JPWO2013125332A1 - ステントデリバリーシステム - Google Patents
ステントデリバリーシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2013125332A1 JPWO2013125332A1 JP2014500634A JP2014500634A JPWO2013125332A1 JP WO2013125332 A1 JPWO2013125332 A1 JP WO2013125332A1 JP 2014500634 A JP2014500634 A JP 2014500634A JP 2014500634 A JP2014500634 A JP 2014500634A JP WO2013125332 A1 JPWO2013125332 A1 JP WO2013125332A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- delivery system
- gear
- transmission
- stent
- stent delivery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F2/00—Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
- A61F2/95—Instruments specially adapted for placement or removal of stents or stent-grafts
- A61F2/962—Instruments specially adapted for placement or removal of stents or stent-grafts having an outer sleeve
- A61F2/966—Instruments specially adapted for placement or removal of stents or stent-grafts having an outer sleeve with relative longitudinal movement between outer sleeve and prosthesis, e.g. using a push rod
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F2/00—Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
- A61F2/82—Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M25/00—Catheters; Hollow probes
- A61M25/0097—Catheters; Hollow probes characterised by the hub
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M25/00—Catheters; Hollow probes
- A61M25/01—Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F2/00—Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
- A61F2/95—Instruments specially adapted for placement or removal of stents or stent-grafts
- A61F2/9517—Instruments specially adapted for placement or removal of stents or stent-grafts handle assemblies therefor
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M25/00—Catheters; Hollow probes
- A61M25/01—Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
- A61M2025/0175—Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters having telescopic features, interengaging nestable members movable in relations to one another
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Public Health (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
- Transplantation (AREA)
- Vascular Medicine (AREA)
- Cardiology (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Pulmonology (AREA)
- Anesthesiology (AREA)
- Hematology (AREA)
- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
Abstract
ステントデリバリーシステム(10)を構成する操作部(18)において、第1ギア(38)を有する第1回転ローラ(40)と、第2ギア(42)を有する第2回転ローラ(44)とを備える。そして、この第1ギア(38)をラック部材(36)の第1歯部(56)に噛合させ、前記第2ギア(42)を前記ラック部材(36)の第2歯部(58)へと噛合させる。第1ギア(38)は、第2ギア(42)に対して大径で形成され、ステント(16)の放出を行う際に、操作部(18)の第1回転ローラ(40)を回転させラック部材(36)を介して外側チューブ体(14)の先端をステント(16)に接近させた後、第2回転ローラ(44)を回転させることで、前記外側チューブ体(14)を前記より低速で基端側に移動させることができる。
Description
本発明は、血管等の生体管腔内にステントを送達、留置するためのステントデリバリーシステムに関する。
従来から、血管、胆管、気管、食道、尿道等の生体管腔内に生じた狭窄部や閉塞部の改善のため、金属線材等によって多数の側壁開口を有する円筒形状に形成され、生体管腔内で拡張可能なステントが用いられることがある。
例えば、ステント自体が自己拡張機能を備えた自己拡張型ステントである場合、このステントを内管と外管の間の間隙に圧縮・収納した状態で生体管腔内へと送達し、外管を基端側に後退させることで放出して管腔内の所望の位置に留置するためのステントデリバリーシステムが知られている。
このステントデリバリーシステムは、例えば、特表2007−504897号公報に開示されるように、外管を内管に対して軸方向に相対移動させるための操作機構を備え、該操作機構は、回転可能なホイールの歯車に歯車ラックが噛合され、前記歯車ラックの端部に外管が連結された構成となっている。そして、ホイールを所定方向に回転させることによって歯車ラックが軸方向に進退動作し、前記外管が内管に対して相対移動してステントが前記外管の外部へと放出される。
上述したようなステントデリバリーシステムでは、ステントの放出を行う際に、外管の先端が前記ステント近傍へ到達するまでは前記外管及び歯車ラックを迅速に移動させ、一方、前記外管の先端が前記ステント近傍へと到達した後には、前記外管及び歯車ラックをゆっくりと低速で移動させることで前記ステントの放出を正確に行いたいという要請がある。
本発明の一般的な目的は、ステントの放出を迅速且つ高精度に行うことが可能なステントデリバリーシステムを提供することにある。
本発明は、内管と、生体管腔内挿入時に中心軸方向に圧縮されて前記内管の先端側に配置され、生体管腔内留置時には外方に拡張して圧縮前の形状に復元可能なステントと、前記内管の外面側に配置され前記ステントを内腔に収納可能であると共に、前記内管に対して基端方向に移動することにより、前記ステントを外部に放出可能な外管と、前記内管に対して前記外管を軸方向に移動させるための操作部とを備えるステントデリバリーシステムであって、
前記操作部は、術者が操作することで回転する回転体と、
前記外管と接続され軸方向に沿って移動自在に設けられる変位体と、
前記回転体と前記変位体との間に設けられ、該回転体の回転を変速して前記変位体へと伝達することで該変位体の移動速度を変化させる変速機構と、
を備え、
前記変速機構は、前記回転体と共に回転し、該回転体の回転軸に沿って連続的又は段階的に直径の変化する変速部と、
前記変位体に設けられ前記変速部に対して噛合又は摺接する伝達部と、
を有することを特徴とする。
前記操作部は、術者が操作することで回転する回転体と、
前記外管と接続され軸方向に沿って移動自在に設けられる変位体と、
前記回転体と前記変位体との間に設けられ、該回転体の回転を変速して前記変位体へと伝達することで該変位体の移動速度を変化させる変速機構と、
を備え、
前記変速機構は、前記回転体と共に回転し、該回転体の回転軸に沿って連続的又は段階的に直径の変化する変速部と、
前記変位体に設けられ前記変速部に対して噛合又は摺接する伝達部と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、操作部における回転体と変位体との間に、該回転体の回転を変速して前記変位体へと伝達することで該変位体の移動速度を変化させる変速機構を設けることで、外管を内管に対して移動させステントの放出を行う際、前記外管の先端がステント近傍まで到達するまでの前記外管の移動速度と、前記外管の先端が前記ステント近傍へと到達した後の前記外管の移動速度とを変速させることができる。その結果、ステントデリバリーシステムにおいてステントの放出を迅速且つ高精度に行うことができる。
このステントデリバリーシステム10は、図1に示されるように、管状に形成された内側チューブ体(内管)12と、該内側チューブ体12の外周側に設けられる外側チューブ体(外管)14と、前記内側チューブ体12と外側チューブ体14との間に収納された拡張可能なステント16と、前記外側チューブ体14を前記内側チューブ体12に対して移動させるための操作部18とを含む。
なお、図1において、内側チューブ体12及び外側チューブ体14の左側を「基端(後端)」側(矢印A方向)、前記内側チューブ体12及び外側チューブ体14の右側を「先端」側(矢印B方向)と呼び、他の各図についても同様とする。
内側チューブ体12は、図1に示されるように、ガイドワイヤを挿通するためのガイドワイヤルーメンが形成された第1先端チューブ20と、前記第1先端チューブ20の基端側(矢印A方向)に連結部材22を介して連結された第1基端チューブ24と、前記第1基端チューブ24の基端に接続されたコネクタ26とを有する。
この内側チューブ体12は、管状体からなり、第1先端チューブ20及び第1基端チューブ24の先端及び基端がそれぞれ開口すると共に、前記第1先端チューブ20の先端が、外側チューブ体14の先端から突出するように配置される。なお、上述したガイドワイヤは、例えば、ステントデリバリーシステム10を生体管腔内の病変部に導くために用いられる。
そして、内側チューブ体12は、外側チューブ体14の内部において第1先端チューブ20の基端と第1基端チューブ24の先端とが連結部材22を介して連結されると共に、前記第1基端チューブ24は、その先端から基端まで貫通するルーメンを有し、該ルーメンにはコネクタ26を通じて生理食塩水等の液体が注入される。
外側チューブ体14は、管状体からなり、内部に内側チューブ体12の第1先端チューブ20が配置される第2先端チューブ28と、該第2先端チューブ28の基端側(矢印A方向)に連結され内部に第1基端チューブ24が配置される第2基端チューブ30とを有する。
なお、第2先端チューブ28の先端は、生体管腔内の病変部にステント16を留置する際の放出口として機能すると共に、途中まで放出された前記ステント16を再度、収納する際の収納口としても機能する。
また、第2先端チューブ28の基端には、該第2先端チューブ28の内腔と外部とを連通する開口したガイドワイヤ導出孔32が形成され、内部に設けられた第1先端チューブ20のガイドワイヤルーメンの開口と連通可能に設けられる。このガイドワイヤ導出孔32を通じて内側チューブ体12のガイドワイヤルーメンにガイドワイヤを挿通させる。
ステント16は、多数の開口を有したメッシュ状で略円筒形状に形成される。このステント16は、生体管腔内への挿入時には外側チューブ体14の第2先端チューブ28と内側チューブ体12の第1先端チューブ20との間において中心軸方向となる半径内方向に圧縮されて配置され、前記外側チューブ体14の先端から前記生体管腔内の病変部に放出されることにより、半径外方向に拡張して圧縮前の形状へと復元可能な自己拡張型ステントである。
操作部18は、図1〜図3に示されるように、ハウジング34と、該ハウジング34の内部に収納され外側チューブ体14に接続されるラック部材(変位体)36と、前記ラック部材36に噛合される第1ギア(変速部)38を有した第1回転ローラ(回転体)40と、前記ラック部材36に噛合される第2ギア(変速部)42を有した第2回転ローラ(回転体)44とを含む。
ハウジング34は、その中央部が丸みを帯びた形状で形成され、その略中央部には第1及び第2回転ローラ40、44を収納可能なローラ収納部46が形成され、該第1及び第2回転ローラ40、44の一部が前記ローラ収納部46に形成されたローラ孔48を介して外部にそれぞれ露呈する。
また、ハウジング34の内部には、ラック部材36が軸方向(矢印A、B方向)に移動可能に収納され保持される一組の収納溝50がそれぞれ形成され、前記収納溝50の基端側(矢印A方向)には、コネクタ26の収納されるコネクタ収納部52が形成される。そして、コネクタ26がコネクタ収納部52に収納されることによってハウジング34に固定される。これにより、内側チューブ体12を構成する第1基端チューブ24の基端がコネクタ26を介して操作部18に固定される。
一方、ハウジング34の先端には、外側チューブ体14の第2基端チューブ30を摺動可能に保持する先端ノズル54が装着され、該先端ノズル54の内部には、前記第2基端チューブ30が挿通される貫通孔(図示せず)が形成される。
ラック部材36は、直線状に形成されたブロック体からなり、外側チューブ体14における第2基端チューブ30の基端が内部に挿通されて固定される。この場合、内側チューブ体12は、外側チューブ体14の内部を自在に移動することが可能である。
そして、ラック部材36が、ハウジング34の内部において収納溝50に挿入されることによって該ハウジング34の先端及び基端側(矢印A、B方向)に向かって直線的に移動可能な状態で保持されることとなる。
また、ラック部材36の下面は、ハウジング34の内部において第1及び第2回転ローラ40、44を回転自在に支持するシャフト62に臨むように設けられる。そして、ラック部材36の下面における第1回転ローラ40側となる部位には軸方向(矢印A、B方向)に沿って凹凸状に形成された複数の第1歯部(伝達部)56が設けられ、前記第2回転ローラ44側となる部位には軸方向(矢印A、B方向)に沿って凹凸状に形成された複数の第2歯部(伝達部)58が設けられる。
この第1及び第2歯部56、58は、ラック部材36の軸方向(矢印A、B方向)に沿って同一のピッチで形成されると共に、前記第1歯部56に対して第2歯部58が下方となるように略平行に設けられる。
すなわち、ラック部材36の下面は、図3に示されるように、第1歯部56を有した部位と第2歯部58を有した部位とが高さの異なる段付状に形成される。
第1回転ローラ40は、例えば、円盤状に形成された本体部60と、該本体部60の中央部から側方に突出した第1ギア38とを備え、前記本体部60及び第1ギア38の中心に挿通されたシャフト62を介してハウジング34に回転自在に設けられる。
第1ギア38は、所定径で形成された外周面に沿って複数のギア歯が形成され、ラック部材36の第1歯部56に対して噛合される。そして、第1回転ローラ40が回転することによってラック部材36が収納溝50に沿って直線的に移動する。また、第1回転ローラ40の本体部60は、その一部がハウジング34のローラ孔48を介して外部に露呈し、この露呈した本体部60を介して術者が前記第1回転ローラ40を回転させる。
第2回転ローラ44は、例えば、円盤状に形成された本体部64と、該本体部64の中央部から側方に突出した第2ギア42とを備え、前記本体部64及び第2ギア42の中心に挿通されたシャフト62を介してハウジング34に回転自在に設けられる。また、第2回転ローラ44は、シャフト62を介して第1回転ローラ40と同軸上に設けられ、且つ、その第2ギア42が第1ギア38と対峙するように設けられる。なお、第2回転ローラ44の本体部64は、その一部がハウジング34のローラ孔48を介して外部に露呈し、この露呈した本体部64を介して術者が前記第2回転ローラ44を回転させる。
第2回転ローラ44の本体部64は、第1回転ローラ40の本体部60に対して小径で形成されるため、図3に示されるように、ローラ孔48から外部への突出量が第1回転ローラ40とは異なる。そのため、術者が第1及び第2回転ローラ40、44を操作する際に、体感的に両者を識別していずれか一方を選択することができる。さらに、術者による第1回転ローラ40と第2回転ローラ44との識別を明確とするために、例えば、異なる色で両者をそれぞれ着色するようにしてもよい。
第2ギア42は、第1ギア38より小径に形成された外周面に沿って複数のギア歯が形成され、ラック部材36の第2歯部58に対して噛合される。詳細には、第2ギア42の直径D2(例えば、歯先径)が第1ギア38の直径D1(例えば、歯先径)に対して小さくなるように設定される(D2<D1)。その結果、第2ギア42の歯数が、第1ギア38の歯数に対して少なくなる。
すなわち、ハウジング34において、第1回転ローラ40は、第1ギア38がラック部材36の第1歯部56に臨む位置に配置され、一方、第2回転ローラ44は、第2ギア42がラック部材36の第2歯部58に臨む位置に配置される。
そして、第2回転ローラ44が回転することによってラック部材36が収納溝50に沿って直線的に移動することとなる。この際、第2ギア42の歯数が、第1ギア38の歯数に比べて少ないため、第1回転ローラ40と同じ回転数(回転角度)だけ回転させた場合、ラック部材36の軸方向(矢印A、B方向)に沿った移動距離が短くなる。
換言すれば、第2回転ローラ44を第1回転ローラ40と同じ回転数(回転角度)だけ回転させた場合、ラック部材36の移動速度が遅くなる。
この第1ギア38を有した第1回転ローラ40と第2ギア42を有した第2回転ローラ44は、ラック部材36の軸方向(矢印A、B方向)に沿った移動速度を変速可能な変速機構66として機能する。
すなわち、ラック部材36の第1及び第2歯部56、58は、噛合される第1ギア38と第2ギア42との直径D1、D2の差に応じて段付状となるように形成されている(図3参照)。
上述した操作部18では、例えば、術者が第1回転ローラ40又は第2回転ローラ44のいずれか一方を選択し、ハウジング34に対して所定方向(図1及び図2中、矢印C方向)へと回転させる。これにより、ハウジング34の内部においてラック部材36が収納溝50に沿ってコネクタ26側(矢印A方向)へと移動し、それに伴って、外側チューブ体14がハウジング34の基端側(矢印A方向)へと移動(後進)する。その結果、ステント16が、外側チューブ体14の先端から放出される。
一方、ステント16を途中まで放出した後、第1回転ローラ40又は第2回転ローラ44を選択し、前記とは反対方向(図1及び図2中、矢印D方向)に回転させる。これにより、ラック部材36が収納溝50に沿ってコネクタ26から離間する方向(矢印B方向)へと移動し、それに伴って、前記外側チューブ体14が内側チューブ体12に対して先端側(矢印B方向)に移動(前進)してステント16が前記外側チューブ体14の内部に再度、収納される。
本発明の第1の実施の形態に係るステントデリバリーシステム10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
先ず、生体管腔内(例えば、血管内)にガイドワイヤを挿入し、その先端が前記生体管腔内の病変部に予め留置した状態とする。そして、術者が操作部18の基端に設けられたコネクタ26に対して液体注入具(図示せず)を接続し、前記液体注入具からコネクタ26へと生理食塩水等の液体を注入する。これにより、この液体が内側チューブ体12及び外側チューブ体14の先端側(矢印B方向)へと流通する。そして、先端まで到達した液体が内側チューブ体12及び外側チューブ体14の先端から吐出することにより、生体外において前記内側チューブ体12及び外側チューブ体14の内部のプライミング(エア抜き)が完了する。
次に、生体外に露呈しているガイドワイヤの基端を、内側チューブ体12の先端からガイドワイヤルーメンへと挿通させ、前記ガイドワイヤに沿って前記内側チューブ体12及び外側チューブ体14を生体管腔内へと進行させていく。
そして、外側チューブ体14の先端が病変部に到達したことを図示しない造影マーカーによって確認した後、先ず、第1回転ローラ40を所定方向(矢印C方向)へと回転させる。これにより、第1ギア38の回転に伴って第1歯部56の噛合されたラック部材36がハウジング34内で基端側(矢印A方向)へと移動し、それに伴って、外側チューブ体14が前記操作部18の基端側へと徐々に移動する。なお、この場合、第2回転ローラ44は、ラック部材36の第2歯部58に噛合されているため共に回転する。
次に、第1回転ローラ40の回転作用下に外側チューブ体14の先端がステント16近傍まで移動したことを図示しない造影マーカーによって確認した後、術者は、前記第1回転ローラ40の回転を停止させ、隣接する第2回転ローラ44を該第1回転ローラ40と同一方向となる所定方向(矢印C方向)へと回転させる。これにより、第1ギア38より小径で歯数の少ない第2ギア42の回転に伴って第2歯部58の噛合されたラック部材36がハウジング34内で基端側(矢印A方向)へとゆっくりと低速で移動し、それに伴って、外側チューブ体14が内側チューブ体12に対してゆっくりと基端側へと移動していく。なお、この場合、術者による第2回転ローラ44の回転速度は、第1回転ローラ40を回転させていた際の回転速度と同じでよい。
すなわち、外側チューブ体14の先端がステント16へと接近した段階で、第1回転ローラ40の回転から第2回転ローラ44の回転へと切り換えることで、ラック部材36の移動速度を切り換え、前記外側チューブ体14を前記ステント16に対して低速で基端側へと移動させていくことが可能となる。
そして、第2回転ローラ44をさらに回転させることで、外側チューブ体14の内部に収納されたステント16が、先端部側から徐々に露出し始めるのと同時に半径外方向に拡張し始め、ステント16が、外側チューブ体14に対して完全に露出した状態となることで、円筒状に拡張した状態で病変部に留置される。
以上のように、第1の実施の形態では、ステントデリバリーシステム10を構成する操作部18において、直径の異なる第1ギア38と第2ギア42とをそれぞれ有した第1回転ローラ40、第2回転ローラ44をそれぞれ備え、ステント16の放出を行う際に、外側チューブ体14の先端がステント16近傍へ到達するまでは、直径の大きな第1ギア38を有した第1回転ローラ40を回転させることで、前記外側チューブ体14及びラック部材36を高速で基端側(矢印A方向)へと移動させ、一方、前記外側チューブ体14の先端が前記ステント16近傍へと到達した後には、前記第1回転ローラ40に代えて第2回転ローラ44を回転させることで、前記外側チューブ体14を低速で移動させることができる。そのため、単一のステントデリバリーシステム10においてステント16の放出を迅速且つ高精度に行うことが可能となる。
そして、術者の経験に頼ることなく、第1及び第2回転ローラ40、44を使い分けることで迅速且つ高精度なステント16の留置作業を行うことができる。
また、ステント16を生体管腔内へと放出させる際に、外側チューブ体14をゆっくりと移動させることができるため、前記ステント16の留置位置が所望の位置(病変部)に対してずれてしまうことが防止され、確実且つ高精度に留置することができる。
さらに、上述した説明では、変速機構66においてラック部材36の第1及び第2歯部56、58と、第1及び第2ギア38、42とを噛合させることで前記ラック部材36へと駆動力を伝達して軸方向に移動可能な構成としているが、これに限定されるものではない。例えば、互いに向かい合うラック部材の下面と回転ローラの外周面とを、それぞれ表面がわずかに凹凸状に形成された凹凸面(梨地面)とし、前記回転ローラの回転力を凹凸面の当接作用下にラック部材へと伝達可能な構成としてもよい。
次に、第2の実施の形態に係るステントデリバリーシステム100を図4及び図5に示す。なお、上述した第1の実施の形態に係るステントデリバリーシステム10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この第2の実施の形態に係るステントデリバリーシステム100では、操作部102において3つの第1〜第3回転ローラ(回転体)104、106、108を有した変速機構110を備えている点で、第1の実施の形態に係るステントデリバリーシステム10と相違している。
このステントデリバリーシステム100を構成する操作部102には、図4及び図5に示されるように、最も大径な第1ギア(変速部)112を有した第1回転ローラ104と、該第1ギア112に対して小径な第2ギア(変速部)114を有した第2回転ローラ106と、該第2ギア114に対してさらに小径な第3ギア116を有した第3回転ローラ108とを備える。そして、第1〜第3回転ローラ104、106、108は、中心部に挿通されたシャフト118によってそれぞれハウジング34に回転自在に設けられると共に、同軸上となるように前記ハウジング34のローラ収納部46に設けられる。
第1〜第3回転ローラ104、106、108は、シャフト118の軸方向に沿って互いに等間隔離間するように設けられ、それぞれの本体部104a、106a、108aがハウジング34のローラ孔48から外部へと露呈すると共に、前記本体部104a、106a、108aの直径がそれぞれ第1〜第3ギア112、114、116の直径に応じて異なるように形成される。すなわち、第1回転ローラ104の本体部104aが、最も大きな直径で形成され、第3回転ローラ108の本体部108aが、最も小さな直径で形成される。
これにより、第1〜第3回転ローラ104、106、108のローラ孔48から外部への突出量がそれぞれ異なるため、例えば、術者が第1〜第3回転ローラ104、106、108を操作する際に、体感的に違いを認識して正確に選択することができる。
ラック部材(変位体)120には、第1〜第3回転ローラ104、106、108の第1〜第3ギア112、114、116に臨む下面が、段付状に形成され、最も上方に形成され第1ギア112に臨む部位には第1歯部(伝達部)122が形成され、最も下方に形成され第3ギア116に臨む部位には第3歯部(伝達部)126が形成される。また、ラック部材120の下面における第1歯部122と第3歯部126との間の第2ギア114に臨む部位には第2歯部(伝達部)124が形成される。そして、第1〜第3歯部122、124、126は、それぞれラック部材120の軸方向(矢印A、B方向)に沿って凹凸状に形成され、第1〜第3ギア112、114、116に噛合される。
すなわち、ラック部材120の下面は、第1〜第3歯部122、124、126に噛合される第1〜第3ギア112、114、116の直径の差に応じて段付状となるように形成されている。
そして、上述した変速機構110を有した操作部102を操作してステント16の放出を行う場合には、先ず、外側チューブ体14の先端が病変部に到達したことを図示しない造影マーカーによって確認した後、第1回転ローラ104を所定方向(矢印C方向)へと回転させる。これにより、第1ギア112の回転に伴って第1歯部122の噛合されたラック部材120がハウジング34内において高速で基端側(矢印A方向)へと移動し、それに伴って、外側チューブ体14が前記操作部102の基端側へと徐々に移動する。
なお、この場合、第2及び第3回転ローラ106、108は、ラック部材120の第2及び第3歯部124、126にそれぞれ噛合されているため共に回転する。
次に、第1回転ローラ104の回転作用下に外側チューブ体14の先端がステント16に向かって所定距離だけ移動したことを図示しない造影マーカーによって確認した後、術者は、前記第1回転ローラ104の回転を停止させ、隣接する第2回転ローラ106を該第1回転ローラ104と同一方向となる所定方向(矢印C方向)へと回転させる。
これにより、第1ギア112より小径で歯数の少ない第2ギア114の回転に伴って第2歯部124の噛合されたラック部材120が第1回転ローラ104の回転時と比較して、ゆっくりとした速度で基端側(矢印A方向)へと移動し、それに伴って、外側チューブ体14が内側チューブ体12に対してゆっくりと基端側へと移動していく。なお、この場合、術者による第2回転ローラ106の回転速度は、第1回転ローラ104を回転させていた際の回転速度と同じでよい。
そして、第2回転ローラ106の回転作用下に外側チューブ体14の先端がステント16近傍まで移動したことを図示しない造影マーカーによって再度確認した後、術者は、前記第2回転ローラ106の回転を停止させ、隣接する第3回転ローラ108を第1及び第2回転ローラ104、106と同一方向となる所定方向(矢印C方向)へと回転させる。
これにより、第2ギア114よりさらに小径で歯数の少ない第3ギア116の回転に伴って第3歯部126の噛合されたラック部材120がハウジング34内で基端側(矢印A方向)へとさらにゆっくりと低速で移動し、それに伴って、外側チューブ体14が内側チューブ体12に対してさらに低速で基端側へと移動していく。なお、この場合も、術者による第3回転ローラ108の回転速度は、第1及び第2回転ローラ104、106を回転させていた際の回転速度と同じでよい。
すなわち、第1回転ローラ104の回転、第2回転ローラ106の回転、第3回転ローラ108の回転へと段階的に切り換えることで、術者が第1〜第3回転ローラ104、106、108を同じ回転速度で回転させた場合でも、ラック部材120の移動速度を外側チューブ体14の先端がステント16に接近していくに従って段階的に低下させ、前記外側チューブ体14を前記ステント16に対して低速で接近させていくことが可能となる。
そして、第3回転ローラ108をさらに回転させることで、外側チューブ体14の内部に収納されたステント16が、先端部側から徐々に露出し始めるのと同時に半径外方向に拡張し始め、ステント16が、外側チューブ体14に対して完全に露出した状態となることで、円筒状に拡張した状態で病変部に留置される。これにより、ステント16を生体管腔内へと放出する際に、外側チューブ体14を異なる3段階の移動速度で基端側へと移動させることができるため、前記ステント16の放出を迅速且つ高精度に行うことが可能となる。
なお、上述した説明では、3つの異なる直径からなる第1〜第3ギア112、114、116を有した第1〜第3回転ローラ104、106、108を備え、ラック部材120及び外側チューブ体14の移動速度を3段階で変速可能な変速機構110について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、4つ以上の異なる直径を有したギアを設けることで、さらに多段的にラック部材120及び外側チューブ体14の移動速度を変速させるようにしてもよい。
次に、第3の実施の形態に係るステントデリバリーシステム150を図6〜図8Bに示す。なお、上述した第1の実施の形態に係るステントデリバリーシステム10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この第3の実施の形態に係るステントデリバリーシステム150では、操作部152において一組の第1及び第2歯部(伝達部)154、156を有したラック部材(変位体)158に対して第1及び第2ギア(変速部)160、162を有した単一の回転ローラ(回転体)164を選択的に噛合させる変速機構166を備える点で、第1の実施の形態に係るステントデリバリーシステム10と相違している。
このステントデリバリーシステム150を構成する操作部152には、図6〜図8Bに示されるように、回転ローラ164が、その中心部に挿通されたシャフト168を介してハウジング34に回転自在に設けられ、その一側面には、複数のギア歯を有した第1ギア160が設けられると共に、他側面には第1ギア160より小径且つ歯数の少ない第2ギア162が設けられる。第1及び第2ギア160、162は、シャフト168を中心軸として同軸上に設けられる。また、回転ローラ164は、シャフト168を介してハウジング34の内部において該シャフト168の軸方向(矢印E、F方向)に移動可能に設けられている。
ラック部材158は、図7A及び図7Bに示されるように、下方に向かって開口した断面U字状に形成され、その中央の空間には、回転ローラ164の本体部164aが挿入される。
また、ラック部材158の軸方向(矢印A、B方向)と直交した一端部には、その下面に第1歯部154が形成され、該ラック部材158の軸方向(矢印A、B方向)に沿って凹凸状に形成される。そして、第1歯部154は、回転ローラ164の第1ギア160と噛合可能に形成される。
一方、ラック部材158の軸方向と直交した他端部には、該ラック部材158の一端部と略平行に設けられ、その下面が該一端部の下面に対して下方となるように形成されると共に、軸方向に沿って凹凸状に形成された第2歯部156が形成される。この第2歯部156は、回転ローラ164の第2ギア162と噛合可能に形成される。
そして、図7Aに示されるように、回転ローラ164がシャフト168によってラック部材158の一端部側(矢印E方向)へと移動した際に、第1歯部154と第1ギア160とが噛合され、反対に、図7Bに示されるように、前記回転ローラ164がシャフト168によってラック部材158の他端部側(矢印F方向)へと移動した場合には、第2歯部156と第2ギア162とが噛合される。すなわち、回転ローラ164をシャフト168の軸方向(矢印E、F方向)に沿って移動させることで、ラック部材158に対する第1及び第2ギア160、162の噛合状態を切り換えることが可能となる。
そして、上述した変速機構166を有した操作部152を操作してステント16の放出を行う場合には、先ず、外側チューブ体14の先端が病変部に到達したことを図示しない造影マーカーによって確認する。そして、図7A及び図8Aに示されるように、回転ローラ164をラック部材158の一端部側(矢印E方向)へとシャフト168に沿って移動させ前記第1ギア160と第1歯部154とを噛合させ、前記回転ローラ164を所定方向(矢印C方向)へと回転させる。これにより、第1ギア160の回転に伴って第1歯部154の噛合されたラック部材158がハウジング34内において基端側(矢印A方向)へと移動し、それに伴って、外側チューブ体14が前記操作部152の基端側へと徐々に移動する。
次に、回転ローラ164の回転作用下に外側チューブ体14の先端がステント16近傍まで移動したことを図示しない造影マーカーによって確認した後、術者は、回転ローラ164の回転を停止させ、図7B及び図8Bに示されるように、該回転ローラ164をラック部材158の一端部から他端部側(矢印F方向)へとシャフト168に沿って移動させ、第2ギア162を前記ラック部材158の第2歯部156へと噛合させる。
そして、回転ローラ164を前記と同一方向となる所定方向(矢印C方向)へと回転させる。これにより、第2ギア162より小径で歯数の少ない第2ギア162の回転に伴って第2歯部156の噛合されたラック部材158がハウジング34内で基端側(矢印A方向)へとゆっくりと低速で移動し、それに伴って、外側チューブ体14が内側チューブ体12に対して低速で基端側へと移動していく。換言すれば、回転ローラ164を同一の回転速度で回転させても、第1ギア160と第2ギア162の歯数(直径)の差によってラック部材158及び外側チューブ体14の移動速度に差が生じる。
すなわち、外側チューブ体14の先端がステント16に接近した段階で、回転ローラ164に対するラック部材158との噛合を、第1ギア160と第2ギア162とで切り換えることにより、前記ラック部材158の移動速度を低下させ、前記外側チューブ体14を前記ステント16に対して低速で基端側へと移動させていくことが可能となる。
そして、回転ローラ164をさらに回転させることで、外側チューブ体14の内部に収納されたステント16が、先端部側から徐々に露出し始めるのと同時に半径外方向に拡張し始め、ステント16が、外側チューブ体14に対して完全に露出した状態となることで、円筒状に拡張した状態で病変部に留置される。これにより、ステント16を生体管腔内へと放出する際に、外側チューブ体14の移動速度を単一の回転ローラ164によって段階的に変化させることができるため、前記ステント16の放出を迅速且つ高精度に行うことができる。
また、図9A及び図9Bに示されるような第1変形例に係る変速機構200をステントデリバリーシステム202の操作部204に用いるようにしてもよい。
この変速機構200は、ハウジング206の内部に設けられ、回転ローラ(回転体)208の側面に設けられる第1ギア(変速部)210と、該回転ローラ208の中心に挿通されたシャフト62に設けられる第2ギア(変速部)212と、前記第1及び第2ギア210、212のいずれか一方に対して選択的に噛合される伝達ギア(伝達体)214とを備える。そして、伝達ギア214がラック部材(変位体)220の歯部(図示せず)に噛合される。第1ギア210は、第2ギア212より大径で形成され、その歯数も該第2ギア212の歯数より多く形成される。なお、第1ギア210と第2ギア212とは、シャフト62を中心として同軸上に設けられる。
伝達ギア214は、シャフト62と直交する回転軸216を中心として回転自在に設けられ、第1及び第2ギア210、212に噛合される駆動側ギア部218と、ラック部材220に噛合される従動側ギア部222とを備える。そして、図示しない切換手段による切換作用下に伝達ギア214が、第1ギア210と第2ギア212との間を移動し、前記第1ギア210及び第2ギア212のいずれか一方と噛合される。
また、ラック部材220は、伝達ギア214に噛合される面が、該伝達ギア214の移動方向に沿って傾斜した傾斜面とする。
次に、上述した変速機構200を用いてラック部材220及び外側チューブ体14を軸方向に沿って移動させる場合について説明する。
先ず、外側チューブ体14の先端をステント16に接近させるべく、ラック部材220及び外側チューブ体14をハウジング206内において高速で移動させる場合には、図9Aに示されるように、伝達ギア214を第1ギア210に対して噛合させた状態とすることで、回転ローラ208の回転が第1ギア210及び伝達ギア214を介してラック部材220へと伝達され、該ラック部材220が軸方向に沿って移動する。
そして、外側チューブ体14の先端がステント16近傍へと到達し、ラック部材220及び外側チューブ体14を低速で移動させる場合には、図9Bに示されるように、図示しない切換手段によって伝達ギア214を第1ギア210から第2ギア212側へと斜め方向に移動させ、駆動側ギア部218を介して第2ギア212と噛合させた後、回転ローラ208を回転させることでシャフト62を介して回転ローラ208の回転が第2ギア212及び伝達ギア214へと伝達される。これにより、伝達ギア214の従動側ギア部222に噛合されたラック部材220が、第1ギア210と伝達ギア214との噛合時と比較して低速で移動する。
すなわち、回転ローラ208と同軸に直径(歯数)の異なる第1及び第2ギア210、212を設け、ラック部材220及び前記第1ギア210又は第2ギア212のいずれか一方と選択的に噛合される伝達ギア214を設けることで、該伝達ギア214の噛合状態を切り換えて外側チューブ体14及びラック部材220の軸方向に沿った移動速度を変速することが可能となる。
さらに、図10A及び図10Bに示されるような第2変形例に係る変速機構230をステントデリバリーシステム232の操作部234に用いるようにしてもよい。この変速機構230は、ハウジング236の内部に設けられ、回転ローラ(回転体)238の側面に設けられる駆動プーリ(変速部)240と、該駆動プーリ240の円錐状に形成された外周面に摺接する伝達プーリ(伝達体)242とを備え、前記伝達プーリ242の上側外周面がラック部材(変位体)244の摺接面(伝達部)246に対して摩擦力によって摺接する。
この駆動プーリ240は、回転ローラ238の側面に設けられ、シャフト62を中心とした円錐状に形成される。この外周面は、回転ローラ238から離間する方向に向かって徐々に先細となるように所定角度で傾斜している。
伝達プーリ242は、シャフト62と直交する回転軸248を中心として回転自在に設けられ、駆動プーリ240に対して摩擦力によって摺接する駆動側摺接部250と、ラック部材244に対して所定の摩擦力で摺接する従動側摺接部252とを備える。
また、駆動側摺接部250は、駆動プーリ240の外周面と当接可能な傾斜角度で形成され、従動側摺接部252は、ラック部材244の摺接面246と当接可能な傾斜角度で形成される。
次に、上述した変速機構230を用いてラック部材244及び外側チューブ体14を軸方向に沿って移動させる場合について説明する。
先ず、外側チューブ体14の先端をステント16に接近させるべく、ラック部材244及び外側チューブ体14を高速で移動させる場合には、図10Aに示されるように、伝達プーリ242が駆動プーリ240における回転ローラ238近傍となる位置に摺接した状態とし、前記回転ローラ238を回転させることで、該回転ローラ238の回転が伝達プーリ242を介してラック部材244へと伝達され、該ラック部材244が軸方向に沿って移動する。
そして、外側チューブ体14の先端が徐々にステント16近傍へと接近していくのに従って、伝達プーリ242を、図示しない切換手段によって駆動プーリ240の外周面に摺接させたままの状態で、回転ローラ238から離間させるように徐々に移動させていく(図10B参照)。これにより、伝達プーリ242は、摺接している駆動プーリ240の直径が連続的に小さくなっていくため、その回転数が連続的に低下していく。それに伴って、伝達プーリ242に摺接しているラック部材244の移動速度が徐々に低下していく。
すなわち、回転ローラ238と同軸上に直径が連続的に小さくなる駆動プーリ240を設け、該駆動プーリ240とラック部材244との間に、両者の駆動力を伝達可能な伝達プーリ242を設け、該伝達プーリ242を駆動プーリ240の外周面に沿って徐々に前記回転ローラ238から離間する方向へと移動させていくことで、連続的に外側チューブ体14及びラック部材244の軸方向に沿った移動速度を変速することが可能となる。
換言すれば、この変速機構230は、回転ローラ238の回転作用下に外側チューブ体14及びラック部材244の軸方向に沿った移動速度を無段階で連続的に変速することが可能である。
なお、本発明に係るステントデリバリーシステムは、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
Claims (8)
- 内管(12)と、生体管腔内挿入時に中心軸方向に圧縮されて前記内管(12)の先端側に配置され、生体管腔内留置時には外方に拡張して圧縮前の形状に復元可能なステント(16)と、前記内管(12)の外面側に配置され前記ステント(16)を内腔に収納可能であると共に、前記内管(12)に対して基端方向に移動することにより、前記ステント(16)を外部に放出可能な外管(14)と、前記内管(12)に対して前記外管(14)を軸方向に移動させるための操作部(18、102、152、204、234)とを備えるステントデリバリーシステム(10、100、150、202、232)であって、
前記操作部(18、102、152、204、234)は、術者が操作することで回転する回転体(40、44、104、106、108、164、208、238)と、
前記外管(14)と接続され軸方向に沿って移動自在に設けられる変位体(36、120、158、220、244)と、
前記回転体(40、44、104、106、108、164、208、238)と前記変位体(36、120、158、220、244)との間に設けられ、該回転体(40、44、104、106、108、164、208、238)の回転を変速して前記変位体(36、120、158、220、244)へと伝達することで該変位体(36、120、158、220、244)の移動速度を変化させる変速機構(66、110、166、200、230)と、
を備え、
前記変速機構(66、110、166、200、230)は、前記回転体(40、44、104、106、108、164、208、238)と共に回転し、該回転体(40、44、104、106、108、164、208、238)の回転軸(62、118、168)に沿って連続的又は段階的に直径の変化する変速部(38、42、112、114、116、160、162、210、212、240)と、
前記変位体(36、120、158、220、244)に設けられ前記変速部(38、42、112、114、116、160、162、210、212、240)に対して噛合又は摺接する伝達部(56、58、122、124、126、154、156、246)と、
を有することを特徴とするステントデリバリーシステム。 - 請求項1記載のステントデリバリーシステムにおいて、
前記変速部(38、42、112、114、116、160、162、210、212)は、直径の異なる少なくとも2つ以上のギアからなり、前記伝達部(56、58、122、124、126、154、156)は、前記ギアのそれぞれに対応して複数設けられ前記変位体(36、120、158、220)の軸方向に沿って形成された歯部を有し、前記歯部に対して前記ギアがそれぞれ噛合されることを特徴とするステントデリバリーシステム。 - 請求項1記載のステントデリバリーシステムにおいて、
前記伝達部(246)は、前記変位体(244)の軸方向に沿って形成された摺接面を有し、前記摺接面に対して前記変速部(240)が摩擦力によって摺接することを特徴とするステントデリバリーシステム。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のステントデリバリーシステムにおいて、
前記変速部(160、162)は、前記回転体(164)の両側面にそれぞれ設けられ、該回転体(164)を回転軸(168)に沿って移動させることで、前記伝達部(154、156)に対する一方の変速部(160)と他方の変速部(162)との噛合又は摺接状態を切り換えることが可能であることを特徴とするステントデリバリーシステム。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のステントデリバリーシステムにおいて、
前記伝達部(56、58、122、124、126、154、156)は、前記変位体(36、120、158)の移動方向に沿って平行に設けられ、且つ、前記変速部(38、42、112、114、116、160、162)に臨み段付状に形成された面に設けられることを特徴とするステントデリバリーシステム。 - 請求項1記載のステントデリバリーシステムにおいて、
前記回転体(40、44、104、106、108)が複数設けられ、該回転体(40、44、104、106、108)にそれぞれ前記変速部(38、42、112、114、116)が設けられることを特徴とするステントデリバリーシステム。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のステントデリバリーシステムにおいて、
前記変速機構(200)は、少なくとも2つ以上の変速部(210、212)のいずれか一方と前記伝達部とを選択的に噛合又は摺接させる伝達体(214)を備えることを特徴とするステントデリバリーシステム。 - 請求項1又は3記載のステントデリバリーシステムにおいて、
前記変速部(240)は、直径が軸方向に沿って連続的に変化するプーリからなり、前記プーリの外周面には、該プーリの回転を前記伝達部(246)へと伝達する伝達体(242)が摺接することを特徴とするステントデリバリーシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014500634A JPWO2013125332A1 (ja) | 2012-02-23 | 2013-02-01 | ステントデリバリーシステム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012037463 | 2012-02-23 | ||
JP2012037463 | 2012-02-23 | ||
JP2014500634A JPWO2013125332A1 (ja) | 2012-02-23 | 2013-02-01 | ステントデリバリーシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2013125332A1 true JPWO2013125332A1 (ja) | 2015-07-30 |
Family
ID=49005521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014500634A Pending JPWO2013125332A1 (ja) | 2012-02-23 | 2013-02-01 | ステントデリバリーシステム |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9883962B2 (ja) |
EP (1) | EP2818140B1 (ja) |
JP (1) | JPWO2013125332A1 (ja) |
CN (1) | CN104144659B (ja) |
WO (1) | WO2013125332A1 (ja) |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012166467A1 (en) * | 2011-05-27 | 2012-12-06 | Stryker Corporation | Assembly for percutaneously inserting an implantable medical device, steering the device to a target location and deploying the device |
JP6310755B2 (ja) * | 2014-04-15 | 2018-04-11 | 株式会社カネカ | コントローラーおよびそれを装着する搬送具 |
WO2016063593A1 (ja) * | 2014-10-23 | 2016-04-28 | 株式会社カネカ | 操作ハンドル及びステントデリバリーシステム |
US10639181B2 (en) | 2014-11-04 | 2020-05-05 | Abbott Cardiovascular Systems Inc. | Methods and systems for delivering an implant |
US9724224B2 (en) | 2014-11-04 | 2017-08-08 | Abbott Cardiovascular Systems Inc. | Methods and systems for delivering an implant using a planetary gear actuation assembly |
CN106693148B (zh) * | 2016-05-25 | 2019-11-05 | 天津优视眼科技术有限公司 | 一种导管推送装置 |
CN106214299B (zh) * | 2016-08-15 | 2018-08-17 | 苏州天鸿盛捷医疗器械有限公司 | 一种单手操作的血管支架输送器 |
CN106214298B (zh) * | 2016-08-15 | 2018-08-17 | 苏州天鸿盛捷医疗器械有限公司 | 一种支架输送器 |
CN107518968B (zh) * | 2016-12-28 | 2019-02-01 | 苏州茵络医疗器械有限公司 | 自膨胀支架输送***及其齿轮驱动组件 |
CN106732848A (zh) * | 2017-02-04 | 2017-05-31 | 河南师范大学 | 一种旋转式取样装置 |
US10406012B2 (en) * | 2017-04-26 | 2019-09-10 | Medtronic Vascular, Inc. | Mechanical delivery systems for an endovascular device |
US11528918B2 (en) * | 2020-11-03 | 2022-12-20 | Dansons Us, Llc | Smoke tube combustion chamber |
WO2022243077A1 (en) * | 2021-05-18 | 2022-11-24 | Koninklijke Philips N.V. | Stent delivery system with selective stiffness control |
CN116035765A (zh) * | 2021-10-28 | 2023-05-02 | 上海臻亿医疗科技有限公司 | 植入物输送装置及植入物输送*** |
CN116407380A (zh) * | 2021-12-29 | 2023-07-11 | 上海鸿脉医疗科技有限公司 | 一种手柄、输送装置及医用*** |
CN114983506A (zh) * | 2022-05-25 | 2022-09-02 | 江苏畅医达医疗科技有限公司 | 支架输送装置及*** |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02271850A (ja) * | 1990-03-20 | 1990-11-06 | Olympus Optical Co Ltd | 結石破砕用鉗子 |
WO2005032614A2 (en) * | 2003-09-12 | 2005-04-14 | Guidant Endovascular Solutions | Delivery system for medical devices |
CA2619363A1 (en) * | 2005-08-17 | 2007-02-22 | C.R. Bard, Inc. | Variable speed stent delivery system |
Family Cites Families (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4294254A (en) * | 1977-12-08 | 1981-10-13 | Chamness Dale L | Surgical apparatus |
US4708647A (en) * | 1986-03-07 | 1987-11-24 | The Curators Of The University Of Missouri | Periodontal probe instrument |
EP1117341B1 (en) * | 1998-09-30 | 2004-12-29 | Bard Peripheral Vascular, Inc. | Delivery mechanism for implantable stent |
US20030135162A1 (en) * | 2002-01-17 | 2003-07-17 | Scimed Life Systems, Inc. | Delivery and retrieval manifold for a distal protection filter |
US7052511B2 (en) * | 2002-04-04 | 2006-05-30 | Scimed Life Systems, Inc. | Delivery system and method for deployment of foreshortening endoluminal devices |
US7993384B2 (en) * | 2003-09-12 | 2011-08-09 | Abbott Cardiovascular Systems Inc. | Delivery system for medical devices |
US9408592B2 (en) * | 2003-12-23 | 2016-08-09 | Senorx, Inc. | Biopsy device with aperture orientation and improved tip |
US8343071B2 (en) * | 2004-12-16 | 2013-01-01 | Senorx, Inc. | Biopsy device with aperture orientation and improved tip |
EP1981432B1 (en) * | 2005-06-30 | 2012-10-03 | Abbott Laboratories | Delivery system for a medical device |
DE602006011632D1 (de) * | 2005-10-14 | 2010-02-25 | Gore Enterprise Holdings Inc | Vorrichtung zur ablage eines implantierbaren medizinprodukts |
GB0713497D0 (en) * | 2007-07-11 | 2007-08-22 | Angiomed Ag | Device for catheter sheath retraction |
US9149379B2 (en) * | 2007-07-16 | 2015-10-06 | Cook Medical Technologies Llc | Delivery device |
US20090210046A1 (en) * | 2008-02-20 | 2009-08-20 | Abbott Laboratories | Handle assembly for a delivery system |
US7976574B2 (en) * | 2008-08-08 | 2011-07-12 | Advanced Cardiovascular Systems, Inc. | Delivery system with variable delivery rate for deploying a medical device |
US20100160819A1 (en) * | 2008-12-18 | 2010-06-24 | Parihar Shailendra K | Biopsy Device with Central Thumbwheel |
WO2010093017A1 (ja) * | 2009-02-16 | 2010-08-19 | テルモ株式会社 | ステントデリバリーシステム |
JPWO2011122444A1 (ja) * | 2010-03-30 | 2013-07-08 | テルモ株式会社 | ステントデリバリーシステム |
JP5829263B2 (ja) * | 2011-02-24 | 2015-12-09 | テルモ株式会社 | ステントデリバリーシステム |
US9974676B2 (en) * | 2013-08-09 | 2018-05-22 | Cook Medical Technologies Llc | Wire collection device with geared advantage |
-
2013
- 2013-02-01 EP EP13752063.1A patent/EP2818140B1/en active Active
- 2013-02-01 CN CN201380010522.3A patent/CN104144659B/zh active Active
- 2013-02-01 WO PCT/JP2013/052419 patent/WO2013125332A1/ja active Application Filing
- 2013-02-01 JP JP2014500634A patent/JPWO2013125332A1/ja active Pending
-
2014
- 2014-07-10 US US14/327,762 patent/US9883962B2/en active Active
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02271850A (ja) * | 1990-03-20 | 1990-11-06 | Olympus Optical Co Ltd | 結石破砕用鉗子 |
WO2005032614A2 (en) * | 2003-09-12 | 2005-04-14 | Guidant Endovascular Solutions | Delivery system for medical devices |
JP2007504897A (ja) * | 2003-09-12 | 2007-03-08 | ガイダント エンドヴァスキュラー ソリューションズ | 医療器具の送達システム |
US20070112409A1 (en) * | 2003-09-12 | 2007-05-17 | Guidant Endovascular Solutions | Delivery system for medical devices |
CA2619363A1 (en) * | 2005-08-17 | 2007-02-22 | C.R. Bard, Inc. | Variable speed stent delivery system |
WO2007022395A1 (en) * | 2005-08-17 | 2007-02-22 | C.R. Bard, Inc. | Variable speed stent delivery system |
US20070060999A1 (en) * | 2005-08-17 | 2007-03-15 | Michael Randall | Variable speed stent delivery system |
JP2009504345A (ja) * | 2005-08-17 | 2009-02-05 | シー・アール・バード・インコーポレーテッド | 可変速度ステント送達システム |
EP2179709A2 (en) * | 2005-08-17 | 2010-04-28 | C. R. Bard, Inc. | Variable speed stent delivery system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2013125332A1 (ja) | 2013-08-29 |
US20170216065A9 (en) | 2017-08-03 |
EP2818140B1 (en) | 2018-04-25 |
CN104144659B (zh) | 2016-09-14 |
EP2818140A1 (en) | 2014-12-31 |
CN104144659A (zh) | 2014-11-12 |
EP2818140A4 (en) | 2015-09-23 |
US20140324151A1 (en) | 2014-10-30 |
US9883962B2 (en) | 2018-02-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2013125332A1 (ja) | ステントデリバリーシステム | |
WO2015012007A1 (ja) | ステントデリバリーシステム | |
EP3146942B1 (en) | Highly retractable intravascular stent conveying system | |
EP2448502B1 (en) | Atherectomy catheter with laterally-displaceable tip | |
JP5907946B2 (ja) | ステントデリバリーシステム | |
JP6163478B2 (ja) | ステントデリバリーシステム | |
JP5829266B2 (ja) | ステントデリバリーシステム | |
JP5829263B2 (ja) | ステントデリバリーシステム | |
JP2017536208A (ja) | 自己拡張ステントの供給装置 | |
JP6151683B2 (ja) | ステントデリバリーシステム | |
EP3122266A1 (en) | Devices, systems, and methods for controlled hydrodissection of vessel walls | |
WO2007122901A1 (ja) | ステントデリバリーカテーテル | |
CN108778165A (zh) | 医疗器械及处置方法 | |
JP6228771B2 (ja) | ステントデリバリーシステム | |
CN109715092A (zh) | 医疗器械 | |
CN111557764A (zh) | 用于输送植入体的输送***以及驱动手柄 | |
CN216724895U (zh) | 血管支架输送*** | |
CN113545899A (zh) | 血管支架输送*** | |
JP5726563B2 (ja) | ステントデリバリーシステム | |
JP6262460B2 (ja) | ステントデリバリーシステム | |
WO2014102890A1 (ja) | カテーテル | |
WO2014109048A1 (ja) | 生体管腔用医療デバイス | |
WO2013125333A1 (ja) | ステントデリバリーシステム | |
CN103735338A (zh) | 一种可变速的支架置入器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161025 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161226 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20170530 |