JPS637548A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は磁気記録再生装置に関し、特にデジタル・オー
ディオ・テープレコーダ（以下単にＤＡＴと略記する）
等に利用される。

（従来の技術） 従来、磁気テープにＰＣＭ信号を記録するものとして、
ビデオテープレコーダ（ＶＴＲ）とＰＣＭアダプタとを
組み合わせる方法がある。この方法では、曲の先頭を知
るための特別な信号は記録されていないため、例えば磁
気テープの巻戻し状態で一つの曲の開始部分を発見し、
その部分で停止し、あるいは開始部分から再生を行うこ
とは極めて困難であった。

このため、ＤＡＴでは、録音時にサブコード領域の一部
に、スター）ＩＤ情報として一つの曲の開始直後に一定
期間に亘り「１」を記録し、それ以外の期間は「０」を
記録しておくように提案されている。この方法では、ス
タートＩＤ信号を検出することにより正確な頭出しが可
能となるが、この場合、スタートＩＤ信号の「１」の部
分とｒ０１の部分とを明確に区別できるようにする必要
がある。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、録音の先頭部くすなわち第１曲目）では
、スター）ＩＤ信号が記録される以前にデジタル信号の
記録されていない部分、すなわち明確なスタートＩＤ信
号（＝ｒＯＪ）部分がないいわゆる雑音部分が存在し、
このために正確な頭出しが行えないという問題があった
。

この場合、第１曲目の録音開始に先だってスター４ＩＤ
信号を「０」とした情報領域（いわゆるゼロ曲目）を予
め磁気テープに記録する方法も考えられるが、このよう
な磁気テープを作成するためには、第１曲目の録音開始
に先だって、高速巻戻し時においても検出できるように
十分な期間にわたりいわゆるゼロ曲目を記録しておく必
要があり、録音動作の敏速性を損なうという新たな問題
を生じる。

（問題点を解決するための手段） 本発明の磁気記録再生装置は、磁気ヘッドを用いて磁気
テープ上にトラックを形成して情報を記録し、もしくは
記録された情報の再生を行う磁気記録再生装置であって
、曲の開始後一定時間に亘り先頭部であることを示すサ
ブコード情報が前記各トランクのサブコードＩＤ情報記
録領域に記録されるとともに、このサブコード情報を検
出するサブコード検出回路と、記録信号が存在している
か否かを検出するエンベロープ検出回路とを備え、前記
サブコード検出回路によってサブコード情報を検出した
後、前記エンベロープ検出回路によって記録信号の存在
していない期間の終期を検出して曲の開始位置を検出す
るようにしたものである。

（作用） 第１曲目の録音開始に先だって、スタートＩＤ信号を「
０」とした情報が記録されていない磁気テープの巻戻し
再生の場合、サブコード検出回路によって波形の立下り
の検出されない信号しか得られない場合でも、該サブコ
ード検出回路によって信号の立上りを検出した後、エン
ベロープ検出回路によって記録信号の存在していない期
間の終期を検出することにより、第１曲目の頭出し検出
が可能となる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図は本発明の磁気記録再生装置の回路構成を示して
いる。

同図において、ｌａ、ｌｂは磁気ヘッド、２は磁気テー
プ、３，４はリール、５はスイッチ回路、６は再生アン
プ、７はイコライザ回路、８は比較回路、９は復調回路
、１０はパリティ検査回路、１１はサブコード抜出回路
、１２はスタートＩＤ信号抜出回路、１３はエンベロー
プ検出回路、１４はマイクロコンピュータ、１５はメカ
ニズムコントロール回路である。

再生時、磁気ヘッドｌａ、ｌｂからの再生出力は、ヘッ
ド切換信号によるスイッチ回路５の切換え動作によって
交互に切換えられ、再生アンプ６に供給される。つまり
、磁気ヘッド１ａが磁気テープ２に当接している期間、
スイッチ回路５はａ接点側に切換えられ、磁気へラド１
ｂが磁気テープ２に当接している期間、スイッチ回路５
はｂ接点側に切換えられる。

このようにして得られた再生アンプ６の出力は、イコラ
イザ回路７およびエンベロープ検出回路１３にそれぞれ
出力される。イコライザ回路７に出力された再生アンプ
６の出力は、さらに比較回路８、復調回路９、パリティ
検査回路１０、サブコード抜出回路１１、およびスター
トＩＤ信号抜出回路１２を通してスター）ＩＤ信号が検
出され、システムコントローラであるマイクロコンピュ
ータ１４に供給される。

一方、エンベロープ検出回路１３は、再生アンプ６の出
力信号をエンベロープ検波するとともに、磁気テープ２
にデジタル信号の記録されていない期間のみマイクロコ
ンピュータ１４に信号を供給する。マイクロコンピュー
タ１４は前記したスタートＩＤ信号とエンベロープ検出
回路１３からの信号とによって磁気テープ２上の曲の開
始位置を検出し、メカニズムコントロール回路１５をＩ
Ｉ　？Ｂするように構成されている。

次に、上記構成の磁気記録再生装置の動作を第２図およ
び第３図を参照して説明する。

再生ＷＷのモードが例えば巻戻しモードの時、磁気へラ
ドｌａ、ｌｂの軌跡は第２図に矢符Ａ。

Ｂで示すような軌跡となる。同図において、矢符Ｈは磁
気ヘッドｌａ、ｌｂの回転方向、矢符子は磁気テープ２
の走行方向を示している。ここで、ＴＲは磁気ヘッド上
のトラックを示し、ＳＣ，。

ＳＣｚはサブコード情報領域を示す。

このように、磁気へラドｌａ、ｌｂが磁気テープ２上の
トラックＴＲ上を走査したときの再生アンプ６の出力は
第３図（ａｌに示すような信号波形となり、この再生ア
ンプ６の出力を処理して得られるパリティ検査回路１０
の出力は第３図（ｂ）に示す波形となる。このとき、磁
気テープ２上に第１曲目の録音開始に先だってスター）
ＩＤ信号を「０」とした情報領域（以下ゼロ曲目という
）が記録されていない場合のスタートＩＤ信号抜出回路
１２の出力は、第３図（ｄｌに示す立下りの検出されな
い波形となり、この信号出力がマイクロコンピュータ１
４に供給される。

一方、エンベロープ検出回路１３に供給された再生アン
プ６の出力は、ここで処理されて、記録信号の存在して
いない期間ｒＬＪレベルとなる第３図（８）に示す波形
の信号となり、この信号出力がマイクロコンピュータ１
４に供給される。

マイクロコンピュータ１４では、スタートＩＤ信号〔第
３図（ｄ）参照〕を検出した後、エンベロープ検出回路
１３からの出力信号〔第３図（Ｑ）参照〕の立下りを検
出することによってメカニズムコントロール回路１５に
制御信号を出力し、第１曲目の頭出しを行うものである
。

なお、第３図（ｅ）に示す波形は、磁気テープ２におけ
る第２曲目以後の場合、あるいは第１曲目の録音開始に
先だってゼロ曲目が記録されている場合のスタートＩＤ
信号を示している。

前記したエンベロープ検出回路１３の具体的な回路構成
を第４図に示す。また、第５図は第４図に示す回路の動
作波形図である。

、第４図において、入力端子３０には、増幅された巻戻
し再生信号Ｓ、（第５図（ａｌ参照〕が入力され、この
信号Ｓｌは低域通過フィルタ１６、および振幅検出回路
１７を通過して第５図〜）に示す波形の信号Ｓ２となる
。この信号Ｓ２は次段のコンパレータ１８で電圧Ｔ１を
基準に波形成形され、第５図（Ｃ１に示す波形の信号Ｓ
３となる。−方、入力端子３１には、前記スイッチ回路
５（第１図参照）を切換えるためのヘッド切換信号Ｓ４
　　（第５図（［１参照〕が入力され、このヘッド切換
信号Ｓ４は遅延回路２１および排他的論理和回路２２を
通過して第５図（ｇ）に示すパルス波形の信号Ｓ、に形
成され、このパルス信号Ｓ、によって積分器１９゜２３
を初期化している。

積分器１９で積分された第５図（ｄｌに示す階段状の出
力信号Ｓｈはコンパレータ２０で電圧Ｔｂを基準に波形
成形され、第５図＋８１に示す波形の信号Ｓ７を得る。

この信号Ｓ、をＤ−フリップフロップ２５のデータ入力
端子りに入力する。−方、積分器２３で積分された第５
図（ｈｌに示すのこぎり波出力の信号Ｓ、はコンパレー
タ２４で電圧Ｔｃを基準に波形成形され、第５図（１１
に示す波形の信号Ｓ９を得る。この信号Ｓ９をＤ−フリ
ップフロップ２５のクロック端子ＣＫに入力する。

Ｄ−フリップフロップ２５では、コンパレータ２４の出
力信号Ｓ、の立上りでコンパレータ２０の出力信号Ｓ、
の出力をホールドし、Ｑ出力Ｓ１゜〔第５図（」）参照
〕としてエンベロープ検出回路１３の出力を得る。

（発明の効果） 以上述べたように、本発明の磁気記録再生装置によれば
、再生出力のエンベロープ検波回路を用いることにより
、スタートＩＤ情報Ｇこよる高速頭出し再生を行うこと
ができる。特に、磁気テープの第１曲目以前が未記録状
態であり、スタートＩＤ情報が正確に検出できない場合
でも、容易に高速頭出し再生を行うことができる。従っ
て、デジタル・オーディオ・テープレコーダ等において
、磁気テープへの第１曲目の録音以前に予めスタートＩ
Ｄ情報を含む信号を記録しておくことが不要なだめ、敏
速な録音操作を可能にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の磁気記録再生装置の主要部を示す概略
ブロック図、第２図は磁気テープ上のトラックと高速巻
戻し再生時の回転ヘッドの軌跡の一例を示す図、第３図
は第１図に示す回路主要部の動作波形図、第４図はエン
ベロープ検出回路の構成例を示す概略ブロック図、第５
図は第４図に示すエンベロープ検出回路の動作波形図で
ある。 ｌａ、ｌｂ・・・磁気ヘッド　　５・・・スイッチ回路
６・・・再生アンプ　　７・・・イコライザ回路８・・
・比較回路　　　９・・・復調回路１０・・・パリティ
検査回路 １１・・・サブコード抜出回路 １２・・・スター）ＩＤ信号抜出回路 １３・・・エンベローフ”　検出口！ １４・・・マイクロコンピュータ １５・・・メカニズムコントロール回路第３図 （ｅノー−−−７＋＋−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）磁気ヘッドを用いて磁気テープ上にトラックを形成
   して情報を記録し、もしくは記録された情報の再生を行
   う磁気記録再生装置であって、曲の開始後一定時間に亘
   り先頭部であることを示すサブコード情報が前記各トラ
   ックのサブコードＩＤ情報記録領域に記録されるととも
   に、このサブコード情報を検出するサブコード検出回路
   と、記録信号が存在しているか否かを検出するエンベロ
   ープ検出回路とを備え、前記サブコード検出回路によっ
   てサブコード情報を検出した後、前記エンベロープ検出
   回路によって記録信号の存在していない期間の終期を検
   出して曲の開始位置を検出するようにしたことを特徴と
   する磁気記録再生装置。