JPWO2013145788A1 - 送電装置、電子機器およびワイヤレス電力伝送システム - Google Patents

送電装置、電子機器およびワイヤレス電力伝送システム Download PDF

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Abstract

【課題】1次側送電コイルと2次側送電コイル間の位置がずれることによる伝送効率低下を抑制する。【解決手段】本発明の送電装置1は、2次側受電コイル4を有し、2次側受電コイルを介して電力を受電する電子機器2にワイヤレスで電力伝送を行う送電装置であって、1次側送電コイル6と、1次側送電コイルに電力を供給する送電回路部21と、を備え、1次側送電コイルおよび2次側送電コイルを含む伝送回路部36において、伝送回路部の入力側の第1のインピーダンスは、1次側送電コイルと2次側送電コイルとの結合係数を用いて伝送回路部の出力側の第2のインピーダンスと整合されることを特徴とする。【選択図】図9

Description

本発明は、送電装置に受電対象物である電子機器等を着脱可能に装着または接近させ、送電装置から電子機器等に対してワイヤレスで電力伝送するためのワイヤレス電力伝送システムに関するものである。
従来、送電装置に設けた1次側送電用コイルと、受電側である電子機器や車両側に設けた2次側受電用コイルとの間で、両コイル間の電磁誘導作用を利用して電力伝送を行うワイヤレス電力伝送システムがある。ワイヤレス電力伝送では接点部分の露出がないために防水性の確保が容易なことや、電気的接点部分の不良や劣化を気にしなくてよいなどの利点がある。これらの電子機器等に搭載されている1次側送電コイルおよび2次側受電コイルは、コアに巻き線を巻いたものやボビンに巻き線を巻いたものが一般的に用いられている。
そのワイヤレス電力伝送システムは、商用電源からの電圧を高周波インバータ回路により高周波交流電圧に変換して1次側送電コイルに供給することで、この1次側送電コイルに60〜600kHz程度の高周波の交流磁束を発生させる。そして、電磁誘導作用により、受電側の電子機器内の2次側受電コイルにて該交流磁束により誘起された交流電圧は2次側の整流平滑回路で直流に変換した後に充電部である2次電池に給電される。
従来、送電装置により電子機器等に搭載されている2次電池を充電する際に、電子機器等を送電装置の上に載せて給電する場合、給電効率はその両者の位置関係に密接に関係し、両者の位置にずれが生じると伝送効率が低下した。また1台の送電装置に複数の電子機器等を搭載して給電する場合、優先度を決めたり、分割して給電する方法で電力電送が行われた。
例えば、特許文献1は、ケースの上面プレートに電池内蔵機器が載せられると、この電池内蔵機器の位置を位置検出制御器が検出し、移動機構で電源コイル(1次側送電コイル)を移動させて電池内蔵機器の誘導コイル(2次側受電コイル)に接近させる充電台を開示している(特許文献1参照)。
また、特許文献2は、対応する充電領域に置かれた被充電機器に対して非接触で充電を行う複数の充電手段と、充電領域に置かれた複数の被充電機器に対して、当該複数の被充電機器を充電する際の優先度を設定する設定手段と、複数の被充電機器への電流の供給を制御する制御手段と、を有し、制御手段は、設定手段によって設定された優先度に基づいて、予め定められた総電流値の範囲内において複数の充電手段のそれぞれに供給する電流の配分を決定する充電器が開示されている。そして、この充電器は、複数の被充電機器を非接触で充電する場合において、充電する際の優先度が高い被充電機器から充電を行う(特許文献2参照)。
特開2009−247194号公報 特開2010−268610号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された充電台構成は、電源コイルと誘導コイルとの位置合わせを行うために電源コイルを移動させる移動機構が必要となり、コストアップの要因となった。
また、上記特許文献2に記載された充電器は、複数の被充電機器を充電するために、複数の送電コイルおよび送電コイル励振部が必要であり、回路コストの増大につながった。また、1つの送電コイルは1台の被充電機器のみにしか給電できず、1台の送電コイルで複数の被充電機器を同時に給電することができなかった。
本発明は、このような従来技術の課題を鑑みて案出されたものであり、1次側送電コイルと2次側受電コイル間で位置合わせをせずに伝送効率の低下を抑制する送電装置、電子機器およびワイヤレス電力伝送システムを提供することを目的とする。また、1つの1次側送電コイルで複数の2次側受電コイルへの給電を可能にする給電装置、電子機器およびワイヤレス電力伝送システムを提供することを目的とする。
本発明の送電装置は、2次側受電コイルを有し、前記2次側受電コイルを介して電力を受電する電子機器にワイヤレスで電力伝送を行う送電装置であって、1次側送電コイルと、前記1次側送電コイルに電力を供給する送電回路部と、を備え、前記1次側送電コイルおよび前記2次側送電コイルを含む伝送回路部において、前記伝送回路部の入力側の第1のインピーダンスは、前記1次側送電コイルと前記2次側送電コイルとの結合係数を用いて前記伝送回路部の出力側の第2のインピーダンスと整合されることを特徴とする。
また、本発明の電子機器は、1次側送電コイルを有し、前記1次側送電コイルを介して電力を伝送する送電装置から電力を受電する電子機器であって、2次側受電コイルと、前記2次側受電コイルを介して電力が供給される受電回路部と、を備え、前記1次側送電コイルおよび前記2次側送電コイルを含む伝送回路部において、前記伝送回路部の出力側の第2のインピーダンスは、前記1次側送電コイルと前記2次側送電コイルとの結合係数を用いて前記伝送回路部の入力側の第1のインピーダンスと整合されることを特徴とする。
また、本発明のワイヤレス電力伝送システムは、ワイヤレスで電力伝送を行うワイヤレス電力伝送システムであって、1次側送電コイルおよび2次側受電コイルを有する伝送回路部と、前記1次側送電コイルの電力を伝送する送電回路部と、前記2次側受電コイルを介して電力を受電する受電回路部と、を備え、前記伝送回路部の入力側の第1のインピーダンスと、前記伝送回路部の出力側の第2のインピーダンスとは、前記1次側送電コイルと前記2次側送電コイルとの結合係数を用いて整合されることを特徴とする。
また、本願発明のワイヤレス電力伝送システムは、1次側送電コイルから非接触で2次側受電コイルを有する電子機器に電力伝送を行うワイヤレス電力伝送システムであって、前記1次側送電コイルは、線状導体を螺旋状に巻回した2次側受電コイルの中心軸に略平行となる軸線周りに線状導体を巻回した縦型ヘリカルコイルであり、前記1次側送電コイルの開口面は、前記2次側受電コイルを複数台載置できる面積を有することを特徴とする。
本発明のワイヤレス電力伝送システムによれば、1次側送電コイルと2次側受電コイルとの結合係数を用いて伝送回路部の入出力側のインピーダンスを整合するため、1次側送電コイルと2次側送電コイル間の位置がずれることによる伝送効率低下を抑制することができる。
また、本発明のワイヤレス電力伝送システムによれば、1次側送電コイルを縦型ヘリカルコイルとすることにより、1次側送電コイルの磁束密度が略均一となるため、1次側送電コイルと2次側受電コイル間で位置合わせをせずに、2次側受電コイルを有する電子機器への電力伝送が可能となる。
本発明の実施形態におけるワイヤレス電力伝送システムの第1例を示す斜視図 本発明の実施形態におけるワイヤレス電力伝送システムの第1例を示す断面図 本発明の実施形態におけるワイヤレス電力伝送システムの第1例を示す平面図 本発明の実施形態におけるワイヤレス電力伝送システムの第2例を示す斜視図 本発明の実施形態におけるワイヤレス電力伝送システムの第2例を示す断面図 本発明の実施形態におけるワイヤレス電力伝送システムの第2例を示す平面図 本発明の実施形態におけるワイヤレス電力伝送システムの第3例を示す斜視図 本発明の実施形態におけるワイヤレス電力伝送システムの第3例を示す断面図 本発明の実施形態におけるワイヤレス電力伝送システムの回路構成を示す図 本発明の実施例におけるワイヤレス電力伝送システムの平面図 本発明の実施例における2次側受電コイルをX軸方向に移動させたときの結合係数の推移を示す図 本発明の実施例における2次側受電コイルをY軸方向に移動させたときの結合係数の推移を示す図 本発明の実施例における2次側受電コイルをX軸方向に移動させたときの出力電圧の推移を示す図 本発明の実施例における2次側受電コイルをY軸方向に移動させたときの出力電圧の推移を示す図 ワイヤレス電力伝送システムの比較例の平面図 ワイヤレス電力伝送システムの比較例の正面図 比較例における2次側受電コイルをX軸方向に移動させたときの結合係数の推移を示す図 比較例における2次側受電コイルをX軸方向に移動させたときの出力電圧の推移を示す図
上記課題を解決するためになされた第1の発明のワイヤレス電力伝送システムは、1次側送電コイルから非接触で2次側受電コイルを有する電子機器に電力伝送を行うワイヤレス電力伝送システムであって、前記1次側送電コイルは、線状導体を螺旋状に巻回した2次側受電コイルの中心軸に略平行となる軸線周りに線状導体を巻回した縦型ヘリカルコイルであり、前記1次側送電コイルの開口面は、前記2次側受電コイルを複数台載置できる面積を有することを特徴とする。
2次側受電コイルよりも面積の大きい1次側送電コイルから2次側受電コイルを給電する場合、従来の送受電コイルの構成では、伝送効率は電子機器が置かれる位置に依存した。例えば、2次側受電コイルが1次側送電コイルの中央部付近に置かれた場合と、端部付近に置かれた場合とで電力伝送特性が異なった。すなわち、2次側受電コイルが1次側送電コイルの中央部付近に置かれた場合電子機器の受電性は良好であるが、2次側受電コイルが1次側送電コイルの端部付近に置かれた場合、伝送効率が低下した。
そこで、上述の第1の発明のように1次側送電コイルが、線状導体を螺旋状に巻回した2次側受電コイルの中心軸に略平行となる軸線周りに線状導体を巻回した縦型ヘリカルコイルとして構成されることにより、ヘリカルコイル全体で誘導される磁束強度(磁束密度)の差が生じにくくなる。このため、2次側受電コイルが1次側送電コイルの中央部に置かれた場合の両コイル間の結合係数と、2次側受電コイルが1次側送電コイルの端部に置かれた場合の両コイル間の結合係数とに差が生じにくくなる。したがって、2次側受電コイルを有する電子機器を1次側送電コイルの中央部に置いても、端部に置いても、1次側送電コイルおよび2次側受電コイル間の位置合わせをせずに電子機器への給電を行うことができる。
また、第2の発明のワイヤレス電力伝送システムは、前記1次側送電コイルと、前記1次側送電コイルと直列共振回路を構成する1次側コンデンサと、前記2次側受電コイルと、前記2次側受電コイルと直列共振回路を構成する2次側コンデンサと、を有する伝送回路部をさらに備える。
第2の発明によれば、直列共振を構成する2次側受電コイルおよび1次側送電コイルを含む伝送回路部において入出力のインピーダンスの整合を取ることにより、1次側受電コイルと2次側受電コイルとの結合係数の変動が少なくポジショニングフリー給電を行うことを可能とする。
また、第3の発明のワイヤレス電力伝送システムは、前記1次側送電コイルの開口面が長方形形状であり、前記1次側送電コイルの開口面の短辺長は2次側受電コイルの径の4倍以下の長さであり、かつ、前記1次側送電コイルの開口面の長辺長は2次側受電コイルの径の6倍以下の長さである。
1次側送電コイルの開口面の短辺長が2次側受電コイルの径の4倍より長くなると、伝送効率が低下する傾向にある。また、1次側送電コイルの開口面の短辺長が2次側受電コイルの径の4倍以下であったとしても、長辺長が2次側受電コイルの径の6倍よりも大きい長さとなると、1次側送電コイルおよび2次側受電コイル間の結合係数が低下することにより伝送効率が低下する傾向にある。そこで、1次側送電コイルの開口面の短辺長および長辺長と、2次側受電コイルの径とを上述の関係とすることにより、伝送効率の低下を抑制することができる。
また、第4の発明のワイヤレス電力伝送システムは、前記1次側送電コイルに電力を供給する送電回路部と、前記2次側受電コイルを介して電力が供給される受電回路部と、をさらに備え、前記送電回路部から見た伝送回路部のインピーダンスをZ1とし、前記受電回路部のインピーダンスをZ2とし、前記1次側送電コイルおよび前記2次側受電コイル間の結合係数をKとし、前記1次側送電コイルの自己インダクタンスをL1とし、前記2次側受電コイルの自己インダクタンスをL2とし、前記1次側コンデンサのキャパシタンスをC1とし、前記2次側コンデンサのキャパシタンスをC2とし、前記1次側送電コイルから送電される交流電力の角周波数をωとする場合、L1=Z1/(ω*K)およびL2=Z2/(ω*K)、C1=1/(L1*(ω)^2)、C2=1/(L2*(ω)^2)の関係を満たす。
従来は、1次側送電コイルから2次側受電コイルに最大の電力伝送を行うため、送受電コイル間の距離を極めて近接させて、送受電コイル間での結合係数Kを大きくしていた(1に近づけていた)。しかし、両コイル間の位置ずれや伝送間距離が離れたりしてその距離変化が生じると、伝送電力が大きく減衰した。
また、1次側送電コイルに対して2次側受電コイルを給電する際、1次側送電コイルと2次側受電コイルを含む伝送回路部と、伝送回路部に電力を供給する送電回路部と、伝送回路部から電力が供給される受電回路部とのインピーダンスの整合が取れていない場合、1次側送電コイルに対する2次側受電コイルの位置によって結合係数の変動が生じる。このため、2次側受電コイルを置く場所(1次側送電コイルと2次側受電コイルとの位置関係)によって、2次側受電コイルを有する電子機器への給電が困難となる。また、単数の1次側送電コイルに対して複数の2次側受電コイルを給電する場合、つまり1台の送電装置から複数の電子機器に送電する際、1次側送電コイルの開口面内でそれぞれの電子機器の置かれる位置により結合係数の変動が生じて、複数の電子機器へ給電を行うことも困難となる。
そこで、上述の第4の発明のように構成することにより、直列共振を構成する1次側送電コイルおよび2次側受電コイルを含む伝送回路部において、受電回路部および送電回路部とのインピーダンス整合を取ることが可能となる。
その結果、2次側受電コイルを有する電子機器が1次側送電コイルの開口面内にどの位置に置かれる場合でも、送電装置は電子機器に必要な供給電力量を1次側送電コイルを介して供給することができる。そして、電子機器は2次側受電コイルを介して受電することができる。すなわち、電子機器の置かれる位置が変わっても、1次側受電コイルと2次側受電コイルとの磁気結合の変動が少なく、ポジショニングフリー給電を実現することができる。
さらには、1次側送電コイルの開口面内に複数の電子機器が置かれる場合でも、送電装置は各電子機器に必要な電力量の総和に見合った供給電力量を1次側送電コイルから供給し、複数の2次側受電コイルにおいて同時に受電することができ、いわゆるマルチ給電をも行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
<ワイヤレス電力伝送システムの構成>
本実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムは、送電装置1と、2次電池を含む受電装置である電子機器2とを備える。
以下、図1〜8を用いてワイヤレス電力伝送システムの概要について説明する。
図1は本発明の実施形態におけるワイヤレス電力伝送システムの第1例を示す斜視図、図2は本発明の実施形態におけるワイヤレス電力伝送システムの第1例を示す断面図、図3は本発明の実施形態におけるワイヤレス電力伝送システムの第1例を示す平面図である。
図1〜3に示すように、ワイヤレス電力伝送システム10は、1次側送電コイル6を有する送電装置1と、2次側受電コイル4を有する電子機器2とを備え、複数の2次側受電コイル4は送電装置1の載置台3の上面に載置される。送電装置1は1次側送電コイル6を介して2次側受電コイル4へ送電すると共に、電子機器2は2次側受電コイル4を介して受電し、電力を電子機器2内の2次電池(図示せず)に蓄電する。
なお、以下説明する図1〜8、10では、簡略的に図示するために、電子機器2として、2次側受電コイル4のみを図示した。すなわち、図1〜8、10において、2次側受電コイル4を収納する電子機器2の筐体、上記2次電池は省略されている。
1次側送電コイル6は長辺長をM(mm)、短辺長N(mm)、高さH(mm)の長方形形状をした縦型のヘリカル型コイルである。高さHは側面に巻いた一番上に位置する線状導体と一番下に位置する線状導体間の距離である。
平面状に導線を螺旋状に巻回したスパイラル状平面コイルと違い、1次側送電コイル6は立体の絶縁体に銅線等の線状導体をその側面に数回巻回される縦型ヘリカルコイルである。縦型とはその絶縁体の側面に線状導体を下から上に重ねられるように巻回した形態を意味する。この側面に線状導体を巻き回した縦型ヘリカルコイルでは磁束を誘導する軸線方向はY軸方向(図2参照)である。また、その巻き方は側面に沿って単線層、または、複数本の線状導体を束ねたリッツ線のような線状導体で巻かれる。送電装置1の小型化や薄型化、また1次側送電コイルのインダクタンス値との兼ね合いで巻き数が適宜決められる。
送電装置1上面の載置台3には線状導体を螺旋状に巻いた平面コイルである2次側受電コイル4を有する電子機器2が載置される。なお、2次側受電コイル4の中心軸と、1次側送電コイル6が磁束を誘導する軸線方向は略平行であることが好ましい。
また、1次側送電コイル6の開口面(つまり、側面に巻かれた線状導体で取り囲まれた領域)は長方形状であり、その短辺長をN、長辺長をMとし、また載置台3に載置された2次側受電コイル4の外径をQとすると、短辺長Nは2次側受電コイル4の外径Qの4倍以下の長さであり、かつ、長辺長Mは2次側受電コイル外径Qの6倍以下の長さとすることが好ましい。
短辺長Nが2次側受電コイル4の外径Qの4倍よりも長くなると、伝送効率が低下する傾向にある。また、短辺長Nが2次側受電コイル外径Qの4倍以下であったとしても、長辺長Mが2次側受電コイル4の外径Qの6倍よりも大きい長さとなると、1次側送電コイル6と2次側受電コイル4間の結合係数が低下することにより伝送効率が低下する傾向にある。そこで好ましくは、短辺長Nは2次側受電コイル4の外径Qの3倍以下の長さであり、かつ、長辺長Mは2次側受電コイル4の外径Qの5倍以下、より好ましくは、短辺長Nは2次側受電コイル4の外径Qの2倍以下の長さであり、かつ、長辺長Mは2次側受電コイル4の外径Qの3倍以下の長さである。
図4は本発明の実施形態におけるワイヤレス電力伝送システムの第2例を示す斜視図、図5は本発明の実施形態におけるワイヤレス電力伝送システムの第2例を示す断面図、図6は本発明の実施形態におけるワイヤレス電力伝送システムの第2例を示す平面図である。ワイヤレス電力伝送システムの第1例と第2例との相違点は1次側送電コイル6の構成であり、以下の説明において、この相違点以外の詳細な説明は省略する。
図4〜6に示すように、1次側送電コイル6は直径Rの円筒形状をした縦型ヘリカルコイルである。高さHは側面に巻いた一番上に位置する線状導体と一番下に位置する線状導体間の距離である。送電装置1上面の載置台3には線状導体を螺旋状に巻いた平面コイルである2次側受電コイル4が載置される。
1次側送電コイル6の開口面(つまり側面に巻かれた線状導体で取り囲まれた領域)は円形状であり、この1次側送電コイルの開口面の直径をRとすると、1次側送電コイルの直径Rは、上面に載置された2次側受電コイルの外径Qの4倍以下の長さとすることが好ましい。好ましくは3倍以下、より好ましくは2倍以下の長さである。
図7は本発明の実施形態におけるワイヤレス電力伝送システムの第3例を示す斜視図、図8は本発明の実施形態におけるワイヤレス電力伝送システムの第3例を示す断面図である。
上述したように第1例および第2例のワイヤレス電力伝送システム10では、1次側送電コイル6が横置きされ、送電装置1の上面に電子機器2が載置されたが、図7、8に示すように、第3例では1次側送電コイル6は机7等の送電装置1の設置面に縦置きされる。
その送電装置1の横側面部には電子機器2を挿入可能な電子機器用ボックス8が設けられる。図7、8では1次側送電コイル6の両側にそれぞれ2箇所ずつ電子機器用ボックス8が設けられる。すなわち、本実施形態では、送電装置1は合計4つの電子機器用ボックス8を有する。例えば業務機器など同じ型の電子機器2を複数台給電する場合などでは、縦に数台の電子機器2を配置でき、机7の上のスペースを有効活用することができる。
また、図7に示すように1次側送電コイル6の両側面に電子機器2を配置して、複数の電子機器2を同時に給電することもできる。これにより、さらに机7の上のスペースを有効活用することができる。また、このように縦置きにすることで、送電装置1と電子機器2との接する面が机7等の設置面に対して略垂直となる。これにより、送電装置1と電子機器2との間に金属の小片等が挟まりこむことを抑制することができる。
次に、図9を用いてワイヤレス電力伝送システム10の回路構成について説明する。図9は本発明の実施形態におけるワイヤレス電力伝送システムの回路構成を示す図である。
図9に示すように、ワイヤレス電力伝送システム10は、送電回路部21、受電回路部23、伝送回路部36を備える。伝送回路部36は、1次側伝送回路部34および2次側伝送回路部35を備え、1次側伝送回路部34は送電装置1に設けられ、2次側伝送回路部35は電子機器2に設けられる。
送電回路部21は、電源部29およびDC/ACインバータ30を備え、電源部29は商用電源から供給される交流電圧を所定の直流電圧に変換してDC/ACインバータ30に供給するAC/DCインバータ(図示せず)を有する。DC/ACインバータ30は、この直流電圧を所定の角周波数ωとなる交流電圧に変換して1次側伝送回路部に供給する。
1次側伝送回路部34は1次側送電コイル6および1次側送電コイル6と直列に接続される1次側コンデンサ27を備え、1次側送電コイル6および1次側コンデンサ27は直列共振回路を構成する。また、この直列共振回路により、所定の共振周波数f(=ω/(2π))で磁束を発振させる。
2次側伝送回路部35は2次側受電コイル4および2次側受電コイル4と直列に接続される2次側コンデンサ28を備え、2次側受電コイル4および2次側コンデンサ28は直列共振回路を構成する。また、この直列共振回路により、1次側送電コイル6からの電磁誘導により2次側受電コイル4に交流電圧が誘起される。そして、この交流電圧は2次側伝送回路部35から受電回路部23に供給される。
受電回路部23は、負荷部33(図示しない2次電池、給電回路部を含む)、DC/DCコンバータ32および整流回路31を備える。整流回路31は2次側伝送回路部35から供給された交流電圧を平滑化することで直流電圧に変換し、DC/DCコンバータ32に供給する。DC/DCコンバータ32は、この直流電圧を所定の直流電圧に変換して負荷部33に供給する。この所定の直流電圧は給電回路部(図示せず)を介して2次電池(図示せず)に供給される。
ここで、電源部29、DC/ACインバータ30、伝送回路部36、整流回路31、DC/DCコンバータ32、負荷部33に付加した記号η1からη4は電力伝送効率(%)を示す。その各構成部間に付加したP0からP4は各部からの出力電力(W)、V0からV4は出力電圧(V)、I0からI4は出力電流(A)、Z0からZ4はインピーダンス(Ω)を表す。以下に求められる伝送ダイヤグラムの各入出力特性の考え方の一例を示す。
負荷部33へ送る電力はDC/DCコンバータ32の出力になる。負荷部33へ送る必要電力を仮にP4=7.5(W)、電圧V4=5(V)に設定すると、出力電流I4(=P4/V4)は1.5(A)、出力抵抗Z4(=V4/I4)は、3.3(Ω)となる。
DC/DCコンバータ32の伝送効率を仮にη4=92%と仮定すると、DC/DCコンバータ32の入力電力P3(=P4/η4)は、8.2(W)となる。そのDC/DCコンバータが10Vから5Vへの変換を行うと仮定すると入力電圧V3は10Vとなり、そのときの入力電流I3(=P3/V3)は0.8(A)、入力抵抗Z3(=V3/I3)は12.3(Ω)となる。DC/DCコンバータ32の入力電力P3、入力電圧V3、入力電流I3、入力抵抗Z3は整流回路31の出力特性となる。
整流回路31の伝送効率を仮にη3=92%と仮定すると、整流回路31の入力電力P2(=P3/η3)は8.9(W)となる。整流回路31の入力電圧V2は出力電圧V3と同じとすると、入力電圧V2は10Vとなり、そのときの入力電流I2(=P2/V2)は0.9(A)、入力抵抗Z2(=V2/I2)は11.3(Ω)となる。整流回路31の入力電力P2、入力電圧V2、入力電流I2、入力抵抗Z2はそのまま伝送回路部36の2次側伝送回路部35の出力特性となる。
伝送回路部36の伝送効率を仮にη2=92%と仮定すると、1次側送電コイルへの入力電力P1は9.6(W)となる。1次側コイルと2次側コイルの抵抗が同じとすると、1次側コイルの入力電圧はV1=V2/(η2)^1/2から求まり、V1=10.4Vとなる。そのときの入力電流I1は0.9(A)、入力抵抗Z1は11.3(Ω)となる。1次側送電コイルの入力電力P1、入力電圧V1、入力電流I1、入力抵抗Z1はDC/ACインバータ30の出力特性である。
DC/ACインバータ30の伝送効率を仮にη1=92%と仮定すると、DC/ACインバータ30の入力電力P0は10.5(W)となる。DC/ACインバータ30の入力電圧V0はDC/ACインバータ30の出力電圧V1と同じとすると、V0=10.4Vとなる。そのときの入力電流I0は1.0(A)、入力抵抗Z0は10.4(Ω)となる。以上の特性を表1に整理する。負荷部33に最終必要な電力特性から受電回路部23、伝送回路部36、送電回路部21での入出力特性を算定して、必要な入力電源容量を定めることができる。
Figure 2013145788
次に、伝送回路部36の回路定数の設定について図9に示した構成部を元に説明する。受電回路部23および送電回路部21のインピーダンスを考慮して、伝送回路部の定数は決定される。
まず、送電回路部21の1つであるDC/ACインバータ30から角周波数ωの交流電力が伝送回路部36の一部である1次側伝送回路部34に伝送される。1次側伝送回路部34の1次側送電コイル6から2次側伝送回路部35の一部である2次側受電コイル4に電磁誘導により交流電力が2次側受電コイル4に誘起される。
1次側伝送回路部34は1次側送電コイル6の一端に1次側コンデンサ27を直列でつないだ直列共振回路を形成する。同様に2次側伝送回路部35は2次側受電コイル4の一端に2次側コンデンサ28を直列でつないだ直列共振回路を形成する。
そして、1次側伝送回路部34に接続した送電回路部21から見た伝送回路部36のインピーダンスをZ1とした場合、1次側送電コイル6の自己インダクタンスL1は、送受電コイル間の結合係数Kおよび伝送角周波数ωを基にして、
L1=Z1/(ω*K)
の関係から算定される。
また、1次側コンデンサ27のキャパシタンスC1は、
C1=1/(L1*(ω)^2)
の関係から算定される。
同様に、2次側伝送回路部35に接続した受電回路部23のインピーダンスがZ2の場合、2次側受電コイル4の自己インダクタンスL2は、
L2=Z2/(ω*K)
の関係から算定される。
また、2次側コンデンサ28のキャパシタンスC1は、
C2=1/(L2*(ω)^2)
の関係から算定される。
以上のように、角周波数ωで共振するように伝送回路部36における1次側送電コイル6のインダクタンスL1、2次側受電コイル4のインダクタンスL2、1次側コンデンサ27のキャパシタンスC1、2次側コンデンサ28のキャパシタンスC2が設定される。これにより、直列共振を構成する1次側送電コイル6および2次側受電コイル4を含む伝送回路部36において、受電回路部23および送電回路部21とのインピーダンス整合を取ることが可能となる。
その結果、送電装置1に含まれる1次側送電コイル6の中央部付近から端部付近において電子機器2の置かれる位置が変わっても、1次側送電コイル6と2次側受電コイル4との結合係数の変動が少なく、ポジショニングフリー給電を実現することができる。
また、複数の電子機器2が送電装置1に置かれた場合でも、各電子機器2に必要な電力量の総和に見合った供給電力量を1次側送電コイル6から供給し、その後複数の2次側受電コイル4において同時に受電することができ、いわゆるマルチ給電をも行うことができる。
また、1次側送電コイル6と2次側受電コイル4との間で各々の機器および装置の識別情報をやりとりして、互いに相手方の認証を行ってもよい。そして、送電装置1および電子機器2が互いに相手方を認証できたときに、1次側送電コイル6から2次側受電コイル4に電力伝送が行われ、その伝送された電力により電子機器2の2次電池(図示せず)の充電が行われる。
また、送電装置1の1次側送電コイル6と2次側受電コイル4との相互誘導により、2次側受電コイル4に交流電圧が誘起され2次電池(図示せず)の充電を行う前に、電子機器2が送電装置1の端末載置台に設置されているかどうかを検知することも好ましい。また、電子機器2の機器状態、例えば温度上昇、2次電池の充電状態、2次側受電コイル4に発生する電圧変動等を検知する受電制御部を設けることも好ましい。
以下、本発明に係るワイヤレス電力伝送システム10についてより具体的な実施例を挙げて説明する。
(実施例1)
図1、9、10に示すワイヤレス電力伝送システム10を用いて、送電装置1から電子機器2にワイヤレスで電力伝送を行った。図10は本発明の実施例におけるワイヤレス電力伝送システムの平面図を示す。1次側送電コイル6は、長辺長Mは240mm、単辺長Nは160mm、高さHは16mmの長方形形状をした縦型ヘリカルコイルである。また、この縦型ヘリカルコイルは径0.8mmの銅線をアクリル基体の側面に20ターン巻きして構成される。送電装置1の上面に載置された電子機器2の2次側受電コイル4は径0.8mmの銅線を螺旋状に巻き回して構成され、内径10mm、外径Qは40mmの平面コイルである。
1次側送電コイル6および2次側受電コイル4間の結合係数Kは0.063、伝送周波数fは150kHz、送電回路部21から見た伝送回路部36のインピーダンスZ1が10Ω、受電回路部23のインピーダンスZ2が10Ωの場合、1次側送電コイル6の自己インダクタンスL1をL1=Z1/(ω*K)の関係から、2次側受電コイル4の自己インダクタンスL2をL2=Z2/(ω*K)の関係から、1次側コンデンサ27のキャパシタンスC1をC1=1/(L1*(ω)^2)の関係から、2次側コンデンサ28のキャパシタンスC2を、C2=1/(L2*(ω)^2)の関係から算定した。この結果、1次側伝送回路部34の1次側送電コイル6の自己インダクタンスL1は168.4(μH)、1次側コンデンサ27のキャパシタンスC1は6.68(nF)、2次側伝送回路部35の2次側受電コイル4の自己インダクタンスL2は168.4(μH)、2次側コンデンサ28のキャパシタンスC2は6.68(nF)と設定される。以上の回路定数を設定して伝送回路を構成し、ベクトルネットワークアナライザー(VNA)にて伝送特性の測定値を図11から図14に示す。
図10に示すように、位置Aでは、2次側受電コイル4は1次側送電コイルの中央部に置かれる。位置Bでは、2次側受電コイル4は1次側送電コイルの右側端部に置かれる。長辺長Mは240mm、外径Qは40mmであるため、位置AをX軸のゼロ点とすると、位置BではX軸上のシフト長は100mmである。
位置Cでは、2次側受電コイル4は1次側送電コイルの上側端部に置かれる。単辺長Nは160mm、外径Qは40mmであるため、位置AをY軸の0点とすると、位置CではY軸上のシフト長は60mmである。位置Dでは、2次側受電コイル4は1次側送電コイルの右上端部に置かれる。X軸上のシフト長は100mm、Y軸上のシフト長は60mmである。
次に、X軸の0点部から、X軸上の100mm地点まで、2次側受電コイル4を移動させたときの各ポイントでの結合係数Kの推移を図11、12に示し、整流回路31からの出力電圧(V3)の推移を図13、14に示す。
図11は、横軸をX軸(図10参照)とし、縦軸を結合係数Kとしたときのグラフである。すなわち、1次側送電コイル6のX軸の0点部から、X軸上の右端部に至るまでの2次側受電コイルの載置位置を変えたときの結合係数Kの推移を示す。パラメータとしてY軸の位置(0mmと60mm)を取っている。つまり、図10において、2次側受電コイル4を位置Aから位置Bまで移動させたとき(Y=0mm)、位置Cから位置Dまで移動させたとき(Y=60mm)のそれぞれの地点での特性を示している。
図12は、横軸をY軸(図10参照)とし、縦軸を結合係数Kとしたときのグラフである。すなわち、1次側送電コイル6のY軸の0点部から、Y軸上の上端部に至るまでの2次側受電コイル4の載置位置を変えたときの結合係数Kの推移を示す。つまり、図10において、2次側受電コイル4を位置Aから位置Cまで移動させたときのそれぞれの地点での特性を示している。
図11、12に示すように、2次側受電コイル4の載置位置を変えても、結合係数はほとんど変化していない。
図13は、横軸をX軸(図10参照)とし、縦軸を出力電圧(V3)としたときのグラフである。すなわち、1次側送電コイル6のX軸の0点部から、X軸上の右端部に至るまでの2次側受電コイル4の載置位置を変えたときの整流回路31からの出力電圧(V3)の推移を示す。パラメータとしてY軸の位置(0mmと60mm)を取っている。つまり、図10において、2次側受電コイル4を位置Aから位置Bまで移動させたとき(Y=0mm)、位置Cから位置Dまで移動させたとき(Y=60mm)のそれぞれの地点での特性を示している。
図14は、横軸をY軸(図10参照)とし、縦軸を出力電圧(V3)としたときのグラフである。すなわち、1次側送電コイル6のY軸の0点部から、Y軸上の上端部に至るまでの2次側受電コイル4の載置位置を変えたときの整流回路31からの出力電圧(V3)の推移を示す。つまり、図10において、2次側受電コイル4を位置Aから位置Cまで移動させたときのそれぞれの地点での特性を示している。
このように、2次側受電コイルの載置位置を変えても、整流回路31からの出力電圧(V3)はほとんど変化していない。つまり、1次側送電コイル6の載置台3上のフリーな位置に2次側受電コイル4が置かれたとしても、ほとんど同レベルの電力伝送特性が得られる、ポジショニングフリー給電が実現されていることが分かる。
(比較例1)
次に、図15、16にワイヤレス電力伝送システムの比較例を示す。図15はワイヤレス電力伝送システムの比較例の平面図、図16はワイヤレス電力伝送システムの比較例の正面図を示す。1次側送電コイル60は、外周部の長辺長M1は240mm、単辺長N1は160mm、内周部の長辺長M2は112mm、単辺長N2は51mmであり、径0.8mmの銅線を螺旋状に巻回した平面コイルである。
2次側受電コイル4を位置AのX軸の0点部から、位置BのX軸上の100mm地点まで2次側受電コイル4を移動させたときの各ポイントでの結合係数Kの推移を図17に示し、整流回路31からの出力電圧(V3)の推移を図18に示す。
図15、16に示すように2次側受電コイル4が1次側送電コイル60の中心点から右端の方へ位置を変えていくと、X軸方向の端部付近に近づくにつれて、結合係数Kが減少し、同様に整流回路31からの出力電圧(V3)が低下する傾向にある。つまり、図15、16に示す構成では2次側受電コイル4の位置によっては電力伝送効率が低下するため、2次側受電コイル4の置かれる定点位置を決めておかなければならず、いわゆるポジショニングフリーの実現は困難である。これはY軸上で位置をシフトさせても同様な傾向である。
以下、さらに上述した実施形態および実施例を補足する。
上述したように、ワイヤレス電力伝送システムは、ωL1=Z1/K、ωL2=Z2/Kの関係式を満たすように設計される。これにより、伝送回路部36の入出力のインピーダンスが整合される。さらに、このインピーダンス整合には、結合係数Kも使用される。従って、図11、12に示すように結合係数Kが低くても(0.1以下でも)、効率よく電力を伝送することができる。
また、上記式からもわかるように、自己インダクタンスL1は入力側インピーダンスZ1、結合係数Kに基づく値である。また、結合係数Kは自己インダクタンスL1およびL2より求められる値である。よって、自己インダクタンスL1は、実質的に自己インダクタンスL2に基づく値でもある。同様に、自己インダクタンスL2は出力側インピーダンスZ2、結合係数Kに基づく値であり、自己インダクタンスL1に基づく値でもある。
さらに、1次側送電コイル6は上述したコイル形状に特に限定しないが、縦型のヘリカルコイルである方が好ましい。図15に示すような平面コイルで形成される1次側送電コイル60の場合、図17に示すように、2次側受電コイル4と1次側送電コイル60との位置関係の変化に伴い結合係数Kも変化する。これは、平面コイルは一般的に磁界強度が均一でなく、コイルの中心ほど磁界強度が強いためである。上述したように、伝送回路部36の入出力側のインピーダンスは結合係数Kを用いて整合される。このため、結合係数Kが変化することにより図18に示すように出力電圧V3は低下する。例えば、2次側受電コイル4が図15の位置Aに位置するときの結合係数Kを用いてL1、L2を算出しても、2次側受電コイル4が図15の位置Dに位置すれば伝送効率は低下する。すなわち、2次側受電コイル4を載置可能とする1次側送電コイル60上の領域が限定され、ポジションフリー給電が困難となる。
一方、図10に示すように、1次側送電コイル6は1次側送電コイルの中心軸方向に線状導体を螺旋状に巻回された縦型のヘリカルコイルである。この場合、図11、12に示すように、2次側受電コイル4が移動することによる結合係数Kの変化はほとんどない。よって、2次側受電コイル4の載置場所が変化しても入出力のインピーダンスの整合関係をほぼ維持することができる。従って、図13,14に示すように安定して出力電圧(V3)は出力される。すなわち、2次側受電コイル4の載置可能な場所が広がり、ポジションフリー給電を可能とする。
本発明にかかるワイヤレス電力伝送システムは、1次側送電コイルと2次側受電コイル間で位置合わせをせずに伝送効率の低下を抑制し、また、1つの1次側送電コイルで複数の2次側受電コイルへの給電を可能にするので有用である。
1 送電装置
2 電子機器
3 載置台
4 2次側受電コイル
6 1次側送電コイル
7 机
8 電子機器用ボックス
10 ワイヤレス電力伝送システム
21 送電回路部
23 受電回路部
27 1次側コンデンサ
28 2次側コンデンサ
29 電源部
30 DC/ACインバータ
31 整流回路
32 DC/DCコンバータ
33 負荷部
34 1次側伝送回路部
35 2次側伝送回路部
36 伝送回路部
本発明の送電装置は、2次側受電コイルを有し、前記2次側受電コイルを介して電力を受電する電子機器にワイヤレスで電力伝送を行う送電装置であって、1次側送電コイルと、前記1次側送電コイルに電力を供給する送電回路部と、を備え、前記1次側送電コイルおよび前記2次側電コイルを含む伝送回路部において、前記伝送回路部の入力側の第1のインピーダンスは、前記1次側送電コイルと前記2次側電コイルとの結合係数を用いて前記伝送回路部の出力側の第2のインピーダンスと整合されることを特徴とする。
また、本発明の電子機器は、1次側送電コイルを有し、前記1次側送電コイルを介して電力を伝送する送電装置から電力を受電する電子機器であって、2次側受電コイルと、前記2次側受電コイルを介して電力が供給される受電回路部と、を備え、前記1次側送電コイルおよび前記2次側電コイルを含む伝送回路部において、前記伝送回路部の出力側の第2のインピーダンスは、前記1次側送電コイルと前記2次側電コイルとの結合係数を用いて前記伝送回路部の入力側の第1のインピーダンスと整合されることを特徴とする。
また、本発明のワイヤレス電力伝送システムは、ワイヤレスで電力伝送を行うワイヤレス電力伝送システムであって、1次側送電コイルおよび2次側受電コイルを有する伝送回路部と、前記1次側送電コイルの電力を伝送する送電回路部と、前記2次側受電コイルを介して電力を受電する受電回路部と、を備え、前記伝送回路部の入力側の第1のインピーダンスと、前記伝送回路部の出力側の第2のインピーダンスとは、前記1次側送電コイルと前記2次側電コイルとの結合係数を用いて整合されることを特徴とする。
本発明のワイヤレス電力伝送システムによれば、1次側送電コイルと2次側受電コイルとの結合係数を用いて伝送回路部の入出力側のインピーダンスを整合するため、1次側送電コイルと2次側電コイル間の位置がずれることによる伝送効率低下を抑制することができる。

Claims (14)

  1. 2次側受電コイルを有し、前記2次側受電コイルを介して電力を受電する電子機器にワイヤレスで電力伝送を行う送電装置であって、
    1次側送電コイルと、
    前記1次側送電コイルに電力を供給する送電回路部と、を備え、
    前記1次側送電コイルおよび前記2次側送電コイルを含む伝送回路部において、前記伝送回路部の入力側の第1のインピーダンスは、前記1次側送電コイルと前記2次側送電コイルとの結合係数を用いて前記伝送回路部の出力側の第2のインピーダンスと整合されることを特徴とする送電装置。
  2. 請求項1に記載の送電装置であって、
    前記1次側送電コイルの第1のインダクタンスは、前記1次側送電コイルと前記2次側受電コイルとの結合係数に基づく値であることを特徴とする送電装置。
  3. 請求項2に記載の送電装置であって、
    前記第1のインダクタンスは、前記2次側受電コイルの第2のインダクタンスに基づく値であることを特徴とする送電装置。
  4. 請求項3に記載の送電装置であって、
    前記第1のインダクタンスは、前記第1のインピーダンスに基づく値であることを特徴とする送電装置。
  5. 請求項4に記載の送電装置であって、
    前記第1のインダクタンスをL1、前記第2のインダクタンスをL2、前記第1のインピーダンスをZ1、前記第2のインピーダンスをZ2、前記結合係数をKとし、
    前記送電回路部が前記1次側送電コイルに角周波数ωで交流電力を供給する場合、
    ωL1=Z1/K、ωL2=Z2/Kの関係を満たすことを特徴とする送電装置。
  6. 請求項5に記載の送電装置であって、
    前記1次側送電コイルに直列共振回路を構成する1次側コイルをさらに備える送電装置。
  7. 請求項1に記載の送電装置であって、
    前記1次側送電コイルは、ヘリカルコイルであることを特徴とする送電装置。
  8. 請求項7に記載の送電装置であって、
    前記1次側送電コイルは、前記1次側送電コイルの中心軸方向に線状導体を螺旋状に巻回されることを特徴とする送電装置。
  9. 請求項7に記載の送電装置であって、
    前記1次側送電コイルの開口面は、少なくとも前記2次側受電コイルの面積の倍以上であることを特徴とする送電装置。
  10. 1次側送電コイルを有し、前記1次側送電コイルを介して電力を伝送する送電装置から電力を受電する電子機器であって、
    2次側受電コイルと、
    前記2次側受電コイルを介して電力が供給される受電回路部と、を備え、
    前記1次側送電コイルおよび前記2次側送電コイルを含む伝送回路部において、前記伝送回路部の出力側の第2のインピーダンスは、前記1次側送電コイルと前記2次側送電コイルとの結合係数を用いて前記伝送回路部の入力側の第1のインピーダンスと整合されることを特徴とする電子機器。
  11. ワイヤレスで電力伝送を行うワイヤレス電力伝送システムであって、
    1次側送電コイルおよび2次側受電コイルを有する伝送回路部と、
    前記1次側送電コイルの電力を伝送する送電回路部と、
    前記2次側受電コイルを介して電力を受電する受電回路部と、を備え、
    前記伝送回路部の入力側の第1のインピーダンスと、前記伝送回路部の出力側の第2のインピーダンスとは、前記1次側送電コイルと前記2次側送電コイルとの結合係数を用いて整合されることを特徴とするワイヤレス電力伝送システム。
  12. 請求項11に記載のワイヤレス電力伝送システムであって、
    前記1次側送電コイルは、ヘリカルコイルであることを特徴とするワイヤレス電力伝送システム。
  13. 請求項12に記載のワイヤレス電力伝送システムであって、
    前記1次側送電コイルは、前記1次側送電コイルの中心軸方向に線状導体を螺旋状に巻回されることを特徴とする送電装置。
  14. 請求項12に記載のワイヤレス電力伝送システムであって、
    前記1次側送電コイルの開口面が長方形形状であり、前記1次側送電コイルの開口面の短辺長は2次側受電コイルの径の4倍以下の長さであり、かつ、前記1次側送電コイルの開口面の長辺長は2次側受電コイルの径の6倍以下の長さであることを特徴とするワイヤレス電力伝送システム。
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