JPWO2003088290A1 - 真空バルブ - Google Patents

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俊文 佐藤
俊文 佐藤
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雅史 植主
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幸治 佐野
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Abstract

真空バルブの高圧充電部であるシャント部を完全に絶縁保護し、複数台をコンパクトに一括配置できる真空バルブを提供するために、真空バルブは、シャント部を真空容器内部で可動電極と真空容器を気密に貫通して延びる絶縁操作ロッドとの間に設けた。真空容器を固定側および可動側端子と共にほぼ直方体形状のモールド樹脂絶縁体に埋設する。開閉操作装置の外形を真空バルブのモールド樹脂絶縁体の軸方向投影形状とほぼ同じ投影形状とし、全体としてほぼ直方体の真空バルブ組立体とする。真空バルブ組立体を3台並置して三相一括形とすることもでき、モールド樹脂絶縁体は個別でも一括モールドしても良い。

Description

技術分野
この発明は真空バルブに関し、特に受配電設備に於いて用いるのに適した真空バルブおよびそのような真空バルブをモールド樹脂絶縁体により三相一括してユニットにされた真空バルブに関するものである。
背景技術
図31および図32には、受配電設備で使用される閉鎖型配電盤を構成する単位回路機器の一つである従来の真空バルブと、この真空バルブを操作する絶縁ロッドとの関係を示す。図31は真空バルブの外観を斜視図で示し、図32には図31の真空バルブを軸心に沿って破断して断面斜視図で示してある。これらの図に於いて、真空バルブ1は両端の閉じた中空円筒形の絶縁性の真空容器2を備え、この真空容器2内には互いに離接する固定電極3と可動電極4とが設けられており、これら電極3および4はそれぞれ固定側導体5と可動側導体6とによって真空容器2内に支持されている。可動側導体6は真空容器2に対して可動に支持されながらベローズ7によって気密が維持され、真空容器2の軸方向端壁を貫通して外部に延びた外端6aを持っている。可動側導体6の外端6aには高圧充電部であるねじ係合した接続導体8の一端が連結され、この接続導体8の他端には絶縁ロッド9がねじ係合により接続されていて、絶縁ロッド9の先端には図示してない開閉操作装置が連結できるようにされた低圧充電部である連結部9aが設けられている。一方、接続導体8には図示してない可動側端子導体であるシャント導体が接続されていて外部回路(図示してない)に接続できるようにしてある。図示してない開閉操作装置により絶縁ロッド9を軸方向に駆動すれば、接続導体8および可動側導体6を介して可動電極4を固定電極3に対して接離させることができる。
このような従来の真空バルブ1に於いては、可動電極4を支持する可動側導体6が真空容器2の軸方向端壁を貫通して外部に延びた外端6aを持っている。この外端6aおよびそこに接続された接続導体8はいずれも金属製で高圧充電部である。この高圧充電部は同時に可動部分でもあるので、これまでは配電盤内で気中にむき出しの状態で設置されていた。従って、小動物等が高圧充電部に触れて回路に不都合を起こすことのないようにするために絶縁材料製のモールドフレームが必要であった。また、閉鎖形配電盤に絶縁ガスを用いる場合には、絶縁ガス密封容器が必要であった。
また、相間絶縁、対地絶縁および極間絶縁を確保するためにもそれぞれ適切な位置に絶縁物のモールドフレームが必要であったり、絶縁ガスとそれを密封する密封容器が必要であった。
このように従来の真空バルブを用いた配電盤に於いては、真空バルブと操作用絶縁ロッドとの間に高圧充電部が剥き出しで露出した状態にあるため、モールドフレームや密封容器が必要であり、組立時には固定や溶接をする必要があり、配電盤の小型化の妨げになっていた。
発明の開示
従って、本発明の目的はこのような従来の真空バルブの課題を解決するために、高圧充電部であるシャント部が完全に絶縁保護された真空バルブを提供することである。
また、本発明の目的は複数の真空バルブをコンパクトに一括配置することができる真空バルブ組立体を提供することである。
(1)これらの目的を達成するために、本発明の真空バルブは、真空容器と、上記真空容器内に設けられた固定電極および可動電極と、上記真空容器を気密に貫通して延びて、一端で外部回路に接続され得、他端で上記固定電極に接続された固定側導体と、上記真空容器を気密に貫通して延びて、一端で外部回路に接続され得、他端で上記真空容器内で上記可動電極に接続されてシャント部を形成する可動側導体と、上記真空容器を気密に貫通して延びて、一端で上記真空容器内で上記可動電極に連結され、他端で上記真空容器外で開閉操作装置に結合し得る絶縁ロッドとを備えた真空バルブである。
(2)上記真空容器はほぼ円筒形であって、その軸方向一端で上記固定側導体に結合され、軸方向他端でベローズを介して上記絶縁ロッドに結合されており、上記可動側導体が、上記真空容器の周壁を貫通して延びた外部接続導体と、上記可動電極に接続された可撓性導体とを備えていても良い。
(3)上記真空容器を囲むモールド樹脂絶縁体と、上記モールド樹脂絶縁体内に埋設されて上記固定側導体に接続された固定側端子導体を持つ固定側端子と、上記モールド樹脂絶縁体内に埋設されて上記可動側導体に接続された可動側端子導体を持つ可動側端子とを備えていてもよい。
(4)上記固定側端子および上記可動側端子は、上記モールド樹脂絶縁体内の外表面に対して凸部あるいは凹部をなし、上記凸部あるいは凹部は、互いに軸整列して補完関係にあって界面絶縁の可能な表面形状を持つほぼ円錐台形状であってもよい。
(5)上記モールド樹脂絶縁体は、上記絶縁ロッドを離間して囲む内周面を持つ凹部を持つものでもよい。
(6)上記真空バルブが3台並置され、上記モールド樹脂絶縁体が3台の真空バルブに共通の単一のほぼ直方体のモールド樹脂絶縁体であるものでもよい。
(7)更に、本発明の真空バルブ組立体は、真空バルブと、上記真空バルブを開閉駆動する開閉操作装置とを備えた真空バルブ組立体であって、上記真空バルブは、真空容器と、上記真空容器内に設けられた固定電極および可動電極と、上記真空容器を気密に貫通して延びて、一端で外部回路に接続され得、他端で上記固定電極に接続された固定側導体と、上記真空容器を気密に貫通して延びて、一端で外部回路に接続され得、他端で上記真空容器内で上記可動電極に接続されてシャント部を形成する可動側導体と、上記真空容器を気密に貫通して延びて、一端で上記真空容器内で上記可動電極に連結され、他端で上記真空容器外で開閉操作装置に結合し得る絶縁ロッドとを備え、上記開閉操作装置は、上記記絶縁ロッドに連結され、上記開閉操作装置の外形は、上記真空バルブの軸方向について、上記真空バルブの軸方向投影形状とほぼ同じ投影形状を持つほぼ直方体である。
(8)上記真空バルブ組立体が3台互いに並置され、上記開閉操作装置は上記絶縁ロッドに連結され、上記開閉操作装置の外形は、上記真空バルブの軸方向について、上記3台の真空バルブの描く輪郭外形線とほぼ同じ投影形状を持つほぼ直方体であってもよい。
(9)上記モールド樹脂絶縁体が3台の真空バルブに共通の単一のモールド樹脂絶縁体であり、上記絶縁ロッドに連結された開閉操作装置が上記3台の真空バルブのそれぞれに互いに独立して連結されたほぼ直方体であってもよい。
(10)上記モールド樹脂絶縁体が3台の真空バルブに共通の単一のモールド樹脂絶縁体であり、上記絶縁ロッドにそれぞれ連結された開閉操作装置が共通の単一のほぼ直方体のハウジングを備えていてもよい。
(11)上記開閉操作装置は上記真空バルブに並設され、上記開閉操作装置と上記真空バルブとの間に上記開閉操作装置の駆動力を各相の上記真空バルブに伝達する相間リンクを備えたものでもよい。
(12)上記絶縁ロッドに接続された開閉操作装置と、上記真空容器を上記開閉操作装置と共に囲む単一のほぼ直方体形状のモールド樹脂絶縁体と、上記モールド樹脂絶縁体内に埋設されて上記固定側導体に接続された固定側端子導体を持つ固定側端子と、上記モールド樹脂絶縁体内に埋設されて上記可動側導体に接続された可動側端子導体を持つ可動側端子とを備えていてもよい。
(13)上記真空バルブが3台互いに並置され、上記モールド樹脂絶縁体が3台の上記真空バルブに共通のほぼ直方体の単一のモールド樹脂絶縁体であってもよい。
発明を実施するための最良の形態
実施形態1.
図1および図2には本発明の真空バルブの一実施形態を示し、図1はシャント部を真空容器内に収容した本発明の真空バルブの外観を示す斜視図であり、図2は図1の真空バルブの軸心に沿った破断斜視図である。
これらの図に於いて、真空バルブ10は中空で気密なほぼ円筒形の真空容器11を備え、真空容器11は金属製の一対のほぼ円形の端板12および13と、端板12および13に溶着等により固着されて互いに軸方向に隔てて設けられた2つのほぼ円筒形セラミックの絶縁管体14および15と、絶縁管体14および15間に溶着等により固着されたスリーブ16および17によって連結されたほぼ長円筒形(小判形)セラミックの絶縁箱体18とを備えている。
真空容器11の第1の端板12には、その軸心と同軸に固定側導体19が貫通して延びるように固定されており、固定側導体19の内端には固定電極20が同軸に固着されている。この固定電極20に離接できるように対向して可動電極21が設けられ、互いに離接する一対の電極を構成している。可動電極21の他端には小径部22が設けられていて、この小径部22には後に詳しく説明するシャントである可撓性導体23の一端が嵌められて接続されていて、シャント部24を構成している。この小径部22には更に絶縁ロッド25の内端に設けた中心孔26が強固に連結されていて、可動電極21と絶縁ロッド25とは一体の剛性の棒状体として作用するようにしてある。絶縁ロッド25の中間部には、外端(外周)で真空容器11の周壁部に封止接続されたベローズ27の内端(内周)が封止接続されており、絶縁ロッド25の外端28は真空容器11の第2の端板13から外部に延びていて、図示してない開閉操作装置に連結できるようにされている。
可動電極21と絶縁ロッド25との間のシャント部24に接続された可撓性導体23の他端は外部接続導体29に接続されて支持されている。外部接続導体29はほぼL字形に曲げられ、一方の脚部は径方向に延びてセラミックの絶縁箱体18を貫通して内部で可撓性導体23に接続されている。この脚部はまた絶縁箱体18に溶着された金属製の封止部材30に溶接されて気密に封止されると同時に機械的支持もされている。他方の脚部は真空容器11の軸にほぼ平行に延びて、図示してない外部回路に接続できるようにしてある。このように可撓性導体23と外部接続導体29とで固定側導体19に対応した可動側導体31が構成されている。また、固定側導体19および可動側導体31は真空容器11を気密に貫通して延びて、可動電極20および固定電極21のそれぞれに接続された導体を構成している。
真空容器11の内部で、固定電極20および可動電極21を離間して囲むように設けられているのは、電界緩和および金属蒸気飛散防止をするためのほぼ樽形のシールド32である。真空容器11の内部で第1の端板12には、同様に電界緩和の目的のほぼ皿形のシールド33が設けられている。また絶縁箱体18の内面には、一対のほぼ円筒形の電界緩和のためのシールド34が溶着により固定されていて、可動電極21と可撓性導体23との接続部であるシャント部24を囲むようにしてある。これらシールド34は、それぞれ可動電極21あるいは絶縁ロッド25を同軸に囲む円筒部分35と、円筒部分35の可撓性導体23側の端部から径方向外側に滑らかに曲げられたフランジ部分36とを持つ金属製の部材である。
このように、図1および図2に示す本発明の真空バルブ10によれば、シャント部24が真空容器11内に配置され、絶縁ロッド25がベローズ27を介して真空容器11の端壁を気密に貫通し、また可動側導体31が真空容器11の周壁を気密に貫通して延びている。従って、真空バルブの充電部が露出しておらず、小動物等による高圧充電部への接触のために回路に不都合を起こすことがない。このため、絶縁材料製のモールドフレームを必要とせず、また閉鎖形配電盤に絶縁ガスを用いる必要もない。
実施形態2.
図3および図4は本発明の別の実施形態による真空バルブ40を示す。図3には、上に説明した図1の真空バルブ10を、モールド樹脂絶縁体41内に埋設した本発明の真空バルブ40の外観を示し、図4には図3の真空バルブ40をその軸心に沿って破断した状態を斜視図で示してある。
これらの図に於いて、真空バルブ40は、図1および図2に示す真空バルブ10と、真空バルブ10の固定側導体19に接続された固定側接続導体42と、この固定側接続導体42に接続された固定側端子導体43と、真空容器11の可動側導体31に接続された可動側接続導体44と、この可動側接続導体44に接続された可動側端子導体45と、これらの構成要素を埋設支持して外部に対して電気的に絶縁するエポキシ樹脂等の適当な材質のモールド樹脂絶縁体41とを備えている。
モールド樹脂絶縁体41は、全体として柱状であり、図示の例では直方体形状であるが、モールド樹脂絶縁体41の表面(図4で底面)から形成されたほぼ円錐台形状の凹部46を備えている。この凹部46の底面からは円錐台形の軸心47と同軸にほぼ円筒形の固定側端子導体43が突出して凹部46の深さのほぼ半分の位置にまで延びている。また、モールド樹脂絶縁体41の対向表面(図4で上面)には、凹部46の軸心47(即ち固定側端子43の軸心47)と同軸にほぼ円錐台形状の凸部48が設けられていて、その内部に同軸にほぼ円筒形の可動側端子導体45が設けられている。可動側端子導体45は凸部48の高さのほぼ半分の位置にまで延びていて、可動側端子導体45の先端部分には可動側端子導体45とほぼ同じ直径の空洞49が設けられている。
このようにして図示の例では固定側端子導体43と円錐台形状の凹部46とで真空バルブ40の固定側端子50が構成され、可動側端子導体45と円錐台形状の凸部48とで可動側端子51が構成されている。固定側端子50と可動側端子51とはその寸法形状が相補完的関係にある。即ち、図2に示す真空バルブ40と同様の真空バルブを複数台上下に積み重ねた関係に配置して互いに接続する場合に、下段の真空バルブ40の固定側端子50の凹部46内に上段の真空バルブ40の可動側端子51の凸部48を挿入することができる。このように挿入すると、凹部46の内周面と凸部48の外周面とが互いに殆ど隙間無く密着して界面絶縁が可能となると共に、その間の相対移動を防ぐことができ、同時に固定側端子導体43と可動側端子導体45とが互いに密着して良好な電気的接続関係が形成される。
モールド樹脂絶縁体41には更に、真空バルブ40の円筒形の絶縁管体15から突出した絶縁ロッド25の外端28を離間して囲む円筒形内周面を持つ凹部52が形成されている。絶縁ロッド25の外端28にはこの凹部52を利用して、図示してない公知の開閉操作装置あるいは例えば図7に示し後に詳述するような開閉操作装置を連結することができる。
このように、図3および図4に示す本発明の真空バルブ40によれば、真空バルブ10の固定側導体19には固定側接続導体42を介して固定側端子導体43が接続されており、可動側導体31には可動側接続導体44を介して可動側端子導体45が接続されており、これらの構成要素がモールド樹脂絶縁体41により覆われている。このため、これまで必要であった相間絶縁、対地絶縁および極間絶縁を確保するための絶縁物のモールドフレームが必要なくなり、絶縁ガスとそれを密封する密封容器も不必要となったため、配電盤等の受配電設備を小型にすることができる。
実施形態3.
図5および図6には本発明の他の実施形態の真空バルブ55を示す。図5はシャント部を真空容器内に収容した図1の真空バルブ10を三相一括して単一のほぼ直方体形状のモールド樹脂絶縁体54内に埋設した本発明の真空バルブ55の外観を示す斜視図であり、図6は図5の真空バルブ55の破断斜視図である。真空バルブ55は、図1および図2に示す真空バルブ10を互いに並置して3台備え、図3および図4に示すモールド樹脂絶縁体41と同様の、但し、3台の真空バルブ10に共通の単一のモールド樹脂絶縁体56とを備えている。
このように、図5および図6に示す本発明の真空バルブの実施形態によれば、真空バルブ55は、ほぼ直方体形状の単一のモールド樹脂絶縁体54内に埋設された三相一括形のものであるので、部品点数が少なくなり、取扱いも容易となり、更に図3および図4に示す真空バルブ40によるよりも配電盤等の受配電設備をいっそう小型にすることができる。
実施形態4.
図7および図8は、図3および図4に示す真空バルブ40に開閉操作装置58を連結して真空バルブ40と開閉操作装置58との組立体を構成した本発明の更に他の実施の形態の真空バルブ組立体57を示す。図7は真空バルブ組立体57の外観を示す斜視図であり、図8は図7の真空バルブ組立体57の軸心に沿った部分破断斜視図である。真空バルブ組立体57の開閉操作装置58は、エポキシ樹脂等のモールド樹脂絶縁体のほぼ直方体のハウジング59内に、図示してない電磁駆動装置を収容したものであり、電磁駆動装置は絶縁ロッド25に連結されている。真空バルブ40と開閉操作装置58とは図示してない閉鎖型配電盤の構造体に固定され、図示のような両者の関係が保持される。開閉操作装置58のハウジング59と真空バルブ40のモールド樹脂絶縁体41との間には、僅かな軸方向間隙Gが設けられており、開閉操作装置58は、真空バルブ40の軸方向投影形状(真空バルブ40の軸方向に見たモールド樹脂絶縁体41の正面の形状)とほぼ同じ投影形状を持つほぼ直方体である。従って、開閉操作装置58と真空バルブ40との組合せである真空バルブ組立体57は、あたかも一つの直方体であるかのように取り扱うことができる。開閉操作装置58の内部の駆動装置はモータにより蓄勢されるばねの作用力を利用する機械式駆動装置でも良いが、電磁式でも機械式でもハウジング59の外表面には電力を供給するための電気端子を設けるだけで良い。
このように図7および図8に示す真空バルブ組立体57によれば、モールドされた開閉操作装置58とモールドされた真空バルブ40とが連結されてほぼ一体となった状態に組み合わせられているため、開閉操作装置58と真空バルブ40とを組立調整する必要がなく、受配電盤内へ据付が簡単である。
実施形態5.
図9および図10に示す真空バルブ組立体60は、図7および図8に示す真空バルブ57が適当な間隙を於いて三台並置されている様子を示すものである。真空バルブ組立体60は図示してない配電盤内にこのように配列支持されて設置され、全体として直方体形状である。勿論適当なスペーサや帯状体あるいはタイロッド等(いずれも図示してない)を用いて三台を結合して三相一括型の真空バルブとすることもできる。
このように、図9および図10に示す真空バルブ組立体60は、開閉操作装置58を有する三相分の真空バルブ組立体57が並べて配置されているので、真空バルブ組立体60の外形が全体としてコンパクトにできる。
実施形態6.
図11および図12に示す真空バルブ組立体64は、図3および図4に示す真空バルブ40が三台並置され、これら真空バルブ40の3本の絶縁ロッド25に連結され、モールド樹脂絶縁体によりモールドされた共通の単一の開閉操作装置65を備えている。開閉操作装置65の外形はほぼ直方体であって、真空バルブ64の軸方向について、3台の並置された真空バルブ40が描く輪郭外形線とほぼ同じ軸方向投影形状を持っている。共通の開閉操作装置65内には開閉操作装置65内の駆動機構(図示してない)が各相に対して同様に作用するように相間を互いに連動させる相間リンク機構が設けられている。三台の真空バルブ40と共通の開閉操作装置65とはこのように組み合わされて全体として直方体形状をしている。
このように図11および図12に示す真空バルブ組立体64は、開閉操作装置58を有する三相分の真空バルブ組立体57が並べて配置されているので、真空バルブ組立体60の外形が全体としてコンパクトにできる。また、開閉操作装置65が共通で単一のモールド樹脂絶縁体に覆われた直方体形状のものであり、真空バルブ組立体64が全体として直方体形状であるので、配電盤内への設定や据付作業が容易であり、全体としてコンパクトである。
実施形態7.
図13および図14に示す真空バルブ組立体66は、図5および図6に示す三台の真空バルブ10が共通の単一モールド樹脂絶縁体54内に埋設された真空バルブ55と、各真空バルブ10に連結された独立の三台の開閉操作装置58とを備えている。各開閉操作装置58の外形は図9および図10に示すものと同じほぼ直方体であり、同様に配列されている。真空バルブ55と三台の開閉操作装置58とはこのように組み合わされて全体として直方体形状をしている。
このように図13および図14に示す真空バルブ組立体66は、三相一括形の真空バルブ組立体55に開閉操作装置58を連結したものであるので、真空バルブ組立体60の外形が全体としてコンパクトにできる。また、開閉操作装置65が共通で単一のモールド樹脂絶縁体に覆われた直方体形状のものであり、真空バルブ組立体66が全体として直方体形状であるので、配電盤内への設定や据付作業が容易であり、全体としてコンパクトである。
実施形態8.
図15および図16に示す真空バルブ組立体68は、図5および図6に示すものと同じように、3台の真空バルブ10に共通の単一のモールド樹脂絶縁体を備えた真空バルブ55に、図11および図12に示すものと同じ共通の単一のほぼ直方体のハウジングを備えた開閉操作装置65を連結したものである。この真空バルブ組立体68も真空バルブ55と開閉操作装置65とが組み合わされて全体として直方体形状とされている。
このように図15および図16に示す真空バルブ組立体68は、開閉操作装置65を備えており、全体として直方体形状とされているので、配電盤内への設定や据付作業が容易であり、全体としてコンパクトである。
実施形態9.
図17および図18に示す真空バルブ組立体70に於いては、図3および図4に示す真空バルブ40が三台並設されており、各真空バルブ40の絶縁ロッド25(図4)には、各相を一括して操作するために、ほぼ直方体形状の単一のモールド樹脂絶縁体71でモールドされた相間リンク72が連結されている。相間リンク72には真空バルブ40の側面に隣接して配置された開閉操作装置73が連結されていて、開閉操作装置73はほぼ直方体のモールド樹脂絶縁体74を備えている。
相間リンク72のモールド樹脂絶縁体71および開閉操作装置73のモールド樹脂絶縁体74は、三相分の真空バルブ40とほぼ連続した輪郭外形線を形成して全体として直方体形状の真空バルブ組立体70を構成している。開閉操作装置73の駆動力は各相の真空バルブ40に相間リンク72を介して伝達される。
このように図17および図18に示す真空バルブ組立体70は、真空バルブ40、相間リンク72および開閉操作装置73が、ほぼ連続した輪郭外形線を形成して、全体として直方体形状の真空バルブ組立体70を構成しているので、配電盤内への設定や据付作業が容易であり、全体としてコンパクトである。
実施形態10.
図19および図20に示す真空バルブ組立体75に於いては、図17および図18に示す相間リンク72および開閉操作装置73が、図5および図6に示す単一のモールド樹脂絶縁体54内に真空バルブ10が一括埋設されて構成された三相一括形の真空バルブ55と共に用いられている。この真空バルブ組立体75に於いても、相間リンク72のモールド樹脂絶縁体71および開閉操作装置73のモールド樹脂絶縁体74は、三相一括形の真空バルブ55とほぼ連続した輪郭外形線を形成して全体として直方体形状をなすようにされている。
このように図19および図20に示す真空バルブ組立体75は、真空バルブ55、相間リンク72および開閉操作装置73が、ほぼ連続した輪郭外形線を形成して、全体として直方体形状の真空バルブ組立体75を構成しているので、配電盤内への設定や据付作業が容易であり、全体としてコンパクトである。
実施形態11.
図21および図22の真空バルブ組立体77は、図1および図2に示す真空バルブ10を図7および図8に示す開閉操作装置58と共にほぼ直方体形状の単一のモールド樹脂絶縁体78内に埋設したものである。即ち、この真空バルブ組立体77に於いては、真空バルブ10の絶縁ロッド25にエポキシ樹脂等のモールド樹脂絶縁体でモールドされた開閉操作装置58が連結されていて、この真空バルブ組立体77がこの開閉操作装置58によって操作できるようにしてある。真空バルブ10の真空容器11と開閉操作装置58とを囲む単一のほぼ直方体形状のモールド樹脂絶縁体78もエポキシ樹脂等の適当な有機絶縁体材料でできている。モールド樹脂絶縁体78内には、図3および図4に示す例と同様に、固定側導体19に固定側接続導体42を介して接続された固定側端子導体43を持つ固定側端子50と、可動側導体31に可動側接続導体44を介して接続された可動側端子導体45を持つ可動側端子51とを備えている。
このように図21および図22に示す真空バルブ組立体77は、開閉操作装置58を備えた真空バルブ10の全体をモールド樹脂絶縁体78でモールドしたものであるので、真空バルブ組立体としての完成度が高く、配電盤内への設定や据付作業がより容易であり、全体としてよりコンパクトである。
実施形態12.
図23および図24に示す真空バルブ組立体80は、図21および図22に示す真空バルブ77が三台並置されたものと同様であるが、モールド樹脂絶縁体が3つの独立したものでなく三台の真空バルブ10に共通の単一のほぼ直方体のモールド樹脂絶縁体81であることが相違している。
このように図23および図24に示す真空バルブ組立体80は、図21および図22に示す真空バルブ組立体77よりも更に真空バルブ組立体としての完成度が高く、配電盤内への設定や据付作業がより容易であり、全体としてよりコンパクトである。
図25乃至図30には真空バルブあるいは真空バルブ組立体のモールド樹脂絶縁体の変形例を示す。以上に説明した実施形態ではモールド樹脂絶縁体がほぼ直方体形状であるとして説明してきたが、モールド樹脂絶縁体を、例えば様々な断面形の柱状体等の、直方体以外の適当な形状とすることもできるのであって、図25乃至図30にはその望ましい形状を例示してある。
図25乃至図27に示す真空バルブは、図3および図4に示す真空バルブ40と同様の構造を持つものであるが、そのモールド樹脂絶縁体の形だけが相違している。図25の真空バルブ82のモールド樹脂絶縁体83は、蒲鉾形とも呼べる形状で、直方体の上面に半円柱体が乗せられた形である。図26の真空バルブ84のモールド樹脂絶縁体85は、小判形とも呼べる形状で、直方体の上下両面に半円柱体が乗せられた形である。図27の真空バルブ86のモールド樹脂絶縁体87は、円柱形状で、断面が円形である。
図28乃至図30に示す真空バルブ組立体は、図11および図12に示す真空バルブ組立体64と同様の構造を持つものであるが、そのモールド樹脂絶縁体の形が相違している。換言すれば、図11および12の真空バルブ組立体64に於いて、真空バルブ40の代わりに、図25乃至図27の真空バルブ82、84,86を用いたものである。即ち、図28の真空バルブ組立体90は蒲鉾形のモールド樹脂絶縁体83を持つ3台の真空バルブ82を備えていて、開閉操作装置91はモールド樹脂絶縁体83の高さに応じて高くされており、3台の並置された真空バルブ82が描く輪郭外形線とほぼ同じ軸方向投影形状を持っている。図29の真空バルブ組立体92は小判形断面のモールド樹脂絶縁体85を持つ3台の真空バルブ84を備えていて、開閉操作装置93はモールド樹脂絶縁体85の高さに応じて高くされており、3台の並置された真空バルブ84が描く輪郭外形線とほぼ同じ軸方向投影形状を持っている。図30の真空バルブ組立体94は円柱形のモールド樹脂絶縁体87を持つ3台の真空バルブ86を備えていて、開閉操作装置95はモールド樹脂絶縁体87の高さに応じて高くされており、3台の並置された真空バルブ86が描く輪郭外形線とほぼ同じ軸方向投影形状を持っている。
このような変形は、図7および図8の真空バルブ組立体57、図9および図10の真空バルブ組立体60、図17および図18の真空バルブ組立体70、図21および図22の真空バルブ組立体77にも同様に適用できる。
本発明の真空バルブあるいは真空バルブ組立体によれば、次のような効果が得られる。
(1)本発明の真空バルブは、真空容器と、上記真空容器内に設けられた固定電極および可動電極と、上記真空容器を気密に貫通して延びて、一端で外部回路に接続され得、他端で上記固定電極に接続された固定側導体と、上記真空容器を気密に貫通して延びて、一端で外部回路に接続され得、他端で上記真空容器内で上記可動電極に接続されてシャント部を形成する可動側導体と、上記真空容器を気密に貫通して延びて、一端で上記真空容器内で上記可動電極に連結され、他端で上記真空容器外で開閉操作装置に結合し得る絶縁ロッドとを備えた真空バルブである。
(2)また、上記真空容器はほぼ円筒形であって、その軸方向一端で上記固定側導体に結合され、軸方向他端でベローズを介して上記絶縁ロッドに結合されており、上記可動側導体が、上記真空容器の周壁を貫通して延びた外部接続導体と、上記可動電極に接続された可撓性導体とを備えている。
従って、真空バルブの充電部が露出しておらず、小動物等による高圧充電部への接触のために回路に不都合を起こすことがない。また絶縁材料製のモールドフレームを必要とせず、また閉鎖形配電盤に絶縁ガスを用いる必要もない。
(3)また、上記真空容器を囲むほぼ直方体形状のモールド樹脂絶縁体と、上記モールド樹脂絶縁体内に埋設されて上記固定側導体に接続された固定側端子導体を持つ固定側端子と、上記モールド樹脂絶縁体内に埋設されて上記可動側導体に接続された可動側端子導体を持つ可動側端子とを備えている。従って、相間絶縁、対地絶縁および極間絶縁を確保するための絶縁物のモールドフレームが必要なくなり、絶縁ガスとそれを密封する密封容器も不必要となったため、配電盤等の受配電設備を小型にすることができる。
(4)また、上記固定側端子および上記可動側端子は、上記モールド樹脂絶縁体内の外表面に対して凸部あるいは凹部をなし、上記凸部あるいは凹部は、互いに軸整列して補完関係にあって界面絶縁の可能な表面形状を持つほぼ円錐台形状である。従って、真空バルブを上下に積み重ねて配置すると同時に電気的接続を行うことができ、受配電設備をコンパクトにし、配線作業を容易にすることができる。
(5)また、上記モールド樹脂絶縁体は、上記絶縁ロッドを離間して囲む内周面を持つ凹部を持つものである。従って、界面絶縁が容易である。
(6)上記真空バルブが3台並置され、上記モールド樹脂絶縁体が3台の真空バルブに共通の単一のほぼ直方体のモールド樹脂絶縁体であるものでもよい。従って、真空バルブは三相一括形となり、部品点数が少なく、取扱いも容易となり、配電盤等の受配電設備をいっそう小型にすることができる。
(7)更に、本発明の真空バルブ組立体は、真空バルブと、上記真空バルブを開閉駆動する開閉操作装置とを備えた真空バルブ組立体であって、上記真空バルブは、真空容器と、上記真空容器内に設けられた固定電極および可動電極と、上記真空容器を気密に貫通して延びて、一端で外部回路に接続され得、他端で上記固定電極に接続された固定側導体と、上記真空容器を気密に貫通して延びて、一端で外部回路に接続され得、他端で上記真空容器内で上記可動電極に接続されてシャント部を形成する可動側導体と、上記真空容器を気密に貫通して延びて、一端で上記真空容器内で上記可動電極に連結され、他端で上記真空容器外で開閉操作装置に結合し得る絶縁ロッドとを備え、上記開閉操作装置は、上記記絶縁ロッドに連結され、上記開閉操作装置の外形は、上記真空バルブの軸方向について、上記真空バルブの軸方向投影形状とほぼ同じ投影形状を持つほぼ直方体である。従って、受配電盤内へ据付が簡単であり、真空バルブ組立体の外形が全体としてコンパクトにできる。
(8)また、上記真空バルブ組立体が3台互いに並置され、上記開閉操作装置は上記絶縁ロッドに連結され、上記開閉操作装置の外形は、上記真空バルブの軸方向について、上記3台の真空バルブの描く輪郭外形線とほぼ同じ投影形状を持つほぼ直方体である。従って、真空バルブ組立体の外形が全体としてコンパクトにできる。
(9)また、上記モールド樹脂絶縁体が3台の真空バルブに共通の単一のモールド樹脂絶縁体であり、上記絶縁ロッドに連結された開閉操作装置が上記3台の真空バルブのそれぞれに互いに独立して連結されたほぼ直方体であってもよい。従って、真空バルブ組立体の外形が全体としてコンパクトにでき、配電盤内への設定や据付作業が容易であり、全体としてコンパクトである。
(10)また、上記モールド樹脂絶縁体が3台の真空バルブに共通の単一のモールド樹脂絶縁体であり、上記絶縁ロッドにそれぞれ連結された開閉操作装置が共通の単一のほぼ直方体のハウジングを備えている。従って、開閉操作装置を含めて全体として直方体形状とされているので、配電盤内への設定や据付作業が容易であり、全体としてコンパクトである。
(11)また、上記開閉操作装置は上記真空バルブに並設され、上記開閉操作装置と上記真空バルブとの間に上記開閉操作装置の駆動力を各相の上記真空バルブに伝達する相間リンクを備えている。従って真空バルブ、相間リンクおよび開閉操作装置が、ほぼ連続した輪郭外形線を形成して、全体として直方体形状の真空バルブ組立体を構成しているので、配電盤内への設定や据付作業が容易であり、全体としてコンパクトである。
(12)また、上記絶縁ロッドに接続された開閉操作装置と、上記真空容器を上記開閉操作装置と共に囲む単一のほぼ直方体形状のモールド樹脂絶縁体と、上記モールド樹脂絶縁体内に埋設されて上記固定側導体に接続された固定側端子導体を持つ固定側端子と、上記モールド樹脂絶縁体内に埋設されて上記可動側導体に接続された可動側端子導体を持つ可動側端子とを備えている。従って、配電盤内への設定や据付作業がより容易であり、全体としてよりコンパクトである。
(13)また、上記真空バルブが3台互いに並置され、上記モールド樹脂絶縁体が3台の上記真空バルブに共通のほぼ直方体の単一のモールド樹脂絶縁体である。従って、配電盤内への設定や据付作業がより容易であり、全体としてよりコンパクトである。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明にかかる真空バルブは、受配電設備に設置する開閉装置として有用である。
【図面の簡単な説明】
図1はシャント部を真空容器内に収容した本発明の真空バルブの外観を示す斜視図である。
図2は図1の真空バルブの軸心に沿った破断斜視図である。
図3は図1の真空バルブをモールド樹脂絶縁体内に埋設した本発明の真空バルブの外観を示す斜視図である。
図4は図3の真空バルブの軸心に沿った破断斜視図である。
図5は図1の真空バルブを三相一括してモールド樹脂絶縁体内に埋設した本発明の真空バルブの外観を示す斜視図である。
図6は図5の真空バルブの破断斜視図である。
図7は図3の真空バルブに開閉操作装置を連結した本発明の真空バルブ組立体の外観を示す斜視図である。
図8は図7の真空バルブ組立体の軸心に沿った破断斜視図である。
図9は開閉操作装置を連結した図7の真空バルブ組立体を三相分並置した本発明の真空バルブ組立体の外観を示す斜視図である。
図10は図9の真空バルブ組立体の軸心に沿った破断斜視図である。
図11は図3の真空バルブを三相分並置して共通の開閉操作装置を連結した本発明の真空バルブ組立体の外観を示す斜視図である。
図12は図11の真空バルブ組立体の破断斜視図である。
図13は図5の真空バルブに各相毎に開閉操作装置を連結した本発明の真空バルブ組立体の外観を示す斜視図である。
図14は図13の真空バルブ組立体の破断斜視図である。
図15は図5の真空バルブに共通の開閉操作装置を連結した本発明の真空バルブ組立体の外観を示す斜視図である。
図16は図15の真空バルブ組立体の破断斜視図である。
図17は図3の真空バルブを三相分並置して相間リンクを介して共通の開閉操作装置を連結した本発明の真空バルブ組立体の外観を示す斜視図である。
図18は図17の真空バルブ組立体の破断斜視図である。
図19は図5の真空バルブ組立体に相間リンクを介して共通の開閉操作装置を連結した本発明の真空バルブ組立体の外観を示す斜視図である。
図20は図19の真空バルブ組立体の破断斜視図である。
図21は図1の真空バルブに開閉操作装置を連結し、さらにモールド樹脂絶縁体に埋設した本発明の真空バルブ組立体の外観を示す斜視図である。
図22は図21の真空バルブ組立体の軸心に沿った破断斜視図である。
図23は図1の真空バルブに開閉操作装置を連結したものを三相分並置し、共通のモールド樹脂絶縁体に埋設した本発明の真空バルブ組立体の外観を示す斜視図である。
図24は図23の真空バルブ組立体の破断斜視図である。
図25は図3および図4に示す真空バルブの変形例を示す図である。
図26は図3および図4に示す真空バルブの別の変形例を示す図である。
図27は図3および図4に示す真空バルブのまた別の変形例を示す図である。
図28は図11および図12に示す真空バルブの変形例を示す図である。
図29は図11および図12に示す真空バルブの別の変形例を示す図である。
図30は図11および図12に示す真空バルブの更に別の変形例を示す図である。
図31はシャント部が真空容器外部に露出した従来の真空バルブの外観を示す斜視図である。
図32は図31の真空バルブの軸心に沿った破断斜視図である。

Claims (13)

  1. 真空容器と、
    上記真空容器内に設けられた固定電極および可動電極と、
    上記真空容器を気密に貫通して延びて、一端で外部回路に接続され得、他端で上記固定電極に接続された固定側導体と、
    上記真空容器を気密に貫通して延びて、一端で外部回路に接続され得、他端で上記真空容器内で上記可動電極に接続されてシャント部を形成する可動側導体と、
    上記真空容器を気密に貫通して延びて、一端で上記真空容器内で上記可動電極に連結され、他端で上記真空容器外で開閉操作装置に結合し得る絶縁ロッドとを備えた真空バルブ。
  2. 上記真空容器はほぼ円筒形であって、その軸方向一端で上記固定側導体に結合され、軸方向他端でベローズを介して上記絶縁ロッドに結合されており、
    上記可動側導体が、上記真空容器の周壁を貫通して延びた外部接続導体と、上記可動電極に接続された可撓性導体とを備えていることを特徴とする請求項1記載の真空バルブ。
  3. 上記真空容器を囲むモールド樹脂絶縁体と、上記モールド樹脂絶縁体内に埋設されて上記固定側導体に接続された固定側端子導体を持つ固定側端子と、上記モールド樹脂絶縁体内に埋設されて上記可動側導体に接続された可動側端子導体を持つ可動側端子とを備えたことを特徴とする請求項1記載の真空バルブ。
  4. 上記固定側端子および上記可動側端子は、上記モールド樹脂絶縁体内の外表面に対して凸部あるいは凹部をなし、上記凸部あるいは凹部は、互いに軸整列して補完関係にあって界面絶縁の可能な表面形状を持つほぼ円錐台形状であることを特徴とする請求項3記載の真空バルブ。
  5. 上記モールド樹脂絶縁体は、上記絶縁ロッドを離間して囲む内周面を持つ凹部を持つことを特徴とする請求項3記載の真空バルブ。
  6. 上記真空バルブが3台並置され、上記モールド樹脂絶縁体が3台の真空バルブに共通の単一のほぼ直方体のモールド樹脂絶縁体であることを特徴とする請求項3項記載の真空バルブ。
  7. 真空バルブと、上記真空バルブを開閉駆動する開閉操作装置とを備えた真空バルブ組立体であって、
    上記真空バルブは、真空容器と、上記真空容器内に設けられた固定電極および可動電極と、上記真空容器を気密に貫通して延びて、一端で外部回路に接続され得、他端で上記固定電極に接続された固定側導体と、上記真空容器を気密に貫通して延びて、一端で外部回路に接続され得、他端で上記真空容器内で上記可動電極に接続されてシャント部を形成する可動側導体と、上記真空容器を気密に貫通して延びて、一端で上記真空容器内で上記可動電極に連結され、他端で上記真空容器外で開閉操作装置に結合し得る絶縁ロッドとを備え、
    上記開閉操作装置は、上記記絶縁ロッドに連結され、上記開閉操作装置の外形は、上記真空バルブの軸方向について、上記真空バルブの軸方向投影形状とほぼ同じ投影形状を持つほぼ直方体であることを特徴とする真空バルブ組立体。
  8. 上記真空バルブ組立体が3台互いに並置され、上記開閉操作装置は上記絶縁ロッドに連結され、上記開閉操作装置の外形は、上記真空バルブの軸方向について、上記3台の真空バルブの描く輪郭外形線とほぼ同じ投影形状を持つほぼ直方体であることを特徴とする請求項7記載の真空バルブ組立体。
  9. 上記モールド樹脂絶縁体が3台の真空バルブに共通の単一のモールド樹脂絶縁体であり、上記絶縁ロッドに連結された開閉操作装置が上記3台の真空バルブのそれぞれに互いに独立して連結されたほぼ直方体であることを特徴とする請求項8記載の真空バルブ組立体。
  10. 上記モールド樹脂絶縁体が3台の真空バルブに共通の単一のモールド樹脂絶縁体であり、上記絶縁ロッドにそれぞれ連結された開閉操作装置が共通の単一のほぼ直方体のハウジングを備えたことを特徴とする請求項8記載の真空バルブ組立体。
  11. 上記開閉操作装置は上記真空バルブに並設され、上記開閉操作装置と上記真空バルブとの間に上記開閉操作装置の駆動力を各相の上記真空バルブに伝達する相間リンクを備えたことを特徴とする請求項8記載の真空バルブ組立体。
  12. 上記絶縁ロッドに接続された開閉操作装置と、上記真空容器を上記開閉操作装置と共に囲む単一のほぼ直方体形状のモールド樹脂絶縁体と、上記モールド樹脂絶縁体内に埋設されて上記固定側導体に接続された固定側端子導体を持つ固定側端子と、上記モールド樹脂絶縁体内に埋設されて上記可動側導体に接続された可動側端子導体を持つ可動側端子とを備えたことを特徴とする請求項1記載の真空バルブ組立体。
  13. 上記真空バルブが3台互いに並置され、上記モールド樹脂絶縁体が3台の上記真空バルブに共通のほぼ直方体の単一のモールド樹脂絶縁体であることを特徴とする請求項12記載の真空バルブ組立体。
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