JPWO2008099446A1 - 通信システム、通信装置、無線基地局および無線端末局 - Google Patents

通信システム、通信装置、無線基地局および無線端末局 Download PDF

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Abstract

本発明にかかる通信システムは、ND装置(1)が、端末(8)宛の下りデータフレームを複製し、得られた各下りデータフレームをそれぞれ異なるAP(3−1〜3−3)経由で送信する下りデータフレーム複製送信手段と、同一上りデータフレームをそれぞれ異なるAP(3−1〜3−3)経由で複数受信した場合に、各上りデータフレームの中から選択したいずれか一つをその宛先へ送信する上りデータフレーム選択送信手段と、を備え、ND装置(2)が、端末(8)から受信した上りデータフレームを複製し、得られた各上りデータフレームをそれぞれ異なるSTA(4−1,4−2)経由で送信する上りデータフレーム複製送信手段と、同一下りデータフレームをそれぞれ異なるSTA(4−1,4−2)経由で複数受信した場合に、各下りデータフレームの中から選択したいずれか一つを端末(8)へ送信する下りデータフレーム送信転送手段と、を備える。

Description

本発明は、移動通信網における無線通信技術に関するものであり、特に、シームレスなハンドオーバを実現するネットワークダイバーシチ通信に関するものである。
無線通信システムにおいて端末装置のシームレスな通信(ハンドオーバ)を実現する従来の技術として、たとえば、下記特許文献1および2に記載された技術が存在する。下記特許文献1に記載の技術では、端末装置の登録情報を隣接するルータ間で交換し、交換した情報を利用することにより端末装置のシームレスな移動を実現している。また、下記特許文献2に記載の技術では、IPアドレス等の動的に割り当てが可能なアドレスを用いてデータのカプセル化およびカプセル解除を行い、端末装置のシームレスな移動を実現している。
特開2004−533790号公報 特開2003−244207号公報
しかしながら、上記従来のシームレスな通信を実現するための技術は、単一の通信経路から別の単一の通信経路へのシームレスな移動の手順についての言及であり、またIP等のネットワーク層のカプセル化によりアクセスルータがシームレスな移動を司る手順についての言及であった。そのため、複数の通信経路を用いた端末装置のシームレスな移動や、ネットワーク層の装置を要さないデータリンク層の広域Ethernet(登録商標)網等におけるシームレスな移動、に関して解決が図れないという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の通信経路を用いた通信のシームレス化や、データリンク層の既存ネットワークにおける端末装置のシームレスな移動、を実現する通信システム、通信装置、無線基地局および無線端末局を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる通信システムは、複数の無線基地局と、当該複数の無線基地局に接続された第1のネットワークダイバーシチ装置と、当該複数の無線基地局のいずれか一つと無線接続しかつ単一の端末装置と有線接続された複数の無線端末局および当該複数の無線端末局に接続された第2のネットワークダイバーシチ装置を含む移動体と、を含んだ通信システムであって、前記第1のネットワークダイバーシチ装置が、前記端末装置宛の下りデータフレームを複製し、当該複製処理により得られた各下りデータフレームをそれぞれ異なる無線基地局経由で当該端末装置宛に送信する下りデータフレーム複製送信手段と、同一内容の上りデータフレームをそれぞれ異なる無線基地局経由で複数受信した場合に、当該各上りデータフレームの中から選択したいずれか一つの上りデータフレームをその宛先へ送信する上りデータフレーム選択送信手段と、を備え、前記第2のネットワークダイバーシチ装置が、前記端末装置から受信した上りデータフレームを複製し、当該複製処理により得られた各上りデータフレームをそれぞれ異なる無線端末局経由でその宛先へ送信する上りデータフレーム複製送信手段と、同一内容の下りデータフレームをそれぞれ異なる無線端末局経由で複数受信した場合に、当該各下りデータフレームの中から選択したいずれか一つの下りデータフレームを前記端末装置へ送信する下りデータフレーム選択送信手段と、を備えることを特徴とする。
本発明にかかる通信システムは、上りデータフレームの伝送動作では、移動体側のND装置(ネットワークダイバーシチ装置)でデータフレームを複製し、一方、下りデータフレームの伝送動作では、固定網側のND装置でデータフレーム複製し、複数の無線通信経路を介して、同一データフレーム(同一データを含んだデータフレーム)を対向のND装置へ送信し、同一データフレームを複数受信したND装置は、そのうち1つを選択して宛先へ届けるようにしたので、少なくとも一つの無線通信経路が確保されていればデータ瞬断を回避することができ、ユーザに違和感を与えることのない通信システムを実現することができる、という効果を奏する。
図1は、本発明にかかる通信システムの実施の形態1の構成例を示す図である。 図2−1は、実施の形態1のND装置の構成例を示す図である。 図2−2は、実施の形態1のND装置の構成例を示す図である。 図3は、実施の形態1のAPの構成例を示す図である。 図4は、実施の形態1のSTAの構成例を示す図である。 図5は、実施の形態1の上りデータフレームの構成例を示す図である。 図6は、実施の形態1の下りデータフレームの構成例を示す図である。 図7は、端末装置およびサーバ装置の間のデータフレーム伝送動作のシーケンス例を示す図である。 図8−1は、実施の形態2のND装置の構成例を示す図である。 図8−2は、実施の形態2のND装置の構成例を示す図である。 図9は、実施の形態2のAPの構成例を示す図である。 図10は、実施の形態2のSTAの構成例を示す図である。 図11は、ND装置探索において使用するフレームの構成例を示す図である。 図12−1は、実施の形態3のND装置の構成例を示す図である。 図12−2は、実施の形態3のND装置の構成例を示す図である。 図13は、実施の形態3のAPの構成例を示す図である。 図14は、実施の形態3のSTAの構成例を示す図である。 図15は、実施の形態3のND装置が備える自MACアドレス保持部の内部テーブル構成例を示す図である。 図16は、実施の形態3の通信システム内において近接ND装置の探索シーケンス例および遠隔ND装置情報の通知シーケンス例を示す図である。 図17は、実施の形態3のND装置が備える自MACアドレス保持部が自MACアドレスの値を決定する処理の一例を示すフローチャートである。 図18は、実施の形態3の上りデータフレームの構成例を示す図である。 図19は、端末装置およびサーバ装置の間のデータフレーム伝送動作のシーケンス例を示す図である。 図20は、実施の形態4のND装置の構成例を示す図である。 図21は、実施の形態5のND装置の構成例を示す図である。 図22は、実施の形態5の下りデータフレームの構成例を示す図である。 図23は、実施の形態5の上りデータフレームの構成例を示す図である。 図24は、実施の形態6の通信システムの構成例を示す図である。 図25は、実施の形態6のND装置の構成例を示す図である。 図26は、実施の形態6のAPの構成例を示す図である。 図27は、実施の形態6のSTAの構成例を示す図である。 図28は、実施の形態6の上りデータフレームの構成例を示す図である。 図29は、実施の形態7の移動体内部の構成例を示す図である。 図30は、実施の形態7の移動体内部の構成例を示す図である。
符号の説明
1、2、1a、2a、1b、2b、1c、1d、2d、1e、2e、 ネットワークダイバーシチ装置(ND装置)
3−1〜3−3、3a−1〜3a−3、3e−1〜3e−3 無線基地局(AP:Access Point)
4−1、4−2、4a−1、4a−2、4e−1、4e−2 無線端末局(STA:Station)
5、6、5e、6e レイヤ2スイッチ(L2スイッチ)
7 サーバ装置
8 端末装置
101、201 LAN受信部
102、202 LAN送信部
103、103a、103b、103c、203、203a、203b フィルタ/分別部
104、104d、104e、204 カプセル化部
105、105b、105e、205、205b 複製部
106、206 選択合成部
107、207 デカプセル化部
108、108b、208、208b 自MACアドレス保持部
109、209 送受信機リスト保持部
110 送受信機−端末学習部
111、211 ND装置探索応答部
112、212 対向ND装置情報保持部
113 ND装置−端末学習部
114 代理ARP応答生成部
181 自MACアドレス格納領域
182 探索要求元AP格納領域
183 最新探索時刻格納領域
301 無線受信部
302 無線送信部
303 無線接続制御部
304 フレーム生成部
305 カプセル化部
306 ND装置情報保持部
307 LAN送信部
308 LAN受信部
309、313 フィルタ部
310 デカプセル化部
311 無線フレーム生成部
312、312b ND装置探索部
314 ND装置情報管理部
315 ND装置情報通知部
316 経路学習パケット生成部
401 LAN受信部
402 LAN送信部
403、413 フィルタ部
404 デカプセル化部
405 無線フレーム生成部
406 無線送信部
407 無線受信部
408 無線接続制御部
409 フレーム生成部
410 カプセル化部
411 ND装置情報保持部
412、412b ND装置探索部
414 遠隔ND装置情報管理部
415 遠隔ND装置情報通知部
416 経路学習パケット生成部
以下に、本発明にかかる通信システム、通信装置、無線基地局および無線端末局の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる通信システムの実施の形態1の構成例を示す図である。図1において、1は、固定網側に配備され、複数の無線基地局に接続されたネットワークダイバーシチ装置(ND装置)、2は、移動体に配備され、複数の無線端末局に接続されたネットワークダイバーシチ装置(ND装置)である。3−1〜3−3は、無線基地局(AP:Access Point)、4−1および4−2は、移動体に配備された無線端末局(STA:Station)であり、STAはいずれかのAPと無線通信を行う。また、5および6は、固定網側のレイヤ2スイッチ(L2スイッチ)および移動体側のL2スイッチである。また、7は有線ネットワークなどを介してND装置1と接続されたサーバ装置、8は移動体に配備され、移動体上のローカルネットワークなどを介してND装置2と接続された端末装置である。本実施の形態においては、サーバ装置7と端末装置8がデータの送受信を行う場合の動作例について説明を行う。
なお、本実施の形態の通信システムにおいては、無線基地局側のND装置1と、移動体側のND装置2との間で複数の経路を確立してネットワークダイバーシチ機能を実現する。また、図1に示した例では、AP3−1とSTA4−1が無線接続され、AP3−2とSTA4−2が無線接続された状態を示している。
AP3−1〜3−3は、移動体の移動範囲をカバーするように配置され、L2スイッチ5を介してND装置1に接続される。移動体は、無線端末局を2セット(STA4−1および4−2)備え、これらのSTAは、L2スイッチ6を介してND装置2に接続される。
図2−1および図2−2は、ND装置1および2の構成例を示す図である。図2−1に示したように、ND装置1は、LAN受信部101と、LAN送信部102と、フィルタ/分別部103と、カプセル化部104と、複製部105と、選択合成部106と、デカプセル化部107と、自MACアドレス保持部108と、送受信機リスト保持部109と、送受信機−端末学習部110と、を備えている。また、図2−2に示したように、ND装置2は、LAN受信部201と、LAN送信部202と、フィルタ/分別部203と、カプセル化部204と、複製部205と、選択合成部206と、デカプセル化部207と、自MACアドレス保持部208と、送受信機リスト保持部209と、を備えている。なお、ND装置2は、上記ND装置1のサブセット構成となっている。そのため、ND装置2の各構成要素は、ND装置1を構成している同一名称の構成要素と同様の機能を有する。
なお、複製部105およびLAN送信部102が請求項1、2および12に記載の下りデータフレーム複製送信手段を構成する。選択合成部106、デカプセル化部107およびLAN送信部102が請求項1、2および12に記載の上りデータフレーム選択送信手段を構成する。送受信機−端末学習部110が請求項5および13に記載の基地局アドレス保持手段を構成する。複製部205およびLAN送信部202が請求項1および2に記載の上りデータフレーム複製送信手段を構成する。選択合成部206、デカプセル化部207およびLAN送信部202が請求項1および2に記載の下りデータフレーム選択送信手段を構成する。
図3は、AP3−1〜3−3の構成例を示す図であり、これら各APは同じ構成をとる。図3に示したように、各APは、無線受信部301と、無線送信部302と、無線接続制御部303と、フレーム生成部304と、カプセル化部305と、ND装置情報保持部306と、LAN送信部307と、LAN受信部308と、フィルタ部309と、デカプセル化部310と、無線フレーム生成部311と、を備えている。
なお、無線接続制御部303が請求項3および16に記載の無線端末局アドレス保持手段を構成する。カプセル化部305およびLAN送信部307が請求項3に記載の上りカプセル化データフレーム送信手段を構成する。無線フレーム生成部311および無線送信部302が請求項3および17に記載のくだり無線データフレーム送信手段を構成する。
図4は、STA4−1およびSTA4−2の構成例を示す図であり、これら各STAは同じ構成をとる。図4に示したように、各STAは、LAN受信部401と、LAN送信部402と、フィルタ部403と、デカプセル化部404と、無線フレーム生成部405と、無線送信部406と、無線受信部407と、無線接続制御部408と、フレーム生成部409と、カプセル化部410と、ND装置情報保持部411と、を備えている。
図5は、上記通信システム内を端末装置8からサーバ装置7方向へ伝送される上りデータフレームの構成例を示す図である。図5において、F11は端末装置8からND装置2へ伝送されるデータフレーム、F12−1はND装置2からSTA4−1へ伝送されるデータフレーム、F12−2はND装置2からSTA4−2へ伝送されるデータフレーム、F13−1はSTA4−1からAP3−1へ伝送されるデータフレーム、F13−2はSTA4−2からAP3−2へ伝送されるデータフレーム、F14−1はAP3−1からND装置1へ伝送されるデータフレーム、F14−2はAP3−2からND装置1へ伝送されるデータフレーム、F15はND装置1からサーバ装置7へ伝送されるデータフレームである。
なお、図5において、DSTは宛先アドレス(Destination Address)、SRCは送信元アドレス(Source Address)、RAは受信者アドレス(Receiver Address)、TAは送信者アドレス(Transmitter Address)、DAは宛先アドレス(Destination Address)、SAは送信元アドレス(Source Address)、Tはデータタイプ識別子、Cはカプセル化データ識別子、を示している。また、これらは、後述するデータフレーム構成においても同様である。
また、図6は、上記通信システム内をサーバ装置7から端末装置8方向へ伝送される下りデータフレームの構成例を示す図である。図6において、F21はサーバ装置7からND装置1へ伝送されるデータフレーム、F22−1はND装置1からAP3−1へ伝送されるデータフレーム、F22−2はND装置1からAP3−2へ伝送されるデータフレーム、F23−1はAP3−1からSTA4−1へ伝送されるデータフレーム、F23−2はAP3−2からSTA4−2へ伝送されるデータフレーム、F24−1はSTA4−1からND装置2へ伝送されるデータフレーム、F24−2はSTA4−2からND装置2へ伝送されるデータフレーム、F25はND装置2から端末装置8へ伝送されるデータフレームである。
図7は、上記通信システム内を端末装置8からサーバ装置7方向へ上りデータフレームが伝送される場合のシーケンス例、およびサーバ装置7から端末装置8方向へ下りデータフレームが伝送される場合のシーケンス例、を示す図である。
つづいて、端末装置8からサーバ装置7へ流れる上り方向のトラヒックの伝送動作および逆の方向に流れる下り方向のトラヒックの伝送動作について、図1〜図7を参照しながら説明する。
まず、上り方向のトラヒックの伝送動作について説明する。なお、ND装置1は、AP3−1〜3−3の存在を認識しており、送受信機リスト保持部109(図2−1参照)に各APの情報(APのアドレス情報など)を保持している。一方、ND装置2は、移動体内のSTA4−1および4−2の存在を認識しており、送受信機リスト保持部209(図2−2参照)に各STAの情報(STAのアドレス情報など)を保持している。また、AP3−1〜3−3は、ND装置1の存在を認識しており、ND装置情報保持部306にND装置情報(ND装置のアドレス情報など)を保持している。
図2−2に示した構成のND装置2において、フィルタ/分別部203は、LAN受信部201が受信したデータフレームのうち、端末装置8から受信したデータフレームをカプセル化部204に振り分ける。なお、フィルタ/分別部203は、カプセル化されていないデータフレームを受信した場合、即ちカプセル化データ識別子が付加されていないデータフレームF11(図5参照)を受信した場合に本振り分け動作を行う。また、カプセル化されたデータフレームを受信した場合には、その受信データフレームを選択合成部206へ渡す。
カプセル化部204は、フィルタ/分別部203からデータフレーム(カプセル化されていないデータフレーム)を受け取った場合、そのデータフレームのカプセル化を行う。そして、自MACアドレス保持部208が保持している情報である自装置(ND装置2)のMACアドレスを送信元アドレスに設定する(図7のステップS11に相当)。
複製部205は、カプセル化部204においてカプセル化されたデータフレームであるカプセル化データフレームを複製し、送受信機リスト保持部209が保持している情報(STAのMACアドレス)を用いて、カプセル化データフレームの宛先をそれぞれSTA4−1およびSTA4−2に設定する(図7のステップS12に相当)。これにより図5に示したカプセル化データフレームであるデータフレームF12−1およびF12−2を生成する。そして、生成されたデータフレームF12−1およびF12−2はLAN送信部202へ渡され、LAN送信部202は、受け取ったデータフレームF12−1およびF12−2を送信する。
図4に示した構成のSTA4−1およびSTA4−2において、LAN受信部401はデータフレームを受信し、フィルタ部403は、LAN受信部401が受信したデータフレームの中からカプセル化データフレームのみを取り出してデカプセル化部404へ渡す。デカプセル化部404は、受け取ったカプセル化データフレームからカプセル化ヘッダ部分(上記ND装置2のカプセル化部204が付与したヘッダ部分)を取り除き、無線フレーム生成部405へ渡す。無線フレーム生成部405は、無線接続制御部408から接続AP情報を取得し、この接続AP情報を用いて無線データフレーム(たとえば、IEEE802.11標準のフレーム)を生成する。具体的には、宛先を接続中のAPとした無線データフレームを生成する(図7のステップS13に相当)。なお、図5に示したデータフレームF13−1がSTA4−1により生成された無線データフレーム、データフレームF13−2がSTA4−2により生成された無線データフレームである。無線送信部406は、以上の動作で生成された無線データフレームを接続中のAPへ送信する。
図3に示した構成のAP3−1〜AP3−3において、無線受信部301は接続中のSTAから無線データフレームを受信した場合、その無線データフレームをフレーム生成部304へ渡す。
このとき、送信者であるSTAのアドレス情報およびトラヒック源である端末装置8のアドレス情報は、無線受信部301から無線接続制御部303へ渡される。無線接続制御部303は、受け取ったSTAのアドレス情報および端末装置8のアドレス情報を関連付けて保持しておき、逆方向のトラヒック(下りトラヒック)の伝送動作に備える。
フレーム生成部304は、受け取った無線データフレームのヘッダ部分を取り除き、カプセル化部305へ渡す。カプセル化部305は、フレーム生成部304から受け取ったデータフレームのカプセル化を行い、また、ND装置情報保持部306が保持している情報(ND装置1のMACアドレス情報)を取得し、カプセル化データフレームの宛先アドレスに設定する(図7のステップS14に相当)。なお、図5に示したデータフレームF14−1がAP3−1のカプセル化部305により生成されたカプセル化データフレーム、データフレームF14−2がAP3−2のカプセル化部305により生成されたカプセル化データフレームである。LAN送信部307は、以上の動作で生成されたカプセル化データフレームをND装置1へ送信する。
図2−1に示した構成のND装置1において、フィルタ/分別部103は、LAN受信部101が受信したデータフレームのうち、AP3−1またはAP3−2から受け取ったカプセル化データフレームを選択合成部106に振り分ける。なお、フィルタ/分別部103は、カプセル化されたデータフレームを受信した場合、即ちカプセル化データ識別子が付加されているデータフレームF14−1またはF14−2(図5参照)を受信した場合に本振り分け動作を行う。また、カプセル化されていないデータフレームを受信した場合には、その受信データフレームをカプセル化部104へ渡す。
このとき、送信者であるAPのアドレス情報およびトラヒック源である端末装置8のアドレス情報は、選択合成部106から送受信機−端末学習部110へ渡される。送受信機−端末学習部110は、受け取ったAPのアドレス情報および端末装置8のアドレス情報を関連付けて保持しておき、逆方向のトラヒック(下りトラヒック)の伝送動作に備える。すなわち、端末装置8に接続されたSTAと通信を行うAPは時間の経過とともに(端末装置8を配備した移動体の移動に伴い)変化するので、この時点でどのAPを介して端末装置8との間でデータフレームがやりとりされるかを記憶しておく。
選択合成部106は、AP3−1およびAP3−2から同一データを含んだカプセル化データフレーム(以下、単に同一フレームと呼ぶ)を受信したした場合、同一フレームのうち1つを選択してデカプセル化部107へ渡す(図7のステップS15に相当)。デカプセル化部107は、受け取ったカプセル化データフレームからカプセル化ヘッダ部分(上記AP3−1またはAP3−2のカプセル化部305が付与したヘッダ部分)を取り除き、LAN送信部102へ渡す(図7のステップS16に相当)。なお、図5に示したデータフレームF15がデカプセル化部107からLAN送信部102へ渡されるデータフレームである。LAN送信部102は、以上の動作で生成されたデータフレームF15をサーバ装置7へ送信する。
次に、下り方向のトラヒックの伝送動作について説明する。なお、STA4−1および4−2は、ND装置2の存在を認識しており、ND装置情報保持部411にND装置情報を保持している。
図2−1に示した構成のND装置1において、フィルタ/分別部103は、LAN受信部101が受信したデータフレームのうち、サーバ装置7から受信したデータフレームをカプセル化部104に振り分ける。なお、フィルタ/分別部103は、カプセル化されていないデータフレームを受信した場合、即ちカプセル化データ識別子が付加されていないデータフレームF21(図6参照)を受信した場合に本振り分け動作を行う。また、カプセル化されたデータフレームを受信した場合には、その受信データフレームを選択合成部106へ渡す。
カプセル化部104は、フィルタ/分別部103からデータフレーム(カプセル化されていないデータフレーム)を受け取った場合、そのデータフレームのカプセル化を行う。そして、自MACアドレス保持部108が保持している情報である自装置(ND装置1)のMACアドレスを送信元アドレスに設定する(図7のステップS21に相当)。
複製部105は、カプセル化部104においてカプセル化されたデータフレームであるカプセル化データフレームを複製し、それらの宛先をそれぞれAP3−1およびAP3−2に設定する(図7のステップS22に相当)。このとき、複製部105は、宛先に設定するAP3−1のアドレス情報およびAP3−2のアドレス情報を、サーバ装置7から送信されたデータフレーム(図6に示した下りデータフレームF21)の宛先(DST)である端末装置8のアドレス情報をキーにして、送受信機−端末学習部110から取得する。これにより図6に示したカプセル化データフレームであるデータフレームF22−1およびF22−2を生成する。そして、生成されたデータフレームF12−1およびF12−2はLAN送信部102へ渡され、LAN送信部102は、受け取ったデータフレームF22−1およびF22−2を送信する。
図3に示した構成のAP3−1〜AP3−3において、LAN受信部308はデータフレームを受信し、フィルタ部309は、LAN受信部308が受信したデータフレームの中からカプセル化データフレームのみを取り出してデカプセル化部310へ渡す。デカプセル化部310は、受け取ったカプセル化データフレームからカプセル化ヘッダ部分を取り除き、無線フレーム生成部311へ渡す。無線フレーム生成部311は、端末装置8のアドレス情報をキーにして、無線接続制御部303からSTA4−1のアドレス情報およびSTA4−2のアドレス情報を取得し、取得した情報を用いて無線データフレームを生成する(図7のステップS23に相当)。具体的には、宛先を接続中のSTAとした無線データフレームを生成する。なお、図6に示したデータフレームF23−1がAP3−1により生成された無線データフレーム、データフレームF23−2がAP3−2により生成された無線データフレームである。無線送信部302は、以上の動作で生成された無線データフレームを接続中のSTAへ送信する。
図4に示した構成のSTA4−1およびSTA4−2において、無線受信部407は接続中のAPから無線データフレームを受信した場合、その無線データフレームをフレーム生成部409へ渡す。
フレーム生成部409は、受け取った無線データフレームのヘッダ部分を取り除き、カプセル化部410へ渡す。カプセル化部410は、フレーム生成部409から受け取ったデータフレームのカプセル化を行い、また、ND装置情報保持部411が保持している情報(ND装置2のMACアドレス情報)を取得し、カプセル化データフレームの宛先アドレスに設定する(図7のステップS24に相当)。なお、図6に示したデータフレームF24−1がSTA4−1のカプセル化部410により生成されたカプセル化データフレーム、データフレームF24−2がSTA4−2のカプセル化部410により生成されたカプセル化データフレームである。LAN送信部402は、以上の動作で生成されたカプセル化データフレームをND装置2へ送信する。
図2−2に示した構成のND装置2において、フィルタ/分別部203は、LAN受信部201が受信したデータフレームのうち、STA4−1またはSTA4−2から受け取ったカプセル化データフレームを選択合成部206に振り分ける。なお、フィルタ/分別部203は、カプセル化されたデータフレームを受信した場合、即ちカプセル化データ識別子が付加されているデータフレームF24−1またはF24−2(図6参照)を受信した場合に本振り分け動作を行う。また、カプセル化されていないデータフレームを受信した場合には、その受信データフレームをカプセル化部204へ渡す。
選択合成部206は、STA4−1およびSTA4−2から同一フレームを受信したした場合、複数受信した同一フレームのうち1つを選択してデカプセル化部207へ渡す(図7のステップS25に相当)。デカプセル化部207は、受け取ったカプセル化データフレームからカプセル化ヘッダ部分を取り除き、LAN送信部202へ渡す(図7のステップS26に相当)。なお、図6に示したデータフレームF25がデカプセル化部207からLAN送信部202へ渡されるデータフレームである。LAN送信部202は、以上の動作で生成されたデータフレームF25を端末装置8へ送信する。
なお、本実施の形態においては、2組のAPおよびSTAが同時に無線接続を行い、2つの同一フレームを並行して送信することとしたが、これに限らず、3組以上のAPおよびSTAが同時に無線接続を行い、無線接続数に応じた数の同一フレームを並行して送信するようにしてもよい。
このように、本実施の形態においては、上りデータフレームの伝送動作では、移動体側のND装置でデータフレームを複製し、一方、下りデータフレームの伝送動作では、固定網側のND装置でデータフレーム複製し、複数の無線通信経路を介して、同一データフレーム(同一データを含んだデータフレーム)を対向のND装置へ送信し、同一データフレームを複数受信したND装置は、そのうち1つを選択して宛先へ届けるようにした。これにより、少なくとも一つの無線通信経路が確保されていればデータ瞬断を回避することができ、ユーザに違和感を与えることのない通信システムを実現することができる。
また、APやSTAがLAN受信部で受信したフレームのうちカプセル化データフレームのみを透過することにより、ND装置とAPの間や、ND装置とSTAの間の通信には必ずカプセル化フレームを用いて、L2スイッチの標準的なL2スイッチング動作のみでシステム内有線通信区間を実現できるようにしているので、既設のネットワークを用い、ND装置やAPおよびSTAを接続することで本発明にかかる通信システムを実現することができる。
また、トラヒックの発生源またはトラヒック終端を行う装置においては標準的なEthernet(登録商標)フレームの送受により通信が実現できるようにしているので、本発明にかかる通信システムに対して市販の機器を接続した場合であってもシームレスな通信を実現することができる。
実施の形態2.
つづいて、実施の形態2の通信システムについて説明する。実施形態1では、APおよびSTAは近接のND装置の存在を認識しており、カプセル化の際に一意に宛先を指定するものとして説明を行ったが、次に実施の形態1と同様のシステム構成(図1参照)で、APおよびSTAが近接のND装置を探査する実施の形態について説明する。
図8−1および図8−2は、実施の形態2の通信システムにおいて無線基地局側に配備するND装置1aの構成例および移動体に配備するND装置2aの構成例を示す図である。
図8−1に示したように、ND装置1aは、実施の形態1のND装置1(図2−1参照)のフィルタ/分別部103に代えてフィルタ/分別部103aを備え、さらに、ND装置探索応答部111が追加された構成をとる。また、図8−2に示したように、ND装置2aは、実施の形態1のND装置2(図2−2参照)のフィルタ/分別部203に代えてフィルタ/分別部203aを備え、さらに、ND装置探索応答部211が追加された構成をとる。その他の部分については実施の形態1のND装置1または2と同様であるため、同一の符号を付してその説明は省略する。
図9は、実施の形態2の各AP(AP3a−1〜AP3a−3とする。以下、本実施の形態の各APをまとめてAP3aと呼ぶ)の構成例を示す図であり、AP3a−1〜AP3a−3は、実施の形態1のAP3−1〜3−3(図3参照)が備えるND装置情報保持部306に代えてND装置探索部312を備えた構成をとる。その他の部分については実施の形態1のAP3−1〜3−3と同様であるため、同一の符号を付してその説明は省略する。
なお、ND装置探索部312が請求項4に記載の第1のネットワークダイバーシチ装置探索手段および請求項18に記載のネットワークダイバーシチ装置探索手段を構成する。無線接続制御部303が請求項4および18に記載の無線端末局アドレス保持手段を構成する。カプセル化部305およびLAN送信部307が請求項4および18に記載の上りカプセル化データフレーム送信手段を構成する。無線フレーム生成部311および無線送信部302が請求項4および18に記載の下りカプセル化データフレーム送信手段を構成する。
図10は、実施の形態2の各STA(STA4a−1およびSTA4a−2とする。以下、本実施の形態の各STAをまとめてSTA4aと呼ぶ)の構成例を示す図であり、STA4a−1およびSTA4a−2は、実施の形態1のSTA4−1および4−2(図4参照)が備えるND装置情報保持部411に代えてND装置探索部412を備えた構成をとる。その他の部分については実施の形態1のSTA4−1および4−2と同様であるため、同一の符号を付してその説明は省略する。
なお、ND装置探索部412が請求項4に記載の第2のネットワークダイバーシチ装置探索手段および請求項19に記載のネットワークダイバーシチ装置探索手段を構成する。カプセル化部410およびLAN送信部402が請求項4および19に記載の下りカプセル化データフレーム送信手段を構成する。
図11は、ND装置探索において使用するフレームの構成例を示す図である。図11に示したF31は、AP3aのND装置探索部312が生成し、LAN送信部307から送信されるND装置探索要求のブロードキャストフレームである。なお、STA4aのND装置探索部412が生成するND装置探索要求のブロードキャストフレームも同様の構成をとり、SRC(送信元アドレス)にSTA4a−1または4a−2のアドレスが設定される。また、F32は、ND装置1aのND装置探索応答部111が生成し、LAN送信部102から送信されるND装置探索応答のユニキャストフレームである。なお、ND装置2aのND装置探索応答部211が生成するND装置探索応答のユニキャストフレームも同様の構成をとり、SRC(送信元アドレス)にND装置2aのアドレスが設定される。また、図11において、‘D’は、ND装置探索要求識別子を示している。
つづいて、AP3a(AP3a−1〜AP3a−3)およびSTA4a(STA4a−1,STA4a−2)がND装置を探索する手順について、図8−1〜図11を参照しながら説明する。
まず、AP3aがND装置を探索する手順を説明する。AP3aは、起動したときにND装置探索部312でND装置探索要求フレームF31を生成し、これをLAN送信部307へ渡す。そして、LAN送信部307は、受け取った上記フレームをブロードキャスト送信する。
図8−1に示した構成のND装置1aが上記AP3aからブロードキャスト送信されたND装置探索要求フレームF31を受信した場合、フィルタ/分別部103aは、LAN受信部101が受信したデータフレームのうち、AP3aから受信したND装置探索要求フレームをND装置探索応答部111に振り分ける。なお、フィルタ/分別部103aは、ND装置探索要求フレームを受信した場合、即ちND装置探索要求識別子が付加されているフレームF31(図11参照)を受信した場合に本振り分け動作を行う。また、ND装置探索要求フレーム以外を受信した場合には、受信したフレームをカプセル化部104または選択合成部106へ渡す。
ND装置探索応答部111は、受け取ったND装置探索要求フレームの送信元であるAP3aの情報を送受信機リスト保持部109へ渡し、また、自MACアドレス保持部108が保持している情報を用いてND装置探索応答フレームF32(図11参照)を生成し、生成したND装置探索応答フレームをLAN送信部102へ渡す。このとき、ND装置探索応答フレームのDST(宛先アドレス)は、対応するND装置探索応答フレームの送信元AP3aのアドレスとする。LAN送信部102は、受け取ったND装置探索応答フレームを送信する。送受信機リスト保持部109は、ND装置1aが動作終了するまでND装置探索要求の送信元のAP3aの情報を保持しておき、実施の形態1で示したような下り方向のトラヒック伝送動作において、送受信機−端末学習部110へ当該情報を提供する。
AP3aにおいて、LAN受信部308はフレームを受信し、フィルタ部309aは、LAN受信部308が受信したフレームの中からND装置探索応答フレームを取り出してND装置探索部312へ渡す。ND装置探索部312は、AP3aが動作終了するまでND装置探索応答の送信元のND装置1aの情報を保持しておき、実施の形態1で示したような上り方向のトラヒック伝送動作において、実施の形態1のAPが備えるND装置情報保持部306と同様に、カプセル化部305へ当該情報を提供する。
次に、STA4aがND装置を探索する手順について説明する。STA4aが起動した場合、STA4aのND装置探索部412は、上述したAP3aのND装置探索部312と同様の動作を行い、ND装置探索要求フレームF31を生成する。生成されたND装置探索要求フレームF31は、LAN送信部402へ渡され、ブロードキャスト送信される。
図8−2に示した構成のND装置2aは、STA4aからブロードキャスト送信されたND装置探索要求フレームF31を受信した場合、上記ND装置1aと同様の動作を行い、送受信機リスト保持部209がSTA4aの情報を保持しておき、実施の形態1で示したような上り方向のトラヒック伝送動作において、複製部205へ当該情報を提供する。また、ND装置探索応答部211は、自MACアドレス保持部208が保持している情報を用いてND装置探索応答フレームF32を生成する。生成されたND装置探索応答フレームF32は、LAN送信部202を介して、対応するND装置探索応答フレームの送信元STA4aへ送信される。
STA4aのND装置探索部412は、AP3aのND装置探索部312と同様にND装置2aの情報を保持しておき、実施の形態1で示したような下り方向のトラヒック伝送動作において、実施の形態1のSTAが備えるND装置情報保持部411と同様に、カプセル化部410へ当該情報を提供する。
なお、上り方向のトラヒック伝送動作および下り方向のトラヒック伝送動作は、上述した実施の形態1と同様である。
このように、本実施の形態においては、APおよびSTAは、近接のND装置を探索して接続するND装置の情報を保持し、かつND装置はND装置探索を行ったAPまたはSTAの情報を保持するようにした。これにより、実施形態1の効果に加えて、既設のネットワークにND装置やAPおよびSTAを接続するだけで、保持情報の事前設定を行うことなしに、本発明にかかる通信システムを実現することができる。
実施の形態3.
つづいて、実施の形態3の通信システムについて説明する。実施形態1および2では、ND装置とAPとの間およびND装置とSTAとの間においてカプセル化フレームを送受信する場合について説明を行ったが、次に実施の形態1と同様のシステム構成(図1参照)で、無線区間を含めたND装置相互間でカプセル化フレームを送受信する実施の形態について説明する。
図12−1および図12−2は、実施の形態3の通信システムにおいて無線基地局側に配備するND装置1bの構成例および移動体に配備するND装置2bの構成例を示す図である。
図12−1に示したように、ND装置1bは、実施の形態2のND装置1a(図8−1参照)のフィルタ/分別部103a、複製部105、自MACアドレス保持部108、送受信機リスト保持部109および送受信機−端末学習部110に代えて、それぞれ、フィルタ/分別部103b、複製部105b、自MACアドレス保持部108b、対向ND装置情報保持部112およびND装置−端末学習部113を備えた構成をとる。その他の部分については実施の形態2のND装置1aと同様であるため、同一の符号を付してその説明は省略する。
なお、複製部105bおよびLAN送信部102が請求項7に記載の下りデータフレーム複製送信手段を構成する。選択合成部106、デカプセル化部107およびLAN送信部102が請求項7に記載の上りデータフレーム選択送信手段を構成する。
また、図12−2に示したように、ND装置2bは、実施の形態2のND装置2a(図8−2参照)のフィルタ/分別部203a、複製部205、自MACアドレス保持部208および送受信機リスト保持部209に代えて、それぞれ、フィルタ/分別部203b、複製部205b、自MACアドレス保持部208bおよび対向ND装置情報保持部212を備えた構成をとる。その他の部分については実施の形態2のND装置2aと同様であるため、同一の符号を付してその説明は省略する。
なお、複製部205bおよびLAN送信部202が請求項7に記載の上りデータフレーム複製送信手段を構成する。選択合成部206、デカプセル化部207およびLAN送信部202が請求項7に記載の下りデータフレーム選択送信手段を構成する。
図13は、実施の形態3の各AP(AP3b−1〜AP3b−3とする。以下、本実施の形態の各APをまとめてAP3bと呼ぶ)の構成例を示す図である。AP3b−1〜3b−3は、無線受信部301と、無線送信部302と、無線接続制御部303と、フレーム生成部304と、LAN送信部307と、LAN受信部308と、フィルタ部309と、無線フレーム生成部311と、ND装置探索部312bと、フィルタ部313と、ND装置情報管理部314と、ND装置情報通知部315と、経路学習パケット生成部316と、を備えている。なお、無線受信部301、無線送信部302、無線接続制御部303、フレーム生成部304、LAN送信部307、LAN受信部308、フィルタ部309および無線フレーム生成部311は、上述した実施の形態1のAP3−1〜3−3の構成要素であって、同一の符号が付された構成要素と同様の動作を行う。そのため、これらの構成要素についての説明は省略する。
なお、ND装置探索部312bが請求項9に記載の第1のネットワークダイバーシチ装置探索手段および第1のアドレス情報交換手段を構成する。ND装置情報通知部315が請求項9および10に記載の第1のアドレス情報通知手段を構成する。
図14は、実施の形態3の各STA(STA4b−1およびSTA4b−2とする。以下、本実施の形態の各STAをまとめてSTA4bと呼ぶ)の構成例を示す図である。STA4b−1および4b−2は、LAN受信部401と、LAN送信部402と、フィルタ部403と、無線フレーム生成部405と、無線送信部406と、無線受信部407と、無線接続制御部408と、フレーム生成部409と、ND装置探索部412bと、フィルタ部413と、遠隔ND装置情報管理部414と、遠隔ND装置情報通知部415と、経路学習パケット生成部416と、を備えている。なお、LAN受信部401、LAN送信部402、フィルタ部403、無線フレーム生成部405、無線送信部406、無線受信部407、無線接続制御部408およびフレーム生成部409は、上述した実施の形態1のSTA4−1および4−2の構成要素であって、同一の符号が付された構成要素と同様の動作を行う。そのため、これらの構成要素についての説明は省略する。
なお、ND装置探索部412bが請求項9および10に記載の第2のネットワークダイバーシチ装置探索手段および第2のアドレス情報交換手段を構成する。ND装置情報通知部415が請求項9および10に記載の第2のアドレス情報通知手段を構成する。
図15は、ND装置1bが備える自MACアドレス保持部108bの内部テーブル構成例を示す図であり、自MACアドレス保持部108bは、自MACアドレス格納領域181と、探索要求元AP格納領域182と、最新探索時刻格納領域183と、のセットを2組備えている。なお、ND装置2bが備えるMACアドレス保持部208bの内部テーブル構成は、図15に示した探索要求元AP格納領域を探索要求元STA格納領域に置き換えたものとなる。
図16は、実施の形態3の通信システム内において近接ND装置を探索するシーケンス例および遠隔ND装置情報を通知するシーケンス例を示す図である。
図17は、自MACアドレス保持部108bがND装置探索応答に用いる自MACアドレスの値を決定する処理の一例を示すフローチャートである。
図18は、実施の形態3の通信システム内を端末装置8からサーバ装置7方向へ伝送される上りデータフレームの構成例を示す図である。図18において、F41は端末装置8からND装置2bへ伝送されるデータフレーム、F42−1はND装置2bからSTA4b−1へ伝送されるデータフレーム、F42−2はND装置2bからSTA4b−2へ伝送されるデータフレーム、F43−1はSTA4b−1からAP3b−1へ伝送されるデータフレーム、F43−2はSTA4b−2からAP3b−2へ伝送されるデータフレーム、F44−1はAP3b−1からND装置1bへ伝送されるデータフレーム、F44−2はAP3b−2からND装置1bへ伝送されるデータフレーム、F45はND装置1bからサーバ装置7bへ伝送されるデータフレームである。
また、図19は、実施の形態3の通信システム内を端末装置8からサーバ装置7方向へ上りデータフレームが伝送される場合のシーケンス例、およびサーバ装置7から端末装置8方向へ下りデータフレームが伝送される場合のシーケンス例、を示す図である。
つづいて、AP3b(AP3b−1〜AP3b−3)およびSTA4b(STA4b−1,STA4b−2)がND装置を探索する手順について、図16を参照しながら説明する。なお、ND装置1bおよびND装置2bは、それぞれMACアドレスを複数(本実施の形態では2つ)持ち、自MACアドレス格納域(108b,208b)に複数のMACアドレスを保持している。
まず、AP3bがND装置を探索する手順を説明する。AP3bは、上述した実施の形態2のAP3aと同様の手順を実行し、ND装置探索部312bでND装置探索要求フレームF31(図16に示した“近接ND探索要求”に相当)を生成し、LAN送信部307から送信する。
ND装置探索要求フレームF31を受信したND装置1bは、ND装置探索応答部111にてND装置探索応答フレームF32(図16に示した“近接ND探索応答”に相当)を生成する。このとき、自MACアドレス保持部108bが保持している情報(自身のMACアドレス)を取得し、取得した情報をSRC(送信元アドレス)へ設定する。そして、生成されたND装置探索応答フレームF32は、要求元のAP3b(上記ND装置探索要求フレームF31を送信したAP3b)へ返送される。
ここで、ND装置探索応答部111が自MACアドレス保持部108bから情報を取得する際の動作を図17に基づいて説明する。まず、自MACアドレス保持部108bは、同一APから複数回ND装置探索要求を受けた場合には、同じ自MACアドレスを応答する。即ち、自MACアドレス保持部108bは、要求元AP格納領域182に要求元APのMACアドレスと同一の値が格納されているかどうかを確認し(ステップS31)、要求元APのMACアドレスと同一の値が格納されていれば(ステップS31,Yes)、該当する自MACアドレス格納領域181に格納されている値(自身のMACアドレス)をND装置探索応答部111に返す(ステップS32)。一方、要求元AP格納領域182に要求元APのMACアドレスと同一の値が格納されていなければ(ステップS31,No)、自MACアドレス保持部108bは、ND装置探索応答に用いていない自MACアドレスを優先して用いる。即ち、探索要求元AP格納領域182の中に空の領域があるかどうかを確認し(ステップS33)、空の領域があれば(ステップS33,Yes)、該当する自MACアドレス格納領域181の値をND装置探索応答部111に返す(ステップS34)。空の領域が複数ある場合にはその中のいずれかを選択する。このとき、自MACアドレスが使用中であることを示すために、探索要求元AP格納領域182に要求元AP情報を格納する(ステップS36)。
また、自MACアドレス保持部108bは、全ての自MACアドレスが使用中の場合(ステップS33,No)、最古に使用した自MACアドレスを選択し、選択した自MACアドレスをND装置探索応答部111に返す(ステップS35)。この場合も上記ステップS6を実行し、探索要求元AP格納領域182に要求元AP情報を格納する。
そして、ND装置探索応答部111に返した自MACアドレスに対応する最新探索時刻格納領域183の情報を現在時刻で更新(最新探索時刻格納領域183の対応する領域へ現在時刻の情報を格納)する(ステップS37)。
ND装置探索要求フレームF31送信に対する応答であるND装置探索応答フレームF32を受信したAP3bは、上記AP3aと同様に、ND装置探索部312bで、ND装置探索応答フレームF32に含まれるND装置1bの情報(MACアドレス情報)を保持しておく。
次に、STA4bがND装置を探索する手順を説明する。STA4bは、上述した実施の形態2のSTA4aと同様の手順を実行し、ND装置探索要求フレームF31を送信する。
ND装置2bは、上述したND装置1bと同様の手順で、自MACアドレスのうち1つを選択し、ND装置探索応答フレームF32にて送信する。
STA4bは、上記STA4aと同様に、ND装置探索部412bで、ND装置探索応答フレームF32に含まれるND装置2bの情報を保持しておく。
つづいて、AP3bおよびSTA4bが、遠隔ND装置情報を交換し、近接ND装置に通知する手順について、図16を参照しながら説明する。
AP3bおよびSTA4bは、無線リンクを確立した場合、ND装置探索部312bおよびND装置探索部412bでそれぞれ保持するND装置情報を相互に通知する(図16に示した“ND情報交換”に相当)。
そして、AP3bは、STA4bから通知されたND装置2bの情報を、遠隔ND装置情報管理部314で保持しておく。また、遠隔ND装置通知部315でND装置2bの情報を含んだ遠隔ND装置通知メッセージ(図16に示した“遠隔ND通知”に相当)を生成し、近接のND装置1bへ送信する。さらに、カプセル化データフレームがL2スイッチ5からAP3bに流れるよう、経路学習パケット生成部316で、経路学習パケットを生成し、L2スイッチ5へ送信する。なお、経路学習パケットは、例えばND装置2bを送信元とするARP(Address Resolution Protocol)パケットを用いる。
ND装置1bは、AP3bから遠隔ND装置通知メッセージを受信すると、通知された情報を対向ND装置情報保持部112で保持しておく。
上記AP3bの処理と同様に、STA4bは、AP3bから通知されたND装置1bの情報を、遠隔ND装置情報管理部414で保持しておく。また、遠隔ND装置情報通知部415でND装置1b情報を含んだ遠隔ND装置通知メッセージ(図16に示した“遠隔ND通知”に相当)を生成し、近接のND装置2bへ送信する。さらに、カプセル化データフレームがL2スイッチ6からSTA4bに流れるよう、経路学習パケット生成部416で、経路学習パケットを生成し、L2スイッチ6へ送信する。なお、経路学習パケットは、例えばND装置1bを送信元とするARPパケットを用いる。
ND装置2bは、STA4bから遠隔ND装置通知メッセージを受信すると、通知された情報を対向ND装置情報保持部212で保持しておく。
つづいて、端末装置8からサーバ装置7へ流れる上り方向のトラヒックの伝送動作について説明する。ND装置2bにおいて、カプセル化部204は、データフレームF41をカプセル化し、複製部205bへ渡す。複製部205bは、受け取ったカプセル化データフレームを複製し、さらに、自MACアドレス保持部208bが保持している情報を取得して、2つの自MACアドレス(M1_ND2b,M2_ND2b)をそれぞれのカプセル化データフレームの送信元アドレスに設定する。また、対向ND装置情報保持部212が保持している情報を用いて、宛先を遠隔ND装置1bの2つのMACアドレス(M1_ND1b,M2_ND1b)にそれぞれ設定することによりF42−1およびF42−2を生成する。
STA4b−1には、経路学習結果に従ってL2スイッチ6からカプセル化フレームのうち1つが届く。ここではカプセル化フレームF42−1がSTA4b−1へ届くものとする。STA4b−1は、受信したカプセル化フレームのデカプセル化を行わず、無線データフレームF43−1を生成して接続中のAP3b−1へ送信する。
一方、STA4b−2にも、経路学習結果に従ってL2スイッチ6からカプセル化フレームのうち1つが届く。ここではカプセル化フレームF42−2がSTA4b−2へ届くものとする。STA4b−2は、受信したカプセル化フレームのデカプセル化を行わず、無線データフレームF43−2を生成して接続中のAP3b−2へ送信する。
AP3bは、無線受信部301で受信したデータフレームからEthernet(登録商標)フレームを生成してND装置1bへ送信する。このときフレームのカプセル化を行わない。
ND装置1bは、選択合成部106でAP3b−1および3b−2から受信した同一フレームのうち1つを選択してデカプセル化部107へ渡す。デカプセル化部107は、受け取ったカプセル化データフレームからカプセル化ヘッダを取り除いて、サーバ装置7へ送信する。
このとき、送信元情報であるND装置2bのMACアドレスの1つとトラヒック源である端末装置8のアドレス情報は、選択合成部106からND装置−端末学習部113へ渡される。ND装置−端末学習部113は、受け取ったND装置2bのMACアドレス情報および端末装置8のアドレス情報を関連付けて保持しておき、逆方向のトラヒック(下りトラヒック)の伝送動作に備える。
サーバ装置7から端末装置8へ流れる下り方向のトラヒックの伝送動作については、上述した上り方向のトラヒックの伝送動作とほぼ同じであるが、ND装置1bでは、複製部105bが端末装置8のアドレス情報をキーにND装置−端末学習部113が保持している情報を取得し、取得した情報を用いてカプセル化データフレームの宛先アドレスを決定する点が異なる。なお、この複製部105bが宛先アドレスを決定する動作は、実施の形態1で示した複製部105がAP3−1のアドレス情報およびAP3−2のアドレス情報を取得する手順と同様である。
図19は、以上の端末装置8およびサーバ装置7の間で流れる上り/下り方向のトラヒックの伝送動作の様子を示した図である。
このように、本実施の形態においては、APおよびSTAが行った近接ND装置の探索結果を、無線リンクを介して対向する遠隔ND装置へ通知し、かつL2スイッチに遠隔ND装置のMACアドレスを学習させ、ND装置のみでカプセル化データフレームの終端を行うようにした。これにより、実施形態1および2の効果に加えて、通信システム内におけるカプセル化処理およびデカプセル化処理に伴う伝送遅延を削減することができる。
実施の形態4.
つづいて、実施の形態4の通信システムについて説明する。実施形態1〜3は、サーバ装置7が送信したデータフレームを全て端末装置8に伝送するものであるが、次に実施の形態1と同様のシステム構成で、データフレームのうちARP要求フレームに関してND装置が端末装置の代理として応答する実施の形態について説明する。
図20は、実施の形態4の通信システムにおいて無線基地局側に配備するND装置1cの構成例を示している。このND装置1cは、実施の形態1のND装置1のフィルタ/分別部103に代えてフィルタ/分別部103cを備え、さらにARPパケット生成手段を構成する代理ARP応答生成部114が追加された構成をとる。その他の部分については実施の形態1のND装置1と同様であるため、同一の符号を付してその説明は省略する。
次にND装置1cがARP代理応答する手順について説明する。ND装置1cのフィルタ/分別部103cは、ARP要求フレームを受信した場合、そのフレームを代理ARP応答生成部114に振り分ける。なお、ARP要求フレーム以外のフレームを受信した場合には、実施の形態1のフィルタ/分別部103と同様の動作を行う。
代理ARP応答生成部114は、ARP要求フレームを受け取ると、当該ARP要求フレームの解決対象アドレスが、送受信機−端末学習部110の学習内容に含まれるかどうかを送受信機−端末学習部110へ問い合わせる。当該ARP要求フレームが、端末装置8のMACアドレス問い合わせであれば、送受信機−端末学習部110がMACアドレス情報を保持しているため、代理ARP応答生成部114は、当該情報を用いてARP応答フレームを生成する。
なお、本実施の形態においては、実施の形態1のND装置がフィルタ/分別部103cおよび代理ARP応答生成部114を備える場合の例について説明したが、これに限らず、実施の形態2および3のND装置がフィルタ/分別部103cおよび代理ARP応答生成部114を備えるようにしてもよい。
このように、本実施の形態においては、ARP要求フレームをND装置で代理応答するようにして無線通信区間にてマルチキャストフレームが伝送されないようにした。これにより、実施形態1〜3の効果に加えて、通信システム内の伝送負荷を低減させることができる。
実施の形態5.
つづいて、実施の形態5の通信システムについて説明する。実施形態1〜4は、ND装置がデータフレームを複製して各送受信機(AP,STA)に1フレームずつ配送する場合の動作について説明したが、次に実施の形態1と同様のシステム構成で、データフレームを複製せず1回の送信で複数のAPまたはSTAにカプセル化データフレームを送達させる実施形態について説明する。
図21は、実施の形態5のND装置の構成例を示す図であり、一例として無線基地局側に配備するND装置1dの構成例を示している。なお、移動体に配備するND装置の構成も同様である。このND装置1dは、LAN受信部101と、LAN送信部102と、フィルタ/分別部103と、カプセル化部104dと、選択合成部106と、デカプセル化部107と、自MACアドレス保持部108と、を備えている。なお、LAN受信部101、LAN送信部102、フィルタ/分別部103、選択合成部106、デカプセル化部107および自MACアドレス保持部108は、上述した実施の形態1のND装置1の構成要素であって、同一の符号が付された構成要素と同様の動作を行う。すなわち、このND装置1dは、ND装置1の構成のサブセットであり、カプセル化部104dが本実施の形態特有の機能を有している。
図22は、実施の形態5の通信システム内をサーバ装置7から端末装置8方向へ伝送される下りデータフレームの構成例を示す図であり、F51はサーバ装置7からND装置1dへ伝送されるデータフレーム、F52はND装置1dからAP3−1およびAP3−2へ、それぞれ伝送されるデータフレームである。
図23は、実施の形態5の通信システム内を端末装置8からサーバ装置7方向へ上りデータフレームが伝送される場合のシーケンス例、およびサーバ装置7から端末装置8方向へ下りデータフレームが伝送される場合のシーケンス例、を示す図である。
つづいて、サーバ装置7から端末装置8へ流れる下り方向のトラヒックの伝送動作のうち、ND装置1dが上りデータフレームをAP3−1および同3−2へ伝送する動作について説明する。なお、ND装置1dは、AP3−1および3−2が所属するマルチキャストグループのアドレスを認識しており、カプセル化部104dがその情報を保持している。また、L2スイッチ5は、AP3−1および3−2が所属するマルチキャストグループのアドレスを認識しており、その情報に従いフレームを振り分ける能力を有している。
ND装置1dにおいて、カプセル化部104は、サーバ装置7から受信したデータフレームF51のカプセル化を行い、さらに、自MACアドレス保持部108が保持している情報を用いて送信元アドレスを設定する。また、宛先アドレスをAP3−1および3−2が所属するマルチキャストグループアドレスとしてカプセル化データフレームF52を生成する。そして、生成されたカプセル化データフレームF52は、LAN送信部102から送信される。
L2スイッチ5は、ND装置1dから送信されたカプセル化データフレームF52の宛先アドレス情報に従い、マルチキャストグループに所属するAP3−1および3−2にこのカプセル化データフレームF52を転送する。
なお、AP3−1および3−2へカプセル化データフレームF52が到着した後の動作については、上述した実施の形態1と同様である。
また、端末装置8からサーバ装置7へ流れる上り方向のトラヒックの伝送動作についても、移動体に配備するND装置とSTA4−1および4−2との間のカプセル化データフレーム転送に関してマルチキャストアドレスを使用することができる。
なお、実施の形態2〜4のND装置がデータフレームをカプセル化した際に、その宛先アドレスとしてマルチキャストアドレスを設定するようにしてもよい。
このように、本実施の形態においては、ND装置でデータフレームの複製を行わず、カプセル化フレームの宛先情報にマルチキャストアドレスを使用して、ND装置が送信するカプセル化データフレームの送信回数は1回で済むようにした。これにより、実施形態1〜4の効果に加えて、ND装置の伝送負荷を低減させることができる。
実施の形態6.
つづいて、実施の形態6の通信システムについて説明する。上述した実施形態3では、ND装置がそれぞれMACアドレスを2つ持ち、それらを通信経路によって使い分ける動作について説明したが、次に、各ND装置のMACアドレスを1つにする代わりにVLAN(Virtual LAN)を用いて通信経路を使い分ける実施の形態について説明する。
図24は、実施の形態6の通信システムの構成例を示す図である。本実施の形態の通信システムは、無線基地局側のネットワークダイバーシチ装置(ND装置)1eと、移動体に配備するND装置2eと、AP3e−1〜3e−3と、STA4e−1および4e−2と、VLANをサポートするL2スイッチ5eおよび6eと、を備える。
図25は、実施の形態6のND装置の構成例を示す図であり、一例として無線基地局側に配備するND装置1eの構成例を示している。なお、移動体に配備するND装置の構成も同様である。このND装置1eは、上述した実施の形態3のND装置1b(図12−1参照)からND装置−端末学習部113を削除し、また、カプセル化部104、複製部105bおよび自MACアドレス保持部108bに代えてカプセル化部104e、複製部105eおよび自MACアドレス保持部108を備えた構成をとる。その他の部分については、実施の形態3のND装置1bと同様であるため同一の符号を付してその説明は省略する。なお、自MACアドレス保持部108は、実施の形態1のND装置1が備える自MACアドレス保持部108と同様である。
なお、複製部105eおよびLAN送信部102が請求項8に記載の上りデータフレーム複製送信手段および下りデータフレーム複製送信手段と、請求項15に記載の下りデータフレーム複製送信手段と、請求項16に記載の上りデータフレーム複製送信手段とを構成する。選択合成部106、デカプセル化部107およびLAN送信部102が請求項8に記載の上りデータフレーム選択送信手段および下りデータフレーム選択送信手段と、請求項15に記載の下りデータフレーム選択送信手段と、請求項16に記載の上りデータフレーム選択送信手段とを構成する。
図26は、実施の形態6の各AP(AP3e−1〜AP3e−3とする。以下、本実施の形態の各APをまとめてAP3eと呼ぶ)の構成例を示す図であり、AP3e−1〜AP3e−3は、実施の形態3のAP3b−1〜3b−3(図13参照)から経路学習パケット生成部316を削除した構成であり、その他の部分についてはAP3b−1〜3b−3と同様である。そのため、同一の符号を付してその説明は省略する。
図27は、実施の形態6の各STA(STA4e−1,STA4e−2とする。以下、本実施の形態の各STAをまとめてSTA4eと呼ぶ)の構成例を示す図であり、STA4e−1および4e−2は、実施の形態3のSTA4b−1および4b−2(図14参照)から経路学習パケット生成部416を削除した構成であり、その他の部分についてはSTA4b−1および4b−2と同様である。そのため、同一の符号を付してその説明は省略する。
図28は、実施の形態6の通信システム内を端末装置8からサーバ装置7方向へ伝送される上りデータフレームの構成例を示す図である。図28において、F61は端末装置8からND装置2eへ伝送されるデータフレーム、F62−1はND装置2eからSTA4e−1へ伝送されるデータフレーム、F62−2はND装置2eからSTA4e−2へ伝送されるデータフレーム、F63−1はSTA4e−1からAP3e−1へ伝送されるデータフレーム、F63−2はSTA4e−2からAP3e−2へ伝送されるデータフレーム、F64−1はAP3e−1からND装置1eへ伝送されるデータフレーム、F64−2はAP3e−2からND装置1eへ伝送されるデータフレーム、F65はND装置1eからサーバ装置7へ伝送されるデータフレームである。なお、図28において、V1およびV2は、それぞれVLAN識別子#1およびVLAN識別子#1を示している。
つづいて、端末装置8からサーバ装置7へ流れる上り方向のトラヒックの伝送動作について説明する。
なお、L2スイッチ5eは、接続されたAP3e−1〜3e−3が複数の通信経路のいずれに用いられるかを認識しており、経路毎のVLAN識別子を認識しているものとする。例えば、本実施の形態のシステム(図24参照)において、AP3e−1とSTA4e−1との通信が途絶したときの代替としてAP3e−3とSTA4e−1との間の通信が使用される場合、AP3e−1とAP3e−3は同一のVLANに所属する。また、L2スイッチ6eは、L2スイッチ5eと同様に経路毎のVLAN識別子を認識しているものとする。また、ND装置1eおよび2eは、経路毎のVLAN識別子を認識しており、その情報を複製部105eが保持している。
移動体に配備するND装置において、カプセル化部104eは、端末装置8から受信したデータフレームF61のカプセル化を行う。複製部105eは、カプセル化データフレームを複製し、自MACアドレス保持部108が保持している情報を用いてそれぞれのカプセル化データフレームの送信元アドレスに自MACアドレスを設定する。また、対向ND装置情報保持部112が保持している情報を用いて、遠隔ND装置であるND装置1eのMACアドレスを宛先アドレスに設定する。また、カプセル化ヘッダのVLAN識別子領域には、2つの経路にそれぞれ固有の値を設定することによりカプセル化データフレームF62−1およびF62−2を生成する。そして、生成されたカプセル化データフレームF62−1およびF62−2は、LAN送信部102から送信される。
L2スイッチ6eは、カプセル化データフレームのVLAN識別子に従い、ND装置2eから受け取ったカプセル化データフレームを振り分ける。具体的には、カプセル化データフレームF62−1がSTA4e−1へ渡され、カプセル化データフレームF62−2がSTA4e−2へ渡される。
なお、サーバ装置7から端末装置8へ流れる下り方向のトラヒックの伝送動作についても、同様にVLAN識別子で伝送経路を識別することができる。
このように、本実施の形態においては、VLAN識別子で通信経路を使い分けることとした。これにより、各ND装置に割り当てるMACアドレスが1つであっても実施形態3と同様の効果を得ることができる。
実施の形態7.
つづいて、実施の形態7の通信システムについて説明する。上述した実施形態1〜6においては、移動体がSTAを複数備えるシステム構成におけるネットワークダイバーシチ動作について説明したが、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)等により同一チャネルを時分割で供用するなどして単一のSTAが複数のAPと通信を行うシステム構成でもよい。
また、上述した実施形態1〜6においては、移動体側のND装置とL2スイッチが独立した構成の通信システムについて説明を行ったが、ND装置がL2スイッチ機能を兼ねることにより、STAとND装置を一体化させた構成としてもよい。
なお、図29は、単一のSTAで複数のAPと通信を行う移動体内部の構成例を示す図である。また、図30は、STAとND装置を一体化させた装置を配備した移動体内部の構成例を示す図である。
このように、本実施の形態においては、単一のSTAが時分割等により複数のAPと独立に通信できるようにしているので、単一のSTAを移動体に配するのみで、上述した各実施形態と同様の効果を得ることができる。また、L2スイッチ機能を兼ねるND装置を用いてSTAとND装置を一体化させるようにしているので、移動体に唯一の装置(STAとND装置を一体化させた装置)を配することで、上述した各実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上のように、本発明にかかる通信システム、通信装置、無線基地局および無線端末局は、ネットワークダイバーシチ通信を利用したシームレスな通信を実現する場合に適している。

Claims (19)

  1. 複数の無線基地局と、当該複数の無線基地局に接続された第1のネットワークダイバーシチ装置と、当該複数の無線基地局のいずれか一つと無線接続しかつ単一の端末装置と有線接続された複数の無線端末局および当該複数の無線端末局に接続された第2のネットワークダイバーシチ装置を含む移動体と、を含んだ通信システムであって、
    前記第1のネットワークダイバーシチ装置が、
    前記端末装置宛の下りデータフレームを複製し、当該複製処理により得られた各下りデータフレームをそれぞれ異なる無線基地局経由で当該端末装置宛に送信する下りデータフレーム複製送信手段と、
    同一内容の上りデータフレームをそれぞれ異なる無線基地局経由で複数受信した場合に、当該各上りデータフレームの中から選択したいずれか一つの上りデータフレームをその宛先へ送信する上りデータフレーム選択送信手段と、
    を備え、
    前記第2のネットワークダイバーシチ装置が、
    前記端末装置から受信した上りデータフレームを複製し、当該複製処理により得られた各上りデータフレームをそれぞれ異なる無線端末局経由でその宛先へ送信する上りデータフレーム複製送信手段と、
    同一内容の下りデータフレームをそれぞれ異なる無線端末局経由で複数受信した場合に、当該各下りデータフレームの中から選択したいずれか一つの下りデータフレームを前記端末装置へ送信する下りデータフレーム選択送信手段と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 複数の無線基地局と、当該複数の無線基地局に接続された第1のネットワークダイバーシチ装置と、当該複数の無線基地局のいずれか一つと無線接続しかつ単一の端末装置と有線接続された複数の無線端末局および当該複数の無線端末局に接続された第2のネットワークダイバーシチ装置を含む移動体と、を含んだ通信システムであって、
    前記第1のネットワークダイバーシチ装置が、
    前記端末装置宛の下りデータフレームをカプセル化して生成した下りカプセル化データフレームを複製し、当該複製処理を実行して得られた各下りカプセル化データフレームをそれぞれ異なる無線基地局経由で前記第2のネットワークダイバーシチ装置宛に送信する下りデータフレーム複製送信手段と、
    同一内容の上りカプセル化データフレームをそれぞれ異なる無線基地局経由で受信した場合に、当該各上りカプセル化データフレームの中から選択したいずれか一つの上りカプセル化データフレームをデカプセル化し、得られた上りデータフレームをその宛先へ送信する上りデータフレーム選択送信手段と、
    を備え、
    前記第2のネットワークダイバーシチ装置が、
    前記端末装置から受信した上りデータフレームをカプセル化して生成した上りカプセル化データフレームを複製し、当該複製処理を実行して得られた各上りカプセル化データフレームをそれぞれ異なる無線端末局経由で前記第1のネットワークダイバーシチ装置宛に送信する上りデータフレーム複製送信手段と、
    同一内容の下りカプセル化データフレームをそれぞれ異なる無線端末局経由で複数受信した場合に、当該各下りカプセル化データフレームの中から選択したいずれか一つの下りカプセル化データフレームを、前記端末装置へ送信する下りデータフレーム選択送信手段と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  3. 前記無線基地局が、
    前記無線端末局により生成送信された上り無線データフレームに含まれる送信元端末装置のアドレス情報および当該無線端末局のアドレス情報を関連付けて保持しておく無線端末局アドレス保持手段と、
    前記上り無線データフレームに基づいて生成した上りカプセル化データフレームを前記第1のネットワークダイバーシチ装置へ送信する上りカプセル化データフレーム送信手段と、
    前記第1のネットワークダイバーシチ装置により生成送信された下りカプセル化データフレームに基づいて生成した下り無線データフレームを、当該下りカプセル化データフレームに含まれる宛先端末装置のアドレス情報および前記無線端末局アドレス保持手段が保持している情報に基づいて決定した送信先無線端末局へ送信する下り無線データフレーム送信手段と、
    を備え、
    前記無線端末局が、
    無線基地局から受信した下り無線データフレームに基づいて生成した下りカプセル化データフレームを、前記第2のネットワークダイバーシチ装置へ送信する下りカプセル化データフレーム送信手段と、
    前記第2のネットワークダイバーシチ装置から受信した上りカプセル化データフレームに基づいて生成した上り無線データフレームを接続中の無線基地局へ送信する上り無線データフレーム送信手段と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記無線基地局が、
    接続するネットワークダイバーシチ装置を探査するためのND装置探索要求フレームを自局の起動時にブロードキャスト送信し、また、当該ND装置探索要求フレームに対する応答フレームを送信したネットワークダイバーシチ装置のアドレス情報を保持しておく第1のネットワークダイバーシチ装置探索手段と、
    無線端末局により生成送信された上り無線データフレームに含まれる送信元端末装置のアドレス情報および当該無線端末局のアドレス情報を関連付けて保持しておく無線端末局アドレス保持手段と、
    無線端末局により生成送信された上り無線データフレームに基づいて生成した上りカプセル化データフレームの宛先アドレスに前記第1のネットワークダイバーシチ装置探索手段が保持しているアドレス情報を設定し、当該上りカプセル化データフレームをその宛先へ送信する上りカプセル化データフレーム送信手段と、
    前記第1のネットワークダイバーシチ装置から受信した下りカプセル化データフレームに基づいて生成した下り無線データフレームを、当該下りカプセル化データフレームに含まれる宛先端末装置のアドレス情報および前記無線端末局アドレス保持手段が保持している情報に基づいて決定した送信先無線端末局へ送信する下り無線データフレーム送信手段と、
    を備え、
    前記無線端末局が、
    接続するネットワークダイバーシチ装置を探査するためのND装置探索要求フレームを自局の起動時にブロードキャスト送信し、また、当該ND装置探索要求フレームに対する応答フレームを送信したネットワークダイバーシチ装置のアドレス情報を保持しておく第2のネットワークダイバーシチ装置探索手段と、
    前記無線基地局から受信した下り無線データフレームに基づいて生成した下りカプセル化データフレームの宛先アドレスに前記第2のネットワークダイバーシチ装置探索手段が保持しているアドレス情報を設定し、当該下りカプセル化データフレームを送信する下りカプセル化データフレーム送信手段と、
    前記第2のネットワークダイバーシチ装置から受信した上りカプセル化データフレームに基づいて生成した上り無線データフレームを接続中の無線基地局へ送信する上り無線データフレーム送信手段と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  5. 前記第1のネットワークダイバーシチ装置が、さらに、
    前記デカプセル化処理を実行して得られた上りデータフレームに含まれる送信元端末装置のアドレス情報および前記上りカプセル化データフレームを送信した無線基地局のアドレス情報を関連付けて保持しておく基地局アドレス保持手段、
    を備え、
    前記下りデータフレーム複製送信手段は、下りカプセル化データフレームを複製した場合、前記下りデータフレームの宛先アドレスおよび前記基地局アドレス保持手段が保持している情報に基づいて、複製した下りカプセル化データフレームに設定する宛先アドレスを決定することを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  6. 前記第1のネットワークダイバーシチ装置が、さらに、
    経路学習を行うためのARP(Address Resolution Protocol)パケットを受信した場合、前記基地局アドレス保持手段が保持している情報に基づいて、当該ARPパケットに対する応答パケットを自身に接続している無線基地局に代わって生成するARP応答パケット生成手段、
    を備えることを特徴とする請求項5に記載の通信システム
  7. 複数の無線基地局と、当該複数の無線基地局に接続された第1のネットワークダイバーシチ装置と、当該複数の無線基地局のいずれか一つと無線接続しかつ単一の端末装置と有線接続された複数の無線端末局および当該複数の無線端末局に接続された第2のネットワークダイバーシチ装置を含む移動体と、を含んだ通信システムであって、
    前記第1のネットワークダイバーシチ装置が
    前記端末装置宛の下りデータフレームをカプセル化して生成した下りカプセル化データフレームを複製し、さらに、当該複製処理を実行して得られた各下りカプセル化データフレームの送信元アドレスとして、自身に割り当てられた複数のMACアドレスのいずれかを、互いに重複しないように設定し、また、当該各下りデータフレームの宛先アドレスとして、予め取得しておいた前記第2のネットワークダイバーシチ装置へ割り当てられた複数のMACアドレスのいずれかを、互いに重複しないように設定して、各下りカプセル化データフレームをそれぞれ異なる無線基地局経由で送信する下りデータフレーム複製送信手段と、
    同一内容の上りカプセル化データフレームをそれぞれ異なる無線基地局経由で複数受信した場合、当該複数受信した上りカプセル化データフレームのいずれかを選択し、当該選択した上りカプセル化データフレームをデカプセル化して生成した上りデータフレームをその宛先へ送信する上りデータフレーム選択送信手段と、
    を備え、
    前記第2のネットワークダイバーシチ装置が、
    前記端末装置から受信した上りデータフレームをカプセル化して生成した上りカプセル化データフレームを複製し、さらに、当該複製処理を実行して得られた各上りカプセル化データフレームの送信元アドレスとして、自身に割り当てられた複数のMACアドレスのいずれかを、互いに重複しないように設定し、また、当該各上りデータフレームの宛先アドレスとして、予め取得しておいた前記第1のネットワークダイバーシチ装置へ割り当てられた複数のMACアドレスのいずれかを、互いに重複しないように設定して、各上りカプセル化データフレームをそれぞれ異なる前記無線端末局経由で送信する上りデータフレーム複製送信手段と、
    同一内容の下りカプセル化データフレームをそれぞれ異なる無線端末局経由で複数受信した場合、当該複数受信した下りカプセル化データフレームのいずれかを選択し、当該選択した下りカプセル化データフレームをデカプセル化して生成した下りデータフレームをその宛先へ送信する下りデータフレーム選択送信手段と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  8. 複数の無線基地局と、当該複数の無線基地局に接続された第1のネットワークダイバーシチ装置と、当該複数の無線基地局のいずれか一つと無線接続しかつ単一の端末装置と有線接続された複数の無線端末局および当該複数の無線端末局に接続された第2のネットワークダイバーシチ装置を含む移動体と、を含んだ通信システムであって、
    前記第1のネットワークダイバーシチ装置が
    前記端末装置宛の下りデータフレームをカプセル化して生成した下りカプセル化データフレームを複製し、当該複製処理を実行して得られた各下りカプセル化データフレームの宛先アドレスとして、予め取得しておいた前記第2のネットワークダイバーシチ装置へ割り当てられたMACアドレスを設定し、さらに、当該各下りカプセル化データフレームがそれぞれ異なる無線基地局へ送信されるように、予め取得しておいた各無線基地局のVLAN識別子を各下りカプセル化データフレームに設定して送信する下りデータフレーム複製送信手段と、
    同一内容の上りカプセル化データフレームをそれぞれ異なる無線基地局経由で複数受信した場合、当該複数受信した上りカプセル化データフレームのいずれかを選択し、当該選択した上りカプセル化データフレームをデカプセル化して生成した上りデータフレームをその宛先へ送信する上りデータフレーム選択送信手段と、
    を備え、
    前記第2のネットワークダイバーシチ装置が、
    前記端末装置から受信した上りデータフレームをカプセル化して生成した上りカプセル化データフレームを複製し、当該複製処理を実行して得られた各上りカプセル化データフレームの宛先アドレスとして、予め取得しておいた前記第1のネットワークダイバーシチ装置へ割り当てられたMACアドレスを設定し、さらに、当該各上りカプセル化データフレームがそれぞれ異なる無線端末局へ送信されるように、予め取得しておいた各無線端末局のVLAN識別子を各上りカプセル化データフレームに設定して送信する上りデータフレーム複製送信手段と、
    同一内容の下りカプセル化データフレームをそれぞれ異なる無線端末局経由で複数受信した場合、当該複数受信した下りカプセル化データフレームのいずれかを選択し、当該選択した下りカプセル化データフレームをデカプセル化して生成した下りデータフレームをその宛先へ送信する下りデータフレーム選択送信手段と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  9. 前記無線基地局が、
    接続するネットワークダイバーシチ装置を探査するためのND装置探索要求フレームを自局の起動時にブロードキャスト送信し、また、当該ND装置探索要求フレームに対する応答フレームを送信したネットワークダイバーシチ装置のアドレス情報(NDアドレス情報)を保持しておく第1のネットワークダイバーシチ装置探索手段と、
    無線端末局との間でリンクを確立した場合、前記第1のネットワークダイバーシチ装置探索手段が保持しているNDアドレス情報を当該無線端末局へ通知し、また、当該無線端末局が接続しているネットワークダイバーシチ装置のアドレス情報を当該無線端末局から取得する第1のアドレス情報交換手段と、
    前記第1のアドレス情報交換手段が取得した前記無線端末局が接続しているネットワークダイバーシチ装置のアドレス情報を自身が接続しているネットワークダイバーシチ装置へ通知する第1のアドレス情報通知手段と、
    を備え、
    前記無線端末局が、
    接続するネットワークダイバーシチ装置を探査するためのND装置探索要求フレームを自局の起動時にブロードキャスト送信し、また、当該ND装置探索要求フレームに対する応答フレームを送信したネットワークダイバーシチ装置のアドレス情報(NDアドレス情報)を保持しておく第2のネットワークダイバーシチ装置探索手段と、
    無線基地局との間でリンクを確立した場合、前記第2のネットワークダイバーシチ装置探索手段が保持しているNDアドレス情報を当該無線基地局へ通知し、また、当該無線基地局が接続しているネットワークダイバーシチ装置のアドレス情報を当該無線基地局から取得する第2のアドレス情報交換手段と、
    前記第2のアドレス情報交換手段が取得した前記無線基地局が接続しているネットワークダイバーシチ装置のアドレス情報を自身が接続しているネットワークダイバーシチ装置へ通知する第2のアドレス情報通知手段と、
    を備え、
    前記下りデータフレーム複製送信手段は、前記第1のアドレス情報通知手段から通知されたアドレス情報を前記下りカプセル化データフレームの宛先アドレスに設定し、また、前記上りデータフレーム複製送信手段は、前記第2のアドレス情報通知手段から通知されたアドレス情報を前記上りカプセル化データフレームの宛先アドレスに設定することを特徴とする請求項7に記載の通信システム。
  10. 前記無線基地局が、
    接続するネットワークダイバーシチ装置を探査するためのND装置探索要求フレームを自局の起動時にブロードキャスト送信し、また、当該ND装置探索要求フレームに対する応答フレームを送信したネットワークダイバーシチ装置のアドレス情報(NDアドレス情報)を保持しておく第1のネットワークダイバーシチ装置探索手段と、
    無線端末局との間でリンクを確立した場合、前記第1のネットワークダイバーシチ装置探索手段が保持しているNDアドレス情報を当該無線端末局へ通知し、また、当該無線端末局が接続しているネットワークダイバーシチ装置のアドレス情報を当該無線端末局から取得する第1のアドレス情報交換手段と、
    前記第1のアドレス情報交換手段が取得した前記無線端末局が接続しているネットワークダイバーシチ装置のアドレス情報を自身が接続しているネットワークダイバーシチ装置へ通知する第1のアドレス情報通知手段と、
    を備え、
    前記無線端末局が、
    接続するネットワークダイバーシチ装置を探査するためのND装置探索要求フレームを自局の起動時にブロードキャスト送信し、また、当該ND装置探索要求フレームに対する応答フレームを送信したネットワークダイバーシチ装置のアドレス情報(NDアドレス情報)を保持しておく第2のネットワークダイバーシチ装置探索手段と、
    無線基地局との間でリンクを確立した場合、前記第2のネットワークダイバーシチ装置探索手段が保持しているNDアドレス情報を当該無線基地局へ通知し、また、当該無線基地局が接続しているネットワークダイバーシチ装置のアドレス情報を当該無線基地局から取得する第2のアドレス情報交換手段と、
    前記第2のアドレス情報交換手段が取得した前記無線基地局が接続しているネットワークダイバーシチ装置のアドレス情報を自身が接続しているネットワークダイバーシチ装置へ通知する第2のアドレス情報通知手段と、
    を備え、
    前記下りデータフレーム複製送信手段は、前記第1のアドレス情報通知手段から通知されたアドレス情報を前記下りカプセル化データフレームの宛先アドレスに設定し、また、前記上りデータフレーム複製送信手段は、前記第2のアドレス情報通知手段から通知されたアドレス情報を前記上りカプセル化データフレームの宛先アドレスに設定することを特徴とする請求項8に記載の通信システム。
  11. 前記下りデータフレーム複製送信手段が、前記下りカプセル化データフレームを複製せずに、自身に接続している無線基地局へのマルチキャスト送信時に使用するマルチキャストアドレスを当該下りカプセル化データフレームの宛先アドレスに設定して送信し、
    前記上りデータフレーム複製送信手段が、前記上りカプセル化データフレームを複製せずに、自身に接続している無線端末局へのマルチキャスト送信時に使用するマルチキャストアドレスを当該上りカプセル化データフレームの宛先アドレスに設定して送信することを特徴とする請求項2〜10のいずれか一つに記載の通信システム。
  12. 複数の無線基地局と接続し、当該無線基地局から受信した上りカプセル化データフレームをその宛先へ送信し、接続しているネットワークから受信した下りデータフレームを当該無線基地局経由でその宛先端末装置へ送信する通信装置であって、
    前記ネットワークから受信した下りデータフレームをカプセル化して生成した下りカプセル化データフレームを複製し、当該複製処理を実行して得られた各下りカプセル化データフレームをそれぞれ異なる無線基地局宛に送信する下りデータフレーム複製送信手段と、
    同一内容の上りカプセル化データフレームをそれぞれ異なる無線基地局経由で複数受信した場合、当該複数受信した上りカプセル化データフレームのいずれかを選択し、当該選択した上りカプセル化データフレームをデカプセル化して生成した上りデータフレームをその宛先へ送信する上りデータフレーム選択送信手段と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  13. さらに、
    前記デカプセル化処理を実行して得られた上りデータフレームに含まれる送信元端末装置のアドレス情報および前記上りカプセル化データフレームを送信した無線基地局のアドレス情報を関連付けて保持しておく基地局アドレス保持手段、
    を備え、
    前記下りデータフレーム複製送信手段は、下りカプセル化データフレームを複製した場合、前記下りデータフレームの宛先アドレスおよび前記基地局アドレス保持手段が保持している情報に基づいて、複製した下りカプセル化データフレームに設定する宛先アドレスを決定することを特徴とする請求項12に記載の通信装置。
  14. さらに、
    経路学習を行うためのARP(Address Resolution Protocol)パケットを受信した場合、前記基地局アドレス保持手段が保持している情報に基づいて、当該ARPパケットに対する応答パケットを自身に接続している無線基地局に代わって生成するARP応答パケット生成手段、
    を備えることを特徴とする請求項13に記載の通信装置。
  15. 複数の無線基地局と接続し、当該無線基地局から受信した上りカプセル化データフレームおよび接続しているネットワークから受信した下りデータフレームをその宛先へ送信する通信装置であって、
    前記ネットワークから受信した下りデータフレームをカプセル化して生成した下りカプセル化データフレームを複製し、当該複製処理を実行して得られた各下りカプセル化データフレームの宛先アドレスとして、予め取得しておいた通信相手先装置へ割り当てられたMACアドレスを設定し、さらに、当該各下りカプセル化データフレームがそれぞれ異なる無線基地局経由で送信されるように、予め取得しておいた各無線基地局のVLAN識別子を各下りカプセル化データフレームに設定して送信する下りデータフレーム複製送信手段と、
    同一内容の上りカプセル化データフレームをそれぞれ異なる無線基地局経由で複数受信した場合、当該複数受信した上りカプセル化データフレームのいずれかを選択し、当該選択した上りカプセル化データフレームをデカプセル化して生成した上りデータフレームをその宛先へ送信する上りデータフレーム選択送信手段と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  16. 複数の無線端末局と接続し、当該無線端末局から受信した下りカプセル化データフレームおよび接続している端末装置から受信した上りデータフレームをその宛先へ送信する通信装置であって、
    前記端末装置から受信した上りデータフレームをカプセル化して生成した上りカプセル化データフレームを複製し、当該複製処理を実行して得られた各上りカプセル化データフレームの宛先アドレスとして、予め取得しておいた通信相手先装置へ割り当てられたMACアドレスを設定し、さらに、当該各上りカプセル化データフレームがそれぞれ異なる無線端末局経由で送信されるように、予め取得しておいた各無線端末局のVLAN識別子を各上りカプセル化データフレームに設定して送信する上りデータフレーム複製送信手段と、
    同一内容の下りカプセル化データフレームをそれぞれ異なる無線端末局経由で複数受信した場合、当該複数受信した下りカプセル化データフレームのいずれかを選択し、当該選択した下りカプセル化データフレームをデカプセル化して生成した下りデータフレームをその宛先へ送信する下りデータフレーム選択送信手段と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  17. 無線接続された無線端末局から受信した上り無線データフレームに含まれる送信元端末装置のアドレス情報および当該無線端末局のアドレス情報を関連付けて保持しておく無線端末局アドレス保持手段と、
    前記ネットワークダイバーシチ装置から受信した下りカプセル化データフレームに基づいて生成した下り無線データフレームを、当該下りデータフレームに含まれる宛先端末装置のアドレス情報および前記無線端末局アドレス保持手段が保持している情報に基づいて決定した無線端末局宛に送信する下り無線データフレーム送信手段と、
    を備えることを特徴とする無線基地局。
  18. 接続するネットワークダイバーシチ装置を探査するためのND装置探索要求フレームを自身の起動時にブロードキャスト送信し、また、当該ND装置探索要求フレームに対する応答フレームを送信したネットワークダイバーシチ装置のアドレス情報を保持しておくネットワークダイバーシチ装置探索手段と、
    無線端末局から受信した上り無線データフレームに含まれる送信元端末装置のアドレス情報および当該無線端末局のアドレス情報を関連付けて保持しておく無線端末局アドレス保持手段と、
    前記上り無線データフレームに基づいて生成した上りカプセル化データフレームの宛先アドレスに前記ネットワークダイバーシチ装置探索手段が保持しているアドレス情報を設定し、当該上りカプセル化データフレームを送信する上りカプセル化データフレーム送信手段と、
    自局に接続されたネットワークダイバーシチ装置から受信した下りカプセル化データフレームに基づいて生成した下り無線データフレームを、当該下り無線データフレームに含まれる宛先端末装置のアドレス情報および前記無線端末局アドレス保持手段が保持している情報に基づいて決定した送信先無線端末局宛に送信する下り無線データフレーム送信手段と、
    を備えることを特徴とする無線基地局。
  19. 接続するネットワークダイバーシチ装置を探査するためのND装置探索要求フレームを自身の起動時にブロードキャスト送信し、また、当該ND装置探索要求フレームに対する応答フレームを送信したネットワークダイバーシチ装置であって、自身と同じ移動体上に配備されたネットワークダイバーシチ装置のアドレス情報を保持しておくネットワークダイバーシチ装置探索手段と、
    無線基地局から受信した下り無線データフレームに基づいて生成した下りカプセル化データフレームの宛先アドレスに前記ネットワークダイバーシチ装置探索手段が保持しているアドレス情報を設定し、当該下りカプセル化データフレームを送信する下りカプセル化データフレーム送信手段と、
    を備えることを特徴とする無線端末局。
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