザ装置UE又は基地局eNBは、算出手順2を用いている場合(つまり、TTIが短いCC側に基準サブフレームが設定されている場合)において、TTI長が短いCCがDeactivateされた場合、当該CCのTAタイマが停止した場合、当該CCの上り送信(SRS/PUCCH/PUSCH等)が行われなくなった場合、当該CCがDRX状態に遷移した場合、又は、当該CCがMeasurement Gapの状態に遷移した場合、算出手順1に切替える(切替えるように指示する)ようにしてもよい。
<「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」の算出(変形例)について>
本実施の形態では、3つ以上のCCからなるCAを行う場合、ユーザ装置UEは、算出手順1、算出手順2、及び前述した従来の算出手順を組み合わせることで「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」を算出するようにしてもよい。具体的な算出手順の例を以下に示す。
(変形例(その1))
図8は、TTI長が異なるCCを束ねる場合におけるPCMAX_L及びPCMAX_Hの算出手順(変形例その1)を示す図である。図8の例では、MCGに属するCC#1及びCC#2、SCGに属するCC#3及びCC#4を用いて上りCAが行われている様子を示している。
図8の例では、CC#1及びCC#2の間ではサブフレーム間隔が同一であり、かつ、サブフレームが同期している。また、CC#3及びCC#4の間でもサブフレーム間隔が同一であり、かつ、サブフレームが同期している。一方、CC#1及びCC#2と、CC#3及びCC#4との間では、サブフレーム間隔が異なっている(TTI長が異なる)。
図8に示すCAの場合、最初に、CC#1及びCC#2の各サブフレームの間で従来の算出手順(図1(a1)又は図1(b1)の算出手順)を用いてPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出し、算出されたPCMAX_L及びPCMAX_HをCC#2の各サブフレームにおけるPCMAX_L及びPCMAX_Hとみなすようにする。
同様に、CC#3及びCC#4の各サブフレームの間で従来の算出手順(図1(a1)又は図1(b1)の算出手順)を用いてPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出し、算出されたPCMAX_L及びPCMAX_HをCC#3の各サブフレームにおけるPCMAX_L及びPCMAX_Hとみなすようにする。
続いて、PCMAX_L及びPCMAX_Hとみなされた値を用いて、CC#2及びCC#3の間で、算出手順1又は算出手順2によりPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出する。
なお、以下の各変形例において算出手順1又は算出手順2を用いてPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出する場合、各サブフレームにおけるPCMAX_Lとみなされた「PCMAX_L」と、各サブフレームにおけるPCMAX_Hとみなされた「PCMAX_H」とを用いてサブフレーム間のPCMAX_L及びPCMAX_Hの算出を行うことになる。そこで、以下のように算出を行う。
例えば、CC#2のサブフレームxにおけるPCMAX_Lとみなされた「PCMAX_L」と、CC#3のサブフレームyにおけるPCMAX_Lとみなされた「PCMAX_L」との間でPCMAX_Lを求める場合を仮定する。まず、CC#2のサブフレームxにおけるPCMAX_Lとみなされた「PCMAX_L」の値とCC#3のサブフレームyにおけるPCMAX_Lとみなされた「PCMAX_L」の値とを合算する。これは、式(2)において、「サービングセル(c)ごとに算出」した値を合算(Σ)する部分の計算を行うことに該当する。続いて、合算値がPpowerclass未満である場合は当該合算値をPCMAX_Lとし、当該合算値がPpowerclass以上である場合は、PpowerclassをPCMAX_Lとする。これは、式(2)において、「PCMAX_L」の上限はPpowerclassであることに該当する。これにより、PCMAX_Lを算出することができる。
同様に、CC#2のサブフレームxにおけるPCMAX_Hとみなされた「PCMAX_H」と、CC#3のサブフレームyにおけるPCMAX_Hとみなされた「PCMAX_H」との間でPCMAX_Hを求める場合を仮定する。まず、CC#2のサブフレームxにおけるPCMAX_Hとみなされた「PCMAX_H」の値とCC#3のサブフレームyにおけるPCMAX_Hとみなされた「PCMAX_H」の値とを合算する。これは、式(3)において、「サービングセル(c)ごとに算出して合算」に係る部分の計算を行うことに該当する。続いて、合算値がPpowerclass未満である場合は、合算値をPCMAX_Hとし、合算値がPpowerclass以上である場合は、PpowerclassをPCMAX_Hとする。これは、式(3)において、「PCMAX_H」の上限はPpowerclassであることに該当する。これにより、PCMAX_Hを算出することができる。
言い換えると、以上説明したPCMAX_Lの算出手順は、個々のCCの各サブフレームにおけるPCMAX_Lを、式(2)における「サービングセル(c)ごとに算出」に係る部分を用いて算出し、個々のCCで算出されたPCMAX_Lを合算し、合算値がPpowerclass未満である場合は当該合算値をPCMAX_Lとし、当該合算値がPpowerclass以上である場合は、PpowerclassをPCMAX_Lとすることと同義である。
同様に、以上説明したPCMAX_Hの算出手順は、個々のCCの各サブフレームにおけるPEMAXを合算し、合算値がPpowerclass未満である場合は当該合算値をPCMAX_Hとし、当該合算値がPpowerclass以上である場合は、PpowerclassをPCMAX_Hとすることと同義である。
図8(a)は、算出手順1を用いてPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出する場合を図示したものであり、図8(b)は、算出手順2を用いてPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出する場合を図示したものである。
図8(a)の例では、ユーザ装置UEは、CC#1及びCC#2の間で、従来の算出手順でPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出し、算出されたPCMAX_L及びPCMAX_Hは、CC#2の各サブフレームのPCMAX_L及びPCMAX_Hであるとみなすようにする。また、ユーザ装置UEは、CC#3及びCC#4の間で、従来の算出手順でPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出し、算出されたPCMAX_L及びPCMAX_Hは、CC#3の各サブフレームのPCMAX_L及びPCMAX_Hであるとみなすようにする。続いて、ユーザ装置UEは、CC#2の各サブフレームを基準サブフレームとして、CC#2及びCC#3の間で算出手順1を用いてPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出する。
図8(b)の例では、CC#1及びCC#2の間で、従来の算出手順でPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出し、算出されたPCMAX_L及びPCMAX_Hは、CC#2の各サブフレームのPCMAX_L及びPCMAX_Hであるとみなすようにする。また、CC#3及びCC#4の間で、従来の算出手順でPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出し、算出されたPCMAX_L及びPCMAX_Hは、CC#3の各サブフレームのPCMAX_L及びPCMAX_Hであるとみなすようにする。続いて、CC#3の各サブフレームを基準サブフレームとして、CC#2及びCC#3の間で算出手順2を用いてPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出する。
(変形例(その2))
図9は、TTI長が異なるCCを束ねる場合におけるPCMAX_L及びPCMAX_Hの算出手順(変形例その2)を示す図である。図9の例では、MCGに属するCC#1、SCGに属するCC#2及びCC#3を用いて上りCAが行われている様子を示している。
図9の例では、CC#1及びCC#2の間ではサブフレーム間隔が異なっており、更に、CC#2及びCC#3の間でもサブフレーム間隔が異なっている。
図9に示すCAの場合、最初に、CC#2及びCC#3の各サブフレームの間で、算出手順1を用いて(CC#2の各サブフレームを基準サブフレームとして)PCMAX_L及びPCMAX_Hを算出し、算出されたPCMAX_L及びPCMAX_HをCC#2の各サブフレームにおけるPCMAX_L及びPCMAX_Hとみなすようにする。
続いて、PCMAX_L及びPCMAX_Hとみなされた値を用いて、CC#1及びCC#2の間で、算出手順1又は算出手順2によりPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出する。
図9(a)は、算出手順1を用いてPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出する場合を図示したものであり、図9(b)は、算出手順2を用いてPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出する場合を図示したものである。
図9(a)の例では、ユーザ装置UEは、CC#2及びCC#3の間で、算出手順1でPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出し、算出されたPCMAX_L及びPCMAX_Hは、CC#2の各サブフレームのPCMAX_L及びPCMAX_Hであるとみなすようにする。続いて、ユーザ装置UEは、CC#1の各サブフレームを基準サブフレームとして、CC#1及びCC#2の間で算出手順1を用いてPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出する。
図9(b)の例では、ユーザ装置UEは、CC#2及びCC#3の間で、算出手順1でPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出し、算出されたPCMAX_L及びPCMAX_Hは、CC#2の各サブフレームのPCMAX_L及びPCMAX_Hであるとみなすようにする。続いて、ユーザ装置UEは、CC#2の各サブフレームを基準サブフレームとして、CC#1及びCC#2の間で算出手順2を用いてPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出する。
(変形例(その3))
図10は、TTI長が異なるCCを束ねる場合におけるPCMAX_L及びPCMAX_Hの算出手順(変形例その3)を示す図である。図10の例では、MCGに属するCC#1、SCGに属するCC#2及びCC#3を用いて上りCAが行われている様子を示している。
図10の例では、CC#2及びCC#3の間ではサブフレーム間隔が同一であるが、サブフレームは同期していない。また、CC#1及びCC#2の間ではサブフレーム間隔が異なっている。
図10に示すCAの場合、最初に、CC#2及びCC#3の各サブフレームの間で、従来の算出手順(図2(a)で説明した算出手順)を用いてPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出し、算出されたPCMAX_L及びPCMAX_HをCC#2の各サブフレームにおけるPCMAX_L及びPCMAX_Hとみなすようにする。
続いて、PCMAX_L及びPCMAX_Hとみなされた値を用いて、CC#1及びCC#2の間で、算出手順1又は算出手順2によりPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出する。
図10(a)は、算出手順1を用いてPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出する場合を図示したものであり、図10(b)は、算出手順2を用いてPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出する場合を図示したものである。
図10(a)の例では、ユーザ装置UEは、CC#2及びCC#3の間で、従来の算出手順でPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出し、算出されたPCMAX_L及びPCMAX_Hは、CC#2の各サブフレームのPCMAX_L及びPCMAX_Hであるとみなすようにする。続いて、ユーザ装置UEは、CC#1の各サブフレームを基準サブフレームとして、CC#1及びCC#2の間で算出手順1を用いてPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出する。
図10(b)の例では、ユーザ装置UEは、CC#2及びCC#3の間で、従来の算出手順でPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出し、算出されたPCMAX_L及びPCMAX_Hは、CC#2の各サブフレームのPCMAX_L及びPCMAX_Hであるとみなすようにする。続いて、ユーザ装置UEは、CC#2の各サブフレームを基準サブフレームとして、CC#1及びCC#2の間で算出手順2を用いてPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出する。
(変形例(その4))
他の変形例として、ユーザ装置UEは、算出手順2において、複数の連続したサブフレーム全体を基準サブフレームとして扱うようにしてもよい。具体的には、図4Bの例において、例えば、2つの連続したサブフレーム(p、p+1)を基準サブフレームとして扱うようにしてもよい。サブフレームごとに算出されるPCMAX_L及びPCMAX_Hの値は頻繁に変動しない場合も想定されることから、ユーザ装置UEの処理負荷を軽減することができる。
以上、複数の変形例について説明したが、本実施の形態は、算出手順1、算出手順2、及び前述した従来の算出手順を組み合わせることで、どのようなCCの組み合わせのCAであっても、「PCMAX_L」及び「PCMAX_H」を算出することができる。
<機能構成>
以上説明した実施の形態を実行するユーザ装置UE及び基地局eNBの機能構成例について説明する。
(ユーザ装置)
図11は、実施の形態におけるユーザ装置の機能構成例を示す図である。図11に示すようにユーザ装置UEは、信号送信部101、信号受信部102、及び算出部103を含む。図11は、ユーザ装置UEにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図11に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。
信号送信部101は、物理レイヤの各種信号を無線送信する機能を含む。信号受信部102は、基地局eNBから各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する機能を含む。信号送信部101及び信号受信部102はそれぞれ、複数のCCを束ねてCA通信を行う機能を含む。また、信号送信部101及び信号受信部102はそれぞれ、MeNB及びSeNBとの間でDCによるCA通信を行う機能を含む。
算出部103は、TTI長が長いCCのサブフレーム、又は、TTI長が短いCCのサブフレームを基準として、上りリンクの信号におけるPCMAX_L及びPCMAX_Hを所定の計算式を用いて算出する機能を有する。
また、算出部103は、基地局eNBからの指示又は下りリンクの通信品質に基づいて、TTI長が長いCCのサブフレームを基準としてPCMAX_L及びPCMAX_Hを所定の計算式を用いて算出するのか、又は、TTI長が短いCCのサブフレームを基準としてPCMAX_L及びPCMAX_Hを所定の計算式を用いて算出するのかを選択するようにしてもよい。
また、算出部103は、所定のタイミングで、TTI長が長いCCのサブフレームを基準としてPCMAX_L及びPCMAX_Hを所定の計算式を用いて算出するのか、又は、TTI長が短いCCのサブフレームを基準としてPCMAX_L及びPCMAX_Hを所定の計算式を用いて算出するのかを切替えるようにしてもよい。所定のタイミングとは、例えば、前述の「(算出手順1及び算出手順2の切替え)」で説明した判断基準により決定されてもよい。
(基地局)
図12は、実施の形態における基地局の機能構成例を示す図である。図12に示すように基地局eNBは、信号送信部201、信号受信部202、及び指示部203を含む。図12は、基地局eNBにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTEに準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。また、図12に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分や機能部の名称はどのようなものでもよい。
信号送信部201は、物理レイヤの各種信号を無線送信する機能を含む。信号受信部202は、ユーザ装置UEから各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する機能を含む。信号送信部201及び信号受信部202はそれぞれ、複数のCCを束ねてCA通信を行う機能を含む。
指示部203は、TTI長が長いCCのサブフレームを基準としてPCMAX_L及びPCMAX_Hを所定の計算式を用いて算出するのか(すなわち、算出手順1を用いてPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出するのか)、又は、TTI長が短いCCのサブフレームを基準としてPCMAX_L及びPCMAX_Hを所定の計算式を用いて算出するのか(すなわち、算出手順2を用いてPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出するのか)をユーザ装置UEに指示する機能を有する。
また、指示部203は、所定のタイミングで、TTI長が長いCCのサブフレームを基準とするのか(すなわち、算出手順1を用いてPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出するのか)、又は、TTI長が短いCCを基準とするのか(すなわち、算出手順2を用いてPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出するのか)をユーザ装置UEに指示するようにしてもよい。所定のタイミングとは、例えば、前述の「(算出手順1及び算出手順2の切替え)」で説明した判断基準により決定されてもよい。
以上説明したユーザ装置UE及び基地局eNBの機能構成は、全体をハードウェア回路(例えば、1つ又は複数のICチップ)で実現してもよいし、一部をハードウェア回路で構成し、その他の部分をCPUとプログラムとで実現してもよい。
(ユーザ装置)
図13は、実施の形態に係るユーザ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図13は、図11よりも実装例に近い構成を示している。図13に示すように、ユーザ装置UEは、無線信号に関する処理を行うRF(Radio Frequency)モジュール301と、ベースバンド信号処理を行うBB(Base Band)処理モジュール302と、上位レイヤ等の処理を行うUE制御モジュール303とを有する。
RFモジュール301は、BB処理モジュール302から受信したデジタルベースバンド信号に対して、D/A(Digital-to-Analog)変換、変調、周波数変換、及び電力増幅等を行うことでアンテナから送信すべき無線信号を生成する。また、受信した無線信号に対して、周波数変換、A/D(Analog to Digital)変換、復調等を行うことでデジタルベースバンド信号を生成し、BB処理モジュール302に渡す。RFモジュール301は、例えば、図11に示す信号送信部101の一部、信号受信部102の一部を含む。
BB処理モジュール302は、IPパケットとデジタルベースバンド信号とを相互に変換する処理を行う。DSP(Digital Signal Processor)312は、BB処理モジュール302における信号処理を行うプロセッサである。メモリ322は、DSP312のワークエリアとして使用される。BB処理モジュール302は、例えば、図11に示す信号送信部101の一部、信号受信部102の一部、算出部103の一部を含む。
UE制御モジュール303は、IPレイヤのプロトコル処理、各種アプリケーションの処理等を行う。プロセッサ313は、UE制御モジュール303が行う処理を行うプロセッサである。メモリ323は、プロセッサ313のワークエリアとして使用される。UE制御モジュール303は、例えば、図11に示す算出部103の一部を含む。
(基地局)
図14は、実施の形態に係る基地局のハードウェア構成の一例を示す図である。図14は、図12よりも実装例に近い構成を示している。図14に示すように、基地局eNBは、無線信号に関する処理を行うRFモジュール401と、ベースバンド信号処理を行うBB処理モジュール402と、上位レイヤ等の処理を行う装置制御モジュール403と、ネットワークと接続するためのインターフェースである通信IF404とを有する。
RFモジュール401は、BB処理モジュール402から受信したデジタルベースバンド信号に対して、D/A変換、変調、周波数変換、及び電力増幅等を行うことでアンテナから送信すべき無線信号を生成する。また、受信した無線信号に対して、周波数変換、A/D変換、復調等を行うことでデジタルベースバンド信号を生成し、BB処理モジュール402に渡す。RFモジュール401は、例えば、図12に示す信号送信部201の一部、信号受信部202の一部を含む。
BB処理モジュール402は、IPパケットとデジタルベースバンド信号とを相互に変換する処理を行う。DSP412は、BB処理モジュール402における信号処理を行うプロセッサである。メモリ422は、DSP412のワークエリアとして使用される。BB処理モジュール402は、例えば、図12に示す信号送信部201の一部、信号受信部202の一部、指示部203の一部を含む。
装置制御モジュール403は、IPレイヤのプロトコル処理、OAM(Operation and Maintenance)処理等を行う。プロセッサ413は、装置制御モジュール403が行う処理を行うプロセッサである。メモリ423は、プロセッサ413のワークエリアとして使用される。補助記憶装置433は、例えばHDD等であり、基地局eNB自身が動作するための各種設定情報等が格納される。装置制御モジュール403は、例えば、図12に示す指示部203の一部を含む。
<まとめ>
以上説明した実施の形態によれば、上りリンクのキャリアアグリゲーションをサポートする無線通信システムにおけるユーザ装置であって、第一のコンポーネントキャリアと、前記第一のコンポーネントキャリアよりTTI長が短い第二のコンポーネントキャリアとを用いて基地局に上りリンクの信号を送信する送信部と、前記第一のコンポーネントキャリアのサブフレーム、又は、前記第二のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として、前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを所定の計算式を用いて算出する算出部と、を有するユーザ装置が提供される。このユーザ装置UEにより、TTI長が異なるCCを用いたCAが行われる場合に、最大送信電力の下限及び上限を適切に算出して通信を行うことが可能な技術が提供される。
また、前記算出部は、前記第一のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として所定の計算式を用いて前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを算出する場合において、前記第一のコンポーネントキャリアのサブフレームと、当該サブフレームの開始及び終了の間に含まれる前記第二のコンポーネントキャリアの複数のサブフレーム、及び、当該サブフレームの開始点及び終了点のうちいずれか一方を跨ぐ前記第二のコンポーネントキャリアの複数のサブフレームの各々との組み合わせのうち、最大送信電力の下限が小さい組み合わせを用いて最大送信電力の下限を算出すると共に、最大送信電力の上限が大きい組み合わせを用いて最大送信電力の上限を算出するようにしてもよい。これにより、TTI長が長いCCの各サブフレーム区間内では最大送信電力(PCMAX)は一定となり、同一サブフレーム内で電力落差が発生することによる基地局eNB側での復調精度劣化を回避することができる。すなわち、TTI長が長いCC側の通信品質の劣化を回避することができる。
また、前記算出部は、前記第二のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として所定の計算式を用いて前記上りリンクの信号におけるサブフレームごとの最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを算出する場合において、前記第二のコンポーネントキャリアのサブフレームが、前記第一のコンポーネントキャリアのサブフレームの境界を跨ぐ場合、当該境界の前後の前記第一のコンポーネントキャリアの2つのサブフレームの各々と前記第二のコンポーネントキャリアのサブフレームとの組み合わせのうち、最大送信電力の下限が小さい組み合わせを用いて最大送信電力の下限を算出すると共に、最大送信電力の上限が大きい組み合わせを用いて最大送信電力の上限を算出し、前記第二のコンポーネントキャリアのサブフレームが、前記第一のコンポーネントキャリアのサブフレームの境界を跨がない場合、前記第二のコンポーネントキャリアのサブフレームと、当該サブフレームの開始点及び終了点を含む前記第一のコンポーネントキャリアのサブフレームとの組み合わせを用いて最大送信電力の下限及び最大送信電力の上限を算出するようにしてもよい。これにより、TTI長が短いCCの各サブフレーム区間内では最大送信電力(PCMAX)は一定となり、同一サブフレーム内で電力落差が発生することによる基地局eNB側での復調精度劣化を回避することができる。また、例えばTTI長が短いCCにおけるカバレッジ縮退等を回避することができる。
また、前記算出部は、前記基地局からの指示又は下りリンクの通信品質に基づいて、前記第一のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として、所定の計算式を用いて前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを算出するのか、又は、前記第二のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として、所定の計算式を用いて前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを算出するのかを選択するようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、算出手順1及び算出手順2を実装しつつ、算出手順1及び算出手順2のいずれか一方を選択することが可能になる。
また、前記算出部は、所定のタイミングで、前記第一のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として、所定の計算式を用いて前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを算出するのか、又は、前記第二のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として、所定の計算式を用いて前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを算出するのかを切替えるようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、算出手順1及び算出手順2のいずれか一方を継続して適用するのではなく、CCの通信状態の変化といったタイミングに応じて、算出手順1及び算出手順2を適宜切替えることが可能になる。
また、前記算出部は、前記第一のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として、所定の計算式を用いて前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを算出しているのか、又は、前記第二のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として、所定の計算式を用いて前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを算出しているのかを前記基地局に通知するようにしてもよい。これにより、基地局eNBは、ユーザ装置UEが算出手順1又は算出手順2のどちらの手順を用いてPCMAX_L及びPCMAX_Hを算出しているのかを把握することが可能になる。
また、以上説明した実施の形態によれば、上りリンクのキャリアアグリゲーションをサポートする無線通信システムにおける基地局であって、ユーザ装置からの上りリンクの信号を受信する受信部と、第一のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として、所定の計算式を用いて前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを算出するのか、又は、前記第一のコンポーネントキャリアよりTTI長が短い第二のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として、所定の計算式を用いて前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを算出するのかを前記ユーザ装置に指示する指示部と、を有する基地局が提供される。この基地局eNBにより、TTI長が異なるCCを用いたCAが行われる場合に、最大送信電力の下限及び上限を適切に算出して通信を行うことが可能な技術が提供される。
また、前記指示部は、所定のタイミングで、前記第一のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準とするのか、又は、前記第二のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準とするのかを切替えるように指示するようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、算出手順1及び算出手順2のいずれか一方を継続して適用するのではなく、CCの通信状態の変化といったタイミングに応じて、算出手順1及び算出手順2を適宜切替えることが可能になる。
また、以上説明した実施の形態によれば、上りリンクのキャリアアグリゲーションをサポートする無線通信システムにおけるユーザ装置が実行する通信方法であって、第一のコンポーネントキャリアと、前記第一のコンポーネントキャリアよりTTI長が短い第二のコンポーネントキャリアとを用いて基地局に上りリンクの信号を送信する送信ステップと、前記第一のコンポーネントキャリアのサブフレーム、又は、前記第二のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として、前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを所定の計算式を用いて算出する算出ステップと、を有する通信方法が提供される。この通信方法により、TTI長が異なるCCを用いたCAが行われる場合に、最大送信電力の下限及び上限を適切に算出して通信を行うことが可能な技術が提供される。
また、以上説明した実施の形態によれば、上りリンクのキャリアアグリゲーションをサポートする無線通信システムにおける基地局が実行する指示方法であって、ユーザ装置からの上りリンクの信号を受信する受信ステップと、第一のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として、所定の計算式を用いて前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを算出するのか、又は、前記第一のコンポーネントキャリアよりTTI長が短い第二のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として、所定の計算式を用いて前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを算出するのかを前記ユーザ装置に指示する指示ステップと、を有する指示方法が提供される。この指示方法により、TTI長が異なるCCを用いたCAが行われる場合に、最大送信電力の下限及び上限を適切に算出して通信を行うことが可能な技術が提供される。
<実施形態の補足>
各信号は、メッセージであってもよい。例えば、指示信号は指示メッセージでもよいし、通知信号は通知メッセージであってもよい。
方法の請求項は、サンプル的順序で様々なステップの要素を提示しており、請求項の中で明記していない限り、提示した特定の順序に限定されない。
以上、本発明の実施の形態で説明する各装置(ユーザ装置UE/基地局eNB)の構成は、CPUとメモリを備える当該装置において、プログラムがCPU(プロセッサ)により実行されることで実現される構成であってもよいし、本実施の形態で説明する処理のロジックを備えたハードウェア回路等のハードウェアで実現される構成であってもよいし、プログラムとハードウェアが混在していてもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べたシーケンス及びフローチャートは、矛盾の無い限り順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、ユーザ装置UE/基地局eNBは機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従ってユーザ装置UEが有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従って基地局eNBが有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
なお、実施の形態において、PCMAX_Lは最大送信電力の下限の一例であり、PCMAX_Hは最大送信電力の上限の一例である。
本特許出願は2015年8月21日に出願した日本国特許出願第2015−164257号に基づきその優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2015−164257号の全内容を本願に援用する。
eNB 基地局
UE ユーザ装置
101 信号送信部
102 信号受信部
103 算出部
201 信号送信部
202 信号受信部
203 指示部
301 RFモジュール
302 BB処理モジュール
303 UE制御モジュール
401 RFモジュール
402 BB処理モジュール
403 装置制御モジュール
404 通信IF

Claims (10)

  1. 上りリンクのキャリアアグリゲーションをサポートする無線通信システムにおけるユーザ装置であって、
    第一のコンポーネントキャリアと、前記第一のコンポーネントキャリアよりTTI長が短い第二のコンポーネントキャリアとを用いて基地局に上りリンクの信号を送信する送信部と、
    前記第一のコンポーネントキャリアのサブフレーム、又は、前記第二のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として、前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを所定の計算式を用いて算出する算出部と、
    を有するユーザ装置。
  2. 前記算出部は、前記第一のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として所定の計算式を用いて前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを算出する場合において、
    前記第一のコンポーネントキャリアのサブフレームと、当該サブフレームの開始及び終了の間に含まれる前記第二のコンポーネントキャリアの複数のサブフレーム、及び、当該サブフレームの開始点及び終了点のうちいずれか一方を跨ぐ前記第二のコンポーネントキャリアの複数のサブフレームの各々との組み合わせのうち、最大送信電力の下限が小さい組み合わせを用いて最大送信電力の下限を算出すると共に、最大送信電力の上限が大きい組み合わせを用いて最大送信電力の上限を算出する、請求項1に記載のユーザ装置。
  3. 前記算出部は、前記第二のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として所定の計算式を用いて前記上りリンクの信号におけるサブフレームごとの最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを算出する場合において、
    前記第二のコンポーネントキャリアのサブフレームが、前記第一のコンポーネントキャリアのサブフレームの境界を跨ぐ場合、当該境界の前後の前記第一のコンポーネントキャリアの2つのサブフレームの各々と前記第二のコンポーネントキャリアのサブフレームとの組み合わせのうち、最大送信電力の下限が小さい組み合わせを用いて最大送信電力の下限を算出すると共に、最大送信電力の上限が大きい組み合わせを用いて最大送信電力の上限を算出し、
    前記第二のコンポーネントキャリアのサブフレームが、前記第一のコンポーネントキャリアのサブフレームの境界を跨がない場合、前記第二のコンポーネントキャリアのサブフレームと、当該サブフレームの開始点及び終了点を含む前記第一のコンポーネントキャリアのサブフレームとの組み合わせを用いて最大送信電力の下限及び最大送信電力の上限を算出する、請求項1又は2に記載のユーザ装置。
  4. 前記算出部は、前記基地局からの指示又は下りリンクの通信品質に基づいて、前記第一のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として、所定の計算式を用いて前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを算出するのか、又は、前記第二のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として、所定の計算式を用いて前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを算出するのかを選択する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のユーザ装置。
  5. 前記算出部は、所定のタイミングで、前記第一のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として、所定の計算式を用いて前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを算出するのか、又は、前記第二のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として、所定の計算式を用いて前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを算出するのかを切替える、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のユーザ装置。
  6. 前記算出部は、前記第一のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として、所定の計算式を用いて前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを算出しているのか、又は、前記第二のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として、所定の計算式を用いて前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを算出しているのかを前記基地局に通知する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のユーザ装置。
  7. 上りリンクのキャリアアグリゲーションをサポートする無線通信システムにおける基地局であって、
    ユーザ装置からの上りリンクの信号を受信する受信部と、
    第一のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として、所定の計算式を用いて前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを算出するのか、又は、前記第一のコンポーネントキャリアよりTTI長が短い第二のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として、所定の計算式を用いて前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを算出するのかを前記ユーザ装置に指示する指示部と、
    を有する基地局。
  8. 前記指示部は、所定のタイミングで、前記第一のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準とするのか、又は、前記第二のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準とするのかを切替えるように指示する、請求項7に記載の基地局。
  9. 上りリンクのキャリアアグリゲーションをサポートする無線通信システムにおけるユーザ装置が実行する通信方法であって、
    第一のコンポーネントキャリアと、前記第一のコンポーネントキャリアよりTTI長が短い第二のコンポーネントキャリアとを用いて基地局に上りリンクの信号を送信する送信ステップと、
    前記第一のコンポーネントキャリアのサブフレーム、又は、前記第二のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として、前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを所定の計算式を用いて算出する算出ステップと、
    を有する通信方法。
  10. 上りリンクのキャリアアグリゲーションをサポートする無線通信システムにおける基地局が実行する指示方法であって、
    ユーザ装置からの上りリンクの信号を受信する受信ステップと、
    第一のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として、所定の計算式を用いて前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを算出するのか、又は、前記第一のコンポーネントキャリアよりTTI長が短い第二のコンポーネントキャリアのサブフレームを基準として、所定の計算式を用いて前記上りリンクの信号における最大送信電力の下限と最大送信電力の上限とを算出するのかを前記ユーザ装置に指示する指示ステップと、
    を有する指示方法。
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