JPS636904A - 電力分配回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は電力分配回路に関し、特に同軸導波管変換機能
を有する電力分配回路に関するものである。

従来技術 従来のこの種の電力分配回路の１例が第１２図に示され
ており、図は１部破断面を含む斜視図である。方形導波
管１の内部にはこの内部を２分割すべくＨ面に平行に設
けられた分割用導体板５が取付けられている。この導体
板５の前端縁５１はこの導波管１のＥ面に対して直交し
ており、この前端縁５１の当該Ｅ面に近接する部分に同
軸線路との結合孔３が穿設されている。この結合孔３に
おいて同軸線路と導波管とが電気的に結合されることに
なる。

そのために、同軸線路の中心導体２が導体板５の前端縁
５１の結合孔３に望む部分と電気的に接続されている。

また、同軸線路の外導体４が導波管のＥ面と電気的に接
続されるが、第１２図においては図面上に現われない。

かかる構成の装置を電力分配回路として用いる場合には
、例えば同軸線路からの供給電力が導体板５の作用によ
り、この導体板５の上下に形成された導波管路へ夫々同
相にて分割されて導波管１へ給電されるのである。

この種の電力分配回路における同’Ｎｌ　／導波管変換
部において、同軸線路の特性インピーダンスＺｏｃは第
１３図において示す如く、外導体直径をＲ２中心導体直
径をｒ１両導体間誘電体の比誘電率をε、とした場合、 Ｚ　　＝（１３８／７）ｆｌｏ（１（Ｒ／ｒ）Ｃ となる。−般にマイクロ波帯の同軸線路では、５０Ωで
ある。

一方、方形導波管の特性インピーダンスＺ。ｒは、第１
４図に示す如く導波管１の横寸法をａ、１寸法をす、波
動インピーダンスをＺｌｌとすると、２ｏ、＝２．＜π
ｂ／２ａ） と表わされる。分岐導波管では、横寸法ａと縦寸法すと
の比が約４：１となっているので、Ｚｏ−よ約１８０Ω
となる。

ここで、同軸線路の端子と分岐導波管との接続を考えた
場合、その等何回路は第１５図の如くなり、よって同軸
線路の端子からみた入力インピーダンスＺ・は、Ｚｏｒ
が並列に接続されているので、ｎ Ｚｏｒの１／２となって約９０Ωとなる。

ところで、従来のこの種の電力分配回路では、第１２図
にて示した如く同軸線路と分岐用導体板５とが直接に接
続されている。よって、同軸部の特性インピーダンスＺ
。０と分岐導波管の入力インピーダンスＺｉｏとがそれ
ぞれ５０Ωと９０Ωと互いに大きく異なることになる。

その結果、同軸端子及び分岐導波管の入力ＶＳＷＲ（電
圧定在波比）が悪化し、調整ネジ等で調整してもインピ
ーダンス整合のとれる周波数帯域が狭くなり、電力分配
特性も狭帯域になるという欠点がある。

１里辺ユ遭 本発明は上記従来のものの欠点を解決すべくなされたも
のであって、その目的とするところは、電力分配特性を
広帯域にｎっで良好とし得る電力分配回路を提供するこ
とにある。

発明の構成 本発明によれば、方形導波管と、この方形導波管の内部
を分割すべくこの導波管のＨ面に平行に設けられた導体
板と、外導体が前記導波管の１面に接続され°中心導体
が前記導体板に接続された同軸線路とにより構成された
電力分配回路であって、前記同軸線路の中心導体と前記
導体板との接続部分にインピーダンストランスフォーマ
を設けたことを特徴とする電力分配回路が得られる。

実施例 以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の一実施例の１部破断面を含む斜視図で
あり、第１２図と同等部分は同一符号により示している
。図示する如く、本発明においては、Ｈ面に平行な分岐
のための導体板５の前端縁５１と同軸線路の中心導体２
とを、従来例の第１２図とは異なり（従来例ではこれ等
両者を直接に接続している）、インピーダンストランス
フォーマ６を介して接続している。

このインピーダンストランスフォーマ６は、導体板５の
前端縁５１から同軸線路の中心導体２までの間の形状が
滑らかなテーパとなった両側縁を有している。すなわち
、トランスフォーマ６を構成する導体板の両側縁と矩形
導波管１両側面（１面に相当）との間の離間距ｌｌ１ｉ
ｒ　　及びｒ２が夫々滑らかに曲線的に変化する様に構
成されている。

こうすることにより、インピーダンス変換がこのインピ
ーダンストランスフォーマ部分６にて滑らかに行われ、
同軸線路と導波管との間のインビーダン整合が可能とな
るのである。よって、広い周波数帯域でインピーダンス
整合がとれて、全ての入出力端子における入出力インピ
ーダンス及び電力分配特性が広い周波数帯域で良好とな
る。

第１図の実施例では、同軸線路の中心導体と導波管分岐
用導体板との間のインピーダンス変換を曲線テーパ状の
インピーダンストランスフォーマ６により実現している
が、第２図〜第４図に示す実施例の如く、直線テーパ状
のインピーダンストランスフォーマ６を用いても同様に
広帯域特性が実現可能となる。

更に、第５図及び第６図に示した実施例の様に、ステッ
プ状のインピーダンストランスフォーマ６を用いてステ
ップ的なインピーダンス変換を行うようにしても同様に
広帯域が実現される。

第７図〜第１１図は第１図の実施例に示した曲線状の滑
らかなテーパによるインピーダンストランスフオー７６
の他の変形例を夫々示すものである。また、インピーダ
ンスの変換を一般のインピーダンス変換と同様にＴｃｈ
ｅｂｙｓｈｅＨ（チエビシエフ）ＩＩＩ数等によって実
現しても良いものである。

１艶立皇ｊ 叙上の如く、本発明によれば、極めて簡単な構成にて同
軸線路と導波管との間のインピーダンス整合が広い周波
数帯域に亘って可能となるので、電力分配特性を広帯域
とすることができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第１１図は本発明の各実施例を夫々示す図、第
１２図は従来技術を説明する一部破断面を含む斜視図、
第１３図は同軸線路断面図、第１４図は導波管断面図、
第１５図は同軸線路の中心導体端子からみた等価回路図
である。 主要部分の符号の説明 １・・・・・・方形導波管 ２・・・・・・同軸線路中心導体 ４・・・・・・同軸線路外導体 ５・・・・・・導体板

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 方形導波管と、この方形導波管の内部を分割すべくこの
   導波管のＨ面に平行に設けられた導体板と、外導体が前
   記導波管のＥ面に接続され中心導体が前記導体板に接続
   された同軸線路とにより構成された電力分配回路であつ
   て、前記同軸線路の中心導体と前記導体板との接続部分
   にインピーダンストランスフォーマを設けたことを特徴
   とする電力分配回路。