JPWO2011155327A1 - 電動機の突極集中巻きステータ及びその製造方法 - Google Patents

電動機の突極集中巻きステータ及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

コイル13は、ステータ10の軸方向一端側の径方向外側に位置する第1巻き端41と、径方向内側に位置する第2巻き端42とを有し、第1巻き端41は、渡り部14Tを介して同相のコイル13の中で隣接するコイル13の第2巻き端42に繋がる。渡り部14Tは、第1巻き端41側が外側巻線支持部30の径方向外側に係止されると共に、第2巻き端42側が内側巻線支持部34の径方向内側に係止される。

Description

本発明は、電気自動車に搭載される電動機の突極集中巻きステータ及びその製造方法に関する。
従来の電動機や発電機等のステータとしては、スプリングバックによるコイルの巻太りを低減するため、極ごとに予め巻線を予備成形したコイルをインシュレータに挿入し、このインシュレータを更に円環状のステータコアに形成されたティース部に挿入するようにした回転電機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
従来の他の電動機や発電機等のステータとしては、円環状のステータコアに形成された複数のティース部に、フライヤによってステータコイルを巻回したものが知られている(例えば、特許文献2参照)。また、各ティース部に巻回したステータコイルは、他相のステータコイルを跨ぐ渡り部によって同相のステータコイル同士が接続されるが、渡り部に弛みが生じると、その分だけ巻線が長くなり銅損や材料費が増大すると共に、コイルの巻太りにより占積率が低下する。また、ステータコイルがほどけて、ハウジングなどの金属部分への接触、或いは他相のステータコイルや渡り部との接触によるショート発生の可能性があり、信頼性が低下する問題があった。そして、このような渡り部の弛みによる不具合を防止する技術が開示されている(例えば、特許文献3、4参照)。
特許文献2に記載の電機子の巻線構造では、電機子に並列巻線を行う際、ステータコアを半周分ずつに分け、それぞれの半周に対してフライヤを逆転させて巻線を巻回することにより、電機子への巻線における生産性向上を図っている。また、特許文献3に記載の電動機では、分割コアに巻線する際の渡り部長さを、分割コアを円環状に連結した状態の渡り部長さと同一長さとなるように巻回して、渡り部に弛みや引張りが生じない最適の渡り部長さとしている。また、特許文献4に記載の電動機の固定子とその接続装置では、絶縁物の軸方向端部に突起を設け、渡り部の余り分を突起に巻き付けて渡り部長さを調整して弛み発生を防止している。
日本国特開2008‐312290号公報 日本国特開2002‐199638号公報 日本国特開2000‐134844号公報 日本国特開2002‐209359号公報
しかしながら、特許文献1に記載の回転電機では、予備成形した巻線をインシュレータにスムースに挿入できるようにするため、巻線をインシュレータの胴部の外側形状より大きく巻回する必要があり、その分、占積率が低下するという課題があった。また、極ごとに個別に巻線を予備成形した各極コイルを、ステータコアのティース部に挿入した後、同相の隣接するコイル同士を結線しなければならず、結線部材を要すると共に、組み付け工数が増大して製造コストが嵩むという問題があり、改善の余地があった。
また、特許文献2に記載の電機子の巻線構造では、円環状のティースに巻線を巻回する際、他相と複雑に重なり合うため、製造に手間がかかると共に、フライヤに複雑な動きが要求されて製造コストが増加する可能性があった。また、特許文献3に記載の電動機では、分割コア構造の電動機に限定される技術であるため、一体型ステータコアの電動機に適用することができなかった。また、特許文献4に記載の電動機の固定子とその接続装置は、突起に余分な渡り部を巻き付けて渡り部長さを調整する工程が必要であり、製造工数が増大する問題がある。また、例えば、直径1.75mm程度の太線の場合、巻線の剛性が高く、突起に巻き付けることが困難であった。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その第1の目的は、ステータの巻線の占積率を高めてモータ性能の向上を図ると共に、ステータの製造工程を簡素化して、製造コストの低減が可能な電動機の突極集中巻きステータ及びその製造方法を提供することにある。
その第2の目的は、ステータの製造工程を簡素化すると共に、渡り部長さを短くして銅損の低減や、材料費削減を図り、更に、渡り部の弛みによる占積率の低下や、金属部分や他相との接触によるショート発生を防止することができるステータを提供することにある。
上記第1の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、ステータコア(例えば、後述の実施形態におけるステータコア11)の隣り合うティース(例えば、後述の実施形態におけるティース11b)に巻回されるコイル(例えば、後述の実施形態におけるコイル13)が異相となるように、巻線(例えば、後述の実施形態におけるパラ巻線14)が巻かれた電動機(例えば、後述の実施形態におけるアウターロータ型電動機1)の突極集中巻きステータ(例えば、後述の実施形態における突極集中巻きステータ10)であって、
各ティースに巻かれたコイルは、前記ステータの軸方向一端側の径方向外側寄りに位置する第1巻き端(例えば、後述の実施形態における第1巻き端41)と、前記ステータの軸方向一端側の径方向内側寄りに位置する第2巻き端(例えば、後述の実施形態における第2巻き端42)とを有し、
互いに隣接する同相のコイルの一方の前記第1巻き端と、他方の前記第2巻き端とは、異相のコイルを跨ぐ渡り部(例えば、後述の実施形態における渡り部14T)によって同一の巻線で繋げられ、
前記渡り部は、第1巻き端側が前記第1巻き端より径方向外側に設けられる外側巻線支持部(例えば、後述の実施形態における外側巻線支持部30)の径方向外側に係止されると共に、第2巻き端側が前記第2巻き端より径方向内側に設けられる内側巻線支持部(例えば、後述の実施形態における内側巻線支持部34)の径方向内側に係止されることを特徴とする電動機の突極集中巻きステータ。
請求項2に係る発明は、請求項1の構成に加えて、同一の前記コイルの前記第1巻き端より径方向外側に位置する前記外側巻線支持部及び前記第2巻き端より径方向内側に位置する前記内側巻線支持部において、前記外側巻線支持部と前記内側巻線支持部とを結ぶ仮想直線(例えば、後述の実施形態における仮想直線M)が、前記渡り部の長さが短くなるように傾斜していることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2の構成に加えて、前記外側巻線支持部及び前記内側巻線支持部の少なくとも一方は、前記コイルの側面(例えば、後述の実施形態における軸方向一端側側面13a)より軸方向外側に突出することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれかの構成に加えて、前記外側巻線支持部が、前記内側巻線支持部より径方向において前記コイルより離れていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれかの構成に加えて、前記渡り部は、折り曲げられていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれかの構成に加えて、前記外側巻線支持部及び前記内側巻線支持部の少なくとも一方は、インシュレータ(例えば、後述の実施形態におけるインシュレータ12)に設けられることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1〜6のいずれかの構成に加えて、前記突極集中巻きステータは、前記ステータコアの外周面に形成された複数の前記ティースに前記コイルが巻回されて構成され、前記突極集中巻きステータの径方向外側に円環状のロータ(例えば、後述の実施形態におけるロータ4)が配設されるアウターロータ型電動機のステータであることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項7の構成に加えて、前記アウターロータ型電動機は、車両に搭載されることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項1〜8のいずれかに記載の突極集中巻きステータを備えた電動機を搭載したことを特徴とする。
請求項10に係る発明は、ステータコア(例えば、後述の実施形態におけるステータコア11)の隣り合うティース(例えば、後述の実施形態におけるティース11b)に巻回されるコイル(例えば、後述の実施形態におけるコイル13)が異相となるように巻線(例えば、後述の実施形態におけるパラ巻線14)が巻かれたステータ(例えば、後述の実施形態における突極集中巻きステータ10)の各ティースに巻かれたコイルは、前記ステータの軸方向一端側の径方向外側寄りに位置する第1巻き端(例えば、後述の実施形態における第1巻き端41)と、前記ステータの軸方向一端側の径方向内側寄りに位置する第2巻き端(例えば、後述の実施形態における第2巻き端42)とを有し、
互いに隣接する同相のコイルの一方の前記第1巻き端と、他方の前記第2巻き端とは、異相のコイルを跨ぐ渡り部(例えば、後述の実施形態における渡り部14T)によって同一の巻線で繋げられ、
前記巻線は、前記渡り部の第1巻き端側が前記第1巻き端より径方向外側に設けられる外側巻線支持部(例えば、後述の実施形態における外側巻線支持部30)の径方向外側に係止されると共に、第2巻き端側が前記第2巻き端より径方向内側に設けられる内側巻線支持部(例えば、後述の実施形態における内側巻線支持部34)の径方向内側に係止されて巻回された電動機(例えば、後述の実施形態におけるアウターロータ型電動機1)の突極集中巻きステータの製造方法であって、
前記外側巻線支持部の径方向外側と前記内側巻線支持部の径方向内側の一方に巻線を係止させて、張力を付与しながら前記ステータの周囲に巻線を巻回するとともに、前記外側巻線支持部の径方向外側と前記内側巻線支持部の径方向内側の他方に巻線を係止させて、張力を付与しながら前記巻線を導出させることで、同一の巻線によって複数の同相のコイルからなるコイル群(例えば、後述の実施形態におけるコイル群18)を形成する工程を備えることを特徴とする。
請求項11に係る発明は、請求項10の構成に加えて、前記コイル群を構成する前記各コイルを、前記ステータコアの前記ティースに、径方向外方から同時に挿入する工程をさらに備えることを特徴とする。
上記第2の目的を達成するために、請求項12に係る発明は、ステータコア(例えば、後述の実施形態におけるステータコア11)の隣り合うティース(例えば、後述の実施形態におけるティース11b)に巻回されるコイル(例えば、後述の実施形態におけるコイル13)が異相となるように、巻線(例えば、後述の実施形態における巻線14)が巻かれた電動機(例えば、後述の実施形態におけるアウターロータ型電動機1)の突極集中巻きステータ(例えば、後述の実施形態におけるステータ10)であって、
前記コイルは、前記ステータの軸方向一端側の径方向外側に位置する第1巻き端(例えば、後述の実施形態における第1巻き端41)と、前記ステータの軸方向一端側の径方向内側に位置する第2巻き端(例えば、後述の実施形態における第2巻き端42)と、を有し、
互いに隣接する同相のコイルの一方の前記第1巻き端と、他方の前記第2巻き端とは、異相のコイルを跨ぐ渡り部(例えば、後述の実施形態における渡り部14T)によって同一の巻線で繋げられ、
前記巻線が巻回されるインシュレータ(例えば、後述の実施形態におけるインシュレータ12)は、前記第1巻き端より径方向外側に設けられ、外側支持点(例えば、後述の実施形態における外側支持点D)で前記巻線を支持する外側巻線支持部(例えば、後述の実施形態における外側巻線支持部30)と、前記第2巻き端より径方向内側に設けられ、内側支持点(例えば、後述の実施形態における内側支持点E)で前記巻線を支持する内側巻線支持部(例えば、後述の実施形態における内側巻線支持部34)と、を備え、
前記渡り部は、前記第1巻き端側が前記外側巻線支持部の径方向外側に係止されると共に、前記第2巻き端側が前記内側巻線支持部の径方向内側に係止され、
前記内側支持点、及び前記内側支持点を起点として前記ティースの中心線と平行に前記ステータコアの径方向に引いた仮想線と前記ティースの径方向外側端部とが交わる交点(例えば、後述の実施形態における交点F)、の2点を結ぶ線分(例えば、後述の実施形態における線分S)の垂直2等分線(例えば、後述の実施形態における垂直2等分線G)を引いた時、隣接する前記同相のコイルの内、前記外側巻線支持部側が対向する前記コイルの前記外側支持点が、前記垂直2等分線より径方向外側に位置することを特徴とする。
請求項13に係る発明は、請求項12の構成に加えて、前記ステータコアへの組み付け前における前記渡り部の長さ(例えば、後述の実施形態における所定の長さL)は、前記内側支持点と前記外側支持点間の距離(例えば、後述の実施形態における距離L1)未満、且つ前記交点と前記外側支持点間の距離(例えば、後述の実施形態における距離L2)以上に設定されることを特徴とする。
請求項14に係る発明は、請求項12の構成に加えて、前記ステータコアへの組み付け前における前記渡り部の長さは、前記内側支持点と前記外側支持点間の距離と同じ長さに設定されることを特徴とする。
請求項15に係る発明は、請求項12の構成に加えて、前記ステータコアへの組み付け前における前記渡り部の長さは、前記内側支持点と前記外側支持点間の距離より長く設定されることを特徴とする。
請求項16に係る発明は、請求項12〜15のいずれか1項の構成に加えて、同一の前記コイルの前記外側支持点と前記内側支持点とを結ぶ仮想直線(例えば、後述の実施形態における仮想直線M)が、前記渡り部の長さが短くなる方向に傾斜するように、前記外側巻線支持部及び前記内側巻線支持部が配置されることを特徴とする。
請求項17に係る発明は、請求項12〜16のいずれか1項の構成に加えて、前記外側巻線支持部は、前記インシュレータに設けられることを特徴とする。
請求項18に係る発明は、請求項12〜17のいずれかに記載の突極集中巻きステータを備えた電動機を搭載したことを特徴とする。
請求項1及び9の発明によれば、巻線には、巻線を係止する外側巻線支持部及び内側巻線支持部によって張力が付与され、これにより、直接インシュレータ又はティースに巻線を巻きつけても巻線のスプリングバックによる巻太りが抑制されて占積率を高めることができ、モータ性能が向上する。また、同相のコイル間を同一の巻線で巻回することができるので、同相のコイル間をそれぞれ結線する必要がなく、製造コストが低減する。
請求項2の発明によれば、渡り部の長さを短くすることができ、銅損低下、材料費削減が図られる。
請求項3の発明によれば、異相のコイルを跨いで配置される渡り部が、異相のコイルと接触し難くなる。
請求項4の発明によれば、径方向外側のスペースを有効に用いることでスペースの狭い内径側における巻線の干渉を防止しながら巻線に張力を付与することができる。
請求項5の発明によれば、折り曲げによって渡り部に確実に張力を付与することができ、スプリングバックによる巻太りを抑制して占積率を高め、モータ性能が向上する。
請求項6の発明によれば、張力が付与された状態の巻線を支持するのに最適な形状の外側巻線支持部及び内側巻線支持部を容易に形成することができ、製造コストを抑制することができる。
請求項7の発明によれば、アウターロータ型電動機のステータを容易に製作することができる。
請求項8の発明によれば、HEV、EV、FCVなどの電気自動車の駆動用電動機として好適に使用される。
請求項10の発明によれば、巻線に張力を付与した状態で巻回することができ、直接インシュレータ又はティースに巻線を巻きつけてもスプリングバックによる巻太りを抑制して占積率を高めることができる。また、同相のコイル間を同一の巻線で巻回することができるので、同相のコイル間の結線を不要にして製造コストを低減すると共に、渡り部の長さを短くして銅損の低下、材料費の削減が可能となる。
請求項11の発明によれば、同相のコイル同士をそれぞれ結線する必要がなく、結線部材を削減すると共に、組み付け工数を大幅に削減して、製造工程を簡素化することができ、ステータを安価に製造することができる。
請求項12及び18の発明によれば、コイルを独立して成形した後、ステータコアの径方向外方からティースに挿入して組み付けることができ、ステータの製造工程が簡素化されて製造コストを低減することができる。
請求項13の発明によれば、渡り部の長さを短くすることができるので、銅損を低減することができると共に、材料費を削減することができる。また、渡り部が弛むことによる巻太りを抑制して占積率を高めることができ、金属部分や他相との接触によるショートの発生を防止することができる。
請求項14の発明によれば、コイルのティースへの挿入が容易になると共に、渡り部に張力を付与することができ、巻太りを抑制して占積率を高めることができる。
請求項15の発明によれば、コイルをステータコアへ組み付けたとき、渡り部に緩みを持たせることができ、衝撃や振動が加わったとしても断線し難くすることができる。また、温度変化により渡り部が膨張、収縮したとしても、断線や被覆はがれの発生を防止することができる。
請求項16の発明によれば、渡り部の長さを短くすることができるので、銅損を低減することができると共に、材料費を削減することができる。
請求項17の発明によれば、テンションがかかった状態の巻線を支持するのに最適な形状の外側巻線支持部を容易に形成することができ、製造コストを低減することができる。
本発明のステータが適用されるアウターロータ型電動機の要部縦断面図である。 第1実施形態のステータの正面図である。 ステータコアの正面図である。 インシュレータの斜視図である。 インシュレータの正面図である。 図5におけるA‐A線断面図である。 図5におけるB‐B線断面図である。 インシュレータに巻線が巻回されたコイルの正面図である。 コイルの要部拡大側面図である。 インシュレータに巻線を巻回する工程を示す説明図である。 (a)〜(c)は巻線がインシュレータに複数層に亘って巻回される工程を示す正面図である。 本発明の第1実施形態における巻線が巻回されたインシュレータをステータコアのティースに装着する状態を示す説明図である。 第2実施形態のステータの正面図である。 本発明の第2実施形態における巻線が巻回されたインシュレータをステータコアのティースに装着する状態を示す説明図である。 第2実施形態の第1変形例における巻線が巻回されたインシュレータをステータコアのティースに装着する状態を示す説明図である。 第2実施形態の第2変形例における巻線が巻回されたインシュレータをステータコアのティースに装着する状態を示す説明図である。
以下、本発明の各実施の形態を、添付図面に基づいて説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
<第1実施形態>
図1は本発明のステータが適用されるアウターロータ型電動機の縦断面図である。図1に示すように、本実施形態の電動機は、3相8極のアウターロータ型電動機1であり、モータハウジング2にボルト3により固定されたステータ10と、ステータ10の外周側に僅かな隙間を介して配置される円環状のロータ4と、を備える。
ロータ4は、電磁鋼板が積層されてなるロータコア6aに磁石6bが埋め込まれた円環状のロータヨーク6が、縁付円盤状の支持部材5の縁部内周面5aに固定されており、モータハウジング2に内嵌する玉軸受7、7によって回転自在に支持された回転軸8に一体回転可能に固定されている。ロータ4は、ステータ10に発生させる回転磁界によって回転駆動される。支持部材5の基部5bとステータ10との間には、回転軸8の回転速度を検出するレゾルバ9が配設されている。
ステータ10は、図2および図3に示すように、ステータコア11と、複数(本実施形態では24個)のコイル13(13u、13v、13w)とを備える。ステータコア11は、複数の電磁鋼板がステータ10の軸方向、即ち、図3において紙面と垂直方向に積層されて構成され、円環状の支持部11aから半径方向外側に向かって放射状に突出形成され、周方向に並ぶ複数(24個)のティース11bを有する。コイル13は、所定本数の導線からなる巻線(本実施形態では、2本の導線からなるパラ巻線であり、以下パラ巻線と呼ぶ。)14を、絶縁特性を有する合成樹脂などで形成されたインシュレータ12を介してステータコア11のそれぞれのティース11bの周囲に突極集中巻きによって巻回することで形成される。
コイル13は、それぞれ8個ずつのU相、V相及びW相の3相のコイルからなり、U相コイル13u、V相コイル13v、及びW相コイル13wが、時計方向にこの順で配置されてティース11bに巻回されている。即ち、他相のコイル13(例えば、V相コイル13v、及びW相コイル13w)を挟んで配置される同相のコイル13(例えば、U相コイル13u)同士は、他相のコイル13を跨いで配索される渡り部14Tにより接続されている。
各相8個ずつのコイル13(U相、V相及びW相コイル13u、13v、13w)は、1つのコイル群18(U相、V相及びW相コイル群18u、18v、18w)をそれぞれ構成し、各コイル群18(U相、V相及びW相コイル群18u、18v、18w)に属する8個のコイル13(U相、V相及びW相コイル13u、13v、13w)は、同一のパラ巻線14(U相、V相及びW相パラ巻線14u、14v、14w)によって連続して巻回されている。
U相コイル群18uのU相パラ巻線14uの一方の端部がU相接続端子15uに接続され、V相コイル群18vのV相パラ巻線14vの一方の端部がV相接続端子15vに接続され、W相コイル群18wのW相パラ巻線14wの一方の端部がW相接続端子15wに接続されている。また、各コイル群18(U相、V相及びW相コイル群18u、18v、18w)のパラ巻線14(U相、V相及びW相パラ巻線14u、14u、14v)の他方の端部は、中点端子16に接続されている。
ステータコア11の支持部11aの内周側には、ボルト穴17をそれぞれ有する複数(本実施形態では6個)の凸部11cが形成されている。このボルト穴17に挿通されるボルト3によりステータ10がモータハウジング2に固定される(図1参照)。
図4から図7に示すように、インシュレータ12は、パラ巻線14が巻回される胴部24と、該胴部24の径方向両端部に設けられた外周側鍔部25及び内周側鍔部26と、を有する。胴部24は、ステータ10の軸方向において対向する壁20,21及びステータ10の周方向において対向する壁22、23によって、径方向に貫通する角穴24aを有して断面矩形の筒状に形成される。角穴24aの大きさは、ステータコア11のティース11bより僅かに大きく、ティース11bが挿通可能である。壁22、23には、パラ巻線14を巻回する際、パラ巻線14を位置決めするための複数の凹溝27が、角穴24aの軸芯に対して直交する方向に設けられている。
外周側鍔部25の壁20側の端部には、径方向外方に延出する外側隔壁28が形成されている。外側隔壁28の周方向一端面(図5中、左端面)28aと径方向内側面28bとの隅部には、軸方向において胴部24と反対側の軸方向一端側に突出する外側巻線支持部30が形成される。外側巻線支持部30は、外側隔壁28の周方向一端面28aの径方向中間部分と、径方向内側面28bの周方向一端から略1/3中心寄りの部分とを結ぶ一辺C、外側隔壁28の周方向一端面28aの内側寄り部分、及び、径方向内側面28bの周方向一端寄り部分を軸方向に延出することで略三角柱状に形成され、該一辺Cを軸方向に延出することで形成される径方向外向き傾斜面30cと、外側隔壁28の周方向一端面28aを軸方向に延出した端面30dとの頂部は曲面状に形成された湾曲面30bを構成している。
また、外側巻線支持部30の傾斜面30cと、外側隔壁28との間には、該一辺Cと平行な段部30aが設けられている。さらに、外側隔壁28の周方向中間部で、且つ径方向内側部分には、傾斜面30cの径方向内側部分と対向し、該一辺Cと略平行な側面を有するガイド突部31が形成されている。そして、外側巻線支持部30の傾斜面30cとガイド突部31の側面との間に溝部32を形成する。
また、内周側鍔部26の軸方向一端側部分は、径方向から見て、周方向一端面側から他端面(図5中、右端面)側に向かって徐々に幅広に形成されており、また、軸方向から見て、周方向中間部から周方向他端面に向かって徐々に肉厚に形成されている。内周側鍔部26の周方向他端面と径方向外側面との隅部には、軸方向一端側に突出する略三角柱状の内側巻線支持部34が設けられている。また、内周側鍔部26の軸方向一端側部分には、周方向中間部から周方向他端面に向かうにつれて径方向内側に傾斜する傾斜面33が形成されており、この傾斜面33は、内側巻線支持部34の径方向内向き傾斜面34aと対向して溝部35を形成する。さらに、内周側鍔部26の軸方向一端側部分と、壁20との境界部分には、周方向他端面側から周方向一端面側へと壁20に沿って最初に巻回されるパラ巻線14を案内する、内周側鍔部26に対して傾斜した案内部36が形成されており、また、案内部36と内周側鍔部26との間には、溝部35から胴部24へ向かうパラ巻線14を軸方向に案内する段部36aが形成される。
また、インシュレータ12の外側巻線支持部30と内側巻線支持部34とは、外側巻線支持部30と内側巻線支持部34を結ぶ仮想直線Mがインシュレータ12の周方向中間部を通過して径方向に延びる径方向中心線CLに対して傾斜して配置され、これにより、渡り部14Tの長さを短くすることができる。
コイル13は、図8に示すように、インシュレータ12の胴部24の周囲にパラ巻線14が複数回に亘って巻回されて形成される。そして、インシュレータ12の胴部24に巻回されたコイル13は、胴部24の径方向外側寄りに位置する第1巻き端41と、胴部24の径方向内側寄りに位置する第2巻き端42と、を有する。そして、第1巻き端41から渡り部14Tに向けて延びるパラ巻線14は、溝部32を通過し、パラ巻線14が径方向外向き傾斜面30cに軸方向に並ぶようにして傾斜面30cに沿って斜め上方に延び、さらに、外側巻線支持部30の湾曲面30bに沿って巻き掛けられて係止され、外側支持点Dで支持される。また、第2巻き端42から渡り部14Tに向けて延びるパラ巻線14は、パラ巻線14が径方向内向き傾斜面34aに軸方向に並ぶようにして溝部35を斜め下方に通過し、内側巻線支持部34に係止されて内側支持点Eで支持される。このとき、外側巻線支持部30が、内側巻線支持部34より径方向においてコイル13から離れており、コイル13の最外径部から外側巻線支持部30の最外径部までの距離H1は、コイル13の最内径部から内側巻線支持部34の最内径部までの距離H2より大きくなっている。これにより、スペースの狭い内径側でパラ巻線14が干渉するのが確実に防止される。
図9はコイルの外側隔壁28付近を拡大して示す側面図であり、コイル13の軸方向一端側の側面13aよりも外側巻線支持部30と内側巻線支持部34が軸方向外側突出して配置される。巻回されたコイル13の側面13aから外側巻線支持部30の段部30aまでの距離Xは、パラ巻線14の幅dより長く設定されている。これにより、第1巻き端41側が外側巻線支持部30の外側支持点Dで支持され、第2巻き端42側が同相のコイル13の中で隣接するコイル13の内側巻線支持部34の内側支持点Eで支持される渡り部14Tは、異相コイル13を跨いで配置されても、各コイル13のパラ巻線14から軸方向外方に離間して位置しているので、接触が確実に防止される。
図10はインシュレータにパラ巻線を巻回する状態を示す説明図であり、複数(本実施形態では8個)のインシュレータ12が、保持具50に外側隔壁28を下にして所定の間隔で保持される。パラ巻線14は、インシュレータ12の周囲を回転、且つ上下移動可能な巻線装置のノズル51によって吐出され、複数のインシュレータ12に順次巻回される。
具体的に、第1のインシュレータ12Aにパラ巻線14の第1巻き端41を巻き終わったノズル51は、外側巻線支持部30の形状に沿って斜め下方に移動してパラ巻線14を溝部32に挿通させるとともに湾曲面30bに巻き掛けられ、張力を付与しながら斜め上方に移動して、パラ巻線14を外側巻線支持部30の外側支持点Dで支持させる。そして、第2のインシュレータ12Bに移動し、パラ巻線14を内側巻線支持部34の溝部35に挿通して内側支持点Eで支持し、張力を付与しながらノズル51からパラ巻線14を導出して第2のインシュレータ12Bに巻回する。以後同様にして、第3〜第8のインシュレータ12に連続して同一のパラ巻線14を巻回する。
パラ巻線14の各インシュレータ12への巻回は、図11に示すように、パラ巻線14がインシュレータ12に複数層に亘って巻回される。より具体的に説明すると、内側巻線支持部34と傾斜面33との間の溝部35を通ったパラ巻線14は、図中上から下に巻かれて第1層巻線141を形成する(図11(a))。第1層巻線141が外周側鍔部25に達すると、第2層巻線142が、第1層巻線141の略半分の位置まで下から上に向かって第1層巻線141の上に巻回され(図11(b))、更に、巻回方向を下方に反転して、第3層巻線143が第2層巻線142の上に巻回され、外側巻線支持部30と巻線ガイド31との間の溝部32を通り、段部30aに案内されて下方に引き出される(図11(c))。
このように、同一のパラ巻線14を順次、複数(8個)のインシュレータ12に連続して巻回することにより、同一のパラ巻線14によって連続して巻回された複数のコイル13を有するコイル群18が形成される。
図10において、第1のインシュレータ12Aの外側支持点Dと、第2のインシュレータ12Bの内側支持点Eとの間のパラ巻線14は、渡り部14T(図2参照)となる部分であり、その長さLは、所定の長さに設定された状態で巻回される。換言すれば、保持具50は、隣接するインシュレータ12、12の外側支持点Dと内側支持点Eとの距離が、所定の長さLとなるようにインシュレータ12、12を保持して、パラ巻線14を巻回する。
次に、ステータ10の組み付けについて図12を参照して説明する。同一のパラ巻線14で連続して巻回された複数(8個)のコイル13からなるU相、V相、及びW相の各コイル群18u,18v,18wのU相、V相、及びW相コイル13u,13v,13wは、図12に示すように、それぞれ2つおきにステータコア11のティース11bに対応して径方向外方に円環状に配置される。そして、全コイル13を、縮径する方向(矢印方向)に同時に移動させて、インシュレータ12の角穴24aをステータコア11のティース11bに挿入する。
ここで、インシュレータ12が、ステータコア11のティース11bに挿入されて径方向外方に向かう放射状に配置されたとき、隣接するインシュレータ12、12間の空間は径方向外方に向かうに従って次第に大きくなる。しかしながら、上述したように、インシュレータ12に巻回されたコイル13は、径方向内側より径方向外側に巻かれる層数を多くし、径方向外側部分が周方向に膨らむように形成したので、該空間は無駄なくパラ巻線14で埋められ、占積率を向上することができる。
ステータコア11の径方向外方に円環状に配置されたコイル13が縮径方向に移動すると、周方向長さが短くなる分、渡り部14Tに弛みが生じるが、インシュレータ12の角穴24aにステータコア11のティース11bを挿入した後、渡り部14Tを外側巻線支持部30の外側支持点Dと内側巻線支持部34の内側支持点Eに係止した状態で、図2に示すように、渡り部14Tを略S字状に折り曲げ成形することにより、この弛みを吸収して渡り部14Tに張力が付与される。
次いで、ステータコア11に配置されたU相コイル群18uのU相パラ巻線14uの一方の端部をU相接続端子15uに接続し、同様に、V相コイル群18vのV相パラ巻線14vの一方の端部をV相接続端子15vに接続し、更にW相コイル群18wのW相パラ巻線14wの一方の端部をW相接続端子15wに接続する。そして、各パラ巻線14(U相、V相、及びW相パラ巻線14u、14v、14w)の他方の端部を中点端子16に接続する(図2参照)。
これにより、各コイル13は、第1巻き端41が同相のコイル13の中で隣接するコイル13の第2巻き端42に、異相のコイル13を跨いで、渡り部14Tを介して繋がり、3相スター結線されたステータ10が組み付けられる。
以上説明したように、本実施形態に係る電動機の突極集中巻きステータ10によれば、コイル13は、ステータ10の軸方向一端側における径方向外側に第1巻き端41と径方向内側に第2巻き端42とを有する。互いに隣接する同相のコイル13の一方の第1巻き端41と、他方の第2巻き端42とは、異相のコイル13を跨る渡り部14Tによって同一のパラ巻線14で繋げられる。渡り部14Tは、第1巻き端41側が外側巻線支持部30の径方向外側に係止されると共に、第2巻き端42側が内側巻線支持部34の径方向内側に係止されるので、パラ巻線14には、係止する外側巻線支持部30及び内側巻線支持部34によって張力が付与され、スプリングバックによる巻太りが抑制されて占積率を高めることができ、モータ性能が向上する。また、結線部材を用いて同相のコイル13間を結線する必要がなく、製造コストが低減する。
また、同一コイルの第1巻き端41より径方向外側に位置する外側巻線支持部30及び第2巻き端42より径方向内側に位置する内側巻線支持部34において、外側巻線支持部30と内側巻線支持部34とを結ぶ仮想直線Mが、渡り部14Tの長さが短くなるように傾斜しているので、渡り部14Tの長さを短くすることができ、銅損低下、材料費削減が図られる。
更に、外側巻線支持部30及び内側巻線支持部34の少なくとも一方は、コイル13の側面13aより軸方向外側に突出するので、異相のコイル13を跨いで配置される渡り部14Tが、コイル13と接触し難くなり、位相コイル間の絶縁が確保される。
更にまた、外側巻線支持部30が、内側巻線支持部34より径方向においてコイル13より離れているので、径方向外側のスペースを有効に用いることでスペースの狭い内径側でパラ巻線14の干渉を防止しながらパラ巻線14に確実に張力を付与することができる。
また、渡り部14Tが、折り曲げ形成されるので、渡り部14Tの弛みを吸収してパラ巻線14に確実に張力を付与することができ、スプリングバックによる巻太りを抑制して占積率を高め、モータ性能が向上する。
更に、外側巻線支持部30及び内側巻線支持部34は、インシュレータ12に設けられるので、張力が付与された状態のパラ巻線14を支持するのに最適な形状の外側巻線支持部30及び内側巻線支持部34を容易に形成することができ、製造コストを抑制することができる。なお、外側巻線支持部30及び内側巻線支持部34は、必ずしもインシュレータ12に設ける必要はなく、ティース11bに設けてパラ巻線14を直接ティース11bに巻回してもよい。
更にまた、突極集中巻きステータ10は、径方向外側に円環状のロータ4が配設されるアウターロータ型電動機のステータであるので、アウターロータ型電動機のステータを容易に製作することができる。
また、アウターロータ型電動機は、車両に搭載されるので、HEV、EV、FCVなどの電気自動車の駆動用電動機として好適に使用される。
更に、外側巻線支持部30の径方向外側と内側巻線支持部34の径方向内側の一方にパラ巻線14を係止させて、張力を付与しながらステータ10の周囲にパラ巻線14を巻回するとともに、外側巻線支持部30の径方向外側と内側巻線支持部34の径方向内側の他方にパラ巻線14を係止させて、張力を付与しながらパラ巻線14を導出させることで、同一のパラ巻線14によって複数の同相のコイル13からなるコイル群18を形成するので、パラ巻線14に張力を付与した状態で巻回することができ、スプリングバックによる巻太りを抑制して占積率を高めることができる。また、同相のコイル13間の結線を不要にして製造コストを低減すると共に、渡り部の長さを短くして銅損の低下、材料費の削減が可能となる。
また、コイル群18を構成する各コイル13を、ステータコア11のティース11bに、径方向外方から同時に挿入するので、同相のコイル13同士を結線する必要がなく、結線部材を削減すると共に、組み付け工数を大幅に削減して、製造工程を簡素化することができ、ステータを安価に製造することができる。
<第2実施形態>
続いて、本発明の第2実施形態のステータについて図13を参照して説明する。図13は、第2実施形態のステータの正面図である。なお、第2実施形態のステータについて、第1実施形態のステータと同一の構成要素については同一の符号を付して、相違部分について詳細に説明する。
第2実施形態のステータ10は、図13に示すように、他相のコイル13(例えば、V相コイル13v、及びW相コイル13w)を挟んで配置される同相のコイル13(例えば、U相コイル13u)同士を跨ぐ渡り部14Tが略直線状に成形される。
ここで、本実施計形態のステータ10では、図14に示すように、インシュレータ12の外側支持点Dが、同相の隣接するインシュレータ12の内側支持点Eと、この内側支持点Eを起点としてティース11bの周方向中心線と平行にステータコア11の径方向に引いた仮想線とティース11bの径方向外側端部とが交わる交点Fと、の2点を結ぶ線分Sの垂直2等分線Gより径方向外側に位置するように設定される。なお、この交点Fは、インシュレータ12をティース11bの径方向外側端部に挿入する直前における内側支持点Eの位置を意味する。従って、言い換えると、インシュレータ12の外側支持点Dが、同相の隣接するインシュレータ12の挿入直前の内側支持点Eの位置Fと、挿入後の内側支持点Eと、の2点を結ぶ線分Sの垂直2等分線Gより径方向外側に位置するように設定される。
また、図14に示すように、ステータコア11への組み付け前におけるパラ巻線14の渡り部14Tとなる部分の長さLは、内側支持点Eと外側支持点D間の距離L1未満、且つ交点Fと外側支持点D間の距離L2以上に設定される。これにより、コイル13をステータコア11のティース11bに挿入したとき、渡り部14Tに張力が付与されて弛むことがない。従って、渡り部14Tの弛みによる巻太りが抑制されて占積率が高められ、金属部分や他相との接触によるショートの発生が防止される。
また、第2実施形態においても、図8に示すように、同一のコイル13の外側巻線支持部30における外側支持点Dと内側巻線支持部34における内側支持点Eとを結ぶ仮想直線Mが、渡り部14Tの長さLが短くなる方向に傾斜するように、外側巻線支持部30及び内側巻線支持部34が配置される。これにより、渡り部14Tの長さLが短くなる。
次に、ステータ10の組み付けについて図14を参照して説明する。U相、V相、及びW相コイル群18u,18v,18wの1つ、例えば、U相コイル群18uの8個のU相コイル13uの内、先ず、第1のU相コイル13uAのインシュレータ12を、ステータコア11のティース11bに径方向外方から挿入して組み付ける。次いで、第2のU相コイル13uBのインシュレータ12を、ステータコア11の反時計方向の3個隣りのティース11bに径方向外方から挿入して組み付ける。以後同様にして、第3〜第8のU相コイルのインシュレータを、ステータコア11の円周方向の2個おきのティース11bに径方向外方から挿入して、ステータ10の1周分を組み付ける。次いで、U相コイル群18uのパラ巻線14uの一方の端部をU相接続端子15uに接続する(図13参照)。
次いで、V相及びW相コイル群18v,18wの8個のV相及びW相コイル13v,13wについても、同様に、順次、ステータコア11のティース11bに径方向外方から挿入して組み付けた後、V相コイル群18vのパラ巻線14vの一方の端部をV相接続端子15vに接続し、W相コイル群18wのパラ巻線14wの一方の端部をW相接続端子15wに接続する。そして、各パラ巻線14u,14v,14wの他方の端部を中点端子16に接続する(図13参照)。
これにより、各コイル13は、第1巻き端41が同相のコイル13の中で隣接するコイル13の第2巻き端42に、異相のコイル13を跨いで、渡り部14Tを介して繋がり、3相スター結線されたステータ10が組み付けられる。
以上説明したように、本実施形態のステータ10によれば、内側支持点E、及び内側支持点Eを起点としてティース11bの中心線と平行にステータコア11の径方向に引いた仮想線とティース11bの径方向外側端部とが交わる交点F、の2点を結ぶ線分Sの垂直2等分線Gを引いた時、隣接する同相のコイル13の内、外側巻線支持部30側が対向するコイル13の外側支持点Dが、垂直2等分線Gより径方向外側に位置するため、コイル13を独立して成形した後、ステータコア11の径方向外方からティース11bに挿入して組み付けることができ、ステータ10の製造工程が簡素化されて製造コストを低減することができる。
また、本実施形態のステータ10によれば、ステータコア11への組み付け前における渡り部14Tの長さLは、内側支持点Eと外側支持点D間の距離L1未満、且つ交点Fと外側支持点D間の距離L2以上に設定されるため、渡り部14Tの長さLを短くすることができる。これにより、銅損を低減することができると共に、材料費を削減することができる。また、渡り部14Tが弛むことによる巻太りを抑制して占積率を高めることができ、金属部分や他相との接触によるショートの発生を防止することができる。
また、本実施形態のステータ10によれば、同一のコイル13の外側支持点Dと内側支持点Eとを結ぶ仮想直線Mが、渡り部14Tの長さLが短くなる方向に傾斜するように、外側巻線支持部30及び内側巻線支持部34が配置されるため、渡り部14Tの長さLを短くすることができる。これにより、銅損を低減することができると共に、材料費を削減することができる。
また、本実施形態のステータ10によれば、外側巻線支持部30がインシュレータ12に設けられるため、テンションがかかった状態のパラ巻線14を支持するのに最適な形状の外側巻線支持部30を容易に形成することができ、製造コストを低減することができる。
なお、本実施形態の第1変形例として、図15に示すように、ステータコア11への組み付け前における渡り部14Tの長さLは、内側支持点Eと外側支持点D間の距離L1と同じ長さに設定されていてもよい。本変形例によれば、コイル13のティース11bへの挿入が容易になると共に、渡り部14Tに張力を付与することができ、巻太りを抑制して占積率を高めることができる。
また、本実施形態の第2変形例として、図16に示すように、ステータコア11への組み付け前における渡り部14Tの長さLは、内側支持点Eと外側支持点D間の距離L1より長く設定されていてもよい。本変形例によれば、コイル13をステータコア11へ組み付けたとき、渡り部14Tに緩みを持たせることができ、衝撃や振動が加わったとしても断線し難くすることができる。また、温度変化により渡り部14Tが膨張、収縮したとしても、断線や被覆はがれの発生を防止することができる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
第1実施形態のようなアウターロータでは、径方向外側に巻かれる巻線の層数を多くして占積率を向上させるため、内側巻線支持部の径方向内側に巻線を係止させて、張力を付与しながらステータの周囲に巻線を巻回し、外側巻線支持部の径方向外側に巻線を係止させて、張力を付与しながら巻線を導出させて、複数のコイルからなるコイル群を形成することが好ましい。ただし、本発明は、外側巻線支持部の径方向外側に巻線を係止させて、張力を付与しながらステータの周囲に巻線を巻回し、内側巻線支持部の径方向内側の他方に巻線を係止させて、張力を付与しながら巻線を導出させて、複数のコイルからなるコイル群を形成するようにしてもよい。
本出願は、2010年6月10日出願の日本特許出願(特願2010−133061)及び日本特許出願(特願2010−133062)、2010年7月6日出願の日本特許出願(特願2010−154122)、日本特許出願(特願2010−154123)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
1 アウターロータ型電動機(電動機)
4 ロータ
10 ステータ(突極集中巻きステータ)
11 ステータコア
11b ティース
12 インシュレータ
13 コイル
13a 側面
13u U相コイル
13v V相コイル
13w W相コイル
14 パラ巻線(巻線)
14T 渡り部
14u U相パラ巻線
14v V相パラ巻線
14w W相パラ巻線
18 コイル群
18u U相コイル群
18v V相コイル群
18w W相コイル群
30 外側巻線支持部
34 内側巻線支持部
41 第1巻き端
42 第2巻き端
D 外側支持点
E 内側支持点
F 交点
G 垂直2等分線
H1 コイルの最外径部から外側巻線支持部の最外径部までの距離
H2 コイルの最内径部から内側巻線支持部の最内径部までの距離
M 仮想直線
L 渡り部の長さ
L1 内側支持点と外側支持点間の距離
L2 交点と外側支持点間の距離
X コイルの側面から外側巻線支持部までの軸方向距離
S 内側支持点と交点とを結ぶ線分

Claims (18)

  1. ステータコアの隣り合うティースに巻回されるコイルが異相となるように、巻線が巻かれた電動機の突極集中巻きステータであって、
    各ティースに巻かれたコイルは、前記ステータの軸方向一端側の径方向外側寄りに位置する第1巻き端と、前記ステータの軸方向一端側の径方向内側寄りに位置する第2巻き端とを有し、
    互いに隣接する同相のコイルの一方の前記第1巻き端と、他方の前記第2巻き端とは、異相のコイルを跨ぐ渡り部によって同一の巻線で繋げられ、
    前記渡り部は、第1巻き端側が前記第1巻き端より径方向外側に設けられる外側巻線支持部の径方向外側に係止されると共に、第2巻き端側が前記第2巻き端より径方向内側に設けられる内側巻線支持部の径方向内側に係止されることを特徴とする電動機の突極集中巻きステータ。
  2. 同一の前記コイルの前記第1巻き端より径方向外側に位置する前記外側巻線支持部及び前記第2巻き端より径方向内側に位置する前記内側巻線支持部において、前記外側巻線支持部と前記内側巻線支持部とを結ぶ仮想直線が、前記渡り部の長さが短くなるように傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の電動機の突極集中巻きステータ。
  3. 前記外側巻線支持部及び前記内側巻線支持部の少なくとも一方は、前記コイルの側面より軸方向外側に突出することを特徴とする請求項1又は2に記載の電動機の突極集中巻きステータ。
  4. 前記外側巻線支持部が、前記内側巻線支持部より径方向において前記コイルより離れていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動機の突極集中巻きステータ。
  5. 前記渡り部は、折り曲げられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電動機の突極集中巻きステータ。
  6. 前記外側巻線支持部及び前記内側巻線支持部の少なくとも一方は、インシュレータに設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電動機の突極集中巻きステータ。
  7. 前記突極集中巻きステータは、前記ステータコアの外周面に形成された複数の前記ティースに前記コイルが巻回されて構成され、前記突極集中巻きステータの径方向外側に円環状のロータが配設されるアウターロータ型電動機のステータであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電動機の突極集中巻きステータ。
  8. 前記アウターロータ型電動機は、車両に搭載されることを特徴とする請求項7に記載の電動機の突極集中巻きステータ。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の突極集中巻きステータを備えた電動機を搭載したことを特徴とする電気自動車。
  10. ステータコアの隣り合うティースに巻回されるコイルが異相となるように巻線が巻かれたステータの各ティースに巻かれたコイルは、前記ステータの軸方向一端側の径方向外側寄りに位置する第1巻き端と、前記ステータの軸方向一端側の径方向内側寄りに位置する第2巻き端とを有し、
    互いに隣接する同相のコイルの一方の前記第1巻き端と、他方の前記第2巻き端とは、異相のコイルを跨ぐ渡り部によって同一の巻線で繋げられ、
    前記巻線は、前記渡り部の第1巻き端側が前記第1巻き端より径方向外側に設けられる外側巻線支持部の径方向外側に係止されると共に、第2巻き端側が前記第2巻き端より径方向内側に設けられる内側巻線支持部の径方向内側に係止されて巻回された電動機の突極集中巻きステータの製造方法であって、
    前記外側巻線支持部の径方向外側と前記内側巻線支持部の径方向内側の一方に巻線を係止させて、張力を付与しながら前記ステータの周囲に巻線を巻回するとともに、前記外側巻線支持部の径方向外側と前記内側巻線支持部の径方向内側の他方に巻線を係止させて、張力を付与しながら前記巻線を導出させることで、同一の巻線によって複数の同相のコイルからなるコイル群を形成する工程を備えることを特徴とする電動機の突極集中巻きステータの製造方法。
  11. 前記コイル群を構成する前記各コイルを、前記ステータコアの前記ティースに、径方向外方から同時に挿入する工程をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の電動機の突極集中巻きステータの製造方法。
  12. ステータコアの隣り合うティースに巻回されるコイルが異相となるように、巻線が巻かれた電動機の突極集中巻きステータであって、
    前記コイルは、前記ステータの軸方向一端側の径方向外側に位置する第1巻き端と、前記ステータの軸方向一端側の径方向内側に位置する第2巻き端と、を有し、
    互いに隣接する同相のコイルの一方の前記第1巻き端と、他方の前記第2巻き端とは、異相のコイルを跨ぐ渡り部によって同一の巻線で繋げられ、
    前記巻線が巻回されるインシュレータは、前記第1巻き端より径方向外側に設けられ、外側支持点で前記巻線を支持する外側巻線支持部と、前記第2巻き端より径方向内側に設けられ、内側支持点で前記巻線を支持する内側巻線支持部と、を備え、
    前記渡り部は、前記第1巻き端側が前記外側巻線支持部の径方向外側に係止されると共に、前記第2巻き端側が前記内側巻線支持部の径方向内側に係止され、
    前記内側支持点、及び前記内側支持点を起点として前記ティースの中心線と平行に前記ステータコアの径方向に引いた仮想線と前記ティースの径方向外側端部とが交わる交点、の2点を結ぶ線分の垂直2等分線を引いた時、隣接する前記同相のコイルの内、前記外側巻線支持部側が対向する前記コイルの前記外側支持点が、前記垂直2等分線より径方向外側に位置することを特徴とする電動機の突極集中巻きステータ。
  13. 前記ステータコアへの組み付け前における前記渡り部の長さは、前記内側支持点と前記外側支持点間の距離未満、且つ前記交点と前記外側支持点間の距離以上に設定されることを特徴とする請求項12に記載の突極集中巻きステータ。
  14. 前記ステータコアへの組み付け前における前記渡り部の長さは、前記内側支持点と前記外側支持点間の距離と同じ長さに設定されることを特徴とする請求項12に記載の突極集中巻きステータ。
  15. 前記ステータコアへの組み付け前における前記渡り部の長さは、前記内側支持点と前記外側支持点間の距離より長く設定されることを特徴とする請求項12に記載の突極集中巻きステータ。
  16. 同一の前記コイルの前記外側支持点と前記内側支持点とを結ぶ仮想直線が、前記渡り部の長さが短くなる方向に傾斜するように、前記外側巻線支持部及び前記内側巻線支持部が配置されることを特徴とする請求項12〜15のいずれか1項に記載の電動機の突極集中巻きステータ。
  17. 前記外側巻線支持部は、前記インシュレータに設けられることを特徴とする請求項12〜16のいずれか1項に記載の電動機の突極集中巻きステータ。
  18. 請求項12〜17のいずれか1項に記載の突極集中巻きステータを備えた電動機を搭載したことを特徴とする電気自動車。
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