JPWO2015092882A1 - 赤外光イメージング装置 - Google Patents

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Abstract

赤外光イメージング装置は、タッチパネル等の入力部11を備えた本体10と、アーム13により移動可能に支持された照明・撮影部12と、一対の表示部14、15と、患者17を載置する治療台16とを備える。照明・撮影部12は、赤外線および可視光を検出可能なカメラと、このカメラの外周部に配設された赤外光源と、赤外光源の外周部に配設された可視光源とを備える。表示部14には患者17の患部付近の現在のフュージョン画像が動画で表示され、表示部15には患者17の患部付近の過去のフュージョン画像が静止画で表示される。

Description

この発明は、被写体の赤外画像を表示部に表示するための赤外光イメージング装置に関する。
近年、近赤外蛍光イメージングと呼称される手法が外科手術に利用されている。この近赤外蛍光イメージングにおいては、蛍光色素としてのインドシアニングリーン(ICG)を患部に注入する。そして、このインドシアニングリーンに750〜810nm(ナノメータ)の励起光を照射すると、インドシアニングリーンは845nmをピークとする赤外領域の蛍光を発する。この蛍光を赤外光を検出可能なカメラで撮影し、その画像を液晶表示パネル等の表示部に表示する。この近赤外蛍光イメージングによれば、体表から20mm程度までの深さに存在する血管やリンパ管等の観察が可能となる。
特許文献1には、インドシアニングリーンが投与された生体の被検臓器に対して、インドシアニングリーンの励起光を照射して得られた、近赤外蛍光の強度分布イメージと、インドシアニングリーン投与前の被検臓器に対して、X線、核磁気共鳴または超音波を作用させて得られた、癌病巣分布イメージと、を比較し、近赤外蛍光の強度分布イメージで検出されるが、癌病巣分布イメージでは検出されない領域のデータを、癌の副病巣領域データとして収集するデータ収集方法が開示されている。
国際公開第2009/139466号
例えば、乳腺外科における乳癌の手術を行う場合には、センチネルリンパ節の位置を特定する必要がある。このセンチネルリンパ節は、癌細胞がリンパ流に乗って最初に到達するリンパ節のことである。このセンチネルリンパ節に癌細胞が発見されない場合には、リンパ節に乳癌の転移がないと判断することができる。
ところで、近赤外蛍光イメージングに使用されるインドシアニングリーンは、分子量が小さく、リンパ管内で流動性が高いことから、短時間で拡散するという特徴を有する。このため、インドシアニングリーン投与後、時間が経過するとリンパ管全体が蛍光を発し、どのリンパ節がセンチネルリンパ節であるのかを特定することが困難となるという問題が生ずる。このような時間の経過とともに患部の特定が困難となるという問題は、乳癌の手術だけではなく、その他の近赤外蛍光イメージングを実行するときに一般的に生ずる問題である。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、蛍光色素の注入後時間が経過した場合であっても、患部を容易に認識することが可能な赤外光イメージング装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、被写体に注入された蛍光色素を励起させるための赤外線を、前記被写体に向けて照射する赤外光源と、赤外線が照射されることにより前記蛍光色素から発生した赤外光を撮影するための、赤外光を検出可能なカメラと、前記カメラにより撮影した前記被写体の赤外画像を記憶するための画像記憶部と、現在の赤外画像と、前記画像記憶部に記憶した過去の赤外画像とを、表示部に同時に表示させる画像処理部と、を備えることを特徴とする。
第2の発明は、被写体に注入された蛍光色素を励起させるための赤外線を、前記被写体に向けて照射する赤外光源と、前記被写体に向けて可視光を照射する可視光源と、赤外線が照射されることにより前記蛍光色素から発生した赤外光と、前記被写体表面で反射した可視光とを撮影するための、赤外光と可視光とを検出可能なカメラと、前記カメラにより撮影した前記被写体の赤外画像を記憶するための画像記憶部と、現在の可視画像と、前記画像記憶部に記憶した過去の赤外画像とを、表示部に同時に表示させる画像処理部と、を備えることを特徴とする。
第3の発明は、被写体に注入された蛍光色素を励起させるための赤外線を、前記被写体に向けて照射する赤外光源と、前記被写体に向けて可視光を照射する可視光源と、赤外線が照射されることにより前記蛍光色素から発生した赤外光と、前記被写体表面で反射した可視光とを撮影するための、赤外光と可視光とを検出可能なカメラと、前記カメラにより撮影した前記被写体の赤外画像と可視画像とを融合させることにより、フュージョン画像を作成するフュージョン部と、前記カメラにより撮影した前記被写体の赤外画像及び可視画像を記憶する、或いは、前記カメラにより撮影され前記フュージョン部によって作成された前記被写体の赤外画像及び可視画像のフュージョン画像を記憶するための画像記憶部と、現在の赤外画像または現在のフュージョン画像あるいは現在の可視画像と、前記画像記憶部に記憶されている画像に基づく、過去の赤外画像または過去のフュージョン画像とを、表示部に同時に表示させる画像処理部と、を備えることを特徴とする。
第4の発明は、前記画像処理部は、現在の画像を動画で表示させるとともに、過去の画像を静止画で表示させる。
第5の発明は、前記被写体は乳癌であり、前記画像処理部は、過去のセンチネルリンパ節の画像を前記表示部に表示させる。
第1の発明によれば、現在の赤外画像と過去の赤外画像とを表示部に同時に表示させることにより、蛍光色素の注入後時間が経過した場合であっても、被写体の特定部分を容易に認識することが可能となる。
第2の発明によれば、現在の可視画像と過去の赤外画像とを表示部に同時に表示させることにより、蛍光色素の注入後時間が経過した場合であっても、被写体の特定部分を容易に認識することが可能となる。
第3の発明によれば、(1)現在のフュージョン画像と過去のフュージョン画像とを表示部に同時に表示させる、または、(2)現在のフュージョン画像と過去の赤外画像とを表示部に同時に表示させる、または、(3)現在の赤外画像と過去のフュージョン画像とを表示部に同時に表示させる、または、(4)現在の赤外画像と過去の赤外画像とを表示部に同時に表示させる、または、(5)現在の可視画像と過去の赤外画像とを表示部に同時に表示させる、または、(6)現在の可視画像と過去のフュージョン画像とを表示部に同時に表示させることにより、蛍光色素の注入後時間が経過した場合であっても、被写体の特定部分を容易に認識することが可能となる。
第4の発明によれば、現在の画像を動画で表示することで、現在の被写体の状態をリアルタイムに正確に認識することができる。
第5の発明によれば、多数のリンパ節のうちからセンチネルリンパ節を容易に認識することが可能となる。
この発明に係る赤外光イメージング装置の概要図である。 照明・撮影部12の斜視図である。 この発明に係る赤外光イメージング装置の主要な制御系を示すブロック図である。 表示部14、15に表示された画像を示す模式図である。 表示部14、15に表示された画像を示す模式図である。 表示部14、15に表示された画像を示す模式図である。 表示部14、15に表示された画像を示す模式図である。 表示部14、15に表示された画像を示す模式図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明に係る赤外光イメージング装置の概要図である。
この赤外光イメージング装置は、タッチパネル等の入力部11を備え、後述する制御部30等を内蔵した本体10と、アーム13により移動可能に支持された照明・撮影部12と、液晶表示パネル等から構成される一対の表示部14、15と、患者17を載置する治療台16とを備える。なお、照明・撮影部12はアーム13によって支持されたものに限定されず、術者が手に携帯するものであってもよい。
図2は、上述した照明・撮影部12の斜視図である。
この照明・撮影部12は、赤外線および可視光を検出可能なカメラ21と、このカメラ21の外周部に配設された赤外光源22と、赤外光源22の外周部に配設された可視光源23とを備える。なお、赤外画像のみを表示する場合には、可視光源23を備えなくてもよい。
図3は、この発明に係る赤外光イメージング装置の主要な制御系を示すブロック図である。
この赤外光イメージング装置は、論理演算を実行するCPU、装置の制御に必要な動作プログラムが格納されたROM、制御時にデータ等が一時的にストアされるRAM等から構成され、装置全体を制御する制御部30を備える。この制御部30は、後述するように、フュージョン部32を有する画像処理部31を備える。また、この制御部30は、上述した入力部11および表示部14、15と接続されている。また、この制御部30は、カメラ21、赤外光源22および可視光源23を備えた照明・撮影部12と接続されている。さらに、この制御部30は、カメラ21により撮影された画像を記憶する画像記憶部33とも接続されている。この画像記憶部33は、赤外画像を記憶する赤外画像記憶部34と、可視画像を記憶する可視画像記憶部35とから構成される。なお、赤外画像記憶部34及び可視画像記憶部35を備える代わりに、可視画像と赤外画像とをフュージョンした画像を記憶するフージョン画像記憶部を備えていても良い。
以下、この発明に係る赤外光イメージング装置を使用して外科の手術を行う場合の動作について説明する。なお、以下の説明においては、患者17に対して乳癌の手術を行う場合について説明する。
この発明に係る赤外光イメージング装置を使用して乳癌の手術を行う場合には、治療台16上の仰臥した患者17の***にインドシアニングリーンを注射により注入する。しかる後、患部を含む被写体に向けて、赤外光源22から赤外線を照射するとともに可視光源23から可視光を照射する。なお、赤外線としては、インドシアニングリーンが蛍光を発するための励起光として作用する750〜850nmの近赤外光が採用される。これにより、インドシアニングリーンは、845nmをピークとする赤外領域の蛍光を発生させる。
そして、患者17の患部付近をカメラ21により撮影する。このカメラ21は、赤外光と可視光とを検出することが可能となっている。カメラ21により撮影された赤外画像および可視画像は、図3に示す画像処理部31に送られる。画像処理部31においては、赤外画像および可視画像を表示部14、15に表示可能な画像データに変換する。赤外画像のデータは画像記憶部33における赤外画像記憶部34に記憶される。また、可視画像のデータは、画像記憶部33における可視画像記憶部35に記憶される。
また、画像処理部31におけるフュージョン部32は、赤外画像データと可視画像データとを利用して、可視画像と赤外画像とを融合させたフュージョン画像を作成する。そして、画像処理部31は、表示部14、15に、赤外画像、可視画像およびフュージョン画像を選択的に表示する。
図4から図8は、表示部14、15に表示された画像を示す模式図である。
図4は、この発明の第1実施形態を示している。この実施形態においては、表示部14には、患者17の患部付近の現在のフュージョン画像が動画で表示されており、表示部15には、患者17の患部付近の過去のフュージョン画像が静止画で表示されている。すなわち、画像処理部31は、カメラ21により撮影された赤外画像および可視画像を取り込み、フュージョン部32においてそれらを融合させて、患者17の患部付近の現在のフュージョン画像を動画として表示部14に表示する。また、画像処理部31は、赤外画像記憶部34に記憶した過去の赤外画像と可視画像記憶部35に記憶した過去の可視画像を読み出し、フュージョン部32においてそれらを融合させて、患者17の患部付近の過去のフュージョン画像を静止画として表示部14に表示する。なお、フージョン画像記憶部に過去のフージョン画像が記憶されている場合には、フージョン画像記憶部から過去のフージョン画像を読み出して、表示部14に表示すればよい。
図4に示すように、表示部14に表示された動画のフュージョン画像には、インドシアニングリーンから発生する蛍光により、リンパ管41、42が表示される。なお、図4における符号51は、手術のために患者17の体表面に記載されたマークである。図4に示すように、リンパ管42には、複数のリンパ節42a、42b、42cが存在している。これらのうち、***からリンパ液が最初の到達するリンパ節42aがセンチネルリンパ節である。
乳癌の手術においては、このセンチネルリンパ節42aを特定する必要があるが、インドシアニングリーンは、分子量が小さく、リンパ管42内ので流動性が高いことから、短時間で拡散するという特徴を有する。このため、インドシアニングリーン投与後時間が経過するとリンパ管42全体が蛍光を発し、リンパ管42のどこにセンチネルリンパ節42aがあるのか、あるいは、どのリンパ節がセンチネルリンパ節42aであるのかを特定することが困難となる。
このため、表示部15には、患者17の患部付近の過去のフュージョン画像が、静止画として表示される。この患者17の患部付近の過去のフュージョン画像は、例えば、実際に撮影が行われた時間や、インドシアニングリーンが注入された後の時間とともに記憶される。あるいは、術者またはオペレータが表示部14に表示された動画のフュージョン画像を確認しながら、フュージョン画像にタイムスタンプを付与する。そして、それらの時間やタイムスタンプを利用して、リンパ管42を流れるインドシアニングリーンが最初のリンパ節であるセンチネルリンパ節42aに到達した時点の画像を特定し、このときのフュージョン画像を静止画として表示部15に表示する。これにより、センチネルリンパ節42aの位置を容易に特定することが可能となる。
術者は、患者17を目視しても見えないセンチネルリンパ節42aを、表示部14に表示される現在のフュージョン画像を確認することで特定し、その除去手術を行う。このときには、表示部15に表示された過去の静止画のフュージョン画像に基づいて、どの蛍光部分がセンチネルリンパ節42aであるかを特定することができる。除去されたセンチネルリンパ節42aは、病理検査される。センチネルリンパ節42aに癌の転移がなかった場合には、乳癌の除去のみで手術は完了する。一方、センチネルリンパ節42aに癌の転移があった場合にはリンパ管全体の除去手術が行われる。
このように、この発明に係る赤外光イメージング装置によれば、表示部14に患者17の患部付近の現在のフュージョン画像を動画で表示するとともに、表示部15に患者17の患部付近の過去のフュージョン画像を静止画で表示することから、手術中にセンチネルリンパ節42aの位置を容易に特定することができ、センチネルリンパ節42aの摘出手術を適切に実行することが可能となる。
なお、図4に示す実施形態においては、表示部14に対して、現在の赤外画像と可視画像とを、各々、融合させた状態でフュージョン画像による動画として表示し、表示部15に対して、過去の赤外画像と可視画像とを、各々、融合させた状態でフュージョン画像による静止画として表示している。しかしながら、表示部14、15には、赤外画像、あるいは、可視画像を表示するようにしてもよい。以下、このような実施形態について説明する。
図5は、この発明の第2実施形態を示している。この実施形態においては、表示部14には、患者17の患部付近の現在のフュージョン画像が動画で表示されており、表示部15には、患者17の患部付近の過去の赤外画像が静止画で表示されている。このような実施形態においても、手術中にセンチネルリンパ節42aの位置を容易に特定することができ、センチネルリンパ節42aの摘出手術を適切に実行することが可能となる。
図6は、この発明の第3実施形態を示している。この実施形態においては、表示部14には、患者17の患部付近の現在の可視画像が動画で表示されており、表示部15には、患者17の患部付近の過去の赤外画像が静止画で表示されている。このような実施形態においては、可視画像により実際の患者17と表示部14に表示された可視画像との関係を対応付けて容易に認識することが可能となる。
図7は、この発明の第4実施形態を示している。この実施形態においては、表示部14には、患者17の患部付近の現在の赤外画像が動画で表示されており、表示部15には、患者17の患部付近の過去の赤外画像が静止画で表示されている。このような実施形態においては、赤外画像を互いに比較することにより、複数のリンパ節42a、42b、42cのうちから、センチネルリンパ節42aをより容易に特定することが可能となる。
図8は、この発明の第5実施形態を示している。この実施形態においては、表示部14には、患者17の患部付近の現在のフュージョン画像が動画で表示されており、表示部15には、患者17の患部付近の過去の複数の赤外画像61、62、63、64が静止画で、経時的に並べられた状態で同時に縮小表示されている。このような実施形態においては、過去の複数の赤外画像61、62、63、64を比較することで、センチネルリンパ節42aを容易に特定することが可能となる。
すなわち、図5から図8に示すいずれの実施形態においても、図4に示す実施形態の場合と同様、手術中にセンチネルリンパ節42aの位置を容易に特定することができ、センチネルリンパ節42aの摘出手術を適切に実行することが可能となる。
なお、上述した実施形態においては、表示部14に動画を表示するとともに、表示部15に静止画を表示している。しかしながら、必要に応じ、動画と静止画とを選択的に表示するようにしてもよい。また、表示部14には、患者17の患部付近の現在の赤外画像が動画で表示され、表示部15には、患者17の患部付近の過去のフュージョン画像が静止画で表示されてもよい。また、表示部14には、患者17の患部付近の現在の可視画像が動画で表示され、表示部15には、患者17の患部付近の過去のフュージョン画像が静止画で表示されてもよい。また、赤外画像、可視画像、フュージョン画像の全てを同時に表示するようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、一対の表示部14、15に対して赤外画像、可視画像およびフュージョン画像を選択的に表示しているが、比較的大型の単一の表示部を使用し、この表示部に対して複数の画像を分割して表示するようにしてもよく、あるいは、3個以上の表示部を使用し、これらの表示部に赤外画像、可視画像およびフュージョン画像を選択的に表示するようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、励起光として作用する赤外光として、750〜850nmの近赤外光を使用しているが、その他の赤外光を使用するようにしてもよい。
さらに、上述した実施形態においては、蛍光色素としてインドシアニングリーンを使用した場合について説明したが、その他の蛍光色素を使用してもよい。例えば、5−アミノレブリンサン(5−ALA)を利用して腫瘍部を蛍光させて表示する場合等にこの発明を適用してもよい。
上記の実施形態では説明の便宜上、患部を撮影する場合を例に説明したが、本発明を使用して正常部の血流観測等を行うことも可能である。従って、本発明によって撮影される患部や正常部を総称して被写体を定義する。
10 本体
11 入力部
12 照明・撮影部
13 アーム
14 表示部
15 表示部
16 治療台
17 患者
21 カメラ
22 赤外光源
23 可視光源
30 制御部
31 画像処理部
32 フュージョン部
33 画像記憶部
34 赤外画像記憶部
35 可視画像記憶部

Claims (5)

  1. 被写体に注入された蛍光色素を励起させるための赤外線を、前記被写体に向けて照射する赤外光源と、
    赤外線が照射されることにより前記蛍光色素から発生した赤外光を撮影するための、赤外光を検出可能なカメラと、
    前記カメラにより撮影した前記被写体の赤外画像を記憶するための画像記憶部と、
    現在の赤外画像と、前記画像記憶部に記憶した過去の赤外画像とを、表示部に同時に表示させる画像処理部と、
    を備えることを特徴とする赤外光イメージング装置。
  2. 被写体に注入された蛍光色素を励起させるための赤外線を、前記被写体に向けて照射する赤外光源と、
    前記被写体に向けて可視光を照射する可視光源と、
    赤外線が照射されることにより前記蛍光色素から発生した赤外光と、前記被写体表面で反射した可視光とを撮影するための、赤外光と可視光とを検出可能なカメラと、
    前記カメラにより撮影した前記被写体の赤外画像を記憶するための画像記憶部と、
    現在の可視画像と、前記画像記憶部に記憶した過去の赤外画像とを、表示部に同時に表示させる画像処理部と、
    を備えることを特徴とする赤外光イメージング装置。
  3. 被写体に注入された蛍光色素を励起させるための赤外線を、前記被写体に向けて照射する赤外光源と、
    前記被写体に向けて可視光を照射する可視光源と、
    赤外線が照射されることにより前記蛍光色素から発生した赤外光と、前記被写体表面で反射した可視光とを撮影するための、赤外光と可視光とを検出可能なカメラと、
    前記カメラにより撮影した前記被写体の赤外画像と可視画像とを融合させることにより、フュージョン画像を作成するフュージョン部と、
    前記カメラにより撮影した前記被写体の赤外画像及び可視画像を記憶する、或いは、前記カメラにより撮影され前記フュージョン部によって作成された前記被写体の赤外画像及び可視画像のフュージョン画像を記憶するための画像記憶部と、
    現在の赤外画像または現在のフュージョン画像あるいは現在の可視画像と、前記画像記憶部に記憶されている画像に基づく、過去の赤外画像または過去のフュージョン画像とを、表示部に同時に表示させる画像処理部と、
    を備えることを特徴とする赤外光イメージング装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の赤外光イメージング装置において、
    前記画像処理部は、現在の画像を動画で表示させるとともに、過去の画像を静止画で表示させる赤外光イメージング装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の赤外光イメージング装置において、
    前記被写体は乳癌であり、
    前記画像処理部は、過去のセンチネルリンパ節の画像を前記表示部に表示させる赤外光イメージング装置。
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