JPWO2011033630A1 - 中継局、通信システム及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

測定部(11)は、eNB(20)との回線品質を測定する。受信部(12)は、UE(30)からの回線品質情報を受信する。また、送信部(13)は、測定部(12)で測定された回線品質と受信部(11)で受信した回線品質情報との回線品質が異なる場合、受信した対象データを、物理レイヤと異なるレイヤの対象データに変更して、UE(30)へ送信する。

Description

本発明は、無線基地局と移動端末との間でデータを中継する中継局、通信システム及び通信方法に関する。
無線通信システムでは、プロトコルのレイヤを複数のレイヤに分割し、さらにそのレイヤを複数のサブレイヤに分割したレイヤ構成が採用される。例えば、3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、データリンク層に当たるレイヤ2としてMAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)の3つのサブレイヤを含む。
このレイヤ2のプロトコル構成を図10に示す。図10に示すように、レイヤ2は、MACサブレイヤに属するMACエンティティと、RLCサブレイヤに属するRLCエンティティと、PDCPサブレイヤに属するPDCPエンティティとを有する。ここで、トランスポートチャネルは、レイヤ1(物理層)及びMACサブレイヤ間で定義されるSAP(Service Access Point)である。論理チャネルは、MACサブレイヤ及びRLCサブレイヤ間で定義されるSAPである。また、無線ベアラは、PDCP層で定義され、トランスポートチャネルへの複数論理チャネルの多重を可能とするSAPである。なお、図示していないが、レイヤ1はMACサブレイヤの下位に位置する。
このような無線通信システムに含まれる受信側および送信側の通信装置では、図10に示すようなレイヤ構成を採用する。以下では、送信側のエンティティ及び受信側のエンティティで実行される処理を説明する。
これらレイヤ2のサブレイヤのエンティティのうち、PDCPエンティティ及びRLCエンティティは、通信に使用されるLCH(Logical Channel)の数(図10においてはn)ずつ存在し、互いに1対1に対応してPDU(Packet Data Unit)送受信を行う。
送信側のMACエンティティは、データの送信に利用することができる帯域幅や電力などの送信リソースからMAC−PDUの空き領域サイズを決定する。その上で、送信側のMACエンティティは、n個の各RLCエンティティから出力されるRLC−PDUを適宜MAC−PDUの空き領域に割り当てて多重化(Multiplexing)する。そして、このMACエンティティは、多重化したRLC−PDU(Packet Data Unit)にMACヘッダを付加した上でそれにより得られたMAC−PDUをHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)に転送する。
一方、受信側のMACエンティティは、HARQから転送されたPDUを解析し、1つ又は複数のRLC−PDUに分割して各RLCエンティティに転送する。そして、受信側のRLCエンティティでは、RLC−PDUを解析し、RLC−SDUを組み立てPDCPエンティティに転送する。
また、送信側のHARQでは、送信時にMAC−PDUを保持するとともに、MAC−PDUに対する誤り訂正処理、CRC(Cyclic Redundancy Check)符号化を行って送信処理を行う。
一方、受信側のHARQでは、受信情報が受信NG(失敗)、すなわちCRC符号による誤り検出結果がNGとなった場合には、NACK(Negative Acknowledgment)を対向側(送信側)に返す。また、受信情報が受信OK、すなわちCRC符号による誤り検出結果がOKとなった場合には、ACK(Acknowledgement)を対向側(送信側)に返す。なお、送信側のMACエンティティは、NACKを受信すると対象となるMAC−PDUの再送を行い、ACKを受信すると初回送信時に保持したMAC−PDUを破棄して新規のMAC−PDUの送信を行う。
また、1つのMAC−PDUについて所定の最大再送回数だけ繰り返し再送してもACKが返ってこなかった場合にも、該当するMAC−PDUが破棄される。このような場合に備えて、RLCエンティティでは、Poll/Status情報を用いた自動再送要求(ARQ)による再送制御を行っている。
ところで、最近では、3GPPによってLTE(Long Term Evolution)の機能拡張版であるLTE−advancedの検討が予定されており、中継局(Relay Station:RS)の導入が予定されている。このRSの導入時のシステム構成を図11に示す。図11では、図中の(1)がRS導入なしのシステム構成を示し、また、図中の(2)がRS導入時のシステム構成を示す。なお、図中のeNB(evolved Node B)は基地局を示し、また、図中のUE(User Equipment)はユーザの移動端末を示す。
図11に示すように、RSが導入されていない現状では、eNB−UE間でダウンリンク又はアップリンクの通信が行われる。そして、将来的にRSが導入された場合には、eNB−RS−UE間でダウンリンク又はアップリンクの通信が行われる。
かかるRSを導入した場合のプロトコルスタックとしては、eNB及びUEにはレイヤ2の3つのサブレイヤが実装されるのが標準となっている。その一方で、RSには、レイヤ1やレイヤ2のどのサブレイヤまで実装するかは未定である。
しかしながら、RSに実装するレイヤ1及びレイヤ2のサブレイヤの特性には、それぞれ一長一短がある。このため、RSにレイヤ1まで或いはレイヤ2のいずれのサブレイヤまでを終端として実装した場合でも最適なプロトコルを構成したことにはならない。すなわち、RSに実装するレイヤの終端を固定したのでは、実装したレイヤの特性が時と場合によって無線環境と適合しない場合が生じ、結果として、最適でないプロトコルが構成されてしまう。
例えば、レイヤ1までをRSに実装した場合におけるeNB−RS−UE間のダウンリンクを想定する。この場合には、RSでサイズ調整が行われずにTrBLK(Transport BLocK)がRSを透過するので、eNB−RS間とRS−UE間では同一のデータサイズでしか送信できない。このため、一方の区間(eNB−RS間)の無線環境に依存して他方の区間(RS−UE間)におけるTrBLKのデータサイズが決定されてしまう。つまり、RS−UE間では、TrBLKのデータサイズが変更できなくなる。
このため、eNB−RSとRS−UEの間で無線環境が異なる場合には、RSで最適なプロトコルを構成することはできない。例えば、RS−UE間の無線環境がeNB−RS間の無線環境よりも悪い場合には、データのエラー率が高くなりデータが届きにくくなる。一方、RS−UE間の無線環境がeNB−RS間の無線環境よりも良い場合には、eNB−RS間よりも大きいサイズのTrBLKを送信できるにもかかわらず、RS−UE間と同じサイズのTrBLKしか送信できない。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、最適なプロトコルを構成することができる中継局、通信システム及び通信方法を提供することを目的とする。
本願の開示する中継局は、無線基地局から受信した対象データを中継して、移動端末へ送信する中継局において、無線基地局との回線品質を測定する測定手段と、端末からの回線品質情報を受信する受信手段と、前記測定手段で測定された回線品質と前記受信手段で受信した回線品質情報との回線品質が異なる場合、前記受信した対象データを、物理レイヤと異なるレイヤの対象データに変更して、前記移動端末へ送信する送信手段とを備える。
本願の開示する中継局は、無線基地局と移動端末の間を中継する中継局において、第1のレイヤの送受信を処理する第1の送受信手段と、第2のレイヤの第1のサブレイヤの送受信を処理する第2の送受信手段と、第2のレイヤの第2のサブレイヤの送受信を処理する第3の送受信手段と、前記第1の送受信手段まで、前記第2の送受信手段まで、或いは前記第3の送受信手段までのいずれを終端として、受信した対象データの送受信を処理させるかを切替制御する終端切替制御手段とを備える。
本願の開示する通信システムは、無線基地局から受信した対象データを中継して、移動端末へ送信する中継局を有する通信システムにおいて、前記移動端末は、前記中継局との間における回線品質情報を送信する回線品質情報送信手段を備え、前記中継局は、前記無線基地局との回線品質を測定する測定手段と、前記回線品質情報送信手段によって送信された回線品質情報を受信する回線品質情報受信手段と、前記測定手段で測定された回線品質と前記回線品質情報受信手段で受信した回線品質情報との回線品質が異なる場合、前記受信した対象データを、物理レイヤと異なるレイヤの対象データに変更して、前記移動端末へ送信する送信手段と備える。
本願の開示する通信方法は、無線基地局から受信した対象データを中継して、移動端末へ送信する中継局を有する通信システムに適用する通信方法において、前記移動端末が、前記中継局との間における回線品質情報を送信する回線品質情報送信ステップを含み、前記中継局が、前記無線基地局との回線品質を測定する測定ステップと、前記回線品質情報送信ステップによって送信された回線品質情報を受信する回線品質情報受信ステップと、前記測定ステップで測定された回線品質と前記回線品質情報受信ステップで受信した回線品質情報との回線品質が異なる場合、前記受信した対象データを、物理レイヤと異なるレイヤの対象データに変更して、前記移動端末へ送信する送信ステップと含む。
開示の中継局、通信システム及び通信方法によれば、最適なプロトコルを構成することが可能になるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係る中継局(RS)の構成を示すブロック図である。 図2は、RSにレイヤ1までを実装した場合のプロトコル構成を示す図である。 図3は、RSにMACサブレイヤまでを実装した場合のプロトコル構成を示す図である。 図4は、RSにRLCサブレイヤまでを実装した場合のプロトコル構成を示す図である。 図5は、RSにPDCPサブレイヤまでを実装した場合のプロトコル構成を示す図である。 図6は、実装レイヤごとの長所と短所のリストである。 図7は、実施例2に係る中継局(RS)の構成を示すブロック図である。 図8は、実施例2に係る終端切替制御処理の手順を示すフローチャートである。 図9は、実施例3に係る終端切替制御処理の手順を示すフローチャートである。 図10は、レイヤ2のプロトコル構成を示す図である。 図11は、RS未導入時およびRS導入時の通信システムのシステム構成を示す図である。
以下に、本願の開示する中継局、通信システム及び通信方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例は開示の技術を限定するものではない。
図1は、実施例1に係る中継局(Relay Station:RS)の構成を示すブロック図である。図1に示すRS10は、測定部11と、受信部12と、送信部13とを有する。
このうち、測定部11は、無線基地局(eNB:evolved Node B)20との回線品質を測定する。受信部12は、移動端末(UE:User Equipment)30からの回線品質情報を受信する。また、送信部13は、測定部11で測定された回線品質と受信部12で受信した回線品質情報との回線品質が異なる場合、受信した対象データを、物理レイヤと異なるレイヤの対象データに変更して、UE30へ送信する。
つまり、RS10は、eNB−RS間とRS−UE間で回線品質が異なる場合には、レイヤ2を終端としてダウンリンク通信を行う。このため、RS−UE間の回線品質がeNB−RS間よりも悪い場合には、レイヤ2でRS−UE間のTrBLK(Transport BLocK)のサイズをRS−UE間よりも小さくすることができ、RS−UE間でエラーレートが高まることを防止できる。一方、RS−UE間の回線品質がeNB−RS間よりも良い場合には、レイヤ2でRS−UE間のTrBLKのサイズをRS−UE間よりも大きくすることができ、無線リソースを有効利用することができる。
その一方で、RS10は、eNB−RS間とRS−UE間で回線品質が同一である場合には、レイヤ1を終端としてレイヤ2では送受信の処理をさせずにダウンリンク通信を行う。このため、RS−UE間でTrBLKのサイズを変更しなくともよい場合には、eNB−RS間でのTrBLKのサイズを固定したままでRS10を透過させることができ、レイヤ2でのTrBLKのサイズ変更や再送制御に伴う遅延を招くことを防止できる。
このように、本実施例に係るRS10によれば、eNB−RS間とRS−UE間で回線品質が異なる場合或いは同一である場合のいずれの場合であっても、最適なプロトコルを構成することができる。
なお、ここでは、eNB−RS−UE間でダウンリンク通信を行う想定して説明を行ったが、UE−RS−eNB間のアップリンク通信を行う場合にも上記のレイヤ1およびレイヤ2の終端の切替を同様に行うことができる。また、終端を切り替える基準をeNB−RS間とRS−UE間における回線品質に限定することなく、eNB−UE間で伝送されるデータのサービス種別によってレイヤ1およびレイヤ2の終端を切り替えることもできる。
続いて、実施例2に係るRS(中継局)について説明する。なお、ここでは、RSでレイヤ1まで或いはレイヤ2のサブレイヤまでを実装した場合における長所と短所を説明した後にRSの構成を説明し、RSで行われる処理の流れを説明する。また、実施例2においてもeNB−RS−UE間のダウンリンクを例示しつつ以下の説明を行うこととする。
[実装レイヤごとの長所と短所]
図2は、RSにレイヤ1までを実装した場合のプロトコル構成を示す図である。図2に示すように、RS100は、受信側及び送信側のレイヤ1(PHY:Physical)121及び137を実装する。一方、eNB20は、PHY21と、MAC(Medium Access Control)22と、RLC(Radio Link Control)23と、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)24とを実装する。また、UE30は、PHY31と、MAC32と、RLC33と、PDCP34とを実装する。
UE30のMAC32は、ストップアンドウェイト(Stop & Wait)を用いたハイブリッド自動再送要求をRS100へ行うHARQ32aを有する。RLC33は、シーケンス番号が採番されたSegmentデータの自動再送要求(ARQ)をRS100へ行うSegm.ARQ33aを有する。また、PDCP34は、Header圧縮伸長処理を行うROHC34aと、RS100からのストリームデータを復号化するSecurity34bとを有する。
eNB20のMAC22は、RS100からのハイブリッド自動再送要求に応答するHARQ22aを有する。RLC23は、RS100からの自動再送要求(ARQ)に応答するSegm.ARQ23aを有する。また、PDCP24は、Header圧縮伸長処理を行うRoHC24aと、セキュリティ特徴(security feature)を実現するために暗号鍵を用いたストリーム暗号処理を行うSecurity24bとを有する。
ここで、レイヤ1までを実装してレイヤ1終端とした場合を検討する。図2に示すように、RS100では、コーデックレベルでの終端となるので、MACサブレイヤ、RLCサブレイヤ及びPDCPサブレイヤによる処理は実行されない。このため、RS−UE間では、TrBLKのサイズ変更を行うことはできず、eNB20から受信したTrBLK(Transport BLocK)のサイズを変更せずにそのままUE30へ送信することとなる。このように、eNB−RS間の回線品質に依存してRS−UE間のTrBLKサイズが決定される結果、eNB−RS間及びRS−UE間のTrBLKサイズが固定となる。
このことから、RS−UE間では、RS−UE間の回線品質がeNB−RS間よりも悪いとデータのエラーレートが高くなってUE30へデータが送達しにくくなる。一方、RS−UE間の回線品質がeNB−RS間よりも良いとエラーレートが低くなり届きやすくなる。その反面で、RS−UE間では、eNB−RS間よりもサイズが大きいTrBLKを送信できるにもかかわらず、eNB−RS間と同じサイズのTrBLKを送信する結果、無線リソースを無駄にしてしまう。また、RS100では、再送制御の機能を有しないので、eNB−RS間及びRS−UE間の両区間でエラー復帰させることができない反面で遅延時間は短い。
次に、MACサブレイヤまでを実装してMAC終端とした場合を検討する。図3は、RSにMACサブレイヤまでを実装した場合のプロトコル構成を示す図である。図3に示す例では、RS100にレイヤ1までを実装した場合(図2参照)に比べて、RS100が受信側のMAC123及び送信側のMAC135を実装する点が異なる。
図3に示すように、MAC終端とした場合には、RLCサブレイヤ及びPDCPサブレイヤによる処理は実行されない。このため、RS100では、MAC123のHARQ123aによる誤り訂正処理や再送制御の結果として得られたMAC−SDU(service data unit)が終端となり、eNB−UE間ではMAC−SDUが透過となる。
したがって、RS100では、eNB−RS間とRS−UE間の両者の間でTrBLKのサイズをMAC−SDU単位で変更できる。その反面で、MAC−SDU単位での調整しか実行できず、決定したデータブロックのサイズに入れるためにPaddingが大量に付加され、伝送データが冗長となる結果、eNB−RS−UE間の伝送は非効率になる。すなわち、データブロックのサイズは可変であるが、送信側の都合で決定出来ずエアーの状況により決定されるので、そのデータサイズに丁度入るMAC−SDUがない場合はPaddingで埋める必要がある。また、HARQによる再送制御が実行可能であるので、データが送達しやすくなる反面でデータの順番が入れ替わったりするため、L1終端の場合よりも伝送に遅延が生じる。
次に、RLCサブレイヤまで実装してRLC終端とした場合を検討する。図4は、RSにRLCサブレイヤまでを実装した場合のプロトコル構成を示す図である。図4に示す例では、RS100にMACサブレイヤまでの実装した場合(図3参照)に比べて、RS100が受信側のRLC125及び送信側のRLC133を実装する点が異なる。
図4に示すように、RLC終端とした場合には、PDCPサブレイヤによる処理は実行されない。このため、RS100では、RLC125のSegm.ARQ125aによるReordering(順番制御)の結果として組み立てられたRLC−SDUが終端となり、eNB−UE間ではRLC−SDUが透過となる。
したがって、RS100では、eNB−RS間とRS−UE間の両者の間でTrBLKのサイズをRLC−SDU単位で変更できる。このため、MAC−SDU単位でサイズ変更する場合よりも小さいサイズのデータ単位(ARQ BLOCK)でTrBLKのサイズ変更を行うことができる。また、HARQとARQを用いた再送が実行可能である反面で、再送制御および順番制御に伴い遅延時間がMAC終端の場合よりも大きくなる。
次に、PDCPサブレイヤまで実装してPDCP終端とした場合を検討する。図5は、RSにPDCPサブレイヤまでを実装した場合のプロトコル構成を示す図である。図5に示す例では、RS100にRLCサブレイヤまでの実装した場合(図4参照)に比べて、RS100が受信側のPDCP127及び送信側のPDCP131を実装する点が異なる。
図5に示すように、PDCP終端とした場合には、レイヤ2の3つのサブレイヤで処理が実行されることになる。このため、RS100では、PDCP127のROHC127aによるHeader圧縮伸長処理後のIPが終端となり、eNB−UE間ではレイヤ3に相当するネットワーク層が透過となる。
このように、RS100では、ROHCによりIP(Internet Protocol)/UDP(User Datagram Protocol)/RTP(Real-time Transport Protocol)のプロファイルを定義する。このため、RS100では、伝送データをIPまで組み立てることができ、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、EDGE(Enhanced Data GSM Environment)やCDMA2000などの無線方式でUE30へ送信できる。また、Securityにより暗号化/復号化を行うので、伝送データのセキュリティを向上させることもできる。その一方で、UE30の移動によってハンドオーバーが発生して他のRS100に接続が切り替えられると、それに伴って暗号鍵も変わってしまう可能性がある。この場合には、UE30ではeNB20からの再送が必要となり、UE30で受信したデータが無駄になるとともに再送により遅延時間も大きくなる。
これら実装レイヤの長所と短所を図6を用いて総括する。図6は、実装レイヤごとの長所と短所のリストである。図6では、L1(PHY)終端、MAC終端、RLC終端及びPDCP終端それぞれに関し、TrBLKの可変性(サイズ変更可否)、終端データ、再送制御の有無、順番制御の有無および長所と短所を示す。
具体的に説明すると、L1終端の場合には、eNB−RS間及びRS−UE間のTrBLKサイズが固定であり、終端データはTrBLKとなる。また、L1終端の場合には、再送制御および順番制御の機能は有しない。L1終端の長所としては、再送制御および順番制御が実行されない分、他のレイヤ2のサブレイヤのいずれかが終端とされる場合よりも遅延が少ない点が挙げられる。一方、L1終端の短所としては、eNB−RS間およびRS−UE間でエラーが発生しても再送による復帰が実行できない点が挙げられる。このことから、L1終端は、音声などのリアルタイム性が重視されるデータを伝送する場合に好適であるという知見が得られる。
また、MAC終端の場合には、eNB−RS間とRS−UE間の両者の間でTrBLKのサイズをMAC−SDU単位で変更できる。当然、終端データはMAC−SDUである。また、MAC終端の場合には、再送制御の機能は有するが順番制御の機能は有しない。MAC終端の長所としては、HARQによる再送制御が実行可能である点が挙げられる。一方、MAC終端の短所としては、L1終端の場合よりも伝送に遅延が生じる点、順番制御を実行できない点が挙げられる。
さらに、RLC終端の場合には、eNB−RS間とRS−UE間の両者の間でTrBLKのサイズをRLC−SDU単位で変更できる。当然、終端データはRLC−SDUである。また、RLC終端の場合には、再送制御および順番制御の両機能を有する。RLC終端の長所としては、HARQによる再送制御およびARQによる順番制御の両方が実行可能である点が挙げられる。一方、RLCの短所としては、再送制御および順番制御に伴い遅延がMAC終端の場合よりも大きくなる点が挙げられる。このことから、RLC終端は、送達に確実性が求められるパケット通信を行う場合に好適であるという知見が得られる。
また、PDCP終端の場合には、RLC終端の場合と同様、eNB−RS間とRS−UE間の両者の間でTrBLKのサイズをRLC−SDU単位で変更できる。一方、終端データはIPである。また、PDCP終端の場合には、RLC終端の場合と同様、再送制御および順番制御の両機能を有する。PDCP終端の長所としては、再送制御および順番制御に伴い遅延がMAC終端の場合よりも大きくなる点とともに、IPまで組み立てられるのでRS100が別の無線方式で送信できる点が挙げられる。一方、PDCP終端の短所としては、再送制御および順番制御に伴う遅延に加え、ハンドオーバー時にはeNB20からの再送が必要となり、さらなる遅延が発生する点が挙げられる。
[RS100の構成]
図7は、実施例2に係る中継局(RS)の構成を示すブロック図である。図7に示すように、このRS100は、バッファ111〜116と、RS内受信側エンティティ120と、RS内送信側エンティティ130と、RRC150と、終端選択部170とを有する。ここで、図中のRXは、Receiverの略記を指し、図中のTXは、Transmitterの略記を指す。図中の#1及び#2は、論理チャネルの番号を指す。なお、かかる論理チャネル数は2つに限定されず、任意の数の論理チャネルを実装できる。
このうち、バッファ111〜116は、データを一時記憶するメモリデバイスである。バッファ111は、後述のRX L1(PHY)121からL1終端切替制御部122経由で出力されるTrBLKを保持する。バッファ112は、後述のRX MAC123からMAC終端切替制御部124経由で出力されるMAC−SDUを保持する。バッファ113は、後述のRX RLC125−#1からRLC終端切替制御部126−#1経由で出力されるRLC−SDUを保持する。バッファ114は、後述のRX RLC125−#2からRLC終端切替制御部126−#2経由で出力されるRLC−SDUを保持する。バッファ115は、後述のRX PDCP127−#1から出力されるIPを保持する。また、バッファ116には、後述のRX PDCP127−#2から出力されるIPが保持される。
RS内受信側エンティティ120は、RX L1(PHY)121と、RX MAC123と、RX RLC125−#1及び125−#2と、RX PDCP127−#1及び127−#2とを有する。
このうち、RX L1(PHY)121は、図示しない1つまたは複数のアンテナにおける帯域幅や電力を制御する。このRX L1(PHY)121は、アンテナから受信したTrBLKをL1終端切替制御部122へ出力する。
RX MAC123は、TrBLKをMAC−PDUとし、そのMAC−PDUのMACヘッダを解析してMAC−PDUに多重化されているMAC−SDUを分割する。このRX MAC123は、MAC−PDUから1つまたは複数に分割したMAC−SDUをMAC終端切替制御部124へ出力する。
RX RLC125−#1及び125−#2は、MAC−SDUをRLC−PDUとし、そのRLCヘッダを解析する。このRX RLC125−#1及び125−#2は、解析によって得られたRLC−SDUをRLC終端切替制御部126−#1または126−#2へ出力する。なお、RX RLC125−#1又は125−#2はそれぞれの論理チャネルを区別する必要がない場合にはRX RLC125と総称する。
RX PDCP127−#1及び127−#2は、RLC−SDUをPDCP−PDUとし、そのPDCPヘッダを解析する。このRX PDCP127−#1及び127−#2は、解析によって得られたPDCP−SDUをバッファ115又は116へ出力する。
さらに、RS内受信側エンティティ120は、L1終端切替制御部122と、MAC終端切替制御部124と、RLC終端切替制御部126−#1及び126−#2とを有する。
L1終端切替制御部122は、後述の終端選択部170からの制御信号に基づき、RX L1(PHY)121から入力されたデータの出力先をRX MAC123またはバッファ111のいずれへ切り替える。ここで、出力先がバッファ111へ切り替えられた場合には、RS100はL1終端となる。
MAC終端切替制御部124は、後述の終端選択部170からの制御信号に基づき、RX MAC123から入力されたデータの出力先をRX RLC125またはバッファ112のいずれかへ切り替える。ここで、出力先がバッファ112へ切り替えられた場合には、RS100はMAC終端となる。なお、出力先がRX RLC125である場合には、受信データに対応する論理チャネルのRX RLC125−#1又は125−#2へMAC−SDUが出力される。
RLC終端切替制御部126−#1は、後述の終端選択部170からの制御信号に基づき、RX RLC125−#1から入力されたデータの出力先をRX PDCP127−#1またはバッファ113のいずれかへ切り替える。ここで、出力先がバッファ113へ切り替えられた場合には、RS100はRLC終端となり、RX PDCP127−#1へ切り替えられた場合には、RS100はPDCP終端となる。なお、RLC終端切替制御部126−#2の場合もRLC終端切替制御部126−#1と略同一であり、出力先がRX PDCP127−#2またはバッファ114のいずれかへ切り替えられる。
RS内送信側エンティティ130は、TX PDCP131−#1及び131−#2と、TX RLC133−#1及び133−#2と、TX MAC135と、TX L1(PHY)137とを有する。
TX PDCP131−#1及び131−#2は、バッファ115または116から読み出したPDCP−SDUへPDCPヘッダを付加する。このTX PDCP131−#1及び131−#2は、PDCPヘッダの付加により得られたPDCP−PDUを、それぞれ対応するRLC終端切替制御部132−#1または132−#2へ出力する。
TX RLC133−#1及び133−#2は、RLC終端切替制御部132−#1または132−#2から出力されるPDCP−PDUをRLC−SDUとして、RLC−SDUにRLCヘッダを付加する。このTX RLC133−#1及び133−#2は、RLCヘッダの付加により得られたRLC−PDUをMAC終端切替制御部134へ出力する。なお、TX RLC133−#1又は133−#2はそれぞれの論理チャネルを区別する必要がない場合にはTX RLC133と総称する。
TX MAC135は、MAC終端切替制御部134から出力されるRLC−PDUを多重化してMAC−PDUを作成する。このTX MAC135は、多重化して作成したMAC−PDUをL1終端切替制御部136へ出力する。
TX L1(PHY)137は、図示しない1つまたは複数のアンテナにおける帯域幅や電力を制御する。このTX L1(PHY)137は、L1終端切替制御部136から入力されたMAC−PDUをそれぞれ異なるアンテナから送信する。
さらに、RS内送信側エンティティ130は、RLC終端切替制御部132−#1及び132−#2と、MAC終端切替制御部134と、L1終端切替制御部136とを有する。
RLC終端切替制御部132−#1は、後述の終端選択部170からの制御信号に基づき、RLC終端切替制御部132−#1へデータを入力させる入力元をTX PDCP131−#1またはバッファ113のいずれかへ切り替える。ここで、入力元がTX PDCP131−#1へ切り替えられた場合には、RS100はPDCP終端となり、バッファ113へ切り替えられた場合には、RS100はRLC終端となる。なお、RLC終端切替制御部132−#2の場合もRLC終端切替制御部132−#1と略同一であり、入力元がTX PDCP131−#2またはバッファ114のいずれかへ切り替えられる。
MAC終端切替制御部134は、後述の終端選択部170からの制御信号に基づき、MAC終端切替制御部134へデータを入力させる入力元をTX RLC133またはバッファ112のいずれかへ切り替える。ここで、入力元がバッファ112へ切り替えられた場合には、RS100はMAC終端となる。
L1終端切替制御部136は、後述の終端選択部170からの制御信号に基づき、L1終端切替制御部136へデータを入力させる入力元をTX MAC135またはバッファ111のいずれへ切り替える。ここで、入力元がバッファ111へ切り替えられた場合には、RS100はL1終端となる。
RRC(radio resource control)150は、無線リソースを制御するレイヤ3のエンティティである。図7では図示していないが、RRC150は、RX T1(PHY)121、RX MAC123及びRX RLC125と接続される。このRRC150は、eNB−RS間の回線品質を測定する回線品質測定部151と、UE30からRS−UE間に関する回線品質情報を受信する回線品質情報受信部152とを含む。
このうち、回線品質測定部151は、対eNBのエラーレートを測定する。具体的には、回線品質測定部151は、TrBLKに影響を与えるエラーレートとして、RS内受信側エンティティ120に含まれるRX T1(PHY)121からエラーレート(CRCエラー率)を対eNBのエラーレートとして取得する。なお、回線品質測定部151は、RS内受信側エンティティ120に含まれるRX MAC123からHARQによるACK/NACK率を対eNBのエラーレートとして測定することもできる。
回線品質情報受信部152は、RS内送信側エンティティ130に含まれるエンティティとUE30の間で行われる通信のエラーレートを回線品質情報としてUE30から受信する。
ここで、UE30は、RS100との間で通信を行っている場合に、L1(PHY)31、MAC32又はRLC33でエラーレートを測定する。UE30は、このようにして測定したエラーレートをRS100へ送信する。このとき、UE30は、TrBLKに影響を与えるエラーレートとして、UE30のL1(PHY)31で測定されたエラーレート(CRCエラー率)をRS100へ送信する。なお、回線品質情報受信部152は、このようにしてUE30から送信されたエラーレートを対UEのエラーレートとして受信する。また、回線品質情報受信部152は、UE30からHARQによるACK/NACK率を受信したり、RS内送信側エンティティ130に含まれるTX MAC135からACK/NACK率を対UEのエラーレートとして受信することもできる。
終端選択部170は、レイヤ1、MACサブレイヤ、RLCサブレイヤまたはPDCPサブレイヤのうちいずれを終端とするかを選択する。具体的に説明すると、終端選択部170は、回線品質測定部151によって測定された対eNBのエラーレートと、MAC終端切替制御部134によって受信された対UEのエラーレートとの差に基づき、終端とするレイヤを選択する。なお、以下では、対eNBのエラーレートから対UEのエラーレートを減算した場合の差を閾値と比較するが、対UEのエラーレートから対eNBのエラーレートを減算した場合の差を閾値と比較することとしてもかまわない。
例えば、終端選択部170は、エラーレートの差がMAC閾値未満である場合には、レイヤ1を終端と選択し、受信側及び送信側で該当する終端切替制御部にL1終端切替制御指示を行う。具体的に説明すると、終端選択部170は、L1終端切替制御部122にRX L1(PHY)121で受信したデータをバッファ111へ出力するように制御信号を送る。これとともに、終端選択部170は、L1終端切替制御部136にバッファ111からデータを入力するように制御信号を送る。ここで、L1終端は、エラーレートの差がゼロの時に選択されるのが最も好ましく、ゼロから大きくなればなるほど送信データが不到達となるリスクが高くなる。このため、MAC閾値としては、不到達となるリスクが所定値以下に収まる程度の値が好ましい。
また、終端選択部170は、エラーレートの差がMAC閾値以上であり、かつRLC閾値未満である場合には、MACを終端と選択し、受信側及び送信側で該当する終端切替制御部にMAC終端切替制御指示を行う。具体的に説明すると、終端選択部170は、L1終端切替制御部122にRX L1(PHY)121で受信したデータをRX MAC123へ出力するように制御信号を送る。また、終端選択部170は、MAC終端切替制御部124にRX MAC123から入力されるデータをバッファ112へ出力するように制御信号を送る。さらに、終端選択部170は、MAC終端切替制御部134にバッファ112からデータを入力するように制御信号を送る。また、終端選択部170は、L1終端切替制御部136にTX MAC135からデータを入力するように制御信号を送る。
また、終端選択部170は、エラーレートの差がRLC閾値以上であり、かつPDCP閾値未満である場合には、RLC(ここでは論理チャネル#1とする)を終端と選択し、受信側及び送信側で該当する終端切替制御部にRLC終端切替制御指示を行う。具体的に説明すると、終端選択部170は、L1終端切替制御部122にRX L1(PHY)121で受信したデータをRX MAC123へ出力するように制御信号を送る。また、終端選択部170は、MAC終端切替制御部124にRX MAC123から入力されるデータをRX RLC125−#1へ出力するように制御信号を送る。さらに、終端選択部170は、RLC終端切替制御部126−#1にRX RLC125−#1から入力されるデータをバッファ113へ出力するように制御信号を送る。また、終端選択部170は、RLC終端切替制御部132−#1にバッファ113からデータを入力するように制御信号を送る。さらに、終端選択部170は、MAC終端切替制御部134にTX RLC133−#1からデータを入力するように制御信号を送る。また、終端選択部170は、L1終端切替制御部136にTX MAC135からデータを入力するように制御信号を送る。
また、終端選択部170は、エラーレートの差がPDCP閾値以上である場合には、PDCP(ここでは論理チャネル#1とする)を終端と選択し、受信側及び送信側で該当する終端切替制御部にPDCP終端切替制御指示を行う。具体的に説明すると、終端選択部170は、L1終端切替制御部122にRX L1(PHY)121で受信したデータをRX MAC123へ出力するように制御信号を送る。また、終端選択部170は、MAC終端切替制御部124にRX MAC123から入力されるデータをRX RLC125−#1へ出力するように制御信号を送る。さらに、終端選択部170は、RLC終端切替制御部126−#1にRX RLC125−#1から入力されるデータをRX PDCP127−#1へ出力するように制御信号を送る。また、終端選択部170は、RLC終端切替制御部132−#1にTX PDCP131−#1からデータを入力するように制御信号を送る。さらに、終端選択部170は、MAC終端切替制御部134にTX RLC133−#1からデータを入力するように制御信号を送る。また、終端選択部170は、L1終端切替制御部136にTX MAC135からデータを入力するように制御信号を送る。
これらMAC閾値、RLC閾値およびPDCP閾値は、例えば管理者によって予め設定され、図示しない記憶部に記憶される。また、バッファ111〜116は、例えばRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ(flash memory)などの半導体メモリ素子である。なお、バッファ111〜116は、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置であってもよい。また、図7のごとく、エンティティ個別に設ける必要はなく、1つの記憶デバイスとしてもよい。
RS内受信側エンティティ120に含まれる各エンティティ、RS内送信側エンティティ130に含まれる各エンティティは、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)のような集積回路、または、CPU(Central Processing Unit)である。また、RRC150および終端選択部170は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)のような集積回路、または、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などの電子回路である。
[RS100の処理の流れ]
次に、本実施例に係るRSの処理の流れについて説明する。図8は、実施例2に係る終端切替制御処理の手順を示すフローチャートである。この終端切替制御処理は、eNB−RS−UE間が通信中である場合に再帰的に実行される処理である。
図8に示すように、回線品質測定部151は、RS内受信側エンティティ120のうち終端のエンティティを対象に対eNBのエラーレートを回線品質として測定する(ステップS101)。また、MAC終端切替制御部134は、UE30から送信されたエラーレートを対UEのエラーレートとして受信する(ステップS102)。
ここで、終端選択部170は、回線品質測定部151によって測定された対eNBのエラーレートと、MAC終端切替制御部134によって受信された対UEのエラーレートとの差がMAC閾値以上であるか否かを判定する(ステップS103)。
このとき、エラーレートの差がMAC閾値未満である場合(ステップS103No)には、終端選択部170は、レイヤ1を終端と選択し、受信側及び送信側で該当する終端切替制御部にL1終端切替制御指示を行う(ステップS104)。
一方、エラーレートの差がMAC閾値以上である場合(ステップS103Yes)には、終端選択部170は、エラーレートの差がRLC閾値以上であるか否かをさらに判定する(ステップS105)。
そして、エラーレートの差がRLC閾値未満である場合(ステップS105No)には、終端選択部170は、MACを終端と選択し、受信側及び送信側で該当する終端切替制御部にMAC終端切替制御指示を行う(ステップS106)。
また、エラーレートの差がRLC閾値以上である場合(ステップS105Yes)には、終端選択部170は、エラーレートの差がPDCP閾値以上であるか否かをさらに判定する(ステップS107)。
このとき、エラーレートの差がPDCP閾値未満である場合(ステップS107No)には、終端選択部170は、RLCを終端と選択し、受信側及び送信側で該当する終端切替制御部にRLC終端切替制御指示を行う(ステップS108)。
また、エラーレートの差がPDCP閾値以上である場合(ステップS107Yes)には、終端選択部170は、PDCPを終端と選択し、受信側及び送信側で該当する終端切替制御部にPDCP終端切替制御指示を行う(ステップS109)。
なお、ここでは、上記のフローチャートで説明したステップS101とステップS102とは、図示の順序には拘束されず、任意の順序で処理を実行させてよく、また、各々の処理を並列に処理させてもよい。また、ステップS103と、ステップS105と、ステップS107とは、閾値を判定する順序を逆にすることもできる。
[実施例2の効果]
上述してきたように、本実施例に係るRS100によれば、無線環境(回線品質)に関する短所が最小化されるとともに回線品質に関する長所が最大化されたレイヤを終端として定めることができ、無線環境に適合したプロトコルを構成することができる。特に、ダウンリンクの場合には、UEの移動によってeNB−RS間に比べて無線環境が不安定になりがちになるが、RS−UE間でも無線環境に適合したプロトコルを構成できる。このため、eNB−RS−UE間での再送回数が減る結果、スループットを向上させることができる。
また、本実施例によれば、論理チャネルごとに終端切替制御を行うことができ、移動端末ごとに無線環境に適合したプロトコルを構成することができる。
さて、上記の実施例2では、eNB−RS−UE間の回線品質に基づいて終端とするレイヤを選択する場合を例示したが、これに限定されるものではなく、他の基準に基づいて終端とするレイヤを選択してもよい。そこで、実施例3では、eNB−UE間で伝送されるデータのサービス種別に応じて、いずれのレイヤまたはサブレイヤを終端とするかを選択する場合を説明する。
すなわち、図2〜図6を用いて説明したように、同じレイヤ2の中でもMACサブレイヤは、他のレイヤ2のサブレイヤが終端とされる場合よりも遅延が少なく、音声などのリアルタイム性が重視されるデータを伝送する場合に好適である。また、RLCサブレイヤは、再送制御および順番制御を実行するので、文書や画像などのように送達確認の担保が重視されるファイルを伝送する場合に好適である。このようなレイヤ2のサブレイヤまたはレイヤ1の長所とサービスを適合させるべく、本実施例に係るRS200は、受信データのサービス種別を取得するサービス種別取得部153をRRC150に付加する。なお、本実施例に係るRS200は、サービス種別取得部153を有する他は図7と同様の構成であるので、この説明を実施例3に係るRS200のブロック図に代用するものとする。
このサービス種別取得部153は、RRC接続要求時にUE30によって指定されるサービスの種別を取得する。具体的に説明すると、eNB−RS−UE間でRRCコネクションを確立する際には、UE30はeNB20へRRC接続要求を送信する。このとき、UE30によって音声系サービス、パケットサービスまたはその他のサービスが指定されるので、サービス種別取得部153は、UE30から受信したRRC接続要求をeNB20へ転送する際にサービス種別を取得する。なお、サービス種別取得部153は、このようにして取得したサービス種別を論理チャネルごとに保持する。
終端選択部170は、サービス種別取得部153によって取得されたサービス種別が音声系サービスである場合には、MACを終端と選択し、受信側及び送信側で該当する終端切替制御部にMAC終端切替制御指示を行う。また、終端選択部170は、サービス種別取得部153によって取得されたサービス種別がパケットサービスである場合には、RLCを終端と選択し、受信側及び送信側で該当する終端切替制御部にRLC終端切替制御指示を行う。なお、本実施例では、サービス種別がパケットサービスである場合に、RLCを終端と選択する場合を例示したが、PDCPを終端として選択してもRLC終端と同様に送達確認を担保できる。
次に、本実施例に係るRSの処理の流れを説明する。図9は、実施例3に係る終端切替制御処理の手順を示すフローチャートである。この終端切替制御処理は、eNB−RS−UE間が通信中である場合に再帰的に実行される処理である。なお、上記のサービス種別は、サービス種別取得部153がRRC接続要求時に取得したものとして説明を進める。
図9に示すように、RRC接続要求時に得たサービス種別が音声であった場合(ステップS201Yes)に、終端選択部170は、MACを終端と選択し、受信側及び送信側で該当する終端切替制御部にMAC終端切替制御指示を行う(ステップS202)。
一方、サービス種別がパケットであった場合(ステップS203Yes)には、終端選択部170は、RLCを終端と選択し、受信側及び送信側で該当する終端切替制御部にRLC終端切替制御指示を行う(ステップS204)。
また、サービス種別が音声でもなく、また、パケットでもなかった場合(ステップS201NoかつS203No)には、終端選択部170は、以降のステップS205〜S213までの処理として、図8に示したステップS101〜S109と同様の処理を行う。
つまり、終端選択部170は、対eNBのエラーレートと対UEのエラーレートの差と3つの閾値を比較して、回線品質に基づく終端切替を行う。例えば、エラーレートの差がMAC閾値未満であれば、終端選択部170は、レイヤ1を終端として選択する。また、エラーレートの差がMAC閾値以上であり、かつRLC閾値未満であれば、終端選択部170は、MACサブレイヤを終端として選択する。また、エラーレートの差がRLC閾値以上であり、かつPDCP閾値未満であれば、終端選択部170は、RLCサブレイヤを終端として選択する。また、エラーレートの差がPDCP閾値以上であれば、終端選択部170は、PDCPサブレイヤを終端として選択する。
なお、上記のフローチャートで説明したステップS201とステップS203は、図示の順序には拘束されず、順序を入れ替えて処理を実行させてもよい。
例えば、論理チャネル(LCH:Logical CHannel)#1のサービス種別として音声、LCH#2のサービス種別としてパケットが取得された場合の終端切替を例示する。終端選択部170は、サービス種別取得部153より受け取った各LCHのサービス種別に応じて受信側及び送信側で該当する終端切替制御部に終端切替制御指示を行う。
まず、RS受信側の終端切替を説明すると、終端選択部170は、L1終端切替制御部122にRX L1(PHY)121で受信したデータをRX MAC123へ出力するように制御信号を送る。また、終端選択部170は、MAC終端切替制御部124にRX MAC123から入力されるデータのうちLCH#1のデータをバッファ112へ出力するように制御信号を送る。さらに、終端選択部170は、MAC終端切替制御部124にRX MAC123から入力されるデータのうちLCH#2のデータをRX RLC125−#2へ出力するように制御信号を送る。また、終端選択部170は、RLC終端切替制御部126−#2にRX RLC125−#2から入力されるデータをバッファ114へ出力するように制御信号を送る。
続いて、RS送信側の終端切替を説明すると、終端選択部170は、RLC終端切替制御部132−#2にバッファ114からデータを入力するように制御信号を送る。さらに、終端選択部170は、MAC終端切替制御部134にTX RLC133−#2からデータを入力するように制御信号を送る。また、終端選択部170は、MAC終端切替制御部134にバッファ112からデータ(LCH#1のデータ)を入力するように制御信号を送る。最後に、終端選択部170は、L1終端切替制御部136にTX MAC135からデータを入力するように制御信号を送る。
このような終端切替により、LCH#1のデータ(受信側)は、RXL1(PHY)121、L1終端切替制御部122、RX MAC123、MAC終端切替制御部124を経由してバッファ112に届く。LCH#1のデータ(送信側)は、バッファ112、MAC終端切替制御部134、TX MAC135、L1終端切替制御部136、TX L1(PHY)137を経由してUE30へ届く。
一方、LCH#2のデータ(受信側)は、RXL1(PHY)121、L1終端切替制御部122、RX MAC123、MAC終端切替制御部124、RX RLC125−#2、RLC終端切替制御部126−#2を経由してバッファ114へ届く。LCH#2のデータ(送信側)は、バッファ114、RLC終端切替制御部132−#2、TX RLC133−#2、MAC終端切替制御部134、TX MAC135、L1終端切替制御部136、TX L1(PHY)137を経由してUE30へ届く。
これによって、一方のLCH#1のデータは、順序制御を行わずに遅延を抑えたままUE30へ送信し、他方のLCH#2のデータは、再送制御および順序制御を行って送達確認を取ることができる。このため、レイヤ3(ネットワーク層)での送達確認を待つ必要がなくなりスループットを向上させることができる。
[実施例3の効果]
上述してきたように、本実施例に係るRS200によれば、サービス種別に関する短所が最小化されるとともにサービス種別に関する長所が最大化されたレイヤを終端として定めることができ、サービス種別に適合したプロトコルを構成することができる。
[変形例および応用例]
また、上記の実施例1及び2では、eNB−RS間とRS−UE間における回線品質に基づいて終端を切り替える例を説明し、また、上記の実施例3では、受信データのサービス種別に応じて終端を切り替える例を説明した。これらの実施例に限らず、RSは他の要因に基づいて終端を切り替えることとしてもかまわない。
また、上記の実施例2及び3では、対eNBのエラーレートと対UEのエラーレートの差に基づき、終端切替を行う場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、2つのエラーレートのうち1つだけを用いる場合でも、終端選択部170は回線品質に基づき終端切替を行うことができる。例えば、終端選択部170は、対UEのエラーレートを時系列に監視し、対UEのエラーレートの最低値や平均値などの履歴を保持する。そして、終端選択部170は、回線品質情報受信部152によって新たに受信された対UEのエラーレートが履歴として保持した対UEのエラーレートの最低値または平均値よりも小さくなった場合に、終端とするサブレイヤまたはレイヤを下位層に変更してもよい。
また、上記の実施例1〜3では、eNB−RS−UE間で終端の切替を行う場合を説明したが、この組合せに限定されない。上記の実施例1〜3で説明したRSは、eNB−RS−RS間、RS−RS−UE間やRS−RS−RS間で中継を行う場合にも終端の切替を同様に行うことができる。
また、図示した各装置の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図7に示したバッファ111〜116を1つに統合してもよい。また、終端選択部170をRS100または200の外部装置としてネットワーク経由で接続するようにしてもよい。また、回線品質測定部151、回線品質情報受信部152、終端選択部170を別の装置がそれぞれ有し、ネットワーク接続されて協働することで、上記のRS100の機能を実現するようにしてもよい。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともできる。例えば、終端選択部170がレイヤ1、MACサブレイヤ、RLCサブレイヤ又はPDCPサブレイヤを自動的に選択する場合を説明したが、RSの外部にボタンやレバーなどのメカスイッチを設けて手動で選択させることもできる。
20 eNB
30 UE
100 RS
111,112,113,114,115,116 バッファ
120 RS内受信側エンティティ
121 RX L1
122 L1終端切替制御部
123 RX MAC
124 MAC終端切替制御部
125−#1,125−#2 RX RLC
126−#1,126−#2 RLC終端切替制御部
127−#1,127−#2 RX PDCP
130 RS内送信側エンティティ
131−#1,131−#2 TX PDCP
132−#1,132−#2 RLC終端切替制御部
133−#1,133−#2 TX RLC
134 MAC終端切替制御部
135 TX MAC
136 L1終端切替制御部
137 TX L1
150 RRC
151 回線品質測定部
152 回線品質情報受信部
170 終端選択部

Claims (6)

  1. 無線基地局から受信した対象データを中継して、移動端末へ送信する中継局において、
    無線基地局との回線品質を測定する測定手段と、
    端末からの回線品質情報を受信する受信手段と、
    前記測定手段で測定された回線品質と前記受信手段で受信した回線品質情報との回線品質が異なる場合、前記受信した対象データを、物理レイヤと異なるレイヤの対象データに変更して、前記移動端末へ送信する送信手段と
    を備えたことを特徴とする中継局。
  2. 前記対象データのサービス種別を取得する取得手段をさらに備え、
    前記送信手段は、前記取得手段で取得されたサービス種別に応じて、前記受信した対象データを、物理レイヤと異なるレイヤの対象データに変更して、前記移動端末へ送信することを特徴とする請求項1に記載の中継局。
  3. 前記送信手段は、前記中継局で使用される論理チャネルごとに、前記受信した対象データを前記物理レイヤと異なるレイヤの対象データに変更することを特徴とする請求項1または2に記載の中継局。
  4. 無線基地局と移動端末の間を中継する中継局において、
    第1のレイヤの送受信を処理する第1の送受信手段と、
    第2のレイヤの第1のサブレイヤの送受信を処理する第2の送受信手段と、
    第2のレイヤの第2のサブレイヤの送受信を処理する第3の送受信手段と、
    前記第1の送受信手段まで、前記第2の送受信手段まで、或いは前記第3の送受信手段までのいずれを終端として、受信した対象データの送受信を処理させるかを切替制御する終端切替制御手段と
    を備えたことを特徴とする中継局。
  5. 無線基地局から受信した対象データを中継して、移動端末へ送信する中継局を有する通信システムにおいて、
    前記移動端末は、
    前記中継局との間における回線品質情報を送信する回線品質情報送信手段を備え、
    前記中継局は、
    前記無線基地局との回線品質を測定する測定手段と、
    前記回線品質情報送信手段によって送信された回線品質情報を受信する回線品質情報受信手段と、
    前記測定手段で測定された回線品質と前記回線品質情報受信手段で受信した回線品質情報との回線品質が異なる場合、前記受信した対象データを、物理レイヤと異なるレイヤの対象データに変更して、前記移動端末へ送信する送信手段と備えた
    ことを特徴とする通信システム。
  6. 無線基地局から受信した対象データを中継して、移動端末へ送信する中継局を有する通信システムに適用する通信方法において、
    前記移動端末が、
    前記中継局との間における回線品質情報を送信する回線品質情報送信ステップを含み、
    前記中継局が、
    前記無線基地局との回線品質を測定する測定ステップと、
    前記回線品質情報送信ステップによって送信された回線品質情報を受信する回線品質情報受信ステップと、
    前記測定ステップで測定された回線品質と前記回線品質情報受信ステップで受信した回線品質情報との回線品質が異なる場合、前記受信した対象データを、物理レイヤと異なるレイヤの対象データに変更して、前記移動端末へ送信する送信ステップと含んだ
    ことを特徴とする通信方法。
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