JPWO2002016000A1 - 電子玩具、そのユーザ登録方法、情報端末装置、および玩具サービスサーバ - Google Patents

電子玩具、そのユーザ登録方法、情報端末装置、および玩具サービスサーバ Download PDF

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Abstract

ユーザ登録用データ等の初期メール情報(112)および玩具ID(111)を記憶している電子玩具(110)が携帯電話(100)に最初に接続されたときに、それらの情報に基づいて、携帯電話(100)は、そのユーザをメール送信元とし、玩具IDを含む、玩具サービスサイト宛のユーザ登録用電子メールを作成し送信する。玩具サービスサイト(130)はこの電子メールを受信し、その内容に基づいて当該電子玩具のユーザ登録を行う。玩具サービスサイト(130)は、以後、携帯電話(100)を介して電子玩具(110)に対して定期的にメールを送信する。電子玩具(110)は、その受信メールの内容に応じて自己の動作を追加したり、変更したりする。これにより、電子玩具の発声データや動作データ等の制御データを容易に外部から取り込むことを可能とし、そのための電子玩具のコスト増を最低限に抑える。また、電子玩具を購入したユーザの登録を、煩雑なユーザの情報入力を必要とすることなく行うことができる。

Description

技術分野
本発明は、電子的制御により動作を行う電子玩具に関し、特に、インターネットのような通信媒体を介して玩具の動作に関連する情報を受け取ることができる電子玩具、この電子玩具に接続して用いる情報端末装置、および玩具サービスを提供する玩具サービスサーバに関する。
背景技術
特定の音声の入力に対して、特定の音声出力や動作実行を行う玩具は、例えば、特開平6−142342号、特開平10−179941号、特開平11−319330号の各公報に開示されている。人の接近を条件として所定の音声の入力を検知し、所定の動作を行う玩具は、特開平6−327842号公報に開示されている。また、特定箇所の押圧などの外力に応答して、所定の音声を発生する玩具も知られている。
しかしながら、上記従来の玩具のうち、発生する音声や動作の元となるデータが固定であるものは、ひととおり音声や動作を体験してしまうと、その後は反応が予測され、ユーザが飽きてしまう、という問題があった。また、発声データを可変とするものもあるが、それらは、発声データをユーザがマイクで入力する等のユーザによる煩雑な操作が要求された。また、入力した本人には発声内容が既知であるため興趣に欠けるという難点があった。特に、動物の鳴き声などではなく人間の言葉を発声させる場合には、その音色よりもその意味合いの方が重要であり、発声データ等はユーザにとって逐次更新されることが好ましい。
ところで、各種の電子機器等には、その製品をどのようなユーザが購入したかを把握し、かつ、以後のサービスや情報の提供を行えるように、ユーザが必要事項を記入して返送することが期待される登録カードが添付されていることが多い。登録カードの記入および投函はユーザにとって煩雑な手間を要するため、その回収率は必ずしも期待されるほど高くはないのが現状である。 このような問題に対して、特開平9−179905号公報は、パーソナルコンピュータのような通信機能を有する電子機器において、その最初の立ち上げ時に、ユーザ登録用のプログラムを自動的に走らせることによりユーザ登録を行わせる技術を開示している。具体的には、氏名、住所、電話番号等の情報の入力欄を表示装置に表示し、ユーザに当該情報を入力させて、最寄りのアクセスポイントを介してホストコンピュータへ当該ユーザ登録情報を送信する。
この公報記載の技術は、登録カードの投函の手間が省けるが、やはりユーザにユーザ自身の情報の入力を強いる点で煩雑さは依然残る。
本発明は、上記のような背景においてなされたものであり、その目的は、発声データや動作データ等の制御データを容易に外部から取り込むことを可能とするとともに、そのための玩具のコスト増を最低限に抑えることができる電子玩具を提供することにある。
本発明の他の目的は、電子玩具を購入したユーザの登録を、煩雑なユーザの情報入力操作を必要とすることなく行うことができるユーザ登録方法を提供することにある。
発明の開示
本発明による電子玩具は、電子メール送受信機能付の情報端末装置に接続可能な電子玩具であって、少なくともユーザ登録用データを含む初期メール情報と玩具識別情報とを記録した内蔵メモリと、前記情報端末装置に最初に接続されたとき前記初期メール情報および玩具識別情報を当該情報端末装置へ転送する転送手段と、前記メモリおよび転送手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、電子メールの送受信機能を備えた情報端末装置は、少なくともユーザ登録用データを含む初期メール情報と玩具識別情報とを初期的に記憶している電子玩具が接続される接続手段と、前記電子玩具の接続時に、前記接続手段を介して前記初期メール情報および玩具識別情報を読み出し、当該情報端末装置のユーザをメール送信元とした玩具サービスサイト宛の電子メールであって前記玩具識別情報を記録した電子メールを作成する手段と、未送信電子メールを送信する手段とを備えたことを特徴とする。
玩具サービスサイトの電子メールアドレスは、玩具内の初期メール情報に含めることができる。これに代えて、ネットワーク上の玩具サービス利用に先だってネットワークなど外部から当該電子メールアドレスを情報端末装置内に取り込んで、これを利用することも可能である。
電子玩具に初期メール情報および玩具識別情報を格納しておくとともに、ユーザの情報端末装置を利用して、ユーザ登録用メールを作成することにより、ユーザは何ら自己のユーザ情報を入力することを強制されることがなく、電子玩具のユーザ登録を極めて簡単かつ容易に行うことができる。玩具サービス提供者側は、この登録により少なくとも当該ユーザの連絡先としてのメールアドレスが得られるため、電子メールにより、以後、継続的なサービスを提供し、また、各種の通知等を行うことが可能となる。
特に、電子玩具が、情報端末装置が受信した電子メールを受け取る手段と、この電子メールを記憶する手段と、直接的または間接的に五感で認識できる情報を出力する情報出力手段と、前記記憶した電子メールを解読し、この解読内容に応じて前記情報端末装置とは独立に前記情報出力手段を制御する制御手段とを備える場合、既存のメールシステムを利用して、電子玩具の出力内容や機能を追加したり変更したりすることができる。よって、絶えず新たな出力内容や機能を追加し、ユーザを飽きさせないことが可能となる。なお、「情報端末装置とは独立に」とは、情報端末装置と切り離された状態でという意味である。
また、前記自己宛のメールに対する返答メール情報を作成する手段をさらに備えることにより、玩具サービスサイトとの双方向のデータの授受が可能となり、多種多様な玩具サービスが行える。
本発明による他の電子玩具は、データ通信機能付の情報端末装置に接続可能な電子玩具であって、前記情報端末装置を介して前記電子玩具用の電子データを受信する手段と、この電子データを記憶する手段と、直接的または間接的に五感で認識できる情報を出力する情報出力手段と、前記電子データを解読し、前記情報端末装置とは独立に前記解読内容に応じて前記情報出力手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。前記電子データは、例えば、マークアップ言語で記載されたファイルや画像ファイル、音声ファイル等、任意のフォーマットのデータである。このように、電子メールによらず例えばウェブ上での電子データのダウンロード等によっても玩具の制御情報を入手することができる。前記マークアップ言語で記載されたファイルを提供するウェブサイトのアクセス情報は予め内部に記憶しておいてもよい。
本発明による玩具サービスサーバは、ネットワークを介して電子玩具に対するサービスを提供する玩具サービスサーバであって、電子玩具が接続された情報端末装置から送信された、少なくとも当該電子玩具の識別情報を含む電子メールを受信する電子メール受信手段と、この受信した電子メールに基づいて当該電子玩具のユーザ登録を行うユーザ登録手段と、前記電子メールの送信元に対して前記電子玩具を制御するための制御データを内包した電子メールを送信する電子メール送信手段とを備えたことを特徴とする。前記電子メール送信手段は、定期的に、または、前記電子メールの送信元からの要求に基づいて前記電子メールの送信を行うことができる。
前記玩具サービスサーバは、好ましくは、前記電子玩具に関連した情報を提供するウェブページを提供する手段と、当該電子玩具からの返答メールの受領の有無および/または受領数に応じて当該電子玩具の前記ウェブページの内容を更新するウェブページ手段とを備える。これによって、玩具のユーザは自己の玩具に関する情報をウェブベージ上で確認することができる。
本発明による玩具サービスサーバは、他の観点によれば、電子玩具が接続された情報端末装置から送信された、少なくとも当該電子玩具の識別情報および当該電子玩具のユーザ情報の登録を受け付けるユーザ登録手段と、前記電子メールの送信元に対して前記電子玩具を制御するための制御データを内包した電子データの提供するウェブページを提供する手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明による電子玩具のユーザ登録方法は、少なくともユーザ登録用データを含む初期メール情報と玩具識別情報とを初期的に記憶している電子玩具が電子メール送受信機能付の情報端末装置に最初に接続されたときに、当該電子玩具から前記初期メール情報および玩具識別情報を前記情報端末装置へ転送させるステップと、前記情報端末装置において、当該情報端末装置のユーザをメール送信元とした玩具サービスサイト宛の電子メールであって前記玩具識別情報を記録した電子メールを作成させるステップと、前記送信先アドレスのサイトにおいて前記電子メールを受信するステップと、受信したメールの内容に基づいて前記電子玩具と前記携帯情報端末装置のユーザとを対応づけて記憶するステップとを備えたことを特徴とする。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
まず、図1により、本発明の第1の実施の形態における電子玩具、そのユーザ登録、およびインターネット等のネットワークを介した玩具動作に関連する情報の授受等の仕組みを概説する。本実施の形態では、電子メール送受信機能を有する情報端末装置の一種としての携帯電話を用いて説明するが、電子メール送受信機能を有する他の任意の情報端末装置を利用することもできる。電子メールの送受信は情報端末装置である携帯電話100の主通信経路(携帯電話通信網、携帯電話パケット網等)を用い、電子玩具110と携帯電話100との間の通信には後述する副通信経路を用いる。
図1において、電子玩具110は、電子メール送受信機能を有する携帯電話100に着脱自在に接続できるように構成された電子基板を内蔵し、携帯電話100との間でデータの授受を行う。電子玩具110は、本実施の形態では、動物(ペット)や人気キャラクタ等の形状をした形態を有し、音声、音楽の出力、光の出力、等を行うものであり、その出力内容や機能は、受信した電子メールの内容によって逐次追加、変更されうる。また、機械的な動作を行わせることも可能である。さらには、直接的または間接的に五感で認識できる任意の出力形態の情報出力手段を採用することが可能である。なお、出力形態としては、人間の五感で認識できるものの他、赤外線通信や短距離無線通信(ブルートゥース)等を介して外部の機器(例えばゲーム機やデジタルテレビ装置)が間接的に認識できる出力を発生させることも可能である。
電子玩具110は、その玩具の種類および通し番号のような固有の識別子を示す玩具ID(玩具識別情報)111を固定的に記憶しているとともに、初期的にユーザ登録用の電子メールを作成するための情報(初期メール情報または登録メール情報)112を記憶している。この初期メール情報112は、この例では、ユーザ登録用データを示す「件名」およびメールの「送信先アドレス」を含む。その他、任意の「メール本文データ」を有してもよい。初期メール情報112は、電子玩具110の購入後、最初に携帯電話100に接続したときに、手動または自動により、玩具ID111とともに携帯電話100へ転送される。その後、少なくとも件名は、電子玩具110内で消去され、またはその転送が無効化される。これは、携帯電話100に対する電子玩具110の最初の接続時と2回目以降の接続時を区別するためである。本実施の形態では、初期メール情報112全体が消去される。メールの送信先アドレスは、玩具110内ではなく、ネットワークからのダウンロード等によって携帯電話100内に不揮発的に記憶してもよい。
この初期メール情報112に基づいて、携帯電話100は、ユーザ登録用電子メール104を生成し、送信メールボックス102に格納する。送信メールボックス102には送信対象のメールが格納され、送信後は消去されるか別の領域(たとえば図示しない送信済みメールボックス)へ移送される。本実施の形態においては、少なくとも玩具のメール情報に基づいて生成された各種メールは、送信後に携帯電話100内から消去される。
ユーザ登録用メールの具体的な内容例を図7に示す。図示のように、ユーザ登録用電子メール104は、この例では、ヘッダ情報として、件名(Subject)、日付(Date)送信元アドレス(From)、送信先アドレス(To)を含み、メール本文情報として、本文データ、玩具IDおよび玩具名称を含む。件名、送信先アドレス、メール本文データおよび玩具IDは、電子玩具110から与えられた情報が利用される。件名は、この例では、このメールがユーザ登録用メールであることを示す予約文字列”register−mail”としている。本実施の形態では、日付、送信元アドレスは、携帯電話100が付与する。送信元アドレスは、携帯電話100に割り当てられたメールアドレスであり、携帯電話の場合、通常、「電話番号@(プロバイダのドメイン名)」であるが、電話番号部分は任意の文字列に変更できる場合もある。玩具名称は、当該玩具のユーザ登録用メールの作成時に、携帯電話からユーザが当該玩具に付与することができる任意の名称(ニックネーム)である。この玩具名称の入力は任意であり、ユーザに入力を強制するものではない。ユーザが入力を省略した場合には、ユーザ登録用電子メール104内の玩具名称は空となる。このようなニックネームの入力は、当該玩具の遊び方の一環であり、ユーザに特に負担はないと考えられる。
図1に戻り、送信メールボックス102に格納されたメールは、ユーザによるメール送信指示により、中継サーバ(ゲートウェイ)105を介して送信先である玩具サービスサイト(玩具サービスサーバ)130宛に送信される。玩具サービスサイト130は、一般的に、当該玩具の製造・販売会社が直接または間接的に運営するものである。ユーザ登録用電子メール104を受信した玩具サービスサイト130では、当該ユーザが当該電子玩具の所有者として登録される。本実施の形態におけるユーザ登録用電子メール104はユーザの住所や氏名等の情報を含まないが、携帯電話100でのユーザ登録用電子メール104の作成の際に入力を促してもよい。但し、それらの入力がなくても、ユーザ登録用電子メール104は発信でき、また、ユーザの連絡先の確保は達成される。以後、玩具サービスサイト130は、メールおよびウェブにより、ユーザに対してその電子玩具110に関連した継続的なサービスを提供する。その内容例については後述する。
図2は、電子玩具110および携帯電話100の外観例を示す。電子玩具110は、ここではネコの形態をしており、一端に露出した雄コネクタ(接続手段)20を携帯電話の雌コネクタ(接続手段)45に直接挿入接続(着脱)できるようになっている。接続形態は、これに限るものではなく、ケーブル等の優先接続および赤外線、電波等の無線接続のいずれを利用したものであってもよい。この電子玩具110の内部には、後述するハードウェア構成を搭載した電子基板が内蔵されている。この例では、ネコの目の部分にLEDのような表示デバイス18が埋め込まれ、また、マイクのようなセンサ部17やスピーカ部19も有する。図2に示した電子玩具110はあくまで一例であり、その形状や内蔵する入出力デバイス等は種々の追加や変更が可能である。また、機械的な動作部分が含まれてもよい。
図2に示した携帯電話100は、外観的には、アンテナ40、スピーカ43、ディスプレイ部36、キー群(操作部)37、マイク42、コネクタ45を有し、既存の携帯電話と同様である。内部的にも基本的には既存のメール送受信機能を利用できるが、本発明の電子玩具関連の特有の機能実現のためにソフトウェア(コンピュータプログラム)を製品出荷時または事後的に追加してもよい。事後的には、ネットワークからのダウンロードにより追加が可能である。
図3(a)(b)は、それぞれ、電子玩具110と携帯電話100の概略のハードウェア構成例を示す。
電子玩具110は、玩具全体の制御を行うCPU10、このCPU10の制御プログラムおよび固定的なデータを格納したROM11、CPU10の一時記憶、作業領域を提供するRAM12、後述する受信メールデータや携帯電話識別情報などのデータを不揮発的に記憶するフラッシュメモリ(不揮発性記憶装置)13、シリアル入出力装置(SIO)14を有する。前記初期メール情報112は、フラッシュメモリ13に格納される。玩具ID111は、ROM11またはフラッシュメモリ13に格納されている。SIO14は、コネクタ20を介して外部装置と接続できる。玩具110は、また、音声や音楽等のオーディオデータに従ってアナログオーディオ信号を出力する音源LSI15を有する。この音源LSI15にはスピーカ19が接続される。玩具110は、さらに、日時情報を得るためのRTC(Real Time Clock)16、センサ17、表示デバイス18、押しボタン等のスイッチ類19を有する。センサ17は、ここでは音を検出するマイクであるが、その他、光、圧力等の種々の物理量を検出する素子でありうる。表示デバイス18は、この例では発光ダイオード(LED)であるが、液晶ディスプレイ等であってもよい。スイッチ類19は、リセットスイッチ、その他ユーザの操作用のスイッチである。
一方、携帯電話100も、性能に差はありうるものの、同様にCPU30、ROM31、RAM32、フラッシュメモリ33、RTC34、SIO44およびコネクタ45を有する。携帯電話100は、さらに、液晶ディスプレイ(LCD)36、テンキー等を含む各種キー群37、音声およびデータの無線通信を制御する通信制御部38、RF部39およびアンテナ40、音声の入出力制御を行う音声処理部41、これに接続されたマイク42およびスピーカ43を有する。本実施の形態では、RF部39およびアンテナ40を介した通信が携帯電話100の主通信経路であり、SIO35およびコネクタ45を介した通信が副通信経路である。なお、玩具110および携帯電話100の動作電源としてのバッテリは図示省略してある。
図1の中継サーバ105は、特にその具体的な構成を示さないが、携帯電話100からのネットワーク120へのアクセスを中継する機能およびメールサーバ機能等を有するデータ処理装置である。同様に、玩具サービスサイト130は、ウェブサーバの機能、メールサーバの機能、電子メールの作成機能、玩具サービスのためのデータ処理機能等を構成するデータ処理装置である。
図4に、玩具サービスサイト130が保持するユーザ管理テーブル400の構成例を示す。このテーブル400は、玩具ID毎に1つのレコードが作成される構成を有する。1レコードは、ユーザID、玩具ID、玩具名称、友達ID、返答メール累積受領数、返答メール未受領数、成長度、健康状態の各項目を有する。玩具名称の入力が省略された場合にはデフォルトの名称(例えば当該玩具種類の名称等)が利用される。友達IDとは、後述するような特定の操作によって、当該玩具と友達とみなされる玩具の玩具IDを示す。玩具同士の友達化ではなく、ユーザ同士の友達化も可能である。その場合には、友達IDとしてユーザIDを用いる。返答メール累積受領数は、実質的に当該玩具が受領した食事メール(後述)の累積個数であり、成長度の判断の基礎となるデータとして用いる。返答メール未受領数は、玩具サービスサイトから当該玩具宛に送信された食事メールに対して、そのメールを受信したことを示す返答メールが受信されない場合に、その送信メールを未受領とみなして、その数を累積したものである。具体的には、食事メールを送信(または送信メールボックスに格納)したときに変数値をインクリメントし、それに対する返答メールを受信したときにデクリメントする。この返答メール未受領数は、当該玩具の仮想的な健康度の判定の基礎となるデータとして用いる。返答メール未受領数の代わりに、当該玩具の返答メール最終受領日を用いることもできる。
なお、ユーザ管理テーブル400のユーザIDと玩具IDがユーザ登録の役目を果たす部分であり、他の項目は本実施の形態における玩具の遊び方に特有の部分であり、種々の変形がありうる。ユーザの住所、氏名等の他の情報が与えられれば、それを記憶する記憶領域を設けてもよい。その記憶領域は、ユーザ管理テーブル400内であっても、あるいは、別の領域であってもよい。別の領域の場合には、ユーザIDを重ねて保持するか、または、テーブル400に当該領域を指し示すポインタの項目を設ける等の相互の関連付けを行う。
以下、上記の構成における各部の具体的な動作例について説明する。
図5は、本実施の形態の電子玩具の利用形態を示す。図5(a)に示すように、本実施の形態における電子玩具110は、携帯電話100を経由して玩具サービスサイトからのメールを受け取り、そのメールに応じて出力内容や機能が更新される。前述のように本実施の形態の出力形態は、音声および光である。例えば、メールの本文データとして、音声データや発光パターンデータ等の制御データの他、外部機器を制御するための制御データが与えられる。この音声出力や光出力を行う契機となるイベントは、たとえば、メールの受信、センサ17の所定のセンス結果(例えば音声認識結果等)、スイッチ類19の押下、所定の時刻の到来、などである。制御データは、玩具内に蓄積されて継続的に利用されるものと、単発(1回出力されたら無効となる)のものとがありうる。出力の制御の方法としては、制御データによらず、食事メールの蓄積結果(例えば、食事メールの受信数、特定の食事メールの組合せ等)に応じて、所定の出力を行うことも可能である。なお、「出力内容や機能の更新」には、出力自体を変更するだけでなく、出力に対する入力の条件等を変更することも含むものとする。
図5(a)に示すように、電子玩具110の典型的な利用方法は、電子玩具110をそのユーザ登録を行った携帯電話100に逐次接続して、玩具サービスサイトからのメール51を受け取り、これに対する返答メール52を携帯電話100経由で玩具サービスサイトへ返送するものである。玩具サービスサイトからのメール51は、当該玩具のユーザ登録後、定期的(例えば1日1回等)に送信されてくる。本実施の形態では、これを食事メール(meal−mail)と呼ぶ。
図8に、玩具サービスサイトで生成される食事メール51の構成例を示す。この例では、ヘッダ部の件名には、この食事メールを与える対象となる玩具の玩具IDを指定している。送信先アドレス(To)には、当該玩具の登録された携帯電話(のユーザ)が指定される。日付はこのメールの発信日であり、送信元アドレスは、玩具サービスサイトのメールアドレス(toyservice@...)である。メール本文部には、この食事メールの識別子(meal−mailID)、制御用のデータ(Data)を含んでいる。食事メールIDに応じて固有の制御を行うように予め電子玩具に組み込んであれば、制御用データは必須ではない。このような食事メールの受領によって、電子玩具の動物やキャラクタ等の模擬対象物が新たな言葉や動作を獲得していくことができる。また、玩具サービスサイトでは、各電子玩具について返答メールの返送状況を管理し、その結果に応じて当該模擬対象物の成長度や健康度を判定し、図6に示すように、その結果をウェブサイトで当該ユーザに公開する。これによって、当該ユーザは現在の自己の電子玩具の状態を認識することができる。
図9は食事メールに対する玩具側からの返答メール52の構成例を示す。この返答メールの日付、送信元は、ユーザ登録用メールの場合と同様、携帯電話側で付与される。件名(Subject)、送信先アドレス(To)、返答メールID(Reply−mailID)、データ(Data)は玩具側で生成されたものである。送信先アドレスには、食事メールの送信元アドレス(すなわち玩具サービスサイトのアドレス)が利用される。この例では、件名には、この返答メールを発信した玩具(食事メールを食べた玩具)の玩具IDがセットされる。返答メールIDは、この返答が、どの玩具宛のどの食事メールについてのものであるかを示す。玩具サイトは、件名の玩具IDと返答メールID内の玩具IDとの一致をみて、その食事メールが指定した玩具で食べられたことを認識できる。両玩具IDが不一致であるときには、「友達」により食べられたと判定する。「データ(Data)」は、玩具側から玩具サービスサイトへ通知すべきデータがある場合に付加できる。
図10は返答メールの一種であるリセットメール52’の構成例を示す。これのヘッダ部は図9の返答メールと同様であるが、メール本文部では、返答メールIDとしてこれがリセット(reset)メールであることを示す。これによって、当該玩具IDについてのデータ(例えば図4のテーブル400の返答メール累積受領数や返答メール未受領数)が初期化される。このリセットメールは、前記健康度が最悪状態に達したような場合に玩具主導で生成される場合と、リセットスイッチの押下等、ユーザ主導で生成される場合とがある。
図5(b)に戻り、携帯電話100のユーザは、1個の玩具110だけでなく、さらに別の玩具110’について同じ携帯電話100を利用することができる。その場合、玩具サービスサイトからのメール51,51’は玩具IDにより区別され、対応する玩具が自己宛のメールを取り込む。但し、図5(c)に示すように、電子玩具110A,110Bが別々のユーザの携帯電話100A,100Bで登録された後に、それらの電子玩具を非登録の携帯電話に接続して、別の電子玩具宛の食事メールを受領することも可能とする。食事メールの内容は、固有の玩具にのみ有効なデータもあり得るが、そのようなデータは無効なデータとして無視される。ある携帯電話(例えば100A)のユーザ(例えばtaro)に別のユーザ(例えばhanako)の玩具110B(例えば玩具ID=rab00012345)が接続されて、玩具110Bが玩具110A(例えば玩具ID=cat00123456)宛の食事メールを食べ(受領し)、玩具110Bがその返答メールを携帯電話100Aから玩具サービスサイトへ返送すると、玩具110Aのレコード(図4のNo.1)には当該別のユーザのID(例えばhanako)が「友達ID」として登録される。本実施の形態では、図6のウェブページに「友達」として表示されるには、一方のユーザの玩具用の食事メールを他方のユーザの玩具が食べたのみで足りる。この代わりに、一方のユーザの玩具用の食事メールを他方のユーザの玩具が食べて当該一方のユーザの玩具のレコードに友達IDが登録されるのみでは足りず、さらに逆に当該他方のユーザの玩具用の食事メールを当該一方のユーザの玩具が食べて、当該他方のユーザの玩具のレコードにも友達IDが登録されることまでを必要としてもよい。その双方に友達IDが登録されたことの判断は、後述する図18の処理において行うことができる。玩具が他のユーザの玩具宛の食事メールを食べる際に複数の食事メールが存在する場合には、どの食事メールを食べるかをユーザに選択させるようにしてもよい。
図11は、電子玩具110を携帯電話100に最初に接続したときに機能する両者の初回接続時ユーザ登録の処理を表すフローチャートである。
ユーザが電子玩具110を携帯電話100に接続して携帯電話で所定の操作(キー操作またはメニュー操作等)を行うと、本処理が開始される。変形例として、電子玩具が携帯電話に接続されたことを自動的に検出して、本処理を開始するようにしてもよい。
まず、電子玩具は自己の初期メール情報112および玩具ID111を携帯電話100へ転送し(S11)、ついで、接続された携帯電話100の識別情報(例えば電話番号または電子メールアドレス)を問い合わせ(S12)、携帯電話100から受け取ったその識別情報をフラッシュメモリ13に記憶する(S13)。その後、電子玩具内の初期メール情報112を消去(または無効化)する(S14)。初期メール情報112等が携帯電話100へ転送された後は、電子玩具は携帯電話100から取り外してよい。
一方、携帯電話100は、初期メール情報および玩具IDを受信する(S21)。また、電子玩具110からの問い合わせに応じて当該携帯電話100の識別情報を電子玩具へ応答する(S22)。さらに、上記受信した初期メール情報112と玩具ID111に基づいて、当該送信先アドレスに対するユーザ登録用メール104を完成させ(S23)、送信メールボックス102に格納する(S24)。この送信メールボックス102に格納されたユーザ登録用メールは、後述するようにユーザによる次回のネットワークアクセス時にユーザの指示に応じて他の送信メール(もしあれば)とともに、それぞれの送信先へ送信される。
なお、玩具110が初期メール情報および玩具IDに基づいてメールの雛形を作成して携帯電話100へ転送し、携帯電話100が送信元アドレスを付加してユーザ登録用メール104を完成させるようにしてもよい(送信日付は実際の送信日に自動的に付加される)。あるいは、メールの雛形自体が予め作成されて玩具内に格納されていてもよい。
図12(a)(b)は、携帯電話100のメール受信時およびネットアクセスによるメール送信時の処理例を示すフローチャートである。
携帯電話100では、メールサーバから当該ユーザ宛のメールが送信されてきたら、自動的に受信し、受信メールボックスに格納する(S31)。メールが受信されたことはディスプレイ上でユーザに通知される。ユーザが自己宛のメールを受信するためにユーザ側からメールサーバにアクセスする必要がある端末装置では、メールサーバにアクセスして、自己のメールボックス内に新たな受信メールがある場合にその受信メールを受信する。
また、携帯電話100によるネットワークへのアクセス時には、送信メールボックス102内に玩具サービスサイト宛のメールが存在するか否かを調べる(S35)。存在すれば、ユーザの指示に応じて(S36)、ネットワーク120に接続し、当該メールを送信する(S37)。当然ながら、ネットアクセスの前にユーザによりメール送信指示が行われる場合にもメール送信を行う。
図13は、玩具サービスサイト130におけるメール受信時の処理例を示すフローチャートである。
玩具サービスサイト130のデータ処理装置は、受信メールをチェックし、それがどのような種類のメールであるかを判定する(S41)。前述のように本実施の形態では、メールのヘッダ内の件名によってメール種類を判断できる。ユーザ登録用メールである場合には(S42,Yes)、前記ユーザ管理テーブル400に当該新たな玩具IDについての新レコードを作成する(S43)。さらに、このレコードに当該ユーザIDを玩具IDに対応づけて登録する(S44)。この時点で定まらないテーブル項目のデータや数値は予め定めた初期値としておく。受信メールがユーザ登録用メール以外の種類のメールである場合については、他の処理が関連するので、後述する。
図14は、電子玩具110を再度(2回目以降)携帯電話100に接続したときの電子玩具110の処理例を示すフローチャートである。
電子玩具の携帯電話に対する2回目以降の接続時には、電子玩具は、携帯電話内の受信メールボックス内に食事メールがあるかをチェックする(S61)。これは、そのメールの送信元が玩具サービスサイトであるかを確認することにより判定できる。玩具サービスサイトから送信されてくるメールに食事メール以外の通常のメール(例えばお知らせ等)も存在する場合には、食事メールIDのチェックも要する。食事メールが存在すれば、それが自玩具宛かを調べる(S62)。自玩具宛であれば、当該食事メールを玩具内に取り込む(S64)。自玩具宛でない場合には、この携帯電話100がこの接続玩具の登録を行った携帯電話(以下、登録携帯電話ともいう)であるかを調べる(S63)。これは、前述のように接続した携帯電話の識別情報を得て、記憶済みの識別情報と比較することにより判定できる。図5(b)で説明したように、同じ携帯電話で複数の玩具を登録している場合があり、本実施の形態では、これらの玩具を兄弟と考えると、兄弟は同じ登録携帯電話に到来した兄弟それぞれ宛の食事メールについては自分以外宛の食事メールは食べない。これに対して、玩具が接続された携帯電話100が自己が登録された携帯電話ではない場合には、友達化のためにその食事メールを食べることが許される(S64)。ステップS63で、接続された携帯電話100が登録携帯電話であれば、ステップS64を迂回する。玩具が受信したメールは、携帯電話内の受信メールボックスから削除する。
その後、電子玩具は、取り込んだメールの内容に応じたそのメール内容を解読し、メール内容に応じて内部の設定を行う(S65)。これにより、前述したように、玩具の動作内容が更新される。ついで、そのメールを受信したことを示す、図9で説明したような返答メール情報を作成し(S66)、これを携帯電話へ送信し(S67)、その後、返答メール情報を電子玩具内から消去する(S68)。携帯電話側では、電子玩具からの返答メール情報を受けると、その返答メール情報に基づいて玩具サービスサイトに対するメールを完成し、このメールを送信メールボックスに格納する。
図13のフローチャートに戻り、ステップS42で当該受信メールがユーザ登録用メールでなかった場合、それが食事メールに対する返答メールであるかを調べる(S45)。そうでなければ、例えばリセットメールであれば、その返答メール種類に対応したメール処理を行う(S52)。
ステップS45で、受信メールが食事メールに対する返答メールであった場合、そのメールが当該ユーザの電子玩具からのものかを判断する(S46)。これは、前述のように、食事メールの返答メールにおいて、件名の玩具IDと返答メールID内の玩具IDが一致していることにより認識できる。一致していれば、ユーザ管理テーブル400の返答メール未受領数や返答メール累積受領数を更新(増加)する(S47)。その後、当該玩具宛の次のメール(例えば食事メール)を作成し(S48)、当該ユーザのメールボックスに格納する(S49)。ステップS48,S49の処理は、玩具サービスサイトでのメールの受信時の処理ではなく、定期的な処理時に行ってもよい。
ステップS46において、返答メールが当該ユーザの電子玩具からのものでない場合には、その玩具IDが友達IDに未登録かを調べ(S50)、未登録であれば当該玩具IDのレコードに友達IDを追加する(S51)。その後、この処理を終了する。
以上の説明において、玩具側から玩具サービスサイトへ送信するメールは、返答メールとリセットメールのみであったが、さらに別の種類のメールを送信できるようにしてもよい。例えば、図15に食事メール要求メール53の例を示す。この食事メール要求メール53は、玩具サービスサイトに対して自玩具宛に新たな食事メールの送信を要求するためのものである。この要求は、ユーザの玩具に対する所定の操作(例えば専用のボタンの押下等)によって行うことができる。
図16にこの食事メール要求に関する電子玩具110と携帯電話100の処理例を示す。電子玩具110は、前述したようなユーザによる食事メール要求指示を受けると(S91,Yes)、食事メール要求メール情報を作成する(S92)。その後、電子玩具110が携帯電話100に対して接続されたとき(または接続されていて電子玩具側または携帯電話側で所定のユーザ操作があったとき)(S93,S101)、電子玩具110はその食事メール要求メール情報を携帯電話100へ送信する(S94)。携帯電話100はこれを受信して(S102)、玩具サービスサイト宛の食事メール要求メールを完成し(S103)、送信メールボックスに格納する(S104)。
この食事メール要求メール(図15)を受け取った玩具サービスサイトは、その受け取ったタイミング(日時や季節等)、当該玩具からの食事メール要求メールの受信回数等に応じて、送信する食事メールの種類または内容を変更することができる。また、食事メール要求メールの受信回数をその玩具の成長度や健康状態に反映させることも可能である。図17は、食事メール要求メールの受信回数を管理するために「食事メール要求回数」の項目を追加したユーザ管理テーブル400aの構成例を示している。
このようにユーザに食事メール要求を行わせる場合には、前述したような、ユーザの意思によらない食事メールの定期的な送信は必ずしも必要ないが、両者を併用しても構わない。
図18に、玩具サービスサイト130におけるウェブ更新の処理例を示す。玩具サービスサイト130では、図6に示したように、各電子玩具対応(またはユーザ対応)にウェブページが作成され、これが少なくとも当該ユーザに対して公開される。このウェブ更新は、定期的に実行される。
最初に、ユーザ管理テーブル400(図4)のレコード番号nをリセットし(S81)。以下の処理を全レコードについて繰り返す(S82〜S87)。
まず、第n番目のレコードについて、ユーザ管理テーブル400を参照し、その参照結果に応じて所定の処理を実行する(S82)。所定の処理には、例えば、返答メール累積受領数に基づく成長度の判定、および返答メール未受領数に基づく健康状態の判定、友達IDのチェックによる友達の判定等を含む。その具体的なアルゴリズムについては、本発明では特に重要ではないので、ここでは詳述はしない。次に、玩具サービスサイト130のウェブサーバにおける当該玩具用のウェブ文書の存在をチェックする(S83)。これが存在しなければ、例えばテンプレートを用いて当該ウェブ文書を新規に作成する(S85)。既に存在する場合には、そのウェブ文書の変更点について更新を行う(S84)。その後、未処理のレコードがあれば(S86)、レコード番号nをインクリメントして(S87)、上記ステップS82へ戻る。全レコードの処理が終われば、本処理を終了する。
上述した実施の形態では、玩具サービスサイトのウェブ機能は、電子玩具対応のウェブページを公開したにとどまり、電子玩具の制御データの受信はあくまでメールを介して行った。しかし、ウェブページを介して、例えば、http(hyper text transfer protocol)に従ってHTML(hyper text markup language)始めとする各種マークアップ言語の一つで記述された文書ファイルを玩具サービスサイトのウェブサーバから受信することも可能である。この文書ファイルには画像データも含みうる。したがって、画像データとして食事の種類に応じた絵を表示し、その食事の種類に応じたデータ(制御データ等)をテキストデータとしてマークアップ言語文書内またはhttpヘッダ内に保持することができる。
図19により、本発明の第2の実施の形態における電子玩具、およびネットワークを介して玩具動作に関連する情報の授受を行う仕組みについて説明する。玩具および携帯電話の構成は第1の実施の形態に関して図3に示したものと同じである。この図に示すように、本実施の形態では、玩具サービスサイトにアクセスするためのアクセス情報(例えばURL:Uniform Resource LocatorやIPアドレス等)115を予め電子玩具内に保持している。この電子玩具110内のアクセス情報115の利用の仕方としては幾つかの方法が考えられる。例えば、第1は、この玩具が最初に携帯電話100に接続されたときに携帯電話100内のURL記憶部106に複写または移動し、以後はこのURL記憶部106に記憶された当該URLに基づいて玩具サービスサイトへのアクセスを行うものである。第2は、電子玩具110を携帯電話100に接続する度に、その接続を契機として、携帯電話100における所定のプログラムを起動し、当該アクセス情報115に基づく玩具サービスサイトへのアクセスの是非をユーザに確認するようにするものである。
図20は、玩具の制御データをウェブページから取得する場合の携帯電話100と電子玩具110の動作例を示すフローチャートである。
図20において、上述のいずれかの方法により、携帯電話100が玩具サービスサイトにアクセスし(S111)、玩具用食事ページを構成するマークアップ言語ファイルを受信して、携帯電話のウェブブラウズ機能によりこれを表示する(S112)。図21に、玩具用の食物(たべもの)を選択するページ画面37を示す。このページ画面37は玩具サービスサイトにアクセスした後の最初の画面であってもあるいは、別の画面から移行した画面であってもよい。この玩具用食事ページからユーザが所望の食物を選択してOKを指示すると、例えば図22の画面38に示すような選択された食物の絵が表示される。ユーザがこの食物に対してOKの指示を行うと、携帯電話は、この絵に対応付けられたマークアップ言語文書を受信し、RAM12またはフラッシュメモリ13に格納する(S113)。その後、携帯電話に対して電子玩具が接続されたとき(または接続されていて電子玩具側または携帯電話側で所定のユーザ操作があったとき)(S114,S121)、携帯電話から電子玩具へ食物データが送信される(S115)。この食物データを受信した(S122)電子玩具は、これを解読し(S123)、この食物データにより記述された制御データに基づいて電子玩具の動作内容を更新する(S125)。
図20の処理では、電子玩具が食べ物データを食べた(受け取った)ことを玩具サービスサーバに報知するステップはないが、そのような報知を可能とする任意の手段を利用してもよい。また、本実施の形態を第1の実施の形態のような電子メールによる報知と組み合わせてもよい。
図23は、電子玩具110にLCDのようなディスプレイデバイス21および操作ボタン22a−22dを追加装備した場合を示している。このように、電子玩具がディスプレイデバイス21を有する場合には、上記図20のステップS124などにおいて、食物データに基づいて絵や文字を表示することが可能となる。また、食事メールのデータ部や食物データ等に基づいて、玩具サービスサイトから電子玩具に対して、その成長度や健康状態を示す情報、その他任意の情報を送り、このデータをディスプレイに表示させることもできる。メールを利用する場合には、そのようなデータを送るメール種類として専用の通知メールを用意してもよい。
以上、本発明の好適な実施例についてのみ説明したが、請求の範囲を逸脱することなく種々の変形、変更が行うことが可能である。例えば、上述した電子玩具の構成、動作および遊び方はあくまで一例であり、種々の追加、削除、変更等が可能である。電子玩具の遊び方の一例として動物の育成の例を挙げたが、本発明は、電子メールの送受信機能やウェブ閲覧機能を有する情報端末装置を介して電子データを受信し、この受信データに基づいて動作や機能を変更したり拡張したりすることができる任意の電子玩具に適用可能である。また、本発明の電子玩具には、上記のもの以外に、ゲーム機、デジタルカメラなどの種々の電子機器を含みうる。電子玩具の制御用のデータの受信は、上記メールおよびウェブによらず、他のプロトコル(例えばftp)に従った電子データの受信により行ってもよい。
本発明によれば、ネットワークを経由して電子玩具の動作出力内容や機能を追加したり、変更したりできるので、その追加や変更はユーザに煩雑な操作を強いることなく行える。また、継続的に電子メールや電子データを受信することにより、電子玩具の動作出力内容や機能を絶えず追加、変更できるので、ユーザに飽きがこない電子玩具を提供できる。電子メールを利用すれば、玩具のユーザは玩具サービスサイトとの間でメールのやりとりを行うことができ、対話感覚を楽しむことが可能となる。また、玩具サービスサイトは、玩具からの返答メールに基づいて玩具による食事メールの受け取りの有無や回数等を把握し、ひいては玩具の現在の状態を比較的容易かつ確実に把握することができる。さらに、インターネットアクセス機能付の情報端末装置を利用することにより、電子玩具自体にはそのような機能は不要であり、かつ、LCDのような表示装置も必須ではない。したがって、電子玩具の構成を簡略化しコストを低減することができる。(但し、本発明は玩具に表示装置を備えることを排除するものではない。)
産業上の利用可能性
本発明は、電子的制御により動作を行う電子玩具、この電子玩具に接続して用いる情報端末装置、および玩具サービスを提供する玩具サービスサーバの設計、開発、製造に利用可能である。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の第1の実施の形態における電子玩具、そのユーザ登録、およびインターネット等のネットワークを介した玩具動作に関連する情報の授受等の仕組みを概説するための図である。
図2は、図1の電子玩具および携帯電話の外観例を示す図である。
図3は、図1の電子玩具と携帯電話の概略のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図4は、図1の玩具サービスサイトが保持するユーザ管理テーブルの構成例を示す図である。
図5は、本発明の実施の形態の電子玩具の利用形態を示す図である。
図6は、本発明の実施の形態におけるウェブサイトの表示例を示す図である。
図7は、本発明の実施の形態におけるユーザ登録用メールの具体的な内容例を示す図である。
図8は、本発明の実施の形態における食事メールの具体的な内容例を示す図である。
図9は、本発明の実施の形態における食事メールに対する返答メールの具体的な内容例を示す図である。
図10は、本発明の実施の形態における返答メールの一種のリセットメールの具体的な内容例を示す図である。
図11は、本発明の実施の形態におけるユーザ登録の処理を表すフローチャートである。
図12は、本発明の実施の形態における、携帯電話のメール受信時およびネットアクセスによるメール送信時の処理例を示すフローチャートである。
図13は、本発明の実施の形態における、玩具サービスサイトのメール受信時の処理例を示すフローチャートである。
図14は、本発明の実施の形態において、電子玩具を再度(2回目以降)携帯電話に接続したときの電子玩具の処理例を示すフローチャートである。
図15は、本発明の実施の形態における食事メール要求メールの例を示す図である。
図16は、本発明の実施の形態における食事メール要求に関する電子玩具と携帯電話の処理例を示すフローチャートである。
図17は、本発明の実施の形態において「食事メール要求回数」の項目を追加したユーザ管理テーブルの構成例を示す図である。
図18は、本発明の実施の形態の玩具サービスサイトにおけるウェブ更新の処理例を示す図である。
図19は、本発明の第2の実施の形態における電子玩具、およびネットワークを介した玩具動作に関連する情報の授受等の仕組みを概説するための図である。
図20は、本発明の第2の実施の形態における携帯電話と電子玩具の動作例を示すフローチャートである。
図21は、本発明の第2の実施の形態において玩具用の食物を選択するページ画面の例を示す図である。
図22は、図21の画面に続いて表示される画面の例を示す図である。
図23は、LCDのようなディスプレイデバイスを備えた電子玩具の他の構成例を示す図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】電子メール送受信機能付の情報端末装置に接続可能な電子玩具であって、
少なくともユーザ登録用データを含む初期メール情報と玩具識別情報とを記録した内蔵メモリと、
前記情報端末装置に最初に接続されたとき前記初期メール情報および玩具識別情報を当該情報端末装置へ転送する転送手段と、
前記メモリおよび転送手段を制御する制御手段と、
前記情報端末装置から送信された前記玩具識別情報を含む登録用電子メールを受信した玩具サービスサーバが当該情報端末装置のメールアドレス宛に送信した電子玩具宛の電子メールを当該情報端末装置から受け取る手段と、
直接的または間接的に五感で認識できる情報を出力する情報出力手段とを備え、
前記制御手段は、前記受け取った電子メールを解読し、この解読内容に応じて前記情報端末装置とは独立に前記情報出力手段を制御することを特徴とする電子玩具。
【請求項2】前記初期メール情報は、前記玩具サービスサーバに対応する電子メールの送信先アドレスをも含み、前記情報端末装置は前記登録用電子メールを当該送信先アドレス宛に送信することを特徴とする請求の範囲1記載の電子玩具。
【請求項3】前記制御手段は、前記初期メール情報および玩具識別情報の転送の後、少なくとも前記ユーザ登録用データを消去またはその転送機能を無効化することを特徴とする請求の範囲1または2記載の電子玩具。
【請求項4】削除
【請求項5】削除
【請求項6】自己宛の電子メールに対する返答メール情報を作成する手段をさらに備えたことを特徴とする請求の範囲1記載の電子玩具。
【請求項7】前記玩具サービスサイトに対して自己宛の電子メールの送信を要求する手段をさらに備えたことを特徴とする請求の範囲1記載の電子玩具。
【請求項8】電子玩具宛の受信メールには当該電子玩具の識別情報が付加されており、前記情報端末装置内に格納された、他の電子玩具の識別情報が付加された受信メールは内部に取り込まないことを特徴とする請求の範囲1記載の電子玩具。
【請求項9】情報端末装置への最初の接続時に当該情報端末装置の識別情報を記憶し、以後、接続された情報端末装置の識別情報が前記記憶した識別情報と異なる場合には前記他の電子玩具の識別情報が付加された受信メールであっても内部に取り込むことを特徴とする請求の範囲8記載の電子玩具。
【請求項10】前記他の電子玩具宛の電子メールに対して自己の電子玩具の識別情報を付加した返答メール情報を作成する手段をさらに備えたことを特徴とする請求の範囲9記載の電子玩具。
【請求項11】ネットワークを介して電子玩具に対するサービスを提供する玩具サービスサーバであって、
電子玩具が接続された情報端末装置から送信された、少なくとも当該電子玩具の識別情報を含む電子メールを受信する電子メール受信手段と、
この受信した電子メールに基づいて、当該電子玩具の識別情報と当該情報端末装置のメールアドレスとを対応付けて記憶することによりユーザ登録を行うユーザ登録手段と、
前記電子メールの送信元である前記情報端末装置のメールアドレスに対して、前記電子玩具を制御するための制御データを内包するとともに宛先の電子玩具を特定した電子メールを送信する電子メール送信手段と、
を備えたことを特徴とする玩具サービスサーバ。
【請求項12】前記電子メール送信手段は、定期的に前記電子玩具に対する電子メールの送信を行うことを特徴とする請求の範囲11記載の玩具サービスサーバ。
【請求項13】前記電子メール送信手段は、前記情報端末装置からの要求に基づいて前記電子玩具に対する電子メールの送信を行うことを特徴とする請求の範囲11記載の玩具サービスサーバ。
【請求項14】前記電子玩具に関連した情報を提供するウェブページを提供する手段と、
当該電子玩具からの返答メールの受領の有無および/または受領数に応じて当該電子玩具の前記ウェブページの内容を更新するウェブページ更新手段と、
を備えたことを特徴とする請求の範囲11記載の玩具サービスサーバ。
【請求項15】前記返答メールには、このメールが返答する元のメールに付加された宛先の電子玩具(第1の電子玩具)の識別情報と、前記元のメールが取り込まれた電子玩具(第2の電子玩具)の識別情報とを含み、前記ウェブページ更新手段は、両電子玩具の識別情報が異なる場合には、前記第1の電子玩具の前記ウェブページにおいて前記第2の電子玩具を前記第1の電子玩具の友達として表示することを特徴とする請求の範囲14記載の玩具サービスサーバ。
【請求項16】データ通信機能付の情報端末装置に接続可能な電子玩具であって、
前記情報端末装置を介して前記電子玩具用の電子データを受信する手段と、
この電子データを記憶する手段と、
直接的または間接的に五感で認識できる情報を出力する情報出力手段と、
前記電子データを解読し、前記情報端末装置とは独立に前記解読内容に応じて前記情報出力手段を制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする電子玩具。
【請求項17】前記電子データはマークアップ言語で記載されたファイルであることを特徴とする請求の範囲16記載の電子玩具。
【請求項18】前記マークアップ言語で記載されたファイルを提供するウェブサイトのアクセス情報を予め記憶したことを特徴とする請求の範囲16記載の電子玩具。
【請求項19】ネットワークを介して電子玩具に対するサービスを提供する玩具サービスサーバであって、
電子玩具が接続された情報端末装置から送信された、少なくとも当該電子玩具の識別情報および当該電子玩具のユーザ情報の登録を受け付けるユーザ登録手段と、
前記電子玩具を制御するための制御データを内包した電子データを提供するためのウェブページを提供する手段と、
を備えたことを特徴とする玩具サービスサーバ。
【請求項20】電子メールの送受信機能を備えた情報端末装置であって、
少なくともユーザ登録用データを含む初期メール情報と玩具識別情報とを初期的に記憶している電子玩具が接続される接続手段と、
前記電子玩具の接続時に、前記接続手段を介して前記初期メール情報および玩具識別情報を読み出し、当該情報端末装置のメールアドレスをメール送信元とした玩具サービスサイト宛の電子メールであって前記玩具識別情報を記録した電子メールを作成する手段と、
未送信電子メールを送信する手段と、
を備えたことを特徴とする情報端末装置。
【請求項21】少なくともユーザ登録用データを含む初期メール情報と玩具識別情報とを初期的に記憶している電子玩具が電子メール送受信機能付の情報端末装置に最初に接続されたときに、当該電子玩具から前記初期メール情報および玩具識別情報を前記情報端末装置へ転送させるステップと、
前記情報端末装置において、当該情報端末装置のメールアドレスをメール送信元とした玩具サービスサイト宛の電子メールであって前記玩具識別情報を記録した電子メールを作成させるステップと、
前記送信先アドレスのサイトにおいて前記電子メールを受信するステップと、受信したメールの内容に基づいて前記電子玩具の玩具識別情報と前記携帯情報端末装置のメールアドレスとを対応づけて記憶するステップと、
を備えたことを特徴とする電子玩具のユーザ登録方法。
【請求項22】電子メールの送受信機能を備えた電子メール送受信機能付の情報端末装置上で動作するコンピュータプログラムであって、
少なくともユーザ登録用データを含む初期メール情報と玩具識別情報とを初期的に記憶している電子玩具を前記情報端末装置に接続したときに、それらの情報を読み出す機能と、
当該情報端末装置のメールアドレスをメール送信元とした玩具サービスサイト宛の電子メールであって前記玩具識別情報を記録した電子メールを作成する機能と、
を備えたことを特徴とする情報端末装置上で動作するコンピュータプログラム。

Claims (22)

  1. 電子メール送受信機能付の情報端末装置に接続可能な電子玩具であって、
    少なくともユーザ登録用データを含む初期メール情報と玩具識別情報とを記録した内蔵メモリと、
    前記情報端末装置に最初に接続されたとき前記初期メール情報および玩具識別情報を当該情報端末装置へ転送する転送手段と、
    前記メモリおよび転送手段を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電子玩具。
  2. 前記初期メール情報は電子メールの送信先アドレスをも含むことを特徴とする請求の範囲1記載の電子玩具。
  3. 前記制御手段は、前記初期メール情報および玩具識別情報の転送の後、少なくとも前記ユーザ登録用データを消去またはその転送機能を無効化することを特徴とする請求の範囲1または2記載の電子玩具。
  4. 電子メール送受信機能付の情報端末装置に接続可能な電子玩具であって、
    前記情報端末装置が受信した電子メールを受け取る手段と、
    この電子メールを記憶する手段と、
    直接的または間接的に五感で認識できる情報を出力する情報出力手段と、
    前記記憶した電子メールを解読し、この解読内容に応じて前記情報端末装置とは独立に前記情報出力手段を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電子玩具。
  5. 前記電子玩具から発信する電子メールの送信先アドレスを予め記憶したことを特徴とする請求の範囲4記載の電子玩具。
  6. 前記自己宛のメールに対する返答メール情報を作成する手段をさらに備えたことを特徴とする請求の範囲4または5記載の電子玩具。
  7. 外部の玩具サービスサイトに対して自己宛のメールの送信を要求する手段をさらに備えたことを特徴とする請求の範囲4記載の電子玩具。
  8. 電子玩具宛の受信メールには当該電子玩具の識別情報が付加されており、前記情報端末装置内に格納された、他の電子玩具の識別情報が付加された受信メールは内部に取り込まないことを特徴とする請求の範囲4記載の電子玩具。
  9. 情報端末装置への最初の接続時に当該情報端末装置の識別情報を記憶し、以後、接続された情報端末装置の識別情報が前記記憶した識別情報と異なる場合には前記他の電子玩具の識別情報が付加された受信メールであっても内部に取り込むことを特徴とする請求の範囲4記載の電子玩具。
  10. 他の電子玩具宛のメールに対して自己の電子玩具の識別情報を付加した返答メール情報を作成する手段をさらに備えたことを特徴とする請求の範囲9記載の電子玩具。
  11. ネットワークを介して電子玩具に対するサービスを提供する玩具サービスサーバであって、
    電子玩具が接続された情報端末装置から送信された、少なくとも当該電子玩具の識別情報を含む電子メールを受信する電子メール受信手段と、
    この受信した電子メールに基づいて当該電子玩具のユーザ登録を行うユーザ登録手段と、
    前記電子メールの送信元に対して前記電子玩具を制御するための制御データを内包した電子メールを送信する電子メール送信手段と、
    を備えたことを特徴とする玩具サービスサーバ。
  12. 前記電子メール送信手段は、定期的に前記電子メールの送信を行うことを特徴とする請求の範囲11記載の玩具サービスサーバ。
  13. 前記電子メール送信手段は、前記電子メールの送信元からの要求に基づいて前記電子メールの送信を行うことを特徴とする請求の範囲11記載の玩具サービスサーバ。
  14. 前記電子玩具に関連した情報を提供するウェブページを提供する手段と、
    当該電子玩具からの返答メールの受領の有無および/または受領数に応じて当該電子玩具の前記ウェブページの内容を更新するウェブページ手段と、
    を備えたことを特徴とする請求の範囲11記載の玩具サービスサーバ。
  15. 前記返答メールには、このメールが返答する元のメールに付加された宛先の電子玩具(第1の電子玩具)の識別情報と、前記元のメールが取り込まれた電子玩具(第2の電子玩具)の識別情報とを含み、前記ウェブページ更新手段は、両電子玩具の識別情報が異なる場合には、前記第1の電子玩具の前記ウェブページにおいて前記第2の電子玩具を前記第1の電子玩具の友達として表示することを特徴とする請求の範囲14記載の玩具サービスサーバ。
  16. データ通信機能付の情報端末装置に接続可能な電子玩具であって、
    前記情報端末装置を介して前記電子玩具用の電子データを受信する手段と、
    この電子データを記憶する手段と、
    直接的または間接的に五感で認識できる情報を出力する情報出力手段と、
    前記電子データを解読し、前記情報端末装置とは独立に前記解読内容に応じて前記情報出力手段を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電子玩具。
  17. 前記電子データはマークアップ言語で記載されたファイルであることを特徴とする請求の範囲16記載の電子玩具。
  18. 前記マークアップ言語で記載されたファイルを提供するウェブサイトのアクセス情報を予め記憶したことを特徴とする請求の範囲16記載の電子玩具。
  19. ネットワークを介して電子玩具に対するサービスを提供する玩具サービスサーバであって、
    電子玩具が接続された情報端末装置から送信された、少なくとも当該電子玩具の識別情報および当該電子玩具のユーザ情報の登録を受け付けるユーザ登録手段と、
    前記電子メールの送信元に対して前記電子玩具を制御するための制御データを内包した電子データを提供するためのウェブページを提供する手段と、
    を備えたことを特徴とする玩具サービスサーバ。
  20. 電子メールの送受信機能を備えた情報端末装置であって、
    少なくともユーザ登録用データを含む初期メール情報と玩具識別情報とを初期的に記憶している電子玩具が接続される接続手段と、
    前記電子玩具の接続時に、前記接続手段を介して前記初期メール情報および玩具識別情報を読み出し、当該情報端末装置のユーザをメール送信元とした玩具サービスサイト宛の電子メールであって前記玩具識別情報を記録した電子メールを作成する手段と、
    未送信電子メールを送信する手段と、
    を備えたことを特徴とする情報端末装置。
  21. 少なくともユーザ登録用データを含む初期メール情報と玩具識別情報とを初期的に記憶している電子玩具が電子メール送受信機能付の情報端末装置に最初に接続されたときに、当該電子玩具から前記初期メール情報および玩具識別情報を前記情報端末装置へ転送させるステップと、
    前記情報端末装置において、当該情報端末装置のユーザをメール送信元とした玩具サービスサイト宛の電子メールであって前記玩具識別情報を記録した電子メールを作成させるステップと、
    前記送信先アドレスのサイトにおいて前記電子メールを受信するステップと、
    受信したメールの内容に基づいて前記電子玩具と前記携帯情報端末装置のユーザとを対応づけて記憶するステップと、 を備えたことを特徴とする電子玩具のユーザ登録方法。
  22. 電子メールの送受信機能を備えた電子メール送受信機能付の情報端末装置上で動作するコンピュータプログラムであって、
    少なくともユーザ登録用データを含む初期メール情報と玩具識別情報とを初期的に記憶している電子玩具を前記情報端末装置に接続したときに、それらの情報を読み出す機能と、
    当該情報端末装置のユーザをメール送信元とした玩具サービスサイト宛の電子メールであって前記玩具識別情報を記録した電子メールを作成する機能と、
    を備えたことを特徴とする情報端末装置上で動作するコンピュータプログラム。
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