JPWO2013089058A1 - 無線パラメータ制御システム、無線パラメータ制御装置、無線基地局、無線パラメータ制御方法及びプログラム - Google Patents

無線パラメータ制御システム、無線パラメータ制御装置、無線基地局、無線パラメータ制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

本発明は、無線セルの無線パラメータを制御する無線パラメータ制御システムであって、制御対象無線セルの無線パラメータの制御による、前記制御対象無線セルの接続範囲の変化にともなう、前記制御対象無線セルをサービングセル又は前記制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとする無線端末の接続先無線セルの変化に基づいて、評価対象候補無線セルを決定し、前記評価対象候補無線セルのうち少なくとも一つを、前記制御対象無線セルの無線パラメータを評価するための評価対象無線セルとして選択する評価対象無線セル選択手段と、前記評価対象無線セルの品質に基づいて、前記制御対象無線セルの無線パラメータを制御する無線パラメータ制御手段とを有する無線パラメータ制御システムである。

Description

本発明は、無線パラメータ制御システム、無線パラメータ制御装置、無線基地局、無線パラメータ制御方法及びプログラムに関する。
携帯電話に代表されるセルラ方式の無線通信ネットワークでは、複数の無線基地局を分散して配置することにより、広域なサービスエリアを構成する。各無線基地局は、自身と通信可能な範囲である無線セルを形成する。通常は1〜6程度の無線セルが1つの無線基地局によって管理される。また、互いに隣接する無線セル同士で、カバレッジの一部に重なりを持たせることによって、無線端末(User Equipment:UE)が無線セルを跨って移動した際にもハンドオーバにより通信を持続することができる。
無線基地局の設置時や運用中には、通信不能なエリア(Coverage hole)を減らし、さらにはUEの通信品質、特にスループットを改善することを目的に、無線セルのカバレッジ最適化が行われる。一般的には、現地にて専用の測定器を用いた走行試験を実施する。走行試験においては、電波の受信電力や干渉状況、通信の異常切断やハンドオーバ失敗の発生有無、スループットなどが測定される。そして、受信電力が不十分な場所(Weak coverage)や、強い干渉を受けている場所(Pilot pollution)などを特定し、これらの問題を解消するための無線パラメータの調整が行われる。調整される無線パラメータとしては、例えば、無線セルのアンテナチルト角、アンテナ方位角、送信電力、及びハンドオーバパラメータなどが一般的である。
上述の走行試験に基づく無線セルのカバレッジ最適化は、人手による測定ならびに無線パラメータのチューニング作業を伴うため、無線通信ネットワークの運用コストの増加の一因となっている。そこで、こうした無線セルのカバレッジ最適化にかかるコストを削減するために、無線セルのカバレッジを自律的に最適化する技術が提案されている。
無線セルのカバレッジを自律的に最適化する技術としては、SON(Self Organizing Network)におけるCCO(Coverage and Capacity Optimization)がある。SONは、無線端末や無線基地局から収集した品質測定データを解析することによって、従来は人手で行われていた無線通信ネットワークのパラメータ設定や最適化を自律的に実施する技術であり、無線通信インフラのCAPEX(Captital Expenditure)やOPEX(Operational Expenditure)を削減する技術として3GPP(3rd Generation Partnership Project)で標準化が進められている。CCOはSONの使用態様のひとつであり、無線端末から無線品質(例えば、RSRP:Reference Signal Received Power、RSRQ:Reference Signal Received Quality等)の測定結果を収集し、無線セルの無線パラメータ(例えば、送信電力やアンテナのチルト角等)の変更によって自律的に無線セルのカバレッジの最適化を図る技術である。
また、他の技術としては、ICIC(Inter−Cell Interference Coordination)がある。ICICは、無線端末から報告される無線品質情報を基に、無線基地局間で協調して送信電力の削減や信号送信の休止を行うことにより、干渉を回避する技術である。
ところで、無線セルの無線パラメータを自律的に最適化するためには、ネットワークの品質を評価し、各無線セルについて無線パラメータの変更の必要性を判定する必要がある。また、無線パラメータを実際に変更した場合には、当該変更によって予期せぬ品質劣化が生じていないかを評価する必要がある。
無線セルの無線パラメータを評価する方法の一例として、非特許文献1の技術がある。非特許文献1の技術は、複数の無線セルをまとめた総合的な品質指標を作成し、当該品質指標を用いてチルト角の変更の効果を評価する。例えば、19基地局57セルの環境においては、以下の式によって総合的な品質指標(U)を作成し、その値が最大となるように各無線セルのチルト角を変更する。尚、以下の式において、Pは無線セルの集合、|P|は無線セルの総数である57を表す。Sm,avgは無線セルmの平均スループット、Sm,edgeは無線セルmのセルエッジスループットを表す。また、WavgとWedgeは、平均スループットとセルエッジスループットのどちらをどの程度重視するかを規定するパラメータである。
Figure 2013089058
"Vertical Antenna Tilt Optimization for LTE Base Stations" Alcatel-Lucent Bell Labs, Vehicular Technology Conference (VTC Spring), 2011.
しかしながら、無線パラメータを制御する無線セル(制御対象無線セル)に対して、当該制御対象無線セルの無線パラメータを評価するための無線セル(評価対象無線セル)を不必要に多く設定すると、当該制御対象無線セルの無線パラメータの変更に直接関係しない無線セルまで考慮してしまい、適切な無線パラメータの制御が行われない。例えば、制御対象無線セルと、当該制御対象無線セルから一定の距離内にある全ての無線セル(周辺無線セル)とを評価対象無線セルに設定し、評価対象無線セルの品質劣化をトリガとして制御対象無線セルの無線パラメータを変更する場合、評価対象無線セルを広域に取り過ぎると、当該制御対象無線セルの無線パラメータの変更では解決することができない品質劣化まで検出してしまい、不要な無線パラメータの変更処理が発生する可能性がある。また、別の例として、制御対象無線セルの無線パラメータ変更後に評価対象無線セルの品質劣化を検出してフォールバック制御(制御対象無線セルの無線パラメータを元の状態に戻す制御をいう)を行う場合、評価対象無線セルを広域に取り過ぎると、当該無線パラメータの変更が原因ではない品質劣化まで検出してしまい、不要なフォールバック制御が発生する可能性がある。
そこで、本発明は上記課題を鑑みてなされたものであって、その目的は、無線セルの無線パラメータを制御する際に、評価対象とする無線セルを適切に設定することができる無線パラメータ制御システム、無線パラメータ制御装置、無線基地局、無線パラメータ制御方法及びプログラムを提供することにある。
本発明は、無線セルの無線パラメータを制御する無線パラメータ制御システムであって、制御対象無線セルの無線パラメータの制御による、前記制御対象無線セルの接続範囲の変化にともなう、前記制御対象無線セルをサービングセル又は前記制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとする無線端末の接続先無線セルの変化に基づいて、評価対象候補無線セルを決定し、前記評価対象候補無線セルのうち少なくとも一つを、前記制御対象無線セルの無線パラメータを評価するための評価対象無線セルとして選択する評価対象無線セル選択手段と、前記評価対象無線セルの品質に基づいて、前記制御対象無線セルの無線パラメータを制御する無線パラメータ制御手段とを有する無線パラメータ制御システムである。
本発明は、無線セルの無線パラメータを制御する無線パラメータ制御装置であって、制御対象無線セルの無線パラメータの制御による、前記制御対象無線セルの接続範囲の変化にともなう、前記制御対象無線セルをサービングセル又は前記制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとする無線端末の接続先無線セルの変化に基づいて、評価対象候補無線セルを決定し、前記評価対象候補無線セルのうち少なくとも一つを、前記制御対象無線セルの無線パラメータを評価するための評価対象無線セルとして選択する評価対象無線セル選択手段と、前記評価対象無線セルの品質に基づいて、前記制御対象無線セルの無線パラメータを制御する無線パラメータ制御手段とを有する無線パラメータ制御装置である。
本発明は、無線セルの無線パラメータを制御する無線基地局であって、制御対象無線セルの無線パラメータの制御による、前記制御対象無線セルの接続範囲の変化にともなう、前記制御対象無線セルをサービングセル又は前記制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとする無線端末の接続先無線セルの変化に基づいて、評価対象候補無線セルを決定し、前記評価対象候補無線セルのうち少なくとも一つを、前記制御対象無線セルの無線パラメータを評価するための評価対象無線セルとして選択する評価対象無線セル選択手段と、前記評価対象無線セルの品質に基づいて、前記制御対象無線セルの無線パラメータを制御する無線パラメータ制御手段とを有する無線基地局である。
本発明は、無線セルの無線パラメータを制御する無線パラメータ制御方法であって、制御対象無線セルの無線パラメータの制御による、前記制御対象無線セルの接続範囲の変化にともなう、前記制御対象無線セルをサービングセル又は前記制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとする無線端末の接続先無線セルの変化に基づいて、評価対象候補無線セルを決定し、前記評価対象候補無線セルのうち少なくとも一つを、前記制御対象無線セルの無線パラメータを評価するための評価対象無線セルとして選択し、前記評価対象無線セルの品質に基づいて、前記制御対象無線セルの無線パラメータを制御する無線パラメータ制御方法である。
本発明は、無線セルの無線パラメータを制御するプログラムであって、コンピュータに制御対象無線セルの無線パラメータの制御による、前記制御対象無線セルの接続範囲の変化にともなう、前記制御対象無線セルをサービングセル又は前記制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとする無線端末の接続先無線セルの変化に基づいて、評価対象候補無線セルを決定し、前記評価対象候補無線セルのうち少なくとも一つを、前記制御対象無線セルの無線パラメータを評価するための評価対象無線セルとして選択する処理と、前記評価対象無線セルの品質に基づいて、前記制御対象無線セルの無線パラメータを制御する処理とを実行させるプログラムである。
本発明は、無線セルの無線パラメータを制御する際に、評価対象とする無線セルを適切に設定することができる。
図1は本発明の概要を説明するための図である。 図2は本発明の概要を説明するための図である。 図3は本発明の概要を説明するための図である。 図4は本発明の概要を説明するための図である。 図5は本発明の無線パラメータ制御システムの構成図である。 図6は第1の実施の形態における無線通信システムの構成図である。 図7は無線パラメータ制御装置30のブロック図である。 図8は第1の実施の形態における一例の動作全体のフローチャートである。 図9は第1の実施の形態における一例の評価対象無線セル選択部32のフローチャートである。 図10は第1の実施の形態の他の一例の動作全体のフローチャートである。 図11は第1の実施の形態の他の一例の評価対象無線セル選択部32のフローチャートである。 図12は第2の実施の形態の一例の動作全体のフローチャートである。 図13は第2の実施の形態の一例の評価対象無線セル選択部32のフローチャートである。 図14は第3の実施の形態における無線通信システムの構成図である。 図15は第3の実施の形態における無線基地局のブロック図である。
本発明の概要を説明する。
図1及び図2は本発明の概要を説明するための図である。
通常、無線パラメータを制御(変更)しようとする無線セルにおいて、自セルの無線パラメータの変更によって解決可能な品質劣化が生じていないかを判定するために、あるいは、無線パラメータを制御(変更)した無線セルにおいて、その無線パラメータの制御が適切であるかを判定するために、自セルおよび自セル周辺の無線セルを評価対象無線セルとして設定し、評価対象無線セルの品質を評価する。尚、以下の説明において、無線パラメータを制御(変更)しようとする無線セル、又は、無線パラメータを制御(変更)した無線セルを制御対象無線セルと記載する。
しかしながら、上述した通り、評価対象無線セルを広域に取り過ぎると、制御対象無線セルの無線パラメータの変更に直接関係しない無線セルまで考慮してしまい、適切な無線パラメータの制御が行われない。
そこで、本発明は、制御対象無線セルの無線パラメータの制御による、制御対象無線セルの接続範囲の変化にともなう、制御対象無線セルをサービングセル又は前記制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとする無線端末の接続先無線セルの変化に基づいて、評価対象候補無線セルを決定し、前記評価対象候補無線セルのうち少なくとも一つを、制御対象無線セルの無線パラメータを評価するための評価対象無線セルとして選択する。そして、評価対象無線セルの品質に基づいて、前記制御対象無線セルの無線パラメータを制御する。
ここで、評価対象候補無線セルを決定する方法のひとつの具体的な方法としては、制御対象無線セルの接続範囲の変化の前後のいずれかで制御対象無線セルを接続先無線セルとする無線端末の、制御対象無線セルの接続範囲の変化の前また後の接続先無線セルのうち、制御対象無線セルを除く無線セルの少なくとも一つ以上を、評価対象候補無線セルとする方法がある。尚、ここで、制御対象無線セルを除く無線セルの少なくともひとつ以上を評価対象候補無線セルとするとは、評価対象候補無線セルから制御対象無線セルを除外することを意味するものではない。あくまでも、制御対象無線セルの無線パラメータの変更前または変更後の接続先無線セルのうち制御対象無線セルを除いた無線セルそのものを、評価対象候補無線セルとして少なくとも一つ以上含めるという意味であり、制御対象無線セルを評価対象候補無線セルに含めても良いことはいうまでもない。
具体的に説明すると、まず、制御対象無線セルの接続範囲の変化の前後で、無線端末の接続先無線セルが変化する場合は、以下の二つの態様が考えられる。
A.制御対象無線セルをサービングセルとする無線端末の接続先が制御対象無線セル以外の周辺無線セルにとなる場合である。
B.制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとする無線端末の接続先が制御対象無線セルとなる場合である。
ここで、Aの場合において、制御対象無線セルの接続範囲の変化前に、無線端末は制御対象無線セルを接続先無線セルとしており、制御対象無線セルの接続範囲の変化後に、無線端末は制御対象無線セル以外の無線セルを接続先無線セルとしている。従って、その制御対象無線セルの接続範囲の変化後に接続先無線セルとなる、制御対象無線セル以外の接続先無線セルを、評価対象候補無線セルとする。
また、Bの場合において、制御対象無線セルの接続範囲の変化前に、無線端末は制御対象無線セル以外の周辺無線セルを接続先無線セルとしており、制御対象無線セルの接続範囲の変化後に、無線端末は制御対象無線セルを接続先無線セルとしている。従って、その制御対象無線セルの接続範囲の変化前に接続先無線セルであった制御対象無線セル以外の周辺無線セルを、評価対象候補無線セルとする。
更に、「制御対象無線セルの無線パラメータの制御による、前記制御対象無線セルの接続範囲の変化にともなう、前記制御対象無線セルをサービングセル又は前記制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとする無線端末の接続先無線セル」が意味するところは、下記に示すように大きく二つに分けられる。
1.制御対象無線セルの無線パラメータを実際には変更せず、無線パラメータを候補値(現在、制御対象無線セルに設定されている無線パラメータの値も含む)に変更したと仮定して、制御対象無線セルの接続範囲の変化にともなう無線端末の接続先無線セルを予測し、その予測した接続先無線セルを意味する場合である。
2.制御対象無線セルの無線パラメータを実際に変更することによって、制御対象無線セルの接続範囲が変化して無線端末の接続先無線セルが実際に変更となり、無線パラメータ変更後の実際の接続先無線セル(サービングセル)を意味する場合である。
次に、A.と1.との組み合わせについて、図1及び図2を用いて詳細に説明する。
図1において、無線パラメータを制御(変更)しようとする無線セルを制御対象無線セル2とする。ここで、制御対象無線セル2をサービングセルとする無線端末は、無線端末1a〜無線端末1dである。次に、制御対象無線セル2の無線パラメータとして、例えば、送信電力を減少したと仮定すると、図2に示す如く、制御対象無線セル2のカバレッジが変化し、制御対象無線セル2の接続範囲が変化することが予測される。それにともない、制御対象無線セル2をサービングセルとする無線端末1a〜無線端末1cの接続先無線セルも変更されると予測される。図2では、制御対象無線セル2をサービングセルする無線端末1aの接続先無線セルが無線セル3aに変更すると予測され、制御対象無線セル2をサービングセルとする無線端末1bの接続先無線セルが無線セル3bに変更すると予測され、制御対象無線セル2をサービングセルとする無線端末1cの接続先無線セルが無線セル3cに変更すると予測され、制御対象無線セル2をサービングセルとする無線端末1dの接続先無線セルは変更がないと予測されることを示している。
この制御対象無線セル2の無線パラメータを変更したと仮定した場合の各無線端末1a〜無線端末1dの接続先無線セルを、例えば、制御対象無線セル2の無線パラメータを変更する前に収集した無線端末1a〜無線端末1dの測定情報(例えば、無線端末1a〜無線端末1dが測定した無線品質等)を用いて予測する。
このように、実際には無線パラメータを変更することなく、無線端末1a〜無線端末1dの接続先無線セルを予測する。そして、予測された無線端末1a〜無線端末1dの接続先無線セルのうち、接続先無線セルが制御対象無線セル2ではない無線端末1a〜無線端末1cの接続先無線セルである無線セル3a〜無線セル3cを制御対象無線セル2に対する評価対象候補無線セルとする。このとき、制御対象無線セル2を評価対象候補無線セルに含めても良いことはいうまでもない。
次に、B.と1.との組み合わせについて、図3及び図4を用いて詳細に説明する。
図3において、無線パラメータを制御(変更)しようとする無線セルを制御対象無線セル2とする。ここで、制御対象無線セル2をサービングセルとする無線端末は、無線端末1dである。次に、制御対象無線セル2の無線パラメータとして、例えば、送信電力を増加したと仮定すると、図4に示す如く、制御対象無線セル2のカバレッジが変化し、制御対象無線セル2の接続範囲が変化することが予測される。それにともない、制御対象無線セル2の周辺無線セルをサービングセルとする無線端末1a〜無線端末1cの接続先無線セルも変更されると予測される。図4では、無線セル3aをサービングセルとする無線端末1aの接続先無線セルが制御対象無線セル2に変更すると予測され、無線セル3bをサービングセルとする無線端末1bの接続先無線セルが制御対象無線セル2に変更すると予測され、無線セル3cをサービングセルとする無線端末1cの接続先無線セルが制御対象無線セル2に変更すると予測され、無線端末1dのサービングセルは制御対象無線セル2のままであることが予測されることを示している。
この制御対象無線セル2の無線パラメータを変更したと仮定した場合の各無線端末1a〜無線端末1cの接続先無線セルを、例えば、制御対象無線セル2の無線パラメータを変更する前に収集した無線端末1a〜無線端末1cの測定情報(例えば、無線端末1a〜無線端末1cが測定した無線品質等)を用いて予測する。
このように、実際には無線パラメータを変更することなく、無線端末1a〜無線端末1cの接続先無線セルを予測する。そして、予測した無線端末1a〜無線端末1cの接続先無線セルが制御対象無線セル2である場合、その無線端末1a〜無線端末cのサービングセル(無線セル3a,3b,3c)を、制御対象無線セル2に対する評価対象候補無線セルとする。このとき、制御対象無線セル2を評価対象候補無線セルに含めても良いことはいうまでもない。
次に、A.と2.との組み合わせについて、同様に、図1及び図2を用いて詳細に説明する。
図1は制御対象無線セル2の無線パラメータの変更前の状態を示している。ここで、現在の無線パラメータの設定によって制御対象無線セル2をサービングセルとする無線端末は、無線端末1a〜無線端末1dである。次に、制御対象無線セル2の無線パラメータとして、例えば、送信電力を実際に減少した場合、図2に示す如く、制御対象無線セル2のカバレッジが変化し、制御対象無線セル2の接続範囲が変化する。それにともない、無線端末1a〜無線端末1cのサービングセルも変更される。図2では、無線端末1aのサービングセルが制御対象無線セル2から無線セル3aに変更され、無線端末1bのサービングセルが制御対象無線セル2から無線セル3bに変更され、無線端末1cのサービングセルが制御対象無線セル2から無線セル3cに変更され、無線端末1dのサービングセルは制御対象無線セル2のままであることを示している。
このように、制御対象無線セル2をサービングセルとしていた各無線端末1a〜無線端末1dの、制御対象無線セル2の無線パラメータの変更後のサービングセルを、予測値ではなく実測値として取得する。例えば、コア網側での無線端末1a〜無線端末1dに対するトレース機能を使って、無線パラメータ変更後の無線端末1a〜無線端末1dのサービングセルを追跡して取得したり、無線パラメータの変更後のサービングセル(例えば、無線端末1a〜無線端末1dが検出した無線セルのID)を無線端末1a〜無線端末1dから報告してもらい取得したり、無線パラメータの変更後のハンドオーバ情報から、無線端末1a〜無線端末1dがどの無線セルへと移動したかを判定して取得しても良い。
このようにして取得された、無線パラメータの変更後の無線端末1a〜無線端末1dのサービングセルのうち、制御対象無線セル2ではない無線端末1a〜無線端末1cのサービングセル(無線セル3a,3b,3c)を、制御対象無線セル2に対する評価対象候補無線セルとする。このとき、制御対象無線セル2を評価対象候補無線セルに含めても良いことはいうまでもない。
次に、B.と2.との組み合わせについて、図3及び図4を用いて詳細に説明する。
図3は制御対象無線セル2の無線パラメータの変更前の状態を示している。ここで、現在の無線パラメータの設定によって制御対象無線セル2をサービングセルとする無線端末は、無線端末1dである。次に、制御対象無線セル2の無線パラメータとして、例えば、送信電力を実際に増加した場合、図4に示す如く、制御対象無線セル2のカバレッジが変化し、制御対象無線セル2の接続範囲が変化する。それにともない、制御対象無線セルの周辺無線セルに接続する無線端末1a〜無線端末1cのサービングセルも変更される。図4では、無線セル3aをサービングセルとする無線端末1aの接続先無線セルが制御対象無線セル2に変更され、無線セル3bをサービングセルとする無線端末1bの接続先無線セルが制御対象無線セル2に変更され、無線セル3cをサービングセルとする無線端末1cの接続先無線セルが制御対象無線セル2に変更され、無線端末1dのサービングセルは制御対象無線セル2のままであることを示している。
このように、制御対象無線セル2の周辺無線セルをサービングセルとしていた各無線端末1a〜無線端末1cの、制御対象無線セル2の無線パラメータの変更後のサービングセルを、予測値ではなく実測値として取得する。例えば、コア網側での無線端末1a〜無線端末1cに対するトレース機能を使って、無線パラメータ変更後の無線端末1a〜無線端末1cのサービングセルを追跡して取得したり、無線パラメータの変更後のサービングセル(例えば、無線端末1a〜無線端末1cが検出した無線セルのID)を無線端末1a〜無線端末1cから報告してもらい取得したり、無線パラメータの変更後のハンドオーバ情報から、無線端末1a〜無線端末1cがどの無線セルへと移動したかを判定して取得しても良い。
このようにして、制御対象無線セルの周辺無線セルに接続していた無線端末1a〜無線端末1cの、制御対象無線セルの無線パラメータの変更後のサービングセルを取得する。そして、取得したサービングセルが制御対象無線セル2である場合に、制御対象無線セルの無線パラメータの変更前のサービングセル(無線セル3a,3b,3c)を、制御対象無線セル2に対する評価対象候補無線セルとする。このとき、制御対象無線セル2を評価対象候補無線セルに含めても良いことはいうまでもない。
続いて、上述により求められた評価対象候補無線セルから評価対象無線セルを選択する。図2、4に示されるように、評価対象候補無線セルの全てを評価対象無線セルとして選択しても良いし、評価対象候補無線セルのうち重要な無線セルを評価対象無線セルとして選択しても良い。また、制御対象無線セル2を評価対象無線セルとして選択しても良いことは自明である。すなわち、選択方法は限定されるものではなく、適時本発明を逸脱しない範囲で決定する。
そして、評価対象候補無線セルから選択した評価対象無線セルの品質に基づいて、制御対象無線セルの無線パラメータを評価する。例えば、評価対象無線セルの品質を評価し、その評価値に基づいて制御対象無線セルの無線パラメータの変更の必要性を判定したり、無線パラメータ変更後に評価対象無線セルの品質を評価し、制御対象無線セルの無線パラメータのフォールバック制御が必要か否かを判定したりする。
次に、本発明の無線パラメータ制御システムを、図面を用いて説明する。
図5は本発明の無線パラメータ制御システムの構成図である。
本発明の無線パラメータ制御システムは、無線端末10と、評価対象無線セル選択部11と、無線パラメータ制御部12とを有する。尚、無線通信ネットワーク13は、端末10に無線通信サービスを提供するシステムであり、無線基地局や無線パラメータ制御装置等を含む。そして、以下の説明において、無線通信ネットワーク13は、評価対象無線セル選択部11と、無線パラメータ制御部12とを含むが、各部は無線基地局、無線パラメータ制御装置のいずれにあっても良い。
まず、上述した「1.制御対象無線セルの無線パラメータを実際には変更せず、無線パラメータを候補値(現在、制御対象無線セルに設定されている無線パラメータの値も含む)に変更したと仮定して、無線端末の接続先無線セルを予測する場合」について説明する。
無線端末10は、無線通信ネットワーク13からの指示に基づいて、測定情報、例えば、無線品質を測定する機能を有し、無線品質を無線通信ネットワーク13に送信する。ここで、無線端末10の測定する無線品質の例としては、LTE(Long Term Evolution)であれば、受信電力を表すRSRP(Reference Signal Received Power)、受信品質を表すRSRQ(Reference Signal Received Quality)、信号対干渉雑音比を表すSINR(Signal to Interference plus Noise Power Ratio)、スループット、及びこれらの類似情報などである。
評価対象無線セル選択部11は、制御対象無線セルの無線パラメータを実際には変更せず、無線パラメータを所定の候補値に変更したと仮定して、制御対象無線セルをサービングセルとする又は制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとする無線端末10の接続先無線セルを予測する。
無線端末10の接続先無線セルの予測は、現在の無線パラメータの設定(無線パラメータの変更前)において制御対象無線セルをサービングセルとする又は制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとする無線端末10から収集した測定情報(無線品質)を用いて決定する。具体的には、評価対象無線セル選択部11は、無線端末10から測定情報として収集した制御対象無線セル及びその周辺無線セル毎の無線品質が、制御対象無線セルの無線パラメータを変更したと仮定した場合にどのように変化するかを予測する。そして、予測された無線セル毎の無線品質のうち、最も無線品質が高い無線セルを、制御対象無線セルの無線パラメータを変更したと仮定した場合の当該無線端末の接続先無線セルとして予測する。なお、最も無線品質が高い無線セルのみでなく、無線品質が高い上位所定数の無線セルまで接続先無線セルに含めても良い。また、無線端末によって検出された全ての無線セルを接続先無線セルに含めても良い。
そして、評価対象無線セル選択部11は、無線パラメータの変更前後のいずれかで制御対象無線セルを接続先無線セルとする無線端末10の、制御対象無線セルの無線パラメータの変更前または変更後の接続先無線セルのうち、制御対象無線セルを除く無線セルの少なくともひとつ以上を評価対象候補無線セルとする。ここで、制御対象無線セルを除く無線セルの少なくともひとつ以上を評価対象候補無線セルとするとは、評価対象候補無線セルから制御対象無線セルを除外することを意味するものではない。あくまでも、制御対象無線セルの無線パラメータの変更前または変更後の接続先無線セルのうち制御対象無線セルを除いた無線セルそのものを、少なくとも評価対象候補無線セルに含めるという意味であり、制御対象無線セルを評価対象候補無線セルに含めても良いことはいうまでもない。
また、無線パラメータの変更は、制御対象無線セルの接続範囲(カバレッジ)が一様に狭くなったり、広くなったりするだけではない。例えば、無線パラメータとしてチルト角を変更するような場合、ある場所では制御対象無線セルの接続範囲(カバレッジ)が狭くなり、別の場所では制御対象無線セルの接続範囲(カバレッジ)が広くなるという変化も起きうる。従って、そのような無線パラメータの場合には、無線端末毎にその無線端末の接続先無線セルを予測し、評価対象候補無線セルを決定する。
尚、ひとつの無線パラメータにおいて候補値が複数存在する場合には、候補値毎に評価対象候補無線セルを決定する代わりに、少なくともいずれか一つの候補値において評価対象候補無線セルになると判定された無線セルを、無線パラメータの候補値間で共通の評価対象候補無線セルとして設定しても良い。また、制御する無線パラメータの種類が複数ある場合(例えば、無線セルの送信電力とアンテナのチルト角とアンテナの方位角など)には、少なくとも一つの無線パラメータの制御によって評価対象候補無線セルになると判定された無線セルを、評価対象候補無線セルとしても良い。
そして、評価対象無線セル選択部11は、評価対象候補無線セルのうち少なくとも一つを、制御対象無線セルの無線パラメータを評価するための評価対象無線セルとして選択する。
尚、評価対象無線セルの選択方法としては、評価対象候補無線セルの全てを評価対象無線セルとしても良いし、評価対象候補無線セルの重要度を求め、重要度が高い評価対象候補無線セルを、評価対象無線セルとして選択する方法も考えられる。
次に、上述した「2.制御対象無線セルの無線パラメータを実際に変更することによって、制御対象無線セルの接続範囲が変化して無線端末の接続先無線セルが実際に変更となり、無線パラメータ変更後の実際の接続先無線セルを用いる場合」について説明する。
この場合、制御対象無線セルの無線パラメータ変更前に当該制御対象無線セルをサービングセルとしていた又は制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとしていた無線端末10の、無線パラメータ変更後におけるサービングセルは、予測値としてではなく実測値として取得することができる。例えば、制御対象無線セルの無線パラメータ変更後に無線端末10から収集した測定情報を用いて、無線パラメータ変更後の無線端末10のサービングセルを判定することができる。例えば、制御対象無線セルの無線パラメータ変更後の新たなサービングセルを無線端末10から報告してもらうことによって、無線パラメータ変更後の無線端末10のサービングセルを取得しても良い。ここで、無線端末10の測定情報は必ずしも必要ではない。例えば、無線通信ネットワーク13側でのUEトレース機能を使用して、無線パラメータ変更後の無線端末10のサービングセルを取得しても良い。また、無線パラメータ変更後のハンドオーバ情報から、無線端末10がどの無線セルへと移動したかを判定し、サービングセルを取得しても良い。尚、無線パラメータ変更前の無線端末10のサービングセルも、同様に実測値で取得できる。
そして、評価対象無線セル選択部11は、無線パラメータの実際の変更が制御対象無線セルの接続範囲を狭めるような変更である場合、取得した無線パラメータ変更後の接続先無線セルを評価対象候補無線セルとする。一方、無線パラメータの実際の変更が制御対象無線セルの接続範囲を広げるような変更である場合、取得した無線パラメータ変更後の接続先無線セルが制御対象無線セルである場合に、無線端末10の無線パラメータ変更前のサービングセルを、評価対象候補無線セルとする。尚、上述したように、ある場所では制御対象無線セルの接続範囲(カバレッジ)が狭くなり、別の場所では制御対象無線セルの接続範囲(カバレッジ)が広くなるような無線パラメータの変更の場合には、無線端末毎にその無線端末の接続先無線セルを取得し、評価対象候補無線セルを決定する。例えば、無線パラメータを変更した場合、無線パラメータの実際の変更がある無線端末10にとって制御対象無線セルの接続範囲を狭めるような変更である場合、無線パラメータ変更後の当該無線端末10の接続先無線セルを評価対象候補無線セルとする。一方、無線パラメータの実際の変更がある無線端末10にとって制御対象無線セルの接続範囲を広げるような変更である場合、無線パラメータ変更後の当該無線端末10の接続先無線セルが制御対象無線セルである場合に、無線パラメータ変更前の当該無線端末10のサービングセルを、評価対象候補無線セルとする。このような処理を無線端末毎に行う。
更に、評価対象無線セル選択部11は、評価対象候補無線セルのうち少なくとも一つを、制御対象無線セルの無線パラメータを評価するための評価対象無線セルとして選択する。尚、上述したように、制御対象無線セルを評価対象候補無線セルに含めても良いことはいうまでもない。
評価対象無線セルの選択方法としては、評価対象候補無線セルの全てを評価対象無線セルとしても良いが、評価対象候補無線セルの重要度を求め、重要度が高い評価対象候補無線セルを、評価対象無線セルとして選択する方法も考えられる。
次に、上述した評価対象候補無線セルの重要度について説明する。尚、以下に述べる評価対象候補無線セルの重要度の算出方法は、上述した1.又は2.の双方の考え方に適用することができる。
(1)制御対象無線セルから新たな接続先無線セル(サービングセル)として移動してくる無線端末数が多い評価対象候補無線セルほど重要度が高くなるように、評価対象候補無線セルの重要度を求める。
(2)制御対象無線セルから新たな接続先無線セル(サービングセル)として移動してくる無線端末の増加率、例えば、
(制御対象無線セルの無線パラメータ変更後に、当該評価対象候補無線セルを接続先無線セル(サービングセル)とする無線端末数 − 制御対象無線セルの無線パラメータ変更前に、当該評価対象候補無線セルをサービングセルとする無線端末数)÷(制御対象無線セルの無線パラメータ変更前に、当該評価対象候補無線セルをサービングセルとする無線端末数)
が高い評価対象候補無線セルほど重要度が高くなるように、評価対象候補無線セルの重要度を求める。
(3)制御対象無線セルとの間のハンドオーバ回数が多い評価対象候補無線セルほど重要度が高くなるように、評価対象候補無線セルの重要度を求める。
尚、上述した説明では、制御対象無線セルをサービングセルとする無線端末10の、制御対象無線セルの無線パラメータの変更による接続先無線セル(サービングセル)を評価対象候補無線セルとした。しかしながら、評価対象候補無線セルを求める方法はそれに限定されない。例えば、上述の方法で求めた評価対象候補無線セルを仮の制御対象無線セルとする。そして、その仮の制御対象無線セルの無線パラメータを変更したと仮定し、又は、実際に変更することによって、その仮の制御対象無線セルをサービングセルとする無線端末の接続先無線セル(サービングセル)となる第2の評価対象候補無線セルも制御対象無線セルに対する評価対象候補無線セルとして含めることもできる。ここで、重要度が高い評価対象候補無線セルのみを、第2の評価対象候補無線セルを求めるための仮の制御対象無線セルとすることで、評価対象候補無線セルの数が不必要に多くなることを避けることができる。
無線パラメータ制御部12は、評価対象無線セル選択部11により選択された評価対象無線セルの品質に基づいて、無線パラメータを変更、又は、維持する制御を行う。例えば、評価対象無線セルの品質劣化をトリガとして、制御対象無線セルの無線パラメータを変更する。あるいは、制御対象無線セルの無線パラメータ変更後に評価対象無線セルにおいて品質劣化が確認された場合に、無線パラメータのフォールバックを実施する。尚、無線パラメータの具体例は、無線セルの下り信号の最大送信電力、パイロット信号やリファレンス信号の送信電力、アンテナのチルト角、又はアンテナの方位角等である。また、無線パラメータとして、CIO(Cell Individual Offset)やQoffsetを用いても良い。
また、評価対象無線セルの品質は、評価対象無線セルのトラフィック負荷、平均スループット、異常切断率、ハンドオーバ失敗率等である。尚、評価対象無線セルの品質のみを評価しても良いが、評価対象無線セルの品質を重視しつつ、評価対象無線セル以外の無線セルの品質を評価しても良い。また、上述したように評価対象無線セルの重要度が求められている場合、その重要度が高い評価対象無線セルほど重視して評価するようにしても良い。
このように、本発明は、制御対象無線セルの無線パラメータを評価するための評価対象無線セルを適切に設定することによって、無線パラメータの制御の効果を正確に把握することができる。また、不必要な無線パラメータの変更を抑制することができる。
以下、具体的な実施の形態を説明する。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態を説明する。第1の実施の形態は、制御対象無線セルの無線パラメータを実際には変更せず、無線パラメータを候補値(現在、制御対象無線セルに設定されている無線パラメータの値も含む)に変更したと仮定して、接続先無線セルを予測し、その予測した接続先無線セルに基づいて評価対象候補無線セルを決定する場合の実施の形態である。
図6は第1の実施の形態における無線通信システムの構成図である。
第1の実施の形態の無線通信システムは、無線パラメータ制御装置30と、無線基地局40と、複数の無線端末(以下、UE)50とを有する。
UE50は、測定情報(無線品質)を測定する機能を有する。無線品質は、UE50が接続する無線セル(サービングセル)の無線品質の測定結果を含む。さらに、無線品質は、UE50のサービングセル以外の周辺無線セルの無線品質の測定結果を含んでも良い。UE50によって測定される無線品質の典型的な例は、無線基地局40から送信される無線信号(下り信号)の受信品質である。
受信品質は、例えば、下りパイロット信号や、下りリファレンス信号の受信電力又はSINR(Signal to Interference plus Noise Ratio)などの信号対干渉雑音比である。W−CDMAの場合、UE50によって測定される無線品質は、無線セル毎の共通パイロットチャネル(CPICH:Common Pilot Channel)の受信電力(CPICH RSCP(Received Signal Code Power))や、CPICHの1チップ当たりのエネルギー対帯域内受信電力密度比(Ec/No)とすれば良い。また、LTE(Long Term Evolution)の場合、UE50によって測定される無線品質は、下りリファレンス信号(Downlink Reference Signal)の受信電力(RSRP:Reference Signal Received Power)や、受信品質(RSRQ:Reference Signal Received Quality)とすれば良い。
さらに、無線品質は、スループットやBLER(Block Error Rate)などの通信品質、異常切断やハンドオーバ失敗の発生有無といったイベント情報、UEが無線品質を測定した時刻、各無線品質に対応する無線セルの識別子、及びUEの識別子などの情報を含んでも良い。
そして、UE50は、測定した無線品質を無線基地局40に送信する。
無線基地局40は、無線セル60を管理し、複数のUE50との間で双方向の無線通信を行う。そして、配下のUE50で測定された無線品質を収集すると共に、その情報を無線パラメータ制御装置30に通知する機能を有する。無線品質だけでなく、無線セル単位で集計されるパフォーマンスカウンタ情報(例えば、通信発生回数、ハンドオーバ回数、リソースブロック使用率、トラフィック負荷、異常切断率、ハンドオーバ失敗率など)を無線パラメータ制御装置30に通知しても良い。また、無線基地局40は、無線パラメータ制御装置30における無線パラメータ決定結果に従い、自身や自身の管理する無線セルの無線パラメータを変更する機能を備える。尚、図6では、各無線基地局40が1つの無線セル60を管理する形態について例示したが、これに限定されない。すなわち、各無線基地局40が複数の無線セル60を管理する形態を取っても良い。
無線パラメータ制御装置30は、無線基地局40から報告される無線品質やパフォーマンスカウンタ情報を基に、無線基地局40や無線セル60の無線パラメータを決定し、その結果を当該無線基地局40に通知する機能を有する。
次に、無線パラメータ制御装置30の構成について説明する。
図7は無線パラメータ制御装置30のブロック図である。
図7に示される如く、無線パラメータ制御装置30は、測定情報データベース31と、評価対象無線セル選択部32と、品質評価部33と、無線パラメータ制御部34とを有する。
測定情報データベース31は、無線基地局40から報告される無線端末の無線品質やパフォーマンスカウンタ情報を登録しておくデータベースである。
評価対象無線セル選択部32は、制御対象無線セルの無線パラメータを評価するために考慮すべき無線セルを評価対象無線セルとして選択する。具体的には、UE50が測定した測定情報(無線品質)を用いて、制御対象無線セルの無線パラメータを候補値に変更したと仮定した場合の、制御対象無線セルをサービングセルとするUE50又は制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとするUE50の接続先無線セルを予測し、予測された接続先無線セルに基づいて評価対象候補無線セルを選択する。
以下に、無線セル毎の受信電力(RSRP(Reference Signal Received Power))を測定情報として収集し、無線セルの無線パラメータとして送信電力を減少する場合の具体例について説明する。
まず、UE50によって測定および報告された測定情報のうち、制御対象無線セルをサービングセルとするUE50の測定情報を、(RSRPs、RSRPn1、RSRPn2、・・・、RSRPni)とする。ここで、RSRPsはサービングセルのRSRP[dBm]、RSRPniはサービングセル以外の無線セルiのRSRP[dBm]である。制御対象無線セルの送信電力を現在の設定値であるPr[dBm]から候補値Pc[dBm]に変更したと仮定した場合の無線セル毎のRSRPは、制御対象無線セルのRSRPのみが送信電力の変更量分だけ変化するとみなして、(RSRPs−(Pr−Pc)、RSRPn1、RSRPn2、・・・、RSRPni)と予測することができる。そして、予測された無線セル毎のRSRPの中で最もRSRPが高い無線セルを、制御対象無線セルの送信電力を現在の設定値であるPr[dBm]から候補値Pc[dBm]に変更したと仮定した場合に当該UE50が接続する接続先無線セルとして予測し、評価対象候補無線セルに含める。尚、この時、RSRPが最も高い無線セルのみならず、上位3つのように、上位所定数の無線セルを評価対象候補無線セルに含めても良い。また、測定情報に含まれる全ての無線セルを評価対象候補無線セルに含めても良く、この場合には無線品質の予測を行う必要はない。尚、上記では、RSRPの例を説明したが、これに限られることなく、RSRQ、SINR、スループット、及びこれらの類似情報などでも良い。
次に、無線セル毎の受信電力(RSRP(Reference Signal Received Power))を測定情報として収集し、無線セルの無線パラメータとして送信電力を増加する場合の具体例について説明する。
まず、UE50によって測定および報告された測定情報のうち、制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとするUE50の測定情報を、(RSRPs、RSRPc、RSRPn1、RSRPn2、・・・、RSRPni)とする。ここで、RSRPsはサービングセルのRSRP[dBm]、RSRPcは制御対象無線セルのRSRP[dBm]、RSRPniはサービングセルおよび制御対象無線セル以外の無線セルiのRSRP[dBm]である。制御対象無線セルの周辺無線セルは、制御対象無線セルから一定の距離内にある無線セルとしても良いし、制御対象無線セルの隣接セルリストに登録された無線セルとしても良い。制御対象無線セルの送信電力を現在の設定値であるPr[dBm]から候補値Pc[dBm]に変更したと仮定した場合の無線セル毎のRSRPは、制御対象無線セルのRSRPのみが送信電力の変更量分だけ変化するとみなして、(RSRPs、RSRPc+(Pc−Pr)、RSRPn1、RSRPn2、・・・、RSRPni)と予測することができる。そして、予測された無線セル毎のRSRPの中で最もRSRPが高い無線セルを、制御対象無線セルの送信電力を現在の設定値であるPr[dBm]から候補値Pc[dBm]に変更したと仮定した場合に当該UE50が接続する接続先無線セルとして予測する。尚、この時、RSRPが最も高い無線セルのみならず、上位3つのように、上位所定数の無線セルを接続先無線セルとして予測しても良い。このように制御対象無線セルの送信電力を候補値Pc[dBm]に変更したと仮定した場合の接続先無線セルを測定情報毎に予測し、予測された接続先無線セルが制御対象無線セルである場合に、当該測定情報の無線パラメータ変更前の(すなわち、現在の設置値における)サービングセルを評価対象候補無線セルに含める。尚、上記では、RSRPの例を説明したが、これに限られることなく、RSRQ、SINR、スループット、及びこれらの類似情報などでも良い。
尚、ひとつの無線パラメータにおいて候補値が複数存在する場合には、候補値毎に評価対象候補無線セルを求める代わりに、少なくともいずれか一つの候補値において評価対象候補無線セルになると判定された無線セルを、無線パラメータの候補値間で共通の評価対象候補無線セルとして設定しても良い。
評価対象候補無線セルから評価対象無線セルを選択する場合には、全ての評価対象候補無線セルを評価対象無線セルとして選択しても良いし、重要度が高い評価対象候補無線セルを評価対象無線セルとして選択しても良い。
評価対象候補無線セルの重要度は、上述したように、
(1)制御対象無線セルから新たな接続先無線セル(サービングセル)として移動してくる無線端末数が多い評価対象候補無線セルほど重要度が高くなるように、評価対象候補無線セルの重要度を求める、
(2)制御対象無線セルから新たな接続先無線セル(サービングセル)として移動してくる無線端末の増加率、例えば、
(制御対象無線セルの無線パラメータ変更後に、当該評価対象候補無線セルを接続先無線セル(サービングセル)とする無線端末数 − 制御対象無線セルの無線パラメータ変更前に、当該評価対象候補無線セルをサービングセルとする無線端末数)÷(制御対象無線セルの無線パラメータ変更前に、当該評価対象候補無線セルをサービングセルとする無線端末数)
が高い評価対象候補無線セルほど重要度が高くなるように、評価対象候補無線セルの重要度を求める、
(3)制御対象無線セルとの間のハンドオーバ回数が多い評価対象候補無線セルほど重要度が高くなるように、評価対象候補無線セルの重要度を求める
方法等がある。
このようにして求められた重要度に基づいて、評価対象無線セルとなる評価対象候補無線セルを絞り込むようにしても良い。
更に、評価対象無線セル選択部32は、評価対象候補無線セルとして予測された無線セルを、仮の制御対象無線セルとし、上述と同様な処理を行うことにより、その仮の制御対象無線セルに対する評価対象無線セルを求め、これらをもともとの制御対象無線セルに対する評価対象候補無線セルに含めても良い。尚、この場合、重要度が高い評価対象候補無線セルのみを、新たな評価対象候補無線セルを求めるための仮の制御対象無線セルとすることもできる。これにより、評価対象候補無線セルの不必要な増加を防ぐことができる。
品質評価部33は、評価対象無線セルの品質を評価する。評価する品質としては、各評価対象無線セルのトラフィック負荷(例えば、リソースブロック使用率)、通信の異常切断率、ハンドオーバ失敗率、平均スループットなどである。尚、評価対象無線セルの品質のみならず、その周辺の無線セルの品質を評価するようにしても良い。このとき、評価対象無線セルと他の無線セルとを区別して品質を評価する。例えば、評価対象無線セルの品質に重みづけを行い、他の無線セルの品質よりも重視して評価する。品質評価の結果は、無線パラメータ制御部34に出力する。
無線パラメータ制御部34は、制御対象無線セルに対して選択された評価対象無線セルの品質評価の結果を用いて、制御対象無線セルの無線パラメータの変更が必要であるかを判定し、無線パラメータの変更値を決定する。例えば、評価対象無線セルの品質劣化をトリガとして、制御対象無線セルの無線パラメータを変更する。あるいは、制御対象無線セルの無線パラメータ変更後に評価対象無線セルにおいて品質劣化が確認された場合に、無線パラメータのフォールバックを実施する。尚、無線パラメータの具体例は、無線セルの下り信号の最大送信電力、パイロット信号やリファレンス信号の送信電力、アンテナのチルト角、又はアンテナの方位角等である。また、無線パラメータとして、CIO(Cell Individual Offset)やQoffsetを用いても良い。
次に、第1の実施の形態の動作の一例を説明する。
図8は第1の実施の形態の動作全体のフローチャートである。
まず、制御対象無線セルをサービングセルとする又は制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとするUE50が測定した測定情報(無線品質)を、無線基地局40を介して、無線パラメータ制御装置30が収集し、測定情報データベース31に登録する(Step 1)。次に、無線パラメータ制御装置30の無線パラメータ制御部34は、制御対象無線セルの無線パラメータの候補値を決定する(Step 2)。
続いて、無線パラメータ制御装置30の評価対象無線セル選択部32は、制御対象無線セルの無線パラメータの設定値が適切であるか否かを評価するための評価対象無線セルを選択する(Step 3)。尚、選択動作については、後述する。
次に、無線パラメータ制御装置30の無線パラメータ制御部34は、制御対象無線セルの無線パラメータを、Step 2で決定した候補値に変更する(Step 4)。
無線パラメータ制御装置30の品質評価部33は、評価対象無線セルの品質を評価する(Step 4)。そして、評価対象無線セルの品質の劣化が検出されると、無線パラメータ制御装置30の無線パラメータ制御部34は、無線パラメータのフォールバックを実施する(Step 5)。一方、評価対象無線セルの品質の劣化が検出されない場合は、無線パラメータのフォールバックを実施しないで動作を終了する。なお、フォールバックは単なる例であって、これに限定されない。例えば、評価対象無線セルの品質劣化が検出された場合に、無線パラメータを変更前の状態に戻す代わりに、新たな無線パラメータの候補値に変更する制御を行っても良い。
続いて、制御対象無線セルに対する評価対象無線セルを選択する動作(Step 3)を詳細に説明する。
図9は評価対象無線セル選択部32のフローチャートである。
まず、図8のStep 1で収集した、制御対象無線セルの無線パラメータ変更前(実際に無線パラメータを変更する前)におけるUE50の測定情報(無線品質)のうち、制御対象無線セルをサービングセルとする又は制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとするUE50の測定情報(無線品質)を取得する(Step 10)。
次に、取得した制御対象無線セルをサービングセルとする又は制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとするUE50の制御対象無線セル及びその周辺無線セル毎の無線品質が、無線パラメータを、図8のStep 2で決定した無線パラメータの候補値に変更したと仮定した場合にどのように変化するかを予測し、予測された無線セル毎の無線品質のうち、最も無線品質が高い無線セルを、図8のStep 2で決定した無線パラメータの候補値に対するUE50の接続先無線セルとして予測する(Step 11)。
次に、予測した接続先無線セルに基づいて評価対象候補無線セルを選択する。(Step 12)。具体的には、無線パラメータの所定の候補値が、UE50にとって制御対象無線セルの接続範囲を狭め、当該UE50の接続先無線セルを制御対象無線セルから他の無線セルへと変更させるような候補値である場合、その予測したUE50の接続先無線セルを評価対象候補無線セルとする。一方、無線パラメータの所定の候補値が、UE50にとって制御対象無線セルの接続範囲を広げ、当該UE50の接続先無線セルを周辺無線セルから制御対象無線セルへと変更させるような候補値である場合、その予測したUE50の接続先無線セルが制御対象無線セルである場合に、UE50の無線パラメータ変更前(実際に無線パラメータを変更する前)のサービングセルを評価対象候補無線セルとする。このような処理をUE50毎に行う。
尚、制御する無線パラメータにおいて、候補値が複数存在する場合には、ひとつの無線パラメータの候補値のみを用いて評価対象候補無線セルを求めても良いし、全ての無線パラメータの候補値について評価対象候補無線セルを求め、少なくともいずれか一つの候補値において、評価対象候補無線セルになると判定された無線セルを、評価対象候補無線セルとして設定しても良い。
最後に、評価対象候補無線セルから評価対象無線セルを選択する(Step 13)。評価対象候補無線セルから評価対象無線セルを選択する方法は、上述した方法と同様である。
上述した実施の形態の一例では、評価対象とする無線セルを適切に設定することによって、無線パラメータの不要なフォールバック処理を抑制することができる。
続いて、実施の形態の他の一例を説明する。
上述した実施の形態の一例では、制御対象無線セルの無線パラメータ変更後に評価対象無線セルにおいて品質劣化が確認された場合に、無線パラメータのフォールバックを実施する例を説明した。本例では、制御対象無線セルに対する評価対象無線セルを事前に設定しておき、評価対象無線セルの品質劣化をトリガとして、制御対象無線セルの無線パラメータを変更する例を説明する。尚、上述した実施の形態の一例と同様なものについては、詳細な説明を省略する。
図10は実施の形態の他の一例のフローチャートである。
まず、制御対象無線セルをサービングセルとする又は制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとするUE50が測定した測定情報(無線品質)を、無線基地局40を介して、無線パラメータ制御装置30が収集し、測定情報データベース31に登録する(Step 20)。次に、無線パラメータを制御する制御対象無線セルを選択する(Step 21)。続いて、無線パラメータ制御装置30の評価対象無線セル選択部32は、制御対象無線セルに対する評価対象無線セルを選択する(Step 22)。尚、選択動作については、後述する。
無線パラメータ制御装置30の品質評価部33は、評価対象無線セルの品質を評価する(Step 23)。そして、評価対象無線セルの品質の劣化が検出されると、無線パラメータ制御装置30の無線パラメータ制御部34は、制御対象無線セルの無線パラメータを変更する(Step 24)。一方、評価対象無線セルの品質の劣化が検出されない場合は、動作を終了する。
図11は評価対象無線セル選択部32のフローチャートである。
まず、選択した制御対象無線セルをサービングセルとする又は制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとするUE50の測定情報(無線品質)を取得する(Step 30)。
次に、取得した測定情報(無線品質)について、制御対象無線セル及びその周辺無線セル毎の無線品質が、制御対象無線セルの無線パラメータを候補値に変更したと仮定した場合にどのように変化するかを予測する。そして、予測された無線セル毎の無線品質のうち、最も無線品質が高い無線セルを、制御対象無線セルの無線パラメータを当該候補値に変更したと仮定した場合のUE50の接続先無線セルとして予測する(Step 31)。
次に、予測した接続先無線セルに基づいて評価対象候補無線セルを選択する。(Step 32)。具体的には、無線パラメータの所定の候補値が、UE50にとって制御対象無線セルの接続範囲を狭め、当該UE50の接続先無線セルを制御対象無線セルから他の無線セルへと変更させるような候補値である場合、その予測したUE50の接続先無線セルを評価対象候補無線セルとする。一方、無線パラメータの所定の候補値が、UE50にとって制御対象無線セルの接続範囲を広げ、当該UE50の接続先無線セルを周辺無線セルから制御対象無線セルへと変更させるような候補値である場合、その予測したUE50の接続先無線セルが制御対象無線セルである場合に、UE50の無線パラメータ変更前(実際に無線パラメータを変更する前)のサービングセルを評価対象候補無線セルとする。このような処理をUE50毎に行う。
また、ここで用いる無線パラメータの候補値は、無線パラメータの全候補値のうち、現時点での設定値を除いた候補値が一つしか存在しない場合には、その現時点での設定値以外の候補値を用いれば良い。また、無線パラメータの候補値が複数存在する場合には、予め定められた候補値や、現時点での制御対象無線セルのカバレッジを最も大きく変化させる無線パラメータの候補値を用いても良い。また、制御する無線パラメータにおいて、候補値が複数存在する場合には、全ての無線パラメータの候補値について評価対象候補無線セルを求め、少なくともいずれか一つの候補値において、評価対象候補無線セルになると判定された無線セルを、評価対象候補無線セルとして設定しても良い。
最後に、評価対象候補無線セルから評価対象無線セルを選択する(Step 33)。評価対象候補無線セルから評価対象無線セルを選択する方法は、上述した方法と同様である。
上記の実施例では、無線セルの無線パラメータの制御の必要性を判定する際に、評価対象とする無線セルを適切に設定することによって、不必要な無線パラメータの変更を抑制することができる。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態を説明する。
第2の実施の形態は、制御対象無線セルの無線パラメータの変更による、無線端末の新たな接続先無線セル(サービングセル)を、予測値ではなく実測値として取得することで評価対象無線セルを決定する場合の実施の形態である。尚、第1の実施の形態と同様な部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。
評価対象無線セル選択部32は、制御対象無線セルをサービングセルとしていたUE50又は制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとしていたUE50の、制御対象無線セルの無線パラメータ変更後のサービングセルを、予測値ではなく実測値から取得する。例えば、制御対象無線セルの無線パラメータ変更後にUE50から収集した測定情報を用いて、無線パラメータ変更後のUE50のサービングセルを判定することができる。例えば、制御対象無線セルの無線パラメータ変更後の新たなサービングセルをUE50から報告してもらうことによって、無線パラメータ変更後のUE50のサービングセルを取得する。ここで、UE50の測定情報は必ずしも必要ではない。例えば、コア網側でのUEトレース機能を使用して、無線パラメータ変更後のUE50のサービングセルを取得し、そのサービングセルを評価対象候補無線セルとする。また、無線パラメータ変更後のハンドオーバ情報から、UE50がどの無線セルへと移動したかを判定し、その無線セルを評価対象候補無線セルとする。尚、無線パラメータ変更前のUE50のサービングセルも、同様に実測値で取得できる。
評価対象無線セル選択部32は、求めた評価対象候補無線セルのうち少なくとも一つを、評価対象無線セルとして選択する。評価対象候補無線セルから評価対象無線セルを選択する方法は、上述した選択方法の通りである。
無線パラメータ制御部34は、制御対象無線セルに対して選択された評価対象無線セルの品質の評価結果を用いて、制御対象無線セルの無線パラメータの変更が必要であるかを判定し、無線パラメータの変更値を決定、又は、無線パラメータのフォールバックを行う。
次に、第2の実施の形態の動作の一例を説明する。
図12は第2の実施の形態の一例の動作全体のフローチャートである。
まず、制御対象無線セルをサービングセルとする又は制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとするUE50が測定した測定情報(無線品質)を、無線基地局40を介して、無線パラメータ制御装置30が収集し、収集した無線品質情報や無線セル毎のパフォーマンスカウンタ情報に基づいて、無線パラメータ制御部34は、制御対象無線セルの無線パラメータを変更する(Step 40)。
次に、無線パラメータ制御装置30の評価対象無線セル選択部32は、制御対象無線セルの無線パラメータを評価するための評価対象無線セルを選択する(Step 41)。尚、選択動作については、後述する。
無線パラメータ制御装置30の品質評価部33は、評価対象無線セルの品質を評価する(Step 42)。そして、評価対象無線セルの品質の劣化が検出されると、無線パラメータ制御装置30の無線パラメータ制御部34は、制御対象無線セルの無線パラメータのフォールバックの実施や、新たな無線パラメータの候補値に変更する制御を行う(Step 43)。
次に、制御対象無線セルに対する評価対象無線セルを選択する動作を説明する。
図13は第2の実施の形態の一例の評価対象無線セル選択部32のフローチャートである。
まず、無線パラメータの変更前に制御対象無線セルをサービングセルとしていたUE50、又は、制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとしていたUE50の、無線パラメータの変更後のサービングセルの情報(実測値)を取得する(Step 50)。そして、取得したUE50のサービングセルに基づいて、評価対象候補無線セルを選択する。(Step 51)。具体的には、無線パラメータの変更によって、あるUE50のサービングセルが制御対象無線セルから他の無線セルに変化した場合、取得した無線パラメータ変更後の当該UE50のサービングセルを評価対象候補無線セルとする。一方、無線パラメータの変更によって、あるUE50のサービングセルが周辺無線セルから制御対象無線セルに変化した場合、当該UE50の無線パラメータの変更前のサービングセルを、評価対象候補無線セルとする。このような処理をUE50毎に行う。
最後に、評価対象候補無線セルから評価対象無線セルを選択する(Step 52)。
第2の実施の形態は、無線パラメータの変更前に制御対象無線セルをサービングセルとした無線端末が、無線パラメータの変更後にどの無線セルをサービングセルとしたのかを、予測値ではなく実測値として取得するので、第1の実施の形態に比べて、評価対象無線セルの選択をより精度良く行うことができる。
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態を説明する。
上述した実施の形態では、無線パラメータ制御装置30が、測定情報データベース31と、評価対象無線セル選択部32と、品質評価部33と、無線パラメータ制御部34とを備えている場合を説明した。
しかしながら、それらは、かならずしも無線パラメータ制御装置30が全て備えている必要はない。例えば、図14に示すように、各無線基地局40が無線パラメータ制御装置30の機能を備えており、複数の無線基地局40は、有線回線または無線回線によって直接的、あるいはコア網を介して間接的に接続され、無線セルの品質情報やUE50による測定情報の一部あるいは全てを交換することができれば、各無線基地局40において無線パラメータの制御ができる。
図15に無線基地局40のブロック図を示す。無線基地局40は、無線パラメータ制御装置30と同様に、測定情報データベース31と、評価対象無線セル選択部32と、品質評価部33と、無線パラメータ制御部34とを備えている。品質評価部33が、他の無線セルの品質情報の一部あるいは全てを他の無線セルから直接的、あるいは上位網を介して間接的に取得することによって他の無線セルの品質も評価すること以外は、上述した実施の形態と同様である。
本実施の形態では、自律的に各無線基地局が評価対象候補無線セルを求め、その中から評価対象無線セルを決定し、評価対象無線セルの品質を評価した結果に基づき無線パラメータの制御を行う。そのため、集中的に複数の無線基地局を管理する装置が不要である。また、一連の処理が無線基地局内で行われるため、素早い無線パラメータの制御に適している。
以上で本発明の実施の形態の説明を終わるが、上述した説明からも明らかなように、各部をハードウェアで構成してもよいし、コンピュータプログラムにより実現してもよい。この場合、プログラムメモリに格納されているプログラムで動作するプロセッサによって、上述した各実施の形態と同様の機能、動作を実現させる。また、上述した実施の形態の一部の機能のみをコンピュータプログラムにより実現してもよい。
また、上記の実施の形態の内容は、以下のようにも表現されうる。
(付記1) 無線セルの無線パラメータを制御する無線パラメータ制御システムであって、
制御対象無線セルの無線パラメータの制御による、前記制御対象無線セルの接続範囲の変化にともなう、前記制御対象無線セルをサービングセル又は前記制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとする無線端末の接続先無線セルの変化に基づいて、評価対象候補無線セルを決定し、前記評価対象候補無線セルのうち少なくとも一つを、前記制御対象無線セルの無線パラメータを評価するための評価対象無線セルとして選択する評価対象無線セル選択手段と、
前記評価対象無線セルの品質に基づいて、前記制御対象無線セルの無線パラメータを制御する無線パラメータ制御手段と
を有する無線パラメータ制御システム。
(付記2) 前記評価対象無線セル選択手段は、前記制御対象無線セルの接続範囲の変化の前後のいずれかで前記制御対象無線セルを接続先無線セルとする無線端末の、前記制御対象無線セルの接続範囲の変化の前また後の接続先無線セルのうち、前記制御対象無線セルを除く無線セルの少なくとも一つを評価対象候補無線セルとする
付記1に記載の無線パラメータ制御システム。
(付記3) 前記評価対象無線セル選択手段は、無線パラメータを候補値に変更したと仮定し、前記無線端末の接続先無線セルを予測し、前記予測された前記無線端末の接続先無線セルと現在の無線パラメータの設定値における前記無線端末の接続先無線セルとの間の変化に基づいて、評価対象候補無線セルを決定する
付記1又は付記2に記載の無線パラメータ制御システム。
(付記4) 前記評価対象無線セル選択手段は、無線パラメータを候補値に変更したと仮定し、前記制御対象無線セルをサービングセルとする無線端末の接続先無線セルを予測し、予測した接続先無線セルを前記評価対象候補無線セルとする
付記3に記載の無線パラメータ制御システム。
(付記5) 前記評価対象無線セル選択手段は、無線パラメータを候補値に変更したと仮定し、前記制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとする無線端末の接続先無線セルを予測し、前記接続先無線セルが前記制御対象無線セルである場合、前記周辺無線セルを前記評価対象候補無線セルとする
付記3に記載の無線パラメータ制御システム。
(付記6) 前記評価対象無線セル選択手段は、前記無線端末から収集した測定情報に基づいて、前記無線端末の接続先無線セルを予測する
付記3から付記5のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
(付記7) 前記評価対象無線セル選択手段は、前記無線端末から収集した前記制御対象無線セルおよび前記制御対象無線セル以外の無線セルの無線品質を含む測定情報を用いて、前記無線パラメータを候補値に変更したと仮定した場合の前記無線端末の無線品質を予測し、前記予測した無線品質が高い上位所定数の無線セルを、前記接続先無線セルと予測する
付記3から付記6のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
(付記8) 前記無線品質は、受信電力、受信品質、信号対干渉雑音比、スループットの少なくともいずれかを含む
付記7に記載の無線パラメータ制御システム。
(付記9) 前記評価対象無線セル選択手段は、無線パラメータの候補値が複数存在する場合には、少なくともいずれか一つの候補値において、評価対象候補無線セルになると予測される無線セルを、評価対象候補無線セルとして選択する
付記3から付記8のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
(付記10) 前記評価対象無線セル選択手段は、複数の無線パラメータのうち少なくとも一つ以上の無線パラメータにおいて、評価対象候補無線セルになると予測される無線セルを、評価対象候補無線セルとして選択する
付記3から付記9のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
(付記11) 前記評価対象無線セル選択手段は、無線パラメータの変更前後のサービングセルの情報を取得し、
前記無線パラメータの変更前後のサービングセルの変化に基づいて、評価対象候補無線セルを決定する
付記1又は付記2に記載の無線パラメータ制御システム。
(付記12) 前記評価対象無線セル選択手段は、無線パラメータの変更前に前記制御対象無線セルをサービングセルとしていた無線端末の、無線パラメータの変更後のサービングセルの情報を取得し、前記無線パラメータの変更後の無線端末のサービングセルを前記評価対象候補無線セルとする
付記11に記載の無線パラメータ制御システム。
(付記13) 前記評価対象無線セル選択手段は、前記無線パラメータの変更後に前記制御対象無線セルをサービングセルとする無線端末の、無線パラメータの変更前のサービングセルの情報を取得し、前記無線パラメータの変更前の無線端末のサービングセルを前記評価対象候補無線セルとする
付記11に記載の無線パラメータ制御システム。
(付記14) 前記評価対象無線セル選択手段は、前記無線端末に対するトレース機能、無線端末からのサービングセルの報告、又は、ハンドオーバ情報のいずれかを用いて、前記無線パラメータの変更前または変更後の無線端末のサービングセルの情報を取得する
付記11から付記13のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
(付記15) 前記評価対象無線セル選択手段は、前記評価対象候補無線セルの重要度を求め、前記重要度が高い評価対象候補無線セルを、前記評価対象無線セルとして選択する
付記1から付記14のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
(付記16) 前記評価対象無線セル選択手段は、前記制御対象無線セルとの間で接続先が変更となる無線端末数が多い前記評価対象候補無線セルほど重要度が高くなるように前記評価対象候補無線セルの重要度を求める
付記15に記載の無線パラメータ制御システム。
(付記17) 前記評価対象無線セル選択手段は、前記無線パラメータの変更により、無線端末数の変化率が高くなる前記評価対象候補無線セルほど重要度が高くなるように前記評価対象候補無線セルの重要度を求める
付記15に記載の無線パラメータ制御システム。
(付記18) 前記評価対象無線セル選択手段は、前記制御対象無線セルとの間のハンドオーバ回数が多い前記評価対象候補無線セルほど重要度が高くなるように前記評価対象候補無線セルの重要度を求める
付記15に記載の無線パラメータ制御システム。
(付記19) 前記評価対象無線セル選択手段は、前記評価対象候補無線セルを仮の制御対象無線セルとし、前記仮の制御対象無線セルの無線パラメータの制御による、前記仮の制御対象無線セルの接続範囲の変化にともなう無線端末の接続先無線セルの変化に基づいて第2の評価対象候補無線セルを決定し、前記第2の評価対象候補無線セルを前記評価対象候補無線セルに含める
付記1から付記18のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
(付記20) 前記評価対象無線セル選択手段は、前記重要度が高い評価対象候補無線セルを前記仮の制御対象無線セルとして選択する
付記19に記載の無線パラメータ制御システム。
(付記21) 前記無線パラメータ制御手段は、前記評価対象無線セルの品質を、前記評価対象無線セル以外の無線セルの品質よりも重視して評価する
付記1から付記20のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
(付記22) 前記無線パラメータ制御手段は、前記評価対象無線セルのうち、前記評価対象候補無線セルの重要度が高い無線セルの品質を重視して評価する
付記15から付記21のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
(付記23) 前記評価対象無線セルの品質は、トラフィック負荷、平均スループット、異常切断率、ハンドオーバ失敗率の少なくともいずれかである
付記1から付記22のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
(付記24) 前記無線パラメータ制御手段は、前記評価対象無線セルの品質の評価結果に基づいて、無線パラメータのフォールバックを行う
付記1から付記23のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
(付記25) 前記無線パラメータ制御手段は、前記評価対象無線セルの品質の評価結果に基づいて、無線パラメータの変更を行う
付記1から付記23のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
(付記26) 前記評価対象無線セル選択手段と、前記無線パラメータ制御手段とが、無線基地局に接続された無線パラメータ制御装置に設けられる
付記1から付記25のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
(付記27) 前記評価対象無線セル選択手段と、前記無線パラメータ制御手段とが、無線基地局に設けられる
付記1から付記25のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
(付記28) 前記評価対象無線セル選択手段が、無線基地局に設けられ、
前記無線パラメータ制御手段が、前記無線基地局に接続された無線パラメータ制御装置に設けられる
付記1から付記25のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
(付記29) 無線セルの無線パラメータを制御する無線パラメータ制御装置であって、
制御対象無線セルの無線パラメータの制御による、前記制御対象無線セルの接続範囲の変化にともなう、前記制御対象無線セルをサービングセル又は前記制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとする無線端末の接続先無線セルの変化に基づいて、評価対象候補無線セルを決定し、前記評価対象候補無線セルのうち少なくとも一つを、前記制御対象無線セルの無線パラメータを評価するための評価対象無線セルとして選択する評価対象無線セル選択手段と、
前記評価対象無線セルの品質に基づいて、前記制御対象無線セルの無線パラメータを制御する無線パラメータ制御手段と
を有する無線パラメータ制御装置。
(付記30) 前記評価対象無線セル選択手段は、前記制御対象無線セルの接続範囲の変化の前後のいずれかで前記制御対象無線セルを接続先無線セルとする無線端末の、前記制御対象無線セルの接続範囲の変化の前また後の接続先無線セルのうち、前記制御対象無線セルを除く無線セルの少なくとも一つを評価対象候補無線セルとする
付記29に記載の無線パラメータ制御装置。
(付記31) 前記評価対象無線セル選択手段は、無線パラメータを候補値に変更したと仮定し、前記無線端末の接続先無線セルを予測し、前記予測された前記無線端末の接続先無線セルと現在の無線パラメータの設定値における前記無線端末の接続先無線セルとの間の変化に基づいて、評価対象候補無線セルを決定する。
付記29又は付記30に記載の無線パラメータ制御装置。
(付記32) 前記評価対象無線セル選択手段は、無線パラメータを候補値に変更したと仮定し、前記制御対象無線セルをサービングセルとする無線端末の接続先無線セルを予測し、予測した接続先無線セルを前記評価対象候補無線セルとする
付記31に記載の無線パラメータ制御装置。
(付記33) 前記評価対象無線セル選択手段は、無線パラメータを候補値に変更したと仮定し、前記制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとする無線端末の接続先無線セルを予測し、前記接続先無線セルが前記制御対象無線セルである場合、前記周辺無線セルを前記評価対象候補無線セルとする
付記31に記載の無線パラメータ制御装置。
(付記34) 前記評価対象無線セル選択手段は、前記無線端末から収集した測定情報に基づいて、前記無線端末の接続先無線セルを予測する
付記31から付記33のいずれかに記載の無線パラメータ制御装置。
(付記35) 前記評価対象無線セル選択手段は、無線パラメータの変更前後のサービングセルの情報を取得し、前記無線パラメータの変更前後のサービングセルの変化に基づいて、評価対象候補無線セルを決定する前記無線パラメータの変更後の無線端末のサービングセルを、前記無線端末の接続先無線セルとする
付記29又は付記30に記載の無線パラメータ制御装置。
(付記36) 前記評価対象無線セル選択手段は、無線パラメータの変更前に前記制御対象無線セルをサービングセルとしていた無線端末の、無線パラメータの変更後のサービングセルの情報を取得し、前記無線パラメータの変更後の無線端末のサービングセルを前記評価対象候補無線セルとする
付記35に記載の無線パラメータ制御装置。
(付記37) 前記評価対象無線セル選択手段は、前記無線パラメータの変更後に前記制御対象無線セルをサービングセルとする無線端末の、無線パラメータの変更前のサービングセルの情報を取得し、前記無線パラメータの変更前の無線端末のサービングセルを前記評価対象候補無線セルとする
付記35に記載の無線パラメータ制御装置。
(付記38) 前記評価対象無線セル選択手段は、前記無線端末に対するトレース機能、無線端末からのサービングセルの報告、又は、ハンドオーバ情報のいずれかを用いて、前記無線パラメータの変更前または変更後の無線端末のサービングセルの情報を取得する
付記35から付記37のいずれかに記載の無線パラメータ制御装置。
(付記39) 無線セルの無線パラメータを制御する無線基地局であって、
制御対象無線セルの無線パラメータの制御による、前記制御対象無線セルの接続範囲の変化にともなう、前記制御対象無線セルをサービングセル又は前記制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとする無線端末の接続先無線セルの変化に基づいて、評価対象候補無線セルを決定し、前記評価対象候補無線セルのうち少なくとも一つを、前記制御対象無線セルの無線パラメータを評価するための評価対象無線セルとして選択する評価対象無線セル選択手段と、
前記評価対象無線セルの品質に基づいて、前記制御対象無線セルの無線パラメータを制御する無線パラメータ制御手段と
を有する無線基地局。
(付記40) 無線セルの無線パラメータを制御する無線パラメータ制御方法であって、
制御対象無線セルの無線パラメータの制御による、前記制御対象無線セルの接続範囲の変化にともなう、前記制御対象無線セルをサービングセル又は前記制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとする無線端末の接続先無線セルの変化に基づいて、評価対象候補無線セルを決定し、前記評価対象候補無線セルのうち少なくとも一つを、前記制御対象無線セルの無線パラメータを評価するための評価対象無線セルとして選択し、
前記評価対象無線セルの品質に基づいて、前記制御対象無線セルの無線パラメータを制御する
無線パラメータ制御方法。
(付記41) 無線セルの無線パラメータを制御するプログラムであって、
コンピュータに
制御対象無線セルの無線パラメータの制御による、前記制御対象無線セルの接続範囲の変化にともなう、前記制御対象無線セルをサービングセル又は前記制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとする無線端末の接続先無線セルの変化に基づいて、評価対象候補無線セルを決定し、前記評価対象候補無線セルのうち少なくとも一つを、前記制御対象無線セルの無線パラメータを評価するための評価対象無線セルとして選択する処理と、
前記評価対象無線セルの品質に基づいて、前記制御対象無線セルの無線パラメータを制御する処理と
を実行させるプログラム。
以上、実施の形態をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形し実施してもよい。また、各実施の形態を適宜組み合わせて実施してもよい。
本出願は、2011年12月13日に出願された日本出願特願2011−271828号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1a〜1d 無線端末
2 制御対象無線セル
3a〜3c 無線セル
10 無線端末
11 評価対象無線セル選択部
12 無線パラメータ制御部
13 無線通信ネットワーク
30 無線パラメータ制御装置
31 測定情報データベース
32 評価対象無線セル選択部
33 品質評価部
34 無線パラメータ制御部
40 無線基地局
50 UE
60 無線セル

Claims (41)

  1. 無線セルの無線パラメータを制御する無線パラメータ制御システムであって、
    制御対象無線セルの無線パラメータの制御による、前記制御対象無線セルの接続範囲の変化にともなう、前記制御対象無線セルをサービングセル又は前記制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとする無線端末の接続先無線セルの変化に基づいて、評価対象候補無線セルを決定し、前記評価対象候補無線セルのうち少なくとも一つを、前記制御対象無線セルの無線パラメータを評価するための評価対象無線セルとして選択する評価対象無線セル選択手段と、
    前記評価対象無線セルの品質に基づいて、前記制御対象無線セルの無線パラメータを制御する無線パラメータ制御手段と
    を有する無線パラメータ制御システム。
  2. 前記評価対象無線セル選択手段は、前記制御対象無線セルの接続範囲の変化の前後のいずれかで前記制御対象無線セルを接続先無線セルとする無線端末の、前記制御対象無線セルの接続範囲の変化の前また後の接続先無線セルのうち、前記制御対象無線セルを除く無線セルの少なくとも一つを評価対象候補無線セルとする
    請求項1に記載の無線パラメータ制御システム。
  3. 前記評価対象無線セル選択手段は、無線パラメータを候補値に変更したと仮定し、前記無線端末の接続先無線セルを予測し、前記予測された前記無線端末の接続先無線セルと現在の無線パラメータの設定値における前記無線端末の接続先無線セルとの間の変化に基づいて、評価対象候補無線セルを決定する
    請求項1又は請求項2に記載の無線パラメータ制御システム。
  4. 前記評価対象無線セル選択手段は、無線パラメータを候補値に変更したと仮定し、前記制御対象無線セルをサービングセルとする無線端末の接続先無線セルを予測し、予測した接続先無線セルを前記評価対象候補無線セルとする
    請求項3に記載の無線パラメータ制御システム。
  5. 前記評価対象無線セル選択手段は、無線パラメータを候補値に変更したと仮定し、前記制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとする無線端末の接続先無線セルを予測し、前記接続先無線セルが前記制御対象無線セルである場合、前記周辺無線セルを前記評価対象候補無線セルとする
    請求項3に記載の無線パラメータ制御システム。
  6. 前記評価対象無線セル選択手段は、前記無線端末から収集した測定情報に基づいて、前記無線端末の接続先無線セルを予測する
    請求項3から請求項5のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
  7. 前記評価対象無線セル選択手段は、前記無線端末から収集した前記制御対象無線セルおよび前記制御対象無線セル以外の無線セルの無線品質を含む測定情報を用いて、前記無線パラメータを候補値に変更したと仮定した場合の前記無線端末の無線品質を予測し、前記予測した無線品質が高い上位所定数の無線セルを、前記接続先無線セルと予測する
    請求項3から請求項6のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
  8. 前記無線品質は、受信電力、受信品質、信号対干渉雑音比、スループットの少なくともいずれかを含む
    請求項7に記載の無線パラメータ制御システム。
  9. 前記評価対象無線セル選択手段は、無線パラメータの候補値が複数存在する場合には、少なくともいずれか一つの候補値において、評価対象候補無線セルになると予測される無線セルを、評価対象候補無線セルとして選択する
    請求項3から請求項8のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
  10. 前記評価対象無線セル選択手段は、複数の無線パラメータのうち少なくとも一つ以上の無線パラメータにおいて、評価対象候補無線セルになると予測される無線セルを、評価対象候補無線セルとして選択する
    請求項3から請求項9のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
  11. 前記評価対象無線セル選択手段は、無線パラメータの変更前後のサービングセルの情報を取得し、
    前記無線パラメータの変更前後のサービングセルの変化に基づいて、評価対象候補無線セルを決定する
    請求項1又は請求項2に記載の無線パラメータ制御システム。
  12. 前記評価対象無線セル選択手段は、無線パラメータの変更前に前記制御対象無線セルをサービングセルとしていた無線端末の、無線パラメータの変更後のサービングセルの情報を取得し、前記無線パラメータの変更後の無線端末のサービングセルを前記評価対象候補無線セルとする
    請求項11に記載の無線パラメータ制御システム。
  13. 前記評価対象無線セル選択手段は、前記無線パラメータの変更後に前記制御対象無線セルをサービングセルとする無線端末の、無線パラメータの変更前のサービングセルの情報を取得し、前記無線パラメータの変更前の無線端末のサービングセルを前記評価対象候補無線セルとする
    請求項11に記載の無線パラメータ制御システム。
  14. 前記評価対象無線セル選択手段は、前記無線端末に対するトレース機能、無線端末からのサービングセルの報告、又は、ハンドオーバ情報のいずれかを用いて、前記無線パラメータの変更前または変更後の無線端末のサービングセルの情報を取得する
    請求項11から請求項13のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
  15. 前記評価対象無線セル選択手段は、前記評価対象候補無線セルの重要度を求め、前記重要度が高い評価対象候補無線セルを、前記評価対象無線セルとして選択する
    請求項1から請求項14のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
  16. 前記評価対象無線セル選択手段は、前記制御対象無線セルとの間で接続先が変更となる無線端末数が多い前記評価対象候補無線セルほど重要度が高くなるように前記評価対象候補無線セルの重要度を求める
    請求項15に記載の無線パラメータ制御システム。
  17. 前記評価対象無線セル選択手段は、前記無線パラメータの変更により、無線端末数の変化率が高くなる前記評価対象候補無線セルほど重要度が高くなるように前記評価対象候補無線セルの重要度を求める
    請求項15に記載の無線パラメータ制御システム。
  18. 前記評価対象無線セル選択手段は、前記制御対象無線セルとの間のハンドオーバ回数が多い前記評価対象候補無線セルほど重要度が高くなるように前記評価対象候補無線セルの重要度を求める
    請求項15に記載の無線パラメータ制御システム。
  19. 前記評価対象無線セル選択手段は、前記評価対象候補無線セルを仮の制御対象無線セルとし、前記仮の制御対象無線セルの無線パラメータの制御による、前記仮の制御対象無線セルの接続範囲の変化にともなう無線端末の接続先無線セルの変化に基づいて第2の評価対象候補無線セルを決定し、前記第2の評価対象候補無線セルを前記評価対象候補無線セルに含める
    請求項1から請求項18のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
  20. 前記評価対象無線セル選択手段は、前記重要度が高い評価対象候補無線セルを前記仮の制御対象無線セルとして選択する
    請求項19に記載の無線パラメータ制御システム。
  21. 前記無線パラメータ制御手段は、前記評価対象無線セルの品質を、前記評価対象無線セル以外の無線セルの品質よりも重視して評価する
    請求項1から請求項20のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
  22. 前記無線パラメータ制御手段は、前記評価対象無線セルのうち、前記評価対象候補無線セルの重要度が高い無線セルの品質を重視して評価する
    請求項15から請求項21のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
  23. 前記評価対象無線セルの品質は、トラフィック負荷、平均スループット、異常切断率、ハンドオーバ失敗率の少なくともいずれかである
    請求項1から請求項22のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
  24. 前記無線パラメータ制御手段は、前記評価対象無線セルの品質の評価結果に基づいて、無線パラメータのフォールバックを行う
    請求項1から請求項23のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
  25. 前記無線パラメータ制御手段は、前記評価対象無線セルの品質の評価結果に基づいて、無線パラメータの変更を行う
    請求項1から請求項23のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
  26. 前記評価対象無線セル選択手段と、前記無線パラメータ制御手段とが、無線基地局に接続された無線パラメータ制御装置に設けられる
    請求項1から請求項25のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
  27. 前記評価対象無線セル選択手段と、前記無線パラメータ制御手段とが、無線基地局に設けられる
    請求項1から請求項25のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
  28. 前記評価対象無線セル選択手段が、無線基地局に設けられ、
    前記無線パラメータ制御手段が、前記無線基地局に接続された無線パラメータ制御装置に設けられる
    請求項1から請求項25のいずれかに記載の無線パラメータ制御システム。
  29. 無線セルの無線パラメータを制御する無線パラメータ制御装置であって、
    制御対象無線セルの無線パラメータの制御による、前記制御対象無線セルの接続範囲の変化にともなう、前記制御対象無線セルをサービングセル又は前記制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとする無線端末の接続先無線セルの変化に基づいて、評価対象候補無線セルを決定し、前記評価対象候補無線セルのうち少なくとも一つを、前記制御対象無線セルの無線パラメータを評価するための評価対象無線セルとして選択する評価対象無線セル選択手段と、
    前記評価対象無線セルの品質に基づいて、前記制御対象無線セルの無線パラメータを制御する無線パラメータ制御手段と
    を有する無線パラメータ制御装置。
  30. 前記評価対象無線セル選択手段は、前記制御対象無線セルの接続範囲の変化の前後のいずれかで前記制御対象無線セルを接続先無線セルとする無線端末の、前記制御対象無線セルの接続範囲の変化の前また後の接続先無線セルのうち、前記制御対象無線セルを除く無線セルの少なくとも一つを評価対象候補無線セルとする
    請求項29に記載の無線パラメータ制御装置。
  31. 前記評価対象無線セル選択手段は、無線パラメータを候補値に変更したと仮定し、前記無線端末の接続先無線セルを予測し、前記予測された前記無線端末の接続先無線セルと現在の無線パラメータの設定値における前記無線端末の接続先無線セルとの間の変化に基づいて、評価対象候補無線セルを決定する。
    請求項29又は請求項30に記載の無線パラメータ制御装置。
  32. 前記評価対象無線セル選択手段は、無線パラメータを候補値に変更したと仮定し、前記制御対象無線セルをサービングセルとする無線端末の接続先無線セルを予測し、予測した接続先無線セルを前記評価対象候補無線セルとする
    請求項31に記載の無線パラメータ制御装置。
  33. 前記評価対象無線セル選択手段は、無線パラメータを候補値に変更したと仮定し、前記制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとする無線端末の接続先無線セルを予測し、前記接続先無線セルが前記制御対象無線セルである場合、前記周辺無線セルを前記評価対象候補無線セルとする
    請求項31に記載の無線パラメータ制御装置。
  34. 前記評価対象無線セル選択手段は、前記無線端末から収集した測定情報に基づいて、前記無線端末の接続先無線セルを予測する
    請求項31から請求項33のいずれかに記載の無線パラメータ制御装置。
  35. 前記評価対象無線セル選択手段は、無線パラメータの変更前後のサービングセルの情報を取得し、前記無線パラメータの変更前後のサービングセルの変化に基づいて、評価対象候補無線セルを決定する前記無線パラメータの変更後の無線端末のサービングセルを、前記無線端末の接続先無線セルとする
    請求項29又は請求項30に記載の無線パラメータ制御装置。
  36. 前記評価対象無線セル選択手段は、無線パラメータの変更前に前記制御対象無線セルをサービングセルとしていた無線端末の、無線パラメータの変更後のサービングセルの情報を取得し、前記無線パラメータの変更後の無線端末のサービングセルを前記評価対象候補無線セルとする
    請求項35に記載の無線パラメータ制御装置。
  37. 前記評価対象無線セル選択手段は、前記無線パラメータの変更後に前記制御対象無線セルをサービングセルとする無線端末の、無線パラメータの変更前のサービングセルの情報を取得し、前記無線パラメータの変更前の無線端末のサービングセルを前記評価対象候補無線セルとする
    請求項35に記載の無線パラメータ制御装置。
  38. 前記評価対象無線セル選択手段は、前記無線端末に対するトレース機能、無線端末からのサービングセルの報告、又は、ハンドオーバ情報のいずれかを用いて、前記無線パラメータの変更前または変更後の無線端末のサービングセルの情報を取得する
    請求項35から請求項37のいずれかに記載の無線パラメータ制御装置。
  39. 無線セルの無線パラメータを制御する無線基地局であって、
    制御対象無線セルの無線パラメータの制御による、前記制御対象無線セルの接続範囲の変化にともなう、前記制御対象無線セルをサービングセル又は前記制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとする無線端末の接続先無線セルの変化に基づいて、評価対象候補無線セルを決定し、前記評価対象候補無線セルのうち少なくとも一つを、前記制御対象無線セルの無線パラメータを評価するための評価対象無線セルとして選択する評価対象無線セル選択手段と、
    前記評価対象無線セルの品質に基づいて、前記制御対象無線セルの無線パラメータを制御する無線パラメータ制御手段と
    を有する無線基地局。
  40. 無線セルの無線パラメータを制御する無線パラメータ制御方法であって、
    制御対象無線セルの無線パラメータの制御による、前記制御対象無線セルの接続範囲の変化にともなう、前記制御対象無線セルをサービングセル又は前記制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとする無線端末の接続先無線セルの変化に基づいて、評価対象候補無線セルを決定し、前記評価対象候補無線セルのうち少なくとも一つを、前記制御対象無線セルの無線パラメータを評価するための評価対象無線セルとして選択し、
    前記評価対象無線セルの品質に基づいて、前記制御対象無線セルの無線パラメータを制御する
    無線パラメータ制御方法。
  41. 無線セルの無線パラメータを制御するプログラムであって、
    コンピュータに
    制御対象無線セルの無線パラメータの制御による、前記制御対象無線セルの接続範囲の変化にともなう、前記制御対象無線セルをサービングセル又は前記制御対象無線セルの周辺無線セルをサービングセルとする無線端末の接続先無線セルの変化に基づいて、評価対象候補無線セルを決定し、前記評価対象候補無線セルのうち少なくとも一つを、前記制御対象無線セルの無線パラメータを評価するための評価対象無線セルとして選択する処理と、
    前記評価対象無線セルの品質に基づいて、前記制御対象無線セルの無線パラメータを制御する処理と
    を実行させるプログラム。
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