JPWO2007148739A1 - 植物由来の細胞賦活化剤、抗老化剤及び細胞外マトリックス産生促進剤 - Google Patents
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Abstract
Description
項1. 植物由来ポリアミン含有抽出物を有効成分とすることを特徴とする抗老化剤。
項2. 植物由来ポリアミン含有抽出物を有効成分とすることを特徴とする細胞賦活化剤。
項3. 植物由来ポリアミン含有抽出物が、大豆種子、大豆胚芽、大豆胚、大豆芽、小麦種子、小麦胚芽、小麦胚、小麦芽、豆乳及びオカラよりなる群から選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする項1に記載の抗老化剤。
項4. 植物抽出物に含有されるポリアミンが、第一級アミノ基を2つ以上有する脂肪族炭化水素からなる群より選ばれた少なくとも1種以上の化合物であることを特徴とする項1に記載の抗老化剤。
項5. 植物抽出物に含有されるポリアミンが、1,3−ジアミノプロパン、プトレシン、カダベリン、カルジン、スペルミジン、ホモスペルミジン、アミノプロピルカダベリン、テルミン、スペルミン、テルモスペルミン、カナバルミン、アミノペンチルノルスペルミジン、N,N−ビス(アミノプロピル)カダベリン、ホモスペルミン、カルドペンタミン、ホモカルドペンタミン、カルドヘキサミン及びホモカルドヘキサミンよりなる群から選ばれた少なくとも1種の化合物であることを特徴とする項1に記載の抗老化剤。
項6. ポリアミンが、プトレシン、スペルミジン及びスペルミンからなる群から選ばれた少なくとも1種の化合物であることを特徴とする項1に記載の抗老化剤。
項7. ポリアミンもしくは植物由来ポリアミン含有抽出物を有効成分とする細胞外マトリックス産生促進剤。
項8. ポリアミンもしくは植物由来ポリアミン含有抽出物を有効成分とするコラーゲン産生促進剤。
項9. ポリアミンもしくは植物由来ポリアミン含有抽出物を有効成分とするヒアルロン酸産生促進剤。
項10. 項1、3〜6のいずれかに記載の抗老化剤、項2に記載の細胞賦活化剤、項7に記載の細胞外マトリックス産生促進剤、項8に記載のコラーゲン産生促進剤または項9に記載のヒアルロン酸産生促進剤を有効成分として含有することを特徴とする化粧品類。
項11. 植物由来ポリアミン含有抽出物を動物の皮膚に接触させる工程を含むことを特徴とする皮膚の抗老化方法もしくは細胞賦活化方法。
項12. 植物由来ポリアミン含有抽出物が、大豆種子、大豆胚芽、大豆胚、大豆芽、小麦種子、小麦胚芽、小麦胚、小麦芽、豆乳及びオカラよりなる群から選ばれた少なくとも1種以上から得ることを特徴とする項11に記載の抗老化方法もしくは細胞賦活化方法。
項13. ポリアミンもしくは植物由来ポリアミン含有抽出物を動物の皮膚に接触させる工程を含むことを特徴とする皮膚の細胞外マトリックス産生促進方法。
項14. 細胞外マトリックス産生促進が、コラーゲン産生促進を含む、項13に記載の方法。
項15. 細胞外マトリックス産生促進が、ヒアルロン酸産生促進を含む、項13に記載の方法。
項16. ポリアミンが、第一級アミノ基を2つ以上有する脂肪族炭化水素からなる群より選ばれた少なくとも1種以上の化合物であることを特徴とする項13に記載の方法。
項17. 植物由来ポリアミン含有抽出物が、大豆種子、大豆胚芽、大豆胚、大豆芽、小麦種子、小麦胚芽、小麦胚、小麦芽、豆乳及びオカラよりなる群から選ばれた少なくとも1種以上から得ることを特徴とする項13に記載の方法。
項18. ポリアミンが、1,3−ジアミノプロパン、プトレシン、カダベリン、カルジン、スペルミジン、ホモスペルミジン、アミノプロピルカダベリン、テルミン、スペルミン、テルモスペルミン、カナバルミン、アミノペンチルノルスペルミジン、N,N−ビス(アミノプロピル)カダベリン、ホモスペルミン、カルドペンタミン、ホモカルドペンタミン、カルドヘキサミン及びホモカルドヘキサミンよりなる群から選ばれた少なくとも1種以上の化合物であることを特徴とする項13に記載のコラーゲン産生促進方法。
項19. ポリアミンが、プトレシン、スペルミジン及びスペルミンからなる群から選ばれた少なくとも1種以上の化合物であることを特徴とする項13に記載の方法。
項20. (1)植物及び/又は植物抽出物を酸性条件下に処す工程と、(2)液体画分を分離する工程とを含むことを特徴とするポリアミン含有植物抽出物の調製方法。
項21. 鉱酸及び/又は有機酸を含む酸溶液を添加し酸性条件下に処すことを特徴とする項20に記載のポリアミン含有植物抽出物の調製方法。
項22. pHが2以下になるように鉱酸及び/又は有機酸を含む酸溶液を添加し酸性条件下に処すことを特徴とする項20に記載のポリアミン含有植物抽出物の調製方法。
項23. 鉱酸及び/又は有機酸が、塩酸、硫酸、硝酸、酢酸、リン酸、トリクロロ酢酸、過塩素酸、クエン酸、乳酸、プロピオン酸、酪酸、蓚酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、リンゴ酸、酒石酸、安息香酸、スルホサリチル酸及びギ酸よりなる群から選ばれた少なくとも1種以上の酸であることを特徴とする項21又は22に記載のポリアミン含有植物抽出物の調製方法。
項24. 酸性条件下になるように添加する酸溶液が、塩酸及び/又は過塩素酸及び/又は硫酸であることを特徴とする項20〜23のいずれかに記載のポリアミン含有植物抽出物の調製方法。
項25. 植物及び/又は植物抽出物を酸性条件下に処すと同時又は後に、ポリフェノール吸着剤を添加し、液体画分を分離することを特徴とする項20〜24のいずれかに記載のポリアミン含有植物抽出物の調製方法。
項26. 植物及び/又は植物抽出物が、大豆種子、大豆胚芽、大豆胚、小麦種子、小麦胚芽、小麦胚、豆乳及びオカラよりなる群から選ばれた少なくとも1種以上であることを特徴とする項20〜25のいずれかに記載のポリアミン含有植物抽出物の調製方法。
項27. 液体画分を分離する工程が、遠心分離及び/又は濾過分離であることを特徴とする項20〜26のいずれかに記載のポリアミン含有植物抽出物の調製方法。
項28. 項20〜27のいずれかに記載の調製方法によって回収されたポリアミン含有植物抽出物を、さらにイオン交換法、ゲル濾過法、膜分画法及び電気透析法よりなる群から選ばれた少なくとも1種以上の処理により精製することを特徴とするポリアミン含有植物抽出物の調製方法。
項29. 項20〜28のいずれかに記載の調製方法によって回収されたポリアミン含有植物抽出物を含有する抗老化剤または細胞賦活化剤。
項30. 項20〜28のいずれかに記載の調製方法によって回収されたポリアミン含有植物抽出物を含有する細胞外マトリックス産生促進剤。
項31. 項20〜28のいずれかに記載の調製方法によって回収されたポリアミン含有植物抽出物を含有するコラーゲン産生促進剤。
項32. 項20〜28のいずれかに記載の調製方法によって回収されたポリアミン含有植物抽出物を含有するヒアルロン酸産生促進剤。
動物、植物、微生物、前記抽出物及び加工物、ポリアミンを含む植物抽出物を有効成分として含有することを特徴とする細胞賦活化剤、ポリアミンを有効成分として含む植物抽出物もしくはポリアミン自体を含むことを特徴とする抗老化剤、ポリアミンを有効成分として含む植物抽出物もしくはポリアミン自体を含むことを特徴とする細胞外マトリックス産生促進剤、ポリアミンを含む植物抽出物もしくはポリアミン自体を有効成分とすることを特徴とする化粧品類、ポリアミンを含む植物抽出物もしくはポリアミン自体を有効成分とすることを特徴とする医薬部外品類、ポリアミンを含む植物抽出物もしくはポリアミン自体を有効成分とすることを特徴とする飲食品類、ポリアミンを含む植物抽出液物もしくはポリアミン自体を有効成分とすることを特徴とする医薬品類などに含まれるポリアミン含量を以下の方法で調べることができる。植物中のポリアミンは遊離型ポリアミン、化合型ポリアミン、結合型ポリアミンがあり抽出方法は異なるがいずれも解析することができる(Plant Cell Physiol., 43(2), 196-206, 2002, J. Nutr. Biochem., 4, 66-70, 1993, Biosci. Biotech. Biochem., 61(9), 1582-1584, 1997)。具体例として植物種子の遊離型ポリアミンの分析方法について詳細に示す。約0.1〜1.0gのダイズ種子に希釈内部標準液(1,6−hexanediamine、又は1,7−diaminoheptane、内部標準量=7.5又12nmol)と5%過塩素酸水溶液(試料生体重1.0g当たり5〜20mL)を加え、ポリトロンミキサーを用いて室温下で十分に磨砕抽出する。磨砕液を、4℃・35,000×gで20分間遠心分離して上清液を採取し本液を遊離型ポリアミン溶液とする。スクリューキャップ付きのマイクロチューブに100〜400μLの遊離型ポリアミン溶液(植物抽出物,精製植物抽出物)、200μLの飽和炭酸ナトリウム水溶液、200μLのダンシルクロライド/アセトン溶液(10mg/mL)を加えて軽く混和する。チューブの栓をしっかりと閉めたのちアルミ箔で覆い、60℃のウォーターバスで1時間加温してダンシル化を行う。チューブを放冷した後、プロリン水溶液(100mg/mL)を200μL加えて混和する。アルミ箔で覆ってウォーターバスで30分間再加温する。放冷後、窒素ガスを吹き付けてアセトンを除いた後に、600μLのトルエンを加えて激しく混和する。チューブを静置して2相に分かれた後に、上層のトルエン層を300μLマイクロチューブに分取する。分取したトルエンに窒素ガスを吹き付けてトルエンを完全除去する。チューブに200μLのメタノールを加えてダンシル化遊離型ポリアミンを溶解させる。プトレシン、スペルミジン、スペルミンの遊離型ポリアミン量の定量は蛍光検出器(励起波長:365nm・発光波長:510nm)を接続した高速液体クロマトグラフィーを用いて内部標準法で分析する。HPLCカラムはμBondapak C18(Waters社製:027324、3.9×300mm、粒子径10μm)を使用する。試料中のポリアミン含量は標準液と試料のHPLCチャートから、それぞれ各ポリアミンと内部標準のピーク面積を求めて算出する。
I.コムギ胚芽(コムギ胚)からのポリアミンを含む植物抽出物及び/又はポリアミンを有効成分として含む植物抽出物の調製
ヒト頭髪毛乳頭細胞(THPC−001)トータルキット(HDPCトータルキット:THPCK−001、製造元:セルアプリケイションズインク USA、輸入販売元:東洋紡績株式会社)を用いて、常法によりヒト毛乳頭細胞を培養した。解凍した細胞を懸濁するためのPCGM培地を10mL、15mL遠心チューブに分注し、氷冷しておく。即ち、凍結したヒト頭髪毛乳頭細胞(THPC−001)の入ったバイアル瓶を37℃の恒温槽で急速に融解する。このバイアル瓶にPCGM培地を1mL程度徐々に滴下しDMSOを希釈後、全量をPCGM培地が入った遠心チューブに移し懸濁させる。浮遊細胞を冷却低遠心機で4℃、1000rpm、5分間遠心する。沈殿した細胞を吸わないように注意しながら上清を吸引し、1mLPCGM培地に再懸濁させる。この全量を、コラーゲン液でコートしたT−75フラスコに植え込み、加湿下で、二酸化炭素濃度5vol%、37℃に保たれたインキュベーターに入れ静置培養を行う。1日後、培地の交換を行う。以後、1日おきに培地の交換を行い継代培養する。尚、PCGM培地成分は、1%FBSを含有するPCGM基礎培地250mLに牛下垂体抽出液(BPE)100倍希釈液を2.5mL、牛胎児血清(FCS)100倍希釈液を2.5mL、インシュリン・トランスフェリン・トリヨードサイロニン溶液(ITT)200倍希釈液を1.25mL、サイロプロテイン溶液(Cyp)200倍希釈液を1.25mL添加したものを用いた。
ダイズ胚芽由来のポリアミンを含む植物抽出物及び/又はポリアミンを有効成分として含む植物抽出物は実施例3Aに記載されている植物抽出物(ダイズ胚芽抽出物)と精製植物抽出物(精製ダイズ胚芽抽出物)を用いた。評価は、以下の手順で行った。ヒト毛乳頭細胞を1ウェル当たり2.0×104個となるように48穴マイクロプレートに播種した。播種培地には、ダルベッコ改変イーグル培地(DMEM)に10%のウシ胎児血清を添加したものを用いた。24時間培養後、任意のポリアミン濃度の試料を添加した試験培地に交換し、さらに48時間培養した。次いで3−(4,5−ジメチル−2−チアゾリル)−2,5−ジフェニルテトラゾリウムブロミド(MTT)を100μg/mL含有する培地に交換して3時間培養し、テトラゾリウム環の開環により生じるフォルマザンを2−プロパノールにて抽出し、マイクロプレートリーダーにて550nmの吸光度を測定した。同時に濁度として650nmにおける吸光度を測定し、両測定値の差により細胞賦活作用を評価した。評価結果を、試料無添加のブランクにおける細胞賦活作用を100とした相対値にて図7に示す。
ヒト頭髪毛乳頭細胞(THPC−001)トータルキット(HDPCトータルキット:THPCK−001、製造元:セルアプリケイションズインク USA、輸入販売元:東洋紡績株式会社)を用いて、常法によりヒト毛乳頭細胞を培養した。解凍した細胞を懸濁するためのPCGM培地を10mL、15mL遠心チューブに分注し、氷冷しておく。即ち、凍結したヒト頭髪毛乳頭細胞(THPC−001)の入ったバイアル瓶を37℃の恒温槽で急速に融解する。このバイアル瓶にPCGM培地を1mL程度徐々に滴下しDMSOを希釈後、全量をPCGM培地が入った遠心チューブに移し懸濁させる。浮遊細胞を冷却低遠心機で4℃、1000rpm、5分間遠心する。沈殿した細胞を吸わないように注意しながら上清を吸引し、1mLPCGM培地に再懸濁させる。この全量を、コラーゲン液でコートしたT−75フラスコに植え込み、加湿下で、二酸化炭素濃度5vol%、37℃に保たれたインキュベーターに入れ静置培養を行う。1日後、培地の交換を行う。以後、1日おきに培地の交換を行い継代培養する。尚、PCGM培地成分は、1%FBSを含有するPCGM基礎培地250mLに牛下垂体抽出液(BPE)100倍希釈液を2.5mL、牛胎児血清(FCS)100倍希釈液を2.5mL、インシュリン・トランスフェリン・トリヨードサイロニン溶液(ITT)200倍希釈液を1.25mL、サイロプロテイン溶液(Cyp)200倍希釈液を1.25mL添加したものを用いた。
コムギ胚芽由来のポリアミンを含む植物抽出物及び/又はポリアミンを有効成分として含む植物抽出物は実施例4Aに記載されている植物抽出物(コムギ胚芽抽出物)と精製植物抽出物(精製コムギ胚芽抽出物)を用いた。評価は、以下の手順で行った。ヒト毛乳頭細胞を1ウェル当たり2.0×104個となるように48穴マイクロプレートに播種した。播種培地には、ダルベッコ改変イーグル培地(DMEM)に10%のウシ胎児血清を添加したものを用いた。24時間培養後、任意のポリアミン濃度の試料を添加した試験培地に交換し、さらに48時間培養した。次いで3−(4,5−ジメチル−2−チアゾリル)−2,5−ジフェニルテトラゾリウムブロミド(MTT)を100μg/mL含有する培地に交換して3時間培養し、テトラゾリウム環の開環により生じるフォルマザンを2−プロパノールにて抽出し、マイクロプレートリーダーにて550nmの吸光度を測定した。同時に濁度として650nmにおける吸光度を測定し、両測定値の差により細胞賦活作用を評価した。評価結果を、試料無添加のブランクにおける細胞賦活作用を100とした相対値にて図8に示す。
以下に示す組成の美容液を常法により製造した。コントロールとして、胚芽抽出物を含まない美容液も常法により製造した。
(組成) (重量%)
ソルビット 4.0
ジプロピレングリコール 6.0
ポリエチレングリコール1500 5.0
POE(20)オレイルアルコールエーテル 0.5
ショ糖脂肪酸エステル 0.2
メチルセルロース 0.2
精製ダイズ胚芽抽出物(ポリアミン濃度7.4mM) 1.0
精製水 全体で100となる量
以下に示す組成の乳液を常法により製造した。コントロールとして、胚芽抽出物を含まない乳液も常法により製造した。
(組成) (重量%)
グリセリルエーテル 1.5
ショ糖脂肪酸エステル 1.5
モノステアリン酸ソルビタン 1.0
スクワラン 7.5
ジプロピレングリコール 5.0
精製ダイズ胚芽抽出物(ポリアミン濃度7.4mM) 1.0
精製水 全体で100となる量
以下に示す組成のクリームを常法により製造した。コントロールとして、胚芽抽出物を含まないクリームも常法により製造した。
(組成) (重量%)
プロピレングリコール 6.0
フタル酸ジブチル 19.0
ステアリン酸 5.0
モノステアリン酸グリセリン 5.0
モノステアリン酸ソルビタン 12.0
モノステアリン酸ポリエチレンソルビタン 38.0
エデト酸ナトリウム 0.03
精製ダイズ胚芽抽出物(ポリアミン濃度7.4mM) 1.0
精製水 全体で100となる量
実施例14A〜16Aを用いて官能評価を行った。なお、胚芽抽出物を含まない比較例も同時に評価した。官能評価は、シワ等の老化症状の気になる40〜60歳のパネル20人を1群として実施例及び比較例をそれぞれ1日2回,3カ月間連続使用してもらい、3カ月後の肌状態についてアンケート調査をして行った。
以下に示す組成の美容液を常法により製造した。コントロールとして、胚芽抽出物を含まない美容液も常法により製造した。
(組成) (重量%)
ソルビット 4.0
ジプロピレングリコール 6.0
ポリエチレングリコール1500 5.0
POE(20)オレイルアルコールエーテル 0.5
ショ糖脂肪酸エステル 0.2
メチルセルロース 0.2
精製コムギ胚芽抽出物(ポリアミン濃度10.25mM) 1.0
精製水 全体で100となる量
以下に示す組成の乳液を常法により製造した。コントロールとして、胚芽抽出物を含まない乳液も常法により製造した。
(組成) (重量%)
グリセリルエーテル 1.5
ショ糖脂肪酸エステル 1.5
モノステアリン酸ソルビタン 1.0
スクワラン 7.5
ジプロピレングリコール 5.0
精製コムギ胚芽抽出物(ポリアミン濃度10.25mM) 1.0
精製水 全体で100となる量
以下に示す組成のクリームを常法により製造した。コントロールとして、胚芽抽出物を含まないクリームも常法により製造した。
(組成) (重量%)
プロピレングリコール 6.0
フタル酸ジブチル 19.0
ステアリン酸 5.0
モノステアリン酸グリセリン 5.0
モノステアリン酸ソルビタン 12.0
モノステアリン酸ポリエチレンソルビタン 38.0
エデト酸ナトリウム 0.03
精製コムギ胚芽抽出物(ポリアミン濃度10.25mM) 1.0
精製水 全体で100となる量
実施例18A〜20Aを用いて官能評価を行った。なお、胚芽抽出物を含まない比較例も同時に評価した。官能評価は、シワ等の老化 症状の気になる40〜60歳のパネル20人を1群として実施例及び比較例をそれぞれ1日2回,3カ月間連続使用してもらい、3カ月後の肌状態についてアンケート調査をして行った。
評価は、以下の手順で行った。正常ヒト皮膚線維芽細胞を1ウェル当たり2.0×104個となるように48穴マイクロプレートに播種した。播種培地には、ダルベッコ改変イーグル培地(DMEM)に10%のウシ胎児血清を添加したものを用いた。37℃、二酸化炭素濃度5vol%中にて24時間培養後、任意の濃度のポリアミン群試料を添加した試験培地に交換し、さらに48時間培養した。次いで3−(4,5−ジメチル−2−チアゾリル)−2,5−ジフェニルテトラゾリウムブロミド(MTT)を100μg/mL含有する培地に交換して3時間培養し、テトラゾリウム環の開環により生じるフォルマザンを2−プロパノールにて抽出し、マイクロプレートリーダーにて550nmの吸光度を測定した。同時に濁度として650nmにおける吸光度を測定し、両測定値の差により細胞賦活作用を評価した。評価結果を、コントロール(水添加)における細胞賦活作用を100とした相対値にて図17に示す。
ヒト頭髪毛乳頭細胞(THPC−001)トータルキット(HDPCトータルキット:THPCK−001、製造元:セルアプリケイションズインク USA、輸入販売元:東洋紡績株式会社)を用いて、常法によりヒト毛乳頭細胞を培養した。解凍した細胞を懸濁するためのPCGM培地を10mL、15mL遠心チューブに分注し、氷冷しておく。即ち、凍結したヒト頭髪毛乳頭細胞(THPC−001)の入ったバイアル瓶を37℃の恒温槽で急速に融解する。このバイアル瓶にPCGM培地を1mL程度徐々に滴下しDMSOを希釈後、全量をPCGM培地が入った遠心チューブに移し懸濁させる。浮遊細胞を冷却低遠心機で4℃、1000rpm、5分間遠心する。沈殿した細胞を吸わないように注意しながら上清を吸引し、1mLPCGM培地に再懸濁させる。この全量を、コラーゲン液でコートしたT−75フラスコに植え込み、加湿下で、二酸化炭素濃度5vol%、37℃に保たれたインキュベーターに入れ静置培養を行う。1日後、培地の交換を行う。以後、1日おきに培地の交換を行い継代培養をする。尚、PCGM培地成分は、1%FBSを含有するPCGM基礎培地250mLに牛下垂体抽出液(BPE)100倍希釈液を2.5mL、牛胎児血清(FCS)100倍希釈液を2.5mL、インシュリン・トランスフェリン・トリヨードサイロニン溶液(ITT)200倍希釈液を1.25mL、サイロプロテイン溶液(Cyp)200倍希釈液を1.25mL添加したものを用いた。
評価は、以下の手順で行った。ヒト毛乳頭細胞を1ウェル当たり2.0×104個となるように48穴マイクロプレートに播種した。播種培地には、ダルベッコ改変イーグル培地(DMEM)に1重量%のウシ胎児血清を添加したものを用いた。24時間培養後、任意の濃度のポリアミン群試料を添加した試験培地に交換し、さらに48時間培養した。次いで3−(4,5−ジメチル−2−チアゾリル)−2,5−ジフェニルテトラゾリウムブロミド(MTT)を100μg/mL含有する培地に交換して3時間培養し、テトラゾリウム環の開環により生じるフォルマザンを2−プロパノールにて抽出し、マイクロプレートリーダーにて550nmの吸光度を測定した。同時に濁度として650nmにおける吸光度を測定し、両測定値の差により細胞賦活作用を評価した。評価結果を、試料無添加のブランクにおける細胞賦活作用を100とした相対値にて図18に示す。
評価は、以下の手順で行った。正常ヒト皮膚線維芽細胞を1ウェル当たり1.0×105個となるように48穴マイクロプレートに播種した。播種培地には、ダルベッコ改変イーグル培地(DMEM)に1%のウシ胎児血清を添加したものを用いた。37℃、二酸化炭素濃度5vol%中にて24時間培養後、PBS(−)で2回洗浄した後、任意の濃度のポリアミン群試料を添加した無血清培地に交換し、さらに2日間同条件にて培養した。培養上清から、ヒト線維芽細胞が産生するI型プロコラーゲンC末端ペプチド(Procollagen typeI carboxyterminal propeptide:PIP)を、Procollagen type I C-peptide (PIP) EIA Kit (TaKaRa)で測定した。コラーゲン産生促進率は、標準品を上記ELISAキットにて測定し、その結果から検量線を作成、その検量線から試料添加時のコラーゲン産生量及び試料無添加時のコラーゲン産生量を求め、試料無添加時のコラーゲン産生量を100%として算出し、評価を行った。
以下に示す組成の美容液を常法により製造した。コントロールとして、ポリアミンを含まない美容液も常法により製造した。
(組成) (重量%)
ソルビット 4.0
ジプロピレングリコール 6.0
ポリエチレングリコール1500 5.0
POE(20)オレイルアルコールエーテル 0.5
ショ糖脂肪酸エステル 0.2
メチルセルロース 0.2
スペルミジン 0.01
精製水 全体で100となる量
以下に示す組成の乳液を常法により製造した。コントロールとして、ポリアミンを含まない乳液も常法により製造した。
(組成) (重量%)
グリセリルエーテル 1.5
ショ糖脂肪酸エステル 1.5
モノステアリン酸ソルビタン 1.0
スクワラン 7.5
ジプロピレングリコール 5.0
スペルミジン 0.01
精製水 全体で100となる量
以下に示す組成のクリームを常法により製造した。コントロールとして、ポリアミンを含まないクリームも常法により製造した。
(組成) (重量%)
プロピレングリコール 6.0
フタル酸ジブチル 19.0
ステアリン酸 5.0
モノステアリン酸グリセリン 5.0
モノステアリン酸ソルビタン 12.0
モノステアリン酸ポリエチレンソルビタン 38.0
エデト酸ナトリウム 0.03
スペルミジン 0.01
精製水 全体で100となる量
実施例5B〜7Bを用いて官能評価を行った。なお、ポリアミンを含まない比較例も同時に評価した。官能評価は、シワ等の老化 症状の気になる40〜60歳のパネル20人を1群として実施例及び比較例をそれぞれ1日2回,3カ月間連続使用してもらい、3カ月後の肌状態についてアンケート調査をして行った。
以下に示す組成の美容液を常法により製造した。コントロールとして、ポリアミンを含まない美容液も常法により製造した。
(組成) (重量%)
ソルビット 4.0
ジプロピレングリコール 6.0
ポリエチレングリコール1500 5.0
POE(20)オレイルアルコールエーテル 0.5
ショ糖脂肪酸エステル 0.2
メチルセルロース 0.2
プトレシン 0.05
精製水 全体で100となる量
以下に示す組成の乳液を常法により製造した。コントロールとして、ポリアミンを含まない乳液も常法により製造した。
(組成) (重量%)
グリセリルエーテル 1.5
ショ糖脂肪酸エステル 1.5
モノステアリン酸ソルビタン 1.0
スクワラン 7.5
ジプロピレングリコール 5.0
プトレシン 0.05
精製水 全体で100となる量
以下に示す組成のクリームを常法により製造した。コントロールとして、ポリアミンを含まないクリームも常法により製造した。
(組成) (重量%)
プロピレングリコール 6.0
フタル酸ジブチル 19.0
ステアリン酸 5.0
モノステアリン酸グリセリン 5.0
モノステアリン酸ソルビタン 12.0
モノステアリン酸ポリエチレンソルビタン 38.0
エデト酸ナトリウム 0.03
プトレシン 0.05
精製水 全体で100となる量
実施例9B〜11Bを用いて官能評価を行った。なお、ポリアミンを含まない比較例も同時に評価した。官能評価は、シワ等の老化 症状の気になる40〜60歳のパネル20人を1群として実施例及び比較例をそれぞれ1日2回,3カ月間連続使用してもらい、3カ月後の肌状態についてアンケート調査をして行った。
以下に示す組成の美容液を常法により製造した。コントロールとして、ポリアミンを含まない美容液も常法により製造した。
(組成) (重量%)
ソルビット 4.0
ジプロピレングリコール 6.0
ポリエチレングリコール1500 5.0
POE(20)オレイルアルコールエーテル 0.5
ショ糖脂肪酸エステル 0.2
メチルセルロース 0.2
スペルミン 0.01
精製水 全体で100となる量
以下に示す組成の乳液を常法により製造した。コントロールとして、ポリアミンを含まない乳液も常法により製造した。
(組成) (重量%)
グリセリルエーテル 1.5
ショ糖脂肪酸エステル 1.5
モノステアリン酸ソルビタン 1.0
スクワラン 7.5
ジプロピレングリコール 5.0
スペルミン 0.01
精製水 全体で100となる量
以下に示す組成のクリームを常法により製造した。コントロールとして、ポリアミンを含まないクリームも常法により製造した。
(組成) (重量%)
プロピレングリコール 6.0
フタル酸ジブチル 19.0
ステアリン酸 5.0
モノステアリン酸グリセリン 5.0
モノステアリン酸ソルビタン 12.0
モノステアリン酸ポリエチレンソルビタン 38.0
エデト酸ナトリウム 0.03
スペルミン 0.01
精製水 全体で100となる量
実施例13B〜15Bを用いて官能評価を行った。なお、ポリアミンを含まない比較例も同時に評価した。官能評価は、シワ等の老化 症状の気になる40〜60歳のパネル20人を1群として実施例及び比較例をそれぞれ1日2回,3カ月間連続使用してもらい、3カ月後の肌状態についてアンケート調査をして行った。
評価は、以下の手順で行った。
評価は、以下の手順で行った。
以下に示す組成の美容液を常法により製造した。コントロールとして、ポリアミンを含まない美容液も常法により製造した。
(組成) (重量%)
ソルビット 4.0
ジプロピレングリコール 6.0
ポリエチレングリコール1500 5.0
POE(20)オレイルアルコールエーテル 0.5
ショ糖脂肪酸エステル 0.2
メチルセルロース 0.2
スペルミジン 0.01
プトレシン 0.01
スペルミン 0.005
精製水 全体で100となる量
以下に示す組成の乳液を常法により製造した。コントロールとして、ポリアミンを含まない乳液も常法により製造した。
(組成) (重量%)
グリセリルエーテル 1.5
ショ糖脂肪酸エステル 1.5
モノステアリン酸ソルビタン 1.0
スクワラン 7.5
ジプロピレングリコール 5.0
スペルミジン 0.01
プトレシン 0.01
スペルミン 0.005
精製水 全体で100となる量
以下に示す組成のクリームを常法により製造した。コントロールとして、ポリアミンを含まないクリームも常法により製造した。
(組成) (重量%)
プロピレングリコール 6.0
フタル酸ジブチル 19.0
ステアリン酸 5.0
モノステアリン酸グリセリン 5.0
モノステアリン酸ソルビタン 12.0
モノステアリン酸ポリエチレンソルビタン 38.0
エデト酸ナトリウム 0.03
スペルミジン 0.01
プトレシン 0.01
スペルミン 0.005
精製水 全体で100となる量
実施例19B〜21Bを用いて官能評価を行った。なお、ポリアミンを含まない比較例も同時に評価した。官能評価は、シワ等の老化 症状の気になる40〜60歳のパネル20人を1群として実施例及び比較例をそれぞれ1日2回,3カ月間連続使用してもらい、3カ月後の肌状態についてアンケート調査をして行った。
以下に示す組成の美容液を常法により製造した。コントロールとして、胚芽抽出物を含まない美容液も常法により製造した。
(組成) (重量%)
ソルビット 4.0
ジプロピレングリコール 6.0
ポリエチレングリコール1500 5.0
POE(20)オレイルアルコールエーテル 0.5
ショ糖脂肪酸エステル 0.2
メチルセルロース 0.2
ダイズ胚芽抽出物(ポリアミン濃度3.4mM) 1.0
精製水 全体で100となる量
以下に示す組成の乳液を常法により製造した。コントロールとして、胚芽抽出物を含まない乳液も常法により製造した。
(組成) (重量%)
グリセリルエーテル 1.5
ショ糖脂肪酸エステル 1.5
モノステアリン酸ソルビタン 1.0
スクワラン 7.5
ジプロピレングリコール 5.0
ダイズ胚芽抽出物(ポリアミン濃度3.4mM) 1.0
精製水 全体で100となる量
以下に示す組成のクリームを常法により製造した。コントロールとして、胚芽抽出物を含まないクリームも常法により製造した。
(組成) (重量%)
プロピレングリコール 6.0
フタル酸ジブチル 19.0
ステアリン酸 5.0
モノステアリン酸グリセリン 5.0
モノステアリン酸ソルビタン 12.0
モノステアリン酸ポリエチレンソルビタン 38.0
エデト酸ナトリウム 0.03
ダイズ胚芽抽出物(ポリアミン濃度3.4mM) 1.0
精製水 全体で100となる量
実施例23B〜25Bを用いて官能評価を行った。なお、胚芽抽出物を含まない比較例も同時に評価した。官能評価は、シワ等の老化 症状の気になる40〜60歳のパネル20人を1群として実施例及び比較例をそれぞれ1日2回,3カ月間連続使用してもらい、3カ月後の肌状態についてアンケート調査をして行った。
以下に示す組成の美容液を常法により製造した。コントロールとして、胚芽抽出物を含まない美容液も常法により製造した。
(組成) (重量%)
ソルビット 4.0
ジプロピレングリコール 6.0
ポリエチレングリコール1500 5.0
POE(20)オレイルアルコールエーテル 0.5
ショ糖脂肪酸エステル 0.2
メチルセルロース 0.2
コムギ胚芽抽出物(ポリアミン濃度1.7mM) 1.0
精製水 全体で100となる量
以下に示す組成の乳液を常法により製造した。コントロールとして、胚芽抽出物を含まない乳液も常法により製造した。
(組成) (重量%)
グリセリルエーテル 1.5
ショ糖脂肪酸エステル 1.5
モノステアリン酸ソルビタン 1.0
スクワラン 7.5
ジプロピレングリコール 5.0
コムギ胚芽抽出物(ポリアミン濃度1.7mM) 1.0
精製水 全体で100となる量
以下に示す組成のクリームを常法により製造した。コントロールとして、胚芽抽出物を含まないクリームも常法により製造した。
(組成) (重量%)
プロピレングリコール 6.0
フタル酸ジブチル 19.0
ステアリン酸 5.0
モノステアリン酸グリセリン 5.0
モノステアリン酸ソルビタン 12.0
モノステアリン酸ポリエチレンソルビタン 38.0
エデト酸ナトリウム 0.03
コムギ胚芽抽出物(ポリアミン濃度1.7mM) 1.0
精製水 全体で100となる量
実施例27B〜29Bを用いて官能評価を行った。なお、胚芽抽出物を含まない比較例も同時に評価した。官能評価は、シワ等の老化 症状の気になる40〜60歳のパネル20人を1群として実施例及び比較例をそれぞれ1日2回,3カ月間連続使用してもらい、3カ月後の肌状態についてアンケート調査をして行った。
Claims (32)
- 植物由来ポリアミン含有抽出物を有効成分とすることを特徴とする抗老化剤。
- 植物由来ポリアミン含有抽出物を有効成分とすることを特徴とする細胞賦活化剤。
- 植物由来ポリアミン含有抽出物が、大豆種子、大豆胚芽、大豆胚、大豆芽、小麦種子、小麦胚芽、小麦胚、小麦芽、豆乳及びオカラよりなる群から選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載の抗老化剤。
- 植物抽出物に含有されるポリアミンが、第一級アミノ基を2つ以上有する脂肪族炭化水素からなる群より選ばれた少なくとも1種以上の化合物であることを特徴とする請求項1に記載の抗老化剤。
- 植物抽出物に含有されるポリアミンが、1,3−ジアミノプロパン、プトレシン、カダベリン、カルジン、スペルミジン、ホモスペルミジン、アミノプロピルカダベリン、テルミン、スペルミン、テルモスペルミン、カナバルミン、アミノペンチルノルスペルミジン、N,N−ビス(アミノプロピル)カダベリン、ホモスペルミン、カルドペンタミン、ホモカルドペンタミン、カルドヘキサミン及びホモカルドヘキサミンよりなる群から選ばれた少なくとも1種の化合物であることを特徴とする請求項1に記載の抗老化剤。
- ポリアミンが、プトレシン、スペルミジン及びスペルミンからなる群から選ばれた少なくとも1種の化合物であることを特徴とする請求項1に記載の抗老化剤。
- ポリアミンもしくは植物由来ポリアミン含有抽出物を有効成分とする細胞外マトリックス産生促進剤。
- ポリアミンもしくは植物由来ポリアミン含有抽出物を有効成分とするコラーゲン産生促進剤。
- ポリアミンもしくは植物由来ポリアミン含有抽出物を有効成分とするヒアルロン酸産生促進剤。
- 請求項1、3〜6のいずれかに記載の抗老化剤、請求項2に記載の細胞賦活化剤、請求項7に記載の細胞外マトリックス産生促進剤、請求項8に記載のコラーゲン産生促進剤または請求項9に記載のヒアルロン酸産生促進剤を有効成分として含有することを特徴とする化粧品類。
- 植物由来ポリアミン含有抽出物を動物の皮膚に接触させる工程を含むことを特徴とする皮膚の抗老化方法もしくは細胞賦活化方法。
- 植物由来ポリアミン含有抽出物が、大豆種子、大豆胚芽、大豆胚、大豆芽、小麦種子、小麦胚芽、小麦胚、小麦芽、豆乳及びオカラよりなる群から選ばれた少なくとも1種以上から得ることを特徴とする請求項11に記載の抗老化方法もしくは細胞賦活化方法。
- ポリアミンもしくは植物由来ポリアミン含有抽出物を動物の皮膚に接触させる工程を含むことを特徴とする皮膚の細胞外マトリックス産生促進方法。
- 細胞外マトリックス産生促進が、コラーゲン産生促進を含む、請求項13に記載の方法。
- 細胞外マトリックス産生促進が、ヒアルロン酸産生促進を含む、請求項13に記載の方法。
- ポリアミンが、第一級アミノ基を2つ以上有する脂肪族炭化水素からなる群より選ばれた少なくとも1種以上の化合物であることを特徴とする請求項13に記載の方法。
- 植物由来ポリアミン含有抽出物が、大豆種子、大豆胚芽、大豆胚、大豆芽、小麦種子、小麦胚芽、小麦胚、小麦芽、豆乳及びオカラよりなる群から選ばれた少なくとも1種以上から得ることを特徴とする請求項13に記載の方法。
- ポリアミンが、1,3−ジアミノプロパン、プトレシン、カダベリン、カルジン、スペルミジン、ホモスペルミジン、アミノプロピルカダベリン、テルミン、スペルミン、テルモスペルミン、カナバルミン、アミノペンチルノルスペルミジン、N,N−ビス(アミノプロピル)カダベリン、ホモスペルミン、カルドペンタミン、ホモカルドペンタミン、カルドヘキサミン及びホモカルドヘキサミンよりなる群から選ばれた少なくとも1種以上の化合物であることを特徴とする請求項13に記載のコラーゲン産生促進方法。
- ポリアミンが、プトレシン、スペルミジン及びスペルミンからなる群から選ばれた少なくとも1種以上の化合物であることを特徴とする請求項13に記載の方法。
- (1)植物及び/又は植物抽出物を酸性条件下に処す工程と、(2)液体画分を分離する工程とを含むことを特徴とするポリアミン含有植物抽出物の調製方法。
- 鉱酸及び/又は有機酸を含む酸溶液を添加し酸性条件下に処すことを特徴とする請求項20に記載のポリアミン含有植物抽出物の調製方法。
- pHが2以下になるように鉱酸及び/又は有機酸を含む酸溶液を添加し酸性条件下に処すことを特徴とする請求項20に記載のポリアミン含有植物抽出物の調製方法。
- 鉱酸及び/又は有機酸が、塩酸、硫酸、硝酸、酢酸、リン酸、トリクロロ酢酸、過塩素酸、クエン酸、乳酸、プロピオン酸、酪酸、蓚酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、リンゴ酸、酒石酸、安息香酸、スルホサリチル酸及びギ酸よりなる群から選ばれた少なくとも1種以上の酸であることを特徴とする請求項21又は22に記載のポリアミン含有植物抽出物の調製方法。
- 酸性条件下になるように添加する酸溶液が、塩酸及び/又は過塩素酸及び/又は硫酸であることを特徴とする請求項20〜23のいずれかに記載のポリアミン含有植物抽出物の調製方法。
- 植物及び/又は植物抽出物を酸性条件下に処すと同時又は後に、ポリフェノール吸着剤を添加し、液体画分を分離することを特徴とする請求項20〜24のいずれかに記載のポリアミン含有植物抽出物の調製方法。
- 植物及び/又は植物抽出物が、大豆種子、大豆胚芽、大豆胚、小麦種子、小麦胚芽、小麦胚、豆乳及びオカラよりなる群から選ばれた少なくとも1種以上であることを特徴とする請求項20〜25のいずれかに記載のポリアミン含有植物抽出物の調製方法。
- 液体画分を分離する工程が、遠心分離及び/又は濾過分離であることを特徴とする請求項20〜26のいずれかに記載のポリアミン含有植物抽出物の調製方法。
- 請求項20〜27のいずれかに記載の調製方法によって回収されたポリアミン含有植物抽出物を、さらにイオン交換法、ゲル濾過法、膜分画法及び電気透析法よりなる群から選ばれた少なくとも1種以上の処理により精製することを特徴とするポリアミン含有植物抽出物の調製方法。
- 請求項20〜28のいずれかに記載の調製方法によって回収されたポリアミン含有植物抽出物を含有する抗老化剤または細胞賦活化剤。
- 請求項20〜28のいずれかに記載の調製方法によって回収されたポリアミン含有植物抽出物を含有する細胞外マトリックス産生促進剤。
- 請求項20〜28のいずれかに記載の調製方法によって回収されたポリアミン含有植物抽出物を含有するコラーゲン産生促進剤。
- 請求項20〜28のいずれかに記載の調製方法によって回収されたポリアミン含有植物抽出物を含有するヒアルロン酸産生促進剤。
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