JPWO2014017649A1 - 回転コネクタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】EMCを高めることにより、その仕様を安定して満足でき、多重高速通信に使えるような回転コネクタを提供することを目的とする。【解決手段】ステータ(12)と、ステータ(12)に対して回転可能に取り付けられるロテータ(13)とを有し、これらで構成された環状の収容空間(S)に、重合せケーブル(100)を収容したSRC(10)であって、重合せケーブル(100)を、一対の伝送路導体(130a)を備え、ラミネートシート(100a)で被覆した伝送路FC(101)と、伝送路FC(101)の表側に配置され、平角導体(100b)を含まない帯状で樹脂製のダミーFC(102)とを重ね合わせて構成し、重ね合わせた伝送路FC(101)及びダミーFC(102)を密着させるグリス(105)を備え、一対の伝送路導体(130a)における幅方向間隔(W)を、伝送路導体(130a)の導体幅(w)に対して同等以下に設定した。

Description

この発明は、回転コネクタ装置に関し、より詳しくは、EMC(Electro Magnetic Compatibility、電磁両立性)を高めて、その仕様を満足できる多重高速通信に使えるような回転コネクタに関する。
回転コネクタ装置は、固定側部材と、これに対して回転可能に取り付ける回転側部材を有し、これらの間に形成される環状の収容空間にフラットケーブルが収容されている。そして、フラットケーブルの一方の端は、固定側部材に固定されてコネクタが接続され、フラットケーブルの他方の端は、回転側部材に固定されてコネクタが接続され、フラットケーブルの長手方向の中間部分には、湾曲して折り返す折返し部が形成されている。この構造により、回転側部材が左右いずれの方向に回転したときでも、フラットケーブルが弾発性をもって巻き締めと巻き戻しがなされ、信号の伝送が可能である。
このような回転コネクタを、例えばCAN(Controller Area Network)などの多重高速通信に使用する場合、電磁ノイズによる電磁両立性の低下やインピーダンスが不安定となるという問題がある。
このような問題に対して、電磁両立性を高めるため、下記特許文献1では、2本で一対の信号導体を備えたフラットケーブルを、その幅方向に沿って斜めで平行をなす多数の折曲線を折り曲げてツイストペア構造にしたフラットケーブルが提案されている。
しかし、ツイストペア構造にすると、フラットケーブルが有する弾発性が損なわれてしまい、回転側部材の円滑な回転が阻害される。
さらには、上記ノイズ対策やインピーダンスの不安定化を解決するために信号伝送路を含むフラットケーブルにシールド層を適用する方法が提案されている(特許文献2参照)。
そのひとつの方法として、1つの被覆体に、シールド導体と、信号伝送路となる信号導体とを設ける方法があるが、通常フラットケーブルは上下2枚の樹脂製ラミネート・フィルムに付着した接着層を熱融着で接着して生成するため、信号導体とシールド導体との間の距離を正確に保つことが難しく、さらには、回転側部材の回転に伴うフラットケーブルの摺動や湾曲により、座屈や摩滅が起こり、シールド導体におけるシールド層の剥離や割れなどが生じて、電磁ノイズによる電磁両立性が低下したり、インピーダンスが不安定となるおそれがあった。
また、そのような問題を解決するために、信号導体とシールド導体との間にスペーサーシートを設置して適正距離を保持しつつ融着・接続させることも考えられる。しかしながら、スペーサーと導体間の密着性を保つことが難しく、さらにはスペーサーを用いることがコスト増加につながるため好ましくない。
さらには、信号導体を含むフラットケーブルの外部に無電解メッキ等で導電性材料を付着させる方法も考えられるが、フラットケーブルの摺動・屈曲により挫屈、摩耗により剥離や割れが生ずるおそれがある。
特開2009−104907号公報 国際公開2011/136008号
そこで、この発明は、EMCを高めることにより、その仕様を安定して満足でき、多重高速通信に使えるような回転コネクタを提供することを目的とする。
この発明は、固定側部材と、該固定側部材に対して回転可能に取り付けられる回転側部材とを有し、これらで構成された環状の収容空間に、フラットケーブルを収容した回転コネクタ装置であって、前記フラットケーブルを、一対の信号導体を備え、帯状の樹脂で被覆した信号フラットケーブルと、該信号フラットケーブルの表裏面側の少なくとも一方に配置され、導体を含まない帯状の樹脂製のダミーフラットケーブルとを重ね合わせて構成し、重ね合わせた前記信号フラットケーブル及び前記ダミーフラットケーブルを密着させる密着手段を備え、前記一対の信号導体における導体間隔を、前記信号導体の導体幅に対して同等以下に設定したことを特徴とする。
上記回転コネクタ装置は、自動車におけるステアリング部分に装着するSRCや、ロボットアーム等の回転部分を有する機構におけるコネクタ装置とすることができる。
上記フラットケーブル、信号フラットケーブル、ダミーフラットケーブルは、2枚の樹脂製ラミネート・フィルムに付着した接着層を熱融着で接着して生成した帯状のケーブルとすることができる。
上述の導体を含まない帯状の樹脂製のダミーフラットケーブルは、2枚の樹脂製ラミネート・フィルムのみで構成したケーブルとすることができ、また、前記信号フラットケーブルは、信号導体のみを備えるもののほか、信号導体のほかに回路導体を備えるものであってもよい。
上記密着手段は、例えば、粘着性を向上することにより、密着状態の信号フラットケーブル及びダミーフラットケーブルの意図しない分離を防止できるグリス等で構成することができる。
上述の前記一対の信号導体における導体間隔を、前記信号導体の導体幅に対して同等以下に設定したことにおける同等以下とは、導体幅長さ以下に設定した導体間隔のみならず、導体幅長さより誤差の範囲で長い導体間隔を含む概念であるとすることができる。
この発明により、EMCを安定して高めることができる。よって、EMCの仕様を安定して満足し、当該回転コネクタを用いて多重高速通信を行うことができる。
詳しくは、固定側部材と、該固定側部材に対して回転可能に取り付けられる回転側部材とで構成された環状の収容空間に収容されたフラットケーブルを、一対の信号導体を備え、帯状の樹脂で被覆した信号フラットケーブルと、該信号フラットケーブルの表裏面側の少なくとも一方に配置され、導体を含まない帯状の樹脂製のダミーフラットケーブルとを重ね合わせて構成し、重ね合わせた前記信号フラットケーブル及び前記ダミーフラットケーブルを密着させる密着手段を備えたことにより、フラットケーブルが有する弾発性が損なわれることなく、回転側部材を円滑に回転することができる。また、回転側部材の回転に伴うフラットケーブルの摺動や湾曲による座屈や摩滅によって、電磁ノイズによる電磁両立性が低下することなく、インピーダンスを安定させることができる。
また、信号フラットケーブルと、ダミーフラットケーブルとを重ね合わせるとともに、密着させているため、巻き回した状態において、信号導体同士の距離を、適正距離で正確に保つことができる。
詳述すると、上記インピーダンスは差動インピーダンス、つまりグランドラインとなるグランド導体に対する2本の信号導体とのインピーダンスの差分であるため、グランド導体と信号導体との間隔をダミーフラットケーブルで確保でき、また、間にグランドラインの要素となりうる他の導体をダミーフラットケーブルで隔離することで、安定したインピーダンスを得ることができる。
さらに、前記一対の信号導体における導体間隔を、前記信号導体の導体幅に対して同等以下に設定したことにより、固定側部材に対する回転側部材の回転に伴っても、電磁ノイズによる電磁両立性が低下することなく、インピーダンスを安定させることができる。
したがって、当該回転コネクタのEMCを安定して高めることができ、EMCの仕様を安定して満足することにより、当該回転コネクタを用いて多重高速通信を行うことができる。
この発明の態様として、前記一対の信号導体における導体間隔を、前記信号導体の厚みの10倍以上に設定することができる。
この発明により、より安定したインピーダンスを実現することができる。
詳述すると、導体幅に対して導体の厚みが極めて薄いため、インピーダンスに作用する導体間相互の静電結合による影響は比較的小さいが、近接により静電結合量が増加の影響を多少受ける可能性があるが、導体の厚みの10倍以上を幅方向間隔の下限値と設定することで、電磁ノイズによる電磁両立性が低下することなく、インピーダンスをより確実に安定化することができる。
またこの発明の態様として、前記回転側部材を、回転軸に対して両回転方向に回転自在に構成するとともに、前記収容空間に、上面にローラを備えた環状の遊動部材を配置し、前記フラットケーブルの長手方向の一部に、前記ローラによって湾曲して折り返される折返し部を形成し、前記フラットケーブルを前記遊動部材上に保持することができる。
この発明により、さらに安定したインピーダンスを実現することができる。
詳述すると、回転コネクタ装置では、導体の電気抵抗を下げたり軽量化を図ったりするため、フラットケーブルの長さは短いほうが好ましい。このため、フラットケーブルの一部に平面視U字状に湾曲した折返し部を有し、この折返し部をローラに引っ掛ける、いわゆるローラUターン式の回転コネクタ装置が一般に用いられている。
しかし、信号導体を有するフラットケーブルでローラを引っ張ったりすると、信頼性が低下するおそれがある。
また、上述したように、フラットケーブルを収容した回転コネクタ装置では、回転側部材が回転すると、その回転に従ってフラットケーブルに巻き締めと巻き戻しがなされる。このとき、回転側部材の回転角度や回転数に応じてフラットケーブルの巻き回し収容状態に変化が生じ、インピーダンス整合を行うべき信号源側と負荷側でインピーダンスにバラツキが生じるおそれがあるが、上述の構成により、安定したインピーダンスを実現することができる。
またこの発明の態様として、前記フラットケーブルを、前記信号フラットケーブル及び前記ダミーフラットケーブルに加えて、回路を構成する回路導体を有する回路導体フラットケーブルを備え、前記信号フラットケーブルと前記回路導体フラットケーブルとの間、及び前記信号フラットケーブルにおける前記回路導体フラットケーブルを配置した側と反対側に、前記ダミーフラットケーブルを配置することができる。
この発明により、フラットケーブルを巻き回して収容空間に収容した状態において、回路を構成する回路導体を有する回路導体フラットケーブルと前記信号フラットケーブルとの間に必ず、ダミーフラットケーブルが介在するため、回路導体フラットケーブルにおける回路導体の通電によって、電磁ノイズによる電磁両立性が低下することなく、インピーダンスを安定させることができる。
この発明によれば、EMCを高めることにより、その仕様を安定して満足でき、多重高速通信に使えるような回転コネクタを提供することができる。
ステアリングロールコネクタの外観図。 ステアリングロールコネクタの分解斜視図。 ロテータを分離したステアリングロールコネクタの平面図。 重合せケーブルの構成についての概念図。 ステアリングロールコネクタを用いて構成した通信回路の概念図。 図3のA−A断面における重合せケーブルについての概念図。 第2パターンの重合せケーブルの構成についての概念図。 第2パターンの図3のA−A断面における重合せケーブルについての概念図。
この発明の一実施形態を、以下図面を用いて説明する。
なお、図1はステアリングロールコネクタ10(以下、「SRC10」という)の外観図を示し、図2はSRC10の分解斜視図を示し、図3はロテータ13を分離したSRC10の平面図を示している。また、図4はフラットケーブルの構成についての概念図を示し、図5はSRC10を用いて構成する伝送回路200の概念図を示している。また、図6は図3のA−A断面における重合せケーブル100についての概念図を示している。
SRC10は、図示省略するステアリングホイールに装備した電装品を制御し、図5に示すように、ステアリングホイール内に配置されたステアリングECU210(以下、「S−ECU210」という)と、車両本体側に配置したメインECU220(以下、「M−ECU220」という)との間の電気信号を伝送する伝送回路200を構成するとともに、図示省略するその他の導電回路を構成している。
このように、S−ECU210及びM−ECU220の伝送回路200と、その他導電回路を構成するSRC10は、図1及至図3に示すように、重合せケーブル100を収容するケーブルハウジング11と、ケーブルハウジング11を構成するステータ12及びロテータ13の相対回転位置を固定する回転ロックユニット14とを備えている。
ケーブルハウジング11は、平面視中央部分にステアリングシャフト(図示省略)が軸方向に貫通する差込孔Hが形成された略円筒状の形態で構成されている。差込孔Hは、前記ステアリングコラム(図示省略)に支持されたステアリングシャフトの挿入を許容する径で形成されている。
なお、SRC10は、図示省略するステアリングホイールの車体側であるステアリングコラム(図示省略)に収容され、差込孔Hを貫通したステアリングシャフトの上端部に、回転操作を行うためのステアリングホイールが固定される。
ケーブルハウジング11は、相対回転可能に嵌合されたステータ12とロテータ13とで構成している。
ステータ12は、底板として環状に形成した固定側リング板12aと、この固定側リング板12aの外周縁から垂直に延びる円筒状の外周筒部12bとで構成している。固定側リング板12aの外周縁と外周筒部12bの下端とは嵌合により一体に構成している。
このように構成したステータ12は、車体側の適宜の部材、例えばステアリングコラム内に配置されたコンビネーションブラケットスイッチ(図示省略)に固定される。
なお、ステータ12の外周筒部12bは、後述するロテータ13より大径に形成している。
また、ステータ12の固定側リング板12aには、平面視リング状のリテーナ16が回転自在に載置され、リテーナ16の上面には、周方向において略等間隔に配置されたローラ16aを備えている。
さらに、ステータ12は、固定側コネクタ123を備えている。
前記ロテータ13は、環状に形成された回転側リング板13aと、この回転側リング板13aの内周縁から垂直に延びる円筒状の内周筒部13bとで構成している。そしてロテータ13は、ステアリングホイールとともに一体的に回転するように構成されている。したがって、ロテータ13は、ステータ12に対して前記ステアリングホイールの回転軸と同一の軸回りに回転することができる。
回転側リング板13aは、ロテータ13の回転軸方向において前記固定側リング板12aに対向するように配置されている。
なお、ロテータ13の回転軸方向は、上述したステアリングホイールの軸方向(図1,2中の上下方向)と同じ方向である。
また、前記内周筒部13bは、外周筒部12bと半径方向で対向するように配置されている。そして、ロテータ13は、回転側コネクタ133を備えている。
このように構成したステータ12とロテータ13とを組み合わせて構成したケーブルハウジング11の内部には、ステータ12の固定側リング板12a及び外周筒部12b、並びにロテータ13の回転側リング板13a及び内周筒部13bによって、図2に示すように、複数枚を重ね合わせるとともに、巻き回した重合せケーブル100と、収容する重合せケーブル100を保持するリテーナ16とを収容する環状の収容空間Sを構成している。
収容空間Sに収容する重合せケーブル100は、収容空間Sにおける巻き回し状態において径外側(図4において上側)から径内側(図4において下側)に向かって、ダミーフラットケーブル102(以下、「ダミーFC102」という)、及び伝送路フラットケーブル101(以下、「伝送路FC101」という)を、この順に重ね合わせて構成している。なお、図4は、重合せケーブル100の構成を容易に理解するため、幅(図4において左右方向)に対する厚みを厚く図示している。
なお、ダミーFC102、及び伝送路FC101は同じ幅で構成している。また、ダミーFC102は、2枚のラミネートシート100aを重ねて貼り合わせて構成し、伝送路FC101は、適宜の幅で構成した銅合金製の薄板平角状の平角導体100bを適宜の間隔を隔てて複数配置し、それら平角導体100bを一体的に表裏両側から絶縁性のラミネートシート100aで挟みこんで構成している。
伝送路FC101の構成についてさらに詳述すると、伝送路FC101は、図4における左側から、導電回路を構成する回路導体110、2本の伝送路導体130aで構成する伝送路導体組130、さらに回路導体110をそれぞれ適宜の幅方向(図4における左右方向)の間隔を隔てて配置し、これらを一体的に表裏両側から絶縁性のラミネートシート100aで挟みこんで構成している。
つまり、回路導体110は、伝送路導体組130よりも幅方向外側に配置している。
また、伝送路FC101において、図4のa部拡大図に示すように、伝送路導体組130を構成する2本の伝送路導体130aが対向する幅方向間隔Wを、伝送路導体130aの導体幅wより幅狭となるように配置している。
このように構成した重合せケーブル100は、巻き回して収容空間Sに収容するとともに、上述の回転側コネクタ133と固定側コネクタ123とを相互に電気的に接続する。

そして、伝送路導体組130を有する伝送路FC101によって回転側コネクタ133と接続される固定側コネクタ123は、図示省略するステアリングコラム内において車体側の導電回路等から引き出されたケーブル(図示省略)に接続され、回転側コネクタ133は、図示省略するステアリングホイール内において、例えば、ホーンスイッチ、エアバッグユニットなどの導電回路から引き出されたケーブル(図示省略)にそれぞれ接続される。
このように、固定側コネクタ123によってM−ECU220に接続され、回転側コネクタ133によってS−ECU210に接続された伝送路導体組130は、2線式差動電圧方式であるCAN通信を可能に構成している。
詳しくは、伝送路導体組130を構成する伝送路導体130aに流れる電圧の差の有無によってデータ送信する方式であるCAN通信を用いることにより、外部から電磁ノイズが混入した場合でも各線の差電圧は変化しないため、電磁ノイズによる影響が受けにくく、確実な信号データを送信することができる。
なお、上述したように、伝送路導体組130を用いてCAN通信可能な構成としたが、LIN(Local Interconnect Network)通信、又はFlexRay通信を用いてもよい。例えば、エンジン等のパワートレイン系や、ステアリング、ブレーキ、スロットル等の駆動操作系等の制御対象に応じて適した通信方式を採用してもよい。
このように、CAN通信に用いられる伝送路導体組130を備えた伝送路FC101と、ダミーFC102とを重ね合わせて構成した重合せケーブル100は、重合せケーブル100の内側端部を内周筒部13bに固定し、外側端部を外周筒部12bに固定するとともに、重合せケーブル100の内端側を内周筒部13bに一方向に巻き付け、重合せケーブル100の外端側を内端側の巻き方向が逆になるように外周筒部12bの内側に巻き込み、重合せケーブル100の中間部をリテーナ16上に保持するとともに、ローラ16aに巻き回してU字状に反転させ、ロテータ13の回転により移動するUターン部100cを形成して、収容空間Sに収容している。
詳しくは、重合せケーブル100を構成する伝送路FC101の外側端部は、外周筒部12bに固定されるとともに、伝送路FC101の伝送路導体組130及び回路導体110は固定側コネクタ123に接続され、内側端部は、内周筒部13bに固定されるとともに、伝送路FC101の伝送路導体組130及び回路導体110は回転側コネクタ133に接続される。
さらに、重合せケーブル100の各ケーブル101,102の中間部に形成し、巻き回し方向を反転させるUターン部100c(101c,102c)を、収容する収容空間Sにおいて周方向に等間隔に配置している。
なお、重合せケーブル100の各ケーブル101,102においてそれぞれの対向面及びその外側面には、図4において仮想線で示すグリス105を塗布し、各ケーブル101,102同士の密着性を向上している。このようにして、収容空間Sに収容した巻き回し状態において、重合せケーブル100の各ケーブル101,102が密着し、不用意にばらけて分離することを防止している。
重合せケーブル100を上述したように構成したため、収容空間Sに巻き回して収容した重合せケーブル100は、図6に示すように、伝送路導体組130を有する伝送路FC101の径外側あるいは径内側にダミーFC102が配置されることとなる。よって、巻き回し状態において径方向に重ね合わさる伝送路導体組130同士の間には、ダミーFC102が介在することとなる。
したがって、巻き回し状態において径方向に重ね合わさる伝送路FC101の伝送路導体組130同士間隔を、ダミーFC102によって適正距離で正確に保持することができる。
このように、巻き回し状態において径方向に重ね合わさる伝送路導体組130同士の間隔ダミーFC102によって正確に確保するため、巻き回し状態において径方向に重ね合わさる伝送路導体組130同士における電磁ノイズによる電気的干渉を防止するとともに、伝送路導体130aにおけるインピーダンスを安定させることができる。よって、確実な電気的信号の伝送が必要であるS−ECU210とM−ECU220との信号伝送を実現することができる。
詳述すると、ステータ12と、ステータ12に対して回転可能に取り付けられるロテータ13とで構成された環状の収容空間Sに収容された重合せケーブル100を、一対の伝送路導体130aを備え、ラミネートシート100aで被覆した伝送路FC101と、伝送路FC101の表側に配置され、導体を含まないラミネートシート100a製のダミーFC102とを重ね合わせて構成し、重ね合わせた伝送路FC101及びダミーFC102を密着させるとともに、密着状態の伝送路FC101及びダミーFC102の分離を防止するグリス105を備えたことにより、重合せケーブル100が有する弾発性が損なわれることなく、ロテータ13を円滑に回転することができる。また、ロテータ13の回転に伴う重合せケーブル100の摺動や湾曲による座屈や摩滅によって、電磁ノイズによる電磁両立性が低下することなく、インピーダンスを安定させることができる。
また伝送路FC101と、ダミーFC102とを重ね合わせるとともに、密着させているため、巻き回した状態において、伝送路導体組130を構成する伝送路導体130a同士の距離を正確に保つことができる。
詳述すると、インピーダンス(Z)は下記数式1により算出される。
なお、下記数式1において、Lsはインダクタンス、Csは電気容量を示している。
Figure 2014017649
伝送路FC101とダミーFC102とが、ステータ12に対するロテータ13の回転に伴う重合せケーブル100の巻き回し収容状態の変化により、重合せケーブル100を構成する伝送路FC101とダミーFC102とが、分離して離れたり、近づいたりすると、上記数式1におけるLsやCsがばらつき、インピーダンス(Z)が不安定になる。
しかしながら、SRC10の重合せケーブル100を構成する伝送路FC101とダミーFC102とはグリス105によって密着状態が保持され、ステータ12に対するロテータ13の回転に伴う重合せケーブル100の巻き回し収容状態の変化によって、伝送路FC101とダミーFC102との分離を防止するため、上記数式1におけるLsやCsが安定し、インピーダンス(Z)も安定化することができる。
なお、重合せケーブル100を構成する伝送路FC101とダミーFC102とはグリス105によって密着しているが、グリス105によって粘着性が向上してあたかも一体化しているにすぎず、例えば、巻き回し部分における曲率の内外差によって、余分な負荷が作用することなく、長手方向にすれることができる。したがって、ステータ12に対するロテータ13の回転を阻害することなく円滑に回転することができる。
さらに、一対の伝送路導体130aにおける幅方向間隔Wを、伝送路導体130aの導体幅wに対して同等以下に設定したことにより、ロテータ13のステータ12に対する回転に伴って、収容空間Sに収容された重合せケーブル100の巻き回し収容状態が変化する場合であっても、電磁ノイズによる電磁両立性が低下することなく、インピーダンス(Z)を安定させることができる。
したがって、回転コネクタのEMCを安定して高めることができ、EMCの仕様を安定して満足することにより、回転コネクタを用いて多重高速通信を行うことができる。
また、ロテータ13を、回転軸に対して両回転方向に回転自在に構成するとともに、収容空間Sに、上面にローラ16aを備えた環状のリテーナ16を配置し、重合せケーブル100の長手方向の一部に、ローラ16aによって湾曲して折り返されるUターン部100cを形成し、重合せケーブル100をリテーナ16上に保持する構成により、ロテータ13の回転に従って重合せケーブル100に巻き締めと巻き戻しがなされ、ロテータ13の回転角度や回転数に応じて重合せケーブル100の巻き回し収容状態に変化が生じた場合であっても、インピーダンス整合を行うべき信号源側と負荷側でインピーダンスを安定化させることができる。
続いて、上述のSRC10の効果のうち、一対の伝送路導体130aにおける幅方向間隔Wを、伝送路導体130aの導体幅wに対して同等以下に設定したことによる電磁ノイズによる電磁両立性が低下することなく、インピーダンス(Z)を安定させることができるという効果について実施した効果確認試験について、以下で説明する。
この効果確認試験では、伝送路導体組130を構成する伝送路導体130aの導体幅wが0.8mm,1.6mmである2種類の伝送路FC101で構成する重合せケーブル100について、伝送路導体130a同士の幅方向の間隔である幅方向間隔Wをパラメータとして、SRC10を回転させたときのインピーダンス(Z)を計測し、導体幅wに対する幅方向間隔Wの影響を計測した。
なお、本試験では、導体厚みが35μmの伝送路導体130aを用い、CAN通信の規格に応じて、通信周波数を1MHzとするとともに、インピーダンス120Ωを基準として“−25Ω”あるいは“+20Ω”の範囲を超えるものを不合格とした。
まず、導体幅wが0.8mmである伝送路導体130aについて、幅方向間隔Wを0.6mm、0.8mm、1.0mm、1.2mm及び1.4mmに設定した場合の結果を表1に示す。なお、回転角は、回転方向の中間位置を中心とし、左右方向に回転させた回転角を示し、その回転角におけるインピーダンスを計測している。
Figure 2014017649
表1に示す試験結果から、回転角によっては、導体幅w(0.8mm)より幅方向間隔Wが広い場合(W=1.0mm,1.2mm,1.4mm)、上述のCAN通信の規格の上限値である120+20(Ω)を超えることを確認した。これに対し、導体幅w(0.8mm)と幅方向間隔Wが同等以下である場合(W=0.6mm,0.8mm)、全回転角において上記範囲内に収まることを確認した。
次に、導体幅wが1.6mmである伝送路導体130aについて、幅方向間隔Wを1.0mm、1.4mm、1.6mm、1.8mm及び2.0mmに設定した場合の結果を表2に示す。
Figure 2014017649
表2に示す試験結果から、導体幅w(1.6mm)より幅方向間隔Wが広い場合(W=1.8mm,2.0mm)、ほぼ全回転角において、上述のCAN通信の規格の上限値である120+20(Ω)を超えることを確認した。これに対し、導体幅w(1.6mm)と幅方向間隔Wが同等以下である場合(W=1.0mm,1.4mm,1.6mm)、全回転角において上記範囲内に収まることを確認した。
この効果確認試験の結果から、一対の伝送路導体130aにおける幅方向間隔Wを、伝送路導体130aの導体幅wに対して同等以下に設定することにより、電磁ノイズによる電磁両立性が低下することなく、インピーダンスを安定化できることを確認した。
なお、厚みが0.035mm(35μm)の平角導体100bを用いているため、一対の伝送路導体130aにおける幅方向間隔Wは、平角導体100bの厚みの10倍である0.35mm以上であれば、電磁ノイズによる電磁両立性が低下することなく、インピーダンスを確実に安定化できる。
詳述すると、導体幅wに対して平角導体100bの厚みが極めて薄いため、インピーダンスに作用する導体間相互の静電結合による影響は比較的小さいが、近接により静電結合量が増加の影響を多少受けるため、平角導体100bの厚みの10倍以上の0.35mmを幅方向間隔Wの下限値と設定することで、電磁ノイズによる電磁両立性が低下することなく、インピーダンスをさらに確実に安定化することができる。
また、伝送路導体130aと回路導体110との幅方向間隔Wも、同様に導体厚みが極めて薄いため、インピーダンスに作用する導体間相互の静電結合による影響は小さいが、影響を完全に排除できる、少なくとも回路導体110の導体幅w以上とすることが好ましい。
このように、一対の伝送路導体130aの信号導体における幅方向間隔Wを、平角導体100bの導体幅wと同等以下、かつ平角導体100bの厚みの10倍以上に設定し、さらには、伝送路導体130aと回路導体110との幅方向間隔を回路導体110の導体幅w以上とすることで、インピーダンスをより確実に安定化することができる。
なお、上述の説明では、伝送路FC101の表側にダミーFC102を配置して重合せケーブル100を構成し、収容空間Sに巻き回して収容したが、もちろん伝送路FC101の裏側にダミーFC102を配置したり、伝送路FC101の表裏の両側にダミーFC102を配置して重合せケーブル100を構成してもよい。
また、伝送路FC101とダミーFC102とで重合せケーブル100を構成したが、伝送路FC101とダミーFC102とをこの順で複数重ね合わせて重合せケーブル100を構成してもよい。
続いて、第2パターンの重合せケーブル100の構成についての概念図である図7、及び第2パターンの図3のA−A断面におけるフラットケーブルについての概念図である図8に示すように、重合せケーブル100を、伝送路FC101及びダミーFC102に加えて、回路導体110を有する回路導体フラットケーブル103を備え、伝送路FC101と回路導体フラットケーブル103との間、及び伝送路FC101における回路導体フラットケーブル103を配置した側と反対側に、ダミーFC102を配置して構成する。
なお、この第2パターンの重合せケーブル100の場合も、重合せケーブル100を構成する伝送路FC101、ダミーFC102及び回路導体フラットケーブル103において互いに対向する対向面にはグリス105を介在させて、密着させている。
このように、伝送路FC101及びダミーFC102に加えて回路導体フラットケーブル103を配置した重合せケーブル100であっても、重合せケーブル100を巻き回して収容空間Sに収容した状態において、回路導体110を有する回路導体フラットケーブル103と伝送路FC101との間に必ず、ダミーFC102が介在するため、回路導体フラットケーブル103における回路導体110の通電によって、電磁ノイズによる電磁両立性が低下することなく、インピーダンスを安定させることができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、この発明の回転コネクタ装置は、SRC10に対応し、
以下同様に、
固定側部材は、ステータ12に対応し、
回転側部材は、ロテータ13に対応し、
フラットケーブルは、重合せケーブル100に対応し、
信号導体は、伝送路導体130aに対応し、
帯状の樹脂は、ラミネートシート100aに対応し、
信号フラットケーブルは、伝送路FC101に対応し、
ダミーフラットケーブルは、ダミーFC102に対応し、
密着手段は、グリス105に対応し、
導体間隔は、幅方向間隔Wに対応し、
遊動部材は、リテーナ16に対応し、
折返し部は、Uターン部100cに対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、自動車におけるステアリングホイール部分に装着するSRC10について説明したが、ロボットアーム等の回転部分を有する機構におけるコネクタ装置として上記構成を用いてもよい。
10…SRC
12…ステータ
13…ロテータ
16…リテーナ
16a…ローラ
100…重合せケーブル
100a…ラミネートシート
100c…Uターン部
101…伝送路FC
102…ダミーFC
103…回路導体フラットケーブル
105…グリス
回路導体110…回路導体
130a…伝送路導体
S…収容空間
W…幅方向間隔
w…導体幅

Claims (4)

  1. 固定側部材と、該固定側部材に対して回転可能に取り付けられる回転側部材とを有し、これらで構成された環状の収容空間に、フラットケーブルを収容した回転コネクタ装置であって、
    前記フラットケーブルを、
    一対の信号導体を備え、帯状の樹脂で被覆した信号フラットケーブルと、該信号フラットケーブルの表裏面側の少なくとも一方に配置され、導体を含まない帯状で樹脂製のダミーフラットケーブルとを重ね合わせて構成し、
    重ね合わせた前記信号フラットケーブル及び前記ダミーフラットケーブルを密着させる密着手段を備え、
    前記一対の信号導体における導体間隔を、前記信号導体の導体幅に対して同等以下に設定した
    回転コネクタ装置。
  2. 前記一対の信号導体における導体間隔を、前記信号導体の厚みの10倍以上に設定した請求項1に記載の回転コネクタ装置。
  3. 前記回転側部材を、回転軸に対して両回転方向に回転自在に構成するとともに、
    前記収容空間に、上面にローラを備えた環状の遊動部材を配置し、
    前記フラットケーブルの長手方向の一部に、前記ローラによって湾曲して折り返される折返し部を形成し、
    前記フラットケーブルを前記遊動部材上に保持する
    請求項1または2に記載の回転コネクタ装置。
  4. 前記フラットケーブルを、
    前記信号フラットケーブル及び前記ダミーフラットケーブルに加えて、回路を構成する回路を構成する回路導体を有する回路導体フラットケーブルを備え、
    前記信号フラットケーブルと前記回路導体フラットケーブルとの間、及び前記信号フラットケーブルにおける前記回路導体フラットケーブルを配置した側と反対側に、前記ダミーフラットケーブルを配置した
    請求項1乃至3のうちいずれかに記載の回転コネクタ装置。
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