JPS6354571A - 物品の冷凍処理等の連続処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は食品等の多数の物品を順次連続して冷凍させる
ような処理を好適に行うことができる連続処理装置に関
する。

（従来の技術） 従来、肉や野菜等の物品の冷凍処理等を行う手段として
は、例えば第８図の如く多数の物品２０・・・を籠３０
内に収容させた状態で、０°Ｃ〜マイナス７０°Ｃ程度
の処理液２　（不凍液）中に浸漬させることにより、前
記各物品２０・・・を冷凍させるような手段が存在する
。

また、この手段に於いては、その冷凍させる物品が食品
等の場合には、該物品を裸のままで直接処理液中に浸漬
させれば支障が生じる場合が多々あり、よって従来に於
いてはこのような場合には同図の如く物品２０をフィル
ム３１で包装せしめた状態で、処理液２中に浸漬せしめ
ていたのである。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、前記従来の物品を包装させた状態で処理
液中に浸漬させる手段に於いては、物品の包装作業を本
来の浸漬作業とは別個に行わねばならないために、その
包装作業が非常に煩雑となる難点を有していた。

しかも、前記従来に於いては、物品の種類や用途によっ
ては該物品の冷凍処理後に於いて包装状態を開封して裸
の状態にせねばならない場合も生じるために、この場合
にはその開封作業を手作業にて行わねばならないことと
なって、該作業が包装作業以上に煩雑なものとなり、こ
れら一連の作業性が非常に悪いという大なる問題点を存
していたのである。

また、前記従来に於いては、複数の物品を籠３０に収容
させた状態で処理液２中に浸漬させる手段なるために、
その作業は不連続な間歇作業となって、多数の物品を処
理する場合にはその能率が特に悪くなり、大量物品の冷
凍処理を行う場合の作業性に係る問題点をも有していた
のである。

本発明は上記の如き従来の問題点に鑑みて発明されたも
ので、その目的とするとごろは、その処理を冷凍処理に
限ることなく、その他の冷却や加熱等の処理作業をも対
象として、これらの処理作業を行う場合に物品を直接処
理液に浸して処理できないような場合であっても、何ら
従来の如く煩りｆｔな包装作業を行わせることなく物品
を裸のままの状態で何ら該物品に支障が生じることなく
処理ならしめ、しかも該物品を能率良く且つ迅速に連続
的に処理させる点にある。

（問題点を解決するための手段） 本発明は物品を処理層の処理液から隔離・遮断させた状
態で連続移送させる手段を開発することにより、」二記
従来の問題点を解決せんとして構成されたものである。

すなわち、本発明の構成の要旨は、処理を行う物品２０
を載置移送させるための循環移動体４を有する物品移送
用コンベア３を設けて、前記物品２０が処理槽１内を通
過すべく該コンヘア３の循環移動体４の軌道を処理槽１
内に通過させると共に、１ｊ１１記物品移送用コンヘア
３の上方には、物品２０が処理槽１内を移送される際に
該物品２０を処理槽１内の処理液から隔離させるべく物
品移送用コンベア３の循環移動体４の上面側に接合する
循環移動体１１を有する補助コンベア１０を、前記物品
移送用コンベア３と対向させて設けてなる点にある。

（作用） 従って、上記構成を特徴とする処理装置に於いては、処
理を行う多数の物品２０を物品移送用コンベア３にて順
次処理槽１内に移送させて、所定の処理を連続して行う
ことができることとなるが、前記各物品２０が処理槽］
内に搬入された際には、該物品移送用コンベア３の循環
移動体４の上面側に他方の補助コンベア１０の循環移動
体１１が接合し、これによって各物品２０が両循環移動
体４．１１内に封入された状態となって処理槽１内の処
理液から隔離されるために、各物品２０は何ら直接処理
液に触れるようなことがなく、連続して所定の処理作業
が施されることとなるのである。

（実施例） 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図に於いて、１は上面開口の箱形状の処理ｉ１５を
示し、該処理槽１内には例えばライナスフ０℃程度の処
理液２の一例としての不凍液が収容されている。

３は所定幅のベルト４（循環移動体）を駆動ローラ５及
び多数の従動ローラ５ａ、　５ｂ・・・にてガイドさせ
て循環駆動可能にしてなる物品移送用コンヘアを示し、
該物品移送用コンベア３はそのヘルド４の軌道が前記処
理槽１の前方及び後方に水平部６．７を夫々形成し、且
つ該水平部６．７の間には処理槽１の不凍液２中を通過
する水平移動部８をＩｔＪｉ斜部８ａ、８ｂに連なった
状態で形成している。

尚、前記ベルｌ−４の全周には第２図に示す如（その両
側縁に、後述する雌型チャックと対をなして所謂密封チ
ャックを構成する凸状の雄型チャック９．９が突設され
ており、その先端部は僅かに膨出肥大した形状を有する
ものである。

１０は前記物品移送用コン・＼ア３のヘルド４と略同’
Ｉ’ｔ＋ｉのベルＩ−ｌ−１１（還移動体）を駆動ロー
ラ１２及び複数の従動ローラ１２ａ、１．２ｂ・・・に
てガイドさせて前記物品移送用コンベア３の上方位置で
循環駆動させてなる補助コンベアを示し、該補助コンベ
ア１０はそのベルト１１の一部軌道が、前記物品移送用
コンベア３の傾斜部８ａ、８ｂ並びに水平移動部８と僅
かな間隔を隅でた対向状態で処理槽１内を通過するよう
に設定されている。また、前記ベルト１１の全周には第
３図に示す如くその両側縁に、前記一方の物品移送用コ
ンベア３側のベルト４の雄型チャック９．９と対をなし
て該雄型チャック９．９を密接嵌入可能な凹部１３を有
する雌型チャック１４．１４が突設されており、該凹部
１３の奥部は雄型チャック９の先端部と咬合可能な形状
に形成されている。

１５．１５は前記両コンベア３．１０の各ベルト４．１
１が相互に接近又は離反する位置に両ベルト４．１１間
の空間部に連通して設けられたダクトを夫々示し、該ダ
クト１５．１５には真空ポンプ１６．１６が夫々接続し
て設けられている。１７．１７は従動ローラ５ｅに対向
して設けられた押圧ローラを示し、該押圧ローラ１７．
１７は両コンヘア３．１ｏのベルト４、Ｈの両側縁部を
押圧するためのものである。１８．１８は各コンベア３
．１０の後部側に設けられて各ベルト４．１１の両側縁
に圧縮エアを吹付けるためのエアノズルを示し、１９は
前記物品移送用コンベア３の後段側に接続して設けられ
た排出コンベアを示す。

本実施例は以上の構成からなり、次にその使用法並びに
作用について説明する。

先ず、例えば食品等の物品２ｏを物品移送用コンベア３
の水平部６上に順次供給載置せしめて前方に移送させる
のであるが、該物品２ｏが前方に移送されてその傾斜部
８ａに差し掛かれば、該物品２ｏは他方の補助コンヘア
１０の傾斜下降するヘル（・１１にて挟装され、よって
前記物品２０が物品移送用コンヘア３の傾斜部８ａの位
置で不当にスライド落下するようなことが好適に防出さ
れることとなる。

また、前記両コンベア３．１０のベルト４．１１カ相互
に対面して接近する際には、第４図に示す如く各ヘルｌ
−４，１１の両側縁部がローラ５ｅ、１７．１７にて強
制的に押圧されるために、各ベルトの雄型チャック９．
９と雌型チャック１４．１４は夫々確実に嵌合して咬合
する。

従って、第５図の如く物品２０が処理槽１内の処理液２
中に移送されれば、処理液２は両ベルト４．１１間に形
成された空間部２１内に何ら侵入するようなことがなく
、物品２０は処理液２に直接触れることなく冷凍処理さ
れるのである。従って、該物品２０が処理液２に直接触
れることによって支障が生しるようなものの場合でも適
正な冷凍処理が行えるのである。

尚、その際真空ポンプ１６．１６の運転により、前記両
ベルト４．１１間のチューブ状に形成された空間部２１
内を真空雰囲気又は真空雰囲気に近い状態に設定すれば
、前記処理液２による物品２０の冷却効率が非常に優れ
たものとなり、短時間で確実な冷凍処理が行えることと
なる。

更に、上記の如くして冷凍処理された物品２０は傾斜部
８ｂ及び水平部７を介して処理槽１の外部に排出され、
その後排出コンベア１９にて次工程に搬送されるのであ
るが、両コンベア３、ｌｏの各ヘルド４．１１は処理槽
１内の処理液２を脱した後に相互に諦反するのである。

更に、その後前記の如くして処理槽］内を通過した各ベ
ルト４．１１の両側縁部にはエアノズル１８、Ｉ８から
圧縮エアが杖付けられることによって、雄型及び雌型チ
ャック９．１４に付着した処理液を好適に除去でき、こ
れによって前記ヂャック９．１４の適切な反復使用を可
能ならしめるのである。

尚、」１記実施例に於いては、物品の冷凍処理を一例と
して説明してなるが、本発明に係る処理作業は決してこ
れに限定されるものではなく、例えば処理液２の温度や
物品の処理槽１内を通過する時間を種々変更する等によ
って、前記の冷凍処理以外に、冷却、加熱処理等も自在
に選択して行えるものであり、処理作業の具体的な種類
を問うものではない。

また、上記実施例に於いては、物品移送用コンヘア３及
び補助コンベア１０をヘルドコンヘアとして形成して、
各ベルト４．１１の両側縁部に相互に密着嵌合して咬合
可能な一対の密封チャック９．１４を設けてなるために
、該ベルト４．１１間のシール効果を極めて確実且つ良
好なものにできる利点が得られるが、本発明に係る各コ
ンベアの具体的な種類や循環移動体の構成は決してこれ
に限定されるものではない。

すなわち、本発明は例えば第６図の如く各コンベアの循
環移動体４．１１の両側縁部に相互に面当接する凸部２
２．２２ａを設けて、該凸部２２．２２ａの面当接によ
って再循環移動体４．１１間内を封鎖状態にしても何ら
構わない。また、その場合に同図二点鎖線の如く各凸部
２２．２２ａを押圧するローラ２３．２４を多数一連に
設ければ、そのシール性を良好に保持できる効果がある
。

更に、第７図（イ）、（ロ）の如く循環移動体４．１１
の双方又は一方を駆動チェーン２５等にビン２６・・・
で支持させて循環移動する所謂ハケソトやバレットタイ
プのものとして、両者４．１１が相互に接合した際にそ
の両者間が密封化されるようなものとしても当然に本発
明の目的は達成できるのである。

要は物品移送用コンヘア３にて物品２０が処理槽１内を
移送される際に、該物品２０を処理槽１内の処理液から
隔離させるべく物品移送用コンベア３及び補助コンベア
１０の各循環移動体４．１１が相互に接合可能な構成に
あればよいのである。

その他、本発明は各部の具体的な構成は全て本発明の意
図する範囲内で設計変更自在であり、言う迄もなく処理
槽１の具体的な構成や物品２０の種類等は問うものでは
ない。

（発明の効果） 斜上のように、本発明は物品を物品移送用コンベアによ
って処理槽内を通過させて移送可能にしてなると共に、
物品が前記処理槽内を移送される際には別途設けた補助
コンヘアの循環移動体が前記物品移送用コンベアの循環
移動体の上面側に接合して、前記物品が処理槽内の処理
液から隔離されるように構成してなるために、処理液に
直接浸漬できない物品を処理対象とする場合に、何ら従
来の如く該物品の包装作業や該包装の開封作業を行うよ
うな煩雑な手間を要さず、裸の物品を単に物品移送用コ
ンベア上に載置させて移送させるだけの作業で処理液に
触れさせることなく所定の処理が行えることとなって、
その一連の作業が非常に簡易且つ迅速に能率良く行え、
その処理作業に係るコストを従来に比して大幅に低減化
できるという格別な効果を得るに至った。

しかも、本発明は物品移送用コンベアによって多数の物
品を順次連続して処理槽に移送せしめて所定の処理作業
が行えるために、従来の物品を籠等に収容させた状態で
処理液中に浸漬させていた間歇的な手段に比して一層そ
の作業能率が良好となる効果を有するに至った。

従って、本発明は大量の物品の処理を行う場合に極めて
実用的で且つ有用なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明に係る処理装置の一実施例を
示し、第１図は全体の要部概略正面断面図、第２図は第
１図のＡ−Ａ線拡大断面図、第３図は第１図のＢ−Ｂ線
拡大断面図、第４図は第１図のＣ−Ｃ線拡大断面図。 第５図は物品の処理作業状態を示す第１図のＤ−１）線
拡大断面図。 第６図及び第７回は物品移送用コンベア及び補助コンベ
アの他実施例を示し、第６図は要部断面図、第７図（イ
）、（ロ）は要部概略断面図。 第８図は従来例を示す概略断面図。 １・・・処理槽　　　　　　　２・・・処理液３・・・
物品移送用コンベア　４・・・循環移動体１０・・・補
助コンベア　　　　１１・・・循環移動体２０・・・物
品

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　物品２０の処理を行うための処理槽１と、該処理槽
   １内に物品２０を通過させるべく該物品２０を載置移送
   させるための循環移動体４の軌道が前記処理槽１内を通
   過してなる物品移送用コンベア３と、該物品移送用コン
   ベア３にて物品２０が処理槽１内を移送される際に該物
   品２０を処理槽１内の処理液から隔離させるべく物品移
   送用コンベア３の循環移動体４の上面側に接合する循環
   移動体１１を前記物品移送用コンベア３の上方に対向さ
   せて循環移動自在にしてなる補助コンベア１０とからな
   ることを特徴とする物品の冷凍処理等の連続処理装置。 ２　前記循環移動体４、１１が、ベルト状で且つその各
   両側縁部に一対の相互に密着嵌合可能な雄型チャック９
   、９と雌型チャック１４、１４とを夫々具備してなる特
   許請求の範囲第１項記載の物品の冷凍処理等の連続処理
   装置。