JPWO2016121041A1 - 無線通信システム、基地局装置および端末装置 - Google Patents

無線通信システム、基地局装置および端末装置 Download PDF

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Abstract

無線通信システム(10)は、一つの態様において、第1の通信装置(20)と複数の第2の通信装置(30)とを有する。第1の通信装置は、共用帯域内のリソースを指示する制御情報を、専用帯域内のリソースを用いて第2の通信装置へ送信する第1の送信部を有する。各第2の通信装置は、判定部と、第2の送信部とを有する。判定部は、共用帯域内のリソースがアイドルか否かを判定する。第2の送信部は、共用帯域内のリソースがアイドルである場合に、所定の信号を共有帯域に送信した後に、制御情報で指示された共用帯域内のリソースを用いてデータを送信する。また、第2の送信部は、他の第2の通信装置から所定の信号を受信した場合には、共用帯域内のリソースがビジーである場合であっても、制御情報で指示された共用帯域内のリソースを用いてデータを送信する。

Description

本発明は、無線通信システム、基地局装置および端末装置に関する。
近年、携帯電話システム等の無線通信システムにおいて、無線通信の更なる高速化や大容量化等を図るため、次世代の無線通信技術について議論が行われている。例えば、LTE(Long Term Evolution)と呼ばれる通信規格において、免許を要する周波数帯の搬送波(LC:Licensed Band Carrier)と、免許が不要な周波数帯の搬送波(UC:Unlicensed Band Carrier)とを用いて通信を行う技術が検討されている。該技術は、LAA(Licensed Assisted Access)と呼ばれる。
LAAにおいて、端末装置が、基地局装置へアップリンク送信を行う場合、基地局装置は、データの送信を要求するUL(Up Link)グラントを、ライセンスドバンドを介して端末装置へ送信する。端末装置は、ライセンスドバンドを介して基地局装置からULグラントを受信した場合に、データの送信前にアンライセンスドバンドにおいてキャリアセンスを行うLBT(Listen Before Talk)を実行する。そして、ULグラントで指定されたアンライセンスドバンドのリソースがアイドルである場合、端末装置は、ULグラントで指定されたアンライセンスドバンドのリソースを用いてデータを基地局装置へ送信する。
R. Ratasuk, M. Uusitalo, N. Mangalvedhe, A. Sorri, S. Iraji, C. Wijting and A. Ghosh, "License-Exempt LTE Deployment in Heterogeneous Network", Proceeding of International Symposium on Wireless Communication Systems (ISWCS) 2012, Aug. 2012.
ところで、アンライセンスドバンドは、他のLTE事業者や無線LAN等の他のシステムにおいても使用される。そのため、端末装置がデータの送信を行う際に、基地局装置から受信したULグラントで指定されたアンライセンスドバンドのリソースがアイドルであるとは限らない。そのため、基地局装置から受信したULグラントで指定されたアンライセンスドバンドのリソースがビジーである間、端末装置は、データの送信を行わない。これにより、端末装置から基地局装置へのアップリンクにおけるデータのスループットが低下する。
1つの側面では、本発明は、アップリンクにおけるスループットの低下を改善できる無線通信システム、基地局装置および端末装置を提供する。
本願の開示する無線通信システムは、一つの態様において、第1の通信装置と複数の第2の通信装置とを有し、第1の通信装置と、複数の第2の通信装置とが、自システム専用の専用帯域および他のシステムと共用する共用帯域を用いて無線通信する。第1の通信装置は、データを送信する共用帯域内のリソースを指示する制御情報を、専用帯域内のリソースを用いて第2の通信装置へ送信する第1の送信部を有する。それぞれの第2の通信装置は、判定部と、第2の送信部とを有する。判定部は、共用帯域内のリソースがアイドルまたはビジーのいずれであるかを判定する。第2の送信部は、共用帯域内のリソースがアイドルである場合に、データの送信開始を示す所定の信号を共有帯域に送信した後に、制御情報で指示された共用帯域内のリソースを用いてデータを送信する。また、第2の送信部は、他の第2の通信装置から所定の信号を受信した場合には、共用帯域内のリソースがビジーである場合であっても、制御情報で指示された共用帯域内のリソースを用いてデータを送信する。
本発明の一側面によれば、アップリンクにおけるスループットの低下を改善することができる。
図1は、無線通信システムの一例を示す図である。 図2は、実施例1における基地局装置の一例を示すブロック図である。 図3は、実施例1における端末装置の一例を示すブロック図である。 図4は、実施例1における無線通信システムの動作の一例を示す図である。 図5は、実施例1における基地局装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図6は、実施例1における端末装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図7は、実施例2における無線通信システムの動作の一例を示す図である。 図8は、実施例3における無線通信システムの動作の一例を示す図である。 図9は、実施例3における無線通信システムの動作の一例を示す図である。 図10は、実施例3における基地局装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図11は、実施例3における端末装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図12は、実施例4における基地局装置の一例を示すブロック図である。 図13は、実施例4における無線通信システムの動作の一例を示す図である。 図14は、実施例4における基地局装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図15は、実施例4における端末装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図16は、基地局装置または端末装置の機能を実現する無線通信装置の一例を示す図である。
以下に、本願の開示する無線通信システム、基地局装置および端末装置の実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例は開示の技術を限定するものではない。また、各実施例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
[無線通信システム10]
図1は、無線通信システム10の一例を示す図である。無線通信システム10は、基地局装置20、基地局装置22、端末装置30a、および端末装置30bを含む。なお、以下では、端末装置30aおよび端末装置30bのそれぞれを区別することなく総称する場合に端末装置30と記載する。
基地局装置20は、例えばLTEに基づく無線通信を行う。基地局装置20は、例えばLTEにおけるeNB(evolved Node B)である。それぞれの端末装置30は、例えばLTEにおけるUE(User Equipment)である。端末装置30aおよび端末装置30bは、基地局装置20が管理する同一のセルに属しており、該セル内において基地局装置20と通信を行う。なお、以下の説明では、基地局装置20と端末装置30とをLTEシステムと記載する場合がある。基地局装置20は、第1の通信装置の一例であり、端末装置30は、第2の通信装置の一例である。
基地局装置22は、例えば基地局装置20が属するLTEシステムとは異なるシステムに属する基地局装置である。基地局装置22は、例えば基地局装置20が属するLTEシステムとは異なる事業者のLTEシステムに属する基地局装置、または、無線LANシステム等の他の通信システムに属する基地局装置である。
基地局装置20は、基地局装置20が属するLTEシステム専用の第1の帯域と、基地局装置20が属するLTEシステムと他のシステムとで共用される第2の帯域とを用いて、セル内の端末装置30と無線通信を行う。第1の帯域は、例えば2GHz帯のLC(Licensed band Carrier)を用いて無線通信が行われる帯域である。第2の帯域は、例えば5GHz帯のUC(Unlicensed band Carrier)を用いて無線通信が行われる帯域である。以下では、第1の帯域をライセンスドバンド、第2の帯域をアンライセンスドバンドと呼ぶ。
基地局装置20が属するLTEシステムにおいて、第1の帯域は、例えばPCC(Primary Component Carrier)に割り当てられ、第2の帯域は、例えばSCC(Secondary Component Carrier)に割り当てられる。本実施例において、第1の帯域は、基地局装置20が属するLTEシステムの専用帯域であるが、第2の帯域は、基地局装置20が属するLTEシステムと、基地局装置22が属するシステムとで共用される共用帯域である。
また、図1において、符号21は、任意の装置から送信された電波が、端末装置30aのキャリアセンスによってビジーであると判定される強度で届く範囲を示す。また、符号23は、任意の装置から送信された電波が、端末装置30bのキャリアセンスによってビジーであると判定される強度で届く範囲を示す。
端末装置30がアンライセンスドバンドにおいてデータの送信を行う場合、基地局装置20は、ULグラントをライセンスドバンドにおいて端末装置30へ送信する。ULグラントを受信した端末装置30は、アンライセンスドバンドにおいてLBTを実行する。そして、アンライセンスドバンドがアイドルであると判定した場合、端末装置30は、ULグラントで指定されたアンライセンスドバンドのリソースを用いてデータの送信を行う。
ここで、図1の例では、アンライセンスドバンドにおいて、基地局装置20が電波を送信しておらず、基地局装置22が電波を送信している場合、端末装置30aは、キャリアセンスの結果、アンライセンスドバンドがアイドルであると判定する。そのため、基地局装置20がアンライセンスドバンドにおいて電波を送信していなければ、端末装置30aは、基地局装置20から受信したULグラントで指定されたアンライセンスドバンドのリソースを用いてデータの送信を行うことができる。
一方、図1に示した例において、端末装置30bは、基地局装置22がアンライセンスドバンドにおいて電波を送信している場合、キャリアセンスの結果、アンライセンスドバンドがビジーであると判定する。アンライセンスドバンドがアイドルである場合にのみアンライセンスドバンドにおいてデータの送信を行うとすれば、基地局装置22がアンライセンスドバンドにおいて電波を送信している間は、端末装置30bは、データの送信を行わない。そのため、端末装置30bから基地局装置20へのアップリンクにおけるデータのスループットが低下する。
これに対し本実施例の無線通信システム10では、同一のセルに属するいずれかの端末装置30がキャリアセンスによりアンライセンスドバンドがアイドルであると判定した場合、該端末装置30がデータの送信開始を示す所定の信号を送信する。本実施例において、所定の信号は、例えばCTS(Clear To Send)信号である。そして、CTS信号の送信後に、該端末装置30は、アンライセンスドバンドにおいてデータの送信を開始する。
一方、同一のセルに属する端末装置30からCTS信号を受信した他の端末装置30は、キャリアセンスによりアンライセンスドバンドがビジーであると判定した場合であっても、アンライセンスドバンドにおいてデータの送信を開始する。これにより、端末装置30のアップリンクにおけるデータのスループットの低下を改善することができる。
ここで、同一のセルに属する2台の端末装置30がデータの送信を行う場合を考える。一方の端末装置30がキャリアセンスによりアンライセンスドバンドのアイドルを検出し、データの送信を開始すると、他方の端末装置30は、一方の端末装置30からの電波によりアンライセンスドバンドをビジーと判定する。これにより、他方の端末装置30は、一方の端末装置30の送信が終了するまで、データの送信を延期する。
ここで、アンライセンスドバンドは複数のサブバンドに分けられており、基地局装置20は、配下のそれぞれの端末装置30に対して、異なるサブバンドを割り当てる。そして、基地局装置20は、異なるサブバンドにおいて端末装置30から送信された信号を、サブバンド毎に分離して復調および復号する。そのため、同一のセルに属する複数の端末装置30が、該基地局装置20から指示されたアンライセンスドバンドのリソースを用いてそれぞれ送信を行えば、基地局装置20は、それぞれの端末装置30から送信された信号の復調および復号が可能である。
ただし、図1に示すように、端末装置30が、異なるシステムに属する基地局装置22からの電波により、アンライセンスドバンドをビジーと判定した場合に、アンライセンスドバンドにおいて送信を行うと、基地局装置22の受信動作に影響を与える場合がある。そのため、アンライセンスドバンドがビジーであると判定した端末装置30が、CTS信号の受信によりデータを送信する場合、基地局装置22の受信動作に与える影響が低くなるように制御した送信電力で、データの送信を行う。これにより、アンライセンスドバンドにおいて送信および受信を行っている他のシステムの受信動作に与える影響を低減することができる。
[基地局装置20]
図2は、実施例1における基地局装置20の一例を示すブロック図である。基地局装置20は、パケット生成部200、MAC(Media Access Control)スケジューリング部201、MAC制御部202、RRC(Radio Resource Control)制御部203、およびMAC・RLC(Radio Link Control)処理部204を有する。また、基地局装置20は、アンライセンスドバンド送信部210、ライセンスドバンド送信部220、アンライセンスドバンド受信部230、ライセンスドバンド受信部240、アンテナ216、アンテナ226、アンテナ235、およびアンテナ245を有する。なお、アンテナ216、アンテナ226、アンテナ235、およびアンテナ245は、1つのアンテナにより実現されてもよい。
ライセンスドバンド受信部240は、ライセンスドバンドにおいて受信した信号からデータを復号する処理を行う。ライセンスドバンド受信部240は、復号部241、復調部242、FFT処理部243、および無線処理部244を有する。
無線処理部244は、アンテナ245を介して受信した信号の無線処理を行う。無線処理部244によって行われる無線処理には、例えば受信信号の周波数をライセンスドバンドからベースバンドへ変換する処理が含まれる。無線処理部244は、無線処理を行った受信信号をFFT処理部243へ出力する。
FFT処理部243は、無線処理部244から出力された受信信号に対してFFT(Fast Fourier Transform)処理を行う。これにより、ライセンスドバンドからベースバンドに周波数変換された受信信号が時間領域から周波数領域に変換される。FFT処理部243は、FFT処理を行った受信信号を復調部242へ出力する。
復調部242は、FFT処理部243から出力された受信信号を復調する。そして、復調部242は、復調後の受信信号を復号部241へ出力する。復号部241は、復調部242から出力された受信信号を復号する。そして、復号部241は、復号後のデータをMAC・RLC処理部204へ出力する。
アンライセンスドバンド受信部230は、アンライセンスドバンドにおいて受信した信号からデータを復号する処理を行う。アンライセンスドバンド受信部230は、復号部231、復調部232、FFT処理部233、および無線処理部234を有する。
無線処理部234は、アンテナ235を介して受信した信号の無線処理を行う。無線処理部234によって行われる無線処理には、例えば受信信号の周波数をアンライセンスドバンドからベースバンドへ変換する処理が含まれる。無線処理部234は、無線処理を行った受信信号をFFT処理部233へ出力する。
FFT処理部233は、無線処理部234から出力された受信信号に対してFFT処理を行う。これにより、アンライセンスドバンドからベースバンドに周波数変換された受信信号が時間領域から周波数領域に変換される。FFT処理部233は、FFT処理を行った受信信号を復調部232へ出力する。
復調部232は、FFT処理部233から出力された受信信号を復調する。そして、復調部232は、復調後の受信信号を復号部231へ出力する。復号部231は、復調部232から出力された受信信号を復号する。そして、復号部231は、復号後のデータをMAC・RLC処理部204へ出力する。
MAC・RLC処理部204は、復号部231および復号部241から出力されたデータに基づいてMAC層における処理およびRLC層における処理を行う。MAC・RLC処理部204は、各層の処理によって得られたデータを、例えば基地局装置20の上位層の処理を行う装置へ出力する。また、MAC・RLC処理部204は、各層の処理によって得られたデータに含まれる制御情報をRRC制御部203へ出力する。また、MAC・RLC処理部204は、アンライセンスドバンド受信部230から出力されたデータにCTS信号が含まれていた場合、CTS信号に引き続いてアンライセンスドバンドにおいて端末装置30から送信されるデータを待ち受ける。
RRC制御部203は、MAC・RLC処理部204から出力された制御情報に基づいて無線リソース制御を行う。RRC制御部203によって行われる無線リソース制御は、RRC層の処理である。RRC制御部203は、無線リソース制御に基づいて制御情報を生成し、生成した制御情報をMAC制御部202へ出力する。
MAC制御部202は、RRC制御部203から出力された制御情報に基づいてMAC層の制御を行う。また、MAC制御部202は、端末装置30に対するデータの送信要求が発生した場合に、データの送信を要求するULグラントを作成する。そして、MAC制御部202は、作成したULグラントを、後述する多重部223へ出力する。ULグラントには、例えば、端末装置30がデータを送信する場合に使用するアンライセンスドバンドのサブバンド、送信開始タイミング、バックオフ値、最小送信電力等の情報が含まれる。
また、MAC制御部202は、MAC層の制御に基づいてDMRS(Data Demodulation Reference Signal)などの信号を含む制御信号を生成し、生成した制御信号を後述する多重部213へ出力する。また、MAC制御部202は、MAC層の制御に基づいて制御情報を生成し、生成した制御情報をMACスケジューリング部201へ出力する。
パケット生成部200は、上位層の処理を行う装置から出力されたユーザデータを含むパケットを生成する。そして、パケット生成部200は、生成したパケットをMACスケジューリング部201へ出力する。
MACスケジューリング部201は、MAC制御部202から出力された制御情報に基づいて、パケット生成部200から出力されたパケットに対してMAC層におけるスケジューリングを行う。そして、MACスケジューリング部201は、スケジューリングの結果に基づいてパケットをアンライセンスドバンド送信部210またはライセンスドバンド送信部220へ出力する。MACスケジューリング部201は、例えばサブフレーム単位でデータ信号の送信が行われるように、スケジューリングを行う。すなわち、MACスケジューリング部201は、ライセンスドバンドにおいて送信されるデータ信号の長さがサブフレーム期間と一致するように、パケットのスケジューリングを行う。
ライセンスドバンド送信部220は、ライセンスドバンドにおいてデータを送信する処理を行う。ライセンスドバンド送信部220は、符号化部221、変調部222、多重部223、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)処理部224、および無線処理部225を有する。
符号化部221は、MACスケジューリング部201から出力されたパケットのデータを符号化する。そして、符号化部211は、符号化したパケットのデータを変調部222へ出力する。変調部222は、符号化部221から出力されたデータを変調する。そして、変調部222は、変調後の信号を多重部223へ出力する。
多重部223は、MAC制御部202から出力されたULグラント等の制御情報の信号と、変調部222から出力された信号とを多重化する。そして、多重部223は、多重化された送信信号をIFFT処理部224へ出力する。
IFFT処理部224は、多重部223から出力された送信信号に対してIFFT処理を行う。これにより、多重部223から出力された送信信号が周波数領域から時間領域に変換される。IFFT処理部224は、IFFT処理後の送信信号を無線処理部225へ出力する。
無線処理部225は、IFFT処理部224から出力された送信信号に対して無線処理を行う。無線処理部225によって行われる無線処理には、例えば送信信号の周波数をベースバンドからライセンスドバンドへ変換する処理が含まれる。無線処理部225は、無線処理後の送信信号をアンテナ226から送信する。
アンライセンスドバンド送信部210は、アンライセンスドバンドにおいてデータを送信する処理を行う。アンライセンスドバンド送信部210は、符号化部211、変調部212、多重部213、IFFT処理部214、および無線処理部215を有する。
符号化部211は、MACスケジューリング部201から出力されたパケットのデータを符号化する。そして、符号化部211は、符号化したパケットのデータを変調部212へ出力する。変調部212は、符号化部211から出力されたパケットのデータを変調する。そして、変調部212は、変調後の信号を多重部213へ出力する。
多重部213は、MAC制御部202から出力されたDMRS等の信号と、変調部212から出力された信号とを多重化する。そして、多重部213は、多重化された送信信号をIFFT処理部214へ出力する。
IFFT処理部214は、多重部213から出力された送信信号に対してIFFT処理を行う。これにより、多重部213から出力された送信信号が周波数領域から時間領域に変換される。IFFT処理部214は、IFFT処理後の送信信号を無線処理部215へ出力する。
無線処理部215は、IFFT処理部214から出力された送信信号に対して無線処理を行う。無線処理部215によって行われる無線処理には、例えば送信信号の周波数をベースバンドからアンライセンスドバンドへ変換する処理が含まれる。無線処理部215は、無線処理後の送信信号をアンテナ216から送信する。
[端末装置30]
図3は、実施例1における端末装置30の一例を示すブロック図である。端末装置30は、例えば図3に示すように、アンテナ300、復号部301、測定部302、判定部303、RRC処理部304、MAC処理部305、符号化・変調部306、およびパケット生成部307を有する。また、端末装置30は、ライセンスドバンド受信部310、アンライセンスドバンド受信部320、アンライセンスドバンド送信部330、およびライセンスドバンド送信部340を有する。
なお、アンテナ300は、ライセンスドバンド受信部310、アンライセンスドバンド受信部320、アンライセンスドバンド送信部330、およびライセンスドバンド送信部340のそれぞれに、別々に設けられていてもよい。また、アンテナ300は、ライセンスドバンド受信部310およびライセンスドバンド送信部340に1つ、アンライセンスドバンド受信部320およびアンライセンスドバンド送信部330に1つ設けられていてもよい。
ライセンスドバンド受信部310は、ライセンスドバンドにおいて受信した信号からデータを復調する処理を行う。ライセンスドバンド受信部310は、無線処理部311、FFT処理部312、等化処理部313、IFFT処理部314、および復調部315を有する。
無線処理部311は、アンテナ300を介して受信した信号に対して無線処理を行う。無線処理部311によって行われる無線処理には、例えば受信信号の周波数をライセンスドバンドからベースバンドへ変換する処理が含まれる。無線処理部311は、無線処理後の受信信号をFFT処理部312へ出力する。
FFT処理部312は、無線処理部311から出力された受信信号に対してFFT処理を行う。これにより、無線処理部311から出力された受信信号が時間領域から周波数領域に変換される。FFT処理部312は、FFT処理後の受信信号を等化処理部313へ出力する。等化処理部313は、FFT処理部312から出力された信号に対して等化処理を行う。そして、等化処理部313は、等化処理後の受信信号をIFFT処理部314へ出力する。
IFFT処理部314は、等化処理部313から出力された受信信号に対してIFFT処理を行う。これにより、等化処理部313から出力された受信信号が周波数領域から時間領域に変換される。IFFT処理部314は、IFFT処理後の受信信号を復調部315へ出力する。
復調部315は、IFFT処理部314から出力された受信信号を復調する。そして、復調部315は、復調後の受信信号を復号部301へ出力する。なお、ライセンスドバンド受信部310によって復調された受信信号から復号されたデータには、ULグラントやCTS信号等の制御情報が含まれる。
アンライセンスドバンド受信部320は、アンライセンスドバンドにおいて受信した信号からデータを復調する処理を行う。アンライセンスドバンド受信部320は、無線処理部321、FFT処理部322、等化処理部323、IFFT処理部324、および復調部325を有する。
無線処理部321は、アンテナ300を介して受信した信号に対して無線処理を行う。無線処理部321によって行われる無線処理には、例えば受信信号の周波数をアンライセンスドバンドからベースバンドへ変換する処理が含まれる。無線処理部321は、無線処理後の受信信号をFFT処理部322および測定部302へ出力する。
FFT処理部322は、無線処理部321から出力された受信信号に対してFFT処理を行う。これにより、無線処理部321から出力された受信信号が時間領域から周波数領域に変換される。そして、FFT処理部322は、FFT処理後の受信信号を等化処理部323へ出力する。等化処理部323は、FFT処理部322から出力された受信信号の等化処理を行う。そして、等化処理部323は、等化処理後の受信信号をIFFT処理部324へ出力する。
IFFT処理部324は、等化処理部323から出力された受信信号に対してIFFT処理を行う。これにより、等化処理部323から出力された受信信号が周波数領域から時間領域に変換される。IFFT処理部324は、IFFT処理後の受信信号を復調部325へ出力する。復調部325は、IFFT処理部324から出力された受信信号を復調する。そして、復調部325は、復調後の受信信号を復号部301へ出力する。
復号部301は、ライセンスドバンド受信部310およびアンライセンスドバンド受信部320から出力された受信信号からユーザデータおよび制御情報を復号する。そして、復号部301は、復号後のユーザデータを、例えば受信したデータに基づいて処理を行うアプリケーション処理部(図示せず)へ出力する。また、復号部301は、復号後の制御情報を、RRC処理部304へ出力する。RRC処理部304へ出力される制御情報には、ULグラントやCTS信号等が含まれる。
RRC処理部304は、復号部301から出力された制御情報に基づいてRRC層の処理を行う。そして、RRC処理部304は、RRC層の処理結果をMAC処理部305へ出力する。また、RRC処理部304は、ULグラントやCTS信号等の制御情報をMAC処理部305へ出力する。
測定部302は、無線処理部321から出力された受信信号に基づいて、アンライセンスドバンドにおける干渉電力を測定する。そして、測定部302は、干渉電力の測定結果を判定部303へ出力する。
判定部303は、測定部302から出力された測定結果に基づいて、アンライセンスドバンドがアイドルまたはビジーのいずれであるかを判定する。判定部303は、例えば、測定部302によって測定された干渉電力が予め定められた閾値未満である場合に、アンライセンスドバンドがアイドルと判定する。一方、判定部303は、例えば、測定部302によって測定された干渉電力が予め定められた閾値以上である場合に、アンライセンスドバンドがビジーであると判定する。そして、判定部303は、判定結果を、測定部302から出力された測定結果と共に、MAC処理部305へ出力する。
MAC処理部305は、RRC処理部304から出力された処理結果と、判定部303から出力された判定結果等に基づいてMAC層の処理を行う。そして、MAC処理部305は、MAC層の処理に基づいて、DMRS等の信号を多重部345へ出力する。また、MAC処理部305は、MAC層の処理に基づいて、ダミー信号やCTS信号等を多重部335へ出力する。
また、MAC処理部305は、MAC層の処理に基づいて無線リソースの割り当て情報を後述する周波数マッピング部333および周波数マッピング部343へ出力する。また、MAC処理部305は、RRC処理部304によって作成された無線リソースの割り当て情報を後述する符号化・変調部306へ出力する。また、MAC処理部305は、判定部303から出力された判定結果に基づいて、基地局装置20が通信を行うアンライセンスドバンドがビジーであるか否かを確認する。
パケット生成部307は、例えばアプリケーション処理部(図示せず)から出力されたユーザデータを含むパケットを生成する。そして、パケット生成部307は、生成したパケットを符号化・変調部306へ出力する。
符号化・変調部306は、パケット生成部307から出力されたパケットに対して符号化および変調の処理を行う。そして、符号化・変調部306は、符号化および変調の処理が行われた信号を、MAC処理部305から出力された無線リソースの割り当て情報に基づいて、アンライセンスドバンド送信部330またはライセンスドバンド送信部340へ出力する。
ライセンスドバンド送信部340は、ライセンスドバンドにおいてデータを送信する処理を行う。ライセンスドバンド送信部340は、無線処理部341、IFFT処理部342、周波数マッピング部343、FFT処理部344、および多重部345を有する。
多重部345は、MAC処理部305から出力された各信号と、符号化・変調部306から出力された信号とを多重化する。そして、多重部345は、多重化後の送信信号をFFT処理部344へ出力する。
FFT処理部344は、多重部345から出力された送信信号に対してFFT処理を行う。これにより、多重部345から出力された送信信号が時間領域から周波数領域に変換される。FFT処理部344は、FFT処理後の送信信号を周波数マッピング部343へ出力する。
周波数マッピング部343は、MAC処理部305から出力された無線リソースの割り当て情報に基づいて、FFT処理部344から出力された送信信号に対して周波数マッピングを行う。そして、周波数マッピング部343は、周波数マッピング後の送信信号をIFFT処理部342へ出力する。
IFFT処理部342は、周波数マッピング部343から出力された送信信号に対してIFFT処理を行う。これにより、周波数マッピング部343から出力された送信信号が周波数領域から時間領域に変換される。IFFT処理部342は、IFFT処理後の送信信号を無線処理部341へ出力する。
無線処理部341は、IFFT処理部342から出力された送信信号に対して無線処理を行う。無線処理部341によって行われる無線処理には、例えば送信信号の周波数をベースバンドからライセンスドバンドへ変換する処理が含まれる。無線処理部341は、無線処理後の送信信号をアンテナ300を介して送信する。
アンライセンスドバンド送信部330は、アンライセンスドバンドにおいてデータを送信する処理を行う。アンライセンスドバンド送信部330は、無線処理部331、IFFT処理部332、周波数マッピング部333、FFT処理部334、および多重部335を有する。
多重部335は、MAC処理部305から出力された各信号と、符号化・変調部306から出力された信号とを多重化する。そして、多重部335は、多重化後の送信信号をFFT処理部334へ出力する。
FFT処理部334は、多重部335から出力された送信信号に対してFFT処理を行う。これにより、多重部335から出力された送信信号が時間領域から周波数領域に変換される。FFT処理部334は、FFT処理後の送信信号を周波数マッピング部333へ出力する。
周波数マッピング部333は、MAC処理部305から出力された無線リソースの割り当て情報に基づいて、FFT処理部334から出力された送信信号に対して周波数マッピングを行う。そして、周波数マッピング部333は、周波数マッピング後の送信信号をIFFT処理部332へ出力する。
IFFT処理部332は、周波数マッピング部333から出力された送信信号に対してIFFT処理を行う。これにより、周波数マッピング部333から出力された送信信号が周波数領域から時間領域に変換される。IFFT処理部332は、IFFT処理後の送信信号を無線処理部331へ出力する。
無線処理部331は、IFFT処理部332から出力された送信信号に対して無線処理を行う。無線処理部331によって行われる無線処理には、例えば送信信号の周波数をベースバンドからアンライセンスドバンドへ変換する処理、MAC処理部305からの指示に応じて送信電力を制御する処理が含まれる。無線処理部331は、無線処理後の送信信号をアンテナ300を介して送信する。
[無線通信システム10の動作]
次に、図4を用いて、基地局装置20からの指示に応じて端末装置30がアンライセンスドバンドにおいてデータを送信する動作の一例について説明する。図4は、実施例1における無線通信システム10の動作の一例を示す図である。図4において説明する無線通信システム10は、基地局装置20、端末装置30a、および端末装置30bを有する。図4において、上段は、LCを用いて送信される信号を示しており、下段は、UCを用いて送信される信号を示している。また、図4において、横軸は時間の流れを示しており、t1〜t5は、それぞれサブフレーム単位の期間(例えば1ミリ秒)を示している。
アンライセンスドバンドは、例えば図4に示すように4つのサブバンドに分けられている。本実施例において、アンライセンスドバンドは、例えば20MHzであり、それぞれのサブバンドの帯域幅は、例えば5MHzである。なお、アンライセンスドバンド内のそれぞれのサブバンドに示した信号42aおよび信号42bは、端末装置30aがそれぞれのサブバンドにおいてビジーと判定した信号を示している。端末装置30bがそれぞれのサブバンドにおいてビジーと判定した信号は、図4には示されていない。
まず、基地局装置20のMAC制御部202は、端末装置30に対するデータの送信要求が発生した場合に、データの送信に使用するアンライセンスドバンド内のサブバンド、送信開始タイミング、バックオフ値等の情報を含むULグラントを作成する。ULグラントに含まれる送信開始タイミングとしては、例えば、基地局装置20からULグラントが送信されたサブフレームから4サブフレーム後のタイミングが指定される。バックオフ値は、ランダムな値であるが、複数の端末装置30に対してULグラントを同一のサブフレーム期間内に送信する場合には、それぞれのULグラントに含まれるバックオフ値は同一の値である。
図4の例では、MAC制御部202は、端末装置30aに対してULグラント40を作成し、端末装置30bに対してULグラント41を作成する。また、図4の例では、MAC制御部202は、データの送信に使用するアンライセンスドバンドのサブバンドとして、端末装置30aに対してサブバンド2を指定し、端末装置30bに対してサブバンド4を指定する。
端末装置30aのMAC処理部305は、ライセンスドバンドにおいてULグラント40を受信した場合に、アンライセンスドバンド内の全てのサブバンドについて、アイドルか否かの判定を判定部303に指示する。MAC処理部305は、ULグラント41で指定される送信開始タイミングの所定時間前(例えば1フレーム前)から、アンライセンスドバンド内の全てのサブバンドについて、アイドルか否かの判定の開始を判定部303に指示する。なお、MAC処理部305は、ULグラントを受信した場合に、アンライセンスドバンド内の全てのサブバンドについて、アイドルか否かの判定の開始を判定部303に指示するようにしてもよい。
図4に示した例では、他のLTEシステムからの信号42aがサブバンド1において送信されており、他のLTEシステムからの信号42bがサブバンド3および4において送信されている。図4に示した例では、端末装置30aの判定部303は、サブフレーム期間t4において、アンライセンスドバンド内の全てのサブバンドがアイドルであると判定する。判定部303によってアンライセンスドバンド内の全てのサブバンドがアイドルであると判定された場合、MAC処理部305は、DIFS(Distributed coordination function Interframe Space)43の期間、アイドル状態継続を確認する。DIFS43の期間、アイドル状態の継続が確認された場合、MAC処理部305は、ULグラントに含まれているバックオフ値に対応する期間44、アイドル状態の継続を確認する。
バックオフ値に対応する期間44、アイドル状態の継続が確認された場合、MAC処理部305は、アンライセンスドバンド内の全てのサブバンドにおいて、ダミー信号の送信をアンライセンスドバンド送信部330に指示する。これにより、例えば図4に示すように、アンライセンスドバンドの全てのサブバンドにおいて、ダミー信号45が送信される。
なお、ダミー信号45は、他のシステムに対して、アンライセンスドバンドの全てのサブバンドがビジーであると判定させることができる信号であれば、どのような信号であってもよい。また、ダミー信号45は、ダミー信号45に続けて送信されるCTS信号46のプリアンブルとして機能する所定パターンの信号であってもよい。
次に、MAC処理部305は、アンライセンスドバンド内の全てのサブバンドにおいて、CTS信号46の送信をアンライセンスドバンド送信部330に指示する。これにより、例えば図4に示すように、アンライセンスドバンド内の全てのサブバンドにおいて、CTS信号46が送信される。CTS信号46のペイロードには、端末装置30aが属しているセルの識別情報が格納される。
なお、MAC処理部305は、アンライセンスドバンド送信部330に指示して、CTS信号46の送信が終了してから、ULグラントで指定された送信開始タイミングまでの間、アンライセンスドバンド内の全てのサブバンドに、何らかの信号を送信させる。これにより、CTS信号46の送信が終了してから、ULグラントで指定された送信開始タイミングまでの間に、他のシステムによってアンライセンスドバンドが使用されてしまうこと防止することができる。CTS信号46の送信が終了してから、ULグラントで指定された送信開始タイミングまでの期間において、アンライセンスドバンドに送信される信号は、CTS信号46を繰り返してもよく、ダミー信号であてもよい。
次に、端末装置30aは、ULグラント40で指定された送信開始タイミングにおいて、データの信号47を送信する。本実施例において、各端末装置30は、アンライセンスドバンド内のサブバンドを用いたデータの送信においても、サブフレームのタイミングに同期して、サブフレームの境界から、サブフレーム期間と同一の長さのデータの信号47を送信する。
ここで、本実施例において、各端末装置30は、ULグラントにおいて指定されたアンライセンスドバンド内のサブバンドを介してデータを送信する。そのため、ULグラントにおいて指定されたアンライセンスドバンド内のサブバンドがアイドルである場合に、アイドルと判定されたサブバンドを用いてデータを送信してもよいように思われる。
しかし、アンライセンスドバンドは、サブバンド毎に各端末装置30に割り当てるLTEシステムだけでなく、アンライセンスドバンド全帯域を用いて通信を行う無線LAN等のシステムにおいても利用される。そのため、本実施例の無線通信システム10では、アンライセンスドバンド内の一部のサブバンドを使用する場合であっても、アンライセンスドバンド内の全てのサブバンドがアイドルであることを検出してから、一部のサブバンドを使用してデータを送信する。これにより、アンライセンスドバンドの全帯域を用いて通信を行う他のシステムとの公平性を保つことができる。
一方、端末装置30bの判定部303は、図4には図示されていないが、サブフレーム期間t4においても、アンライセンスドバンドにおいて送信された信号を検出し、ビジーであると判定している。そのため、端末装置30bのMAC処理部305は、CTS信号の送信をアンライセンスドバンド送信部330に指示しない。
ここで、端末装置30bのMAC処理部305は、サブフレーム期間t4において、端末装置30aからアンライセンスドバンドへ送信されたCTS信号46を受信する。MAC処理部305は、受信したCTS信号46に、端末装置30bが属しているセルと同一のセルの識別情報が格納されているか否かを判定する。端末装置30bが属するセルと同一のセルの識別情報が格納されている場合、MAC処理部305は、アンライセンスドバンドがビジーである場合であっても、ULグラント41で指定された送信開始タイミングにおいて、データの信号48を送信する。
ただし、例えば図1に示したように、端末装置30bが属するLTEシステムとは異なるシステムに属する基地局装置22からの電波により、判定部303がアンライセンスドバンドをビジーと判定する場合がある。その場合、端末装置30bがアンライセンスドバンドにおいて送信を行うと、基地局装置22の受信動作に影響を与える場合がある。そのため、MAC処理部305は、例えば、測定部302によって測定された干渉電力と、アンライセンスドバンドがビジーであるか否かの判定に用いられる閾値(以下、判定閾値と呼ぶ)と、送信電力の初期値と、最小送信電力とを用いて送信電力を算出する。そして、MAC処理部305は、算出した送信電力を示す制御信号をアンライセンスドバンド送信部330の無線処理部331へ出力する。無線処理部331は、MAC処理部305から出力された制御信号で示される電力で、信号48を送信する。
例えば、MAC処理部305は、測定部302によって測定された干渉電力と、判定閾値との比を、送信電力の初期値に乗ずることにより求まる送信電力と、最小送信電力とのうち高い方の送信電力を算出する。そして、MAC処理部305は、算出した送信電力で信号48を送信するように、無線処理部331に指示する。
具体的には、MAC処理部305は、例えば、下記の(1)式を用いて送信電力Pを算出する。
Figure 2016121041
ここで、無線通信システム10に含まれる2つの装置の送信電力がほぼ同一であると仮定すると、各装置が電波を送信した場合、一方の装置が他方の装置から受信する干渉電力の強さは、他方の装置が一方の装置から受信する干渉電力の強さとほぼ同一となる。また、一方の装置で測定された干渉電力が、判定閾値未満となるように、他方の装置の送信電力を下げれば、他方の装置から送信された信号が、一方の装置の受信動作に与える影響を低減することができる。
そのため、上記の(1)式では、まず測定部302によって測定された干渉電力(dBm)と、判定閾値(dBm)との差(dB)が算出される。そして、算出された差(dB)を、送信電力の初期値(dBm)から引くことにより算出された送信電力(dBm)と、最小送信電力(dBm)とのうち、高い方の電力が、送信電力Pとして算出される。
例えば、測定部302によって測定された干渉電力が−52dBmであり、判定閾値が−62dBmである場合、干渉電力と閾値との差は10dBとなる。そのため、送信電力の初期値から10dB低い電力で送信を行えば、端末装置30bから送信された信号は、干渉源の装置において−62dBm以下で受信されることになる。これにより、端末装置30bは、ULグラント41で指定されたアンライセンスドバンド内のサブバンドに信号48を送信する場合に、干渉源の装置の受信動作に与える影響を低減することができる。
なお、端末装置30bにおいて測定された干渉電力が大きい場合、端末装置30bが送信する電力が低く算出される。送信電力が低くなりすぎると、端末装置30bから送信された信号が基地局装置20に十分な強度で届かなくなる。そのため、干渉電力および判定閾値を用いて算出された送信電力が最小送信電力よりも小さい場合には、最小送信電力で送信が行われる。最小送信電力とは、セルに属する端末装置30が、セルの境界においてデータを送信する場合に、該端末装置30からの信号を基地局装置20が受信することができる最小の送信電力である。最小送信電力の情報は、例えば、基地局装置20から送信されるULグラントに含まれる。これにより、端末装置30bは、送信したデータを基地局装置20に受信させることができる。
[基地局装置20の動作]
次に、基地局装置20の動作を説明する。図5は、実施例1における基地局装置20の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、基地局装置20のMAC制御部202は、端末装置30に対するデータの送信要求が発生したか否かを判定する(S100)。端末装置30に対するデータの送信要求が発生した場合(S100:Yes)、MAC制御部202は、ULグラントを作成する(S101)。そして、MAC制御部202は、作成したULグラントを、ライセンスドバンド送信部220の多重部223へ出力する。
多重部223は、MAC制御部202から出力されたULグラントと、変調部222から出力された信号とを多重化する。そして、IFFT処理部224は、多重部223によって多重化された送信信号に対してIFFT処理を行う。無線処理部225は、IFFT処理部224によってIFFT処理が行われた送信信号に対して無線処理を行う。そして、無線処理部225は、ULグラントを含む送信信号をアンテナ226から送信する(S102)。そして、MAC制御部202は、再びステップS100に示した処理を実行する。
[端末装置30の動作]
次に、端末装置30の動作を説明する。図6は、実施例1における端末装置30の動作の一例を示すフローチャートである。端末装置30のMAC処理部305がULグラントを受信した場合に、端末装置30は、本フローチャートに示す動作を開始する。
まず、測定部302は、無線処理部321から出力された受信信号に基づいて、アンライセンスドバンドの干渉電力を測定する(S200)。そして、MAC処理部305は、アンライセンスドバンドがアイドルか否かの判定開始を判定部303に指示する。そして、MAC処理部305は、判定部303から出力された判定結果を参照して、アンライセンスドバンドがアイドルか否かを判定する(S201)。
アンライセンスドバンドがアイドルである場合(S201:Yes)、MAC処理部305は、DIFSおよびバックオフ値に対応する期間、アイドル状態が継続したか否か、即ち、アンライセンスドバンドがアイドルか否かをさらに判定する(S203)。アンライセンスドバンドがビジーである場合(S203:No)、MAC処理部305は、再びステップS201に示した処理を実行する。
一方、アンライセンスドバンドがアイドルである場合(S203:Yes)、MAC処理部305は、ダミー信号の送信をアンライセンスドバンド送信部330に指示する。アンライセンスドバンド送信部330は、アンライセンスドバンドの全帯域にダミー信号を送信する(S204)。そして、MAC処理部305は、端末装置30が属しているセルの識別情報をペイロードに格納したCTS信号を作成する。そして、MAC処理部305は、作成したCTS信号の送信をアンライセンスドバンド送信部330に指示する。アンライセンスドバンド送信部330は、アンライセンスドバンドの全帯域にCTS信号を送信する(S205)。なお、MAC処理部305は、アンライセンスドバンド送信部330にCTS信号を繰り返し送信させる等により、ULグラントで指定された送信開始タイミングまでの期間において、アンライセンスドバンドの全帯域に信号を送信させる。
次に、MAC処理部305は、ULグラントで指定される送信開始タイミングにおいて、データの送信を符号化・変調部306に指示する。具体的には、MAC処理部305は、符号化・変調部306に、パケット生成部307から出力されたパケットに対して符号化および変調の処理を指示する。そして、符号化・変調部306によって符号化および変調された送信信号は、アンライセンスドバンド送信部330によって、ULグラントで指定されたアンライセンスドバンド内のサブバンドを介して基地局装置20へ送信される(S206)。
一方、アンライセンスドバンドがビジーである場合(S201:No)、MAC処理部305は、RRC処理部304から受信した信号を参照して、同一のセルに属する他の端末装置30からCTS信号を受信したか否かを判定する(S207)。MAC処理部305は、CTS信号のペイロードに、端末装置30が属するセルの識別情報と同一の識別情報が格納されている場合に、同一のセルに属する他の端末装置30からCTS信号を受信したと判定する。
同一のセルに属する他の端末装置30からCTS信号を受信した場合(S207:Yes)、MAC処理部305は、データの送信を符号化・変調部306に指示する。これにより、パケット生成部307から出力されたパケットが、符号化・変調部306によって符号化および変調される。そして、変調後の信号が、アンライセンスドバンド送信部330によって、ULグラントで指定されたアンライセンスドバンド内のサブバンドを介して基地局装置20へ送信される(S208)。
一方、同一のセルに属する他の端末装置30からCTS信号を受信していない場合(S207:No)、MAC処理部305は、ULグラントで指定された送信開始タイミングから所定時間が経過したか否かを判定する(S209)。ULグラントで指定された送信開始タイミングから所定時間が経過していない場合(S209:No)、MAC処理部305は、再びステップS201に示した処理を実行する。
一方、ULグラントで指定された送信開始タイミングから所定時間が経過した場合(S209:Yes)、MAC処理部305は、送信失敗を通知する信号をライセンスドバンド送信部340へ送る。ライセンスドバンド送信部340は、送信失敗を通知する信号を、ライセンスドバンドにおいて基地局装置20へ送信する(S210)。MAC処理部305は、例えば、送信開始タイミングから、例えば3サブフレーム分の期間が経過した場合に、送信失敗を通知する信号を基地局装置20へ送信させる。
[効果]
本実施例の無線通信システム10によれば、同一のセルに属する他の端末装置30からCTS信号を受信した端末装置30は、LBTによりアンライセンスドバンドがビジーであると判定した場合であっても、アンライセンスドバンドにデータの送信を開始する。これにより、端末装置30のアップリンクにおけるデータのスループットの低下を改善することができる。
また、アンライセンスドバンドがアイドルであると判定した端末装置30は、端末装置30が属しているセルの識別情報を含むCTS信号をアンライセンスドバンドに送信してから、ULグラントで指定されたサブバンドにおいてデータを送信する。他の端末装置30は、CTS信号を受信することにより、同一のセルに属する端末装置30から送信されたCTS信号か否かを判別することができる。
また、同一のセルに属する他の端末装置30からCTS信号を受信した端末装置30は、干渉電力と判定閾値との比を、送信電力の初期値に乗ずることにより求まる送信電力と、最小送信電力とのうち高い方の送信電力で送信を行う。これにより、他の装置の受信動作に与える影響を低減することができる。
また、本実施例では、ULグラントに含まれるバックオフ値は、複数の端末装置30間で同一の値である。これにより、複数の端末装置30が同時にアンライセンスドバンドのアイドルを検出した後に、DIFSおよびバックオフ値に対応する期間、アイドル状態の継続を検出した場合、複数の端末装置30は、ほぼ同時にダミー信号およびCTS信号をアンライセンスドバンドに送信する。本実施例において各端末装置30から送信されるCTS信号は同じ信号である。そのため、複数の端末装置30から送信されたCTS信号が重なった場合であっても、信号が崩れることなく他の端末装置30によって受信される。そして、複数の端末装置30によってCTS信号が送信されることにより、セル内のより広い範囲にCTS信号を到達させることができる。これにより、アンライセンスドバンドをビジーと判定したより多くの端末装置30の送信機会を確保することができる。
[無線通信システム10の動作]
前述の実施例1における端末装置30は、サブフレームのタイミングに同期したタイミングでデータを送信するが、本実施例における端末装置30は、サブフレームのタイミングとは無関係にデータを送信する点が、実施例1の端末装置30とは異なる。以下、実施例1と異なる点について図7を参照して説明する。図7は、実施例2における無線通信システム10の動作の一例を示す図である。
なお、実施例2における無線通信システム10、基地局装置20、および端末装置30の構成は、以下に説明する点を除き、実施例1において説明した無線通信システム10、基地局装置20、および端末装置30と同様であるため、詳細な説明は省略する。また、図7において、図4と同一の符号を付した要素は、図4において説明した要素と同様であるため、詳細な説明は省略する。
例えば図7に示すように、端末装置30aのMAC処理部305は、サブフレーム期間t4において、判定部303によってアンライセンスドバンド内の全てのサブバンドがアイドルであると判定された場合、DIFS43の期間、アイドル状態の継続を確認する。DIFS43の期間、アイドル状態の継続が確認された場合、MAC処理部305は、ULグラントに含まれているバックオフ値に対応する期間44、アイドル状態の継続を確認する。
バックオフ値に対応する期間44、アイドル状態の継続が確認された場合、MAC処理部305は、アンライセンスドバンド内の全てのサブバンドにおいて、ダミー信号45をアンライセンスドバンド送信部330に送信させる。
次に、MAC処理部305は、アンライセンスドバンド内の全てのサブバンドにおいて、CTS信号46をアンライセンスドバンド送信部330に送信させる。そして、本実施例では、CTS信号46の送信が終了したタイミングが、ULグラントで指定されたサブフレームより前のタイミングであっても、MAC処理部305は、ULグラントで指定されたサブバンドにおいてデータの送信を開始する。
また、アンライセンスドバンドがビジーであると判定した端末装置30bのMAC処理部305は、同一のセルに属する他の端末装置30からCTS信号を受信した場合、CTS信号の送信が終了したタイミングで、データの送信を開始する。
このように、本実施例では、アンライセンスドバンドのアイドルを検出したいずれかの端末装置30からCTS信号が送信された場合に、CTS信号の送信終了のタイミングで、各端末装置30は、データの送信を開始する。これにより、各端末装置30から基地局装置20へ送信されるデータのスループットを向上させることができる。また、アンライセンスドバンドを用いたデータの送信を早期に完了させることができるため、アンライセンスドバンドを無駄に占有する時間を短くすることができ、アンライセンスドバンドの利用効率を高めることができる。
なお、本実施例において、各端末装置30からアンライセンスドバンドへ送信される信号の長さは、1サブフレーム長である。これにより、サブフレーム単位でデータを送受信する従来の送信バッファおよび受信バッファを流用することができ、端末装置30の製造コストを低減することができる。
[無線通信システム10の動作]
図8および図9は、実施例3における無線通信システム10の動作の一例を示す図である。なお、実施例3における無線通信システム10、基地局装置20、および端末装置30の構成は、以下に説明する点を除き、実施例1において説明した無線通信システム10、基地局装置20、および端末装置30と同様であるため、詳細な説明は省略する。
例えば、図8に示すように、基地局装置20のMAC制御部202は、端末装置30aに対するデータ送信要求が発生した場合、端末装置30aに対する第1のULグラント40−1を作成する。第1のULグラント40−1は、実施例1において説明したULグラント40と同様の内容である。そして、MAC制御部202は、作成した第1のULグラント40−1を、多重部223へ出力する。
多重部223は、MAC制御部202から出力された第1のULグラント40−1と、変調部222から出力された信号とを多重化する。そして、IFFT処理部224は、多重部223によって多重化された送信信号に対してIFFT処理を行う。そして、無線処理部225は、IFFT処理部224によってIFFT処理が行われた送信信号に対して無線処理を行う。そして、無線処理部225は、サブフレーム期間t1において、第1のULグラント40−1を含む送信信号をアンテナ226から送信する。
端末装置30aのライセンスドバンド受信部310は、ライセンスドバンドにおいて送信された、第1のULグラント40−1を含む送信信号を受信して復調する。復号部301は、ライセンスドバンド受信部310から出力された受信信号から第1のULグラント40−1を含む制御情報を復号する。RRC処理部304は、復号部301によって復号された制御情報をMAC処理部305へ出力する。
RRC処理部304から受け取った制御情報に第1のULグラント40−1が含まれている場合、MAC処理部305は、測定部302から出力された測定結果に基づいて、アンライセンスドバンドのキャリアセンスを判定部303に指示する。そして、MAC処理部305は、判定部303から出力された判定結果を参照してLBTを行う。図8の例では、MAC処理部305は、サブフレーム期間t4において、アンライセンスドバンドのアイドルを検出し、DIFS43およびバックオフ値に対応する期間44、アイドル状態の継続を確認する。そして、バックオフ値に対応する期間44、アイドル状態の継続が確認された場合、MAC処理部305は、ダミー信号45の送信をアンライセンスドバンド送信部330に指示する。そして、MAC処理部305は、CTS信号46の送信をアンライセンスドバンド送信部330に指示する。
そして、MAC処理部305は、CTS信号46の送信後のサブフレーム期間t5において、第1のULグラント40−1で指定されたアンライセンスドバンドのサブバンドにおいて、データの信号47−1をアンライセンスドバンド送信部330に送信させる。これにより、基地局装置20のアンライセンスドバンド受信部230は、端末装置30aから送信された信号47−1をサブフレーム期間t5において受信する。そして、アンライセンスドバンド受信部230は、受信した信号47−1を復号する。
以下、同様に、基地局装置20から第1のULグラント40−2〜40−6が、ライセンスドバンドにおいて端末装置30aに送信される。そして、端末装置30aは、サブフレーム期間t6〜t10において、データの信号47−2〜47−6をアンライセンスドバンドのサブバンドにそれぞれ送信する。これにより、基地局装置20は、サブフレーム期間t6〜t10において、端末装置30aから送信された信号47−2〜47−6を受信する。
そして、アンライセンスドバンドにおいて端末装置30aからデータを受信中であるサブフレーム期間t6において、端末装置3bに対するデータ送信要求が発生した場合、基地局装置20のMAC制御部202は、第2のULグラント49を作成する。第2のULグラントには、LBTを行わずに送信を開始する旨を示す送信指示が含まれる。そして、MAC制御部202は、作成した第2のULグラント49を含む送信信号を、第1のULグラント40−1〜40−6と同様に、ライセンスドバンド送信部220に送信させる。
端末装置30bのライセンスドバンド受信部310は、ライセンスドバンドにおいて送信された、第2のULグラント49を含む送信信号を受信して復調する。復号部301は、ライセンスドバンド受信部310から出力された受信信号から第2のULグラント49を含む制御情報を復号する。RRC処理部304は、復号部301によって復号された制御情報をMAC処理部305へ出力する。
RRC処理部304から受け取った制御情報に第2のULグラント49が含まれている場合、MAC処理部305は、アンライセンスドバンドのキャリアセンスを判定部303に指示しないことにより、LBTを省略する。そして、MAC処理部305は、第2のULグラント49で指定された送信開始タイミングであるサブフレーム期間t10において、データの信号48をアンライセンスドバンド送信部330に送信させる。
ここで、基地局装置20が端末装置30aからアンライセンスドバンドにおいてデータを受信している場合、基地局装置20が属するLTEシステムがアンライセンスドバンドの送信権を既に獲得している。そのため、アンライセンスドバンドにおいて配下の端末装置30aからデータを受信している間であれば、端末装置30aに割り当てられたサブバンド以外のサブバンドはアイドルである。従って、アンライセンスドバンドにおいて配下の端末装置30aからデータを受信している間に、配下の他の端末装置30bにULグラントが送信された場合、他の端末装置30bは、LBTを行う必要がない。従って、そのような場合に基地局装置20が第2のULグラントを端末装置30に送信することにより、端末装置30の送信機会を確保することができる。また、LBTが省略されたことにより、端末装置30の処理負荷が低減される。
また、図9に示す例では、基地局装置20のMAC制御部202は、端末装置30aおよび30bに対するデータ送信要求が発生した場合、端末装置30aに対する第1のULグラント40−1と、端末装置30bに対する第1のULグラント41−1とを作成する。MAC制御部202によって作成された第1のULグラント40−1および41−1は、多重部223によって、変調部222から出力された信号に多重化される。そして、多重化された送信信号は、IFFT処理部224によるIFFT処理、および、無線処理部225による無線処理が行われて、サブフレーム期間t1において送信される。
端末装置30aのMAC処理部305は、LBTを行い、サブフレーム期間t4において、アンライセンスドバンドのアイドルを検出し、DIFS43およびバックオフ値に対応する期間44、アイドル状態の継続を確認する。そして、バックオフ値に対応する期間44、アイドル状態の継続が確認された場合、MAC処理部305は、ダミー信号45の送信をアンライセンスドバンド送信部330に指示する。そして、MAC処理部305は、CTS信号46の送信をアンライセンスドバンド送信部330に指示する。
そして、MAC処理部305は、CTS信号46の送信後のサブフレーム期間t5において、第1のULグラント40−1で指定されたアンライセンスドバンドのサブバンドにおいて、データの信号47−1をアンライセンスドバンド送信部に送信させる。これにより、基地局装置20のアンライセンスドバンド受信部230は、端末装置30aから送信された信号47−1をサブフレーム期間t5において受信する。そして、アンライセンスドバンド受信部230は、受信した信号47−1を復号する。
以下、同様に、基地局装置20から第1のULグラント40−2〜40−6が、ライセンスドバンドにおいて端末装置30aに送信される。そして、端末装置30aは、サブフレーム期間t6〜t10において、データの信号47−2〜47−6をアンライセンスドバンドのサブバンドにそれぞれ送信する。これにより、基地局装置20は、サブフレーム期間t6〜t10において、端末装置30aから送信された信号47−2〜47−6を受信する。
一方、端末装置30bは、アンライセンスドバンドにおいて、他のシステムからの干渉電力を検出し、アンライセンスドバンドがビジーであると判定している。さらに、図9の例では、端末装置30bは、端末装置30aからアンライセンスドバンドに送信されたCTS信号の受信に失敗したと仮定する。その場合、端末装置30bは、端末装置30aがアンライセンスドバンドに送信した信号47−1〜47−6についても、干渉電力として測定し、アンライセンスドバンドがビジーであると判定し続ける。その結果、端末装置30bは、データの送信を行わない。
基地局装置20のMAC制御部202は、サブフレーム期間t1において端末装置30aへ送信した第1のULグラント40−1に対して、端末装置30aからサブフレーム期間t5において送信されたデータを受信する。一方、MAC制御部202は、サブフレーム期間t1において端末装置30bへ送信した第1のULグラント41−1に対して、サブフレーム期間t5においてデータを受信していないことを検出する。この場合、MAC制御部202は、LBTを行わずに送信を開始する旨を示す送信指示を含む第2のULグラント49を作成する。そして、MAC制御部202は、作成した第2のULグラント49を含む送信信号をライセンスドバンド送信部220へ出力し、次のサブフレーム期間t6において端末装置30bへ送信させる。これにより、サブフレーム期間t6において、第2のULグラント49が端末装置30bへ送信される。
端末装置30bのライセンスドバンド受信部310は、ライセンスドバンドにおいて送信された、第2のULグラント49を含む送信信号を受信して復調する。復号部301は、ライセンスドバンド受信部310から出力された受信信号から第2のULグラント49を含む制御情報を復号する。RRC処理部304は、復号部301によって復号された制御情報をMAC処理部305へ出力する。
MAC処理部305は、RRC処理部304から受け取った制御情報に第2のULグラント49が含まれていた場合、アンライセンスドバンドのキャリアセンスを判定部303に指示しないことにより、LBTを省略する。そして、MAC処理部305は、第2のULグラント49を受信したサブフレーム期間t6の次のサブフレーム期間t7において、データの信号48をアンライセンスドバンド送信部330に送信させる。
これにより、同一のセルに属する他の端末装置30から送信されたCTS信号の受信に失敗した端末装置30の送信機会を確保することができる。これにより、CTS信号の受信に失敗した端末装置30のアップリンクにおけるデータのスループットの低下を改善することができる。
[基地局装置20の動作]
次に、基地局装置20の動作を説明する。図10は、実施例3における基地局装置20の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、基地局装置20のMAC制御部202は、端末装置30に対するデータの送信要求が発生したか否かを判定する(S110)。端末装置30に対するデータの送信要求が発生した場合(S110:Yes)、MAC制御部202は、他の端末装置30から送信されたデータを受信中か否かを判定する(S111)。
他の端末装置30から送信されたデータを受信中である場合(S111:Yes)、MAC制御部202は、LBTを行わずに送信を開始する旨の指示を含む第2のULグラントを作成する(S112)。そして、MAC制御部202は、作成した第2のULグラントをライセンスドバンド送信部220に送信させる(S113)。そして、MAC制御部202は、再びステップS110に示した処理を実行する。
一方、他の端末装置30から送信されたデータを受信中ではない場合(S111:No)、MAC制御部202は、LBTを行わずに送信を開始する旨の指示を含まない第1のULグラントを作成する(S114)。そして、MAC制御部202は、作成した第1のULグラントをライセンスドバンド送信部220に送信させる(S115)。そして、MAC制御部202は、再びステップS110に示した処理を実行する。
データの送信要求が発生していない場合(S110:No)、MAC制御部202は、第1のULグラントで指定した送信開始タイミングが同時期の端末装置30の中で、データを送信していない端末装置30があるか否かを判定する(S116)。送信開始タイミングが同時期の端末装置30の中で、データを送信していない端末装置30がない場合(S116:No)、MAC制御部202は、再びステップS110に示した処理を実行する。
送信開始タイミングが同時期の端末装置30の中で、データを送信していない端末装置30がある場合(S116:Yes)、MAC制御部202は、他の端末装置30から送信されたデータを受信中か否かを判定する(S117)。他の端末装置30から送信されたデータを受信中ではない場合(S117:No)、MAC制御部202は、再びステップS110に示した処理を実行する。
一方、他の端末装置30から送信されたデータを受信中である場合(S117:Yes)、MAC制御部202は、第2のULグラントを作成する(S118)。そして、MAC制御部202は、作成した第2のULグラントをライセンスドバンド送信部220に送信させる(S119)。そして、MAC制御部202は、再びステップS110に示した処理を実行する。
[端末装置30の動作]
次に、端末装置30の動作を説明する。図11は、実施例3における端末装置30の動作の一例を示すフローチャートである。端末装置30のMAC処理部305が第1または第2のULグラントを受信した場合に、端末装置30は、本フローチャートに示す動作を開始する。
まず、MAC処理部305は、受信したULグラントが第2のULグラントであるか否かを判定する(S220)。ULグラントが第2のULグラントである場合(S220:Yes)、MAC処理部305は、LBTを省略して、第2のULグラントで指定された送信開始タイミングにおいて、データの信号をアンライセンスドバンド送信部330に送信させる(S221)。
一方、受信したULグラントが第1のULグラントである場合(S220:No)、MAC処理部305は、第1のULグラントに従って、図6を用いて説明したステップS200〜S210の処理を実行する。
前述の実施例1における無線通信システム10では、端末装置30がアンライセンスドバンドのアイドルを判定し、アイドルと判定した場合にアンライセンスドバンドにCTS信号を送信してからデータの送信を開始した。これに対し、本実施例の無線通信システム10では、基地局装置20が、アンライセンスドバンドのキャリアセンスを行い、アイドルと判定した場合にデータの送信許可を示す所定の信号を送信する。本実施例において、所定の信号は、例えば基地局装置20の識別情報が含まれたRTS(Request To Send)信号である。ULグラントを受信した端末装置30は、RTS信号を検出した場合、検出したRTS信号に自装置が属するセルの識別情報が含まれていれば、LBTを行うことなく、ULグラントで指定されたサブバンドにおいてデータを送信する。
[基地局装置20]
図12は、実施例4における基地局装置20の一例を示すブロック図である。なお、以下に説明する点を除き、図12において図2と同一の符号を付した構成は、図2において説明した構成と同様であるため、詳細な説明を省略する。なお、端末装置30の構成は、図3を用いて説明した実施例1における端末装置30と同様であるため、説明を省略する。
基地局装置20は、例えば図12に示すように、判定部205および測定部206を有する。測定部206は、FFT処理部233から出力された受信信号に基づいて、アンライセンスドバンドにおける干渉電力を測定する。そして、測定部206は、干渉電力の測定結果を判定部205へ出力する。判定部205は、測定部206から出力された測定結果に基づいて、アンライセンスドバンドがアイドルまたはビジーのいずれであるかを判定する。そして、判定部205は、判定結果をMAC制御部202へ出力する。
[無線通信システム10の動作]
図13は、実施例4における無線通信システム10の動作の一例を示す図である。
まず、基地局装置20のMAC制御部202は、端末装置30aおよび30bに対するデータの送信要求が発生した場合に、アンライセンスドバンド内の全てのサブバンドについて、アイドルか否かの判定を判定部205に指示する。図13に示した例では、判定部205は、サブフレーム期間t0内の期間50において、アンライセンスドバンド内の全てのサブバンドがアイドルであると判定する。
判定部205によってアンライセンスドバンド内の全てのサブバンドがアイドルであると判定された場合、MAC制御部202は、端末装置30aに対するULグラント51と、端末装置30bに対するULグラント52とをそれぞれ作成する。そして、MAC制御部202は、作成したULグラント51および52を、ライセンスドバンド送信部220に送信させる。端末装置30aのMAC処理部305は、基地局装置20から送信されたULグラント51を受信する。また、端末装置30bのMAC処理部305は、基地局装置20から送信されたULグラント52を受信する。
なお、図13に示した例では、他のLTEシステムからの信号53aがサブバンド1において送信され、他のLTEシステムからの信号53bがサブバンド3および4において送信される。
次に、MAC制御部202は、アンライセンスドバンド内の全てのサブバンドについて、アイドルか否かの判定を判定部205に指示する。判定部205は、ULグラント51および52で指定した送信開始タイミングの所定時間前(例えば1フレーム前)から、アンライセンスドバンド内の全てのサブバンドについて、アイドルか否かの判定の開始を判定部205に指示する。なお、MAC制御部202は、ULグラントを送信した場合に、アンライセンスドバンド内の全てのサブバンドについて、アイドルか否かの判定の開始を判定部205に指示するようにしてもよい。
図13に示した例では、判定部205は、サブフレーム期間t4において、アンライセンスドバンド内の全てのサブバンドがアイドルであると判定する。判定部205によってアンライセンスドバンド内の全てのサブバンドがアイドルであると判定された場合、MAC制御部202は、DIFS54およびバックオフ期間55の間、アイドル状態の継続を確認する。
DIFS54およびバックオフ期間55の間、アイドル状態の継続が確認された場合、MAC制御部202は、ライセンスドバンドにおいて自装置が管理するセルの識別情報を含むRTS信号56の送信をライセンスドバンド送信部220に指示する。これにより、例えば図13に示すように、ライセンスドバンドにおいて、RTS信号56が送信される。また、判定部205がアンライセンスドバンドがアイドルと判定した場合、MAC制御部202は、アンライセンスドバンドにおいて、自装置が管理するセルの識別情報を含むRTS信号57の送信をアンライセンスドバンド送信部210に指示する。これにより、例えば図13に示すように、アンライセンスドバンド内の全てのサブバンドにおいて、RTS信号57が送信される。
各端末装置30のMAC処理部305は、ライセンスドバンドにおいて送信された、自装置が属するセルの識別情報を含むRTS信号56と、アンライセンスドバンドにおいて送信された、自装置が属するセルの識別情報を含むRTS信号57とを検出する。そして、MAC処理部305は、RTS信号56および57の送信が終了してからSIFS(Short Interframe Space)58が経過するまで待機する。そして、SIFS58が経過した場合、端末装置30aのMAC処理部305は、データの信号59の送信を端末装置30aのアンライセンスドバンド送信部330に指示する。また、端末装置30bのMAC処理部305は、データの信号60の送信を端末装置30bのアンライセンスドバンド送信部330に指示する。これにより、サブフレーム期間t5において、サブバンド2に端末装置30aからの信号59が送信され、サブバンド4に端末装置30bからの信号60が送信される。
ここで、個々の端末装置30がばらばらのタイミングで個別にLBTを行った場合、アンライセンスドバンドがアイドルであると判定するタイミングがずれる場合がある。そのため、先にアイドルと判定した端末装置30がアンライセンスドバンドに送信を開始すると、他の端末装置30は、アンライセンスドバンドをビジーと判定することになり、他の端末装置30の送信が延期される。
これに対し、本実施例の無線通信システム10では、基地局装置20がLBTを行うことにより、基地局装置20の配下の端末装置30に対して、一律に送信開始を指示することができる。そのため、1の端末装置30の送信により、他の端末装置30の送信が妨げられることを防止することができ、端末装置30のアップリンクにおけるデータのスループットを向上させることができる。
なお、本実施例において、MAC制御部202は、ULグラントの送信前に、判定部205にキャリアセンスを実行させるが、ULグラントの送信前のキャリアセンスは行われなくてもよい。また、本実施例において、MAC制御部202は、ライセンスドバンドとアンライセンスドバンドの両方にRTS信号を送信するが、ライセンスドバンドへはRTS信号を送信しなくてもよい。また、MAC制御部202は、ライセンスドバンドの方にRTS信号を送信し、アンライセンスドバンドの方には、ダミー信号を送信するようにしてもよい。
また、本実施例においても、実施例3と同様に、アンライセンスドバンドにおいて端末装置30からのデータを受信中に、他の端末装置30に対するデータ送信要求が発生した場合、MAC制御部202は、第2のULグラントを他の端末装置30へ送信してもよい。また、本実施例においても、実施例3と同様に、MAC制御部202は、第1のULグラントで指定した送信開始タイミングが同時期の端末装置30の中で、データを送信していない端末装置30に対して第2のULグラントを送信するようにしてもよい。
[基地局装置20の動作]
次に、基地局装置20の動作を説明する。図14は、実施例4における基地局装置20の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、基地局装置20のMAC制御部202は、端末装置30に対するデータの送信要求が発生したか否かを判定する(S130)。端末装置30に対するデータの送信要求が発生した場合(S130:Yes)、測定部206は、FFT処理部233から出力された受信信号に基づいて、アンライセンスドバンドの干渉電力を測定する(S131)。そして、MAC制御部202は、アンライセンスドバンドがアイドルか否かの判定開始を判定部205に指示する。そして、MAC制御部202は、判定部205から出力された判定結果を参照して、アンライセンスドバンドがアイドルか否かを判定する(S132)。
アンライセンスドバンドがアイドルである場合(S132:Yes)、MAC制御部202は、ULグラントを作成する(S133)。そして、MAC制御部202は、作成したULグラントを、ライセンスドバンド送信部220に送信させる(S134)。そして、測定部206は、FFT処理部233から出力された受信信号に基づいて、アンライセンスドバンドの干渉電力を測定する(S135)。そして、MAC制御部202は、例えばULグラントで指定した送信開始タイミングの例えば1サブフレーム前から、判定部205から出力された判定結果を参照して、アンライセンスドバンドがアイドルか否かを判定する(S136)。
アンライセンスドバンドがアイドルである場合(S136:Yes)、MAC制御部202は、ライセンスドバンドにおいてRTS信号の送信をライセンスドバンド送信部220に指示する。また、MAC制御部202は、アンライセンスドバンド内の全てのサブバンドにおいて、RTS信号の送信をアンライセンスドバンド送信部210に指示する。これにより、ライセンスドバンドおよびアンライセンスドバンド内の全てのサブバンドにおいて、RTS信号が送信される(S137)。
[端末装置30]
次に、端末装置30の動作を説明する。図15は、実施例4における端末装置30の動作の一例を示すフローチャートである。端末装置30のMAC処理部305がULグラントを受信した場合に、端末装置30は、本フローチャートに示す動作を開始する。
まず、MAC処理部305は、RTS信号を受信したか否かを判定する(S230)。RTS信号を受信した場合(S230:Yes)、MAC処理部305は、RTS信号の送信が終了してからSIFS58が経過するまで所定期間待機する(S231)。そして、SIFS58が経過した場合、MAC処理部305は、データの信号の送信をアンライセンスドバンド送信部330に指示する。これにより、ULグラントで指定されたアンライセンスバンド内のサブバンドに端末装置30からデータが送信される(S232)。
[ハードウェア]
上述した各実施例における基地局装置20および端末装置30は、例えば図16に示す無線通信装置70によって実現することができる。図16は、基地局装置20または端末装置30の機能を実現する無線通信装置70の一例を示す図である。無線通信装置70は、例えば、メモリ71、プロセッサ72、アナログデジタル変換器(A/D)73、乗算器74、アンプ75、発振器76、デジタルアナログ変換器(D/A)77、乗算器78、アンプ79、およびアンテナ80を有する。また、無線通信装置70は、この他に、外部の通信装置との間で有線通信を行うインタフェースを備えていてもよい。
アンテナ80は、自装置の周辺から無線送信された信号を受信し、受信した信号をアンプ75へ出力する。また、アンテナ80は、アンプ79から出力された信号を自装置の外部へ送信する。
アンプ75は、アンテナ80が受信した信号を増幅する。そして、アンプ75は、増幅した信号を乗算器74へ出力する。乗算器74は、アンプ75から出力された信号と、発振器76から出力されたクロック信号とを乗算することにより、受信信号の周波数を高周波帯からベースバンドへ変換する。そして、乗算器74は、周波数変換した信号をアナログデジタル変換器73へ出力する。
アナログデジタル変換器73は、乗算器74から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。アナログデジタル変換器73は、アナログ信号から変換されたデジタル信号をプロセッサ72へ出力する。
プロセッサ72は、無線通信装置70全体の制御を行う。プロセッサ72は、例えばCPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)などにより実現することができる。プロセッサ72は、アナログデジタル変換器73から出力された信号の受信処理を行う。また、プロセッサ72は、送信信号を生成し、生成した送信信号をデジタルアナログ変換器77へ出力する。
メモリ71には、例えばメインメモリおよび補助メモリが含まれる。メインメモリは、例えばRAM(Random Access Memory)である。メインメモリは、プロセッサ72のワークエリアとして使用される。補助メモリは、例えば磁気ディスクやフラッシュメモリなどの不揮発メモリである。補助メモリには、プロセッサ72を動作させる各種のプログラムが記憶されている。補助メモリに記憶されたプログラムは、メインメモリにロードされてプロセッサ72によって実行される。また、補助メモリには、例えば、予め定められた各種の閾値などが記憶される。
デジタルアナログ変換器77は、プロセッサ72から出力された送信信号のデジタル信号をアナログ信号に変換する。デジタルアナログ変換器77は、デジタル信号から変換されたアナログ信号を乗算器78へ出力する。
乗算器78は、デジタルアナログ変換器77によって変換されたアナログ信号を、発振器76から出力されたクロック信号と乗算することにより、送信信号の周波数をベースバンドから高周波帯へ変換する。そして、乗算器78は、周波数変換した信号をアンプ79へ出力する。アンプ79は乗算器78から出力された信号を増幅する。そして、アンプ79は、増幅した信号をアンテナ80を介して外部へ出力する。
発振器76は、所定周波数のクロック信号(連続波の交流信号)を生成する。そして、発振器76は、生成したクロック信号を乗算器74および乗算器78へ出力する。
無線通信装置70が図2または図12に示した基地局装置20として機能する場合、図2または図12に示したアンテナ216、226、235、および245は、例えばアンテナ80により実現することができる。また、図2または図12に示した無線処理部215、225、234、および244は、例えばアナログデジタル変換器73、乗算器74、アンプ75、発振器76、デジタルアナログ変換器77、乗算器78、およびアンプ79により実現することができる。また、図2または図12に示したその他の構成は、例えばプロセッサ72およびメモリ71により実現することができる。
無線通信装置70が図3に示した端末装置30として機能する場合、図3に示したアンテナ300は、例えばアンテナ80により実現することができる。また、図3に示した無線処理部311、321、331、および341は、例えばアナログデジタル変換器73、乗算器74、アンプ75、発振器76、デジタルアナログ変換器77、乗算器78、およびアンプ79により実現することができる。また、図3に示したその他の構成は、例えばプロセッサ72およびメモリ71により実現することができる。
[その他]
上記した各実施例において、ULグラントで指定されたサブバンドとは異なるサブバンドに他のシステムからの信号が送信されていた場合には、ULグラントで指定されたサブバンドにデータを送信したとしても、他のシステムの受信動作に与える影響は低い。そのため、端末装置30のMAC処理部305は、ULグラントで指定されたサブバンドにおいて、干渉電力が判定閾値未満の場合に、データの送信を行うこととしてもよい。なお、ULグラントで指定されたサブバンドにおける干渉電力が判定閾値以上の場合、端末装置30のMAC処理部305は、データの送信を行わないようにしてもよい。
また、上記実施例1において示した(1)式では、アンライセンスドバンドの全帯域を対象とした干渉電力や判定閾値を用いて送信電力を算出するが、開示の技術はこれに限られない。MAC処理部305は、例えば、ULグラントで指定されたアンライセンスドバンド内のサブバンドにおいて、測定部302によって測定された干渉電力と、判定閾値と、送信電力の初期値と、最小送信電力とを用いて送信電力を算出するようにしてもよい。
例えば、MAC処理部305は、ULグラントで指定されたアンライセンスドバンド内のサブバンドにおいて、干渉電力と判定閾値との比を、送信電力の初期値に乗ずることにより求まる送信電力と、最小送信電力とのうち高い方の送信電力を算出する。そして、MAC処理部305は、算出した送信電力でデータを送信するように、無線処理部331に指示するようにしてもよい。
具体的には、MAC処理部305は、例えば、下記の(2)式を用いて送信電力Pを算出してもよい。
Figure 2016121041
また、上記した実施例2から4において、LBTを行わずにアンライセンスバンドにおいて送信を行う端末装置30は、例えば実施例1において説明した(1)式、あるいは、前述の(2)式に基づいて算出した送信電力で、送信を行うようにしてもよい。なお、ULグラントで指定されたサブバンドにおける干渉電力が判定閾値以上の場合、端末装置30のMAC処理部305は、データの送信を行わないようにしてもよい。
なお、上記した各実施例に示した構成要素は、各装置の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて機能別に区分したものである。そのため、構成要素の区分方法やその名称によって、開示の技術が制限されることはない。上記実施例に示した各装置の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に区分することもできるし、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように区分することもできる。また、それぞれの処理は、ソフトウェアによる処理として実現されてもよく、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の専用のハードウェアにより実現されてもよい。
10 無線通信システム
20 基地局装置
220 ライセンスドバンド送信部
30 端末装置
303 判定部
330 アンライセンスドバンド送信部

Claims (23)

  1. 第1の通信装置と複数の第2の通信装置とを有し、前記第1の通信装置と、前記複数の第2の通信装置とが、自システム専用の専用帯域および他のシステムと共用する共用帯域を用いて無線通信する無線通信システムにおいて、
    前記第1の通信装置は、
    データを送信する前記共用帯域内のリソースを指示する制御情報を、前記専用帯域内のリソースを用いて前記第2の通信装置へ送信する第1の送信部
    を有し、
    それぞれの前記第2の通信装置は、
    前記共用帯域内のリソースがアイドルまたはビジーのいずれであるかを判定する判定部と、
    前記判定部によって前記共用帯域内のリソースがアイドルであると判定された場合に、データの送信開始を示す所定の信号を前記共用帯域に送信した後に、前記制御情報で指示された共用帯域内のリソースを用いてデータを送信する第2の送信部と
    を有し、
    前記第2の送信部は、
    前記共用帯域内のリソースを介して他の前記第2の通信装置から前記所定の信号を受信した場合には、前記判定部によって前記共用帯域内のリソースがビジーであると判定された場合であっても、前記制御情報で指示された共用帯域内のリソースを用いてデータを送信することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記第2の送信部は、
    前記判定部によって前記共用帯域内のリソースがアイドルであると判定された場合に、自装置が属するセルの識別情報を含む前記所定の信号を前記共用帯域に送信し、
    前記共用帯域において他の前記第2の通信装置から送信された前記所定の信号に、自装置が属するセルの識別情報が含まれていた場合には、前記判定部によって前記共用帯域内のリソースがビジーであると判定された場合であっても、前記制御情報で指示された共用帯域内のリソースを用いてデータを送信することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. それぞれの前記第2の通信装置は、
    前記共用帯域内の干渉電力を測定する測定部をさらに有し、
    前記第2の送信部は、
    前記干渉電力と、前記共用帯域内のリソースがビジーか否かの判定に用いられる閾値との比を、送信電力の初期値に乗ずることにより求まる送信電力と、最小送信電力とのうち高い方の送信電力で、データを送信することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  4. それぞれの前記第2の通信装置は、
    前記制御情報で指示された共用帯域内のリソースにおける干渉電力を測定する測定部をさらに有し、
    前記第2の送信部は、
    前記制御情報で指示された共用帯域内のリソースにおいてビジーであるか否かの判定に用いられる閾値よりも、前記測定部によって測定された前記干渉電力が低い場合に、データを送信することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  5. それぞれの前記第2の通信装置は、
    前記制御情報で指示された共用帯域内のリソースにおける干渉電力を測定する測定部をさらに有し、
    前記第2の送信部は、
    前記干渉電力と、前記制御情報で指示された共用帯域内のリソースにおいてビジーか否かの判定に用いられる閾値との比を、送信電力の初期値に乗ずることにより求まる送信電力と、最小送信電力とのうち高い方の送信電力で、データを送信することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  6. 前記第1の送信部は、
    バックオフ値をさらに含む前記制御情報を、前記専用帯域のリソースを用いて前記第2の通信装置へ送信し、
    前記バックオフ値は、
    複数の前記第2の通信装置間で同一の値であることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  7. 前記第1の送信部は、
    前記第2の通信装置から前記共用帯域内のリソースを用いてデータを受信している間に、他の前記第2の通信装置に前記制御情報を送信する場合、前記共用帯域内のリソースがアイドルまたはビジーのいずれであるかの判定を行うことなくデータの送信を開始する旨の送信指示を、前記制御情報にさらに含め、
    前記判定部は、
    前記制御情報に前記送信指示が含まれている場合に、前記共用帯域内のリソースがアイドルまたはビジーのいずれであるかの判定を行わず、
    前記第2の送信部は、
    前記制御情報に前記送信指示が含まれている場合に、前記制御情報で指示された共用帯域内のリソースを用いてデータを送信することを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  8. それぞれの前記第2の通信装置は、
    前記共用帯域内の干渉電力を測定する測定部をさらに有し、
    前記第2の送信部は、
    前記干渉電力と、前記共用帯域内のリソースにおいてビジーであるか否かの判定に用いられる閾値との比を、送信電力の初期値に乗ずることにより求まる送信電力と、最小送信電力とのうち高い方の送信電力で、データを送信することを特徴とする請求項7に記載の無線通信システム。
  9. それぞれの前記第2の通信装置は、
    前記制御情報で指示された共用帯域内のリソースにおける干渉電力を測定する測定部をさらに有し、
    前記第2の送信部は、
    前記制御情報で指示された共用帯域内のリソースにおいてビジーであるか否かの判定に用いられる閾値よりも、前記測定部によって測定された前記干渉電力が低い場合に、データを送信することを特徴とする請求項7に記載の無線通信システム。
  10. それぞれの前記第2の通信装置は、
    前記制御情報で指示された共用帯域内のリソースにおける干渉電力を測定する測定部をさらに有し、
    前記第2の送信部は、
    前記干渉電力と、前記制御情報で指示された共用帯域内のリソースにおいてビジーであるか否かの判定に用いられる閾値との比を、送信電力の初期値に乗ずることにより求まる送信電力と、最小送信電力とのうち高い方の送信電力で、データを送信することを特徴とする請求項7に記載の無線通信システム。
  11. 前記第2の送信部は、
    前記干渉電力が前記閾値未満である場合に、データを送信することを特徴とする請求項10に記載の無線通信システム。
  12. 第1の通信装置と複数の第2の通信装置とを有し、前記第1の通信装置と、前記複数の第2の通信装置とが、自システム専用の専用帯域および他のシステムと共用する共用帯域を用いて無線通信する無線通信システムにおいて、
    前記第1の通信装置は、
    前記共用帯域内のリソースがアイドルまたはビジーのいずれであるかを判定する判定部と、
    データを送信する前記共用帯域内のリソースを指示する制御情報を、前記専用帯域内のリソースを用いて前記第2の通信装置へ送信し、前記判定部によって前記共用帯域内のリソースがアイドルであると判定された場合に、データの送信許可を示す所定の信号を前記共用帯域に送信する第1の送信部と
    を有し、
    それぞれの前記第2の通信装置は、
    前記共用帯域内のリソースを介して前記第1の通信装置から前記所定の信号を受信した場合に、キャリアセンスを行うことなく、前記制御情報で指示された共用帯域内のリソースを用いてデータを送信する第2の送信部
    を有することを特徴とする無線通信システム。
  13. 前記第1の送信部は、
    前記判定部によって前記共用帯域内のリソースがアイドルであると判定された場合に、自装置が管理するセルの識別情報を含む前記所定の信号を前記共用帯域に送信し、
    前記第2の送信部は、
    自装置が属するセルの識別情報を含む前記所定の信号を受信した場合に、前記制御情報で指示された共用帯域内のリソースを用いてデータを送信することを特徴とする請求項12に記載の無線通信システム。
  14. それぞれの前記第2の通信装置は、
    前記共用帯域内の干渉電力を測定する測定部をさらに有し、
    前記第2の送信部は、
    前記干渉電力と、前記共用帯域内のリソースにおいてビジーであるか否かの判定に用いられる閾値との比を、送信電力の初期値に乗ずることにより求まる送信電力と、最小送信電力とのうち高い方の送信電力で、データを送信することを特徴とする請求項12に記載の無線通信システム。
  15. それぞれの前記第2の通信装置は、
    前記制御情報で指示された共用帯域内のリソースにおける干渉電力を測定する測定部をさらに有し、
    前記第2の送信部は、
    前記制御情報で指示された共用帯域内のリソースにおいてビジーであるか否かの判定に用いられる閾値よりも、前記測定部によって測定された前記干渉電力が低い場合に、データを送信することを特徴とする請求項12に記載の無線通信システム。
  16. それぞれの前記第2の通信装置は、
    前記制御情報で指示された共用帯域内のリソースにおける干渉電力を測定する測定部をさらに有し、
    前記第2の送信部は、
    前記干渉電力と、前記制御情報で指示された共用帯域内のリソースにおいてビジーであるか否かの判定に用いられる閾値との比を、送信電力の初期値に乗ずることにより求まる送信電力と、最小送信電力とのうち高い方の送信電力で、データを送信することを特徴とする請求項12に記載の無線通信システム。
  17. 前記判定部は、
    前記第2の通信装置から前記共用帯域内のリソースを用いてデータを受信している間に、前記第1の送信部が他の前記第2の通信装置に前記制御情報を送信する場合、前記共用帯域内のリソースがアイドルまたはビジーのいずれであるかの判定を行わず、
    前記第1の送信部は、
    前記第2の通信装置から前記共用帯域内のリソースを用いてデータを受信している間に、他の前記第2の通信装置に前記制御情報を送信する場合、前記共用帯域内のリソースがアイドルまたはビジーのいずれであるかの判定を行うことなくデータの送信を開始する旨を示す送信指示を前記制御情報にさらに含め、
    前記第2の送信部は、
    前記制御情報に前記送信指示が含まれている場合に、前記制御情報で指示された共用帯域内のリソースを用いてデータを送信することを特徴とする請求項12に記載の無線通信システム。
  18. それぞれの前記第2の通信装置は、
    前記共用帯域内の干渉電力を測定する測定部をさらに有し、
    前記第2の送信部は、
    前記干渉電力と、前記共用帯域内のリソースにおいてビジーであるか否かの判定に用いられる閾値との比を、送信電力の初期値に乗ずることにより求まる送信電力と、最小送信電力とのうち高い方の送信電力で、データを送信することを特徴とする請求項17に記載の無線通信システム。
  19. それぞれの前記第2の通信装置は、
    前記制御情報で指示された共用帯域内のリソースにおける干渉電力を測定する測定部をさらに有し、
    前記第2の送信部は、
    前記制御情報で指示された共用帯域内のリソースにおいてビジーであるか否かの判定に用いられる閾値よりも、前記測定部によって測定された前記干渉電力が低い場合に、データを送信することを特徴とする請求項17に記載の無線通信システム。
  20. それぞれの前記第2の通信装置は、
    前記制御情報で指示された共用帯域内のリソースにおける干渉電力を測定する測定部をさらに有し、
    前記第2の送信部は、
    前記干渉電力と、前記制御情報で指示された共用帯域内のリソースにおいてビジーであるか否かの判定に用いられる閾値との比を、送信電力の初期値に乗ずることにより求まる送信電力と、最小送信電力とのうち高い方の送信電力で、データを送信することを特徴とする請求項17に記載の無線通信システム。
  21. 前記第2の送信部は、
    前記干渉電力が前記閾値未満である場合に、データを送信することを特徴とする請求項20に記載の無線通信システム。
  22. 基地局装置と複数の端末装置とを有する無線通信システム専用の専用帯域、および、他のシステムと共用する共用帯域を用いてそれぞれの前記端末装置と無線通信する前記基地局装置において、
    前記端末装置がデータを送信する場合に用いる前記共用帯域内のリソースを指示する制御情報を、前記専用帯域内のリソースを用いて前記端末装置へ送信する送信部
    を有することを特徴とする基地局装置。
  23. 基地局装置と複数の端末装置とを有する無線通信システム専用の専用帯域、および、他のシステムと共用する共用帯域を用いて前記基地局装置と無線通信する前記端末装置において、
    前記共用帯域内のリソースがアイドルまたはビジーのいずれであるかを判定する判定部と、
    前記判定部によって前記共用帯域内のリソースがアイドルであると判定された場合に、データの送信開始を示す所定の信号を前記共用帯域に送信した後に、前記専用帯域内のリソースを用いて前記基地局から送信された制御情報で指示された前記共用帯域内のリソースを用いてデータを送信する送信部と
    を有し、
    前記送信部は、
    前記共用帯域内のリソースを介して他の前記第2の通信装置から前記所定の信号を受信した場合には、前記判定部によって前記共用帯域内のリソースがビジーであると判定された場合であっても、前記制御情報で指示された共用帯域内のリソースを用いてデータを送信することを特徴とする端末装置。
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