JPWO2014122763A1 - Cadデータの処理装置および処理方法 - Google Patents

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Abstract

CADデータ併合の効率化や、併合作業における漏れや誤りを抑制可能な処理装置や処理方法を提供するする。複数の要素と、前記複数の要素のそれぞれに対応付けられた属性データを有する3次元CADデータの処理装置において、複数のCADデータを読み込む手段と、第1のCADデータから前記属性データを抽出する属性抽出手段と、前記第1のCADデータと第2のCADデータに含まれる位置情報を利用して対応関係を抽出する対応関係抽出手段と、抽出された前記対応関係にもとづいて、前記第2のCADデータに前記第1のCADデータから抽出された属性データを付与する属性付与手段と、属性データを付与されたデータを出力する手段を備えたことを特徴とする。

Description

本発明は、主として各種工業製品の設計を支援する装置および方法に関する。特に、1つの製品を複数の担当者が分担して行う作業を支援する装置および方法に関する。
CADシステムなどで3次元形状データを扱う各種製品の設計は、複数の担当者が共同で行うことがある。
たとえばプラントや建築物などの構造物を設計する場合、概略設計、基本設計、詳細設計と設計が進捗するとき、それぞれを異なる設計者が行うケース、詳細設計を部位ごとに分担するケースなどがある。このようなケースでは、上流の設計で作成したCADデータを下流の設計者に渡し、下流の設計者はそれを参考にしながら詳細なCADデータを作成することがある。このとき、設計に利用するCADシステムは同一の場合もあるし、異なる場合もある。異なるCADシステムを利用する場合はもとより、同一のCADシステムを利用する場合でも、下流の設計では、上流の設計のデータを変更して詳細化することもあるが、新たなデータを作成し直すことも多い。下流の詳細設計が完了すると、部品製作、組立、建設の支援のために、個別に作成したCADデータを併合する(まとめる)必要がある。
CADデータには、形状データに付随する属性データがある。属性データは文字列などで構成され、名称、管理番号、材質、設計者名、設計日、製作日、組立日、建設日などを表すことができる。上記の設計手順では、上流の設計では全体の計画が目的であるため全体工程として重要な建設日を属性として記録する、また下流の詳細設計では個別の部品の設計が目的であるため部品の製作日を属性として記録する、というような利用方法が一般的である。この状態で下流の詳細設計で個別に作成したCADデータをそのまま併合すると、上流の設計で記録した建設日の属性が併合されたデータには含まれない。これを防ぐには、詳細設計の際または併合を行う際に上流の設計のCADデータに記録されていた属性データを入力しなおす必要がある。
この属性データの入れ直しの操作を行うときは、まず上流の設計で利用したCADシステムを起動させ、上流の設計のCADデータを読み込んで表示させ、要素(部品)の属性を参照し、次に下流の詳細設計で利用したCADシステムを起動させ、詳細設計のCADデータを読み込んで、対応する要素(部品)を特定し、特定した要素に元の属性データを新規入力または追加するという作業が必要になる。
これまで、この作業を自動的に行う装置および方法は存在していない。
特許文献1には、CADデータから属性データを抽出し、属性データのみを別ウインドウへ表示する方法が開示されている。
特許文献2には、2つのCADデータを比較し、形状および位置が同一かどうかを判定する方法が開示されている。また違いがあるときに差分を明示する方法も開示されている。また同一性の判定にそれぞれに付属する属性データの同一性を利用する方法も開示されている。
特開2008-59330号公報 特許4860272号公報
概略設計、基本設計、詳細設計などを複数の設計者が分担して行った後、作成したCADデータを併合する作業は煩雑である。特に属性データを併合する処理は単純作業でありながら自動的に処理することはできなかった。それは、対応する要素の特定が難しいからである。概略設計、基本設計、詳細設計ではCADデータが表す形状は異なっている。単純に形が異なるだけでなく、一方の設計で1つの要素(部品)として作成した要素が、別の工程の設計では複数の要素(部品)に展開される場合、また逆の場合もある。このため単純に形状および位置が同一かどうかを判定してもほとんどの要素が異なるという結果になり対応要素は見つからない。また仮に各要素に名称や管理番号を付与しておくとしても、要素(部品)の数が変わることがあり、単純に対応する要素に同一の名称や管理番号を付与するということができない。
本発明は以上に鑑みてなされたものであり,CADデータ併合の効率化や、併合作業における漏れや誤りを抑制可能な処理装置や処理方法を提供することを目的とする。
複数の要素と、前記複数の要素のそれぞれに対応付けられた属性データを有する3次元CADデータの処理装置において、複数のCADデータを読み込む手段と、第1のCADデータから前記属性データを抽出する属性抽出手段と、前記第1のCADデータと第2のCADデータに含まれる位置情報を利用して対応関係を抽出する対応関係抽出手段と、抽出された前記対応関係にもとづいて、前記第2のCADデータに前記第1のCADデータから抽出された属性データを付与する属性付与手段と、属性データを付与されたデータを出力する手段を備えたことを特徴とする。
本発明によれば,CADデータ併合の効率化や、併合作業における漏れや誤りを抑制可能な処理装置や処理方法が提供できる。
処理装置および周辺機器の概略を表す図 概略、基本、詳細の各設計工程での典型的なCADデータを表す図 典型的なCADデータに属性データが付与されている状態をイメージ的に表す図 基本設計データ記憶部に記憶された基本設計データのテーブル構成およびデータの例を示す図 詳細設計データ記憶部に記憶された詳細設計データのテーブル構成およびデータの例を示す図 要素属性データ記憶部に記憶された要素属性データのテーブル構成およびデータの例を示す図 対応関係データ記憶部に記憶された対応関係データのテーブル構成およびデータの例を示す図 処理装置が行う処理のフローを示す図 対応関係抽出部が行う処理のフローを示す図 属性付与部が行う処理のフローを示す図 併合CADデータ記憶部に記憶された対応関係データのテーブル構成およびデータの例を示す図 併合CADデータが出力表示された画面スクリーンの図
以下,実施例を図面を用いて説明する。
実施例の説明の前に、説明に利用する典型的な設計の工程および対象を説明する。
設計は概略設計、基本設計、詳細設計という順序で、それぞれ3次元の形状および属性を扱うCADシステムを利用して行われる。設計の進捗によって表現するデータの詳細度が異なる。たとえば構造物の柱を表すデータは、設計初期の概略設計では1本の直線で表現する(図2a)。その後基本設計では断面が「ロ」、「H」、「L」などの文字の形をした形鋼の形状で表現する(図2b)。さらに最終段階の詳細設計では梁との接続部分の突起やボルト穴などの形状部分も追加されたデータで表現する(図2c)。また詳細設計では製造の単位となる部品ごとに区別したデータとして構成するが、初期の概略設計では直線状に並ぶ複数の柱を合体させて1本の直線で表すこともある。
また各データには、データを構成する要素(部品)に、名称、管理番号、材質、設計者名、設計日、製作日、組立日、建設日などを属性データとして付属させる。属性データの例をイメージ的に図3に示す。各形状データは図2と対応しており、(a)では各柱の建設完了日、荷重負荷などが属性として付加されている。同様に(b)では組立完了日、鋼材の型式、材質などが属性として付加されており、(c)では製作完了日、溶接方法などが属性として付加されている。ここではそれぞれ、概略設計、基本設計、詳細設計で必要となる典型的な属性データの一部を示しており、本発明は属性の項目や表現方法をこの形態に限定するものではない。
以上説明した設計の工程および対象を想定するとき、本実施例は概略設計と基本設計の間でも、基本設計と詳細設計の間でも適用できる。以下では基本設計と詳細設計の間で適用する場合を中心に説明する。なお本実施例では典型的な利用場面を想定して説明するが、本発明の適用場面はこれに限定するものではない。たとえば強度設計のCADデータと電気設計のCADデータというような設計視点の異なるCADデータや、単純に設計変更の前のデータと設計変更の後のデータの間で処理する装置も本発明に含まれる。
図1は,本発明における処理装置(100)および周辺機器の概略図である.
入出力装置(101)は,基本設計のCADデータおよび詳細設計のCADデータの入力,出力の指示,作成データの出力などを行なうものであり,計算機の一般的な入出力装置であるキーボード,マウス,ディスプレイ,プリンタなどで構成するのが好ましい。ただし,装置構成はこれに限定するものではない。
入出力インタフェース(110)は,処理装置(100)の一部であり,入出力装置(101)とデータの交換を行なう。
記憶装置(130)は,各種のデータを記憶する部分であり、以下の記憶部から構成されている。
基本設計データ記憶部(131)は,入出力装置(101)から入力された基本設計のCADデータを記憶する部分である。本実施例では一般的なCADシステムが処理する、形状のデータ、形状に付属する各種属性データ、個別の形状データのグループ関係や相対関係を表すデータなどによって構成する。
詳細設計データ記憶部(132)は,入出力装置(101)から入力された詳細設計のCADデータを記憶する部分である。本実施例では基本設計データ記憶部(131)と同様に、一般的なCADシステムが処理する、形状のデータ、形状に付属する各種属性データ、個別の形状データのグループ関係や相対関係を表すデータなどによって構成する。基本設計データ記憶部(131)と詳細設計データ記憶部(132)は,まったく同一の形式で表現されたデータを記憶しても良いし、異なる形式のデータを記憶しても良い。異なる形式の例としては、たとえば3次元空間で円を表す時に、中心点、面の方向、半径で表す形式と、中心点、面の方向、直径で表す形式がある。形式が異なっていても、同一の形状を表すことができる。なお本発明では、基本設計データ記憶部(131)、詳細設計データ記憶部(132)に記憶するデータの形式は限定しない。
要素属性データ記憶部(133)は,後述する属性抽出部(142)によって作成される、基本設計のCADデータに含まれる要素に付加された属性のデータを記憶する部分である。
対応関係データ記憶部(134)は,後述する対応関係抽出部(143)によって作成される、基本設計のCADデータに含まれる要素と、詳細設計のCADデータに含まれる要素の対応関係を表すデータを記憶する部分である。
併合CADデータ記憶部(135)は,後述する属性付与部(144)によって作成される、詳細設計のCADデータに、基本設計のCADデータに含まれる属性を付与したデータを記憶する部分である。
演算装置(140)は,入出力インタフェース(110)から入力されるデータおよび記憶装置(130)に記憶されたデータを処理する以下の処理部から構成されている。
入力制御部(141)は,入出力装置から入力されるデータを指令,データなどに区分し,記憶装置や演算装置の各部へ転送する処理を行なう部分である。特に主要なデータとしては、基本設計のCADデータを基本設計データ記憶部(131)に転送し、詳細設計のCADデータを詳細設計データ記憶部(132)に転送する。
属性抽出部(142)は,基本設計データ記憶部(131)に記憶されている基本設計データの各要素に付与されている属性データを抽出し、その結果を要素属性データ記憶部(133)へ記録する部分である。
対応関係抽出部(143)は,基本設計データ記憶部(131)に記憶されている基本設計データの各要素と、詳細設計データ記憶部(132)に記録されている詳細設計データの各要素から、要素の対応関係を抽出し、その結果のデータを作成し、対応関係データ記憶部(134)へ記録する部分である。
属性付与部(144)は,要素属性データ記憶部(133)に記憶されている各属性データについて、対応関係データ記憶部(134)に記憶されている対応関係を利用して、詳細設計データ記憶部(132)に記憶されている詳細設計のCADデータ中の対応する要素を特定し、その要素に上記属性を付与して、併合CADデータ記憶部(135)へ記録する部分である。
出力制御部(150)は,記憶装置(130)内の各部へ記憶されたデータを出力する制御を行ない,データを入出力装置(101)へ転送する部分である。主たる処理は、併合CADデータ記憶部(135)に記憶された、属性を付与された詳細設計のCADデータを出力装置へ転送する処理である。このデータは、入力された詳細設計のCADデータと同一の形式とするのが好ましく、詳細設計のCADデータを作成したCADシステムで読込表示することができる。ただし本発明は同一の形式に限定するものではない。
図4は、基本設計データ記憶部(131)に記憶されている基本設計データのテーブル構成及びデータの例を示したものである。(a)は形状部分を表している。1行が1本の直線を表しており、図3(b)の柱201が複数の直線で構成されていることを表している。管理番号は基本設計データの各要素を管理するための番号であり、通常は要素ごとに異なる番号を付けるが、本発明ではこの付け方に限定はない。この例では形状としての要素(部品)ごとに異なる番号を付与している。枝番は同一の管理番号の付く複数のデータの区別のための番号である。柱201は複数の行のデータで表すため、枝番で区別している。始点および終点は構成する直線の両端の座標位置を表している。基本設計データにはこれ以外の各種データを追加することもできる。また、直線以外の曲線、面、体積を有する立体などのデータを利用することもできる。
図4(b)は形状に付属する属性データを表している。1行が1項目の属性データを表しており、管理番号が表す形状の要素(部品)に、属性の項目、属性の値が記録されている。たとえば柱201bの管理番号の要素(部品)に、組立完了という項目、2012/9/10という値の属性が付属していることを表している。ひとつの要素に複数の属性を付属させることもでき、これは複数行のデータとして表すことができる。
図5は、詳細設計データ記憶部(132)に記憶されている詳細設計データのテーブル構成及びデータの例を示したものである。この例ではテーブル構成は基本設計データの場合とまったく同一である。上述したように、本発明はこの形式が同一な場合に限定されるものではない。
図6は、要素属性データ記憶部(133)に記憶されている要素属性データのテーブル構成及びデータの例を示したものである。この例ではテーブル構成、データとも図4(b)に示した基本設計データの属性データ部分と同一である。これは、この表現形式が属性を表す形式として一般的なため一致したものであり、本発明はこれに限定されるものではない。
図7は、対応関係データ記憶部(134)に記憶されている対応関係データのテーブル構成及びデータの例を示したものである。1行が1組の対応関係を表しており、例えば基本設計データの管理番号が柱201bである要素(部品)と、詳細設計データの管理番号が柱201cである要素(部品)とが対応しているということを表している。1対多、多対1、多対多の対応関係があるときは、個々の対応関係に展開して複数行で表わす。
図8は、処理装置(100)が行う処理のフローを示す図である。まず入出力インタフェース(110)が入出力装置(101)から基本設計のCADデータを受け取り、基本設計データ記憶部(131)に記録する(1101)。次に、入出力インタフェース(110)が入出力装置(101)から詳細設計のCADデータを受け取り、詳細設計データ記憶部(132)に記録する(1102)。次に属性抽出部(142)が,基本設計データ記憶部(131)に記憶されている基本設計データの各要素に付与されている属性データを抽出し、その結果を要素属性データ記憶部(133)へ記録する(1103)。次に対応関係抽出部(143)が,基本設計データ記憶部(131)に記憶されている基本設計データの各要素と、詳細設計データ記憶部(132)に記録されている詳細設計データの各要素から、要素の対応関係を抽出し、その結果のデータを対応関係データ記憶部(134)へ記録する(1104)。次に属性付与部(144)が,要素属性データ記憶部(133)に記憶されている各属性データについて、対応関係データ記憶部(134)に記憶されている対応関係を利用して、詳細設計データ記憶部(132)に記憶されている詳細設計のCADデータ中の対応する要素を特定し、その要素に上記属性を付与して、併合CADデータ記憶部(135)へ記録する(1105)。最後に出力制御部(150)が,併合CADデータ記憶部(135)に記憶された、属性を付与された詳細設計のCADデータを、入出力インターフェース(110)を介して、入出力装置(101)へ転送する(1106)。
図9は、対応関係抽出部(143)が行う処理(1104)の詳細フローを示す図である。まず基本設計データ記憶部(131)から基本設計データを読み込む(1201)。次に詳細設計データ記憶部(132)から詳細設計データを読み込む(1202)。次に、基本設計データに含まれる要素と、詳細設計データに含まれる要素の対を作成し(1203)、その2つの要素の空間的重なりの有無を判定する(1204)。この結果重なりが存在する場合は、対を構成する要素の管理番号を対応関係データ記憶部(134)へ記録する(1206)。1203からここまでの処理を、すべての組合せの対について行う(1207)。なお基本設計のデータと詳細設計のデータはあらかじめ対応する要素が同一の座標、同一の方向になるように配置されていることが望ましいが、仮に異なっている場合は、この処理を行う前に座標変換処理を行って合致させることができる。本実施例では、空間的重なりが存在すれば対応する要素である可能性が高いと考え、この判定方法を利用している。この方法では、対応要素が1対1の場合だけでなく、1対多、多対1、多対多の場合にも利用できる。なお空間的重なりを厳密に判定したとしても、まれに対応しない要素が重なりを有することがある。したがって、用途によってはユーザが余分な属性の削除を指示する方法も用意している。
空間的重なりの有無の判定は、図形情報処理の分野で広く知られている「干渉チェック」の方法で処理で実行できる。干渉するということは、空間的な重なり部分が存在するということだからである。なお本実施例では、簡略的な方法を利用して処理を簡単化することもできる。たとえば各要素の存在する範囲について、3次元空間中の直行3軸方向、たとえばx、y、z方向の最大座標値、最小座標値を求め、この値で決まる直方体の空間的重なりの有無を判定し、実際の要素の判定を代替することができる。
図10は、属性付与部(144)が行う処理(1105)の詳細フローを示す図である。まず要素属性データ記憶部(133)に記憶されている要素属性データを読み込む(1301)。次にその中から順次1つのデータを取り出し(1302)、そのデータの管理番号が、対応関係データ記憶部(134)に記憶されている対応関係データの基本設計データの項目と同一であるデータを検索する(1303)。たとえば図6に示した最初のデータ「柱201b、組立完了、2012/9/10」を取り出したときは、図7の基本設計データの欄に「柱201b」となるデータが検索される。なおこの検索では、該当するデータが存在しない場合もあるし、複数検索される場合もある。該当するデータが1つ以上存在するときは(1304)、そのデータの属性項目、属性値を、詳細設計データの対応する管理番号の要素に記録する(1305)。上記の例では詳細設計データの「柱201c」が対応するので、詳細設計データの「柱201c」という管理番号を有する要素に、属性項目「組立完了」、属性値「2012/9/10」というデータを記録する。1302からここまでの処理を、すべての要素属性データについて行う(1306)。
なお対応関係データの検索(1303)において対応するデータが検索されなかった場合、その属性データが漏れてしまう恐れがあるので、属性データを付与しない基本設計データの要素の属性データををユーザへ提示するための出力手段を別途設けても良い。そのとき、そのデータの付与されていた箇所を合せて提示するため、元の基本設計データの要素データを形状部分と属性部分を含めて詳細設計データに複写する方法もある。この方法では詳細設計で一部の要素が漏れていた時も漏れた要素が明確になる。また、詳細設計データへ属性データを記録するとき、同一の属性項目、属性値のデータがすでに存在するときは記録を省略するのも好ましい。詳細設計の段階ですでに同一の属性が記録されているとき、冗長なデータが記録されるのを防ぐためである。
上記で説明した処理を行うと、元の詳細設計データに属性が追加して記録され、元のデータがなくなってしまう可能性がある。そこで、属性付与部(144)の処理を行う前に、あらかじめ詳細設計データをすべて複写して併合CADデータ記憶部(135)に記録しておき、このデータに対して上記の処理を行っても良い。図11はこれまで説明してきた処理を、説明に利用したデータに対して行った時に併合CADデータ記憶部(135)に記録される併合データのテーブル構成及びデータの例を示したものである。この例ではテーブル構成は基本設計データ、詳細設計データの場合とまったく同一である。上述したように、本発明はこの形式が同一な場合に限定されるものではない。(a)の形状部分は図5の詳細設計データと変わっていない。(b)の属性部分は、図5(b)の詳細設計データの属性部分に、図4(b)の基本設計データの属性部分が追加されたデータになっている。
本実施例の装置を稼働させたとき、ユーザに対しては以下のような指示、結果などが出力される。最初の基本設計データの読み込み(1101)のとき、次の詳細設計データの読み込み(1102)のときには、それぞれのデータをユーザに指定させるメッセージが出力される。これらのデータは、名称などで特定できるのが好ましいし、候補から選択できるようにするのも良い。その本装置の中に記録されていてもよいし、遠隔地に記録されていて通信路経由で読込を行っても良い。
図12は、処理の終わりに併合データが出力されたとき(図8の1106)、画面に表示された結果の例である。(a)は併合された属性データが形状データとともに表示された状態の例である。また(b)も同様であるがこちらは属性データが一覧で表示されている。属性データをユーザが選択指示すると、その属性が付属している形状データの表示色が変更される。また形状データをユーザが選択指示すると、その形状データに付属している属性データの表示色が変更される。また削除の列に表示されたボタンを指示すると不要な属性データを削除することもできる。この例は併合CADデータが処理装置(100)に接続された入出力装置に表示された場合の例であるが、併合CADデータがたとえばファイルとして出力され、CADシステムなどに転送されたあと、CADシステムでこのような表示が得られる形態も好ましい。
上記で説明した本実施例は、複数の要素である部品と、この複数の部品のそれぞれに対応付けられた属性データを有する3次元CADデータの処理装置において複数の3次元CADデータを読み込む手段である入出力インターフェース110と、第1のCADデータである基本設計データから属性データを抽出する属性抽出部142と、基本設計データと第2のCADデータである詳細設計データに含まれる位置情報を利用して対応関係を抽出する対応関係抽出部143と、抽出された対応関係にもとづいて、詳細設計データに前記基本設計データから抽出された属性データを付与する属性付与部144と、属性データを付与されたデータを出力する出力制御部150を備えている。
これは、あるひとつの設計のCADデータと別の設計のCADデータの間で対応する要素を特定し、その関係を用いて最初の設計のCADデータに記録されている属性データをもう一方の設計のCADデータへ複写する手段を提供するものである。このような処理装置によれば、複数担当者で分担して設計したCADデータの併合作業を効率化できる。また、CADデータ間の属性の併合作業における漏れや誤りを防止できる。
ここでは、「複数の要素である部品」には属性データが対応付けられているとしているが、属性データが対応付けられていない、別の「複数の部品」がある場合も当然これに含まれる。上記効果を得られることもいうまでもない。
また実施例では、属性データを抽出した後に対応関係データを抽出しているが、この順序に依存性はなく、逆の順番でも同様の効果が得られる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、コンピュータのプロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル、測定情報、算出情報等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。よって、各処理、各構成は、処理部、処理ユニット、プログラムモジュールなどとして各機能を実現可能である。
100 処理装置
101 入出力装置
110 入出力インタフェース
130 記憶装置
131 基本設計データ記憶部
132 詳細設計データ記憶部
133 要素属性データ記憶部
134 対応関係データ記憶部
135 併合CADデータ記憶部
140 演算装置
141 入力制御部
142 属性抽出部
143 対応関係抽出部
144 属性付与部
150 出力制御部
複数の要素と、前記複数の要素のそれぞれに対応付けられた属性データを有する3次元CADデータの処理装置において、複数のCADデータを読み込む手段と、第1のCADデータから前記属性データを抽出する属性抽出手段と、前記第1のCADデータと第2のCADデータに含まれる複数の数値で表す位置情報を利用して対応関係を抽出する対応関係抽出手段と、抽出された前記対応関係にもとづいて、前記第2のCADデータに前記第1のCADデータから抽出された属性データを付与する属性付与手段と、属性データを付与されたデータを出力する手段を備えたことを特徴とする。

Claims (8)

  1. 複数の要素と、前記複数の要素のそれぞれに対応付けられた属性データを有する3次元CADデータの処理装置において、
    複数のCADデータを読み込む手段と、
    第1のCADデータから前記属性データを抽出する属性抽出手段と、
    前記第1のCADデータと第2のCADデータに含まれる位置情報を利用して対応関係を抽出する対応関係抽出手段と、
    抽出された前記対応関係にもとづいて、前記第2のCADデータに前記第1のCADデータから抽出された属性データを付与する属性付与手段と、
    属性データを付与されたデータを出力する手段を備えたことを特徴とする3次元CADデータの処理装置。
  2. 請求項1の3次元CADデータの処理装置において、
    前記対応関係抽出手段は、前記要素の空間的な重なり領域の有無を判定することを特徴とする3次元CADデータの処理装置。
  3. 請求項2の3次元CADデータの処理装置において、
    前記対応関係抽出手段は、前記要素の空間的な重なり領域の有無を判定する前に、対応する要素の座標が合致するように座標変換処理を行うことを特徴とする3次元CADデータの処理装置。
  4. 請求項1から3の何れかの3次元CADデータの処理装置において、
    前記属性付与手段が属性データを付与しなかった前記第1のCADデータの要素の属性データを出力する手段を備えたことを特徴とする3次元CADデータの処理装置。
  5. 複数の要素と、前記複数の要素のそれぞれに対応付けられた属性データを有する3次元CADデータの処理方法において、
    複数のCADデータを読み込み、
    第1のCADデータから前記属性データを抽出し、
    前記第1のCADデータと第2のCADデータに含まれる位置情報を利用して対応関係を抽出し、
    抽出された前記対応関係にもとづいて、前記第2のCADデータに前記第1のCADデータから抽出された属性データを付与し、
    属性データを付与されたデータを出力することを特徴とする3次元CADデータの処理方法。
  6. 請求項5の3次元CADデータの処理方法において、
    前記要素の空間的な重なり領域の有無を判定することで対応関係を抽出することを特徴とする3次元CADデータの処理方法。
  7. 請求項6の3次元CADデータの処理方法において、
    前記要素の空間的な重なり領域の有無を判定する前に、対応する要素の座標が合致するように座標変換処理を行うことを特徴とする3次元CADデータの処理方法。
  8. 請求項5から7の何れかの3次元CADデータの処理方法において、
    属性データを付与しなかった前記第1のCADデータの要素の属性データを出力することを特徴とする3次元CADデータの処理方法。
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