JPS637692Y2 - - Google Patents

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JPS637692Y2
JPS637692Y2 JP10393084U JP10393084U JPS637692Y2 JP S637692 Y2 JPS637692 Y2 JP S637692Y2 JP 10393084 U JP10393084 U JP 10393084U JP 10393084 U JP10393084 U JP 10393084U JP S637692 Y2 JPS637692 Y2 JP S637692Y2
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JP
Japan
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elastic
shank
elastic locking
locking arm
wall surface
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JP10393084U
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JPS6119119U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、パネル等の被取付け部材に、シー
ト状物、管状体等の取付け部材を固定するのに使
用されるプラスチツクフアスナー(以下「フアス
ナー」と略す)に関する。
〈従来の技術〉 パネル(被取付け部材)1にシート状物(取付
け部材)2を固定するのに使用するフアスナーと
しては、第7図に示すようなものがあつた。尚、
フアスナーはABS、PP、PA、POM等のばね弾
性を有する材料で射出等により成形される。
ヘツド51と、ヘツド51から突出するシヤン
ク52と、シヤンク52の自由端からヘツド51
側へ向かいかつ外側へ膨出するように突出された
一対の腕性係止腕53とからなる。このフアスナ
ー50は、弾性係止腕53の自由端部外側が切り
欠かれて係止段部53aが形成されている。この
係止段部53aは、パネル1に形成された円形の
被取付け孔3の周縁に係合する。また、シヤンク
52は、被取付け孔3に嵌合して、位置決め作用
を奏する。尚、シート状物2にも前述の被取付け
孔3に円形の挿通孔4が形成されている。
一般に、フアスナーにおいては、被取付け孔に
対する挿入作業性が良好(挿入荷重が小さい)か
つ被取付け孔に対する固定安定性が良好(抜け荷
重が大きい)であることが望ましい。しかし、挿
入荷重の減少と抜け荷重の増加は逆比例の関係に
ある。従つて、両者の要求を同時満足できるフア
スナーを得ることは困難であつた。
具体的には、次の如くである。シート状物2を
パネル1に固定するに際して、フアスナー50の
弾性係止腕53をシヤンク12とともに被取付け
孔3に、弾性係止腕53の係止段部53aが被取
付け孔3の周縁に係合するまで、指等でヘツド1
1を押えて挿入する。このとき、弾性係止腕53
の変形荷重作用点は、元部から自由端側に向つて
順次移動するため、たわみに比例して挿入荷重
(変形荷重)はほとんど増大せず、さらに静摩擦
抵抗も加担して、変形開始時に挿入荷重が最大と
なる。従つて、弾性係止腕53を太くしたりして
弾性力を大きくしても、弾性係止腕53が被取付
け孔3に係合している状態では、元部からのスパ
ンの長い部位に荷重作用点が位置しているため、
抜け荷重の増大は余り望めず、挿入荷重の大幅な
増大をきたし挿入作業性が低下する。
そこで、第8図に示すように、弾性係止腕53
の自由端とヘツド51の裏面とを可撓性を有する
薄肉帯部55で連結した構成のフアスナーが提案
されている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記構成のフアスナーの場合、薄肉帯部55が
弾性係止腕53の自由端側の内側への湾曲を阻止
するため抜け荷重は増大するが、やはり挿入荷重
も増大し、さらには、薄肉帯部55により弾性係
止腕53のスナツプバツク特性(変形後、変形力
を取り除くと迅速に戻る性質)が低下し、スナツ
プ音等が生じないため係合完了を確認し難い。
〈問題点を解決するための手段〉 この発明のフアスナーは、ヘツド11と、ヘツ
ド11から突出するシヤンク12と、シヤンク1
2の自由端からヘツド11側に向いかつ外側へ膨
出するように突出された一本又は複数本の弾性係
止腕13とからなるものにおいて、シヤンク12
の元部及びその近傍から又は弾性係止腕13か
ら、弾性係止腕13の被取付け孔3への挿入過程
で一番内側へたわんだとき、弾性係止腕13の内
壁面又はシヤンク12の側壁面に圧接する弾性支
柱15,16,17を突設することにより上記問
題点を解決するものである。
〈作用・効果〉 上記手段により、この考案のフアスナーは、下
記作用効果を奏する。
被取付け孔3に、係止弾性腕13をシヤンク
12とともに挿入するに際して、係止弾性腕1
3の変形開始時に、従来と同様、挿入荷重が最
大となるが、第2図に示すように、弾性支柱1
5,16,17は弾性係止腕13の内壁面又は
シヤンク12の側壁面に近接しているだけなの
で、挿入荷重は弾性支柱がない場合と変らな
い。即ち、弾性支柱の存在による挿入荷重の増
大はない。なお、弾性支柱15,16,17の
存在により、弾性係止腕13が被取付け孔3を
挿通する過程の最大変形時、弾性係止腕13の
先端部が各対向壁面に圧接して、その時点(即
ち係合完了直前)において、挿入荷重は増大す
るが、静摩擦抵抗は加担しない(動摩擦抵抗の
み)ので、挿入荷重が弾性係止腕13の変形開
始時のそれを超えることはない。
弾性係止腕13が被取付け孔3への係合を完
了した状態で、抜け方向に力が作用したとして
も、弾性係止腕13が抜け可能に変形するに
は、弾性係止腕13自身の弾性力に弾性支柱1
5,16,17の弾性力を加えた合計弾性力に
抗する必要があるため、抜け荷重が増大する
(第1図参照)。従つて、フアスナーの被取付け
孔に対する固定安定性が増大する。
弾性係止腕13のスナツプバツク特性も、上
記と同様の理由で向上する。従つて、フアス
ナーの挿入過程において、確実にスナツプ音等
が発生し、係合完了の確認が容易である。
〈実施例〉 (1) 第一実施例(第1〜4図) この実施例は、パネル(被取付け部材)1にシ
ート状物(取付け部材)2を固定するのに使用さ
れ、ヘツド11と、ヘツド11から突出するシヤ
ンク12と、シヤンク12の自由端からヘツド1
1側に向かいかつ外側に膨出するように突出され
た一対(二本)の弾性係止腕13とからなるもの
であり、各弾性係止腕13の自由端部外側が切り
欠かれて係止段部13aとされている。ここまで
は従来技術と同様の構成である。この実施例で
は、シヤンク12の元部両側から弾性係止腕13
の中間部内壁面に向つて一対の弾性支柱15が突
設されている。尚、弾性支柱15の先端は対向壁
面に近接している。弾性支柱15の広がりは、弾
性係止腕13が、被取付け孔3を挿通する過程で
の最大変形したとき、弾性支柱15が弾性係止腕
13の内壁面に圧接可能なものとし、その際弾性
支柱15の先端は、弾性支柱の曲げ荷重が作用す
るように、弾性係止腕13の内壁面を滑べるよう
な方向を向いている。この実施例の作用効果は上
述のとおりである。
(2) 第二実施例(第5図) 第一実施例において、一対の弾性支柱の突出部
位、突出方向を逆にしたもので、弾性支柱16
は、弾性係止腕13の中間部からシヤンク12の
元部側壁面に向つて突設されている。弾性支柱1
6のシヤンク12に対する近接の態様は、上述の
実施例同様、弾性係止腕13が最大変形したと
き、弾性支柱16がシヤンク12の側面に圧接可
能なものとする。この実施例の作用効果は上述の
とおりである。
(3) 第三実施例(第3図) この実施例は、上述の実施例における弾性係止
腕13を一本とし、シヤンク12の弾性係合腕の
形成していない側の元部に係合段部12aを形成
し、さらに弾性支柱17の先端を膨出部17aと
したものである。この膨出部17aは、弾性係止
腕13が最大変形したとき圧縮作用を受ける。即
ち、弾性係止腕13に圧接開始時には、上述の実
施例と同様、弾性支柱17は曲げ変形を受ける
が、最終的に弾性係止腕13が最大の変形を受け
るとき、即ち、係合直前において、圧縮荷重によ
る抵抗を受け、抜け力は上述の各実施例に比して
さらに増大する。なお、その時点の挿入荷重も、
前述の作用効果の項で説明した通り、弾性係止
腕13の変形開始時の挿入荷重を超えることはな
い。
上述の各実施例では、シート状物を被取付け部
材としたが、管状体、棒状体を被取付け部材とす
るときは、ヘツドをそれらを把持するクリツプ形
状とする。さらに、弾性係止腕の本数も、1本、
2本に限られず、3本又は4本であつてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図はこの考案を示し、第1図は第一実
施例の弾性係止腕の係合完了時の断面図、第2図
は同じく弾性係止腕の変形開始時の断面図、第3
図は第一実施例のフアスナーの正面図、第4図は
同じく返転状態の斜視図、第5図は第二実施例の
正面図、第6図は第三実施例の正面図、第7図は
従来のフアスナーの使用態様を示す斜視図、第8
図は第7図のフアスナーを改良した従来例の使用
態様断面図である。 1……パネル(被取付け部材)、2……シート
状物(取付け部材)、3……被取付け孔、11…
…ヘツド、12……シヤンク、13……弾性係止
腕、15,16,17……弾性支柱、51……ヘ
ツド、52……シヤンク、53……弾性係止腕。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 パネル等の被取付け部材に、シート状物、管状
    体等の取付け部材を固定するのに使用され、 (a) ヘツドと、 (b) ヘツドから突出するシヤンクと、 (c) シヤンクの自由端からヘツド側へ向いかつ外
    側へ膨出するように突出された一本又は複数本
    の弾性係止腕と からなるプラスチツクフアスナーにおいて、 前記シヤンクの元部及びその近傍から又は弾性
    係止腕の中間部から、それぞれ弾性係止腕の中間
    部内壁面又はシヤンクの元部側壁面に向つて弾性
    支柱が突設され、該弾性支柱の先端部は、前記弾
    性係止腕が前記被取付け部材に形成された被取付
    け孔を挿通する過程の最大変形時前記各対向壁面
    に圧接するように、各対向壁面に近接しているこ
    と を特徴とするプラスチツクフアスナー。
JP10393084U 1984-07-10 1984-07-10 プラスチツクフアスナ− Granted JPS6119119U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10393084U JPS6119119U (ja) 1984-07-10 1984-07-10 プラスチツクフアスナ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10393084U JPS6119119U (ja) 1984-07-10 1984-07-10 プラスチツクフアスナ−

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Publication Number Publication Date
JPS6119119U JPS6119119U (ja) 1986-02-04
JPS637692Y2 true JPS637692Y2 (ja) 1988-03-07

Family

ID=30663300

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10393084U Granted JPS6119119U (ja) 1984-07-10 1984-07-10 プラスチツクフアスナ−

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4292047B2 (ja) 2003-09-30 2009-07-08 株式会社パイオラックス クリップ
JP5895923B2 (ja) * 2013-11-25 2016-03-30 トヨタ自動車株式会社 クリップおよびピラーガーニッシュ取付構造

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Publication number Publication date
JPS6119119U (ja) 1986-02-04

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