JPS6367567A - クロマトカラムの洗浄方法 - Google Patents

クロマトカラムの洗浄方法

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JPS6367567A
JPS6367567A JP61212454A JP21245486A JPS6367567A JP S6367567 A JPS6367567 A JP S6367567A JP 61212454 A JP61212454 A JP 61212454A JP 21245486 A JP21245486 A JP 21245486A JP S6367567 A JPS6367567 A JP S6367567A
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JP
Japan
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column
cleaning
washing
liquid
columns
Prior art date
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Pending
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JP61212454A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Morita
博志 森田
Nobuhiro Oda
信博 織田
Yoshinori Ono
美紀 大野
Mariko Kudou
工藤 万理子
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Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Kurita Water Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明はクロマトカラムの洗浄方法に係り、詳しくは分
取(分!り操作を行った後、非目的成分が残留している
カラムから該非目的成分を除去して該カラムを再使用す
るための洗浄方法に関する。
[従来の技術] クロマトグラフィー法で試料から目的成分を分難、回収
する場合、その目的成分が注入試料中、最後に溶出する
というまれなケースを除くと、分離終了時点で、目的物
質以上にカラム充填剤に保持され易い非目的成分がカラ
ム内に残存していることになる。
このような成分は、カラムを連続使用するうちに蓄積し
、分離性を低下させるだけでなく、ある時点から常時リ
ーク的に溶出するようになり、回収液の純度を下げる原
因にもなるので、悪影舌が出る前に、何らかの方法でカ
ラムを洗浄しなければならない。従来、分取用クロマト
カラムの洗浄は、溶離液を過剰にそのまま通液する方法
がとられている。
[発明が解決しようとする問題点] カラム内に残存する非目的成分は、目的物質よりもカラ
ム充填剤への親和性の高い物質であるから、分取時に用
いた溶離液をそのまま通液しても、溶出に長時間を要し
、甚だ非効率的であると共に、溶離液も無駄になる。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、クロマトカラムの分取時の反対方向に洗浄液
を通して洗浄するようにしたものである。
以下、本発明の構成につき、その作用と共に更に詳細に
説明する。
クロマトグラフィー法で目的成分を含む試料から目的成
分を単離、回収する場合、回収直後のカラム内には、目
的成分よりも充填剤に保持され易い成分が残存している
。その時点におけるカラム内の残存成分の分布状態の概
念図を第1図に示す。
第1図中Aは、回収した目的成分に比べわずかに充填剤
への保持され易さが強い成分であり、Eは、カラム内残
存成分中で最も充填剤への保持され易さが強い成分であ
る。B%C%DはAとEの中間の保持され易さをもつ成
分である。
分離工程開始から終了(目的成分の回収終了)までにカ
ラムに通液した溶離液の量をVとする。
溶離液をV流す間に、A成分はaという距離だけ移動し
、同様にB成分はbという距離を8勤し、C,D及びE
成分はC%d、eという距離だけ移動した訳である。
そこで、分離終了時点から分離工程に対して向流になる
ように、分離工程の溶離液と同じものを通液すると通液
量がVになった時に、A−E各成分はa −eという距
離移動し、カラム末端(分離工程の入口)に達すること
になる。実際には、A〜E各成分ともカラム内で拡散す
るので、洗浄通液量はVだけでは不足するが、ANE各
成分は、洗浄通液量Vの時にピークをもつ混合物となっ
てカラム末端′から排出される。このように、本発明に
よれば、少量の洗浄液で迅速に洗浄を行なえる。
本発明において、洗浄液としては分取に用いた溶離液で
良いが、他の液でも良い。溶離液を用いる場合、分取時
の溶離液よりも溶離力が強くなるよう溶媒の濃度を調整
したものを洗浄用薬剤として用いることができる。(O
DSによる逆相クロマトや吸着樹脂、活性炭などによる
吸着クロマトでは、溶媒の濃度を高くシ、アミノプロピ
ル担持カラムによる順相クロマトやイオン交換樹脂とア
ルコールによる分配クロマトでは溶媒の濃度を低くすれ
ばよい。)この際の濃度は、カラム内の残存物質の保持
力を十分弱められる濃度であれば特に制限はない。例え
ば、吸着クロマトの場合、洗浄液として、溶離液の10
倍程度(溶離液が2%E tOHなら洗浄液は20%E
tOH)にするといった具合で行う。ただし、溶媒濃度
の変更によって、カラム内残存物質が析出等を起こさな
い範囲で行うように注意する。
分取時の溶離液をそのまま洗浄液として用いた場合の洗
浄効果は、特に洗浄用に、残存成分の溶離力を強めるよ
う濃度をかえた洗浄液を使用した場合に比べてやや劣る
が、分取目的物質の要求純度がある水準以下であれば末
男式は十分に活用できる。(例えば、目的分取回収域の
濃度がCppmである場合、洗浄後のカラムからの残存
物質の常時リークがC/ 100 p p m以下であ
れば、残存物質の混入による目的物質の純度低下は1%
以下となる。) 洗浄に必要な量(洗浄剤の溶離力が強いほど必要液量は
少なくて済む)を注入した後は、分離に用いる溶離液で
洗浄剤を押し出し、カラムを安定化させる。
流速は、洗浄効果が得られる範囲であれば特に制限はな
い。分離と同じ流速でもよいし、洗浄効果を上げるため
により低流速にしてもよい。押し出し後の安定化を早く
済ませたい時は、流速を適当に上げてもよい。
温度は高いほど、保持されている物質が溶離し易くなる
ので、可能であれば、洗浄時は多少高温にするのが好ま
しい。しかし分離工程と同温でもかまわない。
本発明は、カラム全体を洗浄する方法としても適用でき
るが、直列に複数個のカラムを接続した場合に最後段又
は該最後段から複数番目までの後続側カラムのみを洗浄
する方法としても適用できる。以下に、この具体的態様
について図面を参照して説明する。
第2図は2連カラムの場合の概念図である。
(1)は、目的物質回収直後のカラム内の状態を示して
いる。カラム内のA%B、C%Dはそれぞれ残存成分で
あり、充填剤への保持され易さは、D>C>B>A>目
的物質の順である。
前出の自流洗浄法では、ここでA−Dすべてを洗浄して
いたが、本方式では、図に示す第2塔のみを洗浄する。
洗浄法は、前出向流洗浄法が好ましい。この時、2連力
ラム両方をまとめて洗浄する場合に比べ、流速は同等で
洗浄液(分離工程に用いた溶離液の濃度を変えたもの)
は半分の量という条件でよい。ゆえに洗浄に要する時間
は2塔とも洗浄する場合の局となる。洗浄の概念図を(
2)に、洗浄後の状態を(3)に示す。
洗浄後は前Runと同様に分離工程に移る。2Run目
の分離工程終了(目的物質回収)直後のカラムの状態を
(4)に示す。A’ 、B’、C’、D’ は、各々、
A、B、C,Dと同一の残存物質、ただし2Run目の
分離工程に由来するものである。この時点で、IRun
目の分離工程に由来する残存物質Cは第2洛全体にわた
って、またDは第1塔全体にわたって分布することにな
る。このようにCもDもカラムから溶出しないので、2
Run目の目的物質の純度を下げることはない。(実際
には、2Run目の試料による押し出し効果があるので
、Cはわずかにカラムからリークする可能性がある。) ここで再度2塔目のみを自流洗浄すると、洗浄後は(5
)に示すような状態になる。次に3Run目の分離工程
を行う。目的物質回収直後のカラムの状態を(6)に示
す。ここでもIRun目、2Run目に由来する残存成
分が溶出することなく、目的物質の純度が保たれること
がわかる。
このように2塔式の場合は、常に後段の塔を十分に洗浄
しておけばよといえる。ただし、工塔目の残存成分(こ
こではD%D’、D″)が過剰に蓄積すると、1塔目の
分列性が低下するので、そうなる前に1塔目も洗浄する
ことが好ましい。この場合の洗浄は、通常の洗浄よりも
薬剤を多めに使うようにする。
また、2Run目以降は2塔目にC成分が存在し、3R
un目以降は2塔目にC及びD成分が存在するようにな
るので、Run−1後に比較して洗浄液量を少し多口に
すると確実な洗浄ができる。
ここでは2塔直列の場合を示したが、2塔以上の直列カ
ラム使用の場合にも、もちろん応用できる(例えば4塔
の場合は、後段の2塔のみを洗浄するといった具合に。
3塔の場合には、後段の2塔を洗浄すると1塔目の残存
成分のリークが確実に防げる)。  ノ [実施例] 実施例1(マルトオリゴ糖(G+も含む)混合液から0
5を単離回収する吸着クロマト システムへの適用例) G r −021程度のマルトオリゴ糖混合液を吸着樹
脂を充填したカラムでクロマト分離し、G5の分取を行
った。
注入全糖量は、8g糖/1−Rであったのに対し、クロ
マト分離終了(Gs 15.回収終了)までにカラムか
ら溶出した糖は、6,8g糖/2−Rであった。注入量
と溶出量の差1.2g!/λ−Rは、なおりラム内に残
存している糖の量であり、その内容はG5よりも充填剤
に吸着し易い06〜G 20と予想された。
洗浄例−1(比較例) 分離工程終了後、そのまま分離工程と同士〜2倍量の溶
離液を流し続けた。
このパターンで8サイクル分離工程を行ったところ、2
サイクル目から、66以上の成分の常時リークが認めら
れ、回収G5域の純度を低下させた。1サイクル目では
95%純度の05を回収したが、8サイクル目では同じ
範囲(1サイクル目の95%域)を回収したところ、そ
の05純度は89%であった。純度低下分は06以上の
常時リーク成分であった。
洗浄例−2(本発明例) 分離工程終了後、溶離液の濃度を12.5倍にしたもの
を洗浄液として、向流洗浄を行った。
分離工程溶離液: 0,8%IPA (イソプロピルアルコール) 洗浄液    :10%IPA 洗浄液注入量を50m1−IPA/]−Rとして、注入
後、分離工程溶離液で押し出し、安定化を行った。
このパターンで分離、洗浄を繰返したところ、10サイ
クル目においても、1サイクル目と同様の分離性が得ら
れ、95%純度の05の安定した回収ができた。
分離工程と洗浄工程を同流速で行ったところ、洗浄開始
からカラム安定化までに要する時間は約9時間であった
。末男式では洗浄に必要な全IPA量は、75.6mA
 ・I PA/A −Rであフた。
洗浄例−3(本発明例) 分離工程終了後、通液の向ぎだけを逆にして、分離工程
の溶離液を分離工程と同流速で流した。
この洗浄工程の糖溶出曲線を第3図に示す。
なお、分離工程は5V=0.4H−’で7時間であった
第3図に示すように、分離工程と同じく、5V=04H
−’C−7時間(2,8B、V、)通液した時点にピー
クをもつ糖の溶出曲線が得られた。洗浄開始後17.5
時間(7,0B、V、)で糖濃度は30ppmを割った
この分離工程の回収域のi濃度は約3000ppmなの
で溶離液中に30PPmの不純物が含まれていても、そ
れによる純度低下は1%である。そこで、−このレベル
(3oppm)を洗浄終了レベルとした。
分離工程とここに示す洗浄とを繰返すパターンを3サイ
クル行ったところ、分随工程回収域の05純度は 1サイクル目 95.3% 2  〃     94.5% 3//      94.6% であった。要求純度次第では十分に適用可能な洗浄法で
あることが確認された。なお、このやり方では洗浄に必
要なIPA量は56mJ!−IPA/A−Rであった。
洗浄例4.5 実施例1の洗浄例−2において、自流洗浄時の洗浄液流
入量を30m1−I PA/−R(洗浄例−4)及び8
0mu −I PA/J、 −R(洗浄例−5)と変え
たこと以外は、同様にして自流洗浄を行った。
向流洗浄後のカラム溶出液の糖濃度は第1表のようにな
った。
第  1  表 これらから洗浄剤を50mft−I PA/1−R以上
用いて向流洗浄を行えば、カラム内に残存する糖を殆ど
なくすことができると推定できた。
第4図に洗浄剤注入量50mJ2−IPA/β−Rで向
流洗浄を行った時の糖及びIPAの溶出曲線を示す。
[効果] 以上の実施例からも明らかな通り、本発明によれば少ユ
の洗浄液で短時間に効率良くカラム洗浄をなすことがで
きる。
本発明方法を分離操作の合間に適宜(分子fi[t 1
〜数サイクル毎に洗浄1回)行うことにより、クロマド
カラムは清浄に保たれ、安定した分離性が確保される。
また、残存(蓄積)物質のリークによる目的物質の純度
低下も防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は分離工程後のカラム内の成分分布を示す模式図
、第2図は本発明の詳細な説明するカラム内の成分分布
説明図、第3図及び第4図は実施例において得られた溶
出曲線図である。 1・・・第1カラム、    2・・・第2カラム。 代理人  弁理士  重 野  剛 第1図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)クロマトカラム内を洗浄する方法において、クロ
    マトカラムの分取時の通液方向と反対方向に洗浄液を通
    して洗浄することを特徴とするクロマトカラムの洗浄方
    法。
  2. (2)洗浄液は分取時の溶媒である特許請求の範囲第1
    項に記載の方法。
  3. (3)洗浄液の溶媒は、分取時の溶媒と濃度が異なる同
    種のものである特許請求の範囲第2項に記載の方法。
  4. (4)洗浄液をクロマトカラムに通液した後、分取時の
    溶媒を通液して洗浄液を押し出す特許請求の範囲第3項
    に記載の方法。
  5. (5)クロマトカラムは複数のカラムが直列に接続され
    て成り、洗浄は最後段のカラムもしくは該最後段側から
    複数番目までの後続側のカラムを洗浄するものである特
    許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか1項に記載
    の方法。
JP61212454A 1986-09-09 1986-09-09 クロマトカラムの洗浄方法 Pending JPS6367567A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04232491A (ja) * 1990-06-01 1992-08-20 Raytest Isotopenmessgeraete Gmbh イオン溶出液の放射能測定装置および方法

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