JPS6382925A - 段ボ−ル箱等の梱包方法およびその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、段ボール箱等の梱包方法およびその装置に関
する。

（従来の技術） 一般に、段ボール箱の梱包としては、第７図および第８
図に示すように、品物が収納された段ポール箱ａの両フ
ランブｂ、ｃの合わせ目に沿って片面に接着層を有する
接着テープｄを貼着することによって段ボール箱ａを封
緘したもの（第７図参照）や、トラックへの積卸し等が
便利なように２個の段ボール箱ｅ、ｆの接合部に上記接
着テープｄを貼着することによって２個の段ボール箱を
一体にしたもの（第８図参照）がある。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記のような接着テープによって梱包さ
れた段ボール箱を開封あるいは分離するには接着テープ
を爪等によって剥がさなければならず手間がかかるとと
もに、接着テープを段ボール箱から剥がした時に、段ボ
ール箱の表面紙が接着テープの接着層側にもぎ取られて
しまい、段ボール箱が破損すると言う問題があった。

（問題点を解決するための手段） 本発明の段ボール箱等の梱包方法は、接着性テープの接
着層を有する内側面に該接着性テープよりも小幅の非接
着性テープを両者の幅方向の中心を略一致させて重合さ
せるとともに、重合させたこれら非接着性テープと接着
性テープを長手方向に断続的に切込む２本の切込み線を
略平行に形成する接着テープ形成工程と、この接着テー
プ形成工程で形成された接着テープによって段ボール箱
等の梱包を行う梱包工程とからなるもので、本発明の梱
包装置は、ロール状に捲重されて回転自在に支持され内
側面に接着層を有する接着性テープと、ロール状に捲重
されて回転自在に支持され接着性テープよりも小幅の非
接着性テープと、この接着性テープの内側面に非接着性
テープを両者の幅方向の中心が略一致するように重合さ
せて圧着する圧着手段と、重合させたこれら非接着性テ
ープと接着性テープを長手方向に断続的に切込む２本の
切込み線を略平行に形成する切込み線形成手段と、段ボ
ール箱等を梱包する梱包手段とを備えたものである。

（作用） ２本の切込み線によって形成された非接着性の開封帯部
を有する接着テープを、この開封帯部が段ボール箱のフ
ラップの合わせ目である両フラップの端縁にわたるよう
に貼着し、段ボール箱を封緘する。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

本例では、本発明に係る段ボール箱等の梱包装置として
、例えば、段ポール箱の封緘を行う梱包装置を例に採っ
て説明する。

この梱包装置は、第１図および第２図に示すように、フ
レーム１の上部に設けられた接着テープ形成装置１０と
フレーム１の下部に設けられ、前記接着テープ形成装置
１０で形成された接着チー１２０によって段ボール箱８
の封緘を行う梱包手段３０とによって構成されている。

接着テープ形成装置１０は、ロール状に捲重され内側面
に接着層を有する接着性テープ１１と、ロール状に１壱
重され前記接着性テープ１１よりも小幅の非接着性テー
プ１２と、接着性テープ１１および非接着性テープ１２
をその間に挾持して、接着性テープ１１の内側面に非接
着性テープ１２を両者の幅方向の中心を略一致させるよ
うに重合させる第１０−ラ１３および第２０−ラ１５　
（圧着手段）と、これら両テープの長手方向に２本の切
込み線を略平行に断続的に形成する２枚のカッター１６
．１６（切込み線形成手段）とによって構成されたもの
である。

接着性テープ１１および非接着性テープ１２は、その中
心がフレームｌに固着されたブラケット２゜３を介して
支持軸５．６によってそれぞれ回転自在に支持されてい
る。

第１０−ラ１３および第２０−ラ１５は、その周面部が
ゴム、合成樹脂等の弾性を有するものからなり、フレー
ム１にそれぞれ固着されたブラケット１８．１９を介し
て支持軸１３ａ、１５ａによってそれぞれ回転自在に支
持されている。この第１０−ラ１３と第２０−ラ１５と
の間隔はその間で接着性テープ１１の内側面に非接着性
テープ１２を適宜な力で押圧し両者をしっかりと重合さ
せる最適な距離に保たれており、この間隔は接着性テー
プ１１および非接着性テープ１２の厚さ、材質等によっ
て随時決定すればよい。

カッター１６は、径が第１０−ラ１３よりも大きい円盤
の周縁部に複数個の切込歯１６ａ・・・が等ピッチで形
成されたもので、前記第１０−ラ１３の中央部にその軸
心と直交するよう２枚が平行に設けられている。カッタ
ー１６の切込歯１６ａは第１０−ラ１３の周面から突出
しており、これに対向する第２０−ラ１５の周面には切
欠溝１５ｂ。

１５ｂがそれぞれ形成されている。また２枚のカッター
１６．１６の間隔は前記非接着性テープ１２の幅よりも
小さくなされている。そして、これらカッター１６．１
６は、接着性テープ１１と非接着性テープ１２とが重合
する時に、その切込歯１６ａ・・・がこれら両テープを
貫通することによって、非接着性テープ１２上の長手方
向にスリット状の切込部２１を等しいピッチで直線状に
形成した切込み線を２本形成するようになされている。

さらに２枚のカッター１６．１６は、その切込歯１６ａ
・・・を互いにズラして配置しており、このようになさ
れたカッター１６．１６によって、接着テープ２０に形
成される２本の切込み線は、この接着テープ２０を幅方
向に切断した際、その切断線が少なくとも左右どちらか
一方の切込部２１と交差するよう左右の切込部２１．２
１が互いにズして形成される。

第３図は、以上のように構成された接着テープ形成装置
１０によって形成された接着テープ２０を示し、この接
着テープ形成装置１０によって接着性テープ１１の接着
層１１ａを有する内側面に非接着性テープ１２が両者の
幅方向の中心を略−致させて重合されるとともに、非接
着性テープ１２上にはその長手方向に接着性テープ１１
を切欠く２本の切込み線２２が略平行に形成された接着
テープ２０が得られる。切込み線２２は、前記カフター
１６の切込歯１６ａによってスリット状に切り込まれた
複数の切込部２１が等しいピッチで直線状に形成された
もので、２本の切込み線２２は接着テープ２０を幅方向
に切断した際、その切断線が少なくとも左右どちらか一
方の切込部２１と交差するように左右の切込部２１が互
いにズして形成されている。また、２本の切込み線２２
は開封帯部２３を形成する。

梱包手段３０は、接着テープ形成装置１０で形成された
接着テープ２０を下方に案内するとともに、搬送されて
くる段ボール箱８に接着テープ２０を貼着する案内板３
１と、案内板３１で貼着される接着テープ２０を所定長
さで切断する切断部材３２と、案内板３１と連動し案内
板３１で貼着された接着テープ２０を段ボール箱８側に
押圧する押圧部材３３と、段ボール箱８を搬送する搬送
装置５０によって構成され、これら案内板３１、切断部
材３２、押圧部材３３は、フレームに固設されたサブフ
レーム３０ａに段ポール箱８の搬送方向にこの順で直線
状に配置されている。

案内板３１は、基端部がサブフレーム３０ａに支持ビン
３５によって回動自在に支持されるとともに、先端部３
６が搬送されてくる段ボール箱８前面の上部中央と当接
する位置まで垂下されている。案内板３１の案内面は接
着性テープ１１の接着層を有しない外側面と摺動して接
着テープ２０を下方に案内する。よって、接着テープ２
０の接′着層を有する内側は搬送されてくる段ボール箱
８の前面と対向するようになされている。また、案内板
３１の先端部３６は連結部材３７を介して押圧部材３３
の基端部３８に連結されている。

切断部材３２は、基部が支持ビン４６によって回動自在
に支持されるとともに、先端部にノコ歯状に形成された
切断歯４７が設けられている。この切断部材３２の中央
部寄りには、一端がサブフレーム３０ａに止着されたス
プリング４９の他端が止着されており、支持ビン４６を
中心に先端部が第１図において反時計回りの方向に付勢
されている。

押圧部材３３は、略中央部がサブフレーム３０ａに支持
ビン４０によって回動自在に支持され、先端部に、・段
ボール箱８に貼着された接着テープ２０を押圧し貼着を
強固にする押圧ローラ４１がブラケット４４を介して支
持ビン４２によって回　　　′転自在に支持されている
。また、押圧部材３３の基端部３８には、一端がサブフ
レーム３０ａに止着されたスブリンーグ４３の他端が止
着されており、　′この押圧ロー′−）４１は中央支持
部を中心に第１図において、時計回りの方向に付勢され
ている。

搬送装置５０は、台座５１の上部にローラコンベア５２
が配設されるとともに、このローラコンベア５２の左右
両側にベルトコンベア５３．５３がそれぞれ設置された
ものである。ベルトコンベア５３はプーリ５５．５６に
懸架され、一方のプーリ５５の支持軸５５ａと駆動モー
タ５７の駆動軸５７ａとがスプロケット５５ｂ、５７ｂ
を介してチェーンベルト５８によって連繋されており、
この駆動モータ５７の駆動によってベルトコンベア５３
．５３は段ボール箱８を矢符方向に搬送するように回動
する。

なお、図中の符号３４は前フラツプを折込む折込部材、
４８は段ボール箱８の後フラツプを折込む折込装置で、
図示しないシリンダの伸縮によって揺動され、後フラツ
プを折込む。５９は段ボール箱８をベルトコンベア５３
．５３間に案内するガイド部材である。

次に、以上のように構成された梱包装置の動作とともに
、梱包方法を説明する。

段ボール箱８がその両側面をベルトコンベア５３゜５３
に挾持されて、ローラコンベア５２上を矢符方向に移動
すると、この段ポール箱８の前面の上部中央が案内板３
１の先端部３６と当接し、この案内板３１の先端部３６
に位置する接着テープ２０の端部が段ポール箱８の前面
の上部中央に貼着される。さらに、段ボール箱８が移動
すると、案内板３１の先端部３６は段ボール箱８に押さ
れて第１図において時計回りの方向に回動し、段ボール
箱８上面の両フラップの合わせ目に沿って摺動する。こ
れとともに、端部が段ボール箱８の前面に貼着された接
着テープ２０は段ボール箱８の移動にともなって接着テ
ープ形成装置１０から引き出され、前記案内板３１に導
かれ、両フラップの合わせ目に沿って貼着される。さら
に、段ポール箱８が移動すると、接着テープ２０は切断
部材３２によって段ボール箱８の後面貼着骨の長さを残
して切断される。そして、案内板３１の回動と連動する
押圧部材３３の押圧ローラ４１は、両フラップの合わせ
目に貼着された接着テープ２０上をスプリング４３の付
勢力によって押圧しながら移動し、この接着テープ２０
の貼着を強固なものにする。この後、押圧ローラ４１は
、スプリング４３の付勢力によって段ボール箱８の後面
を押圧し、段ボール箱８の後面貼着骨の長さを残して切
断された接着テープ２０の終端部を貼着する。

また、接着テープ形成装置１０は、接着テープ２０の端
部が貼着された段ボール箱８が移動し、接着テープ２０
を引っ張ることによって、接着性テープ１１および非接
着性テープ１２がそのロールからそれぞれ引き出され、
第１０−ル１３と第２０−ル１５との間で圧着されると
ともに、カッター１６．１６によって２本の切込み線２
２が形成されることにより、段ボール箱８に貼着する接
着テープ２０を段ボール箱８の封緘に必要分だけ形成す
る。

第４図は、本発明の梱包装置で封緘された段ボール箱８
を示している。

この段ボール箱８は、接着テープ２０の幅方向の中央部
を段ポール箱８の両フラップ８ａ、８ｂの合わせ目に沿
って貼着するとともに、この接着テープ２０の両端部を
段ボール箱８の側面にそれぞれ貼着することで、封緘さ
れている。そして、第５図に示すように、非接着性テー
プ１２と当接する両フラップ８ａ、８ｂの端縁が非接着
域になされ、この非接着域を除く接着テープ２０の接着
層１１ａが両フラップ８ａ、８ｂに貼着している。

また、このように封緘された段ボール箱８は、接着テー
プ２０の開封帯部２３をその端縁から切込み線２２に沿
って剥がすことにより開封される。

この開封時において、接着テープ２０の端縁は必ず左右
どちらか一方の切込部２１と交差しているため、この切
込部２１から開封帯部２３を容易に剥がすことができる
とともに、開封帯部２３は段ボール箱８の両フラップ８
ａ、８ｂに貼着されていないから段ボール箱８を破損す
ることなく開封することができる。さらに、切込み％’
ｊ１２２は、接着性テープ１１と非接着性テープ１２と
が重合された部分に形成されているため接着テープ２０
の強度を低下させることなく、開封帯部２３の開封性を
向上させることができる。

次に、第６図は、２個の段ボール箱を前記梱包装置によ
って梱包したものを示し、２個の段ボール箱９ａ、９ｂ
を接合して、この接合部に接着テ−プ２０を貼着するこ
とで、トラックへの積卸しに便利なように２個の段ポー
ル箱を１体に梱包したものである。ただし、搬送装置５
０の搬送面の幅を２個の段ボール箱９ａ、９ｂが搬送可
能なようにしなければならない。そして、２個の段ポー
ル箱９ａ、９ｂを分離させる場合は、開封帯部２３を剥
がすことによって容易にしかも段ポール箱９ａ、９ｂを
破損することなく行うことができる。

（発明の効果） 以上述べたように、本発明によって梱包された段ボール
箱は、接着テープの２本の切込み線によって形成された
開封帯部をその端縁から切込み線に沿って剥がすことに
より開封され、この開封時において、開封帯部は段ボー
ル箱の両フラップに貼着されていないため段ボール箱を
破損することなく開封することができる。また、切込み
線は、接着性テープと非接着性テープとが重合された部
分に形成されているため、従来に比べて接着テープの強
度を低下させることな（開封帯部の開封性を向上させる
ことができる。さらに、接着テープは梱包する時にその
梱包に必要分だけを接着テープ形成装置で形成するため
無駄がない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の梱包装置の概略を示す側面図、第２図
はカッターが設けられた第１０−ラと第２０−ラを示す
平面図、第３図は接着テープ形成装置によって形成され
た接着テープの一部を示す斜視図、第４図は本発明によ
って封緘された段ボール箱を示す斜視図、第５図は第４
図のＶ−Ｖ線で切欠いた部分拡大の斜視図、第６図は本
発明によって２個の段ボール箱を接合して１体に梱包し
た状態を示す斜視図、第７図および第８図は従来例を示
す斜視図である。 １０・・・接着テープ形成装置 １１・・・接着性テープ １２・・・非接着性テープ １６・・・カッター（切込み線形成年段）３０・・・梱
包装置 特許出願人　積水化学工業株式会社 代表者　廣１）馨 第２図 ６ａ 第３図 鵠 第４図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）接着性テープの接着層を有する内側面に該接着性テ
   ープよりも小幅の非接着性テープを両者の幅方向の中心
   を略一致させて重合させるとともに、重合させたこれら
   非接着性テープと接着性テープを長手方向に断続的に切
   込む２本の切込み線を略平行に形成する接着テープ形成
   工程と、この接着テープ形成工程で形成された接着テー
   プによって段ボール箱等の梱包を行う梱包工程とからな
   ることを特徴とする段ボール箱等の梱包方法。 ２）ロール状に捲重されて回転自在に支持され内側面に
   接着層を有する接着性テープと、 ロール状に捲重されて回転自在に支持され 接着性テープよりも小幅の非接着性テープと、この接着
   性テープの内側面に非接着性テー プを両者の幅方向の中心が略一致するように重合させて
   圧着する圧着手段と、 重合させたこれら非接着性テープと接着性 テープを長手方向に断続的に切込む２本の切込み線を略
   平行に形成する切込み線形成手段と、 段ボール箱等を梱包する梱包手段とを備え たことを特徴とする段ボール箱等の梱包装置。