JPS641281B2 - - Google Patents
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- JPS641281B2 JPS641281B2 JP11536279A JP11536279A JPS641281B2 JP S641281 B2 JPS641281 B2 JP S641281B2 JP 11536279 A JP11536279 A JP 11536279A JP 11536279 A JP11536279 A JP 11536279A JP S641281 B2 JPS641281 B2 JP S641281B2
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- Japan
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- decorative
- core material
- irregularities
- unevenness
- board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 16
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 14
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Landscapes
- Finished Plywoods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、凹凸付きの化粧板の製法に関する
ものである。
ものである。
表面に多数の凹凸をもつ凹凸付きの化粧板は、
これまでつぎのようにして製造されていた。すな
わち、厚物合板、パーテイクルボード、むく材
（板）等の剛性を有する芯材の表面をNCルータ
ー等で加工して凹凸状にしたのち、その凹凸に沿
つて化粧単板を貼着することにより製造されてい
た。しかしながら、このようにして凹凸付きの化
粧板を製造する場合は、ルーター加工に手間がか
かるため、得られる製品のコストが高くなるとい
う欠点があつた。
これまでつぎのようにして製造されていた。すな
わち、厚物合板、パーテイクルボード、むく材
（板）等の剛性を有する芯材の表面をNCルータ
ー等で加工して凹凸状にしたのち、その凹凸に沿
つて化粧単板を貼着することにより製造されてい
た。しかしながら、このようにして凹凸付きの化
粧板を製造する場合は、ルーター加工に手間がか
かるため、得られる製品のコストが高くなるとい
う欠点があつた。
この発明は、このような事情に鑑みなされたも
ので、剛性を有する芯材の表面に、木部破壊を生
じさせうる圧力を部分的に加えることにより凹凸
を形成し、この凹凸が形成された芯材の表面に凹
凸に沿つて薄い化粧材を貼着することにより凹凸
付きの化粧板を得ることをその要旨とするもので
ある。
ので、剛性を有する芯材の表面に、木部破壊を生
じさせうる圧力を部分的に加えることにより凹凸
を形成し、この凹凸が形成された芯材の表面に凹
凸に沿つて薄い化粧材を貼着することにより凹凸
付きの化粧板を得ることをその要旨とするもので
ある。
すなわち、この発明者の見出したところによれ
ば、芯材の表面に部分的に、木部破壊を生じさせ
うる圧力を加えると、その部分では繊維配列が破
壊されて復元性が失われるため、圧力を取り去つ
たあとに所望の凹凸が生じる。厚物合板、パーテ
イクルボード、むく材等の剛性を有する芯材は、
インシユレーシヨンボードやセミハードボードの
ごとき軟性材と異なりプレス成形できないと言う
のが従来の常識であつたが、この発明者の見出し
たところによれば、「木部破壊を生じさせうる圧
力を部分的に加える」と言う特殊の加圧加工によ
り、剛性材に対して所望の凹凸加工を加圧成形に
より施すことが可能となつたのである。そのた
め、この凹凸に沿つて化粧材を貼着することによ
り容易に凹凸付きの化粧板が得られるようになる
のである。なお、ここで、芯材とは、化粧板のベ
ース材としての意味を持つものであり、心材
（heartwood）とは異なる。心材は、丸太材の中
心部分であり、小径木時の材を示す語である。ま
た、剛性とは、加圧に対する強度、すなわち、圧
縮強度を意味する。上記剛性材は、ある加圧以上
では、木材繊維や種々の組織により構成された空
間がつぶされ、木部破壊が生じる。剛性材の圧縮
強度は、たとえば80〜400Kg／cm2程度である。こ
れに対し、上記軟性材は、繊維を解繊したものを
抄造したもので、加圧に従つて次第に変形してい
き、木部破壊を生じないと言つて良く、強いて言
えば、繊維の絡みとわずかのバインダーによる応
力が生じる程度である。軟性材を帯に圧縮変形さ
せうる加圧力は、５〜50Kg／cm2程度である。
ば、芯材の表面に部分的に、木部破壊を生じさせ
うる圧力を加えると、その部分では繊維配列が破
壊されて復元性が失われるため、圧力を取り去つ
たあとに所望の凹凸が生じる。厚物合板、パーテ
イクルボード、むく材等の剛性を有する芯材は、
インシユレーシヨンボードやセミハードボードの
ごとき軟性材と異なりプレス成形できないと言う
のが従来の常識であつたが、この発明者の見出し
たところによれば、「木部破壊を生じさせうる圧
力を部分的に加える」と言う特殊の加圧加工によ
り、剛性材に対して所望の凹凸加工を加圧成形に
より施すことが可能となつたのである。そのた
め、この凹凸に沿つて化粧材を貼着することによ
り容易に凹凸付きの化粧板が得られるようになる
のである。なお、ここで、芯材とは、化粧板のベ
ース材としての意味を持つものであり、心材
（heartwood）とは異なる。心材は、丸太材の中
心部分であり、小径木時の材を示す語である。ま
た、剛性とは、加圧に対する強度、すなわち、圧
縮強度を意味する。上記剛性材は、ある加圧以上
では、木材繊維や種々の組織により構成された空
間がつぶされ、木部破壊が生じる。剛性材の圧縮
強度は、たとえば80〜400Kg／cm2程度である。こ
れに対し、上記軟性材は、繊維を解繊したものを
抄造したもので、加圧に従つて次第に変形してい
き、木部破壊を生じないと言つて良く、強いて言
えば、繊維の絡みとわずかのバインダーによる応
力が生じる程度である。軟性材を帯に圧縮変形さ
せうる加圧力は、５〜50Kg／cm2程度である。
剛性を有する芯材（以下、「芯材」とのみ記す）
の表面に木部破壊を生じさせうる圧力を部分的に
加えることにより凹凸を形成することは、通常、
押圧面に多数の凹凸をもつ金型を芯材の表面に置
き、この金型を加圧することにより行われる。す
なわち、第１図に示すように、芯材１を平坦な下
金型２上に置き、芯材１の表面に、押圧面に凹凸
をもつ上金型３を対面させ、その状態から上金型
３を下降させて木部破壊を生じさせうる圧力で加
圧する。ついで、上金型３を上昇させる。その結
果、第２図に示すように、芯材１の表面に多数の
凹凸が形成される。この場合、芯材１としては、
前記のような厚物合板、バーテイクルボード、む
く材等の通常使用されているものが用いられる。
の表面に木部破壊を生じさせうる圧力を部分的に
加えることにより凹凸を形成することは、通常、
押圧面に多数の凹凸をもつ金型を芯材の表面に置
き、この金型を加圧することにより行われる。す
なわち、第１図に示すように、芯材１を平坦な下
金型２上に置き、芯材１の表面に、押圧面に凹凸
をもつ上金型３を対面させ、その状態から上金型
３を下降させて木部破壊を生じさせうる圧力で加
圧する。ついで、上金型３を上昇させる。その結
果、第２図に示すように、芯材１の表面に多数の
凹凸が形成される。この場合、芯材１としては、
前記のような厚物合板、バーテイクルボード、む
く材等の通常使用されているものが用いられる。
つぎに、多数の凹凸が形成された芯材１の表面
に、その凹凸に沿つて薄い化粧材（図示せず）を
貼着する。この貼着は、通常、真空プレスを用
い、薄い化粧材を、芯材１表面の多数の凹凸に沿
つて接着することにより行われる。薄い化粧材と
しては、通常、化粧単板が用いられるが、これに
限定するものではない。
に、その凹凸に沿つて薄い化粧材（図示せず）を
貼着する。この貼着は、通常、真空プレスを用
い、薄い化粧材を、芯材１表面の多数の凹凸に沿
つて接着することにより行われる。薄い化粧材と
しては、通常、化粧単板が用いられるが、これに
限定するものではない。
このようにして凹凸付きの化粧板（図示せず）
が得られる。この化粧板は、芯材１に形成された
凹凸が、木部破壊を生じさせうる圧力を加えるこ
とにより形成されており、その繊維配列が破壊さ
れていて復元性がないため、吸湿、吸水等によつ
ても凹凸の形状が変化しない。したがつて寸法変
化が起こらない優れたものである。さらに、芯材
１に形成された上記凹凸は、化粧材貼着後も、化
粧板の表面において、コーナー部が鋭角的で、深
く、くつきりとした立体模様を現出するようにな
つている。
が得られる。この化粧板は、芯材１に形成された
凹凸が、木部破壊を生じさせうる圧力を加えるこ
とにより形成されており、その繊維配列が破壊さ
れていて復元性がないため、吸湿、吸水等によつ
ても凹凸の形状が変化しない。したがつて寸法変
化が起こらない優れたものである。さらに、芯材
１に形成された上記凹凸は、化粧材貼着後も、化
粧板の表面において、コーナー部が鋭角的で、深
く、くつきりとした立体模様を現出するようにな
つている。
以上のように、この発明は、芯材の表面に、木
部破壊を生じさせうる圧力を部分的に加えること
により凹凸を形成し、この凹凸が形成された芯材
の表面に凹凸に沿つて薄い化粧材を貼着すること
により凹凸付きの化粧板を得るため、凹凸の形成
が簡単であり、コストダウンを実現することがで
きる。また、芯材の表面に、木部破壊を生じさせ
うる圧力を部分的に加えることにより凹凸を形成
することを、芯材の表面に、押圧面に凹凸をもつ
金型を置き、この金型を加圧することにより行う
ときは、同形の多数の凹凸を１動作で形成するこ
とができるという効果がある。
部破壊を生じさせうる圧力を部分的に加えること
により凹凸を形成し、この凹凸が形成された芯材
の表面に凹凸に沿つて薄い化粧材を貼着すること
により凹凸付きの化粧板を得るため、凹凸の形成
が簡単であり、コストダウンを実現することがで
きる。また、芯材の表面に、木部破壊を生じさせ
うる圧力を部分的に加えることにより凹凸を形成
することを、芯材の表面に、押圧面に凹凸をもつ
金型を置き、この金型を加圧することにより行う
ときは、同形の多数の凹凸を１動作で形成するこ
とができるという効果がある。
つぎに、実施例について説明する。
〔実施例 １〕
厚みが15mmの合板を平坦な下金型に載せ、合板
の表面に、押圧面に凹凸をもつ上金型を置き、こ
の上金型を水圧プレスにより150Kg／cm2に加圧し、
合板の表面側の部分に木部破壊を生じさせて多数
の凹凸を形成した。つぎに、合板の表面に酢酸ビ
ニル系接着剤を塗布し、その上に厚みが0.15mmの
天然銘木単板調の化粧単板を置き、真空プレスに
より減圧して化粧単板を合板表面の凹凸に沿わせ
て貼着した。このようにして簡単に凹凸付きの化
粧板を得た。
の表面に、押圧面に凹凸をもつ上金型を置き、こ
の上金型を水圧プレスにより150Kg／cm2に加圧し、
合板の表面側の部分に木部破壊を生じさせて多数
の凹凸を形成した。つぎに、合板の表面に酢酸ビ
ニル系接着剤を塗布し、その上に厚みが0.15mmの
天然銘木単板調の化粧単板を置き、真空プレスに
より減圧して化粧単板を合板表面の凹凸に沿わせ
て貼着した。このようにして簡単に凹凸付きの化
粧板を得た。
〔実施例 ２〕
厚みが20mmのパーテイクルボードを平坦な下金
型上に置き、ボードの表面に押圧面に凹凸をもつ
上金型を置き、この上金型を、木部破壊を生じさ
せうる200Kg／cm2の圧力で加熱しながら加圧し、
ボードの表面に多数の凹凸を形成した、つぎに、
ボードの表面にゴム系接着剤を塗布し、その上に
厚みが0.20mmの天然銘木単板調の化粧単板を置
き、ゴムローラにより加圧して化粧単板をボード
表面の凹凸に沿わせて貼着した。このようにして
簡単に凹凸付きの化粧板を得た。
型上に置き、ボードの表面に押圧面に凹凸をもつ
上金型を置き、この上金型を、木部破壊を生じさ
せうる200Kg／cm2の圧力で加熱しながら加圧し、
ボードの表面に多数の凹凸を形成した、つぎに、
ボードの表面にゴム系接着剤を塗布し、その上に
厚みが0.20mmの天然銘木単板調の化粧単板を置
き、ゴムローラにより加圧して化粧単板をボード
表面の凹凸に沿わせて貼着した。このようにして
簡単に凹凸付きの化粧板を得た。
第１図および第２図は、この発明に用いる芯材
に、凹凸を形成する説明図である。 １……芯材、２……下金型、３……上金型。
に、凹凸を形成する説明図である。 １……芯材、２……下金型、３……上金型。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 剛性を有する芯材の表面に、木部破壊を生じ
させうる圧力を部分的に加えることにより凹凸を
形成し、この凹凸が形成された芯材の表面に凹凸
に沿つて薄い化粧材を貼着することにより凹凸付
きの化粧板を得ることを特徴とする化粧板の製
法。 ２ 芯材の表面に、木部破壊を生じさせうる圧力
を部分的に加えることにより凹凸を形成すること
を、芯材の表面に、押圧面に凹凸をもつ金型を置
き、この金型を加圧することにより行う特許請求
の範囲第１項記載の化粧板の製法。 ３ 化粧材が、化粧単板である特許請求の範囲第
１項または第２項記載の化粧板の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11536279A JPS5640502A (en) | 1979-09-08 | 1979-09-08 | Manufacture of smoothly planed board |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11536279A JPS5640502A (en) | 1979-09-08 | 1979-09-08 | Manufacture of smoothly planed board |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5640502A JPS5640502A (en) | 1981-04-16 |
| JPS641281B2 true JPS641281B2 (ja) | 1989-01-11 |
Family
ID=14660639
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11536279A Granted JPS5640502A (en) | 1979-09-08 | 1979-09-08 | Manufacture of smoothly planed board |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5640502A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0367913U (ja) * | 1989-11-02 | 1991-07-03 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4851783B2 (ja) * | 2005-11-18 | 2012-01-11 | 大建工業株式会社 | 化粧板 |
-
1979
- 1979-09-08 JP JP11536279A patent/JPS5640502A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0367913U (ja) * | 1989-11-02 | 1991-07-03 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5640502A (en) | 1981-04-16 |
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