JPWO2014030347A1 - 映像データ2値算術復号装置および映像復号装置 - Google Patents

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Abstract

映像データ2値算術復号装置は、連続する1 と終端の0 をプレフィックスとする2値列を2値算術復号する。映像データ2値算術復号装置は、2値算術復号のレンジと、ビットストリームからN (N :自然数)ビット先読みした後の2値算術復号オフセットとを比較し、N ビットの2値列中に連続する1 の個数を決定する連続1個数決定手段を備える。

Description

本発明は、2値データを固定確率で2値算術符号化する映像符号化方式によって圧縮されたビットストリームを復号する映像復号装置に関する。
H.264/MPEG-4 AVC(Advanced Video Coding )の後継規格であるHEVC(High Efficiency Video Coding)に関して、非特許文献1は、差分動きベクトル(abs_mvd_minus2)および係数ベクトル(coeff_abs_level_remaining )を2値列(binary string )で表現し、固定確率の2値算術符号化(以下、bypass coding と呼ぶ。)によって、binary string の各ビン(bin )を符号化することを規定している。固定確率は、シンボル"1" とシンボル"0" の各々について0.5 である。
1つのbin に対する符号化出力は1ビット(bit )になる。従って、binary string の長さが、シンタクスのビット数すなわちシンタクスの圧縮性能を決定する。シンタクスの圧縮性能を高めるために、HEVCは、シンタクスの2値列表現に可変長符号を用いる。
図7 は、abs_mvd_minus2の値に対するbinary string を示す説明図である。図7 において、斜線ボックス中の"1" および"0" は、プリフィックス(prefix)のbin を表し、非斜線ボックス中の"1" および"0" は、サフィックス(suffix)のbin を表す。図7 に示すように、binary string は、連続する"1" と終端の"0" とで構成されるプレフィックス、およびプレフィックス中の"1" の個数(NumPrefixOnes )と同数のビット数のサフィックスで構成される可変長符号である。
図8 は、bypass coding によって圧縮されたビットストリームからbin を復号する処理を示す説明図である。以下、そのような復号処理すなわち固定確率の2値算術復号を、bypass decoding と呼ぶ。図8 に示されるレンジは、算術符号化処理および算術復号処理における各々の確率の区間(確率幅)である。図8 に示す例では、"0" の区間である。オフセットは、ビットストリームから得られるパラメータであり、レンジ内の位置を示す。
映像復号装置におけるバイパス復号器は、オフセットとレンジとを比較することによってbin を復号する。
図9 は、プレフィックスの復号処理を示す説明図である。図9 に示す例では、b0,b1,b2の順にbin が復号される。また、オフセットが図9 に示すような値である場合には、b0=1、b1=1、b2=0と復号される。
図10は、非特許文献1の9.2.3.2.3 に記載されているbypass decoding を示すフローチャートである。なお、特許文献1にも、図10のフローチャートに示されたような処理と同様の処理が記載されている。
図11は、bypass decoding を行う、一般的な固定2値算術復号器(bypass decoder)200 の構成例を2値化解除器(De-binarizer)110 とともに示すブロック図である。図11に示すbypass decoder 200は、ビットストリームの出力先を切り替えるスイッチ101 、スイッチ101 を介してビットストリームを入力し1 bin ずつプレフィックスの復号処理を行う1ビンバイパス復号器(One-bin bypass decoder)102 、スイッチ101 を介してビットストリームを入力しサフィックスの復号処理を行うサフィックスバイパス復号器(suffix-bin bypass decoder )103 、および1ビンバイパス復号器102 が出力するプレフィックスのbin とサフィックスバイパス復号器103 が出力するサフィックスのbin とのいずれかを選択して2値化解除器110 に出力するスイッチ105 を備える。
図10を参照すると、1ビンバイパス復号器102 は、ステップS21 で、オフセットであるcodIOffsetについて、codIOffset=codIOffset<<1の演算を行った後、codIOffset|read_bits(1) の演算を行う。すなわち、1ビンバイパス復号器102 は、codIOffsetを1ビット左シフトした後、read_bits(1)との論理和演算を行う。ステップS21 の演算処理によって、codIOffsetが2 倍され、かつ、read_bits(1)が加算される。なお、ステップS21 の演算処理が行われた後のcodIOffsetが、図8 および図9 に示された「オフセット」に相当する。
次いで、1ビンバイパス復号器102 は、ステップS22 で、codIOffsetとレンジであるcodIRange とを比較する。codIOffsetがcodIRange よりも小さい場合には、1ビンバイパス復号器102 は、bin を"0" に決定する(ステップS23 参照)。
codIOffsetがcodIRange 以上である場合には、1ビンバイパス復号器102 は、bin を"1" に決定する(ステップS24 参照)。1ビンバイパス復号器102 は、ステップS24 で、次のbin の復号のために、codIOffset-codIRangeの正規化演算を行う。この段階で、bypass decoderが図9 に示すb0の復号を行っていたとすると、ステップS24 の演算は、オフセットの起点をP 点(図9 参照)に替える処理に相当する。bypass decoderが図9 に示すb1の復号を行っていたとすると、ステップS24 の演算は、オフセットの起点をQ 点(図9 参照)に替える処理に相当する。
以上の説明から明らかなように、1ビンバイパス復号器102 は、終端の"0" の値のbin を復号するまで、ビットストリームから1つのbin のbypass decoding を繰り返す。そして、サフィックスバイパス復号器103 は、復号したプレフィックス中の"1" の個数(NumPrefixOnes )分だけ、サフィックスのbin を復号する。そして、2値化解除器110 は、binary string をシンタックスデータに変換して出力する。
特表2011−501896号公報
"WD5: Working Draft 5 of High-Efficiency Video Coding", Document: JCTVC-G1103_d8, Joint Collaborative Team on Video Coding (JCT-VC) of ITU-T SG16 WP3 and ISO/IEC JTC1/SC29/WG11 7th Meeting: Geneva, CH, 21-30 November, 2011
サフィックスのbin の個数(NumSuffixBin)は、NumPrefixOnes と等しい。よって、bypass decoder 200は、サフィックスを復号する前にNumSuffixBinを知ることができる。従って、bypass decoder 200は、ビットストリームからNumPrefixOnes個のbit を先読みした後、2値算術復号のレンジとオフセットの比較演算をNumPrefixOnes回実行するだけで、サフィックスの復号を完了する。ただし、厳密には、NumPrefixOnes回以下のオフセット更新処理(図10におけるステップS24 参照)も必要である。つまり、非特許文献1や特許文献1に記載されたbypass decoding では、2値算術復号のレンジは更新されないことを活用して、サフィックスの復号が行われる。なお、2値算術復号のレンジは更新されないのは、各bin がbypass coding されているためである。
しかし、bypass decoder 200は、プレフィックスのbin を復号するときに、プレフィックスを構成するbin の個数を事前に得ることができないため、bit の先読みを行えない。従って、非特許文献1や特許文献1に記載されたbypass decoding では、プレフィックスを復号するときに、2値算術復号のレンジとオフセットの比較演算をNumPrefixOnes回必ず実行する。すなわち、2値算術復号を実行するときの演算量が多い。
本発明は、2値算術復号を実行するときの演算量を低減することを目的とする。
本発明による映像データ2値算術復号装置は、連続する1 と終端の0 をプレフィックスとする2値列を2値算術復号する映像データ2値算術復号装置であって、2値算術復号のレンジと、ビットストリームからN (N :自然数)ビット先読みした後の2値算術復号オフセットとを比較し、N ビットの2値列中に連続する1 の個数を決定する連続1個数決定手段を備えることを特徴とする。
本発明による映像データ2値算術復号方法は、連続する1 と終端の0 をプレフィックスとする2値列を2値算術復号する映像データ2値算術復号方法であって、2値算術復号のレンジと、ビットストリームからN (N :自然数)ビット先読みした後の2値算術復号オフセットとを比較し、N ビットの2値列中に連続する1 の個数を決定することを特徴とする。
本発明による映像データ2値算術復号プログラムは、連続する1 と終端の0 をプレフィックスとする2値列を2値算術復号するための映像データ2値算術復号プログラムであって、コンピュータに、2値算術復号のレンジと、ビットストリームからN ビット(N :自然数)先読みした後の2値算術復号オフセットとを比較し、N ビットの2値列中に連続する1 の個数を決定する処理を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、プレフィックスを復号するときに、レンジとオフセットの比較演算回数を削減できるので、2値算術復号を実行するときの演算量を低減できる。
本発明による映像復号装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。 本発明による固定2値算術復号器の構成例を示すブロック図である。 プレフィックスを構成する"1" の個数を判定する処理の一例を示す説明図である。 連続1カウンタ部によるNumPrefixOnes の決定処理を示すフローチャートである。 bypass decoding の擬似コードを示す説明図である。 bypass decoding の擬似コードを示す説明図である。 本発明による映像復号装置の機能を実現可能な情報処理システムの構成例を示すブロック図である。 abs_mvd_minus2に対するbinary string を示す説明図である。 ビットストリームからbin を復号する処理を示す説明図である。 プレフィックスの復号処理を示す説明図である。 バイパス復号(bypass decoding )を示すフローチャートである。 一般的な固定2値算術復号器の構成例を示すブロック図である。
図1 は、本発明による映像復号装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。図1 に示す映像復号装置は、映像データ2値算術復号装置の一実施形態に相当する固定2値算術復号器(bypass decoder)100、2値化解除器110 、および変換復号処理と予測復号処理とを行う予測変換復号部120 を含む。なお、映像復号装置は、適応2値算術復号器(Adaptive Binary Arithmetic decoder:図示せず)を含んでいてもよい。
図2 は、bypass decoder 100の構成例を示すブロック図である。図2 に示すbypass decoder 100は、ビットストリームの出力先を切り替えるスイッチ101 、スイッチ101 を介してビットストリームを入力し1 bin ずつプレフィックスの復号処理を行う1ビンバイパス復号器(One-bin bypass decoder)102 、スイッチ101 を介してビットストリームを入力しサフィックスの復号処理を行うサフィックスバイパス復号器(suffix-bin bypass decoder )103 、ビットストリーム中の連続する"1" の個数を決定する連続1カウンタ部(Successive-one Counter::連続1個数決定部)104 、および1ビンバイパス復号器102 の出力と、サフィックスバイパス復号器103 が出力するサフィックスのbin と、連続1カウンタ部104 が出力するプレフィックスのbin とのいずれかを選択して2値化解除器110 に出力するスイッチ105 を備える。
本実施形態では、連続1カウンタ部104 は、ビットストリームの先読みを行い、プレフィックスを構成する"1" の個数を判定する。
また、本実施形態では、連続1カウンタ部104 が、プレフィックスを構成する"1" の個数を判定するときに、プレフィックスの復号も行うことができるので、1ビンバイパス復号器102 は存在していなくてもよい。
図3 は、プレフィックスを構成する"1" の個数を判定する処理の一例を示す説明図である。図3 に示す例では、連続1カウンタ部104 は、ビットストリームから既に9 ビット(c0,c1,c2,c3,c4,c5,c6,c7,c8)を読み込み済みであり、さらに8 ビット(p0,p1,p2,p3,p4,p5,p6,p7 )を先読みする。なお、図3 における下欄の右欄外のA 〜I は、各行のそれぞれを要素と見なした場合の要素を特定するための便宜的な符号である。
図3 に示すように、読み込み済みの9 ビットと先読みした8 ビットからなる17ビット(p7がLSB(Least Significant Bit))のデータを、offset' とする。レンジ(range )に(2N-1)(N:先読みビット数)が乗算された値を重み付けrange とする。なお、図3 に示す例では、N=8 であって(2N-1)=255であり、range=0.5 である。また、図3 において、"x"は、"1" または"0" を示す。
図3 における下欄の最上行に示すように、先読みした8 ビットが全て"1" である場合には、読み込み済みの9 ビット(c0,c1,c2,c3,c4,c5,c6,c7,c8)の値に関わらず、255*range<=offset'が成り立つ。なお、"<="は、「以上」を表す。また、図3 における下欄の最下行に示すように、先読みした8 ビットのうちのMSB(Most Significant Bit )であるp0が"0" である場合には、読み込み済みの9 ビット(c0,c1,c2,c3,c4,c5,c6,c7,c8)の値に関わらず、offset'<128*rangeが成り立つ。
また、図3 における下欄の最上行と最下行との間の各行に示す値について、図3 における下欄の外に示された関係が成り立つ。
連続1カウンタ部104 は、図3 に例示された関係を用いて、プレフィックスを構成する"1" の個数を判定する。
プレフィックスが連続する"1" と終端の"0" で構成されるため、図3 に示すように、2値算術復号のオフセットがとり得る値域が制約されること、つまり、N (N :自然数)ビット先読みしたとしても、2値算術復号のオフセットがとり得る値域は、2N+1ではなく、N+1 となることに着目する。また、図3 から分かるように、連続する"1" の個数が増加するほど、"0" の位置m に応じた2のべき乗(27−m)に応じて、offset' の上限が増加する。すなわち、非特許文献1に記載されているようなN+1 の値域をN 回比較することなく、2分探索に基づいた方法により、log2(N+1) 回の比較を行うことによって、N ビットに含まれる2値列中の連続する"1" の個数を判定できる。
従って、bypass decoder 100は、プレフィックスの復号において、所定のN ビットを先読みし、2値算術復号のレンジとN ビット先読みした後のオフセット(すなわち、offset' )をlog2(N+1) 回比較し、N ビットに含まれる2値列中の連続する"1" の個数を判定する。なお、先読みしたN ビット中に終端の"0" が見つからなかった場合には、終端の"0" が見つかるまで、次のN ビットの先読みを繰り返して、連続する"1" の個数を累積すればよい。
次に、連続1カウンタ部104 の動作を説明する。図4 は、連続1カウンタ部104 によるNumPrefixOnes の決定処理を示すフローチャートである。
NumPrefixOnes の初期値は"0" であるとする。ステップS1で、連続1カウンタ部104 は、offset'=(offset<<N)+peekNbits() の演算を行う。すなわち、offsetを左にN ビットシフトし、ビットストリームから先読みしたN ビットを下位に設定して、offset' とする。なお、peekNbits() は、ビットストリームからN ビットを先読みする関数を表す。
ステップS2で、連続1カウンタ部104 は、N ビット連続するbin の個数を決定する。すなわち、2分探索(binary search )により、offset' と重み付けrange とを比較してM を決定する。N=8 の場合(図3 参照)には、以下のように2分探索でM を決定する。
(ステップS2.1)連続1カウンタ部104 は、offset' が(224*range) 未満であるか否か判断する。なお、(224*range) は、図3 に例示する配列A 〜I の中央の要素(具体的には、中央の要素の下限値)に対応する。ただし、図3 に示す例では要素数は"9" であるから、下から4番目の要素F に対応する。offset' が(224*range) 未満である場合には、ステップS2.1.1に移行する。offset' が(224*range) 以上である場合には、ステップS2.2 に移行する。
(ステップS2.1.1)連続1カウンタ部104 は、offset' が(128*range) 未満であるか否か判断する。offset' が(128*range) 未満である場合には、連続1カウンタ部104 は、M=0 とする(図3 における下欄の最下行参照)。そして、ステップS3 に移行する。offset' が(128*range) 以上である場合には、ステップS2.1.2に移行する。なお、(128*range) は、図3 における最下行の要素I と下から3番目の要素G との間での中央の要素に対応する。
(ステップS2.1.2)連続1カウンタ部104 は、offset' が(192*range) 未満であるか否か判断する。offset' が(192*range) 未満である場合、連続1カウンタ部104 は、M=1 とする(図3 における下欄の下から第2行参照)。そして、ステップS3 に移行する。offset' が(192*range) 以上である場合、連続1カウンタ部104 は、M=2 (図3 における下欄の下から第3行参照)とする。そして、ステップS3 に移行する。なお、(192*range) は、図3 における要素F と要素H との間での中央の要素に対応する。
(ステップS2.2)連続1カウンタ部104 は、offset' が(252*range) 未満であるか否か判断する。offset' が(252*range) 未満である場合、ステップS2.2.1に移行する。offset' が(252*range) 以上である場合、ステップS2.3に移行する。なお、(252*range) は、図3 における最上行の要素A と要素F との間での中央の要素に対応する。
(ステップS2.2.1)連続1カウンタ部104 は、offset' が(240*range) 未満であるか否か判断する。offset' が(240*range) 未満である場合、連続1カウンタ部104 は、M=3 とする(図3 における下欄の下から第4行参照)。そして、ステップS3 に移行する。offset' が(240*range) 以上である場合、ステップS2.2.2に移行する。なお、(240*range) は、図3 における要素D と要素F との間での中央の要素に対応する。
(ステップS2.2.2)連続1カウンタ部104 は、offset' が(248*range) 未満であるか否か判断する。offset' が(248*range) 未満である場合、連続1カウンタ部104 は、M=4 とする(図3 における下欄の上から第5行参照)。そして、ステップS3 に移行する。offset' が(248*range) 以上である場合、連続1カウンタ部104 は、M=5 (図3 における下欄の上から第4行参照)とする。そして、ステップS3 に移行する。
(ステップ2.3 )
(ステップS2.3.1)連続1カウンタ部104 は、offset' が(254*range) 未満であるか否か判断する。offset' が(254*range) 未満である場合、連続1カウンタ部104 は、M=6 とする(図3 における下欄の上から第3行参照)。そして、ステップS3 に移行する。offset' が(254*range) 以上である場合、ステップS2.3.2に移行する。なお、(254*range) は、図3 における要素A と要素C との間での中央の要素に対応する。
(ステップS2.3.2)連続1カウンタ部104 は、offset' が(255*range) 未満であるか否か判断する。offset' が(255*range) 未満である場合、連続1カウンタ部104 は、M=7 とする(図3 における下欄の上から第2行参照)。そして、ステップS3 に移行する。offset' が(255*range) 以上である場合、連続1カウンタ部104 は、M=8 (図3 における最上行参照)とする。そして、ステップS3 に移行する。
以上のような2分探索によって、先読みした8ビットに含まれる、連続する"1" の個数は、最大でも4回の判定によって決定される。
ステップS3 では、連続1カウンタ部104 は、ビットストリームのビット位置を更新する。すなわち、M=N の場合(終端の"0" が見い出されなかった場合に相当)、連続1カウンタ部104 は、ビットストリームのビット位置をN 進める。そして、ステップS4 に移行する。M ≠ Nの場合(終端の"0" が見い出された場合に相当)、連続1カウンタ部104 は、ビットストリームのビット位置をM+1 進める。そして、ステップS4 に移行する。
ステップS4 では、連続1カウンタ部104 は、M の値に応じてoffsetを更新する。すなわち、連続1カウンタ部104 は、M が0 でない場合(1つ以上の連続する"1" のbin が存在する場合に相当)、以下のようにoffset' を更新する(ステップS41,S42 )。
offset' =offset' -((range<<N) - (range<<(N-M)))
上記の式の右辺は、連続する"1" のbin の個数に相当する回数のオフセットの正規化(すなわち、range の減算)に相当する。さらに、連続1カウンタ部104 は、offset' に基づいて下記のようにoffsetを更新する。
offset = offset' >>max(0, N - M - 1)
ただし、max(a,b)は入力a,bのうち大きなほうの値を返す関数である。
M が0 の場合(1つ以上の連続する"1" のbin が存在しない場合に相当)、連続1カウンタ部104 は、offset' をoffsetとする(ステップS41,S43 )。
ステップS5 では、連続1カウンタ部104 は、NumPrefixOnes を更新する。すなわち、連続1カウンタ部104 は、NumPrefixOnes をM インクリメントする。
ステップS6 では、連続1カウンタ部104 は、M の値を判定する。M がN(=8)の場合にはステップS1に戻る。M がN(=8) 未満の場合には処理を終了する。
本実施形態では、プレフィックスの復号において、2値算術復号のレンジとオフセットの比較演算回数は、log2(N+1) になる。すなわち、従来技術よりも比較演算回数をN-log2(N+1) 回削減できる。
図5Aおよび図5Bは、上記の処理を実現するための擬似コードを示す説明図である。なお、擬似コードは、以下の仮定に基づく。
1) オフセット通常先読みビット数が7 ビットとし、プレフィックス用の先読みビット数を8 ビットとする。
2)変数定義:
extendedCodIOffset:7bit拡張済みオフセットすなわちoffset' (9 + 7 = 16 bits )
codIRange :レンジ
curBitNeeded:オフセット無効LSB ビット数 - 8、curBitNeeded=-8 は、16ビット全てが有効、curBitNeeded=-7 は、MSB 15ビットが有効、curBitNeeded=-1は、MSB 9ビットが有効
なお、上記の実施形態を、ハードウェアで構成することも可能であるが、コンピュータプログラムにより実現することも可能である。
図6 は、本発明による映像復号装置の機能を実現可能な情報処理システムの構成例を示すブロック図である。図6 に示す情報処理システムは、プロセッサ1001、プログラムメモリ1002、映像データを格納するための記憶媒体1003およびビットストリームを格納するための記憶媒体1004を備える。記憶媒体1003と記憶媒体1004とは、別個の記憶媒体であってもよいし、同一の記憶媒体からなる記憶領域であってもよい。記憶媒体として、ハードディスク等の磁気記憶媒体を用いることができる。
図6 に示された情報処理システムにおいて、プログラムメモリ1002には、図1 、図2 のそれぞれに示された各ブロックの機能を実現するためのプログラムが格納される。そして、プロセッサ1001は、プログラムメモリ1002に格納されているプログラムに従って処理を実行することによって、図1 に示された映像復号装置および図2 に示されたbypass decoder 100の機能を実現する。
以上、実施形態および実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2012年8月22日に出願された日本特許出願2012−183229を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
100 固定2値算術復号器(bypass decoder)
101 スイッチ
102 1ビンバイパス復号器(One-bin bypass decoder)
103 サフィックスバイパス復号器(suffix-bin bypass decoder )
104 連続1カウンタ部(連続1個数決定部)
105 スイッチ
110 2値化解除器
120 予測変換復号部
200 固定2値算術復号器(bypass decoder)
1001 プロセッサ
1002 プログラムメモリ
1003 記憶媒体
1004 記憶媒体

Claims (7)

  1. 連続する1 と終端の0 をプレフィックスとする2値列を2値算術復号する映像データ2値算術復号装置であって、
    2値算術復号のレンジと、ビットストリームからN (N :自然数)ビット先読みした後の2値算術復号オフセットとを比較し、前記N ビットの2値列中に連続する1 の個数を決定する連続1個数決定手段を備える
    ことを特徴とする映像データ2値算術復号装置。
  2. 連続1個数決定手段は、レンジとオフセットとを比較しながら2分探索により連続する1 の個数を決定する
    請求項1記載の映像データ2値算術復号装置。
  3. 連続する1 と終端の0 をプレフィックスとする2値列を2値算術復号する映像復号装置であって、
    請求項1又は請求項2記載の映像データ2値算術復号装置を備えることを特徴とする映像復号装置。
  4. 連続する1 と終端の0 をプレフィックスとする2値列を2値算術復号する映像データ2値算術復号方法であって、
    2値算術復号のレンジと、ビットストリームからN (N :自然数)ビット先読みした後の2値算術復号オフセットとを比較し、前記N ビットの2値列中に連続する1 の個数を決定する
    ことを特徴とする映像データ2値算術復号方法。
  5. レンジとオフセットとを比較しながら2分探索により連続する1 の個数を決定する請求項4記載の映像データ2値算術復号方法。
  6. 連続する1 と終端の0 をプレフィックスとする2値列を2値算術復号するための映像データ2値算術復号プログラムであって、
    コンピュータに、
    2値算術復号のレンジと、ビットストリームからN ビット(N :自然数)先読みした後の2値算術復号オフセットとを比較し、前記N ビットの2値列中に連続する1 の個数を決定する処理を実行させるための映像データ2値算術復号プログラム。
  7. コンピュータに、レンジとオフセットとを比較しながら2分探索により連続する1 の個数を決定する処理を実行させるための
    請求項6記載の映像データ2値算術復号プログラム。
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