JPWO2010110396A1 - アンテナ制御装置、無線通信システム及びアンテナ制御方法 - Google Patents

アンテナ制御装置、無線通信システム及びアンテナ制御方法 Download PDF

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Abstract

無線基地局100Aは、指向性ビームが向けられる方向であるビーム方向D1を垂直面内で変更可能な指向性アンテナ110Aを有する。無線基地局100Aは、無線基地局100Aを接続先とする無線端末の標高を示す端末標高値を取得し、取得した端末標高値を用いて、ビーム方向D1と水平方向との成す角度であるチルト角θを設定する。

Description

本発明は、指向性ビームが向けられる方向であるビーム方向を垂直面内で変更可能なアンテナ部を制御するアンテナ制御装置、無線通信システム及びアンテナ制御方法に関する。
従来、セルラ方式の無線通信システム(以下、セルラシステム)においては、広範なサービスエリアをセルと呼ばれる通信エリア単位に分割し、通信エリア内の無線端末との無線通信を受け持つ無線基地局を通信エリア毎に設置することで、広範なサービスエリアを面的にカバーしている。
無線基地局の通信エリアを拡大するためには、当該無線基地局のアンテナ部(以下、基地局アンテナ)の設置位置を高くすることが有効である。このため、従来のセルラシステムにおいては、一般的に、ビルの屋上や鉄塔の上等、標高の高い位置に基地局アンテナが設置されている。
一方で、通信エリアが重複する部分では、干渉の影響により通信品質が劣化する。したがって、垂直面内指向性を持った指向性アンテナを基地局アンテナとして使用し、隣接通信エリアへの与干渉量などに応じて、基地局アンテナが形成する指向性ビームを俯角側(水平方向よりも下方)に向けるビームチルト技術が用いられている。
俯角側において基地局アンテナのチルト角(ビーム方向と水平方向との成す角度)を適切に設定することで、通信エリア半径と通信エリア内の電界強度とを最適化でき、各通信エリアにおける通信品質を改善できる(例えば、特許文献1参照)。
特許第4106570号公報
ところで、近年標準化が進められているWiMAXやLTE(Long Term Evolution)といった次世代無線通信システムにおいては、通信レートの高速化に主眼が置かれており、一つの基地局がカバーする通信エリアを縮小し、無線基地局の設置密度を高める方法(いわゆる、マイクロセル化)が採用される。
マイクロセル化を図る場合、基地局アンテナは、従来のように標高の高い位置だけでなく、ビルの谷間に位置する電柱や建柱、ビル壁面等、標高の低い位置にも設置されると想定される。このような設置がなされると、基地局アンテナに対して無線端末が高さ方向(上下方向)に分布することになり、基地局アンテナの標高よりも無線端末の標高が高いケースが生じる。
しかしながら、従来のビームチルト技術では、面的な通信エリア設計に基づいて、与干渉量などを用いてチルト角を俯角側の範囲内で調整するのみであり、高さ方向に分布する無線端末に対して高品質の通信サービスを提供できない問題がある。
そこで、本発明は、標高の低い位置に基地局アンテナが設置され、且つ、無線端末が高さ方向に分布する場合であっても、チルト角を適切に設定でき、無線端末に対して高品質の通信サービスを提供できるアンテナ制御装置、無線通信システム及びアンテナ制御方法を実現することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は以下のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、指向性ビームが向けられる方向であるビーム方向(ビーム方向D1)を垂直面内で変更可能なアンテナ部(例えば指向性アンテナ110A又はマルチアンテナ)を制御するアンテナ制御装置(制御部130A又は基地局制御装置300)であって、前記アンテナ部を有する無線基地局(無線基地局100A)を接続先とする無線端末(無線端末200)の標高を示す端末標高値を取得する取得部(取得部131A又は取得部331)と、前記取得部によって取得された前記端末標高値を用いて、前記ビーム方向と水平方向(水平方向D2)との成す角度であるチルト角(チルト角θ)を設定する設定部(設定部132A又は設定部332)とを備えることを要旨とする。
このようなアンテナ制御装置によれば、無線端末の標高を示す端末標高値を用いてチルト角が設定されるため、無線端末の標高を考慮し、チルト角を無線端末の標高に合わせることができる。したがって、標高の低い位置に基地局アンテナが設置され、且つ、無線端末が高さ方向に分布する場合であっても、チルト角を適切に設定でき、無線端末に対して高品質の通信サービスを提供できる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記設定部は、前記チルト角を仰角側に設定することを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記無線基地局が高さ方向に分布する複数の無線端末の接続先である場合に、前記取得部は、前記複数の無線端末のそれぞれについて前記端末標高値を取得し、前記設定部は、前記複数の無線端末のそれぞれについて取得された前記端末標高値の分布状態に応じて、前記チルト角を設定することを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第3の特徴に係り、前記設定部は、前記チルト角を設定することに加え、前記分布状態に応じて前記指向性ビームのビーム幅を設定することを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記取得部は、前記アンテナ部又は前記無線基地局の標高を示す基地局標高値(基地局標高値β)をさらに取得し、前記設定部は、前記取得部によって取得された前記基地局標高値をさらに用いて、前記チルト角を設定することを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第5の特徴に係り、前記端末標高値が前記基地局標高値よりも高い場合、前記設定部は、前記端末標高値と前記基地局標高値との間の差が大きいほど、前記チルト角を仰角側において大きく設定することを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記取得部は、前記アンテナ部と設置位置が異なる他のアンテナ部(指向性アンテナ110B)に関する情報をさらに取得し、前記設定部は、前記他のアンテナ部に関する情報をさらに用いて、前記アンテナ部の指向性ビームと前記他のアンテナ部の指向性ビームとが重ならないように前記チルト角を設定することを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記取得部は、前記アンテナ部又は前記無線基地局と、前記無線端末との間の水平方向における距離を示す水平方向距離値(水平方向距離値d)をさらに取得し、前記設定部は、前記取得部によって取得された前記水平方向距離値をさらに用いて、前記チルト角を設定することを要旨とする。
本発明の第9の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記無線端末における位置測定結果を示す測位データを前記無線端末から前記無線基地局が受信した場合、前記取得部は、前記無線基地局が受信した前記測位データに基づいて前記端末標高値を取得することを要旨とする。
本発明の第10の特徴は、アンテナ部を有する第1の無線基地局と、第2の無線基地局とを具備し、LTEに対応した無線通信システムであって、前記第1の無線基地局は、前記アンテナ部のチルト角を示すチルト角情報をX2インタフェースを介して前記第2の無線基地局に送信する送信部を備え、前記第2の無線基地局は、前記チルト角情報を前記X2インタフェースを介して受信する受信部を備えることを要旨とする。
本発明の第11の特徴は、アンテナ部を有する第1の無線基地局と、第2の無線基地局とを具備し、LTEに対応した無線通信システムであって、前記第1の無線基地局は、前記アンテナ部の設置位置を示す設置位置情報をX2インタフェースを介して前記第2の無線基地局に送信する送信部を備え、前記第2の無線基地局は、前記設置位置情報を前記X2インタフェースを介して受信する受信部を備えることを要旨とする。
本発明の第12の特徴は、指向性ビームが向けられる方向であるビーム方向を垂直面内で変更可能なアンテナ部を制御するアンテナ制御方法であって、前記アンテナ部を有する無線基地局を接続先とする無線端末の標高を示す端末標高値を取得するステップ(ステップS102)と、前記取得するステップにおいて取得された前記端末標高値を用いて、前記ビーム方向と水平方向との成す角度であるチルト角を設定するステップ(ステップS103〜S105)とを含むことを要旨とする。
本発明によれば、標高の低い位置に基地局アンテナが設置され、且つ、無線端末が高さ方向に分布する場合であっても、チルト角を適切に設定でき、無線端末に対して高品質の通信サービスを提供できるアンテナ制御装置、無線通信システム及びアンテナ制御方法を実現できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る無線通信システムの概略構成図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係るアンテナ制御方法の概要を示す図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係る無線基地局の構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係るチルト角の設定方法を説明するための図である(その1)。 図5は、本発明の第1実施形態に係るチルト角の設定方法を説明するための図である(その2)。 図6は、本発明の第1実施形態に係る無線基地局の制御部(アンテナ制御装置)の動作を示すフローチャートである。 図7は、本発明の第1実施形態の変更例に係る無線基地局の構成を示すブロック図である。 図8は、本発明の第2実施形態に係る無線通信システムの概略構成図である。 図9は、本発明の第2実施形態に係るアンテナ制御方法の概要を示す図である。 図10は、本発明の第2実施形態に係る無線基地局の構成を示すブロック図である。 図11は、本発明の第2実施形態の変更例に係る無線基地局の構成を示すブロック図である。 図12は、本発明の第3実施形態に係る無線通信システムの概略構成図である。 図13は、本発明の第3実施形態に係る基地局制御装置(アンテナ制御装置)の構成を示すブロック図である。
次に、図面を参照して、本発明の第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態、その他の実施形態を説明する。以下の実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
[第1実施形態]
第1実施形態においては、(1)無線通信システムの概要、(2)無線基地局の構成、(3)無線基地局の動作、(4)作用効果について説明する。
(1)無線通信システムの概要
図1は、第1実施形態に係る無線通信システム10Aの概略構成図である。無線通信システム10Aは、WiMAXやLTEといった次世代無線通信システムに基づく構成を有している。
図1に示すように、無線通信システム10Aは、複数の無線端末200、及び無線基地局100Aを有する。
無線端末200は、ビルA及びビルBの各ビルに散在しており、無線基地局100Aを接続先としている。すなわち、無線端末200は、無線基地局100Aとの間で待ち受け又はデータ送受信を行う。
無線端末200それぞれは、GPS(Global Positioning System)等の位置測定部を備え、当該位置測定部を用いて自端末の位置(経度、緯度、標高)を測定する。無線端末200それぞれは、位置測定結果を示す測位データを定期的に無線基地局100Aに送信する。なお、測位データは、無線端末200の標高のみを示すデータでもよい。
無線通信システム10Aにおいては、マイクロセル化を図るために、ビルの谷間に位置する電柱や建柱、ビル壁面等、標高の低い位置にも設置される。図1の例では、無線基地局100Aは、ビルA及びビルBの間(谷間)に位置する電柱に設置されている。
無線基地局100Aは、指向性アンテナ110A及び指向性アンテナ111A(アンテナ部)を有する。指向性アンテナ110A及び指向性アンテナ111Aそれぞれは、指向性ビームが向けられる方向であるビーム方向を垂直面内で変更可能なアンテナである。ここで「指向性」には、送信指向性及び受信指向性の両指向性が含まれる。
指向性アンテナ110Aは、ビルAに存在する無線端末200との無線通信に用いられる。指向性アンテナ111Aは、ビルBに存在する無線端末200との無線通信に用いられる。第1実施形態では、指向性アンテナ110A及び指向性アンテナ111Aは、無線基地局100A本体と一体的に設けられている。
指向性アンテナ110A及び指向性アンテナ111Aは、例えば電気的にチルト角を変更することが可能なアンテナである。指向性アンテナ110A及び指向性アンテナ111Aの仕様としては、AISG等の標準化された規格を用いることができる。
図1のような無線基地局100Aの設置がなされると、指向性アンテナ110A及び指向性アンテナ111Aに対して無線端末200が高さ方向(上下方向)に分布することになる。すなわち、指向性アンテナ110A及び指向性アンテナ111Aの標高よりも高い位置に多くの無線端末200が存在する。
図1の例では、無線端末200は地表面Gよりも高い位置、具体的には、ビルA,Bの中層部以上に密集して存在する。以下において、無線端末200が密集して存在する部分を「端末密集部」と称する。
図2は、第1実施形態に係るアンテナ制御方法の概要を示す図である。
無線基地局100Aは、図2に示すように、ビルAにおける端末密集部に指向性アンテナ110Aの指向性ビームを向けるために、指向性アンテナ110Aのチルト角θを仰角(水平方向よりも上方)側に設定する。なお、チルト角θは、ビーム方向D1と水平方向D2との成す角度として定義される。
無線基地局100Aは、ビルAに存在する無線端末200の標高を示す端末標高値を用いて指向性アンテナ110Aのチルト角θを設定する。このように、ビルAに存在する無線端末200の標高を考慮し、指向性アンテナ110Aのチルト角θを当該無線端末200の標高に合わせている。
同様に、無線基地局100Aは、ビルBにおける端末密集部に指向性アンテナ111Aの指向性ビームを向けるために、図2に示すように指向性アンテナ111Aのチルト角を仰角側に設定する。
無線基地局100Aは、ビルBに存在する無線端末200の標高を示す端末標高値を用いて指向性アンテナ111Aのチルト角θを設定する。このように、ビルBに存在する無線端末200の標高を考慮し、指向性アンテナ111Aのチルト角θを当該無線端末200の標高に合わせている。
(2)無線基地局の構成
図3は、第1実施形態に係る無線基地局100Aの構成を示すブロック図である。なお、指向性アンテナ110A及び指向性アンテナ111Aには同様の制御方法が適用されるため、以下の第1実施形態では、指向性アンテナ111Aを省略して説明する。
図3に示すように、無線基地局100Aは、指向性アンテナ110A、無線部120A、制御部130A、記憶部140A、及び有線回線I/F部150Aを有する。
指向性アンテナ110Aは、仰角側においてチルト角θを電気的又は機械的に変更可能なアンテナである。例えば、仰角側を正とした場合、指向性アンテナ110Aは、0°(水平方向)から+90°の範囲内でチルト角θを変更可能である。
無線部120Aは、指向性アンテナ110Aを介して無線信号を送受信する。無線部120Aは、アップコンバータ及びパワーアンプ等を有する送信部と、ダウンコンバータ及びローノイズアンプ等を有する受信部とを含む。
制御部130Aは、例えばCPUを用いて構成され、無線基地局100Aが具備する各種の機能を制御する。記憶部140Aは、例えばメモリを用いて構成され、制御部130Aにおける制御に用いられる各種の情報を記憶する。第1実施形態において制御部130A及び記憶部140Aは、指向性アンテナ110Aを制御するアンテナ制御装置を構成する。有線回線I/F部150Aは、有線回線を介して上位のネットワーク装置(サーバ又はゲートウェイ等)に接続される。
制御部130Aは、取得部131A及び設定部132Aを有する。取得部131Aは、指向性アンテナ110A及び無線部120Aを介して受信した測位データ(GPSデータ)に基づいて、無線端末200の標高を示す端末標高値を取得する。取得部131Aは、無線端末200のそれぞれについて端末標高値を取得する。取得部131Aによって取得された端末標高値は、記憶部140Aに蓄積される。
取得部131Aは、指向性アンテナ110Aの標高を示す基地局標高値β(図6参照)をさらに取得する。第1実施形態では、指向性アンテナ110Aと無線基地局100Aとが一体的に設けられているため、基地局標高値βは、無線部120A又は制御部130A等の標高を示す値でもよい。
基地局標高値βは、記憶部140Aに予め記憶されており、取得部131Aは、記憶部140Aから基地局標高値βを取得する。無線基地局100AにGPS等の位置測定部が設けられている場合には、取得部131Aは、当該位置測定部からの測位データに基づいて基地局標高値βを取得してもよい。
取得部131Aは、指向性アンテナ110A(又は無線基地局100A)と無線端末200との間の水平方向における距離を示す水平方向距離値をさらに取得する。取得部131Aは、無線端末200のそれぞれについて水平方向距離値を取得する。
例えば、取得部131Aは、無線端末200からの測位データ(経度・緯度)と、指向性アンテナ110A(又は無線基地局100A)の経度・緯度とに基づいて、水平方向距離値を取得する。あるいは、取得部131Aは、電界強度をもとにした伝搬損失の値などを用いて水平方向距離値を取得してもよい。取得部131Aによって取得された水平方向距離値は、記憶部140Aに蓄積される。
設定部132Aは、図4に示すように、記憶部140Aに蓄積されている端末標高値に統計的な処理を施し、最も無線端末200の分布が密集している標高値を“端末標高値α”として特定する。なお、図4は、無線端末200毎の端末標高値の累積密度分布を示している。例えば、設定部132Aは、記憶部140Aに蓄積されている端末標高値の代表値(平均値、中央値、又は最頻値)を端末標高値αとして特定する。
同様にして、設定部132Aは、記憶部140Aに蓄積されている水平方向距離値に統計的な処理を施し、最も無線端末200の分布が密集している水平方向距離値を“水平方向距離値d”として特定する。例えば、設定部132Aは、記憶部140Aに蓄積されている水平方向距離値の代表値(平均値、中央値、又は最頻値)を水平方向距離値dとして特定する。
設定部132Aは、図5に示すように、端末標高値α、基地局標高値β及び水平方向距離値dに基づいて、チルト角θを設定する。具体的には、設定部132Aは、
θ=tan−1{(α−β)/d} ・・・(1)
の数式に従って、チルト角θを設定する。
(3)無線基地局の動作
図6は、第1実施形態に係る無線基地局100Aの動作を示すフローチャートである。
ステップS101において、設定部132Aは、記憶部140Aに予め記憶されているチルト角θの初期値を指向性アンテナ110Aに設定する。無線基地局100A(指向性アンテナ110A)の設置当初においては、初期値を用いて運用される。
運用開始後、ステップS102において取得部131Aは、周辺に存在する無線端末200のそれぞれから受信した測位データ(GPSデータ)に基づいて、無線端末200毎の端末標高値、無線端末200毎の水平方向距離値を取得する。取得された端末標高値及び水平方向距離値は、記憶部140Aに蓄積される。また、取得部131Aは、基地局標高値βを取得する。
ステップS103において、設定部132Aは、記憶部140Aに蓄積されている端末標高値において分布密度が最も高い値を端末標高値αとして特定し、記憶部140Aに蓄積されている水平方向距離値において分布密度が最も高い値を水平方向距離値dとして特定する。
ステップS104において、設定部132Aは、ステップS103で特定した端末標高値α、ステップS103で特定した水平方向距離値d、及びステップS102で取得した基地局標高値βを用いて、式(1)に従ってチルト角θを算出する。
ステップS105において、設定部132Aは、ステップS104で算出したチルト角θを指向性アンテナ110Aに設定する。指向性アンテナ110Aは、設定されたチルト角θに従ってビーム方向D1を垂直面内で変更する。
なお、ステップS102〜ステップS105の処理は、所定の時間間隔で繰り返し実行される。指向性アンテナ110Aに設定されるチルト角θを継続的に更新することで、チルト角θが無線端末200の分布状態に追従するよう制御する。
(4)作用効果
第1実施形態に係る制御部130A(アンテナ制御装置)の設定部132Aは、無線端末200の標高を示す端末標高値を用いてチルト角θを設定する。このため、無線端末200の標高を考慮し、チルト角θを自動で無線端末200の標高に合わせることができるため、3次元的な通信エリアを構築可能となる。
したがって、標高の低い位置に指向性アンテナ110Aが設置され、且つ、無線端末200が高さ方向に分布する場合であっても、チルト角θを適切に設定でき、無線端末200に対して高品質の通信サービスを提供できる。
制御部130A(アンテナ制御装置)の設定部132Aは、無線端末200のそれぞれについて取得された端末標高値の分布状態に応じて、チルト角θを設定する。これにより、指向性アンテナ110Aよりも高い位置に大多数の無線端末200が存在するような環境においても、無線端末200の分布密度が最も高い標高値にチルト角θを自動で合わせることができるため、当該大多数の無線端末200に対して高品質の通信サービスを提供することが可能となる。
[第1実施形態の変更例]
図7は、第1実施形態の変更例に係る無線基地局100Aの構成を示すブロック図である。
第1実施形態では、指向性アンテナ110Aが無線基地局100A本体と一体的に設けられていたが、本変更例では、指向性アンテナ110Aが無線基地局100A本体と離間して設けられている。例えば、無線基地局100Aの無線部120A及び制御部130Aは、光ファイバ回線等を介して接続される。このようなインタフェースとしては、CPRI(Common Public Radio Interface)等の標準化された規格が使用できる。
図1のような設置例では、無線基地局100Aの全体を電柱に設置することが困難な場合がある。このような場合、指向性アンテナ110A及び無線部120Aを有する無線機器(RE)を電柱に設置し、制御部130A、記憶部140A及び有線回線I/F部150Aを有する無線制御機器(REC)を地面上等に設置することが想定される。
本変更例のような分散構成を採用する場合、上述した基地局標高値βとしては、指向性アンテナ110A又は無線部120Aの標高値を用いることが好ましい。
[第2実施形態]
第2実施形態においては、(1)無線通信システムの概要、(2)無線基地局の構成、(3)作用効果について説明する。ただし、第1実施形態と異なる点についてのみ説明し、重複する説明は省略する。
(1)無線通信システムの概要
図8は、第2実施形態に係る無線通信システム10Bの概略構成図である。図8に示すように、無線通信システム10Bは、高さ方向に分散して設置された無線基地局100A及び無線基地局100Bを有する点で第1実施形態とは異なる。図8の例では、無線基地局100Bは、無線基地局100Aよりも上方において、ビルBの壁面に設置されている。
無線基地局100Bは、指向性アンテナ110B及び指向性アンテナ111Bを有する。指向性アンテナ110Bは、ビルAに存在する無線端末200との無線通信に用いられる。指向性アンテナ111Bは、ビルBに存在する無線端末200との無線通信に用いられる。なお、無線基地局100Aの構成は、第1実施形態と同様である。
図8に示すような設置状況においては、無線基地局100A及び無線基地局100Bのそれぞれが単独でチルト角を制御したのでは、お互いの電波によって干渉を引き起こす可能性がある。無線基地局100A及び無線基地局100Bは、図9に示すように、無線基地局100A及び無線基地局100Bの位置関係、及び、無線基地局100A及び無線基地局100Bのそれぞれが設定しているチルト角の値を基に、お互いの指向性ビームが重ならないようにチルト角を設定する。
(2)無線基地局の構成
図10は、無線基地局100A及び無線基地局100Bの構成を示すブロック図である。なお、指向性アンテナ111A及び指向性アンテナ111Bには、指向性アンテナ110A及び指向性アンテナ110Bと同様の制御方法が適用されるため、以下の第2実施形態では、指向性アンテナ111A及び指向性アンテナ111Bを省略して説明する。
無線基地局100A及び無線基地局100Bのそれぞれは、第1実施形態と同様にして構成されている。ただし、無線基地局100Aの有線回線I/F部150Aと、無線基地局100Bの有線回線I/F部150Bとが、有線回線を介して互いに接続されている点で第1実施形態とは異なっている。このような有線回線としては、LTEにおけるX2インタフェース等の規格化されたインタフェースを使用できる。
無線基地局100Aの取得部131Aは、指向性アンテナ110Aと設置位置が異なる指向性アンテナ110Bのチルト角を示すチルト角情報と、指向性アンテナ110Bの設置位置を示す設置位置情報とを、有線回線I/F部150Aを介して無線基地局100Bから取得する。無線基地局100Aの設定部132Aは、取得部131Aによって取得されたチルト角情報及び設置位置情報を用いて、指向性アンテナ110Aのチルト角θを設定する。具体的には、設定部132Aは、無線基地局100A及び無線基地局100Bの位置関係、及び、無線基地局100A及び無線基地局100Bのそれぞれが設定しているチルト角の値を基に、お互いの指向性ビームが重ならないようにチルト角θを設定する。
あるいは、取得部131Aは、無線基地局100Bにおいて指向性アンテナ110Bのチルト角の設定に用いられる端末標高値αを無線基地局100Bから取得してもよい。この場合、設定部132Aは、自局の指向性アンテナ110Aのチルト角θの設定に用いる端末標高値αを、無線基地局100Bにおける端末標高値αと異ならせる。例えば、無線端末200の分布密度が最も高い標高値に対して指向性アンテナ110Bの指向性ビームが向けられている場合、設定部132Aは、無線端末200の分布密度が2番目に高い標高値に対して指向性アンテナ110Aの指向性ビームを向けるようにチルト角θを設定する。
(3)作用効果
第2実施形態によれば、無線基地局100A及び無線基地局100Bが高さ方向に分布する場合でも、無線基地局100A及び無線基地局100Bそれぞれの指向性ビームが重ならないようにチルト角を設定することで、互いの干渉を回避することができ、無線端末200に対してさらに高品質の通信サービスを提供できる。
[第2実施形態の変更例]
図11は、第2実施形態の変更例に係る無線基地局100Aの構成を示すブロック図である。本変更例は、上述した第1実施形態の変更例と第2実施形態とを併用した形態である。
図8及び図9の例では、無線基地局100A及び無線基地局100Bが高さ方向に分散して設置されていたが、本変更例では、同一の無線基地局100Aの指向性アンテナ110A及び指向性アンテナ110Bを高さ方向に分散して設置することができる。例えば、図11に示す指向性アンテナ110Aは、図8及び図9と同様に電柱に設置され、図11に示す指向性アンテナ110Bは、図8及び図9と同様にビルBの壁面に設置される。
無線基地局100Aの設定部132Aは、指向性アンテナ110A及び指向性アンテナ110Bそれぞれの指向性ビームが重ならないように、指向性アンテナ110A及び指向性アンテナ110Bそれぞれのチルト角を設定する。
[第3実施形態]
第3実施形態においては、チルト角の設定を上位のネットワーク装置において行う形態である。以下の第3実施形態においては、第1実施形態及び第2実施形態と異なる点についてのみ説明し、重複する説明は省略する。
図12は、第3実施形態に係る無線通信システム10Cの概略構成図である。無線通信システム10Cにおいて、無線基地局100A及び無線基地局100Bのそれぞれは、第2実施形態と同様にして構成されている。ただし、無線通信システム10Cは、無線基地局100A及び無線基地局100Bを制御する基地局制御装置300を有している点で第2実施形態とは異なっている。基地局制御装置300は、有線回線(バックホールネットワーク)を介して無線基地局100A及び無線基地局100Bに接続される。このような基地局制御装置300としては、例えば、LTEにおけるEMS(ElementManagement System)が使用できる。
第3実施形態において、基地局制御装置300は、無線基地局100Aの指向性アンテナ110Aを制御するアンテナ制御装置を構成する。基地局制御装置300は、無線基地局100Bの指向性アンテナ110Bも制御する。
図13は、基地局制御装置300の構成を示すブロック図である。図13に示すように、基地局制御装置300は、制御部330、記憶部340、及び有線回線I/F部350を有する。制御部330は、取得部331、及び設定部332を有する。取得部331は、第1実施形態及び第2実施形態で説明した取得部131Aと同様の機能を有する。設定部332は、第1実施形態及び第2実施形態で説明した設定部132Aと同様の機能を有する。
[その他の実施形態]
上記のように、本発明は実施形態(第1実施形態〜第3実施形態)によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した実施形態では、無線端末200が自端末の位置(経度、緯度、標高)を測定し、測位データを基地局側に送信する一例について説明したが、他の方法であってもよい。例えば、無線端末200は、復調したGPS信号を基地局側へ転送し、基地局側で算出した位置情報(測位データ)を返してもらうような仕組みでもよい。すなわち、位置情報(測位データ)の算出主体は無線端末200に限定されない。
上述した実施形態では、アンテナ110Aと、アンテナ111Aが、それぞれ別々のビルに対して指向性を持っている一例について説明したが、アンテナ110A及びアンテナ111AをMIMO(Multiple Input Multiple Output)、すなわちマルチアンテナ伝送に使用してもよい。LTEでは、MIMO方式が採用されており、複数アンテナで同一エリアをカバーし、データの多重化等を行うことができる。例えば、アンテナ110A及びアンテナ111Aをともにオムニアンテナ、つまり水平面内ではアンテナを中心とした円形の指向性パターンを持たせる。そして、垂直面で切り取ると、図2等において破線で描かれた二つの楕円で表わされるパターンを持つことになる。このように本発明では、ビーム方向を垂直面内で変更可能なアンテナであれば、アンテナ部を構成するアンテナの本数は問わない。
設定部132A又は設定部332は、チルト角θを設定することに加え、端末標高値の分布状態に応じて指向性ビームのビーム幅を設定してもよい。具体的には、設定部132A又は設定部332は、無線端末200が高さ方向において所定範囲以上に亘って分散している場合には、ビーム幅を初期値よりも広くする。また、設定部132A又は設定部332は、無線端末200が高さ方向において所定範囲未満に集中している場合には、ビーム幅を初期値よりも狭くする。このような制御により、無線端末200に対してさらに高品質の通信サービスを提供することが可能となる。
上述した実施形態では、設定部132A又は設定部332が水平方向距離値dを用いてチルト角θを設定する一例について説明したが、水平方向距離値dを用いずに、次のような方法でチルト角θを設定してもよい。端末標高値αが基地局標高値βよりも高い場合に、設定部132A又は設定部332は、端末標高値αと基地局標高値βとの間の差が大きいほど、チルト角θを仰角側において大きく設定する。また、端末標高値αが基地局標高値βよりも高い場合に、設定部132A又は設定部332は、端末標高値αと基地局標高値βとの間の差が小さいほど、チルト角θを仰角側において小さく設定する。このような設定方法によれば、チルト角θを設定する精度が低下するものの、水平方向距離値dを不要とすることができ、処理負荷を低減できる。
あるいは、水平方向距離値dを無線端末200の重み付けに用いてもよい。例えば、水平方向距離値dが大きい(距離が遠い)無線端末200に対して優先的に指向性ビームを向けるようにチルト角θを設定することで、当該無線端末200の通信品質を改善することが考えられる。
上述した実施形態では、アンテナ制御装置(制御部130A又は基地局制御装置300)が端末標高値の分布状態に応じてチルト角θを設定する一例について説明した。しかしながら、無線基地局100Aと無線通信を行う無線端末200が少ない場合(例えば1台である場合)には、図4のステップS103の処理を省略してもよい。
上述した第1実施形態及び第2実施形態において、無線基地局100Aの上位のネットワーク装置が端末標高値、基地局標高値、及び水平方向距離値を管理している場合、無線基地局100Aの取得部131Aは、有線回線I/F部150Aを介して当該ネットワーク装置から端末標高値、基地局標高値、及び水平方向距離値を取得してもよい。
上述した実施形態では、ビルの谷間又はビルの壁面に無線基地局100A(指向性アンテナ110A)が設置される一例について説明したが、例えば丘陵地帯に無線基地局100A(指向性アンテナ110A)が設置されてもよい。
上述した実施形態では、電気的にチルト角を変更可能なアンテナ部について説明したが、機械的にチルト角を変更可能なアンテナ部であってもよい。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
なお、日本国特許出願第2009−077747号(2009年3月26日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
以上のように、本発明に係るアンテナ制御装置、無線通信システム及びアンテナ制御方法は、標高の低い位置に基地局アンテナが設置され、且つ、無線端末が高さ方向に分布する場合であっても、チルト角を適切に設定でき、無線端末に対して高品質の通信サービスを提供できるため、移動体通信などの無線通信において有用である。

Claims (12)

  1. 指向性ビームが向けられる方向であるビーム方向を垂直面内で変更可能なアンテナ部を制御するアンテナ制御装置であって、
    前記アンテナ部を有する無線基地局を接続先とする無線端末の標高を示す端末標高値を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記端末標高値を用いて、前記ビーム方向と水平方向との成す角度であるチルト角を設定する設定部と
    を備えるアンテナ制御装置。
  2. 前記設定部は、前記チルト角を仰角側に設定する請求項1に記載のアンテナ制御装置。
  3. 前記無線基地局が高さ方向に分布する複数の無線端末の接続先である場合に、前記取得部は、前記複数の無線端末のそれぞれについて前記端末標高値を取得し、
    前記設定部は、前記複数の無線端末のそれぞれについて取得された前記端末標高値の分布状態に応じて、前記チルト角を設定する請求項1に記載のアンテナ制御装置。
  4. 前記設定部は、前記チルト角を設定することに加え、前記分布状態に応じて前記指向性ビームのビーム幅を設定する請求項3に記載のアンテナ制御装置。
  5. 前記取得部は、
    前記アンテナ部又は前記無線基地局の標高を示す基地局標高値をさらに取得し、
    前記設定部は、前記取得部によって取得された前記基地局標高値をさらに用いて、前記チルト角を設定する請求項1に記載のアンテナ制御装置。
  6. 前記端末標高値が前記基地局標高値よりも高い場合、前記設定部は、前記端末標高値と前記基地局標高値との間の差が大きいほど、前記チルト角を仰角側において大きく設定する請求項5に記載のアンテナ制御装置。
  7. 前記取得部は、前記アンテナ部と設置位置が異なる他のアンテナ部に関する情報をさらに取得し、
    前記設定部は、前記他のアンテナ部に関する情報をさらに用いて、前記アンテナ部の指向性ビームと前記他のアンテナ部の指向性ビームとが重ならないように前記チルト角を設定する請求項1に記載のアンテナ制御装置。
  8. 前記取得部は、前記アンテナ部又は前記無線基地局と、前記無線端末との間の水平方向における距離を示す水平方向距離値をさらに取得し、
    前記設定部は、前記取得部によって取得された前記水平方向距離値をさらに用いて、前記チルト角を設定する請求項1に記載のアンテナ制御装置。
  9. 前記無線端末における位置測定結果を示す測位データを前記無線端末から前記無線基地局が受信した場合、前記取得部は、前記無線基地局が受信した前記測位データに基づいて前記端末標高値を取得する請求項1に記載のアンテナ制御装置。
  10. 第1のアンテナ部を有する第1の無線基地局と、第2のアンテナ部を有する第2の無線基地局とを具備し、LTEに対応した無線通信システムであって、
    前記第1の無線基地局は、前記第1のアンテナ部のチルト角を示すチルト角情報をX2インタフェースを介して前記第2の無線基地局に送信する送信部を備え、
    前記第2の無線基地局は、前記チルト角情報を前記X2インタフェースを介して受信する受信部を備える無線通信システム。
  11. 第1のアンテナ部を有する第1の無線基地局と、第2のアンテナ部を有する第2の無線基地局とを具備し、LTEに対応した無線通信システムであって、
    前記第1の無線基地局は、前記第1のアンテナ部の設置位置を示す設置位置情報をX2インタフェースを介して前記第2の無線基地局に送信する送信部を備え、
    前記第2の無線基地局は、前記設置位置情報を前記X2インタフェースを介して受信する受信部を備える無線通信システム。
  12. 指向性ビームが向けられる方向であるビーム方向を垂直面内で変更可能なアンテナ部を制御するアンテナ制御方法であって、
    前記指向性アンテナを有する無線基地局を接続先とする無線端末の標高を示す端末標高値を取得するステップと、
    前記取得するステップにおいて取得された前記端末標高値を用いて、前記ビーム方向と水平方向との成す角度であるチルト角を設定するステップと
    を含むアンテナ制御方法。
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