JPWO2009078080A1 - 通信端末装置 - Google Patents

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Abstract

通信端末装置が、補足した衛星データをサーバーに送信してから、サーバーで比較計算した計算結果(位置データ)を受信するまでの間に移動した場合でも、正確な位置情報を提供することができる通信端末装置。この装置では、測位演算部(107)は、衛星捕捉情報を用いて測位演算を行なう。無線通信部(108)は、測位演算の測位結果をサーバーへ送信し、サーバーから送信された位置情報を受信する。補正値検出部(110)は、無線通信部(108)が測位情報を送信してから位置情報を受信するまでの時間内の通信端末装置(100)の移動距離を求める。補正部(111)は、補正値検出部(110)が求めた移動距離に基づいて、位置情報に生じた誤差を補正する。測位結果表示部(112)は、補正後の位置情報を表示する。

Description

本発明は、通信端末装置及び位置情報補正方法に関し、特に無線ネットワークを用いてサーバーから位置情報を取得し、取得した位置情報を提示する通信端末装置及び位置情報補正方法に関する。
近年、GPS(Global Positioning System)に代表される衛星測位システム(Satellite Positioning System,以下SPSという)に対応したSPS受信装置が知られている。また、SPS受信装置を搭載した車載用ナビゲーション装置またはSPS受信機能付き携帯電話装置等が実用化されている。これらの車載用ナビゲーション装置またはSPS受信機能付き携帯電話装置等は、精度が高く且つ安定的な位置測定を行なうには、搭載しているSPS受信装置が、測位用の人工衛星から送信される電波を安定して受信する必要がある。しかし、SPS受信装置は、都会のビルの谷間または建物内等の建物により電波の受信が妨害される場所においては正常に位置検索を行えないという問題がある。
このような問題を解決するために、近年、SPSとセルラ通信網とを統合した技術が提案されている(例えば、特許文献1)。この技術では、第1のSPS受信機付き携帯電話装置は、捕捉している衛星の数が不足しているために位置検索のための情報が不足している場合に、位置検索のための情報が不足しているデータをディジタル化し、ディジタル化したデータをセルラ通信網を介して第2のSPS受信機付き携帯電話装置及びサーバーに送信する。この際に、第2のSPS受信機付き携帯電話装置は、自局のアンテナの視界線内のSPS衛星からの信号を記録している。また、サーバーは、これらの2つのSPS受信機付き携帯電話装置から受信したデータを比較する。即ち、サーバーは、第2のSPS受信機付き携帯電話装置から受信した位置検索のための充分な情報を有するデータに基づいて、第1のSPS受信機の機能付き携帯電話装置から受信した、位置検索するには不十分なデータを分析することによって、第1のSPS受信機付き携帯電話装置から受信したデータを復元することができる。そして、サーバーは、既知の方法を使用して、第1のSPS受信機付き携帯電話装置の位置を正確に決定することができる。
特表2005−506521号公報
しかしながら、従来の装置においては、SPS受信機能付き携帯電話装置等が、補足した衛星データから取得したデータをサーバーに送信してから、サーバーで比較計算した計算結果(位置データ)がSPS受信機の機能付き携帯電話装置に返ってくるまでにある程度の時間を要する。従って、この間に、SPS受信機能付き携帯電話装置が移動すると、サーバーで比較計算したSPS受信機能付き携帯電話装置の位置と、計算結果を受信する際にSPS受信機能付き携帯電話装置が実際に存在する位置とに誤差が生じるという問題がある。
本発明の目的は、通信端末装置が、補足した衛星データをサーバーに送信してから、サーバーで比較計算した計算結果(位置データ)を受信するまでの間に移動した場合でも、正確な位置情報を提供することができる通信端末装置及び位置情報表示方法を提供することである。
本発明の通信端末装置は、測位用の人工衛星から発射された電波を受信して測位演算を行う測位演算手段と、前記測位演算の情報である測位情報をサーバーに送信するとともに、送信した前記測位情報を解析して求めた自局の位置の情報である位置情報をサーバーから受信する無線通信手段と、前記無線通信手段が前記測位情報を送信してから前記位置情報を受信するまでの間の自局の移動に伴って前記位置情報に生じる誤差を補正する補正手段と、を具備する構成を採る。
本発明の位置情報補正方法は、通信端末装置が測位用の人工衛星から発射された電波を受信して測位演算を行うステップと、前記測位演算の情報である測位情報を前記通信端末装置からサーバーへ送信するステップと、前記サーバーが、前記測位情報を解析して求めた前記通信端末装置の位置の情報である位置情報を前記通信端末装置へ送信するステップと、前記通信端末装置が、前記測位情報を送信してから前記位置情報を受信するまでの間の前記通信端末装置の移動に伴って前記位置情報に生じる誤差を補正するステップと、を具備するようにした。
本発明によれば、通信端末装置が、補足した衛星データをサーバーに送信してから、サーバーで比較計算した計算結果(位置データ)を受信するまでの間に移動した場合でも、正確な位置情報を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る通信端末装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る位置情報の補正方法を示すフロー図 本発明の実施の形態1に係る位置情報の補正方法を示すフロー図 本発明の実施の形態2に係る通信端末装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係る通信端末装置とGPS衛星の位置関係を説明する図 本発明の実施の形態2に係る位置情報の補正方法を示す図 本発明の実施の形態3に係る位置情報の補正方法を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。本発明の実施の形態においては、測位用の人工衛星としてGPS衛星を用いる場合を例に説明する。なお、本発明は、GPS衛星を用いる場合に限らず、GPS衛星以外のガリレオ(Galileo)等に用いられる任意の測位用の人工衛星を用いることができる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る通信端末装置100の構成を示すブロック図である。
GPS用アンテナ101は、GPS衛星から発射された電波を受信して、受信したGPS衛星の電波をGPS受信部106へ出力する。
GPS用クロック源102は、GPS用のクロックを生成し、生成したクロックを周波数比較部103及びGPS受信部106へ出力する。
周波数比較部103は、GPSクロック源102から入力したクロックを正確に保つために、無線通信部108から入力した基準クロック信号とGPSクロック源102から入力したクロック信号を比較して、GPS受信部106のクロック周波数の周波数差の情報である周波数誤差情報を周波数補正制御部104へ出力する。
周波数補正制御部104は、周波数比較部103から入力した周波数差情報からGPS受信部106で用いるクロックを補正して、衛星サーチを行なう中心となる周波数であるサーチ基準周波数の信号を生成する。そして、周波数補正制御部104は、生成した信号をサーチ制御部105へ出力する。
サーチ制御部105は、周波数補正制御部104から入力した信号のサーチ基準周波数に応じて、衛星をサーチするサーチ範囲を設定する。サーチ制御部105は、GPS受信部106が同時にサーチ可能なチャンネルの数だけサーチ範囲を設定する。そして、サーチ制御部105は、設定したサーチ範囲で、GPS衛星から発射された電波をサーチするようにGPS受信部106を制御する。
GPS受信部106は、GPS用アンテナ101が受信したGPS衛星の電波を捕捉するために、サーチ制御部105が設定したサーチ範囲内で衛星サーチを行い、コード同期を行なう。具体的には、GPS受信部106は、各チャンネルでのコード同期が完了するまで、サーチ制御部105が設定したサーチ範囲内でサーチする周波数を変化させることにより衛星サーチを行う。そして、GPS受信部106は、各チャンネルのコード同期時のコード位相、周波数及び信号レベル等の衛星捕捉情報を測位演算部107へ出力する。
測位演算部107は、GPS受信部106から入力した衛星捕捉情報を用いて測位演算を行ない、測位演算の測位結果を測位情報として無線通信部108及び補正値検出部110へ出力する。
無線通信部108は、測位演算部107から入力した測位情報を含む信号を無線処理して、無線処理した信号を無線アンテナ109を介してサーバーへ送信する。また、無線通信部108は、サーバーから送信された位置情報を無線アンテナ109を介して受信し、受信した位置情報を補正値検出部110及び補正部111へ出力する。また、無線通信部108は、無線用アンテナ109を介して受信した基準クロック信号を周波数比較部103へ出力する。
補正値検出部110は、タイマーを用いて、無線通信部108が測位情報を送信してから位置情報を受信するまでの時間(以下、本実施の形態において、「補正対象移動時間」と記載する)を測定する。具体的には、補正値検出部110は、無線通信部108が測位情報を送信した際に時間の測定を開始し、無線通信部108が位置情報を受信した際に時間の測定を停止する。また、補正値検出部110は、加速度センサーまたは方位センサー等を用いて、移動速度を検出する。また、補正値検出部110は、タイマーで計測した補正対象移動時間と、検出した移動速度から求めた所定時間における速度変化量とに基づいて移動距離を求める。そして、補正値検出部110は、求めた移動距離を補正部111へ出力する。
補正部111は、補正値検出部110から入力した移動距離に基づいて、無線通信部108から入力した位置情報に生じた誤差を補正する。具体的には、補正部111は、位置情報の位置を補正するか、または位置情報の位置の確からしさを示す指標を求めるパラメータを補正することにより、位置情報に生じた誤差を補正する。ここで、確からしさを示す指標とは、例えば、測位結果表示部112が現在表示している位置情報を更新するまでの間において、時間が経過するほど低下する信頼度の表示である。そして、補正部111は、誤差を補正した位置情報を測位結果表示部112へ出力する。一方、補正部111は、補正値検出部110から移動距離の入力がない場合には補正を行わずに、無線通信部108から入力した位置情報をそのまま測位結果表示部112へ出力する。なお、位置情報を補正する方法については後述する。
提供手段としての測位結果表示部112は、補正部111から入力した、確からしさを示す指標を含む位置情報を提供する。例えば、測位結果表示部112は、補正部111から入力した位置情報の提供として、地図上に通信端末装置100の現在地を表示する。また、測位結果表示部112は、確からしさを示す指標としての信頼度を示す数値を通信端末装置100の現在地と共に表示する。なお、測位結果表示部112が表示する位置情報は、必ずしも確からしさを示す指標を含む必要はなく、通信端末装置100の位置のみでも良い。
次に、通信端末装置100の動作について、図2及び図3を用いて説明する。図2及び図3は、通信端末装置100の動作を示すフロー図である。ここで、位置情報を補正する方法は、位置情報の位置を補正する場合と、位置情報の位置の確からしさを示すパラメータを補正する場合とが考えられる。最初に、位置情報の位置の確からしさを示すパラメータを補正する場合の通信端末装置100の動作について、図2を用いて説明する。
最初に、GPS受信部106は、GPS衛星から発射された電波のサーチを行って、衛星捕捉情報を取得し、測位演算部107は、測位情報を取得する(ステップST201)。
次に、通信端末装置100は、測位情報をサーバーに送信する(ステップST202)。この際に、補正値検出部110は、無線通信部108が測位情報を送信した時刻からの時間を計測し、通信端末装置100の移動状況を監視する。
次に、通信端末装置100の無線通信部108は、サーバーから位置情報を受信する(ステップST203)。
次に、補正値検出部110は、無線通信部108が位置情報を受信した際にタイマーを停止する。
次に、補正部111は、通信端末装置100が移動したか否か、即ち補正値検出部110から移動距離が入力したか否かを判定する(ステップST204)。
通信端末装置100が移動していると判定した場合には、補正値検出部110は、ステップST201で計測を開始してから時計を停止するまでの経過時間である補正対象移動時間と、補正対象移動時間内の速度変化量とから通信端末装置100の移動距離を演算する。
次に、補正部111は、補正値検出部110から入力した移動距離に基づいて、位置の確からしさを求めるためのパラメータを補正する(ステップST205)。
次に、測位結果表示部112は、補正後の位置情報を表示することにより位置情報を提供する(ステップST206)。
一方、ステップST204において、通信端末装置100が移動していないと判定した場合には、補正部111は、補正を行わず、測位結果表示部112はそのまま位置情報を表示する(ステップST206)。
次に、位置情報の位置を補正する場合の通信端末装置100の動作について、図3を用いて説明する。なお、図3において、図2と同一の動作である部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
補正部111は、通信端末装置100が移動したか否か、即ち補正値検出部110から移動距離が入力したか否かを判定する(ステップST204)。
通信端末装置100が移動していると判定した場合には、補正値検出部110は、ステップST201で計測を開始してから時計を停止するまでの補正対象移動時間と、補正対象移動時間内の速度変化量とから通信端末装置100の移動距離を演算する。
次に、補正部111は、補正値検出部110から入力した移動距離に基づいて、位置情報を補正する(ステップST301)。
次に、測位結果表示部112は、補正後の位置情報を表示することにより位置情報を提供する(ステップST206)。
一方、ステップST204において、通信端末装置100が移動していないと判定した場合には、補正部111は、補正を行わず、測位結果表示部112はそのまま位置情報を表示する(ステップST206)。
このように、本実施の形態によれば、通信端末装置が、補足した衛星データをサーバーに送信してから、サーバーで比較計算した計算結果(位置データ)を受信するまでの間に移動した場合でも、正確な位置情報を提供することができる。また、本実施の形態によれば、正確な位置情報を提供できることにより、間欠的に測位演算を行えば良いので、消費電力を抑制することができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2に係る通信端末装置400の構成を示すブロック図である。
図4に示す通信端末装置400は、図1に示す実施の形態1に係る通信端末装置100に対して、メモリ402を追加し、補正値検出部110の代わりに補正値検出部401を有し、補正部111の代わりに補正部403を有する。なお、図4において、図1と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
測位演算部107は、GPS受信部106から入力した衛星捕捉情報を用いて測位演算を行ない、各時間帯における測位演算の測位結果を補正値演算用パラメータとしてメモリ402へ出力する。また、測位演算部107は、測位演算が終了した際に、測位演算が終了したことを補正値検出部401へ通知する。
補正値検出部401は、測位演算部107から測位演算が終了した旨の通知を受けた際に、メモリ402から補正値演算用パラメータ及び補正対象移動時間の平均値を読み出して、読み出した補正値演算用パラメータ及び補正対象移動時間の平均値を用いて疑似距離の変化値Rpを求める。そして、補正値検出部401は、求めた疑似距離の変化値Rp及び無線通信部108から入力した予想疑似距離補正データRcを補正部403へ出力する。また、補正値検出部401は、補正部403が疑似距離Rを求める都度、タイマーを用いて、無線通信部108が疑似距離Rを送信してから位置情報を受信するまでの時間(以下、本実施の形態において、「補正対象移動時間」と記載する)を測定する。具体的には、補正値検出部401は、無線通信部108が疑似距離Rを送信した際に時間の測定を開始し、無線通信部108が位置情報を受信した際に時間の測定を停止する。そして、補正値検出部401は、求めた補正対象移動時間を含む補正対象移動時間の平均値を求めて、求めた補正対象移動時間の平均値をメモリ402に記憶させることにより補正対象移動時間の平均値を更新する。なお、疑似距離の変化値Rpを求める方法については後述する。
メモリ402は、測位演算部107から入力した補正値演算用パラメータを記憶する。また、メモリ402は、補正対象移動時間の平均値をあらかじめ記憶している。
補正部403は、補正値演算用パラメータの一つである測位結果Rをメモリ402から読み出す。この際、補正部403は、測位演算が終了した時点の測位結果Rをメモリ402から読み出す。また、補正部403は、読み出した測位結果Rと、補正値検出部401から入力した疑似距離の変化値Rp及び予想疑似距離補正データRcとに基づいて、疑似距離R2を求める。そして、補正部403は、求めた疑似距離R2を測位情報として無線通信部108へ出力する。なお、疑似距離Rを求める方法については後述する。
無線通信部108は、補正部403から入力した疑似距離Rを含む信号を無線処理し、無線処理した信号を無線アンテナ109を介してサーバーへ送信する。また、無線通信部108は、サーバーから送信された位置情報を無線アンテナ109を介して受信し、受信した位置情報を測位結果表示部112へ出力する。また、無線通信部108は、無線用アンテナ109を介して受信した基準クロック信号を周波数比較部103へ出力する。
図5は、通信端末装置とGPS衛星の位置関係を説明する図である。図5において、距離(R)は、疑似距離(R)をサーバーに送信した際のGPS衛星501と通信端末装置400との距離である。また、位置(SVT)は、通信端末装置400がサーバーに疑似距離(R)を送信した際のGPS衛星501の位置である。また、位置(UET)は、通信端末装置400がサーバーに疑似距離R2を送信した際の通信端末装置400の位置である。また、位置(SVT)は、通信端末装置400が位置情報を受信した際のGPS衛星501の位置である。また、位置(UET)は、通信端末装置400が位置情報を受信した際の通信端末装置400の位置である。また、疑似距離(R)は、位置(SVT)に存在するGPS衛星501と位置(UET)に存在する通信端末装置400との距離の予測値である。また、距離(R)は、位置(SVT)に存在するGPS衛星501と位置(UET)に存在する通信端末装置400との距離である。即ち、通信端末装置400がサーバーに対して疑似距離(R)を送信してから位置情報を受信するまでの間に、通信端末装置400は位置(UET)から位置(UET)へ移動し、GPS衛星501は位置(SVT)から位置(SVT)へ移動する。従って、通信端末装置400は、位置(UET)に存在する際に、距離(R)を補正して疑似距離(R)を求めるとともに、求めた疑似距離(R)を測位情報としてサーバーに送信することにより、位置(UET)に移動した際の正確な位置情報をサーバーから取得することができる。
次に、位置情報を補正する方法について、図6を用いて説明する。図6は、位置情報を補正する方法を説明する図である。図6において、横軸は時間tであり、縦軸は距離PRである。また、図6において、時刻(T)は、通信端末装置400がサーバーに対して測位情報を送信した時刻である。また、時刻(T)は、通信端末装置400が位置情報を受信する時刻である。また、距離(Rp)は、時刻(T)から時刻(T)までのGPS衛星501と通信端末装置400との距離の変化値である。また、距離(Rc)は、時刻(T)から時刻(T)までのGPS衛星501の移動のみによるGPS衛星501と通信端末装置400との擬似距離の変化値である。これより、補正部403は、サーバーへ送信する疑似距離Rを、(1)式より求めることができる。
=R−Rc=R+Rp−Rc (1)
次に、位置情報を補正する方法について、さらに詳細に説明する。位置情報を補正する方法としては、疑似距離の変化率を用いて位置情報を求める方法(方法1)と、GPS衛星501からのドップラー周波数情報を用いて位置情報を補正する方法(方法2)が考えられる。
最初に、方法1について説明する。GPS受信部106は、GPS衛星の電波のサーチを開始し、測位演算部107は、通信端末装置400の各時間帯における測位結果Rを補正値演算用パラメータとして取得する。
次に、メモリ402は、測位結果Rを記憶する。この際に、メモリ402は、補正対象移動時間の平均値をあらかじめ記憶している。
次に、補正値検出部401は、メモリ402に記憶している各時間帯における測位結果Rを用いて、擬似距離の変化率を予想する。即ち、補正値検出部401は、図6に示す疑似距離の変化#601における変化率を予想する。
次に、補正値検出部401は、求めた擬似距離の変化率に対して、時刻(T)から時刻(T)までの疑似時間(t)を乗算することにより疑似距離の変化値Rpを求める。
また、無線通信部108は、アンテナ109が受信した信号に含まれる、疑似時間(t)の間のGPS衛星501の移動のみによる変化値Rcを抽出する。
次に、補正値検出部401は、求めた疑似距離の変化値Rpと無線通信部108から取得したGPS衛星501の移動のみによる変化値Rcを補正部403へ渡す。
次に、補正部403は、測位演算を終了した時点の測位結果Rをメモリ402から読み出して、読み出した測位結果R、補正値検出部401から取得した疑似距離の変化値Rp及びGPS衛星501の移動のみによる変化値Rcを(1)式に代入して疑似距離Rを求める。
次に、無線通信部108は、疑似距離Rを含む信号を生成する。
次に、通信端末装置400は、疑似距離Rを含む信号をサーバーへ送信し、サーバーから位置情報を含む信号を受信する。ここで、受信した位置情報は、疑似距離Rに基づいて求めた情報であるので、通信端末装置400の現在の位置を正確に表した情報である。
次に、測位結果表示部112は、位置情報を画面に表示する等して、位置情報を提供する。
また、補正値検出部401は、疑似距離Rをサーバーへ送信する都度、疑似時間(t)、即ち補正対象移動時間を求める。そして、補正値検出部401は、求めた補正対象移動時間(t)を含む補正対象移動時間の平均値を求めるとともに、求めた補正対象移動時間の平均値をメモリ402に記憶させて補正対象移動時間の平均値を更新する。
また、GPS衛星501の移動のみによる変化値Rcは、サーバーより送られてくるReference PositionとEphemirisにより求めることができる。
次に、方法2について説明する。
最初に、GPS受信部106は、GPS用アンテナ101が受信した受信信号より、各時間帯におけるGPS衛星501からの各時間帯におけるドップラー周波数Fdの情報であるドップラー周波数情報を抽出する。
次に、補正値検出部401は、測位演算が終了した通知を測位演算部107から受けた際に、測位演算部107及びメモリ402を介して、ドップラー周波数情報を補正値演算用パラメータとして取得する。
次に、補正値検出部401は、(2)式を用いて疑似距離の変化値Rpを求める。
Rp= k×t (k=C×Fd÷1.575GHz) (2)
ただし、Cは、光の速度
kは、擬似距離の変化率
tは、補正対象移動時間の平均値
Fdは、ドップラー周波数
そして、(2)式より求めたRpを(1)式に代入する。なお、以降の処理は上記の方法1と同一であるので、その説明を省略する。
このように、本実施の形態によれば、通信端末装置が、補足した衛星データをサーバーに送信してから、サーバーで比較計算した計算結果(位置データ)を受信するまでの間に移動した場合でも、正確な位置情報を提供することができる。また、本実施の形態によれば、正確な位置情報を提供できることにより、間欠的に測位演算を行えば良いので、消費電力を抑制することができる。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3に係る位置情報の補正方法を示す図である。なお、本実施の形態における通信端末装置は、図4に示す通信端末装置の構成と同一構成であるので、本実施の形態の通信端末装置の説明では、図4を用いて説明する。
測位演算部107は、GPS受信部106から入力した衛星捕捉情報を用いて測位演算を行ない、測位演算の測位結果を補正値演算用パラメータとしてメモリ402へ出力する。また、測位演算部107は、測位演算が終了した際に、測位演算が終了したことを補正値検出部401へ通知する。
補正値検出部401は、測位演算部107から測位演算が終了した旨の通知を受けた際に、メモリ402から補正値演算用パラメータの一つである通信端末装置400のGPS衛星に対する仰角及び補正対象移動時間の平均値を読み出して、読み出した通信端末装置400のGPS衛星に対する仰角及び補正対象移動時間の平均値を用いて補正値の演算を行う。そして、補正値検出部401は、演算結果を補正部403へ出力する。また、補正値検出部401は、補正部403が疑似距離Rを求める都度、タイマーを用いて、無線通信部108が疑似距離Rを送信してから位置情報を受信するまでの時間(以下、本実施の形態において、「補正対象移動時間」と記載する)を測定する。具体的には、補正値検出部110は、無線通信部108が疑似距離Rを送信した際に時間の測定を開始し、無線通信部108が位置情報を受信した際に時間の測定を停止する。そして、補正値検出部401は、求めた補正対象移動時間を含む補正対象移動時間の平均値を求めて、求めた補正対象移動時間の平均値をメモリ402に記憶させることにより補正対象移動時間の平均値を更新する。なお、演算方法については後述する。
メモリ402は、測位演算部107から入力した補正値演算用パラメータを記憶する。また、メモリ402は、補正対象移動時間の平均値をあらかじめ記憶している。
補正部403は、補正値演算用パラメータの一つである測位結果Rをメモリ402から読み出す。また、補正部403は、読み出した測位結果Rと補正値検出部401から入力した演算結果とに基づいて、疑似距離Rを求める。そして、補正部403は、求めた疑似距離Rを測位情報として無線通信部108へ出力する。なお、疑似距離Rを求める方法については後述する。
無線通信部108は、補正部403から入力した疑似距離Rを含む信号を無線処理し、無線処理した信号を無線アンテナ109を介してサーバーへ送信する。また、無線通信部108は、サーバーから送信された位置情報を無線アンテナ109を介して受信し、受信した位置情報を測位結果表示部112へ出力する。
次に、位置情報を補正する方法について、図7を用いて説明する。
最初に、GPS受信部106は、GPS衛星の電波のサーチを開始し、GPS用アンテナ101が受信した受信信号より、通信端末装置400のGPS衛星501に対する仰角θの情報である仰角情報を抽出する。
次に、測位演算部107は、通信端末装置400の各時間帯における測位結果Rを補正値演算用パラメータとして取得する。
次に、補正値検出部401は、測位演算が終了した通知を測位演算部107から受けた際に、測位演算部107及びメモリ402を介して、仰角情報を補正値演算用パラメータとして取得する。
次に、補正値検出部401は、補正対象移動時間の平均値をメモリ402から読み出して、読み出した補正対象移動時間の平均値における速度ベクトルを求める。速度ベクトルは、補正値検出部401に設けた加速度センサーまたは方位センサー等を用いて検出した移動速度より求めることができる。
次に、補正値検出部401は、速度ベクトルを用いて(3)式の計算を行う。
次に、補正部403は、測位演算を終了した時点の測位結果Rをメモリ402から読み出して、読み出した測位結果R、補正値検出部401から取得した(3)式の演算結果を(1)式に代入して疑似距離Rを求める。
次に、無線通信部108は、疑似距離Rを含む信号を生成する。
次に、通信端末装置400の無線通信部108は、疑似距離Rを含む信号をサーバーへ送信し、サーバーから位置情報を含む信号を受信する。ここで、受信した位置情報は、疑似距離Rに基づいて求めた情報であるので、通信端末装置400の現在の位置を正確に表した情報である。
次に、測位結果表示部112は、位置情報を画面に表示する等して、位置情報を提供する。
また、補正値検出部401は、疑似距離Rをサーバーへ送信する都度、実際の補正対象移動時間(t)を求める。そして、補正値検出部401は、求めた補正対象移動時間(t)を含む補正対象移動時間の平均値を求めるとともに、求めた補正対象移動時間の平均値をメモリ402に記憶させて補正対象移動時間の平均値を更新する。
また、GPS衛星501の移動のみによる変化値Rcは、サーバーより送られてくるReference PositionとEphemirisにより求めることができる。
このように、本実施の形態によれば、通信端末装置が、補足した衛星データをサーバーに送信してから、サーバーで比較計算した計算結果(位置データ)を受信するまでの間に移動した場合でも、正確な位置情報を提供することができる。また、本実施の形態によれば、正確な位置情報を提供できることにより、間欠的に測位演算を行えば良いので、消費電力を抑制することができる。
本発明にかかる通信端末装置及び位置情報補正方法は、特に無線ネットワークを用いてサーバーから位置情報を取得し、取得した位置情報を提示するのに好適である。
本発明は、通信端末装置に関し、特に無線ネットワークを用いてサーバーから位置情報を取得し、取得した位置情報を提示する通信端末装置に関する。
近年、GPS(Global Positioning System)に代表される衛星測位システム(Satellite Positioning System,以下SPSという)に対応したSPS受信装置が知られている。また、SPS受信装置を搭載した車載用ナビゲーション装置またはSPS受信機能付き携帯電話装置等が実用化されている。これらの車載用ナビゲーション装置またはSPS受信機能付き携帯電話装置等は、精度が高く且つ安定的な位置測定を行なうには、搭載しているSPS受信装置が、測位用の人工衛星から送信される電波を安定して受信する必要がある。しかし、SPS受信装置は、都会のビルの谷間または建物内等の建物により電波の受信が妨害される場所においては正常に位置検索を行えないという問題がある。
このような問題を解決するために、近年、SPSとセルラ通信網とを統合した技術が提案されている(例えば、特許文献1)。この技術では、第1のSPS受信機付き携帯電話装置は、捕捉している衛星の数が不足しているために位置検索のための情報が不足している場合に、位置検索のための情報が不足しているデータをディジタル化し、ディジタル化したデータをセルラ通信網を介して第2のSPS受信機付き携帯電話装置及びサーバーに送信する。この際に、第2のSPS受信機付き携帯電話装置は、自局のアンテナの視界線内のSPS衛星からの信号を記録している。また、サーバーは、これらの2つのSPS受信機付き携帯電話装置から受信したデータを比較する。即ち、サーバーは、第2のSPS受信機付き携帯電話装置から受信した位置検索のための充分な情報を有するデータに基づいて、第1のSPS受信機の機能付き携帯電話装置から受信した、位置検索するには不十分なデータを分析することによって、第1のSPS受信機付き携帯電話装置から受信したデータを復元することができる。そして、サーバーは、既知の方法を使用して、第1のSPS受信機付き携帯電話装置の位置を正確に決定することができる。
特表2005−506521号公報
しかしながら、従来の装置においては、SPS受信機能付き携帯電話装置等が、補足した衛星データから取得したデータをサーバーに送信してから、サーバーで比較計算した計算結果(位置データ)がSPS受信機の機能付き携帯電話装置に返ってくるまでにある程度の時間を要する。従って、この間に、SPS受信機能付き携帯電話装置が移動すると、サーバーで比較計算したSPS受信機能付き携帯電話装置の位置と、計算結果を受信する際にSPS受信機能付き携帯電話装置が実際に存在する位置とに誤差が生じるという問題がある。
本発明の目的は、通信端末装置が、補足した衛星データをサーバーに送信してから、サーバーで比較計算した計算結果(位置データ)を受信するまでの間に移動した場合でも、正確な位置情報を提供することができる通信端末装置を提供することである。
本発明の通信端末装置は、測位用の人工衛星から発射された電波を受信して測位演算を行う測位演算手段と、前記測位演算の情報である測位情報をサーバーに送信するとともに、送信した前記測位情報を解析して求めた自局の位置の情報である位置情報をサーバーから受信する無線通信手段と、前記無線通信手段が前記測位情報を送信してから前記位置情報を受信するまでの間の予測される自局の移動距離を前記誤差として求める補正値検出手段と、前記無線通信手段が前記測位情報を送信してから前記位置情報を受信するまでの間の自局の移動に伴って前記位置情報に生じる誤差の補正として、前記測位情報取得手段が取得した前記測位情報に対して前記予測される自局の移動距離をあらかじめ補正する補正手段と、を具備する構成を採る。
また、本発明の通信端末装置は、測位用の人工衛星から発射された電波を受信して測位演算を行う測位演算手段と、前記測位演算の情報である測位情報をサーバーに送信するとともに、送信した前記測位情報を解析して求めた自局の位置の情報である位置情報をサーバーから受信する無線通信手段と、前記無線通信手段が前記測位情報を送信してから前記位置情報を受信するまでの間の自局の移動に伴って前記位置情報に生じる誤差の補正として、前記自局の位置の確からしさを示す指標を求めるパラメータを補正する補正手段と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、通信端末装置が、補足した衛星データをサーバーに送信してから、サーバーで比較計算した計算結果(位置データ)を受信するまでの間に移動した場合でも、正確な位置情報を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。本発明の実施の形態においては、測位用の人工衛星としてGPS衛星を用いる場合を例に説明する。なお、本発明は、GPS衛星を用いる場合に限らず、GPS衛星以外のガリレオ(Galileo)等に用いられる任意の測位用の人工衛星を用いることができる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る通信端末装置100の構成を示すブロック図である。
GPS用アンテナ101は、GPS衛星から発射された電波を受信して、受信したGPS衛星の電波をGPS受信部106へ出力する。
GPS用クロック源102は、GPS用のクロックを生成し、生成したクロックを周波数比較部103及びGPS受信部106へ出力する。
周波数比較部103は、GPSクロック源102から入力したクロックを正確に保つために、無線通信部108から入力した基準クロック信号とGPSクロック源102から入力したクロック信号を比較して、GPS受信部106のクロック周波数の周波数差の情報である周波数誤差情報を周波数補正制御部104へ出力する。
周波数補正制御部104は、周波数比較部103から入力した周波数差情報からGPS受信部106で用いるクロックを補正して、衛星サーチを行なう中心となる周波数であるサーチ基準周波数の信号を生成する。そして、周波数補正制御部104は、生成した信号をサーチ制御部105へ出力する。
サーチ制御部105は、周波数補正制御部104から入力した信号のサーチ基準周波数に応じて、衛星をサーチするサーチ範囲を設定する。サーチ制御部105は、GPS受信部106が同時にサーチ可能なチャンネルの数だけサーチ範囲を設定する。そして、サーチ制御部105は、設定したサーチ範囲で、GPS衛星から発射された電波をサーチするようにGPS受信部106を制御する。
GPS受信部106は、GPS用アンテナ101が受信したGPS衛星の電波を捕捉するために、サーチ制御部105が設定したサーチ範囲内で衛星サーチを行い、コード同期を行なう。具体的には、GPS受信部106は、各チャンネルでのコード同期が完了するまで、サーチ制御部105が設定したサーチ範囲内でサーチする周波数を変化させることにより衛星サーチを行う。そして、GPS受信部106は、各チャンネルのコード同期時のコード位相、周波数及び信号レベル等の衛星捕捉情報を測位演算部107へ出力する。
測位演算部107は、GPS受信部106から入力した衛星捕捉情報を用いて測位演算を行ない、測位演算の測位結果を測位情報として無線通信部108及び補正値検出部110へ出力する。
無線通信部108は、測位演算部107から入力した測位情報を含む信号を無線処理して、無線処理した信号を無線アンテナ109を介してサーバーへ送信する。また、無線通信部108は、サーバーから送信された位置情報を無線アンテナ109を介して受信し、受信した位置情報を補正値検出部110及び補正部111へ出力する。また、無線通信部108は、無線用アンテナ109を介して受信した基準クロック信号を周波数比較部103へ出力する。
補正値検出部110は、タイマーを用いて、無線通信部108が測位情報を送信してから位置情報を受信するまでの時間(以下、本実施の形態において、「補正対象移動時間」と記載する)を測定する。具体的には、補正値検出部110は、無線通信部108が測位情報を送信した際に時間の測定を開始し、無線通信部108が位置情報を受信した際に時間の測定を停止する。また、補正値検出部110は、加速度センサーまたは方位センサー等を用いて、移動速度を検出する。また、補正値検出部110は、タイマーで計測した補正対象移動時間と、検出した移動速度から求めた所定時間における速度変化量とに基づいて移動距離を求める。そして、補正値検出部110は、求めた移動距離を補正部111へ出力する。
補正部111は、補正値検出部110から入力した移動距離に基づいて、無線通信部108から入力した位置情報に生じた誤差を補正する。具体的には、補正部111は、位置情報の位置を補正するか、または位置情報の位置の確からしさを示す指標を求めるパラメータを補正することにより、位置情報に生じた誤差を補正する。ここで、確からしさを示す指標とは、例えば、測位結果表示部112が現在表示している位置情報を更新するまでの間において、時間が経過するほど低下する信頼度の表示である。そして、補正部111は、誤差を補正した位置情報を測位結果表示部112へ出力する。一方、補正部111は、補正値検出部110から移動距離の入力がない場合には補正を行わずに、無線通信部108から入力した位置情報をそのまま測位結果表示部112へ出力する。なお、位置情報を補正する方法については後述する。
提供手段としての測位結果表示部112は、補正部111から入力した、確からしさを示す指標を含む位置情報を提供する。例えば、測位結果表示部112は、補正部111から入力した位置情報の提供として、地図上に通信端末装置100の現在地を表示する。また、測位結果表示部112は、確からしさを示す指標としての信頼度を示す数値を通信端末装置100の現在地と共に表示する。なお、測位結果表示部112が表示する位置情報は、必ずしも確からしさを示す指標を含む必要はなく、通信端末装置100の位置のみでも良い。
次に、通信端末装置100の動作について、図2及び図3を用いて説明する。図2及び図3は、通信端末装置100の動作を示すフロー図である。ここで、位置情報を補正する方法は、位置情報の位置を補正する場合と、位置情報の位置の確からしさを示すパラメータを補正する場合とが考えられる。最初に、位置情報の位置の確からしさを示すパラメータを補正する場合の通信端末装置100の動作について、図2を用いて説明する。
最初に、GPS受信部106は、GPS衛星から発射された電波のサーチを行って、衛星捕捉情報を取得し、測位演算部107は、測位情報を取得する(ステップST201)。
次に、通信端末装置100は、測位情報をサーバーに送信する(ステップST202)。この際に、補正値検出部110は、無線通信部108が測位情報を送信した時刻からの時間を計測し、通信端末装置100の移動状況を監視する。
次に、通信端末装置100の無線通信部108は、サーバーから位置情報を受信する(ステップST203)。
次に、補正値検出部110は、無線通信部108が位置情報を受信した際にタイマーを停止する。
次に、補正部111は、通信端末装置100が移動したか否か、即ち補正値検出部110から移動距離が入力したか否かを判定する(ステップST204)。
通信端末装置100が移動していると判定した場合には、補正値検出部110は、ステップST201で計測を開始してから時計を停止するまでの経過時間である補正対象移動時間と、補正対象移動時間内の速度変化量とから通信端末装置100の移動距離を演算する。
次に、補正部111は、補正値検出部110から入力した移動距離に基づいて、位置の確からしさを求めるためのパラメータを補正する(ステップST205)。
次に、測位結果表示部112は、補正後の位置情報を表示することにより位置情報を提供する(ステップST206)。
一方、ステップST204において、通信端末装置100が移動していないと判定した場合には、補正部111は、補正を行わず、測位結果表示部112はそのまま位置情報を表示する(ステップST206)。
次に、位置情報の位置を補正する場合の通信端末装置100の動作について、図3を用いて説明する。なお、図3において、図2と同一の動作である部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
補正部111は、通信端末装置100が移動したか否か、即ち補正値検出部110から移動距離が入力したか否かを判定する(ステップST204)。
通信端末装置100が移動していると判定した場合には、補正値検出部110は、ステップST201で計測を開始してから時計を停止するまでの補正対象移動時間と、補正対象移動時間内の速度変化量とから通信端末装置100の移動距離を演算する。
次に、補正部111は、補正値検出部110から入力した移動距離に基づいて、位置情報を補正する(ステップST301)。
次に、測位結果表示部112は、補正後の位置情報を表示することにより位置情報を提供する(ステップST206)。
一方、ステップST204において、通信端末装置100が移動していないと判定した場合には、補正部111は、補正を行わず、測位結果表示部112はそのまま位置情報を表示する(ステップST206)。
このように、本実施の形態によれば、通信端末装置が、補足した衛星データをサーバーに送信してから、サーバーで比較計算した計算結果(位置データ)を受信するまでの間に移動した場合でも、正確な位置情報を提供することができる。また、本実施の形態によれば、正確な位置情報を提供できることにより、間欠的に測位演算を行えば良いので、消費電力を抑制することができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2に係る通信端末装置400の構成を示すブロック図である。
図4に示す通信端末装置400は、図1に示す実施の形態1に係る通信端末装置100に対して、メモリ402を追加し、補正値検出部110の代わりに補正値検出部401を有し、補正部111の代わりに補正部403を有する。なお、図4において、図1と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
測位演算部107は、GPS受信部106から入力した衛星捕捉情報を用いて測位演算を行ない、各時間帯における測位演算の測位結果を補正値演算用パラメータとしてメモリ402へ出力する。また、測位演算部107は、測位演算が終了した際に、測位演算が終了したことを補正値検出部401へ通知する。
補正値検出部401は、測位演算部107から測位演算が終了した旨の通知を受けた際に、メモリ402から補正値演算用パラメータ及び補正対象移動時間の平均値を読み出して、読み出した補正値演算用パラメータ及び補正対象移動時間の平均値を用いて疑似距離の変化値Rpを求める。そして、補正値検出部401は、求めた疑似距離の変化値Rp及び無線通信部108から入力した予想疑似距離補正データRcを補正部403へ出力する。また、補正値検出部401は、補正部403が疑似距離Rを求める都度、タイマーを用いて、無線通信部108が疑似距離Rを送信してから位置情報を受信するまでの時間(以下、本実施の形態において、「補正対象移動時間」と記載する)を測定する。具体的には、補正値検出部401は、無線通信部108が疑似距離Rを送信した際に時間の測定を開始し、無線通信部108が位置情報を受信した際に時間の測定を停止する。そして、補正値検出部401は、求めた補正対象移動時間を含む補正対象移動時間の平均値を求めて、求めた補正対象移動時間の平均値をメモリ402に記憶させることにより補正対象移動時間の平均値を更新する。なお、疑似距離の変化値Rpを求める方法については後述する。
メモリ402は、測位演算部107から入力した補正値演算用パラメータを記憶する。また、メモリ402は、補正対象移動時間の平均値をあらかじめ記憶している。
補正部403は、補正値演算用パラメータの一つである測位結果Rをメモリ402から読み出す。この際、補正部403は、測位演算が終了した時点の測位結果Rをメモリ402から読み出す。また、補正部403は、読み出した測位結果Rと、補正値検出部401から入力した疑似距離の変化値Rp及び予想疑似距離補正データRcとに基づいて、疑似距離R2を求める。そして、補正部403は、求めた疑似距離R2を測位情報として無線通信部108へ出力する。なお、疑似距離Rを求める方法については後述する。
無線通信部108は、補正部403から入力した疑似距離Rを含む信号を無線処理し、無線処理した信号を無線アンテナ109を介してサーバーへ送信する。また、無線通信部108は、サーバーから送信された位置情報を無線アンテナ109を介して受信し、受信した位置情報を測位結果表示部112へ出力する。また、無線通信部108は、無線用アンテナ109を介して受信した基準クロック信号を周波数比較部103へ出力する。
図5は、通信端末装置とGPS衛星の位置関係を説明する図である。図5において、距離(R)は、疑似距離(R)をサーバーに送信した際のGPS衛星501と通信端末装置400との距離である。また、位置(SVT)は、通信端末装置400がサーバーに疑似距離(R)を送信した際のGPS衛星501の位置である。また、位置(UET)は、通信端末装置400がサーバーに疑似距離R2を送信した際の通信端末装置400の位置である。また、位置(SVT)は、通信端末装置400が位置情報を受信した際のGPS衛星501の位置である。また、位置(UET)は、通信端末装置400が位置情報を受信した際の通信端末装置400の位置である。また、疑似距離(R)は、位置(SVT)に存在するGPS衛星501と位置(UET)に存在する通信端末装置400との距離の予測値である。また、距離(R)は、位置(SVT)に存在するGPS衛星501と位置(UET)に存在する通信端末装置400との距離である。即ち、通信端末装置400がサーバーに対して疑似距離(R)を送信してから位置情報を受信するまでの間に、通信端末装置400は位置(UET)から位置(UET)へ移動し、GPS衛星501は位置(SVT)から位置(SVT)へ移動する。従って、通信端末装置400は、位置(UET)に存在する際に、距離(R)を補正して疑似距離(R)を求めるとともに、求めた疑似距離(R)を測位情報としてサーバーに送信することにより、位置(UET)に移動した際の正確な位置情報をサーバーから取得することができる。
次に、位置情報を補正する方法について、図6を用いて説明する。図6は、位置情報を補正する方法を説明する図である。図6において、横軸は時間tであり、縦軸は距離PRである。また、図6において、時刻(T)は、通信端末装置400がサーバーに対して測位情報を送信した時刻である。また、時刻(T)は、通信端末装置400が位置情報を受信する時刻である。また、距離(Rp)は、時刻(T)から時刻(T)までのGPS衛星501と通信端末装置400との距離の変化値である。また、距離(Rc)は、時刻(T)から時刻(T)までのGPS衛星501の移動のみによるGPS衛星501と通信端末装置400との擬似距離の変化値である。これより、補正部403は、サーバーへ送信する疑似距離Rを、(1)式より求めることができる。
=R−Rc=R+Rp−Rc (1)
次に、位置情報を補正する方法について、さらに詳細に説明する。位置情報を補正する方法としては、疑似距離の変化率を用いて位置情報を求める方法(方法1)と、GPS衛星501からのドップラー周波数情報を用いて位置情報を補正する方法(方法2)が考えられる。
最初に、方法1について説明する。GPS受信部106は、GPS衛星の電波のサーチを開始し、測位演算部107は、通信端末装置400の各時間帯における測位結果Rを補正値演算用パラメータとして取得する。
次に、メモリ402は、測位結果Rを記憶する。この際に、メモリ402は、補正対象移動時間の平均値をあらかじめ記憶している。
次に、補正値検出部401は、メモリ402に記憶している各時間帯における測位結果Rを用いて、擬似距離の変化率を予想する。即ち、補正値検出部401は、図6に示す疑似距離の変化#601における変化率を予想する。
次に、補正値検出部401は、求めた擬似距離の変化率に対して、時刻(T)から時刻(T)までの疑似時間(t)を乗算することにより疑似距離の変化値Rpを求める。
また、無線通信部108は、アンテナ109が受信した信号に含まれる、疑似時間(t)の間のGPS衛星501の移動のみによる変化値Rcを抽出する。
次に、補正値検出部401は、求めた疑似距離の変化値Rpと無線通信部108から取得したGPS衛星501の移動のみによる変化値Rcを補正部403へ渡す。
次に、補正部403は、測位演算を終了した時点の測位結果Rをメモリ402から読み出して、読み出した測位結果R、補正値検出部401から取得した疑似距離の変化値Rp及びGPS衛星501の移動のみによる変化値Rcを(1)式に代入して疑似距離Rを求める。
次に、無線通信部108は、疑似距離Rを含む信号を生成する。
次に、通信端末装置400は、疑似距離Rを含む信号をサーバーへ送信し、サーバーから位置情報を含む信号を受信する。ここで、受信した位置情報は、疑似距離Rに基づいて求めた情報であるので、通信端末装置400の現在の位置を正確に表した情報である。
次に、測位結果表示部112は、位置情報を画面に表示する等して、位置情報を提供する。
また、補正値検出部401は、疑似距離Rをサーバーへ送信する都度、疑似時間(t)、即ち補正対象移動時間を求める。そして、補正値検出部401は、求めた補正対象移動時間(t)を含む補正対象移動時間の平均値を求めるとともに、求めた補正対象移動時間の平均値をメモリ402に記憶させて補正対象移動時間の平均値を更新する。
また、GPS衛星501の移動のみによる変化値Rcは、サーバーより送られてくるReference PositionとEphemirisにより求めることができる。
次に、方法2について説明する。
最初に、GPS受信部106は、GPS用アンテナ101が受信した受信信号より、各時間帯におけるGPS衛星501からの各時間帯におけるドップラー周波数Fdの情報であるドップラー周波数情報を抽出する。
次に、補正値検出部401は、測位演算が終了した通知を測位演算部107から受けた際に、測位演算部107及びメモリ402を介して、ドップラー周波数情報を補正値演算用パラメータとして取得する。
次に、補正値検出部401は、(2)式を用いて疑似距離の変化値Rpを求める。
Rp= k×t (k=C×Fd÷1.575GHz) (2)
ただし、Cは、光の速度
kは、擬似距離の変化率
tは、補正対象移動時間の平均値
Fdは、ドップラー周波数
そして、(2)式より求めたRpを(1)式に代入する。なお、以降の処理は上記の方法1と同一であるので、その説明を省略する。
このように、本実施の形態によれば、通信端末装置が、補足した衛星データをサーバーに送信してから、サーバーで比較計算した計算結果(位置データ)を受信するまでの間に移動した場合でも、正確な位置情報を提供することができる。また、本実施の形態によれば、正確な位置情報を提供できることにより、間欠的に測位演算を行えば良いので、消費電力を抑制することができる。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3に係る位置情報の補正方法を示す図である。なお、本実施の形態における通信端末装置は、図4に示す通信端末装置の構成と同一構成であるので、本実施の形態の通信端末装置の説明では、図4を用いて説明する。
測位演算部107は、GPS受信部106から入力した衛星捕捉情報を用いて測位演算を行ない、測位演算の測位結果を補正値演算用パラメータとしてメモリ402へ出力する。また、測位演算部107は、測位演算が終了した際に、測位演算が終了したことを補正値検出部401へ通知する。
補正値検出部401は、測位演算部107から測位演算が終了した旨の通知を受けた際に、メモリ402から補正値演算用パラメータの一つである通信端末装置400のGPS衛星に対する仰角及び補正対象移動時間の平均値を読み出して、読み出した通信端末装置400のGPS衛星に対する仰角及び補正対象移動時間の平均値を用いて補正値の演算を行う。そして、補正値検出部401は、演算結果を補正部403へ出力する。また、補正値検出部401は、補正部403が疑似距離Rを求める都度、タイマーを用いて、無線通信部108が疑似距離Rを送信してから位置情報を受信するまでの時間(以下、本実施の形態において、「補正対象移動時間」と記載する)を測定する。具体的には、補正値検出部110は、無線通信部108が疑似距離Rを送信した際に時間の測定を開始し、無線通信部108が位置情報を受信した際に時間の測定を停止する。そして、補正値検出部401は、求めた補正対象移動時間を含む補正対象移動時間の平均値を求めて、求めた補正対象移動時間の平均値をメモリ402に記憶させることにより補正対象移動時間の平均値を更新する。なお、演算方法については後述する。
メモリ402は、測位演算部107から入力した補正値演算用パラメータを記憶する。また、メモリ402は、補正対象移動時間の平均値をあらかじめ記憶している。
補正部403は、補正値演算用パラメータの一つである測位結果Rをメモリ402から読み出す。また、補正部403は、読み出した測位結果Rと補正値検出部401から入力した演算結果とに基づいて、疑似距離Rを求める。そして、補正部403は、求めた疑似距離Rを測位情報として無線通信部108へ出力する。なお、疑似距離Rを求める方法については後述する。
無線通信部108は、補正部403から入力した疑似距離Rを含む信号を無線処理し、無線処理した信号を無線アンテナ109を介してサーバーへ送信する。また、無線通信部108は、サーバーから送信された位置情報を無線アンテナ109を介して受信し、受信した位置情報を測位結果表示部112へ出力する。
次に、位置情報を補正する方法について、図7を用いて説明する。
最初に、GPS受信部106は、GPS衛星の電波のサーチを開始し、GPS用アンテナ101が受信した受信信号より、通信端末装置400のGPS衛星501に対する仰角θの情報である仰角情報を抽出する。
次に、測位演算部107は、通信端末装置400の各時間帯における測位結果Rを補正値演算用パラメータとして取得する。
次に、補正値検出部401は、測位演算が終了した通知を測位演算部107から受けた際に、測位演算部107及びメモリ402を介して、仰角情報を補正値演算用パラメータとして取得する。
次に、補正値検出部401は、補正対象移動時間の平均値をメモリ402から読み出して、読み出した補正対象移動時間の平均値における速度ベクトルを求める。速度ベクトルは、補正値検出部401に設けた加速度センサーまたは方位センサー等を用いて検出した移動速度より求めることができる。
次に、補正値検出部401は、速度ベクトルを用いて(3)式の計算を行う。
次に、補正部403は、測位演算を終了した時点の測位結果Rをメモリ402から読み出して、読み出した測位結果R、補正値検出部401から取得した(3)式の演算結果を(1)式に代入して疑似距離Rを求める。
次に、無線通信部108は、疑似距離Rを含む信号を生成する。
次に、通信端末装置400の無線通信部108は、疑似距離Rを含む信号をサーバーへ送信し、サーバーから位置情報を含む信号を受信する。ここで、受信した位置情報は、疑似距離Rに基づいて求めた情報であるので、通信端末装置400の現在の位置を正確に表した情報である。
次に、測位結果表示部112は、位置情報を画面に表示する等して、位置情報を提供する。
また、補正値検出部401は、疑似距離Rをサーバーへ送信する都度、実際の補正対象移動時間(t)を求める。そして、補正値検出部401は、求めた補正対象移動時間(t)を含む補正対象移動時間の平均値を求めるとともに、求めた補正対象移動時間の平均値をメモリ402に記憶させて補正対象移動時間の平均値を更新する。
また、GPS衛星501の移動のみによる変化値Rcは、サーバーより送られてくるReference PositionとEphemirisにより求めることができる。
このように、本実施の形態によれば、通信端末装置が、補足した衛星データをサーバーに送信してから、サーバーで比較計算した計算結果(位置データ)を受信するまでの間に移動した場合でも、正確な位置情報を提供することができる。また、本実施の形態によれば、正確な位置情報を提供できることにより、間欠的に測位演算を行えば良いので、消費電力を抑制することができる。
本発明にかかる通信端末装置は、特に無線ネットワークを用いてサーバーから位置情報を取得し、取得した位置情報を提示するのに好適である。
本発明の実施の形態1に係る通信端末装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る位置情報の補正方法を示すフロー図 本発明の実施の形態1に係る位置情報の補正方法を示すフロー図 本発明の実施の形態2に係る通信端末装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係る通信端末装置とGPS衛星の位置関係を説明する図 本発明の実施の形態2に係る位置情報の補正方法を示す図 本発明の実施の形態3に係る位置情報の補正方法を示す図

Claims (6)

  1. 測位用の人工衛星から発射された電波を受信して測位演算を行う測位演算手段と、
    前記測位演算の情報である測位情報をサーバーに送信するとともに、送信した前記測位情報を解析して求めた自局の位置の情報である位置情報をサーバーから受信する無線通信手段と、
    前記無線通信手段が前記測位情報を送信してから前記位置情報を受信するまでの間の自局の移動に伴って前記位置情報に生じる誤差を補正する補正手段と、
    を具備する通信端末装置。
  2. 前記補正手段は、受信した前記位置情報に生じた前記誤差を補正する請求項1記載の通信端末装置。
  3. 前記無線通信手段が前記測位情報を送信してから前記位置情報を受信するまでの時間と前記時間内の移動速度変化量より移動距離を求める補正値検出手段を具備し、
    前記補正手段は、前記補正値検出手段が求めた前記移動距離を前記誤差として補正する請求項2記載の通信端末装置。
  4. 自局の位置の確からしさを示す指標を含む前記位置情報を提供する提供手段を具備し、
    前記補正手段は、前記指標を求めるパラメータを補正することにより前記誤差を補正する請求項1記載の通信端末装置。
  5. 前記無線通信手段が前記測位情報を送信してから前記位置情報を受信するまでの間の予測される自局の移動距離を前記誤差として求める補正値検出手段を具備し、
    前記補正手段は、前記測位情報取得手段が取得した前記測位情報に対して前記予測される自局の移動距離をあらかじめ補正し、
    前記無線通信手段は、前記補正手段が補正した前記測位情報を送信する請求項1記載の通信端末装置。
  6. 通信端末装置が測位用の人工衛星から発射された電波を受信して測位演算を行うステップと、
    前記測位演算の情報である測位情報を前記通信端末装置からサーバーへ送信するステップと、
    前記サーバーが、前記測位情報を解析して求めた前記通信端末装置の位置の情報である位置情報を前記通信端末装置へ送信するステップと、
    前記通信端末装置が、前記測位情報を送信してから前記位置情報を受信するまでの間の前記通信端末装置の移動に伴って前記位置情報に生じる誤差を補正するステップと、
    を具備する位置情報補正方法。
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