JPS6353885A - 電磁ジヤ−ポツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電磁誘導加熱装置に載置して使用する様にな
された電磁ジャーポットに関する。

〔発明の概要〕

本発明は、電磁誘導加熱装置に載置して使用する様にな
された電磁ジャーポットであって、電磁誘導加熱装置よ
りの電磁誘導により起電力が誘起される誘導コイルと、
この誘導コイルに接、続されたヒータとを有する電磁ジ
ャーポットにおいて、誘導コイルとヒータとの間に過電
流保護用サーキットブレーカを挿入したことにより、過
電流発生時に過電流保護用サーキットブレーカをオフ状
態にし、ヒータ等の電気部品を過電流による加熱、破損
から保護することができる様にしたものである。

〔従来の技術〕

先に、本出願人は、電磁ジャーポット、即ち電磁誘導加
熱装置（以下、電磁調理器という）に載置して使用し得
る様に成したジャーボ・７トとして第７図に示すものを
提案した（特願昭６１−１９５１０号）。

この第７図において（１）はプラスチックよりなる外設
けると共に注水口に蓋（４）を設ける様にする。また本
例においては、中容器（３）の外周面下部にバンドヒー
タ、即ちバンド状の絶縁部材中にニクロム線が配されて
なるヒータ（５）を巻き付は固定し、また中容器（３）
の底面外側に感温スイッチである例えば９０℃以上でオ
フ状態になるサーモスタット（６）を配し、また外装（
１）の底面内側に渦巻き状に巻装さく６）を介してハン
ドヒータ（５）の一方の端子に接続すると共に、この誘
導コイル（７）の他方の端子をハンドヒータ（５）の他
方の端子に接続し、誘導コイル（７）、サーモスタット
（６）及びバンドヒータ（５）からなる加熱用電気回路
（８）を構成し、第７図に示す様な従来一般に市販され
ている電ｒａ、調理器（９）を使用し得る様に成してい
る。

即ち、一般に市販されている電磁調理器（９）は、高周
波電流発生回路を内蔵し、この高周波電流発生回路より
の高周波電流をトッププレート（１１）下に配されたワ
ークコイル（１２）に供給し、トッププレーｈ（１１）
上に載置される磁性体よりなる鍋にうず電流を生じさせ
、このうず電流によって鍋を加熱することができる様に
されているが、斯る電磁調理器（９）に本例の様に構成
された電磁ジャーポットを載置する場合もワークコイル
（１２）に負荷が加わることになるので、このワークコ
イル（１２）に高周波電流が供給され、このワークコイ
ル（１２）は本例の電磁ジャーポットの誘導コイル（７
）に対し高周波磁界を供給するところとなる。この場合
、この誘導コイル（７）においてはこの高周波磁界によ
る電磁誘導作用により起電力が誘起されるが、本例にお
いては、この様に誘導コイル（７）に起電力が生じたと
きは、この起電力に基づく電流がバンドヒータ（５）に
供給される様に加熱用電気回路（８）が構成されている
ので、中容器（３）内の水（１０）を加熱することがで
きる。

この様に本例の電磁ジャーポットは全く電源コードを必
要とせず、電磁調理器（９）上に載置するのみで自動的
に中容器（３）内の水（１０）を加熱することができる
し、また丸洗いをすることもできるという利益がある。

但し、本例の電磁ジャーポットは８００Ｗを出力し得る
電磁調理器を使用するのを好適とされ、この場合例えば
５００Ｗの出力を得、３Ａの電流をバンドヒータ（５）
に供給し得る様になされている。従って、本例の電磁ジ
ャーポ・７トを使用する場合、電磁調理器の出力を８０
０ｗ以下として使用する必要がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ここに、一般に市販されている第７図に示す様な電磁調
理器（９）はその最大出力を例えば１２００Ｗとし、こ
の最大出力のほかに切換スイッチによる切換によってこ
れより低い出力である例えば８００Ｗ、４００Ｗを出力
し得る様になされているみ従って、本例の電磁ジャーポ
ットを使用する場合には、この電磁調理器（９）の出力
を８００Ｗ又は４００Ｗに切換えて使用する必要があり
、誤って最大出力１２００Ｗを出力しうる状態で使用す
る場合には、誘導コイル（７）に定格電力以上の起電力
が生じ、誘導コイル（７）、サーモスタット（６）及び
バンドヒータ（５）よりなる加熱用回路（８）に定格電
流を越える電流、即ち過電流が流れてしまう。この場合
、サーモスタンド（６）がオフ状態となれば、加熱用電
気回路（８）は開回路となり、以後過電流は流れない様
になるが、本例の電磁ジャーポットにおいては、サーモ
スタット（６）がオフ状態となる前にバンドヒータ（５
）等の加熱用電気回路部品が過熱により破損してしまう
場合があるという不都合があった。

本発明は、斯る点に鑑み、ヒータ等の加熱用電気回艶部
品を過電流による過熱、破損から保護することができる
様にした電磁ジャーポットを提供することを目的とする
。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明電磁ジャーポア）は、例えば第１図〜第６図に示
す様に、電磁誘導過熱装置（９）よりの電磁誘導により
起電力が誘起される誘導コイル（７）と、この誘導コイ
ル（７）に接続されたヒータ（５）とを有する電磁ジャ
ーボ・ノドにおいて、誘導コイル（７）とヒータ（５）
との間に過電流保護用サーキットブレーカ（１３）を挿
入したものである。

〔作用〕

斯る本発明に依れば、誘導コイル（７）とヒータ（５）
との間に過電流保護用サーキットブレーカ（１３）が設
けられているので、電磁調理器（９）から定格出力以上
の出力が供給され過電流が発生してしまった場合であっ
ても、過電流保護用サーキ・ノドブレーカ（１３）がオ
フ状態となり、以後、ヒータ（５）等に過電流が流れる
ことがない様にすることができる。

〔実施例〕

以下、第１図〜第６図を参照して本発明電磁ジャーポッ
トの一実施例につき説明しよう。この第１図〜第６図に
おいて第７図及び第８図に対応する部分には同一符号を
付し、その詳細説明は省略する。

本例においては、第１図に示す様に誘導コイル（７）の
一方の端子を温度ヒユーズ（１４）及びサーモスタット
（６）を介してバンドヒータ（５）の一方の端子に接続
すると共に誘導コイル（７）の他方の端子をサーキット
ブレーカ（１３）を介してバンドヒータ（５）の他方の
端子に接続し、誘導コイル（７）、温度ヒユーズ（１４
）　、サーモスタット（６）、バンドヒータ（５）及び
サーキットブレーカ（１３）よりなる過熱用電気回路（
１５）を構成し、誘導コイル（７）に誘起される起電力
に基づく電流をバンドヒータ（５）に供給することがで
きる様にする。この場合、このサーキットブレーカ（１
３）としては電磁調理器（９）を例えのサーキットブレ
ーカ（１３）を誘導コイル（７）を外装底面に固定する
ためのプラスチック部材（１６）の上面外周端側に配す
る様にする。この場合、復帰ボタン（１３４）　、即ち
、過電流によりオフ状態となったサーキットブレーカ（
１３）を再びオン状態に復帰するためのボタンが外装面
側に向く様にサーキットブレーカ（１３）を配する様に
すると共に、この復帰ボタン（１３Ａ　”）に対向する
外装面に小孔（１７）を設け、この小孔（１７）を通し
て、細い捧、例えば楊枝等により復帰ボタン（１３Ａ　
）を押圧してオフ状態となったサーキットブレーカ（１
３）をオン状態に復帰することができる様にする。

また本例においては、第２図、第３図及び第５図に示す
様に中容器（３）の底面外側に端子台取付用金具（１８
）をその両端（１８Ａ　）　　（１８Ｂ　）を夫々スポ
ット溶接することによって固定し、この端子台取付用金
具（１８）に端子台（１９）を取り付けると共に、この
端子台取付用金具（１８）と中容器（３）の底面との間
に上述の温度ヒユーズ（１４）を配する様にする。この
場合、端子台取付用金具（１８）と中容器（３）の底面
とでこの温度ヒユーズ（１４）を挟持固定する様にする
。尚、この温度ヒユーズ（１４）は１２９°Ｃで溶断す
るものを使用する。

また、第５図に示す様に中容器（３）の底面にサーモス
タット取付用金具（２０）をその両ａ　（２ＯＡ　）（
２０Ｂ　）を夫々スポット溶接することによって固定し
、このサーモスタット取付用金具（２０）にサーモスタ
ット（６）を取り付ける様にする。この場合、サーモス
タット（６）は、中容器（３）内部の水の温度が９８℃
に達したときオフ状態となり、その後、温度が下降して
９３℃となったとき再びオン状態となる様なものを使用
する。

また本例においては、蓋（４）は水の注入口となる外装
部分に螺合し得るものとし、この場合、このＭ（４）は
鍔部（２１Ａ　）を有する円筒体（２１）と軸溝（２２
Ａ　）を有する円筒体（２２）とをネジ（２３）で締め
付は固定することによって構成する。この場合、この蓋
（４）の内部には断熱材として発泡スチロール（２４）
を配する様にする。

また本例においては、第２図に示す様にこの五（４）に
圧力栓機構（２５）を設け、過熱時、中容器（３）内部
の圧力が所定値以上に上昇したときは、この中容器（３
）の内部の圧力を凄き、内部圧力が所定値以上にならな
い様にする。この場合、この圧力、栓機構（２５）は、
蓋（４）の上面と下面との間に中容器（３）内の圧力を
抜くための通路（２６）を設け、この通路（２６）の途
中に上部内径を一定とし、下部内径は下方に向かって徐
々に狭くなる様な管（２７）を配し、この管（２７）の
内径部にその上部外径をこの管（２７）の上部内径より
も稍小さくするも、その全体形状をこの管（２７）の内
径部形状と略同−形状とする金属製のおもりからなる圧
力栓（２８）を配する様にして構成する。この様に圧力
栓機構（２５）を構成した場合、中容器（３）の内部の
圧力が所定値以上に上昇したときは、おもり　（２８）
が上方に押し上げられるので、この場合に、おもり（２
８）と管（２７）との間に生ずる間隙を通して中容器（
３）の内部の圧力を抜き、内部圧力が所定値以上になら
ない様にすることができる。

また本例においては、第３図に示す様に水位表示装置（
２９）を設ける様にする。この場合、この水位表示装置
（２９）は、外装（１）の内壁に沿って上下方向に透明
なプラスチックよりなる水位表示管（３０）を配し、こ
の水位表示管（３０）の上部及び下部を夫々接続管（３
１）及び（３２）を介して中容器（３）の上面及び下面
に接続すると共に、この水位表示管り３０）に対向する
外装（１）部分に透明なプラスチック部材よりなる窓（
３３）を設けることによって構成する。この様にする場
合には、中容器（３）に水を注水した場合、中容器（３
）内の水面の高さと水位表示管（３０）の水面の高さと
が一致するので水位表示管（３０）の水面の高さから中
容器（３）内の水量を知ることができる。

また本例においては、中容器（３）の内部に満水位置表
示器（３４）を設ける様にする。この場合、この満水位
置表示器（３４）はステンレス製の針金を用意し、第６
図に示す様にこの針金の中央部で輪（３５）を構成する
様にすると共にその両端部（３６）（３７）を略逆り字
形となる様に折曲し、その先端部（３８）　　（３９）
を中容器（３）の内部上壁部にスポット溶接することに
よって構成する。この場合、この輪（３コ）の位置が許
容される満水位置を示す様にすると共にこの輪（３５）
の部分が注水口から確認できる様に固定する。この様に
満水位置表示器（３４）を設ける場合には、容易且つ確
実に許容される満水位置まで注水することができる。従
って、許容される満水位置以上に水を注水することがな
い様にすることができるので、加熱時に沸騰した湯が圧
力栓機構（２５）を通して溢れない様にし、やけど等不
用の事態を生じない様にすることができる。

また本例においては、ハンドル部（４０）の下方内部に
軸方向にＮ極とＳ極が着磁された円柱状磁石（４１）を
その軸方向が上下方向になる様に配する。この磁石（４
１）は後述する電磁凋ｌＴｌ１’器（９）のアラーム発
生器をオンオフ制御するり一ドスイッチをオンオフ制御
するためのものである。

その他については第７図従来例と同様に構成する。

上述の様に構成された本例の電磁ジャーポットを電磁調
理器（９）のトッププレー）（１１）上に載置するとき
は、電磁調理器（９）のワークコイル（１２）から供給
される高周波磁界による電磁誘導作用により起電力を生
じ、この起電力による電流がバンドヒータ（５）に供給
されるので、中容器（３）内の水を加熱することができ
る。

この場合、本例においては、中容器（３）内の水の温度
が９８°Ｃになるとオフ状態となるサーモスフ・７ト６
）が設けられているので、中容器（３）内の水が９８℃
まで加熱されると、サーモスタソｈ　ｆ６１はオフ状態
となり、加熱用電気回路（１５）は開回路となる。

このためワークコイル（１２）は無負荷状態となり、ワ
ークコイル（１２）への高周波電流の供給がストップさ
れるので、バンドヒータ（５）には電流が供給されなく
なり、中容器（３）内の水（１０）の温度は徐々に下降
し始める。ここにこのサーモスタット（６）は中容器（
３）内の水（１０）の温度Ｉ゛９３℃まで下降すると、
再びオン状態となる様になされているので、この様な状
態となると加熱用電気回路（１５）は再び閉回路となり
、ワークコイル（１２）は有負荷状態となるので、ワー
クコイル（１２）への高周波電流の供給が再び開始され
、バンドヒータ（５）に再び電流が供給される。以後、
斯る状態が繰り返される。従って、本例の電磁ジャーポ
ットにおいては中容器（３）内の水（１０）は９８℃に
加熱され、以後は９３℃〜９８℃の間に保温されるとこ
ろとなる。

また本例の電磁ジャーポットにおいては、例えば８００
Ｗを出力する電磁調理器に載置して使用されることが好
適とされているが、例えば１２００Ｗを出力し得る電磁
調理器に載置され、この１２００Ｗの出力が調整されな
いまま使用されて加熱用電気回路（１５）に過電流が流
れた場合であっても、サーキットブレーカ（１３）が直
ちにオフ状態となり、以後、過電流が流れｃＪい様にさ
れる。

また、この様にサーキットブレーカ（１３）がオフ状態
となった場合は、外装（１）の下部に設けられている小
孔（１７）を通して細い棒、例えば楊枝等でサーキット
ブレーカ（１３）の復帰ボタン（１３Ａ）を押圧し、簡
単にサーキットブレーカ（１３）をオン状態に復帰させ
ることができる。従って以後、電磁調理器（９）の出力
を調整し、例えば８００Ｗにすることで、この電ｒａ調
理器（９）の使用を続行することが可能となる。

また本例においては、中容器（３）内に水（１０）を入
れず、空炊き状態にした様な場合、サーモスタンド（６
）がオフ状態となり、バンドヒータ（５）に電流が供給
されない様になされるが、仮りにこのサーモスタット（
６）が故障したとしても本例においては温度ヒユーズ（
１４）が設けられているので、空炊き時、この温度ヒユ
ーズ（１４）が溶断されることによって、バンドヒータ
（５）への電流が遮断され、空炊き状態は回避され、空
炊きによる火災等の発生を阻止することができる。

また一般に電磁調理器においては、電＠ｉ股人時におい
てワークコイル（１２）が無負荷状態となったときはア
ラーム信号をアラーム発生器に供給し、アラーム音を発
生させることができる様にされているが、本例において
はリードスイッチを介してアラーム信号をアラーム発生
器に供給する様になす。この場合、このリードスイッチ
は通常時はオン状態となる様になし、本例の電磁ジャー
ポットを磁石（４１）がこのリードスイッチ上に配され
る様に載置するときは、オフ状態となる様にする。

この様にした場合、電磁ジャーポットを磁石（４１）が
リードスイッチ上に配されない様に載置する場合は、無
負荷時にアラーム音を発生させる様にすることができ、
また磁石（４１）がリードスイッチ上に配される様にす
るときは、保温時においては耳障りなアラーム音を発生
させない様にすることができる。

上述した様に本実施例においては、加熱用電気回路（１
５）にサーキットブレーカ（１３）を配する様にし、定
格電力以上の電力を供給する電磁調理器例えば１２００
Ｗを出力する電磁調理器をその出力を調りせずに、例え
ば１２００Ｗで使用し過電流が発生した場合にサーキッ
トブレーカ（１３）をオフ状態にし加熱用電気回路（１
５）に過電流が流れない様になされているので、バンド
ヒータ（５１等）電気部品を過熱、破損から保護するこ
とができるという利益がある。

また、本発明は上述実施例に限らず、本発明の要旨を逸
脱することなく、その他種々の構成が取り得ることは勿
論である。

〔発明の効果〕

本発明に依れば、定格電力以上の電力を供給する電磁調
理器が使用されて過電流が発生した場合であっても、過
電流保護用サーキットブレーカによって加熱用電気回路
を遮断し、以後過電流が流れない様になされているので
、ヒータ等の電気部品を過電流による過熱、破損から保
護することができるという利益がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明電磁ジャーポットの一実施例の加熱用電
気回路を示す線図、第２図及び第３図は夫々本発明の一
実施例を示す正面中央縦断面図及び側面中央縦断面図、
第４図は本発明の一実施例の底面内側とサーキットブレ
ーカの位置を示す線図、第５図は本発明の一実施例の中
容器底面外側を示す線図、第６図は本発明の一実施例で
使用する満水位置表示器、第７図は電磁ジャーポットの
一例及び電磁調整器の一例を示す線図、第８図は第７図
例の電磁ジャーポットの加熱用電気回路である。 （１１は外装、（２）は断熱材、（３）は中容器、（４
）は蓋、（５）はバンドヒータ、（６）はサーモスタッ
ト、（７）は誘導コイル、（９）は電ｒｊＩ！を調理器
、（１０）ハ水、（１１）はトッププレート、（１２）
はワークコイル、（１３）はサーキットブレーカ、（１
４）は温度ヒユーズである。 亙 一実茄傅１の加熱ＦＡ＠気回路 第１図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電磁誘導加熱装置よりの電磁誘導により起電力が誘起さ
   れる誘導コイルと、該誘導コイルに接続されたヒータと
   を有する電磁ジャーポットにおいて、上記誘導コイルと
   上記ヒータとの間に過電流保護用サーキットブレーカを
   挿入したことを特徴とする電磁ジャーポット。