JPWO2004007511A1 - マンゴスチン抽出物 - Google Patents
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Abstract
未熟なマンゴスチン果実から特別な操作を施すことなく、赤い着色がない、種々の作用を有する抽出物及びその製造方法を提供する。未熟なマンゴスチン果実を水及び/又は有機溶媒で抽出して抽出物を得る。
Description
本発明は、マンゴスチン抽出物及びその製造方法に関する。
マンゴスチン抽出物は、下記のような有用な生理作用(薬効)を有するとされている。
▲1▼食品中の脂質の酸化を抑制し生物を酸化的障害から保護する抗酸化作用(特開平8−225783号等)、
▲2▼プロスタグランジン類の生合成を抑制するシクロオキシゲナーゼ阻害作用(特開2002−47180号等)、
▲3▼ケミカルメディエーターの受容体への結合を阻害する抗アレルギー作用(特開平10−72357号等)
▲4▼日焼けによる色素沈着を抑制する美白作用(特開平4−244004号等)、
▲5▼男性型脱毛の進行を抑えるテストステロン5α−レダクターゼ阻害作用(特開平5−17365号等)
▲6▼有害微生物の増殖による異臭・悪臭に対し優れた抗菌・消臭作用(特開平7−147951・250658号、特開平8−231396号、特開平9−95453・110688号、及び特開平2001−247469号等)。
しかし、いずれも明らかに熟したマンゴスチンの果皮と判断されるものを使用しており、未熟な果実の果皮を使用するとの言及は見当たらない。
熟したマンゴスチンの果皮は褐色をしており、メタノール、エタノール、アセトンなどの水溶性有機溶媒(極性溶媒)又はそれらの水溶液で抽出して得られるマンゴスチン抽出物は赤く着色しているため、色の影響を受けるものには利用できないという問題点があった。
このため、前記特開平9−95453号に赤い色及び吸湿性物質が除去されたマンゴスチンエキスの抗菌性組成物が記載されている。
▲1▼食品中の脂質の酸化を抑制し生物を酸化的障害から保護する抗酸化作用(特開平8−225783号等)、
▲2▼プロスタグランジン類の生合成を抑制するシクロオキシゲナーゼ阻害作用(特開2002−47180号等)、
▲3▼ケミカルメディエーターの受容体への結合を阻害する抗アレルギー作用(特開平10−72357号等)
▲4▼日焼けによる色素沈着を抑制する美白作用(特開平4−244004号等)、
▲5▼男性型脱毛の進行を抑えるテストステロン5α−レダクターゼ阻害作用(特開平5−17365号等)
▲6▼有害微生物の増殖による異臭・悪臭に対し優れた抗菌・消臭作用(特開平7−147951・250658号、特開平8−231396号、特開平9−95453・110688号、及び特開平2001−247469号等)。
しかし、いずれも明らかに熟したマンゴスチンの果皮と判断されるものを使用しており、未熟な果実の果皮を使用するとの言及は見当たらない。
熟したマンゴスチンの果皮は褐色をしており、メタノール、エタノール、アセトンなどの水溶性有機溶媒(極性溶媒)又はそれらの水溶液で抽出して得られるマンゴスチン抽出物は赤く着色しているため、色の影響を受けるものには利用できないという問題点があった。
このため、前記特開平9−95453号に赤い色及び吸湿性物質が除去されたマンゴスチンエキスの抗菌性組成物が記載されている。
本発明の目的は、上記にかんがみて、特別な操作を施すことなく、赤い着色がない、種々の作用を有するマンゴスチン抽出物及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、熟していないマンゴスチン果実は赤色色素不含の緑色をしており、果実に傷をつけると淡黄色の乳濁液が浸出(熟したマンゴスチン果実では浸出しない。)してくることを見出し、この浸出液の利用を考えて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の構成は、熟していない(未熟)マンゴスチン果実を、水及び/又は有機溶媒で抽出してなるマンゴスチン抽出物にある。
上記構成において、褐変防止剤と共に抽出されたものとすることが望ましい。マンゴスチン抽出物の保存時における褐変を防止できる。
マンゴスチン抽出物の態様は、水溶性及び非水溶性の双方がある。
そして、上記各構成のマンゴスチン抽出物を製造する方法としては、下記のような方法がある。
一つは、未熟なマンゴスチン果実を、褐変防止剤の存在下又は非存在下、水及び/又は有機溶媒に浸潰し、浸潰液をろ過後、ろ過液から溶媒を分離除去することにより製造することを特徴とするものである。
他の一つは、未熟なマンゴスチン果実を、褐変防止剤の存在下又は非存在下、水及び/又は有機溶媒に浸潰し、浸潰液をろ過後、該ろ過液の溶媒を除去する濃縮工程で、析出する黄色の非水溶性マンゴスチン抽出物を得、更に、溶媒を除去した液から溶媒を留去することにより水溶性マンゴスチン抽出物を、それぞれ得ることを特徴とするものである。
更に、他の一つは、未熟なマンゴスチン果実を、褐変防止剤の存在下又は非存在下、水及び/又は有機溶媒に浸潰し、加温処理により析出する黄色物質を分取して非水溶性マンゴスチン抽出物を得、他方、ろ過液から溶媒を留去することにより水溶性マンゴスチン抽出物を、それぞれ得ることを特徴とするものである。
本発明によると、未熟なマンゴスチン果実から得られるマンゴスチン抽出物は、熟したマンゴスチンに比べて赤色がないので、色物に限定されることなく無(白)色ないし淡色の製品に対しても着色の心配がなくなり、商品価値を下げることがなく、利用範囲も広く、食品、化粧品、衣類、衛生品等、種々の分野への利用が可能となる。未熟マンゴスチン果実から得られるマンゴスチン抽出物は、熟したマンゴスチンから得られるものよりもポリフェノール含量が多く、抗酸化作用が高い。
本発明者らは、熟していないマンゴスチン果実は赤色色素不含の緑色をしており、果実に傷をつけると淡黄色の乳濁液が浸出(熟したマンゴスチン果実では浸出しない。)してくることを見出し、この浸出液の利用を考えて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の構成は、熟していない(未熟)マンゴスチン果実を、水及び/又は有機溶媒で抽出してなるマンゴスチン抽出物にある。
上記構成において、褐変防止剤と共に抽出されたものとすることが望ましい。マンゴスチン抽出物の保存時における褐変を防止できる。
マンゴスチン抽出物の態様は、水溶性及び非水溶性の双方がある。
そして、上記各構成のマンゴスチン抽出物を製造する方法としては、下記のような方法がある。
一つは、未熟なマンゴスチン果実を、褐変防止剤の存在下又は非存在下、水及び/又は有機溶媒に浸潰し、浸潰液をろ過後、ろ過液から溶媒を分離除去することにより製造することを特徴とするものである。
他の一つは、未熟なマンゴスチン果実を、褐変防止剤の存在下又は非存在下、水及び/又は有機溶媒に浸潰し、浸潰液をろ過後、該ろ過液の溶媒を除去する濃縮工程で、析出する黄色の非水溶性マンゴスチン抽出物を得、更に、溶媒を除去した液から溶媒を留去することにより水溶性マンゴスチン抽出物を、それぞれ得ることを特徴とするものである。
更に、他の一つは、未熟なマンゴスチン果実を、褐変防止剤の存在下又は非存在下、水及び/又は有機溶媒に浸潰し、加温処理により析出する黄色物質を分取して非水溶性マンゴスチン抽出物を得、他方、ろ過液から溶媒を留去することにより水溶性マンゴスチン抽出物を、それぞれ得ることを特徴とするものである。
本発明によると、未熟なマンゴスチン果実から得られるマンゴスチン抽出物は、熟したマンゴスチンに比べて赤色がないので、色物に限定されることなく無(白)色ないし淡色の製品に対しても着色の心配がなくなり、商品価値を下げることがなく、利用範囲も広く、食品、化粧品、衣類、衛生品等、種々の分野への利用が可能となる。未熟マンゴスチン果実から得られるマンゴスチン抽出物は、熟したマンゴスチンから得られるものよりもポリフェノール含量が多く、抗酸化作用が高い。
図1は、本発明の製造方法の一例を示す工程図である。
図2の(A)、(B)は、それぞれ未熟なマンゴスチン及び熟したマンゴスチンより抽出した抽出物の高速液体クロマトグラフィーの分析結果を示すクロマトグラムである。
図2の(A)、(B)は、それぞれ未熟なマンゴスチン及び熟したマンゴスチンより抽出した抽出物の高速液体クロマトグラフィーの分析結果を示すクロマトグラムである。
以下の説明で、配合量・配合比は、特に断らない限り、質量基準とする。
本発明のマンゴスチン抽出物は、熟していない(未熟)のマンゴスチン果実を、必要により褐変防止剤を存在させて、水及び/又は有機溶媒で抽出してなる、マンゴスチン抽出物にある。
ここで、「抽出物(extracted material)」とは、「抽剤(溶剤:solvent)」中に、「抽料(原料:raw material)」に溶解状態で移動「浸出(leach)又は溶出(elute,dissolve)」してきた物質(本来の抽出物)ばかりでなく、非溶解状態で移動してきた物質も含む。
マンゴスチンとは、学名「Garcinia mangostana L.」と称される、タイを原産国とするオトギリソウ科の一群の植物で、東南アジア地域に広く栽培されているものをいう。なお、マンゴスチンの果肉は甘味と酸味が適度に調和して上品な味で好まれ、また、果皮はコレラや赤痢の治療、下痢止め、更に中枢神経系鎮静剤や血圧上昇剤として利用されている。
「マンゴスチンの未熟な果実」とは、熟していないマンゴスチン果実で緑色又はわずかに褐色を帯びており、傷をつけると黄色を帯びた乳白色の粘性のある液が浸出し、ガラス板をあてると接した面に黄色い液が付着するものをいう。
「果実」とは、果実全体又は果皮のことを意味し、加熱処理後小さくカットして乾燥した乾燥物及び未乾燥物(生)の何れの状態のものも含む。なお、乾燥物、未乾燥物ともに、通常、粉砕機で中間粉粒(3〜20mm)の大きさに粉砕するか、クラッシャーで押し潰すか(厚さ3mm前後)、又は、スライサーで薄く(例えば、1mm前後)スライスして、抽料(原料)とする。
抽剤とする「水及び有機溶媒(極性溶媒)」とは、水及びメタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノン(アセトン)などの水と自由に混和又は、ブタノール、酢酸エチル等の水に対して易溶な有機溶媒を指し、単一で又は混合して用いる。当然のことながら、毒性の低いものを選択する。
抽剤(溶剤:溶媒)その使用量は、マンゴスチン果実1部に対し1〜50部、望ましくは2〜30部とする。過少では抽出物の収量が低くなり、過多では溶剤除去・分離に時間がかかるので好ましくない。
そして、本発明の方法で得たマンゴスチン抽出物には、適宜、褐変防止剤を添加する。この添加時期は、抽出処理時に又は抽出処理に先立ち抽剤に添加しても、抽出後(分離回収後)のマンゴスチン抽出物(抽質)に添加してもよい。マンゴスチン果実を水や有機溶剤で抽出しただけでは、褐変酵素が作用して浸出液及び抽出液が褐色を呈するので、それらを抑制(防止)するためである。
ここで「褐変防止剤」としては、下記のような有機酸、無機酸のうちから、適宜、1種又は2種以上を選択して使用可能であり、更に、醸造酢やビネガーなども使用可能である。
モノカルボン酸:エタン酸(酢酸)、乳酸(2−ヒドロキシプロパン酸)、プロピオン酸(プロパン酸)等
ポリカルボン酸:アジピン酸(ヘキサン二酸)、酒石酸(2,3−ジヒドロキシブタン二酸)、コハク酸(ブタン二酸)、フマル酸(trans−ブテン二酸)、リンゴ酸(2−ヒドロキシブタン二酸)、クエン酸(2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボン酸)等
糖アルコール誘導体:アスコルビン酸(ビタミンC)、エリソルビン酸(イソアスコルビン酸;Erythorbic acid)、グルコン酸、グルコノラクトン(グルコノ酸ラクトン)、フィチン酸(イノシトールヘキサリン酸)等
アミノ酸:アスパラギン酸、グルタミン酸等
無機酸:塩酸、硫酸、りん酸、りん酸−ナトリウム
褐変防止剤の添加量は、添加濃度が0.001〜5w/v%、好ましくは0.01〜2w/v%となる量とする。添加濃度が、低過ぎては褐変防止効果を得難く、高すぎてはマンゴスチン抽出物中に褐変防止剤の残留量が多くなって好ましくない。
マンゴスチン抽出物の着色を抑制(防止)するとは、果実から抽出(浸出)する水溶性抽出物又は非水溶性抽出物(黄色液)の変色(褐変)を抑制(防止)することである。このためには果実中の酵素の働きを抑えるか、又は、酵素が作用しない失活状態とする必要がある。抽出に用いる抽剤を構成する溶剤成分において有機溶剤(溶媒)含量が小さいときに褐変防止剤を加えることが、褐変防止効果が大きくなって望ましい。
本発明での抽出物は、赤色色素を含まないものであり、「THE MERCK INDEX(TWELFTH EDITION)5785」(978頁)に記載されているマンゴスチンが主成分である。
本発明のマンゴスチン抽出物は、次のようにして製造することができる。以下に製造方法の例を示す(図1参照)。
(1)抽料調製工程
未熟なマンゴスチン果実を破砕、スライス又は押し潰す等して抽料を調製する。このときの破砕物、スライス物又は、押し潰し物等の大きさは、下記の如くとする。
破砕物:1〜50mm、望ましくは2〜30mm
スライス物:厚さ0.2〜2mm、望ましくは0.3〜1mm(大きさ10〜50mm)
押潰し物:厚さ0.5〜5mm、望ましくは1〜3mm(大きさ20〜70mm)
とする。小さくしすぎると、果実の破砕等の際に、マンゴスチン中の抽質(有効成分)が抽出操作前にスライス機や破砕機中に漏出し易い。他方、大きくしすぎると、抽料の比表面積が大きくなって、抽出効率が低下して、抽出に時間がかかる。
(2)抽出処理工程
抽料を抽剤と混合・接触させる。このとき、抽料に対する抽剤(褐変防止剤を含む場合がある。)の混合質量比(抽料/抽剤)=1/1〜1/50、望ましくは1/2〜1/30、更に望ましくは1/3〜1/20とする。抽剤が過少では、抽出効率が低下し、抽剤が過多では、無駄であるととともに、抽剤の分離回収の作業性が低下する。
そして、抽出条件は、抽出態様及び粉砕物等の形態により異なるが、例えば、浸潰(回分)の場合、下記の如くとする。
粉砕物:室温〜沸騰温度×数時間〜数日間、望ましくは、50〜90℃×2〜24h
スライス物、押し潰し物:室温〜沸騰温度×数分〜数時間、望ましくは5〜120min
なお、抽出処理の態様は、回分式・半連続式・連続式いずれの操作法でもよく、抽料/抽剤の接触態様も、固定層式(浸潰)、移動層式、分散接触式のいずれでもよい。
(3)固液分離工程
溶液(抽出液)と残滓(抽残物)とを固液分離する。固液分離の方法としては、沈降分離、遠心分離等、特に限定されないが、通常、ろ過(遠心ろ過、圧搾ろ過等)による。
(4)抽出物回収工程
抽出液から溶剤を分離除去して抽質を回収する。溶剤の分離除去は、蒸発晶析により又は冷却晶析させた後、ろ過して行う。
ここで、抽剤として、有機溶剤又は有機溶剤/水混合溶剤を用いた場合は、水溶性抽出物とともに非水溶性抽出物(黄色の非水溶性物質)を得ることができる。
そして、抽出物は、通常、乾燥処理を行って、本発明のマンゴスチン抽出物とする。なお、乾燥方法は、凍結乾燥、常温乾燥、加熱乾燥、真空乾燥、噴霧乾燥等任意である。
また、必要ならば、マンゴスチン抽出物をシリカゲル、アルミナ、アルキルシリル化シリカゲル(逆相クロマト用充填剤、例えばODSなど)、ポーラスポリマー(例えば、スチレン系、ヒドロキシメタクリレート系、レジン系)、架橋デキストランなどのゲル濾過剤(例えば、Shephadex、Bio Gel)などを用いる公知の方法によりα−マンゴスチン、β−マンゴスチン、γ−マンゴスチン、エピカテキン、プロシアニジンなどの単一物に分離精製することができる。
なお、上記抽出方法は、超臨界抽出によってもよい。
上記で得た非水溶性マンゴスチン抽出物及びそれを含むマンゴスチン抽出物はそのまま単独では水に溶けないので、以下に示すような製剤法▲1▼〜▲3▼により、水溶性又は水分散性の製剤とすることが望ましい。
▲1▼水と混合したとき均一に溶解又は分散させるためにα−、β−及びγ−シクロデキストリン、分岐(又は分枝)シクロデキストリンなどの包接剤(inclusion agent)を加えて混合し、アルコール及び水を加えて練合・乾燥或いは溶解・乾燥(噴霧乾燥や凍結乾燥を含む)などの常法により処理した後、粉砕・篩過などの操作を行って整粒(造粒)する。
この製剤に際して、必要に応じてデキストリン、オリゴ糖などの水溶性糖類、酢酸、アスコルビン酸などの有機酸及びその塩、グリシン、グルタミン酸ナトリウムなどのアミノ酸、りん酸カリウム、塩化ナトリウムなどの無機塩などの賦形剤を添加することもできる。
包接剤の非水溶性マンゴスチン抽出物1部に対する混合比は、包摂剤/抽出物=1/2〜1/30、望ましくは1/3〜1/20とする。
▲2▼水と混合したとき均一に溶解又は分散させるためにグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、レシチンなどの界面活性剤の少なくとも一種に直接混合溶融又はアルコールなどの前記有機溶媒に一旦溶解後、溶媒を留去することによりペースト状のマンゴスチン抽出物製剤を得ることができる。必要ならばデキストリン、オリゴ糖などの水溶性糖類、クエン酸、アスコルビン酸などの有機酸及びその塩、グリシン、グルタミン酸ナトリウムなどのアミノ酸、りん酸カリウム、塩化ナトリウムなどの無機塩、エタノール、プロピレングルコール、油脂などの賦形剤を添加することもできる。界面活性剤の使用量は非水溶性マンゴスチン抽出物1部に対し、0.5〜20部、望ましくは1〜10部の範囲である。
▲3▼マンゴスチン抽出物に、賦形剤として水、エタノールや2−プロパノールなどの1価アルコール、プロピレングルコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ソルビトールなどの多価アルコールなど、乳化剤として前記界面活性剤など、pH調整剤として酢酸、アジピン酸、フマル酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、グルコン酸、アスコルビン酸、フィチン酸などの有機酸及びその塩、塩酸、炭酸、リン酸、ピロリン酸、ポリリン酸などの無機酸及びその塩、グリシン、アラニン、リジン、グルタミン酸、ヒスチジン、アルギニン、ベタインなどのアミノ酸及びその塩、水酸化ナトリウムなどの塩基などを適宜組み合わせて液状又はペースト状のマンゴスチン抽出物製剤を得ることができる。さらに、酸化防止剤のトコフェロール(ビタミンE)、アスコルビン酸、パルミチン酸エステル、エリソルビン酸、アスコルビン酸ステアリン酸エステルなどを配合することもできる。
<実施例・比較例等>
以下、実施例・比較例等により本発明をさらに詳細に説明する。なお、以下の説明において、「果皮」、「果実」は、特に断らない限り、「未熟マンゴスチン」の非乾燥品を意味し、更に、「抽出物」は、「マンゴスチン抽出物」のことである。
また、「微黄褐色」及び「淡黄褐色」とは、かすか(slightly)な及び薄い(pale)黄褐色をそれぞれ意味する。
本発明のマンゴスチン抽出物は、熟していない(未熟)のマンゴスチン果実を、必要により褐変防止剤を存在させて、水及び/又は有機溶媒で抽出してなる、マンゴスチン抽出物にある。
ここで、「抽出物(extracted material)」とは、「抽剤(溶剤:solvent)」中に、「抽料(原料:raw material)」に溶解状態で移動「浸出(leach)又は溶出(elute,dissolve)」してきた物質(本来の抽出物)ばかりでなく、非溶解状態で移動してきた物質も含む。
マンゴスチンとは、学名「Garcinia mangostana L.」と称される、タイを原産国とするオトギリソウ科の一群の植物で、東南アジア地域に広く栽培されているものをいう。なお、マンゴスチンの果肉は甘味と酸味が適度に調和して上品な味で好まれ、また、果皮はコレラや赤痢の治療、下痢止め、更に中枢神経系鎮静剤や血圧上昇剤として利用されている。
「マンゴスチンの未熟な果実」とは、熟していないマンゴスチン果実で緑色又はわずかに褐色を帯びており、傷をつけると黄色を帯びた乳白色の粘性のある液が浸出し、ガラス板をあてると接した面に黄色い液が付着するものをいう。
「果実」とは、果実全体又は果皮のことを意味し、加熱処理後小さくカットして乾燥した乾燥物及び未乾燥物(生)の何れの状態のものも含む。なお、乾燥物、未乾燥物ともに、通常、粉砕機で中間粉粒(3〜20mm)の大きさに粉砕するか、クラッシャーで押し潰すか(厚さ3mm前後)、又は、スライサーで薄く(例えば、1mm前後)スライスして、抽料(原料)とする。
抽剤とする「水及び有機溶媒(極性溶媒)」とは、水及びメタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノン(アセトン)などの水と自由に混和又は、ブタノール、酢酸エチル等の水に対して易溶な有機溶媒を指し、単一で又は混合して用いる。当然のことながら、毒性の低いものを選択する。
抽剤(溶剤:溶媒)その使用量は、マンゴスチン果実1部に対し1〜50部、望ましくは2〜30部とする。過少では抽出物の収量が低くなり、過多では溶剤除去・分離に時間がかかるので好ましくない。
そして、本発明の方法で得たマンゴスチン抽出物には、適宜、褐変防止剤を添加する。この添加時期は、抽出処理時に又は抽出処理に先立ち抽剤に添加しても、抽出後(分離回収後)のマンゴスチン抽出物(抽質)に添加してもよい。マンゴスチン果実を水や有機溶剤で抽出しただけでは、褐変酵素が作用して浸出液及び抽出液が褐色を呈するので、それらを抑制(防止)するためである。
ここで「褐変防止剤」としては、下記のような有機酸、無機酸のうちから、適宜、1種又は2種以上を選択して使用可能であり、更に、醸造酢やビネガーなども使用可能である。
モノカルボン酸:エタン酸(酢酸)、乳酸(2−ヒドロキシプロパン酸)、プロピオン酸(プロパン酸)等
ポリカルボン酸:アジピン酸(ヘキサン二酸)、酒石酸(2,3−ジヒドロキシブタン二酸)、コハク酸(ブタン二酸)、フマル酸(trans−ブテン二酸)、リンゴ酸(2−ヒドロキシブタン二酸)、クエン酸(2−ヒドロキシプロパン−1,2,3−トリカルボン酸)等
糖アルコール誘導体:アスコルビン酸(ビタミンC)、エリソルビン酸(イソアスコルビン酸;Erythorbic acid)、グルコン酸、グルコノラクトン(グルコノ酸ラクトン)、フィチン酸(イノシトールヘキサリン酸)等
アミノ酸:アスパラギン酸、グルタミン酸等
無機酸:塩酸、硫酸、りん酸、りん酸−ナトリウム
褐変防止剤の添加量は、添加濃度が0.001〜5w/v%、好ましくは0.01〜2w/v%となる量とする。添加濃度が、低過ぎては褐変防止効果を得難く、高すぎてはマンゴスチン抽出物中に褐変防止剤の残留量が多くなって好ましくない。
マンゴスチン抽出物の着色を抑制(防止)するとは、果実から抽出(浸出)する水溶性抽出物又は非水溶性抽出物(黄色液)の変色(褐変)を抑制(防止)することである。このためには果実中の酵素の働きを抑えるか、又は、酵素が作用しない失活状態とする必要がある。抽出に用いる抽剤を構成する溶剤成分において有機溶剤(溶媒)含量が小さいときに褐変防止剤を加えることが、褐変防止効果が大きくなって望ましい。
本発明での抽出物は、赤色色素を含まないものであり、「THE MERCK INDEX(TWELFTH EDITION)5785」(978頁)に記載されているマンゴスチンが主成分である。
本発明のマンゴスチン抽出物は、次のようにして製造することができる。以下に製造方法の例を示す(図1参照)。
(1)抽料調製工程
未熟なマンゴスチン果実を破砕、スライス又は押し潰す等して抽料を調製する。このときの破砕物、スライス物又は、押し潰し物等の大きさは、下記の如くとする。
破砕物:1〜50mm、望ましくは2〜30mm
スライス物:厚さ0.2〜2mm、望ましくは0.3〜1mm(大きさ10〜50mm)
押潰し物:厚さ0.5〜5mm、望ましくは1〜3mm(大きさ20〜70mm)
とする。小さくしすぎると、果実の破砕等の際に、マンゴスチン中の抽質(有効成分)が抽出操作前にスライス機や破砕機中に漏出し易い。他方、大きくしすぎると、抽料の比表面積が大きくなって、抽出効率が低下して、抽出に時間がかかる。
(2)抽出処理工程
抽料を抽剤と混合・接触させる。このとき、抽料に対する抽剤(褐変防止剤を含む場合がある。)の混合質量比(抽料/抽剤)=1/1〜1/50、望ましくは1/2〜1/30、更に望ましくは1/3〜1/20とする。抽剤が過少では、抽出効率が低下し、抽剤が過多では、無駄であるととともに、抽剤の分離回収の作業性が低下する。
そして、抽出条件は、抽出態様及び粉砕物等の形態により異なるが、例えば、浸潰(回分)の場合、下記の如くとする。
粉砕物:室温〜沸騰温度×数時間〜数日間、望ましくは、50〜90℃×2〜24h
スライス物、押し潰し物:室温〜沸騰温度×数分〜数時間、望ましくは5〜120min
なお、抽出処理の態様は、回分式・半連続式・連続式いずれの操作法でもよく、抽料/抽剤の接触態様も、固定層式(浸潰)、移動層式、分散接触式のいずれでもよい。
(3)固液分離工程
溶液(抽出液)と残滓(抽残物)とを固液分離する。固液分離の方法としては、沈降分離、遠心分離等、特に限定されないが、通常、ろ過(遠心ろ過、圧搾ろ過等)による。
(4)抽出物回収工程
抽出液から溶剤を分離除去して抽質を回収する。溶剤の分離除去は、蒸発晶析により又は冷却晶析させた後、ろ過して行う。
ここで、抽剤として、有機溶剤又は有機溶剤/水混合溶剤を用いた場合は、水溶性抽出物とともに非水溶性抽出物(黄色の非水溶性物質)を得ることができる。
そして、抽出物は、通常、乾燥処理を行って、本発明のマンゴスチン抽出物とする。なお、乾燥方法は、凍結乾燥、常温乾燥、加熱乾燥、真空乾燥、噴霧乾燥等任意である。
また、必要ならば、マンゴスチン抽出物をシリカゲル、アルミナ、アルキルシリル化シリカゲル(逆相クロマト用充填剤、例えばODSなど)、ポーラスポリマー(例えば、スチレン系、ヒドロキシメタクリレート系、レジン系)、架橋デキストランなどのゲル濾過剤(例えば、Shephadex、Bio Gel)などを用いる公知の方法によりα−マンゴスチン、β−マンゴスチン、γ−マンゴスチン、エピカテキン、プロシアニジンなどの単一物に分離精製することができる。
なお、上記抽出方法は、超臨界抽出によってもよい。
上記で得た非水溶性マンゴスチン抽出物及びそれを含むマンゴスチン抽出物はそのまま単独では水に溶けないので、以下に示すような製剤法▲1▼〜▲3▼により、水溶性又は水分散性の製剤とすることが望ましい。
▲1▼水と混合したとき均一に溶解又は分散させるためにα−、β−及びγ−シクロデキストリン、分岐(又は分枝)シクロデキストリンなどの包接剤(inclusion agent)を加えて混合し、アルコール及び水を加えて練合・乾燥或いは溶解・乾燥(噴霧乾燥や凍結乾燥を含む)などの常法により処理した後、粉砕・篩過などの操作を行って整粒(造粒)する。
この製剤に際して、必要に応じてデキストリン、オリゴ糖などの水溶性糖類、酢酸、アスコルビン酸などの有機酸及びその塩、グリシン、グルタミン酸ナトリウムなどのアミノ酸、りん酸カリウム、塩化ナトリウムなどの無機塩などの賦形剤を添加することもできる。
包接剤の非水溶性マンゴスチン抽出物1部に対する混合比は、包摂剤/抽出物=1/2〜1/30、望ましくは1/3〜1/20とする。
▲2▼水と混合したとき均一に溶解又は分散させるためにグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、レシチンなどの界面活性剤の少なくとも一種に直接混合溶融又はアルコールなどの前記有機溶媒に一旦溶解後、溶媒を留去することによりペースト状のマンゴスチン抽出物製剤を得ることができる。必要ならばデキストリン、オリゴ糖などの水溶性糖類、クエン酸、アスコルビン酸などの有機酸及びその塩、グリシン、グルタミン酸ナトリウムなどのアミノ酸、りん酸カリウム、塩化ナトリウムなどの無機塩、エタノール、プロピレングルコール、油脂などの賦形剤を添加することもできる。界面活性剤の使用量は非水溶性マンゴスチン抽出物1部に対し、0.5〜20部、望ましくは1〜10部の範囲である。
▲3▼マンゴスチン抽出物に、賦形剤として水、エタノールや2−プロパノールなどの1価アルコール、プロピレングルコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ソルビトールなどの多価アルコールなど、乳化剤として前記界面活性剤など、pH調整剤として酢酸、アジピン酸、フマル酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、グルコン酸、アスコルビン酸、フィチン酸などの有機酸及びその塩、塩酸、炭酸、リン酸、ピロリン酸、ポリリン酸などの無機酸及びその塩、グリシン、アラニン、リジン、グルタミン酸、ヒスチジン、アルギニン、ベタインなどのアミノ酸及びその塩、水酸化ナトリウムなどの塩基などを適宜組み合わせて液状又はペースト状のマンゴスチン抽出物製剤を得ることができる。さらに、酸化防止剤のトコフェロール(ビタミンE)、アスコルビン酸、パルミチン酸エステル、エリソルビン酸、アスコルビン酸ステアリン酸エステルなどを配合することもできる。
<実施例・比較例等>
以下、実施例・比較例等により本発明をさらに詳細に説明する。なお、以下の説明において、「果皮」、「果実」は、特に断らない限り、「未熟マンゴスチン」の非乾燥品を意味し、更に、「抽出物」は、「マンゴスチン抽出物」のことである。
また、「微黄褐色」及び「淡黄褐色」とは、かすか(slightly)な及び薄い(pale)黄褐色をそれぞれ意味する。
抽料(果皮の抽剤中粉砕物;粉砕大きさ約2〜5mm)346gを抽剤(70%エタノール)1.1kg中に、70℃×5hの条件で浸潰して抽出処理後、該抽出処理液をろ紙ろ過して抽出液を得た(抽料/抽剤≒1/3)。
該抽出液(ろ過液)から溶剤を真空蒸発により分離除去して濃縮物を調製後、該濃縮物を凍結乾燥して、抽出物(微黄褐色粉末)48.2gを回収した(対抽料回収率≒14%)。
該抽出液(ろ過液)から溶剤を真空蒸発により分離除去して濃縮物を調製後、該濃縮物を凍結乾燥して、抽出物(微黄褐色粉末)48.2gを回収した(対抽料回収率≒14%)。
抽料(果実の細片カット乾燥物;平均厚さ4mm)3kgを、抽剤(60%エタノール)30kgに60℃で一夜浸潰して抽出後、フィルタープレスろ過して抽出液を得た(抽料/抽剤≒1/10)。
当該抽出液を実施例1と同様にして減圧濃縮・凍結乾燥して、抽出物(微黄褐色粉末)810gを回収した(対抽料回収率≒27%)。
当該抽出液を実施例1と同様にして減圧濃縮・凍結乾燥して、抽出物(微黄褐色粉末)810gを回収した(対抽料回収率≒27%)。
抽料(果実のスライス物;平均厚さ0.5mm)して調製した抽料835gを、抽剤(水)4.6kgに50℃で1h浸潰して抽出処理を行なった(抽料/抽剤≒1/5.5)。
抽出処理液中に浮遊する黄褐色物質をろ布で採取(掬い捕り)し、65℃で6h乾燥して、非水溶性抽出物(黄褐色粉末)9.9gを回収した。他方、ろ過液をスプレードライして本発明の水溶性抽出物(淡褐色粉末)60.1gを回収した(対抽料回収率≒1.1%+7.1%)。
抽出処理液中に浮遊する黄褐色物質をろ布で採取(掬い捕り)し、65℃で6h乾燥して、非水溶性抽出物(黄褐色粉末)9.9gを回収した。他方、ろ過液をスプレードライして本発明の水溶性抽出物(淡褐色粉末)60.1gを回収した(対抽料回収率≒1.1%+7.1%)。
抽料(果実のスライス物;平均厚さ約0.7mm)911gを抽剤(水;50℃)5kgに投入して、10min煮沸して抽出処理を行なった(抽料/抽剤≒1/5)。
該抽出処理液から、実施例3と同様の操作を経て、非水溶性抽出物(黄色粉末)17.8g及び水溶性抽出物(淡黄褐色粉末)70.7gを回収した(対抽料回収率≒2.0%+7.8%)。
該抽出処理液から、実施例3と同様の操作を経て、非水溶性抽出物(黄色粉末)17.8g及び水溶性抽出物(淡黄褐色粉末)70.7gを回収した(対抽料回収率≒2.0%+7.8%)。
抽料(果皮の抽剤中粉砕物;粉砕大きさ約5〜20mm)528gを抽剤(40%エタノール)10kgに、室温で3day浸潰後、2枚重ねてガーゼでろ過して、ろ過液を得た(抽料/抽剤≒1/5)。
該ろ過液を減圧濃縮し、浮遊析出する黄色物質をろ布ろ過し、40℃で減圧乾燥して非水溶性抽出物(黄色粉末)12.6gを回収した。他方、ろ過液を凍結乾燥して水溶性抽出物(微褐色粉末)43.7gを回収した(対抽料回収率≒2.4%+8.3%)。
該ろ過液を減圧濃縮し、浮遊析出する黄色物質をろ布ろ過し、40℃で減圧乾燥して非水溶性抽出物(黄色粉末)12.6gを回収した。他方、ろ過液を凍結乾燥して水溶性抽出物(微褐色粉末)43.7gを回収した(対抽料回収率≒2.4%+8.3%)。
抽料(果皮の抽剤中粉砕物;粉砕大きさ約5〜20mm)574gを抽剤(アセトン)4.7kgを用いて5h加熱還流して抽出処理を行った(抽料/抽剤≒1/8)。
該抽出処理液を冷却後、2枚重ねガーゼでろ過した。ろ過液から溶剤を真空蒸発させ、残留する黄色懸濁液を凍結乾燥して非水溶性抽出物(黄色粉末)12.1gを回収した(対抽料回収率≒2.1%)。
該抽出処理液を冷却後、2枚重ねガーゼでろ過した。ろ過液から溶剤を真空蒸発させ、残留する黄色懸濁液を凍結乾燥して非水溶性抽出物(黄色粉末)12.1gを回収した(対抽料回収率≒2.1%)。
果実(果実のスライス物;平均厚さ約0.5mm)868gを抽剤(ビネガー6%含有の10%エタノール)10kgに加え、10min煮沸して抽出処理を行なった(抽料/抽剤≒1/12)。
該抽出処理液を冷却後、浮遊する黄色物質をろ布で採取し、60℃で減圧乾燥して非水溶性抽出物(黄色粉末)14.3g回収した。また、ろ過液をスプレードライして本発明の水溶性抽出物(微黄褐色粉末)として67.5g回収した(対抽料回収率≒1.6%+7.8%)。
該抽出処理液を冷却後、浮遊する黄色物質をろ布で採取し、60℃で減圧乾燥して非水溶性抽出物(黄色粉末)14.3g回収した。また、ろ過液をスプレードライして本発明の水溶性抽出物(微黄褐色粉末)として67.5g回収した(対抽料回収率≒1.6%+7.8%)。
抽料(果実の押し潰し物;平均厚さ約2mm)642gを抽剤(0.2%クエン酸水溶液)2.3kg中で押し潰し、20min煮沸して、抽出処理を行なった(抽料/溶剤≒1/3.6)。
該抽出処理液を冷却後、実施例5と同様の各操作を行なって、ろ布採取物を減圧乾燥して非水溶性抽出物(黄色粉末)15.7g及び水溶性抽出物(微褐色粉末)79.6gを回収した(対抽料回収率≒2.4%+12.4%)。
(参照例1)
実施例1で得られた水溶性抽出物8g、分岐シクロデキストリン(日研化学;イソエリート P)72g及びデキストリン(松谷化学;パインデックス1)40gを50%エタノール400mlに溶解後、噴霧乾燥して抽出物の包接体として淡黄色粉末の抽出物製剤107gを調製した。
(参照例2)
実施例8で得られた非水溶性抽出物2gの熱エタノール溶液20mlにグリセリン脂肪酸エステル(理研ビタミン;ポエム M−100)3gを溶解して減圧濃縮後、プロピレングリコール2gを添加して黄色ペースト状の抽出物製剤7gを調製した。
(参照例3)
実施例2の抽出物10g及びクエン酸0.2gをエタノール89.8gに溶かした後、ろ過して淡黄色液状の抽出物製剤99gを調製した。
(比較例)
熟したマンゴスチンの果皮346gを70%エタノール1.1kg中で破砕して、70℃で5時間浸潰して抽出処理をした後、ろ紙でろ過した。ろ過液を減圧濃縮してエタノールを留去し、濃縮物を凍結乾燥して抽出物を赤色粉末として40.1gを回収した。
(試験例1)
実施例1及び比較例1で得た各抽出物0.01%液を高速液体クロマトグラフ装置(ODSカラム;検出波長:280nm)に注入して図1に示すクロマトグラムを得た。
実施例1のポリフェノール対応ピークは比較例に比べて大きく(特に保持時間12分及び16分付近のピーク)、ポリフェノール成分が多いことが示唆された。
(試験例2)
試料として実施例1・比較例1で得た各抽出物及びにカテキンをそれぞれ各200μgを含む10%メタノール溶液0.5mlを2.4%バニリンメタノール溶液3mlに加え、濃塩酸1.5mlを加えてよく混合後、20℃で15分間反応させた。これらの反応液の500nmにおける吸光度を測定した。
その結果は、表1に示すとおり実施例1の抽出物の吸光度は比較例の抽出物の約2.1倍、カテキンの約1.1倍のポリフェノール量を示し、試験例1の結果と同じであった。
(試験例3)
試料として実施例1・比較例の各抽出物及びトコフェロールをそれぞれ各20μgを含む50%エタノール溶液2mlを0.1M酢酸緩衝液(pH5.5)2mlに添加した後、それぞれに0.2mM1,1−ジフェニル−2−ピクリルヒドラジル(DPPH)エタノール溶液1mlを加えた。30分後にこれらの反応液の517nmにおける吸光度を測定した。その結果、表2に示すとおりDPPHラジカルに基づく吸光度の減少(吸光度差)が実施例1では比較例の約2.0倍、トコフェロールの約1.7倍であった。
このことから、未熟果から抽出した本発明抽出物のDPPHラジカル消去作用(消去能)は完熟果から抽出した抽出物の約2.0倍高いことが分かった。
(試験例4)
実施例1の抽出物、実施例4の非水溶性抽出物及び比較例の抽出物の枯草菌(Bacchillus sabtilis Marburg168)に対する抗菌活性を寒天希釈法により測定した結果、その最小発育阻止濃度は、それぞれ0.0075%、0.002%及び0.0075%であった。
なお、実施例1及び比較例は、水溶性と非水溶性の混合抽出物である。
該抽出処理液を冷却後、実施例5と同様の各操作を行なって、ろ布採取物を減圧乾燥して非水溶性抽出物(黄色粉末)15.7g及び水溶性抽出物(微褐色粉末)79.6gを回収した(対抽料回収率≒2.4%+12.4%)。
(参照例1)
実施例1で得られた水溶性抽出物8g、分岐シクロデキストリン(日研化学;イソエリート P)72g及びデキストリン(松谷化学;パインデックス1)40gを50%エタノール400mlに溶解後、噴霧乾燥して抽出物の包接体として淡黄色粉末の抽出物製剤107gを調製した。
(参照例2)
実施例8で得られた非水溶性抽出物2gの熱エタノール溶液20mlにグリセリン脂肪酸エステル(理研ビタミン;ポエム M−100)3gを溶解して減圧濃縮後、プロピレングリコール2gを添加して黄色ペースト状の抽出物製剤7gを調製した。
(参照例3)
実施例2の抽出物10g及びクエン酸0.2gをエタノール89.8gに溶かした後、ろ過して淡黄色液状の抽出物製剤99gを調製した。
(比較例)
熟したマンゴスチンの果皮346gを70%エタノール1.1kg中で破砕して、70℃で5時間浸潰して抽出処理をした後、ろ紙でろ過した。ろ過液を減圧濃縮してエタノールを留去し、濃縮物を凍結乾燥して抽出物を赤色粉末として40.1gを回収した。
(試験例1)
実施例1及び比較例1で得た各抽出物0.01%液を高速液体クロマトグラフ装置(ODSカラム;検出波長:280nm)に注入して図1に示すクロマトグラムを得た。
実施例1のポリフェノール対応ピークは比較例に比べて大きく(特に保持時間12分及び16分付近のピーク)、ポリフェノール成分が多いことが示唆された。
(試験例2)
試料として実施例1・比較例1で得た各抽出物及びにカテキンをそれぞれ各200μgを含む10%メタノール溶液0.5mlを2.4%バニリンメタノール溶液3mlに加え、濃塩酸1.5mlを加えてよく混合後、20℃で15分間反応させた。これらの反応液の500nmにおける吸光度を測定した。
その結果は、表1に示すとおり実施例1の抽出物の吸光度は比較例の抽出物の約2.1倍、カテキンの約1.1倍のポリフェノール量を示し、試験例1の結果と同じであった。
試料として実施例1・比較例の各抽出物及びトコフェロールをそれぞれ各20μgを含む50%エタノール溶液2mlを0.1M酢酸緩衝液(pH5.5)2mlに添加した後、それぞれに0.2mM1,1−ジフェニル−2−ピクリルヒドラジル(DPPH)エタノール溶液1mlを加えた。30分後にこれらの反応液の517nmにおける吸光度を測定した。その結果、表2に示すとおりDPPHラジカルに基づく吸光度の減少(吸光度差)が実施例1では比較例の約2.0倍、トコフェロールの約1.7倍であった。
このことから、未熟果から抽出した本発明抽出物のDPPHラジカル消去作用(消去能)は完熟果から抽出した抽出物の約2.0倍高いことが分かった。
実施例1の抽出物、実施例4の非水溶性抽出物及び比較例の抽出物の枯草菌(Bacchillus sabtilis Marburg168)に対する抗菌活性を寒天希釈法により測定した結果、その最小発育阻止濃度は、それぞれ0.0075%、0.002%及び0.0075%であった。
なお、実施例1及び比較例は、水溶性と非水溶性の混合抽出物である。
Claims (7)
- 未熟マンゴスチンの果実又は果皮を水及び/又は有機溶媒からなる抽剤で抽出した抽出物であることを特徴とするマンゴスチン抽出物。
- 前記抽剤が、さらに褐変防止剤を含有するものであることを特徴とする請求項1記載のマンゴスチン抽出物。
- 前記抽出物が水溶性であることを特徴とする請求項1又は2記載のマンゴスチン抽出物。
- 前記抽出物が非水溶性であることを特徴とする請求項1又は2記載のマンゴスチン抽出物。
- 未熟なマンゴスチン果実を、褐変防止剤の存在下又は非存在下、水及び/又は有機溶媒に浸潰し、浸潰液をろ過後、ろ過液から溶媒を蒸発除去して濃縮ないし晶析操作を経て抽出物を回収することを特徴とするマンゴスチン抽出物の製造方法。
- 未熟なマンゴスチン果実を、褐変防止剤の存在下又は非存在下、水及び/又は有機溶媒に浸潰し、浸潰液をろ過後、ろ過液を濃縮して溶媒を留去することにより析出する黄色の非水溶性抽出物を、更にその除去液から溶媒を留去することにより水溶性抽出物を別々に得ることを特徴とするマンゴスチン抽出物の製造方法。
- 未熟なマンゴスチン果実を、褐変防止剤の存在下又は非存在下、水及び/又は有機溶媒に浸潰し、加温処理により析出する黄色物質を分取して非水溶性抽出物を、ろ過液から溶媒を留去することにより水溶性抽出物を別々に得ることを特徴とするマンゴスチン抽出物の製造方法。
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