JPWO2008093757A1 - プリプレグシートの製造方法および製造装置ならびにプリプレグシート - Google Patents
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Abstract
本発明は、プリプレグシートの製造方法において、支持体3の表面に樹脂層61を形成する工程Aと、樹脂層61に強化糸10を巻きつける工程Bと、強化糸10の少なくとも一部を樹脂層61に埋入させる工程Cと、を含んでいる。好ましくは、工程Cにおいて、支持体3の表面と強化糸10とを相対的に近づけるようにする。
Description
本発明は、配線基板などを製造する際に使用されるプリプレグシート、およびそれを製造するための技術に関するものである。
プリプレグとしては、ガラスなどの無機繊維又は樹脂などの有機繊維を平織りした織布に、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂を含浸させたものがある(たとえば特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプリプレグは、プリプレグの製造時において織布の表面に凹凸があるため、その凹凸がプリプレグの表面に現われやすく、平滑性の面で問題がある。とくに、配線基板を形成するためのプリプレグは、その表面に導電回路をパターン形成するために、プリプレグの表面の平滑性を十分に確保する必要がある。
また、複数の繊維を平行に並べた平行繊維群に、熱硬化性樹脂を含浸させた一方向プリプレグ(UD(Uni-Direction)プリプレグ)もある(たとえば特許文献2)。UDプリプレグは、開繊装置において撚り糸を開繊しつつ、開繊された繊維を平行繊維群とした後、平行繊維群に熱硬化性樹脂を含浸させることにより形成される(たとえば特許文献3参照)。
しかしながら、編み込んでいない状態の複数の繊維を取り扱うことは、編み込んだ状態の織布を取り扱うよりも困難である。編み込んでいない状態の繊維においては、繊維に樹脂を含浸させる前に、複数の繊維の束(平行繊維群)がバラけ、あるいは繊維間に目開きが生じることがある。また、繊維間に目開きが生じたまま樹脂を含浸させた場合には、目開きが生じた部分において裂けが生じやすく、強度面で問題が生じる。
本発明は、繊維の取り扱いを容易とし、かつ表面平滑性が高く、十分な強度を有するプリプレグシートを提供することを課題としている。
本発明の第1の側面においては、支持体の表面に樹脂層を形成する工程Aと、前記樹脂層に強化糸を巻きつける工程Bと、前記強化糸の少なくとも一部を前記樹脂層中に埋入させる工程Cと、を含んでいる、プリプレグシートの製造方法が提供される。
本発明の第2の側面においては、樹脂層が形成される支持体と、前記樹脂層に巻きつけるための強化糸を保持した繊維保持手段と、前記支持体の表面と前記支持体に巻き付けられた強化糸とを相対的に近づけて前記樹脂層に前記強化糸の少なくとも一部を埋入させるための繊維埋入手段と、を備えた、プリプレグシートの製造装置が提供される。
本発明の第3の側面においては、第1の表面樹脂層と第2の表面樹脂層との間に繊維束を介在させたプリプレグシートであって、前記第2の表面樹脂層は、前記第1の表面樹脂層に比べてフィラーの含有量が多くされている、プリプレグシートが提供される。
本発明によれば、繊維の取り扱いを容易とし、かつ表面平滑性が高く、十分な強度を有するプリプレグシートの製造方法および製造装置ならびにプリプレグシートを提供することができる。
X プリプレグシート製造装置
1 繊維ロール(強化糸保持手段)
10 強化糸
3,3′,3″,8A,8A′,8A″,8B,8C 支持体
30 (支持体の)中空部
31〜34 (支持体の)押圧体
60,68A 離型シート
61,68B,80C 樹脂層
62 第1プリプレグシート中間体
69 第2プリプレグシート中間体
80B ヒータ(強化糸埋入手段)
1 繊維ロール(強化糸保持手段)
10 強化糸
3,3′,3″,8A,8A′,8A″,8B,8C 支持体
30 (支持体の)中空部
31〜34 (支持体の)押圧体
60,68A 離型シート
61,68B,80C 樹脂層
62 第1プリプレグシート中間体
69 第2プリプレグシート中間体
80B ヒータ(強化糸埋入手段)
以下においては、本発明について、第1ないし第4の実施の形態として図面を参照しつつ説明する。
まず、本発明の第1の実施の形態について、図1ないし図16を参照して説明する。
図1に示したプリプレグシート製造装置Xは、平行に揃えられた状態の複数の繊維を表面樹脂層としてのマトリックス樹脂中に埋入させた一方向(UD)プリプレグシート、あるいは互いに配向方向の異なる複数の繊維をマトリックス樹脂中に埋入させたUD交差プリプレグシートを製造するためのものである。
プリプレグシート製造装置Xは、繊維ロール1、一対の駆動ローラ2A,2B、および支持体3を備えたものである。
繊維ロール1は、強化糸10を巻き付けたものであり、スライダ11に対して軸部1Aを中心に回転可能に支持されている。スライダ11は、ラック&ピニオンなどの機構によりステージ5に対してD1,D2方向に往復移動可能とされたものであり、一対のステイ12を有するものである。各ステイ12は、繊維ロール1の軸部1Aにおいて、軸部1Aが回転可能なように繊維ロール1を支持している。そのため、繊維ロール1は、スライダ11に対して回転可能であるとともに、スライダ11とともにステージ5に対してD1,D2方向に相対移動可能とされている。
ここで繊維ロール1に巻き付ける強化糸10としては、単繊維からなるフィラメント、あるいは複数のフィラメントからなるフィラメント糸を用いることができる。フィラメント糸は、単糸および撚り糸のいずれの状態で使用してもよいが、開繊の容易さ、および配向性を考慮した場合、単糸の状態で使用するのが好ましい。
強化糸10を構成する単繊維として、その径が、たとえば5μm以上20μm以下(強化糸一本あたりの単糸数20〜200本)のものを使用するのが好ましい。単繊維はまた、樹脂層に強化糸10を埋入させるときの温度において必要以上に軟化・膨張しない材料により形成するのが好ましく、たとえば長手方向の線膨張係数(25℃以上200℃以下)が−10ppm/℃以上0ppm/℃以下であり、ガラス転移温度が50℃以上150℃以下のものが適用される。このような単繊維を構成する繊維材料としては、全芳香族ポリエステル繊維、全芳香族ポリアミド、ポリベンズオキサゾール又は液晶ポリマーを主成分とする有機繊維が良好に用いられる。強化糸のための繊維材料としては、ガラス繊維(たとえばSガラス、Tガラス又はMガラスなどのように酸化ケイ素含有率が50重量%以上、酸化カルシウム含有率が30重量%以下のガラス材料、より好適には酸化ケイ素含有率が60重量%以上、酸化カルシウム含有率が10重量%以下のガラス材料からなるもの)、あるいはカーボンを主成分とするカーボン繊維を使用することができる。
一対の駆動ローラ2A,2Bは、繊維ロール1の強化糸10を支持体3に導くためのものであり、図中の矢印方向に回転可能とされている。これらの駆動ローラ2A,2Bは、図面上には明確に表れていないが、繊維ロール1に一体化されており、繊維ロール1とともにD1,D2方向に往復移動可能とされている。
支持体3は、後述する樹脂層61(図5Aおよび図5B参照)に対して強化糸10を巻き付ける場を提供するとともに、樹脂層61に対して強化糸10を埋入させる役割を果すものである。
図2および図3に示したように、支持体3は、4つの押圧体31,32,33,34により全体として中空部30を有する円筒状に形成されている。この支持体3は、図外のモータなどを含む制御部35(図1参照)から回転力を付与することにより周方向に回転可能とされている。より具体的には、図1および図3に示したように、支持体3における軸方向D1,D2方向の端部には軸部36A,36Bを有するフランジ37A,37Aが取り付けられており、各フランジ37A,37Bが支持体3(押圧体31〜34)とともに一体動可能とされている。各軸部36A,36Bは、ステージ5に固定された支持脚38A,38Bに対して回転可能に支持されている。軸部36Aは、制御部35のモータ(図示略)に連結されおり、軸部36Aには支持体3を回転させるための回転力が入力可能である。そのため。制御部35によって軸部36Aに入力すべき回転速度および回転方向を適宜調整することにより、支持体3の回転速度および回転方向を調整することができる。
図2に示したように、各押圧体31〜34には、支持体3の軸方向D1,D2に貫通する貫通孔31A〜34A,31B〜34Bが設けられている。各貫通孔31A〜34Aは、温水、高温オイルあるいは水蒸気などの加熱媒体を通じさせるためのものであり、各貫通孔31A〜34Aに加熱媒体を通じることにより、各押圧体31〜34を加熱できるようになされている。一方、貫通孔31B〜34Bは、冷水などの冷却媒体を通じさせるためのものであり、各貫通孔31B〜34Bに冷却媒体を通じることにより、各押圧体31〜34を冷却できるようになされている。
ここで、支持体3の大きさは、製造すべきプリプレグシートの大きさに応じて設計される。たとえば、比較的に小さなプリプレグシートを製造する場合には、支持体3は直径が5cm以上30cm以下、軸方向の長さが20cm以上100cm以下とされ、比較的に大きなプリプレグシートを製造する場合には、支持体3は直径が50cm以上2m以下、軸方向の長さが1.5m以上6m以下とされる。また、支持体3(押圧体31〜34)を形成するための材料としては、加熱媒体による加熱効果、および冷却媒体による冷却効果を適切に得るために、熱伝導性の高い材料を適用するのが好ましく、たとえばステンレス、銅又はアルミニウムなどの金属材料が適用される。
図2および図3に示したように、支持体3の中空部30には、複数のピストン機構4A,4B(図面上の4つ)が配置されている。各ピストン機構4A,4Bは、オイルが充填されたシリンダ40A,40Bの内部に、2つのピストン41A,41Bが往復移動可能に保持されたものである。ピストン41Aは押圧体31,33に、ピストン41Bは押圧体32,34にそれぞれ連結されている。また、各シリンダ40A,40Bは、オイルタンク、バルブおよび油圧ポンプなどからなる油圧調整機構42に接続されている。すなわち、シリンダ40A,40Bの内部の油圧は、油圧調整機構42によって調整可能とされており、シリンダ40A,40B内部の油圧を調整することにより、シリンダ40Aに対してピストン41Aが、シリンダ40Bに対してピストン41Bがそれぞれ往復移動するようになされている。また、ピストン41Aは押圧体31,33に、ピストン41Bは押圧体32,34にそれぞれ連結されているため、油圧調整機構42によりピストン41A,41Bを移動させることにより、各押圧体31〜34を移動させ、支持体3の全体としての径を大きくし、あるいは小さくすることができる。
もちろん、油圧調整機構42に代えて、ガス圧調整機構によってピストン41A,41Bを移動させ、押圧体31〜34を移動させるように構成してもよい。
次に、プリプレグシート製造装置Xを用いてのプリプレグシートの製造方法について、強化糸10としてフィラメント糸を使用する場合を例にとって説明する。
プリプレグシートを製造するに当たっては、まず図4に示したように支持体3に樹脂シート6を固定する。樹脂シート6は、図5Aおよび図5Bに示したように離型シート60の表面に樹脂層61を形成したものであり、この樹脂シート6は離型シート60が支持体3の表面に接触し、かつ樹脂層61が表面に露出した状態で支持体3に固定される。
ここで、離型シート60は、樹脂層61を保持する役割を果たすとともに樹脂シート6としての取り扱い性を向上させるためのものであり、また支持体3に対して樹脂層61が接着するのを防止する役割をも果たすものである。この離型シート60は、たとえばポリエチレンテレフタレート(PET)により、厚みが20μm以上50μm以下に形成されている。離型シート60としては、ポリテトラフルオロエチレン系、ポリオレフィン系あるいはポリイミド系の樹脂により形成されたものの他、Siなどにより表面処理したものを使用することもできる。
樹脂層61は、プリプレグシートにおいて強化糸10を埋設するためのマトリックス樹脂となるものであり、未硬化状態の熱硬化性樹脂により構成されている。この樹脂層61は、たとえば厚みが5μm以上30μm以下に形成されている。樹脂層61として使用することができる熱硬化性樹脂としては、プリプレグシートのマトリックス樹脂として使用されている種々の樹脂、たとえばエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、フッ素樹脂、フェノール樹脂、ポリフェニレンエーテル(PPE)、ビスマレイミドトリアジン(BTレジン)、あるいはシアネート樹脂を使用することができる。
次いで、図1に示すように、強化糸10を駆動ローラ2A,2Bに係合させつつ、強化糸10の端部を支持体3あるいは樹脂層61に固定する。この状態において、制御部35により支持体3を回転させ、繊維ロール1から強化糸10を引き出しつつ、支持体3の樹脂層61に強化糸10を巻き付ける。ここで、樹脂層61に強化糸10を巻き付ける速度(繊維ロール1から強化糸10を引き出す速度)は、たとえば1cm/sec以上300cm/sec以下とされ、強化糸10を巻き付けるときの張力は、たとえば単繊維あたり0.0001N以上0.1N以下とされ、好適には0.0004N以上0.03N以下とされる。
支持体3を回転させている間(樹脂層61に強化糸10を巻き付ける間)は、スライダ11をD1方向に移動させる。これにより、スライダ11とともに繊維ロール1がD1方向に移動させるために強化糸10の巻き付け位置がD1方向に移動していく。
ここで、繊維ロール1から引き出された強化糸10は、樹脂層61に巻き付けられるまでの間に一対の駆動ローラ2A,2Bを通過するが、フィラメント糸としての強化糸10は、図6Aに示した円形状の繊維束から図6Bに示した扁平状の繊維束とされる。そのため、スライダ11とともに繊維ロール1をD1方向に移動させて強化糸10の巻き付け位置を支持体3の軸方向に連続的に変化させた場合には、図7Aおよび図7Bに示したように単繊維が複数層積み上げられた状態の平行繊維群が樹脂層61の表面に形成される。
樹脂層61に対する強化糸10の巻き付けが終了した場合には、図2および図3に仮想線で示したように支持体3の各押圧体31〜34を、支持体3における半径方向の外方側に向けて移動させる。このような押圧体31〜34の移動は、油圧調整機構42によりピストン機構4A,4Bのピストン41A,41Bを半径方向の外方側に移動させることにより行なわれる。半径方向へのピストン41A,41Bの移動距離、すなわち各押圧体31〜34の半径方向の外方側への移動距離は、樹脂シート6における樹脂層61の厚みや樹脂層61に強化糸を埋入させる程度に応じて設定されるが、樹脂層61の厚みよりも小さく設定される。たとえば樹脂層61の厚みが5μm以上30μm以下の場合には、押圧体31〜34の移動距離は、2μm以上25μm以下に設定される。
各押圧体31〜34を半径方向の外方側に移動させる前においては、各押圧体31〜34の貫通孔31A〜34Aに加熱媒体を流通させて各押圧体31〜34を加熱する。これにより、各押圧体31〜34によって樹脂層61が加熱され、樹脂層61が目的とする粘度となるように軟化させられる。各押圧体31〜34の加熱温度は、樹脂層61の組成(熱硬化性)および目的とする粘度に応じて決定される。たとえば樹脂層61の硬化温度が150℃以上、目的とする粘度が300Pa・s以上3000Pa・s以下の場合には、各押圧体31〜34の加熱温度は30℃以上150℃以下とされる。
このようにして押圧体31〜34を半径方向の外方側に移動させた場合には、図7Aおよび図7Bと図8Aおよび図8Bを比較すれば分かるように、押圧体31の表面に密着する離型シート60ひいては樹脂層61が半径方向の外方側に移動する。ここで、樹脂層61は、半硬化状態であるとともに加熱により粘度が高められており、強化糸10としては、線膨張率の小さいものが使用されている。そのため、樹脂層61は、強化糸10に対して近づくように変位し、強化糸10が樹脂層61に埋入させられる。
このとき、強化糸10は、支持体3(樹脂層61)に巻き付けられているため、樹脂層61に強化糸10を埋入させるときに、強化糸10に散けが生じることなく、また強化糸10における隣接する部分相互が必要以上に目開きし、あるいは目開きしたままであることもない。そのため、出来上がったプリプレグシートは、繊維に沿って裂けやすくなることもなく、強度面においても優れたものとなる。
また、強化糸10を支持体3に巻き付ける手法では、強化糸10を樹脂層61に埋入させる前に、従来のように強化糸の平行性を維持する目的などのために強化糸の取り扱い性が悪化することもなく、作業性の面で有利なものとなる。
樹脂層61に強化糸10を埋入させた後においては、樹脂層61が必要以上に硬化しないようにするために、各押圧体31〜34の冷却を行なう。各押圧体31〜34の冷却は、各押圧体31〜34の貫通孔31B〜34Bに冷却媒体を流通させることにより行なわれる。各押圧体31〜34の冷却温度は、樹脂層61の組成(熱硬化性)などに応じて決定されるが、たとえば樹脂層61の硬化温度が150℃以上の場合には、10℃以上30℃以下とされる。
次いで、図9Aおよび図9Bに示したように、支持体3から強化糸10が埋入させられた樹脂シート6(第1プリプレグ中間体62)を取り外す。第1プリプレグ中間体62の取り外しは、樹脂シート6の両端が対峙する部位において、カッタなどの切断要素63を用いて強化糸10を切断することにより行なわれる。このようにして支持体3から取り外した第1プリプレグ中間体62は、巻きグセが付いたものとなっている。
続いて、図10Aないし図10Cに示したように、第1プリプレグ中間体62の巻きグセをとるために平面化処理を行なう。この平面化処理は、熱プレス機における金型64A,64Bにおいて第1プリプレグ中間体62を加熱・押圧することにより行なわれる。この場合の加熱温度は、たとえば60℃以上150℃以下とされ、押圧力は、たとえば0.5MPa以上5MPa以下とされる。
なお、平面化処理を行なった第1プリプレグ中間体62は、マトリックス樹脂65中に複数の繊維66が平行に並んだ繊維層67が埋設されたものであるとともに、マトリックス樹脂65の表面65Aに離型シート60が接合したものである。このような第1プリプレグ中間体62は、離型シート60によってマトリックス樹脂65の表面65Aに平坦性が確保されているとともに、平面化処理を行うことにより表面65Bの平坦性も確保されているため、離型シート60を剥離することにより、UDプリプレグシートとして使用することもできる。
また、図11Aおよび図11Bに示したように、平面化処理を行なう際に、あるいは平面化処理を行なった後に、第1プリプレグ中間体62における強化糸10側の平坦化処理を行なって第2プリプレグ中間体69としてもよい。この平坦化処理は、第1プリプレグ中間体62における強化糸10側に樹脂シート68を位置させた状態において、熱プレス機における金型64A,64Bによって樹脂シート68を加熱・押圧することにより行なわれる。この場合の加熱温度は、たとえば60℃以上150℃以下とされ、押圧力はたとえば0.5MPa以上5MPa以下とされる。
ここで、樹脂シート68としては、たとえば離型シート68Aに樹脂層68Bを形成したものが使用される。樹脂層68Bとしては、第1プリプレグ中間体62のマトリックス樹脂65(樹脂層61)に比べて、フィラーの含有量、溶融粘度、あるいは熱硬化度が高いものを使用するのが好ましい。
この場合、樹脂層68Bのフィラーの含有量は、たとえば25体積%以上70体積%以下とされ、マトリックス樹脂65(樹脂層61)のフィラーの含有量は、たとえば0体積%以上50体積%以下とされる。
フィラーは樹脂に混合される固形の粒子である。樹脂層68Bに混合されるフィラーは、第1プリプレグ中間体62に含まれる強化糸10が浮き上がろうとするのを抑えることができる。樹脂層68Bのフィラーの含有量を25体積%以上にすることによって、強化糸10が浮き上がるのを防止する働きが大きくなり、強化糸10同士の間にクラックが入るのを抑制することができる。また、樹脂層68Bのフィラーの含有量を70体積%以下にすることによって、樹脂層68の接着性を有効に維持することができ、第1プリプレグ中間体62と樹脂シート68とが剥離しないようにすることができる。
マトリックス樹脂65(樹脂層61)に混合されるフィラーは、マトリックス樹脂65(樹脂層61)を低熱膨張化することができる。そのため、マトリックス樹脂65(樹脂層61)のフィラーの含有量を0体積%以上とする。そして、配線基板の一部に本実施形態に係るプリプレグシートを採用した場合、配線基板に実装するシリコンチップとの熱膨張率の差を小さくすることができ、配線基板とシリコンチップとの接続を良好に維持することができる。また、マトリックス樹脂65(樹脂層61)のフィラーの含有量を50体積%以下にすることによって、強化糸10同士の間に樹脂層61の一部を構成する樹脂が進入するのを促進することができ、強化糸10同士の間に空隙ができるのを抑制することができる。
樹脂層68Bの溶融粘度は、たとえば7,000Pa・s以上20,000Pa・s以下とされ、マトリックス樹脂65(樹脂層61)の溶融粘度は、たとえば100Pa・s以上5,000Pa・s以下とされる。
樹脂層68Bの溶融粘度を7,000Pa・s以上とすることによって、樹脂層68B中の強化糸10が縮むことで、強化糸10の一部が浮き上がろうとするのを抑制することができる。また、樹脂層68Bの溶融粘度を20,000Pa・s以下とすることによって、マトリックス樹脂65(樹脂層61)との接着力を良好に維持することができる。
マトリックス樹脂65(樹脂層61)の溶融粘度を100Pa・s以上とすることによって、熱プレス機を用いてプレスする際に、樹脂が強化糸10同士の間から流出しにくくすることができ、強化糸10の移動を抑制し、強化糸10同士の間隔を一定に保つことができる。また、マトリックス樹脂65(樹脂層61)の溶融粘度を5,000Pa・s以下にすることによって、強化糸10同士の間に樹脂を進入させることができ、強化糸10同士の間に空隙を発生しにくくすることができる。
樹脂層68Bの熱硬化度は、たとえば40%以上95%以下とされ、マトリックス樹脂65(樹脂層61)の熱硬化度は、たとえば0%以上30%以下とされる。
未硬化の樹脂が硬化するのは、未硬化樹脂中のモノマー、オリゴマーと呼ばれる低分子の樹脂が互いに結合して高分子化するためである。樹脂層68Bに分子量の大きな分子が存在すると、分子量の大きな分子がマトリックス樹脂65(樹脂層61)中の強化糸10を押さえて、強化糸10が浮き上がるのを抑制することができる。そのため、樹脂層68Bの熱硬化度を40%以上とすることによって、分子量の大きな分子の数を多くし、強化糸10との接着性を良好に維持することができる。また、樹脂層68Bの熱硬化度を95%以下にすることによって、樹脂層68B(樹脂層61)との接着性を維持しつつ、強化糸10との接着性を良好にすることができる。
また、マトリックス樹脂65(樹脂層61)は、強化糸10を固定する働きがあるため、強化糸10同士の間に隙間なく樹脂が進入することが重要となる。そのため、マトリックス樹脂65(樹脂層61)の熱硬化度を30%以下にすることによって、分子量の大きな分子の数を少なくすることができ、強化糸10同士の間に樹脂を進入させやすくすることができる。その結果、強化糸10同士の間に空隙を発生しにくくすることができ、空隙の少ないプリプレグシートを作製することができる。
また、マトリックス樹脂65(樹脂層61)において、強化糸10が含まれない領域の厚みは、たとえば5μm以上25μm以下に設定されている。強化糸10が含まれない領域の厚みを5μm以上にすることによって、強化糸10が浮き上がろうとするのを抑制することができ、マトリックス樹脂65(樹脂層61)中にクラックを発生しにくくすることができる。また、強化糸10が含まれない領域の厚みを25μm以下にすることによって、作製されるプリプレグシートの熱膨張率を低く抑えることができる。その結果、作製したプリプレグシートを配線基板の一部に用いた場合、シリコンチップとの熱膨張率の差を小さくすることができ、配線基板とシリコンチップとの接続を良好に維持することができる。
図11Cに示したように、平坦化処理を行なった第1プリプレグ中間体62(第2プリプレグ中間体69)は、マトリックス樹脂70の表面70A,70Bに離型シート60,68Aが接合されたものとなっている。このような第2プリプレグ中間体69は、離型シート60,68Aが接合され、また平坦化処理が行なわれているので、表面70A,70Bの平坦性が十分に確保されており、離型シート60,68Aを剥離することにより、UDプリプレグシートとして使用することもできる。
また、樹脂シート68の樹脂層68Bとして、第1プリプレグ中間体62のマトリックス樹脂65(樹脂層61)に比べて、フィラーの含有量、溶融粘度、あるいは熱硬化度が高いものを採用すれば、第2プリプレグ中間体69における樹脂シート68側(熱プレス機における金型64Aによって押圧される側)の樹脂層68Bのほうがマトリックス樹脂65(樹脂層61)に比べて硬く、あるいは流動性の低いものとなっている。そのため、第1プリプレグ中間体62に樹脂シート68を接合したときに、樹脂層68Bの表面69Bから強化糸が露出し、あるいは強化糸に10起因する表面のうねりを抑制することが可能となる。その結果、上述の特性を有する樹脂シート68を用いて平坦化処理を行なうことによって、より適切に表面69Bの平滑性を確保することが可能となる。
図12Aおよび図12Bに示したように、2つの第1プリプレグ中間体62を、複数の繊維66の配向方向が直交するように相互に接合することにより、直交UDプリプレグシート7Aとして使用することもできる。第1プリプレグ中間体62相互の接合は、平面化処理で用いるのと同様な熱プレス機64A,64Bを用いて行なうことができる。
ここで、2つの第1プリプレグ中間体62を接合する場合、一方の第1プリプレグ中間体62と他方の第1プリプレグ中間体62とで、樹脂層61の性状を異ならせたものを使用してもよい。より具体的には、一方および他方の第1プリプレグ中間体62のそれぞれの樹脂層61におけるフィラーの含有量、溶融粘度、あるいは熱硬化度が異なったものを使用してもよい。この場合、樹脂層68Bのフィラーの含有量、溶融粘度、あるいは熱硬化度については、上述した範囲とすればよい。ただし、熱プレス機64A,64Bを用いた熱プレスにおいては、上方から押し付ける側の金型64Aに近い側の樹脂層62は、固定された金型64Bに近い側の樹脂層61に比べて、フィラーの含有量、溶融粘度、あるいは熱硬化度が高くされる。このような手法によれば、金型64Aに近い側の樹脂層62における表面の平滑性をより一層高めることが可能となる。
2つの第1プリプレグ中間体62を相互に接合することに代えて、第1プリプレグ中間体62と第2プリプレグ中間体69(図11C参照)とを相互に接合し、あるいは第2プリプレグ中間体69(図11C参照)を相互に接合することにより、直交UDプリプレグシートとして使用することもできる。
直交UDプリプレグシートはまた、以下に説明するように、第1プリプレグ中間体62あるいは第2プリプレグシート69を用いて、プリプレグシート製造装置Xにおいて形成することもできる。
まず、図13に示したように、プリプレグ中間体62(69)を支持体3に巻き付ける。この場合、プリプレグ中間体62(69)は、複数の繊維66が支持体3の軸方向D1,D2方向に沿って延びるように支持体3に巻き付けられる。
次いで、先に説明したのと同様に、プリプレグ中間体62(69)に強化糸を巻き付け、図14Aに示したように複数の繊維66に直交するように複数の繊維66′が配列された状態とする。
続いて、各押圧体31〜34を加熱した状態で支持体3の半径方向の外方側R1に向けて移動させて、図14Bに示したように複数の繊維66′を樹脂層61に埋入させることにより直交UDプリプレグ中間体74を得ることができる。その後、図15に示したように、直交UDプリプレグ中間体74は、支持体3から取り外され、先に説明したのと同様にして平面化処理を行なうことにより図16Aに示した直交UDプリプレグシート75Aとされ、必要に応じて平坦化処理を行なうことにより、図16Bに示した直交UDプリプレグシート75Bとされる。
図16Aに示したように、平面化処理を行なった直交UDプリプレグシート75は、マトリックス樹脂76中に互いに配向方向の異なる平行繊維群77A,77Bからなる繊維層77が埋設されたものであるとともに、マトリックス樹脂76の表面76Aに離型シート60を接合したものである。そのため、直交UDプリプレグシート75は、離型シート60によってマトリックス樹脂76の表面76Aに平坦性が確保されているとともに、平面化処理を行うことにより、表面76Bの平坦性も確保されている。
また、図16Bに示したように、平坦化処理を行なった直交UDプリプレグシート75Bは、図16Aに示した直交UDプリプレグシート75Aにおいて、マトリックス樹脂76の表面76Aに加えて、表面76Bにも離型シート68Aが接合されたものとなる。このような直交UDプリプレグシート75Bは、マトリックス樹脂76の両面76A,76Bに離型シート60,68Aが接合され、また平坦化処理が行なわれているので、マトリックス樹脂76の表面76A,76Bの平坦性が十分に確保されたものとなる。
ここで、平坦化処理を行なう場合、マトリックス樹脂76における離型シート68Bに近い側の樹脂層は、離型シート60に近い側の樹脂層に比べて、フィラーの含有量、溶融粘度、あるいは熱硬化度を高くしてもよい。この場合における樹脂層のフィラーの含有量、溶融粘度、あるいは熱硬化度については、上述した範囲とすればよい。このような手法によれば、マトリックス樹脂76における金型64Aに近い側の樹脂層の表面の平滑性をより一層高めることが可能となる。
本発明は、先に説明した実施の形態には限定されず、種々に変更可能である。支持体としては、たとえば図17Aに示したように断面楕円形の支持体3′のように断面が非真円のもの、あるいは図17Bに示したように矩形断面の支持体3″のように断面が多角形のものであってもよく、また、押圧体31〜34(図2参照)の数は、4個に限らず、他の個数であってもよい。さらに、樹脂シート6,68としては、離型シート60,68Aを省略したものを使用してもよい。
次に、本発明の第2の実施の形態について、図18および図19を参照して説明する。
図18および図19に示した例は、先に説明したプリプレグシート製造装置X(図1ないし図3参照)とは、支持体8Aの径を大きくさせる構成が異なっている。
支持体8Aは、両端が開放した円筒状の一体物として、その外径が、たとえば10cm以上2m以下、肉厚が、たとえば1mm以上5mm以下に形成されている。この支持体8Aは目的とする大きさ(径)にまで膨張させたときに、その膨張量を弾性限界の範囲に設定することができる材料、たとえばステンレスなどの金属により形成される。
支持体8Aの両端には、一対のフランジ80Aが取り付けられており、支持体8Aの開放部分が閉鎖されている。一対のフランジ80Aは、貫通孔81Aにネジ82Aを挿通した状態で、ナット83Aにより締結することにより支持体8Aに固定されている。ネジ82Aのヘッド部82Aaとフランジ80Aとの間、およびナット83Aとフランジ80Aとの間には、座金83Aaおよびパッキン83Abが介在させられている。これにより、支持体8Aの内部の気密性が確保されている。フランジ80Aと支持体8Aとの間には、Oリング84Aが介在させられている。このことによっても、支持体8Aの内部の気密性が確保されている。
支持体8Aの内部には、非圧縮性あるいは難圧縮性の押圧媒体が充填されているとともに、配管85Aを介してポンプ86Aに接続されている。押圧媒体は、ポンプ86Aから圧力および配管85Aの途中に設けられたバルブ87Aa,87Abによって支持体8Aの内部に対して出し入れされる。支持体8Aの内面に対して外方に向けた押圧力を作用させる場合には、押圧媒体は、加熱器88Aによって加熱された後にポンプ86Aによって支持体8Aの内部に押圧媒体が押し込められる。これにより、支持体8Aが加熱され、支持体8Aの表面に樹脂層を形成した場合には、樹脂層が加熱されて粘度が高められる。また、支持体8Aの内部から排出される押圧媒体は、冷却器89Aによって冷却される。
ここで、押圧媒体としては、油圧ポンプなどにおいて使用される種々の油の他、水、空気などを使用することができる。また、ポンプ86Aとしては、油圧ポンプを用いることができる。ポンプ86Aにより押圧媒体に作用させる圧力は、支持体8Aを膨張させるときには、支持体8Aとして肉厚が数mmのステンレス製のものを用い、支持体8Aの膨張量を支持体8Aの弾性限界の範囲にある数μmに設定する場合には、たとえば10N/cm2以上100N/cm2以下とされる。
以上に説明した構成では、バルブ87Aaを開放しつつバルブ87Abを閉じた状態としておき、加熱器88Aにより加熱された押圧媒体を、一定以上の圧力でポンプ86Aの動力により送り込むことにより、支持体8Aを加熱しつつ支持体8Aの径を大きくすることができる。これにより、支持体8Aの表面に樹脂層を形成して強化糸を巻き付けておいた場合には、樹脂層の粘度を高めつつ、樹脂層に対して強化糸を埋入させることができる。
また、樹脂層に対する強化糸の埋入が終了した場合には、バルブ87Aa,87Abおよびポンプ86Aを制御することにより、冷却器89Aによって押圧媒体を冷却し、支持体8Aの内面に作用する押圧力を一定値以下にする。
なお、支持体8Aとしては、先に説明した円筒状のものの他、図20Aに示した楕円筒状に代表される非真円断面の筒状の支持体8A′、図20Bに示した四角形に代表される多角形断面の筒状の支持体8A″などを採用することもできる。
次に、本発明の第3の実施の形態について、図21および図22を参照して説明する。
図21および図22に示した例は、シートヒータ80Bを利用して支持体8Bを半径方向に膨張させ、樹脂層に強化糸を埋入させるように構成されたものである。
シートヒータ80Bは、蛇行させた発熱ワイヤ81Bを熱伝導の高いシート材の間に配置したものであり、可撓性を有している。このシートヒータ80Bは、筒状に丸められた状態で、支持体8Bの内面に密着して配置されている。
支持体8Bとしては、加熱により膨張する材料により形成されたものが使用される。支持体8Bに求められる膨張量は、たとえば支持体8Bに形成する樹脂層および支持体8Bの径などにより決定すればよく、例えば、支持体8Bとしては、線膨張係数が10ppm/℃以上50ppm/℃以下であるものを使用することができる。ただし、支持体8Bとしては、シートヒータ80Bによる加熱温度において軟化あるいは溶融しない材質のものが使用される。シートヒータ80Bによる加熱温度は、支持体8Bの線膨張係数、支持体8Bに求められる膨張量、支持体8Bに形成される樹脂層の組成などにより決定され、例えば、50℃以上140℃以下に設定される。このような支持体8Bとしては、たとえばアルミニウム、チタン、及びそれらの合金、鉄、ステンレス等の鉄系合金、ニッケル系合金、コバルト系合金などの金属により形成されたもの、あるいは、ポリイミド、ポリカーボネート、フェノール、PPOなどの樹脂材料により形成されたものを使用することができる。
以上に説明した構成では、シートヒータ80Bにより支持体8Bを加熱することにより、支持体8Bの径を大きくすることができる。これにより、支持体8Bの表面に樹脂層を形成して強化糸を巻き付けたおいた場合には、樹脂層の粘度を高めつつ、樹脂層に対して強化糸を埋入させることができる。
なお、支持体8Bとしては、第2の実施の形態の場合と同様に、図20Aに示した楕円筒状に代表される非真円断面の筒状のもの、図20Bに示した四角断面に代表される多角形断面の筒状のものなどを採用することもできる。
次に、本発明の第4の実施の形態について、図23Aおよび図23Bを参照して説明する。
図23Aおよび図23Bに示した例は、一対の板材8Cにより樹脂層80Cに強化糸81Cを埋設させるものである。
一対の板材8Cは支持体を構成するものであり、これらの板材8Cの間には、ピストン機構82Cが配置されている。すなわち、ピストン機構82Cのピストン83Cを油圧ポンプなどにより移動させることにより、一対の板材8Cの間の距離が変化させられる。
この例では、一対の板材8Cの表面に樹脂層80Cを形成した後に、一対の板材8Cに対して強化糸81Cが互いに直交する2方向に巻き付けられる。その後、ピストン機構82Cにより一対の板材8Cの間の距離を大きくすることにより、2方向の並んだ強化糸81Cが樹脂層80Cに埋入させられる。
強化糸81Cは、必ずしも図示した例のように2方向に巻き付ける必要はなく、一方向に巻き付けても構わない。
Claims (20)
- 支持体の表面に樹脂層を形成する工程Aと、
前記樹脂層に強化糸を巻きつける工程Bと、
前記強化糸の少なくとも一部を前記樹脂層中に埋入させる工程Cと、
を含んでいる、プリプレグシートの製造方法。 - 前記工程Cにおいて、前記支持体の表面と前記強化糸とを相対的に近づける、請求項1に記載のプリプレグシートの製造方法。
- 前記支持体は複数の押圧体からなり、かつ、
前記各押圧体を外方に向けて移動させることにより、前記支持体の表面を前記強化糸に近づける、請求項2に記載のプリプレグシートの製造方法。 - 前記支持体として中空部を有するものを用い、かつ、
前記工程Cにおいて、前記中空部の内面を外方に向けて押圧することにより、前記支持体の表面を前記強化糸に近づける、請求項2に記載のプリプレグシートの製造方法。 - 前記中空部の内面の押圧は、油圧により行われる、請求項4に記載のプリプレグシートの製造方法。
- 前記支持体が円筒状をなしている、請求項2に記載のプリプレグシートの製造方法。
- 前記工程Cにおいて、前記支持体を加熱し、前記支持体を前記強化糸に比して大きく熱膨張させることにより、前記樹脂層に前記強化糸を埋入させる、請求項6に記載のプリプレグシートの製造方法。
- 前記支持体として、線膨張係数が前記強化糸の線膨張係数に比して大きいものを使用する、請求項7に記載のプリプレグシートの製造方法。
- 前記工程Cにおいて、前記樹脂層の粘度を低下させる、請求項1に記載のプリプレグシートの製造方法。
- 前記強化糸と交差する方向に第2の強化糸を巻きつける工程Dをさらに含む、請求項1に記載のプリプレグシートの製造方法。
- 前記工程Cの後に行われ、かつ前記樹脂層を前記支持体より引き離し、前記樹脂層に熱を印加して平面化処理を施す工程Eをさらに含む、請求項1に記載のプリプレグシートの製造方法。
- 前記工程Eにおいて、前記強化糸を埋設させた2つの樹脂層を、熱を印加して貼り合せる、請求項11に記載のプリプレグシートの製造方法。
- 前記工程Aにおいて、前記樹脂層と前記支持体との間には離型シートが介在されている、請求項1に記載のプリプレグシートの製造方法。
- 樹脂層が形成される支持体と、
前記樹脂層に巻きつけるための強化糸を保持した繊維保持手段と、
前記支持体の表面と前記支持体に巻き付けられた強化糸とを相対的に近づけて前記樹脂層に前記強化糸の少なくとも一部を埋入させるための繊維埋入手段と、
を備えている、プリプレグシートの製造装置。 - 前記支持体は複数の押圧体からなり、かつ、
前記繊維埋入手段は、前記各押圧体を外方に向けて移動させるように構成されている、請求項14に記載のプリプレグシートの製造装置。 - 前記支持体は、内部に形成された中空部を有しており、
前記繊維埋入手段は、前記支持体の内面に対して外方に向けた押圧力を作用させるように構成されている、請求項14に記載のプリプレグシートの製造装置。 - 前記繊維埋入手段は、前記支持体を加熱して前記支持体を熱膨張させるための加熱ヒータを含んでいる、請求項14に記載のプリプレグシートの製造装置。
- 前記支持体は、円筒に形成されているとともに、その軸心周りに回転可能とされており、かつ、
前記繊維保持手段は、前記支持体の軸心方向に往復移動可能とされている、請求項14に記載のプリプレグシートの製造装置。 - 第1の表面樹脂層と第2の表面樹脂層との間に繊維束を介在させたプリプレグシートであって、
前記第2の表面樹脂層は、前記第1の表面樹脂層に比べてフィラーの含有量が多くされている、プリプレグシート。 - 第1の表面樹脂層と第2の表面樹脂層との間に繊維束が介在したプリプレグシートであって、
前記第1の表面樹脂層および前記第2の表面樹脂層のうちの少なくとも一層は、前記繊維束の含まれない領域の厚みが5μm以上25μm以下である、請求項19に記載のプリプレグシート。
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