JPWO2006106773A1 - アクチュエータユニット - Google Patents

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正広 蒲原
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Abstract

光反射素子32を所定の光路切り換え位置に移動させるアクチュエータユニット100は、光反射素子32が固定された可動子120と、E字型ヨーク113を含む固定部本体110とを備える。可動子120は、その移動範囲における一方端に位置するとき、永久磁石121や電磁石118によりE字型ヨーク113の一端部113aおよび直交部113cとの間に発生した互いに直交する二つの方向の磁気吸引力によって、その姿勢が規定されて傾倒を抑えることができる。

Description

本発明は、一方の部材に対して他方の部材を駆動するアクチュエータユニットに関し、特に光スイッチ等の光デバイスに使用する(つまり、光信号の光路を切り換えるためにその光路に対して光反射素子を移動させるための)アクチュエータユニットに関するものである。
従来、一方の部材に対して他方の部材を駆動するアクチュエータとして、一方の部材に対して固定される固定部本体と、他方の部材に対して固定され固定部本体に対して略直線的に移動可能な可動子とを備え、電磁石及び永久磁石によって固定部本体に対して可動子を移動させるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1に示されたアクチュエータは、固定部本体としてE字型ヨークを用いた有極電磁石装置で、主に電気回路のリレーに用いられていた。特に大きな力や長いストロークを必要としない光スイッチ用として、好適なアクチュエータを求めていた発明者は、この有極電磁石装置に注目した。
実公平1−10889号公報(第2頁、第1図)
こうしたE字型ヨークを用いた有極電磁石装置を光スイッチのアクチュエータとして使用するにあたり、いくつかの課題が生じた。それら課題の一つに、移動された光反射素子の角度精度に関する問題があった。光路切り換えのために光路上の所定位置に移動された光反射素子は、その所定位置での光路に対する角度を常に同じにして、反射光の光軸がずれないようにしなければならない。しかし、従来の有極電磁石装置は、その要求を満たすほど高精度な移動のための構造がなされていなかった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、移動させた可動子が傾いた状態で配置されないようにその可動子の配置状態を規定でき、光スイッチ用に適したアクチュエータユニットを提供することを目的とする。
本発明のアクチュエータユニットは、光信号の光路に対して光反射素子を移動させるためのものであって、光反射素子が固定された可動子と、この可動子を移動可能に支持した固定部本体とを備える。固定部本体は、可動子を磁力によって移動させるためのE字型ヨークを有する。このE字型ヨークは、可動子の移動範囲における一方の端側に配置された一端部と、その移動範囲における他方の端側に配置された他端部と、これら一端部と多端部との間で前記可動子の移動方向に対して略直交する方向に配置された直交部とを含む。さらに、このアクチュエータユニットは、可動子を固定部本体に対して移動させるための電磁石および永久磁石を備える。電磁石は、固定部本体に備えられ、E字型ヨークの一端部および他端部と直交部とを逆磁性に磁化する。永久磁石は、固定部本体または可動子の少なくともどちらか一方に備えられ、固定部本体の一端部および他端部と可動子との間に磁力を発生させる。また、固定部本体は、可動子の前記移動範囲内における移動を案内する案内部を有する。他方の可動子は、固定部本体の案内部を摺動する摺動部を有する。
本発明のアクチュエータユニットは、所定の光路切り換え位置に移動された光反射素子の光路に対する角度を常に一定にするため、可動子がその移動範囲における一方端に位置するとき、その可動子の姿勢(配置された状態)を規定するものである。この可動子の姿勢規定は、駆動用として備えた上記永久磁石および/または電磁石による二つの方向の磁力によって行う。それら磁力の一つは、永久磁石によって、可動子と固定部本体の一端部との間に発生する第一の磁気吸引力である。この第一の磁気吸引力(可動子の移動方向に作用する)によって、可動子は固定部本体の一端部に対して押し付けられる。もう一つは、永久磁石または電磁石によって、可動子と固定部本体の直交部との間に発生する第二の磁気吸引力である。この第二の磁気吸引力(可動子の移動方向と直交する方向に作用する)によって、可動子の摺動部が固定部本体の案内部に押し付けられる。可動子を付勢するこれら二つの磁力は、互いに直交する方向に作用し、可動子の姿勢を規定してその傾きを抑制するものである。これによって、可動子がその移動範囲における一方端に位置するとき、その可動子に固定された光反射素子の光路に対する角度精度を高くすることができる。
より好ましくは、可動子の摺動部は、第二の磁気吸引力によって固定部本体の案内部に押し付けられるとき、当該案内部に対する接触部分をつなぐ仮想線が一つの平面を形成するように(つまり、互いに三ヶ所以上で点接触、あるいは二ヶ所以上で線接触するように)構成する。これによれば、第二の磁気吸引力の作用によって、可動子の傾倒(第二の磁気吸引力の方向に対して直交する方向への傾倒)を抑制することができる。このとき、可動子は、その第二の磁気吸引力の方向と直交する方向の第一の磁気吸引力の作用によって、固定部本体の一端部に対して押し付けられることで、第二の磁気吸引力の方向と平行に延びる軸を中心にした回転を抑制することができる。これら二方向の磁気吸引力の作用によって、可動子は、その移動範囲における一方端に位置するとき、全方向へ向けて傾くことがないようにその姿勢を規定することができる。
このとき、固定部本体に設けられた案内部は、可動子の移動方向に延びてその固定部本体の一端部および他端部に固定されるとともに、可動子と固定部本体の直交部との間に発生する第二の磁気吸引力の方向に対して直交する仮想平面上に配されるように二箇所に設けることができる。可動子の摺動部は、それら二箇所の案内部に対応するように設け、かつ、第二の磁気吸引力によってそれら二箇所の案内部の両方に対して接触するように押し付けられるように構成する。当該二箇所の案内部は、例えば互いに平行な2本の柱状部材により形成することができる。あるいは、可動子の摺動部を互いに平行な2本の柱状部材により形成し、当該二箇所の案内部は、これら各柱状部材の両端部を支えるように形成することもできる。
本発明のアクチュエータユニットの可動子は、永久磁石を有した構成にするのが好ましい。そして、この可動子に備えた永久磁石が、固定部本体の直交部との間に第二の磁気吸引力を発生する。この構成により、本発明のアクチュエータユニットは、可動子のうち永久磁石以外の部分を非磁性材料によって構成することができるので、可動子を全て磁性材料によって構成する場合と比較して可動子を軽量化することができる。可動子が軽量である場合、何れの方向に重力が働いても可動子が安定して動作するので、実装される姿勢にかかわらず安定した性能を発揮することができる。さらに、本発明のアクチュエータユニットは、可動子の傾きを抑制するための第一の磁気吸引力および第二の磁気吸引力をいずれも永久磁石により発生するため、電磁石への通電時間を減らして省電力化を図ることができる。
この永久磁石を有した可動子は、第二の磁気吸引力によってその摺動部が固定部本体の案内部に押し付けられた状態で、永久磁石と固定部本体の前記直交部との間に空隙を形成するように構成するとともに、その移動範囲における一方端に位置するとき、永久磁石と固定部本体のE字型ヨーク一端部との間に空隙を形成し、かつ、前記移動範囲における他方端に位置するとき、前記永久磁石と前記固定部本体の前記他端部との間に空隙を形成するように構成することができる。この構成により、本発明のアクチュエータユニットは、可動子の永久磁石が固定部本体のE字型ヨークに対して常に非接触となるように構成することができ、永久磁石が固定部本体のE字型ヨークと接触可能な構成と比較して、固定部本体と可動子との間に発生する磁力(第一の磁気吸引力および第二の磁気吸引力)を小さくすることができる。したがって、固定本体部に対して可動子を移動させるときに必要な力(電磁石に加える必要がある電圧)を小さくすることができる。
また、案内部を含む固定部本体と摺動部を含む可動子との互いの接触部分のうち少なくとも一方(つまり、固定部本体のうち可動子と接触する部分および可動子のうち固定部本体と接触する部分の少なくとも一方、あるいは、固定部本体の案内部のうち可動子の摺動部と接触する部分および可動子の摺動部のうち固定部本体の案内部と接触する部分の少なくとも一方)は、固体潤滑材料によって構成するのが良い。これによれば、本発明のアクチュエータユニットは、固定部本体と可動子とが凝着することを防止でき、長期間放置後であっても可動子が安定して動作することができるので、長期間放置後であっても安定した性能を発揮することができる。
本発明は、移動させた可動子の配置状態を規定してその傾きを抑制し、光スイッチ等の光デバイス用に適したアクチュエータユニットを提供できるものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
まず、第1の実施の形態に係る光スイッチの構成について説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る光スイッチ10は、穴11aが形成された基板であるプラットフォーム11と、外部から光が入力される光ファイバ21と、光ファイバ21に入力された光を略平行光にして出射するレンズ22と、光が入射されるレンズ23と、レンズ23に入射した光を外部に出力する光ファイバ24と、光が入射されるレンズ25と、レンズ25に入射した光を外部に出力する光ファイバ26と、プラットフォーム11に固定されてレンズ22、レンズ23およびレンズ25を保持するレンズホルダ27とを備えている。レンズ22から出射された光は、プラットフォーム11に固定された固定ミラー31によって、光反射素子としての可動ミラー32へ向かう方向に反射される。可動ミラー32は、アクチュエータユニット100によってプラットフォーム11の上面に対して垂直方向に移動可能である。図1(a)は、可動ミラー32を光の光路上に配した状態を示し、図1(b)は、可動ミラー32を光の光路上から外した状態を示す。図1(a)において、可動ミラー32は固定ミラー31によって反射された光をレンズ23に向けて反射する。一方、図1(b)では、固定ミラー31で反射された光は、プラットフォーム11に固定された固定ミラー33によってレンズ25に向けて反射される。可動ミラー32を駆動するアクチュエータユニット100は、プラットフォーム11の穴11aに一部が挿入された状態で、プラットフォーム11に固定されている。
図2から図4までに示すように、アクチュエータユニット100は、プラットフォーム11(図1参照)に固定される固定部本体110と、可動ミラー32(図1参照)が固定され固定部本体110に対して矢印101aで示す方向および矢印101bで示す方向に直線的に移動可能な可動子120とを備えている。アクチュエータユニット100は、固定部本体110および可動子120が一体化されている。
固定部本体110は、鉄(磁性材料)で構成されたコ字状部材111およびコ字状部材111に固定された鉄芯112で構成されたE字型ヨーク113と、鉄芯112がコ字状部材111に固定される前に鉄芯112が差し込まれたボビン114と、ボビン114に巻かれたコイル115と、プラットフォーム11に固定されるときの位置決め用のフランジ116と、可動子120の移動を案内する案内部としての2本の柱117a、117bとを有している。ここで、E字型ヨーク113は、固定部本体110に対する可動子120の移動の範囲における一方の端側に配置された一端部113aと、固定部本体110に対する可動子120の移動の範囲における他方の端側に配置された他端部113bとをコ字状部材111に有している。また、E字型ヨーク113は、固定部本体110に対する可動子120の移動の矢印101aで示す方向とは略直交する矢印101cで示す方向に可動子120に対して配置された直交部113cを鉄芯112に有している。また、鉄芯112およびコイル115は、図5に示すように一端部113aおよび他端部113bと直交部113cとを逆極性に磁化する電磁石118を構成している。また、図2から図4までに示すように、コイル115は、通電用の2本のリード115aを有している。また、フランジ116は、E字型ヨーク113に固定されている。また、柱117a、117bは、固定部本体110に対する可動子120の移動方向(矢印101aで示す方向)で互いに平行に延在しており、アルミナジルコニア等のセラミックス材料等の非磁性材料によって構成されている。これら柱117a、117bは、固定部本体110の一端部113aおよび他端部113bに形成された複数の穴111aにそれぞれ差し込まれて固定部本体110に固定されている。
可動子120は、永久磁石121と、永久磁石121を支持した可動子本体122とを有している。ここで、永久磁石121は、固定部本体110の一端部113a側、他端部113b側がそれぞれN極、S極であるプラスチックマグネットである。そして、永久磁石121は、固定部本体110の一端部113a、直交部113cおよび可動子120を介した磁気回路121a(図6(a)参照)と、固定部本体110の他端部113b、直交部113cおよび可動子120を介した磁気回路121b(図6(b)参照)とを生成するようになっており、一端部および他端部と可動子との間に磁力を発生させるようになっている。より詳細には、固定部本体110の一端部113aおよび他端部113bのうち可動子120から近い方に可動子120を付勢するようになっている。また、可動子本体122は、固定部本体110の一端部113aおよび他端部113bと永久磁石121が常に非接触となる位置に永久磁石121を固定しており、非磁性材料で構成されている。また、可動子本体122は、永久磁石121に対して矢印101aで示す方向に配置されて永久磁石121との間に空隙120Aを形成した空隙形成部としての一端側突出部122aと、永久磁石121に対して矢印101bで示す方向に配置されて永久磁石121との間に空隙120Bを形成した空隙形成部としての他端側突出部122bと、可動ミラー32が取り付けられるために突出した光学素子取付部122cとを有している。さらに、可動子本体122は、固定部本体110の柱117aが差し込まれて柱117aに摺動する摺動部としての穴部122d、122e(図7参照)と、固定部本体110の柱117bが差し込まれて柱117bに摺動する摺動部としての穴部122f、122g(図7参照)とを有している。ここで、穴部122d、122fは、一端側突出部122aに設けられており、穴部122e、122gは、他端側突出部122bに設けられている。
次に、光スイッチ10の動作について説明する。
アクチュエータユニット100によって可動ミラー32が移動させられて図1(a)に示す状態になると、外部から光ファイバ21に入力された光は、レンズ22から出射され、固定ミラー31、可動ミラー32に反射され、レンズ23に入射した後、光ファイバ24から外部に出力される。また、アクチュエータユニット100によって可動ミラー32が移動させられて図1(b)に示す状態になると、外部から光ファイバ21に入力された光は、レンズ22から出射され、固定ミラー31、固定ミラー33に反射され、レンズ25に入射した後、光ファイバ26から外部に出力される。即ち、光スイッチ10は、アクチュエータユニット100の動作に応じて光路を切り換えることができる。
以下、アクチュエータユニット100の動作について詳細に説明する。
電磁石118に所定の電圧が加えられて図5(a)に示すようにE字型ヨーク113の一端部113aおよび他端部113bがS極になり、直交部113cがN極になると、可動子120の永久磁石121とE字型ヨーク113の一端部113aとの間に磁気吸引力が発生するとともに、可動子120の永久磁石121とE字型ヨーク113の他端部113bとの間に磁気反発力が発生するので、可動子120が矢印101aで示す方向に移動する。可動子120の永久磁石121がE字型ヨーク113の他端部113bより一端部113a側にあるとき、図6(a)のような磁気回路121aが永久磁石121によって生成される。したがって、可動子120の永久磁石121がE字型ヨーク113の他端部113bより一端部113a側にあるときに、電磁石118への通電が停止されると、可動子120は、永久磁石121とE字型ヨーク113の一端部113aとの間の磁気吸引力(可動子の移動方向に作用する第一の磁気吸引力)によって、E字型ヨーク113の一端部113aに対して押し付けられ、その一端部1133aに接触した状態で維持される。
電磁石118に所定の電圧とは逆向きの電圧が加えられて、図5(b)に示すようにE字型ヨーク113の一端部113aおよび他端部113bがN極になり、直交部113cがS極になると、可動子120の永久磁石121とE字型ヨーク113の一端部113aとの間に磁気反発力が発生するとともに、可動子120の永久磁石121とE字型ヨーク113の他端部113bとの間に磁気吸引力が発生するので、可動子120が矢印101bで示す方向に移動する。可動子120の永久磁石121がE字型ヨーク113の一端部113aより他端部113b側にあるとき、図6(b)のような磁気回路121bが永久磁石121によって生成される。したがって、可動子120の永久磁石121がE字型ヨーク113の一端部113aより他端部113b側にあるときに、電磁石118への通電が停止されると、可動子120は、永久磁石121とE字型ヨーク113の他端部113bとの間の磁気吸引力(可動子の移動方向に作用する第一の磁気吸引力)によって、E字型ヨーク113の他端部113bに対して押し付けられ、その他端部113bに接触した状態で維持される。
ここで、可動子120の永久磁石121とE字型ヨーク113の直交部113cとの間には、図6に示すように磁気吸引力(可動子の移動方向と直交する方向に作用する第二の磁気吸引力)が発生するので、可動子120は、矢印101cで示す方向に常に柱117a、117bに押し付けられて、柱117a、117bに対して矢印101cで示す方向における位置が規定される。したがって、たとえば可動子120が柱117a、117bに案内されながらスムーズに移動可能なように図7に示すように可動子本体122の穴部122d〜122gの穴径が柱117a、117bの径より十分に大きく(例えば5%以上大きく)設定されたとしても、可動子120と柱117a、117bとの間には、機械的なガタが生じない。
なお、可動子120は、E字型ヨーク113の一端部113aおよび他端部113bの一方に接触している位置から一端部113aおよび他端部113bの他方に接触する位置まで、例えば10msec以下の短時間で移動する。アクチュエータユニット100は、可動子120が固定部本体110に対して移動しないときには電磁石118に通電される必要が無いので、可動子120が固定部本体110に対して短時間で移動することができれば通電時間を短くすることができ、省電力となる。
以上に説明したように、アクチュエータユニット100は、固定部本体110および可動子120が一体化されているので、実装を容易化することができるとともに実装による性能の変化を防止することができる。したがって、光スイッチ10は、組み立てを容易化できるとともに組み立てによる性能の変化を防止することができる。
また、アクチュエータユニット100は、可動子120の移動方向に延びる互いに平行な2本の柱117a、117bによって案内部が構成されている。これら2本の柱117a、117bは、可動子120と直交部113cとの間に発生する第二の磁気吸引力の方向に対して直交する仮想平面上に配されるように設けられている。第二の磁気吸引力の作用によって、可動子120の穴部122dおよび122eが一方の柱117aに押し付けられ、可動子120の穴部122fおよび122gが他方の柱117aおよび117bに押し付けられる。しかも、この押し付けに伴う一方の穴部122dおよび122eと柱117aとの接触部分、他方の穴部122fおよび122gと柱117bとの接触部分は、それぞれ同一平面内に収まるように(ここでは、第二の磁気吸引力の方向に対して直交する平面内に収まるように)構成されている。つまり、各穴部122d〜122gと各柱117aおよび117bとのそれぞれの接触部分をつなぐ仮想線が一つの平面を形成するように構成されている。したがって、第二の磁気吸引力に対して直交する方向への可動子120の傾倒を抑えることができる。
さらに、可動子120は、その移動範囲における一方端に位置するとき、固定部本体110の一端部113aに面で接触しており、かつ、その移動方向に作用する第一の磁気吸引力によりその一端部113aに対して押し付けられることで、上記第二の磁気吸引力の方向と平行に延びる軸を中心にした回転が抑制されている。
これら互いに直交する方向の第一および第二の磁気吸引力によって、可動子120の姿勢が規定されている。こうした可動子120の姿勢規定は、可動子120がその移動範囲における一方の端側に位置し、この可動子120に固定された可動ミラー32を光路の切り換え位置に配したときに必要となる。この実施形態においては、可動子120がその移動範囲における他方の端側に位置するとき、可動ミラー32を光路から外した状態であるため、可動子120の姿勢規定は基本的に不要である。しかし、別の実施形態において、可動子120がその移動範囲の他方の端側に位置するときに可動ミラー32を別の光路切り換え位置として用いる場合、この他方の端側に位置する可動子120も、一方の端側に位置するときと同じような手段によって、その姿勢を規定することができる。
また、柱117a、117bは、E字型ヨーク113の一端部113aおよび他端部113bに直接固定されているので、一端部113aおよび他端部113bに対して柱117a、117bを固定するための部材を特別に設ける場合と比較して、製造コストを低減することができるとともに、小型化することができる。
また、可動子120は、永久磁石121としてプラスチックマグネットを有しているので、永久磁石121として焼結磁石等を用いた場合と比較して軽量である。したがって、可動子120は、何れの方向に重力が働いても安定して動作し、実装される姿勢にかかわらず安定した性能を発揮することができる。なお、プラスチックマグネットは、バインダーとなるナイロン等の樹脂材料によって振動衝撃に対する耐性が高くなっているので、可動子120に設けられる永久磁石121として適している。
また、可動子120のうち永久磁石121以外の部分である可動子本体122は、非磁性材料で構成されている。これによって、アクチュエータユニット100は、可動子本体122を磁性材料によって構成する場合と比較して、可動子120をさらに軽量化している。なお、可動子本体122を磁性材料で構成した場合には、非磁性材料で構成した場合と比較して、固定部本体110との間に永久磁石121によって発生させられる磁気力を大きくできる。したがって、電磁石118が非通電のときに固定部本体110に対して可動子120が固定される力を大きくすることができる。これによって、アクチュエータユニット100は、永久磁石121が小さくてもよいので、小型化することができる。
また、可動子120は光学素子取付部122cを有しているので、可動ミラー32を可動子120に精度良く容易に固定することができる。また、固定部本体110は、フランジ116を有しているので、プラットフォーム11に精度良く容易に固定することができる。したがって、アクチュエータユニット100は、図8(a)に示すように、フランジ116のうちプラットフォーム11との係合面116aと、可動子120が固定部本体110の一端部113aに接触しているときの可動ミラー32の光軸32aとの間隔32Aが、プラットフォーム11のうちフランジ116との係合面11bと、レンズ23の光軸23aとの間隔23Aと同一になるように、光学素子取付部122cおよびフランジ116の矢印101aで示す方向の長さが設定されていれば、アクチュエータユニット100をプラットフォーム11に固定するだけで、特別な調整をしなくても、図8(b)に示すように、可動ミラー32の光軸32aと、レンズ23の光軸23aとを精度良く合わせることができる。なお、図8においては、光ファイバ21、レンズ22および固定ミラー31の図示を省略している。
また、アクチュエータユニット100は、永久磁石121と可動子本体122の一端側突出部122aとの間に空隙120Aを形成するとともに、永久磁石121と可動子本体122の他端側突出部122bとの間に空隙120Bを形成することで、可動子120の永久磁石121が固定部本体110の一端部113aおよび他端部113bと常に非接触となる位置に配置されている。また、永久磁石121と固定部本体110の直交部113Cとの間に空隙120Cが形成されるように、固定部本体110の各柱117aおよび117bに対する可動子120の各穴部122d〜122gの位置が設定されている。これにより、永久磁石121が固定部本体110のE字型ヨーク113と接触可能な位置に配置されている構成と比較して、固定部本体110および可動子120の間に永久磁石121によって発生する磁力(第一の磁気吸引力および第二の磁気吸引力)を小さくすることができ、電磁石118に通電されていないときに固定部本体110に対して可動子120が固定される力を小さくすることができる。したがって、アクチュエータユニット100は、固定部本体110に対して可動子120を移動させるときに電磁石118に加える必要がある電圧を小さくすることができる。これら永久磁石121と固定部本体110のE字型ヨーク113との間の空隙120A、120Bおよび120Cの大きさは、永久磁石121の磁力や電磁石118の起磁力の大きさ、可動子120の移動に対する摩擦抵抗の大きさなどによって、適宜調整することができる。
柱117a、117bは非磁性材料によって構成されている。したがって、これら柱117a、117bを介した永久磁石121の磁気回路が生成されることを抑制することができる。もちろん、柱117a、117bは、磁性材料によって構成されていても良い。柱117a、117bを磁性材料によって構成する場合、アクチュエータユニット100は、柱117a、117bを介した永久磁石121の磁気回路が生成されるので、磁気回路121a、121bによって発生させられる磁気力を柱117a、117bの太さ、形状又は材料の調整によって調整することができる。また、柱117a、117bを磁性材料によって構成する場合、アクチュエータユニット100は、セラミックス等より安価な鉄系の材料で柱117a、117bを構成することができるので、製造コストを低減することができる。
なお、柱117a、117bと穴部122d、122eとが互いに接触する表面部分は、少なくとも一方を固体潤滑材料によって構成しても良い。この構成によれば、可動子120は長期間安定した性能を発揮することができる。ここで、固体潤滑材料は、潤滑油等を用いる湿式潤滑材と異なり、プリズムやミラー等の光学素子を汚さないので、特に光スイッチ等の光デバイスに適している。なお、部材の表面部分を固体潤滑材料によって構成する方法としては、表面部分に例えばフッ素コートや二硫化モリブデンコート等の固体潤滑材料のコーティングを施す方法や、部材自体を固体潤滑材料によって構成する方法等がある。
また、固定部本体110の一端部113aおよび他端部113bと可動子120の一端側突出部122aおよび他端側突出部122bとのそれぞれ互いに接触する表面部分は、少なくとも一方を固体潤滑材料によって構成しても良い。この構成によれば、可動子120と固定部本体110とが凝着することを防止でき、例えば数ヶ月以上の長期間放置後であっても可動子120が安定して動作できる。
また、図9に示すように、可動子120の一端側突出部122aは、固定部本体110の一端部113aと接触する部分を突起122hによって構成しても良い。この構成によれば、可動子120と固定部本体110とが互いに接触する部分は、その接触面積が小さいために凝着することを防止でき、例えば数ヶ月以上の長期間放置後であっても可動子120が安定して動作することができる。さらに、突起122hが固体潤滑材料によって構成されていれば、更に長期間放置後であっても安定した性能を発揮することができる。この突起122は、図10に示すように、同一直線状に無い3つ以上で構成することによって、一端側突出部122aが一端部113aに接触したときの固定部本体110に対する可動子120の姿勢を安定させている。もちろん、こうした突起122は、固定部本体110の一端部113a側に設けることもできる。また、可動子120の他端側突出部122bあるいは固定部本体110の他端部113bに対しても同じように設けることができる。
上述した光スイッチ10は、1×2光スイッチであるが、1×2光スイッチ以外の光スイッチ(例えば1×4光スイッチ)についてもアクチュエータユニット100と同様なアクチュエータユニットを複数用いて同様に構成することができる。
(第2の実施の形態)
続いて、第2の実施の形態に係る光スイッチの構成について説明する。
なお、本実施の形態に係る光スイッチの構成のうち、第1の実施の形態に係る光スイッチ10(図1参照)の構成と同様な構成については、図面において光スイッチ10の構成と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施の形態に係る光スイッチは、図1に示した光スイッチ10において、可動ミラー32を駆動するアクチュエータユニット100に代えて、図11に示すアクチュエータユニット200を備えた構成である。
アクチュエータユニット200は、図2に示すアクチュエータユニット100において、固定部本体110および可動子120に代えて、図11に示す固定部本体210および可動子220を備えた構成である。また、アクチュエータユニット200は、固定部本体210および可動子220が一体化されている。上述のアクチュエータユニット100では可動子120が永久磁石121を有していたのに対して、このアクチュエータユニット200は、固定部本体210が永久磁石214a、214bを有している。
固定部本体210は、図2に示すE字側ヨーク113およびフランジ116に代えて、永久磁石214a、214bが固定されたE字型ヨーク213を備えた構成である。このE字型ヨーク213は、鉄(磁性材料)で構成されたコ字状部材211およびコ字状部材211に固定された鉄芯112を含む。ここで、柱117a、117bは、固定部本体210の一端部113aおよび他端部113bに形成された穴211aに差し込まれて固定部本体210に固定されている。また、永久磁石214a、214bは、固定部本体210の一端部113a側、他端部113b側がそれぞれN極、S極である。そして、永久磁石214a、214bは、一端部113aおよび他端部113bと可動子220との間に磁力を発生するようになっている。
可動子220は、磁性材料で構成されている。この可動子220の形状は、図2に示す可動子120から永久磁石121を除いた形状とほぼ同様である。
次に、アクチュエータユニット200の動作について説明する。
E字型ヨーク213の一端部113aが永久磁石214a、214bのN極側であり、他端部113bが永久磁石214a、214bのS極側である。他端部113bの磁気極性がほぼ無くなるように電磁石118に所定の電圧が加えられると、図12(a)に示すように、一端部113aは、他端部113bより磁気力が大きいN極になり、直交部113cは、S極になる。一端部113aの磁気力が他端部113bの磁気力より大きくなると、一端部113aと可動子220との間の磁気吸引力が、他端部113aと可動子220との間の磁気吸引力より大きくなり、可動子220が矢印101aで示す方向に移動する。E字型ヨーク213の一端部113aが永久磁石214a、214bによって磁化されているので、可動子220がE字型ヨーク213の他端部113bより一端部113a側にあるときに電磁石118への通電が停止されると、可動子220は、E字型ヨーク213の一端部113aとの間の磁気吸引力(可動子の移動方向に作用する第一の磁気吸引力)によって、E字型ヨーク213の一端部113aに接触した状態で維持される。
また、一端部113aの磁気極性がほぼ無くなるように電磁石118に所定の電圧が加えられると、図12(b)に示すように、他端部113bは、一端部113aより磁気力が大きいS極になり、直交部113cは、N極になる。他端部113bの磁気力が一端部113aの磁気力より大きくなると、他端部113bと可動子220との間の磁気吸引力が、一端部113aと可動子220との間の磁気吸引力より大きくなり、可動子220が矢印101bで示す方向に移動する。E字型ヨーク213の他端部113bが永久磁石214a、214bによって磁化されているので、可動子220がE字型ヨーク213の一端部113aより他端部113b側にあるときに電磁石118への通電が停止されると、可動子220は、E字型ヨーク213の他端部113bとの間の磁気吸引力(可動子の移動方向に作用する第一の磁気吸引力)によって、E字型ヨーク213の他端部113bに接触した状態で維持される。
ここで、電磁石118が通電されて図12に示すようにE字型ヨーク213の直交部113cが電磁石118によって磁化されると、可動子220と直交部113cとの間には磁気吸引力(可動子の移動方向と直交する方向に作用する第二の磁気吸引力)が発生するので、可動子220は、矢印101cで示す方向に柱117a、117bに押し付けられて、柱117a、117bに対して矢印101cで示す方向における位置が安定する。
以上に説明したように、アクチュエータユニット200は、固定部本体210および可動子220のうち固定部本体210のみが永久磁石214a、214bを有した構成を有している。したがって、アクチュエータユニット200は、第1の実施の形態に係るアクチュエータユニット100(図2参照)のように可動子220が永久磁石を有する場合と比較して、可動子220が軽量であり、何れの方向に重力が働いても可動子220が安定して動作するので、実装される姿勢にかかわらず安定した性能を発揮することができる。
(第3の実施の形態)
引き続き、第3の実施の形態に係る光スイッチの構成について説明する。
なお、本実施の形態に係る光スイッチの構成のうち、第1の実施の形態に係る光スイッチ10(図1参照)の構成と同様な構成については、図面において光スイッチ10の構成と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施の形態に係る光スイッチは、図1に示した光スイッチ10において、可動ミラー32を駆動するアクチュエータユニット100に代えて、図13から図15までに示すアクチュエータユニット300を備えた構成である。
アクチュエータユニット300は、図2に示すアクチュエータユニット100における固定部本体110および可動子120に代えて、図13に示す固定部本体310および可動子320を備えた構成である。また、アクチュエータユニット300は、固定部本体310および可動子320が一体化されている。
固定部本体310は、図2に示すE字型ヨーク113、フランジ116および柱117a、117bに代えて、E字型ヨーク313およびフランジ316を備えた構成である。E字型ヨーク313は、鉄(磁性材料)で構成されたコ字状部材311およびコ字状部材311に固定された鉄芯112(図示していない)を含む。フランジ316は、このE字型ヨーク313に固定されており、固定部本体310をプラットフォーム11に固定するときの位置決め用であるとともに、可動子320の移動を案内する案内部として可動子320の移動方向(矢印101aで示す方向)に延在した長穴部316a、316bを有している。
可動子320は、永久磁石321と、永久磁石321を支持した可動子本体322と、固定部本体310の長穴部316a、316bに差し込まれて長穴部316a、316bに摺動する摺動部としての2本の柱323a、323bとを有している。ここで、永久磁石321は、固定部本体310の一端部113a側がN極で、他端部113b側がS極である。そして、永久磁石321は、固定部本体310の一端部113aおよび他端部113bのうち可動子320から近い方に可動子320を付勢するようになっている。また、可動子本体322は、固定部本体310の一端部113aおよび他端部113bと永久磁石321が常に非接触となる位置に永久磁石321を固定しており、非磁性材料で構成されている。また、可動子本体322は、可動ミラー32を取り付けるために突出した光学素子取付部322aを有している。また、柱323a、323bは、可動子320の移動方向(矢印101aで示す方向および矢印101cで示す方向)と直交する方向に互いに平行に延在しており、アルミナ、ジルコニア等のセラミックス材料等の非磁性材料によって構成されている。これら柱323a、323bは、可動子本体322に形成された複数の穴322cにそれぞれ差し込まれて可動子本体322に固定されている。
アクチュエータユニット300は、第1の実施の形態に係るアクチュエータユニット100と同様に動作する。
以上に説明したように、アクチュエータユニット300において、柱323aおよび323bは、可動子320と固定本体部310の直交部113c(図13では図示しない)との間に発生する第二の磁気吸引力によって、長穴部316aおよび316bの両方に押し付けられるように構成されている。しかも、この押し付けに伴う柱323aおよび323bと長穴部316aおよび316bとのそれぞれの接触部分は、同一平面内に収まるように構成されている。これによれば、第二の磁気吸引力に対して直交する方向への可動子320の傾倒を抑えることができる。
上述した各実施の形態においては、本発明に係るアクチュエータユニットが光スイッチに適用された例について説明しているが、本発明に係るアクチュエータユニットは、光スイッチ以外の光デバイス(例えば、光シャッタ、可変光減衰器、可変波長フィルタ器、可変波長分散保証器、光学部品検査器等)にも適用することができ、光スイッチ以外の光デバイスに適用されたときにも、光スイッチに適用されたときと同様な効果を得ることができる。
以上のように、本発明に係るアクチュエータユニットは、移動させた可動子の姿勢を規定してその傾きを抑制できるという効果を有し、光通信システム用のアクチュエータユニット等として有用である。
(a)アクチュエータユニットの可動子が固定部本体の一端部側に位置するときの本発明の第1の実施の形態に係る光スイッチの外観斜視図 (b)アクチュエータユニットの可動子が固定部本体の他端部側に位置するときの図1(a)に示す光スイッチの外観斜視図 可動子が固定部本体の一端部側に位置するときの図1に示すアクチュエータユニットの外観斜視図 図2に示すアクチュエータユニットの上面図 可動子が固定部本体の一端部側に位置するときの図2に示すアクチュエータユニットの側面図 (a)可動子が固定部本体の他端部側に位置する状態で直交部がN極になるように電磁石に通電されたときの図3のI−I矢視断面図 (b)可動子が固定部本体の一端部側に位置する状態で直交部がS極になるように電磁石に通電されたときの図3のI−I矢視断面図 (a)可動子が固定部本体の一端部側に位置する状態で電磁石に通電されていないときの図3のI−I矢視断面図 (b)可動子が固定部本体の他端部側に位置する状態で電磁石に通電されていないときの図3のI−I矢視断面図 図2に示すアクチュエータユニットの可動子近傍の上面図 (a)アクチュエータユニットが固定される前の図1に示す光スイッチの側面図 (b)アクチュエータユニットが固定された後の図1に示す光スイッチの側面図 (a)本発明の第1の実施の形態に係る光スイッチのアクチュエータユニットの図2に示す例とは異なる例での外観斜視図 (b)図9(a)に示すアクチュエータユニットの正面図 図9に示すアクチュエータユニットの可動子の外観斜視図 本発明の第2の実施の形態に係る光スイッチのアクチュエータユニットの外観斜視図 (a)可動子が固定部本体の他端部側に位置する状態で直交部がS極になるように電磁石に通電されたときの図11に示すアクチュエータユニットの側面断面図 (b)可動子が固定部本体の一端部側に位置する状態で直交部がN極になるように電磁石に通電されたときの図11に示すアクチュエータユニットの側面断面図 本発明の第3の実施の形態に係る光スイッチのアクチュエータユニットの外観斜視図 図13に示すアクチュエータユニットの固定部本体の外観斜視図 図13に示すアクチュエータユニットの可動子の外観斜視図
符号の説明
10 光スイッチ(光デバイス)
11 プラットフォーム
32 可動ミラー(光反射素子)
100 アクチュエータユニット
110 固定部本体
113a 一端部
113b 他端部
113c 直交部
116 フランジ
117a、117b 柱(案内部)
118 電磁石
120 可動子
120A、120B 空隙
121 永久磁石
122a 一端側突出部(空隙形成部)
122b 他端側突出部(空隙形成部)
122c 光学素子取付部
122d、122e、122f、122g 穴部(摺動部)
122h 突起
200 アクチュエータユニット
210 固定部本体
214a、214b 永久磁石
220 可動子
300 アクチュエータユニット
310 固定部本体
316 フランジ
316a、316b 長穴部(案内部)
320 可動子
321 永久磁石
322a 光学素子取付部
323a、323b 柱(摺動部)

Claims (6)

  1. 光信号の光路を切り換えるためにその光路に対して光反射素子を移動させるアクチュエータユニットであって、前記光反射素子が固定された可動子と、この可動子を移動可能に支持した固定部本体とを備え、
    前記固定部本体は、前記可動子の移動範囲における一方の端側に配置された一端部と、前記移動範囲における他方の端側に配置された他端部と、これら一端部と他端部との間で前記可動子の移動方向に対して略直交する方向に配置された直交部とを含むE字型ヨークを有するとともに、さらに、当該E字型ヨークの前記一端部および前記他端部と前記直交部とを逆極性に磁化する電磁石と、前記可動子の前記移動範囲内における移動を案内する案内部とを有し、
    前記可動子は、前記固定部本体の前記案内部を摺動する摺動部を有し、
    前記固定部本体および前記可動子の少なくとも一方は、前記固定部本体の前記一端部および前記他端部と前記可動子との間に磁力を発生させる永久磁石を有した、アクチュエータユニットにおいて、
    前記可動子は、前記移動範囲における一方端に位置するとき、前記永久磁石により前記一端部との間に発生した第一の磁気吸引力によって、前記一端部に対して押し付けられるとともに、前記永久磁石または前記電磁石により前記直交部との間に発生した第二の磁気吸引力によって、前記摺動部が前記固定部本体の前記案内部に押し付けられることを特徴とする、アクチュエータユニット。
  2. 前記可動子の前記摺動部は、前記第二の磁気吸引力によって前記固定部本体の前記案内部に押し付けられるとき、当該案内部に対する接触部分をつなぐ仮想線が一つの平面を形成するように構成されている、請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記固定部本体の前記案内部は、前記可動子の移動方向に延びて当該固定部本体の前記一端部および前記他端部に固定されるとともに、前記第二の磁気吸引力の方向に対して直交する仮想平面上に配されるように二箇所に設け、
    前記可動子の前記摺動部は、それら二箇所の当該案内部に対応するように設け、かつ、前記第二の磁気吸引力によってそれら二箇所の案内部の両方に対して接触するように押し付けられる、請求項2に記載のアクチュエータユニット。
  4. 前記可動子が前記永久磁石を有し、この可動子に備えた当該永久磁石が前記直交部との間に前記第二の磁気吸引力を発生することを特徴とする、請求項1に記載のアクチュエータユニット。
  5. 前記可動子は、前記第二の磁気吸引力によって前記摺動部が前記固定部本体の前記案内部に押し付けられた状態で、前記永久磁石と前記固定部本体の前記直交部との間に空隙を形成するように構成するとともに、前記移動範囲における一方端に位置するとき、前記永久磁石と前記固定部本体の前記E字型ヨーク一端部との間に空隙を形成し、かつ、前記移動範囲における他方端に位置するとき、前記永久磁石と前記固定部本体の前記他端部との間に空隙を形成するように構成したことを特徴とする、請求項4に記載のアクチュエータユニット。
  6. 前記案内部を含む前記固定部本体と前記摺動部を含む前記可動子との互いの接触部分のうち少なくとも一方は、固体潤滑材料によって構成したことを特徴とする、請求項1に記載のアクチュエータユニット。
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