JPWO2014185048A1 - 無線通信ネットワークにおける通信負荷推定方法および装置、無線局ならびに上位装置 - Google Patents

無線通信ネットワークにおける通信負荷推定方法および装置、無線局ならびに上位装置 Download PDF

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Abstract

【課題】受信品質情報を用いて対象ネットワークの通信負荷を高精度に推定することができる通信負荷推定方法および装置、無線通信システムの無線局ならびに上位装置を提供する。【解決手段】ネットワーク(NW)の通信負荷を推定する通信負荷推定機能(1)は、全受信電力を含む品質測定値である第1品質指標(Q1)と参照信号の信号対雑音干渉比を含む品質測定値である第2品質指標(Q2)とを少なくとも用いてネットワークの通信負荷を推定する。【選択図】図1

Description

本発明は無線通信ネットワークに係り、特にネットワーク通信負荷を推定する技術およびそれを利用した無線通信システム、無線局ならびに上位装置に関する。
近年、セルラシステムなどの無線通信システムでは、無線パラメータやネットワーク設定の最適化を自律的に行うSON(Self Organizing Network)の検討が盛んに行われている。3GPP LTE(Long Term Evolution)においてもSON機能の標準化が行われている(非特許文献1)。SONの利用形態としては、セルのカバレッジや容量(キャパシティ)の最適化(Coverage and Capacity Optimization:CCOpt)技術などがある。CCOptを実現するためには、各基地局は隣接する基地局の通信負荷を知ることが必要である。近接する基地局間では様々な情報を交換するX2インタフェースが規定されているので(非特許文献2)、このX2インタフェースを用いて隣接基地局の通信負荷を取得することができる。
また、移動体通信では、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)やLTE、あるいは公衆無線LAN(Local Area Network)などの複数のシステムが共存し、さらに、セルラネットワークでも複数の通信事業者(オペレータ)が共存する状況となっている。このようなマルチネットワーク環境において、ユーザ端末は、より高速通信が可能なネットワークを選択して接続するために、各ネットワークの通信負荷を知る必要がある。
また、特許文献1には、周辺セルの通信負荷の程度を判別してセル選択あるいは再選択を行う方法が開示されている。特許文献1のシステムでは、他セルから受信するパイロット信号の電力対干渉比(Ec/No)を測定することで当該他セルの呼の集中の度合いを判別し、セル選択あるいは再選択の判断に利用する。
特開2005−012566号公報
3GPP TS36.300 v10.5.0、 section 22 3GPP TS36.331 v10.5.0
しかしながら、上述したX2インタフェースを利用した通信負荷の取得方法は、X2インタフェースを有する基地局間で利用することができるのであり、X2インタフェースを持たない基地局は隣接セルの負荷情報を知ることができない。
また、マルチネットワーク環境において、無線端末が自端末のネットワークだけでなく、他の無線端末を介して異なるネットワークにも接続可能である場合、当該異なるネットワークの通信負荷は無線端末に通知されない。同様に、自端末ネットワークとはオペレータが異なる場合にも、当該異なるネットワークの負荷通知を取得することができない。
また、特許文献1に記載された方法は、周辺セルから受信するパイロット信号の電力対干渉比(Ec/No)を測定することで当該他セルの呼の集中の度合いを判別する。しかしながら、Ec/Noは、セルの負荷だけでなく隣接セルとの間の干渉状態にも依存するために、Ec/Noだけでは高精度の通信負荷推定を行うことができない。
そこで、本発明の目的は、受信品質情報を用いて対象ネットワークの通信負荷を高精度に推定することができる通信負荷推定方法および装置、無線通信システムの無線局ならびに上位装置を提供することにある。
本発明による通信負荷推定方法は、ネットワークの通信負荷を推定する方法であって、全受信電力を含む第1品質指標と参照信号の信号対雑音干渉比を含む第2品質指標とを少なくとも用いて前記ネットワークの通信負荷を推定することを特徴とする。
本発明による通信負荷推定装置は、ネットワークの通信負荷を推定する装置であって、少なくとも、全受信電力を含む第1品質指標と参照信号の信号対雑音干渉比を含む第2品質指標の測定データを取得する取得手段と、少なくとも前記第1品質指標および前記第2品質指標を用いて前記ネットワークの通信負荷を推定する推定手段と、を有することを特徴とする。
本発明による無線局は、無線通信システムにおける無線局であって、少なくとも、全受信電力を含む第1品質指標と参照信号の信号対雑音干渉比を含む第2品質指標の測定データを取得する取得手段と、少なくとも前記第1品質指標および前記第2品質指標を用いてネットワークの通信負荷を推定する推定手段と、を有することを特徴とする。
本発明による上位装置は、無線通信システムにおける無線局の上位装置であって、少なくとも、全受信電力を含む第1品質指標と参照信号の信号対雑音干渉比を含む第2品質指標の測定データを無線局から取得する取得手段と、少なくとも前記第1品質指標および前記第2品質指標を用いてネットワークの通信負荷を推定する推定手段と、を有することを特徴とする。
本発明による無線通信システムは、無線局およびその上位装置の少なくとも一方を有する無線通信システムであって、前記無線局あるいは前記上位装置が、全受信電力を含む第1品質指標と参照信号の信号対雑音干渉比を含む第2品質指標とを少なくとも用いて前記ネットワークの通信負荷を推定する、ことを特徴とする。
本発明によれば、全受信電力を含む第1品質指標と参照信号の信号対雑音干渉比を含む第2品質指標とを少なくとも用いることでネットワークの通信負荷を高精度に推定することができる。
図1は本発明の実施形態による通信負荷推定方法を説明するための概念的な構成図である。 図2は図1における通信負荷推定方法の一例を示す模式図である。 図3は本実施形態による負荷推定方法をLTEシステムに適用した場合のネットワーク構成図である。 図4はLTEにおけるリソースブロック構成の一例を示す模式図である。 図5は図3に示す負荷推定方法における品質指標の計算式を概略的に説明するための模式図である。 図6は本発明の第1実施例による負荷推定装置の機能的構成を示すブロック図である。 図7は第1実施例による負荷推定方法を示すフローチャートである。 図8は本発明の第2実施例による負荷推定装置の機能的構成を示すブロック図である。 図9は第2実施例による負荷推定装置の動作を示すフローチャートである。 図10は第2実施例における品質指標の統計的処理の一例を説明するための品質指標の時間変化を示すグラフである。 図11は本発明の第3実施例による負荷推定装置の機能的構成を示すブロック図である。 図12は本発明の第3実施例による負荷推定装置の動作を示すフローチャートである。 図13は第3実施例における品質指標の統計的処理の一例を説明するための負荷の時間変化を示すグラフである。 図14は第3実施例における品質指標の統計的処理の他の例を説明するための負荷の時間変化を示すグラフである。 図15は本発明の第4実施例による無線局の概略的構成を示すブロック図である。 図16は本発明の第5実施例による無線通信システムの一例を示すネットワーク構成図である。 図17は本発明の第5実施例による無線基地局の機能的構成を示すブロック図である。 図18は図17に示す無線基地局の通信負荷推定制御の一例を示すフローチャートである。 図19は本発明の第6実施例による無線通信システムの一例を示すネットワーク構成図である。 図20は本発明の第6実施例による無線基地局の機能的構成を示すブロック図である。 図21は図20に示す無線基地局の通信負荷推定制御の第1例を示すフローチャートである。 図22は図20に示す無線基地局の通信負荷推定制御の第2例を示すフローチャートである。 図23は本発明の第7実施例による無線通信システムの一例を示すネットワーク構成図である。 図24は本発明の第7実施例による無線基地局の機能的構成を示すブロック図である。 図25は図24に示す無線基地局の通信負荷推定制御の一例を示すフローチャートである。 図26は本発明の第8実施例による無線通信システムの一例を示すネットワーク構成図である。 図27は本発明の第8実施例によるネットワーク上位装置の機能的構成を示すブロック図である。 図28は図27に示すネットワーク上位装置の通信負荷推定制御の一例を示すフローチャートである。 図29は本発明の第9実施例による無線端末を用いたネットワーク構成図である。 図30は第9実施例による無線端末の概略的構成を示すブロック図である。 図31は図30に示す無線端末の通信負荷推定制御の一例を示すフローチャートである。 図32は本発明の第10実施例による無線端末を用いたネットワーク構成図である。 図33は本発明の第11実施例による無線端末を用いたネットワーク構成図である。 図34は第11実施例による無線端末の概略的構成を示すブロック図である。 図35は図34に示すネットワークの動作を示すシーケンス図である。 図36は本発明の第12実施例による無線端末を用いたネットワーク構成図である。 図37は図36に示すネットワークの動作を示すシーケンス図である。 図38は本発明の第13実施例による無線端末を用いたネットワーク構成図である。 図39は図38に示すネットワークの動作を示すシーケンス図である。 図40は第13実施例による無線端末のネットワーク選択基準を説明するための模式図である。 図41は第13実施例による無線端末の動作を示すフローチャートである。 図42は本発明の第14実施例による負荷測定用無線端末を用いたネットワーク構成図である。
<実施形態の概略>
図1に示すように、本発明の実施形態によれば、無線局で測定される全受信電力を含む品質指標Q1と参照信号(リファレンス信号、パイロット信号)の信号対雑音干渉比を含む品質指標Q2とを少なくとも用いて、通信負荷推定機能1によりネットワークの通信負荷を推定する。ここで、無線局は無線通信システムにおける無線通信機能を有する装置であり、以下、「無線局」には無線端末、ユーザ端末、移動局、ユーザ機器(User Equipment: UE)、無線基地局、eNB、NodeB等が含まれるものとする。
品質指標Q1は干渉電力やノイズを含む全受信電力であり、たとえばRSSI(Received Signal Strength Indicator)あるいはRSRQ(Reference Signal Received Quality)、またはEc/No(Energy per chip / Noise)などが含まれる。品質指標Q2は、たとえばSINR(Signal to Interference plus Noise Ratio)などが含まれる。
通信負荷推定機能1は、たとえば無線局あるいは無線局を管理するネットワーク上位装置に設けることができる機能であり、次に述べる通信負荷推定を実行する。
<通信負荷推定>
図2に示すように、通信負荷推定機能1は、品質指標Q1の全受信電力から品質指標Q2に含まれる干渉雑音電力成分を差し引くことで、推定対象ネットワークの通信負荷を算出する。以下、LTEシステムを一例として、通信負荷推定の基本的な手順について説明する。
図3に示すように、それぞれセルを管理する無線局D0およびD1と、それらからリファレンス信号RSおよびデータ信号Dataを受信する無線局D2とからなる無線通信システムを考える。ここでは、無線局D2からみたセルCell_0の通信負荷uが推定されるものとし、当該セルCell_0を推定対象セル、無線局D1が制御するセルCell_1を干渉セルと呼ぶ。また、推定対象セルあるいは干渉セルのいずれの信号であるかはサフィックス(0あるいは1)によって区別する。また、無線局D0からのリファレンス信号RS0の受信電力をPRS0、データ信号Data0の受信電力をPData0とし、推定対象セルCell_0からの全受信電力を通信負荷uを用いてuRS0で表すものとする。
また、図4に示すOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)リソースブロック構成を一例として説明する。ただし、図4のリソースブロック構成は送信アンテナ数が1の場合の構成である。
図5に示すように、品質指標Q1であるRSSIは、推定対象セルCell_0からの受信電力PRS0およびPData0(=uRS0)と、干渉セルCell_1からの干渉電力PRS1+PData1およびノイズNoiseと含む全受信電力である。品質指標Q2であるSINRは、リファレンス信号RS0の受信電力PRS0とサブキャリア当たりの干渉電力PRS1およびPData1+Noiseの成分との比である。
したがって、SINRと受信電力PRS0とを測定することにより、干渉電力PRS1およびPData1+Noiseの成分を算出することができ、この算出結果を品質指標Q1であるRSSIの測定値から差し引くことで、推定対象セルCell_0からの受信電力PRS0およびPData0(=uRS0)を求めることができる。こうして得られた推定対象セルCell_0からの受信電力PRS0およびPData0(=uRS0)とリファレンス信号RS0の受信電力PRS0の測定値とから推定対象セルCell_0の通信負荷uを算出することができる。通信負荷uとしてはリソース利用率などを用いることができる。
図3〜図5はLTEの場合を示しているが、全受信電力を示す品質指標Q1から品質指標Q2に含まれる干渉雑音電力成分を差し引くことで推定対象ネットワークの通信負荷を算出するという基本的手順は、WCDMAの場合も同じである。以下、LTEおよびWCDMAのそれぞれの場合の通信負荷推定式を示す。
<LTE>
LTEにおける推定対象セルCell_kの通信負荷(uk)は次式(1)により推定することができる。
Figure 2014185048
ここで、全受信電力を示す品質指標Q1はRSSIあるいはRSRQk、参照信号の信号対雑音干渉比を含む品質指標Q2はSINRkであり、
RSSI : リファレンス信号RSが多重されたOFDMシンボルの1リソースブロック(1RB)当たりの受信信号電力
pk : セルCell_kのリファレンス信号RSの1リソースエレメント当たりの受信信号電力(RSRPk
SINRk : セルCell_kのRS信号の受信信号電力と干渉信号電力+雑音電力との比
RSRQk : セルCell_kのRS信号の受信信号電力とRSSIとの比
である。
<WCDMA>
WCDMAにおける推定対象セルCell_kの通信負荷(uk)は次式(2)により推定することができる。
Figure 2014185048
ここで、全受信電力を示す品質指標Q1はRSSIあるいはEc/Nok、参照信号の信号対雑音干渉比を含む品質指標Q2はSINRkであり、
RSSI : 帯域内の受信信号電力
pk : セルCell_kのパイロット信号(PS)の受信信号電力(RSRPk
SINRk : セルCell_kのPS信号の受信信号電力と干渉信号電力+雑音電力との比
Ec/Nok : セルCell_kのPS信号の受信信号電力とRSSIとの比
SF : 拡散率
である。
なお、上述したLTE、WCDMAだけでなく、cdma2000の場合には、品質指標Q1として、Ec、Ec/lo、Pilot Strengthを用いることができ、WiMAXの場合には品質指標Q1として、Preamble RSSI、CINR(Carrier to Interference-plus-Noise Ratio)を用いることができる。
上述したように、無線局で測定される全受信電力を含む品質指標Q1と参照信号の信号対雑音干渉比を含む品質指標Q2とを少なくとも用いてネットワークの通信負荷を推定する。これにより無線端末で測定される無線品質情報を用いてネットワークの通信負荷を高精度に推定することができる。
以下、本発明の第1実施形態の実施態様として第1〜第4実施例(図6〜図15)、第2実施形態として第5〜第8実施例(図16〜図28)、第3実施形態として第9〜第13実施例(図29〜図41)、第4実施形態として第14および第15実施例(図42)についてそれぞれ説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態による負荷推定装置は、第1品質指標Q1および第2品質指標Q2を取得し、上述したように推定対象ネットワークの通信負荷を推定する。
1.第1実施例
1.1)構成
図6に示すように、本発明の第1実施例による負荷推定装置10は、無線通信部11および負荷推定部12からなる機能的構成を有する。無線通信部11はネットワークNWと無線接続可能であり、第1品質指標Q1および第2品質指標Q2を負荷推定部12へ出力する。
品質指標Q1は、無線通信部11あるいは他の無線局で測定された全受信電力を含む品質指標であり、たとえばLTEであればRSSIあるいはRSRQ、WCDMAであればEc/Noである。品質指標Q2は、参照信号(リファレンス信号、パイロット信号)の信号対雑音干渉比を含む品質指標(SIRNなど)である。負荷推定部12は品質指標Q1および品質指標Q2を用いてネットワークNWの通信負荷を推定する。通信負荷推定値はリソース利用率などであり、上述したように、全受信電力を示す品質指標Q1から品質指標Q2に含まれる干渉電力およびノイズを差し引くことで求めることができる。
1.2)動作
図6に示す負荷推定装置10は無線局に設けることができ、無線局の制御部(図示せず)が次に述べる負荷推定動作の制御を行う。
図7に示すように、制御部は、第1品質指標Q1を取得したか否かを判断し(動作S21)、第1品質指標Q1が取得されと(動作S21;YES)、第2品質指標Q2の取得を行ったか否かを判断する(動作S22)、第2品質指標Q2が取得されると(動作S22;YES)、制御部は負荷推定部12を制御し、負荷推定部12が第1品質指標Q1と第2品質指標Q2とを用いてネットワークNWの通信負荷を推定する(動作S23)。通信負荷推定は、上述した負荷推定式(1)あるいは(2)を用いることができる。なお、本動作において、第1品質指標と第2品質指標の取得動作の順番は入れ替えても良い。
なお、負荷推定部12は、参照信号の受信電力が所定の大きさ以上である場合に負荷推定動作を実行するようにしてもよい。参照信号が弱い場合には負荷推定が実行されないので、負荷推定部12の計算量を抑制することができる。
1.3)効果
以上説明したように、本発明の第1実施例によれば、品質指標Q1と、リファレンス信号の信号対雑音干渉比を含む品質指標Q2と、を用いてネットワークの通信負荷を推定するので、測定される無線品質情報だけを用いてネットワークの通信負荷を高精度に推定することができる。また、ネットワークに実際に接続することなく負荷推定を行うことができ、消費電力やネットワーク負荷の増大を抑えることができる。
2.第2実施例
本発明の第2実施例によれば、負荷推定結果のばらつきを抑えるために、測定した品質指標に対して統計的な処理を施してから負荷推定を実行する。
2.1)構成
図8に示すように、本発明の第2実施例による負荷推定装置10aは、図6に示す第1実施例による負荷推定装置10における負荷推定部12の前段に統計処理部13を設けた構成を有する。したがって、第1実施例と同じ機能を有するブロックには同一参照番号を付して説明は省略する。
2.2)動作
図8に示す負荷推定装置10aには、動作を制御する制御部(図示せず)が設けられているものとし、制御部が次に述べる負荷推定動作の制御を行う。
図9に示すように、制御部は、第1品質指標Q1の取得を行ったか否かを判断し(動作S21)、第1品質指標Q1が取得されると(動作S21;YES)、第2品質指標Q2の取得を行ったか否かを判断する(動作S22)。第2品質指標Q2が取得されると(動作S22;YES)、制御部は統計処理部13に所定数の品質指標測定値が集まったか否かを判断し(動作S31)、所定数が収集されるまで上記動作S21〜S22を繰り返す(動作S31;NO)。所定数の品質指標測定値が集まると(動作S31;YES)、統計処理部13は所定数の第1品質指標Q1および第2品質指標Q2に対して平均や重み付け等の統計的処理を実行し(動作S32)、統計処理された第1品質指標および第2品質指標を負荷推定部12へ出力する。負荷推定部12は、統計処理された第1品質指標Q1および第2品質指標Q2を用いて、上述したようにネットワークNWの通信負荷を推定する(動作S33)。
なお、統計処理部13は、参照信号の受信電力が所定の大きさ以上である場合に統計処理を実行するようにしてもよい。
2.3)統計処理
図10に模式的に示すように、第1品質指標Q1および第2品質指標Q2は測定周期Tsでそれぞれ測定されるが、その測定値pは実際には時間的に変動しており、あるサンプリング時点iでの測定値p(i)が実際の品質を反映しているとは限らず、大きく外れている可能性もある。そこで、このような測定値をある期間にわたって収集し、それらを統計処理することで、図10の統計値p(上バー)(i)で示すように、測定値の時間的なばらつきを抑制することができる。
統計処理としては、平均あるいは重み付け処理等を用いることができ、一般に次式(3)で表すことができる。
Figure 2014185048
ここで、p(上バー)は品質指標統計値、Nsampはサンプル数、wは重み付け係数、pは品質指標測定値である。
サンプル数Nsampおよび重み付け係数wは、測定値の時間的変動状況に応じて決定することができる。たとえば、ばらつきを抑えたい場合にはサンプル数Nsampを大きくし、直近の測定値の影響を大きくしたい場合は、jが小さいほど重み付け係数wを大きな値にすればよい。
2.4)効果
上述したように、本発明の第2実施例によれば、上述した第1実施例の効果に加えて、測定した品質指標に対して統計的な処理を施してから負荷推定を実行することで負荷推定結果の時間的なばらつきを抑制でき、より信頼性の高い負荷推定が可能となる。
3.第3実施例
本発明の第3実施例は、第2実施例と同様に負荷推定結果の時間的なばらつきを抑制することを目的とするが別の解決法を提供するものであり、上記第1実施例で得られた複数の負荷推定結果を用いて時間的なばらつきを抑制する。以下、詳細に説明する。
3.1)構成
図11に示すように、本発明の第3実施例による負荷推定装置10bは、図6に示す第1実施例による負荷推定装置10にデータ処理部14を追加した構成を有する。データ処理部14は、後述するように、推定値の統計処理あるいは選択処理を実行することで、推定結果の時間的ばらつきを抑制することができる。したがって、第1実施例と同じ機能を有するブロックには同一参照番号を付して説明は省略する。
3.2)動作
図12に示すように、制御部は、第1品質指標Q1の取得を行ったか否かを判断し(動作S21)、第1品質指標Q1が取得されると(動作S21;YES)、第2品質指標Q2の取得を行ったか否かを判断する(動作S22)、第2品質指標Q2が取得されると(動作S22;YES)、制御部は負荷推定部12を制御し、負荷推定部12が取得された品質指標測定値から第1の通信負荷を推定する(動作S41)。第1の通信負荷推定値は、上述した第1実施例により得られる負荷推定結果である。続いて、制御部は、所定数の第1の通信負荷推定値が集まったか否かを判断し(動作S42)、所定数が収集されるまで上記動作S21、S22およびS41を繰り返す(動作S42;NO)。所定数の第1の通信負荷推定値が集まると(動作S42;YES)、制御部はデータ処理部14を制御し、データ処理部14は所定数の第1の通信負荷推定値に対して後述する統計的処理や選択処理を実行してネットワークNWの通信負荷(第2の通信負荷)を推定する(動作S43)。
3.3)統計処理
図13に模式的に示すように、上述した第1実施例では、測定された第1品質指標Q1および第2品質指標Q2により第1の通信負荷推定値u(i)が測定周期Tsで得られる。しかしながら、既に述べたように、第1の通信負荷推定値u(i)は実際には時間的に変動しており、あるサンプリング時点iでのu(i)が実際の負荷を反映しているとは限らず、大きく外れている可能性もある。そこで、このような第1の通信負荷推定値をある期間にわたって収集し、それらを統計処理することで、図13の統計値u(上バー)(i)で示すように、推定値の時間的なばらつきを抑制することができる。
統計処理としては、平均あるいは重み付け処理等を用いることができ、一般に次式(4)で表すことができる。
Figure 2014185048
ここで、u(上バー)は通信負荷統計値、Nsampはサンプル数、wは重み付け係数、uは第1の通信負荷推定値である。
サンプル数Nsampおよび重み付け係数wは、測定値の時間的変動状況に応じて決定することができる。たとえば、ばらつきを抑えたい場合にはサンプル数Nsampを大きくし、直近の推定値の影響を大きくしたい場合は、jが小さいほど重み付け係数wを大きな値にすればよい。
3.4)選択処理
図14に模式的に示すように、データ処理部14が、異なる時点で推定した複数の第1の通信負荷推定値u(i)から1つの負荷推定値を選択することで、負荷推定結果の時間的なばらつきを抑制することも可能である。たとえば、方法1では、複数の第1の通信負荷推定値u(i)から最大値を選択し、方法2では最小値を選択し、方法3では中央値を選択する。
3.5)効果
上述したように、本発明の第3実施例によれば、上述した第1実施例により得られた第1の負荷推定値に対して統計的な処理あるいは選択処理を施すことで負荷推定結果の時間的なばらつきを抑制でき、より信頼性の高い負荷推定が可能となる。
4.第4実施例
図15に示すように、上述した第1、第2あるいは第3実施例による通信負荷推定装置の機能を設けた無線局30を本発明の第4実施例として説明する。既に述べたように、無線局30は無線端末あるいは無線基地局である。本実施例による無線局30は、無線通信部31、送受信データ処理部32、通信負荷推定部33および制御部34を有し、無線通信部31、通信負荷推定部33および制御部34により上記各実施例の機能を実現することができる。
たとえば第1実施例に従えば、無線通信部31が推定対象セルの全受信電力を含む品質指標Q1と参照信号の信号対雑音干渉比を含む品質Q2とを測定し、通信負荷推定部33が、上述したように、品質指標Q1およびQ2の測定値を用いて推定対象セルの通信負荷を推定する。さらに、制御部34により通信負荷推定部33が上述した第2実施例あるいは第3実施例のように統計処理を実行してもよい。
なお、制御部34は、無線通信部31により測定された参照信号の受信電力が所定の大きさ以上である場合のみ、通信負荷推定部33の負荷推定動作を実行するように制御してもよい。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態によれば、無線基地局が、他の無線基地局の無線セルの無線品質情報(品質指標Q1およびQ2)を用いて当該他の無線セルの通信負荷を推定する。以下、本発明の第5〜第8実施例について図面を参照しながら説明する。
5.第5実施例
5.1)システム構成
図16において、本実施例による無線基地局を含む無線通信システムは、無線基地局40、40aと、これらがそれぞれ管理する無線セル50、50aと、無線セル50に帰属している端末局TS1〜TS3と、を含む。無線基地局40と40aは近接しており、少なくとも一部のエリアでは、無線セル50および50aの両方の信号が測定可能であるものとする。ここでは、無線基地局40が、移動局である端末局TS1、TS2、TS3での無線品質(品質指標Q1およびQ2)の測定結果を用いて無線セル50aの通信負荷を推定するものとする。
図17に示すように、無線基地局40は、無線通信部401と、送信データ処理部402と、受信データ処理部403と、制御部404と、通信負荷推定部405と、通信負荷記録部406と、通信部407とを含む。
無線通信部401は、端末局TSから送信されたアップリンク信号をアンテナを介して受信し、増幅、周波数変換、復調等の各処理を行って受信データを復元する。また、無線通信部401は、送信データ処理部402からの無線フレームの信号系列に対して変調、周波数変換、増幅等の各処理を行ってダウンリンク信号を生成し、アンテナを介して端末局TSへ送信する。
受信データ処理部403は、無線通信部401で復元された受信データのうち、上位ネットワークに送信するデータを通信部407へ出力する。また受信データ処理部403は、復元された受信データのうち、端末局TSで測定された無線品質に関するデータ(以下、単に測定データと呼ぶ)など無線基地局40の内部で処理するものを制御部404へ出力する。
制御部404は、受信データ処理部403から入力した測定データを通信負荷推定部405へ出力する。また制御部404は、自身の無線セル(無線セル50;以下、自無線セルと呼ぶ)における通信負荷を所定の条件で測定し、その結果を通信負荷記録部406に記録する。さらに制御部404は、端末局TSでの無線品質の測定と報告に係る制御を実施し、そのための制御信号を構成する。制御部404における具体的な制御手法については、後述する動作の説明で詳細に述べる。
通信部407は、受信データ処理部403からのデータを通信回線を介して上位ネットワークに送信する。また、通信部407は上位ネットワークからデータを受信し、送信データ処理部402へ出力する。
送信データ処理部402は、通信部407から入力した端末局向けのデータを端末局毎かつベアラ毎に設定されたバッファに保存し、誤り訂正符号化、レートマッチング、インタリービング等の処理を行なってトランスポートチャネルを生成する。また送信データ処理部402は、トランスポートチャネルのデータ系列に、制御部404で構成された端末局での無線品質の測定に係る制御信号を含む制御情報を付加し、無線フレームを生成する。
通信負荷推定部405は、制御部404から入力した測定データ(品質指標Q1およびQ2)を用いて、既に述べたように推定対象セル50aの通信負荷を推定する。以下、無線基地局40の通信負荷推定制御動作について説明する。
5.2)動作
図18において、まず、制御部404は、配下の端末局に対して、無線品質の測定とその測定結果の報告を指示する(動作S50)。測定対象とする品質指標は、上述したように、全受信電力を含む品質指標Q1とリファレンス信号の信号対雑音干渉比を含む品質指標Q2である。
測定と測定結果の報告の指示は、自無線セルに帰属する全ての端末局に対して実施しても良いし、一部の端末局を選択して実施しても良い。端末局の選択方法はランダムであっても良いし、測定結果に基づく条件であっても良い。測定結果に基づく条件としては、例えば、推定対象セルの参照信号の受信信号強度が所定値以上となる端末局を選択する方法や、推定対象セルの参照信号の受信信号強度と自無線セルの参照信号の受信信号強度との差が所定値以上となる端末局を選択する方法などを用いることができる。
なお、測定結果の報告は、上で述べた推定対象セルの品質指標の他に、測定時刻を含むものとする。
次に、制御部404は、自無線セルにおける通信負荷を所定の条件で測定し、その結果を通信負荷記録部406に記録する(動作S51)。具体的には、無線基地局40がLTEであれば、通信負荷として物理リソースブロックの利用率を測定し、通信負荷記録部406に記録する。また、ここでの所定の条件とは、所定の周期で測定するなどがある。 続いて、制御部404は、配下の端末局TSから報告された測定データを収集する(動作S52)。
さらに、通信負荷推定部405は、収集された測定データ毎に、測定時刻における推定対象セルの通信負荷を算出する(動作S53〜S57)。なお、ここでの通信負荷の算出処理は、端末局から測定データが報告されるたびに実施しても良いし、ある程度の測定データが収集されてから実施しても良い。
まず、通信負荷推定部405は、測定データが通信負荷の推定に使用可能か否かを判定する(動作S54)。具体的には、既に述べたように、推定対象セルの参照信号の受信信号強度が所定値以上となる測定データや、当該受信信号強度と自無線セルの参照信号の受信信号強度との差が所定値以上となる測定データを、通信負荷推定に使用可能であると判定すればよい。
通信負荷推定に使用可能でないと判定された場合(動作S54;No)、当該測定データに対する処理は終了する。使用可能であれば(動作S54;Yes)、当該測定データ(品質指標Q1およびQ2)を用いて推定対象セルの通信負荷の算出を行う(動作S55)。通信負荷の推定方法は第1実施例で述べたとおりであるから、説明は省略する。
続いて、通信負荷推定部405は、対象とする全ての測定データに対して通信負荷の算出処理が完了すると、各測定データに対して算出された複数の通信負荷を平均化し、推定対象セルの通信負荷を推定する(動作S57)。平均化の方法は上述した第2実施例あるいは第3実施例を適用可能であるが、平均値あるいは中央値を用いてもよい。また、測定データに含まれる推定対象セルの測定結果に応じて、重みを付与して平均化しても構わない。例えば、測定データに含まれる推定対象セルの受信信号強度が、自無線セルあるいはその他の無線セルの受信信号強度に対して大きければ、重みを大きくする。
5.3)効果
上述したように、本発明の第5実施例によれば、近接基地局からX2インタフェース経由で無線リソース状況が通知されない場合であっても、配下の端末局での無線品質の測定結果を用いて、当該近接基地局が管理する無線セルの通信負荷を推定することが可能となる。
6.第6実施例
本発明の第6実施例は、推定対象セルに関する品質指標の測定結果を他の無線基地局から収集する点が第5実施例と異なる。本実施例による推定対象セルの通信負荷の推定は、他局が収集した測定結果および/または自局で収集した測定結果を用いて実行することができる。以下、説明を簡略かつ明確にするために、本実施例と上述した第5実施例との差分を簡単に説明する。
6.1)システム構成
図19に示すように、本発明の第6実施例による無線通信システムは、図16に示す第5実施例に比べて、無線基地局40に代えて無線基地局41を有し、さらに、無線基地局40bと、これが管理する無線セル50bと、無線セル50bに帰属している端末局TS1b〜TS3bと、を新たに含む。無線基地局40bと40aは近接しており、少なくとも一部のエリアでは、無線セル50bおよび50aの信号が測定可能であるものとする。また、無線基地局41と無線基地局40bとは通信回線60を介して接続され、各種の情報を交換することが可能である。尚、通信回線は無線であっても有線であってもよい。
本実施例では、無線基地局41が、端末局TS1、TS2、TS3での無線品質(品質指標Q1およびQ2)の測定結果だけでなく、無線基地局40bが収集した端末局TS1b、TS2b、TS3bでの無線品質(品質指標Q1およびQ2)の測定結果も用いて、無線セル50aの通信負荷を推定する。あるいは、無線基地局40bが無線基地局41と同様の通信負荷推定機能を備えている場合には、無線基地局40bが計算した無線セル50aの通信負荷推定結果も用いて、無線セル50aの通信負荷を推定することもできる。無線基地局40bは、無線基地局41における通信負荷推定に協力することから、以下、当該基地局を協力基地局、当該基地局が管理するセルを協力セルと呼ぶ。
図20に示すように、本実施例による無線基地局41は、第5実施例による無線基地局40に比べて、通信負荷推定部415と通信部417の機能が異なる。
通信部417は、第5実施例における通信部407とは異なり、上位ネットワークだけでなく、通信回線60を介して協力基地局と情報を交換することができる。たとえば、無線基地局41は、協力基地局の配下の端末局で測定された測定データなどを取得することができる。また、協力基地局が無線基地局41と同様の通信負荷推定機能を備えている場合には、協力基地局が推定した推定対象セルに関する通信負荷結果を取得することもできる。
通信負荷推定部415は、第5実施例の通信負荷推定部405とは異なり、自局で収集された推定対象セル(ここでは無線セル50a)の測定データと協力基地局配下の端末局で測定された推定対象セルの測定データとを用いて推定対象セルの通信負荷を予測する。また、協力基地局が無線基地局41と同様の通信負荷推定機能を備えている場合には、協力基地局における通信負荷推定結果を用いて自局での推定結果を更新することもできる。
6.2)通信負荷推定制御(第1例)
図21に示す動作S50〜S57において、図18に示す第5実施例と同様の動作については同じ参照符号を付して説明は省略する。
本実施例による通信負荷推定制御では、配下の端末局から測定データを収集した後(動作S52)、協力基地局配下の端末局で測定された測定データを収集する(動作S52a)。ただし、この収集処理(S52a)は、必ずしも動作S52の後に実施される必要はなく、適当な時刻に収集が実施され、その結果がメモリ等に保存される動作であっても構わない。
次に、通信負荷推定部415は、収集された測定データ毎に、測定時刻における推定対象セルの通信負荷を算出する(動作S53〜S56)。ここでは、対象となる測定データが協力基地局で取得したものである場合について説明する。
対象とする測定データが通信負荷の推定に使用可能か否かを判定する動作S54aは、第5実施例での動作S54における自無線セルを協力セルに読み替えた処理を実施すればよい。当該測定データに対する推定対象セルの通信負荷の算出処理(動作S55a)についても、やはり第5実施例での動作S55における自無線セルを協力セルに読み替えた処理を実施すればよい。続く動作S57は第5実施例で説明したとおりである。
6.3)通信負荷推定制御(第2例)
図22は、協力基地局が無線基地局41と同様の通信負荷推定機能を備えている場合の通信負荷推定制御を示す。図22に示す動作S50〜S57は、図18に示す第5実施例と同様の動作であるから説明は省略する。
図22において、通信負荷推定部415は、動作S57に続いて、協力基地局における推定対象セルの通信負荷推定結果を収集する(動作S58)。その際、当該推定に用いた方法に関する情報を収集してもよい。推定方法に関する情報とは、例えば、通信負荷の推定に用いた式や、平均化に用いたサンプル数などである。なお、ここでの収集処理は、必ずしも動作S57の後に実施される必要はなく、適当な時刻に収集が実施され、その結果がメモリ等に保存されてもよい。
続いて、通信負荷推定部415は、協力基地局で推定された推定対象セルの通信負荷を用いて、自身が推定した推定対象セルの通信負荷を更新する(動作S59)。この通信負荷の更新としては、たとえば2つの推定結果を単に平均してもよいし、推定に用いたサンプル数に応じて重みをつけた平均を行っても構わない。
さらに、図示はしていないが、無線基地局41で更新された通信負荷を協力基地局に通知しても構わない。なお、協力基地局は1つである必要はなく複数であってもよい。
6.4)効果
上述したように、本発明の第6実施例によれば、協力基地局も活用して通信負荷を推定することができ、より精度の高い推定、あるいはより少ない測定データでの推定が可能となる。
7.第7実施例
本発明の第7実施例は、推定対象セルに関する品質指標の測定結果を各無線基地局に接続されたデータベースに格納する点が第5実施例と異なる。本実施例による推定対象セルの通信負荷の推定は、データベースに格納された測定データを用いて実行することができる。以下、説明を簡略かつ明確にするために、本実施例と上述した第5実施例との差分を簡単に説明する。
7.1)システム構成
図23に示すように、第7実施例による無線通信システムは、図16に示す第5実施例に比べて、無線基地局40に代えて無線基地局42を有し、さらに、端末測定データベース(DB)70を新たに含む。また、無線基地局40aが管理する無線セル50aには、端末局TS1a〜TS3aが帰属しているものとする。端末測定DB70と無線基地局42、40aとは、それぞれ通信回線61、62を介して接続され、端末測定DB70への測定データの登録や端末測定DB70からの測定データの取得が可能である。
本実施例によれば、無線基地局42が端末測定DB70から取得した端末局TS1a、TS2a、TS3aでの無線品質(品質指標Q1およびQ2)の測定結果を用いて推定対象セル50aの通信負荷を推定する。
図24に示すように、無線基地局42は、第5実施例による無線基地局40に比べて、通信負荷推定部425と通信部427の機能が異なる。また、第5実施例における通信負荷記録部406は必ずしも必須ではない。
通信部427は通信回線を介して端末測定DB70に対する測定データの送信および登録されている測定データの受信を行う点が第5実施例の通信部407と異なっている。ここでは、推定対象セルに関する測定データを取得して、通信負荷推定部425が通信負荷推定を実行する。なお、図示しないが、端末測定DB70は無線基地局から受信した測定データを所定のフォーマットで格納し、当該DBにアクセス許可された無線基地局が登録された測定データを取得可能である。
通信負荷推定部425は、既に述べた通信負荷推定方法に従って、推定対象セルに関して端末局が測定した測定データを用いて推定対象セルの通信負荷を推定する。
7.2)通信負荷推定制御
図25において、制御部404は、まず、端末測定DB70から推定対象セルに関する測定データを取得する(動作S60)。次に、通信負荷推定部425は、取得した測定データ毎に、測定時刻における推定対象セルの通信負荷を算出する(動作S61〜S64)。
対象とする測定データが通信負荷推定に使用可能か否かを判定する処理(動作S62)および当該測定データに対する推定対象セルの通信負荷の算出処理(動作S62)は、第5実施例の動作S54およびS55と同様である。
なお、本実施例では、推定対象セルに関する測定データの取得方法として、端末測定DB70から取得する形態を述べたが、他の形態でも実現可能である。例えば、端末局TS1〜TS3のいずれかが3GPPで規定されたLogged MDT(Minimization of Drive Test)機能を有していれば、アイドル状態で無線品質の測定を実施し、その測定データを接続状態になってから無線基地局42へ通知することができる。
また、本実施例では、推定対象セルに関する測定データを用いて、推定対象セルの通信負荷を予測したが、この形態には限定されない。例えば、第6実施例で示したように、自無線セルや協力セルでの測定データも併用しても構わない。その場合には、各測定データから算出された通信負荷を平均化する際、推定対象セルに関する測定データを、自無線セルや協力セルでの測定データよりも重視することもできる。ただし、その場合には無線基地局42に通信負荷記録部406が必要となる。
7.3)効果
上述したように、本発明の第7実施例によれば、推定対象無線セルでの測定データを用いて通信負荷を予測するため、より精度の高い予測、あるいは、より少ない測定データでの予測が可能となる。
8.第8実施例
本発明の第8実施例は、推定対象セルの負荷推定をネットワーク上位装置で実行する点が第5実施例〜第7実施例と異なる。以下、説明を簡略かつ明確にするために、本実施例と上述した第5実施例〜第7実施例との差分を簡単に説明する。
8.1)システム構成
図26に示すように、第8実施例による無線通信システムは、図16に示す第5実施例に比べて、無線基地局40に代えて無線基地局41を有し、さらに、無線基地局40bと、これが管理する無線セル50bと、無線セル50bに帰属している端末局TS1b〜TS3bと、ネットワーク上位装置71を新たに含む。ネットワーク上位装置71と無線基地局41、40aとは、それぞれ通信回線63、64を介して接続され、各種の情報を交換することが可能である。通信回線63、64は無線であっても有線であってもよい。なお、第6実施例における基地局間の通信回線60は本実施例では必ずしも必要ではない。
本実施例によれば、通信負荷の推定を無線基地局41ではなくネットワーク上位装置71で実施する。具体的には、ネットワーク上位装置71が、端末局TS1、TS2、TS3での無線品質の測定結果や、無線基地局10bにおける端末局TS1b、TS2b、TS3bでの無線品質の測定結果を用いて、無線セル50aの通信負荷を推定する。
図27に示すように、本実施例によるネットワーク上位装置71は、通信部701と、送信データ処理部702と、受信データ処理部703と、通信負荷推定部704とを含む。ただし、図27には、本実施例に関連する通信負荷推定機能に関する構成のみを図示し、通常のネットワーク上位装置に備わっている機能については省略されている。ここで示したネットワーク上位装置71とは、具体的には基地局のパラメータ制御装置や運用管理装置などに相当する。
通信部701は、通信回線を介して無線基地局から情報を取得する。具体的には、無線基地局およびその配下の端末局で測定された測定データ(品質指標Q1およびQ2)、当該無線基地局が管理する無線セルにおける通信負荷情報等を取得する。ここでは、無線基地局41と無線基地局40bから情報を取得する。受信データ処理部703は、これらの受信データを通信負荷推定部704に出力する。通信負荷推定部704は、受信データ処理部703から入力した測定データと通信負荷情報とを用いて、既に述べた方法により推定対象セル(ここでは無線セル50a)の通信負荷を予測する。
送信データ処理部702は通信負荷推定部704により推定された通信負荷などの情報を通信部701から通信回線を介して無線基地局へ送信する。
8.2)通信負荷推定制御
図28において、ネットワーク上位装置71の通信負荷推定部704は、まず、無線基地局から当該無線基地局の配下の端末局で測定された測定データと、当該無線基地局が管理する無線セルにおける通信負荷情報とを収集する(動作S70)。
次に、通信負荷推定部704は、収集された測定データ毎に、測定時刻における推定対象セルの通信負荷を算出する(動作S71〜S74)。動作S71〜S74は第7実施例における動作S61〜S64で説明したとおりである。さらに、各測定データに対して算出された複数の通信負荷を平均化し、推定対象セルの通信負荷を予測する(動作75)。動作S75の処理も第7実施例における動作65で説明したとおりである。
なお、本実施例を第6実施例に適用し、第6実施例において無線基地局41が行う通信負荷の推定処理をネットワーク上位装置71が実施する構成であってもよい。これ以外にも、第5実施例の変形例として、無線基地局40で行う通信負荷の推定処理をネットワーク上位装置71で実施する形態としてもよい。また、第7実施例の変形例として、端末測定DB40に接続したネットワーク上位装置71が通信負荷の推定処理を実施する形態であっても構わない。
8.3)効果
上述したように、本発明の第8実施例によれば、無線基地局の代わりに、ネットワーク上位装置によって通信負荷の推定処理を実施することが可能となり、無線基地局の負荷を軽減することができる。
なお、上述した第5〜第8実施例による無線基地局40、41、42およびネットワーク上位装置71は、上記説明からも明らかなように、ハードウェアで構成することも可能であるが、コンピュータプログラムにより実現することも可能である。このような構成の場合、基地局または上位装置は、プロセッサおよびプログラムメモリを有し、プログラムメモリに格納されているプログラムをプロセッサ上で実行することによって、上述した各実施例と同様の機能、動作を実現させることができる。尚、上述した実施例の一部の機能のみをコンピュータプログラムにより実現することも可能である。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態によれば、マルチネットワーク環境において、無線端末が無線品質情報(品質指標Q1およびQ2)を用いて推定対象ネットワークの通信負荷を推定する。以下、本発明の第9〜第13実施例について図面を参照しながら説明する。
9.第9実施例
本発明の第9実施例による無線端末は複数のネットワークに接続可能なマルチネットワーク対応端末であり、上述した各実施例による負荷推定機能を備え、適切なネットワークを選択することができる。以下詳細に説明する。
9.1)システム構成
図29に示すように、本実施例による無線端末100は、複数のネットワークと接続可能であるものとする。ここに例示された3つのネットワークNW1、NW2およびNW3は、たとえば通信事業者(モバイルオペレータ、ワイヤレスサービスプロバイダ)により提供されるセルラネットワークや公衆無線LANなどである。
図30に示すように、無線端末100の無線通信部101は所定の無線アクセス方式(例えばURAN(UMTS Terrestrial Radio Access Network)、E-UTRAN(Evolved UTRAN)、GERAN(GSM EDGE Radio Access Network)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、又は無線LAN等)によってネットワークNW1,NW2あるいはNW3の基地局あるいはアクセスポイントに無線接続することができる。無線通信部101には、上述した品質指標Q1および品質指標Q2の測定機能が設けられている。
無線端末100は、さらに、受信データ処理部102、データ制御部103、送信データ処理部104、回線制御部105、および通信負荷推定部106を有する。受信データ処理部102および送信データ処理部104は、回線制御部105による制御に従って、接続しているネットワークとの間で送受信されるデータの処理を行い、データ制御部103は受信データに応じた送信データ処理部104の制御等を実行する。通信負荷推定部106は、回線制御部105の制御下で、無線通信部101から入力した品質指標Q1およびQ2の測定値を用いて、上述した第1〜第3実施例で述べたようにネットワークNWの通信負荷を推定し、推定された通信負荷情報を回線制御部105へ出力する。回線制御部105は、通信負荷推定部106の推定結果から利用するネットワークを選択する。
9.2)動作
図31に示すように、回線制御部105がネットワーク番号nを初期化(動作S111)した後、通信負荷推定部106はネットワークNWnの品質指標Q1を取得したか否かを判断し(動作S112)、品質指標Q1が取得されたならば(動作S112;YES)、続いて品質指標Q2を取得したか否かを判断する(動作S113)。品質指標Q2が取得されたならば(動作S113;YES)、通信負荷推定部106はネットワークNWnの品質指標Q1およびQ2の測定値を用いて、第1〜第3実施例で述べたようにネットワークNWnの通信負荷を推定する(動作S114)。
続いて、ネットワーク番号nが最大値に到達していなければ(動作S115;NO)、回線制御部105はnを1つ加算し(動作S116)、動作S112へ戻る。こうしてnが最大値になるまで、すなわち所定のネットワーク全てについて通信負荷推定部106が通信負荷を推定するまで、上述した動作S112〜S114が繰り返される。なお、nの最大値は、無線端末100がパイロット信号等を受信して品質指標を測定できるネットワーク数として定義してもよい。本実施例では、図29に示すようにnの最大値=3である。
こうしてネットワークNW1−NW3の負荷推定値が求まると、回線制御部105は、負荷推定値を用いて利用すべきネットワークを選択する(動作S117)。ネットワーク選択方法の例を次に示す。
9.3)ネットワーク選択
回線制御部105は、複数ネットワークNW1−NW3のうち負荷推定値のより低いネットワークを選択することができる。さらに、次の指標も考慮してネットワークを選択してもよい。
指標1:通信負荷の推定誤差。推定誤差の大きさは、各セルのネットワーク負荷に依存しない品質指標(たとえばRSRP,RSCPなど)の大きさで見積もることができる。
指標2:ネットワークの優先度。たとえばネットワーク種類別や通信事業者別に優先度を予め決めておき、同程度の負荷推定値であれば、優先度の高いネットワークが優先的に選択される。
指標3:ネットワークの受信品質。たとえば、負荷推定値が同程度であれば受信品質の高いネットワークを優先的に選択する。
具体的には、回線制御部105は、負荷推定値uとオフセットuoffsetの和が小さいネットワークを選択する。オフセットuoffsetの設定例としては、推定誤差の大きいネットワークはオフセットuoffsetの値を大きくする;優先的に接続させたいネットワークはオフセットuoffsetの値を小さくする;受信品質が良好なネットワークはオフセットuoffsetの値を小さくする。
9.4)効果
以上説明したように、本発明の第9実施例によれば、無線端末100が第1〜第3実施例による負荷推定制御を実行することで、第1〜第3実施例と同様の効果を奏すると共に、ネットワーク負荷を考慮した適切なネットワークを選択することができる。その際、実際にネットワークに接続することなく通信負荷を推定できるので、無線端末100の消費電力およびネットワーク負荷の増大を抑制できる。
10.第10実施例
本発明の第10実施例による無線端末は複数のネットワークに接続可能であり、さらにモバイルルータ機能あるいはテザリング機能を有する他の無線端末と無線LANを通して接続することで当該他の無線端末を介して別のネットワークにも接続可能である。このような通信システムにおいても、本実施例による無線端末は、上述した第1〜第3実施例による負荷推定機能を備えることで適切なネットワークを選択することができる。以下詳細に説明する。
図32に示すように、本実施例による無線端末100aはネットワークNW1およびNW3に接続可能であり、他の無線端末200aはネットワークNW2に接続可能である。さらに、無線端末100aと無線端末200aとは、たとえばIEEE 802.11シリーズ準拠の無線LANあるいはIEEE 802.15シリーズ準拠の無線PAN(e.g. Bluetooth(登録商標))などの無線アクセス技術によって無線接続を確立することができる。したがって、無線端末100aは無線端末200aを介してネットワークNW2を利用することができる。
無線端末100aの構成は図30に示す無線端末100と基本的に同様であるが、無線通信部101はネットワークNW1およびNW3に接続可能であると共に、無線LAN機能を通して無線端末200aに接続可能である。本実施例では、無線端末100aの無線通信部101が全てのネットワークNW1−NW3の各品質指標Q1、Q2を測定するものとする。したがって、無線端末100aの回線制御部105および通信負荷推定部106は、図31に示す動作フローに従って各ネットワークの通信負荷を推定し、通信負荷推定値を用いて適切なネットワークを選択することができる。
なお、別の構成として、無線端末200aが、ネットワークNW1−NW3の品質指標の測定を行い、各ネットワークの負荷推定値を用いてネットワークの選択を行ってもよい。この場合、無線端末100aが無線端末200aと無線LANで接続し、無線端末200aが選択したネットワークに無線端末200aを介して接続する。
上述したように、本発明の第10実施例による無線端末100aは、上述した第9実施例と同様の効果に加えて、同様の通信負荷推定により他の無線端末200aを介したネットワーク利用も可能となる。
11.第11実施例
上述した第10実施例では無線端末が全てのネットワークの品質指標を測定し通信負荷を推定したが、本発明の第11実施例では、それぞれの無線端末が接続可能なネットワークの品質指標を測定して通信負荷を推定し、一の無線端末が他の無線端末が推定した通信負荷の通知を受けることができる。このような通信システムにおいて、本実施例による無線端末は、上述した第1〜第3実施例による負荷推定機能と同様に全てのネットワークの通信負荷推定値を得ることができるので、適切なネットワークを選択することができる。以下詳細に説明する。
11.1)システム構成
図33に示すように、本実施例による無線端末100bはネットワークNW1およびNW3に接続可能であり、モバイルルータ機能を有する他の無線端末200bはネットワークNW2に接続可能である。さらに、無線端末100bと無線端末200bとは、上述したように無線LANにより無線接続を確立することができ、無線端末100bは無線端末200aを介してネットワークNW2を利用することができる。
図34において、無線端末200bは、例えばテザリング機能を有するスマートフォンやWiFiルータ等のモバイルルータであり、無線端末100bとネットワークNW2との間で送受信データの転送制御を行う。下位無線リンク通信部201は上述した無線LANあるいは無線PAN等の無線アクセス方式によって無線端末100bに無線接続し、下り回線データ処理部202からの送信データを無線端末100bへ送信し、また無線端末100bから受信したデータを上り回線データ処理部203へ出力する。上位無線リンク通信部204は、上述した無線端末100bと同一あるいは異なる無線アクセス方式によってネットワークNW2の基地局に無線接続し、ネットワークNW2と通信することができる。さらに、上位無線リンク通信部204は、ネットワークNW2の品質指標Q1およびQ2を測定する機能を有する。
通信負荷推定部206は、上位無線リンク通信部204から品質指標Q1およびQ2の測定値を入力し、上述した第1〜第3実施例で述べたように通信負荷推定を実行する。回線制御部205はネットワークNW2の通信負荷推定値を下位無線リンク通信部201を通して無線端末100bへ通知する。
11.2)動作
図35において、本実施例による無線端末100bの回線制御部105は、ネットワーク選択を開始する際に、通信負荷要求を無線端末200bへ送信する(動作S301)。続いて、無線通信部101はネットワークNW1およびNW3の品質指標Q1およびQ2を測定し(動作S302)、それらの測定値を用いて通信負荷推定部106は、上記第1〜第3実施例と同様にネットワークNW1およびNW3の通信負荷を推定する(動作S303)。
他方、無線端末200bは、上り回線データ処理部203を通して通信負荷要求を受け取ると、上位無線リンク通信部204がネットワークNW2の品質指標Q1およびQ2を測定し(動作S304)、それらの測定値を用いて通信負荷推定部206が上記第1〜第3実施例と同様にネットワークNW2の通信負荷を推定する(動作S305)。こうして得られたネットワークNW2の通信負荷推定値は下り回線データ処理部202を通して無線端末100bへ通知される(動作S306)。
無線端末100bの回線制御部105は、無線端末200bからネットワークNW2の通信負荷推定値を受信すると、自端末で推定したネットワークNW1およびNW3の通信負荷推定値と併せて、上記第9実施例で説明したように適切なネットワーク選択を実行する(動作S307)。
11.3)効果
上述したように、本発明の第11実施例によれば、無線端末100bとモバイルルータ動作する無線端末200bとは、それぞれが接続可能なネットワークの通信負荷を推定する。そして、無線端末100bは、無線端末200bが推定した通信負荷推定値を受信することで、全てのネットワークの通信負荷推定値を用いてネットワーク選択を行うことができる。ネットワーク負荷の推定処理を無線端末100bと200bとで分担することで、各無線端末の処理負荷が軽減され、消費電力を削減することが可能となる。
なお、無線端末100bがネットワークNW1およびNW3の負荷推定値を無線端末200bへ通知し、無線端末200bが自端末で推定したネットワークNW2の負荷と取得したネットワークNW1および3の負荷推定値とを用いてネットワークを選択することもできる。
12.第12実施例
上述した第11実施例ではネットワーク負荷の推定処理を無線端末と他の無線端末で分担したが、本発明の第12実施例では、他の無線端末では品質指標の測定だけを行い、その測定値を無線端末へ通知する。このような通信システムにおいても、本実施例によれば、上述した第9〜第11実施例と同様に全てのネットワークの通信負荷推定値を得ることができ、適切なネットワークを選択することができる。
図36に示すように、本実施例による無線端末100cはネットワークNW1およびNW3に接続可能であり、モバイルルータ機能を有する他の無線端末200cはネットワークNW2に接続可能である。さらに、無線端末100cと無線端末200cとは、上述したように無線LANにより無線接続を確立することができ、無線端末100cは無線端末200cを介してネットワークNW2を利用することができる。
図37において、本実施例による無線端末100cの回線制御部105は、ネットワーク選択を開始する際に、品質指標測定値要求を無線端末200cへ送信する(動作S401)。続いて、無線通信部101はネットワークNW1およびNW3の品質指標Q1およびQ2を測定する(動作S402)。
他方、無線端末200bは、上り回線データ処理部203を通して通信負荷要求を受け取ると、上位無線リンク通信部204はネットワークNW2の品質指標Q1およびQ2を測定し(動作S403)、ネットワークNW2の品質指標測定値を下り回線データ処理部202を通して無線端末100cへ送信する(動作S404)。
無線端末100cの通信負荷推定部106は、無線端末200cから受信したネットワークNW2の品質指標測定値と、自端末で測定したネットワークNW1およびNW3の品質指標測定値とを用いて、上記第1〜第3実施例と同様に、全てのネットワークの通信負荷を推定し(動作S405)、これらの通信負荷推定値を用いて回線制御部105は適切なネットワーク選択を実行する(動作S406)。
上述したように、本発明の第12実施例によれば、無線端末100cとモバイルルータ動作する無線端末200cとは、それぞれが接続可能なネットワークの品質指標の測定を実行する。そして、無線端末100cは、無線端末200cが測定した品質指標測定値を受信することで、全てのネットワークの品質指標測定値を用いて各ネットワークの通信負荷を推定し、これら負荷推定値を用いてネットワーク選択を行うことができる。ネットワークの品質指標測定処理を無線端末100cと200cとで分担し、ネットワーク負荷推定処理を無線端末100cが実行することで、各無線端末の処理負荷が軽減され、特に無銭端末200cの消費電力を削減することが可能となる。
なお、無線端末100cがネットワークNW1およびNW3の品質指標測定値を無線端末200cへ通知し、無線端末200cが自端末で測定したネットワークNW2の品質指標と取得したネットワークNW1および3の品質指標測定値とを用いて各ネットワークの通信負荷を推定し、これらの負荷推定値を用いてネットワークを選択することもできる。
13.第13実施例
上述した第10〜第12実施例では、各ネットワークの品質指標Q1およびQ2からネットワーク通信負荷を推定して接続すべきネットワークを選択した。これに対して、本発明の第13実施例によれば、一方の無線端末の簡易無線品質情報と、他方の無線端末が測定した受信品質および推定したネットワーク通信負荷とを用いてネットワークを選択することができる。
13.1)システム構成
図38に示すように、本実施例による無線端末100dはネットワークNW1に接続可能であり、モバイルルータ機能を有する他の無線端末200dはネットワークNW2に接続可能であるものとする。既に述べたように、無線端末100dは更に別のネットワーク(第3のネットワーク)に接続可能であってもよい。また、無線端末100dと無線端末200dとは、上述したように無線LANにより無線接続を確立することができ、無線端末100dは無線端末200dを介してネットワークNW2を利用することができる。なお、無線端末100dおよび200dの基本的な構成は図30および図34にそれぞれ示すブロック図と同様であるから、同一の参照番号を用いて説明するが、本実施形態における回線制御部105および205と通信負荷推定部106および206の機能は以下に述べるように上記実施例とは異なっている。
13.2)システム動作
図39において、本実施例による無線端末100dの回線制御部105は、ネットワーク選択を開始する際に、自端末の簡易無線品質情報を含む回線選択要求を無線端末200dへ送信する(動作S501)。簡易無線品質情報は、簡易的な無線品質を示す情報であり、たとえば自端末のアンテナバーの本数を用いることができる。回線選択要求を受信すると、無線端末200dの通信負荷推定部206は、ネットワークNW2の品質指標Q1およびQ2を取得し(動作S502)、これらの測定値を用いて、ネットワークNW2の通信負荷を推定する(動作S503)。
続いて、無線端末200dの回線制御部205は、無線端末100dから受信した簡易無線品質情報と自端末が推定したネットワークNW2の通信負荷とに基づき、後述する選択基準に従って適切なネットワーク選択を実行する(動作S504)。その際、回線制御部205は、ネットワーク選択結果を無線端末100dへ通知してもよい(動作S505)。
あるいは、無線端末100dが無線端末200d側の回線を優先的に選択するように設定されていれば、無線端末200dが無線端末100dとの間の無線LAN機能をオン/オフすることで、ネットワーク選択結果を通知せずに無線端末100dのネットワーク選択を制御することもできる。
13.3)ネットワーク選択基準
図40に示すように、本実施例によれば、ネットワーク負荷推定値uだけでなく、ネットワーク回線の受信品質pおよび無線端末100dのアンテナ本数nも考慮してネットワークが選択される。具体的には、ネットワークNW2の受信品質pが所定値pth以上で無線端末100dのアンテナ本数nが所定値nthより少なければ、ネットワークNW2を選択し、ネットワークNW2の受信品質pが所定値pthより低下し無線端末100dのアンテナ本数nが所定値nth以上であれば、ネットワークNW1を選択する。それ以外の場合には(図25の領域X)、ネットワークNW2の負荷推定値uが所定値uthより低ければネットワークNW2を選択し、それ以外ではネットワークNW1を選択する。なお、無線品質pとしては、上述した品質指標を用いることができる。
13.4)無線端末200dの動作
図41において、無線端末200dの回線制御部205は、無線端末100dからその簡易無線品質情報としてアンテナ本数nを取得する(動作S601)。続いて、通信負荷推定部206はネットワークNW2の受信品質pを取得し(動作S602)、既に述べた方法でネットワークNW2の負荷uを推定する(動作S603)。
続いて、回線制御部205は、ネットワークNW2の受信品質pが所定値pth以上であるか否かを判断し(動作S604)、p>=pthであれば(動作S604;YES)、さらに無線端末100dのアンテナ本数nが所定値nth以上であるか否かを判断する(動作S605)。またp<pthであれば(動作S604;NO)、無線端末100dのアンテナ本数nが所定値nthより少ないか否かを判断する(動作S606)。
p>=pth(動作S604;YES)かつn>=nthである場合(動作S605;YES)、あるいはp<pth(動作S604;NO)かつn<nthである場合(動作S606;YES)、回線制御部205は、ネットワークNW2の負荷推定値uが所定値uthより低いか否かを判断する(動作S607)。u<uthであれば(動作S607;YES)、回線制御部205はネットワークNW2を選択し(動作S608)、u>=uthであれば(動作S607;NO)、ネットワークNW1を選択する(動作S609)。
また、p>=pth(動作S604;YES)かつn<nth(動作S605;NO)である場合には、回線制御部205はネットワークNW2を選択し(動作S608)、p<pth(動作S604;NO)かつn>=nth(動作S605;NO)である場合には、回線制御部205はネットワークNW1を選択する(動作S609)。
なお、本実施例では、無線端末200dが、自端末で推定したネットワーク負荷と無線端末100dから取得した簡易無線品質情報とを用いて無線端末100dが接続すべきネットワークを選択したが、無線端末100dが、自端末で推定したネットワーク負荷と無線端末200dから取得した簡易無線品質情報とを用いてネットワークを選択してもよい。
13.5)効果
上述したように、本発明の第13実施例によれば、一方の無線端末の簡易無線品質情報と他方の無線端末が測定した受信品質と推定したネットワークの通信負荷とに基づいてネットワークを選択するので、取得できる無線品質情報が限定されている場合であっても最適なネットワークの選択が可能となり、さらにネットワーク選択制御がより簡単となり、無線端末間で通知される情報量も低減できる。
<第4実施形態>
本発明の第4実施形態によれば、異なるオペレータが管理するセルの通信負荷を推定することができ、他のオペレータの通信負荷ベンチマークを提供することが可能となる。以下、本発明の第14実施例および第15実施例について図面を参照しながら説明する。
14.第14実施例
本発明の第14実施例によれば、ある通信事業者(第1オペレータ)に帰属する無線局が別の通信事業者(第2オペレータ)が管理するセルの品質指標Q1およびQ2を測定し、サーバが測定結果を収集し当該第2オペレータのセルの通信負荷を推定する。以下、推定対象セルに2つのセルが隣接する場合を一例として説明する。
図42に示すように、本発明の第14実施例による無線通信システムは、無線基地局43および43bと、サーバ72と、無線局STおよびSTbとが第1オペレータに帰属し、無線基地局44が第2オペレータに帰属するものとする。また、無線基地局43および43bがそれぞれ管理するセル50および50bは無線基地局44が管理する推定対象セル51に隣接し、無線局STおよびSTbはそれぞれ無線基地局43および43bの配下にあって推定対象セル51の品質指標Q1およびQ2を測定するものとする。
無線局STおよびSTbは、異なるオペレータが管理する推定対象セル51から品質指標Q1およびQ2を測定する機能を有するが、この測定機能はアプリケーションレベルに実装される。無線局STおよびSTbは移動する端末であってもよいし、推定対象セル51からの信号を受信可能な位置に設置された無線局であってもよい。
サーバ72は、無線局STおよびSTbが測定した品質指標Q1およびQ2の測定値をそれぞれ無線基地局43および43bを通して収集し、既に述べた第1〜第8実施例と同様に、測定結果を用いて推定対象セル51の通信負荷を推定する。サーバ72の構成は、基本的に、第8実施例で示した上位装置71(図27)と同様の通信部701、受信データ処理部703および通信負荷推定部704を有する。
このように品質指標測定用の無線局STおよびSTbと負荷推定用のサーバ72とを設けることにより、第2オペレータのセルの通信負荷を取得することができ、第1オペレータは、サーバ72から第2オペレータの通信負荷ベンチマークを取得することが可能となる。
なお、無線局STおよびSTbは、それぞれ無線基地局43および43bを経由することなく、サーバ72に有線あるいは無線の通信回線を通して直接接続されてもよい。
15.第15実施例
本発明の第15実施例によれば、サーバ72で負荷推定を行うのではなく、無線局STあるいはSTbが品質指標測定と負荷推定を行うことができる。すなわち、無線局STあるいはSTbに通信負荷推定部を設けることで、無線局において負荷推定を行う。したがって、無線局STあるいはSTbの構成は、基本的に、第1〜第6実施例と同様である。
16.付記
上述した実施形態および実施例の一部あるいは全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、これらに限定されるものではない。
(付記1)
ネットワークの通信負荷を推定する方法であって、
全受信電力を含む第1品質指標と参照信号の信号対雑音干渉比を含む第2品質指標とを少なくとも用いて前記ネットワークの通信負荷を推定することを特徴とする通信負荷推定方法。
(付記2)
前記全受信電力から前記信号対雑音干渉比に含まれる干渉雑音電力成分を差し引いた結果に基づいて前記通信負荷を推定することを特徴とする付記1に記載の通信負荷推定方法。
(付記3)
前記第1品質指標と前記第2品質指標とをそれぞれ複数回測定した結果を用いて前記通信負荷を推定することを特徴とする付記1または2に記載の通信負荷推定方法。
(付記4)
前記複数回の測定により得られた測定値の統計処理を含むことを特徴とする付記3に記載の通信負荷推定方法。
(付記5)
前記複数回の測定毎に推定された結果の統計処理を含むことを特徴とする付記3に記載の通信負荷推定方法。
(付記6)
前記参照信号の受信電力が所定値以上である場合に前記通信負荷の推定動作を実行することを特徴とする付記1−5のいずれか1項に記載の通信負荷推定方法。
(付記7)
前記ネットワークが所定のリソースブロック構成を有する複数のセルを含み、前記参照信号が前記ネットワークのリファレンス信号であることを特徴とする付記1−6のいずれか1項に記載の通信負荷推定方法。
(付記8)
前記通信負荷をuとすれば、前記通信負荷uが次式(1)により算出されることを特徴とする付記7に記載の通信負荷推定方法。
Figure 2014185048
ここで、前記第1品質指標がRSSIあるいはRSRQk、前記第2品質指標がSINRkであり、
RSSI がリファレンス信号RSが多重されたOFDMシンボルの1リソースブロック(1RB)当たりの受信信号電力、
pk がセルCell_kのリファレンス信号RSの1リソースエレメント当たりの受信信号電力(RSRPk)、
SINRk がセルCell_kのRS信号の受信信号電力と干渉信号電力+雑音電力との比、および
RSRQk がセルCell_kのRS信号の受信信号電力とRSSIとの比、
である。
(付記9)
前記ネットワークが前記パイロット信号とユーザ送信信号とを符号分割多重する方式であり、前記参照信号は前記パイロット信号であることを特徴とする付記1−6のいずれか1項に記載の通信負荷推定方法。
(付記10)
前記通信負荷をuとすれば、前記通信負荷uが次式(2)により推定されることを特徴とする付記9に記載の通信負荷推定方法。
Figure 2014185048
ここで、前記第1品質指標がRSSIあるいはEc/Nok、前記第2品質指標がSINRkであり、
RSSI が帯域内の受信信号電力、
pk がセルCell_kのパイロット信号(PS)の受信信号電力(RSRPk)、
SINRk がセルCell_kのPS信号の受信信号電力と干渉信号電力+雑音電力との比、
Ec/Nok がセルCell_kのPS信号の受信信号電力とRSSIとの比、および
SF が拡散率
である。
(付記11)
無線通信システムにおける無線局が前記通信負荷の推定動作を実行することを特徴とする付記1−10のいずれか1項に記載の通信負荷推定方法。
(付記12)
前記無線局が少なくとも1つの無線端末を管理する場合、前記無線端末が前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定を実行し、前記無線局へ通知することを特徴とする付記11に記載の通信負荷推定方法。
(付記13)
無線通信システムにおける無線基地局およびその上位装置の少なくとも一方が推定対象セルの通信負荷の推定動作を実行することを特徴とする付記1−10のいずれか1項に記載の通信負荷推定方法。
(付記14)
前記無線基地局が管理するセルに接続している無線端末が前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定を実行することを特徴とする付記13に記載の通信負荷推定方法。
(付記15)
前記通信負荷の推定動作に関して前記無線基地局と協力する他の無線基地局がある場合、当該他の無線基地局が管理するセルに接続している無線端末が前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定を実行することを特徴とする付記13に記載の通信負荷推定方法。
(付記16)
前記推定対象セルに接続している無線端末が前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定を実行することを特徴とする付記13に記載の通信負荷推定方法。
(付記17)
前記推定対象セルを管理する第3の無線基地局と前記無線基地局とが前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データを格納した共通のデータベースを利用することを特徴とする付記16に記載の通信負荷推定方法。
(付記18)
前記推定対象セル内に位置する無線端末がLogged MDT(Minimization of Drive Test)モードで動作する場合、当該無線端末が前記無線基地局に接続したときに前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データを前記無線基地局へ通知することを特徴とする付記16または17に記載の通信負荷推定方法。
(付記19)
前記通信負荷の推定動作は、複数の無線端末により測定された前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データに基づいてそれぞれ負荷推定を行い、その推定結果を統計処理することで実行される、ことを特徴とする付記13−18のいずれか1項に記載の通信負荷推定方法。
(付記20)
無線通信システムにおける無線端末が前記通信負荷の推定動作を実行することを特徴とする付記1−10のいずれか1項に記載の通信負荷推定方法。
(付記21)
前記無線端末が複数のネットワークの通信負荷をそれぞれ推定することを特徴とする付記20に記載の通信負荷推定方法。
(付記22)
前記無線端末が少なくとも1つのネットワークの通信負荷を推定し、他の無線端末から当該他の無線端末が推定した他のネットワークの通信負荷を取得することを特徴とする付記20または21に記載の通信負荷推定方法。
(付記23)
前記無線端末が少なくとも1つのネットワークの通信負荷を推定し、他の無線端末から当該他の無線端末が測定した他のネットワークの前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データを取得することを特徴とする付記20または21に記載の通信負荷推定方法。
(付記24)
無線通信システムにおける無線局のアプリケーションレベルで前記ネットワークの前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データの取得が実行されることを特徴とする付記1−10のいずれか1項に記載の通信負荷推定方法。
(付記25)
前記無線通信システムのサーバが前記測定データを収集し、前記通信負荷の推定動作を実行することを特徴とする付記24に記載の通信負荷推定方法。
(付記26)
前記無線局が前記通信負荷の推定動作を実行することを特徴とする付記24に記載の通信負荷推定方法。
(付記27)
前記通信負荷の推定動作は、複数の無線端末により測定された前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データに基づいてそれぞれ負荷推定を行い、その推定結果を統計処理することで実行される、ことを特徴とする付記24−26のいずれか1項に記載の通信負荷推定方法。
(付記28)
前記ネットワークの通信事業者が前記無線局の通信事業者と異なることを特徴とする付記24−27のいずれか1項に記載の通信負荷推定方法。
(付記29)
ネットワークの通信負荷を推定する装置であって、
少なくとも、全受信電力を含む第1品質指標と参照信号の信号対雑音干渉比を含む第2品質指標の測定データを取得する取得手段と、
少なくとも前記第1品質指標および前記第2品質指標を用いて前記ネットワークの通信負荷を推定する推定手段と、
を有することを特徴とする通信負荷推定装置。
(付記30)
前記推定手段は前記全受信電力から前記信号対雑音干渉比に含まれる干渉雑音電力成分を差し引いた結果に基づいて前記通信負荷を推定することを特徴とする付記29に記載の通信負荷推定装置。
(付記31)
前記推定手段は、前記第1品質指標と前記第2品質指標とをそれぞれ複数回測定した結果を用いて前記通信負荷を推定することを特徴とする付記29または30に記載の通信負荷推定装置。
(付記32)
前記推定手段は前記複数回の測定により得られた測定値を統計処理し、その統計処理の結果を用いて前記通信負荷を推定することを特徴とする付記31に記載の通信負荷推定装置。
(付記33)
前記推定手段は前記複数回の測定毎に推定された結果を統計処理することを特徴とする付記31に記載の通信負荷推定装置。
(付記34)
前記推定手段は前記参照信号の受信電力が所定値以上である場合に前記通信負荷の推定動作を実行することを特徴とする付記29−33のいずれか1項に記載の通信負荷推定装置。
(付記35)
前記ネットワークが所定のリソースブロック構成を有する複数のセルを含み、前記参照信号が前記ネットワークのリファレンス信号であることを特徴とする付記29−34のいずれか1項に記載の通信負荷推定装置。
(付記36)
前記通信負荷をuとすれば、前記通信負荷uが次式(1)により算出されることを特徴とする付記35に記載の通信負荷推定装置。
Figure 2014185048
ここで、前記第1品質指標がRSSIあるいはRSRQk、前記第2品質指標がSINRkであり、
RSSI がリファレンス信号RSが多重されたOFDMシンボルの1リソースブロック(1RB)当たりの受信信号電力、
pk がセルCell_kのリファレンス信号RSの1リソースエレメント当たりの受信信号電力(RSRPk)、
SINRk がセルCell_kのRS信号の受信信号電力と干渉信号電力+雑音電力との比、および
RSRQk がセルCell_kのRS信号の受信信号電力とRSSIとの比、
である。
(付記37)
前記ネットワークが前記パイロット信号とユーザ送信信号とを符号分割多重する方式であり、前記参照信号は前記パイロット信号であることを特徴とする付記29−34のいずれか1項に記載の通信負荷推定装置。
(付記38)
前記通信負荷をuとすれば、前記通信負荷uが次式(2)により推定されることを特徴とする付記37に記載の通信負荷推定装置。
Figure 2014185048
ここで、前記第1品質指標がRSSIあるいはEc/Nok、前記第2品質指標がSINRkであり、
RSSI が帯域内の受信信号電力、
pk がセルCell_kのパイロット信号(PS)の受信信号電力(RSRPk)、
SINRk がセルCell_kのPS信号の受信信号電力と干渉信号電力+雑音電力との比、
Ec/Nok がセルCell_kのPS信号の受信信号電力とRSSIとの比、および
SF が拡散率
である。
(付記39)
無線通信システムにおける無線局に設けられたことを特徴とする付記29−38のいずれか1項に記載の通信負荷推定装置。
(付記40)
前記取得手段は、前記無線局が管理する無線端末から前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データを取得することを特徴とする付記39に記載の通信負荷推定装置。
(付記41)
無線通信システムにおける無線基地局およびその上位装置の少なくとも一方に設けられ、前記推定手段が推定対象セルの通信負荷を推定することを特徴とする付記29−38のいずれか1項に記載の通信負荷推定装置。
(付記42)
前記取得手段は、前記無線基地局が管理するセルに接続している無線端末から前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データを取得することを特徴とする付記41に記載の通信負荷推定装置。
(付記43)
前記通信負荷の推定動作に関して前記無線基地局と協力する他の無線基地局がある場合、前記取得手段は、当該他の無線基地局が管理するセルに接続している無線端末が測定した前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データを取得することを特徴とする付記41に記載の通信負荷推定装置。
(付記44)
前記取得手段は、前記推定対象セルに接続している無線端末が測定した前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データを取得することを特徴とする付記41に記載の通信負荷推定装置。
(付記45)
前記取得手段は、前記推定対象セルを管理する第3の無線基地局と共通に利用するデータベースから前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データを取得することを特徴とする付記44に記載の通信負荷推定装置。
(付記46)
前記推定対象セル内に位置する無線端末がLogged MDT(Minimization of Drive Test)モードで動作する場合、当該無線端末が前記無線基地局に接続したときに、前記取得手段が前記無線端末から前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データを取得することを特徴とする付記44または45に記載の通信負荷推定装置。
(付記47)
前記推定手段は、複数の無線端末により測定された前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データに基づいてそれぞれ負荷推定を行い、その推定結果を統計処理することを特徴とする付記41−46のいずれか1項に記載の通信負荷推定装置。
(付記48)
無線通信システムにおける無線端末に設けられたことを特徴とする付記29−38のいずれか1項に記載の通信負荷推定装置。
(付記49)
前記推定手段は複数のネットワークの通信負荷をそれぞれ推定することを特徴とする付記48に記載の通信負荷推定装置。
(付記50)
前記推定手段は、少なくとも1つのネットワークの通信負荷を推定し、他の無線端末から当該他の無線端末が推定した他のネットワークの通信負荷を取得することを特徴とする付記48または49に記載の通信負荷推定装置。
(付記51)
前記推定手段は少なくとも1つのネットワークの通信負荷を推定し、前記取得手段は他の無線端末から当該他の無線端末が測定した他のネットワークの前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データを取得することを特徴とする付記48または49に記載の通信負荷推定装置。
(付記52)
前記取得手段は、無線通信システムにおける無線基地局から、当該無線基地局の配下の無線端末のアプリケーションレベルで測定された前記ネットワークの前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データを取得することを特徴とする付記29−38のいずれか1項に記載の通信負荷推定装置。
(付記53)
前記推定手段は、前記無線基地局から収集された前記測定データを用いて前記通信負荷の推定動作を実行することを特徴とする付記52に記載の通信負荷推定装置。
(付記54)
前記取得手段は、アプリケーションレベルで前記ネットワークの前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データを取得し、前記推定手段は前記測定データを用いて前記通信負荷の推定動作を実行する、ことを特徴とする付記29−38のいずれか1項に記載の通信負荷推定装置。
(付記55)
前記推定手段は、複数の無線端末により測定された前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データに基づいてそれぞれ負荷推定を行い、その推定結果を統計処理する、ことを特徴とする付記52または53に記載の通信負荷推定装置。
(付記56)
前記ネットワークの通信事業者が前記無線端末の通信事業者と異なることを特徴とする付記52、53または55に記載の通信負荷推定装置。
(付記57)
無線通信システムにおける無線局であって、
少なくとも、全受信電力を含む第1品質指標と参照信号の信号対雑音干渉比を含む第2品質指標の測定データを取得する取得手段と、
少なくとも前記第1品質指標および前記第2品質指標を用いてネットワークの通信負荷を推定する推定手段と、
を有することを特徴とする無線局。
(付記58)
前記推定手段は前記全受信電力から前記信号対雑音干渉比に含まれる干渉雑音電力成分を差し引いた結果に基づいて前記通信負荷を推定することを特徴とする付記57に記載の無線局。
(付記59)
前記推定手段は、前記第1品質指標と前記第2品質指標とをそれぞれ複数回測定した結果を用いて前記通信負荷を推定することを特徴とする付記57または58に記載の無線局。
(付記60)
前記推定手段は前記複数回の測定により得られた測定値を統計処理し、その統計処理の結果を用いて前記通信負荷を推定することを特徴とする付記59に記載の無線局。
(付記61)
前記推定手段は前記複数回の測定毎に推定された結果を統計処理することを特徴とする付記59に記載の無線局。
(付記62)
前記推定手段は前記参照信号の受信電力が所定値以上である場合に前記通信負荷の推定動作を実行することを特徴とする付記57−61のいずれか1項に記載の無線局。
(付記63)
前記ネットワークが所定のリソースブロック構成を有する複数のセルを含み、前記参照信号が前記ネットワークのリファレンス信号であることを特徴とする付記57−62のいずれか1項に記載の無線局。
(付記64)
前記通信負荷をuとすれば、前記通信負荷uが次式(1)により算出されることを特徴とする付記63に記載の無線局。
Figure 2014185048
ここで、前記第1品質指標がRSSIあるいはRSRQk、前記第2品質指標がSINRkであり、
RSSI がリファレンス信号RSが多重されたOFDMシンボルの1リソースブロック(1RB)当たりの受信信号電力、
pk がセルCell_kのリファレンス信号RSの1リソースエレメント当たりの受信信号電力(RSRPk)、
SINRk がセルCell_kのRS信号の受信信号電力と干渉信号電力+雑音電力との比、および
RSRQk がセルCell_kのRS信号の受信信号電力とRSSIとの比、
である。
(付記65)
前記ネットワークが前記パイロット信号とユーザ送信信号とを符号分割多重する方式であり、前記参照信号は前記パイロット信号であることを特徴とする付記57−62のいずれか1項に記載の無線局。
(付記66)
前記通信負荷をuとすれば、前記通信負荷uが次式(2)により推定されることを特徴とする付記65に記載の無線局。
Figure 2014185048
ここで、前記第1品質指標がRSSIあるいはEc/Nok、前記第2品質指標がSINRkであり、
RSSI が帯域内の受信信号電力、
pk がセルCell_kのパイロット信号(PS)の受信信号電力(RSRPk)、
SINRk がセルCell_kのPS信号の受信信号電力と干渉信号電力+雑音電力との比、
Ec/Nok がセルCell_kのPS信号の受信信号電力とRSSIとの比、および
SF が拡散率
である。
(付記67)
前記推定手段は複数のネットワークの通信負荷をそれぞれ推定することを特徴とする付記57−66のいずれか1項に記載の無線局。
(付記68)
前記ネットワークの通信負荷に基づいてネットワークを選択するネットワーク選択手段を更に有することを特徴とする付記57−67のいずれか1項に記載の無線局。
(付記69)
前記推定手段は、少なくとも1つのネットワークの通信負荷を推定し、他の無線端末から当該他の無線端末が推定した他のネットワークの通信負荷を取得し、
前記ネットワーク選択手段は各ネットワークの通信負荷に基づいてネットワークを選択することを特徴とする付記68に記載の無線局。
(付記70)
前記取得手段は他の無線端末から当該他の無線端末が測定した他のネットワークの前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データを取得し、
前記推定手段は少なくとも1つのネットワークの前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データと前記他のネットワークの前記測定データとに基づいて各ネットワークの通信負荷を推定し、
前記ネットワーク選択手段は各ネットワークの通信負荷に基づいてネットワークを選択することを特徴とする付記68に記載の無線局。
(付記71)
前記取得手段は他の無線端末から当該他の無線端末の無線品質を示す簡易無線品質情報を取得し、
前記推定手段はネットワークの前記第1品質指標および前記第2品質指標を用いて前記ネットワークの通信負荷を推定し、
前記ネットワーク選択手段は、前記簡易無線品質情報と各ネットワークの通信負荷とに基づいてネットワークを選択する、
ことを特徴とする付記67または68に記載の無線局。
(付記72)
前記取得手段は、アプリケーションレベルで前記ネットワークの前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データを取得し、前記推定手段は前記測定データを用いて前記通信負荷の推定動作を実行する、ことを特徴とする付記57−71のいずれか1項に記載の無線局。
(付記73)
前記推定手段は、複数の無線端末により測定された前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データに基づいてそれぞれ負荷推定を行い、その推定結果を統計処理する、ことを特徴とする付記57−71のいずれか1項に記載の無線局。
(付記74)
無線通信システムにおける無線局の上位装置であって、
少なくとも、全受信電力を含む第1品質指標と参照信号の信号対雑音干渉比を含む第2品質指標の測定データを無線局から取得する取得手段と、
少なくとも前記第1品質指標および前記第2品質指標を用いてネットワークの通信負荷を推定する推定手段と、
を有することを特徴とする上位装置。
(付記75)
前記推定手段は前記全受信電力から前記信号対雑音干渉比に含まれる干渉雑音電力成分を差し引いた結果に基づいて前記通信負荷を推定することを特徴とする付記74に記載の上位装置。
(付記76)
前記推定手段は、前記第1品質指標と前記第2品質指標とをそれぞれ複数回測定した結果を用いて前記通信負荷を推定することを特徴とする付記74または75に記載の上位装置。
(付記77)
前記推定手段は前記複数回の測定により得られた測定データを統計処理し、その統計処理の結果を用いて前記通信負荷を推定することを特徴とする付記76に記載の上位装置。
(付記78)
前記推定手段は前記複数回の測定毎に推定された結果を統計処理することを特徴とする付記76に記載の上位装置。
(付記79)
前記推定手段は前記参照信号の受信電力が所定値以上である場合に前記通信負荷の推定動作を実行することを特徴とする付記74−78のいずれか1項に記載の上位装置。
(付記80)
前記ネットワークが所定のリソースブロック構成を有する複数のセルを含み、前記参照信号が前記ネットワークのリファレンス信号であることを特徴とする付記74−79のいずれか1項に記載の上位装置。
(付記81)
前記通信負荷をuとすれば、前記通信負荷uが次式(1)により算出されることを特徴とする付記81に記載の上位装置。
Figure 2014185048
ここで、前記第1品質指標がRSSIあるいはRSRQk、前記第2品質指標がSINRkであり、
RSSI がリファレンス信号RSが多重されたOFDMシンボルの1リソースブロック(1RB)当たりの受信信号電力、
pk がセルCell_kのリファレンス信号RSの1リソースエレメント当たりの受信信号電力(RSRPk)、
SINRk がセルCell_kのRS信号の受信信号電力と干渉信号電力+雑音電力との比、および
RSRQk がセルCell_kのRS信号の受信信号電力とRSSIとの比、
である。
(付記82)
前記ネットワークが前記パイロット信号とユーザ送信信号とを符号分割多重する方式であり、前記参照信号は前記パイロット信号であることを特徴とする付記74−79のいずれか1項に記載の上位装置。
(付記83)
前記通信負荷をuとすれば、前記通信負荷uが次式(2)により推定されることを特徴とする付記82に記載の上位装置。
Figure 2014185048
ここで、前記第1品質指標がRSSIあるいはEc/Nok、前記第2品質指標がSINRkであり、
RSSI が帯域内の受信信号電力、
pk がセルCell_kのパイロット信号(PS)の受信信号電力(RSRPk)、
SINRk がセルCell_kのPS信号の受信信号電力と干渉信号電力+雑音電力との比、
Ec/Nok がセルCell_kのPS信号の受信信号電力とRSSIとの比、および
SF が拡散率
である。
(付記84)
前記推定手段は複数のネットワークの通信負荷をそれぞれ推定することを特徴とする付記74−83のいずれか1項に記載の上位装置。
(付記85)
無線局およびその上位装置の少なくとも一方を有する無線通信システムであって、
前記無線局あるいは前記上位装置が、全受信電力を含む第1品質指標と参照信号の信号対雑音干渉比を含む第2品質指標とを少なくとも用いて前記ネットワークの通信負荷を推定する、ことを特徴とする無線通信システム。
(付記86)
前記全受信電力から前記信号対雑音干渉比に含まれる干渉雑音電力成分を差し引いた結果に基づいて前記通信負荷を推定することを特徴とする付記85に記載の無線通信システム。
(付記87)
前記第1品質指標と前記第2品質指標とをそれぞれ複数回測定した結果を用いて前記通信負荷を推定することを特徴とする付記85または86に記載の無線通信システム。
(付記88)
前記複数回の測定により得られた測定値の統計処理を用いて前記通信負荷を推定することを特徴とする付記87に記載の無線通信システム。
(付記89)
前記複数回の測定毎に推定された結果の統計処理により前記通信負荷を算出することを特徴とする付記87に記載の無線通信システム。
(付記90)
前記参照信号の受信電力が所定値以上である場合に前記通信負荷の推定動作を実行することを特徴とする付記85−89のいずれか1項に記載の無線通信システム。
(付記91)
前記ネットワークが所定のリソースブロック構成を有する複数のセルを含み、前記参照信号が前記ネットワークのリファレンス信号であることを特徴とする付記85−90のいずれか1項に記載の無線通信システム。
(付記92)
前記通信負荷をuとすれば、前記通信負荷uが次式(1)により算出されることを特徴とする付記91に記載の無線通信システム。
Figure 2014185048
ここで、前記第1品質指標がRSSIあるいはRSRQk、前記第2品質指標がSINRkであり、
RSSI がリファレンス信号RSが多重されたOFDMシンボルの1リソースブロック(1RB)当たりの受信信号電力、
pk がセルCell_kのリファレンス信号RSの1リソースエレメント当たりの受信信号電力(RSRPk)、
SINRk がセルCell_kのRS信号の受信信号電力と干渉信号電力+雑音電力との比、および
RSRQk がセルCell_kのRS信号の受信信号電力とRSSIとの比、
である。
(付記93)
前記ネットワークが前記パイロット信号とユーザ送信信号とを符号分割多重する方式であり、前記参照信号は前記パイロット信号であることを特徴とする付記85−90のいずれか1項に記載の無線通信システム。
(付記94)
前記通信負荷をuとすれば、前記通信負荷uが次式(2)により推定されることを特徴とする付記93に記載の無線通信システム。
Figure 2014185048
ここで、前記第1品質指標がRSSIあるいはEc/Nok、前記第2品質指標がSINRkであり、
RSSI が帯域内の受信信号電力、
pk がセルCell_kのパイロット信号(PS)の受信信号電力(RSRPk)、
SINRk がセルCell_kのPS信号の受信信号電力と干渉信号電力+雑音電力との比、
Ec/Nok がセルCell_kのPS信号の受信信号電力とRSSIとの比、および
SF が拡散率
である。
本発明はネットワーク負荷を利用する無線通信システム、たとえば無線パラメータやネットワーク設定の最適化を自律的に実行する無線通信システムなどに適用可能である。
1 通信負荷推定機能
Q1 第1品質指標
Q2 第2品質指標
10、10a、10b 負荷推定装置
11 無線通信部
12 負荷推定部
13 統計処理部
14 データ処理部
30 無線局
31 無線通信部
32 送受信データ処理部
33 通信負荷推定部
34 制御部
40、40a、40b、41、42、43a、43b、44 無線基地局
50、50a、50b、51 無線セル
60、61、62、63、64 通信回線
70 端末測定データベース
71 上位装置
72 サーバ
100、100a、100b、100c、100d 無線端末
200a、200b、200c、200d 無線端末

Claims (57)

  1. ネットワークの通信負荷を推定する方法であって、
    全受信電力を含む第1品質指標と参照信号の信号対雑音干渉比を含む第2品質指標とを少なくとも用いて前記ネットワークの通信負荷を推定することを特徴とする通信負荷推定方法。
  2. 前記全受信電力から前記信号対雑音干渉比に含まれる干渉雑音電力成分を差し引いた結果に基づいて前記通信負荷を推定することを特徴とする請求項1に記載の通信負荷推定方法。
  3. 前記第1品質指標と前記第2品質指標とをそれぞれ複数回測定した結果を用いて前記通信負荷を推定することを特徴とする請求項1または2に記載の通信負荷推定方法。
  4. 前記複数回の測定により得られた測定値の統計処理を含むことを特徴とする請求項3に記載の通信負荷推定方法。
  5. 前記複数回の測定毎に推定された結果の統計処理を含むことを特徴とする請求項3に記載の通信負荷推定方法。
  6. 前記参照信号の受信電力が所定値以上である場合に前記通信負荷の推定動作を実行することを特徴とする請求項1−5のいずれか1項に記載の通信負荷推定方法。
  7. 前記ネットワークが所定のリソースブロック構成を有する複数のセルを含み、前記参照信号が前記ネットワークのリファレンス信号であることを特徴とする請求項1−6のいずれか1項に記載の通信負荷推定方法。
  8. 前記通信負荷をuとすれば、前記通信負荷uが次式(1)により算出されることを特徴とする請求項7に記載の通信負荷推定方法。
    Figure 2014185048
    ここで、前記第1品質指標がRSSIあるいはRSRQk、前記第2品質指標がSINRkであり、
    RSSI がリファレンス信号RSが多重されたOFDMシンボルの1リソースブロック(1RB)当たりの受信信号電力、
    pk がセルCell_kのリファレンス信号RSの1リソースエレメント当たりの受信信号電力(RSRPk)、
    SINRk がセルCell_kのRS信号の受信信号電力と干渉信号電力+雑音電力との比、および
    RSRQk がセルCell_kのRS信号の受信信号電力とRSSIとの比、
    である。
  9. 前記ネットワークが前記パイロット信号とユーザ送信信号とを符号分割多重する方式であり、前記参照信号は前記パイロット信号であることを特徴とする請求項1−6のいずれか1項に記載の通信負荷推定方法。
  10. 前記通信負荷をuとすれば、前記通信負荷uが次式(2)により推定されることを特徴とする請求項9に記載の通信負荷推定方法。
    Figure 2014185048
    ここで、前記第1品質指標がRSSIあるいはEc/Nok、前記第2品質指標がSINRkであり、
    RSSI が帯域内の受信信号電力、
    pk がセルCell_kのパイロット信号(PS)の受信信号電力(RSRPk)、
    SINRk がセルCell_kのPS信号の受信信号電力と干渉信号電力+雑音電力との比、
    Ec/Nok がセルCell_kのPS信号の受信信号電力とRSSIとの比、および
    SF が拡散率
    である。
  11. 無線通信システムにおける無線局が前記通信負荷の推定動作を実行することを特徴とする請求項1−10のいずれか1項に記載の通信負荷推定方法。
  12. 前記無線局が少なくとも1つの無線端末を管理する場合、前記無線端末が前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定を実行し、前記無線局へ通知することを特徴とする請求項11に記載の通信負荷推定方法。
  13. 無線通信システムにおける無線基地局およびその上位装置の少なくとも一方が推定対象セルの通信負荷の推定動作を実行することを特徴とする請求項1−10のいずれか1項に記載の通信負荷推定方法。
  14. 前記無線基地局が管理するセルに接続している無線端末が前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定を実行することを特徴とする請求項13に記載の通信負荷推定方法。
  15. 前記通信負荷の推定動作に関して前記無線基地局と協力する他の無線基地局がある場合、当該他の無線基地局が管理するセルに接続している無線端末が前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定を実行することを特徴とする請求項13に記載の通信負荷推定方法。
  16. 前記推定対象セルに接続している無線端末が前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定を実行することを特徴とする請求項13に記載の通信負荷推定方法。
  17. 前記推定対象セルを管理する第3の無線基地局と前記無線基地局とが前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データを格納した共通のデータベースを利用することを特徴とする請求項16に記載の通信負荷推定方法。
  18. 前記推定対象セル内に位置する無線端末がLogged MDT(Minimization of Drive Test)モードで動作する場合、当該無線端末が前記無線基地局に接続したときに前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データを前記無線基地局へ通知することを特徴とする請求項16または17に記載の通信負荷推定方法。
  19. 前記通信負荷の推定動作は、複数の無線端末により測定された前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データに基づいてそれぞれ負荷推定を行い、その推定結果を統計処理することで実行される、ことを特徴とする請求項13−18のいずれか1項に記載の通信負荷推定方法。
  20. 無線通信システムにおける無線端末が前記通信負荷の推定動作を実行することを特徴とする請求項1−10のいずれか1項に記載の通信負荷推定方法。
  21. 前記無線端末が複数のネットワークの通信負荷をそれぞれ推定することを特徴とする請求項20に記載の通信負荷推定方法。
  22. 前記無線端末が少なくとも1つのネットワークの通信負荷を推定し、他の無線端末から当該他の無線端末が推定した他のネットワークの通信負荷を取得することを特徴とする請求項20または21に記載の通信負荷推定方法。
  23. 前記無線端末が少なくとも1つのネットワークの通信負荷を推定し、他の無線端末から当該他の無線端末が測定した他のネットワークの前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データを取得することを特徴とする請求項20または21に記載の通信負荷推定方法。
  24. 無線通信システムにおける無線局のアプリケーションレベルで前記ネットワークの前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データの取得が実行されることを特徴とする請求項1−10のいずれか1項に記載の通信負荷推定方法。
  25. 前記無線通信システムのサーバが前記測定データを収集し、前記通信負荷の推定動作を実行することを特徴とする請求項24に記載の通信負荷推定方法。
  26. 前記無線局が前記通信負荷の推定動作を実行することを特徴とする請求項24に記載の通信負荷推定方法。
  27. 前記通信負荷の推定動作は、複数の無線端末により測定された前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データに基づいてそれぞれ負荷推定を行い、その推定結果を統計処理することで実行される、ことを特徴とする請求項24−26のいずれか1項に記載の通信負荷推定方法。
  28. 前記ネットワークの通信事業者が前記無線局の通信事業者と異なることを特徴とする請求項24−27のいずれか1項に記載の通信負荷推定方法。
  29. ネットワークの通信負荷を推定する装置であって、
    少なくとも全受信電力を含む第1品質指標と参照信号の信号対雑音干渉比を含む第2品質指標との測定データを取得する取得手段と、
    少なくとも前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データを用いて前記ネットワークの通信負荷を推定する推定手段と、
    を有することを特徴とする通信負荷推定装置。
  30. 前記推定手段は前記全受信電力から前記信号対雑音干渉比に含まれる干渉雑音電力成分を差し引いた結果に基づいて前記通信負荷を推定することを特徴とする請求項29に記載の通信負荷推定装置。
  31. 前記推定手段は、前記第1品質指標と前記第2品質指標とをそれぞれ複数回測定した結果を用いて前記通信負荷を推定することを特徴とする請求項29または30に記載の通信負荷推定装置。
  32. 前記推定手段は前記複数回の測定により得られた測定値を統計処理し、その統計処理の結果を用いて前記通信負荷を推定することを特徴とする請求項31に記載の通信負荷推定装置。
  33. 前記推定手段は前記複数回の測定毎に推定された結果を統計処理することを特徴とする請求項31に記載の通信負荷推定装置。
  34. 前記推定手段は前記参照信号の受信電力が所定値以上である場合に前記通信負荷の推定動作を実行することを特徴とする請求項29−33のいずれか1項に記載の通信負荷推定装置。
  35. 前記ネットワークが所定のリソースブロック構成を有する複数のセルを含み、前記参照信号が前記ネットワークのリファレンス信号であることを特徴とする請求項29−34のいずれか1項に記載の通信負荷推定装置。
  36. 前記通信負荷をuとすれば、前記通信負荷uが次式(1)により算出されることを特徴とする請求項35に記載の通信負荷推定装置。
    Figure 2014185048
    ここで、前記第1品質指標がRSSIあるいはRSRQk、前記第2品質指標がSINRkであり、
    RSSI がリファレンス信号RSが多重されたOFDMシンボルの1リソースブロック(1RB)当たりの受信信号電力、
    pk がセルCell_kのリファレンス信号RSの1リソースエレメント当たりの受信信号電力(RSRPk)、
    SINRk がセルCell_kのRS信号の受信信号電力と干渉信号電力+雑音電力との比、および
    RSRQk がセルCell_kのRS信号の受信信号電力とRSSIとの比、
    である。
  37. 前記ネットワークが前記パイロット信号とユーザ送信信号とを符号分割多重する方式であり、前記参照信号は前記パイロット信号であることを特徴とする請求項29−34のいずれか1項に記載の通信負荷推定装置。
  38. 前記通信負荷をuとすれば、前記通信負荷uが次式(2)により推定されることを特徴とする請求項37に記載の通信負荷推定装置。
    Figure 2014185048
    ここで、前記第1品質指標がRSSIあるいはEc/Nok、前記第2品質指標がSINRkであり、
    RSSI が帯域内の受信信号電力、
    pk がセルCell_kのパイロット信号(PS)の受信信号電力(RSRPk)、
    SINRk がセルCell_kのPS信号の受信信号電力と干渉信号電力+雑音電力との比、
    Ec/Nok がセルCell_kのPS信号の受信信号電力とRSSIとの比、および
    SF が拡散率
    である。
  39. 無線通信システムにおける無線局であって、
    少なくとも全受信電力を含む第1品質指標と参照信号の信号対雑音干渉比を含む第2品質指標との測定データを取得する取得手段と、
    少なくとも前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データを用いてネットワークの通信負荷を推定する推定手段と、
    を有することを特徴とする無線局。
  40. 前記推定手段は前記全受信電力から前記信号対雑音干渉比に含まれる干渉雑音電力成分を差し引いた結果に基づいて前記通信負荷を推定することを特徴とする請求項39に記載の無線局。
  41. 前記推定手段は、前記第1品質指標と前記第2品質指標とをそれぞれ複数回測定した結果を用いて前記通信負荷を推定することを特徴とする請求項39または40に記載の無線局。
  42. 前記推定手段は前記複数回の測定により得られた測定値を統計処理し、その統計処理の結果を用いて前記通信負荷を推定することを特徴とする請求項41に記載の無線局。
  43. 前記推定手段は前記複数回の測定毎に推定された結果を統計処理することを特徴とする請求項41に記載の無線局。
  44. 前記推定手段は前記参照信号の受信電力が所定値以上である場合に前記通信負荷の推定動作を実行することを特徴とする請求項39−43のいずれか1項に記載の無線局。
  45. 前記ネットワークが所定のリソースブロック構成を有する複数のセルを含み、前記参照信号が前記ネットワークのリファレンス信号であることを特徴とする請求項39−44のいずれか1項に記載の無線局。
  46. 前記通信負荷をuとすれば、前記通信負荷uが次式(1)により算出されることを特徴とする請求項45に記載の無線局。
    Figure 2014185048
    ここで、前記第1品質指標がRSSIあるいはRSRQk、前記第2品質指標がSINRkであり、
    RSSI がリファレンス信号RSが多重されたOFDMシンボルの1リソースブロック(1RB)当たりの受信信号電力、
    pk がセルCell_kのリファレンス信号RSの1リソースエレメント当たりの受信信号電力(RSRPk)、
    SINRk がセルCell_kのRS信号の受信信号電力と干渉信号電力+雑音電力との比、および
    RSRQk がセルCell_kのRS信号の受信信号電力とRSSIとの比、
    である。
  47. 前記ネットワークが前記パイロット信号とユーザ送信信号とを符号分割多重する方式であり、前記参照信号は前記パイロット信号であることを特徴とする請求項39−44のいずれか1項に記載の無線局。
  48. 前記通信負荷をuとすれば、前記通信負荷uが次式(2)により推定されることを特徴とする請求項47に記載の無線局。
    Figure 2014185048
    ここで、前記第1品質指標がRSSIあるいはEc/Nok、前記第2品質指標がSINRkであり、
    RSSI が帯域内の受信信号電力、
    pk がセルCell_kのパイロット信号(PS)の受信信号電力(RSRPk)、
    SINRk がセルCell_kのPS信号の受信信号電力と干渉信号電力+雑音電力との比、
    Ec/Nok がセルCell_kのPS信号の受信信号電力とRSSIとの比、および
    SF が拡散率
    である。
  49. 前記推定手段は複数のネットワークの通信負荷をそれぞれ推定することを特徴とする請求項39−48のいずれか1項に記載の無線局。
  50. 前記ネットワークの通信負荷に基づいてネットワークを選択するネットワーク選択手段を更に有することを特徴とする請求項39−49のいずれか1項に記載の無線局。
  51. 前記推定手段は、少なくとも1つのネットワークの通信負荷を推定し、他の無線端末から当該他の無線端末が推定した他のネットワークの通信負荷を取得し、
    前記ネットワーク選択手段は各ネットワークの通信負荷に基づいてネットワークを選択することを特徴とする請求項50に記載の無線局。
  52. 前記取得手段は他の無線端末から当該他の無線端末が測定した他のネットワークの前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データを取得し、
    前記推定手段は少なくとも1つのネットワークの前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データと前記他のネットワークの前記測定データとに基づいて各ネットワークの通信負荷を推定し、
    前記ネットワーク選択手段は各ネットワークの通信負荷に基づいてネットワークを選択することを特徴とする請求項50に記載の無線局。
  53. 前記取得手段は他の無線端末から当該他の無線端末の無線品質を示す簡易無線品質情報を取得し、
    前記推定手段はネットワークの前記第1品質指標および前記第2品質指標を用いて前記ネットワークの通信負荷を推定し、
    前記ネットワーク選択手段は、前記簡易無線品質情報と各ネットワークの通信負荷とに基づいてネットワークを選択する、
    ことを特徴とする請求項49または50に記載の無線局。
  54. 前記取得手段は、アプリケーションレベルで前記ネットワークの前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データを取得し、前記推定手段は前記測定データを用いて前記通信負荷の推定動作を実行する、ことを特徴とする請求項39−53のいずれか1項に記載の無線局。
  55. 前記推定手段は、複数の無線端末により測定された前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データに基づいてそれぞれ負荷推定を行い、その推定結果を統計処理する、ことを特徴とする請求項39−53のいずれか1項に記載の無線局。
  56. 無線通信システムにおける無線局の上位装置であって、
    少なくとも全受信電力を含む第1品質指標と参照信号の信号対雑音干渉比を含む第2品質指標との測定データを無線局から取得する取得手段と、
    少なくとも前記第1品質指標および前記第2品質指標の測定データを用いてネットワークの通信負荷を推定する推定手段と、
    を有することを特徴とする上位装置。
  57. 無線局およびその上位装置の少なくとも一方を有する無線通信システムであって、
    前記無線局あるいは前記上位装置が、全受信電力を含む第1品質指標と参照信号の信号対雑音干渉比を含む第2品質指標とを少なくとも用いて前記ネットワークの通信負荷を推定する、ことを特徴とする無線通信システム。
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