JPWO2015045183A1 - コロニー画像検査プログラム、コロニー画像検査方法及びコロニー画像検査装置 - Google Patents

コロニー画像検査プログラム、コロニー画像検査方法及びコロニー画像検査装置 Download PDF

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Abstract

コロニー画像検査装置(10)は、同一種の細菌コロニーを検査するために培養された3以上のシャーレのそれぞれについて撮影された画像を取得する。さらに、コロニー画像検査装置(10)は、取得した3以上の画像間の類似度を算出する。さらに、コロニー画像検査装置(10)は、3以上の画像の中で、類似度が最も類似していないことを示す2つの画像を選択する。さらに、コロニー画像検査装置(10)は、選択した2つの画像を並べた状態にした画像として出力する。

Description

本発明は、コロニー画像検査プログラム、コロニー画像検査方法及びコロニー画像検査装置に関する。
食品に関する検査として、菌類の混入を検査する衛生検査以外にも、衛生検査自体が正確に行われているか否かを点検するために、検査品質が調査されることがある。かかる検査品質の調査は、例えば、検査室内にて日々行う検査の手順や検査機器、試薬類に問題がないかを確認するために、調査用検体を選び、一定期間または一定検査件数ごとに実施される場合がある。また、日々の衛生検査業務においても、検査品質が確認される場合がある。ただし現状の衛生検査業務は目視または機器でカウントしたコロニー数のみの管理であり、数値のみで検査基準をクリアしたかどうかを判断している。しかし、数値は基準値内だとしても、対象食材には本来居るはずのない菌が生育している、本来カウントしたい菌以外(カビなど)が繁殖している、通常とは異なる繁殖の仕方をしている、異物の混入や培地の損傷が見られるなど、数に現れて来ない異常なパターンが存在する。このような菌の生育状態を判断できるのも同様に、ノウハウの有る検査員に限られている。
特開昭62−247250号公報 特開2002−24799号公報
しかしながら、日々の衛生検査業務で数以外の検査の異常や検査品質を調査するのには膨大な手間がかかる。
すなわち、上記の衛生検査では、コロニーが培養されたシャーレが膨大な数にわたって作成される。このため、シャーレの全てを確認し、その中から培養の過程で異常があったシャーレを特定する時間と労力も膨大なものとなる。さらに、食品、その食品に発生し得る菌の種類や繁殖の仕方などによって異常を判定できるノウハウがないと検査品質を調査するのは困難である。このようなノウハウを持った人員は限られており、かかる人員に検査品質を調査する時間を十分に確保するのは困難である。そこでノウハウがない担当者でも膨大なシャーレの画像を日々の衛生検査業務内で撮影することで画像を収集し、その画像をシステムで判断し、選別された画像のみをノウハウの有る検査員がチェックすることでこの検査員の工数は削減され、日々の衛生検査業務内で検査品質をチェックすることが可能になる。
1つの側面では、本発明は、検査品質を調査する手間を軽減できるコロニー画像検査プログラム、コロニー画像検査方法及びコロニー画像検査装置を提供することを目的とする。
一態様のコロニー画像検査プログラムは、コンピュータに、同一種の細菌コロニーを検査するために培養された3以上のシャーレのそれぞれについて撮影された画像を取得する処理を実行させる。さらに、前記コンピュータに、取得した3以上の前記画像間の類似度を算出する処理を実行させる。さらに、前記コンピュータに、3以上の前記画像の中で、前記類似度が最も類似していないことを示す2つの画像を選択する処理を実行させる。さらに、前記コンピュータに、選択した前記2つの画像を並べた状態にした画像として出力する処理を実行させる。
検査品質を調査する手間を軽減できる。
図1は、実施例1に係る品質管理システムの構成を示す図である。 図2は、実施例1に係るコロニー画像検査装置の機能的構成を示すブロック図である。 図3は、検査情報の一例を示す図である。 図4は、条件指定画面の一例を示す図である。 図5は、条件指定画面の一例を示す図である。 図6は、類似度の算出方法の一例を示す図である。 図7は、検査品質調査画面の一例を示す図である。 図8は、検査品質調査画面の一例を示す図である。 図9は、画像一覧画面の一例を示す図である。 図10は、実施例1に係るコロニー画像検査処理の手順を示すフローチャートである。 図11は、実施例1及び実施例2に係るコロニー画像検査プログラムを実行するコンピュータの一例について説明するための図である。
以下に添付図面を参照して本願に係るコロニー画像検査プログラム、コロニー画像検査方法及びコロニー画像検査装置について説明する。なお、この実施例は開示の技術を限定するものではない。そして、各実施例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
[システム構成]
図1は、実施例1に係る品質管理システムの構成を示す図である。図1に示す品質管理システム1は、工場3A〜3Cが出荷する食品に実施される衛生検査の品質管理を支援するものである。かかる品質管理の一環として、品質管理システム1は、各工場3A〜3Cの衛生検査で使用されたコロニーの画像を確認することによって衛生検査の品質を調査させる場合に、確認させるコロニーの画像の件数を低減できるコロニー画像検査サービスを提供する。なお、以下では、あくまで一例として、各工場3A〜3Cの検査部門で実施される衛生検査の品質が本社5の品質管理部門によって調査される場面を例示して以下の説明を行うが、適用場面が本例に限定されるわけではない。
図1に示すように、品質管理システム1には、コロニー画像検査装置10と、端末装置30A〜30Cと、本社端末50とが収容される。図1には、3つの端末装置、1つの本社端末をそれぞれ図示したが、システムに収容される各装置の数は図示の構成に限定されない。すなわち、品質管理システム1は、任意の数の端末装置および本社端末を収容できる。なお、以下では、工場3A〜3Cの各拠点を総称する場合には「工場3」と記載するとともに、端末装置30A〜30Cの各装置を総称する場合には、「端末装置30」と記載する場合がある。
これらコロニー画像検査装置10、端末装置30及び本社端末50の間は、ネットワーク7を介して相互に通信可能に接続される。かかるネットワーク7には、有線または無線を問わず、インターネット(Internet)、LAN(Local Area Network)やVPN(Virtual Private Network)などの任意の種類の通信網を採用できる。
このうち、コロニー画像検査装置10は、上記のコロニー画像検査サービスを端末装置30や本社端末50に提供するコンピュータである。一態様としては、コロニー画像検査装置10は、コロニー画像検査サービスを実現するWebサーバとして実装することとしてもよいし、また、コロニー画像検査サービスをアウトソーシングにより提供するクラウドとして実装することもできる。他の一態様としては、パッケージソフトウェアやオンラインソフトウェアとして提供されるコロニー画像検査プログラムを所望のコンピュータにプリインストール又はインストールさせることによっても実装できる。これらのうちいずれの形態で実装される場合においても、必ずしも端末装置30または本社端末50の外部装置として実装されずともよく、端末装置30または本社端末50のいずれかにコロニー画像検査サービスを提供させることとしてもかまわない。
端末装置30は、工場3の検査部門の関係者によって使用される、衛生検査に使用するシャーレを撮像することができる機器である撮像装置を接続した、あるいはシャーレを撮影した画像を無線または有線の通信を介して撮像装置から受信して保存可能なコンピュータである。なお、シャーレが撮影された画像は、コンピュータに接続可能なリムーバブルメディアから取得することとしてもかまわない。かかる端末装置30の一例としては、パーソナルコンピュータを始めとする固定端末の他、スマートフォンを始め、携帯電話機、PHSやPDAなどの移動体通信端末、さらには、移動体通信網に接続する能力を持たないタブレット端末などを採用できる。なお、上記のPHSは、「Personal Handyphone System」の略称であり、上記のPDAは、「Personal Digital Assistants」の略称である。
本社端末50は、本社5の品質管理部門の関係者によって使用されるコンピュータである。かかる本社端末50の一例としては、パーソナルコンピュータを始めとする固定端末の他、スマートフォンを始め、携帯電話機、PHSやPDAなどの移動体通信端末、さらには、移動体通信網に接続する能力を持たないタブレット端末などを採用できる。なお、ここでは、本社5の品質管理部門の関係者に本社端末50を通じてコロニー画像検査サービスを提供する場合を想定するが、各工場3の検査部門の関係者、例えば検査部門の責任者やそれに準ずる関係者が使用する端末装置30を通じてコロニー画像検査サービスを提供することとしてもかまわない。この場合には、工場3の責任者や関係者に各々の工場3に関係する衛生検査に絞って閲覧させることもできる。
ここで、工場3で実施される衛生検査の一例について説明する。例えば、工場3の検査部門に所属する検査員は、工場3が出荷する食品に衛生検査を実施するために、食品からその一部を検体として採取し、以下の方法でシャーレ内で細菌のコロニーを培養する。
例えば、衛生検査では、検査員によって食品の一部が検体として採取されるとともに、採取された検体に検体の識別情報、例えば検体ごとに採番される検体番号が付与される。次いで、検査員は、黄色ブドウ球菌、大腸菌や一般生菌などの各種の検査項目にあわせて、検体を、例えば混釈法の場合、溶解させた培地とともにシャーレに入れる。このとき、同一の検体につき同一段階で検体が希釈された複数のシャーレを作成することもできる。また、同一の検体が培養されるシャーレには、同一の検体の間で実施する検査項目が判別できるように、同一の検体番号がシャーレの蓋に記入される。その上で、検査員は、検査項目に合わせた所定の期間、例えば一般生菌であれば48時間程度にわたってインキュベータでシャーレを保温することによってシャーレ内の菌を培養する。なお、食品から採取される検体は、再検査に備えてその一部を冷凍保存しておくこともできる。
このようにして培養がなされた後に、検査員は、シャーレ内のコロニー数をカウントすることによって衛生検査を実施する。このとき、検査員に実物のシャーレを検査させることもできるが、所定の撮像装置によってシャーレ内の細菌コロニーが撮像された画像を検査させることもできる。なお、以下では、撮像装置によって細菌コロニーが撮像された画像のことを「コロニー画像」と記載する場合がある。
上記の撮像装置の一例として、コロニーカウンタが採用される場合がある。コロニーカウンタの中には、シャーレ内に培養されたコロニーを撮影する角度及び方向、さらには、シャーレに照射する照明の種類を変更しながら撮影を実行することによってコロニーと培地が鮮明に区別されたコロニー画像を得ることができるものもある。かかるコロニー画像によって、衛生検査の実務経験が十分でない検査員であってもコロニー数を精度よくカウントできるとともに、各検査員の間で同一のシャーレからカウントされるコロニー数に個人差が生じる事態も抑制できる。さらに、コロニーカウンタでは、コロニー画像からコロニー数を自動的にカウントする画像処理を実行させることもできる。このようにコロニー数を自動的にカウントさせる場合には、検査員は、コロニー数が一定範囲内であるかどうかを確認するだけで出荷がOKまたはNGであるのかを判断できる場合もあるので、衛生検査の作業負荷を軽減できる。なお、コロニー数の確認時には、コロニー数と併せてコロニー画像を表示させることによってコロニーカウンタのカウントに明らかな間違いがないかどうかを確認させることができるのは言うまでもない。
このように衛生検査が実施される環境の下、端末装置30は、工場3の衛生検査に使用された各種の情報をコロニー画像検査装置10へアップロードする。例えば、端末装置30は、コロニーカウンタ等によって撮像されたコロニー画像とともに、当該コロニー画像を用いて実施された衛生検査に関する情報をコロニー画像検査装置10へアップロードする。なお、以下では、衛生検査に関する情報のことを「検査情報」と記載する場合がある。
なお、ここでは、コロニーカウンタによってコロニー画像の撮像のみならず、コロニー数の自動カウントまで実行される場合を例示したが、コロニー数の自動カウントは、コロニー画像検査装置10に実行させることとしてもかまわない。また、図1には、工場3内に検査部門が存在する場合を例示したが、検査部門が必ずしも工場3内に存在せずともよく、食品もしくは食品から採取された検体を工場3の外部に輸送させることとしてもかまわない。
[コロニー画像検査装置10の構成]
図2は、実施例1に係るコロニー画像検査装置10の機能的構成を示すブロック図である。図2に示すように、コロニー画像検査装置10は、通信I/F(InterFace)部11と、登録部12と、画像記憶部13aと、検査情報記憶部13bと、受信部14と、取得部15と、算出部16と、選択部17と、出力部18とを有する。なお、コロニー画像検査装置10は、図2に示した機能部以外にも既知のコンピュータが有する各種の機能部、例えば各種の入出力デバイス、音声出力デバイスや撮像デバイスなどの機能部を有することとしてもかまわない。
このうち、通信I/F部11は、他の装置、例えば端末装置30や本社端末50との間で通信制御を行うインタフェースである。かかる通信I/F部11の一態様としては、LANカードなどのネットワークインタフェースカードを採用できる。例えば、通信I/F部11は、コロニー画像やその検査情報の送信指示を端末装置30へ送信したり、あるいは端末装置30からコロニー画像や検査情報を受け付けたりする。また、通信I/F部11は、本社端末50から検査品質の調査要求を受け付けたり、検査品質の調査用に選別されたコロニー画像を含む検査品質調査画面を送信したりする。
登録部12は、工場3の衛生検査に使用された各種の情報を所定の保存先に登録する処理部である。一態様としては、登録部12は、一定期間、例えば日次、週次や月次ごとにアップロードを端末装置30に指示することによってコロニー画像および検査情報を取得することができる。他の一態様としては、登録部12は、端末装置30上でコロニー画像や検査情報が登録される度あるいは衛生検査が終了する度に当該衛生検査で使用されたコロニー画像や検査情報をリアルタイムで端末装置30にアップロードさせることとしてもかまわない。このようにアップロードが実行されると、登録部12は、アップロードされた情報のうちコロニー画像を画像記憶部13aに登録するとともに、検査情報を検査情報記憶部13bに登録する。
画像記憶部13aは、コロニー画像を記憶する記憶部である。例えば、画像記憶部13aには、端末装置30からアップロードされたコロニー画像が登録部12によって登録される。なお、コロニー画像は、GIF(Graphic Interchange Format)ファイル、JPEG(Joint Photographic Experts Group)ファイルやBMP(Bit MaP)ファイル等の任意のフォーマットであってかまわない。
検査情報記憶部13bは、検査情報を記憶する記憶部である。かかる検査情報の一態様としては、検体番号、食材、検査日、製造日・出荷日、出荷元、LotNo、担当者、希釈率、コロニー数及びコロニー画像の格納先などの項目が対応付けられたデータを採用することができる。ここで言う「検体番号」とは、検体の検体番号を指し、「食材」とは、検体が採取された食品が属する食材を指す。また、「検査日」とは、衛生検査が実施された日付を指す。ここでは、日付を例示したが、時分秒がさらに付与されることとしてもかまわない。また、「出荷元」とは、食品を製造または二次加工して出荷する施設のことを指し、図1の例で言えば、工場3A、工場3Bや工場3Cなどが当てはまる。また、「LotNo」とは、検体が採取された食品のLotを識別する番号を指す。また、「担当者」とは、衛生検査を担当する検査員を指す。また、「コロニー数」とは、シャーレ内に培養されたコロニーの数を指し、例えば、同一の検体であっても黄色ブドウ球菌、大腸菌や一般生菌などの検査項目別に作成されたシャーレ内のコロニー数を保存することができる。また、同一の段階で検体が希釈されるとともに同一の検査項目の培養がなされた複数のシャーレ、すなわち同一の検体が同一条件で培養された複数のシャーレごとにコロニー数を保存することもできる。また、「格納先」とは、コロニー画像が保存された格納先を指し、例えば、コロニー画像のファイルが格納された格納先のパスを用いることができる。なお、図2には、コロニー画像と検査情報を別々に記憶する場合を例示したが、コロニー画像をバイナリ形式のデータとして検査情報に含めて管理することもできる。
図3は、検査情報の一例を示す図である。図3には、2013年4月1日に実施された衛生検査に関する検査情報が抜粋された例を図示しているが、実際には、2013年4月1日以前および2013年4月1日以後の検査情報が格納されているものとする。また、図3には、工場3A〜3Cで実施された衛生検査に関する検査情報が図示されているが、他の工場で実施された衛生検査に関する検査情報をさらに含んでいてもよく、検査情報が工場別に管理されることとしてもかまわない。
図3に示す検査情報のレコードのうち検体番号「105」〜「108」のレコードは、工場3Aで実施された衛生検査に関するものであり、また、検体番号「134」〜「135」のレコードは、工場3Bで実施された衛生検査に関するものである。また、検体番号「165」〜「167」のレコードは、工場3Cで実施された衛生検査に関するものである。これらのレコードでは、複数の食材を衛生検査の対象とし、一般生菌、大腸菌や黄色ブドウ球菌などの検査が実施されている。さらに、各レコードには、シャーレ内で一般生菌が培養されたコロニー画像、シャーレ内で大腸菌が培養されたコロニー画像やシャーレ内で黄色ブドウ球菌が培養されたコロニー画像を呼び出すことができるようにファイルの格納先が対応付けられている。
図2の説明に戻り、受信部14は、各種の条件に関する指定を受信する処理部である。一態様としては、受信部14は、本社端末50から検査品質の調査要求を受け付けた場合に、検査品質を調査する条件の指定を受け付ける。例えば、受信部14は、コロニー画像検査装置10のプロセッサ上で動作するコロニー画像検査プログラムによって提供される画面、例えば「検査品質の調査」等の項目を含むメニュー画面を通じて、検査品質の調査要求を受け付ける。すると、受信部14は、図4に示す条件指定画面を本社端末50へ送信する。
図4は、条件指定画面の一例を示す図である。図4に示す条件指定画面200には、「期間」、「食材」および「検査項目」などの条件を指定するプルダウンメニューのGUI(Graphical User Interface)が含まれる。このうち、「期間」のプルダウンメニューでは、過去に実施された衛生検査のうちいずれの期間に実施された衛生検査を検査品質の調査対象とするのかを指定することができる。また、「食材」のプルダウンメニューでは、各食品のうちいずれの食材に実施された衛生検査を検査品質の調査対象とするのかを指定することができる。また、「検査項目」のプルダウンメニューでは、各検査項目、例えば一般生菌、大腸菌および黄色ブドウ球菌のうちいずれの検査項目を検査品質の調査対象とするのかを指定することができる。これらのプルダウンメニューで指定がなされた状態で実行ボタン210が押下操作されることによって「期間」、「食材」および「検査項目」の指定が本社端末50からコロニー画像検査装置10へ送信されることになる。
これによって、受信部14は、「期間」、「食材」、「検査項目」もしくはこれらの組合せの指定を受信することができる。なお、条件指定画面200上のキャンセルボタン220が押下操作された場合には、検査品質の調査は中止されることになる。
また、条件指定画面200上のオプションボタン230が押下操作された場合には、図5に示すように、「工場」および「担当者」の条件を指定するプルダウンメニューがさらに表示される。図5は、条件指定画面の一例を示す図である。図5に示す「工場」のプルダウンメニューでは、食品を出荷する工場のうちいずれの工場で実施された衛生検査を調査対象とするのかを指定できる。また、「担当者」のプルダウンメニューでは、全検査員のうちいずれの検査員によって担当された衛生検査を検査品質の調査対象とするのかを指定できる。これらのプルダウンメニューで指定がなされた状態で実行ボタン210が押下操作されることによって「工場」および「担当者」の指定が本社端末50からコロニー画像検査装置10へ送信されることになる。なお、ここでは、各々の項目につき条件を1つ指定できる場合を例示したが、1つの項目につき複数の条件を指定できるようにしてもかまわない。例えば、条件指定画面200に食材、工場や担当者を指定するプルダウンメニューを複数設けることとしてもかまわない。
これによって、受信部14は、「工場」および「担当者」もしくはこれらの組合せの指定を受信することができる。
なお、上記の条件指定画面200では、「期間」、「食材」、「検査項目」、「工場」および「担当者」の5項目に関し、条件を指定できる場合を例示したが、必ずしも5項目全ての条件が指定されずともよい。例えば、条件を指定しない項目については、ブランクもしくは「指定なし」を選択させることとすればよい。また、図4及び図5には、プルダウンメニューによって各種の条件を指定させる場合を例示したが、条件を入力または選択できるインタフェースであれば任意のものを採用できる。
図2の説明に戻り、取得部15は、同一種の細菌コロニーが含まれた3以上のシャーレのそれぞれについて撮影されたコロニー画像を取得する処理部である。
一態様としては、取得部15は、受信部14によって受信された条件の指定にしたがって検査情報記憶部13bに記憶された検査情報を検索する。例えば、図4に示した条件指定画面の例で言えば、期間「2013年4月1日」〜「2013年4月30日」が条件として指定されるとともに、食材Aが条件として指定されるとともに、検査項目「一般生菌」が条件として指定されている。この場合には、上記の期間および食材をAND条件にして図3に示した検査情報を検索する。この結果、図3に示した検査情報のレコードのうち検体番号「105」、「107」、「108」、「134」、「165」、「167」のレコードが検索される。なお、図3には、2013年4月1日の検査情報のレコードが抜粋されているので、上記6つのレコードだけが絞り込まれる例を示すが、実際には、2013年4月2日〜4月30日のレコードに上記の条件に合致するレコードがあればそれらも検索される。その上で、取得部15は、先に検索した各レコードに含まれるコロニー画像の格納先のうち検査項目「一般生菌」に対応するコロニー画像の格納先を参照し、画像記憶部13aから一般生菌が培養されたコロニー画像を取得する。これによって、4月に実施された食材Aの一般生菌の検査を調査対象に絞り込むことができる。
また、図5に示したように、工場「工場3A」が条件としてさらに指定されていた場合には、上記の期間および食材に加えて、工場をAND条件とし、図3に示した検査情報を検索する。この場合には、図3に示した検査情報のレコードのうち検体番号「105」、「107」、「108」のレコードが検索される。なお、図3には、2013年4月1日の検査情報のレコードが抜粋されているので、上記3つのレコードだけが絞り込まれる例を示すが、実際には、2013年4月2日〜4月30日のレコードに上記の条件に合致するレコードがあればそれらも検索される。その上で、取得部15は、先に検索した各レコードに含まれるコロニー画像の格納先のうち検査項目「一般生菌」に対応するコロニー画像の格納先を参照し、画像記憶部13aから一般生菌が培養されたコロニー画像を取得する。これによって、4月に工場3Aで実施された食材Aの一般生菌の検査を調査対象に絞り込むことができる。
また、図5に示す条件指定画面200で、工場「工場3A」の代わりに担当者「○○」が条件としてさらに指定されていた場合を仮定する。この場合には、上記の期間および食材に加えて、担当者をAND条件とし、図3に示した検査情報を検索する。この結果、図3に示した検査情報のレコードのうち検体番号「105」、「108」のレコードが検索される。なお、図3には、2013年4月1日の検査情報のレコードが抜粋されているので、上記2つのレコードだけが絞り込まれる例を示すが、実際には、2013年4月2日〜4月30日のレコードに上記の条件に合致するレコードがあればそれらも検索される。その上で、取得部15は、先に検索した各レコードに含まれるコロニー画像の格納先のうち検査項目「一般生菌」に対応するコロニー画像の格納先を参照し、画像記憶部13aから一般生菌が培養されたコロニー画像を取得する。これによって、4月に○○という検査員によって実施された食材Aの一般生菌の検査を調査対象に絞り込むことができる。
なお、ここでは、条件が指定された項目をAND検索する場合を例示したが、条件が指定された項目をOR検索することとしてもかまわない。また、本社5の品質管理部門の関係者にAND検索を実行するか、あるいはOR検索を実行するのかを選択させることとしてもかまわない。
算出部16は、取得部15によって取得された3以上のコロニー画像間の類似度を算出する処理部である。
一態様としては、算出部16は、コロニー画像間の類似度の算出に自己組織化マップ法(SOM:Self-Organizing Map)を適用することができる。具体的には、算出部16は、細菌の画像を評価する評価軸として、コロニーの色、大きさ、数、円形度、光沢の度合いやシャーレ内の分布などを設定しておく。その上で、算出部16は、取得部15によって取得された各コロニー画像に画像処理を実行することによってコロニーの色、大きさ、数、円形度、光沢の度合い及びシャーレ内の分布に関する高次元のベクトルデータをコロニー画像ごとに作成する。そして、算出部16は、各コロニー画像の高次元のベクトルデータを1〜3次元程度の低次元のマップ空間に写像させる。その後、算出部16は、各コロニー画像間の距離を算出する。これによって、教師データなしに類似度の算出を実現できる。なお、評価軸とする項目は、コロニー画像検査プログラムの制作者等がデフォルトで設定しておくこともできるし、本社5の品質管理部門の関係者が逐次選択することもできる。
他の一態様としては、算出部16は、コロニー画像から所定のアルゴリズムを適用して特徴量を抽出し、コロニー画像間の特徴量から類似度を算出することもできる。かかる特徴量の抽出には、一例として、輝度勾配の大きさや方向から特徴量を求めるSIFT(Scale-Invariant Feature Transform)、SURF(Speed Up Robust Features)またはHOG(Histogram of Oriented Gradients)などの任意のアルゴリズムを適用できる。この場合には、特徴量をベクトルデータに変換し、コロニー画像間で特徴ベクトルの類似度を算出することができる。これらのアルゴリズムの適用によって、画像の回転やスケール変化にロバストな特徴量を抽出することができる。他の一例として、コロニー画像のカラーヒストグラムを特徴量として抽出することもできる。このように、カラーヒストグラムを作成する場合には、例えば、複数の波長成分、例えば赤成分R、緑成分Gおよび青成分Bの各色成分を4色まで減色し、赤成分R、緑成分Gおよび青成分Bの組合せを64通りとし、64通りに対応する各色に0から63番までのビン番号を付与しておく。その上で、各ビン番号の色に該当する画素がコロニー画像内にいくつ含まれるかをカウントすることによってカラーヒストグラムを作成できる。その後、コロニー画像間でカラーヒストグラムの形状等を比較することによって類似度を算出することができる。更なる一例として、コロニー画像に含まれるコロニーの面積の平均値を特徴量として抽出することもできる。このように、コロニーの面積の平均値を求める場合には、コロニー画像にエッジ検出等の画像処理を実行することによってエッジが閉じたコロニーが検出される。次いで、各コロニーの画素数を合計することによってコロニーの総面積を求める。その上で、コロニーの総面積をコロニー数で除算することによってコロニーの面積の平均値を求める。その後、例えば、類似度を算出するコロニー画像のペアでコロニーの面積の平均値のうち小さい方の値を大きい方の値で除算することによって2つの画像が類似するほど1に近づく類似度を算出することができる。
このように、各コロニー画像から特徴量を抽出して類似度を算出する場合には、類似度を算出するコロニー画像を下記のようにペアリングすることができる。例えば、算出部16は、取得部15によって取得されたコロニー画像のうち1つの画像を基準画像として設定し、基準画像と基準画像以外の各コロニー画像との間で類似度を算出できる。このように、コロニー画像から基準画像を選択する場合には、全てのコロニー画像のうちいずれか一つをランダムに選択することもできる。また、本社5の品質管理部門の関係者にコロニー画像をサムネイル表示等によって閲覧させ、検査品質を調査する食材の種類から鑑みてコロニーの形成の仕方が一般的であるコロニー画像を指定させることとしてもかまわない。また、算出部16は、取得部15によって取得されたコロニー画像の全ての組合せを総当たりで類似度を算出することもできる。
更なる一態様としては、算出部16は、コロニー画像を空間周波数領域に変換してから類似度を算出することもできる。ここでは、フーリエ変換を用いる場合を例示したが、空間周波数領域に変換できるアルゴリズムであれば、他の変換方法を用いることができる。例えば、離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)や離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transform)などを適用できる。
図6は、類似度の算出方法の一例を示す図である。図6には、一般生菌の衛生検査に用いられた工場3Aのコロニー画像、工場3Bのコロニー画像、工場3Cのコロニー画像が左から順に図示されている。図6に示す3つのコロニー画像は、既に二値化が実行されており、その下部には、各々のコロニー画像にフーリエ変換が実行された結果である係数行列が図示されている。これらの係数行列は、左上に位置する係数が大きいほど画像が低周波成分を多く含み、右下に位置する係数が大きいほど画像が高周波成分を多く含むことを意味する。各コロニー画像間で係数行列の距離、例えばユークリッド距離を求めると、次のようになる。すなわち、工場3Aのコロニー画像及び工場3Bのコロニー画像の距離は「335」となる。また、工場3Bのコロニー画像及び工場3Cのコロニー画像の距離は「1130」となる。さらに、工場3Cのコロニー画像及び工場3Aのコロニー画像の距離は「1170」となる。つまり、本例では、工場3Aのコロニー画像及び工場3Bのコロニー画像が最も類似しており、工場3Cのコロニー画像及び工場3Aのコロニー画像が最も非類似であることを意味する。これらの距離は、その値が小さいほど互いが類似することを意味するので、そのままもしくは正規化することによって類似度の一例として用いることができる。
なお、ここでは、上記の類似度の算出方法のうちいずれか1つが選択的に用いられる場合を想定するが、各々の算出方法で算出された類似度の統計値、例えば相加平均値、加重平均値、最頻値や中央値などを総合類似度として用いることもできる。また、上記の類似度の算出方法のうち画像から抽出された特徴量、例えばカラーヒストグラムや空間周波数成分への変換を用いて類似度を算出するものについては、事前に特徴量を算出しておくことができる。これによって、事前に算出された特徴量を用いて類似度を算出することができるので、処理レスポンスを改善できる。
選択部17は、3以上のコロニー画像の中で、類似度が最も類似していないことを示す2つのコロニー画像を選択する処理部である。一態様としては、選択部17は、値が高いほど互いが類似することを示す類似度、例えば相関係数や正規化後の距離などが算出部16によって採用される場合には、取得部15によって取得されたコロニー画像のうち類似度が最低である2つのコロニー画像を選択する。また、選択部17は、算出部16によって値が低いほど互いが類似することを示す類似度、例えばユークリッド距離などの距離等が算出部16によって採用される場合には、取得部15によって取得されたコロニー画像のうち類似度が最高である2つのコロニー画像を選択する。
例えば、上記の自己組織化マップ法が用いられた場合には、選択部17は、低次元のマップ空間上に写像されたコロニー画像のうち互いの距離が最も遠い、すなわち最も互いが非類似であるコロニー画像のペアを選択する。また、基準画像とそれ以外のコロニー画像との間で類似度が求められる場合には、選択部17は、基準画像との類似度が最低であるコロニー画像と基準画像とをペアとして選択する。また、総当たりで各コロニー画像間の類似度が求められる場合には、コロニー画像の全組合せのうち類似度が最低であるコロニー画像のペアを選択する。また、コロニー画像を空間周波数領域へ変換して類似度が求められる場合には、選択部17は、コロニー画像の全組合せのうち距離が最も遠い、言い換えれば最も互いが非類似であるコロニー画像のペアを選択する。
出力部18は、選択部17によって選択された2つのコロニー画像を並べた状態にした画像として出力する処理部である。一態様としては、出力部18は、互いが最も非類似である2つのコロニー画像が上下または左右に並ぶ検査品質調査画面を生成し、生成された検査品質調査画面を本社端末50へ送信する。
図7及び図8は、検査品質調査画面の一例を示す図である。図7及び図8には、図4に示した条件指定画面200で指定された条件にしたがってコロニー画像が取得された場合の表示例が図示されている。このうち、図7には、図3に示した検査情報に関連付けられたコロニー画像のうち工場3AのLotNo.3241のコロニー画像および工場3BのLotNo.8573のコロニー画像が最も互いが非類似であるコロニー画像のペアとして選択された場合が例示されている。また、図8には、図3に示した検査情報に関連付けられたコロニー画像のうち工場3AのLotNo.3241のコロニー画像及び工場3CのLotNo.1111のコロニー画像が最も互いが非類似であるコロニー画像のペアとして選択された場合が例示されている。なお、図7及び図8には、コロニー画像に関する情報の一例として、カウント数や希釈率などが表示された場合を例示したが、他の情報、例えば検査日や担当者などを表示させることとしてもかまわない。
例えば、図7に示す検査品質調査画面300が表示された場合には、数あるコロニー画像の中で最も互いが非類似であるコロニー画像のペアとして、コロニーの数、コロニーの分布の仕方やコロニーの粒度の大きさが多少の違いはあっても似たり寄ったりの画像が並べて表示されることになる。この場合には、本社5の品質管理部門の関係者は、工場3AのLotNo.3241のコロニー画像および工場3BのLotNo.8573のコロニー画像から検査品質、例えば細菌の培養の仕方やシャーレの保管方法に問題がないと判断できる。なぜなら、例えば、培養の過程で希釈の手順に不備があったり、シャーレの保管の温度が誤っていたり、あるいは誤って検査項目とは無関係な細菌が混入されたりなどの問題があった場合には、上記の2つの画像よりもコロニーの数、コロニーの分布の仕方やコロニーの粒度の大きさが極端に異なるコロニー画像が選択および表示されるからである。さらに、最も互いに非類似であるコロニー画像同士で検査品質に問題がないことから、上記の2つのコロニー画像以外の他のコロニー画像についても、工場3AのLotNo.3241のコロニー画像または工場3BのLotNo.8573のコロニー画像との間でコロニーの数、コロニーの分布の仕方やコロニーの粒度の大きさに大差がなく、条件指定がなされたコロニー画像全般にわたって検査品質に問題がないと推測できる。したがって、検査品質調査画面300に表示された2つのコロニー画像以外の他のコロニー画像の確認を省略することも可能になる。これによって、検査品質の調査にあたってコロニー画像の確認件数を低減できる。
このように、検査品質に問題がない場合には、本社5の品質管理部門の関係者は、検査品質調査画面300上のOKボタン310を押下操作する。この場合には、検査品質に問題がない旨を示すOKログが生成される。かかるOKログには、受信部14によって受信された条件の指定を含めることができる。例えば、図7に示す例で言えば、調査期間「4月」、調査食材「食材A」及び調査検査項目「一般生菌」に調査結果「OK」が対応付けられたOKログを生成できる。
例えば、図8に示す検査品質調査画面340が表示された場合には、数あるコロニー画像の中で最も互いが非類似であるコロニー画像のペアとして、コロニーの数、コロニーの分布の仕方やコロニーの粒度の大きさも大きく異なる画像が並べて表示されることになる。すなわち、本社5の品質管理部門の関係者は、2つの画像のうち工場3AのLotNo.3241の検体については適切に一般生菌の培養がなされて衛生検査がなされた一方で、工場3CのLotNo.1111の検体については検査品質、例えば細菌の培養の仕方やシャーレの保管方法に問題があると判断できる。このように2つのコロニー画像のうち少なくとも一方に問題があった場合には、上記の2つのコロニー画像以外の他のコロニー画像についても、検査品質に異常の疑いがあると推測できる。この場合には、本社5の品質管理部門の関係者は、検査品質調査画面340上の並べて表示ボタン320を押下操作することによって図9に示す画像一覧画面400を呼び出すことができる。
図9は、画像一覧画面の一例を示す図である。図9に示すように、画像一覧画面400には、取得部15によって取得されたコロニー画像の一覧がサムネイル表示される。これによって、本社5の品質管理部門の関係者は、条件指定に合致するコロニー画像のうち検査品質に問題があるコロニー画像を目視によって確認することができる。更に画像上にマウスポインタを合わせることにより、該当画像のプロパティ情報(出荷元など)をポップアップ表示することができる。また、画像一覧画面400上の戻るボタン410が押下操作された場合には、検査品質調査画面340の表示に切り替えることができる。なお、ここでは、検査品質調査画面340上の並べて表示ボタン320が押下操作された場合にサムネイル表示が実行される場合を例示したが、検査品質調査画面300上の並べて表示ボタン320が押下操作された場合にも、サムネイル表示を同様に実行できる。
このように、検査品質に問題がある場合には、本社5の品質管理部門の関係者は、検査品質調査画面340上の検査室に連絡ボタン330を押下操作する。この場合には、検査品質に問題がある旨のコメントを入力し、検査部門にメール等で指示を促すと共に、検査結果としてL.A.(Laboratory Accident)ログが生成される。かかるL.A.ログには、受信部14によって受信された条件の指定を含めることができる。例えば、図8に示す例で言えば、検査日「4月xx日」、検査場所「検査室A」、検査担当者「○○」、調査食材「食材A」及び調査検査項目「一般生菌」に検査品質結果「L.A.」が対応付けられたL.A.ログを生成できる。さらに、L.A.ログには、本社5の品質管理部門の関係者によって選択されたコロニー画像に対応付けられた検査情報をさらに対応付けることもできる。例えば、検査品質調査画面340または画像一覧画面400上で検査品質に問題があるコロニー画像を本社5の品質管理部門の関係者に選択させる。その上で、本社5の品質管理部門の関係者によって選択操作がなされたコロニー画像に対応付けられた検査情報のレコードを参照し、衛生検査に不備があった検体番号、不備があった衛生検査の検査日やLotNo、さらには、不備がある衛生検査を行った出荷元や担当者などをさらにL.A.ログへ含めることもできる。これによって、例えば、工場3の検査部門の責任者や担当者との間でヒアリングを実施することができる。このため、衛生検査で問題が発生した原因究明を行ったり、その対策を立てたり、検査品質の低下の原因となっている検査部門の責任者や担当者を指導したりすることができる。なお、本例では、品質管理部門の関係者が検査品質を調査する場合を例示したが、検査部門の担当者が検査品質を自己管理することとしてもかまわない。この場合には、検査部門の担当者がL.A.ログを閲覧したり、検査品質の異常に対する対処のコメントを履歴や月報等のレポートに入力することができる。
これらOKログやL.A.ログは、任意の出力先に出力することができる。例えば、OKログやL.A.ログは、本社端末50へ出力することもできるし、コロニー画像検査装置10が有する記憶デバイスに格納させることもできるし、端末装置30へ出力することもできる。
なお、上記の登録部12、受信部14、取得部15、算出部16、選択部17及び出力部18は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などにコロニー画像検査プログラムを実行させることによって実現できる。また、上記の各機能部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードワイヤードロジックによっても実現できる。
また、上記の画像記憶部13aや検査情報記憶部13bには、一例として、半導体メモリ素子を採用できる。例えば、半導体メモリ素子の一例としては、VRAM(Video Random Access Memory)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ(flash memory)などが挙げられる。また、内部メモリの代わりに、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置を採用することとしてもよい。
[処理の流れ]
図10は、実施例1に係るコロニー画像検査処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、一例として、本社端末50から検査品質の調査要求を受け付けた場合に処理が起動される。例えば、「画像検索」という機能、例えばメニュー画面上の画像検索を選択することによって処理を起動させることとしてもよい。なお、処理のトリガーは、本社端末50からデマンドがあった場合に限定されず、端末装置30でコロニー画像が登録される度に処理を起動してもよいし、1日、一週間、1ヶ月などの定期または不定期に処理を自動的に起動することとしてもよい。また、工場3の検査部門の関係者によって検査品質が自己調査される場合、例えば検査員が自身の調査に自信が無い時などには、検査室の担当者や責任者が自信の検査の状態を見るために端末装置30からデマンドを発してもよい。
図10に示すように、本社端末50から検査品質の調査要求を受け付けた場合(ステップS101)に、受信部14は、期間、食材や検査項目、さらには、工場や担当者などの条件指定が可能な条件指定画面を本社端末50へ送信する(ステップS102)。その後、受信部14は、ステップS102で送信された条件指定画面上で条件の指定入力を受け付けることによって条件指定を受信する(ステップS103)。
そして、取得部15は、ステップS103で受信された条件の指定に対応する検査情報を検査情報記憶部13bから検索し、画像記憶部13aから条件の指定に合致するコロニー画像を取得する(ステップS104)。
続いて、算出部16は、ステップS104で取得された3以上のコロニー画像間の類似度を算出する(ステップS105)。そして、選択部17は、ステップS104で取得されたコロニー画像の中で、ステップS105で算出された類似度が最も類似していないことを示す2つのコロニー画像を選択する(ステップS106)。
その後、出力部18は、ステップS106で選択された2つのコロニー画像が上下または左右に並ぶ検査品質調査画面を生成し、生成された検査品質調査画面を本社端末50へ送信する(ステップS107)。このとき、検査品質調査画面上で並べて表示ボタンが押下操作された場合には、ステップS104で取得された全コロニー画像がサムネイル表示される画像一覧画面を本社端末50へ送信することもできる。
ここで、検査品質調査画面上でOKボタンが押下操作された場合(ステップS108Yes)には、出力部18は、検査品質に問題がない旨を示すOKログを生成し(ステップS110)、処理を終了する。
また、検査品質調査画面上で検査室に連絡ボタンが押下操作された場合(ステップS108No)には、出力部18は、関係する検査室に連絡する処理(メール、検査システムの連絡画面への表示等)を行い(ステップS109)、検査品質に問題がある旨を示す検査品質調査結果ログを生成し(ステップS110)、処理を終了する。
[実施例1の効果]
上述してきたように、本実施例に係るコロニー画像検査装置10は、シャーレ内で同一種の細菌コロニーが撮影された3以上のコロニー画像を取得し、3以上のコロニー画像の中で最も互いが非類似である2つの画像を並べた画面を出力する。このため、例えば、上記の2つのコロニー画像で検査品質に問題ないことが確認できれば、それ以外の他のコロニー画像についても、検査品質に問題がないと推測できる。それ故、2つのコロニー画像以外の他のコロニー画像を確認する作業を省略できる。したがって、本実施例に係るコロニー画像検査装置10によれば、検査品質を調査する手間を軽減できる。
さて、これまで開示の装置に関する実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
[応用例]
上記の実施例1では、最も互いが非類似である2つのコロニー画像を並べて表示させる場合を例示したが、コロニー画像のうち互いが略同一の画像とみなすことができる程度に類似するコロニー画像を並べて表示させることもできる。例えば、上限が1で1に近づくほど互いが似ていることを示す類似度が採用される場合を想定する。この場合には、類似度が所定の閾値、例えば0.95以上であるコロニー画像を並べて表示させる。これによって、誤って同一の衛生検査で用いられたコロニー画像が複数回にわたって登録されたり、衛生検査の品質を偽るために同一の衛生検査で用いられたコロニー画像が複数登録されたりといった事態を検知することができる。
[他の適用場面]
上記の実施例1では、本社5の品質管理部門の関係者が品質管理の一環として検査品質を調査する場合を例示したが、工場3の検査部門に所属する検査員のスキルを向上させるために、工場3の検査部門の責任者に検査品質を調査させることとしてもかまわない。
[分散および統合]
また、図示した各装置の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、受信部14、取得部15、算出部16、選択部17または出力部18をコロニー画像検査装置10の外部装置としてネットワーク経由で接続するようにしてもよい。また、受信部14、取得部15、算出部16、選択部17または出力部18を別の装置がそれぞれ有し、ネットワーク接続されて協働することで、上記のコロニー画像検査装置10の機能を実現するようにしてもよい。これによりスキル保有者が遠隔地にしかいなか場合でも、検査品質を一定に保つことが可能となる。
[コロニー画像検査プログラム]
また、上記の実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図11を用いて、上記の実施例と同様の機能を有するコロニー画像検査プログラムを実行するコンピュータの一例について説明する。
図11は、実施例1及び実施例2に係るコロニー画像検査プログラムを実行するコンピュータの一例について説明するための図である。図11に示すように、コンピュータ100は、操作部110aと、スピーカ110bと、カメラ110cと、ディスプレイ120と、通信部130とを有する。さらに、このコンピュータ100は、CPU150と、ROM160と、HDD170と、RAM180とを有する。これら110〜180の各部はバス140を介して接続される。なお、上記のカメラ110cは、撮影器材としてUSBや無線によって接続されることとしてもよい。
HDD170には、図11に示すように、上記の実施例1で示した受信部14、取得部15、算出部16、選択部17及び出力部18と同様の機能を発揮するコロニー画像検査プログラム170aが予め記憶される。このコロニー画像検査プログラム170aについては、図2に示した各々の受信部14、取得部15、算出部16、選択部17及び出力部18の各構成要素と同様、適宜統合又は分離しても良い。すなわち、HDD170に格納される各データは、常に全てのデータがHDD170に格納される必要はなく、処理に必要なデータのみがHDD170に格納されれば良い。
そして、CPU150が、コロニー画像検査プログラム170aをHDD170から読み出してRAM180に展開する。これによって、図11に示すように、コロニー画像検査プログラム170aは、コロニー画像検査プロセス180aとして機能する。このコロニー画像検査プロセス180aは、HDD170から読み出した各種データを適宜RAM180上の自身に割り当てられた領域に展開し、この展開した各種データに基づいて各種処理を実行する。なお、コロニー画像検査プロセス180aは、図2に示した受信部14、取得部15、算出部16、選択部17及び出力部18にて実行される処理、例えば図10に示す処理を含む。また、CPU150上で仮想的に実現される各処理部は、常に全ての処理部がCPU150上で動作する必要はなく、処理に必要な処理部のみが仮想的に実現されれば良い。
なお、上記のコロニー画像検査プログラム170aについては、必ずしも最初からHDD170やROM160に記憶させておく必要はない。例えば、コンピュータ100に挿入されるフレキシブルディスク、いわゆるFD、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に各プログラムを記憶させる。そして、コンピュータ100がこれらの可搬用の物理媒体から各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ100に接続される他のコンピュータまたはサーバ装置などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ100がこれらから各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。
1 品質管理システム
3A,3B,3C 工場
5 本社
7 ネットワーク
10 コロニー画像検査装置
11 通信I/F部
12 登録部
13a 画像記憶部
13b 検査情報記憶部
14 受信部
15 取得部
16 算出部
17 選択部
18 出力部
30A,30B,30C 端末装置
50 本社端末

Claims (9)

  1. コンピュータに
    同一種の細菌コロニーを検査するために培養された3以上のシャーレのそれぞれについて撮影された画像を取得し、
    取得した3以上の前記画像間の類似度を算出し、
    3以上の前記画像の中で、前記類似度が最も類似していないことを示す2つの画像を選択し、
    選択した前記2つの画像を並べた状態にした画像として出力する
    処理を実行させることを特徴とする、コロニー画像検査プログラム。
  2. 前記3以上の画像のそれぞれには、該画像に写された細菌コロニーを培養した場所もしくは担当者の情報が対応付けられており、
    前記コロニー画像検査プログラムはさらに、場所もしくは担当者を示す情報の指定入力を受信し、
    前記取得する処理は、受信した場所もしくは担当者を示す前記情報と、同一の場所もしくは担当者の情報と対応づけられている前記画像を取得することを特徴とする、請求項1記載のコロニー画像検査プログラム。
  3. 前記3以上の画像のそれぞれには、該画像が撮影された日付の情報が対応付けられており、
    前記コロニー画像検査プログラムはさらに、日付を示す情報の指定入力を受信し、
    前記取得する処理は、受信した前記日付を示す情報と、同一の日付の情報と対応づけられている画像を取得することを特徴とする、請求項1または2記載のコロニー画像検査プログラム。
  4. コンピュータが
    同一種の細菌コロニーを検査するために培養された3以上のシャーレのそれぞれについて撮影された画像を取得し、
    取得した3以上の前記画像間の類似度を算出し、
    3以上の前記画像の中で、前記類似度が最も類似していないことを示す2つの画像を選択し、
    選択した前記2つの画像を並べた状態にした画像として出力する
    処理を実行することを特徴とする、コロニー画像検査方法。
  5. 前記3以上の画像のそれぞれには、該画像に写された細菌コロニーを培養した場所もしくは担当者の情報が対応付けられており、
    前記コンピュータが、さらに、場所もしくは担当者を示す情報の指定入力を受信し、
    前記取得する処理は、受信した場所もしくは担当者を示す前記情報と、同一の場所もしくは担当者の情報と対応づけられている前記画像を取得することを特徴とする、請求項4記載のコロニー画像検査方法。
  6. 前記3以上の画像のそれぞれには、該画像が撮影された日付の情報が対応付けられており、
    前記コンピュータが、さらに、日付を示す情報の指定入力を受信し、
    前記取得する処理は、受信した前記日付を示す情報と、同一の日付の情報と対応づけられている画像を取得することを特徴とする、請求項4または5記載のコロニー画像検査方法。
  7. 同一種の細菌コロニーを検査するために培養された3以上のシャーレのそれぞれについて撮影された画像を取得する取得部と、
    取得した3以上の前記画像間の類似度を算出する算出部と、
    3以上の前記画像の中で、前記類似度が最も類似していないことを示す2つの画像を選択する選択部と、
    選択した前記2つの画像を並べた状態にした画像として出力する出力部と
    を有することを特徴とする、コロニー画像検査装置。
  8. 前記3以上の画像のそれぞれには、該画像に写された細菌コロニーを培養した場所もしくは担当者の情報が対応付けられており、
    場所もしくは担当者を示す情報の指定入力を受信する受信部をさらに有し、
    前記取得部は、受信した場所もしくは担当者を示す前記情報と、同一の場所もしくは担当者の情報と対応づけられている前記画像を取得することを特徴とする、請求項7記載のコロニー画像検査装置。
  9. 前記3以上の画像のそれぞれには、該画像が撮影された日付の情報が対応付けられており、
    日付を示す情報の指定入力を受信する受信部と、
    前記取得部は、受信した前記日付を示す情報と、同一の日付の情報と対応づけられている画像を取得することを特徴とする、請求項7または8記載のコロニー画像検査装置。
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