JPWO2010150735A1 - 配線シート、配線シート付き太陽電池セル、配線シートロール、太陽電池モジュール、および配線シートの製造方法 - Google Patents

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Abstract

n型用配線(12)とp型用配線(13)とが交互に間隔をあけて第1方向(50)とは異なる第2方向(51)に配列されて交互配列部(20)を構成しており、複数の交互配列部(20)が第1方向(50)に配列されており、第1方向(50)に隣り合う交互配列部(20)の間に交互配列部(20)の一方におけるn型用配線(12)と交互配列部(20)の他方におけるp型用配線(13)とを電気的に接続する接続用配線(14a,14b)が配置されており、第1方向(50)の少なくとも一方の端部が交互配列部(20)を含む、配線シート(10)、配線シート付き太陽電池セル、配線シートロール、太陽電池モジュール、および配線シート(10)の製造方法である。

Description

本発明は、配線シート、配線シート付き太陽電池セル、太陽電池モジュール、配線シートロールおよび配線シート付き太陽電池セルの製造方法に関する。
近年、エネルギ資源の枯渇の問題や大気中のCO2の増加のような地球環境問題などからクリーンなエネルギの開発が望まれており、特に太陽電池モジュールを用いた太陽光発電が新しいエネルギ源として開発、実用化され、発展の道を歩んでいる。
このような太陽電池モジュールを構成する太陽電池セルとしては、従来から、例えば単結晶または多結晶のシリコン基板の受光面にシリコン基板とは反対の導電型の不純物を拡散することによってpn接合を形成し、シリコン基板の受光面とその反対側の裏面にそれぞれ電極を形成した両面電極型太陽電池セルが主流となっている。また、近年では、シリコン基板の裏面にp型用電極とn型用電極の双方を形成したいわゆる裏面電極型太陽電池セルの開発も進められている。
たとえば、米国特許第5951786号明細書(特許文献1)には、絶縁性基材の表面上に電気的導電性を有する配線がパターンニングされており、配線上に裏面電極型太陽電池セルが電気的に接続された太陽電池モジュールが開示されている。
米国特許第5951786号明細書
上記の特許文献1に記載されている構成の太陽電池モジュールの作製はたとえば以下のようにして行なうことができる。
まず、たとえばポリマー材料などからなる網目状の絶縁性基材の表面上にパターンニングされた配線を形成する。
次に、網目状の絶縁性基材の表面上でパターンニングされた配線に裏面電極型太陽電池セルの電極を導電性接着剤を用いて接合することによって、裏面電極型太陽電池セルを網目状の絶縁性基材の表面上の配線に電気的に接続する。
そして、網目状の絶縁性基材の表面上の配線に電気的に接続された裏面電極型太陽電池セルをガラス基板と裏面電極型太陽電池セルとの間、および裏面保護シートと裏面電極型太陽電池セルとの間にそれぞれ設置された封止材に圧着しながら加熱処理することによって、裏面電極型太陽電池セルを封止材中に封止する。これにより、太陽電池モジュールが作製される。
ここで、封止材は、網目状の絶縁性基材の網目から裏面電極型太陽電池セルと配線との間に流れ込んで硬化させられることによってガラス基板と裏面保護シートとの間に裏面電極型太陽電池セルを封止することになる(特許文献1の第7欄第13〜28行目参照)。
特許文献1に記載の太陽電池モジュールにおいては、裏面電極型太陽電池セルと絶縁性基材との間に空間があると信頼性に問題が発生するため、絶縁性基材を網目状としておいて、シート状の封止材を絶縁性基材側に配置して加熱圧着させることにより、裏面電極型太陽電池セルと絶縁性基材との間に空間を充填するようにしている。
しかしながら、特許文献1に記載の太陽電池モジュールにおいては、裏面電極型太陽電池セルの電極の形状および裏面電極型太陽電池セルの配置に合わせて配線シートを1枚ずつ用意する必要があることから、太陽電池モジュールの製造効率が悪く、製造コストが高くなるという問題があった。
上記の事情に鑑みて、本発明の目的は、太陽電池モジュールを効率良く製造することができ、太陽電池モジュールの製造コストを低減することができる配線シート、配線シート付き太陽電池セル、配線シートロール、太陽電池モジュールおよび配線シート付き太陽電池セルの製造方法を提供することにある。
本発明は、半導体基板の一方の面側にn型用電極およびp型用電極が配置された裏面電極型太陽電池セルを接続するための配線シートであって、絶縁性基材と、絶縁性基材の表面上に設置された配線と、を含み、配線は、裏面電極型太陽電池セルのn型用電極を接続するための帯状のn型用配線の複数と、裏面電極型太陽電池セルのp型用電極を接続するための帯状のp型用配線の複数と、p型用配線とn型用配線とを電気的に接続する接続用配線とを有しており、n型用配線およびp型用配線はそれぞれ第1方向に伸長し、n型用配線とp型用配線とが交互に間隔をあけて第1方向とは異なる第2方向に配列されて交互配列部を構成しており、複数の交互配列部が第1方向に配列されており、第1方向に隣り合う交互配列部の間に交互配列部の一方におけるn型用配線と交互配列部の他方におけるp型用配線とを電気的に接続する接続用配線が配置されており、第1方向の少なくとも一方の端部が交互配列部を含む配線シートである。
ここで、本発明の配線シートにおいては、第1方向に隣り合う交互配列部の間の配線シートの領域に、交互配列部の数をカウントするためのカウント用パターンが設けられていることが好ましい。
また、本発明は、上記の配線シートと、半導体基板の一方の面側にn型用電極およびp型用電極が配置された裏面電極型太陽電池セルと、を含み、配線シートのn型用配線と、裏面電極型太陽電池セルのn型用電極とが電気的に接続されており、配線シートのp型用配線と、裏面電極型太陽電池セルのp型用電極とが電気的に接続されている、配線シート付き太陽電池セルである。
ここで、本発明の配線シート付き太陽電池セルにおいては、配線シートの第1方向の端部に含まれる交互配列部に、第2方向が長手方向となるように帯状の導電性部材が配置されていることが好ましい。
また、本発明は、上記の配線シートを含む、配線シートロールである。
また、本発明は、上記の配線シート付き太陽電池セルを含む、太陽電池モジュールである。
また、本発明は、上記の配線シートを製造する方法であって、第1方向に配列された交互配列部の数をカウントする工程と、少なくとも絶縁性基材を切断する工程と、を含む、配線シートの製造方法である。
さらに、本発明は、上記のカウント用パターンが設けられている配線シートを製造する方法であって、カウント用パターンの数をカウントする工程と、少なくとも絶縁性基材を切断する工程と、を含む、配線シートの製造方法である。
ここで、本発明の配線シートの製造方法において、少なくとも絶縁性基材を切断する工程は、交互配列部を含む部分を切断する工程を含むことが好ましい。
本発明によれば、太陽電池モジュールを効率良く製造することができ、太陽電池モジュールの製造コストを低減することができる配線シート、配線シート付き太陽電池セル、配線シートロール、太陽電池モジュールおよび配線シート付き太陽電池セルの製造方法を提供することができる。
本発明の配線シートの一例を配線の設置側から見た模式的な平面図である。 図1に示す配線シートの模式的な拡大平面図である。 図2のIII−IIIに沿った模式的な断面図である。 (a)は、本発明の配線シートの交互配列部の他の一例を配線の設置側から見た模式的な平面図であり、(b)は、(a)のIVb−IVbに沿った模式的な断面図である。 本発明の配線シートの他の一例を配線の設置側から見た模式的な平面図である。 図5に示す配線シートの模式的な拡大平面図である。 本発明の配線シートロールの一例の模式的な斜視図である。 本発明の配線シートロールの使用方法の一例を図解する模式的な側面図である。 本発明の配線シートの製造方法の一例の工程の一部を図解する模式的な平面図である。 本発明に用いられる裏面電極型太陽電池セルの一例の裏面の模式的な平面図である。 図10のXI−XIに沿った模式的な断面図である。 (a)は、本発明に用いられる裏面電極型太陽電池セルの他の一例の裏面の模式的な平面図であり、(b)は、(a)に示す裏面電極型太陽電池セルの模式的な側面図である。 (a)は、本発明に用いられる裏面電極型太陽電池セルの他の一例の裏面の模式的な平面図であり、(b)は、(a)に示す裏面電極型太陽電池セルの模式的な側面図である。 本発明の配線シート付き太陽電池セルの一例を受光面側から見たときの模式的な平面図である。 図14に示す配線シート付き太陽電池セルの模式的な拡大平面図である。 図14に示す配線シート付き太陽電池セルのXVI−XVIに沿った模式的な断面図である。 (a)および(b)は、図12に示す配線シート付き太陽電池セルの製造方法の一例について図解する模式的な断面図である。 (a)および(b)は、本発明の太陽電池モジュールの製造方法の一例を図解する模式的な断面図である。 (a)および(b)は、本発明の太陽電池モジュールの製造方法の他の一例を図解する模式的な断面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表わすものとする。
<配線シート>
図1に、本発明の配線シートの一例を配線の設置側から見た模式的な平面図を示す。配線シート10は、絶縁性基材11と、絶縁性基材11の表面上に設置された配線16とを有している。配線16は、交互配列部20と、第1の接続用配線14a、第2の接続用配線14b、第1の配線終端部14cおよび第2の配線終端部14dを備えている。
ここで、配線シート10の表面左側においては、2つの交互配列部20が第1方向50に配列されており、第1方向50において隣り合う交互配列部20の間に第1の接続用配線14aが設けられて、これらの交互配列部20を電気的に接続している。
配線シート10の表面左側の第1方向50において隣り合う、一方の交互配列部20が第1方向50の途中で第2方向51に沿って切断されており、他方の交互配列部20が第1の配線終端部14cと電気的に接続されている。
また、配線シート10の表面右側においても、2つの交互配列部20が第1方向50に配列されており、第1方向50において隣り合う交互配列部20の間に第2の接続用配線14bが設けられて、これらの交互配列部20を電気的に接続している。
配線シート10の表面右側の第1方向50において隣り合う、一方の交互配列部20が第1方向50の途中で第2方向51に沿って切断されており、他方の交互配列部20が第2の配線終端部14dと電気的に接続されている。
そして、配線シート10の第1方向50の一方の端部において、第1方向50の途中で第2方向51に沿って切断された交互配列部20が第2方向51に配列されている。これにより、図1に示す配線シート10は、第1方向50の一方の端部において、第1方向50の途中で第2方向51に沿って切断された交互配列部20を含んでいる。
上記において、絶縁性基材11の材質としては、電気絶縁性の材質であれば特に限定なく用いることができ、たとえば、ポリエチレンテレフタレート(PET:Polyethylene terephthalate)、ポリエチレンナフタレート(PEN:Polyethylene naphthalate)、ポリフェニレンサルファイド(PPS:Polyphenylene sulfide)、ポリビニルフルオライド(PVF:Polyvinyl fluoride)およびポリイミド(Polyimide)からなる群から選択された少なくとも1種の樹脂を含む材質を用いることができる。
また、絶縁性基材11の厚さは特に限定されず、たとえば25μm以上150μm以下とすることができる。
なお、絶縁性基材11は、1層のみからなる単層構造であってもよく、2層以上からなる複数層構造であってもよい。
また、配線16の材質としては、導電性の材質のものであれば特に限定なく用いることができ、たとえば、銅、アルミニウムおよび銀からなる群から選択された少なくとも1種を含む金属などを用いることができる。
また、配線16の厚さも特に限定されず、たとえば10μm以上50μm以下とすることができる。
また、配線16の少なくとも一部の表面には、たとえば、ニッケル(Ni)、金(Au)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、銀(Ag)、錫(Sn)、SnPbはんだ、およびITO(Indium Tin Oxide)からなる群から選択された少なくとも1種を含む導電性物質を設置してもよい。この場合には、配線シート10の配線16と後述する裏面電極型太陽電池セルの電極との電気的接続を良好なものとし、配線16の耐候性を向上させることができる傾向にある。
また、配線16の少なくとも一部の表面には、たとえば防錆処理や黒化処理などの表面処理を施してもよい。
なお、配線16も、1層のみからなる単層構造であってもよく、2層以上からなる複数層構造であってもよい。
また、第1の接続用配線14aの第2方向51の端部には絶縁性基材11の表面上において配線16が形成されていない領域であるカウント用パターン18が設けられているとともに、第2の接続用配線14bの第2方向51の端部にも絶縁性基材11の表面上において配線16が形成されていない領域であるカウント用パターン18が設けられている。
また、第1の配線終端部14cの第2方向51の端部にも絶縁性基材11の表面上において配線16が形成されていない領域であるカウント用パターン18が設けられているとともに、第2の配線終端部14dの第2方向51の端部にも絶縁性基材11の表面上において配線16が形成されていない領域であるカウント用パターン18が設けられている。
これらのカウント用パターン18は、たとえば、配線シート10の外側の領域に設けられて、交互配列部20の数をカウントするために用いられる。なお、第1の接続用配線14aおよび第2の接続用配線14bに設けられたカウント用パターン18は、第1方向50に隣り合う交互配列部20の間の配線シート10の領域に位置している。
また、上記において、カウント用パターン18としては、第1の接続用配線14aおよび第2の接続用配線14bにそれぞれ設けられた空隙を用いているが、この構成に限定されるものではない。配線シート10におけるカウント用パターン18の形成位置は特に限定されるものではないが、カウント用パターン18の形成の容易性および検出の容易性を向上させる観点からは、カウント用パターン18は、第1の接続用配線14a、第2の接続用配線14bおよび絶縁性基材11からなる群から選択された少なくとも1つに設けられていることが好ましい。また、カウント用パターン18は空隙に限定されるものでもなく、絶縁性基材11の表面上に設けられた配線16と同一の物質または異なる物質からなるものなどを用いることができる。さらに、カウント用パターン18は、絶縁性基材11に設けられた穿孔または切れ込みであってもよい。なお、カウント用パターン18は、必ずしも形成する必要はない。
なお、本明細書においては、第1方向50と第2方向51とが為す角度が90°である場合について説明するが、本発明においては、第1方向50と第2方向51とはそれぞれ異なる方向であればよく、第1方向50と第2方向51とが為す角度はたとえば90°±14°の範囲内のものとすることができる。また、本明細書において、第1方向50および第2方向51はそれぞれ本発明の図面の矢印の向きと同一方向、反対方向および双方向のいずれの意味も含んでおり、状況に応じて適宜使い分けることができる。
図2に、図1に示す配線シートの模式的な拡大平面図を示す。図2に示すように、交互配列部20は、第1方向50に伸長するn型用配線12と、第1方向50に伸長するp型用配線13と、が交互に間隔をあけて第2方向51に配列された配線領域である。
配線シート10の表面左側の第1方向50において隣り合う交互配列部20においては、左上の交互配列部20のn型用配線12と、左下の交互配列部20のp型用配線13とが第1の接続用配線14aによって電気的に接続されている。ここで、第1の接続用配線14aの第1方向50の一方の端には複数のn型用配線12のそれぞれの一端が電気的に接続されており、第1の接続用配線14aの第1方向50の他方の端には複数のp型用配線13のそれぞれの一端が電気的に接続されている。
また、配線シート10の表面右側の第1方向50において隣り合う交互配列部20においては、右上の交互配列部20のp型用配線13と、右下の交互配列部20のn型用配線12とが第2の接続用配線14bによって電気的に接続されている。ここで、第2の接続用配線14bの第1方向50の一方の端には複数のp型用配線13のそれぞれの一端が電気的に接続されており、第2の接続用配線14bの第1方向50の他方の端には複数のn型用配線12のそれぞれの一端が電気的に接続されている。
n型用配線12、p型用配線13、第1の接続用配線14aおよび第2の接続用配線14bはそれぞれ導電性であり、n型用配線12およびp型用配線13はそれぞれ第1方向50に伸長する帯状に形成されており、第1の接続用配線14aおよび第2の接続用配線14bはそれぞれ第2方向51に伸長する形状に形成されている。なお、図1に示す第1の配線終端部14cおよび第2の配線終端部14dもそれぞれ導電性であり、それぞれ第2方向51に伸長する形状に形成されている。
図3に、図2のIII−IIIに沿った模式的な断面図を示す。ここで、図3に示すように、配線シート10においては、絶縁性基材11の一方の表面上にのみn型用配線12およびp型用配線13が設置されており、n型用配線12とp型用配線13とは1本ずつ交互に所定の間隔をあけて配置されて交互配列部20を構成している。
図4(a)に、本発明の配線シートの交互配列部の他の一例を配線の設置側から見た模式的な平面図を示し、図4(b)に、図4(a)のIVb−IVbに沿った模式的な断面図を示す。
この例においても、n型用配線12およびp型用配線13はそれぞれ第1方向50に伸長する帯状に形成されており、第1の接続用配線14aおよび第2の接続用配線14bはそれぞれ第2方向51に伸長する形状に形成されている。そして、複数のn型用配線12のそれぞれの一端が第1の接続用配線14aに電気的に接続されており、複数のp型用配線13のそれぞれの一端が第2の接続用配線14bに電気的に接続されている。なお、図4(a)および図4(b)においては、説明の便宜上、カウント用パターン18については図示していない。
そして、1本の第1の接続用配線14aとそれに電気的に接続する複数の帯状のn型用配線12とから1つのn型用櫛形配線が構成されており、1本の第2の接続用配線14bとそれに電気的に接続する複数の帯状のp型用配線13とから1つのp型用櫛形配線が構成されている。
ここで、1つのn型用櫛形配線と1つのp型用櫛形配線とは互いの櫛歯が向かい合うようにして設置されており、n型用櫛形配線の櫛歯に相当する帯状のn型用配線12と、p型用櫛形配線の櫛歯に相当する帯状のp型用配線13とはそれぞれ1本ずつ交互に間隔をあけて第2方向51に配列されることにより交互配列部20を構成している。
なお、帯状のn型用配線12および/または帯状のp型用配線13は、その少なくとも一部の表面が三角形状および/または台形状となっていてもよい。
また、本発明において、「n型用配線とp型用配線とが交互に配列」の概念には、n型用配線とp型用配線とがそれぞれ1本ずつ交互に配列される場合だけでなく、隣り合うn型用配線の間に複数のp型用配線が配列されている場合、および隣り合うp型用配線の間に複数のn型用配線が配列されている場合も含まれる。
図5に、本発明の配線シートの他の一例を配線の設置側から見た模式的な平面図を示す。図5に示す配線シート10は、配線シート10の第1方向50の一方の端部において、第1方向50の途中で第2方向51に沿って切断された交互配列部20が第2方向51に配列されており、第2方向51において隣り合う交互配列部20が導電性部材71によって電気的に接続されていることを特徴としている。
これにより、配線シート10の一方の端部が交互配列部20を含むとともに、配線シート10においては、左上の交互配列部20と左下の交互配列部20とが電気的に接続され、左下の交互配列部20と右下の交互配列部20とが電気的に接続され、右下の交互配列部20と右上の交互配列部20とが電気的に接続される。これにより、図5に示す配線シート10においては、交互配列部20がU字状に電気的に接続され、後述する裏面電極型太陽電池セルで発生した電力を第1の配線終端部14cおよび第2の配線終端部14dからそれぞれ取り出すことができる。なお、交互配列部20の第1方向50の配列数は2個に限定されず、第2方向51の配列数も2個に限定されないことは言うまでもない。
図6に図5に示す配線シート10の模式的な拡大平面図を示す。図6に示すように、配線シート10の一方の端部は、第2方向51に沿って切断されたn型用配線12およびp型用配線13からなる配線の形成部と、隣り合うn型用配線12とp型用配線13との間の空隙からなる配線の空隙部とが交互に配列された構成となる。そして、配線の空隙部を介して配列された配線の形成部が導電性部材71によって電気的に接続されている。配線の形成部と導電性部材71との接続にたとえばはんだを用いる方法などの加熱を要する方法を用いる場合には、当該加熱によって配線シート10の絶縁性基材11と配線16との熱膨張率の差に起因する配線シート10のシワや波打ちの発生が懸念される。しかしながら、配線の空隙部を介して配列された配線の形成部を導電性部材71で電気的に接続することによって、配線の空隙部には導電性部材71が接続されないため、複数の配線の空隙部にて配線シート10のシワを分散させることができ、配線シート10のシワや波打ちが大きくなることを抑制することができる。
また、図5に示す配線シート10においては、配線シート10の一方の端部における切断された交互配列部20の切断面が導電性部材71から第1方向50にはみ出す構成となっているが、導電性部材71からはみ出さない構成としてもよい。この場合には、交互配列部20の切断面を導電性部材71で被覆することができるため、交互配列部20の切断面を構成するn型用配線12およびp型用配線13が絶縁性基材11から剥離することで太陽電池モジュールの封止性能や絶縁性能が低下するのを抑制することができる。
導電性部材71としては、導電性の材質のものであれば特に限定なく用いることができる。また、導電性部材71とn型用配線12との電気的な接続および導電性部材71とp型用配線13との電気的な接続はそれぞれ、たとえば、はんだを用いる方法等の従来から公知の方法を用いることができる。また、はんだを用いる方法以外にも、溶接などによって、導電性部材71とn型用配線12との電気的な接続および導電性部材71とp型用配線13との電気的な接続をそれぞれ行なってもよい。また、はんだを用いる方法や溶接を用いる方法などの加熱を要する方法以外にも、たとえば超音波などを用いた加熱を要しない方法も用いることができ、加熱を要しない方法を用いた場合には、配線シート10の絶縁性基材11と配線16との熱膨張率の差に起因する配線シート10のシワや波打ちの発生を抑制することができる。
<配線シートの製造方法>
以下に、図1に示す配線シート10の製造方法の一例について説明する。まず、たとえばPENフィルムなどの絶縁性基材11を用意し、その絶縁性基材11の一方の表面の全面にたとえば金属箔または金属プレートなどの導電性物質を貼り合わせる。たとえば所定の幅にカットされた絶縁性基材のロールを引き出し、絶縁性基材の一方の表面に接着剤を塗布し、絶縁性基材の幅よりやや小さくカットされた金属箔のロールを重ね合わせて加圧・加熱することで貼り合わせることができる。
次に、絶縁性基材11の表面に貼り合わされた導電性物質の一部をフォトエッチングなどにより除去して導電性物質をパターンニングすることによって、絶縁性基材11の表面上にパターンニングされた導電性物質からなるn型用配線12、p型用配線13、第1の接続用配線14a、第2の接続用配線14b、第1の配線終端部14cおよび第2の配線終端部14dを含む配線16ならびにカウント用パターン18を形成する。
次に、絶縁性基材11の表面上に設けられた交互配列部20の第1方向50の任意の箇所で、絶縁性基材11とともに交互配列部20を第2方向51に切断する。第1方向50の途中で交互配列部20を第2方向51に切断することにより、第1方向50に任意の数の交互配列部20が配列された配線シート10を作製することができる。
このように、図1に示す配線シート10は、絶縁性基材11上の第1方向50に所定のパターンの配線16を連続して設け、交互配列部20を備えた絶縁性基材11を第1方向50の任意の箇所で第2方向51に切断することによって作製することができる。したがって、従来のように裏面電極型太陽電池セルの配置に合わせて配線シートを1枚ずつ用意する必要がないことから、太陽電池モジュールを効率良く製造することができ、太陽電池モジュールの製造コストを低減することができる。
また、図5に示す配線シート10は、上記のようにして配線シート10の一方の端部において切断された交互配列部20に帯状の導電性部材71をその長手方向が第2方向51に一致するように貼り付ける。これにより、第2方向51に沿って切断された複数のn型用配線12およびp型用配線13からなる配線のそれぞれを導電性部材71を介して電気的に接続することができるため、後述する裏面電極型太陽電池セルで発生した電力を特定のn型用配線12またはp型用配線13に集中させることなく導電性部材71に導くことができ、裏面電極型太陽電池セルと導電性部材71との間の電気抵抗を低減することができる。
また、図5に示すように、導電性部材71が第2方向51において隣り合う交互配列部20同士を電気的に接続してもよい。これにより、配線シート10の一方の端部に位置し、かつ第2方向51において隣り合う交互配列部20同士を電気的に接続して、絶縁性基材11上の交互配列部20をU字状に電気的に接続することができる。以上により、図5に示す配線シート10を作製することができる。
また、絶縁性基材11の第1方向50の両端の交互配列部20をそれぞれ第2方向51に切断してもよい。この場合には、両端の交互配列部20のそれぞれに帯状の導電性部材71をその長手方向が第2方向51に一致するように貼り付けて、一方の端の交互配列部20に貼り付けられた第2方向51において隣り合う導電性部材71同士を電気的に接続して配線シート10を作製してもよい。この場合にも、図5に示す配線シート10と同様に、絶縁性基材11上の交互配列部20をU字状に電気的に接続することができ、後述する裏面電極型太陽電池セルで発生した電力は、第2方向51において隣り合う導電性部材71同士を電気的に接続していない他方の端の導電性部材71のそれぞれから取り出される。なお、交互配列部20をU字状に電気的に接続する手段として、1つの導電性部材71で第2方向51において隣り合う交互配列部20同士を電気的に接続するようにしてもよい。
<配線シートロール>
図7に、本発明の配線シートロールの一例の模式的な斜視図を示す。ここで、配線シートロールは、たとえば、図1に示される形状の配線16が絶縁性基材11の表面上で連続して形成された長尺の配線シート10を芯22に巻き取ることにより形成されている。なお、芯22としては、配線シート10を巻き取ることができるものを特に限定なく用いることができる。
以上のような構成の配線シートロールを用いて配線シート10を製造する方法の一例を以下に説明する。まず、たとえば図8の模式的側面図に示すように、配線シートロールから配線16を備えた絶縁性基材11を引き出す。
次に、絶縁性基材11を引き出した際に、カウント用パターン18を検出することが可能な検出器91によって、検出器91を通過したカウント用パターン18の数をカウントする。これにより、検出器91を通過した交互配列部20の数をカウントすることができるため、所望する数の交互配列部20を備えた絶縁性基材11を引き出して、たとえば図9の模式的平面図に示すように、第1方向50の途中で切断線61に沿って第2方向51に絶縁性基材11とともに交互配列部20を切断することができる。
なお、カウント用パターン18の有無に関わらず、交互配列部20の数をカウントしてもよい。たとえば、交互配列部20の数のカウントは交互配列部20を画像認識してカウントしてもよく、第1方向50の交互配列部20の間にある第1の接続用配線14aおよび第2の接続用配線14bを認識してカウントしてもよい。
以上のような交互配列部20を備えた絶縁性基材11を有する配線シートロールを用いた場合には、配線シートロールから必要な長さに応じて配線シート10を様々な長さに引き出して切り取って用いることができるため、1本の共通した配線シートロールを用いて様々な大きさの配線シート付き太陽電池セルおよび太陽電池モジュールを作製することが可能となる。したがって、上記構成の配線シートロールを用いることによって、従来のように裏面電極型太陽電池セルの電極の形状および裏面電極型太陽電池セルの大きさなどに合わせて配線シートを1枚ずつ用意する必要がないことから、太陽電池モジュールを効率良く製造することができ、太陽電池モジュールの製造コストを低減することができる。
また、図5に示す配線シート10は、上記のようにして配線シートロールから切り取られた配線シート10の一方の端部において切断された交互配列部20に1本の帯状の導電性部材71をその長手方向が第2方向51に一致するように貼り付けることにより作製することができる。
また、配線シートロールから第1方向50に引き出された配線シート10の第1方向50の両端をそれぞれ第2方向51に沿って切り取った後に、切り取られた配線シート10の一方の端部において途中で切断された2つの交互配列部20に1本の帯状の導電性部材をその長手方向が第2方向51に一致するように貼り付けることによって配線シート10を作製してもよい。
<裏面電極型太陽電池セル>
図10に、本発明に用いられる裏面電極型太陽電池セルの一例の裏面の模式的な平面図を示す。ここで、裏面電極型太陽電池セル30においては、n型用電極34およびp型用電極35がそれぞれ帯状に形成されており、帯状のn型用電極34と帯状のp型用電極35とが半導体基板31の裏面上において、1本ずつ交互に所定の間隔をあけて配置されている。
また、裏面電極型太陽電池セル30の周縁の一部には、n型用電極34およびp型用電極35が形成されていない部分である電極非形成部38が設けられており、電極非形成部38は、たとえば、裏面電極型太陽電池セル30を配線シート10上の正確な位置に設置するためのアライメントマークとすることができる。
なお、裏面電極型太陽電池セル30の裏面のn型用電極34およびp型用電極35のそれぞれの形状および配置は、図10に示す構成に限定されず、配線シート10のn型用配線12およびp型用配線13にそれぞれ電気的に接続可能な形状および配置であればよい。
また、裏面電極型太陽電池セル30のn型用電極34の少なくとも一部の表面および/またはp型用電極35の少なくとも一部の表面には、たとえば、ニッケル(Ni)、金(Au)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、銀(Ag)、銅(Cu)、錫(Sn)、SnPbはんだ、SnBiはんだ、およびITO(Indium Tin Oxide)からなる群から選択された少なくとも1種を含む導電性物質を設置してもよい。この場合には、配線シート10の配線16(n型用配線12、p型用配線13)と裏面電極型太陽電池セル30の電極(n型用電極34、p型用電極35)との電気的接続を良好なものとし、裏面電極型太陽電池セル30の電極(n型用電極34、p型用電極35)の耐候性を向上させることができる傾向にある。
また、裏面電極型太陽電池セル30のn型用電極34の少なくとも一部の表面および/またはp型用電極35の少なくとも一部の表面には、たとえば防錆処理などの表面処理を施してもよい。
図11に、図10のXI−XIに沿った模式的な断面図を示す。ここで、裏面電極型太陽電池セル30は、たとえばn型またはp型のシリコン基板などの半導体基板31と、裏面電極型太陽電池セル30の受光面となる半導体基板31の凹凸表面側に形成された反射防止膜37と、裏面電極型太陽電池セル30の裏面となる半導体基板31の裏面側に形成されたパッシベーション膜36とを有している。
図12(a)に、本発明に用いられる裏面電極型太陽電池セルの他の一例の裏面の模式的な平面図を示し、図12(b)に、図12(a)に示す裏面電極型太陽電池セルの模式的な側面図を示す。
この例においても、n型用電極34およびp型用電極35はそれぞれ帯状に形成されており、帯状のn型用電極34と帯状のp型用電極35とはそれぞれ1本ずつ交互に間隔をあけて半導体基板31上に配列されている。
なお、帯状のn型用電極34および/または帯状のp型用電極35は、その少なくとも一部の表面が三角形状および/または台形状となっていてもよい。
また、本発明において、「n型用電極とp型用電極とが交互に配列」の概念には、n型用電極とp型用電極とがそれぞれ1本ずつ交互に配列される場合だけでなく、隣り合うn型用電極の間に複数のp型用電極が配列されている場合、および隣り合うp型用電極の間に複数のn型用電極が配列されている場合も含まれる。
図13(a)に、本発明に用いられる裏面電極型太陽電池セルの他の一例の裏面の模式的な平面図を示し、図13(b)に、図13(a)に示す裏面電極型太陽電池セルの模式的な側面図を示す。
この例においては、n型用電極34およびp型用電極35はそれぞれドット状に形成されており、ドット状の複数のn型用電極34およびドット状の複数のp型用電極35はそれぞれ直線状に配列されている。そして、ドット状の複数のn型用電極34からなる列と、ドット状の複数のp型用電極35からなる列とはそれぞれ1列ずつ交互に間隔をあけて配列されている。
なお、「直線状に配列」の概念は、少なくともある方向に進行する配列であればよく、n型用電極および/またはp型用電極が純粋な直線上への配列されている場合だけでなく、その少なくとも一部がジグザグに配列にされている場合も含まれる。また、複数のn型用電極からなる列におけるn型用電極同士の間隔および/または複数のp型用電極からなる列におけるp型用電極同士の間隔はそれぞれ均等でなくてもよい。
また、「複数のn型用電極からなる列と、複数のp型用電極からなる列とが交互に配列」の概念には、n型用電極の列とp型用電極の列とがそれぞれ1本ずつ交互に配列される場合だけでなく、隣り合うn型用電極の列の間にp型用電極の列が複数配列されている場合、および隣り合うp型用電極の列の間にn型用電極の列が複数配列されている場合も含まれる。
また、半導体基板31の裏面側には、たとえばリンなどのn型不純物が拡散して形成されたn型不純物拡散領域32と、たとえばボロンなどのp型不純物が拡散して形成されたp型不純物拡散領域33と、が所定の間隔を空けて交互に形成されているとともに、半導体基板31の裏面側のパッシベーション膜36に設けられたコンタクトホールを通してn型不純物拡散領域32に接するn型用電極34およびp型不純物拡散領域33に接するp型用電極35がそれぞれ設けられている。
また、n型またはp型の導電型を有する半導体基板31の裏面側には、n型不純物拡散領域32またはp型不純物拡散領域33と半導体基板31内部との界面において複数のpn接合が形成されることになる。半導体基板31がn型またはp型のいずれの導電型を有していても、n型不純物拡散領域32およびp型不純物拡散領域33はそれぞれ半導体基板31内部と接合していることから、n型用電極34およびp型用電極35はそれぞれ半導体基板31の裏面側に形成された複数のpn接合にそれぞれ対応する電極となる。
また、半導体基板31としては、たとえば、n型またはp型の多結晶シリコンまたは単結晶シリコンなどからなるシリコン基板などを用いることができる。なお、半導体基板31としては、裏面側でpn接合を形成するには、単結晶であることが好ましい。
また、n型用電極34およびp型用電極35としてはそれぞれ、たとえば、銀などの金属からなる電極を用いることができる。
また、パッシベーション膜36としては、たとえば、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜、または酸化シリコン膜と窒化シリコン膜との積層体などを用いることができる。
また、反射防止膜37としては、たとえば、窒化シリコン膜などを用いることができる。
なお、本発明における裏面電極型太陽電池セルの概念には、上述した半導体基板31の一方の表面側(裏面側)のみにn型用電極34およびp型用電極35の双方が形成された構成のものだけでなく、MWT(Metal Wrap Through)セル(半導体基板に設けられた貫通孔に電極の一部を配置した構成の太陽電池セル)などのいわゆるバックコンタクト型太陽電池セル(太陽電池セルの受光面側と反対側の裏面側から電流を取り出す構造の太陽電池セル)のすべてが含まれる。
<配線シート付き太陽電池セル>
図14に、本発明の配線シート付き太陽電池セルの一例を受光面側から見たときの模式的な平面図を示し、図15に、図14に示す配線シート付き太陽電池セルの模式的な拡大平面図を示し、図16に、図14に示す配線シート付き太陽電池セルのXVI−XVIに沿った模式的な断面図を示す。
なお、以下においては、本発明の配線シート付き太陽電池セルの一例として、図5に示す配線シート10の配線16上に、図10に示す裏面電極型太陽電池セル30の複数を接続した構成について説明するが、本発明の配線シート付き太陽電池セルの構成は、図14〜図16に示す構成に限定されないことは言うまでもない。たとえば、本発明の配線シート付き太陽電池セルの構成は、単一の配線シートに単一の裏面電極型太陽電池セルを接続した構成としてもよい。
図14〜図16に示す配線シート付き太陽電池セルは、図14〜図16に示すように、図10に示す裏面電極型太陽電池セル30の裏面側と、図5に示す配線シート10の配線16の設置側とが向かい合うようにして、配線シート10上に裏面電極型太陽電池セル30を設置することによって作製されている。
ここで、図14〜図16に示す配線シート付き太陽電池セルにおいては、図15に示すように、配線シート10の第1方向50の一方の端部に位置する交互配列部20に第2方向51が長手方向となるように帯状の導電性部材71が配置されている。
また、図16に示すように、裏面電極型太陽電池セル30の裏面側のn型用電極34は配線シート10の絶縁性基材11の表面上に設置されたn型用配線12と導電性接着剤25を介して電気的に接続されるとともに、裏面電極型太陽電池セル30の裏面のp型用電極35は配線シート10の絶縁性基材11の表面上に設置されたp型用配線13と導電性接着剤25を介して電気的に接続されている。
なお、配線シート10の配線16と裏面電極型太陽電池セル30の電極との接続は、配線シート10の配線16と裏面電極型太陽電池セル30の電極とを導通状態とすることが可能なように接続されていればよいため、上記の導電性接着剤25を介して電気的に接続される場合に限られず、たとえば、配線シート10の配線16と裏面電極型太陽電池セル30の電極とが直接接触することによって電気的に接続されていてもよい。
そして、配線シート10と裏面電極型太陽電池セル30との間における配線シート10の配線16および裏面電極型太陽電池セル30の電極以外の領域には、絶縁性樹脂17が設置されている。このような絶縁性樹脂17の設置により、裏面電極型太陽電池セル30と配線シート10とが絶縁性樹脂17によって強固に接合された配線シート付き太陽電池セルとすることが可能となる。
以上のような構成の配線シート付き太陽電池セルにおいては、上述したように、配線シート付き太陽電池セルの配線シート10の隣り合う交互配列部20が電気的に接続されているため、配線シート付き太陽電池セルの配線シート10上において隣り合う裏面電極型太陽電池セル30同士は電気的に直列に接続されることになる。
すなわち、図14および図15に示す左上の裏面電極型太陽電池セル30は右上の裏面電極型太陽電池セル30と電気的に直列に接続されている。
そして、裏面電極型太陽電池セル30の受光面に光が入射することによって発生した電流は裏面電極型太陽電池セル30のn型用電極34およびp型用電極35から配線シート10のn型用配線12およびp型用配線13に取り出される。そして、配線シート10のn型用配線12およびp型用配線13に取り出された電流は、配線シート10の配線16の第1の配線終端部14cおよび第2の配線終端部14dから外部に取り出されることになる。
<配線シート付き太陽電池セルの製造方法>
以下、図17(a)および図17(b)の模式的断面図を参照して、図14〜図16に示す配線シート付き太陽電池セルの製造方法の一例について説明する。
まず、図17(a)に示すように、図5に示す配線シート10を用意し、配線シート10の配線16の表面にはんだなどの導電性接着剤25と絶縁性樹脂17とを含有する樹脂組成物17aを塗布する。ここで、配線シート10としては、たとえば、上記構成の配線シートロールから所望の長さの絶縁性基材11を引き出した後に、絶縁性基材11とともに、絶縁性基材11の表面上に設けられた交互配列部20を切断し、その端部の配線同士を電気的に接続するように帯状の導電性部材71を貼り付けたものを用いることができる。なお、導電性部材71は、後述する裏面電極型太陽電池セル30が配線シート10に設置された後に配線シート10に接続されてもよく、後述する裏面電極型太陽電池セル30が配線シート10に設置するのと同時に配線シート10に接続されてもよい。
また、樹脂組成物17aの塗布方法は特に限定されないが、たとえば、スクリーン印刷、ディスペンサを用いた塗布、インクジェット塗布またはスリットコーターなどを用いることができる。
また、絶縁性樹脂17は、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、およびエポキシ樹脂とアクリル樹脂との混合樹脂のいずれかを含んでいることが好ましい。なお、本発明において、絶縁性樹脂17は、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、およびエポキシ樹脂とアクリル樹脂との混合樹脂に限定されないことは言うまでもない。
また、樹脂組成物17aは、樹脂成分以外の成分として、たとえば硬化剤などの従来から公知の添加剤を1種類以上含んでいてもよい。
次に、図17(b)に示すように、裏面電極型太陽電池セル30のn型用電極34が配線シート10のn型用配線12上に位置し、裏面電極型太陽電池セル30のp型用電極35が配線シート10のp型用配線13上に位置するように、裏面電極型太陽電池セル30を配線シート10上に設置する。
このとき、樹脂組成物17aを加熱することによって、樹脂組成物17a中の絶縁性樹脂17のみが、n型用電極34およびn型用配線12の接続部とp型用電極35およびp型用配線13の接続部との間の領域にはみ出してこの領域に充填される一方で、樹脂組成物17a中の導電性接着剤25はn型用電極34とn型用配線12との間およびp型用電極35とp型用配線13との間に残留してこれらを電気的に接続することになる。
以上により、図14〜図16に示される構成の配線シート付き太陽電池セルが製造される。
なお、上記において、裏面電極型太陽電池セル30を配線シート10上に設置した後には、たとえば絶縁性樹脂17への加熱および/または絶縁性樹脂17への光照射などによって絶縁性樹脂17を硬化してもよい。
ここで、絶縁性樹脂17の硬化時においては、絶縁性樹脂17自身が収縮することになるが、絶縁性樹脂17は、裏面電極型太陽電池セル30のパッシベーション膜36および配線シート10の絶縁性基材11のそれぞれに接着しているため、絶縁性樹脂17の硬化時の収縮力によって、裏面電極型太陽電池セル30と配線シート10との間の接合がより強固なものとなる。
また、裏面電極型太陽電池セル30と配線シート10との電気的な接続は、たとえば、上述したように、配線シート10の配線16の交互配列部20上に裏面電極型太陽電池セル30を1枚ずつ設置することにより行なうことができる。交互配列部20は、配線シート10における裏面電極型太陽電池セル30が接続可能な領域として機能する。
<太陽電池モジュール>
図18(a)および図18(b)に、本発明の太陽電池モジュールの製造方法の一例を図解する模式的な断面図を示す。以下、図18(a)および図18(b)を参照して、本発明の太陽電池モジュールの製造方法の一例について説明する。
なお、以下においては、本発明の太陽電池モジュールの一例として、図14〜図16に示す配線シート付き太陽電池セルを封止材中に封止した構成の太陽電池モジュールについて説明するが、上述の配線シート10の両端がそれぞれ途中で切断された交互配列部20から構成された配線シート10を用いた配線シート付き太陽電池セルを封止材中に封止した構成の太陽電池モジュールも同様に封止材中に封止して太陽電池モジュールとすることもできる。
まず、図18(a)に示すように、図14〜図16に示す配線シート付き太陽電池セルの裏面電極型太陽電池セル30側にシート状の第1の透明樹脂41aを備えた透明基板40を設置するとともに、図14〜図16に示す配線シート付き太陽電池セルの配線シート10側にシート状の第2の透明樹脂41bを備えた裏面保護シート42を設置する。
次に、第1の透明樹脂41aを配線シート付き太陽電池セルの裏面電極型太陽電池セル30に圧着させるとともに、第2の透明樹脂41bを配線シート付き太陽電池セルの配線シート10に圧着させた状態で加熱処理することによって、第1の透明樹脂41aと第2の透明樹脂41bとを一体化させて硬化させる。これにより、図18(b)に示すように、第1の透明樹脂41aと第2の透明樹脂41bとが一体化してなる封止材41中に上記の配線シート付き太陽電池セルが封止されてなる本発明の太陽電池モジュールの一例が作製される。
ここで、第1の透明樹脂41aおよび第2の透明樹脂41bの硬化時に配線シート付き太陽電池セルの絶縁性樹脂17を硬化させる場合には、まず初めに、図18(a)に示す構成で減圧し、帯状に塗布された隣り合う樹脂組成物17の間の空気などのガスを排出する。次に、第1の透明樹脂41aを軟化させてガスの排出部を封止し、続いて樹脂組成物17aを液状化させることが好ましい。その後、絶縁性樹脂17、第1の透明樹脂41aおよび第2の透明樹脂41bを硬化させる。これにより、裏面電極型太陽電池セル30と配線シート10との間に空気などのガスが混入することなく裏面電極型太陽電池セル30と配線シート10とを接合することができるとともに、絶縁性樹脂17が裏面電極型太陽電池セル30と配線シート10との間から流出するのを抑えることができるため、太陽電池モジュールの信頼性を向上させることができる。
なお、配線シート付き太陽電池セルを封止材41中に封止するための圧着および加熱処理は、たとえばラミネータと呼ばれる真空圧着および加熱処理を行なう装置などを用いて行なうことができる。たとえばラミネータにより第1の透明樹脂41aおよび第2の透明樹脂41bを熱変形させ、第1の透明樹脂41aおよび第2の透明樹脂41bを熱硬化させることにより、これらの透明樹脂が一体化されて封止材41が形成され、封止材41中に上記の配線シート付き太陽電池セルが包み込まれるようにして封止されて太陽電池モジュールが作製されることになる。
ここで、真空圧着とは、大気圧よりも減圧した雰囲気下で圧着させる処理のことである。また、圧着方法として真空圧着を用いた場合には、第1の透明樹脂41aと第2の透明樹脂41bとの間に空隙が形成されにくくなり、第1の透明樹脂41aと第2の透明樹脂41bとを一体化して形成された封止材41中にガスの気泡が残留しにくくなる傾向にある点で好ましい。
また、透明基板40としては、太陽光に対して透明な基板であれば特に限定なく用いることができ、たとえば、ガラス基板などを用いることができる。
また、第1の透明樹脂41aおよび第2の透明樹脂41bとしては、太陽光に対して透明な樹脂を特に限定なく用いることができ、なかでも、エチレンビニルアセテート樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、オレフィン系樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂およびゴム系樹脂からなる群から選択された少なくとも1種の透明樹脂を用いることが好ましい。この場合には、封止材41が耐候性に優れるとともに、太陽光の透過性が高くなるため、太陽電池モジュールの出力(特に、短絡電流または動作時電流)を大きく損なうことなく十分な強度で透明基板40に固着させることができる。これにより、太陽電池モジュールの長期信頼性を確保することができる傾向にある。
また、第1の透明樹脂41aと第2の透明樹脂41bとしてはそれぞれ同一種類の透明樹脂を用いてもよく、異なる種類の透明樹脂を用いてもよい。
また、上記の太陽電池モジュールを封止材41中に封止する際の加熱処理は、たとえば、第1の透明樹脂41aおよび第2の透明樹脂41bがそれぞれエチレンビニルアセテート(EVA)樹脂からなる場合には、たとえば100℃以上200℃以下の温度に第1の透明樹脂41aおよび第2の透明樹脂41bをそれぞれ加熱することにより行なうことができる。
また、裏面保護シート42としては、封止材41の裏面を保護することができるものであれば特に限定なく用いることができ、たとえば従来から用いられているPETなどの耐候性フィルムを用いることができる。
また、封止材41中への水蒸気や酸素の透過を十分に抑制して長期的な信頼性を確保する観点から、裏面保護シート42は、たとえばアルミニウムなどの金属フィルムを含んでいても良い。
また、太陽電池モジュールの端面などの裏面保護シート42を密着させることが難しい部分にはたとえばブチルゴムテープなどの水分透過防止テープを用いて完全に密着させることもできる。
また、上記のようにして作製された本発明の太陽電池モジュールの一例においては、たとえばアルミニウム合金などからなるフレームが太陽電池モジュールの外周を取り囲むようにして取り付けられていてもよい。
また、図19(a)および図19(b)に、本発明の太陽電池モジュールの製造方法の他の一例を図解する模式的な断面図を示す。以下、図19(a)および図19(b)を参照して、本発明の太陽電池モジュールの製造方法の他の一例について説明する。なお、以下においても、本発明の太陽電池モジュールの他の一例として、図14〜図16に示す構成の配線シート付き太陽電池セルを封止材中に封止した構成の太陽電池モジュールについて説明する。
まず、図19(a)に示すように、配線シート付き太陽電池セルの配線シート10側に裏面保護シート42のみを設置するとともに、配線シート付き太陽電池セルの裏面電極型太陽電池セル30側にシート状の第1の透明樹脂41aを備えた透明基板40を設置する。
次に、第1の透明樹脂41aを配線シート付き太陽電池セルの裏面電極型太陽電池セル30に圧着させた状態で加熱処理することによって、図19(b)に示すように、第1の透明樹脂41a中に配線シート付き太陽電池セルが包み込まれて封止されることになる。これにより、第1の透明樹脂41a中に上記の配線シート付き太陽電池セルが封止されてなる本発明の太陽電池モジュールの一例が作製される。
上記のようにして作製された太陽電池モジュールの裏面電極型太陽電池セル30の受光面に光が入射することによって発生した電流は裏面電極型太陽電池セル30のn型用電極34およびp型用電極35から配線シート10のn型用配線12およびp型用配線13に取り出される。そして、配線シート10のn型用配線12およびp型用配線13に取り出された電流は、配線シート10の配線16の第1の配線終端部14cおよび第2の配線終端部14dから太陽電池モジュールの外部に取り出されることになる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、配線シート、配線シート付き太陽電池セル、配線シートロール、太陽電池モジュールおよび配線シート付き太陽電池セルの製造方法に利用することができる。
10 配線シート、11 絶縁性基材、12 n型用配線、13 p型用配線、14a 第1の接続用配線、14b 第2の接続用配線、14c 第1の配線終端部、14d 第2の配線終端部、16 配線、17 絶縁性樹脂、17a 樹脂組成物、18 カウント用パターン、20 交互配列部、22 芯、25 導電性接着剤、30 裏面電極型太陽電池セル、31 半導体基板、32 n型不純物拡散領域、33 p型不純物拡散領域、34 n型用電極、35 p型用電極、36 パッシベーション膜、37 反射防止膜、38 電極非形成部、40 透明基板、41 封止材、41a 第1の透明樹脂、41b 第2の透明樹脂、42 裏面保護シート、50 第1方向、51 第2方向、61 切断線、71 導電性部材、91 検出器。

Claims (9)

  1. 半導体基板(31)の一方の面側にn型用電極(34)およびp型用電極(35)が配置された裏面電極型太陽電池セル(30)を接続するための配線シート(10)であって、
    絶縁性基材(11)と、
    前記絶縁性基材(11)の表面上に設置された配線(16)と、を含み、
    前記配線(16)は、裏面電極型太陽電池セル(30)のn型用電極(34)を接続するための帯状のn型用配線(12)の複数と、裏面電極型太陽電池セル(30)のp型用電極(35)を接続するための帯状のp型用配線(13)の複数と、前記p型用配線(13)と前記n型用配線(12)とを電気的に接続する接続用配線(14a,14b)とを有しており、
    前記n型用配線(12)および前記p型用配線(13)はそれぞれ第1方向(50)に伸長し、
    前記n型用配線(12)と前記p型用配線(13)とが交互に間隔をあけて前記第1方向(50)とは異なる第2方向(51)に配列されて交互配列部(20)を構成しており、
    複数の前記交互配列部(20)が前記第1方向(50)に配列されており、前記第1方向(50)に隣り合う前記交互配列部(20)の間に前記交互配列部(20)の一方における前記n型用配線(12)と前記交互配列部(20)の他方における前記p型用配線(13)とを電気的に接続する前記接続用配線(14a,14b)が配置されており、
    前記第1方向(50)の少なくとも一方の端部が前記交互配列部(20)を含む、配線シート(10)。
  2. 前記第1方向(50)に隣り合う前記交互配列部(20)の間の前記配線シート(10)の領域に、前記交互配列部(20)の数をカウントするためのカウント用パターン(18)が設けられている、請求の範囲第1項に記載の配線シート(10)。
  3. 請求の範囲第1項または第2項に記載の配線シート(10)と、
    半導体基板(31)の一方の面側にn型用電極(34)およびp型用電極(35)が配置された裏面電極型太陽電池セル(30)と、を含み、
    前記配線シート(10)の前記n型用配線(12)と、前記裏面電極型太陽電池セル(30)の前記n型用電極(34)とが電気的に接続されており、
    前記配線シート(10)の前記p型用配線(13)と、前記裏面電極型太陽電池セル(30)の前記p型用電極(35)とが電気的に接続されている、配線シート付き太陽電池セル。
  4. 前記配線シート(10)の前記第1方向(50)の前記端部に含まれる前記交互配列部(20)に、前記第2方向(51)が長手方向となるように帯状の導電性部材(71)が配置されている、請求の範囲第3項に記載の配線シート付き太陽電池セル。
  5. 請求の範囲第1項または第2項に記載の配線シート(10)を含む、配線シートロール。
  6. 請求の範囲第3項または第4項に記載の配線シート付き太陽電池セルを含む、太陽電池モジュール。
  7. 請求の範囲第1項または第2項に記載の配線シート(10)を製造する方法であって、
    前記第1方向(50)に配列された前記交互配列部(20)の数をカウントする工程と、
    少なくとも前記絶縁性基材(11)を切断する工程と、を含む、配線シート(10)の製造方法。
  8. 請求の範囲第2項に記載の配線シート(10)を製造する方法であって、
    前記カウント用パターン(18)の数をカウントする工程と、
    少なくとも前記絶縁性基材(11)を切断する工程と、を含む、配線シート(10)の製造方法。
  9. 少なくとも前記絶縁性基材(11)を切断する工程は、前記交互配列部(20)を含む部分を切断する工程を含む、請求の範囲第7項または第8項に記載の配線シート(10)の製造方法。
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