JPS6386885A - 複極形成による電気めつき方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電解により導体の片面のみに銅、ニッケル等の
金属めっき被膜ご形成させる方法及び該方法を実施する
ための装置に関する。

従来の技術 現在実施されている電気めっき方法は、めっき浴中に被
めっき物である陰極と、これの対極である陽極とをもう
け、両極に通電して被めっき物にめっき被膜を形成させ
る方法である。第６図は前記の従来方法を実施する装置
であり、図において６７はめっき槽、６コは陽極、６Ｊ
は被めっき物である陰極、基！ｆはめっき浴である。こ
の方法および装置では被めっき物６３は全体が一になる
ため、その全表面に電解析出が行なわれ、結果として全
面がめつき被膜に覆われることになる。然し実際にはし
ばしばその半面のみの被覆が要求される。

従来はこのような場合は、被覆の不必要な部分、たとえ
ば片面を塗装やテーピング等の方法による不導体化、所
謂マスキング工程ご必要とした。

発明が解決しようとする問題点 然しこのマスキングはめっき工程を複雑にするものであ
り、又めっき完了后に、このマスキングを除去すること
も必要である。本発明者らはマスキング工程ご必要とし
ない片面めっき方法及び装置を開発すべく研究の結果本
発明を完成した。

問題点を解決するための手段 本発明者らは複極現象に着目し、被めっき物に直接電気
を流すことなく、又被めっき物に陰極としての接点？と
ることもなく、速かにしかも美麗な金属被覆をつる方法
及び装置の開発に成功した。

即ち本発明はめっき金属含有化合物を溶解しているめっ
き浴中に、陰極、陽極および陽極に対面するように被め
っき用導体を配設し、両電極間に通電することにより、
導体の陽極の対面側を一に帯電させ該一帯電側にめっき
液の化合物中に含まれる金属めっき被膜ど形成させるこ
とを特徴とＴる複極形成による電気めっき方法及び内部
にめっき液の収容されためっき浴槽と、該浴槽にもうけ
られた陰極、陽極および陽極に対面してもうけられた被
めっき用導体とを含む複極形成による電気めっき装置に
関する。

本発明を第１図にもとづいて説明する。図において／／
はめっき槽、ノコは陽極、／３は陰極、／ｌＩは被めっ
き物である導体、／３はめっき浴である。第１図に示す
装置において陽極、陰極に通電すると、被めっき物であ
る導体はその各片側がそれぞれ図に示すようにその対極
の有する電荷と反対に帯電する。すなわち陽極／２に対
面する側である／４ｔαはｅに、陰極／３に対面する側
である／ｌｌｂはｅに帯電する。そして陰極側にのみ目
的とする金属被膜が形成される。

本発明の方法および装置において、陰極はステンレス、
チタン、カーボン等、＠極は不溶性電極、カーボン、チ
タニウム白金族金属コーティング電極等が又被めっき用
導体としては現在使用されているものはすべて用いられ
る。そしてめっき被膜を例示すると、亜鉛、ニッケル、
鉄、銅、スズ、金、銀およびこれらの合金等である。

これらのめっき液は通常用いられているものを用いるこ
とができる。

効染 従来は陰極の半面のマスキングが必要であった片面めっ
きご、マスキング処理を全く必要とせずに実施すること
が可能となった。そしてプリント配線の回路パターンご
電気めっきする場合、摺動回転型陰極を用いると、若干
のすり傷の生じるのご完全には防止することはできない
が、本発明を利用丁れば陰極との接点ごとる必要がない
ので、前述の欠点は完全に解決された。

実施例 次に実施例により本発明を説明する。

実施例１ 深さ１００（至）、巾８０儂、長さ１００ｃｍの第１図
に示すめっき槽に表面積２５４ｍ　　のチタン製の陰極
と表面積２５　（１）！１２のチタン製の陽極を間隔１
０ａａなおいてもうけ、両極間に厚さ３＋ｕ、５００冨
鳳×６００璽３の被めっき物である予め銅ストライク？
施した鉄板ど配設し、Ｈ２Ｓｏ４５０　？／ＡｓＧｕＳ
　Ｏ４・５　Ｈ２０２００９／ｌの組成のめっき浴を槽
内にいれ、陰極電流密度３Ａ／ｄｍ　、浴温１５Ｃで４
分間通電した。その結果鉄板の陽極に面する側、即ち鉄
板の陽帯電側に厚２３．２μの美麗な銅めっき被膜を形
成した。なお鉄板の陽帯電側は鉄板面には全く変化はな
かった。

実施例２゜ 深’ｇ　５０慟、巾５０ｃｍ、長さ１２０儂のめっき槽
コ／に第２図に示Ｔように表面積が丁ぺて２０４ｍ２で
あり、陽極はチタン製、陰極ステンレス製である電極コ
コ、コ３を配設し、その中間に厚さ１冨ｍ　、　　３０
０　ｍｌ　Ｘ　４００　ｍｍの被めっき物である鉄板、
２１Ｉを電極よりそれぞれ間隔４富鳳でもうけ、０ｕ２
Ｐ２０．−３Ｈ２０８５ｙ／ｌｚ　Ｋ４Ｐ２Ｏ７３１０
ｙ、／ｚの組成でｐＨが８．５の浴をめっき浴２５とし
、陰極電流密度４Ａ／ａｍ２、浴温５５Ｃで４分間通電
した。その結果被めっき物の陽極に対する側２ｑαにの
みにＩｌ、′２！２．８μの美麗な銅めっき被膜を得た
。陰極に対する側コ４ｔｂには被膜は生成しなかった。

実施例３６ 深さ６０（至）、内径４０清の円筒形のめっき僧３ノに
第３図に示すように高ざ５０工、厚さ３　ＩＩｍ　、内
径６５山のチタン製の円筒形の陽極３コ、その陽極の内
側に高さ３０１、厚さ１）、内径２５ｍの鉄パイプであ
る被めっき物３弘を円心円状にもうけ、かつその中心に
直径２０ｒｘｔａのステンレス製の陰極３Ｊｆ配し、ｚ
ｒｓａｔ２２４０　Ｖｔ、　ｘＨ４ａｔ３０　！ｉＩ／
ｌ　Ｘ＊ｔｃｔ３３０　Ｖｌの組成でｐＨが６．０であ
る浴をめっき浴とし、陰極電流密度４Ａ／ｄｍ　　浴１
４ｏｃで５分間通電した。その結宋鉄パイプの外面、即
ち円筒形陽極の対面に厚ざ３．８μの頓鉛めっき被膜を
得た。

実施例４ 実施例３において円筒形の陽極′？Ｌ：陰極とし、中心
の陰極を＠極とし、Ｚｎ２（Ｐ２Ｏ，）−３Ｈ２０９０
Ｖｔｚ　　ｐｃ　ｐ　ｏ　　３００　ＶｔＸＫ、Ｏ，Ｈ
，Ｏ，・Ｈ２Ｏ２０？／１の組成でｐＨ１０，０の浴ビ
めっき浴とし、浴１ｔｓｃ、ｘ流密度５．　ＯＡ／（１
）！ｌで５分間通電した。その結果鉄パイプの内面に厚
さ１８μの亜鉛めっき被膜を得た。

実施例５゜ 第１図に示す電解槽【用い、被めっき物として真ちゅう
を用イＮｘ５ｏ４−６Ｈ２ｏ　３００　？／１ｚＮｉＯ
ｔ２−６Ｈ２０４５ｆ／ｌ、　　Ｈ３ＥＯ３４０Ｖｔ（
Ｄ組成でｐＨが５．０である浴ごめっき浴とし、陰極電
流密度５Ａ／ｄｍ　、浴温５５Ｃで１０分間通電した。

その結果真ちゅうの陽極に対面する側に１＃ざ９６μの
美麗な二、ケル皮膜を得た。

実施例＆ 実施例２と同様第２図に示す装ｆｔ　′？ｉ：用い被め
っき物として銅板を用い、Ｎ１（ｓｏ３ＮＨ２）２４０
０ＶｔＸＨ，ＢＯ４３０Ｖｔ（Ｄ組成ｒｐＨが４．０で
ある浴をめっき浴とし、陰極電流密度１５Ａ／ｄｍ２、
浴温５５Ｃで５分間通電した。その結果嚇（板の陽極に
対゛する面に厚ざ１）４ｐの美麗なニッケル皮＠を得た
。

実施例Ｚ 第４図に示す装置を用いてプリント基板に配線回路パタ
ーンにめっき皮膜？形成した。図において！Ｉ／はめっ
き浴槽、弘６は送りローラ、４ｔｌＩはプリント基板、
ダコは陽極、ｌ１３は陰極、夕！はめっき浴である。こ
の装置を用い、実施例１と同様の組成のめっき浴ｙＥ：
用い、巾３３０Ｑｓ。

長さ５５ＱＣｍ、厚さ１．６俵のプリント基板を１７乍
／分の速度で移動させながら通電したところプリント基
板の陽極に対する側にのみ厚さ２．０μの鋼めっき皮膜
が回路パターンに生成した。

実施例８゜ めっき条件中通電時間を２分とした以外実施例５と同様
のめっき浴組成、めっき条件により、実施例７と全く同
様にプリント基板配線回路にめっき皮膜ご形成した。そ
の結果プリント基板の陽極に対する側にのみ厚さ１．２
μの美麗なニッケルめっき皮膜が回路パターンに生成し
た。

実施例９ 実施例７と同様の装置を用い、Ｎｉ−０１２・６Ｈ２０
１５Ｖｔ、　　５ｎＯ４４−５Ｈ２０４０Ｖｔ、　ＮＨ
４０ｔ１００Ｖｔ。

（ＮＨ４）３０３Ｈ，Ｏ，Ｎ２０５０　ｔ／Ｌの組成で
ｐＨが５．５である浴をめっき浴とし、浴温３５ｃ１陰
輯電流密度Ｉ　Ａ７ｄｍ　　で１分間通電した。その結
果プリント基板の陽極に対する側にのみ厚さ０．６μの
美筬なスズ−ニッケル合金皮膜が回路パターンに生成し
た。

実施例１０゜ 実施例７と同様の装置を用い、Ｏｏ　Ｏ１２・６Ｈ２゜
２０　ＶｔＸ５ｎｏｔ４−ｓＨ２ｏ　ｓｏ　Ｖｔ、　　
ＫＯＨ４５Ｆｌ／ｌ。

有機リン酸３００１ｆ／ｌの組成でｐＨが１３である浴
をめっき浴とし、浴温６０ｃＸ陰極電流密度１Ａ／ａｍ
　で３分間通電した。その結果プリン）１板のｊ陽極に
対する側にのみ厚さ０．５μの美麗なスス−コバルト合
金皮膜が回路パターンに生成した。

実施例１）゜ めっき浴の組成ご遊雅ホウ７、比重１４５　Ｖｔ。

金属スズ分が５０　Ｖｔである二価スズ化合物、金部鉛
分が３０　Ｖｔである鉛化合物よりなるものとし、めっ
き条件を陰極１流密度２Ａ／ｄｍ２、浴温常温、通１時
間５分とした以外、実施例１と同様に処理して、鉄板の
１帯電側に厚さ３．５μのスズ−鉛合金、即ち６千４半
田のめっきの皮膜を得た。

実施例１２゜ めっき浴の組成をＫＡｕ　（ＯＮ　）　２８．８　ｔ／
１％クエンｍ　４０　？／ｌ　％　　クエン酸ナトリウ
ム４０ｙ／ｌよりなり、そのｐＨが５．５であるものと
しめっき条件ご陰極電流密度、１．ＯＡ／ｄｍ　、　　
浴温、常温、通電時間２分とした以外、実施例１と同様
に処理して鉄板の陰帯電側に厚さ０．４μの金色の美麗
なめっき皮膜を得た。

実施例１６゜ めっき浴ご組成がＫＡｕ　（ＯＮ　）　２１０　？／Ｚ
　Ｎ　ＫＯＮ３０　Ｖｔ、　　ｘ２ａｐｏ４３０　Ｖｔ
よりなりかつｐＨが１０．５　であるものとし、めっき
条件を陰極電流密度Ｑ、　５　Ａ／（１）！Ｉ　、浴Ｗ
１５ｒ、通電時間５分とした以外、実施例１２同様に処
理して鉄板の陰極の側に、厚さ１５μの金色の美麗な被
膜を得た。

実施例１４゜ めっき浴組成を実施例７と同様にし、第５１司に示すよ
うに長電極Ｓコと短電極、り３をめっき浴ＷＩ３７内に
配置し、被めっき鉄板Ｓグを電極！コと平行にもうけて
通電した。その結果、被めっき鉄板の陽極対抗面３ダα
に司めっき皮膜ご形成した。

【図面の簡単な説明】

１μ１図〜第５図は本発明方法の実施するための本発明
の装置であり、第６図は公知の恥１？￥を示す。図にお
いて／／、　：ｌ／、　３／、　ｔＬｔ／、　−ｔ／、
　Ａ／はめつき僧、／２．ココ、３コ、ｔｌコ、ｔコ、
６コは陽極、／３．コＪ、　３３．　ｌＩｊ、　！Ｊ、
　４３は陰極、／弘。 コダ、　３４ｔ、　ＩＩダ、　７４１は被めっき用導体
、／オ、コよ。 、３に、　！！、　＆ｊ、　Ａ！はめっき浴を示す。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）めっき金属含有化合物を溶解しているめっき液中
   に、陰極、陽極および陽極に対面するように被めっき用
   導体を配設し、両電極に通電することにより、導体の陽
   極の対面側を一に帯電させ、該一帯電側にめっき液の化
   合物中に含まれる金属のめっき被膜を形成させることを
   特徴とする複極形成による電気めっき方法。
2. （２）内部にめっき液の収容されためっき浴槽と、該浴
   槽にもうけられた陰極、陽極および陽極に対面してもう
   けられた被めっき用導体とを含む複極形成による電気め
   っき装置。