JPS6362648B2 - - Google Patents

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JPS6362648B2
JPS6362648B2 JP16486183A JP16486183A JPS6362648B2 JP S6362648 B2 JPS6362648 B2 JP S6362648B2 JP 16486183 A JP16486183 A JP 16486183A JP 16486183 A JP16486183 A JP 16486183A JP S6362648 B2 JPS6362648 B2 JP S6362648B2
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JP
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casing
burner
air
inner cylinder
speed
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JP16486183A
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JPS6057106A (ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は大型構造物の溶接後熱処理に用いられ
る旋回平面拡散型高速バーナに関する。
近年、石油化学工業等で用いられる各種反応容
器等は次第に大型化する傾向にある。これら大型
構造物の溶接部の性能を改善し、溶接残留応力等
の悪影響を除去するためには溶接後熱処理(P.
W.H.T.)が必要となるが、この溶接後熱処理を
具体的にどのように実施するかが問題となつてき
ている。これは、こうした大型構造物は既設の熱
処理炉には収容できず、また運搬上の制約から現
地組立を行なうことが多いためである。
このように現地において溶接後熱処理を行なう
には、大型構造物を収容する仮設炉を製作し、熱
処理を施すことが考えられるが、コスト面の不利
が大きすぎる等種々の欠点がある。
こうしたことから大型構造物のうちでも球形タ
ンクや反応塔などの密閉容器に対しては外面を保
温材で断熱し、内部から加熱して溶接後熱処理を
行なうのが一般的である。
こうした方法としては例えば、大型構造物内部
にデイストリビユーシヨンチユーブを配設し、熱
ガスを大型構造物内面に均一に吸きつけて熱処理
を行なうデイストリビユーシヨンチユーブ方式
や、大型構造物内部に足場を築いてバンドヒータ
を配設し、これによつて熱処理を行なう電熱式バ
ンドヒータ方式が知られている。
しかし、こうした方法は構造物内部で支持部材
によりデイストリビユーシヨンチユーブを支持し
たり、ハンドヒータ用の足場を築いたりしなけれ
ばならず、作業の繁雑さ、安全上の問題、工期の
長期化、コストの高騰等を招く。また、最近は内
面クラツド工法が採用されているため内部作業の
増大は内面の損傷を招き、好ましくない。
そこで、高速バーナによる熱ガスの直接吹込み
方式が採用されている。第1図に従来の高速バー
ナを用いて球形タンクの溶接後熱処理を行う場合
について説明する。図中1は支柱2,2……によ
つて支持された球形タンクであり、この球形タン
ク1の開孔部としては図示しない液の注入弁、排
出弁の取付け座や寸法の小さい計測用取付座以外
には頂部のマンホール1a及び底部のマンホール
1bがあるだけであり、高速バーナはこれらのい
ずれかにセツトされる。ところで、球形タンク1
のように対称形のものに対しては温度の均一化の
点ではバーナの使用本数はできるだけ少ない方が
よく、通常1本のバーナが使用される。また、従
来の高速バーナでは熱ガスはバーナの中心軸方向
に噴出するため、底部のマンホール1bにバーナ
を上方に向けてセツトした場合、球形タンク1の
上部に熱ガスがたまり易く、球形タンク1の上
部・下部間に温度差が生じ易い。このため、昇温
スピードをゆるめたり、タンク内圧を高めたりす
るという対策が必要となる。したがつて、第1図
に示す如く、球形タンク1の頂部マンホール1a
に高速バーナ3を下方に向けて挿入し、図示しな
い仮設作業床上にエアブロア4を設置するいわゆ
るトツプ燃焼方式が採用されている。
上述したトツプ燃焼方式では球形タンク1の上
部・下部間の温度差の発生等の欠点はかなりの程
度解消される。しかし、昇温に伴い膨張する球形
タンク1自体と加熱されない仮設作業床との連結
手段あるいは高速回転するエアブロア4の振動対
策のような技術的問題点が生じる。また、足場の
悪い頂部への機器の設置、燃料配管・電力配線が
長くなること、更に高所でのバーナ操作等作業性
及び安全上の問題点も多い。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、大型構造物を均一に加熱し、バーナ操作が簡
単で安全性の高い旋回平面拡散型高速バーナを提
供しようとするものである。
以下、本発明の実施例を第2図〜第4図を参照
して説明する。
図中10は本発明の旋回平面拡散型高速バーナ
であり、その外壁をなす筒状のケーシング11の
入口部11aにはエアブロアからの空気が供給さ
れる空気接続管12が取付けられており、この入
口部11a内の中央部には空気流量を調節するた
めのバタフライ弁13が配設されている。また、
前記ケーシング11の出口部は先端方向に向かつ
て先細のベンチユリ部11b、最も径の小さいス
ロート部11c、スロート部11cより更に先端
の拡開した拡散部11dからなつている。前記ケ
ーシング11内にはこのケーシング11の出口に
向かつて開口している内筒14が配設されてい
る。この内筒14には全面にわたつて多数のスリ
ツト14a、……が設けられており、内筒14の
内外が連通するようになつている。この内筒14
にはケーシング11の入口側からメインバーナ1
5が挿入されており、その先端にはバーナチツプ
15aが取付けられている。このメインバーナ1
5には前記ケーシング11を貫通するオイル燃料
供給管16及び噴霧用圧縮空気供給管17が接続
されている。また、このメインバーナ15の先端
近傍には前記ケーシング11を貫通するパイロツ
トバーナ用LPガス供給管18が接続されている。
このLPガス供給管18は点火時のみ使用される。
また、前記内筒14の出口開口端近傍とケーシ
ング11との間には複数の案内羽根19、……が
環状をなすように傾斜して配設されており、エア
ブロアから供給される空気に旋回流を与えるよう
になつている。更に、ケーシング11の拡散部1
1dには圧縮空気供給管20が取付けられてお
り、その先端のケーシング11の中心軸上の位置
にはエアエジエクタ21が取付けられている。こ
のエアエジエクタ21は圧縮空気をケーシング1
1の中心軸に対して垂直な方向に噴出するように
なつている。なお、このエアエジエクタ21は第
3図に示す如く、ナツト21aによつて弁21b
が上下動するようになつており、エアエジユクタ
本体21cと弁21bとの間隔を変化させること
により圧縮空気のエジエクトスピードを調節する
ことができる。
上記旋回平面拡散型高速バーナを用いた球形タ
ンクの溶接後熱処理は以下のようにして行なわれ
る。
まず、第4図に示す如くケーシング11の出口
部を球形タンク1の底部マンホール1bに挿入し
て取付ける。次に、エアブロア4からの空気を供
給しながら、LPガスを供給して図示しないパイ
ロツトバーナを点火し、更にオイル燃料供給管1
6からメインバーナ15へ供給されたオイル燃料
を圧縮空気供給管17から供給される圧縮空気に
よつてバーナチツプ15aから噴霧させ、内筒1
4内で燃焼させる。エアブロア4から供給される
空気の一部は内筒14のスリツト14a、……か
ら順次内筒14内に流入するので内筒14内での
燃焼は多段式に進められる。このため火炎温度は
必要以上に高温になることがなく、燃焼は内筒1
4内で終了する。また、エアブロア4から供給さ
れる空気のうち内筒14内に流入しない残りの大
部分は案内羽根19、……に導かれ、旋回流とな
つてケーシング11のベンチユリ部11bに入
る。このベンチユリ部11内で旋回流となつた空
気は内筒14から出てくる燃焼ガスと混合し、次
第に旋回速度を速めながらスロート部11cで最
高の旋回速度に達した後、拡散部11dで急激に
圧力を回復し、ケーシング11の中心軸に直交す
る平面上を移動するフラツトな熱ガス流が形成さ
れる。
更に、この熱ガス流はエアエジエクタ21から
噴出する圧縮空気によつてフラツトになるような
補助的作用を受ける。また、このエアエジエクタ
21から噴出する圧縮空気はそのエジエクトスピ
ードによつてタンク1内の空気を吸引して、熱ガ
スとタンク1内の空気との接触混合を促進させ
る。この結果、ケーシング11の出口近傍におけ
る局部加熱を防止するとともに熱ガスの拡がり速
度を加速し、タンク1内に熱ガスの大きな循環流
を形成させる。
しかして、上記旋回平面拡散型高速バーナによ
れば内筒14の全面にわたつてスリツト14a、
……が設けられているので、エアブロア4から供
給される空気の一部が内筒14内に流入して多段
燃焼が行なわれ、火炎温度は必要以上に高温にな
ることがない。また、案内羽根19、……を設け
て熱ガスに旋回流を与え、ケーシング11の出口
部を先細のベンチユリ部11b、スロート部11
c及び拡開した拡散部11dという構成にして熱
ガスの旋回速度を高め、更にエアエジエクタ21
を設けたことによりタンク1内の空気との接触混
合を促進させているので、ケーシング11の出口
近傍における局部加熱を防止するとともにタンク
1内に熱ガスの大きな循環流を形成することがで
きる。したがつて、タンク1内を均一に加熱する
ことができる。また、高速バーナ10をタンク1
の底部マンホール1bに取付けるのでバーナ操作
が簡単であり、安全性が高い。
なお、案内羽根19、……の枚数は2〜10枚、
より好ましくは2〜6枚の範囲で、またケーシン
グ11の中心軸に対する傾斜角度は10〜60度、よ
り好ましくは15〜35度の範囲で任意に選択するこ
とができる。
以上詳述した如く、本発明の旋回平面拡散型高
速バーナによれば、大型構造物の内部を均一に加
熱することができるとともにバーナ操作が簡単で
安全性が高いという顕著な効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の高速バーナによる球形タンクの
溶接後熱処理を示す説明図、第2図は本発明の実
施例における旋回平面拡散型高速バーナの断面
図、第3図は同高速バーナのエアエジエクタの断
面図、第4図は同高速バーナによる球形タンクの
溶接後熱処理を示す説明図である。 1……球形タンク、2……支柱、4……エアブ
ロア、10……旋回平面拡散型高速バーナ、11
……ケーシング、11a……入口部、11b……
ベンチユリ部、11c……スロート部、11d…
…拡散部、12……空気接続管、13……バタフ
ライ弁、14……内筒、14a……スリツト、1
5……メインバーナ、15a……バーナチツプ、
16……オイル燃料供給管、17……圧縮空気供
給管、18……LPガス供給管、19……案内羽
根、20……圧縮空気供給管、21……エアエジ
エクタ、21a……ナツト、21b……弁、21
c……エアエジエクタ本体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 入口部から空気が供給され、出口部が先端方
    向に向かつて先細となり、かつ最先端が拡開され
    た筒状のケーシングと、該ケーシング内に配設さ
    れ、全面に亘つて多数のスリツトが設けられた内
    筒と、該内筒内に前記ケーシングの入口側からそ
    の先端部が挿入されたバーナと、前記内筒の出口
    近傍と、前記ケーシングとの間に環状となるよう
    に傾斜して設けられた複数の案内羽根と、前記ケ
    ーシングの出口近傍のケーシングの中心軸上に配
    設され、ケーシングの中心軸に対して垂直方向に
    圧縮空気を噴出するエアエジエクタとを具備した
    ことを特徴とする旋回平面拡散型高速バーナ。
JP16486183A 1983-09-07 1983-09-07 旋回平面拡散型高速バ−ナ Granted JPS6057106A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16486183A JPS6057106A (ja) 1983-09-07 1983-09-07 旋回平面拡散型高速バ−ナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16486183A JPS6057106A (ja) 1983-09-07 1983-09-07 旋回平面拡散型高速バ−ナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6057106A JPS6057106A (ja) 1985-04-02
JPS6362648B2 true JPS6362648B2 (ja) 1988-12-05

Family

ID=15801310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16486183A Granted JPS6057106A (ja) 1983-09-07 1983-09-07 旋回平面拡散型高速バ−ナ

Country Status (1)

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JP (1) JPS6057106A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3006356U (ja) * 1994-04-12 1995-01-24 株式会社フコク 捩り振動吸収装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3006356U (ja) * 1994-04-12 1995-01-24 株式会社フコク 捩り振動吸収装置

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Publication number Publication date
JPS6057106A (ja) 1985-04-02

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