JPWO2016170819A1 - 消火設備配管の接続構造及びスプリンクラーヘッド - Google Patents

消火設備配管の接続構造及びスプリンクラーヘッド Download PDF

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Abstract

【課題】 スプリンクラーヘッドと給水配管との接続作業において、作業者の技量によらず、漏れを防止可能なスプリンクラーヘッドの接続継手およびスプリンクラーヘッドを提供する。【解決手段】 スプリンクラーヘッドの接続継手1は、一端側が消火設備配管と接続され他端側がスプリンクラーヘッド2のノズル22と接続されており、他端側にはスプリンクラーヘッド2のノズル22の外側に設置された牡ネジ24と螺合する牝ネジ17を備え、該牝ネジ17よりも内側にスプリンクラーヘッド2のノズル22の内側に挿通される連結部14を設置し、連結部14とノズル22の間にシール部材15が設置されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、消火設備配管の接続構造として、例えばスプリンクラーヘッドが接続される継手および該継手に接続されるスプリンクラーヘッドに関するものである。
特許文献1に記載されている消火用のスプリンクラーヘッドは主に建物の天井面に設置されており、火災時に自動的に作動して水を散布し消火を行うものである。スプリンクラーヘッドは天井裏に敷設された消火設備配管と接続されており、消火設備配管は水源と接続しており常時水が充填されている。
スプリンクラーヘッドは天井面に所定間隔で設置されており、建物の設計時に設置位置が定められる。所定の位置にスプリンクラーヘッドを設置するため、スプリンクラーヘッドと消火設備配管は、可撓性を有する金属性のフレキ配管や樹脂配管を介して接続されていることが多い。
図4に示すスプリンクラーヘッド50は金属性のフレキ配管や樹脂配管等による配管51を介して消火設備配管(図示しない)と接続されている。スプリンクラーヘッド50と配管51の接続部はネジ構造となっており、スプリンクラーヘッド50の牡ネジ52にシールテープ(図示しない)を巻いてから配管51の牝ネジ53と螺合接続している。ネジを所定のトルクで締め付けることでシールテープが牡ネジ52と牝ネジ53の隙間に密着して水漏れを防いでいる。
特開2009−291359公報
通常において、スプリンクラーヘッドを消火設備配管に接続した後には、漏れ検査を実施している。先に説明したシールテープを用いたネジ構造による接続は、作業者の技量に依存する傾向があり、不慣れな作業者が施工すると接続部分から水漏れが発生することがしばしば見られた。水漏れが発生した場合、スプリンクラーヘッドを配管から取り外してシールテープを巻き直し、再びスプリンクラーヘッドを配管にねじ込んで接続しており、この手直し作業が手間や時間のかかる作業となっていた。
そこで本発明では、上記問題に鑑み、作業者の技量によらず、漏れを防止可能な消火設備配管の接続構造の提供を目的とし、さらに具体的にはスプリンクラーヘッドの接続継手およびスプリンクラーヘッドの提供を目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は以下の消火設備配管の接続構造及びスプリンクラーヘッドを提供する。
すなわち、一端側が消火設備配管と接続され他端側がスプリンクラーヘッドのノズルと接続された配管継手であり、他端側にはスプリンクラーヘッドのノズルの外側に設置された牡ネジと螺合する牝ネジを備え、該牝ネジよりも内側にスプリンクラーヘッドのノズル内に挿通される連結部を設置し、連結部とノズルの間にシール部材が設置されていることを特徴とする消火設備配管の接続構造である。
これによれば、連結部とノズルの間にシール部材が設置されていることで従来のようにネジシール等のシール材をネジ部に巻く手間を省くことができる。また配管継手とスプリンクラーヘッドとの接続構造は従来からのネジ構造であるから、接続の手順は従来と同じであり作業者が直感的に理解しやすいものである。
さらに連結部は円筒形状をしており、シール部材は連結部の外周面とノズルの内周面の間に設置されている。より具体的には、連結部の外周部に環状のシール部材が設置されている。これによれば、側面シール構造によってシール部材を複数設置することが可能となり止水性能が向上する。また、従来のように所定のトルクにて締め付ける必要は無く、手で締め付けられる程度の力で止水性能が確保できる。
前記本発明については、配管継手の牝ネジの端はシール部材よりもスプリンクラーヘッド側に配置して構成可能である。このような構成にすることで、スプリンクラーヘッドを取り外す際に、ネジの係合状態が外れるよりも先にシール部材の止水作用が解除されることから継手内部に残留していた流体の圧力が降下した後にネジの係合が外れるのでスプリンクラーヘッドを安全に取り外すことができる。
上記のスプリンクラーヘッドは、配管継手の連結部をノズル内に挿通可能である。具体的にはノズルの入口側に前記連結部が挿通される空間が形成されている。これにより前述の配管継手と接続可能な構造を有する他に、牝ネジが形成された通常の配管継手とも接続可能な構成である。
また、本発明の消火設備配管の接続構造は、消火設備に設置される配管であり、管状をしており端部の内側に牝ネジが設置された牝配管部材と、管状をしており端部の外側に牝配管部材の牝ネジと螺合する牡ネジが設置された牡配管部材と、牝配管部材の内部に、牡配管部材の内周面と接触する外周面を有する筒状の連結部が設置され、連結部と牡配管部材の内周面の間にシール部材が設置されているものである。これにより、例えば消火設備配管の主配管の末端に設置された多数の接続口を有する継手に牝配管部材を設置し、該牝配管部材に接続される樹脂配管等に牡配管部材を設置して接続可能な構成することができる。
以上説明したように本発明によれば、作業者の技量によらず、漏れを防止可能な消火設備配管の接続構造が実現可能であり、より具体的にはスプリンクラーヘッドの接続継手およびスプリンクラーヘッドを実現することができる。
第1実施形態の継手とヘッドの断面図(接続前)。 第1実施形態の継手とヘッドの断面図(ヘッド取外し時)。 第1実施形態の継手とヘッドの断面図(接続後)。 従来のスプリンクラーヘッドと給水配管との接続構造。 図1の継手の変形例であり、(a)は接続後の断面図、(b)は(a)に示すX−X断面図。 第2実施形態の継手の接続構造であり、(a)は接続後の断面図、(b)は(a)に示すY−Y断面図。
第1実施形態(図1〜図3、図5)
本発明の第1実施形態を図面を用いて説明する。本発明は消火設備配管に接続される継手1と、その継手1に接続されるスプリンクラーヘッド2により構成される。
継手1は、継手本体11と外筒12から構成される。継手本体11は円筒形状をしており、その内径は後述するスプリンクラーヘッド2のノズル22の最小口径よりも大きく形成されている。図中において継手本体11の上側13は可撓性を有する金属性のフレキ配管や樹脂配管(図示しない)と接合され、これらの配管を介して消火設備配管と接続される。
継手本体11の下側14はスプリンクラーヘッド2との連結部となっており、その外周部には、シール部材15が設置されている。シール部材15はリング状をしており、より具体的にはシール部材15としてOリングが設置されている。
継手本体11の中間部分16の外径は、前述の上側13や下側14の外径よりも大きい。中間部分16の外周部には牡ネジ17が螺刻されており、外筒12の内部の牝ネジ18と螺合される。
外筒12は筒状であり、内部には継手本体11の牡ネジ17と螺合される牝ネジ18が形成されている。外筒12の内部の上側は段19となっており、段19の下面に継手本体11の中間部分16の端面が当り止めされる。牡ネジ17と牝ネジ18は図1のように螺合された状態で接着剤等により固定接続される。
また牝ネジ18の下端は、シール部材15よりも下方つまりスプリンクラーヘッド2側に配置されている。これにより、スプリンクラーヘッド2を取り外す際には、図2に示すようにネジの係合状態が外れるよりも先にシール部材15の密閉作用が解除されることから継手本体11やノズル22の内部に残留していた流体の圧力が降下する。残留流体の圧力が下がった状態でネジの係合が外れるのでスプリンクラーヘッド2を安全に取り外すことができる。
スプリンクラーヘッド2は、前述の継手1と接続される本体21の内部にノズル22を有している。スプリンクラーヘッドの構造については既に公知なので、ここでは継手1との接続構造について説明を行い、それ以外の部分の詳細な説明は省略する。
本体21は、円筒形状であり内部がノズル22となっている。ノズル22は入口側(図中上方)の口径が大きく、出口側(図中下側)は口径が入口側よりも小さくなっている。常時においてノズル22の出口は弁Dにより閉塞されている。火災時には弁Dがノズル22から離れてノズル22が開放される。
ノズル22の入口側(図中上側)には継手本体11の下側14が挿通される空間23が形成されている。空間23の側面はシール面となっており、継手本体11の下側14が空間23に挿通されると、シール部材15が空間23の側面と接触することでノズル22の内部が密閉される。これにより継手1の外部にノズル22の内部流体が漏れることを防止している。
ノズル22の外部には、牡ネジ24が螺刻されている。牡ネジ24は継手1の牝ネジ18と螺合可能である。一例として牡ネジ24が管用テーパーねじの場合、牝ネジ18は管用テーパーねじまたは管用平行ねじを使用することができる。
また、前述のシール部材15によってノズル22内部の流体は牡ネジ24や牝ネジ18には及ばないので、従来のように牡ネジ24にシールテープを巻く作業は不要となる。これにより、従来のシールテープを使用した場合のように所定のトルクにて締め付ける必要は無く、手で締め付けてネジが緩まない程度の力で十分な止水性能が確保できる。従って継手1とスプリンクラーヘッド2との接続作業を効率的に行うことができる。
牡ネジ24の下側には外部に拡張した鍔部25が形成されている。鍔部25は円筒状のフレーム26とネジ構造により接続される。フレーム26の内部には前述の弁Dや、弁Dを支持する感熱分解部(図示しない)等が収容されている。鍔部25の外径はフレーム26の外径よりも大径となっている。
以下、既に説明済みのものを除き、本実施形態の継手およびスプリンクラーヘッドの作用・効果を説明する。
スプリンクラーヘッド2は、継手1と接続可能であるが、これ以外に従来の牝ネジを有する配管継手とも接続可能である。このときには従来の方法と同様に、牡ネジ24にシールテープを巻いて配管継手と螺合させる。
継手1のシール部材15は、外筒12によって覆われているので輸送時等に傷が付きにくくなっている。またスプリンクラーヘッド2と接続する際には、シール部材15が牝ネジ18や牡ネジ24のネジ山やネジ部の先端の鋭利な部分に触れることがないのでシール部材に傷が付きにくい構造となっている。
第1実施形態の変形例として、ネジの緩み止め機能を有する継手を図5に示す。図5において外筒12は断面が六角形または八角形の多角形状をしている。外筒12の外部にはストッパー30が設置されている。
ストッパー30は弾性を備えた樹脂から成り、筒状で上部は外筒12の断面形状と同じ多角形状をしている。あるいは外筒12の側面における向かい合う2つの辺に近接する平面31、31を内側に備えている。これにより外筒12の側面と平面31が近接している状態においてストッパー30は軸まわりに回転できない状態にある。
ストッパー30の下部は上部に対して拡径されており、複数の切欠きによって複数の係合部32が設けられている。係合部32は細長い短冊状をしており、スプリンクラーヘッド2の鍔部25の側面に均等間隔で設けられた複数の溝27と係合される。本実施形態では本体1の溝27が鍔部25の外周上に60度間隔で6か所設けられている。係合部32の幅は溝27の幅よりも小さい。係合部32の下端の内側には斜面33が形成されている。
ストッパー30の上部と下部の間の内周面には突起34が設置されている。突起34は間隔をおいて複数設置することも可能である。図5において突起34は外筒12の環状溝12Aに係合しており、ストッパー30が中心軸Lに沿った方向(図中の上下方向)への移動を阻まれている。
次に、ストッパー30の操作手順について説明する。
ストッパー30は初期状態において、係合部32がスプリンクラーヘッド2の鍔部25よりも上方に配置されており、牝ネジ18と牡ネジ24は着脱自在な状態にある。このときストッパー30の突起34は外筒12の上端面に載置されており、中心軸Lまわりに回転可能である。
牝ネジ18と牡ネジ24を螺合した状態において、ネジの緩みを防止するためにストッパー30を図中下方に移動させる。このとき断面が多角形状をした外筒12の側面の平面とストッパー30の内側の平面31を対向させる。
ストッパー30を下方に移動すると、突起34が外筒12の環状溝12Aに係合する。さらに、係合部32の下端が鍔部25に到達し、溝27の上部に配置された係合部32は溝27の内部に挿通される。溝27が無い箇所の係合部32は、鍔部25の上端の縁の斜面28と係合部32の斜面33によりガイドされ、外側に弾性変形した状態となる(図中、二点鎖線で示す)。
ストッパー30により、外筒12とスプリンクラーヘッド2は回転を阻止され、ネジの緩みが防止された状態となる。スプリンクラーヘッド2を継手1から取外す場合には、ストッパー30を上方に移動させて鍔部25と係合部32との係合を解除する。
図5の実施形態によれば、ストッパー30の位置によってネジの緩み止め機能が作用しているかどうかを確認可能である。より具体的に説明すると、ストッパー30の係合部32がスプリンクラーヘッド2の鍔部25から離れている場合は、スプリンクラーヘッド2が取り外せる状態にある。一方、係合部32が鍔部25の溝27と係合している場合は、ネジの緩みがストッパー30により阻止されており、スプリンクラーヘッド2が取り外せない状態にある。以上よりストッパー30の位置を目視にて確認することでネジの緩み止め機能の状態を容易に確認することができる。
第2実施形態(図6)
第2実施形態の消火設備配管の接続構造は、牝配管部材60と牡配管部材70から成る。
図6(a)に示すように、牝配管部材60は、外筒61と内筒62から成る二重筒構造となっている。外筒61は内部が空洞をした筒状であり、断面形状は図6(b)に示すように六角形や八角形のような多角形状をしている。図中において外筒61の右側の端の内側に牝ネジ63が設置されている。牝ネジ63は牡配管部材70の牡ネジ71と螺合可能である。
外筒61において牝ネジ63が設置された側と反対側の端の内側には段64が設けられている。牝ネジ63と段64の間には開口65が穿設されており、外筒61の外周において開口65が形成された位置に環状溝66が設置されている。
環状溝66の内部には図6(b)に示すロックリング67が設置される。ロックリング67は弾性素材から形成されており、牝ネジ63と牡ネジ71の緩みを防止するストッパーである。ロックリング67はリングの一部が切欠かれており、開口65に対応した位置は中心側に折り曲げられたロック部67aになっている。
ロック部67aはロックリング67が環状溝66に嵌め込まれた状態において開口65を貫いて外筒61の内周面よりも内筒62側に突き出た状態となる(図6(b)参照)。この状態においてロックリング67を故意に外せないように環状溝66の幅を数mm〜10mm程にしておくことが好ましい。
内筒62は、外筒61の内側に設置されている。内筒62は筒状をしており、その内部は流体が通過可能な流通路となっている。図中において内筒62の右側の端は外筒61の内側に挿通された連結部となっており、その挿通部分の外周面にはシール部材としてOリング68、68が設置されている。内筒62の左側は図示しないスプリンクラーヘッド2が末端に接続された配管と接続している。
内筒62の外周面には段69が設置されている。段69の外径は、内筒62の外径および段64の内径よりも大きい。段64と段69が係合した状態で、Oリング68、68は外筒61の内部に配置される。また外筒61が内筒62から抜けないように構成される。外筒61は内筒62に対して軸周りに回転自在に係合されており、より具体的に説明すると、外筒61のみを軸周りに回転させて牡ネジ71と螺合させることができる。
また、段69から左側の外周面には止め輪72が設置されており、段64は止め輪72に係止され、外筒61は図中左側への移動を制限されている。段69と止め輪72によって段64が挟まれ、外筒61と内筒62が分離しないようにしている。
内筒62の図示しない左側は数メートルの長さを有しており、牝ネジ63と牡ネジ71を螺合する際には、牝ネジ63が設置された外筒61のみを回転させて牡ネジ71と螺合できるので、内筒62は回転させなくて済むことから作業効率を向上することができる。
牡配管部材70は、図6(a)に示すように牡ネジ71備えた多口継手76の接続口に設置されている。多口継手76はカップ状をしており、側面には複数の接続口が設置されている。多口継手76の上端は、図中にて二点鎖線で示す給水源と接続している消火設備配管と接続されており、下端は底面となっている。
牡ネジ71の内部は空洞となっており、流体の通過が可能である。牡ネジ71は前述の牝ネジ63と螺合可能であり、牝ネジ63と螺合した状態において牡ネジ71の内側はOリング68、68と接触する。消火設備配管から供給された水は牡ネジ71の内側を通って内筒62の末端に設置された図示しないスプリンクラーヘッド2へ供給可能である。
牡ネジ71よりも先端側の外周端には、斜面73が形成されている。斜面73の先端は、ロックリング67のロック部67aの先端よりも牡ネジ71を備えた管部の図示しない中心軸側に配置されている。
斜面73と牡ネジ71の間には、環状をしたロック溝74が設置されている。ロック溝74はロック部67aと係合可能である。また牡ネジ71の根元側には牡ネジ71の外周径よりも大きい段75が形成されており、段75の端面と外筒61の端面が接触する位置まで牝ネジ63と牡ネジ71を螺合させると、ロック溝74の内部にロック部67aの先端が差し込まれる。
上記のロックリング67は特開2004−52839号に記載された継手に用いられており、この継手は接続された樹脂管を外すことを前提としていないので一度締めたネジはそのままの状態で保持される。これに対して本発明では牝配管部材60と牡配管部材70が着脱可能であり、特開2004−52839号とはロックリング67の用いられ方が異なるものとなっている。
より具体的に説明すると、本願ではロック部67aを開口65に挿通させてロック部67aの先端をロック溝74に係合させている。これによりネジを緩む方向に回転させようとするとロック部67aの先端がロック溝74の側面74aに当たって回転が阻止され、外筒61の回転が阻止される。
一方、特開2004−52839号では、ネジが螺合した状態でロック部67aが牡ネジ側の穴と牝ネジ側の穴に挿通されていることでネジの回転を阻止している。このため、螺合状態で穴の位置が重なるように精度の高い加工技術が必要であった。本発明においては、前述のようにロック溝74の側面74aによって回転を阻止しているので、加工が容易となるメリットを有する。
上記に説明した牝配管部材60と牡配管部材70の構造において、構成部品との接続をスムーズにするために端部をテーパー形状や曲面形状にしたり、面取りを施すことが好ましい。さらに牝ネジ63と牡ネジ71の形状を多条ねじ構造とすれば、少ない回転数で迅速に螺合可能となる。
続いて、上記に説明した牝配管部材60と牡配管部材70の接続手順を説明する。
牡配管部材70が設置された多口継手76は室内の上部に設置された消火設備配管の末端に接続されている。まず牝配管部材60の外筒61の牝ネジ63を、牡配管部材70の牡ネジ71に螺合させる。このとき、外筒61は内筒62に対して空回りするので、牝ネジ63と牡ネジ71を螺合させる際に、内筒62を回転させなくてもよい。
牝ネジ63と牡ネジ71を螺合させると、牡ネジ71の先端の斜面73がロックリング67のロック部67aの先端に接触する。さらにネジを締め込むと、斜面73によってロック部67aの先端は外筒61の方向に弾性変形して、ロック部67aが斜面73を乗り越えてロック溝74と係合する。外筒61の端面が段75と接触するまでネジを締め込んだら接続を完了する。
上記において、牝ネジ63と牡ネジ71を螺合させる過程でOリング68、68は牡ネジ71の内周面と密閉状態に接触される。またロック部67aがロック溝74に係合されていることで牝ネジ63と牡ネジ71は回転不可能であり、接続後において振動等によってネジが緩むことを防止できる。
牝ネジ63と牡ネジ71を外したい場合には、環状溝66の中にあるロックリング67に、ドライバー等の工具の先端を引っかけてロックリング67を環状溝66から取り外すことでネジが回転可能になり、牝ネジ63と牡ネジ71を外すことができる。
1 継手 (配管継手)
2 スプリンクラーヘッド
11 継手本体
12、61 外筒
14 下側(連結部)
15 シール部材
17、24、71 牡ネジ
18、63 牝ネジ
21 本体
22 ノズル
23 空間
60 牝配管部材
61 外筒
62 内筒
67 ロックリング
70 牡配管部材

Claims (9)

  1. 一端側が消火設備配管と接続され他端側がスプリンクラーヘッドのノズルと接続された配管継手であり、
    他端側にはスプリンクラーヘッドのノズルの外側に設置された牡ネジと螺合する牝ネジを備え、
    前記牝ネジよりも内側にスプリンクラーヘッドのノズル内に挿通される連結部を設置し、
    連結部とノズルの間にシール部材が設置されていることを特徴とする消火設備配管の接続構造。
  2. 連結部は円筒形状をしており、連結部の外周面とノズルの内周面の間にシール部材が設置されている請求項1記載の消火設備配管の接続構造。
  3. 牝ネジの端はシール部材よりもスプリンクラーヘッド側に配置される請求項1または請求項2記載の消火設備配管の接続構造。
  4. 前記連結部をノズル内に挿通可能としたことを特徴とするスプリンクラーヘッド。
  5. ノズルの入口側に前記連結部が挿通される空間を形成した請求項4記載のスプリンクラーヘッド。
  6. 消火設備に設置される配管であり、
    管状をしており端部の内側に牝ネジが設置された牝配管部材と、
    管状をしており端部の外側に牝配管部材の牝ネジと螺合する牡ネジが設置された牡配管部材と、
    牝配管部材の内部に、牡配管部材の内周面と接触する外周面を有する筒状の連結部が設置され、
    連結部と牡配管部材の内周面の間にシール部材が設置されていることを特徴とする消火設備配管の接続構造。
  7. 配管部材の中心軸に沿って移動可能であり、ネジの回転を阻止するストッパーが牝配管部材または牡配管部材の一方に設置されており、ネジが締結した状態においてストッパーを他方の配管部材に係合可能とした請求項6記載の消火設備配管の接続構造。
  8. ネジの回転を阻止するストッパーが牝配管部材と牡配管部材の接続部に設置され、ネジが締結した状態においてストッパーは牝配管部材の側面を貫いて牡配管部材の外周側に設置された段部と係合される請求項6記載の消火設備配管の接続構造。
  9. 牝配管部材において、管部に対して牝ネジ部を中心軸まわりに回転可能とした請求項6〜8の何れか1項記載の消火設備配管の接続構造。

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