JPS6392299A - プラントランバツク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野〕 本発明は、サイリスタ励磁装置冷却ファン故障時の処理
に係り、特に発電プラントの運用には好適なプラントラ
ンバック装置に関する。

ｒ従来の技術〕 従来の装置は、特開昭５１−１．０９４１０号公報に記
載のように、サイリスタ素子故障時は、発電機の励磁電
流を、故障内容に応じて瞬時又は、時限を持って抑制す
るようになっていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術は、サイリスタ素子自身の故障発生後の処
置については考慮されているが、−発生原因であるす、
イリスタ冷却ファン全台停止及び、故障発生時に於ける
発電プラントの出力を抑制する操作については配慮され
ておらず、サイリスタ冷却ファン故障時、ついには励磁
装置故障で発電機保護インターロックにより発電プラン
トが、トリップし、定格出力からいきなり零となる問題
があった。

本発明の目的は、上記故障発生時、電力系統へ及ぼす影
響を少なくし、且プラントをトリップさせない事にある
。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、サイリスタ冷却ファン全台停止時プラント
保護インターロックが働くまで、サイリスタの耐力から
数分あるので、この間に、タービンの負荷設定器又は負
荷制限器の低負荷以下への絞り込みと、原子炉の選択制
御棒の挿入と、原子炉再循環ポンプの１台停止と、ｙＫ
子炉再循環ポンプの１台ランバックを行い、発電機出力
が低負荷に下ったならば、主しゃ断器と界磁しゃ断器の
開放と、所内電源起動変圧器側切替を行わせる事に依り
、達成される。

〔作用〕

タービンの負荷設定器又は負荷制限器は、タービンへの
流入蒸気量を低負荷以下に徐々に絞り込むように動作し
、これに依って発電機出力は、除徐に低下する。一方、
選択制御棒挿入と再循環ポンプ１台停止と再循環ポンプ
１台ランバックは。

原子炉の出力を減少させ、原子カケからの発生蒸気量が
減少する。一方、ｙＫ子炉の発生蒸気と、タービンへの
流入量とのミスマツチは、タービンバイパス系に流され
る。

さらに、主しゃ断器と界磁しゃ断器の開放は。

主しゃ断器閉状態でサイリスタ冷却ファン全台停止数分
継続後１発電機トリップとタービントリップに至り、さ
らにタービン主蒸気止め弁閉により原子炉スクラムに至
るのを回避する。

所内電源の起動変圧器側切替は、主しゃ断器が開放され
た後の所内電源が確保される。

この様な動作により、原子炉は中間出力で安定な運転が
行われ、スクラムする事は無い。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図〜第３図に依り説明す
る。

第１図は沸騰水型原子力発電プラントに適用したものを
示す。

原子炉１に於いて原子炉再循環ポンプ１１と、制御棒の
引き抜きに依って発生した蒸気は、主蒸気止弁２を経て
、加減弁３に依って調整されて発電機７を直結したター
ビン４に導かれる。又主蒸気止弁２の前より、タービン
バイパス弁５を経て復水器６にバイパスされる系にも導
かわる様になっている。

タービン４の排気は復水器６に導かれ、復水となって、
復水ポンプ８．復水昇圧ポンプ９及び給水ポンプ１０に
依って原子炉１に給水される。

発電機界磁巻ｍ２０には、励磁用変圧器１３からの電源
を励磁電源とした、自動電圧調整装置が、励磁電流検出
器１５と１発電機電圧検出器１４からの信号をもとにサ
イリスタ１６の点弧角を調整することに依り、界磁しゃ
断器１９を通し、励磁電流を供給している。

サイリスタ１６は、サイリスタ冷却ファン１８゜１台常
用、１台予備に依って冷却されている。

発電機７からの出力は、主変圧器２１によって昇圧され
、主しゃ断器２２に依って系統と連結されている。一方
発電機７からの出力は、励磁用変圧器１３と、所内変圧
器２３にも供給されている。

所内変圧器２３に依って降圧された発電機７からの出力
は、所内変圧器しゃ断器を経て、常用メタクラ母線２５
に連結されている。プラント起動する過程では、発電機
出力が呂ていない為に、起動変圧器２７に依って降圧さ
れた外部電圧は、起動変圧器しゃ断器２８を経て、非常
用メタクラ母線２９に連結され、母線連絡しゃ断器２６
が閉されることに依り、プラント補機が動かせることに
なる。一方発電機出力がある程度以上となると。

プラント効率上母線連絡しゃ断器２６を開、所内変圧器
しゃ断器を閉し常用メタクラ母線の供給電源を５発電機
側に切替える事になる。

プラントランバック装置３０は、サイリスタ冷却ファン
２台停止信号３１と発電機出力４４を入力し、負荷設定
器３２に対してランバック信号３９を出力すると、負荷
設定器３２からは、加減弁３に対し、弁絞り込み信号３
４が出力される。

一方、原子炉再循環ポンプ１台に対しては、ランバック
信号３５．他の１台に対してはトリップ信号３６が出力
される。さらに制御棒駆動系に対しては、選択制御棒挿
入信号３７が出力される。

所内電気系に対しては、主しゃ断器開信号３９゜界磁し
ゃ断器開信号４５．所内変圧器しゃ断ｇｊＩ開。

母線連絡用しゃ断器閉信号３８が出力される。

第２図は１本発明の内部回路について示す。

本回路は、ＡＮＤ回路４０と、ＯＲ回路４３゜タイマー
４２と、インターラブター４１により構成されている。

サイリスタ冷却ファン全台停止信号３１が入力されると
１発電機出力４４が５％以上であれば。

負荷設定器３２が徐々に滅する様に減パルス信号を発生
するインターラブター４０を介して、負荷設定器減信号
３３を発生させる。

一方、原子炉再循環ポンプ１台に対しては、インターラ
ブタ４１を介して、ランバック信号３５が、他の１台に
対しては、ｙＸ子炉再循環ポンプ１台トリップ信号３６
が出力される。さらに、制御棒駆動系に対しては、選択
制御棒挿入信号３７が出力される。

これらの操作に依り、原子炉出力が部分出力まで、スク
ラムすることなく減少することができる。

所内電気系に対しては、負荷設定器のランバック操作に
依り発電機出力が５％未満に至れば、主しゃ断器開信号
３９．界磁しゃ断器開信号４５を、又所内変圧器しゃ断
器開、母線連絡用しゃ断器閉信号３８を出力する。

一方、以上の動作とは別に、サイリスタファン全台停止
が発生すると、サイリスタ素子保護用の。

タイマー４２に依って時間がカウントされ、Ｔｌ経つと
、界磁しゃ断器が開され、主しゃ断器開条件で、８６Ｇ
動作（発電機トリップ）を経てタービントリップ、さら
に進んで原子炉スクラムに至る。

即ち、発電機出力が定格出力より５％まで、原子炉スク
ラムさせずに、ランバックする操作がＴ１秒内に終了す
れば、良い事になる。

第３図はこれらの動作のタイムチャートを示したもので
ある。

（発明の効果〕 本発明によれば、励磁装置故障を、先行的にとらえ処置
する事ができるので、サイリスタ素子が保護できると共
に、プラント出力を徐々に低下できるので、電力系統に
及ぼす影響は最小にでき、又重大故障である原子炉スク
ラムも回避できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明を沸騰水型原子力発電プラントに適用
した一実施例の全体構成図、第２図は。 本発明の内部回路図、第３図は、本発明の回路動作図で
ある。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、発電機の回転子に励磁電流を供給するサイリスタ整
   流装置と、この整流装置の出力電流を制御して発電機の
   出力電圧を制御する自動電圧装置より構成された励磁装
   置と、該励磁装置を具備した発電機と、該発電機と直結
   されたタービンと、該タービンに制御棒と再循環流量と
   給水を制御して蒸気を供給する沸騰水型原子炉装置と、
   タービン入口から復水器にタービンを経ずに流れる蒸気
   量を制御するタービンバイパス装置で構成された原子力
   発電プラントに於いて、サイリスタ整流装置を冷却する
   サイリスタファンが全台停止すると、選択制御棒の挿入
   、再循環流量の絞り込み、タービンへの蒸気量の絞り込
   みを行い、発電機出力が低負荷以下に至つた時点で、主
   しや断器開、界磁しや断器開と同時に所内切替を行わせ
   る事を特徴としたプラントランバック装置。