JPS646632Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS646632Y2 JPS646632Y2 JP1981037744U JP3774481U JPS646632Y2 JP S646632 Y2 JPS646632 Y2 JP S646632Y2 JP 1981037744 U JP1981037744 U JP 1981037744U JP 3774481 U JP3774481 U JP 3774481U JP S646632 Y2 JPS646632 Y2 JP S646632Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pole pieces
- pick
- cartridge
- coil
- coils
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R11/00—Transducers of moving-armature or moving-core type
- H04R11/08—Gramophone pick-ups using a stylus; Recorders using a stylus
- H04R11/12—Gramophone pick-ups using a stylus; Recorders using a stylus signals being recorded or played back by vibration of a stylus in two orthogonal directions simultaneously
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
- Moving Of Heads (AREA)
- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はレコード盤にその表面の形状変化をも
つて記録された信号を電気的信号に変換するため
のピツクアツプカートリツジに関し、特に、ムー
ビング・マグネツト形あるいはインデユースド・
マグネツト形に於いて、コイルに誘起された信号
電圧を外部へ導出する部分の構造を改良し、生産
性を高め、製造工程の全自動化をも可能にしたピ
ツクアツプカートリツジを提案するものである。
つて記録された信号を電気的信号に変換するため
のピツクアツプカートリツジに関し、特に、ムー
ビング・マグネツト形あるいはインデユースド・
マグネツト形に於いて、コイルに誘起された信号
電圧を外部へ導出する部分の構造を改良し、生産
性を高め、製造工程の全自動化をも可能にしたピ
ツクアツプカートリツジを提案するものである。
レコード盤に刻まれた音溝に記録された信号を
電気的信号に変換して再生するピツクアツプカー
トリツジには種々の形式があるが、電磁形ピツク
アツプカートリツジが主流をなしている。電磁形
ピツクアツプカートリツジは、その発電方式によ
り、ムービング・マグネツト形(以下、MM形と
呼ぶ)、インデユースド・マグネツト形(以下、
IM形と呼ぶ)、ムービング・コイル形等に基本的
に分類される。これらのうちの比較的大なる出力
電圧が得られて使い易いMM形ピツクアツプカー
トリツジが採用されたプレーヤが広く普及してい
る。第1図は従来のMM形ピツクアツプカートリ
ツジの構成を示す。1はカンチレバーで先端に再
生針2を有し、反対側の端部にマグネツト3が連
結されている。マグネツト3はゴム等で形成され
たダンパ4で支持されて振動子を構成している。
ダンパ4は真ちゆう等で形成されたスリーブ5に
取り付けられている。この振動子たるマグネツト
3に関連して、夫々コイル6a及び6bが捲装さ
れた一対のポールピース7a及び7bが配され
る。ポールピース7a及び7bは磁性材料で形成
されており、夫々の一端がマグネツト3を挾む位
置とされ、また、他端は磁気ヨーク部8で互いに
連結されている。9a及び9bは導電体で形成さ
れた電極部材である。これら電極部材9a及び9
bにはコイル6a及び6bの端末部10a及び1
0bが夫々半田付けされており、マグネツト3の
振動に応じてコイル6a及び6bに誘起される電
圧を外部に導出する。これら真ちゆう等のスリー
ブ5、ポールピース7a及び7b、磁気ヨーク部
8及び電極部材9a及び9b等は樹脂成型品とさ
れた支持部材11及び12で支持されて、シール
ドケース13内に収納されている。斯かる従来の
MM形ピツクアツプカートリツジにあつては、製
造時に於いて、極細線が捲回されて形成されたコ
イル6a及び6bをポールピース7a及び7bに
取り付け、これらコイル6a及び6bの端末部1
0a及び10bを電極部材9a及び9bに、
夫々、半田付けして電気的接続をする工程が必要
となるが、極細線のコイル6a及び6bの端末部
10a及び10bの取扱いが煩わしく、これらを
引出して電極部材9a及び9bへ半田付けする段
階、さらに、コイル6a及び6bの端末部10a
及び10bが半田付けされた電極部材9a及び9
bを所定の場所に納める段階で、生産性が著しく
損われていた。また、これらの工程のため、製造
工程の自動化が困難なものとされていた。
電気的信号に変換して再生するピツクアツプカー
トリツジには種々の形式があるが、電磁形ピツク
アツプカートリツジが主流をなしている。電磁形
ピツクアツプカートリツジは、その発電方式によ
り、ムービング・マグネツト形(以下、MM形と
呼ぶ)、インデユースド・マグネツト形(以下、
IM形と呼ぶ)、ムービング・コイル形等に基本的
に分類される。これらのうちの比較的大なる出力
電圧が得られて使い易いMM形ピツクアツプカー
トリツジが採用されたプレーヤが広く普及してい
る。第1図は従来のMM形ピツクアツプカートリ
ツジの構成を示す。1はカンチレバーで先端に再
生針2を有し、反対側の端部にマグネツト3が連
結されている。マグネツト3はゴム等で形成され
たダンパ4で支持されて振動子を構成している。
ダンパ4は真ちゆう等で形成されたスリーブ5に
取り付けられている。この振動子たるマグネツト
3に関連して、夫々コイル6a及び6bが捲装さ
れた一対のポールピース7a及び7bが配され
る。ポールピース7a及び7bは磁性材料で形成
されており、夫々の一端がマグネツト3を挾む位
置とされ、また、他端は磁気ヨーク部8で互いに
連結されている。9a及び9bは導電体で形成さ
れた電極部材である。これら電極部材9a及び9
bにはコイル6a及び6bの端末部10a及び1
0bが夫々半田付けされており、マグネツト3の
振動に応じてコイル6a及び6bに誘起される電
圧を外部に導出する。これら真ちゆう等のスリー
ブ5、ポールピース7a及び7b、磁気ヨーク部
8及び電極部材9a及び9b等は樹脂成型品とさ
れた支持部材11及び12で支持されて、シール
ドケース13内に収納されている。斯かる従来の
MM形ピツクアツプカートリツジにあつては、製
造時に於いて、極細線が捲回されて形成されたコ
イル6a及び6bをポールピース7a及び7bに
取り付け、これらコイル6a及び6bの端末部1
0a及び10bを電極部材9a及び9bに、
夫々、半田付けして電気的接続をする工程が必要
となるが、極細線のコイル6a及び6bの端末部
10a及び10bの取扱いが煩わしく、これらを
引出して電極部材9a及び9bへ半田付けする段
階、さらに、コイル6a及び6bの端末部10a
及び10bが半田付けされた電極部材9a及び9
bを所定の場所に納める段階で、生産性が著しく
損われていた。また、これらの工程のため、製造
工程の自動化が困難なものとされていた。
なお、カンチレバーに連結された振動子が軽量
な高透磁率材からなるパイプ(μパイプ)とさ
れ、その近傍にマグネツトが固定されて構成され
るIM形ピツクアツプカートリツジに於いても、
従来、上述のMM形カートリツジと同様の状況に
あつた。
な高透磁率材からなるパイプ(μパイプ)とさ
れ、その近傍にマグネツトが固定されて構成され
るIM形ピツクアツプカートリツジに於いても、
従来、上述のMM形カートリツジと同様の状況に
あつた。
斯かる点に鑑み本考案は、ポールピースに対す
るコイルの装着の仕方及びコイルに誘起された電
圧を外部へ導出する部分の構造が改良されたMM
形あるいはIM形ピツクアツプカートリツジを提
供し、ピツクアツプカートリツジの生産性の向上
を計り、さらに製造工程の全自動化を達成せんと
することを目的とする。以下、図面の第2図及び
第3図を参照して本考案に係るピツクアツプカー
トリツジを説明する。
るコイルの装着の仕方及びコイルに誘起された電
圧を外部へ導出する部分の構造が改良されたMM
形あるいはIM形ピツクアツプカートリツジを提
供し、ピツクアツプカートリツジの生産性の向上
を計り、さらに製造工程の全自動化を達成せんと
することを目的とする。以下、図面の第2図及び
第3図を参照して本考案に係るピツクアツプカー
トリツジを説明する。
第2図は本考案が適用されたMM形ピツクアツ
プカートリツジの一例を示す。1,2,3,4及
び5は、第1図と同様、夫々、カンチレバー、再
生針、マグネツト、ダンパ及びスリーブである。
本例に於いては、コイル6a及び6bが捲装され
るポールピース14a及び14bは導電性磁性材
料、例えば、パーマロイで棒状に形成される。コ
イル6a及び6bは、夫々、ポールピース14a
及び14bに捲回されて、それらの一方の端末部
は互いに接続され、他方の端末部10a及び10
bはポールピース14a及び14bに電気的に接
続される。この電気的接続は、例えば図示の如
く、コイル6a及び6bの端末部10a及び10
bが夫々ポールピース14a及び14bの表面箇
所14a′及び14b′で半田付けされる。あるい
は、他の方法として、コイル6a及び6bの端末
部10a及び10bが夫々ポールピース14a及
び14bの表面に刻まれた細溝に圧入されること
等によりなされる。これらコイル6a及び6bが
捲装されてそれらの端末部10a及び10bが電
気的に接続されたポールピース14a及び14b
の夫々の一方の端部は、樹脂成型品とされた支持
部材11により支持されてマグネツト3を挾む位
置に配される。なお、このとき、スリーブ5が真
ちゆう等の導電材料で形成されている場合には、
スリーブ5とポールピース14a及び14bとの
間は電気的に絶縁される。そして、ポールピース
14a及び14bの夫々の他方の端部は、同じく
樹脂成型品とされた支持部材12を貫いてその外
部にまで延ばされ、夫々、電極部15a及び15
bを構成するようにされている。マグネツト3の
振動に応じてコイル6a及び6bに誘起された電
圧は、斯かる導電性のポールピース14a及び1
4b自身の端部が構成する電極部15a及び15
bによつて外部に導出されるのである。16は磁
気ヨーク部でありポールピース14a及び14b
と共に磁路を構成する。この場合、磁気ヨーク部
16とポールピース14a及び14bの夫々との
間には狭幅な空隙17が形成されて、電気的絶縁
がされ、ポールピース14aと14bとが、磁気
ヨーク部16を介して、互いに電気的に接続され
ないようにされている。13は第1図の例と同様
上述の各部体を収納して全体を覆うシールドケー
スである。
プカートリツジの一例を示す。1,2,3,4及
び5は、第1図と同様、夫々、カンチレバー、再
生針、マグネツト、ダンパ及びスリーブである。
本例に於いては、コイル6a及び6bが捲装され
るポールピース14a及び14bは導電性磁性材
料、例えば、パーマロイで棒状に形成される。コ
イル6a及び6bは、夫々、ポールピース14a
及び14bに捲回されて、それらの一方の端末部
は互いに接続され、他方の端末部10a及び10
bはポールピース14a及び14bに電気的に接
続される。この電気的接続は、例えば図示の如
く、コイル6a及び6bの端末部10a及び10
bが夫々ポールピース14a及び14bの表面箇
所14a′及び14b′で半田付けされる。あるい
は、他の方法として、コイル6a及び6bの端末
部10a及び10bが夫々ポールピース14a及
び14bの表面に刻まれた細溝に圧入されること
等によりなされる。これらコイル6a及び6bが
捲装されてそれらの端末部10a及び10bが電
気的に接続されたポールピース14a及び14b
の夫々の一方の端部は、樹脂成型品とされた支持
部材11により支持されてマグネツト3を挾む位
置に配される。なお、このとき、スリーブ5が真
ちゆう等の導電材料で形成されている場合には、
スリーブ5とポールピース14a及び14bとの
間は電気的に絶縁される。そして、ポールピース
14a及び14bの夫々の他方の端部は、同じく
樹脂成型品とされた支持部材12を貫いてその外
部にまで延ばされ、夫々、電極部15a及び15
bを構成するようにされている。マグネツト3の
振動に応じてコイル6a及び6bに誘起された電
圧は、斯かる導電性のポールピース14a及び1
4b自身の端部が構成する電極部15a及び15
bによつて外部に導出されるのである。16は磁
気ヨーク部でありポールピース14a及び14b
と共に磁路を構成する。この場合、磁気ヨーク部
16とポールピース14a及び14bの夫々との
間には狭幅な空隙17が形成されて、電気的絶縁
がされ、ポールピース14aと14bとが、磁気
ヨーク部16を介して、互いに電気的に接続され
ないようにされている。13は第1図の例と同様
上述の各部体を収納して全体を覆うシールドケー
スである。
斯かる構成によれば、ポールピース14a及び
14bの端部がそのまま電極部15a及び15b
を構成するので、別個に導電体で形成された電極
部材を配す必要がなく、また、コイル6a及び6
bを、夫々端部を電極部15a及び15bとした
ポールピース14a及び14bに捲回し、それら
の端末部10a及び10bをポールピース14a
及び14bに夫々電気的に接続するだけで、コイ
ルに誘起された信号電圧を導出する部分を形成す
ることができ、製造が極めて容易となる。
14bの端部がそのまま電極部15a及び15b
を構成するので、別個に導電体で形成された電極
部材を配す必要がなく、また、コイル6a及び6
bを、夫々端部を電極部15a及び15bとした
ポールピース14a及び14bに捲回し、それら
の端末部10a及び10bをポールピース14a
及び14bに夫々電気的に接続するだけで、コイ
ルに誘起された信号電圧を導出する部分を形成す
ることができ、製造が極めて容易となる。
第3図は本考案が適用されたMM形ピツクアツ
プカートリツジの他の例を示す。第3図に於いて
は、第2図に対応する箇所には第2図と共通の符
号を付して、その詳細説明を省略する。この例に
あつては、ポールピース14a及び14bのマグ
ネツト3の側とは反対側の端部は、支持部材12
の外部にまでは延ばされずに支持部材12内に留
められ、夫々に管状導電部材18a及び18bが
嵌合せしめられ、これら導電部材18a及び18
bが支持部材12の外部にまで延長されて電極部
15a及び15bが構成されている。この場合に
も、コイル6a及び6bは夫々ポールピース14
a及び14bに捲回されて、それらの端末部10
a及び10bがポールピース14a及び14bに
電気的に接続されて成り、コイル6a及び6bに
誘起された電圧は、夫々、ポールピース14a及
び14bの端部を介し導電部材18a及び18b
が構成する電極部15a及び15bから導出され
る。この例の場合には、第2図の例と同様製造が
極めて容易になるに加えて、ポールピース14a
及び14bがシールドケース13内に収納されて
いてその外部に臨むことがないので、外部からの
雑音の混入防止効果が大となる。
プカートリツジの他の例を示す。第3図に於いて
は、第2図に対応する箇所には第2図と共通の符
号を付して、その詳細説明を省略する。この例に
あつては、ポールピース14a及び14bのマグ
ネツト3の側とは反対側の端部は、支持部材12
の外部にまでは延ばされずに支持部材12内に留
められ、夫々に管状導電部材18a及び18bが
嵌合せしめられ、これら導電部材18a及び18
bが支持部材12の外部にまで延長されて電極部
15a及び15bが構成されている。この場合に
も、コイル6a及び6bは夫々ポールピース14
a及び14bに捲回されて、それらの端末部10
a及び10bがポールピース14a及び14bに
電気的に接続されて成り、コイル6a及び6bに
誘起された電圧は、夫々、ポールピース14a及
び14bの端部を介し導電部材18a及び18b
が構成する電極部15a及び15bから導出され
る。この例の場合には、第2図の例と同様製造が
極めて容易になるに加えて、ポールピース14a
及び14bがシールドケース13内に収納されて
いてその外部に臨むことがないので、外部からの
雑音の混入防止効果が大となる。
以上説明した本考案に係る構成を有するピツク
アツプカートリツジに於いては、その製造にあた
り、従来のピツクアツプカートリツジの製造に於
いて必要とされる、ポールピースに装着されたコ
イルの端末部である極細線を引き出して別個に設
けた電極部材に半田付けするという手間の掛る作
業、さらに、その電極部材を、接続された極細線
を切断しないよう細心の注意を払つて、所定の位
置に配すという煩わしい作業が不要となり、それ
に代えて、導電性磁性材料で形成したポールピー
スにコイルを捲回し、その端末部をポールピース
に電気的に接続するだけでよく、製造工程を著し
く簡易化することができる。従つて、本考案は、
ピツクアツプカートリツジの生産性を極めて高い
ものとすることができ、また、ピツクアツプカー
トリツジの各製造工程を全自動化することも可能
にするものである。
アツプカートリツジに於いては、その製造にあた
り、従来のピツクアツプカートリツジの製造に於
いて必要とされる、ポールピースに装着されたコ
イルの端末部である極細線を引き出して別個に設
けた電極部材に半田付けするという手間の掛る作
業、さらに、その電極部材を、接続された極細線
を切断しないよう細心の注意を払つて、所定の位
置に配すという煩わしい作業が不要となり、それ
に代えて、導電性磁性材料で形成したポールピー
スにコイルを捲回し、その端末部をポールピース
に電気的に接続するだけでよく、製造工程を著し
く簡易化することができる。従つて、本考案は、
ピツクアツプカートリツジの生産性を極めて高い
ものとすることができ、また、ピツクアツプカー
トリツジの各製造工程を全自動化することも可能
にするものである。
なお、上述の第2図及び第3図の例に於いて
は、一対のポールピースとそれらの夫々に捲装さ
れた一対のコイルが示されているが、ステレオ信
号を再生するためのピツクアツプカートリツジの
場合には、第2図及び第3図に示される一対のポ
ールピースに対して、さらに他の一対の夫々コイ
ルが捲回されその端末部が電気的に接続されて同
様に構成されたポールピースが互いに直交する配
置をもつて設けられ、各ポールピースの端部が、
対応する各コイルに誘起される電圧を導出する合
計四個の電極部を構成するようにされる。
は、一対のポールピースとそれらの夫々に捲装さ
れた一対のコイルが示されているが、ステレオ信
号を再生するためのピツクアツプカートリツジの
場合には、第2図及び第3図に示される一対のポ
ールピースに対して、さらに他の一対の夫々コイ
ルが捲回されその端末部が電気的に接続されて同
様に構成されたポールピースが互いに直交する配
置をもつて設けられ、各ポールピースの端部が、
対応する各コイルに誘起される電圧を導出する合
計四個の電極部を構成するようにされる。
さらに、上述の第2図及び第3図に示されるも
のは、MM形ピツクアツプカートリツジに本考案
が適用された例であるが、その他の例として、カ
ンチレバーに連結される振動子を軽量のμパイプ
としてこれを対をなすポールピースの一方の端部
で挾むようになし、その振動子の近傍にマグネツ
トを配すようにしたIM形ピツクアツプカートリ
ツジについても、本考案を適用した構成で得るこ
とができる。また、本考案に係るピツクアツプカ
ートリツジの各部分、部材の形状や配置等は上述
の例に限定されるものではなく、その機能の範囲
内で種々の態様がとられてよいこと勿論である。
のは、MM形ピツクアツプカートリツジに本考案
が適用された例であるが、その他の例として、カ
ンチレバーに連結される振動子を軽量のμパイプ
としてこれを対をなすポールピースの一方の端部
で挾むようになし、その振動子の近傍にマグネツ
トを配すようにしたIM形ピツクアツプカートリ
ツジについても、本考案を適用した構成で得るこ
とができる。また、本考案に係るピツクアツプカ
ートリツジの各部分、部材の形状や配置等は上述
の例に限定されるものではなく、その機能の範囲
内で種々の態様がとられてよいこと勿論である。
第1図は従来のMM形ピツクアツプカートリツ
ジを示す断面図、第2図は本考案に係るピツクア
ツプカートリツジの一例を示す断面図、第3図は
本考案に係るピツクアツプカートリツジの他の例
を示す断面図である。 図中、1はカンチレバー、2は再生針、3はマ
グネツト、4はダンパ、6a及び6bはコイル、
7a及び7b、及び14a及び14bはポールピ
ース、8及び16は磁気ヨーク部、9a及び9b
は電極部材、10a及び10bはコイルの端末
部、11及び12は支持部材、13はシールドケ
ース、15a及び15bは電極部、18a及び1
8bは管状導電部材である。
ジを示す断面図、第2図は本考案に係るピツクア
ツプカートリツジの一例を示す断面図、第3図は
本考案に係るピツクアツプカートリツジの他の例
を示す断面図である。 図中、1はカンチレバー、2は再生針、3はマ
グネツト、4はダンパ、6a及び6bはコイル、
7a及び7b、及び14a及び14bはポールピ
ース、8及び16は磁気ヨーク部、9a及び9b
は電極部材、10a及び10bはコイルの端末
部、11及び12は支持部材、13はシールドケ
ース、15a及び15bは電極部、18a及び1
8bは管状導電部材である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 夫々が、コイルが捲装されて振動子に関連して
配され、上記コイルの一端が電気的に接続され
て、端部が上記振動子の振動に応じて上記コイル
に誘起される電圧を導出する電極部を形成するも
のとされた、導電性磁性材料から成る一対のポー
ルピースと、 該一対のポールピースと共に磁路を形成するヨ
ーク部と、 上記一対のポールピースと上記ヨーク部とを、
夫々が相互に電気的に絶縁された状態のもとに支
持する支持部材と、 を含んで構成されたピツクアツプカートリツジ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981037744U JPS646632Y2 (ja) | 1981-03-18 | 1981-03-18 | |
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