JPWO2008093631A1 - ハニカム構造体用梱包体 - Google Patents

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Abstract

ハニカム構造体4の端面部と相補形状のポケット5が形成された、2つのトレー1と、その2つのトレー1のうちハニカム構造体4の下端面部の側のものを外側から囲って収める浅箱状のトレーパック2と、を具備するハニカム構造体用梱包体20は、ロボットアーム及びハンドがハニカム構造体の収納及び取出を容易に行えるように、横(側面)からのラテラルアクセスを可能にする。

Description

本発明は、ハニカム構造体を収容する際に、又は、ハニカム構造体を取り出す際に、ラテラルアクセスし易い、ハニカム構造体用の梱包体に関する。
自動車用の排ガスを浄化するための触媒やフィルタとして、軸方向に垂直な断面が円又は楕円の、柱状を呈するハニカム構造体が使用されている。このようなハニカム構造体を、製品として出荷する際には、輸送し易く、傷付けずに保管出来るように、ハニカム構造体を梱包する作業がなされる。そして、梱包の際には、従来、一般に、プラスチック、段ボール等の材料で作製される包装箱が、梱包体として使用されている。
尚、ハニカム構造体の梱包に関する先行文献として、特許文献1を挙げることが出来る。
特開平9−226837号公報
梱包体が箱である場合、底面と一体化した側面が存在することから、その側面が壁になり、梱包されたハニカム構造体が、輸送中に安定し、保管中に護られる、人が梱包体を取扱いし易い、という長所がある。しかし、梱包体が箱であるが故に、ハニカム構造体を梱包体に収容する(即ち、梱包する)際に、又は、梱包したハニカム構造体を梱包体から取り出す際に、自動化が図り難いという問題を抱えていた。これは、箱であることから収容及び取出の際のアクセスが上面に限定されるため、汎用のロボットアーム及びハンドがハニカム構造体を把持し難い、という事情による。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ロボットアーム及びハンドがハニカム構造体の梱包体への収納及び梱包体からの取出を容易に行えるように、梱包体の横(側面)からの処理(ラテラルアクセスとよぶ)を可能にする梱包手段を提供することを目的とする。研究が重ねられた結果、以下に示す梱包体を用いることで、この目的を達成し得ることが見出された。
即ち、先ず、本発明によれば、柱状を呈するハニカム構造体を梱包するための梱包体であって、プレート状を呈し、円柱形又は楕円柱形の形状のポケットが形成されたトレーを、少なくとも2つ具備するとともに、少なくとも2つ具備されるトレーのうち少なくとも一のトレーを外側から囲って収める浅箱状のトレーパックを具備するハニカム構造体用梱包体が提供される(本発明に係る第1のハニカム構造体用梱包体ともいう)。
本発明に係る第1のハニカム構造体用梱包体においては、トレーパックが、複数のトレーを収め得るものであることが好ましい。これは、本発明に係る第1のハニカム構造体用梱包体が、1つのトレーパックに対して、複数のトレーを具備するものであることを意味する。この好ましい態様によれば、トレーパック1つに、複数のトレーを介して、多数のハニカム構造体を収めることが可能である。
本発明に係る第1のハニカム構造体用梱包体においては、トレーパックが、紙を材料とする成形体であることが好ましい。代表的なものとして、緩衝性を具備するダンボールを挙げることが出来る。
浅箱状のトレーパックは、例えばハニカム構造体の下端面部を収めるトレーを、外側から囲って収める。浅箱状とは、浅い箱のような形態であり、平板の周縁に低い壁が立ち上がったもの、あるいは家庭で使用されるお盆のような形状、と表現することも出来る。このトレーパックは、トレーを外側から囲って収めるものであるから、その浅箱状の内側は、トレーの形状と相補形状であるということが出来、例えばトレーパックの内形及びトレーの外形の平面形状として長方形が採られる。
本発明に係る第1のハニカム構造体用梱包体を使用してハニカム構造体を梱包すると、ハニカム構造体は上端面部及び下端面部においてそれぞれトレーで固定され、下端面部の側では、更にトレーごとトレーパックに収まる。本発明に係る第1のハニカム構造体用梱包体を使用してハニカム構造体を梱包したとき、梱包状態における側面の側であって、ハニカム構造体の周面の側には、梱包に係る部材は存在せず、開放されている。後述するように、梱包されたハニカム構造体を側面から包囲する保護部材を、更に具備することが出来るが、保護部材を具備する場合でも、その保護部材は、トレー及びトレーパックと一体化して箱を形成するものではなく、容易に取り外すことが出来、ラテラルアクセスの障害にはならない。
そして、必要に応じ、ハニカム構造体の上端面部の側のトレーと、下端面部の側のトレーパックと、をバンド等で括って固定すれば、ハニカム構造体に触れることなく、トレーパックを把持して、輸送をすることが可能になる。バンドで括る際には、ハニカム構造体の上端面部の側のトレーの上側に、例えば緩衝性を具備するダンボールからなる板状のカバーを敷くことが好ましい。トレー、トレーパック、及びそれらで梱包されたハニカム構造体の全体を固定し易くなり、且つ、トレーが損傷し難くなるからである。
トレーパックは、2つのトレーのうち少なくとも一方を外側から囲って収めるものであり、このトレーパックを2つ備えて、ハニカム構造体の上端面部を収めるトレーと、ハニカム構造体の下端面部を収めるトレーと、の両方を、外側から囲って収める態様を採ることも好ましい。この態様では、バンドで括る際の、トレーの上側に敷くダンボールからなる板状のカバーは不要である。ハニカム構造体を挟んでこれを支持する2つのトレーを、更に2つのトレーパックで外側から挟む態様になるので、その2つのトレーパックの外側をバンド等で括れば、トレー、トレーパック、及びそれらで梱包されたハニカム構造体の全体を、容易に固定することが出来、バンド等がトレーに触れることもなく、トレーの損傷も生じないからである。
次に、本発明によれば、柱状を呈するハニカム構造体を梱包するための梱包体であって、プレート状を呈し、円柱形又は楕円柱形の形状のポケットが片面又は両面に形成されたトレーを少なくとも3つ具備し、片面のみにポケットを有するトレーを最上段及び最下段に配し、両面にポケットを有するトレーを中間に配したハニカム構造体用梱包体が提供される(本発明に係る第2のハニカム構造体用梱包体ともいう)。
ここでいう最上段及び最下段は、トレーのみを対象とする位置関係を指す。後述するようにパレットが設けられる態様においては、梱包体(全体)としての最上段又は最下段にはパレットが位置する場合がある。
尚、本明細書において、単に、本発明に係るハニカム構造体用梱包体というときは、本発明に係る第1のハニカム構造体用梱包体と本発明に係る第2のハニカム構造体用梱包体の両方を指すものとする。
本発明に係る第2のハニカム構造体用梱包体においては、トレーのうち少なくとも一のトレーの一の面と接するパレットを、更に具備し、そのパレットと一のトレーとが、(a)又は(b)の形態を有することによって、係止されていることが好ましい。
(a)パレットに複数の凹部又は凸部が備わり、一のトレーに複数の凸部又は凹部が備わり、パレットの凹部又は凸部と、一のトレーの凸部又は凹部と、が緩嵌されている。
(b)パレット及び一のトレーに複数の凹部が備わるとともに、複数の結合部材を備え、その結合部材がパレット及び一のトレーに備わる凹部に緩嵌されている。
(a)の形態では、例えば木材加工における、凸部はホゾ、凹部はホゾ穴、のような役割を果たして、パレットとトレーが係止される。但し、本発明に係る第2のハニカム構造体用梱包体は、梱包体であって、容易に外せる必要があるから、凸部が凹部に緩く嵌められていることを要する。又、(b)の形態では、例えば木材加工における、結合部材はダボ、凹部はダボ穴、のような役割を果たして、パレットとトレーが係止される。但し、本発明に係る第2のハニカム構造体用梱包体は、梱包体であって、容易に外せる必要があるから、結合部材が凹部に緩く嵌められていることを要する。
本発明に係る第2のハニカム構造体用梱包体においては、トレーのうちの2つのトレーが、(1)又は(2)の形態を有することによって、係止されていることが好ましい。
(1)2つのトレーのうち一のトレーに複数の凹部が備わり、他のトレーに複数の凸部が備わり、一のトレーの凹部と、他のトレーの凸部と、が緩嵌されている。
(2)2つのトレーのそれぞれに複数の凹部が備わるとともに、複数の結合部材を備え、その結合部材が、2つのトレーにそれぞれ備わる凹部に、緩嵌されている。
(1)の形態では、例えば木材加工における、凸部はホゾ、凹部はホゾ穴、のような役割を果たして、2つのトレーが係止される。但し、本発明に係る第2のハニカム構造体用梱包体は、梱包体であって、容易に外せる必要があるから、凸部が凹部に緩く嵌められていることを要する。又、(2)の形態では、例えば木材加工における、結合部材はダボ、凹部はダボ穴、のような役割を果たして、2つのトレーが係止される。但し、本発明に係る第2のハニカム構造体用梱包体は、梱包体であって、容易に外せる必要があるから、結合部材が凹部に緩く嵌められていることを要する。
本発明に係るハニカム構造体用梱包体は、柱状体であるハニカム構造体を立てて(柱状体の軸方向を鉛直方向にして)、梱包するのに用いられるものである。トレーは、全体としてプレート状を呈するものであり、トレーには、ハニカム構造体の端面部と相補形状のポケットが形成されており、2つのトレーのうち一方のトレーのポケットにハニカム構造体の例えば下側の端面部(下端面部ともいう)を収め、他方のトレーのポケットにハニカム構造体の例えば上側の端面部(上端面部ともいう)を収めて、2つのトレーによってハニカム構造体を挟み、これを支持する。ハニカム構造体の端面部とは、端面、及び端面の近傍の側面を含む立体的部分である。
本発明に係るハニカム構造体用梱包体においては、プレート状を呈するトレーの片面(一の面又は他の面)又は両面に、複数のポケットが形成されていることが好ましい。この態様では、ハニカム構造体を挟む2つのトレーで、複数のハニカム構造体を収めることが可能である。
本発明に係るハニカム構造体用梱包体においては、トレーが、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、塩化ビニル、鉄、アルミニウム、のうち何れかを主な材料とする成形体であることが好ましい。トレーが、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等のプラスチック材料で形成される場合には、その厚さは0.3〜2.0mm程度であることが好ましい。
次に、本発明によれば、柱状を呈するハニカム構造体を梱包している梱包体であって、プレート状を呈し、一の面に、ハニカム構造体の端面部と相補形状のポケットが形成されたトレーを、少なくとも2つ具備し、少なくとも2つ具備されるトレーのうちの2つのトレーのそれぞれのポケットにハニカム構造体の端面部を嵌め込み、ハニカム構造体を梱包してなるとともに、2つのトレーが、(x)又は(y)の形態を有することによって係止されている、ハニカム構造体を梱包してなるハニカム構造体用梱包体が提供される。
(x)2つのトレーのうち一のトレーに複数の凹部が備わり、他のトレーに複数の凸部が備わり、一のトレーの凹部と、他のトレーの凸部と、が緩嵌されている。
(y)2つのトレーのそれぞれに複数の凹部が備わるとともに、複数の結合部材を備え、その結合部材が、2つのトレーにそれぞれ備わる凹部に、緩嵌されている。
本発明に係るハニカム構造体を梱包してなるハニカム構造体用梱包体においては、ハニカム構造体及びそのハニカム構造体の端面部を嵌め込んだトレーを、ハニカム構造体の側面の側から包囲する保護部材を、更に具備することが好ましい。
本発明に係るハニカム構造体を梱包してなるハニカム構造体用梱包体においては、保護部材が、板状又はフィルム状であることが好ましい。板状の保護部材としては、緩衝性を具備するダンボール(紙)が挙げられ、フィルム状の保護部材として、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、塩化ビニルを主な材料とするプラスチックのフィルム又はシートを挙げることが出来る。
本発明に係る第1のハニカム構造体用梱包体は、ハニカム構造体の端面部と相補形状に相当する、円柱形又は楕円柱形の形状のポケットが形成された2つのトレーを具備するとともに、その2つのトレーのうち少なくとも一方を外側から囲って収める浅箱状のトレーパックを具備するものであり、使用態様において、2つのトレーで、ハニカム構造体の上端面部及び下端面部を収めてハニカム構造体を固定し、下端面部の側では、更にトレーごとトレーパックに収めるものである。従って、ハニカム構造体の収容及び取出に際し、アクセスが上面に限定されるような箱にはならない梱包体であり、ラテラルアクセスが可能であるから、汎用のロボットアーム及びハンドを使用した自動化が図り易い。
具体的には、本発明に係る第1のハニカム構造体用梱包体を使用してハニカム構造体を梱包するには、先ず、浅箱状のトレーパックを配置しその内側へ1つのトレーを収める。次いで、そのトレーのポケットにハニカム構造体の下端面部を収める。例えば汎用のロボットアーム及びハンドを使用して、ハニカム構造体を立てたまま、ハニカム構造体の周面を把持し、そのまま水平方向に移動して(即ち、ラテラルアクセスを行って)、トレーのポケットの上まで移動した後に、放すことにより、ポケットにハニカム構造体の下端面部を収めることが可能である。そして、ハニカム構造体の上端面部に、もう1つのトレーを被せ、必要に応じ、バンド等で固定すれば、最小構成の梱包が完了する。
又、上記のようにして梱包したハニカム構造体を本発明に係る第1のハニカム構造体用梱包体から取り出すには、反対の順序で行うことが出来る。先ず、固定に使用したバンド等を緩めて取り除いた後に、ハニカム構造体の上端面部から、1つのトレーを外す。そうすると、もう1つのトレーのポケットに下端面部が収まった、立った状態のハニカム構造体が現われるから、これを、例えば汎用のロボットアーム及びハンドを使用して、ハニカム構造体に横(ハニカム構造体の周面の側)から接近させ(即ち、ラテラルアクセスを行い)、ハニカム構造体の周面を把持し、少し持ち上げて、トレーのポケットから下端面部を抜き出した後に、水平方向に移動することにより、ハニカム構造体を取り出すことが可能である。
本発明に係る第1のハニカム構造体用梱包体は、2つのトレー及びトレーパックを最小構成要素とするものであり、従来の、プラスチック、段ボール等の材料で作製される包装箱に比して、材料の使用量が少ない。そして、当然に、使用され寿命が尽きた後の廃棄物としての量も、従来より低減される。
本発明に係る第1のハニカム構造体用梱包体は、ポケットが形成された2つのトレーでハニカム構造体は確りと固定され、そのハニカム構造体を固定したトレーごと、トレーパックに収められるので、梱包されたハニカム構造体は輸送し易く、且つ輸送中における安定性が高い。
本発明に係る第2のハニカム構造体用梱包体は、ハニカム構造体の端面部と相補形状に相当する、円柱形又は楕円柱形の形状のポケットが形成された2つのトレーを具備し、その2つのトレーが、上記した(1)又は(2)の形態を有することによって、係止されているものであり、使用態様において、相互に係止された2つのトレーで、ハニカム構造体の上端面部及び下端面部を収めてハニカム構造体を固定し、好ましくは、下端面部の側では、更にトレーごとパレットに載せるものであり、トレーとパレットも係止されているものである。従って、ハニカム構造体の収容及び取出に際し、アクセスが上面に限定されるような箱にはならない梱包体であり、ラテラルアクセスが可能であるから、汎用のロボットアーム及びハンドを使用した自動化が図り易い。
具体的には、本発明に係る第2のハニカム構造体用梱包体を使用してハニカム構造体を梱包するには、先ず、好ましくはパレットを配置し、その上に1つのトレーを配置する。次いで、そのトレーのポケットにハニカム構造体の下端面部を収める。例えば汎用のロボットアーム及びハンドを使用して、ハニカム構造体を立てたまま、ハニカム構造体の周面を把持し、そのまま水平方向に移動して(即ち、ラテラルアクセスを行って)、トレーのポケットの上まで移動した後に、放すことにより、ポケットにハニカム構造体の下端面部を収めることが可能である。そして、ハニカム構造体の上端面部に、もう1つのトレーを被せ、必要に応じ、バンド等で固定すれば、最小構成の梱包が完了する。
又、上記のようにして梱包したハニカム構造体を本発明に係る第2のハニカム構造体用梱包体から取り出すには、反対の順序で行うことが出来る。先ず、固定に使用したバンド等を緩めて取り除いた後に、ハニカム構造体の上端面部から、1つのトレーを外す。そうすると、もう1つのトレーのポケットに下端面部が収まった、立った状態のハニカム構造体が現われるから、これを、例えば汎用のロボットアーム及びハンドを使用して、ハニカム構造体に横(ハニカム構造体の周面の側)から接近させ(即ち、ラテラルアクセスを行い)、ハニカム構造体の周面を把持し、少し持ち上げて、トレーのポケットから下端面部を抜き出した後に、水平方向に移動することにより、ハニカム構造体を取り出すことが可能である。
本発明に係る第2のハニカム構造体用梱包体は、係止された2つのトレーを最小構成要素とし、好ましくはパレットを具備するものであり、従来の、プラスチック、段ボール等の材料で作製される包装箱に比して、材料の使用量が少ない。そして、当然に、使用され寿命が尽きた後の廃棄物としての量も、従来より低減される。
本発明に係る第2のハニカム構造体用梱包体は、ポケットが形成された2つのトレーでハニカム構造体は確りと固定され、そのハニカム構造体を固定したトレーは相互に係止されており、更には2つのトレーで固定されたハニカム構造体は、トレーと係止されたパレットの上に載置される。よって、梱包されたハニカム構造体は輸送し易く、且つ輸送中における安定性が高い。輸送中に、トレー、パレットのずれが生じないからである。
本発明に係るハニカム構造体を梱包してなるハニカム構造体用梱包体は、その好ましい態様において、トレー及び梱包されたハニカム構造体を側面から包囲する保護部材を、更に具備するので、梱包されたハニカム構造体は、輸送中及び保管中において、梱包体が箱である場合と同様に護られ、傷つき難い。
本発明に係る第1のハニカム構造体用梱包体の一の実施形態を示す斜視図である。 図1に示されるハニカム構造体用梱包体を使用してハニカム構造体を梱包した様子を、部分的に内部を透視して示す、斜視図である。 本発明に係る第1のハニカム構造体用梱包体の他の実施形態を示す斜視図である。 図3に示されるハニカム構造体用梱包体を使用してハニカム構造体を梱包した様子を、部分的に内部を透視して示す、斜視図である。 本発明に係る第1のハニカム構造体用梱包体の更に他の実施形態を示す斜視図である。 図5に示されるハニカム構造体用梱包体を使用してハニカム構造体を梱包した様子を、部分的に内部を透視して示す、斜視図である。 本発明に係る第2のハニカム構造体用梱包体の一の実施形態を示す図であり、一部を透視した側面図である。 図7に示されるハニカム構造体用梱包体を構成する一のトレーの平面図である。 図7に示されるハニカム構造体用梱包体を構成する一のトレーの側面図である。 図7に示されるハニカム構造体用梱包体を構成する他のトレーの平面図である。 図7に示されるハニカム構造体用梱包体を構成する他のトレーの側面図である。 図7に示されるハニカム構造体用梱包体を構成するパレットの平面図である。 本発明に係る第2のハニカム構造体用梱包体の他の実施形態を示す図であり、一部を透視した側面図である。 本発明に係る第2のハニカム構造体用梱包体の更に他の実施形態を示す図であり、一部を透視した側面図である。 本発明に係る第2のハニカム構造体用梱包体の更に他の実施形態を示す図であり、一部を透視した側面図である。
符号の説明
1,31,51 トレー
2,32,52 トレーパック
4 ハニカム構造体
4a (ハニカム構造体の)上端面部
5,35,55 ポケット
6,36,56 (通常の)パレット
7 カバー
8,38,48 防水防滴部材
10,50 バンド
11,61 保護部材
20,40,60 ハニカム構造体用梱包体
70,130,140,150 ハニカム構造体用梱包体
101,102,131,132,141,142,151,152 トレー
105,135,145,155 ポケット
106,136,146,156 パレット
107,137,147,153,157 凸部
108,138,144,148,154,158 凹部
109,139,149、159 フォーク差込口
以下、本発明について、適宜、図面を参酌しながら、実施の形態を説明するが、本発明はこれらに限定されて解釈されるべきものではない。本発明の要旨を損なわない範囲で、当業者の知識に基づいて、種々の変更、修正、改良、置換を加え得るものである。例えば、図面は、好適な本発明の実施の形態を表すものであるが、本発明は図面に表される態様や図面に示される情報により制限されない。本発明を実施し又は検証する上では、本明細書中に記述されたものと同様の手段若しくは均等な手段が適用され得るが、好適な手段は、以下に記述される手段である。
先ず、図1及び図2は、本発明に係る第1のハニカム構造体用梱包体の一の実施形態を示す斜視図である。図1には、2体のハニカム構造体4と、その2体のハニカム構造体4を梱包することが出来るハニカム構造体用梱包体20が、1セット示されている。又、図2には、図1に示されるハニカム構造体用梱包体20を1段につき6セット使用し、3段積みにして、合計36体(=2×6×3)のハニカム構造体4を梱包した様子が、部分的に内部を透視して、描かれている。
図1に示されるハニカム構造体用梱包体20は、図2に示されるように多段に積み重ねてゆくことの出来るものである。ハニカム構造体用梱包体20は、トレー1が2つ(1組)と、1つの浅箱状のトレーパック2と、を具備する。2つのトレー1のそれぞれは、2体のハニカム構造体4を、その上端面部及び下端面部で支持し固定する、例えばポリプロピレン製のトレーであり、ハニカム構造体4の端面部(上端面部及び下端面部)と相補形状のポケット5がそれぞれに2つ形成されたものである。
トレーパック2は、2つのトレー1のうちハニカム構造体4の(図1中において)下端面部の側のトレー1を外側から囲って収める、例えばダンボール製のトレーである。図1に示されるトレーパック2は、1つのトレー1を収めるものである。
36体のハニカム構造体4を、図2に示されるような多段に積み重ねた態様に梱包するには、ハニカム構造体用梱包体20を18セット使用して、以下のように行う。以下の作業は、汎用のロボットアーム及びハンドを使用して、全て自動化することが可能であり、ハニカム構造体4のトレー1への収容に際しては、ラテラルアクセスが可能である。
先ず、ハニカム構造体用梱包体20を使用して3段に積み重ねる際に、積み重ねた積層体の最下段に配置されることとなるカバー7(図2を参照)を配設する。このカバー7は、例えばダンボール製の板状体であり、他に、積み重ねた積層体の最上面、及び段と段の間にも、設けられるものである。次に、最下段となるカバー7の上に、1段目のトレーパック2を6つ配置し、更に、各トレーパック2の中にそれぞれトレー1を収める。そして、ポケット5に下端面部が収まるように、1段目用の12体のハニカム構造体4を各トレー1に収容した後に、上端面部がポケット5に収まるように、ハニカム構造体4にトレー1を被せる。これで1段目は終了である。
2段目以降も、1段目に準じて行う。即ち、1段目のハニカム構造体4における上端面部の側のトレー1の上に、1段目と2段目の間用のカバー7を配設し、そのカバー7の上に、2段目のトレーパック2を6つ配置し、更に、各トレーパック2の中にそれぞれトレー1を収め、ポケット5に下端面部が収まるように、2段目用の12体のハニカム構造体4を各トレー1に収容した後に、上端面部がポケット5に収まるように、ハニカム構造体4にトレー1を被せる。これで2段目は終了である。そして、2段目のハニカム構造体4における上端面部の側のトレー1の上に、2段目と3段目の間用のカバー7を配設し、このカバー7の上に、3段目のトレーパック2を6つ配置し、更に、各トレーパック2の中にそれぞれトレー1を収め、ポケット5に下端面部が収まるように、3段目用の12体のハニカム構造体4を各トレー1に収容した後に、上端面部がポケット5に収まるように、ハニカム構造体4にトレー1を被せる。これで3段目が終了する。
その後、例えばダンボール製の板状の保護部材11を用いて、3段積みの積層体の側面を包囲する(図2を参照)。そして、積層体の最上面にカバー7を配設し、更には、最上面のカバー7の上を(必要に応じて側面の上記保護部材11の上も)、例えば、ポリエチレン製フィルムからなる防水防滴部材8で覆い、3段積みの積層体全体をバンド10で括って固定する。そして、バンド10で括った積層体を、例えばベニヤ板製の(通常の)パレット6の上に載置すれば、倉庫に、所定期間、保管したり、あるいは、倉庫から所定場所まで輸送するのに好適な、図2に示される3段積みの梱包が完成する。
次に、図3及び図4は、本発明に係る第1のハニカム構造体用梱包体の他の実施形態を示す斜視図である。図3には、12体のハニカム構造体4と、その12体のハニカム構造体4を梱包することが出来るハニカム構造体用梱包体40が、1セット示されている。又、図4には、図3に示されるハニカム構造体用梱包体40を1段につき1セット使用し、3段積みにして、合計36体(=12×1×3)のハニカム構造体4を梱包した様子が、部分的に内部を透視して、描かれている。
図3に示されるハニカム構造体用梱包体40は、図4に示されるように多段に積み重ねてゆくことの出来るものである。ハニカム構造体用梱包体40は、トレー31(トレー)が2組(4つ、図3において1つは省略されている)と、浅箱状のトレーパック32(トレーパック)が2つ(1組)と、を具備する。2つのトレー31のそれぞれは、6体のハニカム構造体4を、その上端面部4a及び下端面部で支持し固定する、例えばポリエチレン製のトレーであり、ハニカム構造体4の端面部(上端面部4a及び下端面部)と相補形状のポケット35がそれぞれに6つ形成されたものである。
トレーパック32は、1セットのハニカム構造体用梱包体40につき、(図3中において)ハニカム構造体4の下端面部の側のトレー31を(外側から囲って)収めるものと、ハニカム構造体4の上端面部4aの側のトレー31に(外側から被せて)収めるものの、2つが備わる。このトレーパック32は、既述のトレーパック2と同様に、例えばダンボール製のトレーである。図3に示されるトレーパック32では1つにつき2つのトレー31を収めることが出来る。
36体のハニカム構造体4を、図4に示されるような多段に積み重ねた態様に梱包するには、ハニカム構造体用梱包体40を3セット使用して、以下のように行う。以下の作業は、汎用のロボットアーム及びハンドを使用して、全て自動化することが可能であり、ハニカム構造体4のトレー31への収容に際しては、ラテラルアクセスが可能である。
先ず、ハニカム構造体用梱包体40のうち、1段目のトレーパック32を配置する。そして、そのトレーパック32の中に2つのトレー31を収める。次いで、ポケット35に下端面部が収まるように、1段目用の12体のハニカム構造体4を、1つのトレー31に6体ずつ収容した後に、上端面部4aがポケット5に収まるように、6体ずつのハニカム構造体4に1つのトレー31を被せ、合わせて2つのトレー31を被せる。その後、ハニカム構造体4に被せた2つのトレー31の更に上から、1つのトレーパック32を被せる。これで1段目は終了である。
2段目以降も、1段目に準じて行う。即ち、1段目のハニカム構造体4における上端面部4aの側に被せたトレーパック32の上に、2段目のトレーパック32を配置する。そして、そのトレーパック32の中に2つのトレー31を収めた後、ポケット35に下端面部が収まるように、2段目用の12体のハニカム構造体4を、1つのトレー31に6体ずつ収容し、更に、上端面部4aがポケット5に収まるように、6体ずつのハニカム構造体4に1つのトレー31を被せ、合わせて2つのトレー31を被せる。その後、ハニカム構造体4に被せた2つのトレー31の更に上から、1つのトレーパック32を被せる。これで2段目は終了である。そして、2段目のハニカム構造体4における上端面部4aの側に被せたトレーパック32の上に、3段目のトレーパック32を配置する。そして、そのトレーパック32の中に2つのトレー31を収めた後、ポケット35に下端面部が収まるように、3段目用の12体のハニカム構造体4を、1つのトレー31に6体ずつ収容し、更に、上端面部4aがポケット35に収まるように、6体ずつのハニカム構造体4に1つのトレー31を被せ、合わせて2つのトレー31を被せる。その後、ハニカム構造体4に被せた2つのトレー31の更に上から、1つのトレーパック32を被せる。これで3段目が終了する。
その後、3段積みの積層体の全体を、例えばポリエチレン製フィルムからなる防水防滴部材38で覆う(図4を参照)。そして、防水防滴部材38で覆った積層体を、例えばベニヤ板製の(通常の)パレット36の上に載置すれば、倉庫に、所定期間、保管したり、あるいは、倉庫から所定場所まで輸送するのに好適な、図4に示される3段積みの梱包が完成する。尚、図4に示される梱包の態様では、3段積みの積層体は、全体をバンドで括ることはしておらず、結束部材としても効果が有る防水防滴部材38(ストレッチフィルム)のみで固定されている。
次に、図5及び図6は、本発明に係る第1のハニカム構造体用梱包体の更に他の実施形態を示す斜視図である。図5には、16体のハニカム構造体4と、その16体のハニカム構造体4を梱包することが出来るハニカム構造体用梱包体60が、1セット示されている。又、図6には、図5に示されるハニカム構造体用梱包体60を1段につき1セット使用し、3段積みにして、合計48体(=16×1×3)のハニカム構造体4を梱包した様子が、部分的に内部を透視して、描かれている。
図5に示されるハニカム構造体用梱包体60は、図6に示されるように多段に積み重ねてゆくことの出来るものである。ハニカム構造体用梱包体60は、トレー51(トレー)が4組(8つ、図5において3つは省略されている)と、浅箱状のトレーパック52(トレーパック)が2つ(1組)と、を具備する。2つのトレー51のそれぞれは、4体のハニカム構造体4を、その上端面部4a及び下端面部で支持し固定する、例えばポリエチレン製のトレーであり、ハニカム構造体4の端面部(上端面部4a及び下端面部)と相補形状のポケット55がそれぞれに4つ形成されたものである。
トレーパック52は、1セットのハニカム構造体用梱包体60につき、(図5中において)ハニカム構造体4の下端面部の側のトレー51を(外側から囲って)収めるものと、ハニカム構造体4の上端面部4aの側のトレー51に(外側から被せて)収めるものの、2つが備わる。このトレーパック52は、既述のトレーパック2,32と同様に、例えばダンボール製のトレーである。図5に示されるトレーパック52では1つにつき4つのトレー31を収めることが出来る。
48体のハニカム構造体4を、図6に示されるような多段に積み重ねた態様に梱包するには、ハニカム構造体用梱包体60を3セット使用して、以下のように行う。以下の作業は、汎用のロボットアーム及びハンドを使用して、全て自動化することが可能であり、ハニカム構造体4のトレー51への収容に際しては、ラテラルアクセスが可能である。
先ず、ハニカム構造体用梱包体60のうち、1段目のトレーパック52を配置する。そして、そのトレーパック52の中に4つのトレー51を収める。次いで、ポケット55に下端面部が収まるように、1段目用の16体のハニカム構造体4を、1つのトレー51に4体ずつ収容した後に、上端面部4aがポケット5に収まるように、4体ずつのハニカム構造体4に1つのトレー51を被せ、合わせて4つのトレー51を被せる。その後、ハニカム構造体4に被せた4つのトレー51の更に上から、1つのトレーパック52を被せる。これで1段目は終了である。
2段目以降も、1段目に準じて行う。即ち、1段目のハニカム構造体4における上端面部4aの側に被せたトレーパック52の上に、2段目のトレーパック52を配置する。そして、そのトレーパック52の中に4つのトレー51を収めた後、ポケット55に下端面部が収まるように、2段目用の16体のハニカム構造体4を、1つのトレー51に4体ずつ収容し、更に、上端面部4aがポケット5に収まるように、4体ずつのハニカム構造体4に1つのトレー51を被せ、合わせて4つのトレー51を被せる。その後、ハニカム構造体4に被せた4つのトレー51の更に上から、1つのトレーパック52を被せる。これで2段目は終了である。そして、2段目のハニカム構造体4における上端面部4aの側に被せたトレーパック52の上に、3段目のトレーパック52を配置する。そして、そのトレーパック52の中に4つのトレー51を収めた後、ポケット55に下端面部が収まるように、3段目用の16体のハニカム構造体4を、1つのトレー51に4体ずつ収容し、更に、上端面部4aがポケット55に収まるように、4体ずつのハニカム構造体4に1つのトレー51を被せ、合わせて4つのトレー51を被せる。その後、ハニカム構造体4に被せた4つのトレー51の更に上から、1つのトレーパック52を被せる。これで3段目が終了する。
その後、例えばダンボール製の板状の保護部材61を用いて、3段積みの積層体の側面を包囲する(図6を参照)。そして、積層体の最上面を、例えばポリエチレン製フィルムからなる防水防滴部材48で覆い、3段積みの積層体全体をバンド50で括って固定する。そして、バンド50で括った積層体を、例えばベニヤ板製の(通常の)パレット56の上に載置すれば、倉庫に、所定期間、保管したり、あるいは、倉庫から所定場所まで輸送するのに好適な、図6に示される3段積みの梱包が完成する。
尚、以上の本発明に係る第1のハニカム構造体用梱包体の実施形態の説明においては、ハニカム構造体をトレー及びトレーパックを用いて3段積みの積層体にした後に、図2、図4及び図6に示されるように、保護部材、防水防滴部材及びパレットを用いて輸送に好適な梱包形態としたが、3段積みの積層体を得た後に、それ全体を、そのまま、例えばパレテーナ(登録商標)のようなボックス状パレットに積んで輸送することも可能である。
次に、図7〜図12は、本発明に係る第2のハニカム構造体用梱包体の一の実施形態を示す斜視図である。図7には、64体のハニカム構造体4と、その64体のハニカム構造体4を梱包することが出来るハニカム構造体用梱包体70が、1セット示されている。図8は、ハニカム構造体用梱包体70を構成するトレー101の平面図であり、図9は、同じくトレー101の側面図である。図10は、ハニカム構造体用梱包体70を構成するトレー102の平面図であり、図11は、トレー102の側面図である。図12は、ハニカム構造体用梱包体70を構成するパレット106の平面図である。図7は、一部を透視した側面図であるので、合計の1/4の16体のハニカム構造体4のみが示されている。
ハニカム構造体用梱包体70は、図7に示されるように、トレー101,102を多段に積み重てゆくことの出来るものである。図7においてトレー101,102は5段であり、ハニカム構造体4はその間で4段積み重ねられている。ハニカム構造体用梱包体70は、1つのパレット106と、そのパレット106の(図7中において)上面と接する8つ(4つ/1段×2段)のトレー101と、12つ(4つ/1段×3段)のトレー102と、を具備する。尚、図7では省略されているが、図7中において上側の4つ(側面図である図7に現われているのは2つ)のトレー101の更に上側に、下側と同様に1つのパレット106を配設し得る。
トレー101,102は、図8、図10に示されるように、それぞれ4体のハニカム構造体4を、その上端面部及び下端面部で支持し固定する、例えばポリプロピレン製のトレーであり、ハニカム構造体4の端面部(上端面部及び下端面部)と相補形状のポケット105が、それぞれの一面につき4つ形成されたものである。トレー101は、片面においてパレット106と接するため、そのパレット106と接する面には4つの凸部107が備わり、他の片面のみに4つのポケット105が形成されている。一方、トレー102には、両面に、それぞれ4つのポケット105が形成されている。
パレット106は、フォークリフトの荷役運搬に使用可能なように、フォーク差込口109を備えるとともに、16の凹部108を備える。そして、1つのパレット106は、4つのトレー101と組み合わされ、4つずつの凹部108によって、1つのトレー101の4つの凸部107と緩嵌される。
64体のハニカム構造体4を、図7に示されるような多段に積み重ねた態様に梱包するには、ハニカム構造体用梱包体70を1セット使用して、以下のように行う。最初に、パレット106を所定の位置に置く。この後の作業は、汎用のロボットアーム及びハンドを使用して、全て自動化することが可能であり、ハニカム構造体4のトレー101,102への収容に際しては、ラテラルアクセスが可能である。
次に、最下段となるパレット106の上に、1段目のトレー101を4つ配置する。このとき、トレー101毎の4つの凸部107を、パレット106の凹部108に緩嵌し、パレット106とトレー101とを係止する。そして、ポケット105に下端面部が収まるように、1段目用の16体のハニカム構造体4を、4体ずつトレー101に収容する。その後、上端面部がポケット105に収まるように、ハニカム構造体4にトレー102を被せる。これで1段目は終了である。
2段目以降も、1段目に準じて行う。即ち、1段目のハニカム構造体4における上端面部の側のトレー102の反対側(上側)の面に形成されているポケット105に、下端面部が収まるように、2段目用の16体のハニカム構造体4を、4体ずつ収容する。その後、上端面部がポケット105に収まるように、ハニカム構造体4にトレー102を被せる。これで2段目は終了である。そして、2段目のハニカム構造体4における上端面部の側のトレー102の反対側(上側)の面に形成されているポケット105に、下端面部が収まるように、3段目用の16体のハニカム構造体4を、4体ずつ収容する。その後、上端面部がポケット105に収まるように、ハニカム構造体4にトレー102を被せる。これで3段目は終了である。更に、3段目のハニカム構造体4における上端面部の側のトレー102の反対側(上側)の面に形成されているポケット105に、下端面部が収まるように、4段目用の16体のハニカム構造体4を、4体ずつ収容する。その後、上端面部がポケット105に収まるように、ハニカム構造体4にトレー101を被せる。これで4段目が終了する。
その後、必要に応じ、更に、最上段となる、もう1つのパレット106を被せ、例えばダンボール製の板状の保護部材を用いて、4段積みの積層体の側面を包囲したり、積層体を、例えばポリエチレン製フィルムからなる防水防滴部材で覆ってもよい。パレット106と最下段のトレー101とが、嵌め合いになっていることにより、荷ずれが防止される。よって、4段積みの積層体全体をバンドで括って固定する必要がない。このようにして、倉庫に、所定期間、保管したり、あるいは、倉庫から所定場所まで輸送するのに好適な4段積みの梱包が完成する。
次に、図13は、本発明に係る第2のハニカム構造体用梱包体の他の実施形態を示す斜視図である。図13には、9体のハニカム構造体4と、その9体のハニカム構造体4を梱包することが出来るハニカム構造体用梱包体130が、1セット示されている。図13は、一部を透視した側面図であるが、全てのハニカム構造体4が示されている。
ハニカム構造体用梱包体130は、図13に示されるように、トレー131,132を多段に積み重てゆくことの出来るものである。図13においてトレー131,132は4段であり、ハニカム構造体4はその間で3段積み重ねられている。ハニカム構造体用梱包体130は、1つのパレット136と、そのパレット136の(図13中において)上面と接する2つ(1つ/1段×2段)のトレー131と、2つ(1つ/1段×2段)のトレー132と、を具備する。尚、図13では省略されているが、図13中において上側のトレー131の更に上側に、下側と同様に1つのパレット136を配設し得る。
トレー131,132は、それぞれ3体のハニカム構造体4を、その上端面部及び下端面部で支持し固定する、例えばポリプロピレン製のトレーであり、ハニカム構造体4の端面部(上端面部及び下端面部)と相補形状のポケット135が、それぞれの一面につき3つ形成されたものである。トレー131は、片面においてパレット136と接するため、そのパレット136と接する面には2つの凸部137が備わり、他の片面のみに3つのポケット135が形成されている。一方、トレー132には、両面に、それぞれ3つのポケット135が形成されている。
パレット136は、フォークリフトの荷役運搬に使用可能なように、フォーク差込口139を備えるとともに、2つの凹部138を備える。そして、パレット136は、1対1でトレー131と組み合わされ、2つの凹部138によって、トレー131の2つの凸部137と緩嵌される。
9体のハニカム構造体4を、図13に示されるような多段に積み重ねた態様に梱包する方法は、既述の、図7に示されるハニカム構造体用梱包体70の方法に準じるので、説明は省略する。同じ様に、最初にパレット136を所定の位置に置き、その後の作業は、汎用のロボットアーム及びハンドを使用して、全て自動化することが可能であり、ハニカム構造体4のトレー131,132への収容に際しては、ラテラルアクセスが可能である。
次に、図14は、本発明に係る第2のハニカム構造体用梱包体の更に他の実施形態を示す斜視図である。図14には、9体のハニカム構造体4と、その9体のハニカム構造体4を梱包することが出来るハニカム構造体用梱包体140が、1セット示されている。図14は、一部を透視した側面図であるが、全てのハニカム構造体4が示されている。
ハニカム構造体用梱包体140は、図14に示されるように、トレー141,142を多段に積み重てゆくことの出来るものである。図14においてトレー141,142は4段であり、ハニカム構造体4はその間で3段積み重ねられている。ハニカム構造体用梱包体140は、1つのパレット146と、そのパレット146の(図14中において)上面と接する2つ(1つ/1段×2段)のトレー141と、2つ(1つ/1段×2段)のトレー142と、を具備する。尚、図14では省略されているが、図14中において上側のトレー141の更に上側に、下側と同様に1つのパレット146を配設し得る。
トレー141,142は、それぞれ3体のハニカム構造体4を、その上端面部及び下端面部で支持し固定する、例えばポリプロピレン製のトレーであり、ハニカム構造体4の端面部(上端面部及び下端面部)と相補形状のポケット145が、それぞれの一面につき3つ形成されたものである。トレー141は、片面においてパレット146と接するため、そのパレット146と接する面には2つの凸部147が備わり、他の片面のみに3つのポケット145が形成されている。一方、トレー142には、両面に、それぞれ3つのポケット145が形成されている。加えて、ハニカム構造体用梱包体140では、トレー141,142は互いに密着して積層されている。そして、トレー141,142のそれぞれに、トレー141はトレー142と、トレー142はトレー141と、対する面に、2つの凹部144が備わるとともに、トレー141とトレー142が対する面毎に、2つ(全部で6つ)の結合部材143を備える。結合部材143は、トレー141,142にそれぞれ備わる凹部144に緩嵌され、トレー141,142を互いに係止する。
パレット146は、フォークリフトの荷役運搬に使用可能なように、フォーク差込口149を備えるとともに、2つの凹部148を備える。そして、パレット146は、1対1でトレー141と組み合わされ、2つの凹部148によって、トレー141の2つの凸部147と緩嵌される。
9体のハニカム構造体4を、図14に示されるような多段に積み重ねた態様に梱包するには、ハニカム構造体用梱包体140を1セット使用して、以下のように行う。最初に、パレット146を所定の位置に置く。この後の作業は、汎用のロボットアーム及びハンドを使用して、全て自動化することが可能であり、ハニカム構造体4のトレー141,142への収容に際しては、ラテラルアクセスが可能である。
次に、最下段となるパレット146の上に、1段目のトレー141を配置する。このとき、トレー141の2つの凸部147を、パレット146の凹部148に緩嵌し、パレット146とトレー141とを係止する。そして、ポケット145に下端面部が収まるように、1段目用の3体のハニカム構造体4をトレー141に収容する。その後、上端面部がポケット145に収まるように、ハニカム構造体4にトレー142を被せる。このとき、トレー142を被せる前に、トレー141の2つの凹部144に結合部材143を緩嵌し、トレー142を被せるときに、トレー142の2つの凹部144に結合部材143が緩嵌されるようにして、トレー141とトレー142とを係止する。これで1段目は終了である。
2段目以降も、1段目に準じて行う。即ち、1段目のハニカム構造体4における上端面部の側のトレー142の反対側(上側)の面に形成されているポケット145に、下端面部が収まるように、2段目用の3体のハニカム構造体4を収容する。その後、上端面部がポケット145に収まるように、ハニカム構造体4にトレー142を被せる。このとき、新たにトレー142を被せる前に、先に配設したトレー142の2つの凹部144に結合部材143を緩嵌し、新たなトレー142を被せるときに、そのトレー142の2つの凹部144に結合部材143が緩嵌されるようにして、上下の2つのトレー142どうしを係止する。これで2段目は終了である。そして、2段目のハニカム構造体4における上端面部の側のトレー142の反対側(上側)の面に形成されているポケット145に、下端面部が収まるように、3段目用の3体のハニカム構造体4を収容する。その後、上端面部がポケット145に収まるように、ハニカム構造体4にトレー141を被せる。このとき、トレー141を被せる前に、先に配設したトレー142の2つの凹部144に結合部材143を緩嵌し、トレー141を被せるときに、そのトレー141の2つの凹部144に結合部材143が緩嵌されるようにして、トレー141とトレー142とを係止する。これで3段目は終了である。
その後、必要に応じ、更に、最上段となる、もう1つのパレット146を被せ、例えばダンボール製の板状の保護部材を用いて、3段積みの積層体の側面を包囲したり、積層体を、例えばポリエチレン製フィルムからなる防水防滴部材で覆ってもよい。パレット146と最下段のトレー141とが、嵌め合いになっていることにより、荷ずれが防止される。よって、3段積みの積層体全体をバンドで括って固定する必要がない。このようにして、倉庫に、所定期間、保管したり、あるいは、倉庫から所定場所まで輸送するのに好適な3段積みの梱包が完成する。尚、パレット146とトレー141との係止は、トレー141とトレー142との係止と同様に、結合部材を介して行ってもよい。
次に、図15は、本発明に係る第2のハニカム構造体用梱包体の更に他の実施形態を示す斜視図である。図15には、9体のハニカム構造体4と、その9体のハニカム構造体4を梱包することが出来るハニカム構造体用梱包体150が、1セット示されている。図15は、一部を透視した側面図であるが、全てのハニカム構造体4が示されている。
ハニカム構造体用梱包体150は、図15に示されるように、トレー151,152を多段に積み重てゆくことの出来るものである。図15においてトレー151,152は4段であり、ハニカム構造体4はその間で3段積み重ねられている。ハニカム構造体用梱包体150は、1つのパレット156と、そのパレット156の(図15中において)上面と接する2つ(1つ/1段×2段)のトレー151と、2つ(1つ/1段×2段)のトレー152と、を具備する。尚、図15では省略されているが、図15中において上側のトレー151の更に上側に、下側と同様に1つのパレット156を配設し得る。
トレー151,152は、それぞれ3体のハニカム構造体4を、その上端面部及び下端面部で支持し固定する、例えばポリプロピレン製のトレーであり、ハニカム構造体4の端面部(上端面部及び下端面部)と相補形状のポケット155が、それぞれの一面につき3つ形成されたものである。トレー151は、片面においてパレット156と接するため、そのパレット156と接する面には2つの凸部157が備わり、他の片面のみに3つのポケット155が形成されている。一方、トレー152には、両面に、それぞれ3つのポケット155が形成されている。加えて、ハニカム構造体用梱包体150では、トレー151に、上記凸部157とは別に、トレー152と対する面に2つの凸部153が備わるとともに、トレー152のトレー151と対する面に、2つの凹部154が備わる。トレー151の凸部153は、トレー152の凹部154に緩嵌され、トレー151,152は互いに係止される。
パレット156は、フォークリフトの荷役運搬に使用可能なように、フォーク差込口159を備えるとともに、2つの凹部158を備える。そして、パレット156は、1対1でトレー151と組み合わされ、2つの凹部158によって、トレー151の2つの凸部157と緩嵌される。
9体のハニカム構造体4を、図15に示されるような多段に積み重ねた態様に梱包するには、ハニカム構造体用梱包体150を1セット使用して、以下のように行う。最初に、パレット156を所定の位置に置く。この後の作業は、汎用のロボットアーム及びハンドを使用して、全て自動化することが可能であり、ハニカム構造体4のトレー151,152への収容に際しては、ラテラルアクセスが可能である。
次に、最下段となるパレット156の上に、1段目のトレー151を配置する。このとき、トレー151の2つの凸部157を、パレット156の凹部158に緩嵌し、パレット156とトレー151とを係止する。そして、ポケット155に下端面部が収まるように、1段目用の3体のハニカム構造体4をトレー151に収容する。その後、上端面部がポケット155に収まるように、ハニカム構造体4にトレー152を被せる。このとき、トレー152の2つの凹部154に、トレー151の2つの凸部153が緩嵌されるようにして、トレー151とトレー152とを係止する。これで1段目は終了である。
2段目以降も、1段目に準じて行う。即ち、1段目のハニカム構造体4における上端面部の側のトレー152の反対側(上側)の面に形成されているポケット155に、下端面部が収まるように、2段目用の3体のハニカム構造体4を収容する。その後、上端面部がポケット155に収まるように、ハニカム構造体4にトレー152を被せる。このとき、トレー152の2つの凹部154に、トレー151の2つの凸部153が緩嵌されるようにして、トレー151とトレー152とを係止する。これで2段目は終了である。そして、2段目のハニカム構造体4における上端面部の側のトレー152の反対側(上側)の面に形成されているポケット155に、下端面部が収まるように、3段目用の3体のハニカム構造体4を収容する。その後、上端面部がポケット155に収まるように、ハニカム構造体4にトレー151を被せる。このとき、トレー152の2つの凹部154に、トレー151の2つの凸部153が緩嵌されるようにして、トレー151とトレー152とを係止する。これで3段目は終了である。
その後、必要に応じ、更に、最上段となる、もう1つのパレット156を被せ、例えばダンボール製の板状の保護部材を用いて、3段積みの積層体の側面を包囲したり、積層体を、例えばポリエチレン製フィルムからなる防水防滴部材で覆ってもよい。パレット156と最下段のトレー151とが、嵌め合いになっていることにより、荷ずれが防止される。よって、3段積みの積層体全体をバンドで括って固定する必要がない。このようにして、倉庫に、所定期間、保管したり、あるいは、倉庫から所定場所まで輸送するのに好適な3段積みの梱包が完成する。
尚、以上の本発明に係る第2のハニカム構造体用梱包体の実施形態の説明においては、最下段(及び必要に応じ最上段)にパレットを使用したが、このパレットの代わりに、例えばパレテーナ(登録商標)のようなボックス状パレットを使用することが可能である。この場合、最下段となるトレーに凸部は不要である。
次に、本発明に係るハニカム構造体用梱包体を製造する方法について説明する。本発明に係るハニカム構造体用梱包体を構成するトレーは、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、塩化ビニル等を主成分とするプラスチック材料を使用して、真空成形法等で作製することが出来る。
又、トレーは、主な材料として、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等を使用して、発泡成形、貼り合わせ等で作製することが出来る。その具体的手段は特に限定されず、公知の方法で作製することが可能である。特に、発泡成形した発泡材で作製されたトレーは、それが有する緩衝性、弾力性によって、破損防止性能が更に向上する。
更に、トレーは、主な材料として、鉄、アルミニウム又はそれらを主成分とする金属・合金を用い、鋳造方法で作製することが出来る。
トレーパックは、紙、特にダンボール紙や硬質紙を用いて、打ち抜き成形、部材貼り合わせ加工して、作製することが出来る。パレットは、木材、紙を用い、貼り合わせ等の組み立てによって作製することが出来る。
又、トレーパックは、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、塩化ビニル等を主成分とするプラスチック材料使用して射出成形法等で作製することが可能である。
本発明に係るハニカム構造体用梱包体は、自動車用の排ガスを浄化するための触媒やフィルタとして使用される、セラミック製のハニカム構造体を、保管又は輸送するために梱包する手段として、好適に利用される。

Claims (11)

  1. 柱状を呈するハニカム構造体を梱包するための梱包体であって、
    プレート状を呈し、円柱形又は楕円柱形の形状のポケットが形成されたトレーを、少なくとも2つ具備するとともに、
    少なくとも2つ具備されるトレーのうち少なくとも一のトレーを外側から囲って収める浅箱状のトレーパックを具備するハニカム構造体用梱包体。
  2. 前記トレーパックが、複数の前記トレーを収め得るものである請求項1に記載のハニカム構造体用梱包体。
  3. 前記トレーパックが、紙を材料とする成形体である請求項1又は2に記載のハニカム構造体用梱包体。
  4. 柱状を呈するハニカム構造体を梱包するための梱包体であって、
    プレート状を呈し、円柱形又は楕円柱形の形状のポケットが片面又は両面に形成されたトレーを少なくとも3つ具備し、
    片面のみに前記ポケットを有するトレーを最上段及び最下段に配し、両面に前記ポ
    ケットを有するトレーを中間に配したハニカム構造体用梱包体。
  5. 前記トレーのうち少なくとも一のトレーの一の面と接するパレットを、更に具備し、そのパレットと前記一のトレーとが、(a)又は(b)の形態を有することによって、係止されている請求項4に記載のハニカム構造体用梱包体。
    (a)前記パレットに複数の凹部又は凸部が備わり、前記一のトレーに複数の凸部又は凹部が備わり、前記パレットの凹部又は凸部と、前記一のトレーの凸部又は凹部と、が緩嵌されている。
    (b)前記パレット及び前記一のトレーに複数の凹部が備わるとともに、複数の結合部材を備え、その結合部材が前記パレット及び前記一のトレーに備わる凹部に緩嵌されている。
  6. 前記トレーのうちの2つのトレーが、(1)又は(2)の形態を有することによって、係止されている請求項4又は5に記載のハニカム構造体用梱包体。
    (1)2つのトレーのうち一のトレーに複数の凹部が備わり、他のトレーに複数の凸部が備わり、前記一のトレーの凹部と、前記他のトレーの凸部と、が緩嵌されている。
    (2)2つのトレーのそれぞれに複数の凹部が備わるとともに、複数の結合部材を備え、その結合部材が、2つのトレーにそれぞれ備わる前記凹部に、緩嵌されている。
  7. 前記プレート状を呈するトレーの片面又は両面に、複数の前記ポケットが形成されている請求項1〜6の何れか一項に記載のハニカム構造体用梱包体。
  8. 前記トレーが、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、塩化ビニル、鉄、アルミニウム、のうち何れかを主な材料とする成形体である請求項1〜7の何れか一項に記載のハニカム構造体用梱包体。
  9. 柱状を呈するハニカム構造体を梱包している梱包体であって、
    プレート状を呈し、一の面に、前記ハニカム構造体の端面部と相補形状のポケットが形成されたトレーを、少なくとも2つ具備し、
    少なくとも2つ具備されるトレーのうちの2つのトレーのそれぞれの前記ポケットに前記ハニカム構造体の端面部を嵌め込み、ハニカム構造体を梱包してなるとともに、
    前記2つのトレーが、(x)又は(y)の形態を有することによって係止されている、ハニカム構造体を梱包してなるハニカム構造体用梱包体。
    (x)2つのトレーのうち一のトレーに複数の凹部が備わり、他のトレーに複数の凸部が備わり、前記一のトレーの凹部と、前記他のトレーの凸部と、が緩嵌されている。
    (y)2つのトレーのそれぞれに複数の凹部が備わるとともに、複数の結合部材を備え、その結合部材が、2つのトレーにそれぞれ備わる前記凹部に、緩嵌されている。
  10. 前記ハニカム構造体及びそのハニカム構造体の端面部を嵌め込んだ前記トレーを、前記ハニカム構造体の側面の側から包囲する保護部材を、更に具備する請求項9に記載のハニカム構造体を梱包してなるハニカム構造体用梱包体。
  11. 前記保護部材が、板状又はフィルム状である請求項10に記載のハニカム構造体を梱包してなるハニカム構造体用梱包体。
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