JPS6361919A - 車両用燃料残量計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野１ 本発明は、車両の燃料タンク内の燃料の残量を表示する
車両用燃料残量計に関するものである。

【従来の技術１ 従来、車両に設置されている燃料残量計は、燃料タンク
内の燃料の液位を検出づる液位検出手段の電気的特性の
変化を変換して燃料の残量を表示しているが、車両の傾
斜時、加速時等には、液面が燃料タンクに対して傾いた
り、大きく揺れるため、燃料の残量を正確に表示できな
いという欠点を有する。

この欠点を解消するために、１ｇの液位検出手段が検出
した多くの信号を平均化して残量表示するものがあり、
さらに改良を加えて、特公昭６０−１５６７号公報では
、停車時には平均化時間を短くして応答性を向上させ、
また、特公昭６０−４１２８８号公報では、予め設定し
たバラツキ以上の液位検出信号を予め設定したバラツキ
の上限値、下限値と置換えて平均化している。

他にも、特公昭５５−６８５号公報では、２個の液位検
出手段の両方が液位の低下を検出した時のみ表示器を作
動させている。

しかしながら、上記従来の車両用燃料残量計では、いず
れも燃料の残量測定に不適当な状態での液位検出信号を
含んで残量を表示しているという問題点がある。

また、燃料タンクの形状によっては、液位と残量とが比
例関係にならないので、測定に大きな誤差が生じるとい
う問題点がある。

［問題点を解決する為の手段］ 本発明は、上記問題点に兎みて成されたもので、車両の
状態、すなわち車両の姿勢および加速の状況を検知し、
予め設定した燃料の残量の測定に適した車両の状態と比
較判別して、測定に適した時のみ残量の表示を更新する
ように制御することにより、燃料の液面の傾斜及び揺動
の影響を殆ど受けずに残量を正確に検出して表示しうる
車両用燃料残量計を提供するものである。

また、燃料タンクの形状が複雑な場合には、燃料タンク
の重量を圧力センサまたは荷重センサで検出して、燃料
の残量に変換し、表示することにより、燃料タンクの形
状にかかわらず残量を正確に検出して表示しうるちので
ある。

［実　施　例１ 以下、本発明を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明による車両用燃料残量計の第１実施例を
示すブロック線図である。１は、液位検出手段たる静電
容量式のセンサであり、液位に対応する静電容重を有し
、この容量特性を液位検出信号発生手段２によって電気
信号に変換し、演算手段３に出力する。車両状態検知手
段としては、傾斜センサ６および加速度センサ７を燃料
タンク（図示せず）に近接して配設してあり、夫々その
測定値を制御手段５に出力する。制御手段５は、予め設
定された傾斜角および加速度の値と傾斜はンサ６および
加速度センサ７からの信号を比較し、予め設定された傾
斜角および加速度以下であれば、液位検出信号発生手段
２を駆動させる６演わ手段３は、液位検出信号発生手段
２からの信号に応じて燃料の残量を演算して表示手段４
に出力する。表示手段４は、演算手段３からの入力によ
り表示を更新する。新たな入力のない限り、表示手段４
は表示を保持する。

この実施例では、液位検出手段として静電容量式センサ
１個を用いているが、液位検出手段は、液位を電気的特
性に変換できるものであれば通用できるし、センサは１
（［！Ｉに限らず、複数用いて演算手段において平均値
を算出するようにすれば、さらに正確な検出をすること
ができる。

第２図は、本発明による車両用燃料残量計の第２実施例
を示すブロック線図である。第１実施例との相違は、車
両状態検知手段として４個の液位検出手段１ａ、１ｂ、
’ｌｃ、１ｄを用いていることである。制御手段５−は
、液位検出手段１ａ、１ｂ、１ｃ、１ｄから同時に入力
する夫々の液位に対応する電気的特性のバラツキすなわ
ち最大値と最小値との差と予め設定されたバラツキの値
とを比較し、予め設定された値以下であれば、液位検出
信号発生手段２−を駆動させる。演算手段３−は、液位
検出信号発生手段２′からの４つの信号を平均し、燃料
の残量を演算して表示手段４に出力する。表示手段４は
、演算手段３′からの入力により表示を更新する。新た
な入力のない限り、表示手段４は表示を保持する。

この実施例では、４個の液位検出手段を車両状態検知手
段として用いたが、複数てあれば４個に限らず同様の効
果を有する。また、４個の液位検出手段からの信号を平
均し燃料の残量を演等しているが、４＠の液位検出手段
の内の１つからの信号を演算して表示することもできる
。

第３図は、液位検出手段の代りに重量感知センサを用い
た実施例の燃料タンクへのセンサの取付は状態を示す。

重量感知センサとしてのロードセル’１１．１２．１３
．１４は、燃料タンク１７の底部に配設され、車体１６
に燃料タンク１７を吊架する吊枠１８と燃料タンク１７
とに挟持され、夫々はぼ均等に燃料タンク１７の荷重を
支えている。１つは車体１６と燃料タンク１７とに挟持
された緩衝部材である。この場合、運算手段はロードセ
ル１１，１２，１３゜１４夫々が検出した重量を加算し
、燃料タンク１７の重量を減算して燃料２０の重量から
燃料２０の容示すなわち燃料の残量を算出する。

重量感知センサを用いると、燃料の残量を重量から検出
するので、特に燃料タンクの形状が複雑、すなわち燃料
タンクの水平断面の形状、寸法が一様でない場合にも、
燃料の残量を正確に検出できる効果がある。

重量感知センサとしては、実施例で用いたロードセルの
外、圧電式センサ等の各種圧力センサを用いることがで
きる。

（発明の効果］ 本光明による車両用燃料残量計は、車９両の燃料タンク
内の燃料の液位を検出する液位検出手段の電気的特性の
変化を変換して燃料の残量を表示手段に表示する車両用
燃料残量計であって、車両の姿勢および加速状態を検知
する車両状態検知手段と、該車両状態検知手段の出力が
予め設定した値の範囲内にある時のみ該表示手段の表示
を更新する制御手段とを備えているから、車両の状態、
すなわち車両の姿勢および加速の状況が燃料の残量の測
定に適している場合のみの液位が検出され、正確な燃料
の残量を表示することができる。

また、残量の測定に適している車両状態を予め設定する
ので、設定する値によって、表示する残量の精度の設定
が容易にできる。

車両状態検知手段が、傾斜センナおよび加速度センサで
ある場合には、別の目的で車両に装備しである場合もあ
るので、特にコストを上げることなく本発明の車両用燃
料残量計を装備することができる。

車両状態検知手段が、液位検出手段の複数である場合に
は、液面の状態を直接検出しているので、残量の測定精
度が飛躍的に高い。

液位検出手段の代りに重量感知センサを用いた場合には
、燃料の残量を重量から検出するので、特に燃料タンク
の形状が複雑、すなわち燃料タンクの水平断面の形状、
寸法が一様でない場合にも、燃料の残量を正確に検出で
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例を示すブロック線図、第２
図は本発明の第２実施例を示すブロック線図、第３図は
重量感知はンサの取付は状態を示す部分断面図である。 １、１ａ、ｉｂ、’ｊｃ、ｉｄＧよ液位検出手段、４は
表示手段、５．５′は制御手段、６は傾斜センサ、７は
加速度センサ、１１．１２．１３゜１４は重量感知セン
サである。 特　許　出　願人　ジエコー株式会社 １、１ａ、１ｂ、１ｃ、１ｄ：液位検出子［２４：表示
手段 ５．５−：制御手段 ６　：傾斜センサ ７　：加速度はンリ １１．１２．１３．１４：Ｉ聞感知レンリ第２図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）車両の燃料タンク内の燃料の液位を検出する液位
   検出手段の電気的特性の変化を変換して燃料の残量を表
   示手段に表示する車両用燃料残量計において、 車両の姿勢および加速状態を検知する車両状態検知手段
   と、 該車両状態検知手段の出力が予め設定した値の範囲内に
   ある時のみ該表示手段の表示を更新する制御手段と を備えたことを特徴とする車両用燃料残量計。
2. （２）前記車両状態検知手段が、傾斜センサおよび加速
   度センサであることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の車両用燃料残量計。
3. （３）複数の前記液位検出手段が、前記車両状態検知手
   段を兼ねることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の車両用燃料残量計。
4. （４）前記液位検出手段の代りに重量感知センサを用い
   たことを特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第３項
   のいずれかに記載の車両用燃料残量計。