JPS636436A - 繰り返し加圧試験装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、繰り返して内圧を受ける容器、機器等に対し
て品質、性能の保証のため、複数の供試体を同時に繰り
返し加圧（耐圧）試験を行う試験装置に関するものであ
る。

〔従来技術〕

自動車のエンジンに装備されている油フィルタ等はエン
ジンを駆動する毎に繰り返し大きい内圧を受けることに
なる。このような繰り返して高い内圧を受ける高圧容器
や機器等は、その利用の実態に対応して品質を完全に保
証しなければならない。そのため、通常の静的加圧試験
だけでは不十分であり、繰り返して所完の内圧を印加し
て、所宛の繰り返し数に対して、耐圧性、安全性が保証
されなければならない。

第１図に示す装置は、従来実施されている繰り返し加圧
試験装置の説明図である。供試体１に対して繰り返し加
圧試験を行う場合、油ポンプ２を駆動し、仕切弁Ａを徐
々に開いて供試体１内の空気を抜く、供試体１内の空気
を抜いた後、仕切弁Ａを閉じて電磁弁３を作動させる。

そして、圧力調整弁４を操作して、供試体１に設定され
た油圧を急激に加え、次いで急激にその油圧の２５％以
下に戻す油圧変動調整を行う。油圧変動調整後、加圧と
減圧を９０回／分以下の繰り返し速度で指定された回数
を繰り返し、供試体１からの油漏れの有無を調べる。尚
、試験中の供試体１の油圧は常温から１５０℃までの範
囲で行われる。図中、５は油冷却器、６は切換カム装置
、７は繰り返し回数を示すカウンター、８は油圧変動を
示すオシロスコープを示す。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、従来の試験装置は供試体を１個毎に繰り返し加
圧試験を行っている。これは多数の供試体を試験するの
に長時間を要し非能率的であり。

高圧容器、機器等の品質、性能管理上極めて手間のかか
るものであった。

ところで、１個のみの供試体に設定された繰り返し加圧
力を印加することは問題ないが、複数の供試体に設定さ
れた繰り返し加圧力を印加することは困鷺性がある。そ
れは複数の供試体１個またはいくつかが耐圧不良で油漏
れした場合、他の供試体に設定された繰り返し加圧力を
印加することが著しく困難となり指定通りの加圧試験が
できなくなるからである。

本発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、複
数の供試体に同時に設定された繰り返し加圧力を印加し
て、この中の１個またはいくつかが耐圧不良で油漏れし
た場合でも、他の供試体に設定した繰り返し加圧力を正
常に印加できる繰り返し加圧試験装置を提供することを
目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を達成するための本発明の構成は複数の供試体
内に同時に油を流入れさせ変動圧力を印加する油圧ブー
スターを駆動する加圧変動装置を有する繰り返し加圧試
験装置であって、それぞれの供試体入出側の油圧回路に
は供試体より油が漏洩することによって閉止する開閉切
換弁をそれぞれ設けると共に、供試体入側の油圧回路の
開閉切換弁入側に油圧チャンバーが供試体より油が漏洩
することによって開放する開閉切換弁を介して接続され
てなることをその要旨とするものである。

〔実施例〕

以下、本発明を第２図の一実施例に基すいて詳記する。

第２図において、繰り返し加圧力が同時に印加される供
試体１１が１０個取付けられている。このそれぞれの供
試体１１の人出側の油圧回路１２．１３に供試体１１よ
り油が漏洩することによって油を検知するフロートスイ
ッチ１４により「閉」に作動する開閉切換弁１５．１６
が設けられている。そして、供試体１１人側の油圧回路
１２の開閉切換弁１５人側に油圧チャンバー１７が供試
体１１より油が漏洩することによって油を検知するフロ
ートスイッチ１４により「開放」に作動する開閉切換弁
１８を介して接続されている。この油圧チャンバー１７
は供試体１１の数に対応して設けてもよいが大きい油圧
チャンバーを形成し、１個または２〜３個設けることも
可能である。

１０個の供試体１１に印加される繰り返し加圧力は油圧
ブースター１９のピストン２０により加圧された油によ
って行われる。２３は運転制御盤であり、予めプログラ
ムされた繰り返しパターンによって電気油圧式サーボ弁
２２を制御し、油圧ブースター１９のピストンロッド２
１の駆動を繰り返し変化させる。

即ち、ピストンロッド２１によりピストン２０を前進さ
せることによって加圧された油を油圧回路１２を得て、
それぞれの供・状体１１に流入させ加圧し、ピストン２
０を後退させることによって加圧された油を油圧回路１
３から流し降圧させ、もって、供試体１１に対して内圧
を繰り返して印加するものである。

２４は圧力変換器であり、繰り返し加圧時の圧力検知及
び記録用として使用すると共に、この電気信号のアナロ
グ量が運転制御盤２３にフィードバックされ設定の繰り
返しパターンを保持するように電気油圧式サーボ弁２２
を制御する。

尚、ピストンロッド２１の駆動はポンプユニット２５か
らの圧油によって行われ、リリーフ弁２６は供試体１１
の繰り返し最高圧力に応じてピストンロツド２１を駆動
するに可能な圧油に保持する。２７はポンプユニット２
５の油菩圧器、２８は油フイルタ−，２９は油圧フィル
タ２８の目詰り警報圧力スイッチ。

３０は油冷却器である。

〔発明の作用〕

このように構成された本発明の装置は、複数の供試体ｌ
ｌ内の繰り返し加圧力は、設定されたプログラムに従っ
て変動する加圧変動装置によって駆動する油圧ブースタ
ー１９により流入された油によって印加され加圧試験が
行われる。

そして、このそれぞれの供試体１１の人出側の油圧回路
１２．１３には、加圧試験中、加圧力、に耐えられず供
試体１１より油が漏洩した時、油の流入出を閉止する開
閉切換弁１５．１６がそれぞれ設けると共に、油圧回路
１２の開閉切換弁１５人側に漏洩した圧油を供給する油
圧チャンバー１７が供試体１１より油が漏洩したとき、
開放となる開閉切換弁１８を介して接続されているので
、設定された繰り返しパターンを崩すことなく、油漏れ
した耐圧不良の供試体１１を切り離し、他の供試体１１
の加圧試験を継続することができる。

供試体１１より油漏れしたとき使用される油圧チャンバ
ー１７は供試体１１の加圧試験に適応する高圧油を蓄積
し、油とガスが混合するためガス補充口を設けているの
で機能を有効に発揮する。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば複数の供試体に対
して同時に繰り返し加圧試験を実施して、このなかの１
個またいくつかが耐圧不良で油漏れしても、他の供試体
に設定した繰り返し加圧力を正常に印加して加圧試験を
継続することができる。

従って、多数の供試体を短期間に試験ができるので極め
て能率的であり、高圧容器１機器等の品質、性能管理上
顕著な効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の繰り返し加圧試験装置の説明図、第２図
は本発明の一実施例の繰り返し加圧試験装置の説明図を
示す。 １．１１・・・供試体　２・・・油ポンプ　３・・・電
磁弁４・・・圧力調整弁　Ａ・・・仕切弁 １２・・・入側油圧回路　１３・・・出側油圧回路１４
・・・フロートスイッチ　１５，１６．１８・・・開閉
切換弁１７・・・油圧チャンバー　１９・・・油圧ブー
スター２０・・・ピストン　２１・・・ピストンロッド
２２・・電気油圧式サーボ弁　２３・・・運転制御盤２
４・・・圧力変換機　２５・・・ポンプユニット２６・
・・リリーフ丼 手続補正書 昭和６１年　６月２７日 特許庁長官　宇　賀　道　部　殿 ２、発明の名称 繰り返し加工法９装置 ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 住　所　　富山県富山市新庄町鈑座５８２＠地名　称　
北富油圧工業株式会社 代表者酒井信行 ４、代理人 住　所　富山県富山市宝町１丁目３番１７号７、′４正
の内容 １）明細書第４頁第１５行目に「・・・流入れさせ・・
・」とあるを「・・・流入させ・・・」と補正する。 ２）図面を別紙の通り補正する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）複数の供試体内に同時に油を流入させ変動圧力を印
   加する油圧ブースターを駆動する加圧変動装置を有する
   繰り返し加圧試験装置であって、それぞれの供試体入出
   側の油圧回路には供試体より油が漏洩することによって
   閉止する開閉切換弁をそれぞれ設けると共に、供試体入
   側の油圧回路の開閉切換弁入側に油圧チャンバーが供試
   体より油が漏洩することによって開放する開閉切換弁を
   介して接続されてなることを特徴とする繰り返し加圧試
   験装置。 ２）油圧チャンバーが供試体の数に対応して接続されて
   いる特許請求の範囲第１項記載の繰り返し加圧試験装置
   。