JPS641660Y2 - - Google Patents

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JPS641660Y2
JPS641660Y2 JP6720983U JP6720983U JPS641660Y2 JP S641660 Y2 JPS641660 Y2 JP S641660Y2 JP 6720983 U JP6720983 U JP 6720983U JP 6720983 U JP6720983 U JP 6720983U JP S641660 Y2 JPS641660 Y2 JP S641660Y2
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JP
Japan
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gear
assembly
bridge
train
steps
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JP6720983U
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JPS59172393U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、歯車等の輪列を含む時計の輪列構造
に関する。
さらに詳述すれば、歯車及びこの歯車を支持す
る輪列受両者の組立案内構造に関する。
本考案の目的は、組立性の向上を図る事であ
り、特に、小型時計の機械による自動組立性能を
向上する事であり、この事により低コストの時計
を得ようとする事である。
近年、時計構造は、小型化と同時に低コスト化
が急速に進んできている。デジタル表示式のいわ
ゆる全電子時計はもちろん、メカ部分を持つアナ
ログ表示式時計にも、その波は及んでいる。
ここで、アナログ表示式時計の低コスト化を考
えると、部品においては、エンジニアリングプラ
スチツクを用いて複数の部品を一体成形するプラ
スチツク化技術の進歩で対応するのが得策で、こ
のプラスチツク化により、時計全体の部品点数も
従来の半数程度まで減少してきている。又、プラ
スチツク化により、量産性も向上し、コストダウ
ン効果を大きくしている。部品点数が減少してい
くと、全体コストのうち組立工数比率が増大する
傾向になる。この組立工数を減少する為、ロボツ
トを使つた自動組立が実用段階にきている。自動
組立の場合、人間の手の動きの様な複雑な動作を
作り出したり、加減しながら組立を行なう事が非
常に困難になる。特に、細い軸をもつた歯車の組
立には十分注意しなくてはならない。従つて、歯
車の組立にあたつて、この歯車を軸受に確実に係
合させる事が、組立性の向上の大きなポイントと
なる。
ここで従来の歯車の組立案内構造をみてみる。
第1図は、従来の構造例を示す断面図である。
1はローターで、永久磁石2のまわりにプラスチ
ツクで歯車1a、上下柄1b,1c及びローター
規正のための規正カム1d、を一体成形する。3
はステーターで、前記永久磁石と磁気的に係合し
コイル(図示せず)と共にモーターを形成する。
4は地板で、モジユールのベースとなり、前記ロ
ータ及びプラスチツクで一体成形された5番車
5、4番車、3番車、2番車(これら図示せず)
等の柄を支持する。6は輪列受で、前述の番車の
柄を支持して、歯車列(輪列)を形成する。
第2図は、第1図における組立時を示す断面図
であるが、ローター1がステーター3に磁気的に
吸引され、ローター上柄1b、5番車上柄5aを
同時に組立るためには、ローターを治具等でほぼ
垂直にしなければ、輪列受6を自動組立により上
から真直に組行む事がむずかしかつた。ローター
を傾かせない方法として、モジユールに組込後、
磁石2を着磁させる方法も考案されているが、そ
れぞれの歯車には回転するためのガタが必要で、
このガタ分は、どうしても傾いてしまうため、輪
列受組込みに際し、地板4を振動させる等の工夫
が必要であつた。振動により歯車の組立性は向上
するが、他の部品が外れ易くなる等の問題があつ
た。
本考案は、この様な問題点を解消するためにな
されたもので、その目的は、輪列受の組立に従つ
て歯車の柄を自動的に案内支持させて歯車の組立
性の向上をはかる輪列構造を提供することにあ
る。
本考案による小型時計の輪列構造は、地板に軸
支される歯車と、前記歯車を前記地板と共に支持
する輪列受を有してなり、前記歯車には複数の段
状に形成された被案内部が設けられ、前記輪列受
には前記歯車の前記被案内部に対応して形成され
た複数の段部とこの段部の端部に設けられた面取
り部を有する組立案内部が設けられており、前記
歯車の複数の段状に形成された前記被案内部は前
記輪列受の組立時に前記組立案内部に形成された
複数の前記段部の前記地板側から順次案内保持さ
れることを特徴とする。
以下、図に従つて本考案の実施例を具体的に説
明する。
第3図は、本考案の一実施例を示す断面図であ
る。従来例に比べ輪列受7の形状が異なる。即ち
組立案内部7a,7bを有している。
第4図1,2は、輪列受7の組立途中を示す断
面図である。先ず7a部分がローター規正カム1
d部分と係合し、輪列受の下降とともに7a部の
テーパーに沿つて徐々に垂直に近づいていく。次
に7bのテーパー部とローター1a部が係合しさ
らに垂直度を増し、最終的にローター上柄1b及
び他の歯車の上柄が支持される。
ここで重要な点は、輪列受の案内部の長さX,
Y、と歯車の被案内部長さM,Nが、下記の条件
を満たす事である。
X>M かつ Y>M この様に構成すれば、自動組立にもスムーズに
対応でる様になる。輪列受7に案内部を形成する
事は、輪列受をプラスチツク化し、射出成形等で
形成すれば、コスト的な負荷なしで製造可能であ
る。又、テーパー、斜面をつける事で、型の抜き
テーパーと共用できるため、型成形の容易な輪列
受も得る事が可能となる。
以上のように、本考案によれば、地板と輪列受
に支持される歯車は、輪列受の組立時に歯車の被
案内部は組立案内部の地板側の段部から順次係合
し案内保持されることによつて、歯車は輪列受の
組立てと共に立ち上げられて輪列受にスムースに
支持されるので組立性が向上する。また、歯車の
柄部にも異常な力が加えられることもなく柄部を
破損させることもなくなつて、前述の目的を達成
でき、アナログ表示式時計の低コスト化に十分貢
献できるものである。
実施例は、比較的傾きの生じ易いローターで説
明したが、他の歯車に於いても同様な構造にすれ
ば、さらに自動組立性が向上するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図……従来の実施例を示す断面図。第2図
……第1図における組立途中を示す断面図。第3
図……本考案の実施例にもとずく断面図。第4図
……第3図における組立途中を示す断面図。 1……ローター、3……ステーター、4……地
板、5……5番車、6,7……輪列受。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 地板に軸支される歯車と、前記歯車を前記地板
    と共に支持する輪列受を有してなり、前記歯車に
    は複数の段状に形成された被案内部が設けられ、
    前記輪列受には前記歯車の前記被案内部に対応し
    て形成された複数の段部とこの段部の端部に設け
    られた面取り部を有する組立案内部が設けられて
    おり、前記歯車の複数の段状に形成された前記被
    案内部は前記輪列受の組立時に前記組立案内部に
    形成された複数の前記段部の前記地板側から順次
    案内保持されることを特徴とする小型時計の輪列
    構造。
JP6720983U 1983-05-04 1983-05-04 小型時計の輪列構造 Granted JPS59172393U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6720983U JPS59172393U (ja) 1983-05-04 1983-05-04 小型時計の輪列構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6720983U JPS59172393U (ja) 1983-05-04 1983-05-04 小型時計の輪列構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59172393U JPS59172393U (ja) 1984-11-17
JPS641660Y2 true JPS641660Y2 (ja) 1989-01-13

Family

ID=30197406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6720983U Granted JPS59172393U (ja) 1983-05-04 1983-05-04 小型時計の輪列構造

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JPS59172393U (ja) 1984-11-17

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