JPS6398689A - ホログラム付光記録カ−ド及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）発明の目的 ［産業上の利用分野］ この発明は証明カード、特にホログラム付光記録カード
に関するものである。

近年、１０カードやキャッシュカードやパンクカードと
して各種の情報を記録したカードが普及して来ている。

［従来の技術］ この種のカードには個人データや発行会社のデ−夕等の
各種の情報を記録する必要があり、初期の段階において
は、そのような情報を可視的な文字や記号で記録してお
り、また、後記の段階においては磁気を使用した電気信
号で記録しているが、改ざんの防止や情報岳の増加に対
応する必要がある。

そのために、最近、光記録技術を応用した光記録カード
が開発されて来ている。この光記録カードは光学反射面
を持つ情報記録媒体を備えるものである。

一方、ホログラムを証明カードに利用することが考えら
れている（例えば、昭和６１年特許出願公開第６７８２
丹公報及び昭和６１年特許出願公開第１７６９６９号公
報参照）。ホログラムは物体からの光波の振幅と位相の
情報を同時に記録したものであって、そのホログラムに
再び光をあてることによって、振幅と位相がちとの物体
からの光のそれらと同等の光波そのものを再生すること
ができ、立体像を再生することができるどころから、こ
れを証明カードに適用゛す°ることによって、カードの
外観を向上させるとともに、カードに含ませ得る情報を
高密度化し、更にカードの偽造・改ざんを困難にするこ
とが期待されている。特にこのホログラムは透明基材に
プレスして製造する技術が開発されて多（６）生産が可
能となったことから、その利用が容易になっている。

従って、光記録部とホログラムとを共に証明カードに設
ければ、カードに含ませ得る情報の高密度化、カードの
偽造・改ざんの困難性を一層向上させることができる。

［発明が解決しようとする問題点］ しかるに、光記録部材とホログラムを別々に準備して、
これをカード基材に取り付けたのでは、カードの構造が
複雑化し、構成部材数及び工数も単純加算的に増加して
、カードの価額を高価なものにする可能性がある。

この発明は上記の如き事情に鑑みてなされたものであっ
て、光記録部とホログラムを共に備えて記録の高密度化
、偽造・改ざんの困難性の向上を可能とするとともに、
外観が向上した証明カードであって、かつ、構造がｒｆ
Ｊ単で構成部材数や工数を少なくすることができ安価な
証明カード及びそ装造方法を提供することを目的とする
ものである。

（ロ）発明の構成 ［問題を解決するための手段］ この目的に対応して、この発明のホログラム付光記録カ
ードは、内側面にホログラム部形成領域と光記録部形成
領域とを右し前記ホログラム部形成領域にホログラムの
干渉縞の凹凸パターンを形成してある透明なカード裏基
材と、前記凹凸パターンを覆っている金属反射膜と、前
記光記録部形成領域を覆う金属膜からなる光記録パター
ン層と、並びに前記金属反射膜及び前記光Ｆ２録パター
ン層の上から前記カード裏基材に貼合するカード！Ａ！
、を材とを備えることを特徴としている。

また、この発明のホログラム付光記録カードの製造方法
は、内側面にホログラム部形成領域と光記録部形成領域
とを有する透明なカード裏基材の前記ホログラム部形成
領域に干渉縞の凹凸パターンを型押しする型押し工程と
、前記型押し工程の後に前記ホログラム部形成領域と前
記光記録部形成領域にわたって金属反射膜を形成する反
射膜形成工程と、前記反射膜形成工程の後に前記光記録
部形成領域の前記金属反射膜を光情報パターンに従って
パターニングする光情報バターニング工程と、前記光情
報バターニング工程の後に前記カード裏基材の前記内側
面にカード裏基材を貼合する貼合工程と及び前記貼合工
程の後にカードの形状に型広きする型抜き工程とを含む
ことを特徴としている。

以下、これらの発明の詳細を一実施例を示ず図面につい
て説明する。

第１図及び第２図において、１はホログラム付光記録カ
ードであり、ホログラム付光記録カード１は２枚のカー
ド基材すなわち裏基材２及び！Ｉｕ材３の間においてホ
ログラム部形成領域６にボログラム部４を備え光記録部
形成領域７に光記録部５を備えている。裏基材２は透明
の樹脂によって構成され、特に裏基材２はポリカーボネ
ートやポリメチルメタクリレートのような熱可塑性樹脂
で構成されている。

第３図及び第４図に示すようにホログラム部形成領域６
においては、表具材２の裏面にホログラムの干渉縞をあ
られず凹凸８が形成され、更にその凹凸の表面はアルミ
ニウム蒸着膜のような金属反射膜１１ａで覆われている
。

一方、光記録部形成領域７においては、表具材２の内側
面をアルミニウム蒸着膜のような金属反射膜からなる光
記録パターン層１１ｂが覆っている。この光記録パター
ン）ｆｆ１１１ｂは所定のパターンで光情報ビット１３
が穿孔されている。この光記録パターン層１１ｂは穿孔
されている光情報ビット１３の部分では読取り光を反射
せず、残余の部分では読取り光を反射し、こうして読取
り光の反射の有無によって、情報を再生するものである
。

金属反射膜１１ａ及び光記録パターン層１１ｂの表面は
共通の裏基材３によって覆われている。

［作用］ このように構成されたホログラム付光記録カードにおい
て、表具材の表面からホログラム部形成ｆＡ域６に再生
照明光を照明すれば凹凸８で幾つかの方向に回折され、
それらの回折光のなかに、先に記録した光の波面と同じ
振幅と位相をもつ光波があり、これが記録した像を再生
する。また、同様に表具材２の表面から光記録部形成領
域７に読取り光を入射して、その反射光をとれば、光記
録部形成領域７の光記録パターンＦ５Ｊ１１ｂに記録さ
れている内容を読取ることができる。

（ハ）発明の効果 このように構成されたホログラム付光記録カード１にお
いては、ホログラム部４と光記録部５の両記録部をもつ
ので証明カードに含ませ得る情報を高密度化させること
ができる。また、この証明カードを偽造・改ざんするた
めには、ホログラム部４と光記録ｙ５５の両方に加工を
加えなければならないが、これらに手を加えることはほ
とんど囚雌なので、カードの偽造・改ざんを防止するこ
とが出来る。

しかも特に重要なこととして、光記録カードを作る場合
には表具材は読取り光を透過し得る透明な材料で構成ず
、る必要があるが、この発明のカードではホログラムを
形成するのに、光記録カードに必要な透明な表具材を利
用する。また、ホログラム部４の金属反射膜１１ａも光
記録に必要な金属反射膜からなる光記録パターン層１１
ｂと同じ蒸着工程で形成することができ、このようなこ
とから、ホログラムを光記録カードに設けたにもかかわ
らず、構造が？！２雑とならず、構成部材の数も２倍に
はならず、同様に製造工数も単純加淳的には増加しない
。

（ニ）他の実施例 第５図及び第６図はこの発明のホログラム付光記録カー
ドの他の実施例が示されており、この第５図及び第６図
に示すホログラム付光記録カード１ｂでは、裏基材３を
透明な樹脂材料で構成しｌζものであって、この場合に
は光記録パターン層１１ｂの表面を不透明な樹脂材料１
４’ｔ’覆い、金属反射膜１１ａの表面を透明な樹脂材
料１２で覆って厚みを調整してから裏話材３を貼合して
いる。

［第２の発明の！；ｌＳ成及び作用］ 次に以上のホログラム付光記録カードを製造する場合の
方法°について説明する。

■第３図及び第４図に示すホログラム付光記録カード１
を製造する場合には、まず、第７図に示すようにポリカ
ーボネート、ポリメチルメタクリレート（ＰＭＭＡ）等
の透明の熱可塑性樹脂からなる表具材２を準備する（第
７図（ａ））。

０表具材２のホログラム部形成領域６にホットプレスに
よりホログラムの干渉縞を表わず凹凸８を型押しをする
（第７図（ｂ））。但し■及び■の工程によって得られ
る凹凸をもった表具材ｔよ射出成形によって装造しても
よい。

■次に表具材２の内面にホログラム部形成領域６及び光
記録部形成領域７にわたって＃Ｘ着によりアルミニウム
被膜１１を形成する（第７図（Ｃ））。

０次にアルミニウム被膜１１にエツチングを施してパタ
ーニングし、ホログラム部形成領域６の金属反射膜１１
ａと光ｉ２録部形成領域の金属反射膜ｉｉｂを形成する
（第７図（ｄ））。

０次に裏基材３を接谷剤にて貼合する（第７図（Ｃ））
。

■最少に通常のカード形状にカッティングする（第７図
（ｆ））。

こうしてボログラム付光記録カード１が完成する。

なお、第５図及び第６図に示すボログラム付光記録カー
ド１ｂを製造づる場合には、■の工程を行う＋’＋ｆｆ
に金属反射膜１１ａの上に透明の樹脂材料１２を貼合し
、また、金属反射膜１１ｂの上に不透明の樹脂材料１４
を貼合して厚みを調整り゛る。

［第２の発明の効果］ このように構成されたホログラム付記録カードの製造方
法においては、光記録カードに必要な透明の裏基材２に
直接凹凸８を形成しホログラムの構成材として用いるこ
とによって、材料を共通にして構成部材数を減少させ、
また、ホログラム部及び光記録部の金属反射膜の形成を
共通の金Ｂ蒸着及び共通のエツチングによってパターン
化するので、製造工数を減少さμることができ、安価な
ホログラム付光記録カードを’Ａ　Ｎするのに右利であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はホログラム付光記録カードの斜８２説明図、第
２図はホログラム付光記録カードの側面図、第３図はボ
ログラム付光記録カードの横断面分解説明図、第４図は
第３図に示ずホログラム付光記録カードの平面説明図、
第５図は他の実施例に係わるホログラム付光記録カード
の横断面分Ｍ説明図、第６図は第５図に示すホログラム
付光記録カードの平面説明図、及び第７図はホログラム
付光記録カードの製造方法を示す工程説明図である。 １・・・ホログラム付光記録カード　　２・・・裏基材
３・・・裏基材　　４・・・ホログラム部　　５・・・
光記録部　　６・・・ホログラム部形成領域　　７・・
・光記録部形成領域　　８・・・凹凸　　１１・・・ア
ルミニウム被膜　　１１ａ・・・金属反射膜　　１１ｂ
・・・光記録パターン層　　１２・・・樹脂材ｒ４　１
３・・・光情報ビット　　１４・・・樹脂材料 特許出願人　　　　　　　　共同印刷株式会社代理人弁
理士　　　　　　　　川　井　治　男第３図 第５図 １１０　１と　　５　　１５　１１１）　　ｌ’１第４
図 第６図 ■

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）内側面にホログラム部形成領域と光記録部形成領
   域とを有し前記ホログラム部形成領域にホログラムの干
   渉縞の凹凸パターンを形成してある透明なカード表基材
   と、前記凹凸パターンを覆つている金属反射膜と、前記
   光記録部形成領域を覆う金属膜からなる光記録パターン
   層と、並びに前記金属反射膜及び前記光記録パターン層
   の上から前記カード表基材に貼合するカード裏基材とを
   備えることを特徴とするホログラム付光記録カード（２
   ）内側面にホログラム部形成領域と光記録部形成領域と
   を有する透明なカード表基材の前記ホログラム部形成領
   域に干渉縞の凹凸パターンを型押しする型押し工程と、
   前記型押し工程の後に前記ホログラム部形成領域と前記
   光記録部形成領域にわたつて金属反射膜を形成する反射
   膜形成工程と、前記反射膜形成工程の後に前記光記録部
   形成領域の前記金属反射膜を光情報パターンに従つてパ
   ターニングする光情報パターニング工程と、前記光情報
   パターニング工程の後に前記カード表基材の前記内側面
   にカード裏基材を貼合する貼合工程と及び前記貼合工程
   の後にカードの形状に型抜きする型抜き工程とを含むこ
   とを特徴とするホログラム付光記録カードの製造方法