JPS642762Y2 - - Google Patents

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JPS642762Y2
JPS642762Y2 JP1982142890U JP14289082U JPS642762Y2 JP S642762 Y2 JPS642762 Y2 JP S642762Y2 JP 1982142890 U JP1982142890 U JP 1982142890U JP 14289082 U JP14289082 U JP 14289082U JP S642762 Y2 JPS642762 Y2 JP S642762Y2
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nozzle
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liquid
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JP1982142890U
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JPS5946540U (ja
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  • Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔〕 考案の背景 本案は、シームレスカプセル化装置に関する。
さらに具体的には、本案は、充填精度が向上する
ように改良したシームレスカプセル装置に関す
る。
種々の薬剤を外界(口腔を含む)から隔離する
手段としてカプセル化は周知であるが、その一つ
としてシームレスカプセル化がある。
シームレスカプセル化は、液状の状態で、カプ
セル化すべき薬剤をカプセル皮膜用材料(以下、
皮膜材ということがある)で被覆することによつ
て行なわれる。すなわち、薬剤と皮膜材とは共に
液体として充填装置の充填部へ供給され、充填工
程では両液は同心二重管ノズルから凝固浴(通常
は冷却浴である)へ押出される。すなわち、薬剤
が内管から、皮膜材が外管から、それぞれ押出さ
れると、薬剤の芯物質を皮膜材で被包した押出体
がノズル先端にいつたん形成されるが、慣用の材
料(特に皮膜材)および慣用の条件の下ではこの
押出体はノズル先端で切断されて界面張力により
粒状体となる。形成された粒状体は凝固浴中でカ
プセル剤(すなわち、シームレスカプセル化した
薬剤)としての最終形態(たゞし乾燥前)をとる
に到る。
このような方法で薬剤充填量、粒度その他のカ
プセル化剤としての諸要素はノズル先端での押出
体の切断法によつて左右されるところが大きいの
で、単純な自然滴下によるものの外に、剪断力に
よるもの(特公昭38−13397号公報)、ノズルの振
動によるもの(特公昭36−3700号公報)、凝固浴
ないし冷却浴の流速を調整して切断力を作用させ
るもの(特公和51−8875号および同53−1067号公
報)、圧縮波によるもの(特公昭36−3700号公報)
等の提案がなされている。
これらの公知のカプセル化法ではノズルへ薬剤
および皮膜材を送るに当つて定流量ポンプを使用
しているが、個々のカプセル剤粒子毎に薬剤の充
填量の調整は行なわれていない。従つて、切断法
の精度をいくら向上させても、気温の変化等によ
つて皮膜材液の物性(粘度、表面張力等)が変動
すれば、薬剤の充填量や皮膜厚さの変動が起るこ
とは避け難い。この問題は、微小なカプセルを製
造する場合に特に顕在化する。
〔〕 考案の概要 本案は上記の点に解決を与えることを目的と
し、薬剤液または(および)皮膜材液の造粒化ノ
ズルへの配管およびノズルに温度調整手段を設け
ることによつてこの目的を達成しようとするもの
である。
従つて、本案によるシームレスカプセル化装置
は、カプセル化すべき薬剤を液状で収容するため
の容器と、カプセル皮膜用材料を液状で収容する
ための容器と、同心二重管からなるノズルと、薬
剤容器から同心二重管の内管内に薬剤を液状で供
給するための定流量ポンプ付き管路と、皮膜用材
料容器から同心二重管の外管内にカプセル皮膜用
材料を液状で供給するための定流量ポンプ付き管
路と、ノズル下流側に設けられた造粒化装置とか
らなるシームレスカプセル化装置において、上記
管路の少なくとも一方および上記ノズルに、温度
調整手段を設けたこと、を特徴とするものであ
る。
このような本案によれば、外界気温に変化があ
つても皮膜材液に対するその影響を温度調整手段
によつてほとんど受けないようにすることができ
るので、生成カプセル剤の粒径および皮膜厚さの
偏差が無くなつて、充填精度が向上する。
また、皮膜材液の供給を停止した場合でも、皮
膜材液用管路およびノズルを加熱しておくことが
できるので、管路内の皮膜材のゲル化(固化)を
防ぐことができる。また、管路をノズルよりも高
温に保持することにより、ノズルまでの皮膜材液
の粘度を低く抑えながら薬剤液も共存するノズル
の温度を比較的低く維持して薬剤の変質を防ぐこ
ともできる。しかも、皮膜材液管路およびノズル
の温度を調整することによつて、皮膜材液の経時
的な物性変化(例えば、粘度等)にも対処するこ
とができる。
〔〕 考案の具体的説明 1 装置の構成 本案装置は、管路およびノズルに温度調整手段
を設けた点を除けば、従来のシームレスカプセル
化装置と本質的には変らない。また、従つて、本
案の趣旨と矛盾しない限り、前記諸公知例にみら
れた改良を組込むことが可能である。
本案による装置の一具体例は、図面に示した通
りのものである。
図面において、1はカプセル化すべき薬剤を液
状で収容する容器であり、この容器1は管路2お
よび定流量ポンプ3を経て二重管からなるノズル
4の内管と連結されていて、薬剤が容器1からノ
ズル4内管へ供給されるようになつている。この
具体例の装置では本案による温度調整手段(詳細
後記)は皮膜材液管路にのみ設けてあるが、必要
に応じてこの管路2にも温度調整手段を設けるこ
とができることはいうまでもない。なお、そのよ
うな温度調整手段とは別に、薬剤が室温で液状で
ない場合には容器1およびノズル4までの管路等
を加熱する必要があるし、また薬剤が熱に敏感な
ものである場合は容器1等を冷却することが望ま
しいであろう。管路2に同時出願に係る考案によ
る密閉気室をポンプ3の下流側にこの管路と連通
するように設ければ、定流量ポンプがその特性上
有する脈流による影響を抑えることができてポン
プ3としてそれほど高精度のものを使用しないで
もよいようになる。
一方、5は皮膜材を液状で収容する容器であ
り、この容器5は管路6および定流量ポンプ7を
経てノズル4の外管と連結されていて、皮膜材が
容器5からノズル外管へ供給されるようになつて
いる。容器5は、そこに収容する皮膜材を液状で
保持すべく恒温槽8内に設置されている。管路6
には、本案に従つて温度調整手段101,10
1′が設けられている(詳細後記)。
ノズル4は二重管構造をなしており、その長さ
は必要に応じて決定されると共にその先端部の内
外管の直径はその上流側のそれよりも小さくなつ
ていることがふつうである。内管と外管とは適当
に断熱されていることが好ましい。ノズル4に
は、本案に従つて温度調整手段102が設けられ
ている(詳細後記)。
造粒化装置は、被膜溶液を凝固させるべき液
(以下「凝固液」とする。を収容する内筒10と
この内筒を収容する外筒11とからなり、内筒1
0はその上部において外筒内部と連通しており、
一方その下部は吐出管12と連通している。ノズ
ル4の先端は内筒10の入口または内部に臨むよ
うに設けられている。
凝固液は貯槽13から管路14およびポンプ1
5によつて外筒11の下部で内外筒間に供給さ
れ、内筒上部の内外筒連通部分から内筒へ入つて
下降し、吐出管12を経て貯槽13へと循環す
る。管路23は、外筒11の上部でその内部と貯
槽13とを連通させる冷却浴用バイパスである。
造粒化装置の内外筒間には、冷却管16が内筒
を取巻いてコイル状に設けてあり、冷却水貯槽1
7の冷却水がポンプ18により管路19を経て流
入すると共に管路20を経て貯槽17へと循環す
るようになつている。なお、貯槽17は適当な恒
温装置を備えているのがふつうである。
21は吐出管から吐出される生成カプセル剤を
同伴凝固浴ないし媒体と分離するためのスクリー
ンであり、22はカプセル剤回収槽である。
さて、本案による温度調整手段は、管路6およ
びノズル4を覆うように設けて、管路6およびノ
ズル4内の皮膜材液の温度を外界温度と切りはな
して調整しうるようにしたものである。そのよう
な温度調整手段の一具体例は図示のような加熱な
いし冷却媒体を循環しうるようにしたジヤケツト
からなる熱交換器であり、他の具体例は電熱線ヒ
ーターを巻きつけた加熱装置である。
図示の温度調整手段では、管路6にジヤケツト
101,101′が設けてあり、ノズル4にもジ
ヤケツト102が設けてある。ジヤケツト内部は
相互に連通していて、貯槽103からの加熱ない
し冷却用媒体がポンプ104によつて管路10
5,106,107および108を経て循環する
ようになつている。ジヤケツト101,101′
および102は図示のように直列に連結されてい
る外に、並列に連結されて個別に温度調整できる
ようになつていてもよいことはいうまでもない。
貯槽103は適当な恒温装置を具えていることが
ふつうである。図示の温度調整手段を電熱ヒータ
ーによるものに代えることは当業者にとつて何の
困難もないであろう。図示の具体例では温度調整
手段は皮膜材液管路側にのみ設けてあるが、薬剤
液管路に設置することもできることはいうまでも
ない。
図示の装置の具体例では、造粒化装置の内筒
10の内径は30〜40mm程度、外筒11の内径は50
〜70mm程度および内外筒の長さは600〜800mm程度
がふつうである。
2 装置の作動 薬剤容器1の薬剤液は、ポンプ3によつて管路
2からノズル4の内管に送られる。
薬剤は、カプセル化温度で液状の物質でなけれ
ばならない。薬剤は、溶液の形であつてもよい。
また、薬剤といつても医薬に限られる訳ではな
い。
一方、容器5に収容された皮膜材液は、ポンプ
7によつて管路6を経てノズル4の外管に送られ
る。皮膜材の代表的なものはゼラチン水溶液(濃
度15〜30重量%程度)であり、その場合の恒温槽
8の温度は50〜70℃程度であることがふつうであ
る。
ジヤケツト101,101′および102によ
る温度調整は、貯槽103からの温水をポンプ1
04によつて管路105,106,107および
108を経て循環させることによつて、皮膜材液
の温度を上記温度(50〜70℃程度)に保持するこ
とにより行なう。
ノズル4内管に送られた薬剤液および同外管に
送られた皮膜材液はその先端から押出されるが、
生成押出体は薬剤の芯物質を皮膜材で被包した構
造をなしていることは当然である。
ノズル4の先端に形成された押出体は造粒化装
の内筒10内で凝固浴ないし媒体と接触する
と、押出体の属性およびノズル後部から先端方向
への凝固液の流れによつて、ノズル先端部で切断
されて粒状となる。凝固浴ないし媒体は最もふつ
うには流動パラフイン等の単純な冷却浴である
が、皮膜材の種類によつては化学的に凝固を起さ
せるものであつてもよい。皮膜材が前記のような
ゼラチン水溶液である場合には、凝固浴は5〜15
℃程度の流動パラフインが好ましい。凝固浴ない
し媒体の温度調節は、貯槽17の冷却水を冷却管
コイル16に流すことによつて行なうことができ
る。
凝固浴ないし媒体は造粒化装置の内外筒間を
上向きに上昇し、内筒10の上部から内筒へ入つ
て内筒内を下降して、吐出管12を経て貯槽13
へと送られる。
この凝固浴ないし媒体の流れによつて、次々と
ノズル4の先端で形成される粒子は下流側へと送
られ、吐出管12を経てスクリーン21上へ到達
する。粒子は、内筒10内を下降する間に、凝固
浴ないし媒体との間の相互作用および皮膜材の属
性に従つて真球状に近づくと共に凝固し、スクリ
ーン21上では未乾燥であるという点以外は最終
カプセル剤と同じ状態となつている。回収槽22
に回収された粒子は、附着している凝固浴ないし
媒体を除去し、乾燥すれば、目的カプセル剤とな
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、本案によるシームレスカプセル化装置
の一具体例を模式的に示す説明図である。 1……薬剤液容器、5……皮膜材液容器、4…
…二重管からなるノズル、……造粒化装置、1
01,101′,102……温度調整用ジヤケツ
ト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 カプセル化すべき薬剤を液状で収容するため
    の容器と、カプセル被膜用材料を液状で収容す
    るための容器と、同心二重管からなるノズル
    と、薬剤容器から同心二重管の内管内に薬剤を
    液状で供給するための定流量ポンプ付き管路
    と、被膜用材料容器から同心二重管の外管内に
    カプセル被膜用材料を液状で供給するための定
    流量ポンプ付き管路と、ノズル下流側に設けら
    れた造粒化装置とからなるシームレスカプセル
    化装置において、上記管路の少なくとも一方お
    よび上記ノズルに温度調節手段を設けたことを
    特徴とする、シームレスカプセル化装置。 2 温度調節手段が、熱交換器または電熱線ヒー
    ターである、前項記載のシームレスカプセル化
    装置。
JP14289082U 1982-09-21 1982-09-21 シ−ムレスカプセル化装置 Granted JPS5946540U (ja)

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JP14289082U JPS5946540U (ja) 1982-09-21 1982-09-21 シ−ムレスカプセル化装置

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JP14289082U JPS5946540U (ja) 1982-09-21 1982-09-21 シ−ムレスカプセル化装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61149150A (ja) * 1984-12-24 1986-07-07 大正製薬株式会社 シ−ムレスカプセルの製造装置
JPS61149151A (ja) * 1984-12-24 1986-07-07 大正製薬株式会社 シ−ムレスカプセルの製造装置
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