JPWO2005041658A1 - ゲル材 - Google Patents

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Abstract

ゲル中に存在させる固体とゲルとの比重が調整されたものにすることにより、ゲル中に程好く散在させることができ、また固体を位置決め手段により位置決めされた状態で散在させることで、ゲル中における固体の位置を定位置に再現することができ、しかも多機能に富んだゲル材を提供することを課題とする。当該課題を解決するため、固体を任意手段によってゲル中に程好く散在させたものにしている。すなわち、固体をゲルとの比重が調整されたものにすることにより、ゲル中に程好く散在させたものにすることができる。さらに、固体を位置決め手段により適宜に位置決めしたものにすることにより、ゲル中に程好く散在させたものにすることができる。

Description

この発明は、ゲル状の消臭剤、芳香剤、殺菌剤、殺虫剤などとして使用することができるゲル材に関する。
従来、この種のゲル材は、例えば図10に示したように、透明もしくは半透明の内部が透視可能な容器21中に天然植物装飾体22を入れ、その容器21に香料を含有する透明油性ゲル23を充填してなるものとしている(特許文献1)。
特開平11−276567号公報(第2、3頁、図2)
したがって、上記従来のゲル材は、透明油性ゲル中に天然植物装飾体が安定に封入され、透明もしくは半透明で内部が透視可能な容器を介して良好な美観を呈する。
しかしながら、上記従来のゲル材は、天然植物装飾体の比重についてはまったく考慮されていないので、天然植物装飾体をゲル中に存在させる場合に、比重の高低によって上方や下方に移動してしまい、均衡をとった状態で存在させることができないという問題点を有していた。
さらに、上記従来のゲル材は、ゲル中に存在させる天然植物装飾体の位置を常に定位置に再現することができないという問題点を有していた。
また、上記従来のゲル材は、天然植物装飾体を存在させているといっても、単にその天然植物装飾体により良好な美観が得られるだけであり、その他には芳香剤としての機能しか発揮することができないという問題点を有していた。
そこで、この発明は、上記従来の問題点を解決することをその課題としており、ゲル中に存在させる固体とゲルとの比重が調整されたものにすることにより、ゲル中に程好く存在させることができ、また固体を位置決め手段により位置決めされた状態で散在させることで、ゲル中における固体の位置を定位置に再現することができ、しかも多機能に富んだゲル材を提供することを目的としてなされたものである。
そのため、この発明のゲル材は、固体を任意手段によってゲル中に程好く散在させたものにしている。
すなわち、この発明のゲル材では、固体をゲルとの比重が調整されたものにすることにより、ゲル中に程好く散在させたものにすることができる。例えば、固体の比重をゲルの比重と等しいもの、ゲルの比重より重いもの、ゲルの比重より軽いものの三種を混ぜたものとすることができる。このようにすれば、固体をゲルの上部、中部、下部において満遍なく散在させたものとすることができる。
さらに、この発明のゲル材では、固体を位置決め手段により適宜に位置決めしたものにすることにより、ゲル中に程好く散在させたものにすることができる。例えば、位置決め手段として、任意の形状に変形できる串、枠体、網状体、収容体の少なくとも何れか一種にて、前記固体が位置決めされた状態で散在させることで、ゲル中における固体の位置に再現性を持たせることができる。
また、この発明のゲル材では、ラメなどの装飾体を配合することで、ゲル中に光を分散・散乱させて、ラメによる特有の効果を発揮することができる。
この発明においてゲルとは、油性、水性を問わず、ゲル状態にあるもの、またゲル状態になくてもゲル化剤でゲル化されるものであればよく、ゲル化剤としては、寒天(凝固点が37〜41℃、好ましくは38〜40℃であるものが、離水が少なく好ましい)、カラギーナン、ローカストビーンガム、グアーガム、アラビアガム、ゼラチン、ペクチン、デンプン、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニールアルコール、ポリアルキルアミド、ポリアクリル酸などの1種又は2種以上からなる。これらのゲル化剤のうち、寒天、カラギーナン、ローカストビーンガムの混合物又は寒天単剤が好ましい。寒天としては弾力寒天大和、UM−11KS、S8(以上伊那食品工業株式会社製)等が使用される。また、寒天の原料である紅藻類は天草、オゴノリ、オバクサ、伊谷草のいずれか1種でも2種以上でもよい。さらに天草の産地は日本、モロッコ、チリ、韓国、スペイン、オゴノリの産地は日本、チリ、南アフリカ、アルゼンチン、オゴノリの養殖地としてはチリ、台湾、ベトナム、中国等があるがそのいずれのものでもよい。さらに、乳酸塩(ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩)を添加することで、ゲルの保形性などをより向上させることもできる。これら乳酸塩のうち、乳酸カルシウムが好ましい。但し、寒天単剤の場合は乳酸塩を添加しなくてもよい。
前記ゲル化剤は、全量にたいして0.5〜3重量%、好ましくは1〜2.5重量%となるように配合すればよい。
前記寒天は、ゲル化剤全量に対して5〜95重量%、好ましくは10〜50重量%となるように含有するのがよい。
前記乳酸塩はゲル化剤全量に対して5〜40重量%、好ましくは10〜30重量%となるように添加するのがよい。
この発明において固体とは、ゲル中のゲルとの比重が調整された固体の場合は、水性、油性の機能性化合物が保持できるものを含み、機能性樹脂(機能性塗料(活性炭塗料など)を塗布したもの、消臭剤、脱臭剤、殺菌剤、香料などを練り込んだもの)、機能性無機粉体(水酸化アルミニウム、酸化マグネシウムなど)、ゼオライト、シリカ、シリカゲル、コロイダル・シリカ、チタン(光触媒など)、炭、木炭(白炭、黒炭)、炭粉、備長炭、オガ炭、ナラ炭、竹炭、活性炭、ヤシ殻炭、活性ヤシ殻炭、ヤシ殻活性炭、添着炭(酸を添加してアンモニアの脱臭力を高めたもの)、孟宗竹パウダー、炭パウダー、竹炭パウダー、活性炭素繊維、備長炭シート、合成吸着剤(白色等、色も何ら制限されない)などをこのまま、若しくはこれらを球状、半球状、立方体状、直方体状、卵形状、円形状、矩形状、星形状などに成形してもよく、この発明の実施を損なわないかぎり限定されない。
前記ゲルは、透明、半透明あるいは不透明の何れであってもよいが、ゲル中にラメを配合する場合には透明あるいは半透明とするのが好ましい。また、ゲルには、各種の機能性化合物、添加剤、溶媒を配合できる。このようなものとしては、例えば防虫剤、殺虫剤、忌避剤、殺卵剤、共力剤、安定化剤、保湿剤、防腐剤、色素、香料、殺菌剤、殺ダニ剤、消臭剤、芳香剤、空気清浄剤、脱臭剤などを挙げることができる。具体的には、常温揮発性の防虫精油類として、ローズオイル、ジャスミンオイル、パーチェリーオイル、カーネーションオイル、ミントオイル、オレンジオイル、ベルガモモットオイル、ベチェバオイル、スペアミントオイル、ユーカリオイル、キュベバオイル、ハッカオイル、レモングラスオイル、ローズマリーオイル、ラベンダーオイル、レモンオイル、セダーオイル、パインオイル、ティートリーオイル、カッシャオイル、イランイランオイル、ゼラニウムオイル、シトロネラーオイル、ういきょう油、松葉油、テレピン油、アニス油、橙皮油、丁子油、白壇油、樟脳油、ひのき油、カラムス油、ヘノポジ油、オコチア油、スパイク油、カヤプテ油、シダーウッド油などの1種または2種以上が挙げられる。また、これらの精油類に含まれるメントール、フィトンチッド、リモネン、ピネン、アネトール、カルボン、シネオール、ターピネオール、オイゲノール、ヒノキチオール、リナロール、サフロール、セドレン、アザロンなどの1種または2種以上を配合してもよい。これらの中でも、α−ピネン、スペアミントオイル、ユーカリオイル、キュベバオイル、ハッカオイル、レモングラスオイル、パインオイル、ローズマリーオイルおよびラベンダーオイルは、衣類害虫成虫に対する追い出し効果、侵入阻害効果、産卵阻害効果などを有することから、1種または2種以上を配合することが好ましい。殺虫剤として、エムペンスリン、トランスフルトリン、メトフルトリン、パラジクロロベンゼン、2,6,6−トリメチル−2,3−エポキシビシクロ〔3,1,1〕ヘプタン、ε−カプロラクタム、イミダゾール、バニリン、イタコン酸、アンゲリカラクトン、1,7,7−トリメチルトリシクロ〔2、2、1、0〕ヘプタン、6,6−ジメチル−2−メチルビシクロ〔3,11〕ヘプタン、デヒドロ酢酸、マンデル酸、2−エチリデン−5(または6)ホルミル−ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタンなどが挙げられる。忌避剤として、ディート、炭素数10〜11、沸点が200〜230°Cの範囲である脂肪酸鎖状エステル、カンファー、ナフタリン、シクロヘキサン、オキシム、フルオレイン、アセトナフテンなどが挙げられる。さらに、殺卵剤として、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールモノイソブチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、炭素数7〜13の分岐鎖飽和炭化水素、リモネン、ピネン、アネトール、レモンオイル、ベルガモットオイル、ういきょう油、松葉油、ハッカオイル、テレピン油、アニス油、シダーウッド油、ラベンダーオイル、ユーカリオイル、ティーツリーオイル、レモングラスオイル、スペアミントオイル、ゼラニウムオイル、ローズマリーオイル、ヒバ油などの1種または2種以上を配合してもよい。また、共力剤としてIBTA、IBTEなどを配合することができ、安定化剤としてBHT、BHAなどを配合してもよく、保湿剤としてグリセリンなどを配合してもよく、防腐剤としてサリチル酸、パラオキシ安息香酸エステルなどを配合してもよく、色素として青色1号、緑色3号、黄色203号などを配合してもよく、香料としてバニリン、フェニルエチルアルコール、ピペロナールなどを配合してもよい。
前記ゲルに配合できる各種成分は、ゲルの全量に対して0.5〜40重量%、好ましくは1〜30重量%となるように配合すればよい。また、これら各種成分を乳化、分散、溶解させるために、エタノール、プロピルアルコールなどの低級アルコール、グリセリン、ジエチレングリコール、ブチレングリコール、プロピレングリコール、ソルビトール、キシリトールなどの多価アルコール、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルなどの界面活性剤などの1種または2種以上を用いることができる。これらアルコール、界面活性剤は、ゲルの全量に対して0.5〜20重量%、好ましくは1〜10重量%となるように配合すればよい。
この発明のゲル材は、通常は開口部やガス透過性膜などの揮散手段を有する容器に収納されて用いられる。容器は、内部が透視可能なものとするのが好ましく、容器の材質としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ガラスなどを用いることができる。
この発明において、ラメとは、所謂偏光性粉末のことを総称し、フィルムやアルミニウムなどを層状に重ね合わせることにより、偏光性をもたせたシートをカットすることにより得られる。一般的にPET、ポリエチレン、ポリエステル、ポリメタアクリレートなどの樹脂類が積層に用いられる。また、積層フィルムに顔料により着色したものでもよい。さらに、この発明において、ラメとは、偏光性粉末ではないが、外見上、光を分散、散乱させているように感じられるもの、例えば、水酸化アルミニウムなどの白粒も含まれるものとする。なお、前記ラメは、ゲル中のゲルとの比重が調整されたものであれば、実施を損なわない限り材質、形状、大きさ、種類など制限されない。前記ラメを作製するには、市販の水性ペンキの所定量を可溶化ゲル溶液に予備分散した後、可溶化ゲル溶液に添加し分散させる。分散後、ラメが崩壊しないようにゆっくりと攪拌し、ボトル等に充填するようにしたり、また水不溶性粉体をゲル中に散在させるようにしてもよい。
この発明において散在とは、均一若しくは不均一な分散状態を含み、固体どうしが付くように固体表面に凹凸や差込孔とこれに差し込める突起を設けたり、直接接着してもよく、あるいは任意形状に変形できる枠体、網状体、収容体を併用してこの中に固体を収容して位置決めしたり、任意形状に変形できる串で固体を串刺しにした状態で位置決めしてゲル中の固体の位置決めをしてもよい。
この発明のゲル材の製法は、例えば、容器に固体をいれて、これにゲル化剤を溶解した溶液に、防虫精油を界面活性剤などに乳化させた溶液を加えて混合攪拌し、冷却、固化させることで製造できる。なお、上記の方法は一つの例であって、この発明のゲル材が得られるかぎり、その製造方法は上記のものに限定されるものではない。
また、この発明において、前記固体が炭の場合には、炭の粉、活性炭素繊維をバインダーで球形、卵形に固めたもの、あるいは球状の炭入りゲルを先に作製し、容器に前記炭粉固化物、或いは炭入りゲルを投入し、別途用意したゲル溶液を注入したのち、冷却固化させることで製造できる。具体的には、容器に水を秤取り、ゲル化剤を分散させ、これを90°C以上で20〜30分間攪拌溶解する。50°Cに冷却後、ビオサイド及びグリセリンを添加溶解する。このゲル溶液に所定量の炭原液を添加し、充分に攪拌分散させる。そして、45°Cに冷却した炭入りゲル溶液を氷冷したゲル固化液(アイソパーHに比重調整のためクロロフォルムを添加したもの、またはアジピン酸ジ−n−ブチル等)へピペット等で滴下する。ゲル液は液中で表面張力により丸くなり、ゆっくり落下しながら固化する。固化したゲルを取り出し、炭入りゲルとする。なお、炭入りゲルにキサンタンガム、グルコマンナン、ジェランガムを加えることにより、硬さを調節することができる。さらに、角状にする時はバットに流し込み板状にし、所定の寸法で切断する。
この発明のゲル材は、以上に述べたように構成されているので、ゲル中に存在させる固体をゲルとの比重が調整されたものにすることにより、ゲル中に程好く散在させることができ、また固体どうしを付けるか、任意の形状に変形できる串、枠体、網状体、収容体の少なくとも何れか一種にて固体を位置決めされた状態で散在させることで、ゲル中における固体の位置を定位置に再現することができ、さらにゲルとの比重が調整されたラメを配合することでゲル中に光を分散・散乱させてラメによる特有の効果を発揮させることができるものとなった。
この発明のゲル材の第1実施形態を示す半断面斜視図である。 この発明のゲル材の第2実施形態を示す半断面斜視図である。 この発明のゲル材の第3実施形態を示す半断面斜視図である。 この発明のゲル材の第4実施形態を示す半断面斜視図である。 この発明のゲル材の第5実施形態を示す半断面斜視図である。 この発明のゲル材の第6実施形態を示す半断面斜視図である。 この発明のゲル材の第7実施形態を示す半断面斜視図である。 この発明のゲル材の第8実施形態を示す半断面斜視図である。 この発明のゲル材の第9実施形態を示す半断面斜視図である。 従来のゲル材の一例を示す断面図である。
以下、この発明のゲル材を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
先ず、この発明のゲル材に用いるゲルを防虫剤とした場合の具体的な処方例1、2を表1、2に示し、さらにこの発明のゲル材に用いる固体を炭入りゲルとした場合の具体的な処方例1、2を表3、4に示す。なお、防虫剤、炭入りゲルともに、これらの処方にのみ限定されるものではない。
そして、この発明のゲル材は、表1、2に示したゲル状防虫剤に表3、4に示した炭入りゲルを混合して、防虫、消臭、脱臭の効果を有するものとした。ゲル状防虫剤と炭入りゲルの配合割合は、6:4〜9.5:0.5とすることができるが、好ましくは9:1である。
Figure 2005041658
Figure 2005041658
Figure 2005041658
Figure 2005041658
次に、この発明のゲル材の実施の形態を図面に基づき詳細に説明するが、この発明はこれら実施の形態にのみ限定されるものではない。
図1に示すゲル材は、容器1に消臭機能を有するゲル2が充填され、このゲル2中に木炭からなる固体3が散在している。また、容器1の開口1aには、用事開封する一枚のシート4と揮散孔付きシート5とでシールされ、更にキャップ6で密閉されている場合が示されている。
使用に際しては容器1のキャップ6を外し、揮散孔付きシート5を容器開口部に残しシート4を開封すると、消臭機能が発揮され、空気中のいやな臭いを消臭でき、木炭により、木炭特有の脱臭、浄化機能や調湿機能などが発揮される。また、木炭からなる固体3の比重は、ゲル2の比重と等しいもの、ゲル2の比重より重いもの、ゲル2の比重より軽いものの三種を混ぜたものにしているので、これらの固体3を前記ゲル2中に程好く散在させることができる。
図2に示すゲル材は、容器1に殺菌機能を有するゲル2が充填され、このゲル2中に樹脂からなる固体3が散在している以外は図1に示したものと同じである。この場合、樹脂からなる固体3の比重は、ゲル2の比重と等しいもの、ゲル2の比重より重いものの二種を混ぜたものにしているので、これらの固体3を前記ゲル2中に程好く散在させることができる。
図3に示すゲル材は、容器1に防虫機能を有するゲル2が充填され、このゲル2中に木炭からなる固体3が散在している以外は図1に示したものと同じである。この場合、木炭からなる固体3の個数を多くすることにより、ゲル2の嵩が減少したとき、固体3がゲル2から除々に露出して木炭の特有の効果が、より効率よく発揮されるようにしている。
図4に示すゲル材は、容器1に防虫機能を有するゲル2が充填され、このゲル2中にラメ7と共に木炭からなる固体3が散在している以外は図1に示したものと同じである。
図5に示すゲル材は、容器1に殺菌機能を有するゲル2が充填され、このゲル2中に樹脂からなる固体3が散在している。また、前記容器1は外容器8に収納され、この外容器8の天面には複数の揮散口9を有し、外容器8の正面には大きな窓10が開口され、容器1内のゲル2の減り方を視認できるように構成されている。また、前記容器1はキャップ6がない以外は図1に示したものと同じである。
図6に示すゲル材は、容器1に消臭機能を有するゲル2が充填され、このゲル2中に木炭からなる固体3が散在している。さらに、このゲル2に縦方向および/または横方向の外気に直接連通する孔11を開け、ゲル2の表面積を増大させ、外気との接触面を大きくして、孔11を介して直接的に脱臭作用などの機能を発揮するようにしている。
図7に示すゲル材は、容器1に防虫機能を有するゲル2が充填され、このゲル2中に、木炭からなる固体3が通気性膜12(微多孔膜を魚や動物の形、球形、卵形などの立体感のある形状をしたパックとして、この中に機能性物質を封入したり、球状成形膜としてこの中に機能性物質を封入してもよい)で覆われた状態で散在しており、通気性膜12を介して間接的に脱臭作用などの機能を発揮するようにしている。
図8に示すゲル材は、容器1に防虫機能を有するゲル2が充填され、このゲル2中に、木炭からなる固体3が通気性仕切り13(有蓋無底筒でゲル中を仕切り、この筒に機能性物質を隔離収納している)を介して、間接的に脱臭作用などの機能を発揮するようにしている。
図9に示すゲル材は、容器1に防虫機能を有するゲル2が充填され、木炭からなる固体3が通気性囲い14(網、膜などで球状中空収容体を成形し、この中に機能性物質を隔離収容してある)で囲み、かつ串15で各固体3を繋ぎ、ゲル2中で各固体3の位置決めがなされている。この場合、間接的に固体3の脱臭作用などの機能を発揮できると共に、位置決めにより固体3の位置を定位置に再現することができる。

Claims (4)

  1. 固体を任意手段によってゲル中に程好く散在させたことを特徴とするゲル材。
  2. 固体をゲルとの比重が調整されたものにすることにより、ゲル中に程好く散在させたことを特徴とする請求項1記載のゲル材。
  3. 固体を位置決め手段により適宜に位置決めしたものにすることにより、ゲル中に程好く散在させたことを特徴とする請求項1記載のゲル材。
  4. ラメを配合したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のゲル材。
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