JPS6388029A - 薬液調合装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、粉体及び／又は液体原料を液体に溶解、混合
又は分散して、所定濃度の溶液及び／又は分散液を調合
するとともに、完成した調合液を貯蔵及び／又は次工程
へ移送するまでの装置に関する。

（従来の技術） 従来は第３図に示されるように、複数の調合タンクに固
定のダクトや配管を設けて、粉体や液体の原料を投入す
るとともに、貯蔵タンクや移送用の供給タンクを配置し
て、調合液を送っていた。

このような設備は、少ない品種のものを大量に長時間に
わたって調合する場合には、自動化による省力化や、設
備コスト、調合精度等にすぐれた良好な設備であった。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら近年要求されている多品種少量生産月の設
備としては、配管やタンク等の設備が増大し、それに併
行して付帯設備も増える為に、設備コストのアップ、ス
ペース不足等の問題が生じてくる。

特に液の切替時のタンクや配管は、すべて洗浄する必要
があるので、切替が頻繁な多品種設備としては完成液は
もちろん、洗浄液も含めて、膨大な液ロスを生じること
になる。その他には、切替時間の増大や、配管等の洗浄
作業量アップによる整員増も大きな問題である。

本発明は、これらの問題点を解決して、液の切替時の作
業を軽減し、切替時間を短縮するとともに、液ロスを最
小とする多品種少量対応の薬液調合装置を提供すること
を目的とする。

（発明による問題点の解決手段） 本発明によれば、液を調合し、移送及び／又は貯蔵する
装置において、複数原料の調合ステーション、移送ステ
ーション、タンク洗浄ステーション、待機ステーション
及び前記各ステーション間を移動する多機能タンクを備
え、該多機能タンクが、原料、洗浄、真空、ガスパージ
等のための供給口、調合液、洗浄排出物等の排出口及び
熱媒体の供給・排出口に夫々着脱自在継手を有すると共
に、該多機能タンクに配設した調合条件検出手段のため
の着脱自在コネクタを有し、前記各ステーションにおい
て前記着脱自在継手及び着脱自在コネクタに対応する所
要継手又はコネクタを選択的に接続可能に配Ｍ　したこ
とを特徴とする薬液調合装置により上記目的が達成され
る。

多機能タンクが、さらに撹拌機、タンク温度調節ジャケ
ット及びタンク移動装置を備えていることは好ましい。

（好適な実施の態様） 本発明の薬液調合装置のν隻数原料の調合ステーション
には、原料輸送用の配管、熱媒体供給及び／又は排出配
管、ダクト及び電気配線（電源配線及び制御系配線等）
を設置することが好ましい。

複数原料の調合ステーションにおける多機能タンクへの
原料の投入にあたっては、調液のニー、頻度及び精度、
設備コスト、人件費等との兼ねあいにより、６動投入１
手動投入又は半自動投入のどれでも良い。

移送ステーションには、完成した調合薬液移送用の配管
、その他必要なダクト、熱媒体供給及び／又は排出配管
及び各種電気配線等を設置することが好ましい。

洗浄ステーションには、多機能タンクを洗浄するために
必要な洗浄液供給配管、パージガス供給配管、真空配管
等を設置することが好ましい。

待機ステーションは９次の調合にそなえて待つためのス
テーションであるので、上記配管及び各種電気配線等は
タンクの予備加温等必要に応じて設置すればよい。

多機能タンクに、粉体及び液体原料の投、入口。

原料の混合、溶解１分散を行う撹拌機、タンク内の脱気
、脱泡用の真空配管接続口、タンクを加温、冷却するた
めの温度調節ジャケット及びジャケットへの熱媒体（温
調液等）出入口、タンクを洗浄するための洗浄装置及び
洗浄液の供給口、不活性ガス（Ｎ２等）等でタンク内を
パージするためのガス配管接続口、完成調合液、洗浄液
等の排出口、タンク内の温度や液面、タンク内圧力の検
出、制御を行う調合条件検出及び／又は制御装置、タン
クを手動、自動又は半自動で移動するための装置を備え
ること、及び多機能タンクと接続する配管、ダクト及び
電気配線が着脱自在であることはそれぞれ好ましい。

原料、洗浄媒体、真空等の供給口の数は、それぞれ独立
に１以上（原料供給口を複数段ければ。

複数の原料を同時に供給できる。）設けてもよいし１条
件が許せば供給口を共有してもよい。

調合液、洗浄物の排出口の数もまた。独立に１以上設け
てもよいし、共通の排出口を１つ設けてもよい。

前記の供給口、排出口及び熱媒体の供給・排出口の着脱
自在継手には、様々な公知の継手を用いることができる
。

調合条件検出制御装置の着脱自在コネクタには、公知の
各種着脱自在コネクタを用いることができる。

撹拌機は、原料の混合、溶解９分散等を行なうことがで
きるものであればよく、原料の代わりに洗浄物（洗浄液
及び／又は撹拌機を破ＩＮ　Ｌない細粒子等）を入れた
時には洗浄装置としても使用できる。

多機能タンク移動装置は、単にタンクの下部にキャスタ
ーを設けてもよく２台車にタンクを乗せてもよい。また
、タンクに車輪を設け、さらに各ステーション間に軌道
を設は軌道上を走行させることもできる。

多機能タンクは、複数原料の調合ステーション、移送ス
テーション、タンク洗浄ステーション、待機ステーショ
ンの順序に通常移動するが。

多機能タンク中の薬液及びその用途等により必要に応じ
て前記各調合ステーションのうちの少なくとも１以上を
素通りしたり、逆行したり又は順不同に任意に移動した
りすることができる。

各ステーション間の多機能タンクの移動方法は２人手に
よる方法、他に動力を用いる方法、さらにプログラム可
能なリレー制御又はコンピューター制御等により全自動
化する方法等あるが、特に方法に制限はなく、移動タン
クの規模１作業性、設備コスト等を勘案して決定すれば
良い。

各ステーションの広さは、少なくとも多機能タンクが１
つ存在可能であれば足り、必要と目的に応じて２以Ｊ、
の多機能タンクが存在可能な広さ及び２以」二の多機能
タンクのための各種配管、ダクト及び各種電気配線を設
置してもかまわない。

例えば、２以上の多機能タンクのための各種配管、ダク
ト及び各種電気配線を原料投入調合ステーションに設置
すれば、２以上の溶液及び／又は分散液等を同時に調合
でき、又、同様に移送ステーションにも設置すれば１次
工程で連続的に完成液を必要とするときにも、切替のロ
スタイムがなくスムーズに追い足しが可能となる。

本発明は、多機能タンクの数を限定するものではなく次
工程での要求や調合に要する時間、スペース等を勘案し
て最適台数を決めれば良い。

タンクの構造や周囲の条件は、消防法による危険物の規
則に適合するようにすることもでき、有機溶剤を取扱う
場合でも、法的にも使用できることは言うまでもない。

（実施例） 以下図面に従って本発明の詳細な説明を行っていく。第
１図は原料の貯蔵・計量や洗浄設備。

充填払い出し設備等の周辺設備を除いた移動タンクシス
テムのフローの一例を示したものである。

本発明は、この例に限定されない。

タンクは、複数原料の調合ステーション２で原料を所定
二計二投入される。ここで撹拌機７（第２図）を回して
所定時間、所定温度をかけて薬液を調合する。

薬液が完成したのちは、今まで接続していたすべての配
管、ダクト、電気配線をきり離して、移送ステーション
５に移動する。ここで移送配管と調合液及び洗浄液等排
出口１５（第２図）を接続するとともに、他の必要な配
管、電気配線を接続し、必要な機能を使用しながら移送
を行う。移送終了後は前の場合と同様に、すべての配管
、電気配線をきり離して、順次タンク洗浄ステーション
４及び待機ステーション３へと移動し２次の調合作業を
待つことになる。

第２図は１本発明の多機能タンクを示す。しかし１本発
明の多機能タンクは第２図に限定されない。原料は、原
料供給口１２．１３．１４のうちの少なくとも１つより
タンク内に供給される。撹拌機７により原料の混合、溶
解１分散を行なう。このときタンクを加温又は冷却する
場合は、熱媒体供給口８より温水又は冷水等の熱媒体を
タンク温度調節ジャケット６に供給する。温度センサー
１ｏは。

タンク内の原料の温度を感知して、これにより調合条件
検出制御装置１６は、望ましい温度で調合できるよう必
要があれば熱媒体排出口９から熱媒体を排出し原料の望
ましい調合温度を維持する。

冗成した調合液は、調合液及び洗浄液等排出口１５より
移送されるか又はそのままタンク内に貯蔵される。

タンク内を洗浄する場合は、原料供給口１２゜１３、１
４のうちの少なくとも１つより洗浄液等を供給し、撹拌
機７を洗浄装置の代用としてタンク内の洗浄に使用する
。洗浄後は、：Ａ合液及び洗浄液等排出口１５より洗浄
液等を排出する。

各ステーションを移動するため、タンク移動装置として
車輪１１を設けている。

タンク内をＮ２等のガスでパージする場合は。

原料供給口１２．１３．１４のうちの少なくとも１つを
用いて行なうことができるし、また、別にパージガス供
給口を設けることもできる。

ダクト配管との接続口は、原料供給口１２．１３゜１４
のうちの少なくとも１つを代用することができるが、別
にダクト配管接続口を設けることもできる。

、真空配管との接続口は、原料供給口１２．１３．１４
のうちの少なくとも１つを代用することができるが、別
に真空配管接続口を設けることもできる。

（発明の作用及び効果） 本発明の薬液調合装置は、複数原料の調合ステーション
が決まっていてタンクが移動する。

従って、従来の固定タンク方式（そのタンクの数だけ原
料配管やダクト及びその付帯設備が必要であった。）に
対し、この移動タンク方式では、原料配管やダクト及び
その付帯設備は、１ケ所だけでもよいわけであり、設備
が非常にシンプルとなる。

また１本発明の移動タンク方式による薬液調合装置では
、従来の調合タンクと貯蔵タンクが、−体となっている
為、その間の配管が省略されており、液の切替はタンク
の洗浄のみでよく、切替時間が非常に短くなり、液のロ
スも少なくなる。即ち、従来のシステムでは一種類の調
合完了後法に切替える際に調合タンクの下流側の配管の
パージ、洗浄が不可欠であり時間的ロス、残留調合液の
ロス、洗浄排液のロス等が避けられなかったものである
。

さらに本発明では、２１液タンクを多機能化しである為
、移送配管中に従来設置されていた種々の　。

付帯設備を省略又は小型化しており、切替時の液ロスは
さらに少なくなっている。

以上要するに、°本発明によれば、洗浄切替に伴う液ロ
スや時間ロスを大幅に削減することが可能となる。従っ
て、生産コストの低減及び装置稼動率向上による生産性
の向上も達成できる。

また、多品種少量生産及びその生産物の貯蔵が、従来の
調合システム（各種原料タンク、調合装置、切出手段、
配管等）等をそのまま利用してｉ■能になる。

さらに、将来の品種構成の変化にも柔軟に対応できるよ
うになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は１本発明の薬液調合装置の１例のフロー図。第
２図は１本発明の多機能タンクの１例を示す図。第３図
は、従来の調液装置の１例を示す概略図。 図中　１・・・原料供給ステーション。 １−１．１−２・・・原料タンク。 ２・・・複数原料の調合ステーション。 ３・・・待機ステーション。 ４・・・タンク洗浄ステーション。 ５・・・移送ステーション。 ６・・・タンク温度調節ジャケット。 ７．７−１．７−２・・・撹拌機。 ８・・・熱媒体供給口。 ９・・・熱媒体排出口。 １０、　　ＩＱ−１、１０−２・・・温度センサー。 ｉｔ・・・車輪。 １２、１３．１４・・・原料供給口。 ８゛、８°−１，８°−２，８°−３，８−４，１２’
　。 １３“、１４°、１５°、　１６°−３、１１３°−４
゜２２°・・・流量調節バルブ。 ８ａ、９ａ、１２ａ、１３ａ、１４ａ、１５ａ　＝−着
脱自在継手。 ■、　０．（！３）、　ｏ◎・・・亡脱自在コネクタ。 １５・・・調合液又は洗浄液等排出口。 １Ｂ、ｌ（ｉ’−１，ｌ［ｉ’−２・・・調合条件検出
制御装置。 １７・・・調合タンク。 １８・・・移送用の供給タンク。 １９−１．　１９−２　、１９−３・・・原料供給配管
。 ２０、２０°・・・移送用配管。 ２２、２３・・・調合タンク。 ２４ａ　、　２４ｂ・・・タンク内圧力検出機。 ２５、２５ａ　、　２５ｂ　−・・液面検出機。 Ａ−Ｋ・・・原料タンク。 ａ、ｂ、ｃ・・・流量計。 ａ’、ｂ’、ｃ’・・・流量調節バルブ。 ａａ・・・流量コントローラ。 ｄ＋　　ｅ＋　　ｆ＋　　ｇ＋　・・・ポンプ。 Ｄ′、Ｅ’、Ｆ”、Ｇ’・・・中間タンク。 ｄ′、ｅ’、ｆ’、ｇ’・・・開閉バルブ。 ｈ、ｉ、ｊ・・・流量計。 （Ｌ）、（Ｌ　　）、（Ｌ２）・・・熱媒体供給源。 （Ｍ）、（Ｍ　　）、（Ｎ２）・・・熱媒体温度調節器
。 ■ （Ｎ）　、　（Ｎ１”）・・・次工程。 （Ｐ）・・・電源。 Ｔ、Ｔ−１，Ｔ−１°。 Ｔ−２，Ｔ−２’　　　・・・多機能タンク。 出願人　　富士写真フィルム株式会社 代理人　　弁理士　加藤　刺通（他１名）ｍｌ！！

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）液を調合し、移送及び／又は貯蔵する装置におい
   て、複数原料の調合ステーション、移送ステーション、
   タンク洗浄ステーション、待機ステーション及び前記各
   ステーション間を移動する多機能タンクを備え、該多機
   能タンクが、原料、洗浄、真空、ガスパージ等のための
   供給口、調合液、洗浄排出物等の排出口及び熱媒体の供
   給・排出口に夫々着脱自在継手を有すると共に、該多機
   能タンクに配設した調合条件検出手段のための着脱自在
   コネクタを有し、前記各ステーションにおいて前記着脱
   自在継手及び着脱自在コネクタに対応する所要継手又は
   コネクタを選択的に接続可能に配設したことを特徴とす
   る薬液調合装置。
2. （２）前記多機能タンクは、さらに撹拌機、タンク温度
   調節ジャケット、タンク移動装置を備えていることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の薬液調合装置。