JPWO2007105653A1 - 含フッ素エポキシ化合物の開環重合による含フッ素重合体の製造方法 - Google Patents

含フッ素エポキシ化合物の開環重合による含フッ素重合体の製造方法 Download PDF

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Abstract

含フッ素エポキシ化合物を効率的に重合させることにより化学的安定性に加えてC−F結合の安定性に由来する電気的・光学的な機能を併せ持つ重合体を提供する。下式(1)で表される含フッ素エポキシ化合物を、トリアルキルアルミニウムと、有機カチオンを対カチオンとする塩の存在下に開環重合させることを特徴とする下式(2)で表される繰返し単位を2単位以上有する含フッ素重合体の製造方法(ただし、式中のQは単結合、エーテル性酸素原子、またはフッ素原子を含まない2価連結基を示し、RFはフッ素原子を含む1価有機基を示す。*は、*を付した炭素原子が不斉炭素原子であることを示す。)。【化1】【化2】

Description

本発明は含フッ素エポキシ化合物を開環重合させることによる含フッ素重合体の製造方法に関する。
含フッ素重合体は耐熱性、耐薬品性、耐候性、ガスバリア性等に優れた特性を有し、半導体産業や自動車産業等の種々の分野で使用されている。含フッ素エポキシ化合物の開環重合反応として、ペルフルオロアルキル基をもつエポキシドの開環重合反応が報告されている。たとえば、亜鉛錯体を触媒に用いた3,3,3−トリフルオロ−1,2−エポキシプロパンの単独重合反応、および1,2−エポキシプロパンとの共重合反応が知られている(下記、非特許文献1〜3参照)。
Hagiwara,T.;Terasaki,Y.;Hamana,H.;Narita,T.;Umezawa,J.;Furuhashi,K.Makromol.Chem.Rapid Commun.1992,13,363. Umezawa,J.;Hagiwara,T.;Hamana,H.;Narita,T.;Furuhashi,K.;Nohira,H.Polym.J.1994,26,715. Umezawa,J.;Hagiwara,T.;Hamana,H.;Narita,T.;Furuhashi,K.;Nohira,H.Macromolecules1995,28,833.
亜鉛錯体を触媒として含フッ素エポキシ化合物の開環重合させる従来の方法では、エポキシドの重合活性は低く、高温条件(80℃以上)での長時間(24時間程度)の重合反応が必要であった。
また、非フッ素のエポキシドを用いた開環重合をトリイソブチルアルミニウムとナトリウムイソプロポキシドの存在下に行うことは知られているが、該方法が含フッ素のエポキシドの反応に適用できるかどうかについては、まったく知見がなかった。
本発明者らは、含フッ素の基が置換したエポキシドの重合反応を検討した結果、トリアルキルアルミニウム化合物と、有機カチオンを対カチオンとする塩、とが存在する反応系で重合反応を行うと、エポキシドの重合活性が高くなり、目的とする重合体が得られることを見いだした。
すなわち本発明は下記の発明を提供する。
1.下式(1)で表される含フッ素エポキシ化合物を、トリアルキルアルミニウムと、有機カチオンを対カチオンとする塩との存在下に開環重合させることを特徴とする下式(2)で表される繰返し単位を2単位以上有する含フッ素重合体の製造方法(ただし、式中のQは単結合、またはフッ素原子を含まない2価連結基を示し、Rはフッ素原子を含む1価有機基を示す。*は、*を付した炭素原子が不斉炭素原子であることを示す。)。
Figure 2007105653
Figure 2007105653
2.開環重合が、式(1)で表される含フッ素エポキシ化合物を単独で開環重合させる反応である前項1に記載の含フッ素重合体の製造方法。
3.式(1)で表される含フッ素エポキシ化合物が、*を付した不斉炭素原子の絶対配置がSのみまたはRのみの化合物であり、式(2)で表される繰返し単位の*を付した不斉炭素原子の絶対配置が式(1)で表される含フッ素エポキシ化合物の不斉炭素原子の絶対配置と実質的に同一である前項1または2に記載の含フッ素重合体の製造方法。
4.トリアルキルアルミニウムがトリイソブチルアルミニウムであり、有機カチオンを対カチオンとする塩における有機カチオンが、下式(3−1)で表されるカチオン、または下式(3−2)で表されるカチオンである前項1〜3のいずれかに記載の含フッ素重合体の製造方法(ただし、式中のPhはフェニル基を示す。)。
Figure 2007105653
Figure 2007105653
本発明の製造方法によれば、穏和な反応条件で重合度の高い含フッ素重合体が得られる。本発明の重合反応は、位置規則性を制御でき、不斉炭素原子の絶対配置を保持できる反応であることから、位置規則性および立体規則性の高い重合体を得ることができる。たとえば本発明の製造方法において、式(1)で表される含フッ素エポキシ化合物として*を付した炭素原子がRまたはSである光学異性体を用い、含フッ素重合体として単独重合体である含フッ素ポリエーテルを製造した場合には、該含フッ素ポリエーテルはイソタクチックな重合体となる。該重合体は3次元構造をとり大きな旋光度を示す。
また本発明方法により製造された含フッ素重合体はC−F結合の安定性に由来する高い耐熱性や耐光性を有する。すなわち、化学的安定性とフッ素原子に由来する電気的・光学的な機能を併せ持つことで他の高分子材料では、実現できない特異的な機能性光学材料となり得る。
本発明は、下式(1)で表される含フッ素エポキシ化合物(以下、式(1)で表される化合物と称することがある。)を、トリアルキルアルミニウムと、有機カチオンを対カチオンとする塩との存在下に開環重合させることを特徴とする下式(2)で表される繰返し単位を2単位以上有する含フッ素重合体の製造方法、に関する。
Figure 2007105653
Figure 2007105653
式(1)のQは、単結合またはフッ素原子を含まない2価連結基を示し、フッ素原子を含まない2価連結基が好ましい。フッ素原子を含まない2価連結基としては、アルキレン基、エーテル性酸素原子を含むアルキレン基が好ましい。アルキレン基としては、メチレン基(−CH−)、ジメチレン基(−CHCH−)、トリメチレン基(−CHCHCH−)等の炭素数1以上の直鎖アルキレン基が好ましく、炭素数1〜5の直鎖アルキレン基が特に好ましく、炭素数1〜4の直鎖アルキレン基がとりわけ好ましい。エーテル性酸素原子を含むアルキレン基としては、前記アルキレン基の炭素原子−炭素原子間にエーテル性酸素原子が挿入された基、または前記アルキレン基の末端部にエーテル性酸素原子が挿入された基が好ましく、炭素数1〜4の直鎖アルキレン基の末端部にエーテル性酸素原子が結合した基、または炭素数2〜4の直鎖アルキレン基の炭素原子−炭素原子間の1〜2箇所にエーテル性酸素原子が挿入された基(たとえば、−CHO−、−CHOCH−、−CHOCHCH−等)がより好ましい。さらにフッ素原子を含まない2価連結基においては炭素原子と酸素原子の総数は1〜5個が好ましい。
式(1)中のRは、フッ素原子を含む1価有機基を示す。Rの構造は直鎖構造、分岐構造、環構造、または部分的に環を有する構造のいずれであってもよい。また環構造である場合には、芳香環の基であってもよい。Rとしては、フッ素化アルキル基(ただし、Qに結合する炭素原子にはフッ素原子が結合している。)、フッ素化アリール基、またはエーテル性酸素原子を含むフッ素化アルキル基(ただし、Qに結合する炭素原子にはフッ素原子が結合している。)が好ましく、ペルフルオロアルキル基、ペルフルオロアリール基、またはエーテル性酸素原子を含むペルフルオロアルキル基が好ましい。ペルフルオロとは、炭素原子に結合した水素原子の全てがフッ素置換されていることを意味する。Rの炭素数は1〜8が好ましい。Rの具体例としてはCF−、C−、C−、C−、C11−、C13−、C15−、C17−、C−(ペルフルオロフェニル基)が挙げられる。
式(1)中の*は、*を付した炭素原子が不斉炭素原子であることを意味する。本明細書においては、該炭素原子の絶対配置をRまたはSで表現する。本発明における式(1)で表される化合物は、*を付した炭素原子の絶対配置がRのみ、Sのみ、またはRとSの混合物のいずれであってもよく、Rのみ、またはSのみであるのが好ましい。本明細書の化学式の表記において、不斉炭素の立体化学を記載しない場合には、不斉炭素原子の立体配置がRとSである光学異性体の混合物であることを意味する。不斉炭素原子は、QおよびRに存在する場合もありうるが、本発明においては該不斉炭素原子の立体配置も限定されない。
式(1)で表される化合物のラセミ体は公知の化合物であり、公知の製造方法で、または市販品として入手できる。また式(1)で表される化合物の光学活性体は、エポキシドを光学的に分割する際に用いられる一般的な手法を式(1)で表される化合物のラセミ体に適用することにより容易に入手できる。
本発明においては、式(1)で表される化合物の重合反応を行う。該重合反応においては、式(1)で表される化合物の1種以上を重合させてもよく、式(1)で表される化合物と式(1)で表される化合物と重合しうる他のモノマー(以下、コモノマーという)の1種以上とを共重合させてもよく、前者の重合反応が好ましい。特に式(1)で表される化合物の1種を重合させる重合反応、すなわち単独重合が好ましい。
本発明においては、該重合反応をトリアルキルアルミニウムと、有機カチオンを対カチオンとする塩との存在下に行うことが特徴である。トリアルキルアルミニウムとしてはトリイソブチルアルミニウムが好ましい。有機カチオンを対カチオンとする塩における有機カチオンとしては、アンモニウムイオン、ホスホニウムイオンが好ましく、なかでも、ビス(トリアリールホスホラニリデン)アンモニウムイオン、ビス(トリアルキルホスホラニリデン)アンモニウムイオン、トリアリールアルキルホスホニウムイオンがさらに好ましく、下式(3−1)で表されるカチオン、式(3−2)で表されるカチオンが特に好ましい。ただし、下式中のPhはフェニル基を示し、Meはメチル基を示す。
Figure 2007105653
Figure 2007105653
前記カチオンは、ハロゲンアニオンとの塩として反応系中に添加するのが好ましく、塩素塩または臭素塩として反応系中に添加するのが好ましい。
有機カチオンが、前記式(3−1)で表されるカチオン、または前記式(3−2)で表されるカチオン等の非配位性のカチオンである場合には、重合末端をアルミニウムのアート錯体にすることができるため、重合性が向上する利点がある。有機カチオンの塩を、無機カチオンの塩で、非フッ素系のエポキシ化合物の重合に用いられるナトリウムイソプロポキシドに変えても重合反応は進行しなかった。
トリアルキルアルミニウムの量は、有機カチオンを対カチオンとする塩に対して5〜20倍モルが好ましい。有機カチオンを対カチオンとする塩の量は式(1)で表される化合物に対して0.01〜10モル%が好ましい。
開環重合反応は均一な溶液中において実施するのが好ましい。溶媒としてはフッ素系溶媒が好ましく、生成するポリマーの溶解性に応じて適宜変更でき、ヘキサフルオロベンゼン等のペルフルオロ化溶媒が特に好ましい。重合反応の温度は0〜20℃が好ましい。重合温度を高くすると、重合体の立体規則性が均一になりにくい傾向がある。重合時間は通常は1〜5時間が好ましい。重合圧力は減圧、加圧、大気圧のいずれであってもよく、通常は大気圧が好ましい。また重合反応の系中はアルゴンガス、窒素ガス等で置換されているのが好ましい。反応終了後の重合体は、必要に応じて適宜精製処理を行うのが好ましい。
本発明の方法により製造される重合体の分子量は2000〜200000が好ましく、5000〜100000が特に好ましい。
本発明の製造方法によれば、式(1)で表される化合物中の不斉炭素原子の絶対配置を保持したままで重合反応を進行させることができる。たとえば、本発明の製造方法によれば、式(1)で表される化合物の*を付した不斉炭素原子の絶対配置がSのみまたはRのみの化合物であるならば、式(2)で表される繰返し単位の絶対配置は、式(1)で表される化合物の不斉炭素原子の絶対配置と実質的に同一となる。実質的に同一とは、NMR等の通常の分析手段では絶対配置が同一であることを意味する。したがって、式(1)で表される化合物として、*を付した不斉炭素原子の絶対配置がSのみまたはRのみである、キラルな化合物(1)を用いた場合には、式(2)で表される繰返し単位の*を付した不斉炭素原子の絶対配置が式(1)で表される含フッ素エポキシ化合物の不斉炭素原子の絶対配置と実質的に同一である含フッ素重合体が製造できる。該方法で得られた重合体はイソタクチックな立体規則性高分子であることから、イソタクチックな含フッ素ポリエーテルとなる。立体配置が制御された含フッ素重合体の生成は、NMRおよび旋光度等の分析手法により確認できる。また、式(1)中の*を付した不斉炭素原子以外に不斉炭素原子が存在する場合、該不斉炭素原子の絶対配置は重合反応の前後において限定されない。
イソタクチックな含フッ素ポリエーテルは、3次元構造をとり大きな旋光度を示す。また本発明方法により製造された含フッ素重合体はC-F結合の安定性に由来する高い耐熱性や耐光性を有する。このような化学的安定性に加えてフッ素原子に由来する電気的・光学的な機能を併せ持つことによって、他の高分子材料では、実現できない特異的な機能性光学材料となり得る。たとえば、イソタクチックな含フッ素ポリエーテルは、オイル、ゴム等として有用である。
以下に本発明の実施例について具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
実施例のペルフルオロアルキル基は直鎖構造であり、分子量の測定値はポリメチルメタクリレート換算値である。実施例中の化合物名のうしろに付した括弧内の番号は、実施例毎に記した化学式に付した番号に対応する。また、実施例中のNMRのケミカルシフトは、パーフルオロベンゼンのピークのうち低磁場側に現れるピークのケミカルシフトを基準値(141.99ppm)とした測定値である。
[実施例1]
アルゴンガス雰囲気下、20mL容のシュレンク管反応器にビス(トリフェニルホスホラニリデン)アンモニウムクロリド(2)(14.4mg、0.025mmol)、ヘキサフルオロベンゼン(2.0mL)を入れ、エポキシド(1)(式(1)においてQ=−CH−、R=−C、0.50mL、2.8mmol)を加えたのち、トリイソブチルアルミニウムの1.0Mトルエン溶液(0.25mL、0.25mmol)を加えて、氷冷下2時間撹拌した。
反応容器にメタノール・水・濃塩酸の混合溶液(5mL、メタノール/水/濃塩酸=8/2/1)を加えて反応を停止させ、AK225(旭硝子社製;CFCFCHClとCClFCFCHClFの混合物)を用いて粗生成物を丸底フラスコに移した。この混合溶液を濃縮・真空乾燥して残渣にAK225(15mL)を加えて重合体を溶解させ、不溶物を濾別したのち、濾液を濃縮・真空乾燥して重合体を得た[226mg、収率29%、M=16600(g/mol)、M/M=1.8]。
このポリマーの13C−NMR(125MHz、溶媒:C)を測定したところ、ポリマー主鎖のメチレンに由来するピークが、74.6ppm(mm三連子)、74.3ppm(mr三連子もしくはrm三連子)、73.8ppm(mr三連子もしくはrm三連子)、73.6ppm(rr三連子)に観測された。
Figure 2007105653
[実施例2]
アルゴンガス雰囲気下、80mL容のシュレンク管反応器にビス(トリフェニルホスホラニリデン)アンモニウムクロリド(2)(172mg、0.30mmol)、ヘキサフルオロベンゼン(24mL)を入れ、光学的にほぼ純粋なエポキシド(1)[6.0mL、33.6mmol、>99%ee、[α] 24=0.40°(c=4.7g/100mL、C)、絶対配置はR]を加えたのち、トリイソブチルアルミニウムの1.0Mトルエン溶液(3.0mL、3.0mmol)を加えて、室温下3時間撹拌した。
反応容器にメタノール・水・濃塩酸の混合溶液(20mL、メタノール/水/濃塩酸=8/2/1)を加えて反応を停止させ、AK225を用いて粗生成物を丸底フラスコに移した。この混合溶液を濃縮・真空乾燥して残渣にAK225(60mL)を加えて重合体を溶解させ、不溶物を濾別したのち、濾液を濃縮・真空乾燥して重合体を得た[4.07g、収率44%、二峰のピーク:M=6,000(g/mol)、M/M=2.0(二峰のピーク全面積に対する当該ピークの割合は66%);M=14,000(g/mol)、M/M=1.2(二峰のピーク全面積に対する当該ピークの割合は34%)、[α] 24=19°(c=2.7g/100mL、C)]。
このポリマーの13C−NMR(125MHz、溶媒:C)を測定したところ、ポリマー主鎖のメチレンに由来するピークが74.6ppm(mm三連子)にのみ観測され、mr三連子、rm三連子およびrr三連子のピークは観測されなかった。
Figure 2007105653
[実施例3]
アルゴンガス雰囲気下、20mL容のシュレンク管反応器にメチルトリフェニルホスホニウムクロリド(3a)(7.8mg、0.025mmol)、ヘキサフルオロベンゼン(2.0mL)を入れ、エポキシド(1)(0.50mL、2.8mmol)を加えたのち、トリイソブチルアルミニウムの1.0Mトルエン溶液(0.25mL、0.25mmol)を加えて、氷冷下2時間撹拌した。
反応容器にメタノール・水・濃塩酸の混合溶液(5mL、メタノール/水/濃塩酸=8/2/1)を加えて反応を停止させ、AK225を用いて粗生成物を丸底フラスコに移した。この混合溶液を濃縮・真空乾燥して残渣にAK225(15mL)を加えて重合体を溶解させ、不溶物を濾別したのち、濾液を濃縮・真空乾燥して重合体を得た[253mg、収率33%、M=11000(g/mol)、M/M=1.9]。
Figure 2007105653
[実施例4]
アルゴンガス雰囲気下、20mL容のシュレンク管反応器にメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(3b)(8.9mg、0.025mmol)、ヘキサフルオロベンゼン(2.0mL)を入れ、エポキシド(1)(0.50mL、2.8mmol)を加えたのち、トリイソブチルアルミニウムの1.0Mトルエン溶液(0.25mL、0.25mmol)を加えて、氷冷下1時間撹拌した。
反応容器にメタノール・水・濃塩酸の混合溶液(5mL、メタノール/水/濃塩酸=8/2/1)を加えて反応を停止させ、AK225を用いて粗生成物を丸底フラスコに移した。この混合溶液を濃縮・真空乾燥して残渣にAK225(15mL)を加えて重合体を溶解させ、不溶物を濾別したのち、濾液を濃縮・真空乾燥して重合体を得た[731mg、収率95%、M=14300(g/mol)、M/M=2.1]。
Figure 2007105653
[実施例5]
アルゴンガス雰囲気下、20mL容のシュレンク管反応器にメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(3b)(8.9mg、0.025mmol)、ヘキサフルオロベンゼン(2.0mL)を入れ、エポキシド(5)(式(1)においてQ=−CHOCHCH−、R=−C13、0.75mL、2.8mmol)を加えたのち、トリイソブチルアルミニウムの1.0Mトルエン溶液(0.25mL、0.25mmol)を加えて、氷冷下1時間撹拌した。
反応容器にメタノール・水・濃塩酸の混合溶液(5mL、メタノール/水/濃塩酸=8/2/1)を加えて反応を停止させ、AK225を用いて粗生成物を丸底フラスコに移した。この混合溶液を濃縮・真空乾燥して残渣にAK225(15mL)を加えて重合体を溶解させ、不溶物を濾別したのち、濾液を濃縮・真空乾燥して重合体を得た[1.13g、収率96%、M=28100(g/mol)、M/M=1.9]。
このポリマーの13C−NMR(125MHz、溶媒:C)を測定したところ、72〜74ppm付近に主鎖のメチレンと側鎖の酸素原子に隣接するメチレンに由来するピークが観測された。
Figure 2007105653
[実施例6]
アルゴンガス雰囲気下、20mL容のシュレンク管反応器にメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(3b)(8.9mg、0.025mmol)、ヘキサフルオロベンゼン(2.0mL)を入れ、光学的にほぼ純粋なエポキシド(5)(0.75mL、2.8mmol)を加えたのち、トリイソブチルアルミニウムの1.0Mトルエン溶液(0.25mL、0.25mmol)を加えて、氷冷下1時間撹拌した。
反応容器にメタノール・水・濃塩酸の混合溶液(5mL、メタノール/水/濃塩酸=8/2/1)を加えて反応を停止させ、AK225を用いて粗生成物を丸底フラスコに移した。この混合溶液を濃縮・真空乾燥して残渣にAK225(15mL)を加えて重合体を溶解させ、不溶物を濾別したのち、濾液を濃縮・真空乾燥して重合体を得た[1.17g、収率99%、M=31000(g/mol)、M/M=1.8]。
このポリマーの13C−NMR(125MHz、溶媒:C)を測定したところ、mm三連子のポリマー主鎖のメチレンと、mm三連子のポリマー側鎖の酸素原子に隣接するメチレンに由来するピークが観測され、mr三連子、rm三連子体およびrr三連子のポリマー主鎖が含むメチレンおよび酸素原子隣接のメチレンに由来するピークは観測されなかった。
Figure 2007105653
[実施例7]
アルゴンガス雰囲気下、20mL容のシュレンク管反応器にメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(3b)(8.9mg、0.025mmol)、ヘキサフルオロベンゼン(2.0mL)を入れ、エポキシド(6)(式(1)においてQ=単結合、R=−CF、0.25mL、2.8mmol)を加えたのち、トリイソブチルアルミニウムの1.0Mトルエン溶液(0.25mL、0.25mmol)を加えて、室温下40時間撹拌した。
反応容器にメタノール・水・濃塩酸の混合溶液(5mL、メタノール/水/濃塩酸=8/2/1)を加えて反応を停止させ、AK225を用いて粗生成物を丸底フラスコに移した。この混合溶液を濃縮・真空乾燥して残渣にAK225(15mL)を加えて重合体を溶解させ、不溶物を濾別したのち、濾液を濃縮・真空乾燥して重合体を得た[162mg、収率52%、M=2,900(g/mol)、M/M=1.2]。
Figure 2007105653
[実施例8]
アルゴンガス雰囲気下、20mL容のシュレンク管反応器にビス(トリフェニルホスホラニリデン)アンモニウムクロリド(2)(14.4mg、0.025mmol)、ヘキサフルオロベンゼン(2.0mL)を入れ、エポキシド(6)(0.25mL、2.8mmol)を加えたのち、トリイソブチルアルミニウムの1.0Mトルエン溶液(0.25mL、0.25mmol)を加えて、室温下40時間撹拌した。反応容器にメタノール・水・濃塩酸の混合溶液(5mL、メタノール/水/濃塩酸=8/2/1)を加えて反応を停止させ、AK225を用いて粗生成物を丸底フラスコに移した。この混合溶液を濃縮・真空乾燥して残渣にAK225(15mL)を加えて重合体を溶解させ、不溶物を濾別したのち、濾液を濃縮・真空乾燥して重合体を得た[179mg、収率57%、M=2,300(g/mol)、M/M=1.3]。
Figure 2007105653
[実施例9]
アルゴンガス雰囲気下、20mL容のシュレンク管反応器にメチルトリフェニルホスホニウムクロリド(3a)(7.8mg、0.025mmol)、ヘキサフルオロベンゼン(2.0mL)を入れ、エポキシド(6)(0.25mL、2.8mmol)を加えたのち、トリイソブチルアルミニウムの1.0Mトルエン溶液(0.25mL、0.25mmol)を加えて、室温下40時間撹拌した。
反応容器にメタノール・水・濃塩酸の混合溶液(5mL、メタノール/水/濃塩酸=8/2/1)を加えて反応を停止させ、AK225を用いて粗生成物を丸底フラスコに移した。この混合溶液を濃縮・真空乾燥して残渣にAK225(15mL)を加えて重合体を溶解させ、不溶物を濾別したのち、濾液を濃縮・真空乾燥して重合体を得た[140mg、収率45%、M=2,200(g/mol)、M/M=1.2]。
Figure 2007105653
[実施例10]
アルゴンガス雰囲気下、20mL容のシュレンク管反応器にメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(3b)(8.9mg、0.025mmol)、トルエン(2.0mL)を入れ、エポキシド(7)(式(1)においてQ=−CH−、R=−C、0.41mL、2.80mmol)を加えたのち、トリイソブチルアルミニウムの1.0Mトルエン溶液(0.25mL、0.25mmol)を加えて、0℃で1時間撹拌した。
反応容器にメタノール・水・濃塩酸の混合溶液(5mL、メタノール/水/濃塩酸=8/2/1)を加えて反応を停止させ、塩化メチレンを用いて粗生成物を丸底フラスコに移した。この混合溶液を濃縮・真空乾燥して残渣に塩化メチレン(90mL)を加えて重合体を溶解させ、不溶物を濾別したのち、濾液を濃縮・真空乾燥して重合体を得た。このとき、開始剤の残骸とオリゴマーを除去するために塩化メチレンとヘキサンを用いて再沈殿処理によって、ポリマーを単離した[610mg、収率97%、M=20000(g/mol)、M/M=1.2]。
このポリマーの13C−NMR(125MHz、溶媒:CDCl)を測定したところ、ポリマー主鎖のメチレンに由来するピークが71.2から72.4ppmに複数観測された。
Figure 2007105653
[実施例11]
アルゴンガス雰囲気下、20mL容のシュレンク管反応器にメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(3b)(8.9mg、0.025mmol)、トルエン(2.0mL)を入れ、光学的にほぼ純粋なエポキシド(7)[0.41mL、2.80mmol、>99%ee、[α] 20=−0.676°(c=7.65g/100mL、CHCl)、絶対配置はR]を加えたのち、トリイソブチルアルミニウムの1.0Mトルエン溶液(0.25mL、0.25mmol)を加えて、0℃で1時間撹拌した。
反応容器にメタノール・水・濃塩酸の混合溶液(5mL、メタノール/水/濃塩酸=8/2/1)を加えて反応を停止させ、塩化メチレンを用いて粗生成物を丸底フラスコに移した。この混合溶液を濃縮・真空乾燥して残渣に塩化メチレン(90mL)を加えて重合体を溶解させ、不溶物を濾別したのち、濾液を濃縮・真空乾燥して重合体を得た。このとき、開始剤の残骸とオリゴマーを除去するために塩化メチレンとヘキサンを用いて再沈殿処理によって、ポリマーを単離した[610mg、収率97%、M=21000(g/mol)、M/M=1.6、[α] 22=+5.69°(c=1.54g/100mL、CHCl)]。
このポリマーの13C−NMR(125MHz、溶媒:CDCl)を測定したところ、ポリマー主鎖のメチレンに由来するピークが72.18ppm(mm三連子)にのみ観測された。
Figure 2007105653
[実施例12]
アルゴンガス雰囲気下、20mL容のシュレンク管反応器にメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(3b)(8.9mg、0.025mmol)、トルエン(2.0mL)を入れ、エポキシド(8)(式(1)においてQ=−CHO−、R=−C、0.44mL、2.80mmol)を加えたのち、トリイソブチルアルミニウムの1.0Mトルエン溶液(0.25mL、0.25mmol)を加えて、0℃で1時間撹拌した。
反応容器にメタノール・水・濃塩酸の混合溶液(5mL、メタノール/水/濃塩酸=8/2/1)を加えて反応を停止させ、塩化メチレンを用いて粗生成物を丸底フラスコに移した。この混合溶液を濃縮・真空乾燥して残渣に塩化メチレン(90mL)を加えて重合体を溶解させ、不溶物を濾別したのち、濾液を濃縮・真空乾燥して重合体を得た。このとき、開始剤の残骸とオリゴマーを除去するために塩化メチレンとヘキサンを用いて再沈殿処理によって、ポリマーを単離した[591mg、収率88%、M=24000(g/mol)、M/M=2.4]。
Figure 2007105653
[実施例13]
アルゴンガス雰囲気下、20mL容のシュレンク管反応器にメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(3b)(8.9mg、0.025mmol)、トルエン(2.0mL)を入れ、光学的にほぼ純粋なエポキシド(8)[0.44mL、2.80mmol、>99%ee、[α] 20=+1.08°(c=7.65g/100mL、CHCl)、絶対配置はS]を加えたのち、トリイソブチルアルミニウムの1.0Mトルエン溶液(0.25mL、0.25mmol)を加えて、0℃で1時間撹拌した。
反応容器にメタノール・水・濃塩酸の混合溶液(5mL、メタノール/水/濃塩酸=8/2/1)を加えて反応を停止させ、塩化メチレンを用いて粗生成物を丸底フラスコに移した。この混合溶液を濃縮・真空乾燥して残渣に熱したトルエン(50mL)を加えて重合体を溶解させ、さらに塩化メチレン150mLで洗浄し、不溶物を濾別したのち、濾液を濃縮・真空乾燥して重合体を得た。このとき、開始剤の残骸とオリゴマーを除去するために塩化メチレンとヘキサンを用いて再沈殿処理によって、ポリマーを単離した[639mg、収率95%、M=26000(g/mol)、M/M=1.6、[α] 22=+3.01°(c=0.308g/100mL、THF)]。
Figure 2007105653
[実施例14]
アルゴンガス雰囲気下、20mL容のシュレンク管反応器にメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(3b)(8.9mg、0.025mmol)、トルエン(2.0mL)を入れ、エポキシド(9)(式(1)においてQ=単結合、R=−C、0.37mL、2.80mmol)を加えたのち、トリイソブチルアルミニウムの1.0Mトルエン溶液(0.25mL、0.25mmol)を加えて、0℃で1時間撹拌した。
反応容器にメタノール・水・濃塩酸の混合溶液(5mL、メタノール/水/濃塩酸=8/2/1)を加えて反応を停止させ、塩化メチレンを用いて粗生成物を丸底フラスコに移した。この混合溶液を濃縮・真空乾燥して残渣に塩化メチレン(90mL)を加えて重合体を溶解させ、不溶物を濾別したのち、濾液を濃縮・真空乾燥して重合体を得た。このとき、開始剤の残骸とオリゴマーを除去するために塩化メチレンとヘキサンを用いて再沈殿処理によって、ポリマーを単離した[304mg、収率52%、M=6000(g/mol)、M/M=1.3]。
Figure 2007105653
[実施例15]
アルゴンガス雰囲気下、20mL容のシュレンク管反応器にメチルトリフェニルホスホニウムブロミド(3b)(8.9mg、0.025mmol)、トルエン(2.0mL)を入れ、エポキシド(10)(式(1)においてQ=−CHO−、R=−CF、0.28mL、2.80mmol)を加えたのち、トリイソブチルアルミニウムの1.0Mトルエン溶液(0.25mL、0.25mmol)を加えて、0℃で1時間撹拌した。
反応容器にメタノール・水・濃塩酸の混合溶液(5mL、メタノール/水/濃塩酸=8/2/1)を加えて反応を停止させ、AK225を用いて粗生成物を丸底フラスコに移した。この混合溶液を濃縮・真空乾燥して残渣にAK225(30mL)を加えて重合体を溶解させ、不溶物を濾別したのち、濾液を濃縮・真空乾燥して重合体を得た。このとき、開始剤の残骸とオリゴマーを除去するために塩化メチレンとヘキサンを用いて再沈殿処理によって、ポリマーを単離した[352mg、収率99%、M=16000(g/mol)、M/M=1.7]。
Figure 2007105653
本発明方法によってC-F結合の安定性に由来する高い耐熱性や耐光性を有する含フッ素重合体が提供される。本発明の含フッ素重合体は、フッ素原子に由来する電気的・光学的な機能を併せ持つことで他の高分子材料では、実現できない特異的な機能性光学材料である。たとえば、イソタクチックな含フッ素ポリエーテルは、オイルおよびゴム等として有用である。
本発明を特定の態様を用いて詳細に説明したが、本発明の意図と範囲を離れることなく様々な変更および変形が可能であることは、当業者にとって明らかである。
なお、本出願は、2006年3月10日付けで出願された日本特許出願(特願2006−066444)に基づいており、その全体が引用により援用される。

Claims (4)

  1. 下式(1)で表される含フッ素エポキシ化合物を、トリアルキルアルミニウムと、有機カチオンを対カチオンとする塩との存在下に開環重合させることを特徴とする下式(2)で表される繰返し単位を2単位以上有する含フッ素重合体の製造方法(ただし、式中のQは単結合、またはフッ素原子を含まない2価連結基を示し、Rはフッ素原子を含む1価有機基を示す。*は、*を付した炭素原子が不斉炭素原子であることを示す。)。
    Figure 2007105653

    Figure 2007105653
  2. 開環重合が、式(1)で表される含フッ素エポキシ化合物を単独で開環重合させる反応である請求項1に記載の含フッ素重合体の製造方法。
  3. 式(1)で表される含フッ素エポキシ化合物が、*を付した不斉炭素原子の絶対配置がSのみまたはRのみの化合物であり、式(2)で表される繰返し単位の*を付した不斉炭素原子の絶対配置が式(1)で表される含フッ素エポキシ化合物の不斉炭素原子の絶対配置と実質的に同一である請求項1または2に記載の含フッ素重合体の製造方法。
  4. トリアルキルアルミニウムがトリイソブチルアルミニウムであり、有機カチオンを対カチオンとする塩における有機カチオンが、下式(3−1)で表されるカチオン、または下式(3−2)で表されるカチオンである請求項1〜3のいずれかに記載の含フッ素重合体の製造方法(ただし、式中のPhはフェニル基を示し、Meはメチル基を示す)。
    Figure 2007105653

    Figure 2007105653
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