JPS6365306B2 - - Google Patents

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JPS6365306B2
JPS6365306B2 JP61017648A JP1764886A JPS6365306B2 JP S6365306 B2 JPS6365306 B2 JP S6365306B2 JP 61017648 A JP61017648 A JP 61017648A JP 1764886 A JP1764886 A JP 1764886A JP S6365306 B2 JPS6365306 B2 JP S6365306B2
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vegetable
fruit
blade
cup
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J17/00Household peeling, stringing, or paring implements or machines
    • A47J17/14Machines for peeling
    • A47J17/16Peeling machines with rotary fruit-holding spindles and fixed or movable peeler blades
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23NMACHINES OR APPARATUS FOR TREATING HARVESTED FRUIT, VEGETABLES OR FLOWER BULBS IN BULK, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; PEELING VEGETABLES OR FRUIT IN BULK; APPARATUS FOR PREPARING ANIMAL FEEDING- STUFFS
    • A23N7/00Peeling vegetables or fruit
    • A23N7/02Peeling potatoes, apples or similarly shaped vegetables or fruit
    • A23N7/023Peeling potatoes, apples or similarly shaped vegetables or fruit one by one
    • A23N7/026Peeling machines therefor with rotary fruit holding spindles and fixed or movable peeler blades

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、グレープフルーツやオレンジ、夏ミ
カン等の柑橘類の外皮をむくのに適した果実ある
いは野菜の皮むき機に関するものである。
[従来の技術] 従来、柑橘類ばかりでなく、各種の果菜等の外
皮を自動的にむくようにした果菜の皮むき機は、
種々提案されている。
このような皮むき機は、通常、果菜の両端を保
持して回転させるためのクランプ回転機構を備
え、それによつて回転している果菜の表面に対し
て切刃を接触させるようにしている。
しかしながら、回転する果菜に対して固定的な
切刃を接触させる構成では、リンゴなどの比較的
固くて切削が容易な果菜については問題がなくて
も、例えばグレープフルーツやオレンジ、夏ミカ
ン等の柑橘類における外側の黄色い外皮の内側に
ある白い綿状の部分、あるいは食用に供する中実
部分のように、比較的柔らかい部分は、容易に切
削することができず、切刃で切削されることなく
圧縮されて、果汁が搾り出されたり飛散すること
になり、従つて皮むきの対象となる果菜が制限さ
れるという問題がある。
このような果菜の皮むきには、例えば、米国特
許第3113603号明細書に開示されたような機構が
適している。同明細書に記載の皮むき機は、果菜
の両端を保持して回転させ、円筒状の回転刃を、
果菜表面の回転軌跡に対する接線に平行し、且つ
回転刃の外周面が果菜の表面に対して外側から接
触して回転刃が果菜に切込むような相対的位置関
係で、果菜表面に沿つて移動可能に配設したもの
である。
しかしながら、このような皮むき機では、柑橘
類を含めて容易に皮むきを行うことができるとし
ても、むき取つた皮の適切な処理が非常に重要で
ある。
即ち、一般に、皮むき機においては、むき取つ
た皮の処理を簡易に行えることが作業の能率化の
ために非常に重要であり、むいた皮が周囲に飛散
したり、皮むき機の使用後の清掃を含めてその処
理が面倒である場合には、実用性の点で問題があ
る。そして、前記刊行物に記載の皮むき機では、
このような問題を解決したものとはいえず、特
に、むいた皮が微細片とし取り出されることか
ら、廃棄物としての皮の処理も非常に大変にな
る。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の技術的課題は、比較的柔らかくて切削
し難い皮を有する果菜についても適用でき、しか
もむき取つた皮の処理を簡単且つ容易に行えるよ
うにした皮むき機を得ることにある。
[問題点を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本発明の皮むき機
は、果菜の両端を保持して回転させるためのクラ
ンプ回転機構と、駆動装置により中心軸線のまわ
りに回転するカツプ状の回転刃を、その軸線が上
記クランプ回転機構により保持されて回転する果
菜表面の回転軌跡に対する接線に平行し、且つ回
転刃の外周面が果菜の表面に対して外側から接触
して回転刃が果菜に切込むような相対的位置関係
で果菜表面に沿つて移動可能に配設したカツター
装置とを備え、上記回転刃が、カツプ形をなす刃
物の口部の全周に刃を有し、そのカツプ形の刃物
の底面からこの刃と反対の方向に回転軸が突出し
た構造を有し、そのカツプ状回転刃の口部がむき
取つた皮を連続状態で排出するために完全に開い
た状態に配置される、という技術的手段を用いて
いる。
[作用] クランプ回転機構により果菜の両端を保持して
回転させながら、駆動装置により中心軸線のまわ
りに回転するカツプ状の回転刃を果菜の表面に接
触させると、果菜の皮を切る回転刃の刃先は、常
にその刃先の稜線方向に移動しながら皮を接触す
ることになり、そのため比較的切削され難い果菜
の皮も容易に切削されることになり、果汁が搾り
出されたり飛散することがない。このような外皮
の切削を行いながら、回転刃を果菜表面に沿つて
移動させることにより、果菜全体の皮をむくこと
ができる。
このような皮むきを行うに際し、カツプ形をな
す回転刃がその口部の全周に刃を有し、その回転
刃の底面から刃と反対の方向に回転軸が突出した
構造を有し、該カツプ状回転刃の口部が完全に開
いた状態に配置されているので、むき取つた皮が
該口部から連続状態で排出され、それを廃棄物容
器に受けるだけでむき取つた皮の処理が行える。
[実施例] 第1図ないし第4図に本発明の果菜の皮むき機
の実施例を示している。
この皮むき機の主要部は、果菜Aの両端を保持
して回転させるためのクランプ回転機構1と、果
菜の芯を抜くための芯抜き装置4と、果菜のへた
部分を含む両端を切断するための両端切断装置5
と、カツプ状の回転刃及びそれを果菜表皮に沿つ
て移動させる移動機構を備えたカツター装置6等
により構成されている。
上記クランプ回転機構1は、果菜Aの両端部、
特に柑橘類等のへた部分とその反対側の部分を保
持して皮むきのために回転させるもので、第1図
ないし第3図からわかるように、機枠10上に対
向状態に配置する一対のクランプ部材11,12
を、機枠10に同一軸線上において回転可能且つ
進退可能に支持させた一対の回転軸13,14の
対向端に取付けている。上記クランプ部材11,
12は、それらの対向面にそれぞれ果菜Aに対し
て保持に必要な深さに食い込ませる複数の凸子を
設けたものである。
これらのクランプ部材11,12を備えた進退
可能な回転軸13,14は、その対向端に近い位
置において周囲に凹溝15,16を備え、第3図
に詳細に示すように、凹溝15にはシフト部材1
7の先端の二股部分17aに対向状態に設けたピ
ン19,19が嵌入されている。また、このシフ
ト部材17の他端には、後述する果菜Aの両端切
断装置5を設けている。なお、他方の回転軸14
の凹溝16に係合するシフト部材18も上記と同
じ構成を有している。
第1図ないし第3図からわかるように、シフト
部材17,18は、それらの中間部がシフトレバ
ー20,21の上端に設けた長孔に回転可能に遊
嵌支持されている。シフトレバー20,21は、
それらの基端が支持軸22,23によつて機枠1
0に回転自在に取付けられ、中間部がそのシフト
レバー20,21を揺動させる連結板24,25
に設けた孔に貫通せしめられたもので、上記連結
板24,25は機枠10に軸26で回転可能に取
付けたクランプレバー27と一体の突出腕28に
おける上記軸26の両側に回転可能に取付けてい
る。
従つて、第1図において、クランプレバー27
を軸26のまわりに矢印方向に回転させると、連
結板24,25によつて一対のシフトレバー2
0,21が中央側に傾くように駆動され、それに
伴つて移動せしめられるシフト部材17,18に
より、一対のクランプ部材11,12が中央に進
出することになり、果菜Aをその回転中心を回転
軸13,14の軸線と一致させるようにしてクラ
ンプ11,12間に保持しておくと、その果菜が
両クランプ部材11,12間にクランプされるこ
とになる。
上記機枠10には、一方の回転軸13を回転さ
せるためのモータ30が取付けられ、このモータ
30から歯車列を介して回転軸13を減速駆動す
るように構成している。但し、回転軸13上の歯
車31は、回転軸13の軸方向の進退に伴つてそ
の回転軸13上を摺動させる必要があり、そのた
め回転軸13上にはその摺動位置にかかわらず常
に歯車31と係合するキー32を設け、歯車を回
転軸13に対して摺動可能に支持させている。
従つて、回転軸13,14の摺動位置にかかわ
らず、モータ30の回転により両クランプ部材1
1,12間にクランプされた果菜Aが回転し、回
転軸14はそれに伴つて従動回転することにな
る。
機枠10に支持させた回転軸14には、前記芯
抜き装置4を付設している。即ち、その回転軸1
4の内部には、先端に円筒状の芯抜き刃41を有
し且つ外端にハンドル42を有する筒管40を摺
動自在に挿入している。この筒管40の内部に
は、第1図及び第2図に示すような筒管40の後
退位置において該筒管40の果菜保持側端に位置
する押出し杆43が設けられ、この押出し杆43
は機枠10に対してねじ44により固定されてい
る。そのため、筒管40にはそれが軸方向に進退
する際にねじ44による障害を避けるための長孔
45が設けられている。
この芯抜き装置4によれば、ハンドル42によ
つて筒管40を押込み、芯抜き刃41を果菜Aに
対して押込むことにより、果菜の芯を切り取るこ
とができ、ハンドル42を引くことによつて筒管
40を果菜から引き抜くと、押出し杆43により
切り取られた芯が筒管40から押出されることに
なる。
前記シフト部材17,18と関連して設けられ
た両端切断装置5は、第1図及び第3図からわか
るように、シフト部材17,18によつて回転軸
13,14と共に駆動せしめられる切断刃52,
53の支持体50,51を案内回転軸54上に摺
動自在に支持させ、この支持体50,51の外周
に設けた溝55,56に上記シフト部材17,1
8の端部に設けた突片17b,18bを挿入して
いる。また、上記案内回転軸54は、機枠10に
回転自在に支持させ、この案内回転軸54にハン
ドル57を固定的に取付けると共に、上記切断刃
52,53及びその支持体50,51を摺動は可
能であるが回転しないように取付けている。而し
て、案内回転軸54上における切断刃52,53
の取付位置は、クランプ部材11,12に設けた
果菜に食い込ませるための凸子の僅かに内側に対
応させている。なお、ばね58は案内支持軸54
を常に復帰位置に保つためのものである。
従つて、前記クランプレバー27によつて一対
のシフトレバー20,21が中央側に傾くように
駆動され、シフト部材17,18により一対のク
ランプ部材11,12が中央に進出して果菜Aを
クランプする際、切断刃52,53が支持体5
0,51と共に案内回転軸54上を摺動し、その
切断刃52,53が常に果菜保持位置にあるクラ
ンプ部材11,12の僅かに内側に位置せしめら
れ、モータ30により果菜が回転している状態
で、ハンドル57により案内回転軸54をばね5
8の付勢力に抗して回転させると、切断刃52,
53がクランプ部材11,12に保持されて回転
する果菜の両端部を切断することになる。
クランプ回転機構1における一対のクランプ部
材11,12で支持された果菜Aの皮をむくため
のカツター装置6は、第1図ないし第4図に示す
ように、カツプ状の回転刃61及びそれを回転駆
動する駆動装置(モータ)62を備えた回転刃支
持体60と、それらを支持して回転刃61を果菜
表皮に沿つて移動させる移動機構を備えている。
即ち、上記回転刃61は、カツプ形をなす刃物
の口部の全周に刃を有し、そのカツプ形の刃物の
底面からこの刃と反対の方向に回転軸が突出した
構造を有し、そのカツプ状回転刃61の口部がむ
き取つた皮を連続状態で排出するために完全に開
いた状態に配置され、回転刃支持体60に回転可
能に支持されている。また、回転刃支持体60に
は上記駆動装置62が固定され、両者間にベルト
63を巻掛けることにより、回転刃61を高速で
回転駆動できるように構成している。
このような回転刃61及び駆動装置62を取付
けた回転刃支持体60は、機枠10に対して軸6
5のまわりに回転可能に支持された支持腕64に
位置調節可能に取付けられている。上記支持腕6
4は、水平部分64aとその先端に取付けた立上
り部分64bからなり、水平部分64aは、回転
刃61による切削で屑として排出される果菜の皮
が下方のシユートに落下するのを妨げないように
するため、側方に湾曲させ、この支持腕64の立
上り部分64bの先端には、上記回転刃支持体6
0を位置調節可能に支持するための案内支持杆6
6,66を水平に突出させている。
回転刃支持体60は、その下面に、案内支持杆
66,66を摺動自在に挿通させる孔を穿設した
凸壁67,67を備え、またその回転刃支持体6
0の上面には、中心に駆動装置62のスイツチ6
9を操作するための操作子70を備えたノブ68
を設けると共に、回転刃支持体60の摺動方向と
直交する方向の長孔71の任意位置に締付固定可
能な当接子72固定用のノブ73を設けている。
上記当接子72は、支持腕64の立上り部分64
bの上端に設けたストツパ75の斜面75aに当
接して、案内支持杆66,66上における回転刃
支持体60の摺動を規制するもので、当接子72
を長孔71のどのような位置に固定しておくかに
よつて、その当接子72をストツパ75の斜面7
5aに当接させたときの回転刃61の位置が調整
される。従つて、予めノブ73によつて当接子7
2を長孔71の適当な位置に固定しておき、ノブ
68を把持して回転刃支持体60を案内支持杆6
6,66に沿つて当接子72がストツパ75に当
接する位置まで移動させ、その状態で回転刃支持
体60を機枠10に軸65において回転可能に支
持させた支持腕64により回転させると、回転刃
61が果菜の表皮に沿つて移動し、その皮をむく
ことができる。
果菜は、その大きさ、形状、表皮の厚さ等が
種々変化し、そのためそれらに対応して回転刃6
1を動作させる必要がある。回転刃支持体60を
案内支持杆66,66に沿つて当接子72がスト
ツパ75に当接する位置まで移動させるようにし
た上記構成は、支持腕64を支持する軸65のま
わりにおける回転刃61の回転半径を変化させて
果菜の大きさ等に対応させるものであり、また上
記軸65を図示しないクロスヘツド上に取付け、
支持腕65を取付ける軸65を機枠10に対して
前後左右に移動可能にすることにより、回転刃6
1に果菜の形状に応じた動きを与えることができ
る。
上記カツプ状の回転刃61は、駆動装置62に
よりその回転刃の中心軸線のまわりに回転させる
が、第5図において明確にしたように、その軸線
を上記クランプ部材により保持されて回転する果
菜Aの表面の回転軌跡に対する接線に平行し、且
つ回転刃61の外周面が果菜の表面に対して外側
から接触して回転刃が果菜に切込むような相対的
位置関係で、さらに望ましくは、カツプを下向き
にした状態で回転させ、矢印方向に回転する果菜
Aの表皮を切削させる。このようにして回転刃6
1を果菜の表面に接触させると、果菜の皮を切る
回転刃の刃先は、常にその刃先の稜線方向に移動
しながら皮と接触することになり、そのため比較
的切削され難い果菜の皮も容易に切削されること
になる。しかも、カツプを下向きにした状態で回
転刃61を回転させると、切削された皮が反転し
て下方に落下することになり、屑の処理を容易に
行うことができる。
このような皮むき機においては、クランプ回転
機構1のクランプ部材11,12間に適正に果菜
Aを保持させる必要がある。第6図ないし第8図
は、このような果菜の供給に適した果菜供給機構
の一例を示しているが、かかる機構に限らず、自
動供給機構を設けたり、あるいは果菜を手動で供
給することもできる。
第6図ないし第8図の果菜供給機構8は、上記
機枠10に立設した支柱80によつて、クランプ
部材11,12間に適正に果菜Aを保持する位置
の直上に配設され、支柱80上の支持枠81に上
下摺動自在に取付けられた果菜保持装置82を備
えている。この果菜保持装置82は、支持板83
上に、上記支持枠81により案内されて上下に摺
動する案内杆84,84を立設すると共に、果菜
保持装置82が上限に達した位置において支持枠
81に設けたデテント機構により一時的に係着さ
れる端軸86を回転部材85から突出させて設け
ている。上記デテント機構は、ばね88で付勢さ
れたボール87を上記端軸86の周囲に凹設した
溝86aに弾性的に係合させ、それによつて端軸
86を一時的に保持するようにしたものである。
また、上記支持板83に回転自能に取付けた回
転部材85には、支持板83上において側方に突
出するハンドル90を設け、一方、支持板83の
下方においては、回転部材85にその両側に突出
する腕板91を取付け、この腕板91の両端に、
ピン93,93により回転可能に取付けた連結板
92,92を介して、果菜保持カツプ95,95
を取付けている。
上記果菜保持カツプ95,95は、それぞれ腕
状をなし、それらを対向状態に配設して、一対の
案内杆96,96により、それに沿つて近接また
は離間するように案内させたものである。なお、
上記果菜保持カツプ95,95に設けた円弧状の
切欠部97は、クランプ部材11,12による果
菜の保持を妨げないようにするためのものであ
る。
このような構成を有する果菜供給機構8は、図
示の上昇位置において果菜保持カツプ95,95
間に果菜Aを配置し、ハンドル90を回転させ
て、腕板91及び連結板92,92を介して果菜
保持カツプ95,95を近接する方向に移動させ
ると、それらのカツプ95,95間に果菜が保持
され、この状態でハンドル90を押下げると、カ
ツプ95,95間に保持された果菜がクランプ回
転機構1におけるクランプ部材11,12間の適
正位置に下降し、それによつて果菜がクランプ部
材11,12間に適正に保持される。
一般に、果菜はそのへたが中心に存在するとは
限らず、従つて機械的に皮をむく場合には、へた
を通る果菜の軸心に平行で、果菜の外周を基準に
した中心軸線のまわりに回転させるのが最も適切
である。上述した果菜保持カツプ95,95は、
それぞれ椀状をなしているため、果菜の軸心をを
前記クランプ回転機構1における回転軸13,1
4の軸線に平行に配置して、それらのカツプ9
5,95間に保持させることにより、果菜を容易
に適正な状態に保持させ、無駄のない皮むきを行
うことができる。
上記皮むき機は、それにより例えば柑橘類のよ
うな球状果実の皮をむく場合、まず、上記の果菜
供給機構8により、クランプ回転機構1のクラン
プ部材11,12間に果菜をその外周及びへたを
基準にして保持させ、次いで果菜を回転軸13に
より回転させながら、カツター装置6におけるカ
ツプ状の回転刃61を表皮に沿つて移動させるこ
とにより皮むきを行い、その後、芯抜き装置4の
筒管40の先端の芯抜き刃41を果菜内に押込む
ことにより芯抜きを行い、さらに両端切断装置5
の切断刃52,53により果菜の両端部を切断す
る。その結果、食用に供する中実のみを取り出す
ことができる。しかも、1回のクランプで果菜の
外周、芯、両端と3工程の皮むき及び切断の加工
ができるので、この間、手を触れることがなく、
極めて衛生的である。
また、上記芯抜きに際して、回転軸13側の表
皮まで達しない状態で芯抜き刃41を止め、さら
に両端切断装置5の切断刃52,53で果菜の両
端部を切断する際に、完全に切断しないようにす
ることにより、上記芯を両端切断装置5で切つた
切屑と一体のままとし、中実と容易に分離するこ
とができる。
なお、上述した皮むき機は、回転刃の移動制
御、芯抜き刃径の変更、切断刃の刃間隔調整等に
より、広範囲な形状、大きさの果菜に対応させる
ことができる。
[発明の効果] 本発明の皮むき機においては、果菜を回転させ
ながらカツプ状の回転刃で表皮を切削するので、
切れ味が非常によく、柔軟な柑橘類も容易に皮む
き加工することができ、また屑となつた帯状表皮
や果汁等の飛散がないばかりでなく、特にむき取
つた皮が連続して回転刃の開口から排出されるの
で、むいた皮の処理、皮むき機の使用後の清掃な
どを極めて容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る果菜の皮むき機の実施例
を示す平面図、第2図は同縦断面図、第3図は同
側断面図、第4図はカツター装置の断面図、第5
図は回転刃により皮をむく状態の説明図、第6図
は果菜供給機構の一例を示す正面図、第7図は同
側断面図、第8図は同部分平面図である。 1……クランプ回転機構、6……カツター装
置、61……回転刃、62……駆動装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 果菜の両端を保持して回転させるためのクラ
    ンプ回転機構と、 駆動装置により中心軸線のまわりに回転するカ
    ツプ状の回転刃を、その軸線が上記クランプ回転
    機構により保持されて回転する果菜表面の回転軌
    跡に対する接線に平行し、且つ回転刃の外周面が
    果菜の表面に対して外側から接触して回転刃が果
    菜に切込むような相対的位置関係で、果菜表面に
    沿つて移動可能に配設したカツター装置と、 を備え、 上記回転刃が、カツプ形をなす刃物の口部の全
    周に刃を有し、そのカツプ形の刃物の底面からこ
    の刃と反対の方向に回転軸が突出した構造を有
    し、そのカツプ状回転刃の口部がむき取つた皮を
    連続状態で排出するために完全に開いた状態に配
    置されている、 ことを特徴とする果菜の皮むき機。 2 カツプ状の回転刃を、下向きのカツプ状とし
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    果菜の皮むき機。 3 回転刃及び駆動装置を回転刃支持体上に取付
    け、この回転刃支持体を支持腕により機枠に回転
    可能に取付けたことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の果菜の皮むき機。
JP61017648A 1986-01-29 1986-01-29 果菜の皮むき機 Granted JPS62175159A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61017648A JPS62175159A (ja) 1986-01-29 1986-01-29 果菜の皮むき機
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