JPWO2004095972A1 - ヘアーカーラー、これを用いたヘアーウエーブ装置及び該装置を用いたヘアーウエーブ施術方法 - Google Patents
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Abstract
端子2を植設したキャップ1の内側の端子に被覆材で被覆された熱線4を接続し、その外側に配設した円筒状の伝熱体5に前記熱線4を巻着してなる発熱体7が、一端に開口部12を有する耐熱プラスチックからなるロッド8内に収容され、前記開口部12が前記キャップ1により封止されていることを特徴とするヘアーカーラーを開示する。本発明は、ヘアーカーラーの軽量化を図り、ヘアーウエーブ装置の簡略化を図るとともに、施術の作業性及び被施術者の自由度を高めたヘアーウエーブ施術方法を提供することができる。
Description
本発明は、頭髪にパーマネントウェーブを施術する際に用いるヘアーカーラー、これを用いたヘアーウエーブ装置及び該装置を用いたヘアーウエーブ施術方法に関する。
従来のヘアーウエーブ装置としては、例えば、日本国特許第2798374号公報に記載されているように、懸架された分電箱から延線されたコードの他端に、ヘアーカーラーを着脱自在に接続すると共に、このヘアーカーラーがコードに接続された状態において、前記分電箱から任意の位置にヘアーカーラーを吊り下げ可能にする吊り下げ紐を出入できる巻き込みドラムを備えたヘアーウェーブ装置であって、該ヘアーカーラーは、着脱自在用のピンジャックの端子にリード線を介してセラミックヒータが接続され、更に、ピンジャックのボデーにはセラミックヒータを挟むように2本のステーが植設され、且つ、そのステーの先端にはナットが固着されると共に、前記ピンジャックのボデーに形成された縮径断部にはセラミックパイプが被嵌され、このセラミックパイプの他端開口部に中心孔を有するキャップを被せ、このキャップの中心孔に押し座を有するフック付きネジを貫通させ、且つ、前記ナットに螺合して一括固定して構成されている。
そして、このヘアーウエーブ装置は被施術者の頭上に配置され、その分電箱から懸吊するように延線されるコードに接続された複数個のヘアーカーラーは、被施術者の頭髪にセットされる。
しかしながら、上記したヘアーウエーブ装置においては、ヘアーカーラーのロッドにセラミックパイプを使用しているために重量が大きく、これを軽減するためにヘアカーラーをその先端に設けたフックに引っ掛けた紐で吊るす必要があり、従って、操作が面倒で、コードと吊し紐とが交錯して作業性が悪いという問題を含んでいる。また、重量が大きいために、1本のコードに1個のヘアーカーラーを吊しているためコード数が多くなり、このコード数に更に上記した吊し紐が加わるので益々複雑な構造にならざるをえず、ヘアーカーラーの重量が更に大きくなる。
そのため、このようなヘアーウエーブ装置においては、ヘアーカーラーの重さが被施術者の頭部に伝達されないように配慮しなければならない。そのため、被施術者の頭上に配設された分電箱に吊り下げ紐の巻き込みドラムを設け、この巻き込みドラムから繰り出す紐の長さを調節したり、また、ヘアーカーラーの片端又は両端に設けられたフックに吊し紐を引っ掛け、被施術者の頭部に荷重が掛からないように紐の長さを調節してテンションの掛かった状態になるように懸吊した状態で施術が行われる。
かくして、ヘアーウエーブ施術中に、被施術者が頭を最初に調節した位置から左右前後に動かしたりすると、コードや吊し紐のテンション状態が変化しバランスがくずれ、コードや吊し紐が弛緩した状態となるとヘアーカーラーの重量が直接頭部に掛かり被施術者に苦痛を与えることになり、逆に、コードや吊し紐が緊張し過ぎると毛髪を引っ張ることになり、これも被施術者に不快感を与えることになる。そのため、被施術者は施術の最初から終わりまで、最初の姿勢を保たねばならず、自由度が失われ甚だ苦痛な状態に置かれてしまう。更にまた、ヘアーカーラーは頭上から吊り下げられる懸吊方式であり、多数のコードと吊し紐とが入り乱れ、これらを避けながら施術することになるため、極めて作業性が悪いのが実情である。
本発明は上記実情に鑑み、ヘアーカーラーの軽量化を図り、これによって、1本のコードに複数個のヘアーカーラーを接続し、コード数を減らすとともに吊し紐を不要とし、その結果、コードや紐によりヘアーカーラーにかかる重量を大巾に減少させるとともに、コード数も少なくてすむので装置が簡単になり、作業性を飛躍的に向上させ、また、従来のように、コードをテンションの掛かった懸吊方式ではなく、コードを弛緩させた状態での施術を可能として、パーマ施術の作業性を大幅に改善するとともに、施術中における被施術者の自由度を拡大し、とりわけ頭上からの圧迫感を解消し、リラックスした状態でのヘアーウエーブ施術を受けることを可能にすることを目的とする。
そして、このヘアーウエーブ装置は被施術者の頭上に配置され、その分電箱から懸吊するように延線されるコードに接続された複数個のヘアーカーラーは、被施術者の頭髪にセットされる。
しかしながら、上記したヘアーウエーブ装置においては、ヘアーカーラーのロッドにセラミックパイプを使用しているために重量が大きく、これを軽減するためにヘアカーラーをその先端に設けたフックに引っ掛けた紐で吊るす必要があり、従って、操作が面倒で、コードと吊し紐とが交錯して作業性が悪いという問題を含んでいる。また、重量が大きいために、1本のコードに1個のヘアーカーラーを吊しているためコード数が多くなり、このコード数に更に上記した吊し紐が加わるので益々複雑な構造にならざるをえず、ヘアーカーラーの重量が更に大きくなる。
そのため、このようなヘアーウエーブ装置においては、ヘアーカーラーの重さが被施術者の頭部に伝達されないように配慮しなければならない。そのため、被施術者の頭上に配設された分電箱に吊り下げ紐の巻き込みドラムを設け、この巻き込みドラムから繰り出す紐の長さを調節したり、また、ヘアーカーラーの片端又は両端に設けられたフックに吊し紐を引っ掛け、被施術者の頭部に荷重が掛からないように紐の長さを調節してテンションの掛かった状態になるように懸吊した状態で施術が行われる。
かくして、ヘアーウエーブ施術中に、被施術者が頭を最初に調節した位置から左右前後に動かしたりすると、コードや吊し紐のテンション状態が変化しバランスがくずれ、コードや吊し紐が弛緩した状態となるとヘアーカーラーの重量が直接頭部に掛かり被施術者に苦痛を与えることになり、逆に、コードや吊し紐が緊張し過ぎると毛髪を引っ張ることになり、これも被施術者に不快感を与えることになる。そのため、被施術者は施術の最初から終わりまで、最初の姿勢を保たねばならず、自由度が失われ甚だ苦痛な状態に置かれてしまう。更にまた、ヘアーカーラーは頭上から吊り下げられる懸吊方式であり、多数のコードと吊し紐とが入り乱れ、これらを避けながら施術することになるため、極めて作業性が悪いのが実情である。
本発明は上記実情に鑑み、ヘアーカーラーの軽量化を図り、これによって、1本のコードに複数個のヘアーカーラーを接続し、コード数を減らすとともに吊し紐を不要とし、その結果、コードや紐によりヘアーカーラーにかかる重量を大巾に減少させるとともに、コード数も少なくてすむので装置が簡単になり、作業性を飛躍的に向上させ、また、従来のように、コードをテンションの掛かった懸吊方式ではなく、コードを弛緩させた状態での施術を可能として、パーマ施術の作業性を大幅に改善するとともに、施術中における被施術者の自由度を拡大し、とりわけ頭上からの圧迫感を解消し、リラックスした状態でのヘアーウエーブ施術を受けることを可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1のヘアーカーラーに係る請求項1は、端子を植設したキャップの内側の端子に被覆材で被覆された熱線を接続し、その外側に配設した円筒状の伝熱体に前記熱線を巻着してなる発熱体が、一端に開口部を有する耐熱プラスチックからなるロッド内に収容され、前記開口部が前記キャップにより封止されていることを特徴とするヘアーカーラーを内容とするものである。
また、請求項2は、キャップが端子をインサート成形してなる請求項1記載のヘアーカーラーである。
また、請求項3は、熱線の被覆材がシリコーン樹脂からなる請求項1又は2記載のヘアーカーラーである。
また、請求項4は、伝熱体がアルミニウム、銅又は真鍮からなる請求項1〜3のいずれか1項に記載のヘアーカーラーである。
また、請求項5は、巻着した熱線の表面を熱伝導体で被覆してなる請求項1〜4のいずれか1項に記載のヘアーカーラーである。
また、請求項6は、熱伝導体が金属箔からなる請求項5記載のヘアーカーラーである。
また、請求項7は、金属箔が銅箔である請求項5記載のヘアーカーラーである。
また、請求項8は、耐熱プラスチックからなるロッドが両端部よりも中央部が縮径である請求項1〜7のいずれか1項に記載のヘアーカーラーである。
また、請求項9は、キャップが耐熱プラスチックからなる請求項1〜8のいずれか1項に記載のヘアーカーラーである。
また、請求項10は、耐熱プラスチックがガラス繊維強化ポリエステルである請求項1〜9のいずれか1項に記載のヘアーカーラーである。
さらに、本発明の第2のヘアーウエーブ装置に係る請求項11は、分電部からのコードに、請求項1〜10のいずれか1項に記載のヘアーカーラーを着脱自在に接続したことを特徴とするヘアーウエーブ装置を内容とする。
また、請求項12は、コードに複数個のヘアーカーラーを接続した請求項11記載のヘアーウエーブ装置である。
また、請求項13は、支軸の下部には基台部、上部にはコントロール部を配設し、前記基台部とコントロール部との間に少なくとも1個の収納部を回動自在に軸着した請求項11又は12記載のヘアーウエーブ装置である。
また、請求項14は、支軸が偏芯している請求項13記載のヘアーウエーブ装置である。
さらにまた、本発明の第3のヘアーウエーブ施術方法に係る請求項15は、請求項11〜14のいずれか1項に記載のヘアーウエーブ装置を用いて、ヘアーカーラーを接続したコードが弛緩した状態で施術することを特徴とするヘアーウエーブ施術方法を内容とする。
また、請求項2は、キャップが端子をインサート成形してなる請求項1記載のヘアーカーラーである。
また、請求項3は、熱線の被覆材がシリコーン樹脂からなる請求項1又は2記載のヘアーカーラーである。
また、請求項4は、伝熱体がアルミニウム、銅又は真鍮からなる請求項1〜3のいずれか1項に記載のヘアーカーラーである。
また、請求項5は、巻着した熱線の表面を熱伝導体で被覆してなる請求項1〜4のいずれか1項に記載のヘアーカーラーである。
また、請求項6は、熱伝導体が金属箔からなる請求項5記載のヘアーカーラーである。
また、請求項7は、金属箔が銅箔である請求項5記載のヘアーカーラーである。
また、請求項8は、耐熱プラスチックからなるロッドが両端部よりも中央部が縮径である請求項1〜7のいずれか1項に記載のヘアーカーラーである。
また、請求項9は、キャップが耐熱プラスチックからなる請求項1〜8のいずれか1項に記載のヘアーカーラーである。
また、請求項10は、耐熱プラスチックがガラス繊維強化ポリエステルである請求項1〜9のいずれか1項に記載のヘアーカーラーである。
さらに、本発明の第2のヘアーウエーブ装置に係る請求項11は、分電部からのコードに、請求項1〜10のいずれか1項に記載のヘアーカーラーを着脱自在に接続したことを特徴とするヘアーウエーブ装置を内容とする。
また、請求項12は、コードに複数個のヘアーカーラーを接続した請求項11記載のヘアーウエーブ装置である。
また、請求項13は、支軸の下部には基台部、上部にはコントロール部を配設し、前記基台部とコントロール部との間に少なくとも1個の収納部を回動自在に軸着した請求項11又は12記載のヘアーウエーブ装置である。
また、請求項14は、支軸が偏芯している請求項13記載のヘアーウエーブ装置である。
さらにまた、本発明の第3のヘアーウエーブ施術方法に係る請求項15は、請求項11〜14のいずれか1項に記載のヘアーウエーブ装置を用いて、ヘアーカーラーを接続したコードが弛緩した状態で施術することを特徴とするヘアーウエーブ施術方法を内容とする。
図1は、本発明の実施例1におけるヘアーカーラーの構成要素(キャップ、熱線)を示した概略図である。
図2は、同ヘアーカーラーの構成要素(円筒状の伝熱体)を示す概略図である。
図3は、同ヘアーカーラーの構成要素(発熱体)を示す概略図である。
図4は、同ヘアーカーラーの構成要素(ロッド)を示す概略図である。
図5は、同ヘアーカーラーを示す概略図である。
図6は、本発明の実施例2におけるヘアーカーラーの構成要素(キャップ、熱線)を示した概略図である。
図7は、同ヘアーカーラーの構成要素(円筒状の伝熱体)を示す概略図である。
図8は、同ヘアーカーラーの構成要素(発熱体)を示す概略図である。
図9は、同ヘアーカーラーの構成要素(ロッド)を示す概略図である。
図10は、同ヘアーカーラーを示す概略図である。
図11は、本発明の実施例3におけるヘアーウエーブ装置の全体を示す側面図である。
図12は、同ヘアーウエーブ装置のコントロール部を示す上面図である。
図13は、本発明の実施例4におけるヘアーウエーブ施術方法を説明するための斜視図である。
図2は、同ヘアーカーラーの構成要素(円筒状の伝熱体)を示す概略図である。
図3は、同ヘアーカーラーの構成要素(発熱体)を示す概略図である。
図4は、同ヘアーカーラーの構成要素(ロッド)を示す概略図である。
図5は、同ヘアーカーラーを示す概略図である。
図6は、本発明の実施例2におけるヘアーカーラーの構成要素(キャップ、熱線)を示した概略図である。
図7は、同ヘアーカーラーの構成要素(円筒状の伝熱体)を示す概略図である。
図8は、同ヘアーカーラーの構成要素(発熱体)を示す概略図である。
図9は、同ヘアーカーラーの構成要素(ロッド)を示す概略図である。
図10は、同ヘアーカーラーを示す概略図である。
図11は、本発明の実施例3におけるヘアーウエーブ装置の全体を示す側面図である。
図12は、同ヘアーウエーブ装置のコントロール部を示す上面図である。
図13は、本発明の実施例4におけるヘアーウエーブ施術方法を説明するための斜視図である。
本発明のヘアーカーラーは、端子を植設したキャップの内側の端子に被覆材で被覆された熱線を接続し、その外側に配設した円筒状の伝熱体に前記熱線を巻着してなる発熱体が、一端に開口部を有する耐熱プラスチックからなるロッド内に収容され、前記開口部が前記キャップにより封止されていることを特徴とするヘアーカーラーを特徴とする。
かかる構成とすることによって、ヘアーカーラーは極めて簡単な構造となり、またロッドを耐熱プラスチック製にしたことと相まって、ヘアーカーラーは大巾に軽量化される。この軽量化の実現により、1本のコードに複数個のヘアーカーラーを接続し、コードを弛緩させた状態での施術が可能となり、施術者にとっては作業性良く、また被施術者にとっては施術中において自由度が拡大され、リラックスした状態で施術を受けることが可能になる。
また、ヒーターとして被覆材で被覆された熱線を用いたことにより、熱線がその被覆材の弾力性によりロッドの内側に隙間なく密接されるので、熱線で発生した熱が効率的にロッドに伝達される。
更に、熱線の表面を熱伝導体で被覆することにより、熱線で発生した熱は、この熱伝導体を通じて更に効率的にロッドに伝達される。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
かかる構成とすることによって、ヘアーカーラーは極めて簡単な構造となり、またロッドを耐熱プラスチック製にしたことと相まって、ヘアーカーラーは大巾に軽量化される。この軽量化の実現により、1本のコードに複数個のヘアーカーラーを接続し、コードを弛緩させた状態での施術が可能となり、施術者にとっては作業性良く、また被施術者にとっては施術中において自由度が拡大され、リラックスした状態で施術を受けることが可能になる。
また、ヒーターとして被覆材で被覆された熱線を用いたことにより、熱線がその被覆材の弾力性によりロッドの内側に隙間なく密接されるので、熱線で発生した熱が効率的にロッドに伝達される。
更に、熱線の表面を熱伝導体で被覆することにより、熱線で発生した熱は、この熱伝導体を通じて更に効率的にロッドに伝達される。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
本発明のヘアーカーラーの実施例を図1〜図5に基ずいて説明する。
図1は熱線が端子に接続されたキャップを示す概略図、図2は円筒状の伝熱体を示す概略図、図3は図1のキャップの内側に図2の伝熱体が嵌着され、熱線が伝熱体に巻着されてなる発熱体を示す概略図、図4は図3の発熱体を収容するためのロッドを示す概略図、図5は、図3の発熱体を図4のロッド内に収容してなるヘアーカーラーを示す概略断面図である。
図1〜図5を更に詳しく説明すると、図1において、キャップ1には端子2が外側に突出するように植設され、内側には伝熱体嵌着部3を介してループ状の熱線4が内側端子(図示せず)に接続されている。熱線4の被覆材は耐熱性及び可撓性、柔軟性に優れた樹脂、ゴム等が用いられ、例えばシリコーン樹脂(ゴム)等が好適である。
また、端子付きのキャップ1の成形は、端子を金型にセットしてから材料を導入するインサート成形方式によって行うことにより、キャップ1の端子2との接触面はシール性に優れ、この部分からの薬液等の侵入がなく、これらの侵入によるトラブルの発生が防止されるので好ましい。
図2の円筒状伝熱体5は、一端に熱線4を該伝熱体5の外周面上に巻着するための巻き出し口6を有する。円筒状伝熱体5の素材は熱伝導性の大きい金属が好ましく、アルミニウム、真鍮、銅等が好適である。
図2の円筒状伝熱体5は、巻き出し口6を有していない側から、図1のキャップ1の熱線4のループ状の端部から挿通され、伝熱体嵌着部3に嵌着される。
次いで、図3に示すように、熱線4は円筒状伝熱体5の巻き出し口6から該円筒状伝熱体5の外周面に巻着され、発熱体7が形成される。この場合、図示しないが、巻き終わりのループ部は粘着テープ等で仮止めしておくことが好ましい。
図4は、図3の発熱体7を収容するためのロッド8で、一端には開口部12が設けられ、両端部には輪ゴム掛合部9が設けられている。中央部の毛髪巻回部10は毛髪を巻き付けし易いように両端部よりも縮径に構成され、その長さ方向に沿って薬液を貯留するための小溝11が刻設されている。
次に、図5に示すように、図4で示したロッド8内に、その開口部12から図3で示した発熱体7が収容され、開口部12はキャップ1により接着剤(図示せず)を介して完全に封止され、本発明のヘアーカーラーHが得られる。
ロッド8の材料として用いられる耐熱性プラスチック材料としては、特に制限されず、例えば、ポリイミド、ポリベンゾイミダゾールや強化プラスチック、例えば、ガラス繊維、カーボン繊維、マイカ、ガラス球、炭酸カルシウム、タルク等の強化材で強化したポリエステル、エポキシ等が挙げられる。これらの中で、プリプレグ法で得られるガラス繊維強化ポリエステル(ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート)が軽量で、耐熱性に優れ、成形性も良好である点で好適である。また、キャップ1及び伝熱体嵌着部3も上記材料で作ることが好ましい。
また、上記耐熱性プラスチック材料に、上記したカーボン繊維の他、カーボン粉粒体や、アルミナ(Al2O3)系、マグネシア(MgO)系、ジルコニア(ZrO2)系、チタニア(TiO2)系の外、二酸化ケイ素(SiO2)、酸化クロム(Cr2O3)、フェライト(FeO2・Fe3O4)、スピネル(MgO・Al2O3)、セリア(CeO2)、ベリリア(BeO)等の遠赤外放射性物質を含有させることにより、ヘアーカーラーに巻回した毛髪全体に且つ均一に熱が伝わり、毛髪に均一なカールを付与することができる。
更に、トルマリン(電気石)等のマイナスイオン発生物質を含有させることにより、毛表皮を締めて艶を出すことができる。トルマリンとしては、ショールトルマリン、リチウムトルマリン、ドラバイトトルマリン、ルベライトトルマリン、ピンクトルマリン、インデコライト、バライバトルマリン、ウォーターメロン等が挙げられ、これらは単独で又は必要に応じ2種以上組み合わせて用いられる。
これらの遠赤外線放射性物質及びマイナスイオン発生物質は約5μm以下の微粉であることが好ましく、これらは必要に応じて併用することもできる。それぞれ単独又は併用する場合の含有量は、耐熱プラスチック100重量部に対し1〜30重量部、好ましくは5〜20重量部である。1重量部未満では添加効果が十分でなく、一方、30重量部を越えると成形性や強度等の物性が低下する。
以上のように、本実施例におけるヘアーカーラーは、その構造が簡単なうえ、構成の主要素となるロッド8、キャップ1に耐熱性プラスチック材料を、中でもガラス繊維強化ポリエステルを採用することにより、極めて軽量化される。
図1は熱線が端子に接続されたキャップを示す概略図、図2は円筒状の伝熱体を示す概略図、図3は図1のキャップの内側に図2の伝熱体が嵌着され、熱線が伝熱体に巻着されてなる発熱体を示す概略図、図4は図3の発熱体を収容するためのロッドを示す概略図、図5は、図3の発熱体を図4のロッド内に収容してなるヘアーカーラーを示す概略断面図である。
図1〜図5を更に詳しく説明すると、図1において、キャップ1には端子2が外側に突出するように植設され、内側には伝熱体嵌着部3を介してループ状の熱線4が内側端子(図示せず)に接続されている。熱線4の被覆材は耐熱性及び可撓性、柔軟性に優れた樹脂、ゴム等が用いられ、例えばシリコーン樹脂(ゴム)等が好適である。
また、端子付きのキャップ1の成形は、端子を金型にセットしてから材料を導入するインサート成形方式によって行うことにより、キャップ1の端子2との接触面はシール性に優れ、この部分からの薬液等の侵入がなく、これらの侵入によるトラブルの発生が防止されるので好ましい。
図2の円筒状伝熱体5は、一端に熱線4を該伝熱体5の外周面上に巻着するための巻き出し口6を有する。円筒状伝熱体5の素材は熱伝導性の大きい金属が好ましく、アルミニウム、真鍮、銅等が好適である。
図2の円筒状伝熱体5は、巻き出し口6を有していない側から、図1のキャップ1の熱線4のループ状の端部から挿通され、伝熱体嵌着部3に嵌着される。
次いで、図3に示すように、熱線4は円筒状伝熱体5の巻き出し口6から該円筒状伝熱体5の外周面に巻着され、発熱体7が形成される。この場合、図示しないが、巻き終わりのループ部は粘着テープ等で仮止めしておくことが好ましい。
図4は、図3の発熱体7を収容するためのロッド8で、一端には開口部12が設けられ、両端部には輪ゴム掛合部9が設けられている。中央部の毛髪巻回部10は毛髪を巻き付けし易いように両端部よりも縮径に構成され、その長さ方向に沿って薬液を貯留するための小溝11が刻設されている。
次に、図5に示すように、図4で示したロッド8内に、その開口部12から図3で示した発熱体7が収容され、開口部12はキャップ1により接着剤(図示せず)を介して完全に封止され、本発明のヘアーカーラーHが得られる。
ロッド8の材料として用いられる耐熱性プラスチック材料としては、特に制限されず、例えば、ポリイミド、ポリベンゾイミダゾールや強化プラスチック、例えば、ガラス繊維、カーボン繊維、マイカ、ガラス球、炭酸カルシウム、タルク等の強化材で強化したポリエステル、エポキシ等が挙げられる。これらの中で、プリプレグ法で得られるガラス繊維強化ポリエステル(ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート)が軽量で、耐熱性に優れ、成形性も良好である点で好適である。また、キャップ1及び伝熱体嵌着部3も上記材料で作ることが好ましい。
また、上記耐熱性プラスチック材料に、上記したカーボン繊維の他、カーボン粉粒体や、アルミナ(Al2O3)系、マグネシア(MgO)系、ジルコニア(ZrO2)系、チタニア(TiO2)系の外、二酸化ケイ素(SiO2)、酸化クロム(Cr2O3)、フェライト(FeO2・Fe3O4)、スピネル(MgO・Al2O3)、セリア(CeO2)、ベリリア(BeO)等の遠赤外放射性物質を含有させることにより、ヘアーカーラーに巻回した毛髪全体に且つ均一に熱が伝わり、毛髪に均一なカールを付与することができる。
更に、トルマリン(電気石)等のマイナスイオン発生物質を含有させることにより、毛表皮を締めて艶を出すことができる。トルマリンとしては、ショールトルマリン、リチウムトルマリン、ドラバイトトルマリン、ルベライトトルマリン、ピンクトルマリン、インデコライト、バライバトルマリン、ウォーターメロン等が挙げられ、これらは単独で又は必要に応じ2種以上組み合わせて用いられる。
これらの遠赤外線放射性物質及びマイナスイオン発生物質は約5μm以下の微粉であることが好ましく、これらは必要に応じて併用することもできる。それぞれ単独又は併用する場合の含有量は、耐熱プラスチック100重量部に対し1〜30重量部、好ましくは5〜20重量部である。1重量部未満では添加効果が十分でなく、一方、30重量部を越えると成形性や強度等の物性が低下する。
以上のように、本実施例におけるヘアーカーラーは、その構造が簡単なうえ、構成の主要素となるロッド8、キャップ1に耐熱性プラスチック材料を、中でもガラス繊維強化ポリエステルを採用することにより、極めて軽量化される。
本実施例のヘアーカーラーは、図6〜図10に示すように、キャップ1及びロッド8の形状を変更するとともに、発熱体7の熱線4の表面が熱伝導体12により被覆されている他は実施例1と同様である。
熱伝導体13としては、熱伝導性の良好な銅箔、アルミ箔等の金属箔が好適で、特に銅箔が好ましい。熱伝導体13は、通常、接着剤により熱線4の表面に被覆される。
この熱伝導体13により、熱線4で発生した熱はロッド8に効率的に伝えられる。また、ロッド8の毛髪巻回部10は中央部が縮径の弧状に形成され、これにより毛髪のロッド8への巻き付けが容易となる。
熱伝導体13としては、熱伝導性の良好な銅箔、アルミ箔等の金属箔が好適で、特に銅箔が好ましい。熱伝導体13は、通常、接着剤により熱線4の表面に被覆される。
この熱伝導体13により、熱線4で発生した熱はロッド8に効率的に伝えられる。また、ロッド8の毛髪巻回部10は中央部が縮径の弧状に形成され、これにより毛髪のロッド8への巻き付けが容易となる。
実施例1のヘアーカーラーを用いたヘアーウエーブ装置について、図11、図12を用いて説明する。
図11は、ヘアーウエーブ装置の側面図であり、同図から明かのように、ヘアーウエーブ装置21は、中心から後方に偏芯した位置に支軸22を設け、該支軸22の下部には基台部23を、上部にはコントロール部24を配設し、更に、基台部23とコントロール部24との間には少なくとも1個(図では2個)の収納部25を回動自在に軸着して構成されている。そして、収納部25は、偏芯した支軸に回動自在に軸着しているので、物の出し入れの際は、回動させて上部を開口して利用する。基台部23とコントロール部24は、固定させてもよい。
また、コントロール部24の後方には、ヘアーカーラーHに制御電力を供給する複数本のコード26が接続される分電部27が設けられ(図11では、コード26は1本のみが示されている)、また、この分電部27と干渉しない位置に、上下方向に調節可能なT字状のコード保持バー28がブラケット29を介して設けられている。
また、分電部27に接続されるコード26の先端側には、前述したヘアーカーラーHの端子と着脱自在に接続されるコネクター30が複数個(図11では3個)連設されている。コード26の本数及びコード26に連接されるコネクター30の数は、ヘアーカーラーHのサイズや重さ、或いはコード26の長さやコネクター30の形態や重さ等を勘案し、所望の軽量性や作業性等を考慮したうえで決定される。好ましくは、コードは5〜10本、1本のコードに接続されるコネクターは3〜5個が適当である。
さらに、図12に示したように、ヘアーウエーブ装置21の上部に配設されたコントロール部24の手前側には、ヘアーカーラーHやコード26等を収納するトレイ31(図では3分割)が設けられ、奥側半分には制御パネル32が配設されている。そして、この制御パネル32には電源スイッチ、その表示ランプをはじめ、ロッド電力供給スイッチ、ロッド表示ランプ、更に、パーマモードとセッティングモードの温度及び時間の設定ボタン、その表示ランプ等制御に必要な各種スイッチ及び制御状態を表示する各種ランプが設けられている。
なお、本実施例におけるヘアーウエーブ装置においては、例えばデジタル制御回路を搭載したり、また、ロッドの制御電圧を12Vに制限し、これによって、ロッドの万一の過昇温防止や感電防止などを図り、より一層安全性を高めることも可能である。
図11は、ヘアーウエーブ装置の側面図であり、同図から明かのように、ヘアーウエーブ装置21は、中心から後方に偏芯した位置に支軸22を設け、該支軸22の下部には基台部23を、上部にはコントロール部24を配設し、更に、基台部23とコントロール部24との間には少なくとも1個(図では2個)の収納部25を回動自在に軸着して構成されている。そして、収納部25は、偏芯した支軸に回動自在に軸着しているので、物の出し入れの際は、回動させて上部を開口して利用する。基台部23とコントロール部24は、固定させてもよい。
また、コントロール部24の後方には、ヘアーカーラーHに制御電力を供給する複数本のコード26が接続される分電部27が設けられ(図11では、コード26は1本のみが示されている)、また、この分電部27と干渉しない位置に、上下方向に調節可能なT字状のコード保持バー28がブラケット29を介して設けられている。
また、分電部27に接続されるコード26の先端側には、前述したヘアーカーラーHの端子と着脱自在に接続されるコネクター30が複数個(図11では3個)連設されている。コード26の本数及びコード26に連接されるコネクター30の数は、ヘアーカーラーHのサイズや重さ、或いはコード26の長さやコネクター30の形態や重さ等を勘案し、所望の軽量性や作業性等を考慮したうえで決定される。好ましくは、コードは5〜10本、1本のコードに接続されるコネクターは3〜5個が適当である。
さらに、図12に示したように、ヘアーウエーブ装置21の上部に配設されたコントロール部24の手前側には、ヘアーカーラーHやコード26等を収納するトレイ31(図では3分割)が設けられ、奥側半分には制御パネル32が配設されている。そして、この制御パネル32には電源スイッチ、その表示ランプをはじめ、ロッド電力供給スイッチ、ロッド表示ランプ、更に、パーマモードとセッティングモードの温度及び時間の設定ボタン、その表示ランプ等制御に必要な各種スイッチ及び制御状態を表示する各種ランプが設けられている。
なお、本実施例におけるヘアーウエーブ装置においては、例えばデジタル制御回路を搭載したり、また、ロッドの制御電圧を12Vに制限し、これによって、ロッドの万一の過昇温防止や感電防止などを図り、より一層安全性を高めることも可能である。
次に、上記実施例3で示したヘアーウエーブ装置を用いて、ヘアーカーラーHを接続したコードを弛緩状態として施術するヘアーウエーブ施術方法を図13に基ずいて説明する。
前述したヘアーカーラーHの毛髪巻回部10に被施術者の毛髪が巻回されセットされると、ヘアーウエーブ装置21の後方の分電部27(図11、12参照)から延線されたコード26は、被施術者の頭部の位置よりコード保持バー28の水平部28aが頭部よりも高い位置になるように設定調節された後、コード26はこの水平部28aを跨いでその一部は該水平部によって支えられると共に、コード26が弛緩した状態でその先端部分に分岐されて設けられたコネクター30はヘアーカーラーHの端子2にそれぞれ接続される。その後、制御パネル32で設定された温度、時間等の条件に従ってヘアーカーラーHに電力が供給され、毛髪にカールが付与される。
以上のように、本実施例によれば、ヘアーカーラーHが軽量化(1/2〜1/3に)されているので、従来の如く、コードを頭上に実質的に張力をかけた状態で懸吊する必要はなく、適宜弛緩させた状態で施術ができるので、パーマ施術の作業性を大幅に改善するとともに、被施術者はパーマ施術中、頭髪を上方に引っ張られているという不自由な状態から解放され、コードの弛緩の範囲内で自由に頭部を動かしたり姿勢を変えることができ、リラックスした状態で施術を受けることができる。
前述したヘアーカーラーHの毛髪巻回部10に被施術者の毛髪が巻回されセットされると、ヘアーウエーブ装置21の後方の分電部27(図11、12参照)から延線されたコード26は、被施術者の頭部の位置よりコード保持バー28の水平部28aが頭部よりも高い位置になるように設定調節された後、コード26はこの水平部28aを跨いでその一部は該水平部によって支えられると共に、コード26が弛緩した状態でその先端部分に分岐されて設けられたコネクター30はヘアーカーラーHの端子2にそれぞれ接続される。その後、制御パネル32で設定された温度、時間等の条件に従ってヘアーカーラーHに電力が供給され、毛髪にカールが付与される。
以上のように、本実施例によれば、ヘアーカーラーHが軽量化(1/2〜1/3に)されているので、従来の如く、コードを頭上に実質的に張力をかけた状態で懸吊する必要はなく、適宜弛緩させた状態で施術ができるので、パーマ施術の作業性を大幅に改善するとともに、被施術者はパーマ施術中、頭髪を上方に引っ張られているという不自由な状態から解放され、コードの弛緩の範囲内で自由に頭部を動かしたり姿勢を変えることができ、リラックスした状態で施術を受けることができる。
叙上のように、本発明のヘアーカーラー、これを用いたヘアーウエーブ装置及び該装置を用いたヘアーウエーブ施術方法によれば、下記の如き多くの特徴、利点を有する。
本発明のヘアーカーラーは、端子を植設したキャップの内側の端子に、被覆材て被覆された熱線を接続し、その外側に配設した円筒状の伝熱体に前記熱線を巻着してなる発熱体が、一端に開口部を有する耐熱プラスチックからなるロッド内に収容され、前記開口部が前記キャップにより封止されるように構成したことにより、その構造が極めて簡単になり、且つ、ロッドの材質をプラスチック製にしたことと相まってヘアーカーラーの大巾な軽量化が実現される。
また、ヒーターとして被覆された熱線を用いたことにより、熱線がその被覆材の弾力性によりロッドの内側に密接されるので、熱線で発生した熱が効率的にロッドに伝達される。
更に、熱線の表面を熱伝導体で被覆することにより、熱線で発生した熱は、この熱伝導体を通じて更に効率的にロッドに伝達される。
また、端子付きのキャップの成形は、端子を金型にセットしてから材料を導入するインサート成形方式によって行うことにより、キャップの端子との接触面はシール性に優れ、この部分からの薬液等の侵入がなく、これらの侵入によるトラブルの発生が防止される。
また、伝熱体をアルミニウム、銅又は真鍮とすることにより、ヘアーカーラーの一層の軽量化が達成される。
また、耐熱プラスチックからなるロッドが両端部よりも中央部が縮径となるように形成することにより、毛髪を巻回し易く、作業性に優れたロッドを提供することができる。
また、キャップ及び支持板の材質を耐熱プラスチックとすることにより、ヘアーカーラーの軽量化が更に高められる。
また、耐熱プラスチックとしてガラス繊維強化ポリエステルを用いることにより、機械的強度が高いので薄肉状態の加工が容易になり、ヘアーカーラーの軽量化と伝熱特性が一層高められる。
また、ヘアーウエーブ装置の分電部から延線されるコードに、前述したようなヘアーカーラーを着脱自在に接続し、該コードに複数個のヘアーカーラーを接続することにより、コード数が大巾に減少し、装置が簡略化されるとともに作業性が向上し、更に被施術者に対する圧迫感が一掃される。
また、ヘアーウエーブ装置の支軸の下部には基台部を、上部にはコントロール部を配設し、前記基台部とコントロール部との間に少なくとも1個の収納部を回動自在に軸着したことにより、ヘアーカーラー、コード、薬液等を効率良く収納でき、とりわけ、収納部は必要なときだけ簡単に回動するだけで収納物を取り出しすことができるので作業性が良く、また不要なときは反対側に回動して元の位置に戻せば、直ちに被蓋された状態になるので極めて利便性が高い。
更にまた、前述のようなヘアーウエーブ装置を用いて、ヘアーカーラーを接続したコードを弛緩した状態で施術することにより、被施術者の施術中における自由度が増し、姿勢を変えることができるので、リラックスした状態で施術を受けることができる。
本発明のヘアーカーラーは、端子を植設したキャップの内側の端子に、被覆材て被覆された熱線を接続し、その外側に配設した円筒状の伝熱体に前記熱線を巻着してなる発熱体が、一端に開口部を有する耐熱プラスチックからなるロッド内に収容され、前記開口部が前記キャップにより封止されるように構成したことにより、その構造が極めて簡単になり、且つ、ロッドの材質をプラスチック製にしたことと相まってヘアーカーラーの大巾な軽量化が実現される。
また、ヒーターとして被覆された熱線を用いたことにより、熱線がその被覆材の弾力性によりロッドの内側に密接されるので、熱線で発生した熱が効率的にロッドに伝達される。
更に、熱線の表面を熱伝導体で被覆することにより、熱線で発生した熱は、この熱伝導体を通じて更に効率的にロッドに伝達される。
また、端子付きのキャップの成形は、端子を金型にセットしてから材料を導入するインサート成形方式によって行うことにより、キャップの端子との接触面はシール性に優れ、この部分からの薬液等の侵入がなく、これらの侵入によるトラブルの発生が防止される。
また、伝熱体をアルミニウム、銅又は真鍮とすることにより、ヘアーカーラーの一層の軽量化が達成される。
また、耐熱プラスチックからなるロッドが両端部よりも中央部が縮径となるように形成することにより、毛髪を巻回し易く、作業性に優れたロッドを提供することができる。
また、キャップ及び支持板の材質を耐熱プラスチックとすることにより、ヘアーカーラーの軽量化が更に高められる。
また、耐熱プラスチックとしてガラス繊維強化ポリエステルを用いることにより、機械的強度が高いので薄肉状態の加工が容易になり、ヘアーカーラーの軽量化と伝熱特性が一層高められる。
また、ヘアーウエーブ装置の分電部から延線されるコードに、前述したようなヘアーカーラーを着脱自在に接続し、該コードに複数個のヘアーカーラーを接続することにより、コード数が大巾に減少し、装置が簡略化されるとともに作業性が向上し、更に被施術者に対する圧迫感が一掃される。
また、ヘアーウエーブ装置の支軸の下部には基台部を、上部にはコントロール部を配設し、前記基台部とコントロール部との間に少なくとも1個の収納部を回動自在に軸着したことにより、ヘアーカーラー、コード、薬液等を効率良く収納でき、とりわけ、収納部は必要なときだけ簡単に回動するだけで収納物を取り出しすことができるので作業性が良く、また不要なときは反対側に回動して元の位置に戻せば、直ちに被蓋された状態になるので極めて利便性が高い。
更にまた、前述のようなヘアーウエーブ装置を用いて、ヘアーカーラーを接続したコードを弛緩した状態で施術することにより、被施術者の施術中における自由度が増し、姿勢を変えることができるので、リラックスした状態で施術を受けることができる。
Claims (15)
- 端子を植設したキャップの内側の端子に被覆材で被覆された熱線を接続し、その外側に配設した円筒状の伝熱体に前記熱線を巻着してなる発熱体が、一端に開口部を有する耐熱プラスチックからなるロッド内に収容され、前記開口部が前記キャップにより封止されていることを特徴とするヘアーカーラー。
- キャップが端子をインサート成形してなる請求項1記載のヘアーカーラー。
- 熱線の被覆材がシリコーン樹脂からなる請求項1又は2記載のヘアーカーラー。
- 伝熱体がアルミニウム、銅又は真鍮からなる請求項1〜3のいずれか1項に記載のヘアーカーラー。
- 巻着した熱線の表面を熱伝導体で被覆してなる請求項1〜4のいずれか1項に記載のヘアーカーラー。
- 熱伝導体が金属箔からなる請求項5記載のヘアーカーラー。
- 金属箔が銅箔である請求項5記載のヘアーカーラー。
- 耐熱プラスチックからなるロッドが両端部よりも中央部が縮径である請求項1〜7のいずれか1項に記載のヘアーカーラー。
- キャップが耐熱プラスチックからなる請求項1〜8のいずれか1項に記載のヘアーカーラー。
- 耐熱プラスチックがガラス繊維強化ポリエステルである請求項1〜9のいずれか1項に記載のヘアーカーラー。
- 分電部からのコードに、請求項1〜10のいずれか1項に記載のヘアーカーラーを着脱自在に接続したことを特徴とするヘアーウェーブ装置。
- コードに複数個のヘアーカーラーを接続した請求項11記載のヘアーウエーブ装置。
- 支軸の下部には基台部、上部にはコントロール部を配設し、前記基台部とコントロール部との間に少なくとも1個の収納部を回動自在に軸着した請求項11又は12記載のヘアーウエーブ装置。
- 支軸が偏芯している請求項13記載のヘアーウエーブ装置。
- 請求項11〜14のいずれか1項に記載のヘアーウェーブ装置を用いて、ヘアーカーラーを接続したコードが弛緩した状態で施術することを特徴とするヘアーウエーブ施術方法。
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JP2012509705A (ja) * | 2008-11-25 | 2012-04-26 | パク,ヒャンソク | パーマ用ヘアーロッド(haircurlingrodforpermanentwave) |
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