JPWO2016133032A1 - 投影装置及び自動ドアシステム - Google Patents

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Abstract

投影装置20は、ドア11の面に像を投影する投影部21と、ドア11の位置を検出するドア位置検出部15と、ドア位置検出部15が検出したドア11の位置を像の投影される位置として投影部21に設定する設定部23とを備える。

Description

本発明は、静止画や動画などの像をドアの面に投影する投影装置及び自動ドアシステムに関する。
従来、ドアを自動的に開閉する自動ドアシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。自動ドアシステムは、ドアと、ドアを開閉するためのアクチュエータを駆動するドア駆動部と、ドア駆動部の駆動を制御するコントローラと、ドアに隣接して建物に固定された壁部であるフィックスとを備えている。
特許文献1に記載の自動ドアシステムでは、ドア及びフィックスの少なくとも一方に設置される表示部を備え、ドアの移動に応じた表示を表示部に行わせている。表示部は、電線を介して電力が供給されている。
特開2012−67446号公報 特開2001−305989号公報
ところで、上記特許文献1に記載の自動ドアシステムのように、表示部がドアに設置される構成では、表示部用の給電ケーブルや表示部用の信号ケーブルがドアの表面に引き回される。この際に、ドアの開閉がケーブルによって阻害されないように、ドアの移動領域からケーブルを遠ざける必要がある。そのため、こうした自動ドアシステムにおいてはケーブルの引き回しが煩雑である。これに対して、特許文献2に記載のように、ドアから離れた位置に設置される投影装置がドアの表面に像を投影する構成であれば、ドアの表面に引き回される給電ケーブルや信号ケーブルの数自体を少なくすることが可能である。しかしながら、特許文献2に記載のシステムでは、ドアが開放されるときに投影が中断されるため、ドアに対する像の投影がドアの開放に伴って途切れてしまい、ドアに像を投影し続けることができない。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ドアの移動に連動または追従してドアに像を投影し続けることのできる投影装置及び自動ドアシステムを提供することにある。
本発明の一局面に従う投影装置は、ドアの面に像を投影する投影部と、前記ドアの位置を検出する位置検出部と、前記位置検出部が検出した前記ドアの位置を前記像の投影される位置として前記投影部に設定する設定部とを備えることをその要旨としている。
本発明の一局面に従う自動ドアシステムは、ドアと、前記ドアを開閉するアクチュエータと、前記アクチュエータを駆動するドア駆動部と、上記投影装置とを備えることをその要旨としている。
上記構成によれば、設定部が、ドアの位置に合わせて、ドアの面に投影される像の位置を投影部に設定するため、投影装置は、ドアの移動に連動または追従してドアの面に像を投影し続けることができる。
前記像は、明像と暗像とを含み、前記設定部は、前記位置検出部が検出した位置を用いて前記ドアの移動前の位置を定め、前記移動前の位置を暗像の投影される位置として前記投影部に設定することが好ましい。
上記構成によれば、ドアが移動前の位置から移動したとき、移動前の位置には暗像が投影される。そのため、移動前の位置を通る通行者が、移動前の位置に投影された像を見たとしても、投影された像による眩しさを軽減することができる。
前記設定部は、前記ドアの面の一部である第1部を明像の投影される位置として前記投影部に設定し、且つ、前記ドアの面において前記第1部以外を暗像の投影される位置として前記投影部に設定することが好ましい。
上記構成によれば、ドアの第1部に明像が投影され、ドアの第1部以外に暗像が投影されることで、明像が投影される第1部を第1部以外よりも際立たせて強調することができる。
前記設定部は、前記ドアの面の一部を像が投影されない位置として投影部に設定することが好ましい。
上記構成によれば、ドアの面の一部に設定された部分に像が投影されないので、ドアの面の一部において眩しさを軽減することができる。
前記投影部は、前記ドアに並設された固定体であるフィックスの面にさらに像を投影可能に構成され、前記設定部は、前記フィックスの面の一部である第1フィックス部を明像の投影される位置として前記投影部に設定し、且つ、前記フィックスの面において前記第1フィックス部以外を暗像の投影される位置として前記投影部に設定することが好ましい。
上記構成によれば、第1フィックス部に明像が投影され、第1フィックス部以外に暗像が投影されることで、明像が投影される第1フィックス部を第1フィックス部以外よりも際立たせて強調することができる。
前記投影部は、前記ドアに並設された固定体であるフィックスの面にさらに像を投影可能に構成され、前記設定部は、前記フィックスの面の少なくとも一部を明像の投影される位置として前記投影部に設定することが好ましい。
上記構成によれば、ドアだけでなくフィックスも含めて明像が投影されるので、明像の投影面積をドアのみよりも大きくすることができ、視認性を高めることができる。
前記投影部は、前記ドアに並設された固定体であるフィックスの面にさらに像を投影可能に構成され、前記設定部は、前記フィックスの面の少なくとも一部を暗像の投影される位置として前記投影部に設定することが好ましい。
上記構成によれば、フィックスに暗像が投影されるので、フィックスの前に人がいたとしても、フィックスの前に位置する人が像を見たとしても、投影された像による眩しさを軽減することができる。
前記設定部は、前記フィックスの面の一部を像の投影されない位置として前記投影部に設定することが好ましい。
上記構成によれば、フィックスの面の一部に像が投影されないので、フィックスの面の一部において眩しさを軽減することができる。
前記投影部は、前記フィックスの面と前記ドアの面とを投影対象に含める投光部と、前記フィックスの面の少なくとも一部への前記投光部による投影を遮蔽可能に構成された遮蔽部とを備えることが好ましい。
上記構成によれば、投影部に投影を遮蔽する遮蔽部を備えるので、投影される像を暗像に設定することなく、投影される像が明像であったとしても遮蔽部によって遮蔽することで眩しさを軽減することができる。
前記ドアの周辺における物体の状態を検出する状態検出部と、前記状態検出部が検出した前記物体の状態が所定の状態であるときに、前記投影部が投影する像を前記投影部に変更させる第1変更部とをさらに備えることが好ましい。
上記構成によれば、通行者等の物体の状態が所定の状態であるときに、ドアの面における像が変更される。このため、通行者等の物体の所定の状態に応じた像を投影することができ、通行者の興味をひくことができる。
前記第1変更部は、前記ドア及び前記ドアに並設された固定体であるフィックスの少なくとも一方に前記物体が近づいたことを前記状態検出部が検出したときに、前記投影部によって投影される像に、注意を促す像を含めることが好ましい。
上記構成によれば、通行者等の物体がドアやフィックスに近づいたときに、注意を促す像が含まれる像に変更される。このため、投影された像によってドアやフィックスに引き付けられたときに、通行者がドアやフィックスに触ろうとして、移動したドアと衝突することを抑制することができる。
前記投影部は、前記ドア及び前記ドアに並設された固定体であるフィックスの少なくとも一方に接する床にさらに像を投影可能に構成され、前記設定部は、前記投影部に対し、前記注意を促す像の投影される位置に前記床を設定することが好ましい。
上記構成によれば、通行者等の物体がドアやフィックスに近づいたときに、床に注意を促す像が投影される。このため、投影された像によってドアやフィックスに引き付けられたときに、通行者がドアやフィックスに触ろうとして、移動したドアと衝突することを抑制することができる。
前記第1変更部は、前記ドアの面のうち前記物体と対向する領域が、前記設定部において像の投影される位置として設定され、且つ、前記物体が前記ドアに近づいたことを前記状態検出部が検出したときに、前記領域に投影される像の一部を当該一部が投影されないように前記投影部に像を変更させることが好ましい。
上記構成によれば、通行者等の物体がドアに近づいたときに、ドアの面に投影される像によって前方が見え難くなるが、ドアの一部の像が投影されないので、ドアの向こう側が視認でき、ひいては反対側から来る通行者を視認することができる。
前記物体の状態は、前記物体の位置、前記物体の移動する方向、及び前記物体の数の少なくとも1つであることが好ましい。
上記構成によれば、ドアの周辺における通行者等の物体の位置、物体の移動する方向、物体の数の少なくとも1つに基づいて、ドアの面における像が変更される。このため、通行者等の物体の状態である、物体の位置、物体の移動する方向、物体の数に応じた像を投影することができ、通行者の興味を更にひくことができる。
前記ドアの周辺に位置する物体を撮影する撮影部と、前記撮影部が撮影した物体に装飾を合成した像を示すデータを生成する生成部とをさらに備え、前記投影部は、投影データが示す像を投影し、前記設定部は、前記生成部が生成したデータを前記投影データに含めることが好ましい。
上記構成によれば、撮影した通行者等の物体に装飾を合成したデータが生成され、生成されたデータが示す像がドアの面に投影される。このため、通行者等の物体自体の投影を変更させることができ、通行者の興味をひくことができる。
前記ドアに対する通行者の動作を検出する動作検出部と、前記動作検出部が通行者の動作を検出したときに、前記投影部が投影する像を前記投影部に変更させる第2変更部とをさらに備えることが好ましい。
上記構成によれば、通行者の動作に応じて、ドアの面における像が変更される。このため、通行者の動作によってドアの面の像を変更することができる。
前記ドアの周辺における通行者が携帯する携帯端末に情報を送信する送信部をさらに備え、前記送信部は、前記投影部が投影している像の情報を、前記携帯端末に送信することが好ましい。
上記構成によれば、通行者が携帯している携帯端末が、ドアの面に投影されている情報を取り込むことができる。このため、通行者はドアを通過した後に投影されていた情報を確認することができる。
前記ドアの周辺における通行者が携帯する携帯端末と通信する通信部と、前記携帯端末が保持している情報を前記通信部が受信したときに、受信した情報に応じた像が前記投影部の投影する像に含められるように前記投影部に像を変更させる第3変更部とをさらに備えることが好ましい。
上記構成によれば、通行者が携帯している携帯端末に保持されている情報をドアの面に投影させることができる。このため、通行者が必要とする情報をドアの面に投影させることができる。
前記ドアの周辺に対する通行者の外観を検出する外観検出部と、前記外観検出部が検出した通行者の外観に応じて、前記投影部が投影する像を前記投影部に変更させる第4変更部とをさらに備えることが好ましい。
上記構成によれば、検出された通行者の外観に応じて、ドアの面における像が変更される。このため、第3者が通行者の外観を遠方から認識することができるようになる。
前記ドアを通行者が通過したことを検知する通過検知部と、前記ドアを通行者が通過したときに投影されている像と、当該像以外の像とを前記投影部に切り替えさせる切替部と、通行者が前記ドアを通過したことを前記通過検知部が検知したときに、前記ドアを通行者が通過したときに投影されている像が選択されたと判断し、前記投影部が投影している像から、前記ドアを通行者が通過したときに投影されている像への切り替えを、前記切替部に実行させる判断部とをさらに備えることが好ましい。
上記構成によれば、切り替わりながら複数の異なる像がドアの面に投影され、ドアを通行者が通過したときに投影されている像が選択されたと判断される。このため、通行者がドアを通行することで通行者の意思に応じた選択を行うことができるようになる。
前記ドアが閉状態に遷移してから経過した時間である経過時間を検出する経過時間検出部と、前記投影部が投影する像を前記経過時間に応じて変更させる第5変更部とをさらに備えることが好ましい。
上記構成によれば、ドアが閉状態に遷移してからの経過時間に応じて、ドアの面における像が変化される。このため、ドアが開閉した頻度、ひいては、ドアの通行頻度をドアの面に投影された像を見ることで、遠方からでも確認することができる。
前記投影部が投影する像の情報を予め外部から取得する外部接続部をさらに備え、前記設定部は、前記外部接続部が取得した情報に含まれる像が前記投影部の投影する像に含められるように前記投影部の駆動を設定することが好ましい。
上記構成によれば、前記ドアの面に投影するための像の情報を外部から取得することができる。このため、ドアの面に投影させる像に関して変更の自由度を高めることができる。
前記投影部は、前記ドア及び前記ドアの周辺に明像を投影することが好ましい。
上記構成によれば、ドア及びドアの周辺に明像が投影されるので、迫力ある像を通行者等に見せることができる。
前記投影部は、第1の投影部であり、1以上の第2の投影部をさらに備え、前記設定部は、前記第2の投影部が投影する像の動きが、前記第1の投影部が投影する像の動きと連動するように、各前記投影部の駆動を設定することが好ましい。
上記構成によれば、複数の投影部から連動した像が投影されるので、連動した二つ以上の情報を通行者に見せることができる。
本発明の一局面に従う自動ドアシステムは、ドアと、前記ドアを開閉するアクチュエータと、前記アクチュエータを駆動するドア駆動部と、ドアの面に像を投影する投影部と、前記ドアの位置を検出する位置検出部と、前記位置検出部が検出した前記ドアの位置を前記像の投影される位置として前記投影部に設定する設定部と、前記ドアの面に対する通行者の動作を検出する動作検出部と、前記ドアの面に投影された像に応じた前記通行者の動作が予め定められた動作と一致したときに前記ドアの開閉を許可する開閉許可部とを備えることをその要旨としている。
上記構成によれば、ドアの面における像に応じた通行者の動作が予め定められた動作と一致したときに、ドアの開閉が許可される。このため、ドアの運営者がドアの開閉方法を任意に指定することができる。
前記ドアの面の少なくとも一部は、前記投影部からの光の反射を抑える色部を備えることが好ましい。
上記構成によれば、ドアの面の一部に投影部からの光の反射を抑える色部を備えるので、投影される像を暗像に設定することなく、投影される像が明像であったとしても色部によって通行者等が視認し難くすることができる。
前記ドアに並設された固定体であるフィックスを備え、前記投影部は、前記フィックスの面にさらに像を投影し、前記フィックスの面の少なくとも一部は、前記投影部からの光の反射を抑える色部を備えることが好ましい。
上記構成によれば、フィックスの面の少なくとも一部に投影部からの光の反射を抑える色部を備えるので、投影される像を暗像に設定することなく、投影される像が明像であったとしても色部によって通行者等が視認し難くすることができる。
本発明によれば、ドアの移動に連動または追従してドアに像を投影し続けることができる投影装置及び自動ドアシステムが得られる。本発明の他の局面及び利点は本発明の技術的思想の例を示している図面と共に以下の記載から明らかとなる。
投影装置と自動ドアとを備える自動ドアシステムの概略構成を示す斜視図。 自動ドアシステムの第1の実施形態における概略構成を示すブロック図。 (a)〜(j)同実施形態の投影装置によって投影される画像を示す図。 (a)〜(c)同実施形態の投影装置によって投影される画像の具体例を示す図。 投影装置の第2の実施形態における概略構成を示すブロック図。 (a)同実施形態において自動ドアに対する通行者の位置を示す図、(b)自動ドアの表面の画像を示す図。 (a)同実施形態において自動ドアに対する通行者の位置を示す図、(b)自動ドアの表面の画像を示す図。 (a)同実施形態において自動ドアに対する通行者の位置を示す図、(b)自動ドアの表面の画像を示す図。 (a)同実施形態において自動ドアに対する通行者の位置を示す図、(b)自動ドアの表面の画像を示す図。 自動ドアシステムの第3の実施形態における通行者の移動方向に応じたドアの表面の画像の変化を示す図。 (a)〜(c)自動ドアシステムの第4の実施形態における通行者の位置に応じたドアの表面の画像を示す図。 投影装置の第5の実施形態における概略構成を示すブロック図。 同実施形態の自動ドアシステムにおける通行者と自動ドアの表面の画像とを示す図。 投影装置の第6の実施形態における概略構成を示すブロック図。 (a)〜(d)同実施形態の自動ドアシステムにおける通行者の動作とドアの表面の画像とを示す図。 投影装置の第7の実施形態における概略構成を示すブロック図。 (a)(b)同実施形態の自動ドアシステムにおける通行者とドアの表面の画像とを示す図。 投影装置の第8の実施形態における概略構成を示すブロック図。 (a)(b)同実施形態の自動ドアシステムにおける通行者とドアの表面の画像とを示す図。 投影装置の第9の実施形態における概略構成を示すブロック図。 (a)(b)同実施形態の自動ドアシステムにおける通行者とドアの表面の画像とを示す図。 投影装置の第10の実施形態における概略構成を示すブロック図。 同実施形態の自動ドアシステムにおけるドアの表面の切り替わる画像を示す図。 (a)(b)同実施形態の自動ドアシステムにおける通行者とドアの表面の画像とを示す図。 投影装置の第11の実施形態における概略構成を示すブロック図。 (a)〜(d)同実施形態の自動ドアシステムにおけるドアの表面の画像を示す図。 同実施形態の自動ドアシステムにおける通行者とドアの表面の画像とを示す図。 自動ドアシステムにおけるドアの表面の画像の一例を示す図。 自動ドアシステムにおけるドアの表面の画像の一例を示す図。 自動ドアシステムにおけるドアの表面の画像の一例を示す図。 自動ドアシステムにおけるドアの表面の画像の一例を示す図。 (a)〜(c)自動ドアシステムにおけるドアの表面の画像の一例を示す図。 自動ドアシステムにおけるドアの表面の画像の一例を示す図。 自動ドアシステムにおけるドアの表面の画像の一例を示す図。 自動ドアシステムにおけるドアの表面の範囲の一例を示す図。 投影装置の一例を示す正面図。 (a)(b)自動ドアシステムにおける通行者と投影装置によって投影される画像とを示す図。 (a)(b)自動ドアシステムにおける通行者と投影装置によって投影される画像とを示す図。 (a)(b)自動ドアシステムにおける通行者と投影装置によって投影される画像とを示す図。 投影装置による投影の一例を示す図。 自動ドアシステムの変形例の概略構成を示す斜視図。 自動ドアシステムの変形例の概略構成を示す斜視図。 自動ドアシステムの変形例の概略構成を示す斜視図。 自動ドアシステムの変形例の概略構成を示す斜視図。
(第1の実施形態)
以下、図1〜図4を参照して、投影装置、及び投影装置と自動ドアとを備える自動ドアシステムの第1の実施形態について説明する。本実施形態の投影装置は、自動ドアに像を投影する位置に設置されている。
図1に示すように、自動ドアシステムは、ドアパネル(単にドアともいう)11を備える自動ドア10と、ドア11の表面に像を投影する投影装置20とを備えている。投影装置20は、ドア11のほぼ全面に像を投影する。自動ドアシステムは、ドア11の有する一方の表面に対してのみ像を投影可能に構成され、ドア11の有する一方の表面に対してのみ投影装置20を設置している。なお、自動ドアシステムは、ドア11の有する両方の表面に対して像を投影可能に構成され、ドア11の有する両方の表面に対してそれぞれ投影装置20を設置してもよい。
図2に示すように、自動ドア10は、移動可能である2枚のドア11と、ドア11に隣接して建物に固定される2枚のフィックス12と、ドア11を移動させるためのアクチュエータ18を駆動するドア駆動部13と、ドア駆動部13の駆動を制御するドア制御部14とを備えている。フィックス12は、ドア11に並設された固定体である。ドア11は、フィックス12に対向する位置に移動すると通路を開き、フィックス12に対向しなくなると通路を閉じる。ドア駆動部13は、アクチュエータ18の一例であるモータを駆動させることで、ドア制御部14の指令に従った位置にドア11を移動させる。
ドア制御部14には、ドア11の位置を検出するドア位置検出部15が接続されている。ドア位置検出部15は、アクチュエータ18の駆動量を検出する図示しないエンコーダを備え、エンコーダによってドア11の位置を随時検出または監視して、ドア制御部14に随時出力する。また、ドア制御部14には、ドア11の周囲に位置する人等の物体を検出するセンサ16が接続されている。センサ16は、ドア11の周囲に位置する物体の検出結果とともに、検出した物体の位置をドア制御部14に出力する。ドア制御部14は、センサ16から出力された検出結果に基づいて、ドア駆動部13によってドア11を開けさせたり、ドア11を閉じさせたりする。さらに、ドア制御部14には、ドア位置検出部15によって検出されたドア11の位置情報を外部に出力するドア通信部17が接続されている。ドア通信部17は、ドア位置検出部15から入力されたドア11の位置を随時送信する。ドア通信部17は、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信規格に適合した無線通信回路を含むことができる。
投影装置20は、ドア11の表面に像を投影する投影部21と、ドア11の表面に投影される像に関わる制御を行う制御装置22とを備えている。制御装置22は、ドア位置検出部15が検出したドア11の位置を像の投影される位置として投影部21に設定する設定部23と、ドア位置検出部15が検出したドア11の位置を得るための投影側通信部24とを備える。設定部23は、投影部21によってドア11の表面に投影される像の位置を設定して、投影部21に投影させる。投影部21によって投影される像には、明像と、明像よりも暗い暗像とが含まれている。設定部23は、ドア11が開いて、ドア11が存在しなくなった位置を暗像が投影される位置として設定する。投影側通信部24は、自動ドア10のドア制御部14からドア位置検出部15が検出したドア11の位置を取得して設定部23に出力する。投影側通信部24は、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信規格に適合した無線通信回路を含むことができる。
図1に示すように、投影部21は、投影データに基づく像を投影するプロジェクタであって、自動ドア10が設置された建物の天井等に設置される。投影部21は、自動ドア10のドア11及びフィックス12に対して像を投影する。ここでは、図中左側を建物の内側、図中右側を建物の外側として、主に通行者が建物の外側から内側へ通過するときにドア11に投影された像を視認することを想定し、ドア11の背面側からドア11に投影された像をドア11の表面側から通行者が視認するように、自動ドアシステムは構成されている。なお、プロジェクタの投影方法は、任意に変更可能である。
図3に示すように、自動ドア10に投影される像Pには、ドア11の表面に投影されるドア用画像Paが含まれ、ドア11の位置していないフィックス12の表面に投影されるフィックス用画像Pb、及びドア11が移動してドア11が位置しなくなった領域に投影される通路用画像Pcの少なくとも一方が含まれる。像Pは、静止画であっても、動画であってもよい。ドア用画像Pa及びフィックス用画像Pbは、主に明色からなる像である明像である。一方、通路用画像Pcは、暗色からなる像である暗像である。通路用画像Pcが暗像であるため、自動ドア10の通行者が通行するときには、投影部21によって投影される画像は、通行者に眩しさを感じない。なお、フィックス12部分に画像が不要な場合は、フィックス用画像Pbを暗像としてもよい。
投影部21から自動ドア10に投影される像Pは、ドア11の位置とドア用画像Paの位置とを時間的な空間においてほぼ連続的に整合させた像である。例えば、自動ドア10に投影される像は、ドア11が移動する範囲における互いに異なる10通りのシーンにおいて、互いに異なる10通りの像P1〜P10である。これら10通りの像Pは、ドア11の移動範囲におけるドア用画像Paの位置が互いに異なっており、それに合わせてフィックス用画像Pbの大きさ及び通路用画像Pcの大きさが異なっている。
図3(a)は、ドア11が閉まっているときにおける像P1を示している。像P1は、ドア11が閉まっているため通路用画像Pcを有していない。図3(b)〜(i)は、ドア11が移動しているときにおける像P2〜P9を示している。像P2〜P9は、ドア用画像Paの位置が変化することによって、フィックス用画像Pbの大きさ及び通路用画像Pcの大きさが変化している。図3(j)は、ドアが全開しているときにおける像P10を示している。像P10は、ドア11が全開であるためフィックス用画像Pbを有していない。
設定部23は、投影データを生成するための画像処理部を備えている。ドア用画像Pa、フィックス用画像Pb、および、通路用画像Pcは、投影データに基づく投影部21の投影処理によって得られ、投影データは、画像処理部による基準データからの切り出しによって生成される。
基準データは、ドア用画像Paを投影するためのデータを含む。また、基準データは、ドア11が閉じているときのフィックス用画像Pbを投影するためデータを含み、またドア11が空いているときの通路用画像Pcを投影するためのデータを含む。基準データは、これら3つのデータが1つのフレーム用として合成されたデータであって、右側のドア11用と左側のドア11用とに各別に準備されている。基準データによって表現されるフレームは、投影データによって表現されるフレームよりも大きく設定されている。
設定部23が備える画像処理部は、ドア位置検出部15が検出したドア11の位置を用い、ドア11の表面にドア用画像Paが位置するように、基準データのなかから切り出される投影データの領域をドア11の位置に合わせて変える。設定部23の備える画像処理部は、右側のドア11用として切り出された投影データと、左側のドア11用として切り出された投影データとを合成し、合成された投影データを投影部21に転送する。
例えば、ドア11が閉まっているときに投影される像P1は、ドア11が閉位置に位置する位置検出の結果に応じ、画像処理部が基準データに画像処理を行うことによって得られる。この際に、投影データが示すフレームのなかでドア用画像Paがドア11の閉位置に配置されるように、基準データから投影データを切り出す。また、例えば、ドア11が全開しているときに投影される像P10は、ドア11が開位置に位置する位置検出の結果に応じ、画像処理部が基準データに画像処理を行うことによって得られる。この際に、画像処理部は、基準データから投影データを切り出す。
なお、設定部23は、像P1〜P10を投影するための投影データを画像ごとに保持し、ドア11の位置に合わせて投影データを選択してもよい。こうした構成であれば、ドア11の位置毎に予め画像が決まっているので、基準データの画像処理に要する処理時間を削減することができる。
次に、図4を参照して、上記のように構成された投影装置20及び自動ドアシステムの動作について説明する。ここでは、店舗等の建物に設置された自動ドア10における投影装置20及び自動ドアシステムの動作について説明する。
まず、図4(a)に示すように、ドア11は閉じているので、ドア位置検出部15によって閉じているドア11の位置D1が検出されている。自動ドア10は、ドア通信部17からドア11の位置情報を送信する。投影装置20は、ドア通信部17から送信されたドア11の位置情報を、投影側通信部24を介して受信して、ドア11の位置情報を取得する。そして、投影装置20の設定部23は、取得したドア11の位置情報に基づいて、閉じているドア11の位置D1をドア用画像Paの投影される位置として設定する。言い換えれば、設定部23は、投影データが示すフレームのなかでドア用画像Paがドア11の位置D1に配置されるように、かつ投影データが示すフレームのなかに通路用画像Pcが配置されないように、基準データから投影データを切り出す。そして、ドア11の位置D1に対して投影部21に第1状態画像P11を投影させる。このときドア11の表面に投影されている第1状態画像P11は、例えば店舗等の建物の中にお客様を呼び込むために両手を挙げて呼び込んでいる人物の静止画又は動画である。
続いて、図4(b)に示すように、自動ドア10にお客様が近づいてドア11が開けられる範囲にお客様が進入すると、ドア11がフィックス12と対向する位置に向かって移動途中となり、ドア位置検出部15によって移動途中のドア11の位置D2が検出されている。そして、投影装置20の設定部23は、取得したドア11の位置情報に基づいて、移動途中のドア11の位置D2をドア用画像Paの投影される位置として設定する。言い換えれば、設定部23は、投影データが示すフレームのなかでドア用画像Paがドア11の位置D2に配置されるように、かつ投影データが示すフレームのなかにフィックス用画像Pbと通路用画像Pcとが含まれるように、基準データから投影データを切り出す。そして、設定部23は、ドア11の位置D2に対して投影部21に第2状態画像P12を投影させる。このときドア11の表面に投影されている第2状態画像P12は、例えば店舗等の建物の中に入ってくるお客様に対してお辞儀をしている人物の静止画又は動画である。
続いて、図4(c)に示すように、ドア11が全開となっているので、ドア11がフィックス12と対向する位置となり、ドア位置検出部15によって全開のドア11の位置D3が検出されている。そして、投影装置20の設定部23は、取得したドア11の位置情報に基づいて、全開のドア11の位置D3を画像の投影される位置として設定する。言い換えれば、設定部23は、投影データが示すフレームのなかでドア用画像Paがドア11の位置D3に配置されるように、かつ、投影データが示すフレームのなかにフィックス用画像Pbが含まれないように、基準データから投影データを切り出す。そして、設定部23は、ドア11の位置D3に対して投影部21に第3状態画像P13を投影させる。このときドア11の表面に投影されている第3状態画像P13は、例えばドア11の位置D2のときと同様にお辞儀をしている人物の静止画又は動画である。
さて、このような自動ドア10においては、常に自動ドア10のドア11部分にドア用画像Paが投影されているので、自動ドア10の通行者がドア11に接近してドア11を通過するまで画像が途切れることなく画像を表示し続けることができる。また、自動ドア10の通路部分には暗像からなる通路用画像Pcが投影されるので、通行者が眩しさを感じることを抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)ドア11の位置に合わせてドア11の表面に投影するドア用画像Paの位置が設定されるので、ドア11の移動に連動または追従してドア用画像Paをドア11の表面に表示し続けることができる。また、ドア11に表示装置を設置する必要がないので、表示装置に給電するケーブル等をドア11に配設する必要がなく、容易に設置することができる。
(2)ドア11が開いてドア11が存在しなくなった位置である通路部分を通行者が通過するときに、暗像が投影されるので、投影された像を通行者が見たとしても、眩しさを軽減することができる。また、通路部分に像が投影されていることによる違和感を抑制することができる。
(第2の実施形態)
以下、図5〜図9を参照して、投影装置及び自動ドアシステムの第2の実施形態について説明する。この実施形態の投影装置及び自動ドアシステムは、ドアの周辺における物体の状態が所定の状態であるときに、ドアの表面に投影される像が変更される点が上記第1の実施形態と異なっている。特に、本実施形態では、自動ドアと物体である人との距離に合わせて像が変更される。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図5に示すように、制御装置22は、設定部23及び投影側通信部24に加えて、ドア11の周辺における物体の状態を検出する状態検出部25と、状態検出部25が検出した物体の状態が所定の状態であるときに、投影部21の投影する像を変更する第1変更部26とを備える。自動ドア10に設けられるセンサ16は、ドア11の周囲に位置する人等の物体の位置、物体の移動する方向、及び物体の数等を検出することが可能である。状態検出部25は、この自動ドア10のセンサ16によって検出された検出結果を自動ドア10から取得することで物体の状態を検出する。第1変更部26は、状態検出部25が検出した物体の状態が、ドア11と所定の距離の位置であるときに、投影部21の投影する像を変更する。すなわち、第1変更部26は、物体の位置からドアとの距離が求められるので、その距離に応じて基準データを変え、投影部21によって投影される像を変更させる。像を投影する際に用いられる基準データは、ドア11と物体との距離毎に予め用意されている。設定部23は、第1変更部26によって変更された基準データを用い、ドア11の位置にドア用画像Paの位置を合わせるように、基準データに対し画像処理を行う。
次に、図6〜図9を参照して、上記のように構成された投影装置20及び自動ドアシステムの動作について説明する。ここでは、スーパー等の建物に設置された自動ドア10における投影装置20及び自動ドアシステムの動作について説明する。なお、ドア11は閉まっている状態として説明する。店舗内から人が出てくる場合には、ドア11が開いて、ドア11の位置に応じて像の位置が変更される。
まず、図6(a)に示すように、状態検出部25は、ドア11の周囲に人等の物体が位置していないので、物体が存在しない状態であると検出する。そして、図6(b)に示すように、第1変更部26は、状態検出部25の検出結果に応じて第1状態画像P21をドア11の表面に投影部21によって投影させる。このとき、第1状態画像P21は、例えば「お買得!」等の画像である。
続いて、図7(a)に示すように、状態検出部25は、ドア11の周囲に人等の物体が位置して、自動ドア10と通行者Hとの距離が第1距離L1以内の状態であると検出する。そして、図7(b)に示すように、第1変更部26は、状態検出部25の検出結果に応じて第2状態画像P22をドア11の表面に投影部21によって投影させる。このとき、第2状態画像P22は、例えばお買得な商品であるみかん、にんじん、きゅうり、じゃがいも等の画像である。
続いて、図8(a)に示すように、状態検出部25は、ドア11の周囲に人等の物体が位置して、通行者Hがドア11に近づいて自動ドア10と通行者Hとの距離が第2距離L2以内の状態であると検出する。そして、図8(b)に示すように、第1変更部26は、状態検出部25の検出結果に応じて第3状態画像P23をドア11の表面に投影部21によって投影させる。このとき、第3状態画像P23は、例えばお買得な商品であるいちごやパン等の画像である。
続いて、図9(a)に示すように、状態検出部25は、ドア11の周囲に人等の物体が位置して、通行者Hがドア11に近づいて自動ドア10と通行者Hとの距離が第3距離L3以内の状態であると検出する。そして、図9(b)に示すように、第1変更部26は、状態検出部25の検出結果に応じて第4状態画像P24をドア11の表面に投影部21によって投影させる。このとき、第4状態画像P24は、例えばお買得な商品であるりんご、バナナ、牛乳、チーズ等の画像である。
さて、このような自動ドア10においては、ドア11の周囲における通行者H等の物体のドア11との距離に応じて画像が変更されるので、上記のように画像を変更した場合には、通行者はお店に近づきながらお買得な商品の情報を、自動ドア10を介して提供されることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態の(1)及び(2)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(3)通行者等の物体の状態が所定の距離の状態であるときに、ドア11の表面における像が変更される。このため、通行者等の物体の所定の状態に応じた像を投影することができ、通行者の興味をひくことができるようになる。
(第3の実施形態)
以下、図5及び図10を参照して、投影装置及び自動ドアシステムの第3の実施形態について説明する。この実施形態の投影装置及び自動ドアシステムは、ドアに対する物体としての人の移動する方向に合わせて、ドアの表面に投影される像が変更される点が上記第2の実施形態と異なっている。以下、第2の実施形態との相違点を中心に説明する。
図5に示すように、第1変更部26は、状態検出部25が検出した物体の状態が、ドア11に対する物体の移動方向が所定方向であるときに像を変更する。すなわち、第1変更部26は、物体の位置変化から移動方向が求められるので、その移動方向に応じて投影部21によって投影される像を変更させる。像を投影する際に用いられる基準データは、物体の移動方向毎に予め用意されている。設定部23は、第1変更部26によって変更された基準データを用い、ドア11の位置にドア用画像Paの位置を合わせるように、基準データに対し画像処理を行う。
図10の破線に示すように、自動ドア10のドア11の周囲には、センサ16によって検出されるセンサエリアSが形成されている。状態検出部25は、このセンサエリアS内を分割した各エリアがどの順番で検出したかによって移動方向を検出する。
次に、図10を参照して、上記のように構成された投影装置20及び自動ドアシステムの動作について説明する。ここでは、博物館等の建物に設置された自動ドア10における投影装置20及び自動ドアシステムの動作について説明する。なお、ドア11は閉まっている状態として説明する。建物内から人が出てくる場合には、ドア11が開いて、ドア11の位置に応じて像の位置が変更される。
まず、図10の実線に示すように、状態検出部25は、ドア11の周囲の人等の物体が移動していないときには、移動がない状態であると検出する。そして、第1変更部26は、状態検出部25の検出結果に応じて第1状態画像P31をドア11の表面に投影部21によって投影させる。このとき、第1状態画像P31は、ゾウが正面を向いた画像である。
続いて、図10の二点鎖線に示すように、状態検出部25は、ドア11の周囲の人等の物体が左から右へ移動して、人の移動方向が第1移動方向M1の状態であると検出する。そして、第1変更部26は、状態検出部25の検出結果に応じて第2状態画像P32をドア11の表面に投影部21によって投影させる。このとき、第2状態画像P32は、ゾウが左を向いた画像である。
さて、このような自動ドア10においては、ドア11の周囲における人等の物体の移動方向に応じて像が変更されるので、上記のように像を変更した場合には、通行者は投影されたゾウの見たい部分を、自分が移動することで投影させることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態の(1)及び(2)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(4)通行者等の物体の状態が所定の移動方向の状態であるときに、ドア11の表面における像が変更される。このため、通行者等の物体の所定の状態に応じた像を投影することができ、通行者の興味をひくことができるようになる。
(第4の実施形態)
以下、図5及び図11を参照して、投影装置及び自動ドアシステムの第4の実施形態について説明する。この実施形態の投影装置及び自動ドアシステムは、ドアに対する物体としての人の位置に合わせて、ドアの表面に投影される像が変更される点が上記第2の実施形態と異なっている。以下、第2の実施形態との相違点を中心に説明する。
図5に示すように、制御装置22は、第1変更部26は、状態検出部25が検出した物体の状態が、ドア11に対して所定の位置であるときに像を変更する。すなわち、第1変更部26は、物体の位置に応じて投影部21によって投影される像を変更させる。像の投影に用いられる基準データは、物体の位置毎に予め用意されている。設定部23は、第1変更部26によって変更された基準データを用い、ドア11の位置にドア用画像Paの位置を合わせるように、基準データに対し画像処理を行う。
図11の破線に示すように、自動ドア10のドア11の周囲には、センサ16によって検出されるセンサエリアSが形成されている。状態検出部25は、このセンサエリアS内を分割した各エリアのどのエリアで物体を検出したかによって位置を検出する。
次に、図11を参照して、上記のように構成された投影装置20及び自動ドアシステムの動作について説明する。ここでは、スーパー等の建物に設置された自動ドア10における投影装置20及び自動ドアシステムの動作について説明する。なお、ドア11は閉まっている状態として説明する。店舗内から人が出てくる場合には、ドア11が開いて、ドア11の位置に応じて像の位置が変更される。
図11(a)に示すように、状態検出部25は、ドア11の周囲のセンサエリアSのドア11に近くて左側の各エリアのいずれかに人等の物体が位置していると検出する。そして、第1変更部26は、状態検出部25の検出結果に応じて第1状態画像P41をドア11の表面に投影部21によって投影させる。このとき、第1状態画像P41は、例えばみかんの画像である。
図11(b)に示すように、状態検出部25は、ドア11の周囲のセンサエリアSのドア11に近い右側部分から中央部分から遠い左側部分の各エリアのいずれかに人等の物体が位置していると検出する。そして、第1変更部26は、状態検出部25の検出結果に応じて第2状態画像P42をドア11の表面に投影部21によって投影させる。このとき、第2状態画像P42は、例えばいちごの画像である。
図11(c)に示すように、状態検出部25は、ドア11の周囲のセンサエリアSのドア11に遠くて右側の各エリアのいずれかに人等の物体が位置していると検出する。そして、第1変更部26は、状態検出部25の検出結果に応じて第3状態画像P43をドア11の表面に投影部21によって投影させる。このとき、第3状態画像P43は、例えばりんごやバナナの画像である。
さて、このような自動ドア10においては、ドア11の周囲における人等の物体のドア11に対する位置に応じて画像が変更される。このため、上記のように画像を変更した場合には、通行者はドア11に近づいて入店を躊躇していたり、通り過ぎようとしたりしたときに異なる画像に変更されて、通行者の移動によってさらに商品を、自動ドア10を介して提供することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態の(1)及び(2)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(5)通行者等の物体の状態が所定の位置の状態であるときに、ドア11の表面における像が変更される。このため、通行者等の物体の所定の状態に応じた像を投影することができ、通行者の興味をひくことができるようになる。
(第5の実施形態)
以下、図12及び図13を参照して、投影装置及び自動ドアシステムの第5の実施形態について説明する。この実施形態の投影装置及び自動ドアシステムは、ドアの周辺に位置する物体としての人を撮影して、撮影した人に装飾を合成した像をドアの表面に投影する点が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図12に示すように、制御装置22には、ドア11の周辺に位置する物体を撮影する撮影部27が接続されている。撮影部27は、例えばカメラであって、ドア11の周囲に位置する通行者を撮影して、撮影した画像を生成部28に出力する。生成部28は、撮影した画像の通行者に装飾として、例えば異なる服を合成した画像を生成して、設定部23に基準データとして出力する。設定部23は、生成部28が生成した基準データに画像処理を行う。投影部21は、投影データが示す像を投影する。画像は、ドア11の周囲に通行者が位置する度に生成される。装飾される服等のデータは予め用意されている。設定部23は、生成部28によって生成された像を、ドア11の位置に合わせて投影させる。
次に、図13を参照して、上記のように構成された投影装置20及び自動ドアシステムの動作について説明する。ここでは、服屋等の建物に設置された自動ドア10における投影装置20及び自動ドアシステムの動作について説明する。なお、ドア11は閉まっている状態として説明する。店舗内から人が出てくる場合には、ドア11が開いて、ドア11の位置に応じて像の位置が変更される。
まず、図13に示すように、撮影部27は、ドア11の周囲に通行者Hが位置すると、通行者Hを撮影して、撮影した画像データを生成部28に出力する。そして、生成部28は、撮影部27が撮影した画像データの通行者Hが着ている服W1を服店で販売している服W2に替わるように合成して、合成した画像データを生成して設定部23に出力する。設定部23は、生成部28によって生成された画像データの合成画像P51をドア11の表面に投影部21によって投影させる。このとき、合成画像P51は、例えばドア11の周囲に位置する通行者Hが着ている服W1と異なる服W2を着た通行者Hの画像である。
さて、このような自動ドア10においては、ドア11の周囲における通行者Hを装飾した画像が投影されるので、通行者Hは服店の商品が着せられた自分を見ることができ、服店で販売している商品を自分に着せながら把握することができる。よって、通行者Hは、購買意欲がかきたてられる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態の(1)及び(2)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(6)撮影した通行者Hに装飾を合成したデータが生成されて、生成されたデータの像がドア11の表面に投影される。このため、通行者H自体の投影を変更させることができ、通行者Hの興味をひくことができるようになる。
(第6の実施形態)
以下、図14及び図15を参照して、投影装置及び自動ドアシステムの第6の実施形態について説明する。この実施形態の投影装置及び自動ドアシステムは、ドアに対する通行者の動作を検出して、ドアの表面に投影される像が変更される点が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図14に示すように、制御装置22には、ドア11に対する通行者の動作を検出する動作検出部30が接続されている。動作検出部30は、例えば光学式イメージセンサであって、ドア11の表面に対する通行者によるタッチ操作を検出可能である。動作検出部30は、例えば通行者がドア11の表面に対して行ったタッチ操作を検出することで、通行者の動作を検出する。また、制御装置22は、動作検出部30が通行者の動作を検出したときに、ドア11の表面における像を投影部21に変更させる第2変更部31をさらに備える。第2変更部31は、例えば動作検出部30が検出した通行者の動作に合わせて、ドア11の表面に投影される像を変更して、投影部21によって投影させる。像の投影に用いられる基準データは、通行者の動作毎に予め用意されている。設定部23は、第2変更部31によって変更された基準データを用い、ドア11の位置にドア用画像Paの位置を合わせるように、基準データに対し画像処理を行う。また、制御装置22は、ドア11の表面に投影された像に応じた通行者の動作が予め定められた動作と一致したときにドア11の開閉を許可する開閉許可部32とを備える。開閉許可部32は、動作検出部30によって通行者の動作を検出して予め定められた動作と一致したときにドア11の開閉を許可する。
次に、図15を参照して、上記のように構成された投影装置20及び自動ドアシステムの動作について説明する。ここでは、おもちゃ屋等の建物に設置された自動ドア10における投影装置20及び自動ドアシステムの動作について説明する。
まず、図15(a)に示すように、自動ドア10の閉じているドア11及びフィックス12の表面には、りんごと、りんごが欲しそうな擬人化した猫とを含んだ第1状態画像P61が投影部21によって投影されている。通行者Hは、自動ドア10に近づいてきている。
続いて、図15(b)に示すように、自動ドア10のドア11及びフィックス12の表面には、第1状態画像P61が投影部21によって投影されている。通行者Hは、自動ドア10に近づいて、ドア11の表面に投影されたりんごに手を伸ばしている。このとき、動作検出部30は、通行者Hのりんごの画像へのタッチ操作を検出している。動作検出部30は、ここから通行者Hがタッチ操作しながら動作したらその動作を検出して第2変更部31に出力する。
続いて、図15(c)に示すように、自動ドア10のドア11及びフィックス12の表面には、擬人化した猫がりんごを持っている第2状態画像P62が投影部21によって投影されている。通行者Hは、ドア11の表面に投影されたりんごに触れて擬人化した猫まで運んでいる。動作検出部30は、通行者Hがりんごの画像に触れて動かしている動作を検出して、第2変更部31に出力する。第2変更部31は、動作検出部30が検出した通行者Hの動作に合わせて、りんごの位置を変更した画像を投影部21に投影させる。投影装置20の制御装置22は、自動ドア10に投影された画像のりんごが擬人化した猫に渡されると、予め定められた動作と一致するのでドア11の開閉を許可して、自動ドア10のドア制御部14に対してドア11を開かせる。
続いて、図15(d)に示すように、自動ドア10のドア11が開いて、ドア11の表面には、擬人化した猫がりんごをもらって喜んでいる第3状態画像P63が投影部21によって投影されている。通行者Hは、開いたドア11を通過している。
さて、このような自動ドア10においては、ドア11の表面に対する通行者Hの動作によってドア11の表面の画像を変更することができる。また、予め決まった動作を行ったときにのみドア11を開けるようにすれば、簡易の鍵として使用することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態の(1)及び(2)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(7)通行者Hの動作に応じて、ドア11の表面における像が変更される。このため、通行者Hの動作によってドア11の表面の像を変更することができる。
(8)ドア11の表面における像に応じた通行者Hの動作が予め定められた動作と一致したときに、ドア11の開閉が許可される。このため、ドア11の運営者がドア11の開閉方法を任意に指定することができる。また、簡易の鍵として使用することができるようになる。
(第7の実施形態)
以下、図16及び図17を参照して、投影装置及び自動ドアシステムの第7の実施形態について説明する。この実施形態の投影装置及び自動ドアシステムは、ドアの表面に投影している情報を、ドアの周辺における通行者が携帯する携帯端末に送信する点が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図16に示すように、制御装置22には、ドア11の周辺における通行者が携帯する携帯端末に情報を送信する送信部33が接続されている。送信部33は、ドア11の表面に投影している情報を携帯端末に送信する。送信部33は、例えばUHF(Ultra High Frequency)帯の無線通信によって送信する。携帯端末は、送信部33から送信された無線信号を受信できる受信機能を有する端末であればよい。また、制御装置22は、投影する像の情報を外部から取得する外部接続部34と、外部接続部34から入力された情報のデータを記憶するデータ記憶部35とをさらに備える。外部接続部34は、例えばメモリーカード等の記憶メディアに記憶されたデータを読み出すリーダであって、読み出したデータをデータ記憶部35に出力する。データ記憶部35は、外部接続部34から入力されたデータを記憶し、記憶したデータを基準データとして設定部23に画像処理させたり、送信部33によって送信させたりする。投影装置20は、データ記憶部35に記憶したデータに含まれる画像を投影部21によってドア11の表面に投影させる。また、投影装置20は、このドア11の表面に投影された画像に関連した情報を、送信部33を介してドア11の周辺における通行者が携帯する携帯端末に送信する。
次に、図17を参照して、上記のように構成された投影装置20及び自動ドアシステムの動作について説明する。ここでは、スーパー等の建物に設置された自動ドア10における投影装置20及び自動ドアシステムの動作について説明する。
まず、図17(a)に示すように、自動ドア10の閉じているドア11の表面には、例えば「お買得!」との文字を含む第1状態画像P71が投影部21によって投影されている。そして、ドア11の周辺に通行者Hが近づくと、ドア11に近づいた通行者Hが携帯する携帯端末50に対して投影装置20の送信部33からドア11に投影しているお買得な商品の情報が送信される。
続いて、図17(b)に示すように、ドア11に近づいた通行者Hが携帯する携帯端末50には、取得情報としてお買得な商品の情報が記憶され、必要に応じて投影される。投影装置20は、お買得な商品の情報を送信すると、ドア11の表面に投影していた第1状態画像P71の投影を止める。こうすることで、ドア11に近づいた通行者Hには、ドア11に投影されていた情報が携帯端末に取得されたことが視認されるようにできる。通行者Hは、開いたドア11を通過して入店することができる。
さて、このような自動ドア10においては、ドア11に投影した情報をドア11に近づいた通行者Hの携帯端末50に、ドア11に投影した情報が送信されるので、ドア11に投影された情報とともに、例えばさらに詳しい情報等を取得して確認することができるようになる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態の(1)及び(2)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(9)通行者Hが携帯している携帯端末50にドア11の表面に投影されている情報を取り込むことができる。このため、通行者Hはドア11を通過した後に投影されていた情報を確認することができるようになる。
(10)外部接続部34を介して外部から投影する像の情報を取得することができる。このため、ドア11の運営者又は所有者がドア11の表面に投影させる像を自由に変更することができる。
(第8の実施形態)
以下、図18及び図19を参照して、投影装置及び自動ドアシステムの第8の実施形態について説明する。この実施形態の投影装置及び自動ドアシステムは、携帯端末が保持している情報を受信したときに、ドアの表面における像が受信した情報に応じた像に変更される点が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図18に示すように、制御装置22には、ドア11の周辺における通行者が携帯する携帯端末と通信する通信部36が接続されている。通信部36は、携帯端末から送信された情報を受信する。通信部36は、携帯端末から例えばUHF(Ultra High Frequency)帯の無線通信によって送信された情報を受信する。また、制御装置22は、携帯端末が保持している情報を通信部36が受信したときに、投影部21が投影する像を、受信した情報に応じた像に変更する第3変更部37をさらに備える。すなわち、投影装置20は、通信部36を介して取得したデータに含まれる画像を投影部21によってドア11の表面に投影させる。また、投影装置20は、携帯端末から送信された情報を取得して、携帯端末から送信された情報に基づいてドア11の表面に画像を投影させる。
次に、図19を参照して、上記のように構成された投影装置20及び自動ドアシステムの動作について説明する。ここでは、店舗等の建物に設置された自動ドア10における投影装置20及び自動ドアシステムの動作について説明する。
まず、図19(a)に示すように、自動ドア10の閉じているドア11の表面には、画像が投影部21によって投影されていない。そして、ドア11の周辺に通行者Hが近づくと、ドア11に近づいた通行者Hが携帯する携帯端末50からドア11の表面における画像の情報が送信される。携帯端末50には、ドア11の表面に投影する像の色情報が保持されている。色情報は、例えば左側のドア11が青色、右側のドア11が黄色とする。携帯端末50は、この色情報を自動ドア10に送信する。投影装置20の通信部36は、携帯端末50から送信された色情報を通信部36によって取得する。
続いて、図19(b)に示すように、携帯端末50から送信された色情報を通信部36を介して取得すると、制御装置22の第3変更部37は、取得した色情報に応じて、左側のドア11の表面の画像を青色の画像に、右側のドア11の表面の画像を黄色の画像に変更して、投影部21に投影させる。
さて、このような自動ドア10においては、通行者Hが携帯する携帯端末50が保持する色情報に応じた画像をドア11の表面に投影させるので、通行者Hの好みの色にドア11を変更することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態の(1)及び(2)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(11)通行者Hが携帯している携帯端末50に保持されている情報をドア11の表面に投影させることができる。このため、通行者Hが必要とする情報をドア11の表面に投影させることができる。
(第9の実施形態)
以下、図20及び図21を参照して、投影装置及び自動ドアシステムの第9の実施形態について説明する。この実施形態の投影装置及び自動ドアシステムは、ドアの周辺に対する通行者の外観を検出して、検出した通行者の外観に応じてドアの表面に投影される像が変更される点が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図20に示すように、制御装置22は、ドア11の周辺に対する通行者の外観を検出する外観検出部38と、外観検出部38が検出した通行者の外観に応じてドア11の表面における像を投影部21に変更させる第4変更部39とをさらに備える。制御装置22には、撮影部27が接続されている。撮影部27は、例えばカメラであって、ドア11の周辺に位置する通行者を撮影して、撮影した画像を外観検出部38に出力する。外観検出部38は、撮影部27から入力された画像から通行者の外観の情報を検出して、外観として例えば色情報を第4変更部39に出力する。第4変更部39は、外観検出部38から入力された通行者の外観として例えば色情報に応じて基準データを変更する。設定部23は、第4変更部39によって変更された基準データを用い、ドア11の位置にドア用画像Paの位置を合わせるように、基準データに対し画像処理を行う。
次に、図21を参照して、上記のように構成された投影装置20及び自動ドアシステムの動作について説明する。ここでは、店舗等の建物に設置された自動ドア10における投影装置20及び自動ドアシステムの動作について説明する。
まず、図21(a)に示すように、自動ドア10の閉じているドア11の表面には、像が投影部21によって投影されていない。そして、ドア11の周辺に通行者Hが近づいてセンサエリアSに進入すると、撮影部27は通行者Hを撮影する。撮影部27は、撮影した画像を外観検出部38に出力する。外観検出部38は、撮影した画像から通行者Hの外観の色情報として例えば青色を検出して、第4変更部39に出力する。
続いて、図21(b)に示すように、第4変更部39は、外観検出部38から入力された色情報に応じてドア11の表面を青色の画像に変更して、投影部21に投影させる。よって、通行者Hの外観の色と、ドア11の表面の色とが同じ色となる。
さて、このような自動ドア10においては、通行者Hの外観の色情報に応じた画像をドア11の表面に投影させるので、通行者Hの外観を店内にいる店員等が知ることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態の(1)及び(2)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(12)外観検出部38によって検出された通行者Hの外観に応じて、ドア11の表面における像が変更される。このため、第3者が通行者Hの外観を遠方から認識することができるようになる。
(第10の実施形態)
以下、図22〜図24を参照して、投影装置及び自動ドアシステムの第10の実施形態について説明する。この実施形態の投影装置及び自動ドアシステムは、ドアの表面に複数の異なる像を切り替えながら投影させて、ドアを通行者が通過したときに投影されている像が選択されたと判断される点が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図22に示すように、制御装置22は、ドア11を通行者が通過したことを検知する通過検知部41と、ドア11の表面に複数の異なる像を切り替えながら投影部21に投影させる切替部42とを備える。通過検知部41は、自動ドア10に設けられるセンサ16によって検出される通行者の位置及び移動方向を取得することで、通行者がドア11を通過したことを検知する。切替部42は、予め用意された基準データを一定間隔毎に切り替えて、異なる像を一定間隔毎に投影部21に投影させる。また、制御装置22は、通行者がドア11を通過したことを通過検知部41が検知したときに、通行者がドア11を通過したときに投影されている像が、通行者によって選択されたと判断する判断部43とをさらに備える。
切替部42によって切り替えられた画像が投影されているときに、ドア11が開くエリアに通行者が進入すると、そのときの画像を投影した状態でドア11は開く。そして、ドア11の位置とドア用画像Paの位置とが合うように、設定部23は像を投影する。
次に、図23及び図24を参照して、上記のように構成された投影装置20及び自動ドアシステムの動作について説明する。ここでは、飲食店等の建物に設置された自動ドア10における投影装置20及び自動ドアシステムの動作について説明する。
図23に示すように、自動ドア10のドア11の表面には、画像PA、画像PB、画像PC、画像PDの4種類の画像が順に切替部42によって一定時間毎に切り替えられて投影される。なお、4種類の画像には、異なる定食がそれぞれ描かれているとする。ここでの一定時間は、通行者が画像を見て、選択することを決定して、ドア11が開くオープンエリアに進入するまでの時間に相当する時間である。
まず、図24(a)に示すように、自動ドア10の閉じているドア11の表面には、画像が順に切り替えられて、画像PCが投影された状態である。通行者Hは、センサエリアSに進入しているが、ドア11が開くオープンエリアSoには進入していない。
続いて、図24(b)に示すように、通行者HがオープンエリアSoに進入すると、切替部42は画像の切り替えを停止して、画像PCを維持する。そして、通行者Hがドア11を通過すると、判断部43は、画像PCの表示が選択されたと判断する。すなわち、判断部43は、画像PCに描かれた定食を通行者Hが選択したとして、厨房等に注文として出力する。
さて、このような自動ドア10においては、ドア11の表面の画像を切り替えて投影して、通行者Hがドア11を通過することで選択できるので、自動ドア10を選択ツールとして使用することができるようになる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態の(1)及び(2)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(13)切り替わりながら複数の異なる像がドア11の表面に投影され、ドア11を通行者Hが通過したときに投影されている像が選択されたと判断される。このため、通行者Hがドア11を通行することで通行者Hの意思に応じた選択を行うことができるようになる。
(第11の実施形態)
以下、図25〜図27を参照して、投影装置及び自動ドアシステムの第11の実施形態について説明する。この実施形態の投影装置及び自動ドアシステムは、ドアの閉状態の経過時間に応じてドアの表面に投影される像が変更される点が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図25に示すように、制御装置22は、ドア11が閉状態に遷移してから経過した時間である経過時間を検出する経過時間検出部44と、ドア11の閉状態の経過時間に応じてドア11の表面に投影させる像を変更させる第5変更部45とをさらに備える。経過時間検出部44は、自動ドア10のドア位置検出部15の検出結果を取得することで、ドア11が閉状態となったことを把握して、ドア11が閉状態となってからの経過時間を検出して、その経過時間を第5変更部45に出力する。第5変更部45は、ドア11の閉状態の経過時間に応じて基準データを変更させるとともに、ドア11が開状態となったときに、ドア11が閉状態であるときから基準データをさらに変更させる。
次に、図26及び図27を参照して、上記のように構成された投影装置20及び自動ドアシステムの動作について説明する。ここでは、店舗等の建物に設置された自動ドア10における投影装置20及び自動ドアシステムの動作について説明する。
図26に示すように、自動ドア10のドア11の表面には、画像PA、画像PB、画像PC、画像PDの4種類の画像が順に切替部42によって一定時間毎に切り替えられて投影される。なお、4種類の画像には、異なる定食がそれぞれ描かれているとする。ここでの一定時間は、通行者が画像を見て、選択することを決定して、ドア11が開くオープンエリアに進入するまでの時間に相当する時間である。
まず、図26(a)に示すように、自動ドア10のドア11が閉じられたばかりのときには、何も止まっていない電線が描かれた第1状態画像P111がドア11の表面に投影されている。経過時間検出部44は、ドア11が閉状態となったときから経過時間を検出している。
続いて、図26(b)に示すように、自動ドア10のドア11が閉じられて数分、例えば2分経過したときには、電線に2羽の鳥が止まっている第2状態画像P112がドア11の表面に投影されている。ここでは、ドア11が閉状態となってから1分経過する毎に鳥が1羽増えることとする。すなわち、経過時間検出部44がドア11の閉状態の経過時間を検出して、第5変更部45が検出された経過時間に応じて画像を変更する。
続いて、図26(c)に示すように、自動ドア10のドア11が閉じられて例えば5分経過したときには、電線に5羽の鳥が止まっている第3状態画像P113がドア11の表面に投影されている。
続いて、図26(d)に示すように、自動ドア10のドア11が閉じられて例えば9分経過したときには、電線に9羽の鳥が止まっている第4状態画像P114がドア11の表面に投影されている。
そして、図27に示すように、ドア11が開かれると、ドア11が閉状態のときとは異なる第5状態画像P115が投影部21によってドア11の表面に投影される。第5状態画像P115は、電線に止まっていた鳥が飛び立った画像である。通行者Hは、開いたドア11を通過して店内に進入する。
さて、このような自動ドア10においては、ドア11の表面に、ドア11の閉状態の経過時間に応じた画像を投影するので、ドア11を見ることでドア11の通行頻度を確認することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1の実施形態の(1)及び(2)の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(14)ドア11が閉状態に遷移してからの経過時間に応じて、ドア11の表面における像が変化される。このため、ドア11の表面を見ることでドア11の通行頻度を遠方から確認することができる。
(他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記各実施形態において、設定部23がフィックス12の面を明像の投影される位置として投影部21に設定してもよい。すなわち、図28に示すように、ドア11に投影されるドア用画像Pa及びフィックス12に投影されるフィックス用画像Pbを明像とする。また、ドア11及びフィックス12の全体に連続した像である第1画像P121を投影してもよい。そして、図29に示すように、ドア11が開いたときには、通路用画像Pcを暗像として投影し、左右それぞれのドア11及びフィックス12を連続した像である第2画像P122を投影してもよい。このようにすれば、ドア11だけでなくフィックス12も含めて明像が投影されるので、明像の投影面積をドア11のみよりも大きくすることができ、視認性を高めることができる。
・上記各実施形態において、設定部23がフィックス12の面を暗像の投影される位置として投影部21に設定してもよい。すなわち、図30に示すように、ドア11に投影されるドア用画像Paを明像として、フィックス12に投影されるフィックス用画像Pbを暗像とした第3画像P123を投影する。このようにすれば、フィックス12に暗像が投影されるので、フィックス12の前に位置する人が像を見たとしても、投影された像による眩しさを軽減することができる。またドア11の明像をより強調することができる。
・上記各実施形態において、図31に示すように、設定部23がフィックス12の面の一部である第1フィックス部12aを明像の投影される位置として投影部21に設定し、且つ、フィックス12の面において第1フィックス部12a以外の第2フィックス部12bを暗像の投影される位置として投影部21に設定してもよい。このとき、投影部21は、第1フィックス部12aに投影される明像である第1フィックス用画像Pbと、第2フィックス部12bに投影される暗像である第2フィックス用画像Pdとを含む第4画像P124を投影する。このようにすれば、明像が投影される第1フィックス部12aを第2フィックス部12bよりも際立たせて強調することができる。
・また、図32(a)〜(c)に示すように、ドア11を全開したときにフィックス12の面においてドア11と対向しない部分を上記の第2フィックス部12bとしてもよい。図32(c)に示すように、自動ドアにおいては全開時にドア11の戸先縦かまち11cとフィックス12の方立12cとの間に所定値(例えば30mm)以上の隙間Cを設けているため、全開時にフィックス12の面においてドア11と対向しない部分が存在する。このように第2フィックス部12bを設定することで、ドア11の全閉時(図32(a))から全開時(図32(c))までのドア11の存在位置を明像の投射される範囲として設定することができる。
・上記各実施形態において、フィックス12の面の少なくとも一部は、投影部21からの光の反射を抑える色部を備えてもよい。この色部は、光の反射を抑える材質からなるフィルムやシートであって、投影された像を通行者等に視認されたくない部分に貼り付けられる。例えば、上記の第2フィックス部12bに色部を設ける。このようにすれば、投影される像を暗像に設定することなく、投影される像が明像であったとしても色部によって通行者等が視認できないようにすることができる。なお、色部は、フィルムやシートでなく、フィックス12を構成するガラス等に光の反射を抑える材質が含まれることでフィックス12に設けられていてもよい。
・上記各実施形態において、図33に示すように、設定部23がドア11の面の一部である第1部11aを明像の投影される位置として投影部21に設定し、ドア11の面において第1部11a以外の第2部11bを暗像の投影される位置として投影部21に設定してもよい。例えば、ドア11の戸尻縦かまちの部分を第2部11bとしてもよい。このとき、投影部21は、第1部11aに投影される明像であるドア用画像Paと、第2部11bに投影される第2ドア用画像Peとを含む第5画像P125が投影する。また、フィックス12に暗像であるフィックス用画像Pbを投影する。このようにすれば、ドア11の第1部11aに明像が投影され、ドア11の第2部11bに暗像が投影されることで、明像が投影される第1部11aを第2部11bよりも際立たせて強調することができる。
・上記各実施形態において、ドア11の面の少なくとも一部は、投影部21からの光の反射を抑える色部を備えてもよい。この色部は、光の反射を抑える材質からなるフィルムやシートであって、投影された像を通行者等に視認されたくないドア11の部分に貼り付けられる。このようにすれば、ドア11の面の一部に投影された像を視認できない色部を備えるので、投影される像を暗像に設定することなく、投影される像が明像であったとしても色部によって通行者等が視認できないようにできる。なお、色部は、フィルムやシートでなく、ドア11を構成するガラス等に光の反射を抑える材質が含まれることでドア11に設けられていてもよい。例えば、ドア11の戸尻縦かまちの部分に色部を設けてもよい。
・上記各実施形態において、設定部23がドア11の面の一部を像の投影されない位置として投影部21に設定してもよい。例えば、図33の第2部11bに像自体を投影しないようにする。このようにすれば、ドア11の面の一部に設定された部分に像が投影されないので、ドア11の面の一部において眩しさを軽減することができる。
・また、図34に示すように、設定部23がドア11の面の一部である第1部11aを明像の投影される位置として投影部21に設定し、ドア11の面において第1部11a以外の第2部11bを暗像の投影される位置として投影部21に設定してもよい。第1部11aは連接する2枚のドア11の中央部分に相当する。このとき、投影部21は、第1部11aに投影される明像であるドア用画像Paと、第2部11bに投影される第2ドア用画像Peとを含む第6画像P126を投影する。このようにすれば、ドア11の第1部11aに明像が投影され、ドア11の第2部11bに暗像が投影されることで、明像が投影される第1部11aを第2部11bよりも際立たせて強調することができる。
・上記各実施形態において、設定部23がフィックス12の面の一部を像の投影されない位置として投影部21に設定してもよい。例えば、図35に示すように、ドア11を全開時にフィックス12の面においてドア11と対向しない部分である第2フィックス部12bを投影されない位置として、第2フィックス部12b以外の第1フィックス部12aとドア11とを投射範囲Rとしてもよい。このようにすれば、フィックス12の面の一部(第2フィックス部12b)に像が投影されないので、フィックス12の面の一部において眩しさを軽減することができる。また、ドア11の全閉時から全開時までのドア11の存在位置を像の投射される範囲として設定することができる。
・上記各実施形態において、図36に示すように、投影部21が、フィックス12の面とドア11の面とを投影対象に含める投光部21aと、フィックス12の面の少なくとも一部への投光部21aによる投影を遮蔽可能に構成された遮蔽部21bとを備えてもよい。このようにすれば、投影部21に投影を遮蔽する遮蔽部21bを備えるので、投影される像を暗像に設定することなく、投影される像が明像であったとしても遮蔽部21bによって遮蔽することで眩しさを軽減することができる。
・上記各実施形態において、設定部23の備える画像処理部は、右側のドア11用の投影データと、左側のドア11用の投影データを生成することに際し、共通する1つの基準データに別々の切り出しを行ってもよい。すなわち、設定部23が備える画像処理部は、1つの基準データに対し、右側のドア11の表面にドア用画像Paが位置するように、右側用の切り出しを行い、また、同じ基準データに対し、左側のドア11の表面にドア用画像Paが位置するように、左側用の切り出しを行ってもよい。こうした構成であれば、右側のドア11に投影される像と、左側のドア11に投影される像とが、そもそも1つの基準データから得られるものであるため、右側のドア11に投影される像と、左側のドア11に投影される像との対称性や統一感を高めることが可能である。
・上記各実施形態において、設定部23は、ドア用画像Pa用の基準データと、フィックス用画像Pb用の基準データと、通路用画像Pc用の基準データとを別々に保持し、各基準データから切り出された投影データを合成することによって、右側用の投影データを生成してもよい。同様に、設定部23は、ドア用画像Pa用の基準データと、フィックス用画像Pb用の基準データと、通路用画像Pc用の基準データとを別々に保持し、各基準データから切り出された投影データを合成することによって、左側用の投影データを生成してもよい。
上記変形例に記載したように、1つの基準データからこれら3つの画像用の投影データを切り出す構成においては、例えば、ドア用画像Paに含まれるキャラクターと、フィックス用画像Pbに含まれるキャラクターとの相対的な位置が、1つの基準データ内において予め定められている。言い換えれば、1つの基準データからこれら3つの画像用の投影データを切り出す構成においては、各画像に含まれるキャラクター間の相対位置などが、基準データ内において定められている。それゆえに、ドア用画像Paに含まれるキャラクターの位置をドア11に対し固定する一方で、フィックス用画像Pbに含まれるキャラクターの位置を変えることが難しい。
一方で、上述したように、3つの画像用の投影データが別々の基準データから切り出される構成においては、例えば、ドア用画像Paに含まれるキャラクターと、フィックス用画像Pbに含まれるキャラクターとの相対的な位置が、別々の基準データ間において定められている。それゆえに、ドア用画像Paに含まれるキャラクターの位置をドア11に対し固定する一方で、フィックス用画像Pbに含まれるキャラクターの位置を変えることが容易でもある。
・上記各実施形態では、自動ドア10と投影装置20との間で近距離無線通信によって通信したが、近距離無線通信に限らず、無線LAN等の他の無線通信を用いてもよい。また、無線ではなく、有線によって通信してもよい。
・上記第1の実施形態において、ドア11が開く方向へ移動するときと、ドア11が閉じる方向へ移動するときとで異なる基準データを用いてもよい。この場合には、ドア11が開くとき用の基準データとドア11が閉じるとき用の基準データとを用意する必要がある。
・上記第1の実施形態において、2枚のドア11が異なるタイミングで開閉することがある自動ドア10では、投影データの切り出される領域が、1つの基準データにおいて左側のドア11用と右側のドア11用とで別々に設定されてもよい。また、設定部23が左側のドア11用の投影データと、右側のドア11用の投影データとを予め別々に保持し、各ドア11の移動に合わせて画像を設定してもよい。
・上記第2の実施形態において、センサ16は、ドア11の開閉のみに用いる通常の範囲よりも広い範囲において物体の状態を検出可能なセンサを使用してもよい。例えば、超音波センサ等を用いて、ドア11の表面の画像を視認することができる範囲の通行者Hに対してドア11の表面の画像を変更することで興味を持たせることができるようになる。
・上記第5の実施形態では、通行者Hに服を装飾した画像データを合成したが、服に限らず、通行者Hに靴、帽子、鞄や、髪型等を装飾した画像データを合成してもよい。また、例えば、パートナーを紹介するところでは、通行者の隣にパートナーを配置した画像データを合成してもよい。
・上記第5の実施形態において、通行者Hがドア11の表面に沿って通過するようなときには、通行者Hの移動に伴って、ドア11の表面に投影される画像データに含まれる通行者Hを同じように移動させてもよい。
・上記第6の実施形態では、予め定められた動作と一致したらドア11の開閉を許可したが、ドア11の表面に投影された動作を通行者が同じように行ったらドア11の開閉を許可してもよい。
・上記第6の実施形態では、開閉許可部32を備えて、通行者Hの動作が予め定められた動作と一致したときにドア11の開閉を許可したが、通行者Hのドア11に対する動作に応じた画像を投影させ、ドア11の開閉には用いないようにして、開閉許可部32を省略してもよい。
・上記第6の実施形態では、予め定められた動作を通行者が行うようにしたが、ドア11の表面にゲーム等の画像を投影して、通行者がゲームを楽しめるようにしてもよい。
・上記第6の実施形態では、動作検出部30が通行者によるタッチ操作を検出するセンサとしたが、動作検出部30が通行者の動作そのものを検出するセンサとしてもよい。
・上記第7の実施形態では、例えばお買得な商品の情報を送信部33から携帯端末50に送信したが、商品の割引クーポン等の情報を送信部33から携帯端末50に送信してもよい。
・上記第7の実施形態では、送信部33が例えばUHF帯の無線通信を用いて単方向としたが、無線LANや携帯電話通信網等を利用してもよい。この場合は、双方向の通信となるので、送信部33を、送受信機能を有する通信部とする。
・上記第7の実施形態では、記憶メディアからリーダである外部接続部34によってデータを読み出したが、外部接続部34をネットワークに接続されるネットワーク接続部としてネットワークを介して情報を取得してもよい。
・上記第7,8の実施形態における携帯端末50は、携帯電話であってもよい。
・上記第7の実施形態において、携帯端末50をRFIDタグとして、送信部33を受信部に替えて、RFIDタグからID情報を投影装置20が取得して、取得したID情報を有するRFIDタグにドア11の表面に投影していた情報を付与したこととしてもよい。この場合、RFIDタグを保持する通行者は、別の情報端末にRFIDタグのID情報を提供することで、投影装置20から付与された情報を別の情報端末上で確認する。
・上記第8の実施形態では、通信部36が例えばUHF帯の無線通信を用いて単方向としたが、無線LANや携帯電話通信網等を利用してもよい。
・上記第8の実施形態において、携帯端末50をRFIDタグとしてもよい。
・上記第9の実施形態では、撮影された通行者Hの外観として色情報を使用したが、色だけでなく、通行者Hの外観として柄情報等の他の情報を使用してもよい。また、通行者Hの外観に対するドア11の画像を複数設定しておいてドア11に投影させるようにしてもよい。このようにすれば、通行者Hにはわからずに、通行者Hの外観を店員等の第3者が把握することができるようになる。
・上記各実施形態において、図37に示すように、第1変更部26が、通行者H等の物体がドア11に近づいたことを状態検出部25が検出したときに、ドア11の面のうち通行者H等の物体と対向する領域に投影される像の一部を投影している状態の第7画像P127(図37(a))から投影される像の一部を投影していない状態の第8画像P128(図37(b))に変更させてもよい。このようにすれば、通行者H等の物体がドア11に近づいたときに、ドア11の面に投影される像によって前方が見え難くなるが、ドア11の一部の像が投影されないので、ドア11の向こう側が視認でき、ひいては反対側から来る通行者Hを視認することができる。また、ドア11における通行者の前方に位置する一部の像を、投影している状態から徐々に投影していない状態に変更してもよい。
・上記各実施形態において、図38に示すように、第1変更部26が、状態検出部25によって通行者H等の物体がドア11及びフィックス12の少なくとも一方に近づいたことを検出したときに、ドア11及びフィックス12の少なくとも一方に投影される第7画像P127(図38(a))を、注意を促す像を含む第9画像P129(図38(b))に変更させてもよい。注意を促す像は、「注意」等の文字やマークを含む。このようにすれば、通行者H等の物体がドア11やフィックス12に近づいたときに、ドア11の面に注意を促す像に変更される。このため、投影された像によってドア11やフィックス12に引き付けられたときに、通行者Hがドア11やフィックス12に触ろうとして、移動したドア11と衝突することを抑制することができる。
・上記各実施形態において、図39に示すように、投影部21がドア11及びフィックス12の少なくとも一方に接する床60にさらに像を投影し、状態検出部25によって通行者H等の物体がドア11及びフィックス12の少なくとも一方に近づいたことを検出したときに、設定部23が注意を促す像の投影される位置に床60を設定してもよい。すなわち、設定部23が注意を促す像の投影される位置を床60に設定する。第1変更部26は、床60に注意を促す像を投影していない状態(図39(a))から床60に注意を促す像P130を投影した状態(図39(b))に変更する。注意を促す像は、「注意」等の文字やマークを含む。このようにすれば、通行者H等の物体がドアやフィックスに近づいたときに、床60に注意を促す像が投影される。このため、投影された像によってドア11やフィックス12に引き付けられたときに、通行者Hがドア11やフィックス12に触ろうとして、移動したドア11と衝突することを抑制することができる。
・上記各実施形態では、ドア11が開いてドア11が存在しなくなった通路部分に暗像からなる通路用画像Pcを投影したが、投影部21の設置位置を変更したり、投影方法を変更したりすることにより、眩しさを軽減することができれば、ドア11が開いてドア11が存在しなくなった通路部分に暗像ではない画像を投影してもよい。
・上記各実施形態において、図40に示すように、投影部21がドア11及びドア11の周辺に明像を投影してもよい。すなわち、ドア11及びフィックス12に加えて、床60、壁61、及び天井62に明像を投影する。このようにすれば、ドア11及びドア11の周辺に明像が投影されるので、迫力ある像を通行者等に見せることができる。
・上記各実施形態では、1個の投影部21からドア11及びフィックス12に像を投影したが、図41に示すように、複数の投影部21からドア11及びフィックス12に像を投影して、投影した像を連動させてもよい。この投影部21は、近距離に像を投影できる短焦点タイプの投影装置が望ましい。このようにすれば、複数の投影部21から連動した像が投影されるので、連動した二つ以上の情報を通行者に見せることができる。
・また、図42に示すように、ドア11とフィックス12とを備えた自動ドアシステムが前後に並んだ建物において、複数の投影部21によってそれぞれのドア11とフィックス12とに像を投影してもよい。例えば、外側寄りのドア11及びフィックス12にはそれぞれに対応する第2の投影部21yが天井に4個設置されている。これら第2の投影部21yから投影された像は繋がった像であることが望ましい。また、内側寄りのドア11及びフィックス12には第1の投影部21xが天井に1個設置されている。外側寄りのドア11及びフィックス12に投影される像の動きと、内側寄りのドア11及びフィックス12に投影される像の動きとが連動するように設定部23が各投影部21x,21yの駆動を設定することが望ましい。なお、第1の投影部21x及び第2の投影部21yと、ドア11及びフィックス12との組み合わせを逆の組み合わせにしてもよい。
・また、図43に示すように、ドア11とフィックス12とを備えた自動ドアシステムが前後に並んだ建物において、複数の投影部21によってそれぞれのドア11とフィックス12とに像を投影してもよい。例えば、外側寄りのドア11及びフィックス12には第2の投影部21yが天井に2個設置されている。これら第2の投影部21yは、ドア11及びフィックス12の1組毎に像を投影する。これら第2の投影部21yから投影された像は繋がった像であることが望ましい。また、内側寄りのドア11及びフィックス12には第1の投影部21xが天井に1個設置されている。外側寄りのドア11及びフィックス12に投影される像の動きと、内側寄りのドア11及びフィックス12に投影される像の動きとが連動するように設定部23が各投影部21x,21yの駆動を設定することが望ましい。なお、第1の投影部21x及び第2の投影部21yと、ドア11及びフィックス12との組み合わせを逆の組み合わせにしてもよい。
・また、図44に示すように、複数の投影部21によってドア11とフィックス12とに像を投影してもよい。例えば、ドア11及びフィックス12の全体に像を投影する第1の投影部21xが天井のドア11及びフィックス12から離れた位置に設置され、ドア11及びフィックス12のそれぞれに対応する第2の投影部21yが天井のドア11及びフィックス12の直近に4個設置されている。これら第2の投影部21yから投影された像は繋がった像であることが望ましい。ドア11及びフィックス12の全体に投影される像の動きと、ドア11及びフィックス12にそれぞれ投影される像の動きとが連動するように設定部23が各投影部21x,21yの駆動を設定することが望ましい。
・上記各実施形態を適宜組み合わせて実施してもよい。また、各実施形態の構成を併せ持った投影装置20としてもよい。このようにすれば、ドア11を用いる人が投影させたい内容に合わせてドアの表面に投影される像を変更することができるようになり、自動ドアと接する物体としての人等に様々な表示を提供することができる。
・上記各実施形態において、ドア11及びフィックス12がガラスによって構成されているときには、投影部21から像が投射される側の面又は反対側の面に、投影された像を投影するシートやフィルムを貼り付けてもよい。このようにすれば、投影された像をはっきりと視認することができるようになる。
・上記各実施形態では、投影装置20によってドア11の表面に像を投影したが、ドア11の外面に相当する面である表面だけでなく、投影装置20によってドアの内面に像を投影してもよい。例えば、合わせガラス等からなるドアであって、ガラス等の間に像を投影することができる材質を有するドアを採用することで、内面に像を投影することができる。また、投影装置20によってドアの外面だけでなく内面も含めた面に像を投影してもよい。例えば、ドアを構成するガラスや樹脂等に像を投影することができる材質を含むドアを採用することで、外面だけでなく内面も含めた面に像を投影することができる。
・上記各実施形態では、自動ドア10に投影装置20を設置したが、自動ではなく手動で開閉されるドアに投影装置を設置してもよい。このようにしても、ドアの移動に連動または追従してドアに画像を表示し続けることができる投影装置をドアに容易に設置することができる。
前述した実施形態の投影装置及び自動ドアシステムは、少なくとも一つのメモリと、当該メモリにアクセス可能な一または複数のプロセッサとを含むことができる。当該少なくとも一つのメモリは、一または複数のプロセッサが実行したときに、前述した実施形態で説明した機能、方法、または構成を実現するように構成されたコンピュータ実行可能命令を含むことができる。例えば、制御装置22及びドア制御部14は、各々がメモリとプロセッサとを含む複数の個別コンピュータによって実現されてもよく、単一のコンピュータによって実現されてもよい。したがって、本発明は、前述した実施形態で説明した機能、方法、または構成を実現するように構成されたコンピュータ実行可能命令を格納したコンピュータ読取可能記録媒体(非一時的媒体ともいう)を含む。当該コンピュータ可読媒体は、一または複数のコンピュータプロセッサがアクセスできる任意の媒体であってよく、例えば、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気記憶装置、及びそれらの任意の組み合わせを含むことができる。
本発明の主題は、上記した特定の実施形態の全ての特徴より少ない特徴に存在する可能性がある。本発明の範囲は、請求の範囲および等価物の全範囲と共に確定されるべきである。
10…自動ドア、11…ドア、11a…第1部、11b…第2部、11c…戸先縦かまち、12…フィックス、12a…第1フィックス部、12b…第2フィックス部、12c…方立、13…ドア駆動部、14…ドア制御部、15…ドア位置検出部、16…センサ、17…ドア通信部、20…投影装置、21…投影部、21a…投光部、21b…遮蔽部、21x…第1の投影部、21y…第2の投影部、22…制御装置、23…設定部、24…投影側通信部、25…状態検出部、26…第1変更部、27…撮影部、28…生成部、30…動作検出部、31…第2変更部、32…開閉許可部、33…送信部、34…外部接続部、35…データ記憶部、36…通信部、37…第3変更部、38…外観検出部、39…第4変更部、41…通過検知部、42…切替部、43…判断部、44…経過時間検出部、45…第5変更部、50…携帯端末、60…床、61…壁、62…天井、C…隙間、H…通行者、P…像、R…投射範囲。

Claims (28)

  1. ドアの面に像を投影する投影部と、
    前記ドアの位置を検出する位置検出部と、
    前記位置検出部が検出した前記ドアの位置を前記像の投影される位置として前記投影部に設定する設定部と
    を備える投影装置。
  2. 前記像は、明像と暗像とを含み、
    前記設定部は、前記位置検出部が検出した位置を用いて前記ドアの移動前の位置を定め、前記移動前の位置を暗像の投影される位置として前記投影部に設定する、請求項1に記載の投影装置。
  3. 前記設定部は、前記ドアの面の一部である第1部を明像の投影される位置として前記投影部に設定し、且つ、前記ドアの面において前記第1部以外を暗像の投影される位置として前記投影部に設定する、請求項1又は2に記載の投影装置。
  4. 前記設定部は、前記ドアの面の一部を像の投影されない位置として前記投影部に設定する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の投影装置。
  5. 前記投影部は、前記ドアに並設された固定体であるフィックスの面にさらに像を投影可能に構成され、
    前記設定部は、前記フィックスの面の一部である第1フィックス部を明像の投影される位置として前記投影部に設定し、且つ、前記フィックスの面において前記第1フィックス部以外を暗像の投影される位置として前記投影部に設定する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の投影装置。
  6. 前記投影部は、前記ドアに並設された固定体であるフィックスの面にさらに像を投影可能に構成され、
    前記設定部は、前記フィックスの面の少なくとも一部を明像の投影される位置として前記投影部に設定する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の投影装置。
  7. 前記投影部は、前記ドアに並設された固定体であるフィックスの面にさらに像を投影可能に構成され、
    前記設定部は、前記フィックスの面の少なくとも一部を暗像の投影される位置として前記投影部に設定する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の投影装置。
  8. 前記設定部は、前記フィックスの面の一部を像の投影されない位置として前記投影部に設定する、請求項5〜7のいずれか一項に記載の投影装置。
  9. 前記投影部は、前記フィックスの面と前記ドアの面とを投影対象に含める投光部と、
    前記フィックスの面の少なくとも一部への前記投光部による投影を遮蔽可能に構成された遮蔽部と
    を備える請求項5〜8のいずれか一項に記載の投影装置。
  10. 前記ドアの周辺における物体の状態を検出する状態検出部と、
    前記状態検出部が検出した前記物体の状態が所定の状態であるときに、前記投影部が投影する像を前記投影部に変更させる第1変更部と
    をさらに備える請求項1〜9のいずれか一項に記載の投影装置。
  11. 前記第1変更部は、前記ドア及び前記ドアに並設された固定体であるフィックスの少なくとも一方に前記物体が近づいたことを前記状態検出部が検出したときに、前記投影部によって投影される像に、注意を促す像を含める、請求項10に記載の投影装置。
  12. 前記投影部は、前記ドア及び前記ドアに並設された固定体であるフィックスの少なくとも一方に接する床にさらに像を投影可能に構成され、
    前記設定部は、前記投影部に対し、前記注意を促す像の投影される位置に前記床を設定する、請求項11に記載の投影装置。
  13. 前記第1変更部は、前記ドアの面のうち前記物体と対向する領域が、前記設定部において像の投影される位置として設定され、且つ、前記物体が前記ドアに近づいたことを前記状態検出部が検出したときに、前記領域に投影される像の一部を当該一部が投影されないように前記投影部に像を変更させる、請求項10〜12のいずれか一項に記載の投影装置。
  14. 前記物体の状態は、前記物体の位置、前記物体の移動する方向、及び前記物体の数の少なくとも1つである、請求項10に記載の投影装置。
  15. 前記ドアの周辺に位置する物体を撮影する撮影部と、
    前記撮影部が撮影した物体に装飾を合成した像を示すデータを生成する生成部とをさらに備え、
    前記投影部は、投影データが示す像を投影し、
    前記設定部は、前記生成部が生成したデータを前記投影データに含める、請求項1〜14のいずれか一項に記載の投影装置。
  16. 前記ドアに対する通行者の動作を検出する動作検出部と、
    前記動作検出部が通行者の動作を検出したときに、前記投影部が投影する像を前記投影部に変更させる第2変更部と
    をさらに備える請求項1〜15のいずれか一項に記載の投影装置。
  17. 前記ドアの周辺における通行者が携帯する携帯端末に情報を送信する送信部をさらに備え、
    前記送信部は、前記投影部が投影している像の情報を、前記携帯端末に送信する、請求項1〜16のいずれか一項に記載の投影装置。
  18. 前記ドアの周辺における通行者が携帯する携帯端末と通信する通信部と、
    前記携帯端末が保持している情報を前記通信部が受信したときに、受信した情報に応じた像が前記投影部の投影する像に含まれるように前記投影部に像を変更させる第3変更部と
    をさらに備える請求項1〜17のいずれか一項に記載の投影装置。
  19. 前記ドアの周辺に対する通行者の外観を検出する外観検出部と、
    前記外観検出部が検出した通行者の外観に応じて、前記投影部が投影する像を前記投影部に変更させる第4変更部と
    をさらに備える請求項1〜18のいずれか一項に記載の投影装置。
  20. 前記ドアを通行者が通過したことを検知する通過検知部と、
    前記ドアを通行者が通過したときに投影されている像と、当該像以外の像とを前記投影部に切り替えさせる切替部と、
    通行者が前記ドアを通過したことを前記通過検知部が検知したときに、前記ドアを通行者が通過したときに投影されている像が選択されたと判断し、前記投影部が投影している像から、前記ドアを通行者が通過したときに投影されている像への切り替えを、前記切替部に実行させる判断部と
    をさらに備える請求項1〜19のいずれか一項に記載の投影装置。
  21. 前記ドアが閉状態に遷移してから経過した時間である経過時間を検出する経過時間検出部と、
    前記投影部が投影する像を前記経過時間に応じて変更させる第5変更部と
    をさらに備える請求項1〜20のいずれか一項に記載の投影装置。
  22. 前記投影部が投影する像の情報を予め外部から取得する外部接続部をさらに備え、
    前記設定部は、前記外部接続部が取得した情報に含まれる像が前記投影部の投影する像に含まれるように前記投影部の駆動を設定する、請求項1〜21のいずれか一項に記載の投影装置。
  23. 前記投影部は、前記ドア及び前記ドアの周辺に明像を投影する、請求項1〜22のいずれか一項に記載の投影装置。
  24. 前記投影部は、第1の投影部であり、
    1以上の第2の投影部をさらに備え、
    前記設定部は、前記第2の投影部が投影する像の動きが、前記第1の投影部が投影する像の動きと連動するように、各前記投影部の駆動を設定する、請求項1〜23のいずれか一項に記載の投影装置。
  25. ドアと、
    前記ドアを開閉するアクチュエータと、
    前記アクチュエータを駆動するドア駆動部と、
    請求項1〜24のいずれか一項に記載の投影装置と
    を備える自動ドアシステム。
  26. ドアと、
    前記ドアを開閉するアクチュエータと、
    前記アクチュエータを駆動するドア駆動部と、
    ドアの面に像を投影する投影部と、
    前記ドアの位置を検出する位置検出部と、
    前記位置検出部が検出した前記ドアの位置を前記像の投影される位置として前記投影部に設定する設定部と、
    前記ドアの面に対する通行者の動作を検出する動作検出部と、
    前記ドアの面に投影された像に応じた前記通行者の動作が予め定められた動作と一致したときに前記ドアの開閉を許可する開閉許可部と
    を備える自動ドアシステム。
  27. 前記ドアの面の一部は、前記投影部からの光の反射を抑える色部を備える、請求項25又は26に記載の自動ドアシステム。
  28. 前記ドアに並設された固定体であるフィックスを備え、
    前記投影部は、前記フィックスの面にさらに像を投影し、
    前記フィックスの面の少なくとも一部は、前記投影部からの光の反射を抑える色部を備える、請求項25〜27のいずれか一項に記載の自動ドアシステム。
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