JPS6379058A - 熱交換器の管の渦電流試験データの機械分析方法及び装置 - Google Patents

熱交換器の管の渦電流試験データの機械分析方法及び装置

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JPS6379058A
JPS6379058A JP62154600A JP15460087A JPS6379058A JP S6379058 A JPS6379058 A JP S6379058A JP 62154600 A JP62154600 A JP 62154600A JP 15460087 A JP15460087 A JP 15460087A JP S6379058 A JPS6379058 A JP S6379058A
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JP62154600A
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ウオーレン・ロバート・ジャンカー
ロナルド・ハント・イングラハム
ムスタン・アタール
ジヨージ・アレン・サベージ
デビッド・アレクサンダー・ボーン
レイモンド・ポール・カストナー
ブルース・ジョセフ・タスザレック
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    • GPHYSICS
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    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/72Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables
    • G01N27/82Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating magnetic variables for investigating the presence of flaws
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、プログラミングされたディジタル・コンピュ
ータを用いて電磁的に作用する物体の非破壊試験で発生
される渦電流データを分析するための方法及び装置に係
り、特に、人間である熟線分析者により与えられる解釈
規則もしくはルールを用いて、原子力蒸気供給システム
の蒸気発生器に用いられているような熱交換器の伝熱管
における欠陥を自動的に検出するための方法及び装置に
関する。
先方ユU( 渦電流試験は、通常用いられている金属物体の非破壊試
験の1つの方法である。このような試験で広く用いられ
ている成る形式のシステムにおいては、被験物体に対し
て 近接関係でプローブ(探子)を移動させ、その際に
生ずる作用電気コイルのインピーダンス変化を利用して
欠陥を検出している。ところが、被験物体の欠陥ではな
い形状その他の性質における変化もしくは変動で渦電流
信号に変化が生ずる。例えば、原子力蒸気供給システム
の蒸気発生器における管の試験においては、U字形の管
の端部が取り付けられている重厚な鋼製管板、管の中間
部分を支持する金属製の支持板及び振動防止棒、更には
、これら要素上に形成される付着物さえも、渦電流信号
に変動を惹起する。更に、プローブ(探子)が管内を移
動している際に動揺すると、管は、データ中に雑音もし
くはノイズとしての作用をする応答を発生ずる。
更に、亀裂、陥没部、窪み並びに管壁の厚さが減少した
部分のような種々な幾何学的な形態の不連続部も、渦r
i流信号に対して異なった影響を与える。
渦電流試験と関連する難点は、例えば、X線画像のよう
に被験物体の特性の明瞭で容易に認識可能な表示を発生
し得ないことにある。更に、蒸気発生器の場合には支持
板のような既知の特性を存する要素に隣接して欠陥が発
生する場合があり、その場合には該欠陥の応答はより大
きい信号に覆われてしまう可能性がある。このような事
情から蒸気発生器管の渦電流分析は、長期間に亙って(
経験に基づく)大量の知識を集蓄し厳しい訓練を受けた
熟練度の極めて高い小人数の分析者グループにより遂行
されているのが現状である。
蒸気発生器の管に対して渦電流試験を遂行する場合には
、管を通してプローブ(探子)を前進させ、斯して発生
される信号を後で分析するために記録しておく。試験は
幾つかの周波数で行われ、また成る種の事例においては
、支持仮により発生される信号のような選択された信号
を除去する仕方で種々な周波数の信号を「混合」し、そ
れにより、このような個所における欠陥に関連する信号
をデータから取り出すことができるようにしているウデ
ークのうちの多くのものは、各コイルが逐次同じ管部分
を通過する際に反対の極性の信号を発生する差動コイル
対で採取されているが、しかしながら、基帛コイルと組
み合わされた単一のコイルからなる「絶対」コイルも使
用されている。
データの分析に当たっては、分析者は、陰極線管表示装
置上に表示するために任意所望の周波数を選択する。こ
の表示装置は、検査している管区間の全長に亙り記録さ
れた信号の実数及び虚数(直角位相)成分を表示するス
トリップ・チャートを備えている。分析者の要求で、ス
トリップ・チャートの任意の部分を、同時に、リサジュ
ーの図形パターンの形態で表示することができる。この
リサジューのパターンは良く知られている表示パターン
であって、データ内の相続く点に対する実数及び虚数成
分がX−Y平面に描かれる。このようにしてリサジュー
・パターンを描いた場合、原点から放射状に延びるロー
ブが形成され、このローブの角度位置が位相角を表す。
分析者は、すサジューのパターンの形状及び位相角を観
察するための極めて洗練された能力を備えて、従って、
当該パターンによって表される管の特徴を非常に高い信
頼度で求めることができる。尚、多くの場合、リサジュ
ーのパターンは、完全な幾何学的図形ではな(、そのた
め解釈における困難が増すものであることを念頭Zこ置
かれ度い。特性を分類するために、分析者は信号の対応
の部分を観察するべく他のチャンネルに切り換えること
ができる。
分析を行うに当たり、分析者は、経験により、余分な表
示データを拒否しながら重要な特徴を表すリサジ二一の
図形の適切な特性を経験により認識することができる。
検査結果からより多くの情報を取り出す必要性が大きく
なるのに伴い、蒸気発生器管の定期的に行われる非破壊
渦電流検査は益々重要になり且つ複雑になって来ている
。此10年の間、幾つかの要因から、単純な保守要件が
プラントの運転停止という最も臨界的な作業の1つに変
わって来ている。
米国原子力規制委員会並びにプラントの所有者/作業者
は、蒸気発生器の管の状態に関する最大限の情報を益々
必要としている。現在においては、新しい種類のディジ
クル渦電流計器並びに複センサ・プローブで、非常に大
きな量の検査データを得ることができる。このようなデ
ータを収集するために管内にプローブを配置する装置も
非常に効果的なものとなっている。従って、検査される
管の数、用いられる試験変数の数並びに管の劣化メカニ
ズムの種類は顕著に増加しているが、このような情報か
ら有意味な解釈を定式的に行う速度は遅れを取っている
。分析者の作業条件に関しては既に改善の要求が出てい
るが、しかしながら、渦電流検査は通常プラントの運転
停止スケジュールという臨界的なプロセスに組み込まれ
ており、このため分析者の作業条件は寧ろ悪化している
プラントの使用寿命の延長に関するより多くの情報を得
んがために、運転停止毎に検査される管の数は次第に増
加している。過去においては、統計学的に5%乃至10
%の管の検査で満足すべきものと考えられていたが、最
近は、典型的な蒸気発生器において3000乃至500
0本の管の100%の検査を行うのが特例ではなくなっ
て来ている。データは、スリーブ嵌装または栓塞のよう
な修理作業の必要性を判断するのに管の劣化もしくは管
壁の損失が40%を越えているか否かを判定するために
用いられるばかりではなく、劣化の種々なメカニズム(
機構)を監視しく且つ予測する)のに用いられている。
この情報は、劣化メカニズムを停止する方策を採るのに
利用されている。これら総ての要件から、単一人である
データ分析者というリソースには大きな負担がかかって
いる。このような事情から、信頼性のレベルを高めるた
め且つプロセスを管理し易いタスクに分割する目的で、
独立したデータ分析者による同じデータの二次的な再検
討、そして時には三次的な検討を行うという手法が確立
されている。
l豆ユ(夏 本発明によれば、プロラミングされたディジタル・コン
ピュータを用いて、データ入力から熱交換器の管の渦電
流検査データの完全な分析を行い、編集された報告書が
注文者に給飼される。このような機構で実現される分析
に伴う難点は、ディジタル・コンピュータが点ベースで
しかデータを検査できないことにある。人間である分析
者によって開発された精巧な分析ルールをコンピュータ
により適用することを可能にするためには、その前に先
ず、管の端、管板、管支持部及び振動防止棒のような構
造上の特徴、例えば、傷及び窪みのような管の欠陥また
はその位置或いは周波数混合から生ずる残留成分のよう
な関連の無い特徴等々を表すことができるか否かに関し
て試験することができる符号(signature)を
創成しなければならない。
符号(signature)は、コンピュータを用いて
、差動及び絶対モードで幾つかの周波数で直角分として
記録されているデータを閾値と比較することにより創成
される。この閾値は、渦電流信号の重み付けされた移動
平均値を中心とする直角位相成分もしくは直角分のX−
Y平面における雑音円(ノイズ円)である。雑音は単方
向性である傾向を有するので、雑音円と比較する前にデ
ータのX及びY成分に種々な因子が加わり、そのため実
効的に、雑音円は楕円に変換されるが、雑音円の位置の
ドリフトは、原点を移動することにより容易に調整する
ことができる。
ローブはコンピュータにより、データが雑音円を出る点
並びにデータが戻る点により同定もしくは識別される。
予め選択された数のこれら相関するデータ点内のローブ
は1つの符号(signature)に群として纏めら
れる。予め選択された数よりも多いデータ点、例えば、
管に沿う15.24e+m (約6インチ〉を表すデー
タ点の数よりも多いデータ点に対し雑音円からはみ出て
いる信号は、2つ以上の特徴を表す複合符号を含む確立
が高い、指定された周波数において成分間に重合いが無
いような長い線分の符号は、位相角により成分符号に分
割される0本発明の好適な実施例においては、コンピュ
ータは逐次、長い符号における基本ローブを選択して、
該基本ローブの予め定められた位相角度内の位相角で総
てのローブを成分符号に纏める。
指定された周波数において成分間に重りが存在する細長
い符号の線分は1つの周波数における重り部分を小さい
線分に分割することにより分解され、これら小さい線分
は成分符号として識別される。符号の重り部分から裁断
された線分の長さは任意の値であるので、コンピュータ
は、線分の最大振幅の予め定められた数のデータ点内に
生ずる線分の端を調整することにより成分符号が分割さ
れないようにする0次いで、必要に応じ個々の符号とし
て分析する前に他の周波数の重り線分を、位相角によっ
て成分符号に分解する6 コンピユータが総ての周波数において符号を識別したな
らば、専門分析者の経験に基づく一連の規則からなる規
則集合を適用して、各符号を、構造の特徴、管の欠陥ま
たは無関係な信号の選択された群の1つとして分類する
管の端部、支持板、管板、振動防止棒及び管が管板内で
拡張されている遷移領域のような構造上の特徴を最も高
い確率で表す大きい振幅の信号を最初に分析する。欠陥
もしくは傷はしばしば、このような構造要素の近傍に発
生するので、次いで上記大きい振幅の信号を更に検査し
て欠陥信号を含んでいるか否かを判定する。コンビニー
りは、欠陥を表し得る大信号に関し小さいローブを探索
する。これは、このような符号から片ベースで、データ
の振幅の変化率が成る閾値だけ変化しない線分を創成す
ることにより行われる。後述する実施例のシステムにお
いては、これを達成するために2つの異なった技術もし
くは方法が用いられる。
1つの方法においては、データ点間に直線分を引き、そ
して選択された数の度数内の位相角を有している相続く
線分を、伸長された線分に群として纏めて、次いでこれ
ら伸長線分を欠陥類似特性に関して検査する。第2の方
法においては、3つのデータ点からなる相続く群間に三
角形を形成し、成る閾値よりも小さい面積を有する相続
く三角形と関連するデータ点を伸長線分に群として纏め
て、該伸長線分を欠陥類似特性に関し検査する。
コンピュータの作業負荷を軽誠するために、同じ場所に
存在し得る欠陥に関して検査された構造要素を表す符号
の部分を、最も類繁に欠陥の検出を可能にする周波数に
おける探索を、別の周波数における対応の符号のデータ
点限界に制限することにより減少する。他の事例におい
ては、探索は、符号の最大振幅点からの選択された数の
データ点に制限される。
コンピュータが総ての符号を分類し終えたならば、時間
ベースの渦電流データから求められる識別された要素も
しくは特徴の位置と、支持構造要素の既知の物理的位置
との間の相関をとり、欠陥もしくは傷の位置を、上記の
ような永久的な構造要素からの距離として報告できるよ
うにする。分析は、人間の介入を必要とすることなく完
全にコンピュータによって行われるが、予備的検出デー
タは、印刷フォーマット並びにグラフィック・フォーマ
ットで、検討及び所望により変更が可能なように人間で
ある分析者に利用可能にされる。グラフィック・モード
においては任意の周波数(必ずしも同じ周波数である必
要はない)で選択されたXチャンネル及びYチャンネル
について管の全長のストリップ・チャート、任意の周波
数における管の任意の選択された部分のズーム(拡大)
X及びYチャンネル・ストリップ・チャート並びに5つ
の周波数に対する選択された部分のりサジューのパター
ンが同時に表示される。表示のハード・コピーをグラフ
ィック・プリンタにより発生することができる。
本発明の種々な様相は、熱交換器の管以外の他の材料か
ら得られた渦電流データの機械分析に広く適用可能であ
る。
本発明の深い理解は、添付図面と関連しての以好適f 
11例の 日 以下、本発明は、蒸気発生器1の検査から得られる渦電
流データの分析に適用されるものとして説明する。尚、
第1図に示しである蒸気発生器は、加圧水層原子炉発電
プラントにおける原子力蒸気供給システムの一部分を形
成する典型的な蒸気発生器である。この蒸気発生器lは
、下端部に半球状のシェルもしくは外殻5が装着されて
いる円筒状の本体部分3を有する。該円筒状の本体部分
の下端部に設けられておって管板と称されている鋼製の
横板7により蒸気発生器は、管板の下側に位置する一次
側9と管板の上方に位置する二次側11に分割されてい
る。チャンネル・ヘッドとも称されてる一次側9は、垂
直の分割板13により、入口部分15と出口部分17と
に部分されている。二次側ll内には多数のU字形の管
19(図示を明瞭にするために2本の管の部分だけを示
すに留めな)が取り付けられており、この管19の一端
部は管板7を貫通して入口部分15内に延びており、そ
して他端部はチャンネル・ヘッドの出口部分17内に延
びている。管19は、蒸気発生器の二次側11において
、棒23により支えられている一連の金属製の支持板2
1並びに振動防止棒25により支持されている。管19
に対する接近は、チャンネル・ヘッドの入口27及び出
口29を介して可能である。
蒸気発生器1の管19の検査を行うに当たっては、第2
図に略示しであるように一対の差動巻きコイル33及び
35の形態にあるプローブ(探子)31が、長くて撓み
性を有する電磁的に作用しない棒37の端部に取り付け
られており、そしてこの棒37は検査すべき各管に逐次
挿入される。第1図に示しであるように、プローブ31
を担持している棒3フは、駆動機構39により選択され
た管内に送り込まれる。
棒37を管19から引き抜く際に、コイル33及び35
は逐次典型例として400KHz、200KHz、10
0KHz及び10Kllzで多重励起される。差信号に
対しては、反対方向に巻回され同時に測定が行われるコ
イル33及び35から測定値が取られる。絶対信号の場
合には、これらコイルのうちの唯1つのコイルから測定
が行われて、その信号は、外部の基準コイル(図示せず
)で発生される信号と比較される。データは毎秒400
回採取される。即ち2.5ミリ秒毎に、4つの差信号及
び4つの絶対信号からなるシーケンスが繰り返し発生さ
れる。プローブは、データ点が0.762mm(約0.
03インチ)離れるように毎秒30.48cm(Ht)
の公称速度で管から引き出される。
渦電流試験の分野では良く知られているように、管壁の
陥没、亀裂及び厚さ減少部のような窪み、欠陥部等々並
びに支持板21、管板7及び振動防止棒25のような隣
接構造物の存在の如き管の特性における変動は、プロー
ブのコイル33及び35の実効インピーダンスに影響を
与える。このようにして発生された信号は、後に分析す
るために、直角成分、即ちX及びY成分として記録され
る。システムの較正(または校正)の目的で、管の試験
部分41は、選択された管工9の端部に接続され、それ
によりプローブは試験部分41並びに試験すべき管を通
される。試験部分41には、特定の直径の20%、40
%、60%、80%及び100%の壁貫通穴の形態にあ
る標準欠陥が設けられると共に、管を囲繞し、支持板2
1の表示に類似する表示を発生する標準リングが設けら
れる。これら試験特徴部により発生される信号も記録さ
れる。新しい記録データ用紙リール毎に並びに検査中定
期的にプローブを変える都度較正情報を取り込゛む、各
リール用紙には、完全な検査を行うか或いは部分的な検
査だけを行うかに依存して80本から300本までの管
のデータを記録することができる。
以上に述べた説明は、渦電流データを凧めるための典型
的な公知の仕方についてである。現在の慣行によれば、
記録されたデータは、人間である分析者により選択され
る信号の一部分のりサジューの図形パターン及び選択さ
れた周波数のストリップ・チャート表示を発生するため
にディジタル・コンピュータにより処理されている6分
析者はどの信号のどの部分を表示すべきかに関する判断
を行い、これら信号が、検査中の管及び周囲の構造の物
理的特性に関し何を表しているかの判定を行う。
本発明によれば、データ入力からの分析並びにデータ分
析による信号処理及び最終報告書の印字は、取り扱い者
もしくはオペレータによる検討そして場合によりオペレ
ータに処理を移行させるための手段が設けられてはいる
が、総て自動的に実施される。
眩的説明 本発明のシステムは、データを評価する人もしくは分析
者に対し、大量のデータを精査するために、コンピュー
タ技術の高速で疲れを知らない能力を利用する一層強力
な分析手段を供与する目的で考案されたものである。こ
の理念を実現するに当たって、人間である分析者か用い
る思考過程をエミュレートするソフトウェア・プログラ
ムを開発するに到った。このプログラムによれば、デー
タの流れの諸部分を、価値ある情報を含んでいる信号と
して受付けたり或いは拒絶するために「専門的」規則の
集合が適用される。データの流れの各選択された部分は
、信号の発生原因を確かめ且つ対応の管の状態を分類す
るために、別の「専門的」規則もしくはルールの集合を
用いて、コンピュータにより分析者が行うのと同じ精査
を受ける。
この精査の手法は、蒸気発生器の現在の状態を評価し且
つ蒸気発生器の爾後の運転において潜在的に問題となり
得る領域を予測するための診断手段として用いられるよ
うに設計されている。
原データは、差動及び絶対モード双方におけるボビン・
コイル33及び35の渦電流応答からなる。
現場検査で用いられる標準方法により、4つの周波数の
集合が利用される。差動モードまたは絶対モードにおけ
るこれら4つの周波数のうちの2つまたは3つの周波数
から得られる原データは、更に、「混合された」データ
の別のチャンネルを創成するためにコンピュータを用い
て混合される。
この混合で、望ましくない信号を除去することができる
大量のデータを評価する過程においては、相続く各段階
もしくはステップで検査されるデータ集合の量を緘少す
るために、幾つかの主データ・チャンネル並びに他のデ
ータ・チャンネルのうちの成るチャンネルからの相関情
報に対してカスケード規則集合が適用される。
「専門的」規則の選択並びにこれら規則を適用する方法
が本システムの核心である。原データ(生データ)の集
合全体は、信号対雑音比もしくはSN比を高め、コンピ
ュータでの取り扱いが容易になり、後続のオペレータと
の対話が容易になるように適当なラベルを付けることが
でき、然も分析者にとって親しみ深いリサジューの「パ
ターン」を提示すべく調和されるように「調整」される
、この「調整」相で、深さ分析という次の段階、即ち「
規則」の集合の適用に対する基礎が敷かれる。
前に述べたように、2つまたは3つ以上の信号周波数に
「対応する」データ集合を混合することにより、特別に
開発されたソフトウェアを用いて1つまたは2つ以上の
混合されたチャンネルを創成することができる。規則の
集合は膨大であり複雑である。これら規則は、プログラ
ム中の種々なレベルにおいて相互作用する。如何なる「
指示」も見逃されないようにするために、爾後の精査か
らデータの部分を除外するための判定は、繰り返して「
試験もしくはテズト」♂かけられる。種々なデータ集合
の処理と関連しての広範な経験から、ヂエックの量と関
連の情報の損失との間における最適なバランスもしくは
平衡が導き出された。
データ集合の一部分が価値のある情報を含んでいると判
定された場合には、このデータ集合の部分は、検査にお
いて用いられた種々な周波数から得られる情報を用いて
再度処理される。(渦電流技術及び専門的評価を元に)
利用可能な最大限の情報の使用は、コンピュータでのみ
可能である。
管毎にlO乃蚕20個の信号、そして蒸気発生器毎に数
千本の97こ関し反復ベースで対応の情報の集合を保持
できる時間及び能力に関しては人間である分析者には限
界があるからである。
この段階で、データ集合は、異なった範躊に分類するこ
とができる集合を保有する離散的なデータ部分の集合に
分解される。この情報だけでも、プラントのオペレータ
並びにデータの分析者には相当な価値がある。この段階
で、分析者は、システム出力を利用することができる。
と言うのは、分析者はその全能力を、データ集合の「有
意味な」部分の集中的な再検討に注入できるからである
次いで、各範晴もしくはカテゴリ(例えば窪み、欠陥も
しくは傷、管支持板、振動防止棒、管板等々のような範
晴)を分析して当該範噴内で識別を行う1例えば、成る
欠陥集合パラメータを前以て計算されている較正(校正
と同義である)曲線に相関し、欠陥の大きさまたは深さ
並びに最も蓋然性の高い位置を確定するために成る規則
の集合が適用される。更に別の規則の集合を用いて、管
支持板または管板の劣化が判定される。更に、銅或いは
スラッジの沈積もしくは付着のような外部現象を識別す
るために他の規則の集合を適用することができる。
シスームのバー1ウエ システムの主たる構成要素は、第3図に示してあり、関
連のテープ駆動部45及びハード・ディスク(内蔵)を
備えているrData Ger+eral MV400
0型」ミニコンピユータ43と、オペレータ端末47と
、ドツト・マトリックス・プリンタ49と、ディジタル
・テープ駆動部51と、グラフィック端末53と、グラ
フィック・ボード55と、グラフィック(図表)カラー
プリンタ57とを備えている。システム制御、データ捕
獲もしくは取込み、データ分析及び表示/グラフィック
・ソフトウェアを含む総てのソフトウェア・ルーチンは
ハード・ディスク上に常駐している。ディジタル・テー
プ駆動部51もコンピュータ43により制御される。こ
のコンピュータは、3M−16)ラック・データ・カー
トリッジ・テープ59の任意特定の管データに対しアク
セスすることができる。これらテープ59は、現場デー
タ捕獲装置により定められる特定のフォーマットでデー
タを記録している。アナログ・データ・テープ及びディ
ジタル・データ・テープ双方を使用することができる。
原データ及び分析結果は、グラフィック表示端末53及
びオペレータの表示端末47それぞれで観察することが
できる。グラフィック表示端末53上に表示される原デ
ータの画像は、(マウス61の)カーソル及びグラフィ
ック・ボード55を用いて操作することができる。本シ
ステムは、後述するように、リサジュー図形及びストリ
ップ・チャー1・・フォーマットで幾つかの異なったチ
ャンネルの再観察を可能にする。オペレータは、原デー
タまたは混合データの任意の周波数の1つのX成分及び
1つのY成分、即ち「直角位相成分」に対し管全体のス
トリップ・チャート・データを観察することができる。
分析結果は修理の必要性に関する情報と共に、ドツト・
マトリックス・プリンタ49によりハード・コピーとし
て出力することができる。
また、グラフィック表示端末における選択された情報の
カラープリントを、グラフィック・カラープリンタ57
により発生することができる。
システムのソフトウェア ソフトウェアの全体的構成は第4図に例示しである。こ
のソフトウェアはメニューで駆動され、対話型式でオペ
レータにとり親しみ易いように設計されている。メニュ
ー駆動ff163を介して選択することができる機能は
、データ捕獲65、データ分析67、グラフィック表示
69、ファイル管理7エ及び報告出カフ3である。デー
タ捕獲ソフトウェア65は、ディジタル・テープ・レコ
ーダの動作を制御し、カセット内のテープを適性なブロ
ックにまで前進させ、データを回収し、記録されている
データにおける変動を処理する。この処理機能には、混
合チャンネルを発生するのに用いられる混合係数の発生
及び較正が含まれる。該混合係数は、混合チャンネルに
おいて、支持板のような固定構造により発生される信号
を除去するように任意の仕方で選択されるものである。
データ分析機能67には、追って詳細に説明するプラン
ト・データの渦電流分析75と、渦電流分析により発生
された情報を、蒸気発生器内の物理的位置に相関するポ
スト・プロセッサ(後処理)77と、予備的報告の発生
79が含まれる。ポスト・プロセッサ(後処理)77に
よって遂行される相関は、前に述べたように、データ点
が時間の関数として発生され然もプローブが管を通して
移動される速度に変動があるためデータ点間の距離が変
動し得るとこらから必要とされる。この相関は、支持板
の情報が発生されるデータイを検出し、それらの。
位置を指示された構造上の特徴の既知の物理的位置と比
較することにより行われる。予備的報告79では、分析
ルーチンによって実行された総ての呼びもしくはコール
のリストが発生される。
分析者は、予備的報告を再検討して、データ分析プログ
ラムにより実行された各コールに対するストリップ・チ
ャート・データ及びリサジューの図形をグラフィック表
示端末69に呼び出すことができる。分析者は利用可能
なグラフィック表示の一例が第5図に示しである。表示
81は、表示された情報が採取された管に関する一般的
情報(図示せず)を最上部のブロック82に提示する。
表示81の下部を横切って2つのストリップ・チャート
83及び85が表示されており、これらストリップ・チ
ャートは、オペレータにより選択された任意の周波数の
1つのX成分もしくはチャンネル及びオペレータにより
選択された任意の周波数の1つのY成分もしくはチャン
ネルを、管の全長に亙って示す。
オペレータは、カーソルを用いて管に沿う任意の個所を
ズーミングするεとができ、このようにしてズーミング
されたストリップ・チャートの領域は、ズーム・ウィン
ドウ・マーカ86によって表されているように、表示8
1の右側の2つの短いストリップ・チャート87及び8
9に示されている。この場合にも、これらストリップ・
チャートの各々に対するチャンネルは、オペレータによ
り互いに独立に選択可能である。図示の例においては、
大きいストリップ・ヂャニトは、200KHzの差動X
成分及びfoOKHzの差動X成分であり、他方短いス
トリップ・チャートはそれぞれ、100/400KHz
の差動混合X成分及びl QOKHzの差動X成分であ
る。
グラフィック表示8工の5つの残りの矩形部91には、
ズーム・ウィンドウ内の領域の4つの周波数チャンネル
及び1つの混合チャンネルの各々に対するリサジューの
パターンが例示されている。これら各パターンの倍率は
、実効的に0.5ボルトから256ボルトの範囲で制御
することができる。所望ならば、単に、マウス6Iに設
けられているボタンを押すだけで、各リサジュー・パタ
ーンの最大寸法及び位相角を計算することができる。ズ
ーム・ウィンドウ内でズーミング(拡大)して、このプ
ロセスを、1点だけ離れているデータ(例えば典型的な
現場データ集合内の30ミルの軸方向間隔で)データを
観察することを可能にする能力が付与されている。較正
及び混合のための較正標準データ・セグメント(部分)
の選択も、マウス61におけるブツシュボタンの単純な
シーケンス作動でグラフィック・スクリーン上でオペレ
ータにより行うことができる0例示しである表示に示し
である特定の現象は、管板の上面近傍における一対の傷
もしくは欠陥である。
分析者はとの範晴が最も重要であるかを判定しその表示
を要求することにより、再検討したい呼びもしくはコー
ルの種類を制御することができる。
選択された表示の検討後、分析者は、先導のコールを含
め適当と思われる任意の変更を予備報告に対して行うこ
とができる。
ファイル管理機能71で、分析されたリール、分析され
た管並びに分析結果の記録が維持される。
また、このファイル管理部7■は、原データのためのフ
ァイル、混合ファイル及び較正ファイルを管理する。報
告出力部73は、分析者により予備的報告から修正され
た各管から「コール」または「指示1のハード・コピー
のリストを発生する。
渦電流分析 本システムの分析選択は、オペレータ端末47における
メニュー選択ブロンブチングにより実現される。オペレ
ータは、以下に述べる3つの方法のうちの任意の1つで
分析を行うことを指示することができる。
a、ユニットもしくはディスクに現在格納されている総
てのデータ・ファイル、 b、 1つの計器較正と関連する総てのデータ・ファイ
ル、または c、  1つの管を表す1つのデータ・ファイル。
分析を実行するソフトウェアは、第6A図及び第68[
Mに示すように相互結合されたサブルーチンからなる。
ECANL 93は、渦電流分析を実行するための主ル
ーチンである。この主ルーチンは、変数を初期設定し予
備分析ルーチンを呼び出すことにより分析に要求される
データ設定を総合的に実行する。更に具体的に述べると
、ECAlプログラムは一般に次のように実行される。
1、総ての変数及びデータ・アレイをそれらのディフォ
ルト値(省略時の値)に初期設定する。
2、  READ4に対する呼びもしくはコールにより
記憶装置からデータを得る。
3.4つの周波数の各周波数に対する信号の最大値及び
最小値を求める。
4、  coMPMIXに対するコール(呼び)を介し
て「混合」計算を行い結果を記憶する。
5、雑音円(楕円)方程式の係数を計算する。
6、  INITAVG41.:対スルコール(呼ヒ)
ニヨリ初期平均値信号を求める。
?、  ECAP4に対するコールにより雑音円からの
総てのローブ変位を探知する。
8、  COMPRESS4に対するコール(呼び)に
よりてローブを信号に圧縮する。
9、  BREAKUPに対するコール(呼び)により
重なり合う信号を選択゛された周波数に分割する。
10、  ^1lALYZE4に対するコール(呼び)
により分析を開始する。
Il、  ECTRTに対するコール(呼び)により分
析結果をプリントする。
機能5で述べた雑音円とは、渦電流信号を低電圧雑音か
ら分離するのに用いられる電圧閾値である。経験から、
特定の大きさ及び位相を越えない電圧信号は、往々にし
て、低電圧のプローブ(探子)動揺雑音だけを表すもの
であることが判明した。このような電圧閾値は、各事業
所の試験場所における各試験周波数に対して決定しなけ
ればならない。電圧閾値は、一種の半径と考えることが
でき、この半径の円、即ち「雑音円」でYx−My力方
向信号の評価が可能である。即ち、この雑音円の外側に
位置する信号だけを渦電流信号と見做すことができる。
雑音円は、中心と半径という2つの量のみから定義する
ことができるので、渦電流信号を低電圧プローブ動揺雑
音から分離するための適宜な境界である。(0,0)に
中心を有し、モしてRで表される雑音半径を有する雑音
円は、次式で与えられる。
X″+Y” = R”           (1)し
かしながら、主たる雑音源である端子もしくはプローブ
の動揺は単方向性である傾向を有する。
主軸が動揺雑音方向に配位している楕円で、雑音円の概
念を拡張して、動揺方向とは異なる配位において高い感
度を達成することができる。成る楕円が、長さ「2a」
の水平I!l+ (主軸もしくは長軸)及び長さ「2b
」の垂直軸(小袖)を有すると仮定すると該楕円は次式
により定義される。
X”/a’ + Y”/b” = 1       (
2)しかしながら、2つの雑音境界を関連付ける総ての
手段が必ずしも実用性を有するとは限らない。
電圧の原点は、VX−Vy平面内で連続的にドリフトす
るので、雑音円を雑音楕円に変更するためには、各折し
い原点毎に新しい楕円方程式を創成することが要求され
るであろう。これに対して、雑音円を用いる場合には、
信号分離には半径しか必要とされず、然もこの半径は円
の原点に関係なく一定である。従って、雑音円という概
念を放棄するのではなく、雑音円及び監視プローブで動
揺楕円は、次式で与えられるDEVSQと称する量、即
ち「2乗偏差」を介して互いに相関される。
DIJSQ = X″+ (a’/bすYo(3)DE
YSQに対する上記の式は、2乗距離に類似しており、
異なる点は、楕円の場合Y成分がX方向において増幅さ
れている点である。この増幅は、プローブ動揺による楕
円の場合、X及びY電圧が等価でないという事実に起因
する。Y方向においてプローブで動揺閾値を越える渦電
流信号は、X方向における閾値を越えるためには4倍も
大きくなければならない。
従って、式(3)においては、Y電圧は、X及びY電圧
が信号分離のための同じ雑音半径と両立し得るようにす
るために、Yf!圧が増幅されるのである。
渦電流分析中、DEVSQは、X及びY[圧の各連立式
に対して計算される。DEYSQが、2乗雑音半径(R
8)よりら大きい場合には電圧信号は雑音円の外側にあ
り、従って渦電流信号と見做される。
そうでない場合には、プローブ動揺雑音であると見做さ
れる。
以上に述べた説明は、信号分離のための基本的事例につ
いてであった。プローブ動揺楕円が、Yx−yy平面内
でその中心の回りに回転する場合には、上述の基本的事
例は最早や当て嵌まらない。このような楕円の回転は、
当然のことながら成る種の試験周波数で生起しまた誤っ
た計器の較正からも生ずる。従って、DEVSQに対し
方程式(3)の一般式が必要とされる。
解析幾何学の原理によれば、XY系が角度「i」に亙っ
て回転してx’ y’系になるとした場合、任意固定点
の座標は下記の方程式により求められる。
X = X’ cos(i) −Y’ 5in(i) 
  (4)Y = X’ 5in(i) + Y’ c
os(i)   (5)角度零の変位とは、楕円の主軸
もしくは長袖がX軸と平行であると定義される。(この
楕円はX方向に細長い。)角度変位「l」は、反時計方
向において正の主軸と正のX軸との間に描かれる円弧と
定義される。
X及びYに対する新しい式を方程式(2)に代入して、
項を整理すると、XY平面内における回転楕円に対して
下記の方程式が成り立つ。
a” ;(X’)”[(a’/b″)sin’(i) 
+ cos”(i)] +X’Y’[2((a’/b”
) −1)sin(i)cog(i)] +(Y’戸[
sin’(i) + (a’/b’)cos’(i)]
  (6)上式中、X′及びYoは、現在の原点に対す
るX成分及びY成分電圧の変化を表す。左辺の「a3」
をrDEVsQJで置換すると、その結果得られる方程
式は、Vx−’Iy平面内で任意に回転した或いは回転
しないプローブ動揺楕円に対しDEVSQを計算するた
めの一般化した方程式となる。(i=o度の場合、式(
4)、(5)及び(6)は、式(2)に還元される。)
式(6)は、式(7)、(8)及び(9)に代入してD
EVSQに対する一般式である式(10)を得るように
簡略化することができる。この場合の置換係数はECA
NI、ルーチンにより得られる。
XMULT = (aj/b”)sin″(i) + 
cos”(i)    (7)XYMIITL :2(
a”/b’ −1)sin(i)cog(i)   (
8)YMULT = sin″(i) + (a”/b
”)cos”(D    (9)DEvSQ  =  
XMULT(X’)”  +  XYMLILT(X’
Y’)  +YM[ILT(Y’ )’       
    (10)式(lO)は、後述するサブルーチン
ECAP4における信号分離で用いられる。
MIXRDサブルーチン95では、ディスク・ファイル
97から、データ捕獲機能65の説明と関連して述べた
混合周波数及び算出された混合係数を読み出す。
READ4サブルーチン99では、ファイルからのフォ
ーマット化されていないディジタル化渦電流データがデ
ィスク97にコピーされ、修正されて、9つのチャンネ
ルを有するIDATアレイに転送される。
ここで9つのチャンネルのうちのそれぞれ1つのチャン
ネルは、4つの周波数に1つの混合周波数を加えた各周
波数に対する絶対及び差動信号に対して設けられるチャ
ンネルである。各チャンネルは関連の信号のX及びY成
分を含む。
用いられる主たる信号は下記の通りである。
周波数−1400KHz差動 周波数−2100に+Iz差動 周波数−3fOKHz差動 周波数−410KHz絶対 更に、COMPMIXサブルーチンによって後に計算さ
れる「混合」周波数データに対し追加のチャンネルが留
保される。
C0M1’MIXサブルーヂン101では、2つの渦電
流周波数の算術的混合が行われて、「混合」周波数であ
る周波数5が発生される。この周波数混合は同じ管位置
もしくは個所で発生された2つの重畳している符号の1
つを消去もしくは抑圧するための1つの方法手段である
。渦電゛流検査においては、この混合の特定の適用は、
管支持板符号を「消去」しそれにより、重畳されている
管欠陥符号を露呈することにある。これら符号に対し上
記の考慮が払われるのは、管の欠陥が支持板の割れ目に
生起し得るからである。
COMPMIXによって要求される混合係数は、各計器
較正毎に前置て計算して置かなければならない。
これら係数は旧XRDサブルーチン95によって得られ
る。これら係数は、周知のアナログ電子ミキサ技術に従
いモデル化されている支持板及び管板信号を抑圧する働
きをなす。好適な実施例においては、周波数−1(40
0にHz差動)及び周波数−2(100KHz差動)デ
ータは混合されて周波数−5が発生される。
11117AVG4サブルーチン103においては、早
い時期における渦電流データの初期X及びY電圧平均値
が算出される。管の周囲部は、データの流れの初めにお
いては円筒対称であると仮定されているが、過度の雑音
に起因し不平衡電圧が発生される。
この結果、Vx−Vy平面における(0.0)からの実
際の原点の変位が生ずる。INITAVG4平均値は、
「実効原点」として知られており、管毎に一度算出され
る。初期においては、最初から501個の渦電流ディジ
タル信号の算術平均として算出される。所望ならば、平
均値の110%より大きい絶対値を有する任意点に対し
下方向に調整する。これらの点を、点の再平均化におけ
る算術平均で置換して、最終的に得られる平均値を実効
原点とする。
ECAP4サブルーチン105では、どのIDAT点が
雑音「円」の外側に在るかを求めることによりYx−M
y平面内の信号ローブの位置を求める。計算に当って雑
音円を正確に位置付けるために、AVO3I04サブル
ーチン107が呼び出されて、電圧平均値を、検査され
る各IDAT点毎に更新する。この更新された平均値は
、Vx−Vy平面における「現在の原点」であり、IN
ITAVG4サブルーチン103により算出された実効
原点に取って変わる。ECANLルーチン93と関連し
て上に述べた仕方で各周波数毎に計算される雑音円は、
現在の原点に心出しされる。
1’cAP4サブルーチンでは、各周波数に対する信号
が雑音円を出る点並びに雑音円に再び入る点が求められ
る。出口点と再入点との間のデータ点の群がローブとし
て識別される。このサブルーチンではまた、各ローブ内
の最大信号の位置が同定される各ローブに対する出口点
、最大点及び戻り点に対するIDAT列ポインタは、関
連の試験周波数に対するLOC8IGアレイに格納され
る。
ECAP4サブルーチン105でIDATデータの新し
いx−Y対を検査する前に、このサブルーチンで、AV
GSI04サブルーチン107を呼び出して、X及びY
電圧平均値を新しい値で更新する。更新された平均値は
、Vx−Vy平面内における「現在の原点」を表し、I
NITAVG4により算出された実効原点はこの「現在
の原点」により置換される。このように原点の更新する
必要性は、渦電流検査条件が不安定であるところから生
ずるものである。管内におけるプローブ(探子)の移動
中、電子回路系におけるドリフト並びに管壁の寸法にお
ける僅かな変動で電圧ドリフトが生じ、この電圧ドリフ
トで、雑音円の原点は移動せしめられる。渦電流符号は
このドリフト電圧に重畳されているので、符号特徴を測
定する前にデータからドリフト電圧を減算しなければな
らない。^YGSIG4サブルーチンでは、データの流
れもしくはデータ・ストリーム内における150番目の
データ点と最後のデータ点との間で平均^VGSIGが
調整される。この調整は、選択された位置におけるデー
タ点の大きさの「旧平均値」の百分率とそれに対してh
lil関数にある百分率とを繰り返し加算し合うことに
より達成される。この目的で、本システムにおいては、
「旧平均値」の95%と現在の信号の5%が用いられる
。このように新しい電圧の極く小さい比率部分を平均値
に組み入れることにより、低域ろ波が達成されて、電圧
スパイクが平均電圧に対し大きな影響を与えるのを阻止
することができる。COMPRESS4サブルーチン1
09では、ECAF’4サブルーチン105により検出
された各周波数における信号ローブが、渦電流符号にグ
ループ化される(即ち、群として纏められる)。1つの
符号は、管の欠陥、支持板または管仮により発生される
信号ローブの完全な集合であって、リサジューの図形を
形成する渦電流信号をXチャンネル対Yチャンネル・ベ
ースでプロットすることによりグラフr;に表されるも
のである。成る符号は、その第1のローブの出口点並び
に最後のローブの戻り点により同定もしくは識別される
。これらの点は、探索アルゴリズムによりLocSl(
iアレイから取り出される。この探索では、隣接するロ
ーブ間におけるIBAT点が計数される。200デ一タ
点(約6インチの管のデータ)より小さい離間は、ロー
ブが確率的に同じ符号に属することを示す。それより大
きい離間は、最後のローブが確率的に新しい符号の最初
のローブであることを示す。このようにして、探索が進
むに伴い、各符号の最初のローブの出口点と最後のロー
ブの戻り点が、符号の出口及び戻り点としてl5IGア
レイに格納される。
第7図は、上述の手続きにより識別若しくは同定される
符号の一例を示す。このような図形は、多数の相続くデ
ータ点をプロットすることにより発生される。しかしな
がらコンピュータは、−度に1つずつデータ点を直列的
に見るだけであるから、このようなパターン全体を「見
る」ことはできない。第7図において、原点113は、
最初から150個の点に対しINIETAVG4により
、そしてそれに続く点に対してはAVO3I(i4によ
り求められる平均信号値の位置である。コンピュータは
、データが雑音楕円115から出て行く点117並びに
データが戻る点11.9によりローブを同定もしくは識
別する。第1番目のローブの戻り点119と第2番目の
ローブの出口点123との間の点の数が200個のデー
タ点よりも小さい場合には、COMPRESS4でロー
ブは、最初のローブ出口点117並びに第2番目のロー
ブ125の戻り点127によって定義される1つの符号
にグループ化される。
BREAKtlTサブルーチン128は、COMPRE
SS4ルーチンで各周波数におけるローブをグループ化
して、2つ以上の100KHz符号分だけ重なり合う1
0KHz符号をそれぞれ2つ以上の1001411z符
号分だけ重なり合わない2つの記号に分割した後に呼び
出される。
このようにして、後の分析手続きで1つの符号が二度計
数されることは阻止される。
総ての周波数における総ての符号が識別されたならば、
ECANLJI/−チン93テANALYZE4サブル
ーチン129が呼び出される。このサブルーチンでは、
含まれているデータ点の数並びに必要に応じて、その振
幅に基づき成る渦電流符号に対する適切な分析経路が選
択される。
周波数−2符号が200個以上のデータ点を含んでいる
場合には、この符号は、2つ以上の符号から構成されて
いる可能性があり、そうした場合には、直ちに分析する
のには複雑過ぎる。このような場合には、 ANAl、
YXE4サブルーチンによってMULTCLAS4サブ
ルーチン131が呼び出されて成分符号が取り出され各
符号に対し適切な分析経路が呼び出される。
周波数−2符号が200個のデータ点またはそれより少
ないデータ点を含んでいる場合には、(周波数−2の終
端点間の)周波数−3符号の振幅で、2つの分析経路の
内のいずれを呼び出すべきかが決定される。この振幅が
約0.2ボルトよりも大きい場合には、第1の標準分析
経路を構成するTSCLASS4サブルーチ:/133
及びMIXCLASS4サブルーチン135が呼び出さ
れる。この振幅の符号は、実際には、支持板を表すらの
であるか成るいは重畳された管板符号であるか成るいは
外径部付着物で有り得る。
支持板、管板、管端部及び振動防止棒特性のための周波
数−3符号を分析するために最初にTSCLASS4サ
ブルーチン133が呼び出される。この周波数は、管の
欠陥や凹みにより殆ど影響を受けず、従って、蒸気発生
器構造におけるそれらの相対位置を学習するための手段
を提供する。しかしながら、この分析経路の一次的目的
は、管の欠陥及び陥没特性を分析するための旧XCLA
SS4を呼び出すことにある。この分析は、混合周波数
で行われる。先に説明したように、支持板及び管板信号
は、存在する如何なる管欠陥または陥没部信号を露呈す
るために混合周波数で抑圧されており、理想的には、支
持板及び管板信号は、除去すべきである。
周波数−2符号が200個のデータ点またはそれより少
ないデータ点を含んでおり、且つ約0.2ボルトより小
さいかまたはそれに等しい周波数−3の振幅を有してい
る場合には、第2の標準分析経路であるFLAWCLA
S4サブルーチン137が呼び出される。
このような符号に対しては、実効的に、随伴する周波数
−3信号は存在U・ず、従って、周波数−1符号だけを
分析するだけで良い。周波数−1符号は、管欠陥を最も
正確に表す符号である。
周波数−1の管符号の振幅を求めるためには、^NAL
YZE4サブルーチ:/”C’MAX IMt1M4サ
ブルーチン139が呼び出される。このサブルーチンで
は、1つの渦電流符号全体における最大ピーク間電圧が
決定される。この量は、当該符号の[゛最大電圧振幅」
であり、この最大電圧振幅を確定する2つの点が(符号
終点)である。ECAP4サブルーチン105によって
それ以前に検出された最大ローブ点は、符号終端点とは
見做すことはできない。最大ローブ点が、^VGSIG
現在原点に対する最大ローブ振幅を定める。
しかしながら、符号終端点により定められる最大振幅は
、この原点を通過するとは限らない。従って、その終端
点が、その最大ローブ点と一致すると仮定することはで
きない。
符号の終端点を決定するために、MAX IνUli4
により、第8A図及び第8b図に図解されているサーチ
もしくは検索アルゴリズムを用いて算術的に収斂が行わ
れる。これらの図には、信号をXチャンネルとYチャン
ネルとに関しプロットすることにより得られるリサジニ
ーの図形として典型的な渦電流符号141が示しである
。検索もしくは探索アルゴリズムの初期条件として、符
号範囲における第1の点143が一時的に、終端点の1
つ、即ち終端点lとして設定され、最大2乗振幅は一時
的に「0」に設定される。次いで、2乗振幅を、−時的
終端点11即ち「発射点」から、他の各符号点に対し逐
次的に計算し終端点2を観察する。即ち、これら他の符
号点145は、「投射された」終端点である。
と言うのは、各点は可能な終端点と考えられるからであ
る。終端点lに対し最大2乗振幅を与える投射終端点1
45°は一時的に、第8B図に示すように終端点2とし
て決定される。次いで、2乗振幅を、新しい発射点であ
る一時終端点2 (145で示す)から投影された終端
点143である他の符号点の各々に対し測定する。−時
的に終端点2に対し最大2乗振幅を与える投射もしくは
投影終端点143°を新しい終端点!として設定する。
第8図に示しであるように、発射点を交番することによ
り、アルゴリズムは終局的には真の終端点に収斂するこ
とになる。
最大電圧振幅及び符号終端点が求められたならば5LO
PE4サブルーチン147を呼び出して最大振幅の位相
角を計算する。発呼ルーチンに戻される角度は、正のX
軸に対して半時計方向に測定され、モして0度及び18
0度との間の度数で与えられる。
PSCLASS4サブルーf ン13gハ、ANkLY
ZE4サブルーチンで呼び出されると、周波数3で下記
の蒸気発生器構成要素符号を識別する。
1、正常な支持板 2、歪んだ支持板 3、正常な管板(コールド・レッグ部)4、歪んだ管板
A 5、正常な管板B(ポット・レッグ部)6、歪んだ管板
B 7、振動防止棒(AVB) 8、管端耶 一般に、正常な支持板符号は、約4ボルトよりも大きい
最大電圧振幅及び70度及び110度間にある位相角を
特徴とする。他方、振幅が約1ボルトよりも大きく4ボ
ルトよりも小さくてその位相角が70度よりも小さり1
10度よりも大きい場合にはこれは歪んだ支持板符号で
あり、3ボルトより小さい絶対周波数電圧シフトが表示
される。この電圧シフトは、後述するAVG50HIY
4及びAYG501.OY4サブルーチン149及び1
51それぞれにより発生される値を用いて測定される。
一般に、管板符号は、約1ボルトよりも大きい最大電圧
振幅並びに3ボルトを越える絶対周波数電圧シフトを特
徴とする。コールド・レッグ部の管板は、3ボルトより
も大きい電圧シフトを表示し、ホット・レッグ部管板は
、−3ボルトよりも小さい電圧シフトもしくは電圧遷移
を示す。これらの基準に加えて、管板AまたはBが正常
であれば、その符号は、特定の電圧シフトに対して修正
した後に70度と110度との間の位相角を有する。
この条件が満たされない場合には、管板は変形もしくは
歪んでいる。負の電圧シフトの場合には、位相角は、終
端点2によって符号の最後のデータ点までトレースされ
る角度に修正され、そして正の電圧シフトの場合には位
相角は終端点1により最後のデータ点までトレースされ
る角度に修正される。
一般に、TSCLASS4サブルーチンによれば、2つ
の別々のチャンネルにおける符号の振幅を分析すること
により、2つの異なった種類の振動防止棒が識別される
。特定の判断基準は、第10図に示しであるTSCI、
ASS4サブルーチン・フローチャートと関連して追っ
て説明する。
5IGSETサブルーチンf5Bテハ、MAXIMLI
旧サブルーチフサブルーチン139される情報が5IG
NALアレイに格納される。各符号の以下の特徴点が5
IGIIALアレイに記憶される。即ち、出口点と、戻
り点と、最大電圧振幅の位相角と、最大電圧振幅の大き
さと、種類識別コードと、終端点lと、終端点2と、符
号が識別された周波数とが整数表示で記憶される。この
アレイは、完成した状態において、渦電流符号分析の最
終結果を含む情報を保有している。
AYG50LOY4及びAYG50HIY4サブルーチ
:/149及び151は、支持板及び管板保護の識別に
用いられる。
これらサブルーチンは、支持板と、ホット・レッグ部の
管板と、コールド・レッグ部の管板の符号とを識別する
ための試験として用いられる絶対周波数電圧シフト(遷
移)を発生する。これらルーチンでは、2つの50個の
点を含む範囲、即ちTSCLASS4符号終点の前の1
つの範囲及びその後の1つの範囲における周波数−4(
10KHz絶対)のチャンネルYのIDATデータの算
術平均が計算される。その結果得られる平均値は、TS
CLASS4サブルーチン133に対して、符号の出発
点より前の100番目の点で始まる50個の連続する点
に基づ< AVGLO並びに符号の終端点後の51番目
の点で始まる50個の連続した点に基づ< AVG旧と
して戻される。
FLAIINAVBサブルーチン152は、振動防止棒
における欠陥を探すためにTSCLASS4により呼び
出される。一般に、正常の振動防止棒の符号は、1OK
IIz絶対チヤンネルにおいて約0.4ボルトよりも太
きい最大電圧振幅を特徴とする。この部分における「欠
陥もしくは傷」に対する探索は、更に、当該符号におけ
る最大値を中心とする信号の最も早い変位に対応する「
30個の」データ点のみに制限される。この傷は、周波
数−5(混合)チャンネルにおける高速変位部分を分析
することにより検出される。符号の全体は、個々の管欠
陥信号と雑音信号との可能な複合符号として取り扱われ
る。これら成分信号は、相続くデータ点間で平滑な振幅
変化率を示す振動防止棒(AVB)の高速変位線分の部
分として識別される。このような部分は、3つのデータ
点から小さい三角形を形成して、形成された三角形の面
積を測定することにより高速変位線分の分割線分から片
ベースで構成される。成る閾値よりも小さい面積を有す
る三角形、と関連の分割線分は纏められて「伸長された
」線分にされる。
結果的に得られる信号は、管の欠陥及び雑音によって形
成される単一線分及び複線分信号の混合信号である確率
が高い。
次の分析ステップにおいては、伸長された線分に位相角
及び振幅制約条件を導入することにより、「欠陥」類似
信号の方向に進んでいる最大垂直信号が取り出される。
これら線分もしくはセグメントの各々の垂直成分は、連
続する線分が2つの条件を満たす場合には加算し合わさ
れる。これら2つの条件とは、 1、線分の角度が、符号の局部「雑音」位相から時計方
向に測定して40度と160度との間にあること、及び
、 2、線分が25個よりも小さい点だけ離間していること
である。総ての線分は、このようにして再グループ化さ
れて、最大垂直信号は、振動防止棒(AVB)欠陥信号
として同定される。
TSCLASS4サブルーチン133が完了すると、A
NALYE4サブルーチン129ハ、菖IXC’LAS
S4サブル−チン135を呼び出す。このサブルーチン
では、混合周波数の大きい振幅の符号が検査されて、位
相角、振幅及び成る種の事例においては、信号ローブの
幅並びにトレースもしくは追跡回転方向に基づき、傷、
窪み、内径雑音、無視することができる管遷移部もしく
は雑音として分類される。周波数−2の入口及び出口に
点基づいて、混合周波数−5の符号の振幅及び角度を求
めるために、MIXCLASS4は、先ず、冨^XIM
UM4を呼び出す。振幅が20ボルトよりも大きい場合
には、符号は、大きいな窪み、管の端部または管の遷移
部を表す。20ボルトよりも小さい場合には、管支持部
、欠陥、小さな窪みまたはrD雑音の残留成分を表す。
第1番目の場合に、周波数−5の振幅が160ボルトよ
りも大きく、角度が15度よりも大きく且つ160度よ
りも小さい場合には、管端部として分類される。蒸気発
生器管が、管坂内に充分な深さに亙って伸長していない
場合には、SCAMSLP4サブルーチンに上り管端部
領域を欠陥に関して検査する。周波数−5の振幅が、2
0ボルトよりも大きく且つ160ボルトよりも小さい場
合には、TRANSCLASS4サブルーチンを用いて
遷移領域に関し符号を試験する。
TRANSCLASS4で、先に試験した符号または2
0ボルトよりも小さい振幅を有する符号を、TSCLA
SS4のサブルーチンの結果と比較し゛て、対応の周波
数−3の符号が支持板であったか否かについて判定する
。支持板であった場合には、前支持部残留成分として識
別される。支持板と一致しなかった場合には、符号は、
サブルーチンFLATC■Kにより試験される。信号が
支持部残留成分である場合には、関連の周波数−1の角
度信号が検出される。周波数−1の角度信号が表す角度
が150度よりも大きく且つ155度よりも小さい場合
には、サブルーチン5CAliStlPT4を用いて、
残留成分内に含まれている欠陥信号成分が存在しないか
否かを判定する。周波数−1の角度が150度よりも小
さく且つ155度よりも大きい場合には、符号は、歪ん
だ支持板として分類される。この符号は、再び、FLA
TCflKサブルーチンにより試験される。
MIXCLASS4サブルーチンニより 5CANSt
lPTサブ/l/−チン154を呼び出して、歪んだ混
合チャンネル残留信号が実際に欠陥信号であり得る可能
性に関し検査する。周波数−5及び周波数−3における
[゛仮想された」欠陥により形成される信号の対応の最
大位置が6個のデータ点以内で一致する場合ニハ、MI
XCLASS4サフル−+ ンgi 5CANSUPT
サブルーチンを呼び出して、周波数−1信号が周波数−
3の最大点間にあるか否かをチェックする。符号全体は
、個々の管欠陥信号並びに雑音信号の可能な複合符号と
して取り扱われる。これら成分信号は、FLAWINA
VBサブルーチンと関連して上に述べたのと同じ手法を
用いて、符号の指定された線分の相続く分割線分から片
ベースで構成される。この場合にも結果として得られる
信号は、管欠陥及び雑音によって形成される単一線分及
びfl、線分信号の混合である可能性が高い。
次の分析ステップにおいては、位相角及び振幅制約条件
を導入することにより雑音信号の取り出しが行われる。
信号がX軸がら1’4:以上回転しており、そして)′
成分の300%増幅後の振幅が、関連の雑音円半径より
も大きい場合には、管欠陥の潜在的可能性が依然として
存在する。これら信号が成るシーケンスにあり、しかも
それらの位相角が互いに15度以内である場合には、こ
れら信号は更に合成される。そして最終的にこの合成さ
れた線分の回転が、終端点2におけるY電圧成分よりも
終端点lにおけるY電圧成分が小さいことにより表され
るように反時計方向である場合には、信号は、欠陥を表
すものと判定される。
管坂内における管の拡張された部分と管の残りの部分と
の間の境界である遷移部の位置検出を容易Iこするため
Iこ、輩IXCLASS4サブルーチンによりTRN5
CLASS4サブルーチン156が呼び出される。遷移
信号の存在は、区間の端に対する周波数−5(混合)チ
ャンネル及び周波数−6(400KHz、絶対)チャン
ネルにおける最大点を見付けることにより旧XCLAS
S4サブルーチンで同定される。これら最大点が信号端
の40個の点以内にある場合には、最大点により1つの
端がそして区間の最近端により他方の端として画定され
る信号の振幅が計算で求められる。これら振幅の何れか
が20ボルトを越えている場合には、 MIXCLAS
S4サブルーチンはTRANSCLASS4サブルーチ
ンを呼び出す。この後者のサブルーチンは、最大の変化
率を有する端の位置を求めることにより遷移部の正確な
位置(単一の値)の範囲を更に狭める。このようにして
求められた位置は、他の情報と共に、遷移部信号として
記憶される。
FLAfCIIKサブルーチン155は、符号が、傷、
混合残留成分、管支持部残留成分、内径部の偏成るいは
無視することができる雑音を表すものであるか否かを判
定する。この判定が行われる仕方の詳細な説明に付いて
は第13図と関連して行う。FLATCHKサブルーチ
ンで、符号を、上に述べたものの1つとして識別しない
場合には、トレースもしくは追跡の回転方向を、符号の
第1及び第2の最大点のYチャンネルの大きさを比較す
ることにより設定する。第1の最大点のYチャンネル大
きさが、第2の最大点のYチャンネルの大きさよりも小
さい場合には、信号追跡回転が反時計方向であり、符号
は窪みとして分類される。信号追跡回転方向が時計方向
である場合には、符号は内径雑音として分類される。更
に、符号は、終端点間における振幅に対して垂直な符号
の幅を計算する5IGIIDTH4サブルーチン!47
によってチェックされる。この幅が、当該チャンネルに
おける雑音半径の2分の1よりも大きい場合には、該符
号は、合成符号であるとするのに充分に大きいと見做さ
れ、分析に当たっては、成分信号に分割しなければなら
ない。
この動作を行うのに5CANSLP4サブルーチン15
9が呼び出される。符号の幅か雑音半径の2分の1より
も小さいか成るいはそれに等しい場合には、信号は無視
される。
MAXSIGY4サブルーチン158においては、符号
の回転を決定するのに用いられる最大Y成分が計算され
°る。
5CANSLP4サブルーチン159は、管端部として
識別することができ且つ直ちに管の欠陥として同定する
ことができず?こMIXCLASS4サブルーチンによ
る分析を受ける符号を分析する。5CANSLP4サブ
ルーチンでは、符号を、個々の管欠陥信号並びに雑音信
号の可能な合成符号と見做して管欠陥分析を行う。これ
ら成分信号は、それぞれ3つのデータ点からなる信号線
分から片ベースで構成される。線分は、位相角に従って
信号にグループ化される。
渦電流効果に対する小さい線分の寄与分は非常に小さい
と見做される。シーケンス関係にあり互いに15度以内
の位相角を宵する線分は、同じ信号にグループ化される
。その結果得られる信号は、管欠陥並びに雑音によって
形成される単一線分及び複線分信号の混合である確率が
高い。
次の分析ステップにおいては、位相角及び振幅制約条件
を導入することにより雑音信号の取り出しが行われる。
管欠陥の潜在的可能性を維持するためには、信号は、X
袖から15度以上回転してい゛なければならず、モして
Y成分の300%の増幅後その振幅は関連の雑音円半径
よりも大きくなければならない。Y1!圧成分の終端点
lが終端点2におけるYt電圧成分りも小さいことによ
り示される線分の回転が反時計方向である場合には、信
号は、傷を表すものと識別される。
A11ALYZE4サブルーチン129テハ、周波数−
3において約0.2ボルトより小さい振幅を有する信号
を分析するためにFLAllfCLAS4サブルーチン
137が呼び出される。このFLAYCLAS4サブル
ーチンは、管欠陥分析のために、符号が、PLAYCI
サブルーチン155に引き渡されるのを制御する。
FLATCLAS4サブルーチンの実行は、周波数−!
符号に対するFLAICI(1[サブルーチンの呼びで
開始さ。
れる。周波数−1特性に基づき管欠陥として識別されな
い場合には、周波数−2特性を、第12図と関連して述
べる仕方で検査する。
MULTCLAS4サブルーチン131は、200個以
上のデータ点を有する周波数−2符号の分析を行う。こ
のサブルーチンは3つの部分から成る。部分1では、分
析すべき周波数−2符号と周波数−3符号との間に重な
りが有るか否かが検査される。これら2つの周波数間に
重なりが有る場合には、これは、支持板成るいは管板の
近傍に何等かの管欠陥、窪み成るいは内径ノイズが存在
し得ることを表す。
この重なり合う部分は、支持板及び管板並びに管欠陥及
び窪みに関して分析しなければならない。
重なりが生じていない場合には、符号を分析するために
5CANLOBE4サブルーチン161が呼び出される
MULTCLAS4サブルーチンの部分2では、次のよ
うに、重なり合う部分に対する適切な分析ルーチンの呼
び出しが行われる。
A1周波数−3符号が、200個よりも小さいデータ点
を有する場合には、分析のためにTSCLASS4及び
SCANMIX4を呼び出ず。
B1周波数−3符号が200個またはそれより多いデー
タ点を有している場合には、この符号は、600個の点
までの線分に分割される。
次いで、MAXIMUM4を呼び出して各線分が下記の
ように分析に対して適切な大きさであるか否かを決定す
る。
1、線分の振幅が約lボルトまたはそれよりも小さい場
合ニハ、TSCLASS4及びSCANMIX4を呼び
出す。
2、振幅が約1ボルトよりも大きくしかも線分の第2の
終端点が周波数−3符号の終端点2から20個の点以内
にある場合には、この線分を、TSCLASS4及びS
CANMIX4を呼び出す前に、それぞれ201個の点
からなる小さい線分に分割する。
11ULTcLAs4の部分3では、重なり合う周波数
−3符号間における周波数−2符号の線分に対する関連
の分析ルーチンの呼び出しが!a整される。線分はまた
、「ギャップ(隙間)Jとも称される。少なくとも4個
の完全ローブを含む線分は、5CANLOBE4サブル
ーチン161により分析される。ローブ数が多ければ多
いほど線分は、5CANLOBE4で決定することがで
きる相応に多数の符号から構成される確率が高い。少数
のローブを含んでいる線分に対してはFLAfCLAS
4分析で充分である。これら線分は、周波数−3符号と
重なり合わないので、TSCLAS84分析は必要とさ
れない。
5CANLOBE4サブルーチン161は、MULTC
LASS4符号、その成分符号に分割して、管欠陥分析
のためのFLAYCLAS4に引き渡す。しかしながら
、周波数−2と周波数−3との間に重なりを存しない輩
LILTCLAS4符号に対しては5CANLOBE4
だけが呼び出される。
このような重なりが存在しないことは、符号が、支持板
または管板の近傍で形成されなかったことを表し、従っ
て、TSCLASS4分析は声求されない。
MULTCLAS4符号の成分符号は、そのローブを位
相角に従ってグループ化することにより5CANLOB
E4により取り出される。ローブの位相角は、符号の位
相角とは異なり、終端点間の線分ではなく、最大ローブ
点とその現在の原点との間の線分まで正のX袖から反時
計方向に測定される。成分符号を抽出するためにMUL
TCLAS4符号のローブ1が第1の成分符号の第1番
目のローブもしくは基礎ローブとして設定される。同様
にして、その位相角は基礎位相角として設定される。基
礎ローブに直ぐ続き基礎位相角から15度以内の位相角
を有する一連のローブは、同じ符号に纏められる。この
符号の出口点及び戻り点を保存しておく。
5CANLOBE4サブルーチンの実行中に、基礎位相
角に15度よりも大きい位相角を有しているローブに遭
遇した場合には、このローブは、新たな符号の第1番目
のローブとして認識される。このローブは、新らしい符
号に対し新たな基礎位相角である位相角を有する新たな
基礎ローブとなる。分離は、MULTCLAS4符号の
残りのローブに対して続けられる。
SCANMrX4サブルーチン163はまたNULTC
LAS4符号をその成分符号に分離する。このSCAN
MIX4サブルーチン163は、5CANLOBE4サ
ブルーチンが周波数−1データを分析し、成分符号をF
LAWCLAS4サブルーチン137に引き渡し、他方
SCANMIXサブルーチンは混合周波数、即ち、周波
数−5のデータを分析して成分符号をMIXCLASS
4サブルーチンに引き渡す点を除き、上記5CANLO
BE4サブルーチンと同じである。
TO5TANALサブルーチン162は、時間ベースの
渦電流データから求められた構造特徴を有する管内の位
置を、この構造の既知の物理的位置と相関するという前
に述べた作業を実行する。傷、窪み等々のような欠陥の
物理的位置は、このような既知の物理的特徴に関して決
定される。また、コールの物理的位置に基づき情報が再
分類される1例えば、変種のコールは、それが発生した
場所に依存し管板雑音かまたは管雑音として再分類され
、そして、プローブの動揺に一致する窪みコールはその
計画分類される。
サブルーチンIGACLAS4は、管支持板及び管仮に
特殊な位置が識別された後にサブルーチンANALYZ
E4から呼び出される。このサブルーチンは、管坂内に
充分な深さに互って伸長されていない管の部分における
粒間攻撃もしくは腐食を探索する。
IGACLAS検出に対する分析区間は、遷移点がTR
ANSCLASS4により検出された場合に、該遷移点
を1つの端として内向きに50個の点に設定され、モし
て他端においては、管板の上面から内向きに50個の点
に設定される。また、遷移が検出されなかった場合には
、上記区間の端は、管端部から内向きに150個の点と
して選択される。この区間内における対応の周波数−7
信号(200KIIz、絶対)は、2つの最大点の位置
を求め、該信号のドリフトの性質を決定するために分析
される。周波数−7信号のY成分の正のドリフト、負の
ドリフト及び−様でないドリフトに基づいて3種類のI
OAが識別される。
E(JRTサブルーチン165は、1IfsPEcTI
ON ANALYSISREStlLTS(検査分析結
果)表を構成し、プリントする。この表には、プラント
の所有者、検査したユニット及び蒸気発生器並びに検査
の日付のような項目が収められている。また、この表に
は、特に、検査した管較正記録基準、混合周波数及び係
数、雑音円半径並びにプローブ動揺楕円回転角も収めら
れている。また、各コールもしくは呼び出しに対し、符
号の開始点及び終点データ、符号の特性、その位相角及
び振幅、符号が記録された周波数、最大値が生じたデー
タ点及び雑音信号の値も記録される。
PERPLAYサブルーチン168は、符号の位相角並
びに侵入深さに関しコンピュータに記憶されている既知
の曲線に基づき各偶もしくは欠陥の侵入深さを計算する
^5CPI?EQサブルーチン167は、ECYRTサ
ブルーヂンにより構成されプリントされる結果分析表に
記入ずべき周波数識別文字列を発生する。
以上、個々のサブルーチンに付いて述べたので、以下、
第9図乃至第13図のフローチャートに示しである分析
過程の流れに関して説明し本発明の一5完全な理解を図
る。!9図には、分析プログラムの全体の流れを制御す
るA!lAL、YZIl:4サブルーチン129がフロ
ーチャートで示しである。ブロック169に見られるよ
うに、周波数−2符号もしくは圧縮信号が、200デ一
タ点長よりも小さい場合には、MAXIMU旧サブルー
チすエ39が呼び出されて、周波数−2限界及び周波数
−3データを用いて符号の最大振幅の決定を行う。周波
数−3振幅が、ブロック171における判定の結果0.
2ボルトよりも高く、符号が管外部の構造を表す確率が
高いことを示した場合には、TSCLASS4サブルー
チン133及びMIXCLASS4サブルーチン135
が呼び出される。周波数−3振幅が0.2ボルトに等し
いかまたはそれより小さい場合には、FLAICLAS
4サブルーチン137が呼び出される。他方、検査中の
符号が、ブロック169における判定の結果200デ一
タ点長よりも大きいことが判明した場合には、ML[I
TCLAS4サブルーチン131が、重なり合う符号を
分析するために呼び出される。このプロセスもしくは過
程により総ての符号が分析されたならば、ANALYZ
E4サブルーチンは、ブロック173に示すように蒸気
発生器構造の計算を要求し、IGACLAS4サブルー
チン175が呼び出される。
ANALYZE4サブルーチンにより呼び出されると、
第1θ図に示しであるTSCLASS4サブルーチン1
33は、ブロック】77に示すように、内部TSフラグ
を「真」にセットし、当該構造が管支持類(即ち、管支
持か管板)であることを示し、そしてTSUPTフラグ
をを「偽」にセットし、この時点において、符号が未だ
支持板として識別されていないことを指示する。次いで
、周波数−2限界を用いて周波数−3振幅を決定するた
めにMAXIMt1M4サブルーチン139が呼び出さ
れる。このMAXIMUM4サブルーチンは、符号の位
相角を決定するために5LOPE4サブルーチン147
を呼び出す。周波数−3が、ブロック179における判
定の結果Iボルトよりも小さいことが決定されたならば
、周波数−4データ及び周波数−2限界を用いてMAX
IMUM4サブルーチン139が再び呼び出され、周波
数−4振幅が求められる。周波数−4振幅が、ブロック
181における判定の結果として総て0.40ボルトよ
りも高い場合には、符号は、ブロック183に示しよう
に、振動防止棒として識別され、更に符号を分析してこ
の振動防止棒個所に欠陥が存在するか否かを判定するた
めに、ブロック185に示すようにFLAWINAVB
サブル−チンが呼び出される0周波数−4振幅が、0,
40ボルトよりも小さい場合には、符号は、信号ブロッ
ク187において「変種」符号として識別される。この
「変種」符号は、既知の分類の何れにも当て嵌まらない
曖昧な符号に割り当てられる名称である。
ブロック179を参照するに、周波数−3信号の振幅が
1ボルトよりも大きい場合には、周波数−3符号の位相
角がブロック189で検査される。この角度が70度と
110度との間にあり、そして振幅がブロック191で
4.40ボルトよりも高いと判定された場合には、フラ
グTSFLAGは、ブロック193で「偽」にセットさ
れる。何れの場合にも1M八へSIにY4サブルーチン
158が呼び出されて、周波数−2限界及び周波数−4
データを用いて、周波数−4の周波数−2限界の前後5
0個の点の絶対値がブロック197で計算される。これ
らの点における周波数−4信号が3ボルトより小さいか
または3ボルトに等しく、しかも周波数−3振幅が4,
4ボルトよりも大きくその位相角がブロック199にお
けるTSFLAGのチェックの結果70度と100度と
の間にあることが決定された場合には、TSUPTはブ
ロック201において「真」にセットされ、そして符号
は、ブロック203で管支持部として識別される。周波
数−4データの周波数−2限界前後の50個の点の絶対
値が3ボルトよりも大きくしかも周波数−3符号の振幅
が17.60ボルトより小さいかまたはそれに等しいこ
とがブロック205で判定されるか、成るいはTSFL
AGがブロック199で「偽」であった場合2こは、符
号は一時的に、ブロック207で、歪んだ管板として識
別される。更に、他のチェックとして、周波数−2符号
の振幅を求めるために、周波数−3限界を用いてMAX
IMU旧が呼び出される。周波数−2振幅がブロック2
09で2.50ボルトよりも高いと判定され、しかもブ
ロック211で周波数−4振幅が4ボルトよりも小さく
そして周波数−3の位相角が70度よりも小さいと判定
されると、符号は、ブロック213において「変種」と
して再分類される。そうでない場合には、ブロック21
5で歪んだ管板として確認される。周波数−2データの
振幅が2.5ボルトよりも高く周波数−4振幅が3.5
ボルトよりも高いことがブロック217で判定されると
、符号は、ブロック219において歪んだ管支持部であ
ると確認される。しかしながら、周波数−4信号の振幅
が3.5ボルトより小さいかまたは等しい場合には、符
号は、ブロック221において振動阻止棒として識別さ
れ、そしてこの符号をさらに分析するためにPLAYI
NAVBザブルーチン152が呼び出される。
ブロック197で決定される周波数−4信号の周波数−
2限界前後の50個の点の絶対値が3ボルトよりも大き
く、信号レベルに大きなシフトがあることが指示される
と、周波数−4振幅がブロック223でチェックされる
。この振幅が15ボルトよりも高い場合には、符号は、
ブロック225で管端部として識別されるが、しかしな
がらこれは、ブロック227で周波数−4の位相角を測
定することにより確認される。この位相角が140度と
175度との間にある場合には、符号は、ブロック22
9に示すように管端部と、確認され、そうでない場合に
は、MAX IMU)14サブルーチンが呼び出されて
、周波数−2及び周波数−3の限界を用い、周波数−3
の振幅及び位相角が測定される。この振幅がブロック2
31に示しであるように16.5ボルトよりも大きく且
つ位相角が145度と175度との間にある場合には、
符号は、ブロック233において管端部を表すと確認さ
れる。そうでない場合には、誤信号として無視される。
周波数−4信号の振幅がブロック223における判定で
15ボルトよりも小さい場合には、周波数−2限界より
高い50個の点の平均値゛が、ブロック235で周波数
−4データを用いて周波数−2限界より小さい50個の
点の平均値と比較される。限界を越える点の平均値が限
界を越えない点の平均値より高く、そして周波数−3の
位相角が70度と110度との間にあることがブロック
237で決定されると、符号はブロック23gにおいて
管の入口側における管板Aを表すもとして識別される。
位相角がこれらの限界内に入らない場合には、ブロック
241において符号は歪んだ管板Aを表すものとして識
別される。同様にして、平均信号が反対方向にシフトも
しくは遷移する場合には、符号は、周波数−3の位相角
がブロック243で70度と110度との間にあること
が判定された場合、ブロック245で管板Bとして識別
される。そうでない場合には、ブロック247で歪んだ
管板Bとして識別される。
TSCLASS4サブルーチン133による大振幅信号
の分析に続イテ、ANALYZf!4サブルー4ン12
9Gk、!1IIXcLAss4サブルーチン135を
呼び出して、大きい外径骨と関連して傷もしくは窪みが
存在するか否かを決定する。第1のステップにおいて、
このサブルーチンは、JTRAIISを「0」にセット
し、そして5UPRESを第11BIのブロック249
に示すように「偽」にセットする。JTRANSは、呼
び出されたサブルーチンに対して実行すべき分析の種類
を指示するフラグである。このフラグが「0」の値を有
している場合には、サブルーチンは欠陥だけのチェック
を行うことができる。また、「1」の値を有している場
合1こは、窪みだけのチェックが行われ、更に、「−1
」の値の場合には、欠陥及び窪みに対するチェックが行
われる。5UPRESは、それが「真」である場合に符
号を支持部残留信号成分として識別するフラグである。
周波数−5または混合データを用い、周波数−2限界で
、MIXCLASS4は、混合周波数信号の振幅をチェ
ックする。この振幅が、ブロック251及び253での
判定の結果として16(1ボルトよりも高く、符号の位
相角が15度と160度との間にある場合には、ブロッ
ク255で管他端部として識別される。しかしながら、
この管が、ブロック257での判定の結果として充分な
深さに拡張されていない管である場合には、更に、欠陥
または窪みが存在するか否かを決定するためのチェック
が行われる。
ここで、「充分な深さに拡張されている」とは、管が、
管板の全高に渡り拡張されていることを意味する。通常
の大きさから拡張された大きさに至るまでの管の直径の
変化で遷移信号が発生される。
充分な深度に拡張されている管の場合には、最大点にお
ける周波数−2限界を用いてブロック259で混合周波
数振幅のチェックが行われろ。この振幅が20ボルトよ
りも高い場合には、欠陥(J=0)を探索するためにT
RANSCLASSサブルーチンが呼び出される。振幅
が20ボルトよりも小さい場合には、欠陥に関し混合周
波数をチェックするために5CANSLP4サブルーチ
ンが呼び出される。
再び、ブロック253に戻ると、混合周波数符号の振幅
が160ボルトより小さいかまたは位相角が15度と1
60度との間にない場合には、混合周波数でのみ窪みを
チェックするためにTRANSCI、Assサブルーチ
ンが呼び出される。これに続いて、成るいは混合周波数
の振幅がブロック251での判定の結果として20ボル
トよりも小さかった場合には、ブロック261でTSt
lPTフラグがチェックされる。このフラグが「真」で
あり、そして欠陥信号が、支持部と一致することをチェ
ックすることにより当該符号がブロック263で支持部
残留成分であると識別された場合には、5UPRESフ
ラグは、ブロック265において「真」にセットされ、
そしてブロック267で、周波数−2限界を用い周波数
−■の位相角が検査される。この位相角が105度と1
55度との間にある場合には、欠陥に関して周波数−3
及び周波数−1信号を検査するために、5CANStl
PTが呼び出される。周波数−1信号がこれら限界外に
ある場合には、当該符号は、ブロック269において歪
んだ支持部として識別され、そして5UPRESSフラ
グは、ブロック271で「偽」にセットされる。
ブロック261においてTSUPTが「真」であれ成る
いは「偽」であれ、PLAYCllにサブルーチン15
5が傷に関して更にチェックを行うために呼び出される
このルーチンで、ブロック273に示すように欠陥が検
出されない場合には、MIXCLASS4ルーチンから
出る。しかしながら、欠陥が検出された場合には、ブロ
ック275において周波数−5信号の回転を求めること
により更に分析が行われる。この回転が反時計方向であ
れば、信号はブロック276において窪みとして識別さ
れる。回転が時計方向である場合には、プロツー727
9において内径雑音として識別される。何れの場合にも
、周波数−5信号を分析するために5IGTIDTHが
呼び出される。ブロック281において信号幅が雑音半
径の2分の1よりも大きいことが判定された場合には、
周波数−2限界を用いて、欠陥に関し周波数−5符号を
検査するために5CANSLP4サブルーチンが呼び出
される。
そうでない場合には、プログラムから出る。
周波数−3信号の振幅が0.2ボルトよりも小さい場合
にANALYZE4サブルーチン129によって呼び出
されるFLAl[C+、AS4サブルーチン137のフ
ローチャートが第12図に示しである。このサブルーチ
ンは、ブロック283におて5OFTフラグを「偽」に
セットし、そしてMULTSPフラグをブロック285
で「2」にセットすることにより開始される。なお、M
ULTSPフラグは、呼びルーチンにより設定された状
態を指示する。次いで、周波数−2限界を有する周波数
−1データを用いてFLAfCHKサブルーチン155
が呼び出される。このFLAWCIIKサブルーチンの
フローチャートは、第13図に示しである。FLATC
HKサブルーチンにより欠陥が検出されない場合には、
FLAYCLAS4ルーチンで、ブロック287に示す
ように、周波数−1の最大点に等しい周波数−2線分の
角度が見付けられる。ブロック289においてこの角度
が10度と164度との間にあることが判定され、また
、ブロック291において80度よりも小さいことが判
定されると、この符号は、ブロック293において、銅
の付着物であると識別される。角度が80度と164度
との間にある場合には、ブロック295において欠陥も
しくは傷と識別される。周波数−2の位相角が10度乃
至164度の範囲外にあり且つ符号の回転が反時計方向
であることがブロック297で判定された場合には、当
該符号は、ブロック299において窪みであると識別さ
れる。他方、回転が時計方向である場合には、当該符号
は、ブロック301において内径雑音として識別される
。これら総ての識別に当たっては、5IGWIDTI1
4サブルーチン157が呼び出され、そしてブロック3
03で、該信号の幅が周波数−1雑音閾値の振幅の2分
の1よりも大きい場合には、5CANSL+’4ルーチ
ン159が呼び出されて、周波数−1データを用い欠陥
に関するチェックが行われる。ブロック303において
、信号幅が雑音半径の2分の1を越えない場合には、符
号は雑音として無視される。
PLAICHにサブル−チン155のフローチャートが
第13図に示しである。このサブルーチンは、表面ビッ
ト、穴及び亀裂の形態にある欠陥もしくは傷の存在を決
定するために、FLATCLAS4サブルーチン137
゛またはMIXCLAESS4サブルーチン135によ
って呼び出すことができる。このルーチンは、ブロック
305において、発呼側のルーチンにより要求される周
波数、通常は周波数−1で符号の位相角を求める。
位相角が10度乃至170度である場合には、ブロック
307で振幅がチェックされる。雑音円よりも小さい振
幅を有する符号は雑音として無視される。
符号が、雑音円の外にある場合には、ブロック309で
符号の回転がチェックされる。この回転は時計方向であ
り、ブロック311において^VBフラグが「真」と判
定された場合には、符号は、ブロック313において振
動防止棒における欠陥として区別される。
^VBフラグが「偽」にセットされている場合には、発
呼側のルーチンがブロック3【5で求められた40Q1
[Hzの信号を検査している場合にはブロック317で
内径欠陥もしくは傷として識別されまた、発呼側のルー
チンが混合周波数を分析している場合(MULTSP 
= 1)には、ブロック319で混合残留成分として識
別される。
符号の回転が、ブロック309で反時計方向であると判
定され、そしてブロック321で^VBフラグが「真」
であると判定されると、符号は、ブロック323におい
て振動防止棒における欠陥として認議される。
しかしながら、AVBフラグが「偽」であり5UPRE
Sフラグが「真」であることがブロック325で判定さ
れた場合には、符号は、反時計方向の回転に対してブロ
ック327で管支持部残留成分として識別される。AV
Bフラグも5tlTRESフラタも「真」にセットされ
ていない場合には、符号は、329で欠陥として識別さ
れる。
ブロック331での判定によりFLAマCRKサブルー
チン力’MIXCLAS94サブルーチン135により
呼び出された場合(MULSTST = Q)には、発
呼ルーチンの周波数(ICI’(ML)で窪みのチェッ
クの目的で5CAWSLT4サブルーチン159が呼び
出される。
検査中の符号の位相角がブロック305に示すように1
0度乃至170度の範囲内にありAYBフラグがブロッ
ク333で「真」にセットされている場合には、符号は
、ブロック335でAVB (振動防止棒)欠陥として
識別される。AVBフラグが「偽」にセットされており
、信号がブロック337の判定の結果として雑音円の2
20zより大きい振幅を有している場合には、ブロック
339でN0FLAWフラグは「真」にセットされる。
雑音円振幅の2201より小さい大きさの信号の場合ニ
ハ、MAXSIGY4サブルーチ:ztsgt=より、
周波数−2限界を用いて周波数−5のY成分の振幅がチ
ェックされる。この振幅が、ブロック341での判定で
雑音円振幅よりも大きい場合には、欠陥に関して周波数
−5符号をチェックするために5CANSLP4サブル
ーチンが呼び出される。そうでない場合には、信号は雑
音として無視される。
ANALYZE4サブルーチンにより200デ一タ点長
より大きいことが判明した符号は、MULTCLAS4
サブルーチン131により成分符号に分解される。この
サブルーチンは第13図に示しである。周波数−3信号
が、ブロック341で周波数−2信号と重なり合わない
ことが判定されると、 5CANLOBE4サブルーチ
ン161が呼び出される。この5CANLOBE4サブ
ルーチンは、互いに+または−15度以内にあるローブ
を、FLAICLASSサブルーチン137により分析
のための個別の符号に群別化する。
周波数−2信号に重なる周波数−3線分は、最初に、ブ
ロック343において、周波数−3線分が200デ一タ
点長より大きいか否かを判定することにより逐次分析さ
れる。大きくない場合には、TSCLASS4サブルー
チン133により分析され、一方このサブルーチン13
3ハSCANMIX4サブルーチン163を呼び出す。
200デ一タ点長より大きい周波数−3線分は、ブロッ
ク345において、それぞれ200デ一タ点長の小さい
線分に分解される。MAXIMUM4サブルーヂン13
9により算出された分割線分の振幅は、ブロック347
でチェックされる。この振幅が1ボルトよりも小さい場
合には、分割線分は、TSCLASS4サブルーチン1
33により分析され、それに続いてSCANMIX4サ
ブルーチン1.63により分析される。ブロック347
で判定された分割線分の振幅が1ボルトよりも大きい場
合には、ブロック349において、分割線分の終端点が
分割線分の最大振幅点の20デ一タ点以内にあるか否か
を決定するためのチェックが行われる。
20デ一タ点以内にない場合或いは20デ一タ以内にあ
っても分割線分がブロック3511こおける判定の結果
10Gデ一タ点長よりも小さいことが判明した場合には
、該分割線分は欠陥順特性に関してTSCLASS4及
ヒSCANMIX4サブルーチンニヨリ分析される。し
かしながら、最大点が、10Gデ一タ点長よりも大きい
分割線分の端から20個の点以内にある場合には、ブロ
ック353に示すように線分に追加の100個の点が加
えられ、このようにして伸長された分割線分は新しい分
割線分として検査される。この手順が採用される理由は
、周波数−3m分を200デ一タ点長の線分に任意に切
断した場合には、1つの線分内に2つのローブの部分が
含まれる可能性があるからである。
周波数−3線分の総ての分析が完了したならば、周波数
−3信号と重ならない周波数〜22線の残りの片がブロ
ック355に示すように記録される。次いで、試験され
ていない周波数−2限界及び周波数−1データを用いて
關^XrMUM4サブルーチンが呼び出される。試験さ
れていない周波数−2線分が、ブロック357での判定
で1000データ点長よりも大きいことが判明した場合
には、周波数−1信号は、5CANLOBE4サブルー
チンより成分符号に分解される。そうでない場合には、
周波数−1信号は欠陥に関し5CANSLT4サブルー
チンにより分析される。
以上、本発明の特定の実施例について詳細に説明したが
、当該技術分野の専門家に件、ここに開示した教示の全
趣旨に照らし、細部に関して種々な変更及び代替を想到
し得るであろうことは理解されよう。従って、ここに開
示した特定の構成は、単なる例示であって本発明の範囲
を制限するものではないと理解され度い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明で用いられる渦電流データを記録する
ための装置を備えている典型的な蒸気発生器の垂直断面
図、第2図は、第1図に示した蒸気発生器の管から渦電
流データを得るために用いられるプローブを概略的に示
す図、第3図は、第2図の10−プを用いて得られた渦
電流データを分析するために本発明に従って用いられる
主たるハードウェア構成要素を示す概略図、第4図は、
第3図の装置で用いられるソフトウェアの総体的構造を
示すブロック・ダイヤグラム、第5図は、第3図の装置
により発生される表示の一例を示す図、第6A図及び第
6B図は、第3図のハードウェアの一部分を形成するデ
ィジタル・コンピュータで用いられるプログラムのサブ
ルーチンの相互作用を図解するブロック・ダイヤグラム
、第7図は、本発明によって用いられる雑音楕円を図解
するりサジューの図形のX、Yプロットの一例を示ず図
、第8八図及び第8B図は、本発明により渦電流符号の
最大振幅を求める方式を図解するグラフ、そして第9図
、第10A図、第10B図及び第10C図、第11A図
及び第11B図並びに第12図乃至第14図は、第6八
図及び第6Bl]に示した主たるルーチンを示すフロー
チャートである。 1・・・蒸気発生器 7・・・管板 19・・・管 21・・・支持板 25・・・振動防止棒 31・・・プローブ 33.35・・・コイル 37・・・プローブ担持棒 39・・・駆動1flI 43・・・コンピュータ 47・・・オペレータ端末 49・・・ドツト・プリンタ 53・・・グラフィック端末 特許出願人  ウェスチングハウス・エレク部6八口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)プローブが熱交換器の管を通される際に離間した
    データ点で直角位相チャンネルに記録された渦電流試験
    データの機械分析方法において、離間したデータ点に対
    する渦電流データをプログラミングされているディジタ
    ル・コンピュータ内のデータ・アレイ内に記憶する段階
    と、 前記ディジタル・コンピュータを作動して前記データ・
    アレイ内のデータを点ベースで検査してローブを識別す
    る段階と、 前記ディジタル・コンピュータにより前記ローブを符号
    にまとめる段階と、 前記符号の選択された特性の関数として、前記管を取り
    巻く構造の特徴並びに前記管における欠陥を識別するた
    めの規則の集合を前記ディジタル・コンピュータに記憶
    する段階と、 前記ディジタル・コンピュータを作動して前記規則を前
    記符号に適用し当て嵌めて前記構造の特徴及び欠陥を識
    別し、該識別された欠陥及び構造の特徴を表す出力を発
    生する段階と、 を含む渦電流試験データの機械分析方法。
  2. (2)熱交換器の管を分析するための装置において、プ
    ローブ及び該プローブを管中に通して直角位相で多周波
    数の渦電流データを点ベースで発生するための手段と、 前記点ベースで得られた渦電流データを記憶するための
    手段と、 前記渦電流データを点ベースで閾値と電気的に比較して
    ローブを発生し、該ローブを符号にまとめ、該符号に選
    択された規則を適用して、前記符号の各々を、構造の特
    徴、管の欠陥及び無関係な信号からなる群の1つとして
    分類するための手段と、 データの選択された周波数の1つの直角位相チャンネル
    の管長ストリップ・チャート、選択された周波数の選択
    された直角位相成分のデータの選択された部分の拡大ス
    トリップ・チャート及び指定された複周波数に対するデ
    ータの前記選択された部分のX−Y平面リサジュー・パ
    ターンを同時に描くグラフィック表示を発生するための
    手段と、 前記周波数及び前記データの部分を選択するための手段
    とを備えた熱交換器管の分析装置。
JP62154600A 1986-06-24 1987-06-23 熱交換器の管の渦電流試験データの機械分析方法及び装置 Pending JPS6379058A (ja)

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